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「3月のライオン(TVアニメ動画)」

総合得点
80.1
感想・評価
969
棚に入れた
4849
ランキング
461
★★★★☆ 3.9 (969)
物語
3.9
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.9

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3月のライオンの感想・評価はどうでしたか?

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

3姉妹が貴い

あの3姉妹に癒されるために観てた、と言ったら過言w

22話かけて、世界観を描いたように感じられたが、とても楽しかった。続編が楽しみ。

自分含めて素人には難しい将棋をうまく絡めることができてたと思う。

あと、音楽が良い。力の入れ具合が分かる。


半年も待てませんね!!

投稿 : 2017/04/02
閲覧 : 168
サンキュー:

3

ブーブコム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

将棋とともに少年の成長を描いたストーリー

生い立ちに不幸がある少年が周りに支えられながらも一流棋士を
目指すストーリー

前半は毎回誰かしら泣く、もしくは涙をこらえるシーンが登場し
いかにもお涙ちょうだい的な感じがして、逆に冷めてしまった
そういうふうに感じたのは自分の心が荒んでるせいか…σ(^_^;)

後半に入るとトーナメント戦が始まり、それと並行して主人公の桐山にも
成長が見られおもしろかった

ただこのアニメを観たからって将棋は強くならないと思う

秋に続編をやるみたいだが、個人的にまだまだ先が長そうなのでたぶん観ない

投稿 : 2017/04/02
閲覧 : 284
サンキュー:

4

kochan さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

将棋、3姉妹、家族(主に姉)の物語を主軸にして話が進みバランスがよい。
主人公としては孤独で苦悩しているんだが、3姉妹、二階堂など多くの人に支えられている。
貧乏で苦労しているが一生懸命生きている三姉妹には癒される。
面白いのはやっぱり将棋の場面、様々な棋士のキャラがよい。
2期が楽しみ

投稿 : 2017/04/01
閲覧 : 151
サンキュー:

4

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

2期に期待

12話まで視聴。
非常に手間をかけたアニメ化であることは伺えるけど、原作からの問題で序盤の展開ってどうでもいいのよね。
お姉ちゃんとかどっか行っちゃったし。
いじめ展開あたりからかなぁ、心に響いたのは。
てな訳で途中までしか観てないのに2期に期待するのであった。

アートワーク頑張った<55>
原作の作風出すためにいろいろ頑張ってた印象。
心象描写が長かったけど、初回だけだろうってことで今後のギスギス展開に期待。

投稿 : 2017/04/01
閲覧 : 211
サンキュー:

5

上杉達也 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

途中だから??

終わってないからですかね?
おもしろいはおもしろい。だが、、、ってかんじでした。

川本家と先生ぐらいしか印象に、、、w

シャフトの良さがでてなかった気もしますが、

まあ次回を期待してまってみましょうw

投稿 : 2017/03/31
閲覧 : 158
サンキュー:

4

明石 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

原作から

原作既刊までは既読。

個人的には、原作の方が心に響いた。アニメは何だか全体的にノリが軽いように感じた。シャフト、新房監督の独特の演出はこのアニメにはあまり合わないのではないか・・・。ハチクロの感じが良かったな~となんとなく思った。

声優さんやOPEDは、作品によく合っていて良かった。

投稿 : 2017/03/30
閲覧 : 200
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

将棋アニメではなく、ヒューマンドラマって感じ

11話まで視聴。
史上5人目の中学生でプロ棋士になった、桐山零の群像劇。
将棋の知識が全くなくても問題ありませんね。
たま~にシャフトらしい構成をぶっ込んでますが、全体的にはシャフトらしくはないです。
語り口調で進んでいくので、アニメらしさもあり、小説らしさもある。主人公の桐山零の一人称形式なのでどんどんとストーリーにのめり込んでいきますね。
何だかヒューマンドラマを観ているような感じです。
将棋アニメですが、物語の根幹は主人公を取り巻く人間関係と主人公の成長といった感じでしょうか。
川本家とか二階堂君とか本当に温かい人間関係に癒されますね。桐山零の生い立ちは結構重いんですけど、その複雑な人間関係がストーリーをより面白くしています。
効果音とかを声で表現しているのが珍しい。猫とか犬も喋ってますし。
日常系というよりは本当にヒューマンドラマを観ているような感じです。
ニャーニャー将棋の歌を川本3姉妹が歌ってましたね。花澤さんと茅野さんの声って、神!ですね。
猫の可愛さもあり、モモちゃんの可愛さもあり、確りと「可愛い」も押さえております。
OPとEDをバンプオブチキン。神作詞と思うバンドの一つです。他にはミスチルとかサザンですね。
個人的に好きなバンドはGLAYとワンオクですが。
人の温かさを感じさせてくれる非常に良い作品。それなりに期待はしてましたが、今のところ期待以上にこの作品は好きですね。

投稿 : 2017/03/30
閲覧 : 181

カンタダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

少女漫画的佳作

ヤングアニマルで連載されているそうだが、漫画は1巻で断念。レディースランチの詰め合わせ的な少女漫画的描写(貶している訳ではない)はどうしても我慢ができないのは、当方がおっさんであるからだろう。

今作のアニメもやはり少女漫画的描写が少なからず見られ、かなりの忍耐を強いられたが、知人の勧めもあったため、なんとか観終えた。

少女漫画的とはなにかと言えば、一言でいえば、男主人公の女々しさである。女性が描いた漫画は男性にはウケない理由の一つがそれだろう。

女性が描いたから、という理由から読まない人も少なからずいるらしいが(性別不詳のペンネームを編集から勧められるらしい)、これにはある程度理由がある。

というのも、女性作家が描く男性像と男性読者が求める理想的男性像に、小さくないズレがあるためだ。繰り返すが、少女漫画での男性は、女々しいのだ。一例を上げれば、すぐに泣く。だが男はまず泣かない。泣いたとしても必ず堪えようとするものだ。

男は自分の弱さをひた隠しに隠し、他人に見られることを極度に嫌うものだが、どうも女性の描く男主人公は涙もろすぎていけない。「メソメソするな!」と活を入れたくなる衝動を抑えて鑑賞するのは骨が折れる。

男がメソメソするのに、反射的に少なからぬ嫌悪感を催すのは、私だけではないはずだ。こういったズレが解消されないかぎり、少年誌と少女誌の溝は永遠に埋まるまい。埋める必要もないが。

さて、他に気になったのは、物語が主人公の暗い心的描写を基調に進められていくのだが、しばしばコメディ色の強い描写が挟まれる。これがどうもチグハグな印象を与え、いちいち没入感を損なわせている。

