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「響け!ユーフォニアム2(TVアニメ動画)」

総合得点
89.4
感想・評価
1577
棚に入れた
7085
ランキング
80
★★★★★ 4.3 (1577)
物語
4.2
作画
4.5
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.2

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響け!ユーフォニアム2の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

イチゴン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

3期に向けて

原作漫画は未読。
1期2期と劇場版(アンサンブル編まで含めて)は鑑賞済

吹奏楽部は、じつはかなりの体育会系とは知っていた。
高校のとき毎日練習していて、上下関係が厳しいことも。
だから、卒業式や文化祭での気合の入った演奏は感激していた。

このアニメでは、多数の登場人物をセリフがなくとも、丁寧に描いており、演奏シーンでは、映像でも音楽でも、京アニの
実力が存分に堪能できる。しかも、フルで流すんだもの、絶賛するしかない。

悲しい事件はあったけれども、アンサンブル編では、よくつないでくれた。3期はぜひとも気合をいれて観たい。

リズと青い鳥は、絵柄は違うが、すんなりその世界に入りこめた。劇場版は、アニメ版ではしょった演奏を全部流す。アニメ版は、キャラクターの交流を細やかにえがく。

まあ、男子がつけたし的なのは仕方ないけど、女子の心理的な葛藤や考えがよく分かった。主人公の久美子が、ことなかれ的ではあるが、だんだん成長していくすがたに、おもわず
応援してしまう。

3期期待は大きいです?京アニは、きっとそのハードルを越えてくるでしょう。

まだ観てない方は、リズ以外の劇場版2作を観てから、アニメに入るとよいでしょう。

追記 2024年4月から3期始まります。
久美子の「北宇治〜ファイト!!!」のシーンには、涙がでたよ!!
春休みのあいだに映画版だけでも観ておけば、すんなり入り込めるよ

投稿 : 2024/04/01
閲覧 : 26
サンキュー:

3

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

演奏シーンもさることながら人間ドラマも見応えあり

序盤からプール回ということで水着姿でのじゃれあい等ちょっとしたクールダウンな感じでしたが、その後の真面目なやりとりで、その後の平坦ではないながらも互いに切磋琢磨しながら成長していく物語を予見させるものがありました。

その中で、要所での主人公と田中あすか先輩のやりとりが印象的。その他にも主人公と姉のやりとりとかはシリアスで重苦しいものを感じたが、それを乗り越えて大会での演奏やその後の三年生の引退を経て逞しくなっていくところにリアリズムを感じました。

そういえば昔、誰かが言ってたんですが、苦労をしなければ人は感動しないという言葉があり、本シリーズはまさにそれそのものを体現しているなぁと。

一期引き続き骨太な青春群像劇の傑作でした。

投稿 : 2023/09/29
閲覧 : 93
サンキュー:

20

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ノートの1ページめ。

これは、恋に落ちた私のメモ書き。


あきれるほどの知性派のくせに、なんとなればピエロにだってなりきれる。

すれっからしを振る舞いながら、一分の反論も許さない片言隻句を言い放てる。

かぶいているように見せておいて、手の内は寸分漏らさぬようにわきまえている。

先輩。

私、ちゃんと言い当ててますよね?



才気にあふれたしなやかさと、
掴みどころのないしたたかさ。

何を考えているのか、底が知れない。
どんなポリシーなのか、見当もつかない。


まるで推し量れない人との、百忍千鍛の日々。

けれど、だから、迷悟一如を体得できました。


" 頑張った先には、何かが待っている "


あなたが、教えてくれたんですよ。

あすか先輩。


~  ~  ~  ~  ~


先輩には、事情があるって。

どうしてそのことを私に話すんだろう。

それに、ユーフォっぽいって何?



中途半端で存在感が今ひとつだから、何をするにしてもしなくても、気づかれにくいってことですか?

じゃなければ、付かず離れずなポジショニングを取っているって、私を責めているんですか?

それとも、何げに世話好きな体で関わるのを、要らぬお節介だって揶揄っているんですか?


それなら、よっぽど先輩のほうが、ユーフォっぽいです。


いやいや、そんな似たとこ話の掛け合いが目的じゃないですよ、ね?


~  ~  ~  ~  ~


「お母さん」って、表向きなら言える。

「お父さん」って、普通には呼べない。

部員にも、滝先生にも、話せない。


それが、先輩の " 事情 " 。

私へのメッセージ。


~  ~  ~  ~  ~


宇治川の川面をなでるように、そのメロディーは誰かを愛おしんでいる。


その旋律に、自然と身体を預けたくなる。

その曲調は、深く心に語りかけてくる。

その息遣いは、遠い憧憬をやり取りしている。

その演奏は、北宇治を全国へと押し出そうとする。


その響きは、あまりにも近くて、ありあまる豊かさで、あまりある胸のつかえを、私の脳裏に刻みつけた。


その瞬間に、私は、恋に落ちたんだ。

これから先、何度でも、この気持ちに立ち返るんだ。


~  ~  ~  ~  ~


" 響け! ユーフォニアム "

お父さんが、先輩に託されたノート。

その1ページを、今度は、私が引き継いでいく。



北宇治で作りだす音を、全国に響かせたい。

それが、先輩との絆で、私への証なんだ。


~  ~  ~  ~  ~


こんなに、長くて、

不思議と、短い1年でした。

ぜったい、面倒くさい "1年 " でした。


だからって、「さよなら」は言いたくない。

言ってほしくない・・・。



けれど、ノートの薫陶は、

" 鼓吹に努め、その響きに、胸を高鳴らせること " 。

それに、先輩との日々は、

知らないうちに、満タンにしてくれていたのです。

私の『容(かたち)』を。

投稿 : 2023/09/29
閲覧 : 353
サンキュー:

27

ネタバレ

スターライト さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

真剣! 青春のひとこま

高校のプラスバンド部をそのままアニメにしたって感じの作品。この作品を見るまではユーフォニアムという楽器自体知らなかった。舞台は京都府宇治市。京阪電車や宇治川の橋は知っている場所なのでうれしい。京都アニメなので言わずとも作画はとても丁寧。音楽をテーマにしているのでオープニングドリームソリスターとか好き。制服も茶色系の冬バージョンと、涼しげな水色の夏バージョンでなんか印象が変わるのがいい。しかしちょっとまじめすぎるアニメなので見ていて疲れる。

投稿 : 2023/08/02
閲覧 : 45
サンキュー:

1

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

チャンスの神様見ててね

 全13話。

 1期は王道スポ根モノとして素晴らしかったけど、2期もまた続編として最高の作品だった、と思わずにはいられません。
 2期は人間ドラマ、心理描写に焦点を当てていました。1期になんとなく匂わせていた各キャラの心情をうまく使ってストーリーに繋げるのはさすがだと思いました。

 特に印象的だったのはあすか先輩の話。10話の久美子の魂の叫びには僕にもグサッと突き刺さりました。
 無理して大人でいようとするあまり、自分のやりたいことを押し殺すあすか先輩。それに対して「後悔するな」「自分の本心に従え」といった久美子のメッセージには心震えました。僕も思わず涙がこぼれちゃいました
(´;ω;`)。
 他にも無感情だったみぞれ先輩が希美先輩と仲を取り戻し、笑顔を取り戻すところも好きです。

 2期を通して思ったのが、久美子ってカリスマ性スゴくないか!?ということ。普段心の内を出さない麗奈やあすか先輩が久美子には思いをさらけ出すし、何よりも人間関係が苦手、希美にしか心を開かないみぞれ先輩が久美子に心の内を話し、さらに大会直前に久美子と拳を重ねるという。。これも主人公補正というやつかな?

 色んな思いが複雑に交錯しながら成長を重ねていく彼女たちの姿に心打たれました。かなりの傑作だと思います。 

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 433
サンキュー:

49

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

吹奏楽部の1年間 リアリティは最後まで

原作未読。
1期が秀作だったので当然視聴。
綺麗な映像・音楽で視聴したかったため、
DVDが出るまで待ちました。
たくさんのレビューが飛び交う中、
レビューを読みたい衝動を抑えるのは大変でした。

【作品概要】
 新任の滝先生の下、京都の弱小吹奏楽部の
 成長が描かれています。
 全国大会を目指し、1期ではなんと奇跡の京都府大会突破。
 この2期ではそれ以降のお話が描かれています。

【作品に対する感想】
 相変わらずハイクオリティな映像、音楽です。
 1期のレビューで「これ以上の奇跡は嘘臭くなる」と書き、
 ストーリーがご都合主義になるのを恐れていましたが、
 なんとかリアリティをぎりぎり維持しつつ、物語としても
 綺麗に終わったとおもいます。
 両立不可能と思えた事をぎりぎりのラインで達成した
 この作品はやはり秀逸だったと思います。
 
 2期では最初から部員の意識が非常に高いためか、
 至る所で熱い思い、言葉が飛び交います。
 私はそのたびにこみ上げるものがありました。
 
 そして最後に…「続きが観たい!」。
 久美子達が2年生になって部の中堅になり、
 自分のことだけでなく部の全体・後輩の事を考えながら、
 先輩から受け取ったものを胸に戦っていく姿を見てみたい!

1)物語
 1期2期を通じて吹奏楽部の年間行事を
 ほぼリアルに描いていて、とても懐かしくなりました。
  4   1年生入部
  7末  市大会(今作では無かったですが)
  8初  県大会(1期の京都府大会)
  8中  夏合宿
  8末  地方大会(今作の関西大会)
  10末 全国大会
  11初 3年引退
  2末  3年卒業
 全国大会でグランドフィナーレかと勝手に想像してましたが、
 そのあとまできっちり描かれていて良かったと思います。
 (部によっては上記の他に定期演奏会などがあったりします)

 これに人間ドラマが上手く絡んでましたね。
 {netabare}
 【1期】
  ・久美子 失言で麗奈と微妙な空気
  ・葵 受験優先で退部
  ・葉月失恋 秀一失恋(?) 久美子&麗奈和解
  ・オーディション 勝者と敗者
  ・麗奈VS香織 ソロ戦争勃発
  ・優子 滝先生の不信を煽る
  ・久美子 一部のフレーズを外される
 【2期】
  ・希美 復帰騒動
  ・滝先生の過去発覚
  ・久美子 姉との確執
  ・あすか 家庭の事情
  ・あすかと久美子
  ・麗奈 滝先生の過去を知る
 {/netabare}
 まあよくもここまで詰め込んだものです。
 作中に出なかっただけで、裏側でも
 たくさんのエピソードがあったんでしょうね。
  
 そして心のありようがどれだけ演奏に影響が出るかが
 至る所で描かれてました。
 これも高校吹奏楽部のリアリティだと思います。

2)作画(2022/12/4追記)
 コンクールの演奏時の配色、すごくリアルです。
 明るさが少し過剰と感じるかもしれませんが、
 演奏者からはあんな風に見えてます。
 薄暗い舞台裏での待機(この暗さに目が慣れる)、
 そして照明を落とした暗い舞台に上がり
 照明が点灯した瞬間、あんな感じに見えるんですよ。
 あれで「きたぁぁ!」ってテンション上がる人もいれば、
 プレッシャーに感じる人もいるでしょう。
 
 このこだわりは心にくるものがあります。 

4)音楽
 駅ビルコンサートの宝島(T-SQUARE)の
 吹奏楽アレンジですが、定番中の定番ですね。
 バリサクでソロは初めて聞きました。
 ごっつい男前になりますね。

 あと、特筆すべきは卒業式での三日月の舞。
 3年生が抜けてスカンスカンになった三日月の舞。
 どれだけ3年生が大きな存在だったかがよくわかります。
 こんなところまでリアルに作りこんでくる。
 素晴らしいの言葉につきます。

5)キャラ
 ①黄前久美子
  本来面倒事に関わるのを避け無難を選択する傾向の彼女が、
  それらに向き合おうと変わっていきつつあります。
  (望まず巻き込まれてたり、流されてる場合もありますが)
  ほどほどにずるい凡人代表のような彼女が
  望む結果のためになりふり構わず行動するように
  少しずつ変わっていきます。
  成長記としても良かったと思います。
  
  
 ②香坂麗奈
  孤高な実力者なのは相変わらずですが、
  彼女もまだまだ高校生。
  感情に振り回される麗奈は可愛くてしょうがなかったです。
  久美子との出会いが、彼女にとっては大きく
  プラスになったようですね。
  死んだ魚の目…爆笑しました。
    
 ③田中あすか
  1期から底抜けに明るいマニア先輩というキャラの陰に潜む
  何かを感じさせていましたが、それが話に絡んできます。
  1期の時に「誰がソロを吹くなんて心底どうでもいい」
  との発言は{netabare}自由に吹けるだけマシ{/netabare}
  ということだったんでしょうね。

  彼女の振る舞いは大人としては正しいのかもしれませんが、
  高校生の振る舞いとしてはかけ離れたものに
  なっていたように思えました。
  唯一個人として振舞っていたのが
  自宅に久美子を呼んだ時ですね。
  自分の事をべらべらしゃべる彼女はこの時くらいでしたね。
  
 ④吉川優子(でかリボン)
  1期の時は私情優先の困ったちゃんな役でしたが、
  2期ではちゃんと2年生やってました。
  私情で暴走するのは中世古先輩が絡んだ時だけで、
  それ以外の時はまともな人のようです。

 ⑤鎧塚みぞれ
  この娘凄く不器用な娘です。
  高い能力を持ちながらそれを持て余しているんですよね。
  誰かのために…だとその誰かがいなくなったら
  何も出来なくなってしまいます。
  まだまだ自分のため…と思えるには時間がかかりそうですが、
  成長していってほしいです。

 ⑥塚本秀一
  最後まで久美子と微妙な距離感を詰め切れなかった。
  でもそれがリアリティ。
  どこもかしこもカップルだらけなんてありえない。
  ほろ苦さもまた青春です。
  

6)好きな&印象的なシーン
{netabare}
 ①花火大会
  もう無茶苦茶綺麗なんですよ。
  花火も、浴衣姿の麗奈も。
  
  そして塚本を挑発する黒い麗奈が印象的。
  ストイックで殆ど他人に興味が無かった印象の彼女が
  少しずつ変わってるんだと感じました。

 ②夏合宿
  アホみたいに音楽に集中できる期間で、
  爆発的に底力が伸びるきっかけでもあります。
  それと同時に、本来家にいる時間帯に同級生と一緒にいる
  という特別なイベントでもあります。
  久美子もたくさんの人といろいろなことを語って
  色んな人の想いに触れ自分の心の着地点を探していました。

