シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain](TVアニメ動画)

名作アニメを観たいなら、「さがす」より「登録」した方が圧倒的に速い!⇛あにこれβ会員登録(無料)

「シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain]」

よみがな:しりあるえくすぺりめんつれいん

放送時期:1998年夏アニメ(1998年7月~1998年9月)

★★★★☆ 3.7
物語:3.9 作画:3.6 声優:3.5 音楽:3.9 キャラ:3.7
総合得点 72.5
感想・評価 615
棚に入れた人 2893
ランキング 475
コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末「NAVI」(ナビ)が普及した現代、中学生の岩倉玲音は、死んだはずの四方田千砂からのメールを受け取る。その日以来、玲音は見えないはずのものを見るようになる。四方田千砂のメールの言葉に興味を持ち、大型の「NAVI」を手に入れるが、それ以来更に奇怪な事件に巻き込まれていく。物理世界(リアルワールド)と電脳世界(ワイヤード)、二つの世界・二人の玲音(lain)が混濁し錯綜する果てにあるものは? 「人は誰しも“繋がれて”いる」「私は遍在する」(TVアニメ動画『シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain]』のwikipedia・公式サイト等参照)

このアニメの感想・評価 615

ネタバレ
2017.11.19 14:47 kurosuke40の評価 | 観終わった| 18が閲覧 ★★★☆☆ 3.8 評価対象: シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain](TVアニメ動画) 物語 : 3.5  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 3.5

集合的無意識の擬人化実験

記憶にないことは存在しないこと。
存在しても、記憶になければ、存在しないと同じこと? 
玲音は存在しなくなったが、視聴者の記憶には残っているということ。


集合的無意識という概念から擬人化された玲音。
擬人化といっても単なる2次元での擬人化ではなく、肉体を持った一個体として擬人化されている。
(正直「擬人化」よりふさわしい言葉がありそうな気がする)
集合的無意識の特質をもったまま、個としての生きる玲音と、
個から神の概念に位置取ろうとした政美のお話。

その性質上玲音はいろいろな人物に影響を受けるが、現実の個として主な接点を持つのはアリスやお父さん。
今ここにある玲音としての感情で優先されるのは向き合ってきてくれたアリスやお父さんで
「I am your father」とポッとでてきた神様ではない。まぁ神様の接し方次第ではあったとは思うけど。

構造的には、誰の心にもいた玲音が、アリスのために誰の心からいなくなるという供犠の話で、
「まどマギ」と比べると、個として寂しい感情が残る玲音の方が残酷だけど、新たな関係を作っていける希望もあるのかもしれない。

記憶にないことは存在しないこと。
玲音の操作の影響範囲はあくまで物語内。つまり視聴者の記憶までは消せない。
最後にアリスが玲音と面識がある勘違いをしたのは、視聴者層からの無意識の共有のせいかもしれない。なんてメタに妄想しすぎか。

あと政美先生は欲張りすぎたんだと思う。
そのうえ神の上の神の存在について反論できないとは神を名乗るには準備不足すぎるぞ、先生。

正直もっと分かりやすくはできたとは思うけど、この味は出なかったとは思う。
こういう作品は、解説を読んでから感性的に視聴するのが楽しいのかもしれない。

蛇足
神様と玲音が相手の言葉を言い合う演出がなんか好みだった。
わざわざ口に出すのは、ちゃんと受け取った確認なんでしょうね。

お父さん、情緒不安定でこっちが不安になるわー。

イヤリングはやっぱり色っぽいですね。

 サンキュー(2)
2017.11.17 18:36 芝生まじりの丘の評価 | 観終わった| 24が閲覧 ★★★★☆ 4.0 評価対象: シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain](TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

なんかいいアニメ

妄想と現実と演出が交錯して、全然説明足りてないので、わかりやすい表現ができてるとは思えません。でも先の展開の予想がつくような、わかりやすい人間模様を見るよりは、わだかまりを抱えながら見て、見終わった後も色々謎がぐるぐると残るぐらいの方が自分は好き。
ゲーム版も、他人のUSBのぞいて、半分くらいは自分で脳内補完しろって話だったな。
まあ、全部を理解しようとして見る作品ではないでしょう。

(逆に例えば玲音というよく分からない変な可愛い女の子を愛でる、というのでもこのアニメの楽しみ方として間違ってはいない。)

また、未来的でありながら、ディスコとか今見ると古臭い生活文化が同居してたりする世界観を感じ取れる序盤、中盤も自分は十分楽しめた。

もし単に何かの思想や哲学を言葉で表現し伝えたい、学びたいだけなら、ダイレクトに随筆を書いたり読んだり、講演会に参加したりすればいいのであって、アニメがそうした直接表現に勝るのは映像+音声の演出だとか、独自の世界観に触れられる面白さではないかと思う。クリティカルライティングと、文学としての文章は求めるところが違う。

