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「超時空要塞マクロス(TVアニメ動画)」

総合得点
71.9
感想・評価
339
棚に入れた
1751
ランキング
1213
★★★★☆ 3.7 (339)
物語
3.9
作画
3.3
声優
3.6
音楽
4.0
キャラ
3.9

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超時空要塞マクロスの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

デカルチャー。

【概要】

アニメーション制作:タツノコプロ、アニメフレンド
1982年10月3日 - 1983年6月26日に放映された全36話のTVアニメ。

監督は、石黒昇。

【あらすじ】

西暦1999年7月、宇宙より飛来した謎の恒星間巨大宇宙船が大気圏に突入し、
高熱と衝撃波で地上に多大な被害を与えながら地球をほぼ一周して、
太平洋の南アタリア島に落下し、更には大地震や津波などの世界的な災害を引き起こした。

宇宙船は戦闘兵器であり、人類を遥かに超えた巨大な異星人と星々の宇宙戦争の事実。
地球の人類は、近い将来に恐ろしい異星人とファーストコンタクトをすることが予想され、
地球上の国家間でいつまでも争ってる場合ではないと、
世界中の国家を解体して組織を再編した地球統合政府が樹立。

統合政府は地球統合軍を設立。宇宙船を調査・研究することで地球の科学力は飛躍的に向上。

その一方で、急激な地球統一への反発や、宇宙人の科学技術の優先権などの問題から、
統合政府のやり方に不満を持つ旧ロシアを中心とした旧東側の勢力がいて、
反統合思想の紛争や内乱が世界各地で勃発。

2000年に始まった統合戦争は、多くの戦死者を出して2007年に一応の決着。

西暦2009年2月、人類は10年前に宇宙より落下し大破した全長1,200m超の異星の宇宙船である、
識別名AAS-1の修理・復元を完成させて、統合宇宙軍所属艦SDF-1巨大戦艦マクロスとして蘇らせた。

しかし、マクロスの進宙式当日、宇宙船の元の所有者の異星人「監察軍」が仕掛けておいた、
ブービートラップの自動防衛システムが働き、止める手立てのないまま、
マクロスの主砲ビームは、月軌道上に出現した宇宙人ゼントラーディ軍の宇宙戦艦を撃破し、
人類とゼントラーディ軍の交戦状態に入ってしまった。

一方、進宙式にロイ・フォッカー少佐からの招待を受けたエアレーサー(飛行機乗り)の一条輝は、
マクロスの航空管制主任オペレーターの早瀬未沙中尉の指令に促されて、
可変戦闘機バルキリーで飛び立った。生まれて初めての戦闘に戸惑う輝はリン・ミンメイと出会う。
継続する戦闘から逃れるためにフォッカー少佐の助力によってマクロスに乗り込む輝とミンメイ。
そしてマクロスはゼントラーディ軍の包囲網から脱するために宇宙に飛び立ち、
月の裏側へのフォールド航行(ワープ)を試みる。
しかし、ワープに失敗して冥王星軌道の宇宙空間に送り込まれてしまった。

フォールドに巻き込まれた南アタリア島住民5万8千人(シェルターに避難していた)と、
宇宙空間に浮かぶアタリア島の街の残骸の一切合切を収容してマクロス艦内に街を再建し、
マクロスは地球への帰還の宇宙航海をすることになる。
フォールドシステムの消滅でフォールドは不可能で、地球へは通常エンジンで向かうしか無かった。
帰還途中でマクロスとゼントラーディ軍の戦闘があり、
輝はこのまま何もしないよりは、飛行機操縦しか能のない自分が出来ること、
そして、ミンメイを守るために軍隊に入ってバルキリーのパイロットになることを決意するのだった。

【感想】

ロボットアニメですがSF要素が特に強くて、ミンメイの歌によるアイドル要素と、
トレンディドラマみたいな三角関係で、小学生よりは思春期の青少年が共感をしやすい作品。
当時は20代の若いスタッフが多くて、ファン層との心理的な差異が少なかったのが要因。

大昔に観たはずなのですが、クライマックスの27話までの記憶がほとんど消えてまして、
戦後の28話から最終回の36話までを、もともと観ていませんでしたので視聴。

バルキリーやデストロイドなどのメカニックのデザインは、
サンドイエローのカラーリングの標準量産機VF-1Aですら、令和の今でも相当にかっこよくて、
戦車に手足が生えたようなモンスターは、これって欠陥兵器?
なのと重量感たっぷりの無骨さには特にロマンを感じます。
河森正治氏と宮武一貴氏はメカニックデザイナーとしては本当に神ですわ。
忘れていましたがマクロスのトランスフォーメーションの成り立ちが相当に酷くて、
改良前の変形時に破壊されていく街並みに住民は恐怖ですよね。

平野俊弘氏と板野一郎氏によるオープニングのアニメーションが出来が良くて、
バトロイドに変形しながら前転をして銃を撃つ一連の動作なんか感動モノ。

昭和から美少女イラストレーターとして名高いアニメーターで、1983年からは漫画家でもある、
美樹本晴彦氏の女性キャラの柔らかいキャラクターデザインは同時代でも傑出したものであり、
ミンメイの存在は彼女の行動にアンチを生みながらも当時のアニメファンを熱狂させたもの。

