1998年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 31

あにこれの全ユーザーが1998年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月24日の時点で一番の1998年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

76.9 1 1998年夏(7月~9月)アニメランキング1位
シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain](TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (878)
3871人が棚に入れました
コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末「NAVI」(ナビ)が普及した現代、中学生の岩倉玲音は、死んだはずの四方田千砂からのメールを受け取る。その日以来、玲音は見えないはずのものを見るようになる。四方田千砂のメールの言葉に興味を持ち、大型の「NAVI」を手に入れるが、それ以来更に奇怪な事件に巻き込まれていく。物理世界(リアルワールド)と電脳世界(ワイヤード)、二つの世界・二人の玲音(lain)が混濁し錯綜する果てにあるものは? 「人は誰しも“繋がれて”いる」「私は遍在する」

Вистерия さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

どき、どき、どき、どき、

この作品を見ている間は脳がフル回転で、
飛び交っている情報を拾い集めて整理するだけで精一杯でした。
視聴後一段落ついて、もう一度、今度は情報が集まった状態で
考察しながら見たことでやっとひとつの解釈を得られました。
そのくらい難解なストーリーです。
他に類を見ない非常に高いメッセージ性と表現力は
情報化社会の始まりのこの年代に生み出されたものだとは思えないくらい先見性があり、
今この時代に見ることでまた違った解釈も生まれてくるものだと思います。

更に、
雑誌連載企画・アニメ作品・ゲーム作品が同時進行・相互関連して制作された作品なので
考察や解釈の幅がとても広いです。
ですからアニメの情報だけでは不十分かもしれませんが、
私が得た解釈を軽く書き綴ろうかと思います。


まず、作中には登場しませんがこの作品を理解する上で便利な言葉が
「ミーム」というものです。
このミームというのは、肉体的な情報を複製伝達する遺伝子と類推して考察される、
精神的な情報を複製伝達する摸伝子のことを指します。
つまり人間の情報や意識そのもののことです。

ミームは元々会話や行動によって少しづつ広まり
人間に文化というひとつのフィールドを形成させるに至ります。
しかしこのlainの世界や私たちのいる現代では、ワイヤード(ネット)という
人間が世界中どこにいても同時に情報としてのミームを共有できるシステムを作り上げました。
更にこのlainの世界ではシューマン共鳴の理論を取り入れ、
人間は無意識下につながっているという意識としてのミームの共有も可能にしました。
そこで、
これ以上進化ができないと言われていた人類が進化するためには
この仮想的にミームを共有することのできるネット世界と現実世界を統合し、
肉体という枷から解き放たなくては。と考えるものが現れます。

そのためにまずは、
今はただの意識や情報の集合体でしかない漠然としたミームというものをひとつの形にしてみよう、
とミームに実体を与えてみる実験をしました。
ここから実体化したミーム(=lain 玲音)に関する一連の実験(serial experiments)が始まり、
物語の動機になります。

そして物語の渦中、実体を与えられていたミーム(=lain)は自我を持ちます。
肉体という個を識別するものが与えられたからです。
しかし、人間の意識や情報の塊が自我をもってしまうことによって、
そのひとつの自我により人類全ての意識・情報が操作されてしまうことになるのです。

この危険性から実験は終了となり、lainはまた実体を持たない存在に還元されました。

総じてこの実験、物語は、
人類はただ意識や情報を共有するだけの生き物ではなく、
肉体という実体があるからこそ人間は個を識別することができ、
個という実体同士のつながりや触れ合いから生み出されるものこそ尊いんだ
というメッセージを伝えるものだと解釈考察しました。


大分ザックリした説明でしたが、大体こんな視点でこの作品を考察しています。
他にもきっとたくさんの解釈があるでしょう。
個人的にはエヴァンゲリオンを筆頭に語られる考察アニメの中でも
ぶっちぎりNO.1で難解+解釈の幅が広い+答えが見つからないアニメだと思います。
テッド・ネルソンのザナドゥ計画やヴァネヴァー・ブッシュのMemexなど
実際の情報工学や社会科学に基づいた根拠が散在しているので下調べも重要ですし…

アニメーションとしても98年当時のテクノロジーから見るととても実験的で
映像効果と音響も見事にマッチして不思議な
これまで体験したことのない世界にいざなってくれます。
しかし特徴的なうえに極端に暗い90'sサイケデリックな雰囲気なので中々、
近頃の流行りもののアニメが好きな人にはキツい作品かも知れません。
萌えもなければ笑える要素もひとつもありません。終始考察です。
なので好きな人は好きなアニメって感じですね。

長くなりましたが参考になれば幸いです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 40

たま。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

考えるアニメ

楽しい、面白い系のアニメではありません。
非常に見る人を選ぶアニメです。
問題はとっつきにくさとテレビアニメ史上トップクラスのストーリーの難解さです。
最終回を見終わった後もいろいろな解釈ができ、そういった意味でのエンターテイメント性は他に類を見ませんし、突出していますから、コアなファンを唸らせることができる作品だとは思います。

わたし個人の意見としては、好きなアニメの一つです。
当時ここまで考えている人がいるとは・・・。脱帽です。

興味がある方は是非一話だけ視聴してみてください。
耐えられたら最後まで見てください。気に入らないなら、見ないほうがいいです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

たくさんいる「私」

岩倉玲音の時代である。

ブゥーーン、ブゥーーーン、
幾度となく強調される送電線のノイズ音。
それは「つながり」のメタファー。

90年代末尾を飾る時代が生んだ傑作。
欝々しい展開にカルト的人気で名高い作品、
そこを乗り越えた先の大団円に感動を覚えます。
ここでの問題提起は「攻殻SAC」へと昇華され、
この偉大な「供儀」の物語は幕を閉じる。

絵柄は古く、演出は静かに進行する。
しかし前半に種を撒き、後半に回収する。
物語の基本に忠実な展開、構成だと思う。

主人公は中学生、岩倉玲音。
{netabare}現実世界と仮想世界の「2人の玲音」、
ある日、自殺した同級生からのメールが届く。
会話もない冷たい家庭の食卓、
自宅前に張り付く不気味な黒服たち。{/netabare}

神の不在、集合的無意識。
何かがおかしい!?何かが始まっている!!

難解でしょうか?いいえ。
我々の側が複雑にさせているのでしょう。
しっかり観ていれば、迷子にはならない。
{netabare}私なりの攻略指南を書かせて頂こう。
英利政美の思考を追え、これだけです。{/netabare}

世界は等しく病んでいる。

文化庁メディア芸術祭優秀賞作品。
ご堪能あれ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 74

76.7 2 1998年夏(7月~9月)アニメランキング2位
劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲(アニメ映画)

1998年7月18日
★★★★☆ 3.9 (494)
3332人が棚に入れました
幻のポケモン・ミュウのマツゲを元に、悪の組織により戦闘能力などを強化され人工的に作られたポケモン・ミュウツーは、人工的に造られたという不純な生立ちから自身の存在意義を見出せずに答えなき自問自答に苦しんでいた。やがてミュウツーは自分を造った組織を裏切ったことをきっかけに、ポケモンを統制するシステムへの反発や自分を利用するためだけに作り出した人間たちへの憎しみから人類に対する「逆襲」を企てる。
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

歩き続けてどこまで行くの?

ポケモン映画第一作目です。

どんなものでも一作目というのは少し特別です。
作品にもよりますが案外その方が後続の作品より粗削りではあるけれど伝わってくる魅力が強いからです。

ミュウの細胞からより強く作られた最強のポケモン「ミュウツー」。
しかし、彼は自分がいったい何者かわからない。
「生きる」ことに価値が見い出せず思考することを止めて、彼は自分を生み出した人間に逆襲を決め込んだ。
「これは戦争でも攻撃でもない。逆襲だ。」

作品はこどもにとってはえらく重々しく暗い雰囲気を帯びたプロローグから始まります。
この辺は改めて観てみると一度観た作品なのにまったく覚えのない話でした。
小さい頃にここの部分を観てもまったく印象にさえ残らないことが分かります。
その後からの流れは薄っすらと記憶していましたが、
やはり改めて観てみるとその場での言動や立場、行動など「役割」としての意味が物語を鮮やかにし、ひとつの筋が紡がれていきます。
本作の持つ物語の性質はなにも小さい子に限ったことではなく、あらゆる人間に対しなにかを訴えるだけの力を持ったものだと思います。

映像だって今のものに劣っていません。
ポケモンたちはよく動きますし、そこに躊躇いはなくできる限りのリアルが追及されています。
肉迫した戦いの息遣いはすぐそこで聞こえます。
OPのバトルはもちろん良いですし、EDはさらに良いです。個人的にとても好き。
曲といいアニメーションといい最高です。残念ながらアニメ映画のEDでこれを越えるものはいまだにありません。

