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「響け!ユーフォニアム2(TVアニメ動画)」

総合得点
89.4
感想・評価
1574
棚に入れた
7072
ランキング
79
★★★★★ 4.3 (1574)
物語
4.2
作画
4.5
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.2

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響け!ユーフォニアム2の感想・評価はどうでしたか?

さとーる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

可愛いのに面白い。

とにかくキャラクターがみんな可愛い。
さらによく動く。キラキラしてて眩しい!
音楽の優劣はわからないけど、誰が聞いても素敵だってわかる。

これだけそろってて面白くないハズがない!
音楽で伝わる感動って破壊力あり過ぎて、何度も何度も観て聴いてしまう。

キリいいところで終わっちゃったけど、もっともっと続きが観たい。
黄前ちゃんの棒っぽい絶妙演技にもっと浸りたい!

投稿 : 2017/01/09
閲覧 : 241
サンキュー:

13

ネタバレ

ポンコツ販売員P さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「部活=青春」この答えの全てがここにある。もう満点。

制作会社:株式会社京都アニメーション
個人的代表作:
同制作会社視聴済み作品
・涼宮ハルヒの憂鬱
・らき☆すた
・けいおん!
・けいおん!!
・氷菓
・中二病でも恋がしたい
・中二病でも恋がしたい戀
・たまこまーけっと
・Free!
・Free!-Eternal Summer-
・境界の彼方
・無彩限のファントム・ワールド
・響け!ユーフォニアム
・響け!ユーフォニアム2

部活とは将来を考える上で必要かと言われれば必ずしも必要だとは言えない。勉強に打ち込んで大手企業に入るのもそれもまた良し、だがそういう人間には部活に打ち込んできた人間にしかわからないモノを感じ取ることはできないであろう。この作品は”将来にとって邪魔かもしれない部活に一生懸命になれる答えがそこにある”と私は思う。
ストーリーは弱小吹奏楽部に新任の顧問が赴任してくるところから始まる。
毎年地区大会止まりの弱小校が先生や他の部員たちと力を合わせて全国大会金賞を目指す。アニメとしてはそこまで珍しい題材ではないが、この作品は各部員の心情が細かく描かれている。

「部員たちのモチベーションの違い」
団体競技をする上で部活に賭けるモチベーションに違いがあるのは当たり前のことだ。部活を楽しい思い出として保存しておきたい人間もいる。これは決して悪いことではない。必ずしも部活とは強制されるものではないからである。
この作品はモチベーションの違いがはっきり表現されている。主人公たちが入部する前に辞めていった2年生や受験をきに辞めていくもの。これらはあって当たり前。逆に文句も言わず一致団結して勝利を目指すなんてそんな学生はそう多くはないだろう。

「キャラクターたちの豊かな表情」
特に主人公は場面ごとに表情がころころ変わる。笑っている顔、ムッとしている顔、おちゃらけている顔など見ていてとても可愛かった。
逆に表情が乏しい子もいてうまくバランスがとれていてよかった。
元気な子、寡黙な子、何を考えてるかわからない子。いろんな子がいて当然なのだ。じゃないと部活とは成立しないと思う。

「迫力のある演奏シーン」
コンクールの演奏シーンにはかなり力が入った。本当にその会場にいるような緊張感を味わうことができた。演奏シーンには神奈川県にある音楽大学の学生たちが協力しているのだがリアリティがあってなおかつ迫力のある演奏でさらに作品への思い入れが増した。

最終的には主人公たちの学校は全国大会出場を果たすが、金賞を取ることはできなかった。だが私は逆にこれでよかったのではないかと考える。
弱小校がいきなり全国金賞なんてリアリティに欠けるからだ。最後の最後で付け足したようなハッピーエンドはこの作品にはいらない。次の代に夢を託す3年生、託された夢を叶えるべく努力する2年生。そして新たに先輩となる1年生。すべてがまた来年の夢に託される。

この作品には「部活=青春」この答えの全てが詰まっている。

投稿 : 2017/01/09
閲覧 : 245
サンキュー:

19

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

サウンドスケープ

面白かったです。

一期のときの物語はわかりやすく、弱小校が勝ち上がる
という少年漫画みたいな話で(ギスギスは少年漫画っぽくはないけど)
話もすかっとして終わった分、見終わったときの満足感はすごかったです。

今期は、なんとなく引きずる話がおおく映像は爽やかだけど、
なんかそれでいいのかと思う部分もある物語だったので
見てよかったと思いつつもなんか騙されたという気持ちが強いです。

原作はすべて読んでいまして、個人的にはなんとシリーズの外伝的作品である立華高校マーチングバンドのほうが好きです。1シーンぐらい出てきた、佐々木梓のほうの物語です。映像化は期待できないですが。。
読んでない人はぜひ読んでほしいですね。全二巻ですし。

その次は、二巻かな。原作で読むとすごく面白かった記憶があるんですけど、映像化されると個人的に一番微妙だった気がします。どこがと言われると、難しいんですが。逆に明日香先輩物語の三巻に関しては、アニメのほうが良かったです。

しかし、基本的に二期は暗かったですね。明るいだけの作品は嫌いですが、
かといって重い話ばかりでもけっこう体力使うんだと再認識しました。

一期は、分かりやすい目標があってそれは二期でも変わってないんですけど、なんか二期って大会を勝ち進むというより大会を無事乗り切ることに神経を使っている気がするんですよね。そこがみてて疲れた原因かな、可愛いキャラたちの暗い顔ばかりなのはみていて切ないですわ。

投稿 : 2017/01/09
閲覧 : 156

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1期観終わった時点では、正直さほど響かなかった...

☆物語☆

1期から続く京都大会以降を描いた2期。

路線としては1期から変わらずの「NHKの中学生日記」的な生々しさを持って、
部員達の抱える問題や人間関係を描いていく...

1期よりも部員同士、または家族にまで踏み込んで描かれていたのが、自分としては良かったですね。
ドロドロやシリアスな展開が好きじゃない人も居るみたいですけど、
(けいおん!好きには不評らしい?)
個人的にはもの足りないくらい笑

同年代や年齢の近い人達、部活をやってた人だと共感できる部分も多いでしょう。
個人的には1期から観てて青臭えなぁ、と思うこともありましたが。。
(2期に関してはミゾレ、ノゾミ関連)
そりゃ高校生なんてまだ子供なので、青臭くて当たり前なんですけどね。
悩みだって今だから大したことない、しょーもない事で悩んだりしてるなぁと思えるんでしょうけど。
青春しちゃってる登場人物たちに、ある意味嫉妬してる自分がいるんかもなぁ、なんて思ったり。

毎話退屈すること無く見せ場がありましたが、印象に残ってるのはやはり5話の関西大会。
あれは痺れましたね、演出的にも丸々一曲やってそのままEDへ、って流れも秀逸でした。
また、2期になってアスカとの絡みで、
主人公久美子へよりスポットを当てて描かれ、心の内をさらけ出したのが印象的でした。

☆声優☆

久美子の演技が他の如何にもアニメ声ってキャラなどと違って生々しさがあるんですよね。
一聴すると下手なだけじゃないの?と思われてもおかしくない演技やと思うんですが、
(一回思いっきり鼻声な回もありましたね。)
実によくこの物語とキャラの性格を捉えている演技、キャスティングだなぁと感じます。

そして何と言っても10話、昼休みにアスカへ思いのたけをぶつける場面、
ここでの演技がそれまでのギャップもあり、心動かされる...素晴らしかったですね。
個人的には本作で吹奏楽以外の場面では、一番の見所だったかもしれません。

脇役的なキャラでもいいので、本物の京都弁が一人くらい居ても良かったと思うんですがね。
あと1期から思ってましたが、
数少ない男子のなかで、津田さんに高校生役はなぁ...
って少しキャスティングに違和感も。

☆キャラ☆

これまであまり厄介事には深入りせず、一歩引いた傍観者的ポジションに居た久美子が、
姉やアスカとの絡みで(それまでの出来事も繋がってはいますが)終盤になって殻を破ったのが、
2期の、というかこの作品通じての全てかなと。
ずっと久美子目線のフィルターを通して描かれてきた話ですから、
アスカの果たした役割は大きかったですね。

百合っぽいキャラ設定や描写は、個人的には正直あんまり要らない要素なんですけど、
(1期はそのせいでそこまで入り込めなかった)
そもそも吹奏楽部って男が少ないでしょうから、逆にこれもリアル?なんでしょうか。。

☆作画☆

1期から変わらずの安定感と細かい所まで拘った描写には恐れ入ります。
1クールに2本も3本も作ってると、こうはいかないでしょう。
何も言うことなし。

ただキャラ全てが美男美女ばっかりのデザインすぎて...もうちょいデブい奴とか、
ブサイクなキャラが居ても良いと思うけどなぁ。

☆音楽☆

OPは1期と同じ路線で同じ人が歌ってるので当然違和感なく、歌詞も良かった。
楽曲自体はEDの方が好み。
ZAQはいつも良い曲提供しますね~ほんと。
作中のBGM、吹奏楽の場面も当然手抜きなし、拘ってますね。


自分は正直京アニ作品はここ数年あまり良い印象を持ってませんでした。
クオリティが高いものを作るのに、大人の一般人に薦められるようなものが少なく、
萌豚や腐女子、コアなアニメファンだけをターゲットとした作品が多いから。
(そりゃ商売だからそれで当然なんですが、一般人向けには今後も「聲の形」のような劇場版作品を作って欲しい)

しかしながら、(1期含む)本作は原作が小説ということで、
シリアスな人間関係を生々しく描くことで、バランスの取れた作品に仕上がったと感じます。
もちろんクオリティの高さは言わずもがな。
個人的な好き嫌いはあるとしても、やはり優れたものは客観的に評価して認めないといけませんね。

投稿 : 2017/01/09
閲覧 : 274
サンキュー:

38

ネタバレ

pooki さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

<75> 特に第 5 話、『三日月の舞』。

吹奏楽部 JK の青春もの二期。多彩な音色のハーモニー、奏者の息遣いまで聴かせる臨場感は相変わらず。それを支える楽曲も好み。
前半に最大の山場を迎えてしまうこと、焦点の当たる人物が移ろうことで、一期からの継続性や二期としての一貫性は薄れがちだけど、個々のエピソードはそれぞれ魅力的。

<70> ピストンの音とか息遣いとか。
1 話視聴。
吹奏楽部 JK の青春もの二期。いったん山場を越えて、落ち着いたドラマ寄りのスタート。音も練習風景も、ユリっぽい青さですら、なんだかちょっと懐かしい。らしくない op 曲以外は概ね期待どおり。

投稿 : 2017/01/08
閲覧 : 174
サンキュー:

9

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

一期を全部見たはずなのに忘れていたので再度一期と二期通して見てみた

一期のほうがいいね二期はなにやらいろいろやろうとしたのかわざと混乱させようとしたのかなんかごちゃごちゃ感があったね

なのでこんなものでしょう

投稿 : 2017/01/08
閲覧 : 132

スマートなトーマス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

トータルで見ると良い

前作らしさがちょっと薄かったかな?なのですべてのキャラが活きてる感じはしませんでした。でも良かったと思います。
話の流れは綺麗だけど、問題の原因とか解決法がやっつけ感がありました。

投稿 : 2017/01/08
閲覧 : 153
サンキュー:

3

ときにん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ストイックな人生が響かせる躍動感

これぞ王道作品!