と、べた褒めなのですが、常に人手不足でスタッフが逃亡するなど制作現場は地獄だったようでして、
本編の作画のクオリティには統一性がなくて映像が話によって玉石混交。
今、お目にかかれるBD版は作画修正済であり、
BD-BOXに収録されてる放送版第11話なんか究極の放送事故みたいな作画崩壊アニメで、
何十回もダビングで孫コピーしたビデオテープみたいに画質がボロボロ。
マックスがミリアと結婚する第25話 「バージン・ロード」なんか原画・動画スタープロで可哀想。
この話ぐらいは一軍スタッフで作り直して欲しかったなと今更ながら思います。

第27話 「愛は流れる」なんか、昭和のテレビアニメでこんな凄いの出来てたの?
とスタッフの本気・全力を出せれば本当に素晴らしいものが出来ていることもあり、
コアスタッフのアニメーターは間違いなく一流揃いですが、
人的リソースを適切に配分出来なければ、安定したクオリティを提供出来ない。
当時のタツノコプロはタイムボカンシリーズなど何作品も同時に作っていて、
マクロス班は冷遇されてたとかいう話もネットでは目にしますけどね。
単純に本気回のためにその他の回を敢えて海外に投げて質を下げてたのかもしれませんが。

作画が良いロボットアニメOVAを当時のアニメファンが重宝してたのも、
TVアニメでは作画の捨て回を多く作らざるを得なかった、
このマクロスの現実を見てると一理あると考えさせられることがあります。

令和の今のほうが修正や素材管理が容易で制作環境は昭和より恵まれているはずですが、
アニメ本数が多すぎて人材の上下の実力格差の大きさ、腕のいいフリーのアニメーターは、
有望で金払いの良い会社に集まる。結果としてクオリティの酷いアニメ会社が出来る。

いつの時代でもアニメづくりの仕事は何かしらの問題を抱えているわけですね。
きちんとマネージメントや人材教育・社員登用が出来ている会社を、
作品自体も人気あって評価されてるのにも関わらずに「作画だけ」と言うのも、
その発信者が仮に業界人であるならば、持たざる者の僻みなのかなと思ってたりします。

マクロスの作画班が真価を最大に発揮するのは、
1984年の劇場版「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」まで待たれるわけですが、
スタッフの本来の実力を十全に発揮するのには時間と予算が大事ということですね。

ミンメイの歌が戦いしか知らないゼントラーディ軍の一部の艦隊の心に愛や文化を芽生えさせて、
終戦に向かわせるという物語ですが、一見蛇足に思われる28話から最終回までの戦後の展開が、
マクロスというアニメを理想主義を全肯定したお花畑にならずに終わらせたのが興味深いですね。

ミンメイの歌で心が動いたのが一時の気の迷いで間違いだったと後になって否定されたり、
一度は手を取り合って仲間になっても、種族や考え方の違いで対立していく。
暴力は虚しいとしながらも避けられない戦いがある。
リン・カイフンみたいな口先だけの反戦主義者は現実に向き合っていなくて、
すぐにイライラして攻撃的であるという矛盾を、現実の活動家の気質をカリカチュアしていまして、
現実問題と相対して解決に真剣に働いてる者の足を引っ張り混乱させるだけで何の役にも立たない。

単純な善悪でキャラクターが塗り分けられているわけではなくて、
ゼントラーディだけでなく人間同士でも価値観の違いを乗り越えていくことの難しさ。
理想はあっても、結局は武器で解決していく虚しさ・やるせなさを軍人視点で描いていくところ。
昭和に描かれた戦争アニメとしてはよく練られていると思います。

朴念仁の鈍感男の一条輝と、
気分屋で自分の本当の気持ちに気づくのが遅すぎたミンメイ、
自分の気持ちに素直になるのがミンメイより早かった早瀬未沙の、
携帯電話が普及前の時代にあったトレンディドラマみたいな終盤の三角関係展開が長いなと、
見てて冗長に思うところはありますが、それを差し引いても、

そのストーリーからは、名作の名に恥じないものを観られた満足感が得られたことが、
この作品で思ったことでした。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2022/10/09
閲覧 : 194
サンキュー:

22

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

覇SFスーパー英雄(?)列伝100

1980年代を代表するアニメのひとつです。
制作陣がアニメを見て世代のせいか、今までの作品と比べると、観てる我々に訴えかける点が多く、ガンダムに続くアニメに変革をもたらした作品と言えるかもしれません。

ただ・・・作画はひどかった(涙)

ま、まあ、それは置いといて
「デカルチャー」
に代表されるゼントラーディ語
戦闘機からロボに変形するF14(おいっ)じゃなくてバルキリー
異性人とのファーストコンタクト
さよなら三角じゃなくて主人公との三角関係、アイドルの歌と恋愛
ドサ回りするかつてのアイドル(おいおい)
2年前はキスでショック受けたのにもうへっちゃらなゼントラーディ人
やっぱりひどかった作画

もう画期的な作品でしたね
(何か変なことも書いてるような・・・)
ひとつひとつはそれまでのアニメにもありましたが、それを上手くまとめてひとつの作品として世に送り出してくれた功績は評価したいですね。
物語としては第27話で一旦結末がつきますが、人気のため36話まで延長され、人によってはその部分がおまけだとか、要らないとかいう意見も当時ありましたけど、これは延長ありきの制作なんでしょうがないですか。