何度観たって面白さを感じられる少ない作品のひとつです。



{netabare}

こども向けのアニメ映画でよく自己定義について触れました。
僕は高校生2年になるまで考えたこともなかったですw
まあでもあえてテーマを探るならばそれはそこにはなく、
ではどこにあったのかというと、僕は「本物」と「コピー」の戦いが非情にも無意味だということにあると思います。

俯瞰的状況としては
まず初めにミュウツーはトレーナーを呼び込みコピーと対決させて負かすことで
人がポケモンを育てることを否定し、また人につくポケモンも否定しました。
この後ミュウが出てきて「コピーなんかに本物は負けない」なんてアホな啖呵切って大混戦。
もうどちらも後には引けません。
だが、なかなか決着のつかないミュウ、ミュウツーを前に他のポケモン達はだんだんと力尽きていく。
そして最後ミュウとミュウツーの戦いを止めたのがサトシの自己犠牲でした。
なんだかナウシカみたいでした。彼女もまたその体現者ですから。
石化したとはいえ、現実的な死です。死のメタファー。
ポケモンですからさすがに人が死ぬ描写はできません。だからこういうかたちを通してそれを表現したのだと思います。
ここでやっとミュウツーも彼なりの答えを見つけることができ物語は良い方向に導かれ幕を閉じました。

サトシたちは初めから本物もコピーも同じポケモンだと主張していました。
けれどミュウツーにはミュウツーなりの意志がある。
彼は自分の存在と生に悪くも執着してしまったことによりさらに、そのときに多くの人間の悪に触れたために、
出口のない迷路に入り込んでしまい、自分に「逆襲者」という答えしか出せませんでした。
人と人に寄り添うポケモンの全てを否定し、コピーという名の十字架を背負い強く生まれてきた我々こそが本当の存在であると。
だからミュウツーに従うコピー達も戦いました。
傷つき、疲れ果てようが、戦って勝つことでしか報われないから。
一番印象に残っているのはやはりピカチュウです。
泣きながらもビンタを続けるピカチュウ。傷つけることは嫌だとしてもこっちだってやめられない。
にっちもさっちもいかずにはたき続けるピカチュウと黙って受け続けるピカチュウ。観ていてやりきれません。

だってこの戦いはどこまでいっても「戦い」そのものでしかないのです。行き着く先なんてありません。
答えはすでにでています。彼らが今存在していること、そのままが答えなのですから。
それぞれが生きている一匹のポケモンであること。
ミュウツーたちコピーが本物に準じるものではないことに正しく意識を向けることが彼にはできなかった。
サトシのメタフォリカルな死がなければミュウツーはこれに気付くことはできず誰も救われなかったでしょう。

ここをこの映画が映像として表現したのだと僕は思います。
まあそんなものは得てしてあるはわけではありませんが。

最後の締め方はどうだったでしょうか。
「このことはなかった方がいいだろう」とミュウツーは反省しました。
いや反省というより、自分を認めることができたというべきか。
立つ鳥跡を濁さずといったスッキリとした終わり方。これは後々公開されたポケモン映画の大半がそうです。
本編の方に支障がでないようにしているのでしょうか。 少し作為的な臭いもしますw
しかし、やはり意味のある発言であったと認めることの方が意義があったと言えるでしょう。
この台詞は受け取り方によっては深みがありました。
自分がきっかけで起こってしまった今回の一連の出来事。「なかった方がいい」なんて簡単に言えるはずがない。
彼はこうは言いながらも裏ではこのことに関して、自分がすべての罪を背負うことの決意としてみることもできました。
死人が誰かの中で生き続けるように、経験に基づいた記憶は個人の中で反芻されていく。
文字通り何度も思い出すことでそこから大事な栄養得ている。
風化することのないそれは鮮やかなままひとりの人間の宝物として心の奥底でいつまでも火を灯し続ける。
今回の出来事をそれらと同じように人々の記憶に残せばそれは傷であり、苦しめるほか使い道のない記憶なのです。
けれどもひとりの人間の「死」を通してやっと知り得た教訓は決して忘れてはいけないもの。
だったらぜんぶまとめて私が背負おう。そういったミュウツーの決心がここで見られたと思います。

一番印象に残ったのはミュウツーにかけたサトシの最後の一言 「みんなどこに行くの?」
これ聞いた瞬間身震いしました。なんでだろう。
サトシなら「どこ行くんだよー!」とかなのにらしくないほどに優しく訊いていました。
すごく象徴的とも思える一言でした。(『われわれはどこから来たのか。われわれは何者なのか。われわれはどこへいくのか』)


読んで下さった方ありがとうございました。
あ、書き忘れてたけどボイジャーさんかっこよかったです!
「海を知りたきゃ波止場のかもめに訊いてみな。」って声も良いし、台詞もかっこよすぎる!w
この人すごく好きw

海を渡ってるときよくトゲピーは死なずに済んだよなー、なんてw
あでゅー。

{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 20
ネタバレ

朝霧麻衣 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

本物とコピー

久しぶりにニコ動で劇場版ポケモン主題歌メドレーを聴いて、映画がどんな内容だったかが気になり再視聴しました。1998年製作でしたから、15年以上経過してからの再視聴となりました。

【ストーリー】
一番珍しいポケモンと言われる「ミュウ」、DNAを元に科学者たちは「ミュウツー」を作り出した。しかしミュウツーは自分が何のために作り出されてきたのか分からず、そんな身勝手な人間に復讐をする。

【所感】
まずストーリーの冒頭約15分、小学生の時に見た自分がこの内容を理解していたとは思えませんでした。本物とコピー、どちらのポケモンが強いのか?そんな哲学っぽいテーマを抜きにして、お互い傷つけあうポケモン達を見ていてつらかったです。終盤のテーマに対する答えは至ってシンプルで、良くまとめられていたと思います。冒頭部分でサトシ一行は登場せず、徹底したテーマ作りをしていて、この作品に対する制作陣の熱意を感じます。
{netabare}ピカチュウがサトシに電撃を繰り返し浴びさせるシーンが一番の泣き所でした(T_T){/netabare}
EDで流れる小林幸子さんの歌がポケモンのテーマにマッチしていた上に、あの歌唱力で歌われてしまうとインパクトが大きいです。映画を見る前から「歌しか覚えてないんだけど?」って感じだったので、当時とても印象に残っていたのだと思います。

久しぶりに見ましたが、昔はちゃんと言えたポケモンの名前が結構出てこなくて、時間の流れを感じました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ポケモンの歴史はここから始まった&山ちゃん無双も そして2019年...

DNAを乱用してクローンを作ろうとする技術が考えられてはいるが、DNAの乱用は禁じられている

突然変異でDNAがおかしくなって未知の病気が生じてしまう可能性があるからだ

だから突然変異で生まれてきた人間や動物であったとしても尊重しなければならない

ポケモンも泣ける
終盤がなあ...
今のポケモン映画は昔のクオリティが減ってきているような...
まあCGがどんどん入ってるから別な意味でクオリティは高くなってるけどね

そしてサン&ムーンが放送され
旅に出掛けなくなり
描写がカチャカチャになり、顔芸するようになり
ロケット団も毎回出番がなくなり
映画もホウオウが登場した記念すべき1話のリメイクと
ルギアが登場するオリジナルを放映し早3年

見るのを投げていた自分だが...
2019年夏...

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

73.5 3 1998年夏(7月~9月)アニメランキング3位
機動戦艦ナデシコ The prince of darkness(アニメ映画)

1998年8月8日
★★★★☆ 3.9 (434)
2159人が棚に入れました
先の戦争終結より3年が経った西暦2201年。地球と木星間に和平(休戦条約)が結ばれ、人類は再び一つになろうとしていた。そんな中、ボソンジャンプを新たな交通手段として使用する計画「ヒサゴプラン」のコロニーが次々と襲撃される事件が発生する。連合宇宙軍ナデシコB艦長ホシノ・ルリ少佐は、事件調査のためターミナルコロニー「アマテラス」へ向かうが……。

声優・キャラクター
南央美、うえだゆうじ、桑島法子、日髙のり子、三木眞一郎、伊藤健太郎、高野直子、岡本麻弥、飛田展男、小杉十郎太、小野健一、横山智佐、菊池志穂、長沢美樹、置鮎龍太郎、松井菜桜子、大谷育江、一城みゆ希、山寺宏一、仲間由紀恵

JBさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

OTIKA

物語としては、とてもショックというか
ユリカとアキトがとても不憫に思えて悲しかったです。
人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえとはいいますが
これはもう・・・殺すだけではすまされない、すましてたまるか!
というような、怒りさえ覚えてしまうほどでした。
これで終わってしまうのは、あまりにも不憫なので
佐藤竜雄監督に続編を作成して欲しいとは思いますが
叶わぬ夢なのでしょうかね・・・=w=
2005年に続編製作中止発表されていますが、なんとかならないものかと・・・