人生の全力パラメータ、MAXにしよう。
そう彼女たちが語りかける。

「後悔の無いようにしなさいよ。」

この作品に出会えたことを感謝します。

投稿 : 2017/01/07
閲覧 : 172
サンキュー:

10

ネタバレ

はらしょー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

青春吹奏楽アニメ!

吹奏楽部のアニメ。人間関係、演奏の上手さとかかなりリアリティがある。
EDも素晴らしい!

ーここからネタバレー
物語はリアリティのある感じ。しかし吹奏楽部での話しかないのによくここまで面白いと思える物語にできたなぁと思う。こんな奴おりそうやなぁとかキャラ見て思ったりしてた。
麗奈はアニメキャラならいいけどリアルにいたらクソみたいな人間の一例と思ったりもした。特別になりたいとか一歩間違えたら危ない発想だろう。笑

投稿 : 2017/01/07
閲覧 : 139
サンキュー:

6

DEIMOS さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1期を楽しんだ人に余韻を与えるアニメ。

1期の関西大会後から全国大会後の3年生卒業までを描いた完全な続編。したがって、1期を見ていない人は楽しめないと思う。逆に、1期を楽しんだ人ならば、確実に楽しむことができる。

しかし、ストーリーのピークは関西大会にあるので、勢いは失速している感は否めない。部内や家庭や恋愛のごたごた等、ヒューマンドラマが中心になるので、キャラクターの魅力がある限りは十分に楽しめるのだが。

3年生を送り出して綺麗に完結するが、最終話にカタルシスは少ない。むしろ名作(1期)の余韻を楽しんだ、という表現が正しいかもしれない。やはり努力!勝利!でスッキリ終われる作品の方が個人的には好きかな。

投稿 : 2017/01/07
閲覧 : 180
サンキュー:

10

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心に響け!体に響け!ユーフォニアム! この感動は一生忘れません。

非の打ちどころがない作品。
キャラ・演出・声・音楽・作画すべて一級品。
唯一、終わり方が道半ば。
なにせ、まだ高校生活がまだ三分の二も残ってますから。
そして、次の曲が始まって下さい、お願いだから。

響けユーフォニアム!
なんて甘美な響き。
青春全部を、吹奏楽に賭けられる。
汗と涙と鼻血、いろんなものを流しながら必死な彼女たち。
いったい何がそうさせるのだろう。
若さゆえの特権?
まさにその通り、この年代、後先見る必要はないのです。

それでもなお、それぞれに流れる熱い感情。
そして、それぞれの事情。
様々な葛藤をへながら、成長していく彼女たち。
素晴らしい青春のプロムナードなのです。

今期のモチベーションは全国へ、そして・・・
紆余曲折ありながら奮闘する姿に大大大感動です。

特に後半の展開が好き。
{netabare}久美子とあすか先輩。
久美子がユーフォを始めた契機。
それはおねえちゃんに憧れたから。
それが、あすか先輩と重なって・・・
あすか先輩は裏の顔を見せない。
でも、久美子にだけは心を許したかな。
感動場面でも涙を見せない確固たる自分を持ったあすか先輩。
ほんとかっこいい人です。{/netabare}

ラスト、{netabare}次期部長と副部長の凸凹コンビ。
私の大好きなポニテ副部長にいじられるデカリボン部長。
最高のカップルですね。{/netabare}

投稿 : 2017/01/07
閲覧 : 376
サンキュー:

73

にゃしゅまろ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春…

作画も声優も内容も良かった(*´▽`*)
京アニって感じだった( ^ω^ )

青春…( '-' ){ナニソレ

恋愛要素がもっとあっても良いのにな…?違うアニメになっちゃうかσ(^_^;)

櫻井さんとゆーきゃんヾ(●´∇`●)ノ笑

あと京アニは歌も好きなんだよね!2期も北宇治カルテットのヴィヴァーチェが好きです(*゚▽゚*)〜♪

投稿 : 2017/01/07
閲覧 : 171
サンキュー:

8

Wild Geese さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

濃密な一年が終わる

一期の大会直後から全国大会出場を目指す。
その中で精神的な問題もちらほら出てくる。
特に上級生の話が多く、一年生組の出番が少ない。

作画は更にレベルを上げ、文句の付け所がない。
アニメの完成度が一貫して高い。もちろん
演奏シーンもあり、非常に満足しています。
贅沢言えばもう一度、フル演奏が見たかった。

相変わらず、胃が痛くなるような場面が多く
久美子が失言して、地雷を踏むかハラハラした。
デカリ・・・優子先輩の率直さがいい方向に出て
印象がガラリと変わります。最後は綺麗に
締めたけど、それだと続編に望めないかな?

投稿 : 2017/01/07
閲覧 : 158
サンキュー:

14

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ただ真っ直ぐなだけじゃ音楽は響き合わない

原作小説は外伝の『~立華高校マーチングバンドへようこそ』を読了。
現在は本編後日談の『~北宇治高校の吹奏楽部日誌』を購読中。


これは小学校の頃、ちょっとトランペットを吹いていた程度の、
元金管少年の戯言ですが、
吹奏楽の楽器……特に金管楽器って、とても歪な形をしていると思います。

長大な管の数々を手元に収めるためか、
絶滅寸前に進化し過ぎたアンモナイトの如く、
いたる所で曲がり、ねじれた全身金属のそれは、
さながら宇宙から飛来したエイリアン。

そこにマウスピースなどという謎の物体を差し込んで
全力で息を注ぎ、唇を震わせ、音を吹き込む……。
ちょっとやちょっとじゃまともに鳴らすこともままならない。

これがコンクールで賞を獲るレベルで吹くとなると、
魂まで吹き込む狂気の戦いになるに違いありません。


私は本作は、ただ真っ直ぐなだけの登場人物がいなかったアニメだったと思います。
一見、純粋で通っている人ならいたとは思います。
けれど本作の場合は真っ直ぐであろうとするが故に心に歪みを抱えている人、
清らかであろうとするが故に、むしろ周囲と軋轢を生んてしまう人。

それらの青春の痛みが絡まり合って、
本作を観る時はいつも胃が痛かったです(苦笑)


高校で吹奏楽部を経験した人に話を聞くと、
コンクールでは時に、自分たちでも信じられないような、
凄い演奏ができてしまうことがあるとのこと。

本作はその超常現象を部員や関係者たちの人生における痛みや経験、
全てひっくるめて楽器に吹き込んで、響き合う。
清濁併せ呑む青春物語のシナリオ構造によって解明を試みていると思います。

その思考法が、酸いも甘いも経験した部員による
“面白味のある演奏”という表現で語られたのだと思います。

ただそれら心身のバランスは綱渡りの如く繊細。
狙って出すのが極めて困難な、学生たちによるプロ顔負けな神懸かり的な演奏。
その具現化に成功したのが、フルで披露されたあの演奏シーンだったと思います。


よってその演奏シーンがマイベストなのですが、
本作でもっとも印象に残ったのは最終回{netabare}十三話にて、

三年生卒部により豪快にスケールダウンした「三日月の舞」を聴いた時。
あの本番での凄い演奏からの落差を体感した場面。
実質わずか一年ごとに部員を入れ替え、
時に予選圏外レベルから全国を目指す。
短期間に急激な破壊と再生、進化を繰り返す、
部活動の新陳代謝のエネルギーの莫大さを痛感しました。{/netabare}

本作は吹奏楽部に蠢くある種の怪物性までも表現した
傑作青春アニメだったと思います。


本作は一応シリーズ2期となっていますが、
実質2クールアニメの後半戦。

2期の中で完結する要素もありますが、
1期からの伏線回収が多く、記憶力が求められます。

私の場合は、2期視聴前、春には1期劇場版を映画館で鑑賞しましたし、
2期放送開始半月前に1期一気見の時間を作って、復習が万全だったため、
1期の答え合わせ等で深い感動を得ることができました。


声優さんの演技も2期に入ってキャラとのシンクロ率がさらに向上。
これはもはや単なるキャラ作りではなく完全にその人になりきっていると、
驚愕する場面が多々ありました。

この人間味のある“味わいが染み出た”アフレコが常に出せる声優業界になれば、
深夜アニメ独特の味付けの濃いキャラボイス等を嫌って、
俳優やタレントを起用する監督さん等も、
“ちゃんとした声優”を使うようになるのでは?と感じました。

☆予約したサントラについて
{netabare}
1月11日(水)発売予定の本作サントラ「おんがくエンドレス」
CD3枚組で税抜き4000円と、色々な意味で立派になっていますw

私は本シリーズのサントラを聴く意義を、
容赦ない演奏レベルの違いの描写等を回顧し、
物語の余韻を味わうことに求める人ですが、
作中吹奏楽全収録を謳うこのサントラも
その需要を満たす内容になっているようです。

例えば「三日月の舞」は、本編でフル演奏された関西大会verだけでなく、
丸々カットされた全国大会verや、最終話で披露された1、2年verも収録。

2期では青春の経験による心の成長や動揺の演奏への反映が顕著でした。
(特にみぞれ先輩のオーボエに感情が芽生える演奏描写にそれを感じました)
部内のアクシデントによる動揺が全国大会verにどう表れているのか?
それとも「響け!ユーフォニアム」の生みの親に届くくらい、
ユーフォが吹っ切れて元気になっているのか?
その辺りのテーマを持って聞き比べる楽しみがありそうです。

1期サントラの京都府大会verと合せれば、
なんと4形態の「三日月の舞」を聞き比べることが可能に!
(いや……幻の香織先輩ソロverも含めたら5形態かw)

この自由曲比較を軸に北宇治吹奏楽部の軌跡を振り返る。
さらにはOP曲「サウンドスケープ」の吹奏楽伴奏ver等も入っている充実ぶり。
ユーフォロスにも有効なサントラになりそうです。


本当は、サントラで「三日月の舞」聞き比べ考察した後で、
レビューを締めたいと思っていましたが、
1期レビューの時、サントラ推してみたら、
せっかく買い求めてくれたフレンドがいたのに、
1ヶ月待ちの難民になったという一件もあったので、前倒しました。

前作の売れ行き等も鑑みて数は用意してくるとは思いますが……。
あの感動をCDでもう一度!という方はご予約、ご購入はお早めに♪
{/netabare}


放送前コメント
{netabare}
それ程、高校吹奏楽部界の勢力図に詳しくない私は、
強豪ひしめく関西大会と聞いて、
春の高校野球で龍谷大平安辺りに勝って関西大会に進んだ京都の公立高が、
大阪桐蔭と激突するくらいの絶望感かな?と思っていましたが、
外伝小説読んで認識の甘さを思い知りました。

