新世界より(TVアニメ動画)

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「新世界より」

よみがな:しんせかいより

放送時期:2012年秋アニメ(2012年10月~2013年3月)

★★★★☆ 3.9
物語:4.2 作画:3.6 声優:3.8 音楽:3.9 キャラ:3.8
総合得点 82.8
感想・評価 2587
棚に入れた人 12155
ランキング 156
渡辺早季は、閉鎖的だが穏やかな田舎町「神栖66町」で幸福に少女時代をおくった。ある日、町の外へ同級生たちと出かけて小型図書館端末ロボット「ミノシロモドキ」と出会う。質問することにより21世紀前半の超能力者誕生から非能力者との敵対、その抗争から能力者の勝利と文明の崩壊、その後の暗黒時代、町の管理支配の実態といった禁断の知識を知ってしまう。その直後、バケネズミ同士の戦争に巻き込まれ、命からがら町に戻るがしだいに恐ろしいことが起き始める。(TVアニメ動画『新世界より』のwikipedia・公式サイト等参照)

このアニメの感想・評価 2587

2017.03.27 13:34 fumiの評価 | 観終わった| 36が閲覧 ★★★★☆ 4.8 評価対象: 新世界より(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 4.5  声優 : 5.0  音楽 : 4.5  キャラ : 5.0

千年紀の果てに人類が見たものは

ちょっと見たところ、犯罪的なネタバレがあるので未見の人は絶対にネタバレを開いてはいけません

このレビューは1話のネタバレを含みます 書くことなくなっちゃうので

現代に近い時代に、精神力が物体に影響を及ぼす能力【サイコキネシス】(スプーン曲げなど)が発現し社会が大きく変貌した事件の1000年後の社会を描いた本格SFストーリー

30xx年の茨木県神栖市周辺が舞台となる

個人的に茨木とは縁が深く。住んだことは無いが100回以上行ったことがある  名産は豚肉で、ほとんどの街に豚のにおいが充満している場所がある
メインキャラのヤクマルなどどう見ても豚である(化け鼠という種)

千年後の社会など想像できるはずがないので、発想を転換して千年前の社会を混ぜ込んでみたようなアイディアが見られる

主役は綿密に構成された未来社会であり個人の小さな思いは裏切られ続ける
主人公の早季なども見識の狭いウザキャラに見えることもある

一話の段階では子供なので性格の確立はまだのようだ

登場人物の行動や思惑にぶれは無く、考察に値する良作品と評価した

人類の能力が進化したため苦境に陥るアイディアは、ポールアンダースンの処女長編「脳波」と言うのがあり、作者も参考にはしたと思う


見終わったばかりなので、整理がついたら書き直してみたい

現段階の評価は、アニメファンなら見ておくべき傑作
名作とは微妙に意味合いが違うところ
特に若い人にはじっくりと見て考えてもらいたいと思いました

 サンキュー(6)
2017.03.26 22:37 ゆなの評価 | 観終わった| 21が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: 新世界より(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

すばらしい

ただただ おもしろい。
早く次が観たくなる。
今よりだいぶ未来の話だが、どこか昭和のような雰囲気。
途中、あのシーン泣いてしまいました。
観ているうちに徐々にドキドキハラハラさせられ、人とは、その他 生きる物とは、人間が勝手に決めつけてしまう価値とは正しいものなのか、今までの歴史の中で行われてきたことについてなどたくさん考えさせられることがあり とても興味深かった。

今までのアニメの中で一番心にしみわたり、おもしろく、観た後の余韻がなかなか抜けなかった。
名作だと思う。
小説も全て買ったが、これがまたアニメとは違うおもしろさで、これを原作にアニメにできたこともすごいと思った。
あと、OP EDとも歌がとても好きです。

 サンキュー(1)
ネタバレ
2017.03.23 12:51 カンタダの評価 | 観終わった| 33が閲覧 ★★★☆☆ 3.6 評価対象: 新世界より(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 2.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

全体としては良作

設定の掘り下げに多少の不満が残るものの、最後まで観られた。

全体的に重苦しく、逼塞感漂う雰囲気のなか物語は進行し、事実裏では子供の間引きという血に塗れたおぞましい慣習が粛々と行われている。

ここで気になるのが、なぜ呪力が発現しない子供と、呪力が不十分にしか発達しなかった子供が間引きされるのかが、最後まで説明されず疑問が残る。悪鬼の出現を恐れ、社会秩序を保つために様々な制約を子供に課すのは理解できるが、成績の振るわない、または、呪力を持たない子供が社会の脅威になるとは考え難い。彼等を間引きする理由が見つからないため、理解に苦しむ設定である。