主人公と三角関係になるリン・ミンメイと早瀬未沙は、それぞれ違った魅力のアルヒロインで、最初は圧倒的にリン・ミンメイが人気でしたけど、最初はおばさんぽかった(失礼)早瀬未沙が、次第に魅力的になっていって、最後は主人公の輝と視聴者の心を盗んでしまってしまいました。
(それ、お前だろう ギクッ)

アニメ作品らしい主題歌と、アイドルらしいエンディングもそれぞれ良かったですし、リン・ミンメイが歌う挿入歌も作品も盛り上げたと思います。


おまけ
次回予告
「あにこれ全域を焦土と化した悪夢の投稿は終わった。わずかに生きのこった人びとは見る影もなくなったあにこれに降りたち、復興の投稿を開始した。しかし、そこにはあらたな問題の火種がふくらみつつあった。」

僕は~もう書き込みはしない~♪(って、歌詞が違う!)

おまけ2
「プロトガドラス テンチジン プレギルツ ミ マクロス デブランダカン デカンチャーツ(天地人がマクロスの感想を書いただと)」
「タルニ ニルケ デブランダカン メナ デ カルチャ テルネスタ ゼントラン メーナエスケスタ(しかも、その感想を読んで戦闘不能に陥った兵士が何人もおります)」
「ミ デブランダカン ヤット デ アルケス(一体、あの投稿に何があるというのだ)」

ちなみにゼントラーディ語はまったくのウソです(デ カルチャー!)

投稿 : 2021/07/14
閲覧 : 331
サンキュー:

12

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

愛と文化と戦争はどこからきたか考えたSF

意表を突く設定で、以降数々の派生作品を生み出した独特の空気感がある。

二人称のことをおたくと言ったり、司令艦橋での冗談などゆるい雰囲気。。戦闘機乗りに、冗談半分で「人殺し」と言い、「仕方ないだろ。」と軽く返すセンス。お茶の間での戦闘物語。

この辺りの世代の違う作品をたのしむためには、演出や作画のの粗探しに終始せずに、何を意図しているのか想像しながら話の展開に集中するしかない。真面目な話なんだろうけど、今の二次元リアリティを求めるとしらける。

ずっと宇宙戦争SFだと思ってたが、ファーストコンタクトもの。異星人が歌やアイドルやディスコやキスに仰天する。で、あっと驚いて麻痺している間に攻撃してやっつけてしまうのだが、未だにやっぱり今回も附に落ちなかった。異星人の受ける地球文化の影響も単に18禁、15禁レベル。15禁の力で戦闘衝動に対抗できるのか。これはギャグSF、あるいは自分の想像力の欠如。おもしろいテーマなんだけど。

で、なぜ附に落ちないか考えてみると、クライマックスでのミンメイの歌、ミンメイの愛に同意できないし、感動できないことが主原因だと。

戦闘と並行してボーイミーツガール(というかメロドラマ)が展開される。少年がどちらとくっつくのか、やきもきさせるのは定石だが、落とし所が現実的で興醒めする。たまたま出会ったレストランの娘とキャリアを積んだ提督の娘。何も迷って理屈をつける必要などない。

歌も含めて、僕はミンメイが全く好きになれない。ちょっと天然で可愛げがあって、声が出て、歌になる程度でちやほやされて、そのくせ人(男)について行くしかなくて、少し上手くいかないと感情的になるヤツが。
37年前はこういうアイドルが支持されてたとは信じ難いが。

制作側都合での、地球荒廃後のエピソードは蛇足(いい話もあるが、赤ちゃんを盾にするのは禁じ手)。それに落ち目なアイドルを引っ張りすぎてくどい。地球の再軍備って、逆に“文化”の力を否定して27話の奇跡に水を差している。

最後にクローディアさん(作画、性格、声優さん)に助演女優賞をお渡ししたい。一番の功労者。(何故彼女が播種線艦長じゃないんだろう。)

まだ歴史の中に埋もれる話ではない思う。

投稿 : 2019/09/14
閲覧 : 325
サンキュー:

9

ネタバレ

キョウスケ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「超時空要塞マクロス」は○○アニメである。

■「超時空要塞マクロス」はオタクアニメである。
 オタクの名前の由来をご存知だろうか?(このアニメのレビューを見に来ている人は同年代だから知らない人はいないだろう。)そう、二人称に「おたく」を使うからだ。

 主人公、一条輝はミンメイに「おたくは」と呼びかける。もうこんな言い方する人はほとんどいない。しかし、輝自身はいわゆるオタクではない。アニメやアイドル好きというわけではない。飛行機オタといえなくはないかもしれないが、サブカル好きではない。

 作っていた人たちがオタクだった。参加したアニメーターが若手が多かった。オタクによって作られたアニメだった。オタクという言葉が生まれたばかりの頃に生まれた、オタクアニメの先駆けだった。


■「超時空要塞マクロス」はロボットアニメである。
 ガンダム以降リアルロボット系のアニメが流行る。リアルロボットアニメはロボットとは言わない。この作品では、「バトロイド」「デストロイド」と呼ぶ。ロボットアニメとして、この作品で発明?されたものが「ガウォーク」であるとされている。