吹奏楽の大阪勢は桁違いの圧倒的な勢力を誇っているらしい。
高校ラグビーで伏見工辺りに勝って花園ラグビー京都府代表になった弱小校が、
第三代表まである大阪勢の常翔啓光学園や東海大仰星と
続々とぶつかるくらいの難易度が吹奏楽関西大会にはあるようです。
小説でも関西代表の三枠は大阪勢独占が既定路線と目されています。

立華高校(アニメでは六華)は生徒が自主的に上手くなるシステムが根付いているのに、
北宇治は未だに昨年の出来事を引きずって火種を抱えている……。
まさに内憂外患。関西大会もハラハラさせられそうですw{/netabare}


各話感想
{netabare}
一話感想
{netabare}初回一時間スペシャルと聞いて普通に1クールやるだけだとはみ出してしまう、
相当な内容を詰め込んで来るのかな?と思っていましたが、
冒頭、久美子と麗奈による冬のシーンで始まってさらに戦慄。
これは10月末頃と思われる全国大会の時期、
三年生引退までやる宣言と解釈できます。

相変わらず、このシリーズは京アニ自らハードル上げて来るなwとソワソワし出した所で、
ラスボスと思しき清良女子高等学校の演奏映像が入りさらに姿勢を正されました。
普段、吹奏楽なんて聞かない私でも、清良女子のモデルになったと思われる
福岡県の九州代表・精華女子高等学校が2011年全国大会で金を決めた神懸かり的な演奏は、
私の耳にまで轟いて来ていて知っています。

春、ろくに吹けないのに揉め事だけは一式揃っていた北宇治w
そこが全国行くなんて一般ではあり得ない奇跡に挑戦しているんだなと、
さらにハードルが上昇w

高まる期待を越えることを求めつつ……背筋を伸ばして視聴を継続する覚悟であります。 {/netabare}


二話感想
{netabare} 録画した二話を観る前、ふと、あにこれのトップページにて、
本作からレイプ目という不思議な成分が検出されたとの報告を目撃w

何が起きたんだ?と水着回の極楽もそこそこにソワソワしていたところ、
結局、滝先生絡みで憂慮が極まった麗奈の眼から光が消えただけだったと判明w

一話でもそうでしたが、麗奈ちゃんって滝先生絡みになると色々な表情してくれて面白いですねw

一期放送後発売されたドラマCDでは今回の堕ちる方向の麗奈ではなく、
昇天する方向の麗奈も発掘されましたがw
音声だけなので表情は見えませんでした。いつか見てみたいですw

それにしても麗奈ちゃんの瞳を死んだ魚のようで……と形容した久美子のナレーションw
思えばシリアスだろうがギャグ交じりだろうが、久美子の語りは、いつも淡々としていますねw

実に性格の悪い、優秀なナレーションだと改めて思いましたw{/netabare}


三話感想
{netabare} 鎧塚さんの演奏をロボットと評した助っ人指導から、
改めて本シリーズは、演奏は技術だけじゃなくハート、
特に青春の経験値が演奏を磨くという音楽観を持った作品だと思い直しました。

練習が全て。という考えで行くと北宇治は内紛の火種も多いですし、
色々と遠回りしていますし、燃費が悪いと思いますw

でもその過程で得た物こそが演奏に面白味をもたらす。
うまくなりたい叫びと愛人パワー?で
府大会では外されたパートに復帰した久美子を見て、
鎧塚さんにも今作でそういう波乱含みの経験が訪れるのかな?
と期待してみたり……。

唯一のオーボエ奏者を失うリスクを冒す、
大変危険な賭けになりそうではありますがw{/netabare}


四話感想
{netabare} オーボエのリードの如く繊細な鎧塚さんの心理を描写した四話。
結果、演奏に感情を取り戻して覚醒するに至ったようです。

1期の麗奈の場合は、孤高のトランペッターから“愛人”持ちになった余裕を、
演奏からも感じ取ることができました。

ですが、鎧塚さんのオーボエは私の耳では麗奈ほどはっきり演奏の変化は分かりませんでしたw
言われてみれば楽しげになったかな?とは思いますが……。

そこで考えるのは、1期に続いて、2期もサントラ出たら買うのか?という私事w

今年の北宇治は2期でも基本、自由曲「三日月の舞」で攻めて行くはずで、
正直、改めてサントラを求める理由はあるのか?というのが迷い所でした。

ただ、四話の段階で既に、
鎧塚さんが覚醒し、上手くなりたい久美子がパートを奪還し、
パーカッションにもテコ入れがなされている様子。

もし、その辺を折り込んだ再録がなされたら、
私はサントラ予約せざるを得ないと思います。
同じ曲でも、あの時の演奏とはここが違うとか語り出したら、
いよいよ吹奏楽ファンですねw(苦笑)

それにしても色んな人が続々と目覚めていくこの吹部。
「三日月の舞」は一体どこまで進化していくのでしょう……。
フリーザやシン・ゴジラみたいに第三形態や第四形態とかまであるのでしょうかw

真の姿を震えて待ちたいと思います。
{/netabare}


五話感想
{netabare} まずは、「三日月の舞」よくフルでやってくれたと私は感謝したいです。

演奏シーンだけ流す演出には賛否両論出るリスクがありますが、
本作は、1期から北宇治の吹奏楽部員が演奏する姿にドラマを感じられるように、
渾身の描写を積み重ねて来たので、個人的には凄く納得しています。
フルで流すならこのタイミングとスタッフも決めていたのでしょうね。

さて、一方、関西大会直前、立華高校の旧友からの電話。
梓はなぜ会場で話し掛けられたら冷静でいられないような状態だったのか、
放送前に発売された件のスピンオフ小説に詳述されています。
……なかなか商売が上手いですねw

私も関西大会前で止まっていた外伝小説読むの再開しようと思います♪
{/netabare}


六話感想
{netabare}
ここまでずっと張り詰めた展開が続いて来た中で、
文化祭回でようやく一息付けた感。
全力投球が続いていた作画もちょっとだけ息抜き?

けれど、そんな穏やかな雰囲気が15分も続かないのが本作w
すぐに台風が襲来して、家庭でも部でもさざ波が……。
作画班も吹き荒れる嵐を背景描写して休む間なしw

静かな中にも繊細な心理描写が重ねられ、
声優陣も休む間なし。

優しいがどこか拒絶を含んだ声って凄いと思います。
滝先生役が櫻井さんで本当に良かった。


ところで、占い師・あすか先輩は、
久美子が胸のことで悩んでいたのを
いつの間に見抜いていたのでしょうかw

改めて彼女の謎の深さを実感すると共に、
次の曲からの一筋縄ではいかない困難を予感し背筋を正されました。{/netabare}


七話感想
{netabare} 本シリーズで一番、意味深な伏線が繰り返し強調されて来た、あすか先輩。

一期でのオーディションなどの騒動時における、ある種、冷めているとも取れる、
中立姿勢の真意はどこにあるのか?
かと思えば、大会前、毎度コメントが熱いのはどういうことなのか?

いよいよ修羅場も展開されて、謎が解き明かされる時!?
……と思いきや、彼女の心理は、
ちょっとビンタが飛んだくらいでは、見えて来ない奥深さ。

せいぜい、ここまで我々はあすか先輩を特別視し過ぎて来たのでは?
という問題提起がなされ、やっと事件の入り口に立てたくらい。

むしろ推理の種が撒き散らされたお陰で、
謎がさらに迷宮入りした感すらあります。

流石は味わいが染み出た演奏に、
さらに、こくとまろやかさが加わった料亭の味を誇るユーフォの使い手。
その秘伝は簡単には解き明かせそうにありません。

全てが語られた後、これまでの先輩の言動を解釈していく。
振り返るのがさらに楽しみになる内容。

わたし、気になります!(笑){/netabare}


八話感想
{netabare} ここまであすかに加え、滝先生、そして今回の久美子の姉と、
二期と言うより、一期の伏線回収が続いています。
個人的に二期はもちろんのこと、一期の評価も上がる一方です。

正直、劇場版で二期に向けて、みぞれのキャラ強調があった一方、
久美子の姉については描写がバッサリ切られていたので、
二期ではあまり触れて来ないのかなと油断していましたが、
久美子の過去共々、掘り下げて来ましたね~。

受験で吹奏楽をやめた葵、やめた傷を引きずっている姉、
やめそうになっているあすか。

受験と部活を巡る今回の問題が、それぞれの視点で立体視され、
さらに次の曲は濃厚に、物語は味わい深くなって行きます。
{/netabare}


九話感想
{netabare}迷宮あすか探索もいよいよ最深部に迫って来た今回。
再三繰り返して来たように、あすかの真意が見える度に、
一期のあすか先輩の言動が味わい深くなっていきます。

……と、そこまでは予想していたのですが、
今回、さらに驚かされたのは、久美子の部屋にあった教本、
「たのしいユーフォニアム」があすか絡みの伏線でもあったこと。

せいぜい、久美子や姉の過去につながる鍵程度にしか考えていなかったのに、
ここであすか先輩につながるとは……何かホント凄いです。


それにしても、今更ながら香織先輩ってホント可愛いですね♪
“あすか先輩を連れ戻すぞ大作戦♪”って素敵な作戦名ですねw

要はあすかの母を茶菓子で口説き落とそうという、
悪く言えば小賢しい作戦なのですがw
香織先輩に猫型のメモ書きで概要を指示されると和んでしまいますw

……香織先輩、よろしければ今度、
あんこうチームの戦車にでも乗りませんかw{/netabare}


十話感想
{netabare}いよいよラスボス戦の様相となった今回。

鉄仮面あすかに立ち向かったユーフォっぽい勇者・久美子。

これまで数々の特別に囲まれて、
主人公にしては我が弱いと感じることも多かった久美子。

一期ではアニメオリジナルエピソードだったと言う十二話にて
主人公としての存在感を見せてくれましたが、
それ以外は主人公と言うより、
ナレーションも務めながら各トラブル源を渡り歩く
狂言回しのようや役割なのかな?とすら感じていました。

それが今回、あすかによる、久美子は対人関係で境界線から先には踏み込まない。
そんな久美子に“みんな”が本音を明かすわけがない等の精神攻撃。
それが姉との関係でグラ付いていた久美子の心の封印解除の覚醒スイッチを押す。
そして響き渡る久美子の空気や世間体じゃない、
あすか先輩に対する本当の気持ち。

