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2017年マイベストTVアニメ
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　サンキュー(48)
（※2017年放送開始作が対象）時代を左右する程のヒット作はなかった印象の2017年。けれど、こうしてピックアップしてみると、私にとっては心にいつまでも残り続ける濃厚な作品が数多く制作された有意義な一年だったと思います。TVアニメに絞ってみてから気が付きましたが、そう言えば最近TVアニメはネット配信中心でロクにテレビで観てませんｗ視聴環境は激動のただ中にあった一年でした。
BEST10作成日：2018.11.09
作画は凡？物語も凡？キャラも凡？高三冬から青春なんて始まるの？そんな初回の微妙な印象が、ジワジワと覆されて行く渋い味わいが私の好みにジャストフィットした恋愛ドラマ。得点のチャンスに決めきれない、もどかしい恋心等から発せられる台詞回しもツボでした。
★★★★☆　3.7
最近、柄にもなく恋愛アニメをよく観ます。その発火点となったのは｢恋テロ｣と畏れられた、このピュア度マックスのムズキュン純愛作品。本作の高揚感が忘れられず、以来、様々な青春アニメを物色して、ハートに伝わるこそばゆさに悶絶しては、電気のひもを殴る日々ですｗ
★★★★☆　4.0
演技力を極めた豪華キャスト陣が、落語界の頂点を極めた男の生涯やその周辺の悲喜交々を表現しきった、声優史にも残る傑作アニメの完結編。作画における色彩のセンスも抜群。波乱が治まらない騒がしい往生際ですら芸術的に描き切る、その手腕に脱帽です。
★★★★☆　4.0
雄大な大自然の美しさとは裏腹に、可愛いらしいキャラに血涙を噴出させるグロ表現がエグい冒険アニメ。3Kすぎる冒険の現実を突き付けるだけに止まらず、それでも未知への憧れを止められない冒険者の性にまで踏み込んでいく野望を感じます。最終回は2017年で一番泣きました。
★★★★★　4.1
盤上で殴り合うかの如き将棋の激闘だけでなく、学校教育の病理も逃げずに描き切った人間ドラマの秀作。表現する対象について徹底的に調べ上げて、その成果を高密度で積め込む原作者の執念も熱となって伝わります。作画も熱量を感受して川本家食卓の“飯テロ”も含めてテンション高め♪
★★★★★　4.3
壁に分断された霧中のロンドンにて女子高生スパイらが騙し合うスチームパンク作品。アクションだけでなく、嘘や変装を駆使するスパイの伝統芸の復興も嬉しいです。2クール分の話数を1クール分選抜して時系列シャッフルする挑戦も含めて、脚本力が牽引する構成も野心的です。
★★★★☆　4.0
日常系を彷彿とさせる少女キャラ二人が、ゆるいトークを繰り広げながら終末世界をマッタリと旅する紀行作品。段差も多い廃墟をゆっくりとだが着実に進んで行くタイヤ＆キャタピラ両用のハーフトラックの排気音も心地よい。ゆるいけどハッと考えさせられる一日の締めにも適した終末アニメの新領域。
★★★★☆　3.8
CGだからこそ表現できた宝石の身体を持つ登場人物の質感、光沢。あとはヒビ割れ、破砕とかｗ独特の世界観を映像、音楽、キャストまで共有して表現した一体感が芸術的な逸品。主人公に気だるげなボイスを当てた黒沢ともよさんの演技も相性良好で、納得の声優アワード主演女優賞受賞。
★★★★☆　3.9
幼女の外面で戦乱の欧州を蹂躙する戦記アニメ。狂気を孕んだ幼女の顔も化け物ですが、歩くパワハラと共に死地を巡り歩いても尚、自分を保てる副官のお化けメンタルも人知を越えていますｗ書店に並ぶビジネス書って何かズレてる。その何かが本作で表現されている気がします。
★★★★☆　3.9
文明崩壊後と思しき砂に覆われた世界で、何かと引き換えに異能を得た少年少女らがサバイバルする砂上ファンタジー作品。呆気なく死ぬからこそ葬る時は丁重に。など世界観は乾燥し切っているけど、どこか湿っぽい。人を選ぶ鋭利な対比の数々が私の心に棘となって刺さっている作品です。
★★★★☆　3.5
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