その点この作品では、表現に製作陣の野心、意欲がすこぶる感じられ、よかったと思う。

現代ITは小型、スタイリッシュ、等の方向に進化していますが、昔はITの発展で機械はどんどんゴテゴテして怪物のようになると思っていたんだなあ、というのも感慨深かった。こういうデザインも(現実あったら使いにくいんだろうが)これはこれでかっこいい。

何よりレインもお姉ちゃんも超絶可愛い。お父さんも素敵だなあ。安倍さん独特のセンスが際立ってます。これはこれで、理想を追った非現実的な絵だけど、ラノベ絵とかより、生々しいエロさがあるのでは。

 サンキュー(2)
2017.11.06 11:45 しおの評価 | 観終わった| 194が閲覧 ★★★★☆ 4.1 評価対象: シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain](TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 3.0  音楽 : 5.0  キャラ : 4.5

レイン、愛してる。また会おう。

この作品が作られたのは1998年。
その時代にこんなアニメが放送されていたとは知りませんでした。
90年代後半のあの雰囲気と、全体的に漂うダウナーな空気感の融合。色々な意味で驚きました。

私はこの時代のROCKを特に好んでいたので、この作品のOP、EDには衝撃を受けました。
OPが90年代UK…懐かしくもあるけど、今聴くと逆に新鮮。作品の雰囲気にも合った良い曲だと思います。
OPのレインの憂い漂う表情、何回も見てしまいます。表情だけでエロい中学生。勿論誉め言葉です。

そしてEDの歌詞がしみる。OPと違って好みが別れる曲かもしれませんが、視聴した方は是非歌詞も聴いてください。「遠い叫び」。この曲をチョイスした方、すごい。
ちなみにEDと本作の音楽を担当されているのは仲井戸“CHABO”麗市 。故・忌野清志郎氏率いるRCサクセションのギタリスト兼ボーカリストとしても有名です。まさかこの名前が出るとは…驚いた。

音楽以外だと、最近のアニメを見慣れている人には絵柄が古く感じられるのかな?
個人的には見やすい絵だと思うし、主人公のレインもかわいい。
静かなレイン。荒ぶるレイン。意地悪レイン。優しいレイン。こういう静かでミステリアスな女の子が好きな人は多いんじゃないでしょうか。
映像やキャラの服、当時の機材などの古さに拒否感が出なければ「こういうのもあったんだ…」と楽しめるかも。
機材は仕方ないが…98年のクラブ&ファッションってこんなにダサかったか?そういうのは「アニメだから仕方ない」という思うしかないのか…。
それと難点がひとつ。ガキの声が酷い。少し萎えました。

本作をあにこれの「アニメの成分表」で見てみたら「鬱」「難解」が上位に。
作品全体に不穏な空気が漂っており、序盤は謎のままストーリーが進みます。
私は「これはわからなくて当然だ」と思って鑑賞に臨みました。いつも難解と言われる作品はそうやって見てきたから。
全12話だし、2~3回見てどうしても気になる部分があれば考察でも見ればいいんじゃないかな。
そんなスタンスで乗り込んだのですが、特に退屈もせずストーリーに入り込むことができました。予想していたより難解とも思わず、考察も見なくて済みました。
あまり難解と思わなかったのは、この作品が以降の作品に影響を与えているからでしょうか。
嫌な言い方で言うと「〇〇に似てるよね」ってやつ。でも本当はその逆で、「〇〇がレインに似てる」ってやつ。
そんな見方なので、間違った解釈をしているかもしれませんが、「この作品好き」と思ったのでそれでいいと思います。
私の見方は感覚的なので、徹底的に考察したい方、考えたい方は別のスタイルで鑑賞されるといいかと思います。

夜ひとりで部屋を暗くして、酒またはそれに準ずる何かを摂取しながらダウナーな雰囲気に浸るにはぴったりの作品です。
レイン、愛してる。また会おう。

 サンキュー(17)
2017.10.17 19:29 maquitの評価 | 観終わった| 52が閲覧 ★★★★☆ 4.1 評価対象: シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain](TVアニメ動画) 物語 : 3.5  作画 : 4.0  声優 : 3.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

あっという間に時代遅れ?

※この作品は個人的にものすごく思い入れがあり、
偏ったレビューになると思います。
かなりの思い出補正が加味されてますので、ご注意ください。

さて
最近のアニメは、はっきりと製作時期がわかる点があります。
それは、舞台が学生、それも中高生が多いことに起因しますが、
使っている携帯端末だと思ってます。

スマホが折りたたみ式のケータイに変わるだけでも
なんか古臭く感じてしまう。
でもほんの数年前はそれが当たり前だったのに

この作品はまさにちょっと前までは当たり前だったのに
今じゃ見かけないものばかり

例えば『砂嵐』とか『ブラウン管』、『CRTモニタ』
その時代を司るのイコンが満載!
(※以下、長いので略)
{netabare}
■砂嵐
アナログ地上波のレベル低下に伴うノイズ
基本的にはもう見れないんだよなぁ?

