イヴの時間 劇場版(アニメ映画)

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「イヴの時間 劇場版」

よみがな:いぶのじかん げきじょうばん

上映開始時期:2010年3月6日

★★★★☆ 4.0
物語:4.2 作画:4.1 声優:3.8 音楽:3.8 キャラ:3.9
総合得点 79.0
感想・評価 1202
棚に入れた人 6434
ランキング 233
子どものころからアンドロイドを人間視することなく、便利な道具として利用してきた高校生のリクオは、ある日、自家用アンドロイド、サミィの行動ログに不審な文字列が刻まれていることに気づく。親友のマサキと共にログを頼りに喫茶店、イヴの時間を訪れたリクオは、人間とアンドロイドを区別しない店のルールに驚く。(アニメ映画『イヴの時間 劇場版』のwikipedia・公式サイト等参照)

このアニメの感想・評価 1202

ネタバレ
2018.01.10 04:42 exprの評価 | 観終わった| 19が閲覧 ★★★☆☆ 3.5 評価対象: イヴの時間 劇場版(アニメ映画) 物語 : 1.0  作画 : 5.0  声優 : 4.0  音楽 : 3.5  キャラ : 4.0

演出が良いアニメ

見るものを飽きさせない演出が素晴らしいと思いました。
設定も中々画期的だと思います。

ただ、物語については褒められたものではないと感じます。


このアニメの根幹である、
「アンドロイドは人間と同じなのか」
というのは大昔からの普遍的なテーマですが、なぜ普遍的かといえば、未だにその問いへの明確な答えが誰も出せていないからでしょう。
そしてそういったテーマをわざわざ取り上げるならば、どちらか一方の考えに偏るのは良くないわけです。


このアニメの場合、アンドロイドの心が人間と同じであるというポジティブな点ばかりに目が行き、アンドロイドを排斥しようとする者たちは悪役的な演出で表現されます。

本来ならば、もっとマイナスの点も用意した上で、主人公がどちらかを選択する必要がありますが、アンドロイドの危険性についてはほんの少し触れるのみで、プラスと釣り合いが取れていないと感じます。


また、マサキとテックスの確執と和解についても、「ロボット三原則」という壁に隔てられた二人が工夫で壁を乗り越えたと言うだけの話でしかありません。

SFの皮を被っていますが、結局は「アンドロイドと人間」という隔たりを設定された二人の勧善懲悪ラブストーリー、以上のものではないため、妙な期待すると私のような感想になってしまうかもしれません。



もう一つ疑問に思ったのは、物語が尻切れトンボなことです。回収してない伏線があまりにも多すぎて、所謂「打ち切りエンド」のような印象。

もしかしたら、上記のような「マイナス面」を続編で描く予定だったところで、何らかの理由で制作できなくなったのでは?と想像します。


辛口評価になってしまいましたが、視聴時は妙な感動がありました。本当に演出が良く、多少ストーリーがおかしくても勢いで押し切れるのです。

演出フェチの方々には是非おすすめしたいと思います。

 サンキュー(2)
2018.01.09 01:18 よーぷの評価 | 観終わった| 32が閲覧 ★★★★☆ 4.6 評価対象: イヴの時間 劇場版(アニメ映画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 5.0

アンドロイドと人との心温まる近未来SFヒューマンアニメ

前にどこかで予告編か何かを見て気になってたのですが、やっと見ました。

ロボットができて久しく、アンドロイドができて間もない時代の近未来SFヒューマンアニメです。
見た目は人と区別できない人型アンドロイドが家庭で使われるような世界で、イヴの時間という喫茶店ではロボットと人間を区別しないというルールがあり、そこでは人かアンドロイドかを区別できません。
その喫茶店で、それぞれの人に焦点があたり、アンドロイドと人との心のそれぞれの思いが交わりあいます。

アンドロイド、人間、それぞれがお互いのことを思い合う気持ちに心を打たれました。喫茶店のほのぼのとした感じと、千と千尋のようにちょっと違う異世界に入り込んだ感覚も味わえる、自分好みの作品でした。作画、音楽も素晴らしいです。
AIが進化してる今の時代だからこそ、さらにリアリティを感じて、はまりこめました。この監督のセンスは素晴らしい!
お世話になっている家電製品にすら愛着が湧いてくる心温まるストーリーです。
見て本当に良かったです!

 サンキュー(6)
2018.01.05 12:41 むらさきたましいの評価 | 観終わった| 18が閲覧 ★★★☆☆ 3.8 評価対象: イヴの時間 劇場版(アニメ映画) 物語 : 4.0  作画 : 5.0  声優 : 4.0  音楽 : 3.0  キャラ : 3.0

人間とは、ロボットとは

勧められて視聴しました。少し前の作品です。

人間は、ロボットとは何が違うのかを問いかけられる内容です。
映画「ブレードランナー」の原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」に通じるテーマだと思いました。