私がこれまで久美子に対して抱いていた物足りなさすら、
伏線として回収していく、シナリオ展開の巧みさにうならされました。

レビューではあれこれ御託を並べている私ですが、
ここ数話、本作視聴時は「凄い!」としか言えてませんw


さて……最近のRPGは、ラスボス後に一波乱も二波乱もありがちw

最後、投げかけられる麗奈の意味深な表情。


……ん!?{/netabare}


十一話感想
{netabare}麗奈回。

ここ数話、私もずっと久美子の麗奈への配慮、
滝先生絡みの秘密の麗奈への暴露を見送って来た、
久美子の行動が引っかかっていました。

麗奈ちゃん、そりゃ怒るでしょう……。

久美子は傷つけることも恐れず本音を口を滑らせ……
いやwぶつけてくれる"性格が悪い”娘だからこそ、
麗奈は愛を誓ったのに……。

1期おまつり回で一緒に大吉山に登って麗奈が求める友達観を散々説明したのに……。
サンダルですれた裸足を見せてまで、痛いの嫌いじゃないとアピールしたのに……。

その久美子の秘匿はちょっともう一回、裏山……レベルの裏切りでしょう。

久々に思い切り叫んで、その辺りの引っかかりが取れて、
相当、麗奈びいきの私もスッキリしました。

これで心置きなく次の曲が始まりそうです♪{/netabare}


十二話感想
{netabare}
原作本編ネタバレ回避組ゆえ、二期視聴前まで私は、
北宇治高校吹奏楽部について認識不足がありました。

それは北宇治高校がただの弱小校ではなく、
昔は全国にも行ったこともあった、
かつての強豪校だったということです。

一期でも滝先生の父が顧問やっていたという話などはあったので、
以前はそこそこ吹ける部だったのかな?とは思ってはいましたし、
弱小校の割には麗奈以外にも何だか凄い奏者がちらほらいるしw
結構マニアックな楽器まで揃っていたり、去年の目標は全国(仮)だったり、
自主性の強いパートリーダー会議に本番前の北宇治ファイト!等
まるで強豪校の残滓みたいだし、不思議には思っていました。

ただかつての北宇治が全国にちょくちょく
出場できる程の強豪だったとは認識していませんでした。
(原作ではかつての強豪校設定は一巻あらすじで明記された基本設定だったようです。)

だから、私は二期放送前、
全く勝ち目のない関西大会に挑む絶望感を煽るコメントを残してしまったわけですw
申し訳ありません(汗)

そんな浮き足だった私ですがw
二期では北宇治の古豪としての底力が随所で伝わって来ました。

そもそも顧問からして、北宇治が強かった頃の部員だった妻の遺志を継ぐ者ですし、
その野望完遂のため、OBも助っ人指導にやって来ました。
例え今の演奏がダレていても、かつての伝統や組織が生きていれば、
熱血指導で必ず音楽は蘇るという手応えが滝先生にはあったのでしょう。

よく本作については、こんな短期間で上手くなるなんて現実にあるのか?
という疑問が投げかけられます。
確かに土台のない弱小校なら、いきなり全国なんてあり得ないでしょうが、
かつての強豪メンバーたちの想いや遺産も成就した古豪復活なら
今回の結果は割と現実味のある話だと私は思います。

名古屋に詰めかけたであろうコンクール鑑賞の常連客から見たら、
北宇治……?あぁ、昔、ちょくちょく出ていたところか。
今回、また、全国に出てきたんだな……といった感じでしょうか?

だから私は生意気に色んな事を棚に上げてw敢えてこう言ってみたいと思います。

"おかえり北宇治”{/netabare}


十三話感想
{netabare}不謹慎ながら、私は近年の頻繁すぎる内閣改造や、
組閣と称したアイドルのグループ分けより何より、
本作の北宇治高校吹奏楽部の次の体制が気になっていましたw

結果はリボン部長にポニテ副部長という予想通りの組み合わせ。
あすか先輩は最後までネタを仕込んでくれましたw

来年も吹部は波乱含みで進むとしてw
その次はどうなるのでしょう?
順当に行けば不思議と厄介事の解決に関わってきた久美子が部長でしょうか?
となると副部長は麗奈?いや、世話焼きの緑輝も捨てがたいし、
チームモナカからの葉月もあり得る……。
これは結構紛糾しそうな予感w

……とドロドロした妄想はこの辺にしてw
容赦ない演奏レベルの再現がウリだった本作。
最後も三年生がごっそり抜けて、
素人でも分かるくらいボリュームダウンした「三日月の舞」で、
部活動の振り出しに戻る感と、逆説的な先輩の偉大さ表現と、
別れの季節の寂しさを痛切にぶつけてくれました。


ところで、卒部会のどさくさに
本シリーズ1stPVの「Starting the project」が復活してましたねw
1期劇場版レビューにて、
なかったことにされた主旨のことを書いて申し訳ありませんw

そのまま余興で久美子のユーフォバズーカが火を噴いたりするのでは?
と一瞬身構えましたがw
ハメを外したりせず、ラストのタイトル回収まで綺麗にまとまって良かったです。{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2017/01/06
閲覧 : 614
サンキュー:

88

mame さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良かった!!

良い青春アニメでした!!

1期より人の感情が濃くなり人の成長が見れました!なんか良い部だなぁってしみじみ思ってしまいました!

投稿 : 2017/01/06
閲覧 : 147
サンキュー:

5

ネタバレ

かしろん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ただただ凄い作品でした

【最終話を見て
 最後まで見て を追加】

【不穏なOP】
{netabare}1期最終話の感想でも触れたあすか先輩関係。
1期、コンクール演奏前の
「終わりなんて寂しい。夏が続けばいいのに」
「終わりじゃないですよ。全国行くんですから」
「そうだったね。それが目標だったね」
だかいう会話。
そして、結果発表時の表情。
気になる1期の最終話だった。

そして、始まった2期OP。
サビまでは白黒。
白黒=想い出。
最初にドンとひまわりが描かれることで夏と分かる。
1話冒頭では、それと対象的に雪が降っていることから、OPのサビまでの白黒シーン
は夏の思い出が描かれていることが分かる。
あすか先輩が終わってほしくないと願った夏だ。
楽しそうに夏服で練習しているシーンが続く。
そのサビ前までの白黒シーンで、ラストに何が描かれているか。
ユーフォを吹くあすか先輩が振り返り、消える。
そこに現れるのは、あすか先輩の視線を受けてユーフォを吹く久美子。
そう、まるでバトンタッチだ。

そして、サビへと移りカラーとなる。
描かれるコンクールの合奏シーン。
1期OPと被せているんだが、ここに演奏するあすか先輩は描かれない。1期OPでは
サビ直後に3年生3人が真っ先に描かれていたのに、だ。
その演奏シーンもラストに描かれる久美子はたった1人で背中から。しかも影が多く
寂しそうにも見える。

そして、最後に題名出しながらカットをパンパンと挟んでくる。
その挟まれるカットの最後に描かれているもの。
それは笑顔のあすか先輩と久美子。
ユーフォという作品を考えた場合、普通にやれば最後に挟むであろうカットは久美子と
麗奈だ。
それを差し置いてでも最後に入れてきたあすか先輩と久美子というカット。

そして、OPで違和感たっぷりのカットが演奏シーンに挟まれている。
それは、姉が久美子と秀一にトロンボーンを教えるカット。
1話でことさら強調されて描いてきた姉と久美子の関係。
久美子に楽器を教えてくれた姉という存在。
楽器を吹く事を辞めた姉という存在。

あすか先輩の今後、久美子の今後がとっても不安になるOPでした。
そして、今期一番の期待作として楽しみなのです。

10/21加筆
全く検討が付かなかったのでノータッチだったんだけど、あの4人は滝先生と奥さん
+2名なのか。
それと、姉が久美子と秀一にトロンボーンを教えるカットの後は、秀一がトロンボーン
を吹いているシーンなんだよね。
あれって・・・秀一の初恋の相手はお姉ちゃんってこと?

11/19加筆
OPがカラーになって分かったこと2点。
1.冒頭の向日葵はただの向日葵ではなくイタリアンホワイト。滝先生が奥さんの墓前に
手向けたであろう花。花言葉は「あなたを想い続けます」だそうな。
2.バトンタッチっぽく見える、と書いたシーンの直前。
セピア色で描かれるユーフォを触る手。
セピア色をしていることから過去。
ピストンを押す指があすか先輩の指と重なる描き方をしているということはあのセピア色の
過去はあすか先輩の幼少期。よく見ると爪が小さく丸い。
あすか先輩は幼少期からユーフォに触れる機会があった、ということ。
「娘は私が一人で育ててきた」
「あんな楽器を続けてる事自体が私へのアテツケ」
という母親の言葉を考えると、あすか先輩は母子家庭で、なんらかの事情で離れ離れに
なった父親がユーフォをやっていた、ということなのか?{/netabare}

【1話見て 街の明かり】
{netabare}1時間の特別枠ということで、やろうとしてることの宣言はしっかりと
出来ている1話でした。

 関西大会に向けて全体的に一段上に行かないといけない
   ↓
 全体的におとなしい。パートごとに意見を言い合うくらいが良い
   ↓
 去年の大量離脱事件で意見の言い合いは避けていた
   ↓
 言い合いするにはそれの総括が必要
   ↓
 傘木希美が復帰を希望することで、否応無しに去年の問題と向き合うことに

まぁ、キレイな流れである。
そこに、希美先輩の復帰を断固拒絶するあすか先輩の真意とかが絡んでくることで、
OPで見せているあすか先輩と久美子の関係性も深化させていくのかな。

画は相変わらず綺麗。
演出は1期後半ほどガンガンに盛り込んでくるってことは無し。見ていると、
「1期ならここでカメラを揺らしてただろうなぁ」
とか
「ピントボカシしそうな場面なのになぁ」
とか少しだけ気になりながら。

お気に入りの場面は後半の入り。中学時代の鎧塚先輩達がバスに乗っているシーン。
鎧塚先輩の目にバスの窓に映った街の明かりを重ねてるところ。
涙を表現してるよね。
前半ではクールというか感情があんまりないキャラとして描いてる鎧塚先輩なんだけど、
これを入れることで、ちゃんとコンクールでの銀を悔しがるキャラだと分かる。
故に、
高校で金を取ろうと約束したはずの希美が辞めてしまったこと
その希美が復帰したいと言ってきていること
に対して様々な感情が渦巻いているのも納得。

1話最後はお祭り。
麗奈と久美子の絡みをガッツリと。
1話からこれをやってきたということは、逆にいうと、2期ではそれほどこの組み合わせ
でガッツリとしたレズレズシーンはやらないよ、という宣言なのかな。
1話でガッツリ見せたから満足だろっ!みたいに。

そして、次のプール回(web次回予告より)が楽しみなのです。{/netabare}

【2話見て あれ・・・?】
{netabare}プール回&合宿突入。
1話でタップリとレズレズ見せたし、2話もAはプールで視聴者サービスしとくかっ!
これからちょっと重たい方向に進んでいくしねっ!
という制作側のさーびすさーびすぅかと思ったら、原作もこのタイミングでプールだそうな。