 飛行形態からバトロイド形態に変形する中間形態として考えられたのがガウォーク形態である。飛行中の航空機が地上のロボットへスムーズに移行するために考えられたものだったが、アニメとしての動きにこだわった作品となった。

■「超時空要塞マクロス」は恋愛アニメである。
 シリーズを通してのテーマが「三角関係」であるけど、。

投稿 : 2019/01/13
閲覧 : 407
サンキュー:

3

ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

断念した感想。

なんとなく分かってはいたんだけど…やっぱり、僕には合わない作品でした。

状況の深刻さに対して、キャラクター達に緊迫感がなさ過ぎるんだよなぁ。
これをシュールさがウリと捉えるか、ただただリアリティーの欠如ととるか…おそらく制作側はシュールさを意識して(アニメであること)作ってるんだろうけど。

そのわりには輝を中心としたキャラクターのドラマ自体は地に足がついてるから、そこが余計に気になってしまう。
トレンディーなドラマを描くなら、状況のシュールさは不要でしかない気がする。
ミンメイのような良くも悪くもリアルな美少女(性格とか言動的な意味で)は中々新鮮だからもっと観ていたい気持ちはあるんだけど、それ以上に僕にとってはシュールさと、メカの地味さが気になってしまう。

アクションの動きや作画はかなり良い。でも武装が地味すぎてどうも飽きてくる。緊張感もちょっと弱いしなぁ…。
ゼントラーディ側に男女が一緒にいるという文化がない、という設定は非常に面白いんだが……とにかく「惜しい!」作品。

投稿 : 2018/10/21
閲覧 : 389
サンキュー:

5

ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

マクロス観が変わる

いわずとしれたマクロスの原点ともいうべき作品ですが、
キャラデザの古さや、
「愛・おぼえていますか」という曲にジェネレーションギャップを感じ敬遠していたのですが(まあTVアニメ版ではこの曲放送されないんだけどね)
視聴してみた所・・・

マクロスという作品に対するイメージが大きく変わりました!

マクロスに関してはマクロス7、マクロスF、マクロスΔを視聴してきましたが、
「超時空要塞マクロス」はマクロスシリーズの要点、マクロスシリーズとはこれがなければならないという設定がわかりやすく、もしくは明確にわかるほどきらめいていると感じます。

【マクロスのヒロイン】
序盤から終盤まで驚かされたのは、マクロスのヒロインについて。

まず、リン・ミンメイというヒロインが登場します。
彼女をヒロインとして描いた時の、魅力の出し方が凄い。
最初の彼女は、明るく、裏表のなさから生まれる、衝動的な言動による無意識に男性を勘違いさせ振り回す子悪魔性から、ミンメイの世界の捉え方がどこかに大人びた魅力を醸し出しており、ギャップとして機能しています。

後半をみていけば、プレゼントのセーターに名前を書くのは独占欲がつよいとか、物語後半になってヒカルに戦争に行ってほしくないというのはワガママだとか、まあ色々出てくるでしょうけど、
そういった彼女の理性と反した衝動的なところに、彼女の魅力があると感じました。
大きく捉えれば、私達はどこか引いた場所で彼女の魅力の虜にされている、
ステージと観客席、彼女とヒカルは同じ時間で感情を交し合う喜びがなかったのだと思います。そう思わせる理由は。

真のヒロイン、早瀬美沙の覚醒。

実は視聴中にこちらにヒロインがシフトすることを知ったのですが
序盤は圧倒的にリン・ミンメイのヒロイン性が際立っており、
美沙にシフトすることがありえない、どうなっているんだと感じました。

しかし、早瀬美沙、視聴者から見える彼女の性格の魅力は、リンミンメイよりも少女性の高いものでした。

一つのデートや会話で一喜一憂する揺れ動く心の弱さ、ヒカルの周りにミンメイのものがあるだけで怒ってしまう子供っぽい嫉妬心、いつまでもこないヒカルを待ち続ける一途性。
恐らく、ゆらゆらととらえどころのない火のように盲目に見てしまうリン・ミンメイよりも、理沙は感情の溢れ方から人としての輪郭がはっきりと描写され、打てば返ってくるその存在の確かさに、ヒカルが安心感を感じ、最終的に選ばれるのが美沙であるのは、
視聴語に再考すればごく当然の事だと納得できます。

こういったヒロインがどんな人物であるか、主人公のパイロットにどんな魅力を与えるのか、わかりやすく視聴者に提示している所が、シリーズ原点となる魅力であると感じましたね。

しっかし、美沙とのデートにミンメイにもらったマフラーをもっていき、
美沙に掛けてやるってのはデリカシーがなさ過ぎるだろヒカル・・・

【男達はなぜ戦場にいくのか】

ヒカルはなぜ軍隊に入ったか、そういったことに悩みます。
その悩みの種を生み出したのはリン・カイフンでしょうね。
カイフンの主義主張は理想論じみていたけど、ヒカルという男を成長させる種にはなりました。(普通の中華料理屋の息子があんな思想は持たないとは思いましたけどね、統合戦争により反戦争派が大量に生まれたと考えれば自然かな)
ヒカルの上司であったロイ・フォッカー大佐の死に場所にしても、愛する女性のいる家までたどり着いてソファーに座りクローディアの料理を待ちながら息絶えます。愛する人の場所に帰ることが目的だったのでしょう。
「ミンメイを守るために俺は戦うんだ」とある種自分を納得させるように答えを出したヒカル。