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

ジョニー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

今だに何回でも見れる数少ない作品

TVシリーズとは異なり、作画のクオリティーは現代でもトップクラスと言えるほどの高クオリティーです。
人によっては鬱だとかシリアス過ぎるという人もいますが、
私としては笑いと真面目の黄金比が見事に実現されていると思います。
自分はユリカが好きなので、少し寂しいですが、内容は素晴らしいです。
TV版の三年後のストーリーという事で、見た目も結構変わっていますが『相変わらずのメンバー達』が相変わらずの掛け合いをしてくれ、これぞナデシコと思わせてくれます。

私は未だに続編を待ちわびています。。。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

だんちょー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

TV版とは変わってハードなシナリオが好み

TV版の終了後の3年後を描いた劇場版。

TV版のギャグ大目な路線とはかなり変わってハードなストーリーです。

個人的にはこういう展開が好きですね。

前作を見てないと全然わからない展開なので視聴予定の方は是非ともTV版からどうぞ。

悲壮感あふれる展開ですが、元々がギャグも入り混じった作品のため今作でもところどころにギャグが入ったりしてますが、正直必要なかったかな?と思います。

それでもロボット物のなかではかなり面白い作品だと思うので、古い作品ですが是非見て欲しいですね^^

作中のブラックサレナ(主人公機)が格好良くて当時は大好きでしたねw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

69.8 4 1998年夏(7月~9月)アニメランキング4位
劇場版 新機動戦記ガンダムW[ウィング] ENDLESS WALTZ 特別編(アニメ映画)

1998年8月1日
★★★★☆ 3.8 (145)
1106人が棚に入れました
かつての戦いから1年。全ての武力を放棄して平和への道を進む世界に対し、トレーズ・クシュリナーダの実子を名乗る少女マリーメイアを頂く謎の軍が宣戦布告した。放棄された筈のMSリーオー他旧式戦力に新型MSサーペントを加えての武力侵攻と、平和の象徴でもあるリリーナ・ドーリアンの拉致というマリーメイア軍の暴挙に対抗すべくヒイロ・ユイとデュオ・マックスウェルは行動を開始する。しかしその前に立ちはだかったのはマリーメイアの軍門に下ったトロワ・バートン、そしてガンダムパイロットの中でただ1人ガンダムを手放していなかった張 五飛だった。一方特務機関プリベンターを組織して、亡きトレーズの意思を継ぎ地球圏の平和維持に当たっていたレディ・アンはルクレツィア・ノインやサリィ・ポォと共に事態の収拾を図るが、対応に追われていたレディ・アンの前に「火消しの風・ウインド」を名乗るゼクス・マーキスが現れ、プリベンターとして活動する権限と封印されたトールギスIIIを貸し与える様に願い出た。そして廃棄される筈だった4機のガンダムは、カトル・ラバーバ・ウィナーの手によって再び地球圏へと舞い戻る。

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「俺達は後何人殺せばいい?」

TV版続編


~感想~
OVAのリメイク・追加シーンという事で
劇場版の方を視聴することにしました
TV版の続きということだけでも魅力的ですが
ガンダムシリーズの中では珍しく戦後を描いている作品

本作は兵士の思いを代弁していました
世界が平和になれば戦場でしか生きられないこと
戦っていけない自分達の居場所が無くなること
そのことへの強者としての自分が失われることへの不安
しかし命を奪い続けねばならないことへの苦しみと
終わらない戦いからの解放を望む葛藤がありました
兵士は本当に戦場以外では生きていけないのか?
その答えは本作できちんと描かれていました

気になったことと言えば
主人公達の機体のデザインが一新されてたことです
TVで戦争が終わりそれから機体を…ってことになりますよね?
本編で戦争が終わったのにそんなことしていたんだね
なんて思ったりしました
とは言え機体はよくなっていたと思います

最後に機体を破壊してしまうシーンには寂しさを感じました

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

特別編と通常版どちらを見るべきかについては、断然、特別編

ガンダムWの劇場版。OVA作品Endless Waltzの再編集版となっています。
劇場版ガンダムには再編集版というパターンが多いですが、本作は元が全3話のOVAで本作が90分の作品になっているため、再編集である特別版のほうが長く、通常版をそのまま繋いで新作カットを追加したものになっています。
そのため、重要なシーンのカット、ナレーションでごまかす、そもそも完結していないなどはなく、過去の劇場版ガンダムを比較し満足度の高い作品になっています。
もちろんガンダムW本編を前提知識として見ている必要はありますが、本作できれいに完結となっています。

ストーリー、感想は通常版と同じなので、そちらを参照で。

特別編と通常版どちらを見るべきかについては、断然、特別編です。
特別版には戦闘シーンを中心に新作カットの追加や主題歌の変更、つなぎの修正などが行われていますが、それ以上に通常版には登場しないドロシー・カタロニアのシーンが追加されています。
戦闘シーンの新作カットなどは正直、見比べないとわからないくらいなのですが、特別版で追加されたドロシー・カタロニアが民衆を鼓舞するシーンと、「私の知っている男は、墓の下か、あそこにしかいないわ!」というセリフはガンダムWを象徴する場面の一つと思っているので、通常版だと、個人的にはちゃんと見たことにならないレベルと思います。

ドロシーのシーンはなくても話は通じるので、ドロシーの眉毛がむかつくという方については通常版であってもストーリー的に問題はないのですが、そうでない限りは、特別版をおすすめします。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

E4GLS さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

平和とは何か、簡潔明瞭にまとめられている

本作はOVA版に新作カットが加えられ、挿入歌が変更になったものです。内容はほとんど変わりませんが、個人的にはこちらがお勧めです。以下、内容です。

ガンダムW本編から1年後、地球で起こった騒乱を描いた物語です。

ガンダムWの完結編として質の高い作品だと思います。
若きガンダムのパイロットやゼクス・マーキスが戦後の騒乱で何を想い戦うのか納得できる形で描かれていました。

ガンダムW本編は突っ込みどころが多い作品でしたが、本作においてはそのようなこともなく短時間でうまくまとめられているのが非常に好印象でした。

作画と音楽も作品の盛り上げに貢献しています。Wガンダムゼロのデザインが本編と大きく異なるのは賛否ありそうですが、個人的には本編から続くガンダムの切ない役割を象徴するデザインとして肯定的に捉えています。

戦争、平和、革命の終わらないワルツが続くというマリーメイアにヒイロ達が何を提示するのか。本編を視聴された方には是非こちらも観てみて欲しいと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

68.7 5 1998年夏(7月~9月)アニメランキング5位
ルパン三世 炎の記憶~TOKYO CRISIS~(OVA)

1998年7月24日
★★★★☆ 3.8 (73)
510人が棚に入れました
時価二千億とも言われる徳川家の財宝。それは今でも東京のどこかに眠っており、その在処は徳川慶喜を写した2枚のガラス乾板、通称「巽の慶喜」と「乾の慶喜」に記されているという。月曜日、さっそくルパンは、若き実業家・マイケル・スズキの依頼で銭形が運搬担当している「巽の慶喜」を狙うが、銭形の機転で計画は失敗。火曜日、次元に協力を求めたルパンであったが、次元は虫歯のために銃を撃つのもままならないありさま…。協力を断られたルパンは、仕方なく単独で行動を開始した。一方、銭形のもとには雑誌記者のまりやが取材に押しかけてくる。取材攻勢にあいながらもガラス乾板を届けた銭形は、マイケル・スズキが造ったテーマパーク「アクアポリス」の警備を命じられてはりきっていた。銭形の警備のもと、残る「乾の慶喜」をトラックで輸送することを知ったルパンは、輸送中にガラス乾板を盗む作戦を実行する。
ネタバレ

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

TVスペシャル第10弾(1998)

世界を股に駆けて盗みを働くルパンだが、今回の舞台は東京、お宝は徳川の埋蔵金。
虫歯で銃を撃てないガンマン(次元)と剣を盗まれた剣士(五ェ門)を相棒にどうする?ルパン?
前回、怪我でお休み(?)だった銭形警部が活躍する回でもある。
その他、いろいろ見所あり。
・中島誠之助氏「いい仕事してますねぇ」。
・とっつぁんの下の名前{netabare}「幸一」{/netabare}が登場。
・この11年後対決するコナンの後姿がOPに登場!(灰原哀は声のみ出演。)
 「ルパンvsコナン」の伏線か?(そんな訳ねぇ~だろ)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ルパンベスト10のためのレビュー

【あらすじ】
東京を舞台に、ルパンが実業家の陰謀を暴く。予知能力を持つ女性と銭形がいい感じに……。

【成分表】
笑い★★☆☆☆ ゆる☆☆☆☆☆
恋愛★★☆☆☆ 感動★★☆☆☆
頭脳★★☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
ルパン三世、TVスペシャル10作目(1998)、銭形中心