さて。
なんか、演出面で「あれ・・・?」と思うところがちょこちょこと。
1つはAパートのプールでの希美先輩と久美子の会話シーン。
希美先輩の持ってるジュースから雫を垂らす。
それで涙を表現するんだけど、その前に希美先輩の涙目を画面で出しちゃってるんだよね。
例えばだけど、「氷菓」の長編第3部「クドリャフカの順番」では、
{netabare}  河内先輩が涙を流すシーンで、河内先輩の涙目は映さず、溢れた涙が
  手摺に書いたキャラの目に落ちる{/netabare}
って処理をしてるじゃん。
雫を垂らすなら涙目いらないし、涙目映すなら雫はいらない。
馬から落馬、みたいな蛇足感。
久美子の「泣き顔を見ちゃいけない」って視点移動かとも思ったけど、それならお得意の
画面揺らし処理をしてるはずだしね。
1つはBパートの鎧塚先輩と久美子の会話シーン。
コンクールの是非について会話をし、鎧塚先輩が吹奏楽を続ける理由を問われる。
中断したリズムゲームの"続ける""やめる"の選択肢を吹奏楽の"続ける""やめる"を掛けてる
んだけど、なんか、スマートさに欠ける印象。

Aパートのボカシをつかったフォーカス移動も過剰気味だし・・・
Bパートの入りの「トンネル抜けたら新天地」も手垢がついた処理だし・・・

流され系だった久美子が1期で麗奈と関わり成長した。
2期では色んな人と関わることで更なる成長をしていくのだろう。
物語として面白く、絵面も高水準なだけに、さらなる高みを目指して欲しい。{/netabare}

【3話見て 今更気づく、吹奏楽=アニメ制作】
{netabare}今更なんだけど、このユーフォのクオリティの高い理由が分かった。
吹奏楽=アニメの制作
なんだね。
ただ上手いだけでは良いものは出来ない。
個々が何を表現したいのか。
それをぶつけ合い、融合させ、指揮者がまとめ上げることで、最高のものが仕上がる。
これを作品でドーンと言っちゃったら、そりゃ低クオリティなものは作れないわ。
それこそ作画崩壊なんぞしようもんなら
「いやいや、お前らがガンバレよ・・・」
って総ツッコミのギャグアニメになるしね。

あと、今回の話を見てて、なんとなく今年のノーベル文学賞を想起した。
ご存知の通り、文学賞に歌手のボブ・ディランが選ばれた。
ニュース番組など見ていると、毎年恒例ハルキストの残念会とともに、何故ボブ・ディラン
が選ばれたのか「反戦など時代を映す鏡として云々」という説明がされていた。
その一方で、作家の一部からは
「文学に対する冒涜だ」
という声も有ったとか無かったとか。
そんなノーベル文学賞なんだけど、この選定に
「歌詞と曲で歌というものを出しているのに、勝手に片方だけ切り離して、勝手に文学だと
 騒ぐな。
 私達だけは分かってますよー、みたいなオナニーの道具にするな。」
と言えるのは、受賞したボブ・ディラン自身だけだよね、みたいな。


さて。本編。
3話で2年生ゴタゴタ編の解決が明示された。
各個それぞれがそれぞれのことを思いやってる結果として、一気に解決する手段が
無く停滞してるって感じなのかな。

 鎧塚先輩と希美先輩の和解
   ↓
 希美先輩の吹部復帰
   ↓
 鎧塚先輩がオーボエを吹く意義を見出し一皮むける
   ↓
 吹部全体の底上げ

何度か桜舞い散る中で希美先輩が鎧塚先輩の手を引くカットが挟み込まれているん
だけど、鎧塚先輩にとって希美先輩はコンクール金という目標に向けて手を引いて
くれる役割だった。
それが、いきなりバッサリ、なんの断りもなく手を引くのを止めて、吹部も辞めて。
自分にはオーボエしかない、って感じでそれを続けてはいるけど、そこに意義や
意味は見出だせず。
感情を表に出すことが苦手だから、心に鬱屈としたものを溜め込んでいってしまって、
希美先輩の顔を見るだけ、演奏を聞くだけで気持ちが悪くなるようになる。
希美先輩は希美先輩で、プールで話したように、1年から選抜メンバーに選ばれている
鎧塚先輩に対して思うところが無いわけじゃない。
ぶっちゃければ、希美先輩が辞める時に2人で大喧嘩してりゃ事は済んでいたような
気もしないでもないが、ややこしいかな、あぁ、青春。

はてさて。
これの解決には久美子では荷が重い。
2年ゴタゴタ編ではどちらかと言うと狂言回しだし。
麗奈が出てくと破談に終わる。
あすか先輩なのか、2年一同なのか、それとも・・・・{/netabare}

【4話見て "言わなかった"ではなく"言えなかった"】
{netabare}希美とみぞれの会話。
「何か嫌われることした?私、バカだから分からない」
「退部のこと話してくれなかった」
「一所懸命頑張ってたみぞれに退部の話なんか出来ないよ」

嘘である。
いや、本当のことでもあるから嘘でもないか。
優しい嘘、なのかな。
希美の本音はプールで久美子に漏らした言葉。
「オーボエが一人だけだったとはいえあの娘は最初から選抜だった」
中学の時の悔しさを晴らそうと、真面目に一所懸命頑張り、3年生に頭を下げ、
そうやってやってるのに3年が選抜メンバー。
こんな状況に自分がクサって行く中で、無条件でメンバー入りするみぞれに全く
思うところが無いはずがない。
「私はこんなに頑張ってるのに、何であの娘だけメンバー入り・・・」
ヤッカミだ。
理不尽だし、みぞれに全く非が無いことも分かってる。
それでも思わずにはいられない。
退部の話をみぞれにしなかったのではない。
出来なかったのだ。
だけど、この場でその話をしても仕方が無いし、それこそ部を混乱させることに
なる。
だから、自分を「バカだ」と貶めることで話を収めた。
優しい嘘。

最後に3年のクラスであすか先輩と久美子が会話する。
「みぞれが希美に固執するのは孤独が怖いから。優子は保険だ」
「うがった見方をしすぎですよ(怒りモード)」
「うがったかぁ」
この会話、あすか先輩はまるで一方的にみぞれを攻めているように感じる。
が、あすか先輩としては上に書いた希美の本音を分かっているから
「お互い様だよね」
と言っているだけ。

さて。
また光と影を使った演出をやってきた。
私が好きなシーン。1期の11話。愛の告白。
 悩む麗奈に影が差し、励ます久美子に光が当たる。
 光を求めて久美子に近寄る麗奈。
 励ましにより吹っ切れた麗奈に眩しいほどの光が当たる。
という、心境を光と影で表現する演出。
悩むみぞれを光に引っ張り上げていくその役目はデカリボン優子。
香織先輩関係では困ったちゃんだが、それ意外のところではしっかりと心配り
の出来る良い娘。
何のために続けてきたのか。
希美との関係のためだけじゃない。
中学の時のことを晴らそうと頑張ってきたこと。
努力が報われる嬉しさ。
これ気付かせたのは大きい。
だから、影から光へ連れ出すのは、希美ではなくて優子。

優子の涙をみぞれの頬に落とすならみぞれの涙はいらないなぁ。希美との会話
まで涙目はとっておけば良いのに、と思わないでもないが。

2年生ゴタゴタ編終了。
2期に入り、4話掛けて、
それぞれにとっての、コンクールとは何か、演奏するとは何か
をやってきた。
久美子にとってのコンクールとは、演奏するとは。
漠然とした「特別」という言葉に具体的な意味を見出していくことになるのかな。
続きがきになるのです。{/netabare}

【4話まで見て 勝手に思いを巡らせる】
俺ガイル2期でもやってた、原作未読故の楽しみ方。
{netabare}みぞれ
4話での、人が怖い、ボッチだ、との独白シーンで、希美が先生と思われる
人と話をしている。
その後、希美がみぞれに初めて話しかけるシーンになる。
これは
「あの子、誰とも話さず浮いちゃってるから気にかけてくれない?」
「えぇ、いいですよ」
という先生と希美の会話がなされている明示。
そんなきっかけだとはみぞれは知らない。
みぞれは吹部に引き入れられオーボエ奏者として才能を開花する。
オーボエという自分の知らなかった才能に気づくきっかけをくれた希美に固執
することとなり、演奏は希美との繋がりのためになっていく。
その実、1話でのバスシーンの演出のように、感情を表に出すのが苦手なだけ
で、コンクール銀を悔しがるなど、音楽に対する熱はしっかりと持っている。

希美
中学3年時は吹部の部長。上記のことを頼まれるなど、人当たりが良く、面倒
見が良く、行動力のあるリーダー気質。
だが、自分が率いた吹部は金確実と目された大会で銀止まり。彼女のリーダー
シップの限界。
これは彼女にとって大きな挫折。
高校でこの雪辱を晴らすとみぞれ及び部員たちと誓う。
だが、入った高校で3年がグズグズ。
なんとか大会で金を取ろうと奔走するが、返って反発を招き、孤立していくこと
となる。
また、実力はある(久美子に南中のフルートと聞き分けをされている)のに、年功
序列でサボっている3年がメンバー入りするシステムに納得行かず。
結果、南中の吹部だったメンバーに声をかけて大量退部事件をおこす。
この時、みぞれには声をかけず。
この声かけず事案の理由を作中では
「一人でもクサらず一所懸命やってた。そんな人に声はかけれなかった」
と言うが、一所懸命やってたのは全員一緒では?
またプールで、オーボエが吹部に一人だけだし、とも言っていたが、自分が辞める
吹部からオーボエがいなくなろうが困ろうがどうでも良いはず。
やはり、
「自分はメンバー入り出来ないのにあの娘だけ・・・」
「あの娘は悪くないのにこんなことを思ってしまう自分が・・・」
が原因で声を掛けれなかった。
だから、辞めてからずーっとみぞれと話すことが出来なかった。

打算的
みぞれの場合
なんだかんだで一人は寂しい。希美との絆は切れちゃったかもだけど、南中吹部
出身ってことで優子がカマッてくれてる。同情なんだろうけど、一人よりはマシ。
やっぱり一人は寂しい。
希美の場合
吹部に戻りたいけどあすか先輩の許しが出ない。戻っても役に立たないって言わ
れた。1年の久美子ちゃんに話をしてみたけど打開策はさなそう。
そういえば、夏希がみぞれのオーボエが調子悪いって言ってた。話しかけるの
久しぶりだけど、アドバイスでも出来たら役に立てるかな。
あすか先輩(2年時)の場合
フルートの娘が1年を引き連れて辞めるようだ。大会で銀止まりだったとはいえ、
南中のメンバーに辞められるのは吹部にとって痛いだろう。出来るか分からない
けど、一度引き止めておくか。

この辺があるから、
「案外、人って、打算的に動くものだと思う」
と久美子に話す。

あすか先輩(3年時)の場合、が難しい。
単純に、希美とみぞれを両天秤にかけただけなのか。
何らかの理由でみぞれの演奏が1年初期のように戻ることを止めたかったのか。{/netabare}

【5話見て 圧巻の7分間】
{netabare}凄いものに出会ってしまうと、感想とあらすじがゴッチャになるなぁ。
シーンに対して思うことが多くなるからしゃあないと思っておこう。

最初に苦言。
出来れば、ここまでの話のなかで、パートリーダーだけでもいいから、議論と言うか
話し合いをしているカットを入れて欲しかった。
それが必要だし大事と言ってたし。
以上。

短いAパート。
関西大会前日。
「やっぱ怖くなってきた」の時にチラ見せする横っ腹がエロい。
水着よりもコッチのほうがドキッとする。
希美、みぞれコンビの公園シーンで”火気厳禁”って・・・燃え盛るほどなのかっ!
部長、香織先輩コンビは学校に一礼。負け=引退が直結なんだろうね、3年生。
あすか先輩。1期でも出てた質素な自室で全国大会のホムペを見つめる。10/23。
その後ろにはセンターなど、大学入試関係の本。
決して裕福ではないあすか先輩は大学が公立一択。センターが控えているのに全国は
10月終わり。この辺の話+αがあすか先輩問題になるのかな?