  私の場合女子のパジャマ姿に萌死してました…。。。
  
 ③鎧塚みぞれの告白
  前半の山場ですね。
  誰もが善意で行動しているのに結果が悪になる…
  結構しんどい話でした。

  私はみぞれの気持ちは凄く共感できました。
  ほんの少しのコミュ不足と、愛情ゆえの恐怖。
  でかリボンちゃん優子の体当たり大演説が
  みぞれの心を溶かし、誤解が解け、
  本来の彼女の演奏を取り戻しました。
  教卓の陰から日の下にみぞれを引きずり出す演出が
  印象的でした。

 ④関西大会
  くそ熱い外から冷気に満ちた舞台裏に入り、
  緊張感が一気に増すあの雰囲気が再現されてました。
  演奏はノーカットで、各部員の演奏シーンが次々に
  入るようになっていました。
  これまでの想いや積み上げたものが一気に爆発している
  感じが十分に描かれていて、これだけでウルウルでした。

  そして私が驚いたのは関西大会の舞台。
  「アルカイックホールやん!」
  あの特徴的な反響板を忘れるわけがありません。
  私事ですが、あのホールで2度ほど演奏したことがって
  一気に懐かしさがこみ上げて、胸がギュっとなりました。
  
  結果発表の時、席に座り切れない生徒が階段に
  座ってるところ…リアリティの面で◎です。

  結果発表は作中通り、各校の成績(金・銀・銅)が
  それぞれ言い渡され、最後にまとめて
  全国大会への出場校が発表されます。 
  金賞の前に「ゴールド」をつけるのは
  金と銀が聞き分けづらいことへの対処です。

  基本を金賞が言い渡されるたびに歓喜の絶叫が
  ホールに響くのですが、全国出場が常連の学校は
  金賞をとっても無言だったりすることがあります。
  他校からすれば嫌味に見えたりして、
  ホールは異様な雰囲気になります。

  結果発表のシーンは現役時代を思い出して、
  ウルウルでした。
  自分にとっても嬉しさで涙が止まらず
  何を叫んだのか覚えてないのは
  後にも先にもこの瞬間だけですからね。

 ⑤久美子 あすかに大演説
  どうしても部に戻ってきてほしい久美子は
  単騎であすかに訴えに行きます。
  あすかは大人の選択を通すため、久美子の弱点を突き
  本気で傷付けるところまで踏み込んで論破しようとします。
  どうしようもなくなった久美子がとった方法は
  想いの全てを精一杯ぶつける事でした。
  涙でぐちゃぐちゃになりながらノーガードで叫んだ
  彼女の声はようやくあすかに届きます。
  これは目から汗…でした。
  
  あすかは自虐的に私利私欲と言ってましたが、
  結局のところ全員私利私欲なんですよね。
  私利私欲の先が「周りのためでもある」か
  「ホントに自分だけのため」か。
  その違いだけだと思うんですよね。  

 ⑦滝先生 華麗なスルースキル
  麗奈の踏み込みを見事にかわした先生すげえです。
  そして流石に気付いた周りのフォローもGJです。

 ⑧あちこちでのTp.ソロのシーンの香織先輩の表情
  割り切ってるつもりでも割り切れていない。
  つい指が動いてしまう。
  神作画です。
  

{/netabare}

7)「?」なシーン
{netabare}
 ①水着回のニーズにより捻じ曲げられたリアリティ
  北宇治高校はどうやら進学校のようですので、
  3年生にとって、夏休みは受験準備期間でしかありません。
  貴重な部活休みを遊びに行くなんてありえません。
  視聴者側としては目の保養なんですが、リアリティが
  生命線の作品でこれをやっちゃいかんと思いました。

  ⇒と思ってたら、原作からこのシーンあったようです。
   余計に「えぇぇぇ・・・」でした^^;

 ②滝先生の過去を口滑らせた橋本先生
  「オトナ」ならこんな事生徒にしゃべるなよ!
  失言にしろ、限度があると思いました。

  エピソード自体はいいんですけどね。
  元気になった滝先生を見て嬉しくなって、
  ついポロっと…なんでしょうけど。

 ③いまさらですが京都なのに関西弁じゃない
  まあ、関西弁でみんながしゃべってる時点で
  視聴者が層別されそうですし、
  しょうがないですよね。
  
{/netabare} 

8)立華高校マーチングバンドへようこそ を読んで
 (2020/4/10追記)
 作中時々登場する久美子の中学の時の戦友
 Tb.の佐々木梓が主人公の物語です。
 水色の悪魔の裏側が描かれます。
 北宇治と比べるとかなり体育会系ですね。
 
 私はマーチングは全くわからないので、新鮮でした。
 マーチングをいろいろ知ることができてよかったと思います。
 ユーフォシリーズが好きであればおすすめです。
 活字でも涙腺やばくなります。
 ただし誓いのフィナーレ程度にはドロドロですので、
 お覚悟のうえで(笑。
 さわやかな表紙絵に騙されてはいけません。
 {netabare}
 主人公の梓は結構イメージ変わりました。
 好き嫌いは結構分かれそうですね。
 最終的には私は好きでした。
 {/netabare}

 これも1~2クールくらいで映像化されないかなー。
 座奏のコンクールと違って動き回るんで、
 本番のシーンで作画班死にそうですが。
 
 そういえば立華高校吹奏楽部のモデルとなったと
 言われている橘高校吹奏楽部のオレンジの悪魔。
 橘→たちばな→立ち華→立華
 ああ、そういうことですか!

9)北宇治高校吹奏楽部日誌 を読んで(2021/2/8追記)
 時間的には久美子が1年生の頃の12月~春くらいの話です。
 アニメ化はされなかったですけど北宇治高校も
 定期演奏会あったんですね。
 「北宇治高校の定期演奏会」「北宇治・立華の合同演奏会」
 の2本立てです。
 ユーフォ作品群が好きであれば読んでおいていい内容
 だったと思います。
 これこそ劇場版くらいのサイズかなと思いました。

 これ単品で読むよりは、下記事前準備をお勧めします。 
 ・「ユーフォ1,2」の視聴
 ・「立華高校マーチングバンドへようこそ」の読破

 

投稿 : 2023/03/04
閲覧 : 643
サンキュー:

75

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

A. ネタバレ注意 – そして、次の曲が始まるのです

2016年
武田綾乃の小説  
制作:京都アニメーション キャラデザ:池田晶子

高校吹奏楽部が舞台の友情、青春、成長物語 の続編


<メモ>
主人公は久美子ですが久美子の青春ストーリーというより久美子を通して部の問題や部員の事情が描かれます。
大人数が所属する吹奏楽部ならではの展開ですね。

2期は泣かせにきてますかね? 3回くらい泣きました。

進藤正和はなぜ伝言ではなく直接あすかに声をかけなかったのだろう。
ユーフォを手にすることをあの母親が簡単に許さないだろうことは想像がつくだろうし
それでも続けてきたのは父親を近くに感じたかったからですよね。
いつか会えるといいな。

1期の時も思ったのですが、女子の距離感が女子高ぽいです。

歳を重ねた今になっては恥ずかしくて無理ですが、友達や家族に大好きだと伝えればよかったな。


<主要登場人物>
二年生
・鎧塚みぞれ:種崎敦美  オーボエ
・傘木希美:東山奈央   フルート

臨時コーチ
・橋本真博:中村悠一
・新山聡美:桑島法子


<ストーリー>
府代表となり関西大会に向け練習に励む久美子達。

去年やる気のない先輩達とトラブルになり退部した2年の傘木希美が部に戻りたいと
3年のあすかに許しを請いにやってくる。
あすかが復帰を認めない理由は希美と同じ中学出身でオーボエ担当の鎧塚みぞれのためだった。
夏紀と優子も同じ中学で吹奏楽部の仲間だったはずが
希美を復帰させてあげたい夏紀、みぞれのため復帰を阻止したい優子と意見は違っていた。
みぞれが希美を避ける理由とは。。。

関西大会で全国大会への切符を手にした北宇治高校吹奏楽部。
滝先生の知り合いをコーチに迎え夏休み返上で練習に励んでいたがあすか退部の危機が訪れる。
受験に専念させたい母親が滝先生に退部届を受理するよう迫ったのだ。
あすかがユーフォを続ける理由、全国大会に出場したい理由を知った久美子は。。。

他にも久美子の姉が夢のため大学を辞めたいと親ともめたり、
滝先生の奥さんの話、そのことを黙っていたことで麗奈を怒らせたり 久美子の廻りは落ち着かない。

全国大会はどうなる?


23.1.10

投稿 : 2023/01/13
閲覧 : 149
サンキュー:

12

ネタバレ

御宅 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

"特別"な存在

今期のキーパーソンとなるのが、あすかと真美子です。この2人と多くの掛け合いをしてきましたが、少々過小評価されているのが秀一との関係になります。彼は久美子にとってある意味家族であり、他の誰よりも関係性の長い友達でもありました。久美子は秀一の助けを借りることで、互いに和解をすることができました。つまり、秀一は他の誰もができないことをしたわけです。そういう意味では彼もキーパーソンであり、久美子はお守りとして秀一のヘアピンを置きながら演奏するんですね。
そして、久美子が真美子と最後の会話をする際に、笑顔で見送る唯一の存在が秀一です。

そして特に重要なのが、あすかの物語が解決したことです。あすかはついに父親から賞賛され、ある意味の束縛から解放されました。自身を守るために、常に冷たく不器用な笑顔で覆わなければいけなかったあすかが、ついに無邪気に笑うことができ、自分をここまで導いてくれた久美子と喜びを共有するわけです。

そしてもう一つの物語である久美子と真美子。真美子はCDからではなく、コンクールで久美子の演奏を聴くことができました。そして久美子は「お姉ちゃんのおかげでユーフォを続けることができた」と告白します。ここで私が推したい演出は、久美子と真美子の間に引かれる境界線です。これは久美子と真美子の美しい思い出は戻らないという真実を反映したレイアウトとも捉えられました。後悔することなく自分の将来を決意した真美子が久美子から離れる。そして、久美子はその境界線を超えません。ですが、久美子が立つ場所は光り輝いています。
それは真美子が久美子のために違う未来を持っているであろうこと、そして未来がまだ明るいことを示しているのではないでしょうか。

たとえ誰で合っても、皆変わります。だからこそ、この一瞬一瞬が美しいんですよね。これはユーフォのテーマの一つであり、今作はそれを美しく描いてくれています。

そして最後にコンクールシーンを見せなかった理由は、結果が全てではなく、より重要なのは努力のプロセスであることを強調したいからだと思います。5話の演奏シーンは「努力は報われる」というのを表現しましたが、12話では「報われない努力が無駄に終わらない」ことを示唆しています。
これは言葉で表現すると些細なことですが、各キャラクターを説明する代わりに、演奏シーンをカットすることで観客に明らかになるわけです。

自分のエゴや欲求不満に気づき、可愛らしいだけではない感情で爆発し、頑張って奮闘する。これが思春期の尊さであり、このシリーズの目的の一つです。
一見、「競争に勝つことよりも重要なことがある」というのは、一生懸命頑張らない言い訳とも思えます。しかし、これまで構築されてきた物語がそれをサポートしているのです。
「競争に勝ちたかったから、重要なものを見つけられた」という事実は、彼らの若さの美しさの側面だけではなく、日常生活も偽りなく描かれているので、些細なことでありません。

投稿 : 2022/12/16
閲覧 : 327
サンキュー:

14

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最近の京アニじゃ1番

最近の京アニじゃ1番おもしろいとおもう!
キャラクターみんなかわいいし魅力あるし本気でスポコンしてるし
田中あすか先輩個人的にはめっちゃ美人でメガネっ娘で秀才な感じですごく好き
そんな2期では前半は
みぞれ先輩のはなしで後半はあすか先輩のおはなしだった
くみこが少しずつ感情豊かな性格になっていくのがすごく良かった
特にあすか先輩に大会に出場して欲しくて引き止めた時のお話はめっちゃ泣けた!!