【こういう人におすすめ】
「ルパン三世全部見るぞ」って人。ハラハラドキドキ系ルパン。銭形ファン必見。

【あにこれ評価(おおよそ)】
67.9点。

【個人的評価】
トップクラスに好きなルパン作品。ヒロインの可愛さと悪役の腹黒さがトップクラス。
『自分のお気に入り』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 ルパンベスト10のためのレビュー。↓以下同文。
{netabare}
 まだ私が無垢な魂をぶら下げて山野を駆け巡っていた頃、風邪をひくと隣町の小児科に行き、ついでに隣町のレンタル屋で「ビデオ」を借りてきて、布団の中でそれを見ながら、私の液性免疫が急性上気道炎を撃退するのを待つ、という風習が我が家にはあった。
 その「ビデオ」(現在で言うDVDの立ち位置)はほとんどがアニメ映画であり、そのため私は、私が受精卵としてすら存在していなかったときの古いアニメ映画をほとんど知っている。
 ジブリコンプリートなどは我が家にとっては序の口で、ルパン映画、劇場版クレヨンしんちゃん、劇場版ドラえもんなどはほぼ制覇したと思われる。 その中でクレヨンしんちゃんとドラえもんはあまり覚えていないが、ルパン三世は当時の汚れ始めた私の魂にジャストフィットしたらしく、各作品を非常に鮮明に覚えている。

 で、今回ルパンベスト10を作ろうと思い立って、ついでに短めにレビュー書きます。最低でも10個書かなあかん(笑)
 あ、ルパン三世のテレビアニメ1期もたぶん「ビデオ」で観てるんですが、さすがに作画が古すぎて心に留まらなかったようで覚えてないです。だから「ルパンは本来こういうものなのだ!」みたいなのは無理っす。原作も知らないし、というかモンキー・D・パンチさんが何者かもいまいちわかってないし、栗田貫一さんの声に何の違和感も感じてません(笑)
 そういう若輩者の素直な感想です。
{/netabare}

 
 ルパン作品を書き散らした結果、私はどうやら年代で言うと世紀末付近のTVスペシャルと、それ以前の映画版が好きだったらしいということが分かりました。思い返せるほか作品との違いとしては作画か。そのあたりで丁度作画が急成長したかもしれませんね。で、その直後にセル画じゃなくなって、作画の面白みが無くなって低迷したのかな。
 無垢な私は作画でアニメを観てたのか。今は作画はあまり重視してないなあ。

 これもすごく印象に残っている好きな作品。でもこの作品のとっつぁんですら、すこしかっこよすぎると感じていた。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

67.2 6 1998年夏(7月~9月)アニメランキング6位
A KITE [カイト](OVA)

1998年7月25日
★★★★☆ 3.6 (123)
650人が棚に入れました
女子校生と殺人請負人、2つの顔を持つ美少女・砂羽。表と裏の世界を巧みに使い分ける大人達の淫靡な呪縛から逃れられず、泥沼の世界に生きる砂羽が唯一心を許せる存在は、同じ世界に生きる謎の少年・音不利のみであった。二人はお互いに同じ性を感じながら、惹かれ合う。ある時、砂羽は組織と決別しようとする音不利の始末を命じられ、音不利に銃口を突き付けるが…。儚いと知りながらも愛情を育むか、それとも殺し屋の掟を優先するか。やがて物語は、冷酷なクライマックスを迎える。そして、砂羽の行方は…。
ネタバレ

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハードボイルドエロアニメ

すみません私が観たのはR18指定の方ですね^^;)

エロパートが排除された「R指定のインターナショナルバージョン」でもハードボイルド志向のアニメとして充分楽しめるんじゃないでしょうか。

グロ耐性もちょっと必要かもしれません。

{netabare}
-----R18指定の方-----

25分x2本のOVAとしてはなかなかの力作。
ただエロシーンは少ないもののシリアスな内容としっかりした作画が相乗し感覚に訴えるエロ度が増してます。
ヒロインが好み^^

wikiによると
「アダルトシーンを削除し、アクション要素を強めたR指定のインターナショナルバージョン」
もあるらしいのでエロ嫌いな方はこちらがよいかと
エロパートを排除してもハードボイルド志向のアニメとして充分楽しめるんじゃないでしょうか。

グロ耐性もちょっと必要。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

AVをなめるな(笑)

OVA?
OAV?
いやいやw


MEZZO FORTEでも書きましたがハリウッドに多大な影響を与えたアニメーター【梅津泰臣】の監督作品


MEZZOの前身となる作品のため、当時の手塗りのセルの温もりを残した映像となった


ストーリーはMEZZOをエンターティメント性が強いとするならば、こちらはもっとダークネスでシリアス
ただちょっと厨二的カッコツケな演出が挟まれているのはご愛嬌


主人公も美少女という点が共通するが向こうは何でも屋でこちらはれっきとした殺し屋


世界観は向こうが欧米日を混ぜこぜにした近未来なのに対してこちらは日本と思しき描写がチラホラと


2作の間で多少好みが分かれるでしょうがそこは天才アニメタのうめんづですから、
アクションシーンの凄まじさは言うまでもなし
コンクリが発泡スチロールのように砕ける様は爽快
ガンアクション好きの方は必見ですね


ラストの爆発なんかも見所


オイラはこっちの方が好みかな

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

このクールさはフィルムノワールを感じさせる

女子高生と殺し屋、2つの顔を持つ女の子、砂羽が主人公。
始終、一貫して冷酷な展開を見せる今作は、
原作、脚本、キャラクターデザイン、絵コンテ、監督を
梅津泰臣によって手掛けられた1998年の作品。

弾が体内で破裂するような仕掛けのピストルとか、
手に千枚通しのようなものを仕掛けてたりと、なかなか面白く、
この梅津監督らしい派手なアクションにも一貫性があって楽しめた。
とにかく、見せ場が満載だったと思う。

舞台は一応日本となっているが、殺し屋たちのアジトやその近辺、
アメリカあたりのスラム街のように見える。
そんな無国籍な雰囲気が、このダークな展開を見せるストーリーに
リアリティを持たせる効果を感じた。
1998年の作品とのことだが、
フランスやアメリカ映画で流行したフィルムノワールの影響を多大に
受けていると思える展開とラストは、好みが分かれそうで、
でも僕はけっこう懐かしい気持ちで観ていたので、
こういうのもアリかなと。

もちろん、後味が良くて心から楽しめた作品は、
同じ梅津監督作品である『MezzoForte』のほうだけれど、
この『KITE』は、1940年代から1950年代にかけてのギャング映画に
よくあったような救いようのない主人公の退廃的悲壮感によって、
観終わった後しばらく虚無感に襲われるような、ズッシリとした重さがあり、
でも、それが現実的でもあるので、どこか納得してしまう。
だって、もともとインモラルな内容なんだしね(苦笑)
{netabare}
主人公の砂羽に関しては、すごく同情するし、
プラトニックな愛情をひそかに育んでいた音不利が始末されるのは、
砂羽をさらに孤独と奈落の底に叩き落すであろうことは
わかりきっているのだが、音不利にとっては、ある意味解放とも
受け取れるのではないかなと思ったりした。
そして、銃声の後に落とした買い物袋からキャットフード缶が転がる、
という、間接的な見せ方が秀逸だった。

砂羽がいつも身に着けているピアスにいち早く気づいて綺麗と言い
ピアスをしていない日の砂羽を無言でなぐさめた音不利と、
「あんなもの片方あればいいじゃないか」と実際は踏み潰していた赤井
との対比も、砂羽の心が音不利に急速に傾いていった気持ちが
わかりやすく描かれていて、なかなか良かった。

それだけに、2人で手を取り合って幸せに・・というラストを
予感したいところだったが、ダークに統一された展開を全うして
赤井が言っていた「代わりの新しい殺し屋」を最後に登場させ、
もしかしたら続編に繋げようとした?のかもしれない。

そしてこの物語は何よりも砂羽の復讐劇。

復讐するためにあえて、犯人である人間の意のままになり、
殺し屋となって殺しの手ほどきを受ける・・っていう彼女の
深い執念と哀しみは、何度か生々しく描かれる性描写以上に、
観終えたあとのほうが強く伝わってくる。
そして観るものにその想いを強くさせるには、ハッピーエンドじゃなく
彼女が孤立無援にならないといけなかったよなと。
観終えてしばらく経った今でも僕はそう感じている。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 35

66.1 7 1998年夏(7月~9月)アニメランキング7位
ムーラン(アニメ映画)

1998年9月1日
★★★★☆ 3.6 (27)
150人が棚に入れました
ディズニー・アニメの第36作目。2000年前から語り継がれてきた『木蘭辞』に登場するムーランの伝説をもとにアニメ化したアドベンチャー・ファンタジー。フン族の軍勢に苦しむ戦乱の中国。皇帝は各家から一人の兵士を出すように命じる。ムーランは、老いた父親に代わって軍に兵士として加わることを決意。髪を切り名前をビンと変え、勇猛な兵士に変装する。ムーランは過酷な訓練を経て、戦場で目をみはる大活躍を繰り広げる。