ちなみに主人公の零は孤独ではない。孤独に引きこもっている青年だ。なぜなら彼のおかれている環境は羨むべきものだからだ。
優しい三姉妹、「親友」を自認する二階堂、敬愛すべき先生などなど、彼の取り巻く環境は孤独からは程遠い。
これを孤独と言うのならば、それこそ世界中から総スカンを食らうこと請け合いだ。

彼は三姉妹と距離を置こうとする態度からも伺えるように、他者との交流を恐れている。従って、彼は自ら孤独に身を置こうとしているだけの、精神的引きこもりなのだ。

長々と書いたが、上記の事柄を除けば、十分に鑑賞に耐えられる作品だった。孤独に引きこもる主人公が、他者との交流のなかで成長する姿を描いた佳作である。続編を前提としているためか、物語はまとまらずに終わってしまうが。

投稿 : 2017/03/30
閲覧 : 167
サンキュー:

9

トロロ~サンキュー~ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

3姉妹とかまわりの人達いいひと多すぎて羨ましい

キャッチさんのレビューをみて興味をもち全話視聴しました。感想は人それぞれなので参考までにしてくれると幸いです。恥ずかしいことに、1期で終わりだと勝手に勘違いしてました。ちゃんとつづきあるんですね。

おおまかなストーリー=まだ心身ともに未熟で孤独な少年がまわりの人々の温かさに支えられながら厳しい将棋の世界でプロとしてがんばる話です。
演出はいろいろあって面白かったです。効果音など。3姉妹も和みました。皆さん言う通り四月は君の嘘に雰囲気がとてもよく似ていました。
しまりが微妙でしたが、2期もあるとこのことでそちらでしっかりしまるでしょう。おそらく島田さんのところで尺を使いすぎな気がします。

投稿 : 2017/03/30
閲覧 : 204
サンキュー:

7

nf918 TELL さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.5 作画 : 2.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

将棋に興味がある人もそうでない人も楽しめる将棋アニメ

 天才プロ棋士である主人公の成長を描いた作品、将棋の話ではありますが話の重点はそこではなく様々な人との関わりを通しての主人公の成長する姿です。
 物語も原作に忠実で、声優も豪華、羽海野チカらしい人の心に直接投げかける作風もしっかりとアニメでも表現されていたと思います。ただそれだけにアニメでは原作である漫画を超えれていないこともはっきりしていました。悪いと言っているわけではなく伝わる度合いが違うという意味です。
 とは言ってもアニメとしても良作だと思います。将棋に興味がある人もそうでない人も楽しめる将棋アニメです。

投稿 : 2017/03/29
閲覧 : 176
サンキュー:

12

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

水の音、風の音

原作未読 全22話 ハチクロの原作者である羽海野チカさん、制作はシャフト

両親・妹を事故で亡くした後、プロ棋士に内弟子で入り、中学生で将棋の入段し、プロとなって一人暮らしを始めた高校生のプロ棋士で主人公の桐山零(きりやま れい)、彼の心の葛藤や彼を取り巻く人々の人間模様を描いた作品です。

ハチクロ大好きなので楽しみにしていた作品です。

シャフト独特のカメラ回しは健在でしたね。

お話自体はゆっくりと丁寧に流れていきます。

1話に繋がりのある多くて3つのエピソードを入れていたので、全く飽きずに観ることができました。

零くんの周りが良くも悪くもこのお話を盛り上げてくれましたね〜

1 将棋界
一方的に親友だと言う二海堂晴信(にかいどう はるのぶ)はじめ個性的な面々がいる世界です。勝負事なので非常なシーンもありましたね。

2 川本家
あることで零くんと知り合ったのですが、孤独な零くんを色々とサポートしてくれます。3姉妹が可愛い、猫ちゃんたちも可愛いw、川本家のシーンは癒しのひと時でしたね。

3 内弟子時代から関わっていた人々
特に関わり合いが多いのが、師匠の娘である幸田香子(こうだ きょうこ)、過去の因縁もあり零くんに色々と毒のある言い方します。なかなかイライラさせてくれますねw

シリアスな作品ですが、間に必ずコミカルなところ入れるのは重すぎず軽すぎずというバランスなのでしょうね。(ハチクロにもありましたね)

秋には2期も決定したようなので、続きを楽しみにしています^^

OP・ED 2曲ずつありましたが、前半のBUMP OF CHICKENのOP、後半の米津玄師さんのEDが好きでした。

最後に、川本家の猫さんたちの心の声がミケ(花澤香菜)、クロ(茅野愛衣)、シロ(久野美咲)と、三姉妹と同じ声というのは観ていて分からなかったですねw

投稿 : 2017/03/26
閲覧 : 263
サンキュー:

34

オヤジですがなにか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

優しい世界と戦いの間に揺れ動く主人公

1話視聴&原作未読。

主人公がトラウマ抱えながら生きてる感じが静かな描写で描かれるのかと思いきや……
ハイテンションキャラ、キタw
諸々期待できそうなので、当然キープ!

10月30日追記
4話まで視聴。
主人公の成長物語かと思いきや……
主人公、十分ちゃんとしてた(笑
なんか闇は抱えてそうですが、周りに支えられて幸せそうな気がします。

3月26日追記
タイトル変更「主人公の人間的成長に期待→日常系コメディか?(笑」

どんな理由でも、何があってもしがみつきたいものがある。
それはきっと幸せだと思う。
頑張れ、零ちゃん。

そして、2期へと続く。w

投稿 : 2017/03/26
閲覧 : 192
サンキュー:

12

hinazuki さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人の内側の、繊細な表現

中学生にして史上5人目の
プロ棋士になった主人公。

高校生になった彼の
言葉にならない心の叫びと葛藤。
そして彼の周囲の人たちの温かさ。

物語全体として情緒的で、
特に人の内に秘めた感情の表現は繊細で
突き刺さるものがありました。

また主人公だけでなく
大人の登場人物の内側というのも
大人ならではの口に出さない苦悩や我慢、
優しさというのは非常に共感し
複雑ではありますが最後まで面白かったです。

投稿 : 2017/03/25
閲覧 : 190
サンキュー:

10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「3月」「ライオン」「将棋」これらを繋ぐモノとは…?