マジでもっと評価されるべき作品だと思ってる

投稿 : 2022/12/01
閲覧 : 105
サンキュー:

6

ネタバレ

O.Y さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1期に引き続き面白い[95.1点]

2期も1期に負けないくらい面白いです、あすか先輩の話は特に印象に残りました、作画も1期と同等の完成度、物語の面を考えれば自分中では1期以上の完成度です、1期を観たならこちらも観るべきでしょう

{netabare} 最後のタイトル回収は衝撃的でした、「響け!ユーフォニアム」がまさか曲名だったとは…{/netabare}

近頃追加する予定です。おたのお楽しみに‼︎

投稿 : 2022/07/15
閲覧 : 322
サンキュー:

18

ネタバレ

けい さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

二期なのにここまで面白いのはすごすぎる

普通、アニメは一期が面白いと、二期はそれに劣ると思うのだが、
響け!は二期なのにイッキ見させる力があった。
先輩の話も、みぞれ先輩の話も泣けるし、見てない人見ろよマジで。

投稿 : 2022/02/27
閲覧 : 191
サンキュー:

4

ネタバレ

hinami さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

演奏シーンやばい

三日月の舞セリフ無しのフル演奏ってアニメの域超えてるな

投稿 : 2022/02/05
閲覧 : 157
サンキュー:

2

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

みんなで音を楽しもう。それが音楽。みんなで音を響かせよう。それが吹奏楽。

まず、すごいのは、春からコンクールまでがわずか6ヶ月の出来事だったことです。
内容が濃密すぎて、もっと長い物語のように感じました。
でも終わってみて気づきます、あっと言う間だったことを。
みんな怖かったんです。
コンクールに出ることではありません。
コンクールが終わってしまうことがです。
みんな分かっているんです、それが何を意味するかを。
ずっとここにあると思っていた青春。
ずっと続けばいいと思っていた青春
でも、それに終わりがあることに気づいたとき、本当の意味で青春になります。
この物語を観ていて、そう感じました。


この物語は、第1話がすばらしいです。
まず、いきなり雪のシーンから始まります。
そう、これはもう、コンクールも含め、すべてが終わっている時期のはずです。
そして、ここから回想が始まります。
王道の始まり方です。
しかし、これほどまでにここまでの道のりを予感させる始まり方はありません。
そのとき主人公「久美子」が持っていたノート。
その秘密は物語の中で明かされていきます。
しかし、その存在を最初のシーンに持ってきたこともすばらしいのです。
その理由は、この物語を最後まで観ると分かります。
また、第1話では、部員それぞれの人間模様もピックアップしていきます。
最後は、これから起こることを予感させる久美子のモノローグで締めくくります。
この第1話だけで、かなりの満足です。

そして、第2話は、いきなりの水着回・・・。
なんと言う、サービス精神!?
でも、これは、これから怒涛の展開がまっていることを暗示しています。
つまり、これから先は水着どころの話をしている場合じゃないと言うことです。


この物語ですごいのは、心情変化に唐突さがないところです。
例えば、第10話で久美子とあすか先輩がぶつかるシーン。
ちゃんと数話前、いや、実は最初から少しずつ準備して積み上げてきています。
そして、これ以上積みあがらなくなったところで一気に話を展開します。
観ているこちらも、それを予感もするし、心の準備もできています。
そして、その時がやってくると、すっとその場面に自分を置き見守ることができる。
正直すごいなと思いました。
丁寧な脚本って、こう言うものを言うのだなと感心させられました。


今作は、各登場人物の掘り下げがすごかったです。
吹奏楽部がいかに"個"の集まりであるかが分かります。
恐らく部外の人には分からない感覚かもしれません。
部外の人にとって、吹奏楽部員は、みんな同じに見えるのではないでしょうか。
でも、実際は、違うのです。
一人ひとりが、違う性格、違う考え、違う悩み、違う音色なのです。
そんな"個"の集団が1つの音を"響"かせるのが吹奏楽です。


吹奏楽部あるあるですが、リハーサル室を出るときによくこんなことを言います。
「音楽しよう。音を楽しもう。とにかく楽しもう。」です。
大変な練習を積み重ねてきて、最後の本番ステージでできることはただ一つ。
悔いを残さないことです。
それには、とにかく楽しむことです。

そして、この物語では、北宇治高校の"音楽"は、全国に"響き"ました。

「響」は、実にいい字ですよね。
この字は、"音"が広く聞こえわたる、"音"が共鳴すること表します。
"音"の上にある"郷"は、向かい合う"人"を表しているそうです。
つまり、この「響」には、人と人が共鳴しあうという意味も含まれています。
この物語では、性格も音色も違う50名の"個"がお互いに"響き"あったのです。
これが吹奏楽です。

吹奏楽にも"楽"しむと言う字が含まれます。
とにかく金賞をとりたいと言う野心だけでは、"行き詰まり"ます。
吹奏楽にとっては、文字通り、"息詰まる"ことであり、そんなの楽しくありません。
もはや、それは、吹奏"楽"ではありません。

みんなで音を楽しもう。それが音楽。
みんなで音を響かせよう。それが吹奏楽。

最後に
{netabare}
『「銅」はね、「金」と「同」じなんです!』
{/netabare}
吹奏楽部のポジティブ思考あるあるでした。

投稿 : 2022/01/09
閲覧 : 266
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43

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

私的アニメ感想簿10

最終回冒頭
「響け!ユーフォニアム2の感想を書く事になった天地人です。反対意見、ありますでしょうか」
吉川・リボン・優子
「ちょっと待ってよ!アンタが感想?聞いてないんだけど!反対、反対」
・・・う、ううっ、そこまで言わなくても(涙)
天地人
「こうして、響け!ユーフォニアム2の最終回が新たなスタートを切る中、私はムラムラしていた(おいっ)」
だから、何にムラムラしてんだ、おい(冷汗)

え~っ、そんな事はひとまず置いといて、数多く放送された2016年のアニメの中でもトップクラスの作品でしたね。
何より女の子が多くてカワイイ(ゲスですな)じゃなくて、作画がキレイだけでなく、細かい描写(心理も含め)がキチンと描けていて部活動していたアニメだと思います。
まあ、全国レベルの部活ですから、実際はもっと厳しいんでしょうけど、家庭の問題も含め、部員それぞれの葛藤がこのレベルで毎回観る事が出来たのは評価したいですね。
あと、最後の演奏中で写っていた今までの出来事というか回想シーンが、何ともいえなかったです。

吉川
「やっぱり(感想が)薄い・・・(ギクッ)」
滝先生
「(不満そうな表情で)アニメの感想を書くという事はこういう事なんですね(グサグサッ)」
松本先生
「1クールかけて積み上げてきても、最終回が終わるとまたすぐ忘れてしまう。だから良いと私は思ってますが」
「毎年毎クール最初から観れる。それは素晴らしい事だと思いますよ?」
天地人
「・・・かもしれません。だから感想はちょっとで、後はネタに走ってもいい(な訳あるか~っ)」
久美子
「いつだったか、天地人が書いてくれたアニメの感想、そのタイトルを、私はその時初めて知った・・・響け!ユーフォニアム」
「そして、次のアニメの感想がはじまるのです(待て)」

※2017/01/11続私的アニメ感想簿56として天地人で投稿したものを転記しました。

投稿 : 2022/01/09
閲覧 : 189
サンキュー:

12

ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:----

一期のほうが好きだったかなぁ

トラブルはありながら目標に向かって進んでいった一期と比べると、二期は全体的にどんより展開が続きます。

確かに試合(?)・大会シーン自体はほとんどアニメ化しようがない吹奏楽において、一期と同じことをやるわけにもいかず、人間模様を前面に出さざるをえなかったのかな、と想像します。そういう意味での難しさはあったのでしょうね。

また、13話からは、久美子とあすか先輩の関係性が、二期のキーストーリーの一つであるのが明らかですが、個人的には、あすか先輩が最後までぴんとこなかった(久美子に対する罵詈雑言のシーンはちょっと酷すぎる)のもあり、全体的なストーリーとしては、一期のほうが好みでした。

ただ、全体としては十分続編として、見るに値する作品で、三期も楽しみにしています。

投稿 : 2021/10/26
閲覧 : 185
サンキュー:

10

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

そして、次の曲が始まるのです。。

公式のINTRODUCTION
{netabare}
吹奏楽コンクール京都府大会。
そこで見事に金賞を受賞した北宇治高校吹奏楽部は、
次なる舞台・強豪ひしめく関西大会に挑む……!
{/netabare}

STAFF{netabare}
原作 武田綾乃(宝島社文庫「響け!ユーフォニアム」シリーズ)           
監督         石原立也
シリーズ構成     花田十輝
キャラクターデザイン 池田晶子
シリーズ演出     山田尚子
美術監督       篠原睦雄
色彩設計       竹田明代
楽器設定       髙橋博行
撮影監督       髙尾一也
音響監督       鶴岡陽太
音楽         松田彬人
音楽制作       ランティス
音楽制作協力     洗足学園音楽大学
演奏協力       フレッシュマン・ウィンド・アンサンブル2014
音楽監修       大和田雅洋
オープニング主題歌  TRUE
エンディング主題歌  北宇治カルテット
アニメーション制作  京都アニメーション
製作 『響け!』製作委員会/京都アニメーション/ポニーキャニオン/ランティス/楽音舎
{/netabare}     
CAST{netabare}
黄前久美子      黒沢ともよ
加藤葉月       朝井彩加
川島緑輝       豊田萌絵
高坂麗奈       安済知佳

田中あすか      寿 美菜子
小笠原晴香      早見沙織
中世古香織      茅原実里
中川夏紀       藤村鼓乃美
吉川優子       山岡ゆり
鎧塚みぞれ      種﨑敦美
傘木希美       東山奈央
塚本秀一       石谷春貴
後藤卓也       津田健次郎
長瀬梨子       小堀 幸
黄前麻美子      沼倉愛美

松本美知恵      久川 綾
橋本真博       中村悠一
新山聡美       桑島法子
滝昇         櫻井孝宏
{/netabare}

+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-+:

1話ずつの感想

{netabare}
第一回「まなつのファンファーレ」
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公式のあらすじ
{netabare}
脚本:花田十輝 絵コンテ:石原立也 演出:石原立也/藤田春香 作画監督:秋竹斉一/岡村公平/角田有希

吹奏楽コンクール京都府大会を突破した北宇治高校吹奏楽部は、強豪ひしめく関西大会に向けて練習を開始する。
臨時講師の先生も迎えて、レベルアップに勤しむ久美子たち。
しかし、そこへ昨年退部した傘木希美がやって来て……!?
{/netabare}
感想
{netabare}

特別に1時間番組だった。。


今日のメインのおはなしはアイスが落ちる件。。
アイスって3秒ルールはちょっと。。だよね^^

水で洗ったら大丈夫かもだけど。。
棒から落ちるくらいだとだいぶ溶けちゃってるし。。
洗ったらなくなっちゃう。。って
そうじゃなくってw


前半は関西大会進出決定でがんばろうみたいなおはなし
おはなしはふつうだったけど絵がきれいだよね。。劇場版みたい☆

麗奈が黄前組のほかの2人とも友だちになれた。。
ちょっとずつ変わっていってるのかな。。


それで後半は
希美先輩があすか先輩に再入部させてほしいってたのみに来るおはなしだったけど
今日のメインストーリーだよね

前半のとちゅうから南中出身の優子先輩がみぞれ先輩にベタベタ。。
おんなじ南中の夏紀先輩と希美先輩があすか先輩をさがしてて
そのこと隠そうってしてたりして
久美子も練習に身が入らないよね。。分かる。。
「私、気になります!」って思うのはえるだけじゃないよねw


関西大会前なのに何だかみんなおかしくなってきてない?
1年のときやめてったの分かるけど
またみんなといっしょにやりたいって思ってるんだったら
再入部。。別にいいんじゃない?

何度もたのみに来る希美先輩に
「私は希美ちゃんの復帰に賛成しない。。この部にプラスにならないからね」って
あすか先輩どうしてそんな意地悪なことゆうんだろう?


それからお祭り、花火大会。。麗奈とデート(?)
麗奈は滝先生が好きなんだけど
久美子とどっちか?って聞かれたらなんて答えるのかな?
「私、気になります!」w


クロワッサンたい焼きおいしいよね。。

クロワッサンって作るのちょっとムズカシイんだ
こねるときバターが溶けないようにしないと層にならないみたい。。
だからちょっと高級感☆w

まあ、クロワッサンドイッチにしてにあんこを詰めたら似た感じなんだけどw
サモサも似た感じかな。。軽くってサクサクしててあんこを詰めたら。。って
おはなしがちょっと変わったみたいw


麗奈は逃げちゃダメって碇シンジくんみたいなこと言ってたけど
「イヤならねじ伏せればいい」ってそんな人ばっかりだったら
そんな世界って住みたくないなぁ。。
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第二回「とまどいフルート」
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公式のあらすじ
{netabare}
脚本:花田十輝 絵コンテ:武本康弘 演出:石立太一 作画監督:丸木宣明

数少ない休日に、緑輝の提案でプールへやって来た久美子たち。
しかし、考えることは皆同じで、吹奏楽部の先輩たちも夏の思い出にプールへ遊びに来ていた。
そんな中、久美子は人混みのなかに希美を見付ける。
{/netabare}
感想
{netabare}
希美先輩がやめる前にあすか先輩が止めてくれたみたい
でもやめちゃって後悔してるから
あすか先輩に恩返ししたいって思ってる感じかな?


久美子がその話を聞いて何とかしたいって思って
あすか先輩と話をしてみようってしたところでつづく。。

♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡

滝先生が美人のコーチ(?)連れてきただけで麗奈が落ち込んでた。。

麗奈ってもっと強い子かなって思ってたけど
恋愛のことになったら違う人みたい
このままだとコンクールだってどうなっちゃうか分からないかも。。


あと、おはなしと関係ないけど葉月がじゃんけんしてたよね
アレってアイスの取り合い?
もう1個買ってきたらいいのにw

麗奈が持ってた久美子のアイスは大丈夫だったのかな?
棒のだったら完全アウトだったよねw
{/netabare}
{/netabare}
第三回 なやめるノクターン
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:山村卓也 作画監督:池田和美

北宇治高校吹奏楽部は夏の合宿中!
地獄の10回通し練習あり、みんなで花火ありの苦しくも楽しい3日間。
久美子は意を決して、あすかになぜ希美の復帰を認めないのかと尋ねる……。あすかの答えとは――?
{/netabare}
感想
{netabare}

「響け!ユーフォ。。」ってスポ根だよねー^ ^

160分間ちょっと休んで演奏しっぱなし。。って
アニメだったら7本くらい続けて見れそうw
ただ座ってるだけでも大変なのに。。

あすか先輩なんてそのあとの20分まで「ちょっと吹いてくるかな♪」とか
すごいなぁ!


それで今日のおはなしは
あすか先輩に希美先輩のこと聞くんだったけど

そっかぁ。。そうゆうことだったんだ。。
別にあすかが希美のことキライとかってゆうんじゃなかったんだ。。


久美子のツッコミに
「真面目は演奏だけで良いんだけどなぁ~」って冗談っぽくいってたけど
あすかにしたら演奏のことしか考えたくないのに。。ってゆう感じかな?

こんな大事な時に
よけいなこと考えさせるだけでも希美ってダメなのかも。。


鎧塚先輩。。いろいろ言われちゃって悩んだりしないのかな?
「このソロはクールでは困る!世界で一番上手い私の音を聴いて!くらいじゃないと。。」
にゃんだったら
あんなこと言われたらどうしていいか分からなくなっちゃいそう。。


それで、聞いたら久美子がつらくなることって
みぞれ(鎧塚)が希美のことトラウマになってるってゆうことで
近づいただけでも吐きそうになる。。って

あーぁ。。そんなこと希美には言えないよねぇ。。
今でも仲良しの幼馴染だと思ってるのに


それから久美子は言えないことがもっとふえちゃった。。

橋本コーチから聞いた
滝先生の奥さんが5年前に死んじゃった。。ってゆう

久美子っていろんなこと知りたがりすぎみたい。。
もっとコンクールに集中したほうがいいんじゃない?
いろんな秘密ためすぎたら久美子は大丈夫なのかな?