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

女性が「女」を捨てるとき。

1998年に中国の伝説『花木簡』を題材に制作されたディズニーアニメーション作品。
主人公はファ・ムーラン。女性です。両親にお見合いを勧められ、結婚を願われますが本人にはまったく興味がありません。
その時代に求められる美しい女性像は彼女に当てはまらず、ついでに礼儀もなっていませんでした。
そんなことよりも、何も気にせず自由なままでいることの方が彼女の性分に合っていました。
ところがある日、フン族が攻めてきたことをきっかけに各家男子1人に対し徴兵がかかりました。
男は1人しかいないファ家の父は前の戦争で生活に支障が出るほどの傷を足に負っていましたが、
そんなことは聞いてはもらえず、戦争に出ざるを得なくなりました。父のことが大好きなムーランは見ていられませんでした。
自分は結婚もせず、父は苦しむばかりだ。ムーランは一大決心をします。
長く美しい髪をばっさりと切り落とし、体を鎧に包み、雨の降る明け方に父の代わりに出兵しました。
女が出兵したと知られれば大変です。さあムーランはばれずにやり遂げることができるのでしょうか。

すごく好きな作品です。
あなたはジャンヌ・ダルクを知っていますか?僕は大好きなので名前とほんのちょっとだけ詳しく知っています。
時は15世紀初頭。英仏百年戦争の後半。
「フランスは1人の女によって沈められ、1人の少女によって救われた。」と言います。
前者はイザボー・ドゥ・バヴィエールという淫乱女で数多くの貴族と肉体関係を持ち、国をめちゃくちゃにします。
そしてそれを戦いによって救ったのが後者であるジャンヌダルク。本名ジャンヌ・ド・ピュセル。
13歳で天命を受け、命を懸けてそれを実行し見事やり遂げますが、異端審問により(私怨もあり)19歳で火刑を宣告されます。
ジャンヌは天命を受けてから男装に身を包み、神を誰よりも深く信じ、ずっとそれだけを見つめてきました。
しかし19という若さで死刑に処されてしまいます。火刑で炎に体が焼かれる中、彼女は神の名前を叫び続けたと言います。
悲しいお話です。
僕はムーランにも似たものを感じます。彼女の場合はジャンヌのように悲しくはなく、むしろその頑張りが報われるお話です。
しかし、女性に生まれてきながらそうしては歩むことはできずに、なにかのために自分を捨てる姿はすごく悲しい。
ほんとうに悲しいけれど、どうしてかそういう姿に僕はとても惹かれてしまいます。

本作『ムーラン』でもムーランは決して女性であることを嫌がってたわけでも、また戦闘に長けていたわけでもありません。
ひ弱でちょっとわがままな可愛い女の子です。
そんな彼女が父のために戦地へ赴く姿を見ると身を切られるような冷たい感覚に襲われます。
しかし、訓練を重ねて愉快な仲間と立派な隊長の下で成長していく姿や、戦いで功績をあげたときには得も言われぬ感動がありました。
ひとりの少女の生活や戦いにおける苦しみがよく描かれ、またそれが報われるストーリーには救いがありました。

本作ではディズニーおなじみのお騒がせも出てきます。
その名はムーシュー。かつて守り神であったけれど失敗して1人死なせてしまい、ドラ叩きに降格した龍です。
そしてもう一匹。クリキーと言う名のコオロギです。それも「幸運のコオロギ」という嘘のコオロギ。
そういう役って大抵は1人なのですが、今回は2人。この2人でこそこそと色んな企みをしているのがなかなか笑えました。

女性が「女」を捨てるとき。
それは男がなにかを捨てるときとは違った切なさや苦味が口いっぱいに広がります。
なぜそんな運命を辿らなくてはならなかったのか。どうしようもない哀しみがとめどなく溢れ出てきます。
しかし、それでも凛として生きる彼女のたちの背筋の伸びたまっすぐな姿にはどこか惹かれます。
この作品でもそれは十分に感じられました。とても良い物語でした。
ラストの、娘であるムーランを迎えるシーンでの父の対応も素晴らしかったです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

スカルダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

Who I am inside? 最悪から一転。

日本ではあまり人気が無い本作ですが、アメリカだとかなり人気の高い作品。
日本語に訳すと臭過ぎるセリフなので、出来れば字幕を切って見て欲しい。

さて、最初の10分の印象は最悪。
期待せずに見たけれど、期待を裏切るクソさ。
ここは、はっきり文句を言っておこう。

「登場人物が全員釣り目!!」

アメリカ人から見た中国人のステレオタイプに吐き気がする。
人種差別も甚だしい。ディズニーに対して激しく抗議したい!

が・・・主題歌のReflectionが流れてから一転。完全に涙腺が崩壊しました。

「本当の自分とは何か?」

というテーマが見えてからは、もう涙が止まりません。神曲多すぎっす!
泣きすぎて右の袖がびしょ濡れっすwww


大量の水分を奪われてしまったので、これから中華粥作ります!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男装の道化師

日本語版をTVで観たので
原曲がどんなだったのかわかりませんが、セリフを兼ねたミュージカルな歌の日本語版のリズムや歌詞がアイタタ タ…でした。声優さんがとっても歌いにくそう。歌についてはそれ以上あまり考えないようにして観ました。


主人公ムーランは不器用で情けなくも芯のある女性で。
いわば男装の麗人、なんだけど帳尻合わない感じでカッコ悪くて、一生懸命で。親近感が湧きました。
男装ならではのお風呂シーンの混乱も、ディズニーならではなのか?品の良さがありました。

紛れ込んだ軍隊のメンツ、凸凹おかしな奴らで楽しかったです。
(でっかい大らかなひょうたん顔の人が誰かに似てるな〜?と思っていたら、四畳半神話大系のお師匠でした。)

敵の強烈な邪悪さや、戦で焼かれた町に漂う無言の哀しみの表現など、言葉でなく絵の力で見せてくるシーンが印象強かったです。


家の面目を保つためには、一旗あげなければ帰れないと思っていたムーラン。
面目なんて考えると窮屈だろうけど、出来うる限りの柔軟さで挑んだ姿は、かっこよかったな。

働く女性を意識した現代的なテーマを絡めてたのかもしれないけど、そういうこと考えなくても子供の頃にディズニーの色気が苦手だった私にはサッパリ観やすくて良かったです。

これはディズニーの中でも好きな作品になりそうです。



一旗挙げたあとの皇帝による表彰のスピーディーさ(日を改めずその場で!)が面倒なくて良かったけど、速いね。エコだね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23

65.2 8 1998年夏(7月~9月)アニメランキング8位
スプリガン(アニメ映画)

1998年9月5日
★★★★☆ 3.5 (99)
519人が棚に入れました
 大友克洋監修、江口寿史がキャラクターデザインを務めた、たかしげ宙・皆川亮二による人気コミックの映画化。世界各国の超古代遺産を守る秘密組織“スプリガン”の活躍を描く。躍動感溢れるアクション・シーンと幻想的な映像世界が見事に交差。17歳にして最高の腕前を誇る日本人のスプリガン・御神苗。彼はある日、何者かにプラスティック爆弾を送りつけられる。不穏な事件の匂いを嗅ぎ取った彼は、トルコ山岳地帯の遺跡発掘場へ向かうが・・・。

声優・キャラクター
森久保祥太郎、相ヶ瀬龍史、城山堅、子安武人、玉川砂記子、高野拳磁、鈴木勝美、矢島正明

Anna さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

"ノアの方舟"をめぐる、壮大なSFアクションムービー!

監督は川崎博嗣、『AKIRA』で知られる大友克洋が総監修を勤める、劇場版SFアニメ作品!
原作は、原作/たかしげ宙、漫画/皆川亮二によるコミックです。

17歳の高校生"御神苗優"。彼はその突出した身体能力を生かし、超古代文明の人々が残した遺産をあらゆる権力から守り、封印し破壊する組織、"アーカム財団"のトップエージェント"スプリガン"として任務についていた。
ある日、トルコの山中でアーカムの調査隊が、ノアの方舟を発見。その3ヵ月後に、ノアの方舟をめぐる敵方の策略によって、友人が目の前で自爆するところを目撃してしまう。友人や殺された仲間の敵を取り、敵の野望を防ぐため、彼の戦いが始まります!!