この作品の原作は未読ですが、監督が新房さんでアニメーション制作がシャフトという鉄板の組み合わせに加え、NHKで放送されるという事…そしてかやのん、花澤さん、久野さんが出演される事を重ねて知り視聴を楽しみにしていた作品でした。
新房さん+シャフトの組み合わせで頭に思い浮かぶのは、最近のでは西尾維新さん原作の「物語」シリーズや週刊少年ジャンプで連載していた「ニセコイ」など、カミソリの様なエッジの効いた作画の印象的な作品です。
でもこの作品はどちらかというと、線の淡さに特徴のある作品でした。

この物語の主人公は、高校1年生の桐山零…
幼い頃に両親を亡くし、父の友人で棋士の幸田8段に引き取られ史上5人目の中学生プロ棋士なった少年です。
幸田家は父の影響で子供2人も幼い頃からプロ棋士を目指して頑張ってきました。
そんな一家団欒の中に零が結果的に割り込んだ形となってしまったんです。
何故なら幸田の実子より零の棋士としての才能の方が圧倒的に勝っていたから…

義姉の香子…義弟の歩…
二人とも強くなるための努力を怠っていた訳ではありません。
ですが二人とも幼い頃に知ってしまったんです。
圧倒的な才能の前には凡人の努力など無に等しいという事を…
それと同時に突き付けられた現実は、これまで注いで貰ってきた実父の寵愛が受けられなくなったこと…

たかが将棋…
生きていく上で必ずしも必要なモノではありませんが、棋士の家に産まれた子供が生まれながらに背負う重責が棋士としてあり続けること…そう考えると、零はこれまで義姉と義弟が培ってきた全てを一瞬のうちに奪い取ってしまった…
もちろん、零に非は一つもありませんし、故意に仕組んだ訳でもありません。
ただ結果だけをみると義兄弟からはそう思われても仕方なかったのかもしれません。

この物語は零がこの様な生い立ちを経て高校に入り…幸田の家を出て一人暮らしするところから始まります。

人に感情を伝えるのが苦手…
人と接するのが苦手…
振り返ってみると零には苦手なモノばかり…

これまでの生い立ちが彼の苦手なモノを増やしたのかもしれません。
だって、彼が一番欲していたのは自分の居場所でしたから…

プロ棋士になって一番欲していたモノをようやく手に入れ…実際どうなんでしょう…?
彼の欲していた居場所って…あんなに空っぽな空間だったんでしょうか…?
きっと違うと思います。
だって将棋を指している時には盤面を対極にお互いの居場所がちゃんと用意されているから…
そこには人の息遣い…歓喜、安堵、落胆といった様々な人の感情が渦を巻いていて、嫌でも一人じゃない事を実感させられる空間…

零は何で将棋が好きになったんだろう…
独りぼっちで部屋にいる時、どうして過去の温もりを思い出してしまうのだろう…
学校に通う理由は本編で零が話をしていましたが本当にそれだけなんだろうか…

きっとこの作品を通してプロ棋士の敷居の高さを感じる事ができると思いますが、同時に居場所に求めてしまう人の温もり…この大切さをも描いた作品なんじゃないかと思いました。

だから、きっとこれから零は気付いていくんだと思います。
川本3姉妹の家は零の部屋とまるで真逆…
昔ながらの家の中には狭いながらも人の笑顔と温もり…そして思いやりに溢れている…
何もかもばっさり切り捨てて始めた一人暮らしはきっと若気の至り…
生きていく上で何が大切なのか…そしてその大切を守るためにどの様に行動する必要があるのか…

そしていつか…掌から零れ落ちたモノを拾えるくらいの大人に成長するのを期待しています。

オープニングテーマは、BUMP OF CHICKENさんの「アンサー」とYUKIさんの「さよならバイスタンダー」
エンディングテーマは、BUMP OF CHICKENさんの「ファイター」と米津玄師さんの「orion」
この中では2クール目のOPである「さよならバイスタンダー」が好きでカラオケで挑戦してみましたが、その難しい事といったらありません。
車の中ではそれなりに聴いていたつもりでしたが、実際に歌うのとは全然違い…思い切り撃沈してしまいました。
でもいつか歌えるようになりたい曲です。

2クール22話の物語でした。物語的にはこれから…というところで終わってしまいましたが、番組終了時に今年の秋アニメで第2シリーズが放送される事が決まっているので問題無しです。
これから物語の核心に切り込んでいく事になる訳ですが…どんな展開が待ち受けているのかが楽しみな作品です。

投稿 : 2017/03/25
閲覧 : 292
サンキュー:

42

のび太 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

3月はライオンのようにやってくる、そして子羊のように去ってゆく。

タイトルはイギリスのことわざなんですね~

羽海野チカの漫画作品が原作。
この作者の代表作の一つハチミツとクローバーも2008年にアニメ化されています。

制作はシャフトですが、こういう下町情緒の作品も出来るんですねw

将棋を指す以外に生きる道をを選べなかった少年 桐山零と、それを取り巻く人々の群像劇といった内容でしょうか。

将棋自体が題材というより、棋士として生きている人間をメインに描いた作品です。
厳しい勝負の世界の中で見失った物を、周りの人間との関わりの中で思い出したり出さなかったり。

ハチクロは恋愛要素が多かったけど、この作品は自分の存在意義とか人生感とかそういう要素が多い感じかな?

けっこう重い話ですが、3姉妹+猫が心地よい癒しスポットになっていましたw

話題作だったけど、その話題に負けない良作でした。

2017年10月から2期も決まっているようですね。

投稿 : 2017/03/25
閲覧 : 198
サンキュー:

22

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

3月のライオンの雑感「丁寧に作られているのは間違いないのですが・・・」

原作既読です。

本作には主に4つのパートがあります。
①プロ棋士としてのパート
②学校パート
③零の義理の姉が出て来る過去回想パート
④川本家3姉妹パート

①については最初の方は対局の勝敗はどうなる!?と気になっていたものの
次第に気にならなくなってきたというか、若干マンネリでした。
後半は島田八段の存在に助けられたと言ってもいいでしょう。
島田八段は本当にいいキャラでした。

②はぼっちの零とそんな零になんとか学校に馴染んでもらいたいと願う林田先生の
奮闘記が主な話です。ぼっち経験者の方には心を抉られるような描写もあったでしょう。
全体的に暗い話が多かったのですが、
零と林田先生のやり取りなんかはコメディ調にもなっていて、
やはり林田先生の存在に助けられていると言えるでしょう。

③は問題パートですね。
零の義理の姉の香子は心に傷を負っており、歪んだ攻撃性を零に向けます。
ただの憎しみだけでなく、愛憎の念が入り混じってると言う方が適切ですかね。
女性特有の繊細な複雑性が描かれているといえば聞こえはいいんですけど、
私は正直香子にムカついてましたw
このパートは全体的に暗く、はっきり言って話としてもおもしろくない。

④は本作の癒やしw
このパートがなければこの作品はここまでヒットしてなかったでしょうねw
モモちゃんきゃわわ! メシうまそー!! まさに癒やし!!!w

と、まるでいくつもの顔を併せ持つ女性のように複数のパートに分けられているんですけど、
④のパートがない回はげんなりすることもありましたし、
③がメインだともう勘弁してくれと思うこともありました。
楽しめる回とそうでない回との落差が結構あったかなと。
リアルタイムでアニメを視聴するということは、1週間のスパンがあるわけで、
製作サイドの区切りに従うしかないのです。
だから人によってはあまり楽しめない回の後、
そのまま放置してしまったということもあるのではないでしょうか。
そして、本作の弱点は、引きの強さが不足していることだと思います。
私は今期は本作と「昭和元禄落語心中 助六再び篇」しか視聴していなかったのですが、
「昭和元禄落語心中 助六再び篇」と比べると、
「続きはよ!!」という引きの強さの点で、かなり落ちると思います。