それでこんどはリボン先輩(優子)と夏紀先輩のぬすみ聞き

優子とあとで話したらやっぱりみぞれのこと希美には話せないよね。。

あと、優子はまだソロは香織先輩が。。って思ってるみたい
でも、金をとるなら上手い人が吹くべき。。って

何かいろいろもめたけど久美子のこと認めてくれたみたい♪

イヤなことばっかじゃなくってよかったね☆久美子^ ^


さいごはあすか先輩の演奏。。

あすかも悩んでるのかなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
第四回 めざめるオーボエ
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公式のあらすじ
{netabare}
脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:小川太一 作画監督:植野千世子/丸木宣明

合宿が終わり、関西大会本番が刻一刻と近付いていたある日。
演奏順も決まり、以前にもまして練習に熱がこもる北宇治高校吹奏楽部に大事件が起こる。
そして、それはあすかが危惧していたことで……。
{/netabare}
感想
{netabare}

今週は「みぞれ×希美」の解決編


みぞれは希美がキライでトラウマになったんじゃなくって好きすぎて。。
なのに希美がやめるとき相談してくれなかったから、ずっと片思いみたいな
でも、そんなキモチを伝えられなくってトラウマってたみたい

久美子と麗奈みたくちょっとユリっぽいおはなしだったけど
吹部って女子が多いからこんな感じなのかも?


久美子まで悩んじゃったけどあんまり何にもできなくって
けっきょく優子が中に入ってくれてハッピーエンドだったね♪


あすかが何考えてるとかって分からないよね。。

にゃんなんか自分でも何考えてるかよく分からなかったりして
あとで、そうなのかな?とかって思ったりして

でも、たぶん今は大会に勝つことしか考えてないんじゃないかな?
{/netabare}
{/netabare}
第五回「きせきのハーモニー」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
脚本:花田十輝 絵コンテ:三好一郎/石原立也 演出:三好一郎 作画監督:明見裕子/角田有希

吹奏楽コンクール関西大会。代表枠はわずか3校。
北宇治高校はこの厚く高い壁を乗り越えて、全国大会出場という奇跡を起こせるのか――!?
{/netabare}
感想
{netabare}

おはなしはあんまりなかったけど演奏はいっぱい聞けた☆

さいごに久美子がみぞれに
「先輩!コンクールはまだ嫌いですか?」って聞いて
「たった今、好きになった☆」の笑顔で泣いちゃった。。
{/netabare}
{/netabare}
第六回「あめふりコンダクター」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:河浪栄作 作画監督:門脇未来

文化祭の翌日、台風の影響で北宇治高校は休校になってしまう。
大学を辞めると言いだした麻美子と口論になった久美子は家から抜け出す。
雨が降るなか久美子が歩いていると、花屋の店頭で滝を見かけて……。
{/netabare}
感想
{netabare}

今日は前半が文化祭で日常回
後半はあらすじのおはなし


京都アニメーションの文化祭って絵がきれいだから見てるだけで楽しいよね☆

☆吹部はコンサート
☆久美子たちのクラスはメイド喫茶で葉月、緑輝といっしょにおばかな呼び込みw
☆久美子と麗奈がいっしょに見学
☆リボン先輩が夏紀に超特盛イチゴクレープのサービス(イヤガラセ?w)
☆みぞれと希美のメイド。。あれから仲良くなりすぎ!?w
☆滝先生が女子に囲まれてるところにやきもち麗奈が。。
滝先生イケメンだからw。。でも、麗奈がきつすぎると滝先生も引いちゃうかも?
☆うさぎの着ぐるみ着た香織
☆麗奈と別れて1人で魔女コスあすかの水晶占い
あすかのボケに久美子の棒ツッコミがおかしいw
☆麗奈のクラスのお化け屋敷
思うんだけどお化け屋敷のパロディでおばか屋敷とかってウケないかな?w
☆お化け屋敷広すぎwあれだと3クラスくらいつなげないと^^
塚本クンにエスコートしてもらってたけど麗奈のお化けにビックリ!2人でしりもちw
さっきは麗奈がやきもちでこんどは久美子がしりもちw


明日は台風。。
京アニってお天気でフラグ立てたりするから悪い予感?


後半はやっぱり!
朝からお姉ちゃんが大学やめるって家族でモメてる。。


学校休みで家にいづらくって久美子は雨の中おさんぽ。。
お花を買ってる滝先生に会って。。左手の薬指にはリング。。

久美子は家に車で送ってもらうとちゅうで
橋本先生と死んだ奥さんは北宇治の同級生で
奥さんは全国で金賞の夢をかなえさせたくって母校で先生になるって思ってたみたい

その夢を代わりにかなえてあげたいたいってゆう思いを滝先生から聞いて
久美子もまたがんばろうって思ったみたい☆


でも、久美子の知らないところであすかに何か起きてるみたい
女の人が職員室の戸(たぶん)をノック。。

やっぱり台風ってフラグだったみたい。。
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第七回 えきびるコンサート
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公式のあらすじ
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脚本:花田十輝 絵コンテ/演出:藤田春香 作画監督:岡村公平/西屋太志

京都駅で行われる、駅ビルコンサートでの演奏を控えた吹奏楽部。
全国レベルの強豪校も出演すると聞いてやる気に満ち溢れている部員たち。
そんな中、衝撃の事件が起こる……!!
{/netabare}
感想
{netabare}

先週のつづき


女の人はあすかのお母さんで
あすかの退部届を届けに来たみたいだけど
あすかはやめないし滝先生も届を受け取らないって。。


あすかはみんなに迷惑をかけないって言って
しばらくお休みしてみんな心配してたけど
駅ビルコンサートにはちゃんと出てくれた☆

演奏も3分近くフルに聞けたしよかった♪


でも、まだ何かありそう。。
それから久美子のお姉さんのことも。。
{/netabare}
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第八回 かぜひきラプソディー
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公式のあらすじ
{netabare}
脚本:花田十輝 絵コンテ/演出:北之原孝將 作画監督:角田有希

無事に駅ビルコンサートを成功させた北宇治高校吹奏楽部だったが、あすかが退部する可能性はなくなってはいなかった。
一方黄前家では、麻美子と両親による話し合いが行われていた。
そんな中、久美子は風邪をひいてしまう……。
{/netabare}
感想
{netabare}

あすか先輩どうなってるのかな?
久美子がこんど勉強教えてあげるから家に1人で来いって誘われちゃったけど。。


それからお姉ちゃんとのおはなし

久美子がユーフォはじめたのってお姉ちゃんがやってたから。。

でも、今は吹奏楽がキライだって言ってて
だけどそれってウソかも。。


あすか先輩もお姉ちゃんも進路のことで親とうまく行ってないみたい

にゃんは勉強しなさい!とかってあんまり言われたことなかったから
よく分からないなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
第九回「ひびけ!ユーフォニアム」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
脚本:花田十輝 絵コンテ/演出:石立太一 作画監督:高瀬亜貴子

勉強を教えてもらいに、あすかの家へやって来た久美子。
部員たちにも背中を押されて、あすかを復帰させようと説得を試みる久美子に、あすかはなぜ自分がユーフォを始めたのか、部活を続けて来たのかを打ち明ける……。
{/netabare}
感想
{netabare}

あすかを説得しようってゆうか
ほんとはお母さんを説得しようって思ってたんだけど
この前、さそわれたとき
家に誰もいないって言ってたよね。。


それで今日のおはなしは

あすかが2歳のとき
お母さんと離婚したお父さんがユーフォの有名な奏者で
こんどの全国大会の審査員になってる。。
それであすかは演奏を聞いてもらいたくって今までがんばってきた。。って


そうなんだ。。
お母さんがあすかにユーフォをやめさせたかったのって
ただ勉強のジャマになるってゆうだけじゃなくって
元のだんなさんがキライ。。ってゆうのもあるのかも?

それだとちょっとむずかしいかも。。

でも、あすかがどうしてもやりたいって思ったら
お母さんが止めることなんかできないよね^^

やっぱりお母さんと会ってしなくっちゃ説得なんてムリみたい。。
お菓子でかんたんにお母さんの気もちとか変わらないし。。


この前の希美の部活復帰のときのおはなしもそうだったけど
よくあるおはなしって思わせて
実は。。ってもっと深いおはなしがあったりするみたい。。

あすかの事が解決したら
こんどはお姉さんがどうなるのかな?って気になるよね。。


今日はいろんなシーンであすかってどんな子?ってゆうの写してたみたい
足がよく映っててちょっと気になった。。
{/netabare}
{/netabare}
第十回 ほうかごオブリガート
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:山村卓也 作画監督:池田和美

滝が定めた、あすか復帰の期限が刻一刻と迫っていた。
誰よりも全国大会に出たいはずなのに、あすかはそれを決して認めない。
諦めようと自分に言い聞かせるようなあすかに姉・麻美子を重ねた久美子は……。
{/netabare}
感想
{netabare}

お姉さんは学校やめて美容師になることに決めて
お父さんたちと仲直りしたいって思ってるみたい

はっきり自分の気もち言ってたらよかったって久美子に言ってて
そんな思いが久美子に残ってて
あすか先輩に自分の気もちをゆうことができたみたい☆

そしてあすか先輩もその気もちが伝わって
お母さんとちゃんと話したみたい。。
部活に戻ってきた☆

♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡

あすか先輩って久美子をからかう時にも
すらすらって理屈とか言えてすごいなぁって思ってたんだけど
部活も一生懸命やってたのに模試で全国30位以内って
もしかして天才とかなんじゃないかな。。

頭がいいから何だか人のことバカにしたみたいなクールな言い方しちゃうけど
今日の久美子みたいに気もちを思いっきりぶつけられちゃったら弱いみたい

お姉ちゃんにサビシイ?って聞かれたとき「別に」って言ってたけど
電車の中で久美子は泣いて
「わたしもさみしいよ。。」って。。
ツンデレしないであのときそう言えばよかったって後悔しちゃったのかも。。

「おかえりなさい^^」「ただいま^^」
さわやかで涙が出そうだった。。

でも、麗奈はどうしちゃったの?
あすか先輩にやきもち?
それとも滝先生の奥さんのことバレちゃったのかな?


あっ。。関係ないけどおナベのコゲってゴシゴシこすると
キズがついてくっつきやすくなるみたい

コゲたままのおナベに水と重曹入れて一回お湯をわかして
しばらくうるかして置いてからこすったほうがいいかも。。
にゃんも何回も失敗してるからw


お姉ちゃんのコゲついてた心の中は
ゴシゴシこすっておナベみたくきれいになったのかな?

でも、小さいキズがいっぱいついちゃったかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第十一回 はつこいトランペット
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
脚本:花田十輝 絵コンテ:藤田春香 演出:小川太一 作画監督:植野千世子

あすかも無事に復帰し、ひと安心な久美子。
あとは全国大会に向けて練習するのみのはず……だったが、なぜか麗奈は久美子を避けるようになって!?
困惑する久美子を麗奈は夜の大吉山に連れ出す。
{/netabare}
感想
{netabare}

麗奈がおこってるみたいだったのって
やっぱり滝先生の奥さんのことかくしてたのがバレちゃったせいだったね

久美子がだまってたのはキズつけたく無かったからって分かってて
でも話せなかったのはやっぱり気もちがもやもやしてたせいだよね

ちょっと落ち着いてきて
これじゃダメ、集中できないって自分のキモチ整理するために
まず久美子と話して、先生と話して、お墓の中の奥さんとも話して
やっと前に進めそう。。


麗奈の小学生の時のおはなしは
音楽のことでお友だちから「麗奈とはちがう」って言われちゃって
落ち込んで帰ったときに家で滝先生に会ってにっこりされて初恋^^

そのあと中学のときにも話しかけられて楽譜もらってはげまされたけど
そのとき先生は死んじゃった奥さんのことも吹奏楽のことも忘れようって
指輪も楽譜も片づけちゃったみたい。。


でも、吹奏楽部の顧問をひきうけてから奥さんの夢を思い出したのかな?
かなえてあげたい☆彡って

久美子も言ってたけど滝先生の気もちは分からない
でも、そうゆう気もちはぜったいあるってにゃんも思う

でも、指輪をまたはめたりってしてないから
奥さんの夢をかなえて気もちが整理できたら
また前を向いて歩きだそうって思ってるのかも?


麗奈が奥さんのお墓参りに行ったのも
早く夢をかなえてあげて滝先生に奥さんのこと忘れさせたい☆彡って
そうゆう思いがあるんじゃないかな?