ロイにしろヒカルにしろ、マックスにしろ、形は違うなれど、かっこよさも違うけれど、パイロットがヒロインを守る、愛する誰かを守るというテーマが、その後のマクロスシリーズに受け継がれていきます。



【人類とゼントラーディはお互いを理解出来たのか】

確かに文化は大事なもので、文化は理解し合い、お互いを尊重すべきです。
ですが、今作品を見ていたときに、人類は文化があり、ゼントラーディは文化が無い、だから文化を教えて戦争をやめるんだ。という目的でマクロス側は動きます。

しかしこの思想は偏った部分がなくはない。
設定としてゼントラーディに文化を与えなかったことで、
人類による文化侵略を容易にしたことを。
最近の作品にもありますが、「異世界」というものを文明レベルを下げることで現代の文明の利器や知恵を活用する。
一種のゲームの攻略のような、相手側の文化を尊重しない姿勢にも見えます。
ゼントラーディは設定でプロトカルチャーに文化を与えられなかった、かわいそう!憐憫の情を感じる・・・だから文化を教えて「あげよう!」そんな生易しい描写がありますが、結局は作家の都合であり、容易に文化侵略できるような「敵」を作り出したようにも見えます。
だからこそ、相手に対して武力で対抗すべきという地球統合軍の方針は、相手の文化を無視はすれど、貶めてはいない。

このマクロス作品で重要なのはお互いを理解することです。

マクロス7やFでは、人間の形ではない生命体との相互理解が図られ、
マクロスΔで文化のある宇宙人を敵にすることで相手の文化の尊重することが語られていると思います。

原点であるこの作品は、第一次星間戦争時の一方的に文化を教えることを批判する意味合いをしっかり持っています。カムジンがラプラミズに「後で文化の続きをしてやる」と、文化=キスとしてしまったこと。笑うべきシーンなのかとちょっと思いましたが・・・。ゼントラーディに押し付けてしまったようになった文化と、文化とは兵器を直すための技術だと間違った認識をもたせてしまったこと、文化を知った相手に対し、私達はどんな理由をつけて戦わなければならないか、そういったことを描きたかったのが、ゼントラーディとの第一次星間戦争後の意味ではないでしょうか。


【総評】
使いまわしが多かったり、所々人物作画が崩れていたりと、まあ目を瞑りたい所も有りますが、OPの映像は、時代が過ぎても素直に凄いと感じられました。
特に言えば、ヒロインの性格の深みや主要な登場人物の性格から主張、ライフスタイルまで、深みがある作品になっています。36話という中で最近の作品にはない、人物の提示が面白い。

観ればマクロスシリーズを評価するポイントがつかめると思うので、マクロス観が変わる事は間違いないと思います。

投稿 : 2018/09/08
閲覧 : 315
サンキュー:

30

ネタバレ

tora さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

歌と三角関係

マクロスと言えば歌と三角関係。

ということだけ知っていたのだけど、実際に見てみると、それに加えて異文化との融合というテーマが強く描かれている。

異星人との闘い、地球連邦政府の無理解など、マクロスの置かれた困難な状況も丹念に描かれていて、リアル路線を貫いてる。

肝心の恋愛はちょっと幼い感じ。若いからしょうがないのかもしれないのだけど、主人公が小学生レベルの恋愛観なので、笑えてしまう。

地味に良かったのは、闘うことしか知らないゼントラーディ軍の兵士たちが文化を知っていく様。なんだか微笑ましかった。

投稿 : 2017/03/09
閲覧 : 266
サンキュー:

2

ネタバレ

古酒(クース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

マクロス

一番最初のマクロス。
特徴と言えば、三段変形のロボと、歌、愛、
板野サーカスなど感動的な動き、などなど。特に言われてるのは
歌、三角関係、かな。

私、恋愛物と言うのはどうも苦手であります。
恋愛とは互いの妥協で成立する物と考えておりますゆえ。

だから、主人公が誰とくっつこうがそこまで興味なく、

はーん。で、終わってしまったりするわけですな。

まぁ、そこに至る経緯でイラッとしたり、
明らかにメインヒロインではないのとくっつくと、えー・・とはなりますが。

この作品にはそれがあった。
いいんですけどね、別に。そこはね。

面白いのは、戦争に歌を自然にからめた事と、
戦争も恋愛もそれなりの決着があり、その後も描かれている事、かな

歌はマクロスの大事な部分。

これは特に。戦争している中でも
自分たちには無い、相手の良いところを見出すゼントラーディがかわいい。

いまだに、この世界観のまま続編が出ているのが納得できる作品です。

投稿 : 2017/02/06
閲覧 : 244
サンキュー:

6

ネタバレ

k-papa さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

バルキリーの変形がカッコイイ

今更感なコメントです。

マクロス自体の変形も凄いのですが、バルキリーはよくできてましたね。

えー、三角関係の話って、この作品が初めて?
じゃないかも。

巨人族との戦いって、北欧神話ぽい設定ですね。

所詮はTVアニメということなのか、
この後の劇場版の作画レベルは凄かったですね。

今もシリーズ物が出るて、息の長い世界観なのですね。

投稿 : 2017/02/01
閲覧 : 239
サンキュー:

6

ネタバレ

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

マクロスの原点

全話見終わりました

30年以上前のアニメということでやはり時代を感じました。

物語はThe宇宙物です。

技術の進歩がとても感じられる作品で面白かったのですがやはり現代のアニメ制作の技術を考えるとどうしても点数が下がってしまうのが残念です

個人的に「愛・おぼえていますか」と本作どちらを勧めるかきかれたら「愛・おぼえていますか」をすすめます

きれいにまとまっていてサクッと見れますので

そして時代の違いなのか作中のキャラたちで一番いいなーと思ったのがクローディア。

主人公は意気地がないというか右往左往

ヒロインの片方はイケメンがいるとそっちへー、親戚のお兄さんが来たらそっちへー、で都合の良いときだけ主人公へーに見えてしまいます

すごい汚い表現をするとビッチ(ファンの方すみません)

もう片方のヒロインは正直になれない一途な女性

まだこちらの方が好感を持てるという方も多いと思います

汚い表現をしましたが「愛・おぼえていますか」を先に見てしまったためヒロインの悪い面がとても目につきました

これ以降のマクロスの基点になるため見たほうが良いと思いつつもキャラ設定にムカムカが出てしまいます

当時の女性はそういった女性がモテたのかもしれませんが平成生まれの私にはわかりません・・・

ただ内容はとてもおもしろかったです

愛・おぼえていますか は17話がなんとなく映画になったようなかんじですね

あと最終話の途中でOPが流れるのは熱くなりアニメ最終回でOPがいいというのが時代を超えて実感しました

投稿 : 2016/10/09
閲覧 : 207
サンキュー:

5

ネタバレ

てーお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これ見た時は、驚いたww

札幌でコレ放送されてたの、日曜昼二時という、訳の分からん時間だった。
これ見る為に日曜昼は予定いれないようにしたもんだったwww

美樹本晴彦の描くキャラに憧れ、良く練習したもんだw

流石に日曜昼ドラ!!と言うべき話の展開!!
SFの名を借りた、三角関係ドロドロドラマか!?

歌が地球を救う!!ってコンセプトも斬新だった。
バルキリーの設定もF-14をベースに戦闘機がロボットに!!(現代ではまぁ何でも変形してロボになるがww)

今更、あまりお勧めするタイトルではないが、私の中では
かなり大きな影響を与えた作品^^

これ見るとあの当時が脳裏に・・・

因みに、途中のメロドラマが長く続く点と、作画が崩落してる回が数回ある点は、ご容赦願いますwww

投稿 : 2016/03/12
閲覧 : 223
サンキュー:

3

ネタバレ

花丸ぽっきー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

初代マクロス・・ マクロスワールドの出発点

【詳しいあらすじはあにこれのデータをご覧下さい】


マクロスの30周年記念原画展に行ってきて、マクロスの世界にすごい魅力を感じて、F以外の作品、特に初代マクロスもぜひ観たいと思っていました。

30年前(1982年~1983年)の作品ということで、アニメーション技術は現在に及ばないものの、現在のマクロスFにそのまま直結する世界観や演出は大きな魅力だと思いました。


30年に及ぶ全マクロスシリーズは、Fのイツワリノウタヒメがパラレルワールド設定になっている以外は、物語上の歴史が連綿と続いて、途切れたことがありません。


超時空要塞マクロスは、たとえばアルトやランカのひ孫の代になっても、それからさらに何百年たってもストーリーは続く・・と僕は信じています。


話を作品に戻しますが、主人公がヒロインを二人称で「おたく」と呼ぶなど、随所に昔感が漂っていますが、ヒロインのリン・ミンメイはすごくいいです。30年の時を超えた超時空萌えキャラと呼べると思います。


かわいいよミンメイ///

投稿 : 2015/12/29
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たんぽぽの花 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

優柔不断よ一条くん!!(笑)

この時期のロボットアニメでは、ガンダムに続く勢いがあったアニメですが
主人公のストリーで見ていると他のアニメの主人に比べ好感度が下がってしまうのです。感じだけはカッコいいのですが、後半リン・ミンメイと早瀬未沙の間を優柔不断に行ったり来たりが、悪かった!これさえなければ、ストリー性もよかったように思う。
実際、ガンダムと違い、戦闘機がリアルで変形しバルキリーと呼ばれる戦闘機から、各部が手足に変形し鳥型のガウォークに、更に変形し人型ロボットタイプのバトロイドと呼ばれる形態になる。この完成度は高く、戦闘機は実際に米国で使用していた機体をモデルにし、作られたといいます。
さらに、このマクロスからアニメに劇的な変化が始まる。登場人物が歌手である為に歌を歌うのだが、作品の重要な役割だけでなく、アニメで歌の重要性が高まった。それまではOP・EDもある程度の歌はあったが、何曲も作中に登場する歌はそれぞれが人気を持った。
おもちゃでは、プラモデルでも当時発売したが、変形時に部品の取り替えがあった為、人気が上がらなかったのが、残念でした。超合金では完全変形のモデルも登場し大人気でどこに言っても売り切れ状態だったのを覚えています。作品は見てコメントなのですが、しいていえば自分の立ち位置の自覚を描いた作品です、
ガンダムとは違い世界は統一され、異星人VS地球人なので、そのへんはガンダムとは違い、面白味があったとおもいます。
また、作品の人気で全三六話かな?それを映画版にした、
愛覚えていますか?がまた大ヒットしこのシリーズの始まりになりました。
マクロスシリーズです。他のシリーズも見直してまたコメントします(笑)
1期にあたるマクロスですが、ストリー弱内容は濃く、メカシリーズには力が入っていました。昔見た人もまた一度見ても面白いですよ。
少年時代とは違った感性で見れた感じがしました。

投稿 : 2014/08/21
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5

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kiss-shot さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「プ、プロトカルチャー!」

子供の頃にリアルタイムで観ていたアニメ、今観たらどうなんだろう?