原作を最大限にリスペクトして、忠実に再現した作りになっていると思います。
川本家の猫たちの擬音など、
漫画的表現をそのままアニメに落とし込んでしまっている箇所がいくつかあって、
若干気にはなりましたが、それが逆によかったところもありますからね。
それに原作を忠実に再現する一方で、顔を斜めに傾けるシャフト角度や
背景描写などアニメならではのシャフト演出もしっかりと組み込んでいる作りだと思います。
原作の世界観とシャフト演出の相性も思った以上に良く、
丁寧に作られているのは間違いないのですが・・・
潤沢な制作費を使い、
原作の世界観を忠実に再現すれば否が応でも名作になるだろうという
驕りも僅かながら感じました。
引きの強さはおもしろさに直結する部分なので、
もっと貪欲にそこを求めてもよかったと思います。
間違いない素材(原作)をしっかりと調理してはいるんですけど、
素材に依存し過ぎちゃっているかなという印象ですかね。

2期も決定していますが、2期はこれまで以上に暗く重い題材を取り扱っていくことになります。
多少構成を変えてでも引きの強さを意識した作りにしなければ正直しんどいでしょうね。

投稿 : 2017/03/24
閲覧 : 693
サンキュー:

42

ネタバレ

Yas さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2017/03/23
閲覧 : 268
サンキュー:

2

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作に忠実であることは是か非か

放送分まで原作既読。人気漫画家・羽海野チカさんによる漫画が原作。本作のアニメ化にあたり原作者側から、アニメ化するならシャフトで、という強い要望があったうえでの実現とのこと。

今回は物語自体のレビューは省略という形で。
2クール視聴して全体の印象は、「原作にあまりにも忠実すぎて面白くない」。面白くないというのは原作自体の面白さを否定するものではなく、それをせっかくアニメにしたというのに映像的な面白味に欠けるということ。
例えば、アニメ各回のタイトルは原作各回タイトルからそのまま引用、セリフも原作のほぼ全て(原作のどれだけ小さな文字も)音声におこす。当然物語も原作にほぼ忠実に描いている。そのため物語のテンポも非常に遅い。

例外としてはニャー将棋と最終回後半のオリジナル的な演出があった程度。全体を通して、水の映像表現(河の流れやペットボトルの水に至るまで)にはこだわりを感じる。またシャフト特有の速いカットまわしなど独特の演出は見られたが、作品との兼ね合いもあってか他作品と比べると色は薄い。
とはいえ本作ではそのようなマイルドな演出の方があっていたとは思うので、このあたりは判断が難しい。

とはいえアニメ版の総評として、基本的なストーリー構成やセリフ・キャラクターがあまりにも原作に忠実でありすぎた。アニメとして自由に動かせる要素が少なすぎて、作品が若干窮屈な印象を受けた。ただ例えば作中の年越しや最終話の放送を、現実世界のその時々の時期と綺麗に合わせていたのは素晴らしかった。このあたりが原作に忠実であることは是か非か、という難しい問題だと思う。

総評として本作は製作者側の原作へのリスペクトの結果というよりも、製作者側が原作者側に気を遣いすぎてしまった印象を受けた。原作をあまりいじらないほうがいいと無難に作ってしまった感が強かった。(NHKでの放送という兼ね合いもあるかもだが)
全体的なクオリティーは決して低くはないのだが、原作既読者からするとアニメとしては、あまり真新しさはなかったなというのが率直な感想。

投稿 : 2017/03/23
閲覧 : 198
サンキュー:

13

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

猛獣たちの帰る場所

原作コミックは未読。

先読みができない私……。
将棋、チェス、囲碁、オセロ……盤上の戦はからっきしダメw

本作にて、ニャー将棋音頭を仕掛け、視聴者の懐柔?と、
NHK教育の将棋番組への誘導を企てた?(笑)
NHKには申し訳ありませんが、私はその種の番組もほとんど観ません。

ところが、『プロフェッショナル 仕事の流儀』等のテレビ番組や雑誌インタビューで、
棋士を特集した企画等があると、つい吸い寄せられるように見入ってしまいます。

最近も将棋界の実話を基にした映画版『聖の青春』を観て感動。
ちなみに本作のキャラ設定が思い浮かぶ部分もあって面白いです。
架空の将棋界を描いた本作ですが、現実の棋士を参考にしたキャラもいるのかもしれません。

居飛車か?振り飛車か?
どっちでもいいとか以前にさっぱり分からない私ですがw
棋士という“生き物”には強く惹かれてしまいます。

それは道を極めたプロ棋士が普通の人間とは違う景色を見ている……。
その世界を私も垣間見てみたいという欲求が、
私の興味を棋士に惹き付けるのだと思います。

本作も盤上で勝負勘を研ぎ澄ませている棋士は、
感性も優れているに違いないという確信に基づいたプロ棋士像が、
背景と心象が溶け合うシャフトの作画と共に画面に再現され、
視聴者の心のアンテナを目覚めさせます。

文学的と称される漫画、アニメ作品は数多いですが、
本作の主人公少年棋士のモノローグは本当に文学的な表現だなと感じました。
特に{netabare} わだかまりを抱えた義姉の襲来と少年棋士のささくれを、
天候急変と重ねた「遠雷」のエピソードに私のハートはやられました。{/netabare}

胃がキリキリと痛む、将棋界の激しいつばぜり合いと、
家庭の愛情も失って久しい孤独な少年棋士を迎える川本家の、
手作りお味噌汁の如き温かな歓待。
北風と太陽くらいの寒暖差が印象的。

盤上では猛獣の如く闘争心を露わにする少年棋士も、
川本家の食卓では転がり込んできた新たなるニャーに過ぎないw
他人の家で実家のような安心感でとろけてしまうことに、
ある種の危機感を感じる少年棋士の心理もごもっとも。

けれど、孤独を貫き通して磨いた強さは、
一見、硬いが折れやすく、一度傷付いたら再生は難しい。

猛禽が羽根を伸ばせる場所や頼れる仲間を作ることで、
オンオフ、メリハリの利いた、
柳の如くしなやかな強さを得ることができるのではないか?

