nyaro さんの感想・評価
3.0
2話 ヒロインのキャラは面白いが、プロモーション臭が強いです。
1話「ぼっちざろっく」の柳の下のどじょう?CGの使い方が…
{netabare}「夜のクラゲ…」と同時期に始まったという点で興味があって見てみました。両作とも「ぼっち・ざ・ろっく」の人気にあやかった「柳の下のどじょう」で終わるんでしょうか。それとも別の何かを見せてくれるのでしょうか。
MMDの様な出来損ないの人物CGに強烈な違和感を抱きつつも、東京の丸の内北口の再現度の高さの無駄さ加減にちょっと驚きます。「リソースの使い方…」というツッコミを入れればいいのでしょうか。冒頭の新幹線内部の描写もあんな無駄なシーンを入れるなら違うところに力入れた方がよいのでは?
ただ、あの丸の内のシーンで改札を出てしまっている感じがしたのですが、あそこの表現は何でしょう?よくわかりません。
ストーリーは…うーん…自然と言えば自然な冒頭ではあります。寝過ごすところが無駄かなと思いましたが、鍵が受け取れないから出会いのシーンということで流れとしては悪くないです。
牛丼屋のシーンにもヒロインの描写という点で意味はありましたし。充電はどこでもできるだろうと言う部分をあえて無視すれば、ですけど。
まだ、ヒロインのモチベーションの描写がないので良くわかりません。「夜のクラゲ…」との対比でしばらくチェックしてみます。 {/netabare}
2話 ヒロインの作り方は悪くない気がしますが、話の行く末は単純明快なバンドプロモーションの気がします。
ヒロインが自意識過剰が肥大してコミュニケーションが取れなくなった、非常に面倒くさいキャラ造形です。しかしながら、世間にこういう人は今多いかもしれません。
そして、生きづらい、時代が悪い、世間が悪い、親や周囲が悪い、自分可哀想…と言って悲劇の主人公(男女とわず)気取っている人は珍しくない気がします。
好意が素直に受け取れないのは、自分の投射でおそらく自分が人に対して被害妄想を常に抱いているということかもしれません。
このヒロインに対し、どういう見方をするかですね。歳が離れていれば単純に性格悪い女に見えるかもしれません。世代が近ければ共感もあるかもしれまんせんが、同族嫌悪があるかもしれません。
矢向駅って…随分面白い場所をご当地にしましたね。武蔵小杉、新川崎、綱島、川崎…そういうメジャーな駅の丁度ど真ん中の昔の川崎が残っている確かに何もない駅だったと記憶しています。そういう立地選定も作品の「気分」として悪くない気がしました。
その辺のキャラ造形、ストーリーは古き良き青春物語の体裁ですが、ちょっと現代的だし舞台も設定も悪くない気もします。
ただなあ、どう見てもバンドのプロモーションなんですよね。プロモーション臭が強すぎるでしょう。声優さんとか露骨すぎますよね。こういうアニメ作るときって、その意図を隠して意外性を持たせられないんですかね?企画が単純すぎる気がします。
これから仲間が増えてって、受験とか家族とかでいろいろあって、仲間とギャーギャー喧嘩して…バンド結成だ、がんばろーになる感じです。