次に登場人物について。最後まで早季が瞬を引き摺ってしまい、克服するに至らずに終わるのが心残りだ。結局早季は覚と結ばれるのだが、ずっと同じ1班だったということ以外特に動機が見当たらないのは残念だ。
瞬が早季の本命であり続けることは、覚との結婚はある意味不本意だろう。孤独を恐れるために消極的理由から手近な男を選んだとも取られてしまう。
それならばヒロインである早季が、本命である瞬を超える存在としての、覚の本命へ昇格するための出来事があっても良かっただろうが、それがなかったのは残念。あくまでも覚の位置は「同じ1班のメンバー」に終止した。

本作品のテーマの主要な一つは「人間存在の尊厳」であろう。足を踏んだものは踏まれたものの痛みなど感じないもので、恣意的に自分のコロニーをいつでも滅ぼされるバケネズミにすれば、人間の存在は脅威であり、屈辱であろう。そういう意味ではバケネズミらの反逆は正当なものだろう。
心優しい早季でさえ、それにようやく最後になって気付くわけだが、他の人間はどうしてもそこには至らない。人間の業の深さを考えさせられる作品。

 サンキュー(2)
ネタバレ
2017.03.23 02:59 しんじの元嫁の評価 | 観終わった| 154が閲覧 ★★★☆☆ 3.9 評価対象: 新世界より(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 3.0

共産主義的なユートピアにょろーん

千年後の話、SFにょろーん。
人類の文明は見た目では衰退していて日本の人口は5~6万人にょろーん。
電気は水車の電力から賄うというレベルにょろーん。
「人間」は「呪力」という超能力を使えるようになっているにょろーん。
さらに、進化して、守られ続けた部分もあったにょろーん。
それが規律や秩序にょろーん。

規律を守る理由として挙げられるのは「悪鬼」と「業魔」という存在にょろーん。
呪力を持ちながら、人間ではないものとなり、大量殺人も止められなくなるという説もあるにょろ。
この「悪鬼」と「業魔」の誕生を阻止するために、問題のある子どもは排除され、記録や記憶から排除できるシステムにょろーん。
しかし、規律と秩序を重要視するのはこの二つの存在だけでなく、社会を維持させるという目的もあったように見えるにょろーん。

呪力、すなわち「力」を手に入れた「人間」はどうするか、このアニメのなかでは「力」=PK能力を持った人が無差別テロを起こし、戦いの時代へと移行し人類は衰退したにょろーん。

つまり、社会を維持するために必要な要素、それが攻撃抑制と「愧死機構(きしきこう)」にょろ。呪力を持つと同時に、同じ「人間」には攻撃できないようになっているにょろーん。
では呪力を持たずに攻撃抑制のない人間はどうするか、それが判明した最終回は衝撃にょろ。2クールの長い長い話は、この最終回に全てつながったにょろーん。

キーとなるのは人間から忌み嫌われ、知性を持つ「バケネズミ」の存在にょろーん。

では本番にょろーん
{netabare}この「新世界」は1つのユートピア、理想的な世界と言えるにょろーん。
そのことを示しているものとして、{netabare}貨幣がない{/netabare}ということが言えるにょろーん。
労働を強いられることがなく、生きるための資源に困ることもなく、そのため競争による格差や貧困も生まれないにょろーん。
つまり「人間」は平等だし、貧しさに怯える必要もない、争いの起きない世界にょろーん。
この要因は3つ、1つは人口の少なさ、2つ目は呪力というエネルギーが生み出されたこと、3つ目は統治機構による管理社会にょろーん。
情報を統制することで、新たな思想を生まないようにするという統治の方法にょろーん。

つまり「人間」にとって到達すべきユートピアだったのがこの「新世界」ということにょろーん。
では、なぜ「人間」が「」(カギカッコ)つきにょろーん?