とはいっても、決して重い内容のお話ではありません。
少し複雑な物語ですが、CGを多用した絵もきれいでした。

水谷優子さんが出演されていたのも、うれしかったです。

 サンキュー(4)
2018.01.01 21:30 頑張って見る蔵の評価 | 観終わった| 24が閲覧 ★★★★☆ 4.3 評価対象: イヴの時間 劇場版(アニメ映画) 物語 : 5.0  作画 : 4.0  声優 : 4.5  音楽 : 4.5  キャラ : 3.5

人はアンドロイドと共生できるか

アンドロイドが人々の生活に密接にかかわり始めた世界が舞台。主人公のリクオは、所有するアンドロイド、サミィのログに不審なものを見つける。そのログを辿っていくと、雑居ビルの裏口のような怪しい場所にたどり着く。意を決して中に入ると、そこには「イヴの時間」という喫茶店があった。

物語は喫茶店での客や店主、凪との交流で紡がれる。
人とロボットを区別しない特殊なルールによって、誰も素性がわからない。
市中では愛想のない、ただ役務をこなすだけのアンドロイドたちがこの店ではまるで生きている人間のように振る舞い、ロボットと人間の垣根を感じさせない。

その交流の中で、主人公のリクオと友人のマサキはロボットと人の心について深く考えていく。

全般を通じ、喫茶店の客である人とロボットたちのキャラクターが掘り下げられている。だがテンポは非常に良い。
{netabare}冒頭のアキコちゃんのくだりは特に引き込まれるよいテンポであった。また、ロボット同士が互いを人間だと思って恋愛関係になっていたりと興味をそそるトピックがいくつも連作のようにつながっていく。{/netabare}

また、所々にクスっと来るような笑いどころもあり
人とロボットの共生、ロボットの自我についてどう受け止めるか
というSFの重いテーマを内包しながらも
肩の力を抜いて楽しむこともできる傑作である。

 サンキュー(6)
ネタバレ
2017.12.27 11:30 岬ヶ丘の評価 | 観終わった| 21が閲覧 ★★★☆☆ 3.2 評価対象: イヴの時間 劇場版(アニメ映画) 物語 : 3.0  作画 : 3.0  声優 : 3.5  音楽 : 3.5  キャラ : 3.0

アンドロイドはアンドロイドをアンドロイドして認識できるか?

 アンドロイドが広く普及し、人間がアンドロイドを道具のように扱っている未来。「人間とロボットを区別しない」奇妙なルールを掲げる「イブの時間」という喫茶店が物語の舞台。この喫茶店では人間とアンドロイドがいわば覆面を被っているように、外見や発言だけでは簡単に両者の区別がつかない。

本作に登場するアンドロイドは人間の定めたロボット3原則に従いながらも、人間のために嘘をついたり、隠し事をしたり、人間の求めるアンドロイドの役割をあえて演じている者がいる。彼らは豊かな思考と行動バリエーションを持ち、なにより人間をより理解したいと願っている。
 その中でも最も印象的だったのは、コージとリナのカップル。一見男性のコージが人間で、女性型アンドロイドのリナに入れ込んでいるように見えるが、その正体は実は両方ともアンドロイド。しかも互いが互いのことを人間だと勘違いしているのが興味深い。彼らがいつも一緒にいるのは共に違う理由からであり、それぞれが秘密や事情を抱えている。関係そのものは男女の修羅場や三角関係とも捉えられるが、そこにどこか微笑ましさを感じるのは、彼らが実に人間的な心の機微を備えているから。アンドロイドが人間を大切に思っていること、アンドロイドは他のアンドロイドをそれとして認識できない、という条件が重なって起きているこの奇妙な関係にどこかほっこりしてしまう。

 この世界のアンドロイドは外見こそ人間と遜色ないものの、まだまだ不完全な存在であり、それ故に人間(オーナー)との間に気持ちのすれ違いや誤解も生じてしまう。しかしそれは人間も同じこと。人間とアンドロイドが心を通じ合わせようとすることで見えてくる新しい発見が、主人公のアンドロイドへの認識を改め、自身の成長にも繋がっていく。アンドロイドが日常に溶け込んでいる風景をごく自然に描写することで、あまり押しつけがましくない独特のリアル感を生んでいる。

 話はそれるが、人間がロボット・AI問題を語るときに起点になるのは、基本的に人間側。ロボット・AI視点で議論されることはまずない。それは「イブの時間」と同様に人間が彼らよりも優位の関係にあるという認識ゆえではないか。人間にとって彼らがいかに利となり害にならない存在になるかが議論の的であるように感じられる。今はAIの登場を不安視するような話題も多く、AIとの共存という話はまだまだ現実的ではない部分も感じる。
 理由の一つには「イブの時間」同様に今の社会ではAIに人権や人格のような概念が、認識されていないからではないか。しかし本作は人間対アンドロイドという単純な上下関係ではなく、両者の関係や立場を視点を切り替えて見せることで、人間とアンドロイドとの関係性について色々な角度から見える気づきを視聴者に示している。この作品が訴えかけているのは、人間・ロボット問題を考えるときの視点の切り替えの重要性だと思う。

 人間がアンドロイドの声に耳を傾け理解しようとすることで、本当の意味での人間とアンドロイドが共生する未来が訪れるかもしれない、そんなほのかに明るいメッセージが本作に込められている気がしてならない。

 サンキュー(7)

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