深い人生訓を示唆して、次への期待を繋いでくれました。


以前、雑誌でプロ棋士・羽生善治氏のインタビューを拝見した際、
進化し続けるコンピュータが、やがて将棋の名人を負かすのは既定路線で、
むしろその後の将棋や棋士の在り方を模索するのが面白いのだ。
との主旨の主張を拝見。
七冠制覇で勝負事としての将棋を
一度極めてしまった人間ならではの視点に感銘を受けました。

相変わらず将棋では人にもコンピュータにも全く勝てる気がしない私ですがw
この先コンピュータに人間が全く歯が立たなくなっても、
棋士という生き物……この人間的で面白過ぎる彼らの言動は見ていきたいと、
本作を観て改めて思いました。

秋からの第2シリーズ楽しみに待ってます♪



【十話感想】クリスマスと言う名の通知表

{netabare}盤上だけでなく、人間観察や心理描写の中で
"指される”少年棋士の鋭い心理分析の一手に毎回ヤラレっぱなしの私。

クリスマス回くらいニャー将棋でまったりと……。
とはいかないのが、荒海を延々と泳ぎ続けるが如き、棋界の厳しさw

離婚前、家族最後のイヴに勝って帰宅したいおっさんを、
少年が生活を賭けて叩きに行きます。

ここまで、しばしば自分より弱い年長棋士等を指し手で"殴り”、
返り血を浴びてきた少年棋士の心が悲鳴を上げる、
前半戦の一つの山場及び谷底となりました。

対局に迎う前、クリスマスを通知表に例えた少年棋士の洞察が深い。
クリスマスでは、プレゼントやパーティーに絡む人間模様を通じて、
その年の家族関係、人間関係の総決算が成される。

人との折り合いに苦しみ"赤点”を積み重ねて来た人間にとっては、
惨状を具現化されるクリスマスは有罪判決の如き苦行に違いない。

好成績を収めて来た"賢者”にとっては通知表など、
長期休暇前に解放を告げる福音。
結果にビク付く必要もない。気に留める程のものではないはず。

そんな境地にも程遠く、絶叫し、冷たい地面に突っ伏した少年棋士……。
クリスマスに苦しみを感じる彼の心の再生はまだまだ遠い……。{/netabare}

投稿 : 2017/03/23
閲覧 : 347
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46

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人間を描いたアニメの傑作

3月のライオン。非常に素晴らしかった。これ以上ない終わり方である。
シャフトの演出とストーリー運びが最高の形で示された一本ではないだろうか。

終盤が近づくにつれ、毎回の様に感涙する有様だったのが恥ずかしい。

まず、作りが丁寧すぎるほど丁寧だ。登場人物の心情から情景描写まで、これほど丁寧に、しかも自然に表現されれば、其処には感嘆しか在り得ない。
最初の方こそ所謂シャフト演出がクドくなる場面が多々あったが、中盤以降はそのクドさを抑えつつ、しかしそれでいて「これこそシャフトだ」と言える…謂わば短所を抑えて長所を伸ばした演出になっていく様は見事としか言い様がない。

また、原作もそうなのかは分からないが、台詞まわしの妙も素晴らしい。
一場面を抜き出せば…終盤、山形で島田八段について桐山が語り、それを受けて山形ジャーナルの記者が「そうか…そうですか」と答えるシーン。ここは思わず唸ってしまった。
こんな台詞、普通は使えない。
それを筆頭として、細かい箇所にも感心してしまう。

私も昔将棋を指していた。だからと云う訳ではないが、将棋に甘えている作品は良く分かる。
昨年公開された映画「聖の青春」。
村山聖の生涯を描いた小説の映画化ということで、相応の期待を持って観賞に望んだ。
が、あまりにも酷すぎた。面白くないのは勿論として、命を懸けている棋士達に対する一片の敬意も無いのは許せない。

しかし、この3月のライオンは、これ以上ない形で将棋に生きる棋士たちの生き様を描いている。
その苛烈なまでの生き方に、我々は心を打たれるのだ。

将棋を指してるシーンが少ないと批判される方は「見方」を少々勘違いされているのではないだろうか。対局が見たいのなら将棋放送を見ればよい。
スポーツや、座って行う競技でも百人一首などと違い、あまり人体の動きの少ない将棋を指す場面のみを映して映像作品として何の面白みがあろう。
そんな履き違えた感覚が、上述した聖の青春において、棒役者 東出昌大による「羽生のモノマネ」という汚点を見せつけられる苦痛を産み出してしまうのだ。

これは、将棋を題材としたヒューマンドラマなのである。どこに主眼をおくかは一目瞭然ではないのか。

私としては、前期・今期通して1番素晴らしいアニメだったと思う。
10月から二期が始まるのが決定しているので、それまで楽しみにして待っていようと思う。

投稿 : 2017/03/23
閲覧 : 260
ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

続私的アニメ感想簿74

このアニメについて文句言うと零ちゃんぶつじょー!(それ、一堂零)

・・・え~っ、零は零でも桐山零でしたね(汗)
この作品、原作マンガが好きで全巻(連載中)読んでいたので、アニメ化すると聞いて楽しみにしてたんですけど、さすがNHKというか期待通りの出来でした。
マンガならではの描写がどうなるのかと思いましたけど、川本三姉妹を始め各キャラが良く描かれてました。
内容はこれから面白くなるという所で終りましたが、2期もあるそうなので、そこはこのレベルでの放送を期待してます。
一方、将棋の描写は、ちょっと控えめというか、まあこの雰囲気で、あまり詳しくやると地味になりすぎるような気もしますし(苦笑)このくらいでいいのかもしれません。
原作コミックでは、各話の後に将棋について語られているので、何となく分かった気になってますが(おいっ)どうせNHKでやってるんだし、大河みたいに作品終了後、オマケみたいに将棋や作品世界について、解説みたな3分番組を作るのも面白いかもしれませんね。

投稿 : 2017/03/22
閲覧 : 231
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21

lostmemory さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これなら2期も安心して見れる…かな?

シャフトが製作ということで凄く不安だったのだが…
作画は凄く良いと思う。原作を大事にしている
問題はシャフト特有の演出。これが良い時もあれば
悪い時もあるといった感じで安定してない。
もちろん全部の演出が良いアニメなんてないんだけれど
シャフトの場合は特に演出が独特でクセがあり
好き嫌いが分かれやすい。もう少し安定感を出しつつ
上手く着地することを願う


※視聴完了&最終評価完了※
全体的に原作に沿って手堅く作りつつもシャフト特有の
演出を随所に入れてきた。それが良い時もあれば悪い時も
あったけどトータルで見れば行き過ぎは感じずシャフトと
してはよく頑張ったと思う。

このレベルなら2期も安心して見れそうだ。たぶん。
一番良かったのはキャラの作画。あの羽海野チカ独特の
キャラデザを綺麗にアニメに落とし込んだのはさすがだった

投稿 : 2017/03/22
閲覧 : 204
サンキュー:

10

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

孤独な少年棋士と、少年を気にかけてくれる優しい人々

幼いころに家族を亡くし、現在は1人で暮らしながら高校に通っている孤独な将棋棋士・桐山零が、近所に住む川本家の三姉妹など周囲の様々な人との触れ合いの中でちょっとずつ心を開き、人間として、棋士として成長していく姿を描く作品。全22話。
最後まで観終わって、普通に良いと思った部分と、いまひとつだと感じた部分に結構はっきり分かれていましたが、全体的にまあまあ楽しめました。
まず、良かったほうは、零の生活を描く人間ドラマ的な部分です。孤独な零を優しく包んでくれる川本家の人々や、学校生活に馴染めない零を常に気にかけてくれる高校の先生、零のことを終生のライバルと公言する同年代の棋士・二海堂といった善良で温かな人々は、観ていてとても気持ち良いです。また、零が一人暮らしをしている部屋の、空虚で冷たく、生活感が欠落した様子と、古い木造一軒家の川本家の、決して大きくはなく綺麗でもないけれど、家の中の細々とした部分などに、確かに人間が暮らしているという温もりが感じられる様子は全く対照的で、零の孤独を川本家の優しさが溶かしてくれるといったイメージを上手に表現できていました。
一方で、物足りないと感じたのは、将棋の描写です。作品内でもそれなりに多くの時間を使って将棋の対局の場面などが描かれていますが、残念ながら将棋というゲーム自体の面白さや奥の深さは伝わってきませんでした。登場する棋士の背景や因縁など、キャラの掘り下げ描写には力を入れていて、結局は将棋をしているパートでも、将棋自体の魅力が物語の中心になるのではなく、やはり人間ドラマになっていたように感じました。囲碁、麻雀、競技かるたなどを題材にした他の作品には、試合や対局それ自体が熱く描かれている「文化系スポ根」的な成功例もありますが、この作品ではその系統の面白さは期待しないほうが良いです。
作画はかなり綺麗。舞台となっている月島あたりの風景が、現実とはちょっと違う色合いになっていたりして、観ていて素直に美しいと思いました。また、しばしば描かれる夜の川本家の、窓から外に漏れる部屋の灯りが、とても優しく温かく感じられたのも印象的でした。
声は、川本三姉妹を演じた、茅野愛衣、花澤香菜、久野美咲がそれぞれ良かったと思います。音楽は、OP、EDともに1クール目のほうが好みでした。
全体的に、いかにもNHKアニメらしい丁寧な作品でした。10月から2期の放送が決まっているようで、続きは普通に楽しみです。

投稿 : 2017/03/21
閲覧 : 210
サンキュー:

27

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

2期あってよかった

2期あってよかった 続きが気になりますね

投稿 : 2017/03/21
閲覧 : 174
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5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

2期が待ち遠しい♪

面白かったぁ!
見る前は主人公がめっちゃ将棋が好きで頑張ってるのかなって思ってたけど、違うねんな。
将棋は昔、友達とあんまり細かいことを気にせず適当に遊んだことがあるだけやから、棋譜とかよく分からんし、呪文やなぁと思ったけど、そんなん分からんくても楽しめた。
零くんの周りにおる人は、良い人も多いけど、嫌な人とかもおって、なんか嫌な人に会うっていうのも大事なことのような気がした。
スミスさんの猫好き具合がヤバくてワロタ。

投稿 : 2017/03/21
閲覧 : 162

SMILE_0808 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

とても良かった

少年の成長ですね
すごく面白かった。
楽しいことも悲しいこともある。
リアルとは同じでしょうね。
第2シーズンお楽しみです

投稿 : 2017/03/21
閲覧 : 130
サンキュー:

3

おぬごん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とても良かった(原作&BUMPファン並の感想)

「ハチミツとクローバー」の羽海野チカが青年誌ヤングアニマルに移籍し描いた将棋漫画が原作
原作者たっての希望で新房監督&シャフトでの制作となり、NHK総合での放送となりました
ちなみに原作第1話をヤングアニマル発売日に読んだほどの原作ファンです

まずシャフト制作についてですが、原作者の指名に応える見事な仕事だったと思います
この作品間違いなく名作なんですけど、(一応)メインテーマが将棋なので、対局が始まると絵面が地味になりかねないんですよね
なのでシャフトが暴れちゃうんじゃないかという心配が多少あったんですが、あくまで原作の雰囲気、魅力を引き出すよう、全体的に静かで大人しく、それでいて力強く効果的な演出が光っていたと思います
明確にハッチャケてたのはニャー将棋くらいですかねw

そう、この作品の肝は、一見静かで落ち着いてほんわかしてるような中に見える暗さ、悲しさ、強さなんですよ!
それを見事に表現しているのが、1クール目のEDにもなっていたBUMP OF CHICKENの「ファイター」です
この曲、元々は原作の企画でBUMPがこの作品をイメージして描き下ろした曲なんですが、歌詞も曲もサウンドも最高なんですよね…何度聴いても泣きそうになります
アニメ化が発表された時の私の唯一と言っていい願いは「ファイター」が主題歌に使われることでした
ですので、EDが発表された時に私はこのアニメの成功を確信し、さらにOPもBUMPだと分かって大成功を確信しましたw

声優は事前に発表された段階で概ね原作のイメージ通りで実際にみんなハマっていたのですが、主役の桐山くんを演じた河西健吾だけは知らなかったんですよね(ガンダム見てないので)
で、自分の中でも桐山くんの声をイマイチ想像できなかったんですよ
ですが、この桐山くんはもうほんとピッタリでしたね、ビックリしました
もちろん皆さんキャラにハマってるだけでなく、演技も素晴らしかったです

音楽は…この作品、劇伴のない静かなシーンが多かった気がするんですが、気のせいですかね?
もちろんそれが効果的に働いていたとは思うんですが
あと先述のBUMPのOP,EDと2クール目のYUKIのOPは優しさと力強さが込められた素晴らしいものだったのですが、米津玄師のEDはオシャレすぎ、軽すぎで合ってないように感じました


さて、実はこの作品の本当の魅力は、今回アニメで描かれた先の話だと私は思っています
先述の「ファイター」はこの作品のEDでは2番が使われていましたが、この2番の歌詞が本当に意味を持ってくるのも、アニメ以降の話だと思うんですよね
ですので、この作品を気に入った方は、絶対に10月から始まる2期も見てください!
そして2期を見終わった後、改めて「ファイター」をFULLで聞いてみてください
きっと涙が出てくるはずです

投稿 : 2017/03/21
閲覧 : 196
サンキュー:

20

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

少年の成長物語

原作は途中まで読んでたので、アニメを見たとき〝原作に合わせた作画だな”って思いました。
シャフトらしさは少しだけ抑えめって感じですかね

内容としては、感情に乏しい天才プロ棋士の主人公 零が、暖かい家族との交流を通して変わっていくお話
零の育ってきた環境や性格上、重いと感じるシーンも多々あるので少し注意。