「たまこまーけっと」のところでも書いたけど
京アニのおはなしって
ちょっと写っただけみたいなシーンにもちゃんと意味があるから
じっと見てないと気もちが動いたところとか見おとしちゃうみたい
{/netabare}
{/netabare}
第十二回 さいごのコンクール
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
脚本:花田十輝 絵コンテ:山田尚子/三好一郎 演出:三好一郎 作画監督:明見裕子/丸子達就

ついに明日は吹奏楽コンクール全国大会。
吹奏楽部は大会に備えて会場近くの施設に宿泊し、最後の練習を行っていた。
その夜、久美子は寝つけず布団を抜け出す……。
{/netabare}
感想
{netabare}

秀一クンは1期でフラれちゃったけど
ずっと久美子のこと見守っててくれてそう。。

今回も旅館の売店のところでたまたま会っただけだけど
ギフトをいつもお財布に入れてるってすごくない?
くちゃくちゃだったけど思いがしみ込んでそう。。w


麗奈は2回滝先生にコクったけど
みんなが見てる前だからふつうに先生が好きって思われただけ。。

滝先生って恋愛とかってあんまり考えてなさそうだし
気がついてたってみんなの見てる前で「わたしも。。」なんて言えないよね?
コクるんだったら2人っきりのときの方がいいんじゃないかな?^^


あすかはお父さんからほめられてすっごくうれしそうだったね^^
にゃんも泣きそうになっちゃった。。


久美子はお姉ちゃんが来てくれて
会場で会えてありがとうってゆう思いをはっきり伝えられてよかった☆


演奏が聞けなかったのってちょっとザンネンだったけど
結果がすぐに分かってよかった☆

銅賞でみんながっかりしちゃってたけど
思いがほんとにかなうんだったら
北宇治なんてもともと全国大会めざしてがんばってきただけだから
金賞とか取れなくって当たり前かも?ってにゃんは思った

3年生はくやしいなんて言ってたけど
いちお全国大会出場ってゆう夢はかなったんだからよろこばないとね☆彡
今までどうりやってたら地区大会だって勝てたか分からないし。。

じゃなかったらずっと金賞めざしてがんばってた学校がかわいそうだよね
{/netabare}
{/netabare}
第十三回 はるさきエピローグ
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
脚本:花田十輝 絵コンテ/演出:石原立也/山田尚子/河浪栄作 作画監督:西屋太志

3年生が引退し、新体制となった吹奏楽部は新しくスタートをきった。
しかし、久美子はひとりモヤモヤとしていて……。
それが何故なのかを考えるうちに、久美子は自身のある想いに気づく。
{/netabare}
感想
{netabare}

「好きと嫌いは変換可能」って神のみぞ知るセカイの桂馬クンが言ってたけど
今日のおはなしはそんな感じだったかも。。

1年間部活いっしょにやってるうち
キライかもだった先輩が気になってしょうがない人になってた。。って


秀一クンと橋の上で会って
話しながら歩いてた時は距離があって
あすか先輩に会ったらいつの間にか消えちゃってた。。

秀一クンとはそれくらいの関係みたいだけど
あすか先輩とは1か月も合わなかったら話したくってしょうがなかったみたい

「ちゃんと愛してるよ黄前ちゃんのこと^^」って言われて
「何ですか!?それ!?」っておこって見せたけど
「じゃあ行くね♪」って言われたら
「えっ!?。。もう行っちゃうんですか?」ってツンデレ

1人でユーフォ吹いてたらあすか先輩のこと思い出して泣いちゃってた
音もそっくりになってた。。


部活の歓送会。。
3年の先輩たちともう会えないかも?ってみんな悲しい気もちになってたけど
久美子のあすか先輩への思いってちょっと重い感じだったよね^^
片付けもとちゅうだったのにあすか先輩を追いかけてったけど会えなくって

会えないからどんどん切なくなってきちゃったのかな?
卒業式が終わってこんどはあちこちめちゃ走り回ってた。。

やっと会えて
「もしかして恋の相談?^^」っていつもみたくちゃかす先輩に
「そうです。。」って手をにぎりしめたのって
言いにくいこと言わなくっちゃってゆう決意みたいのがあったのかも?

それから久美子にディスられて
あすか先輩はちょっと落ち込んじゃったみたいかな。。

でも、いつもひどいことばっかり言ってるし
そんなん言われてもしょうがない。。って思ったみたいで
いつもみたくホンネを見せないで「それが言いたかったこと!?」って笑って
「分かってたし」ってはぐらかそうってしたけど

「分かってないです!」
「だって今は。。大好きですから!」ってとうとう思いを伝えられた☆
ちょっとうるうるしちゃった。。

恋とはちょっと違うみたいで「付き合ってください!」とか言わなかったけど
お父さんのノートまで記念にもらって
「サヨナラって言いたくないです!」って
恋愛ドラマとかであってもおかしくないお別れだった。。


{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}
+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-+:

見おわって

やっぱり京アニって作画がとってもきれいでこまかいから
ほんのちょっとしたしぐさとかけしきとかでも思いが伝わってきたみたい☆


1期は全国大会出場がオモテのおはなしで
麗奈と久美子が仲良くなるってゆうおはなしだったけど

2期は全国大会で金賞取る☆彡ってゆうのがメインみたいだったけど
それよりほんとはあすか先輩と久美子のおはなしだったみたい

思い出してみたらいくつか事件があったけど
みんな久美子がニガテだったあすか先輩のこと大好き!に変わってくための
おはなしだったのかも?って。。

たぶん'16の秋アニメの中で1番いいおはなしだった☆

あと「ユーリ!!! on ICE」は{netabare}ユーリがヴィクトルに「リング」をあげたり{/netabare}して
BLとかって言われてたけど
「ユーフォ」はちょっとゆるゆりしてたみたい^^

投稿 : 2021/09/15
閲覧 : 1191
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157

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tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

もう少し母親騒動が欲しかった

初回拡大スペシャルってドラマだとよくあるけど、アニメだと珍しいな。だから実質14話ある。


あすかと母親の話し合いが報告だけで終わったのは残念だった。もっと学校に乗り込んだときみたいな騒動が欲しかった。


全国大会が終わった後、秀一が告白とかして久美子との関係が進むのかと思ったけど、全く進まねえでやんの。まあ映画で少し進んだからいいけど。

投稿 : 2021/08/08
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3

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ねっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

響け!北宇治高校

1期から積み上げてきた重みを遺憾無く出し切った第2期でした。いやー、いい話だった!キャラの掘り下げ方が見事でしたね。
自分は本作より先に「リズと青い鳥」を見ていたのでみぞれ先輩とのぞみ先輩が初登場した時はここでリズのペア来るのか!と思いすごくワクワクしました。みぞれ先輩が自分の思いを吐き出すように言うシーンは見ていて泣いてしまいました。
そして関西大会が終わったあとの第6話、この回めっちゃ好きでした。第1期からそうだったのですが本作は基本的に人間関係や部活での重圧がかかっており、ピリピリした状態が続くんですよね。それが本作の良さでもあるんですが自分の場合それだけでは疲れてしまうんです。
そんな中でこの第6話の文化祭は本作にとっての貴重な日常回で単純なキャラの掛け合いなどが見ていて楽しくとても良かったです。OP/EDの演出も変化していてモノクロだったイントロ部分には色がつき、EDのみぞれ先輩のカットがあすか先輩に変わっていておぉ!となりました。
物語の後半ですごいなと思ったところは久美子の姉とあすか先輩それぞれの問題と向き合っていくところです。
客観的に見ると2つの問題は関係ないように見えるのですが久美子の視点から物語を進めることであすか先輩と向き合った時姉の後悔しないようにというセリフがフラッシュバックして久美子が説得した結果あすか先輩が戻ってくるという流れはとても感動しました。
言うことがあるとすれば北宇治の全国の演奏なんで聞かせてくれなかったんでしょうか。きちんと意図があって演奏シーンを流さなかったのだとは思いますがやっぱり演奏は聞きたかった!
最後に余談なのですが2期に入って自分の中でゆうこ先輩の株が爆上がりしてすっかり好きになってしまいました。
映画も早くみたいです!それから「リズと青い鳥」も見直したくなりました。

92/100点

投稿 : 2021/04/26
閲覧 : 210
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9

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スプリット さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

☆4.8の理由

原作未読。
2016年秋クールに放映された京都アニメーション制作のアニメ、『響け!ユーフォニアム』の第2期。
当時リアルタイムでも観ましたが、かれこれ10回以上は見直していて最近また観たので感想を書きます。
この作品のジャンルは青春を詰め込んだ高校の部活動アニメです。
まだ観てない方は第1期から見ることをオススメします。

私は吹奏楽部のすの字も知らない人間ですし、別に女の子がたくさんいるアニメが好きってわけでもありません。
そんな人間がなぜこの作品に引き込まれて☆4.8なんていうあまりにも高すぎるよ?と言われるくらいの満足度だったかを説明することに軸を置いて項目ごとに書いていきます。

<物語☆5.0>
{netabare}
集団競技というジャンルの部活動をするにあたり一番難しいことは、個人の目標も違ければ価値観も違う人間を一つの束にまとめあげることです。
さらに、大きな目標を掲げればより強大な壁にぶつかることになります。
高校生という難しい時期には、高すぎる壁です。
各々家庭環境も違ければ、実力だって違うし、置かれている立場も違う。
そんな彼ら彼女たちが壁にぶつかっていくストーリーなのですが、個人的に減点するところもなければ、おかしいと思うところもありませんでした。
この手の作品は誰得シリアスというものが発生しがちですが、各話納得させられるし、1話ごとのクオリティの高さが2期は特にえげつないので5.0以上つけてもいいと思っています。
どの項目も素晴らしいですが、この作品は物語が一番優れています。
{/netabare}

<声優☆4.5>
{netabare}
みなさんすごい実力を持たれているなと思いつつ、配役もぴったりで迫力ある演技をするなと感じました。みぞれの声優さんの必死な演技が一番印象に残っています。
一つ気になったところは主人公の久美子の声が1期とは違う演技がされていたことです。
しかし、別に変というわけでもなく個人的には上手だしぴったりだなと思っています。
{/netabare}

<キャラ☆5.0>
{netabare}
性格は様々ですが、どのキャラも魅力的です。
あすか先輩の母親が唯一あれですが…。
{/netabare}

<作画☆5.0>
{netabare}
京アニなので作画崩壊の心配はいらないですね。
なんでもないところに思えるところの書き込みがものすごいのが素人から見てもわかります。
この作画やりすぎってのもないですし、能ある鷹は爪を隠すってわけでもないですが、作品に沿った良い作画だなと感じました。
{/netabare}

<音楽☆5.0>
{netabare}
OPはTRUEさんのサウンドスケープ。
歌詞はグッとくるし、何より曲がいい。
OP映像はこの作品を見返せば見返すほど感動します。
全て良いのですが特に印象的なシーンが「忘れたくないメロディ 離したくないメロディ」の映像。
そういうことかと気付いた時にゾッとするとともに涙腺が危なかったです。
EDはアニメらしい曲。OPとバランスが取れていて好きですね。
この作品は吹奏楽部が軸の話なので音楽一つ一つが丁寧です。
{/netabare}

<まとめ>
個人的に高校の部活モノや青春を感じる作品が大好きなのもありますが、どの回も素晴らしく良い回を良い回が追い越してくる現象が起きていて、箸休めの回が全くなかったように思いました。
1期よりも2期になってグッと作品のレベルも上がったように思えました。
1期より2期になってレベルが上がる作品は簡単に言えば名作です。
誰にでも自信を持ってオススメできる作品です。

投稿 : 2021/04/08
閲覧 : 187
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7

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うおお さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2期!!!

(1話)
{netabare} 一回部を辞めた2年生が入り直そうとする話。まぁこのタイミングだと戻るのは厳しいかもな。この作品の人たちはほんと真面目で部活に対して真っ直ぐだなぁ。今回いつもより百合色が強かった。 {/netabare}
(2話)
{netabare} モヤモヤした回が続く。明日香先輩のこと無視してまた入り直せばいいのにと思ってしまう。 {/netabare}
(3話)
{netabare} となると部に入り直すのは厳しいかもな。この作品、一挙一動にリアリティがあってやたら感情移入してしまう笑 {/netabare}
(4話)
{netabare} まぁ一言くらい相談したら良かったのにってのは激しく同意だが、真面目にやってる人にそういう相談するのは邪魔になるって思ったのかな…俺も高校時代みぞれみたいに友達少なかったからなんとなく感情移入していたが 、割と大事な相談してくれなかったら友達と思われてなかったのかもって感じちゃう…悪意はないことは分かるんだけどね … {/netabare}
(5話)
{netabare} 全国キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!おめでとう!!!! {/netabare}
(6話)
{netabare} 学園祭の浮ついた空気感から重たい空気までがこの1話に詰まっていた良い回だった。 {/netabare}
(7話)
{netabare} いや〜俺だったらビンタ仕返してるけどね〜これは親がよくないよ〜あんまり親が介入して子どものためと思った行動が裏目に出るよこれういうの。で、そわそわして落ち着かない部の雰囲気をまとめてくれたのは部長。部長、なんか前より凛々しくなったような気がする。 {/netabare}
(8話)
{netabare} あ〜今回最高でしたね。久美子の姉問題でピリピリした空気と、昔の久美子のユーフォ始めたときの純粋さが対になると、何気ない日常シーンが凄く暖かく感じる。それと、明日香先輩の家庭の事情は大丈夫だろうか… {/netabare}
(9話)
{netabare} 久美子を家に呼んだのはユーフォっぽいから。久美子の話しやすさとか雰囲気とかが明日香先輩には居心地が良いのかも知れない。明日香先輩の瞳からは今までユーフォをやるために必死にもがいてきた息苦しさみたいなのも感じ取れた。大会に出れると良いのだが… {/netabare}
(10話)
{netabare} 俺最近アニメで泣く事減ってって、感受性が乏しくなったのかなぁってずっと思ってたけど、今回ボロボロ泣いてしまった。最高。 {/netabare}
(11話)
{netabare} こんなん泣くわ〜マジで。金賞の重みが増した。 {/netabare}
(12話)
{netabare} あれっ演奏シーンないのか… {/netabare}
(13)
{netabare} あぁ〜終わっちゃったぁ〜。本当に素晴らしい作品でした。最終回でこれまでの出来事を思い返すようなお話だったのはすごく良かった。作画も音もお話もすごく満足。 {/netabare}

投稿 : 2021/03/18
閲覧 : 222
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6

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遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

努力した者しかいない世界だからこそ、徹底しなければならない実力主義

1期見終わった勢いで当然2期も視聴。
ぶっちゃけ1期2期というよりは、2クールの作品見た感触ですね。

傘木希美を中心とした2年生の退部問題に対する真相や、自身の本心を見せなかった副部長の田中あすかに迫るストーリー等前期では十分に描かれなかったキャラクターに焦点が当てられ、北宇治高校吹奏楽部メンバー各々へのさらなる掘り下げが印象深かった2期ですが、個人的に1番印象に残ったのはコンクールでの優劣評価方式に対する見方。
特に吹奏楽は第三者である審査員によって評価が決まるので、好みの問題等色々不満が出そうですよね。私自身もこの評価の手法、あんまり好きではねえです。ただ、重要なのは勝敗や優劣ではないというきれいごとの意見は個人的には唾棄すべき考えだと思っています。
彼女たちに限った話ではありませんが、彼女たちは何のために努力してきたんでしょうか?細かいことを挙げればたくさんあるでしょうが、何よりもコンクールで金賞を取ることが一番の目標ですよね?人が努力するのは、結果を得るためです。勝利とは、最も単純で分かりやすい結果であり、努力をするために起爆剤です。彼女たちを含め、全国の人々がこの結果に向かって努力を重ねています。だからこそ、その努力に真摯に向き合うためにしっかりとした優劣をつけて評価しなければならないと思うんですよね。「こんなに頑張っているのに」とか「悲しむ人がいる」というような意見もあるとは思いますが、そもそも上の世界にいけばいいくほど、頑張った人間しかいなくなりますので、残念ながらそれは理由にはならないんですよね。これは1期で描かれた部内でのオーディションもそうでしたよね?
正直私は北宇治が銅賞という結果で終わったことに安心したんですよね。彼女たちの頑張りは確かに見てきましたが、時間にすれば半年ちょっとといったところ。全国の強豪は彼女たちよりもさらに長い時間努力をしたわけですから、あの結果は当然なんです。むしろあれで金賞取ってたら一気に冷めてました。