最大の魅力は、壮大で神秘的な音楽!作品を見事に彩っており、とても印象的!
荒れた山々、雰囲気のある町並みや行きかう多くの人々、細部まで丁寧に描かれた作画が、本当に素晴らしいです!
大迫力の、スピード感のあるアクションも見所!
ノアの方舟の神秘的な演出、敵のSF要素満載な設定も面白いです。
主人公の暗い過去の真実も暴かれ、後半になるにつれて、「AKIRA」を彷彿とさせる演出がとても多く見られます。
ただ、原作の長編ストーリーの中で1エピソードを取り上げて作り上げているため、どうしてもこの作品だけでは、登場人物の関係性や舞台背景がややわかりにくいように感じます。
とは言っても、かなり見ごたえのある作品には違いありません!
原作のファンの方、SF作品の好きな方、「AKIRA」のファンの方!是非、見てみてください!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0
ネタバレ

Britannia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

SPRIGGAN

■あらすじ
世界各国の超古代遺産を守る秘密組織「アーカム」
そのトップエージェント(スプリガン)「御神苗優」の戦いを描くアクションアニメである。

■感想
ノアの方舟 {netabare}(大気調整・生命創生装置) {/netabare}をめぐる敵とのバトルアクションがメイン。

当時見た時は圧倒的な作画のクオリティー
アクションシーンのアニメーションに驚かされたものです。
今の作画の進歩を感じるには良い作品、10年後には今のアニメも・・・

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

コレジャナイ感

がけっこうある。
原作ファンとしては・・。
まぁこの話の頃(原作では一巻の話です)の絵はあれですけど・・。もう原作はとっくに終わってる。
バーサーカーあたりからすげえかっこいい。
聞いた話だと不定期?連載なので編集のとかねあいで時間があるときは名作、絵がいいらしい。

ぶっちゃけアームズとかぜんぜんなのはそのせいとか。

であのテイストがいまひとつでてない。よく動くし綺麗だけど、映画としての演出もいまいち。
原作のほかの話もまぜて、設定変えて、とりあえずまとめました的な・・。ハリウッド映画化されたようなもんと考えればいいのか。まったく納得いかなかったのを覚えてる。



投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

64.2 9 1998年夏(7月~9月)アニメランキング9位
影技 SHADOW SKILL[シャドウスキル](TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (35)
149人が棚に入れました
自然の力を操る者達が存在する異世界の国・“聖王国アシュリアーナ”。聖地ジュリアネスを中心とするこの国は、それぞれ独自の闘技を有する四つの王都によって四方を囲まれ、鉄壁の守りを持っている。そのひとつ南を守る“クルダ王国”は、最強と名高い“クルダ流交殺法”を使う闘士たちの国。国民がそろって傭兵になるため“傭兵王国”とも呼ばれるこの国は、2000年の無敵伝説を持ち聖王国を守り続けていた。 そのクルダ王国に住む女性・エレ=ラグは、クルダ闘士の最高位である“修練闘士(セヴァール)”の五十九代目。クルダ流交殺法の中でも最強といわれる“影技”を使う彼女は、“影技(シャドウ=スキル)”の字名を持ち大いなる畏怖を受けている。そして、国と誇りを守るため、数多くの死闘を勝ち抜いていくのだ。\n そんな彼女の(血の繋がらない)弟・ガウ=バンは、歴代修練闘士で最強と謳われる“刀傷(スカーフェイス)”に憧れる見習い闘士。姉をだれよりも敬愛する彼もまた、大いなる戦いや仲間達との出会いを経て闘士として成長していく・・・・・・

Britannia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

~~武技言語開始~~

我は無敵なり!

我が影技にかなう者なし!!
我が一撃は無敵なり!!!

この作品は
必殺技の詠唱がかっくい~~~~のです。

ただのストレートでも、武技言語(言霊の力)を詠唱する事で
信じられない程、威力が倍増する。
実際、現実でも効果があるではないだろうか?

~言葉の力~
自分の信念を発する事で脳に信号を送り、リミッターを解除する。

~言葉の語呂が心地良い~
・フォウリンクマイヤー・ブラズマタイザー
が符に問う!
其は何ぞ!!

我は閃光!
赤き閃光!!
炎にて貴公の敵を砕く者なり!!!

・神音-カノン-
神の音と書いて、カノンと読む

こんなのが沢山ありますw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

青春のひとこま

やー、これ、どはまりした深夜アニメでした。
熱くて熱くて、いろいろおかしい。笑えました。そしてやっぱり熱い。
友達と一話見るたんびに突っ込みいれまくって、でも好きだわーこの暑苦しさ、としみじみしてました。
作画が一話ごと違ってたりしますが、それも味で。

OVA版は、エレ・ラグの使う「足技」の生まれた歴史、影技と呼ばれる所以が、憂いをもって激しく描かれていました。エレも原作風にスレンダーなグラマー。ガウとの対になる宿命のような雰囲気が炙り出されて、何か色っぽいシリアスさがありましたね。
TV版は、も少しどーんとしてます。見た目も安産体系というか、エアマスター的な。性格もおおざっぱさが顕著で、何でそうなるんだよ!て笑えどころも満載。どちらも声は林原めぐみさん。ドスの効いたいい演技です。

キュオやスカーなど、脇役の掘り下げも豊富で、幾らでも感情移入できた作品でした。LOVE!!

BGM、変わった楽器を使った曲が多くて、エキゾチックというか民族的な美しさがあります。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

修練闘士から黄金聖闘士へ、車田から岡田へ

岡田漫画のアニメ化
アニメはコミカル5:シリアス5、マジ部分は厨ニ病MAX、バトルがイカしてる
漫画はコミカル1:シリアス9、改変されてますねー

原作の主人公のライバルは、役目なら全てを排除する闘士
その実態は闘士を隠れみのにラスボスの封印を監視する静かなる聖騎士
アニメでは、バカで惚れっぽくてうるさい三枚目キャラへ
なぜこうなった
いやいや三度も見せ場ある非情で高潔な強イケメンキャラなのにさあ

ガウvsソーウルファン軍、ディアスvsダークネス
この2戦まで我慢して見続けてほしい


目つぶってキザ台詞吐く無手の闘士といえば「聖闘士星矢」でしょう
今や車田から岡田に引き継がれて長く連載され、
ゴールドセイント達がこれでもかとカッコよく描かれてます
ライトニングボルトの一芸で押し通すマンネリさなのに熱い!
蟹座すら、
「人が死んでお前らの国にいくなら、お前らは滅ぶと何処へ行く?ためすか?」
神相手に終始上から
冥界の神に冥界波撃つだけ、相手からすりゃシャワーだろそんなのw
効き目ない一芸ごり押し押しで我を通すさま、たまらんです
そんなんで勝つしw

厨房全開が持ち味の岡田漫画はハマる人はガッツリですよ
影技アニメは作り直してほしい

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

64.0 10 1998年夏(7月~9月)アニメランキング10位
スレイヤーズごぅじゃす(アニメ映画)

1998年8月1日
★★★★☆ 3.5 (29)
203人が棚に入れました
リナとナーガがやってきたのは、街中活気に溢れ、美味しい食べ物が名物の城下町。しかし、そこへ突然、鎧姿の少女が率いるドラゴン軍団が襲撃してくる。ドラゴン軍団はリナによって撃退されるが、止めをさそうとした途端、ドラゴン軍団と対峙していたはずの城の兵士によって押し留められる。

arts さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ファンタジーもの好きにはおすすめ

劇場版の4作目。
本作では、ドラゴン使いの王族の親子喧嘩にリナとナーガが巻き込まれます。

本作は他の劇場版に比べても、戦闘シーンが多いように感じました。
特に、終盤のドラゴン同士の戦いってファンタジーものでも意外に見ることがない構図の気がしました。
それ以外にも、スレイヤーズらしい魔法戦の場面も多かったので、ファンタジー好きなら楽しめると思います。
また、敵の親玉を倒すのに力押しではなく、奇策を用いるあたりも何となくスレイヤーズらしいと思いました。
あと蛇足ですが、ゲストヒロインのドラゴン使いの姫様が可愛らしかったです。
作中ではほぼ甲冑を着込んで活躍しているので、そういったキャラが好きな人は見てみてもいいかも知れないです。

ただ、ストーリーはあいかわらずコメディよりなので、そういったのが嫌いな方にはおすすめできません。
しかしテンポがよく気軽に楽しめる作品なので、ファンタジー好きの方ならおすすめしたい作品です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

63.8 11 1998年夏(7月~9月)アニメランキング11位
機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズリポート(アニメ映画)

1998年8月1日
★★★★☆ 3.4 (115)
854人が棚に入れました
『機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート』は、1998年に公開されたアニメーション映画。『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別編』との同時上映作品。
宇宙世紀0079―。ジオン群の秘密兵器アプサラスと接触した8小隊は善戦するも捕獲に失敗。シローは飛び去るアプサラスと応戦中、消息を絶つ…。無事帰還したシローだったが、その間の行動を不信に思った軍は、情報部の女性士官アリス・ミラーに調査を指示。ミラーの巧妙な質問に敵であるアイナへの想いをシローは語り始め、遂には審問会にかけられる。上層部に対し「敵でも分かり合える人間はいる」と主張するが、「君は敵を撃つことができるか?」との高官の問いには答えることができなかった。その答えを見出すべくシローは、仲間であるゲリラの村に潜入した敵との戦いに出撃する…。