圧巻のBパート。
立華銀。あずさの顔は映さず。
合奏前音出し。
1期でやった音が合ったからペットボトルの水が波紋を起こす、なんてシーンは無い。
既にそんなレベルは超えているから。
滝先生挨拶。「深呼吸してー笑顔でー」「ですよねー」
あすか先輩の激。
「関西で満足したくない。全国に宇治北の音を響かせたい。」
本音。上記のような問題はあるんだが、今を精一杯やりたい心。
部長の「きたうじ~ ふぁいとぉ~」。いい感じに力が抜けますな。
みぞれのソロは希美の為に宣言。
麗奈のソロは久美子の為に宣言。
香織先輩は優子に後を託す。上記の学校へ礼の流れ。
そして、演奏が始まるっ!と思ったら、プロヴァンスの風はバッサリカット。
え・・・?
と思っていたら、圧巻の7分間が始まるのだった。
三日月の舞。フルヴァージョン。
「あ?手?指?いくらでも見せてやるよ」と言わんばかりの演奏シーン。
滝先生の細かい指揮での腕、指使い。
各自が少し汗ばむことで、こちらへも伝わってくる息苦しいほどの緊張感。
周りが暗くなり、指揮の滝先生と周りの奏者と光のみに包まれ、ゾーンへと突入して
いく感覚。
麗奈のソロは久美子の為に。久美子は麗奈との想い出が心の中に蘇る。
みぞれのソロは希美の為に。それは希美に十分伝わる。
スローテンポからアップテンポへ。
久美子がてこずり、一時はあすかのソロへとされていたパート。
練習に練習を積み重ね、久美子がもぎ取ったパート。
ここで一瞬滝先生の顔が映る。
メガネの奥の瞳は見せない。
これは1期の「はい、出来ます!」の演出の被せ。嬉しい時の演出。
そこに更にプラスされるのは、口元。
軽く微笑んでる。
滝先生、ここからずーっと微笑んでる。
そりゃそうだろう。自らが指導し、率いてるメンバーがこれだけ完璧なものを演奏して
くれているのだから。
そして、カットを短く入れることで各自の思いを乗せて、クライマックスへ。
汗を滴らせて、腕を振り下げ、演奏が終わる。

予定調和だが感動のCパート
結果発表。
 16番京都府代表北宇治高等学校。ゴールド、金賞。
涙は流さない。目標はソコじゃないから。ダメ金ではダメだから。
そして、全国大会選出校発表。
 最後に、16番京都府代表北宇治高等学校。
お題目のように、ただ、なんとなく思っていた全国という言葉。
それが本気となり、それを掴みにいき、掴み取った栄光。
久美子は後ろに座っているみぞれに問う。
「コンクールはまだ嫌いですか?」
微笑むみぞれが答える
「たった今、好きになった」

もし、負けていたらどうだっただろう。
それでも、コンクールに対しての嫌な感情は減っているのでは、と思う。
演奏する楽しさ、合奏する楽しさ。
そして、負ける悔しさを本気で感じることが出来る場所だから。

演出、作画、構成。全てがお見事。
毎週放送のTVアニメでこんなに素晴らしいものを届けてくれて有難う!{/netabare}

【6話見て お大事に】
{netabare}久美子、鼻声でしたな。お大事にして下さいませ。

さて。
物理的に嵐でずぶ濡れになる、指揮者滝先生。
状況的に嵐になりそうな、文化祭でタクトを振るあすか先輩。
あめふりコンダクター。
なるほどね、なサブタイトルです。

関西大会を終え、一段落ついたところでOP前半に色がつきました。
ひまわり、そういう意味があったんですね。

文化祭はそのとおりお祭りでした。主要人物はとりあえず全員出すぜー!感。
秀一も大変そうですね。1話お祭りでの麗奈の対応を見る限り、麗奈に男を
見せないと久美子には近づけなさそうです。最強小姑。

お姉さん関係。
ここでも続ける辞める問題です。
トロンボーンを辞めて勉強し、大学に入った姉。
ユーフォを続けて、全国大会に出場することになった妹。
姉は妹に対し、妹は姉に対して、色々と思うことはありそうです。
久美子が楽器を初めたのもお姉さんの影響だしね。

滝先生。
そういう思いを持って指導してたんですね。いろんな伏線が回収されていってる
と実感できる話でした。
そういえば、指輪。
新山先生の左薬指、徹底して画面に写してなかったなぁ・・・

あすか先輩。
3年生引退のナレーション。
早練するあすか先輩と学校を訪れた女性の交互のカット。
ここからあすか先輩エピソード開始なのかな。
そして、次の話が気になるのです。{/netabare}

【7話見て 物足りない食い足りない】
{netabare}うーん・・・物足りない、食い足りない1話だった。

あすか先輩の続ける辞める問題。
典型的情緒不安定母とあすか先輩の関係性。なんで楽器を続けることが母親への
アテツケになるのか。
あすか先輩と夏希先輩のお話内容。
これから明かされていくことになるんだろうけど。

部長が部長らしいことしたなぁ、以外の話が食い足りないんだよね。
普通に話を進めるなら
 ・あすか先輩、練習に参加しなくなる
 ・全体の士気が落ちる
 ・部長が叱咤し部員の士気を上げる
 ・あすか先輩当日不参加も、部長の士気向上効果もありなんとか形になる
 ・部長、ソロパート直前に会場に見に来ているあすか先輩を発見。
  見せつけるようにソロパートを熱奏
 ・あすか先輩、一歩離れた位置から吹部を見てて
  「やっぱりあの中で吹きたい、全国で一緒に吹きたい」
  と新たな決意をする
  (台詞で言わせず、ギュっと拳を握る、とか)
みたくやって、あすか先輩という支柱を失ってもやれるという自信を部全体が
持つと同時に、あすか先輩の意志確定話にすると思うんだが・・・
全国でやる曲とは違うんだし、あすか先輩があの演奏に加わる意味があまり
見出だせない1話だったなぁ。

全体演奏も良いんだけど、あの5話を見ちゃうと・・・ねぇ・・・

デカリボン、次期部長にでもなりそうな描かれ方だなぁ。
実直で、面倒見が良く、率先して先生に疑問をぶつける。
1期での香織先輩関係での困ったちゃんっぷりが懐かしい。{/netabare}

【8話見て プリン】
{netabare}親は子の将来を思い、子は自分の現在と未来を思い。
姉ちゃん問題とあすか先輩問題を重ねて。
悪気のある話ではないから難しいですわね。

だけど、姉ちゃん問題は姉ちゃん無理筋だよね。
大学3年生で、大学今すぐ辞めて美容師になるための学校に行きたい。
何故今じゃなきゃダメなのか、を示せない時点で説得するのは無理だわ。
普通なら
 大学卒業したら美容師になるための学校に行きたい。
 4年で残りの単位と卒論やったらバイトに明け暮れる。
 お金貯めて美容師学校の頭金にする。
 だから、就活をしないことを認めて欲しい。
だよね。
妹の活躍にアテられた、って話なんだろうけど、単位とか就活とか他の問題から
逃げてるようにすら感じるよ。

しかし・・・ママさん。
抹茶じゃないやつってプリン頼まれると、ほうじ茶プリン買ってくるのか。{/netabare}

【9話見て 自分が自分であるため】
{netabare}あすか先輩の家、金持ちかっ!ミスリードに完全に引っ掛かった・・・
原作未読故の楽しみかた。

さて。
あすか先輩の諸事情が明かされた1話でした。

まずは対親。
母親を「おかしい人」だが「嫌いじゃない」というあすか先輩。
久美子のお得意の言いにくい一言ズバリ「嫌いなんですよね」に対して本音を吐露。
好き嫌いではなく枷だ、と。
その人の理想とする幸せの中に吹奏楽は無い、と。
自分の母親を枷という、そんなあすか先輩にとっての自己の確立。
それは、父親から受け継いだユーフォ奏者としての才能。
母親への反抗、そんな気持ちもあるだろうが、あすか先輩にとってユーフォを吹く、
というのは自分が自分であるための手段。

次に対香織先輩。
靴紐結びのときに久美子は垣間見てしまう。
あすか先輩が香織先輩のことをどう思っているのか。
可愛く世話焼きな良い娘の香織先輩。
あすか先輩からすれば過干渉な母親をダブらせるタイプなんだろう。
しかも、あすか先輩は自己の確立でユーフォを吹いているのに対し、香織先輩は楽しい
し好きだからトランペットを吹いている。
あすか先輩からすれば「一緒にされたくないタイプの人」ってところだろうか。
そんな人から貰ったグラスでジュースを出すあすか先輩、恐るべし。

そして対久美子。
自らを”ユーフォっぽくない”、久美子を”ユーフォっぽい”と評するあすか先輩。
あすか先輩の言う”ユーフォっぽい”は、分かりやすく言うと、想像する父親像。
逆に”ユーフォっぽくない”は母親に似ていることの自覚。
2歳から全く合っていない父親のことは想像するしか無く、
「きっとユーフォがお似合いの人物なんだろう」
という想像のしていたはず。
そんな想像のようにユーフォが似合う久美子にあすか先輩は言う。
「父親の作った曲の演奏をコテンパンに否定して欲しいのかも」
久美子は答える。
「あすか先輩のユーフォが好きだ。
 暖かくてやさしいあの曲が大好きだ。
 今すぐ吹いて欲しいくらいに」
夕日の温かく淡いオレンジ色に染まる部屋であすか先輩は久美子にユーフォ奏者としての
承認を受ける。

父から受け継いだユーフォ奏者としての才能を持つあすか先輩が、心に抱いていた
父親のようにユーフォが似合う久美子から受けた承認。
そりゃ、見せたことがない笑顔を久美子に見せますわな、と。


Aパート、麗奈が可愛かったです。指が触れただけであんなになるかね。

それぞれがそれぞれの思いを持って全国へ。続きが気になるのです。{/netabare}

【10話見て 青春だなぁ】
{netabare}お姉ちゃん問題とあすか先輩問題解決編。
10話は久美子役の黒沢ともよの演技が光る1話でした。
「お姉ちゃんよりは」の言い方が良いです。