また、このアニメは将棋アニメですが、将棋を知らない人でも大丈夫な内容ですので、そこを気にしている人は安心してくださいm(__)m
どちらかといえば主人公が成長していくところがメインなので、君嘘とかが好きだった人は合うんじゃないかなと思います

将棋が好きな人は、ちょっと出た盤面シーンを見返しながら、〝こういう指し回しをするのか”と楽しめるかも(#^^#)
分からない人は、「あぁ、この人すごいんだろうなー(棒)」くらいで大丈夫だと思いますww

あと、内容と全然関係ないですが、〝ぷろきし”と打つと〝プロ棋士”じゃなくて〝プロキシ”に変換されるのはどうにかならないものかww

投稿 : 2017/03/20
閲覧 : 203
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22

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作者の思いに見事に応えた、新房監督&シャフトの本領が発揮された渾身の力作

NHKで2クールにわたって放送された、第1シーズン。

☆物語☆

中学生で将棋のプロ棋士となった主人公桐山零が、
棋士として、人間として、周囲の人との出会いと関わりを通じて成長していく過程が描かれる。

1話の中で複数のエピソードを区切って消化していくスタイルながら、
尺的に足りないと感じることはなく、どのエピソードも上手く纏められている。
NHKの枠なので途中にCMを挟まず自由に区切れ、25分間使えるというのも制作側には好都合だったでしょう。

さすがにNHKで放送されるだけあって、内容的には王道路線で、
シリアスな場面が多いものの、反対にコミカルな面や萌え要素までバランス良く取り入れて重すぎないので、
アニメファン以外の幅広い一般層に受け入れられる作品なんじゃないだろうか。
将棋のルールなんかが分からない人向けにも、作品内で解りやすく絡ませてあり、この辺りは親切。

作風や主人公がどうしても似ている、と感じてしまうのはノイタミナで以前放送された「四月は君の嘘」。
これは観た人みんな思ってるでしょうね。
タイトルに「月」が入っているのは単なる偶然なのか。。

正直物語自体はそこまで斬新なものでもないし、スローペースで進むので、
昨今の尺的にゆとりのない目まぐるしい展開が多い作品と比べると、退屈さを感じる人も居るだろうが、
自分としては、この作品で特に感じた魅力はキャラクター達の人間模様や日常、
心情描写の細やかさと、台詞の重みや間の取り方など、数々の優れた演出にあると思っているので、
じっくりと丁寧にやってくれたのは(原作通りなのかは知らないが)本当に有り難い。

作品内での零の語り、零と関わっていくキャラ達の台詞には、時には非常に残酷であったり、
とても温かみがあったり、また思わず自分にも改めて気付きを与えてくれるような、
そんな深みがあったりと、毎話感慨深く大きな余韻を与えてくれた。
台詞の一つ一つを噛みしめる事ができる感受性、間を想像力で補える能力は人によって異なるとは思うが、
この作品におけるキャラ描写とそれを引き立たせる演出が素晴らしいことに疑いの余地はない。

第2シーズンになれば嫌でもストーリーは進んでいくだろうし、今後の展開にも大いに期待したいところだが、
これまでどおり、焦らずじっくりと進めて欲しい。

☆声優☆

さすがにNHK作品の配役に関しては、
デビューして日の浅い新人などを主要なキャラに配したりはせず、
実力、人気共に安定している声優とベテランで構成されていて隙がない。

中でも3姉妹に関しては見事の一言だが、
主人公零に関しても、とても良く考えて選ばれていると実感する。
通常の台詞以外に公園のグラウンドでの叫びなど、感情を顕にする場面などは、
イケボでなく、ちょっとヘタれな感じが性格に凄く合っているなと。

☆キャラ☆

先にも書いた通り、この作品の一番の魅力と感じる部分は優れたキャラ描写&演出にある。

キャラクターの心情がポエム的な独白、
ナレーションによってたびたび観るものに訴えかけるのだが、これが深く心に響いてくる。
これはキャラに共感できなければ、やり過ぎると返って逆効果で退屈さと冗長な点として捉えられる事もあるものの、
(同様にポエム的な「あまんちゅ!」で気になった点)
各キャラそれぞれが抱えている思いが、台詞の良さも相まってとても巧く表現されていた。
各キャラに共感、もしくは同情してしまう「要素」がしっかりと解りやすく提示されているので説得力がある。

時間を掛けて丁寧に描かれていることもあって、
主人公とその周りの主要なキャラに関しては、とても興味深く魅力的に映った。
中でも3姉妹は本当に癒され和む存在だったので、後半に出番が減ったのは少し寂しく思えたが、
逆に言えば前半のエピソードが特に良かったということかもしれない。

また、打って変わって香子のような存在は、女性作家ならではの描写力で、
女の嫌らしさやねちっこさなど、非常に生々しく描かれていて、こちらも同様に素晴らしかった。

☆作画☆

NHK作品はさすがに予算も掛かっているせいか、派手さはなくとも安定感があって全く不満はない。
背景美術に関しては、水彩画のような非常に淡くノスタルジックな雰囲気を醸しだしており、
また、それに合わせるキャラも違和感なく淡い質感で背景に馴染ませていて、とても温かみを感じる。

最大の見所としては、やはりシャフトならではの映像演出。
キャラの心象風景を、独自の解釈で映像化された場面は観ごたえと相性の良さを実感した。
観る人によって、または原作を読んでいる人には多少クドいと思われるかも知れないが、
自分はよりキャラの心情を理解する上で、良い方向に作用したと好意的に受け取っている。
原作者がシャフトでの制作を熱望したというのも納得。

OPやEDのアニメーションは、特に制作会社の個性が出る部分だと思うが、
零の息苦しさ、閉塞感や孤独感、葛藤、もがき苦しみながらも前へ進もうとしている様が、
抜群のセンスで表現されていたと思う。

☆音楽☆

1クール目のOP、EDで起用されたBUMP OF CHICKENの曲、
歌詞、アニメーション共に最高の出来だった。
もともとBUMPが原作のファンで以前にMVでコラボしたりしているので、
そりゃこの作品のために書き下ろした曲が、相性が良いのは言わずもがな。
できれば2クール目も変えないで欲しかったくらいだが、
2クール目のOP,EDも曲自体は悪くないし、最終話で戻してくれたのは心憎い。

作中BGMもやはりキャラの語り、ナレーション場面で使われているものが印象的だったが、
コミカルな場面もなかなか良いチョイスがされていて、曲のバラエティ自体も豊富で申し分無かった。
台詞間に挿入されるBGMが良いからこそ、その間が大きな余韻となる。
音響含めた音楽面での演出も、映像に負けず劣らずこの作品では大きく貢献していたと実感しますね。


こうして改めて一つ一つの要素を振り返ってみてみると、褒める所ばかりで殆ど点数を差し引く部分が無いように思える。
王道ながらもシャフトによる優れた芸術性が加味され、とても高いレベルで纏まっている。
本当につくづく続編が楽しみだ。

投稿 : 2017/03/20
閲覧 : 399
サンキュー:

21

ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少年棋士の心の葛藤と心の成長を描いた作品、作者と制作会社とTV局が一体となった良作

これほど原作が読みたくなった作品は久しぶりのような気がします。終わるまでまとうか、読んでしまおうか、葛藤中です。

シャフトっぽさを消しているようで、ところどころやっぱりシャフトだと思わせるような描写がチョコチョコ見られるのが良いです。特に場面転換で不要じゃね?と思わせるようなカットを入れてきて、それがまた綺麗だったり、インパクトがあったりとするところなんか、シャフトだなと感じてしまいます。ただ、「シャフ度」と言われる首の角度が抑え気味なのはやっぱり寂しいかも(?)