話を変えるにょろーん。
そもそも文明社会というのはルソーによれば「奴隷制と貧困」の上に成り立っていたにょろーん。
人類の発展は競争と差別の上に成り立ってきたにょろーん。

この「新世界」を一つの「国家」としてみるにょろーん。
「国家」とはウェーバーいわく、警察や軍隊などによって管理する暴力装置を持つものにょろーん。
そして正当性を持たなければならないにょろーん。

そして、アンダーソンによれば、「国家」に生きるネーション(国民)は平等性が仮定されるにょろーん。
しかし、平等性が仮定されるが故に、不平等が生じるにょろーん。
国民が「呪力」を使えることが仮定されるが故に、「呪力」を使えないものは差別されるにょろーん。

「国家」は人権を保護しなければならないのに、実際には人間には格差があり、生存権さえ脅かされるにょろーん。
具体的に言えば、エネルギーが呪力で賄われてる社会のなかで、呪力を持てない人間は、必要なエネルギーを持てず、生きるのが困難になるにょろーん。
(逆にいえば、呪力を持っている「人間」にとってはユートピア)
例えば、自分が呪力を持っているかもしれないし、持っていないかもしれないという状態で自分の幸せを考えるのであれば、呪力を持ってない人間のため社会を作るのが合理的だと考えるにょろーん。
つまり「新世界」の課題は、この差別をいかにして正当性のあるものにするかということにょろーん。

呪力を持たない人間を、{netabare}「人間」{/netabare}じゃなくすればいいにょろーん。
「新世界」の「人間」の条件は呪力を持っていることにょろーん。
呪力を持たない人間はバケネズミにしてしまえばいいにょろーん。
バケネズミであれば「人間」として権利を保障する必要はないにょろーん。
呪力を持たない人間を「人間」の母数に当てはめる必要はなくなるにょろーん。

この区別の方法として、たとえば、言語があるにょろーん。
多くのバケネズミは「人間」の言語をしゃべれないにょろーん。
バケネズミの言葉と「人間」の言語を区別することによって、実際にもバケネズミと「人間」は区別されているにょろーん。
極端なことをいえば「われわれ=国民(「人間」)」を、他人(バケネズミ)の存在から区別しているにょろーん。

「新世界」を「国家」に喩えたのは、こうした言語による区別とともに、もう1つ理由があるにょろーん。
現実の世界システムでも、豊かな「中核」国と、貧しい「周辺」国(間には半周辺国)に分かれていて、植民地時代から、「中核」が「周辺」から搾取するという構図があるにょろーん。
これが「人間」とバケネズミの関係に近いと考えたにょろーん。
つまり、「中核/周辺」という関係がなく、それぞれが完全に独立していれば、幸せであり正当性が認められるにょろーん。
あとは食料やエネルギー問題を解決し、暴力を完全にコントロールできれば、ほぼユートピアにょろーん。
しかし、実際には搾取される側の人間がいる、ユートピアに馴染めない人間がいるにょろーん。

レビュータイトルとは反するが、これがユートピアとよべるにょろーん?
人間を「人間」と「人間」でないものに切り分け、「人間」でないものは虐げられても問題ないという世界は、本当に差別のないユートピアといえるにょろーん?

つまり暴力を管理する、その正当性を持つための規律と秩序だったということにょろーん。

さて、最後に、貨幣のない時代がユートピアであるのであれば、文明の発達してない原始社会こそが理想だったのだろうかという疑問があがるにょろーん。
無垢で平等かつ永続的な未開社会が、人間の自己改善能力による文明の発達により、利己心と競争心が生まれたと考えることもできるにょろーん。
実際、呪力というのは過去の時代にあったもので、貨幣のない時代は存在していたにょろーん。
しかし、その社会は、非常に貧しかったため、人間が生きていけるほどの世界ではなかったにょろーん。
この貧困の解決ができた「新世界」は、ユートピア(かもしれない)といえるにょろーん。

ユートピアや「新世界」という言葉で僕がイメージしていたのは、『サイコパス』のような、機械と文明が発達した「管理社会」だったにょろーん。
しかし、過去の歴史を遡ることによって作られたユートピア(かもしれない)を描いたこの作品は、これからの理想を考えるうえでも大切なアイディアではないだろうか、にょろーん!

{/netabare}

 サンキュー(14)
2017.03.18 20:46 Robbieの評価 | 観終わった| 467が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: 新世界より(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

ネタバレ厳禁

これ以上、ネタバレを見てはいけないアニメは存在しない。

 サンキュー(7)

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