全36話観終わりました

子供の頃はミンメイが好きだったと思う

今観たらミンメイの言動に耐えられなかった・・・

早瀬さんの方が好きです

電波系とツンデレ系のはしりですかね


今回観直すまで、音楽は「私の彼はパイロット」、「愛おぼえていますか」

しか記憶に無かったけど、「愛おぼえていますか」はそもそも

劇場版だったのね、思い違いしてました

他にも良い曲は沢山ありましたが、「小白竜」だけは

なぜか笑っちゃいました


子供の頃観た時と全然印象が違い戸惑っています

単なるロボットアニメとしか観てなかったんですが

結構いろいろなテーマをもっていたんだなぁ

当時のアニメとしてはガンダムなんかと並んで

パイオニア的な存在だったのですね


劇場版と他の作品も近いうちに観てみます

投稿 : 2014/08/09
閲覧 : 289
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20

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カズくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 1.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作画崩壊がなければ・・・

マクロスフロンティアの元祖です。

子供の頃、飛行機がロボットになるのが斬新でマクロス、マクロス言ってた記憶があります。

地球人類が巨人の(進撃じゃないよw)ゼントラーディー軍と遭遇する話。

地球を守るために、宇宙人の船を改造したマクロスを作り、宇宙で迎え撃つんですが、マクロスの中の町での一条輝(軍パイロット)、リン・ミンメイ(アイドル)、早瀬美沙(オペレーター)の三角関係を中心に物語が進んでいきます。

ストーリーは今見ても面白いと思うのですが、問題は作画!

良い絵と悪い絵の差がありすぎる(ToT)

ひどい時は子供のらくがき?と思わせるようなときも・・・
キャラが誰だかわかりません。

塗りを委託した韓国のスタースタジオの仕業らしい。

自分はこれで韓国嫌いになりましたw

これを見るなら劇場版のほうをオススメします。

投稿 : 2013/08/01
閲覧 : 284
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雷撃隊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:----

ハードなミリタリーアクションと不謹慎なラブコメの妙な融合

マクロのそーらをー、つらぬいてー、てイントロが印象的なOPテーマ曲、今でもカラオケで歌います。F14トムキャットをモデルにしたVF1バルキリー、伝説的な変形メカだよね。あくまでも航空機だって強調されてるのがカッコイイ。主役艦のSDF-1マクロスもエンタープライズみたいな空母だし。砲戦メインのヤマトやハーロックと比べてみるとそれぞれ魅力的で楽しい。でも人間ドラマは開いた口が塞がらんほど馬鹿げている。周りで砲弾が炸裂しようが地球が滅亡しようが好きだの嫌いだのギャルゲーみたいな痴話喧嘩してます。不謹慎だよ、KYの集団だよ。あんだけクールな航空アクションやってるのに酷くねー?と突っ込んだら負け、これは宇宙を舞台にした壮大なギャルゲーなんです。優柔不断モヤシ男が同級生と女教師に挟まれる典型的な萌えの世界なんです!!
80年代としてはかなり斬新で、宇宙船が出てくる萌えアニメも今では結構スタンダードだけどこのマクロスが元祖かな。

俺様的には空母戦と航空戦が沢山見られたので満足。羽田健太郎のDOG FIGHTERってBGMが大好きだ。この曲聞くとバルキリーの飛行シーンが頭に浮かぶ。板野一朗の戦闘シーン、通称板野サーカスは迫力満点だ。

全体的に作画のバラツキが多いがクライマックス前後と映画版は異常なまでのクオリティーの高さだ。後にあのEVAやカウボーイ・ビバップやエスカフローネやアクエリオンを送り出す連中の原点としても押さえておくべき作品だろう。

投稿 : 2013/06/15
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もじゃくん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

古いけど味がある

初代マクロス作品。マクロスの3大要素として「ロボットバトル」「音楽」「三角関係的な恋愛もの」があるんだが、正直印象に残っているのは「三角関係的な恋愛もの」のところかな。結構昔にみたのであまりはっきり覚えていないが、中盤から後半にかけては、ほぼそこメインだった気がする。ロボットバトルも当時としてはすごいレベルだったのだろうけど、現在のものと比べると…って感じだが、それはまあ味として受け止められるレベルだね。

投稿 : 2013/05/14
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南のエデン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この作品で歌とアニメのコラボがハマりましたね^^