NHKが、しかも総合で流すのですから、力入れているのはよく分かります。まだ前半も途中ですが、引き込まれっぱなしになっています。主人公である零の歩んできた人生の重さ、その重さを少しずつ解放する三姉妹と二海堂との掛け合いの面白い事。

二海堂のモデルは将棋好きの人なら知らない人はいないくらい有名な村山聖なんでしょうね。となると、太っているのは病気のせいであり、あかりが「むっちり」で喜んでいるのはどう解釈したらよいか戸惑いました。このあと二海堂は病気が重くなっていく展開になるんだろうけど、つらいな…

三姉妹は本当にキャラがいい。声も完璧だし、流石としか言いようがありません。話の展開も良く、たぶん、最後まで面白く見ていくことができる作品だろうと思います。すでにお気に入りに入れてもいいように思っています。

【前半を終えて】
結局終わるまで待てず、原作を読んでしまいました…。面白い、何故にこれまでスルーしていたのだろうと思います。前半は零の置かれた状況を表現していた感じです。零が何故に将棋をしているのか、零がどうして三姉妹と関わりを持ったのか、二海堂と零のライバル関係、零と香子の関係等々をシャフト独特の表現でうまく繋いでいた感じです。
とあるコラムニストがシャフトっぽくないのが良いと書いていたのですが、どこを見ているのかと。零の気持ちを表現するときや香子とのシーンはシャフトそのものでしょう。シャフト特有のズルいイメージ(個人的な感想)ふんだんに盛り込んでます。原作のイメージがそのままシャフトっぽいですし、シャフトなら良いと言ったらしい作者の感覚がすばらしいと思います。
三姉妹は癒しそのもの。に対して香子の危うさと言ったら…。香子の声も良いです。老倉育を見て井上さんに決めたらしいのですが、本当にぴったり。

後半はもっと将棋に突っ込んでいくのではないかと思います。また、三姉妹の関わり、零を囲む周りの人々の動きなど、楽しみです。

【後半の中盤】
後半に入り、零の気持ちがどんどん重くなっていきました。そこを救うのが三姉妹であり、先生であり、二海堂であり、島田八段であり…とにかく零は人に恵まれました。回を追うごとにその事が分かります。
将棋に関する話も濃くなってきたのも後半の面白いところです。鍵となる島田八段は飄々としているのに、プロの厳しさを零に伝えてくれます。そしてとうとう出てきた宗谷名人。まさに怪物に相応しい佇まい。アニメになると、その事がいっそう強調された感じです。
零と香子の微妙な関係も相変わらず。が、三姉妹と香子の絡みとか、実は可愛らしい一面もあるところとか見れて良いです。
それから、今の季節に合わせたような進行具合も非常に良いです。これからラストに向けて零がどう成長していくのか楽しみです。

【一期終了】
零のちょっとずつだけど、成長していく感じが見てとれました。
「11年もボッチだったんだ」いう台詞の重みから解放されていく過程を描いたのが一期だったと思います。ゆえに、展開は重く、零の台詞もなにかぱっとしません。耐えられない人はそれでこのアニメはお仕舞です。
零は周りに恵まれました。それは零が成長するための起点になっていきます。二海堂であり、三姉妹であり、林田先生であり、島田八段であり、科学部の面々であり、そういった人々と交わることによって、重く押しかかっていた零の心が開かれて、次のステップへと進んでいきました。見直すと、中盤までの零とは明らかに違う人間になっているのがよくわかります。

この作者は人と人とのつながり、心の葛藤や解放へ向かうまでの描き方が上手だと思います。重くなり過ぎそうなときはわざとデフォルメさせたり、ちゃちゃを入れるような場面を入れてほぐします。これが嫌味に感じないところがまた良いのです。せっかくなので、ハチクロも見てみたのですが、作品は違っても、描き方は同じでした。
それと、ハチクロを見て思ったのが、シャフトで良かったということです。ハチクロも悪いわけではないのですが、ライオンを見た後だと何か足りません。零や香子みたいな人物が多く出演する、心の葛藤を中心とするような作品を作らせたらシャフトは上手です。ちょうど同じ時間帯にAT-Xではefを放送しており、ライオン始まるまでの10分間は視聴していましたが、シャフトの右に出るものはないなとさえ思いました。

二期が決定したので万歳です。二期は{netabare}宗谷とひなが大きくかかわってくる話になると思いますが、この話がどう描かれるのか{/netabare}楽しみでしょうがありません。

少年棋士の心の葛藤と心の成長を描いたこの作品、2クールゆっくりと描かれているので、ドラマ性を求めている人にお勧めです。

投稿 : 2017/03/20
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3月のライオンのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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3月のライオンのストーリー・あらすじ

主人公は、東京の下町に1人で暮らす17歳の将棋のプロ棋士・桐山零。深い孤独を抱える彼が、あかり・ひなた・モモの川本3姉妹と過ごす時間や、さまざまな棋士との対戦を経て、失ったものを少しずつ取り戻していく様が描かれる。(TVアニメ動画『3月のライオン』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2016年秋アニメ
制作会社
シャフト
公式サイト
3lion-anime.com/
主題歌
≪第1クールOP≫BUMP OF CHICKEN『アンサー』≪第2クールOP≫YUKI『さよならバイスタンダー』≪第1クールED≫BUMP OF CHICKEN『ファイター』≪第2クールED≫米津玄師『orion』

声優・キャラクター

河西健吾、茅野愛衣、花澤香菜、久野美咲、岡本信彦、井上麻里奈、細谷佳正、三木眞一郎、杉田智和、木村昴、千葉繁、大川透、櫻井孝宏

スタッフ

原作:羽海野チカ(白泉社 ヤングアニマル連載)、 監督:新房昭之、キャラクターデザイン:杉山延寛、音響監督:亀山俊樹、音楽:橋本由香利、美術設定:名倉靖博、美術監督:田中せいき

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