お姉ちゃん問題
8話感想で書いた「何故1年待てないのか」など腑に落ちない点はあるけれど、
お姉ちゃん問題にケリ。
鍋の汚れを落としながら、心の澱みと取り払って本音トーク。
失って気づくその大切さ。
電車の中で不意に溢れる涙。
「私も、寂しいよ・・・」
思わず溢れる本音。
そのお姉ちゃんが全国に見に来ることで、久美子に全国で吹く具体的な意義が
与えられました。きれいな流れですね。

あすか先輩問題
お姉ちゃん問題を受けての解決。
相手の心を動かす言葉。
「皆んなが・・・」「全員が・・・」
そんな取り繕う言葉では相手に届かない。
「私が先輩と同じ舞台で吹きたいんだ」
大人でもない子供でもない高校生という立場。
思いっきり子供っぽい我儘を相手の心に突き刺す。
そして、
「あなたも子供になれ」
という言葉で相手も落とす。
落ちた先輩は母親に我儘を言う。
「部活を続けさせてくれ」
ただし、お姉ちゃん問題と違って、”試験の結果”という反論させない盾を
構えて。

なんか、もう、青春だなっ!{/netabare}

【11話見て 翻らないスカート】
{netabare}麗奈問題解決編。
1期は関西大会へ、が目標で、2期はその関西大会が通過点となっている。
じゃあ、出場する全国大会でどうするのか。
全国出場が決定して、そこで個々が吹く意義の確立をしているところ。
麗奈は愛する滝先生に金を取らせてあげることが全国で吹く意義となった。

あすか先輩復帰
「ちょっぴり、大人になったのかも」
子供っぽい久美子の我儘を受けて、子供の我儘での復帰でこの台詞。
そして久美子との目配せ。
あすか先輩、いいキャラだな。
そして、夏希とあすか先輩の会話。
2人ともいいキャラだなっ!

大吉山登山
1期8話でも2人で登った夜の大吉山。
その時は、気になってた久美子とサシで話せる機会を得てワクワクな麗奈の心情
そのまんまにワンピースの裾が翻りまくりだったけど、今回は滝先生の奥さん
問題を抱えて落ち込んでいる心情そのまんまにスカートも翻らずに落ち着いた
動きのみ。こういう2期ものとしての楽しませ方は素直に楽しい。
久美子が「私、応援してるよ」と言うも、滝先生が墓前に供える為にイタリアン
ホワイトを買ったことを知っていることからトーンが上がらず、その落ち方から
察した麗奈は心が晴れずに直接対決に望むこととなる。
麗奈はやっぱ麗奈だ。

ロリ麗奈
えらく幼く描いてるけど小学校何年生くらいなんだろうね、滝先生との初対面。
同学年の女の子とピアノの練習をするも、
「頑張れって言うけど麗奈ちゃん家とは違う。ウチにはピアノなんて無い」
と拒否られる。=麗奈が特別なステージいるということ。
なので、同ステージではなく、上のステージにいている大人な滝先生に惚れる。

麗奈中学時代
何年生だろうね。
夏服、「周りの音を聴けと先輩に怒られる」と言っているし、1年の夏なのかな。
2年生なら丸っと1年以上一緒にやってる先輩を実力で黙らせているだろうし。
で、滝先生から楽譜を渡される。
「私にはもう必要ないものなので」という台詞と同時にわざわざ滝先生の左手を
アップにする。
薬指に指輪が無い。
このちょい前に奥さんと死別していると推測される。
ロリ麗奈との初対面時に滝先生がトロンボーンを持っていたことを考えると、
奥さんがトランペット奏者で、この楽譜は奥さんのものだったのかなぁ、と。
伸び上がっていくような、もっと上手くなりたい、もっと遠くに行きたい、という
高いところを目指す麗奈の音が奥さんの演奏に似ていたから楽譜を託したのかなぁ、
とか想像してしまう。

直接対決
麗奈、左手薬指確認。2段階アップのクドい演出が楽しい。
大吉山登山での久美子の声のトーンから察した麗奈が滝先生に直接対決を挑む。
結果、惨敗。滝先生の奥さん愛を確認させられた。
消火栓が一瞬画面に出るも、そんなことで愛の炎が消える麗奈では無かった。
麗奈はやっぱ麗奈だ。

そして墓参り
事情を知る久美子を連れての墓参り。
枯れてないイタリアンホワイトがあることから、ちょくちょく滝先生が墓参りを
していることが窺い知れる。
なんとお参りしたのか問われた麗奈は答える。
「金を取りたい。滝先生の夢を叶えてあげたい」
麗奈の顔が朝日に照らされていく。
麗奈が全国で吹く意義の確立。恒例の光での演出。
響き渡るトランペットの音を受けてトンビが飛んでいく。
伸び上がっていくような、もっと上手くなりたい、もっと遠くに行きたい、という
高いところを目指す麗奈の音のように、高い空へ。

そして、全国大会が始まるのです、かな?{/netabare}

【12話見て おぉ、地元】
{netabare}みぞれ先輩の内向的を表現する内股が可愛いです。

いざ、全国の舞台
そんな舞台での麗奈の行動に着目。
Bパート冒頭、草原に一人で物憂げに座る。
指揮者賞で滝先生に「好きです」と告白する。
結果発表後、トランペット隊の集まりで香織先輩に謝る。
デカリボン先輩と来年の雪辱を誓う。
滝先生に再び告白するも軽くあしらわれる。

これらのことから想像されること。
麗奈が特別では無くなった、若しくは特別感が薄れた。

Aパートは「さぁ、全国の舞台で演奏」というところで締め。
Bパート冒頭で上記のシーンであることから、演奏シーンはバッサリカットされている。
その演奏がどうだったのか。
結果、銅賞というところから、完璧な演奏では無かったことが分かる。
じゃあ、その中での麗奈の出来は。
草原で物憂げに座り、香織先輩に謝り。
つまり、ソロパートで思った以上の演奏が出来なかったのだ。
特別になりたい、と孤高の存在だった麗奈も、恋する乙女として、滝先生の願いである
全国で金を取らせたいと強く思うあまり、本来の力が出せない状況になってしまっていた。
それを表すシーンとして
・布団を抜け出した久美子が戻って来て起きる描写がない
・演奏前に久美子と話をしていない
これらから通常の精神状態では無かったことが伺える。
特に演奏前の久美子との会話。
これ、1期で麗奈と香織先輩のソロ対決でもやってたよね。
・麗奈は久美子と会話をして落ち着いて演奏
・香織先輩はあすか先輩と会話出来ずに演奏前に唇が震える
ここまで大会演奏前に久美子と会話をしていた麗奈がここにきて話せなかった、話す精神
状態ではなかったのはらしくない。
また、麗奈がデカリボン先輩と来年の雪辱を誓い合っている。
これは麗奈の孤高感の薄れだ。
また、指揮者賞時、表彰後に滝先生に告白をしている。
これは滝先生の特別になりたい気持ちの表れ。
だが、軽くいなされて、デカリボン先輩に慰められて終わっている。
これらのことから、麗奈が「孤高な特別」から別ステージに変わったことが伺える。

サファイア策士
あの花の花言葉を知った上で誕生日プレゼントを送らせるサファイアちゃん。
勿論、秀一にはその意味を教えなかったことだろう。
恐るべし。

ド地元
全日本吹奏楽コンクール。
会場は名古屋国際会議場です。
ウチの近くです。ド地元です。
葵ちゃんが出てくる駅。名古屋地下鉄名港線日比野駅です。
何番出口かは知りませんが、ヤマナカ日比野店に出てくる出口です。
名古屋国際会議場へ行くにはこの出口が一番近いです。
で、葵ちゃんが出てくるシーン。後ろにぼんやりと紫ピンクと黒のストライプの
お店が映ります。
これ、ペリカン日比野店ですね。
パン屋兼カフェで、このストライプの場所は窓口販売でクレープが買えます。
このお店、今年の10/6に開店したばっかなんですよね。
で、放送が12/21。
いつロケハンに来て、いつ出来た背景なんだと。
京アニって凄い作画だから結構余裕のあるスケジュールで制作しているのかと
思ってたんですが、結構、カツカツなのかもね。{/netabare}

【最終話見て 響け!ユーフォニアム】
{netabare}2期9話サブタイトル「ひびけ!ユーフォニアム」。
それすらも伏線だったのか。
いやはや。綺麗な最終話でした。

花のヘアピン
サファイアと葉月に促されて秀一を追いかける久美子。
「ヘアピンくれたこと、言いふらしてないでしょうね?」
いやいやいや。プレゼントくれた時に
「川島に聞いたら嬉々として教えてくれた」
って秀一本人から聞いてるじゃん。
全国大会演奏時に楽譜置きにヘアピンを置いてた久美子。秀一に対する思いの一端。
だけど、本人前にするとこんな質問しちゃうほどの奥手さん。
可愛い一瞬でした。
あー・・・
コンビニ前での麗奈の太ももアップ。ニーハイの食い込み具合。
エロいなっ!

卒部会
3年の演奏。ジャズってことで良いのかな。曲名は「Starting the Project」。
そういえば、この1期放送前に公開されたPVのBGMがこれだったなぁ、と
思い出す。2期公開前PVもジャズだったね。
1、2年演奏。トランペットソロを吹く麗奈。これまで仏頂面だったデカリボン
先輩も今では温和な顔でそれを見守る。
その演奏に合わせて思わず動いてしまう香織先輩の手。
全てを納得しているとはいえ、それでもソロを吹けなかった悔しさがある証拠。
熱いですな。

姉との経験を経て・・・
全国大会が終わり、3年生が引退。モヤモヤを抱える久美子。
姉との別離で素直な気持ちをぶつけることが出来た久美子が次に思いを告げる相手。
1期で麗奈が語った”特別”。
その曖昧な”特別”という言葉の意味を、久美子の一番側で体現し続けていた存在。
その特別さ故に、気難しく、苦手で、嫌いだったかもしれない存在。
心を開いてする恋の相談。
今は大好きです。あすか先輩みたいなユーフォが吹きたい。
託された1冊のノート。
そこに記された曲の題名は・・・
って、そうきたかっ!
その流れでEDが「響け!ユーフォニアム LastVer」。浸れるわぁ・・・{/netabare}

【最後まで見て 構成の難しさ】
{netabare}目指す舞台があって、様々な出来事を乗り越えて、そこにたどり着く。
部活モノとしての王道。
1期は関西大会出場が目標。出場を決めたシーンで締めることで非常に盛り上がった。
が、2期は非常に難しい舞台設定だった。
5話で全国大会出場が決定してしまう。
物語のピークがこの関西大会当日の5話に感じられてしまう。
三日月の舞フルも凄かったしね。
残り8話、辿り着くことが決定している話をしなくてはならない。
で、やったことが各自が全国大会で吹く意義の確立なんだけど、どうしても盛り上がり
には今一歩欠けるんだよね。
人物描写や心情演出が巧い京アニだったから見処はかなりあったんだけど。
まぁ、それでも、非常に楽しめた3ヶ月でした。

そして次の曲は・・・始まらないのかな。
原作ストック無いみたいだし。{/netabare}

投稿 : 2017/01/06
閲覧 : 726
サンキュー:

37

ネタバレ

P_CUP さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最終回を見終えての総括・・・その前に

どうも賛否が分かれてるらしい11話についてちょっと書いておきたいと思います。
{netabare}
あの墓参りを亡き奥さんへの宣戦布告だとか思ってる人もいらっしゃるようで。
でも、ある点に気が付けば、ものすごく奥が深い話になるんですが。

鍵となるのは「中学時代の麗奈が滝から貰った楽譜」です。
彼はなぜこのとき、トランペットの楽譜などを持っていたのでしょうか?
この時点で彼は吹奏楽の指導者ではありません。それどころか、
奥さんを亡くたショックで音楽から遠ざかってる時期のはずです。
また、彼はトロンボーンが専門です。なら、この楽譜の持ち主は誰なのか?