作画や音楽面に関してはもう今さら触れることもないくらい素晴らしいので割愛するとして、それ以外だとやはり今作で主演を務められた黒沢ともよさんの演技ですかね。今作きっかけでブレイクしたという話は聞いてましたが、久美子ちゃんの自然体な演技は確かに素晴らしいと思いました。黒沢さんといえば、そういえばまだ『宝石の国』とか見てなかったですね、要チェックですねこれは。

1期2期通して非常に素晴らしい時間を過ごさせていただきました。引き続き映画の方も見たいと思います。

投稿 : 2021/01/03
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40

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シボ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

そしてバトンは引き継がれるのです

京都府大会での金賞、ダメ金でない関西大会出場権のある
金賞を勝ち取った1期の続きからの話です。

1期で少し触れられてて気になってた
久美子が入学する前の1年(現2年)の大量退部事件。

そこで一度は吹奏楽部を去った元南中の2年生(傘木希美)の
登場で序盤から波乱気味の展開に。

部に戻りたい一心で何度も頭を下げてお願いする希美に
あすか先輩は、冷たく拒絶し続けます。
(あすか先輩なら、そういう対応もあり得そうなんだけど
劇中でも考えてることが観てる私も全く解らなくてモヤモヤしました)

希美のフルートの音に拒絶反応を示すオーボエの鎧塚みぞれ。

そんな不穏な空気の中でも練習は続きます。
練習漬けの毎日の中で部員達にも観てる私にもちょっとした息抜きタイム。花火大会にプール。

プールではなぜか主要の部員達が大勢来てます(笑)
麗奈にあすか先輩ナイスバディすぎっ! 
そして対照的な緑ちゃん・・あっでもこっちが高校生ぽいのかな!?
リボン優子先輩と夏紀先輩のコンビは観てて和みますね~。

夏休みの合宿。
綺麗な新山先生の登場に死んだ魚の目の麗奈(可愛いし、笑う!!)
こんなアニメだったっけ。
恋する乙女の麗奈は最初の印象と大分違ってきましたね。

希美の復帰に協力するのは罪滅ぼしだよって言う夏紀先輩。
かつて希美がやる気のない先輩を説得してた時
「言っても無駄だよっ。そいつら性格ぶすだから」って火に油注いじゃってたんですね。
それ言っちゃってても辞めてないってメンタル強っ!!
カッコ良いし優しい。やっぱり素敵なんだよな~~夏紀先輩。

希美の事が気にかかる久美子はあすか先輩に食い下がります。
あすか先輩が希美を入部させない本当の理由を久美子は知ります。

なぜか色々な人に本音を語らせてしまう久美子。
滝先生についての秘密も知っちゃったり、
リボン優子先輩の本音まで引き出しちゃいます。
リボン先輩もあんなだけど色々考えてて、評価上がっちゃう子ですね。

何も知らない希美に声を掛けられ逃げ出してしまうみぞれ。

そしてその苦しい胸の内をみぞれ自らが告白します。

誰が悪いわけでもないのに、それぞれの気持ちが少しずつずれていく。
そしていつの間にかに話しなくなって離れてしまう関係ってあるかなと。

ちょっと違うかもだけど自分にも、毎日のようにバカやって遊んでた
友達となんのきっかけかも忘れてしまったのか、そもそも何にも
なかったのかすら覚えてないけど、いつの間にか
話しなくなっちゃたよなって経験あります。
そしてこの子達のような事は起きずに時間と共に記憶が薄くなって・・。
今にして思うとあんな仲良かったのに、なんでかな?って思います。

自分には希美しかいないからって言うみぞれに
リボン先輩が押し倒して涙ながらに喜んで良いに決まってるって
引っ張り起こすシーン。
(腕をひかれ起き上がるみぞれの顔に光が当たるシーンは感動でした)
 光輝くその姿は、まるで岩戸から出てきた天照大神・・
みぞれを見つめる2年生達の姿には泣くよ~。

復活したみぞれのオーボエを聞きながら、夏希先輩の
「でもさ、みぞれにはあんたがいて良かったと思うよ」って言葉、
最高です。
照れ隠しに2人でじゃれ合う姿にこの先輩コンビは
やっぱり最高だよって。
もうリボン先輩なんて呼びません。優子先輩!!

ようやく迎えた関西大会。
本番前の舞台袖での彼女達の行動一つ一つが熱い!
この他校の演奏が流れる中の袖のシーンは毎回面白いですね。
優子先輩が香織先輩と一緒に全国へと人差し指を天に掲げます。
みんなが同調しての
「行きましょう、みんなで全国へ!」なんなのこのカッコよさ。

満を持しての三日月の舞はとにかく圧巻で素晴らしかった。
麗奈のソロ(あの山でのシーン振り返りはズルいよ)
みぞれのソロ(懸命に吹くみぞれの一音を逃さないって希美の姿)
部員みんなで作り上げてるのがわかる各パートを抜いてく絵と
あのメモ書きや写真で埋め尽くされた楽譜のカットをこれでもかって
見せられて、とどめは控えで祈るサブメンバーが涙する姿。
もう最初から最後まで涙だだ洩れだよっ!

そしてこれでこの回は終わらずED後の緊張の発表シーン。
あふれる久美子の涙。ひとりキョトンとしてるみぞれに
「先輩コンクールはまだ嫌いですか?」「たった今好きになった。」
最高の締めで序盤が終わります。
(あ~~あまりに密度が濃い前半で、正直脱力です~)

後半は久美子が大好きな人達の気持ちを繋いでく話でしたね。

あすか先輩を連れ戻すぞ作戦。

夏紀先輩が久美子に今まで良くやってきたよってフォローします。
あすか先輩が戻ることで、席がなくなっちゃいますよ の問に
夏紀先輩の「私は良いの、来年もあるし」 
それは本心ですか?の問いかけに
「黄前ちゃんらしいね、 本心だよ」って笑って返すシーン。

頑張ってきただろうし一緒に演奏したいに決まってるはずなのに
やっぱり泣けるよ~。夏紀先輩~~!

あすか先輩の自宅でのユーフォ組2人きりの時間。
そして久美子に母親との関係。
自分をユーフォに結び付けた父親との関係を話します。

素直な気持ちをぶつけあった2人。
川辺で「黄前ちゃんはホント、ユーフォっぽいね。」
静かに流れるユーフォの切ない調べが耳に残ります。

復帰までのリミットが近づく中、
あすか先輩を涙ながらに必死で説得する久美子。
心からの本心の叫び!!「先輩と一緒に~」
優しく頭をなでるあすか先輩。
練習に戻ってきて隣に座るあすか先輩
おかえりなさい。ただいま。 
並ぶ金銀のユーフォにまた泣いてしまった・・・。

様子がおかしかった麗奈は、滝先生に亡くなった奥さんがいたことを
知ってしまいます。
奥さんのお墓に全国で金賞を取ることを誓って前を向く麗奈。

そしていよいよやってきてしまいます。全国大会。

本番前の袖で久美子の前にリードを加えたみぞれ。
心を許せるようになった久美子にグータッチを促す姿が可愛い。

そしていよいよ全国の舞台で先生の指揮とともに感動の演奏が!
えっ!? 何? 終わっちゃってる!? 聞かしてくれないの~~!!
そりゃ関西大会でいっぱい感動もらってたけど
ここがクライマックスと勝手に思って聞きたい度MAXの自分には正直
肩透かし状態でこの時はしばし呆然でした。

結果発表では、式の先生の表彰なんてあるんですね~、知らなかった。
生徒達が掛け声をかけるのが暗黙の了解みたい。

決め事がなくて慌てる北宇治の生徒達の中、
麗奈の立ち上がっての「先生~好きです!!」思わず愛の告白・・。 
ざわつかない場内に部員達からはナイスフォローの声、
そりゃあの場面だったら、演出って周りは思いますよね~。
そんな空振りしちゃう麗奈はやっぱり可愛いな。
ヤバい、みんなに可愛いばっかり言ってるかも。

結果は銅賞。滝先生が入ってから1年、いや半年ちょいでは、この結果でも奇跡なんでしょう。
そして全国で金の想いは後輩へ託されていきます。

あすか先輩は父親の言葉を思わぬかたちで受取ります。
嬉しくてたまらないのに、こんな時でも涙耐えちゃうんだよな~。

久美子もようやくお姉ちゃんに大好きって伝えられます。
頑張ったね~久美子!!

新制吹奏楽部。
部長は優子先輩、副部長は夏希先輩って最高ですね。
お姉ちゃんとあすか先輩を同時に失ったような喪失感で
ユーフォを弾いてて泣いちゃう久美子。
 音が似るって実際にもあるのかな?

卒部会での3年生の演奏!
あの人も、あの人も3年だったんだ~って、人数の多さと
抜けてしまう存在の大きさがわかります。

そして今度は先輩達に後輩からの送る演奏が・・
「パ~ン、パン、パパ~~ン、パラ、パッパカパパ~パパ~ン」
えっ ここで三日月の舞来るんだ~~!! 
あの勇ましいトランペットの音♪
全国で一音も聴けずお預けくらって耳が飢えてたあの演奏!!
こんなサプライズを待ってたのよ~~。 
あ~部長、わかります!こんなの泣きますよね~~><!


卒業式、雪の中必死にあすか先輩の姿を探し走り回る久美子。

ようやく会えた先輩。
先輩のユーフォをもっと聞いていたい。涙ながらに訴える久美子に
父のノートを託して去っていくあすか先輩。

先輩の足跡を眺めつつ開くノート。
ノートにはあの曲のタイトル「響け! ユーフォニアム」
えっこんなの油断してたっ。
突然のことになんかドキドキ?ざわざわ? 心が震えたよっ。
とにかく最後の最後まで泣かされました。

本当にこんな素晴らしい作品をありがとう!

投稿 : 2020/12/05
閲覧 : 314
サンキュー:

46

ネタバレ

Pan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

原作も全部読んでます、青春系のあにめいいよなぁ

投稿 : 2020/09/28
閲覧 : 118
サンキュー:

4

ネタバレ

みかづき さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

"いろんなひと"が"いる"。嫌いなひとも 好きなひとも。それが部。

私のどーでもいい感想日誌を読んでくれてありがとう。

※9/22 追記
いま、気がついたのですが 終盤「ユーフォニアムの奇跡」という回がありました。
あすかに幼少期、離婚で別れ、離れた演奏家の父がいることが発覚します。『全国大会出場』を果たすことで、自分の演奏の姿を審査員である父にみてもらえ「不可能であった再会」を果たします。

この追記前

おまけ
4月に始めて、"たったの半年間"で『全国大会出場』。。 。
気づいてはいけない 目をつぶろう。

と記述していました。
まさに "たったの半年間"で全国大会出場を成し遂げた"奇跡"
それが あすかの"奇跡" "ユーフォニアムの奇跡"
当作が伝えたかった"奇跡" だったのですね (´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
みなさんは、きづいてたのかな?


1期を観終えて、検索したら2期があることを知りました。( •̀ㅁ•́;)
田舎の1を借りたツタヤには、1しかおいてなかったの。あ、あるあるだぜ・・(゜o゜;
で、隣の市のツタヤに問い合わせたら1も2もありました。ʕ•̀ω•́ʔ✧セーーっフ!

観終えて。
なんかこの作品は、自分の感想日誌を書く前に
他の方のレビューをみたくなっちゃうの。優れた作品だからだと思う!

む、、むむ。またもや『純粋』な最高評価のレビューが『連続。とても多い。』ですね。
ここでの『純粋』とは、物語の疑問点や納得のいかないところ。
ここはすきじゃなかった。この登場人物だけは好きになれなかった。
というのが『一切書かれていない賞賛』の意です。

私もね、かなり、涙と鼻水を垂れ流し、濡れて丸めたティッシュを投げては、
見直したいシーンはDVDを巻き戻して、何度もみて、セリフをちゃんと聴いて、みたんだよ。

1期もよかった。けど私には2期の前半が1番よくて、2期が1期を上回りました。
後半の、あすかと久美子姉の並走は、ならでは の表現なんだけど
なんか、しんどかった。。

2期は全国大会への吹奏楽部の経路と、
主たる各人物のそれぞれの家庭の環境。回避・解決できない難儀な出来事がテーマですすみ、
【視聴者にとっても、それぞれの唯一の自身の人生、経験や家庭環境】をすぐ傍で、
リアリティーと比べ感じながら観たのだとおもいます。

私にとっては、観終えた後も、そういう主旨で、あらためて
余韻に、あれこれと考えさせる作品でした。

◎1〜2話目の、コンクールにでられない組の「もなか」による、コンクールメンバーへの合奏曲「Congratturation」に涙。涙。

ウ~ン。野球部でも、陸上部とか個人競技でも、
大会に選手枠ででられなかった弱い選手は、
悔しさ、自分への情けなさ、劣等感、妬みや羨望が、
大人になっても消えはしないとおもう。

それは、耐えて、努力をし続けた質量が、願いや祈りが「大きい人ほど。。」

社会人になって成功や満足を得られたひとは、消化できたかもしれない。

だから、この「もなか」の面々の合奏の気持ちは、理想で、とても美しくみえた。
だから、涙腺爆破された。でも
同時に、少なくとも心の叫び、清濁混合の気持ちがこの合奏にあることが
至って「ふつう」なのではないか。。という確信がある。

切り離せない負の気持ちの描写を(恣意的に)完全に消し去った
感動のシーンを作り出している。

私にも、高校の個人競技で、当時、関東や全国大会へゆく羨望の先輩や同期がいた。
3年次には、そのような選りすぐりの実績と強さをもつ、後輩になる1年生が
2人も私と同じ種目で入部してきた。

日々の練習でも、公式大会でも、、毎日だよ
「その辛酸を 受け続けても、なお・・と生きてゆく」生徒の心象は複雑なもの。。
知る他者を含めて、私にはそう理解しているのだが。。

50人もの人数で、合奏というシナジーでつくりだす競技。
(滝先生という)「部員全員に、清くおくりだせる、負なき、優劣なきこころを保たせる指導」というのは実在するのだろうか?