リン・ミンメイちゃんを救いたいと思い軍のパイロットを目指す一条 輝くん^^


この作品で感動したのが、大きな戦艦の存在でしたw町がまるごと入るってどんな大きさなのよw


あとは、この大きさでの変形モードになれる素晴らしい展開も斬新でしたねw


戦闘機も3変形したり、もうどんな仕組みか考える必要もないほどでしたw


恋愛も三角関係を築きおもしろかった^^


私は早瀬未沙さん押しでしたから最終的には満足でしたw


いつもカイフンさんの言いなりのリン・ミンメイちゃんは好意はもてなかったなw


歌は好きだったけどね^^


ガンダムとこのマクロスがロボットアニメの基盤になっているとおもいます^^

投稿 : 2013/01/13
閲覧 : 306
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レミット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ランナー単発すぎる。

言わずと知れた初代マクロス。マクロスといえば三角関係の原点。機体が3種類に瞬時に変形できるのがいい。古いので絵に難がある。マクロスが大好きな人は見てみてはいかがですか? 好きなキャラ:ミリア・ファリーナ>ロイ・フォッカー>柿崎速雄 名シーン:18話 名言:一条「柿崎ぃぃぃぃっ!!!」 好きな曲:マクロス

投稿 : 2012/07/11
閲覧 : 313
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kain さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

◎「マクロの空を貫いて 地球を打ったイカヅチは~」
「僕はもう追いかけはしない 君の走る影の後」

『超時空要塞マクロス』です。

これに関しても 今更トヤカク言う事も無いですねw

日曜の午後2時頃に放送していたんですよね。
今 考えると凄いです!
 しかも最初は 1,2話連続放送でした。
kainはどうしても用事が有ったので 友人に録画してもらって見たなあ。
「拾い物なんか使うからです」
「まったくだ」 には最初からヤラレましたww

レコードは「ミスDJ」やシンセサイザー・アルバムも含めて全部買いました。
だから「私の彼は~」の二番も歌えます。
 一番好きなのは「銀月・赤月」です。

劇場版の「愛・覚えていますか」も 映画館に見に行って ビデオも買ったです。
当時としては 自分でも凄い事ですよw
 ベストテンに飯島真理が出た時は感動したものです。

監察軍を無くしたのは勿体無かったと思う。

投稿 : 2011/08/09
閲覧 : 407
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don さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ガウォークって意味ある?

ミンメイちゃんに繊細な心を弄ばれる作品。
ミンメイちゃんの気の持たせっぷりは正に悪女。
そんな恋愛より、マックス&ミリアの純愛の方が良いです。

投稿 : 2011/06/11
閲覧 : 408
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ああああ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/22
閲覧 : 3

もっちょん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/01/10
閲覧 : 4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/11/03
閲覧 : 43

ささみジャーキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/10/29
閲覧 : 3

Tadano さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/11/13
閲覧 : 7

2ziu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/09/23
閲覧 : 9

たくたくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/03/16
閲覧 : 9

きすぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/01/26
閲覧 : 12

ネムりん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/12/17
閲覧 : 20
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超時空要塞マクロスのストーリー・あらすじ

西暦1999年、突如宇宙より飛来し太平洋上の南アタリア島に墜落した巨大物体は、全長1,200m超もの宇宙戦艦だった。これにより異星人の実在と彼らの間の戦争の存在を知った人類社会は、宇宙からの脅威に対処すべく地球統合政府を樹立。世界規模の紛争(統合戦争)を経て、墜落艦を改修し「マクロス」と命名する。2009年のマクロス進宙式当日、地球付近に異星人の一方の陣営ゼントラーディ軍の艦隊が出現する。その存在を感知したマクロスの主砲システムが勝手に動作し、戦艦群を撃破してしまう。マクロスの正体はゼントラーディと敵対する陣営、監察軍が仕掛けたブービートラップであり、人類は否応なく宇宙戦争(第一次星間大戦)に巻き込まれることとなった。ゼントラーディ軍の包囲網から逃れるため、マクロスはフォールド航行により月の裏側への待避を図る。しかし制御に失敗し南アタリア島一帯を巻き込み、冥王星軌道付近に到着する。さらにフォールドシステム自体も消失し、通常のロケット推進のみでの地球への長い帰還の旅を強いられる事になる。その途上、南アタリア島住民5万8千人はマクロス艦内に街を再建し、戦争の傍らで普段の生活を営んでいた。アクロバットパイロットの一条輝は戦火の中で出会った少女リン・ミンメイを守るため軍に入隊し、可変戦闘機バルキリーのパイロットとなる。(TVアニメ動画『超時空要塞マクロス』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1982年秋アニメ
制作会社
タツノコプロ
公式サイト
www.macross.co.jp/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E6%99%82%E7%A9%BA%E8%A6%81%E5%A1%9E%E3%83%9E%...
主題歌
《OP》藤原誠『マクロス』《ED》藤原誠『ランナー』

声優・キャラクター

長谷有洋、飯島真理、羽佐間道夫、小原乃梨子、土井美加、神谷明、佐々木るん、鶴ひろみ、深雪さなえ、蟹江栄司、大林隆介

スタッフ

原作:スタジオぬえ、原作協力:アートランド
企画:大西良昌、プロデューサー:井上明/岩田弘、チーフディレクター:石黒昇、キャラクターデザイン:美樹本晴彦、メカニックデザイン:宮武一貴/河森正治、シリーズ構成:松崎健一、脚本:松崎健一/石黒昇/富田祐弘/大野木寛、キャラクター作画監督:美樹本晴彦、メカ作画監督:板野一郎、美術:多田喜久子/勝井和子、音楽:羽田健太郎、音響監督:本田保則

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