■ブラウン管テレビ、CRTモニタ
とにかくデカかった!
自作PCの筐体も古いね(笑)

■ワイアード
有線。でも今じゃ無線接続が普通
でもね、この意味にはテクノロジーの先端情報を扱っていた
『WIRED』を意識しているはず

■ディスコからクラブ
バブル崩壊後からいつの間にかディスコって言わなくなってたね

■パソコン通信からインターネット
当時はまだインターネット網はまだまだの時
繋がることの意味すらわかってない人が大半だったはず

■チーマーとかおやじ狩りとか…
今風に言うとヤンチャなニート

とまぁ、こんな内容が際限なく出てきちゃうね
そんなことを書き連ねていくと
いい年したおっさんが遠い目をして
何にもない空間をずっと眺めちゃうよ(笑)
{/netabare}

古臭く感じても仕方ない
若い子が共感できなくてもしょうがない
でも
当時はコレが最新だったんだよ
リアルタイムで見ていて
圧倒的に斬新で先端を行っていた感じ
アンダーグラウンドってのが
よくわからないけどカッコいいって感覚

つまりコレは
深夜アニメ(←定義はTEXHNOLYZEのレビューをみてね)の
深夜アニメたる在り方を示した作品。
時代を象徴するマスターピースなんです。
まだ完全にデジタル化できず、
アナログ的なものと共存しないといけない不安定な状況を
当時の社会問題を匂わせながら描いてます。

でも
これ以上は求めないでください。答えはありません。
あくまで、ありえたかもしれない未来の表現なので。


あとOP良いよね!
どハマりして、当時ネット検索が普及していない中
なんとかアルバムを探し当てたのは、我ながらグッジョブ!
友人一人から褒めてもらったのは良い思い出(^_^;)

 サンキュー(8)
ネタバレ
2017.10.02 21:29 ワドルディ隊員の評価 | 観終わった| 73が閲覧 ★★★☆☆ 3.9 評価対象: シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain](TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 3.0  声優 : 3.5  音楽 : 4.5  キャラ : 4.0

サイバーパンク要素満載のカルトアニメ

このアニメは知る人ぞ知るSFアニメである。
私としては内容が難解だなと感じたアニメだった。
人を選ぶタイプの作品であるのは間違いない。
個人的に難解だと思った点を下記にいくつか示す。

わたしは、この世界観や雰囲気が好きだという
こともあり、なんとか最終話まで視聴できた。
海外映画で例えるならブレードランナーが近いだろう。

おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
「NAVI」と呼ばれるコミュニケーション端末が普及した世界。
主人公である岩倉玲音は、既に死んだはずの四方田千砂からの
メールを受け取ったことで、身の回りに奇怪な事件が
起こり始めるというもの。

この作品は凄いなと感じた点は、パソコンやインターネット
を設定に上手く盛り込んだところである。
特に、コミュニケーションツール(今のもので例えるなら、
フェイスブック、ツイッター、インスタグラム等)
について深く掘り下げているため、現代社会に通じるものがある。

opもすごく印象に残りやすい。流れる前に、
プレゼント・デイ、プレゼント・タイム、Ahahahaha...といった
セリフが流れてくる。真似したくなる気持ちが分かる。

専門用語がこれでもかといわんばかりに登場する。
一部の用語はきちんと説明されているが、
大抵の用語は説明されない。

テンポもあまり良くないため、非常に
退屈だと感じやすい。
特に、序盤から中盤までの流れが非常に
つかみにくいのでしばらくの間、辛抱する必要がある。

一部のシーンはbgmが大きすぎるせいで
キャラクターのセリフが聞き取れない。
設定ミスなのだろうか?

{netabare}
9話あたりで唐突に陰謀論やエイリアンの話が出てくる。
演出の仕方も稚拙な印象を受ける。
私個人としては、伝えたいことはよくわかるのだが
いくらなんでも無理やりすぎる。
11話は前半が回想シーンなので、11話と絡めて
1つにまとめて欲しかった。
{/netabare}

視点の切り替えが結構な頻度で起こりやすいため
混乱しやすい。

そういった点を踏まえても、非常に見ごたえがあり
尚且つ魅力的な作品だなと感じた。
個人的には見てよかったと思っている。

サイバーパンク物の作品が好きな方は
一度視聴してみてはどうだろうか?
病みつきになること間違いなし。

 サンキュー(9)

シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain]のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら≫
シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain]のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

このアニメの成分表

成分タグをクリックで、同じ成分を含むおすすめアニメのランキングがみれるぞ!)

※あにこれは『タグに投票できる成分タグ』で特許出願済です!

あにこれに参加するとアニメ棚もらえます!

あにこれでみつけたおもしろそうなアニメや大好きなアニメを自分の棚に送ってコレクションしよう!参加するとアナタのアニメライフを管理できる専用の棚がもらえます!

棚ってなぁに?    棚をつくる
このページのトップへ

■あにこれとは?

おもしろいアニメが見たい!
アニメ選びで失敗したくない!
そんな仲間達のためのランキング&口コミサイトです。