つまり、天の邪鬼な私は、不純物を取り除き、美しくした結晶。
これこそが創作として意味のあるアニメならではで、
一時の幸福な気持ちにさせてくれるものだとおもう。

▼各キャラの名前・漢字はどう書くの?
制作側のキャラへのおもいやイメージが込められてるはず。
観終えて、私のイメージ、好き嫌いの感想など

・鎧塚みぞれ
くそ刺さる。常に1人でいるひとって、集団でいる人達より気になる(合うとは言ってない)。
寂しさ、悔しさ、孤独で、逃げ出す、吐くほどの繊細さなのに、居続ける彼女には泣かされるわい。
みぞれ 鎧 らしい漢字と名だった。

・希美 のぞみ
責任感、正しさ。集団の中心に立てる、人望も、平等な気配りもある。
めっちゃ少ないけどこういう人いる。
退部から復帰へ。ふつうだよ。悪くない。名前の漢字 笑。そのままだった。

・田中あすか
社会人なってからの方が認識したけど、出来る人は出来る。出来ない人は出来ない。それだけ、それが現実。
さっぱりしてて、つかみどころがなく。でも
「吹奏楽をやり続けることへのおもい」が、比べられないほどのものがあることが最終盤にわかる。
だから、まわりの気持ち、矜持、騒動など、「(あすかにとって)下らないこと。」という台詞に。
ひとの本当の姿・姿勢を俯瞰している。

『先輩の事が苦手でした。(略)もしかしたら嫌いだったかもしれません。』

最終話で、久美子があすかを追って別れを惜しむ言葉に、一瞬 眼鏡を外し悲しい表情をみせた。
描写はないけど たぶん涙・・泣いた。

私の知る、数が稀有の、出来る、飛び切り優秀な先輩や上司は、こういうくそさっぱりで、正しくて、奥底に厚い情もあり、弱さを見せない、多くは語らない。飛び切りの精神をもっている。
当作の基底にある表現で、すばらしいよね。
私には、劇中の「特別なひと」で終わって本当によかった。
全国レベルへ牽引するひと なら いるよ こういうひと。
だから すごい作品だ。

・夏紀
最高のいいひと。はっきり言う、言っても周りが大丈夫なひと。
つまり あっさり。しつこくないんだよね。いるよね羨ましいー!なりたいー(なれん!)
漢字がしっかり、そのままだね。

・晴香
部長ーーーー❤(ӦvӦ。)。2期に入って何だか とても好きに。
声もいいし、偉ぶらなくて。結婚したいNo.1٩(๑´3`๑)۶ワーン
見せ場が通してなく 終わっちゃったーーーー

・主人公 久美子
周りを引き立たせる。非ヒロイン。
人生を一段ずつ学び、殻を破ってゆく。

「大人のふりするな! 先輩は ただの高校生なんだよ!!」
あすかへは、よく言ってくれたよね。くそ泣いたわー。 (´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

・優子
でかリボンの時期部長。思ったことをすぐ口にする。
実力が "中の上 以上" にいるタイプで、いるよね。私は好きじゃない。
1期も2期もどこでも出まくって、作者の1番のお気に入りキャラだとおもう。

「自分が気に入った人には多くの私情をはさむ」と夏紀がツッコむ。
この娘が好きな人は、この外見が好き、こういう人をおおらかにみれる、
欠点を人間らしい かな、すきになれる、問題にしないひと。

3期では出演が少なかった他の人物に尺をまわしてほしい。
レビューでは好きなひと多く、書くの、わるいとは思う。でも個人の感想だから。

・香織
優子とタッグ組んでもいて、好きじゃない。けど「好きじゃないひともいるのが部」。
そこが当作の『スーパー良いところ』b

・低音パートのカップル
○ねボ○が!活動中にいつも「隣同士」だと、、は? いちゃいちゃ♡じゃない?・・
硬派の前では常識外れの問題外。周りに気遣いがない。
うらやましーーーー! でもこういう風にはなりたくない。
付き合ってるからこそ、私なら活動中は『完全に離れたい』
カッコわるい。情けない。。
依存症や療育なら仕方ないけど、そうじゃないんだから。

・麗奈
あすかと似てて孤高 だったけど。
『根拠のない思い込み』が強いひとは大失敗も多い、けど大成功するのもこのタイプ。
ってTVで(笑)。そうおもうな。
幼少期に、自分は音楽に打ち込める裕福な家庭で
ふつう以下の同じ土俵のひとを傷つけることを知っている。

音楽♪
OPもEDも2期の方が好み。ふわっと、はじける♪いいねb
吹奏楽、私全然わからんから、一生懸命聴いちゃう。

合奏♪♪
少なかったよね。。うーむ。この2期は人間活劇だった。
もっと入れてくれーーーーー!・・でもTV版。よくぞここまで!だなぁ。

疑問も、好き嫌いも歴然と"ある"。
こんなに いろんな それぞれのひとで成立させて すごい。

投稿 : 2020/09/22
閲覧 : 263
サンキュー:

23

ネタバレ

まつまつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

毎回問題が盛り沢山の吹奏楽部

関西大会出場までにも色んな問題を乗り越えてきた北宇治吹奏楽部だったが、全国大会出場までにもみぞれと希美の人間関係にあすかの家庭問題、麗奈の恋の悩みに更には黄前家の家庭問題まで、どんだけ色々あるんだこの吹奏楽部は(笑)

そしてどの問題にも必ず久美子が関わっていたり現場を目撃してしまったりと、殺人現場に毎回遭遇する探偵物ばりの遭遇率。

まぁ一期に続きそうした困難を乗り越えて無事全国大会での演奏となる訳だが、その演奏はカットされて、結果のみというのはちょっと残念。

今作のテーマは誰に何を言われても自分の一度きりの人生後悔なく生きようという感じだろうか。

でも学生の部活と言うのは毎年必ず主力の3年が抜け、1、2年がその座を変わり、新入生が入り、一からチームを作り直すの繰り返しなんだと感じた。
ただ、結果を残せばその意思は引き継がれ、実力のある生徒が入部し強豪校となって行く。

社会人は社会人で色々大変だけど、今思えばどうしてこんな事で悩んでたんだろうと思うけど高校生も色々大変なんだよなぁ。

1期の方が泣けたが全期続けて良い作品だった。

投稿 : 2020/07/16
閲覧 : 232
サンキュー:

13

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

悩める人間関係を縫ってのコンクール

1 希美の復帰問題

2 進路に関して
 あすかの家のごたごた
 
3 麗奈の滝先生への想い

に久美子があるときは遠巻きに
ある時は必死にかかわって部の
みんなとの調和を図るお話だと思いました。

その間隙を縫ってコンクールなどがあり
関西大会は,夏休みの練習の成果もあって
見ている側からはすんなりと関西大会を
通過します。

実際は,血のにじむような練習と団結がなければ
どんな世界でもそうですが,全国レベルの
大会への出場はあり得ないですよね。

実際,漫画家やアニメ制作,(ラノベ)小説作家
などを題材にしたアニメはたくさんある
のですが,そういったアニメの取材は楽だと
は言いませんが,制作者にとって身近だと思います。

音楽・吹奏楽の取材は,時間も手間も上記とは
世界がまるで違うので,比べ物にならない
ほど大変だったと思います。

楽器の複雑な描写・音付けなどアニメーター
の常識を超えていると思います。

京アニが偉大な会社である証拠です。

北宇治高等学校が銅賞だったことを想うと
続きがあるのかなと思ってしまいます。

いつか響け!ユーフォニアム3が出ることを
期待して〆にしたいと思います。

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 209
サンキュー:

11

ネタバレ

ゑゑゑゑゑ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あすか先輩

2は完全に {netabare} あすか先輩{/netabare}の物語でしたね。

現実は残酷ですね
人の気持ちはわかったつもりでも、完全に理解することはできない。
あすか先輩は久美子に言いました。

{netabare}『境界線引いて、踏み込む事は絶対にしなかった…、気になって近づく癖に、傷つくのも傷つけるのも怖いからなあなあにして…、安全な場所から見守る。』

『そんな人間に、相手が本音を見せてくれていると思う?』{/netabare}

久美子に向けられたその言葉はグサグサと刺さります

でも部内の人間関係なんて、そんなもんですよね。
半年ちょっとの付き合いで、相手の気持ちにズカズカ入ろうとする人なんてそうそういないし、傷つきたくないから俯瞰して物事の行方を見守るのが普通の人間、普通の下級生ですよ。
本音が言い合える関係なんて部内では幻想に過ぎない。

なんか、あすか先輩のこの言葉って部活動の人間関係を全て表しているような気がするんですよねぇ。核心を突いているというか。

そんな言葉に真っ向からぶつかった久美子
痺れますよ

部活を途中で辞めた身としては、このアニメで色々考えさせられましたね。
退部したの正解だったのかなぁ…なんて

こんなに感情移入できるアニメは久々でした。良かったです。

投稿 : 2020/06/04
閲覧 : 192
サンキュー:

12

ネタバレ

画王 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

モチーフはチャイコフスキーの交響曲!?

 主人公の久美子が大人の階段を上り始め、その視点でストーリーが進むので、第1期とは異なりシリアスな展開です。癒し回である文化祭のコスプレシーンも、制作者の悪意あるオチにガッカリしてAパートのみで終了します(メイド麗奈を期待していた僕がバカでした、が、夏紀先輩の悩殺サービスでお腹いっぱいになりました)。鬱展開が気になって夜も眠れそうにないので、休日返上で完走しました(完結していてよかったです)。
 ここでは、第1話において久美子がビデオで視ていた、清良女子の演目チャイコフスキーの交響曲第4番を聴きながら、あらすじを振り返ってみたいと思います。作曲家本人が曲想を解説したメック夫人宛ての手紙を参考にしているのでググって下さい。(ムラヴィンスキーのチャイコ交響曲は緊迫感と迫力があり、品揃えのいい図書館なら置いてあるのでお奨めです。)
 第一楽章は交響曲の主題が提示されるソナタで、アニメでは1~5話にあたります。交響曲全体を覆う曲想は「幸福の追求は目的を貫くことを妨げる、それは変えることのできない運命である」。ソナタの第1主題は「運命への服従」。第2主題は「絶望からの逃避(幸福の追求)」。チャイコは、幸福とは絶望からの逃避にすぎない甘い夢であると規定し、絶望から逃避したり、闇雲に幸福を望むことを批判しています(その理由は第二楽章でわかります)。この楽想を主題の旋律を共に奏でる、希美(フルート)とみぞれ(オーボエ)に当てはめてみます。
 コンクール金賞に拘る(幸福の追求)希美は、やる気のない吹奏楽部に嫌気がさして退部し(絶望からの逃避)、みぞれと吹奏楽を続ける(目的)ことができなくなり、不幸な運命に服従してしまいます。一方で希美に拒絶されることを怖れるみぞれは、希美から逃避し(絶望からの逃避)、希美のために演奏する(目的)ことができないという辛い運命に服従します。この2人の運命を克服したのは、南中カルテット(夏紀・優子・みぞれ・希美)の友情パワーでした。
 この運命に対して見ているだけで何もできなかった久美子は、後(10話)にあすか先輩にそのことを揶揄されます。しかし、希美やみぞれと友達になれない久美子(後輩だから)には、そもそも2人の運命に立ち入ることは許されません。人間関係にはいくら親しくても超えてはいけない一線があります。あすか先輩は劇中で、人間関係に対して無頓着な発言を繰り返しています。優しいあすか先輩は、一線を平然と超えてくる毒親を、育ててくれた親であるがゆえに完全に否定することができないため、自分も人との距離を掴むことが苦手なのでしょう。この点で麗奈は冷静です。「部活なんて親が決めるもんじゃないし、受験だって進路だって、最終的には自分で決めるものなのにね。」「あすか先輩次第だよ。相手は親だし、周りが下手に口を挟んだらこじれるだけ」(by麗奈)
 それにしても、5話の関西大会で三日月の舞を一曲通して聴かせる劇中コンサートは最高です。管楽器のピストンが戻る質感や打楽器の鳴動、曲に合わせた絶妙のカメラワークで盛り上がります。最終回の前にこれを使ってしまっていいのかと不思議に感じました。
 第二楽章は第一楽章で提示された運命を、別の面から表現する三部形式の音楽で、6~10話にあたります。楽想は「夜半に独り家に座っている時に取りつかれる憂鬱な気分」です。「過ぎ去ってしまった過去を嘆いていると、それを思い出として愛おしく感じることもある。しかし疲れ果て、新しい生き方を始めるだけの勇気も意志もない」というやるせない感情を「暗-明-暗'」の三部構成で演奏します。貧しい芸術家でしかなかったチャイコの周りには、幸福だけを追い求めた結果、このような人生を送っていた知人が沢山いたのでしょう。この楽想を2人のお姉様、麻美子姉とあすか先輩に当てはめてみます。
 麻美子姉は、親の期待(幸福の追求)に応えるために、吹奏楽と美容師の夢(目的)を捨てました。そのことを後悔し、情熱を傾けていた夢を思い出すことも嫌になるほどに懐かしみ、どうしていいか分からなくなって両親や久美子に辛く当たります。久美子は自分の憧れだった姉とのギャップにとまどい悩みますが、嫌いになれないまま知恵熱を出して寝込みますw。この運命を切り開いたのは麻美子姉と久美子の姉妹愛です。久美子の自分に対する想いを知った麻美子姉は、憧れの対象だった昔の自分を思い出し、新たな人生を始めることでそれを取り戻す決意をします。そのために、両親と真剣に向き合い、自分の枷となっている一方的な愛を振り払うことで、家を出て独立します。一方で、憧れの対象が遠くに行ってしまったことを実感した久美子は、人前を憚らず涙するほどの喪失感に襲われます。
 あすか先輩も同様に、親の期待に応えるために吹奏楽を捨てなければならない状況に追い込まれます。そして天才であるあすか先輩は、それが後悔を生むことを知っています(希美の退部を止めようとた)。しかし同時に、全国大会に出場するという執念のために、希美を切り捨て、仲間を利用してきた自分を許せず、吹奏楽部に復帰する道義を見失っています。これが復帰を待ち望むみんなの気持ちを、素直に受け入れることができない理由です。つまり、全国大会で父親に自分の演奏を聴いて欲しいという執念(幸福の追求)のために、吹奏楽部を続けること(目的)ができなくなってしまったのです。そして自分の本音を懺悔しなければならないほど後悔し、幼少から続けてきたユーフォを懐かしみながらも、執念の原因となった父親の独奏曲をコテンパンにして欲しいほどの衝動にかられます。あすか先輩が懺悔の対象に久美子を選んだのは、彼女がユーフォっぽい(縁の下の力持ち)からですが、自己主張が少なく、相手の話を聞いて支えてくれる妹属性の性格のことを言っているのでしょう。姉に八つ当たりされ、先輩に深刻な打ち明け話を聞かされる久美子はいい迷惑ですw。頭をなでなでして慰めてあげたいほど妹っぽいキャラです。
 この絶対絶命の運命を打ち砕いたのは、久美子の愛(憧れ)です。すべてを悟っているラスボスあすか先輩には、言葉による理論武装は全く役に立ちません。しかし久美子は既に、麻美子姉から妹属性最大の奥義を授かっています。人前を憚らずに流すことができる求愛の涙です。自分の想いを伝えるための涙に、同情や欺瞞の入り込む余地はありません。この涙の真実に気づけない天才はいません。あすか先輩は自分が求められていることを知ることで救われ、吹奏楽部に復帰する決心ができました。ここであすか先輩の法律家っぽい高潔な心をくみ取れずに、毒親を模試の成績で説得した予定調和のお話として捉えると、このドラマは途端に陳腐化しくだらないものになります。違法性はないなどと嘯き、権力に固執する醜悪な人間に、あすか先輩の高潔さを見習ってほしいものです(法の解釈を弄ぶ法律家によって、社会の良識なんてなくなってしまいました)。第2期のあすか先輩編は、某監督による筋立ての手法が色濃く出でいて、青春よりも人間ドラマの色彩が強いです。
 話は少し変わりますが、チャイコには自殺未遂というキツいエピソードがあります。チャイコの才能と名声に憧れる教え子に執拗に求愛され、長く続かないことを予感しながらも結婚するのですが、お互いを理解することもできないまま罵り合いになり、憂鬱な結婚生活に絶望して入水自殺を図りました。チャイコにはこの教え子の盲目的な愛もまた、闇雲な幸福の追求と映ったことでしょう。家族に対する盲目的な愛(幸福の追求)は、家族の絆を深めること(目的)を阻害するということでしょうか。麻美子姉の両親、そしてあすかママの家族観に少し似ていませんか?
 第三楽章はフィナーレへの助走となるスケルツォで、11~13話にあたります。11話の時点で第四楽章フィナーレまでの話数が足りないと思ったのですが、おそらく第2期の企画段階で最後は映画で締めることが決まっていたのでしょう。最後の盛り上がりがイマイチなのはそのためだと思います。さて、第三楽章の楽想ですが「これといってはっきりした感情は表現していません」。よって11~13話は、特定の人物に焦点を当てたドラマにはなっていません。久美子や麗奈のキャラ付けに利用されてきた伏線を回収して、テレビシリーズを完結するための番外編のような感じになります。
 11話で久美子と麗奈の関係に波乱の予感がしましたが、無敵のエース麗奈はただではコケません。麗奈に自分の弱さを語らせた上で、あの告白に結び付ける演出は見応えがありました。チャイコの失敗エピソードを知っているであろう滝先生には、返答を上手くはぐらかされてしまいましたが・・・。ですが麗奈が特別になりたいという目的を忘れずに音楽を続けていけば、幸福は自ずと訪れ、いつか想いが通じるかもしれませんね。久美子もまた、麻美子姉とあすか先輩に自分の愛を告白することでシスコンを克服し、妹キャラから脱皮します。あすか先輩に姉を重ねていた久美子は、姉妹愛に似た憧れによってあすか先輩の気持ちを揺さぶり、理屈では剥がせない天才の鉄仮面を粉砕しました。あすか先輩がラストで見せた「またね」の笑顔は、京〇ニ作品の神髄です。
 清良女子の交響曲のおかげで、通常の3倍くらい妄想を楽しむことができました。ヘ短調のような重い雰囲気が漂うアニメも、見方によっては熱中できます。来週は誓いのフィナーレを視聴します。