声優・キャラクター
檜山修之、井上喜久子、優希比呂、小山茉美、玄田哲章、藤原啓治、藤本譲、高島雅羅

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

最初から本編を見た方が良いかと思います

第08MS小隊の劇場版です。
基本的には本編の総集編のようになっており、本作オリジナルのパッケージにある女性、アリス・ミラーによるシロー・アマダの監査報告のような形で纏められています。
また、本作はガンダムWの劇場版と同時上映ということもあり、総集編のような形を取りつつ、1話と、中ごろの内容をピックアップして再編集しており、ラストも"続く"という終わり方になっています。
最初から本編を見た方が良いかと思います。内容が中置半端なため、本作を見たことで、本編の概要がわかるというものでもなかったです。
加えて、本作のラストでシロー・アマダが言ったセリフが、この後本編で彼が取った行動を考えると、大変無責任な発言に思えてならないです。
ネタバレになりかねないので具体的には記載しませんが、本編視聴済みの自分としては、このシロー・アマダの発言はその場しのぎの言い逃れと思えてならないです。

面白いかというと微妙。
オリジナルキャラのアリス・ミラーも、行動に謎が多く、結局誰の思惑で動いているのかわからないまま急に感情的になるため、魅力を感じませんでした。
中途半端な総集編ではなく、本編のサイドストーリー的なものなら良かったのにと思いました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

63.2 12 1998年夏(7月~9月)アニメランキング12位
劇場版ポケットモンスター/ピカチュウのなつやすみ(アニメ映画)

1998年7月18日
★★★★☆ 3.4 (44)
330人が棚に入れました
1998年に『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』と共に上映された『ポケットモンスター』の短編映画。夏休み、ポケモン広場にやってきたサトシたち。そこでピカチュウは、サトシに他のポケモンの面倒を見るように言われる。ポケモン広場を楽しもうとしたピカチュウだったが、一緒にいたトゲピーがお腹を空かせたのか、泣き出してしまう。ピカチュウたちはあやしたり、子守唄を歌ったりして、トゲピーを寝かしつけるが、そこにブルーやライチュウたちがしゃべりながら通りかかり、その声でトゲピーが起きてしまう。慌ててピカチュウたちがブルーたちに駆け寄るが、それがきっかけで言い争いとなり、やがて対決モードに……。ポケモン広場で、ピカチュウたちの熱い夏休みが始まる。
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

思い入れのある作品

子供の頃に何度も何度も何度も
録画のテープが焼き切れるくらい観てました。

{netabare}ピカチュウとライチュウが頬っぺくっつけて
走り回るシーンが特に印象的で、{/netabare}
久しぶりに観たけどやっぱりそこが1番好き(*ˊᵕˋ* )

この番外編(?)のような作品の時は
ポケモン達のお留守番というのがテーマだから
{netabare}サトシたちは最初と最後に後ろ姿or足元と声しか
出演がないのも凄くいいんですよね。

特に最後の方!
ドタバタと色々な事が起きたピカチュウ達の元に響く
サトシの「おーい!」というお迎えの叫び声。{/netabare}
あれを聞くと私も子供ながら安心感が湧いてきてたのを
今でも強く覚えています。

もうこの声を聞けなくなるのかと思うと
寂しくて仕方ありません。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

62.8 13 1998年夏(7月~9月)アニメランキング13位
ワンピース映画 倒せ!海賊ギャンザック(アニメ映画)

1998年7月1日
★★★★☆ 3.4 (24)
166人が棚に入れました
『ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック』(ワンピース たおせ!かいぞくギャンザック)は、ONE PIECEテレビアニメ化以前、「ジャンプ・スーパー・アニメツアー98」において上映されたアニメ作品。Production I.Gがアニメーション制作を手がけた。監督は谷口悟朗でキャラクター設定は尾田栄一郎。テレビアニメ版とは声優が異なり、ルフィを高乃麗、ナミを豊口めぐみ、ゾロを高木渉がそれぞれ声をあてている。また同作は、浜崎達弥によりノベライズもされている。週刊少年ジャンプにてこの作品が応募者全員サービスとしてOVA化された。

61.8 14 1998年夏(7月~9月)アニメランキング14位
発明BOYカニパン(TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (12)
91人が棚に入れました
人工惑星シャラク星では人間とロボトがのんびり共生する社会があった。一人前の発明家を目指す少年カニパンはタイシ級免許取得を目指し日々大奮闘するがいつも失敗ばかりしている。

声優・キャラクター
竹内順子、岩坪理江、三橋加奈子、生駒治美、松山鷹志、高橋広樹、田中完、上別府仁資、真島啓、池田未央

59.9 15 1998年夏(7月~9月)アニメランキング15位
Night Walker ナイトウォーカー 真夜中の探偵(TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (14)
104人が棚に入れました
『Night Walker -真夜中の探偵-』は、1993年にPC-98用として発売、2001年にWindowsに移植された推理もののアドベンチャーゲーム及びそれらを原案として1998年にテレビ東京系列で放送された連続アニメ作品。テレビ東京放映のアニメでは唯一のアダルトゲーム原作の作品。多発する怪奇現象や超常現象、それらはナイトブリード(ブリード)と呼ばれる闇の種族の仕業であった。探偵事務所を営む紫藤龍彦は、裏ではブリードを狩ることを生業とするヴァンパイア(吸血鬼)である。ブリードがらみの事件を追う松永弥生、紫藤に憧れる女子高生山崎理保、使い魔のグニと共に、大都会を舞台に数々の事件を解決していく。

58.8 16 1998年夏(7月~9月)アニメランキング16位
浦安鉄筋家族(TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (28)
186人が棚に入れました
大沢木小鉄は千葉県浦安市に住む小学2年生。とりあえず走ってから考える浦安一のバカである。彼の家族や周囲の人々もデンジャラスな性格の持ち主ばかり。今日もまた彼らの平凡でかなりおかしな日常の幕が上がる。

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

☆「浦鉄」

浦安が舞台の大沢木一家のドタバタギャグ。

ナレーションが講談調でOPが面白です。(^o^)

典型的なギャグで般若みたいなキャラが多いです。

バカバカしいけど笑ってしまいました(>_<)~


少年チャンピオン掲載

監督/大地丙太郎

アニメーション制作/スタジオディーン

1996年6月30日-8月24日(全33話)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

計測不能 17 1998年夏(7月~9月)アニメランキング17位
エルフ版下級生 あなただけを見つめて…(OVA)

1998年9月3日
★★★★☆ 3.1 (7)
44人が棚に入れました
主人公の長瀬トオルと、ヒロインの結城瑞穂と神山みこを中心に話が展開していき、南里愛、佐竹晴彦などの面々が話に加わっていく。主人公が寮を追い出されるというOVA版独自の設定があるが、卯月学園、指切り神社、ガーデンプール、世界一公園、ボウリング場、喫茶店土下座、フラワーショップカトレアなどの舞台設定は、ゲーム原作にほぼ忠実である。『エルフ版 下級生~あなただけを見つめて~』というタイトルで、ピンクパイナップルから発売。全4話で構成されており、第4話は一般版と15禁版の2種類が存在する。なお、タイトルに「エルフ版」と付いているのは、これに先んじて1995年にピンクパイナップルが(OVA版『同級生』のヒットに便乗する形で)「下級生」のタイトルを付けたOVAシリーズを独自に製作・販売していた為。ちなみにその内容は、本作とはキャラクターや舞台設定も全く異なる、無関係なものであった。

計測不能 17 1998年夏(7月~9月)アニメランキング17位
ももいろシスターズ(TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (8)
41人が棚に入れました
『ももいろシスターズ』は、ももせたまみ著の4コマ漫画作品。及びそれを原作としたテレビアニメ。女子高生の妹・桃子とOLの姉・さくらやその周りの人物たちが繰り広げる日常生活、恋愛模様、エッチネタを描いた作品。

CC さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

桃色姉妹

 ヤングアニマルの四コマ漫画で連載され、TBS系列のワンダフル枠で放送された5分程度の日常コメディ。全24話です。

 主人公は二人の姉妹。姉の名が「さくら」で妹の名が「ももこ」。少し危ないネーミングセンスですが、そこは置いといて。姉の「さくら」はOLでヤリマン女。常に欲求不満のようで、日頃から「下ネタ」や「おやじギャグ」ばかりいうメスブタ。妹の「ももこ」は女子高に通う女子高生。クラスの2/3は経験者という事で、自身が「処女」であること、彼氏いない事に悩む少女。姉とは対照的な普通の子。本作はそんな二人の日常を描いたコメディ。

 舞台は女子高内とオフィス内を交互に描いてあり、女性同士ならではのアダルト寄りの会話を繰り広げている。「無駄毛処理の事情」や「胸の大きさ」「好きな体位」などの会話を淡々と…。キャラクターデザインの色気がないので、単純に女性達のスキだらけの会話を楽しめる作品です。一応、時間は流れている設定なので、小さな発展はいくつかある。見ていけば少しずつ面白くなっていく感じですかねぇ…w

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

計測不能 17 1998年夏(7月~9月)アニメランキング17位
同級生2 テレビ編集版(OVA)

1998年7月2日
★★★★☆ 3.5 (9)
40人が棚に入れました
98年7月~8月、「同級生2」のR指定部分を除いた編集版が第一章~九章まで、9週にわたって放映。

計測不能 17 1998年夏(7月~9月)アニメランキング17位
アナスタシア(アニメ映画)

1998年8月1日
★★★★☆ 3.9 (7)
40人が棚に入れました
『タイタンA.E.』のドン・ブルース&ゲイリー・ゴールドマンが、20世紀FOX初のアニメスタジオで制作した第1弾。イングリッド・バーグマンの『追憶』で知られるロマンティックな物語を壮大なスケールでアニメ化。ロシア、ロマノフ王朝の皇女アナスタシアを巡る謎をファンタジックな映像で綴る。声の出演にメグ・ライアン、ジョン・キューザック。宮殿で幸せな日々を送っていた少女アナスタシア。しかし邪悪な魔法使いラスプーチンが皇帝一家にかけた呪いによりロシア革命が勃発。混乱の中、アナスタシアはひとり取り残されてしまう...。

計測不能 17 1998年夏(7月~9月)アニメランキング17位
それいけ!アンパンマン てのひらを太陽に(アニメ映画)

1998年7月25日
★★★★★ 5.0 (1)
25人が棚に入れました
「アンパンマン」映画化10年記念作品にして、日本テレビ開局45年記念作。やなせたかしによる作詞の歌「てのひらを太陽に」がテーマとなった作品。ゲスト声優として菊池桃子、アナウンサーの福澤朗が出演。旅公演を終えただいこん役者の旅一座は、「どうしても探したい人がいる」と言う座員のリナの願いにより、くらやみ谷へと出かける。しかし、一座より一足先に、くらやみ谷にたどり着いていたばいきんまん。彼はここに隠されているという伝説の宝物を探していた。

計測不能 17 1998年夏(7月~9月)アニメランキング17位
超機動伝説ダイナギガ (OVA)

1998年7月15日
★★★★☆ 3.1 (6)
21人が棚に入れました
バラエティ番組のコーナー企画から生まれたOVA。OPの完成度の高さと、地に足の着いたロボット描写が特徴の作品となっている。 北海道の原野にある、たった15日でロボット免許が取れるというニコニコロボット教習所。設備は豪華で全寮制、おまけに費用は教習所負担で自分専用のロボットが支給されるという致せり尽くせりの施設である。だが、この教習所には別の目的があった。それは、巨大ロボ・ダイナギガを操縦する適応者を集めることだった。休みを利用して免許を取得しに来た遠野ひかりは、その適性を教官の陸奥に見込まれて鍛えられる。そんなある日、謎の巨大ロボが襲来。ひかりは、地下に隠されたダイナギガに乗り込んで戦うことに。

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ハッピーゴーラッキー

天は自ら助くる者を助く


これ面白いですね、ロボットものかなーと侮っていたら痛い目見ます。
教習所でロボット操縦免許取れますってなキャッチフレーズで、「ダイガード」を思わせる社会派ロボットアニメでした。
ちょっとオツムの足りない可愛いだけが取り柄の女の子が主人公というのも発想の勝利です。
結構現実的な終わり方してて、救いが無かったのも逆に評価したい点です。

本編も2話しかないので見やすいのですが、是非OPは一見していただきたいですね!
松本憲生さん、鈴木博文さん、吉成曜さん、大久保宏さん、伊東伸高さん、小野学さんもいたなぁ、錚々たるテロ力です。
特に憲生さんが繰り出すサビの一連の芝居は激旨で、まぁ見る機会があまりない作品だとは思いますが、見れる機会があればお楽しみください。

遠野ひかり役の麻績村まゆ子は逸材ですね。
キンキンボイスで叫び声なんかは耳を潰しに来てるとしか思えませんでした。
決して悪い意味じゃなくて、底抜けに明るいひかりの役に本当にぴったりな声で、めっちゃ良かったと思います。
ジャリズムってお笑い芸人が声優に起用されてて疑問に思ってたのですが、本作ってバラエティ番組の中で放送されたアニメなんですね。
要は「天才ビットくん」で流れてた「魔法少女隊アルス」のような。
このことは後になってから知りましたが、なるほどそんな経緯があったのですね。

映像が良いのもありますが曲だって負けてません。
「忍空」のOPで有名になった鈴木結女さんがOP「予定調和の毎日」を歌っています。
EDはひかるが歌ってます。

ひかるのようなアホの娘は、ただただ甘やかして育てたい派です。
ただただ世界の綺麗な所だけを見せて育てたい。
実際そうやって育てられたのでしょうね、ひかるを見ているとこっちまで朗らかな気持ちになります。


短いながらもどことなく百合っぽい描写もあって、忘れられない一作ですね。
場末のラーメン屋くらい存在感の危ういマイナー作品なんですけど、思わぬ美味しさといった感じで、良い出会いを果たしました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

夢咲ヒロ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

酷い……

このアニメはロボット操縦を習う学校の落ちこぼれが作中最強ロボに乗って宇宙から来た怪獣と戦う……要は劣化版「トップをねらえ!」ですわ。お姉様とかはないにしろ。
まずキャラがウザ過ぎる。
見るの辞めようかと思ったくらい酷かった。
それを助長するかのように声優の演技が酷い。
棒読みとかを通り越してただただウザい。
本気でウザい。
棒読みアニメとして知られる「赤ずきんチャチャ」でももう少しマシだ。
更に作画が酷いのはまた許せるとして、物語もなっちゃいない。
あんなの1巻分で終わらせられる内容なのに何故2倍にしたんだと突っ込みたいところ。
いやほんと酷い。
同じロボットものでもガンダムSEEDDESTINYのほうがマシ。(種死も十分酷い前提で)
更に機体もエステバリスがずんぐりむっくりになったみたいな感じだし、ダイナギガも特別なロボのはずなのに特別感が皆無。
主人公も操縦がど下手の筈なのに急にそれなりに上手くなっちゃってるし、努力描写がないと共感できないという事がこれからよく分かった。
見なけりゃ良かったとは思わないが、見なくても損しないアニメ。
唯一褒める点があるとすれば無駄に完成度の高いオープニング。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

計測不能 17 1998年夏(7月~9月)アニメランキング17位
電脳戦隊ヴギィ'ズ☆エンジェル外伝 進め!スーパー★エンジェルス!(OVA)

1998年8月21日
★★★★★ 4.6 (2)
18人が棚に入れました
 J.C.STAFFとFRONTLINEにより作られたアクションOVA『電脳戦隊ヴギィ’ズ・エンジェル』。サイボーグ美少女たちが活躍する同作から生まれたギャグOVA(全2巻)がこの『外伝』で、本家OVAと前後して発売されたCDドラマ編をベースとする内容。 地球を脅かす巨敵SPACE EMIGRANTに対抗するため結成された5人のサイボーグ美少女チーム「ヴギィ’ズ・エンジェル」だが、彼女たちの拠点であるアクアベースで行われた新兵器実験の失敗のため、施設内すべての人々が二頭身体型に変わってしまう。もちろんエンジェルスの面々も例外ではない。もとの身体に戻るには機械の修理が必要……でもそれにはお金がかかる、ということでエンジェルスたちはアルバイトを始めるが。 本作のEDは「ヴギィ'ズ・エンジェル」新人オーディションで選ばれたペアユニットのスマイルキッチンが歌っている。本作の第2巻にはそのオーディションの様子も収録された。

計測不能 17 1998年夏(7月~9月)アニメランキング17位
BAD BOYS5(OVA)

1998年8月9日
★★★★☆ 3.5 (3)
16人が棚に入れました
大人気漫画家・田中宏の代表作である青春暴走族コミック『BAD BOYS』のOVA版。そのシリーズ第五弾。 チーム「極楽蝶」の第八代目ヘッドとなった桐木司。彼はライバルチームのビイスト、廣島NightSとの勢力バランスを固め、広島の暴走族を三軍で治めていた。だが司の前に、小島田真二という若者が登場。真二は、司の実家=実業家の桐木家が原因となった金銭トラブルゆえ両親を自殺に追い込まれた悲惨な過去があった。桐木家への深い怨みから、司そして彼の仲間である極楽蝶のメンバーたちに狂気の復讐を始めた真二。司は真二への罪悪感、そして相手の狂気への恐怖から反撃する術を失ってしまう。だがそんな真二の魔手が、本来、何の罪もない桐木家の家政婦・お春にまで及んだ時、司は……! 原作終了の2年後に刊行されたOVA。原作の中でも秀作エピソードとして評価の高い「小田島タイマン編」の映像化である。

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

ヤンキーのしあがり系

広島ヤンキー漫画のアニメ化。暴走族の仲間の青春や抗争が中心で、この時代のやんちゃが熱い時代の作品。
OVA5作で評価もトータル評価。

富豪の主人公が不良になって、暴走族のリーダーになり、暴走族チームのトップになっていく。
最近アニメでなく、映画ドラマ等実写になってる事より、当時視聴していた世代の年齢が高くなった為かなぁと思う所が強い。

やんちゃ物が時代と共に錆びれたが、当時はそれなりに人気あった作品の一つ。

100点中50点

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0
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