投稿 : 2020/03/29
閲覧 : 201
サンキュー:

8

ネタバレ

けいP さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

のぞみとみぞれの謎

のぞみが吹部を退部してから
またのぞみが吹部に戻ってくるまで
のぞみとみぞれは
接点なかったんですよね?

でも文化祭の時に
のぞみとみぞれが同じ教室で(夏希も)
メイド服を着てて、
「ん?のぞみとみぞれて同じクラスなの?」
同じ部活にいた時は
それなりに仲良くしてたのに、
同じクラスなのに
違う部活になっただけで
話もしない関係になるなんて事ある?
二人の関係て一体・・・?

と思ってたんだけど
ヤフー知恵袋に
似たような質問あって
解答としては
あの文化祭は
のぞみのクラスとみぞれのクラスが
合同で店をやったのではないかとの事。

あと気になったのは
のぞみとみぞれは
携帯でのやり取りはしてなかったのか?
お互い携帯の連絡先知ってたら
部活辞めた報告も出来そうなのに。

アニメの中では
みぞれはスマホ持ってだけど、
のぞみが部活にいる時は持ってなくて
のぞみが部活辞めてから
みぞれがスマホ持ち始めた
のかもしれませんね。

卒業後の二人の関係やいかに?

投稿 : 2020/02/14
閲覧 : 351
サンキュー:

20

ネタバレ

USB_DAC さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

続 感動的なアンサンブル

★物語
・原作 : 武田 綾乃   ・監督 : 石原 立也 
・構成 : 花田 十輝   ・演出 : 山田 尚子

有らゆる部分で高い完成度を誇る、数ある音楽アニメの頂点とも言う
べきシリーズの第二幕。前期は部員達の向上心や楽器愛への目覚めを
描き、今期は更なる成長の軌跡と全国を目指して奮闘する正当な続編。
部活動に対するストイックさは変わらず、思春期の張り詰めた悩みや
様々な問題と向き合う彼女達の心情を、より丁寧に描いた作品です。


★作画
・作画監督 : 池田 晶子
・美術監督 : 篠原 睦雄
・制作会社 : 京都アニメーション

吹奏楽経験者や現役奏者をも唸らすリアルな演奏描写と美しい映像に
思わず溜息が出ます。また前期の鮮やかな色彩の見せ場がサンフェス
のマーチングや縣祭りだとしたら、今期は宇治川花火大会とプール回
といったところでしょうか。艶やかな浴衣姿と夜空に咲き乱れる花火
の華やかさ。水着姿はちょっと目のやり場に困りましたけど。w


★声優
・黄前 久美子 : 黒沢 ともよ   ・吉川 優子  : 山岡 ゆり
・田中 あすか : 寿美 菜子    ・鎧塚 みぞれ : 種﨑 敦美
・高坂 麗奈  : 安済 知佳    ・傘木 希美  : 東山 奈央

全く嫌みの無い等身大の演技は前期と変わらぬ良さです。そしてより
シリアスさを増した今期は更にスケールがアップ。主役たちの純粋な
気持ちから出てくる魂の叫び。改めて声優の凄さを感じる瞬間でした。


★音楽
・OP :「サウンドスケープ」/ True
・ED :「ヴィヴァーチェ!」/ 北宇治カルテット
     「響け!ユーフォニアム(Last Ver.)」(最終話)
・音楽 : 松田 彬人(劇伴協力:洗足学園音楽大学)

諦めずに夢を追いかけると唄う「サウンドスケープ」。作風と見事に
リンクする歌詞とパワー溢れる歌声が魅力的。そして「生き生き」と
いう意味から伝わってくるED「ヴィヴァーチェ!」の明るさ。走り
出す彼女たちの笑顔がとても印象的です。また劇伴の音源は前期と同
じく洗足学園音楽大学一年生の編成組が担当。その演奏技術と動作と
のマッチングはシリーズの変わらぬ魅力のひとつになっています。
 

★キャラ
・キャラクターデザイン : 池田 晶子

池田昌子さん。彼女が産み出した60を超える拘りのキャラクター達。
その後発売された『メイキングラフ集』を見ていると、苦労しながら
も非常に繊細に、そして楽しみながら描いていった姿が垣間見えます。
こうして命が吹き込まれた美しいキャラたちを見ていると、どうして
もその作業風景を想像してしまい・・・未だ胸が張り裂けそうで辛い。



[感想]

見返す度に仕上がりに驚かされる。本当に凄いシリーズだと思います。

一言では言い尽くせない程魅力的なシーンが多い作品ですが、敢えて
言うならやはり「みぞれ」「あすか」の二つのエピソードでしょうか。
友への依存でしか自己の存在価値を測れない者、境遇から執着・依存
する者を毛嫌いし、あっさりと切り捨てる非情な者との興味深い対比。

そんな「みぞれ」を見覚めさせ、希美との蟠りを解いた優子の熱い想
い。そして一切他人を信用せず孤独を受け入れ、自身の置かれた境遇
に諦めを見せる「あすか」に対する久美子の真直ぐな想い。二人の嘘
偽りの無い叫びと涙を見て、再び前を向き直す姿はとても感動的です。

そして共に共通していると思ったのは、そもそもこの二人は楽器その
ものが好きで吹奏楽を始めたのでは無いということ。憧れる人との繋
がりを求め、またその影を追い吹き続けてきた二人。その二人が特別
演奏技術に優れているという点も印象的でした。そういう意味では滝
先生の背中を追い続ける「麗奈」もまた同じなのかも知れません。

前期に引き続き合奏の描写は経験者や現役が唸るほどの作り込みです
が、今回最も美しさを感じたのは3話終盤の「あすか」の独奏シーン。
朝霧が立つ早朝の広場で、父の曲をひとり奏でる彼女の美しい音色は
何処か安らぎを覚え、霧が薄れると共に何か寂しさを感じる。妄想か
ら現実への流れ。彼女が父に抱き続けた想いと、母に対する哀れみを
ほんの一瞬で語る様な、そんな素晴らしい映像表現だったと思います。

また「あすか」が久美子に語る「ユーフォっぽい」という台詞の意味。

伴奏もソロもこなす出番の多さの割に、その音色から決してメインに
は成り得ないユーフォニアム。しかし各主旋律とのユニゾンや対旋律
を加え支える重要な役割を持つなど、合奏には無くてはならない存在
でもある楽器。普段気付かぬ素振りを見せながら、結局は周囲の縺れ
に首を突っ込んでしまう久美子。そんな姿を楽器に重ね見て何となく
彼女をユーフォニアムに似ていると言い、常に人間関係に煩わしさを
感じている自分はそれっぽくないと、自ら否定したのかも知れません。

最後に父の激励をしっかり受け止め、「私もユーフォ好き」再びそう
語る彼女の気持ちにもう嘘は無い。目的を果たし、漸くその呪縛から
解き放たれたからこそ、唯一の繋がりだった銀色のユーフォニアムを
心から愛せる様になったのではないでしょうか。

姉との別れ、そして先輩達との別れ。共に物語を締め括るに相応しい、
久美子の新たな決意を感じさせる良いエンディングだったと思います。
それにしてもタイトルの回収はちょっと神懸ってました。w


[ちょこっとだけ趣味の語り]
{netabare}
みぞれがトラウマになっていた中学時代の合奏曲、A・Pボロディン
作曲の「イーゴリ公・韃靼人の踊り」。オーボエやフルートを優美に
魅せるこの曲。うっとりしながら思わず見とれてしまう美しい旋律を、
北宇治高校の演出で是非見たかったのですが、そこだけ少し心残り。

ご存じの通り、バックの演奏は「洗足学園音楽大学」の面々。現在彼
等の演奏は公式チャンネルで挿入曲も含め公開されていますが、この
韃靼人の踊りもその一曲。木管や金管は非常に美しく、スケールの大
きい見事な演奏を聴かせてくれます。因みにオーボエのメインは男性、
女性は何とイングリッシュホルンとの掛け持ちという驚きのスタイル
です。また管楽器の全てがフルート(ピッコロを含めた横笛)という
一風変わったバージョンもあり、ドレスを纏った女性達の演奏はそれ
は優しい音色で心が休まる思い。興味のある方は是非ともご覧下さい。
{/netabare}



以上、拙い感想をご覧頂きありがとうございました。

投稿 : 2020/02/07
閲覧 : 278
サンキュー:

33

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響け!ユーフォニアム2のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
響け!ユーフォニアム2のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

響け!ユーフォニアム2のストーリー・あらすじ

吹奏楽コンクール京都府大会を突破した北宇治高校吹奏楽部は、強豪ひしめく関西大会に向けて練習を開始する。
臨時講師の先生も迎えて、レベルアップに勤しむ久美子たち。
しかし、そこへ昨年退部した傘木希美がやって来て……!?(TVアニメ動画『響け!ユーフォニアム2』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2016年秋アニメ
制作会社
京都アニメーション
公式サイト
tv2nd.anime-eupho.com/
主題歌
≪OP≫TRUE『サウンドスケープ』≪ED≫北宇治カルテット『ヴィヴァーチェ!』

声優・キャラクター

黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、寿美菜子、早見沙織、茅原実里、藤村鼓乃美、山岡ゆり、種﨑敦美、東山奈央、石谷春貴、津田健次郎、小堀幸、沼倉愛美、久川綾、中村悠一、桑島法子、櫻井孝宏

スタッフ

原作:武田綾乃(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム』シリーズ)、 監督:石原立也、シリーズ構成:花田十輝、キャラクターデザイン:池田晶子、シリーズ演出:山田尚子、美術監督:篠原睦雄、色彩設計:竹田明代、楽器設定:髙橋博行、撮影監督:髙尾一也、音響監督:鶴岡陽太、音楽:松田彬人、音楽制作:ランティス、音楽制作協力:洗足学園音楽大学、演奏協力:フレッシュマン・ウィンド・アンサンブル2014、音楽監修:大和田雅洋

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