考えられるのは、亡くなった滝先生の奥さんです。
彼女は、滝の父に指導を受けた、かつての北宇治吹奏楽部員です。
何の楽器を担当していたのか明言はされてませんが、
トランペットだった可能性は充分あると思います。
「教師になって母校を全国に連れて行きたいと病気になってからも言っていた」
そんな話も6話段階で語られています。あの楽譜は、そんな奥さんが、
病気が治って、晴れて母校の指導者となる日が来たら練習に使おう、
そう思って収集していた、あるいは、自ら作曲したものではないでしょうか?

中学生麗奈には、そんな事情は露ほども知らず、
ごく単純に、憧れの滝から貰った楽譜だからと喜んで、
熱心に練習したであろうことは想像に難くありません。
直接指導を受けたこともない滝を1期序盤で「すごい人」と断言してたのは、
この楽譜を練習することで格段に上達できた実感があった故かも知れません。

つまり、滝先生の奥さんは、麗奈にとって間接的に「師」だったのです。
母校の吹奏楽部を指導する夢を果たすことなく亡くなった彼女は、
死して「高坂麗奈」という北宇治きってのソリストを育てたことになります。

久美子から奥さんが亡くなってることを聞き、
滝からも直接話を聞いて、と、しているうちに麗奈も
熱心に練習してきた楽譜の主が誰なのか察しがついたのでしょう。
だから奥さんの墓まで行ったのです、そして、貰った曲を吹いた。
あれは鎮魂や、ましてや宣戦布告なんかじゃなく、師への成果報告なのです。
「貴女のおかげで、こんなに吹けるようになりました」という。

さて、このように解釈して行くと、浮き上がって見えて来るものがあります。
直接の指導があったわけではなく、それどころか面識すら無い者同士が、
楽譜を介して師弟の関係になる・・・そう、あすかと、彼女の父たる進藤正和です。
{/netabare}
一見、孤立して存在してるかのようなエピソードが、
よくよくみると調和していることに気付く、恐ろしいまでに
奥行きのある作品、それがユーフォだと思います。



【1話放映前】
かなりハードル上げめで観に行ったんですが予想以上に大満足でした。
なのでこの時点で一度レビュー書きます。そのくらいテンション上がってますw
とはいえ、放映開始まで結構間がありますからネタバレは避けます。

まず先行上映イベント自体が1時間半も尺を取っていたので
「1話の上映に25分だし、あと1時間以上も何やるんだ?
 また声優陣にゲームでもやらせてお茶を濁すのかな?」
などと思っていたら「第1話は1時間スペシャルです!」というサプライズ。
ただしOPとEDはありませんでした。なお、OP・ED、それにCMが挟まらないことを考慮して
この上映会は放映版とは構成をちょっと変えた特別バージョンだとのこと。
(観に行けた人は特別になれましたねw)

その内容ですが、もうちょっと佳境まで尺を伸ばして、
作画を大画面上映にあわせてちょいとブラッシュアップすれば、
そのまま「劇場版 響け!ユーフォニアム2」として
上映可能じゃないかと思えるくらいの濃厚な50分弱でした。

相変わらず、吹部女子たちの心の揺れをバッチリ芝居で表現してて素晴らしい。
そして1回観ただけだとスルーしてしまう部分に、何かいろいろ潜んでそうな予感もします。
今すぐ、もう1度見直したい気分ですが、残念ながら、それは約1ヶ月のおあずけです・・・

【1話視聴後追記】
{netabare}
待ちに待った1話が放映されました。
先行上映で観たときはOP・EDもCMも無いので構成が違ってましたので
(まあ先行上映バージョンはもう放映されることもないでしょうから)
どこが違うのかネタバレしておきます。
まず、放映版のアバンの雪のシーンが先行上映ではありませんでした。
そしてちょうど真ん中くらいにある、南中のコンクール敗退シーンが
先行上映では冒頭に使われていました。つまり原作2巻と同じ導入です。
なぜ放映版では導入を変えたのかと言うと、冒頭にみぞれと希美を持って来ると、
ユーフォ2全体を「みぞれと希美の物語」だと提示することになるからでしょうね。
先行上映版は1話単体を1本の作品として座りの良い形に組み替えていたとも言えます。

あと、1話に出て来た楽曲の選曲意図について、思ったことを書いておきます。

まず「学園天国」について。チームもなかからコンクールメンバーへのお祝い演奏という扱いですが
歌詞を考えると、これはコンクールメンバーへの宣戦布告とも受け取れます。
なにせ「あいつもこいつもあの席をだた1つ狙っているんだよ」ですからw
吹奏楽コンクールは上位大会でメンバーの追加は出来ませんが、変更なら可能なんです。
もし誰かが練習を怠るようなことがあれば、いつでも取って代わるぞ、と。
そういう含みを持たせての選曲だったのではないでしょうか?
(あと誰がどこを吹くかも変更可能です。つまり香織先輩にもワンチャン・・・)

次に南中のコンクール曲だった「ダッタン人の踊り」について。
原作だと「ダフニスとクロエ」ですが、アニメでは変更されていました。
先行上映のときの石原監督の話では、山田尚子さんの選曲とのことです。
この曲、歌劇「イーゴリ公」の一部なんですが、このイーゴリ公の話を考えると理由が見えてきます。
イーゴリ公はポロヴィッツ人(韃靼人)の侵攻に対抗すべく、遠征を唱えますが、
街の人たちは「日食が起きていて不吉だ」などと言い立てて協力をしてくれません。
それでもなお遠征に赴いたイーゴリ公でしたが、戦いに敗れ捕虜になってしまいます。
作中で使われていた部分は、原曲だと歌詞が付いてますが、これが、
二度と戻れないかも知れない故郷を想い、解放と帰郷を切望する歌なんです。
やる気の無い先輩たちに「真面目にやろう!」と主張しても笛吹けど踊らず、
ついに業を煮やして部を飛び出したものの、吹奏楽への想いを捨てられず、
部に復帰することを切望する希美の姿に重なる部分があると思いませんか?
{/netabare}

【5話まで視聴後追記~なぜ幕を開けたのは希美だったのか?】
{netabare}
いや、5話は凄い回でした。
台詞無しの演奏シーンだけで7分持たせる時点で常軌を逸しています。
アイドルアニメとかのライブシーンなら、歌と踊りで見せることが出来ますが
吹奏楽で、しかも座奏ですからね。よくもやったもんです。さすが木上。

さて、その本番の舞台への幕を開ける役目を果たしたのは復部したばかりの希美でした。
オーディション後からずっと、チームもなかとしてメンバーを支えてきた葉月や夏紀ではなく、希美がおいしい役目を持って行ったことについて、某所で疑問の声が挙がってたのを見かけたのですが、実は「希美が幕を開ける」ことは、非常に意味が深いのです。

ここに至るまでの、北宇治高校吹奏楽部の物語の「軌跡」を辿ると、大元に立っているのは傘木希美です。
彼女が(あすかが言ってたように)旧3年が引退するまで雌伏していれば大量退部騒動自体が起きなかったでしょう。
葵が辞めて行った子らに負い目を感じることもなくなり、彼女がコンクール前に退部することもなかったかも知れません。
また、香織が上級生と下級生の間を取り持つために奔走することがなければ、優子の香織に対する憧憬の念も、ここまで強いものにはなり得ず、ソロ対決が起きなかった可能性すらあります。
無論、希美自身も部に残ってるわけですから、みぞれの問題も顕在化しません。
つまり、ここまでのドラマの数々は、「希美が幕を開けたから起きた」のです。

こう言うと、なんだか希美が諸悪の根源のように思えてきますが、では「幕を開けなかった方が良かったのか」と言えば、それは違うと思います。
確かに様々なトラブルは表面上は発生しなかったかも知れませんが、
その場合、葵は受験との両立という課題を抱えたまま部に残り、
香織は「納得」を得ることなく3年間の部活動を終え、
(しかも、満座の前で白黒付けることないので、ララがバラ撒いた贔屓疑惑だけが残る)
麗奈も「香織や優子の想いを知る」ことで良い方向に変わる機会を得ず、
みぞれも自己評価の低いまま、希美への依存を続けていたはずです。

希美が「幕を開けた」ことで、隠されていたはずの諸問題が連鎖的に顕在化し、
それらを解決・昇華させる過程で、それぞれが成長した結果が、今の北宇治吹奏楽部なのです。
故に「希美が幕を開ける」カットは、これまでの北宇治が歩んだ「軌跡」と「奇跡」を象徴するものだと言えるでしょう。
{/netabare}

投稿 : 2017/01/06
閲覧 : 424
サンキュー:

51

ピエロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

結論、キャラが可愛すぎやしませんか?

響けユーフォニアムがかなり良い作品だったのでその二期ということもあり今期では1番期待してた作品でした!
そんな期待から物語の評価的には自分はもう少し物足りないなと思いました。
2期はシリアスな回が多めで結構物語は色々と動きはあったものの、何かが足りない。
あと、最後の大会の演奏シーンは無いんですか笑
吹奏楽部アニメでなかなか斬新なことをするなと思いました笑
ただ総合的に評価が高くなったのは言わずもがな作画&キャラの可愛さ!
京アニって最高のヒロイン製造機ですね。
てかユーフォに出てくるキャラみんな可愛すぎだろ!
麗奈もみぞれ先輩もかおり先輩も中川先輩も葉月ちゃんも、なにこれ。
麗奈とかまじ最高のヒロインだろ!
て感じの印象でしたね笑
でも結局最終話であすか先輩の「行くね」は今まで見続けたのも相まってちょっと寂しくなりましたね。
最後にやっとやっと結構このアニメ好きだったんだな、って感じさせられました。
結果的には今期では確実にNo.1アニメだったってことです!

PS 時々百合アニメを見てるのかと思ったよ

投稿 : 2017/01/06
閲覧 : 169
サンキュー:

16

富士山 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

精一杯何かに向かって頑張る姿は美しい

1期動揺、部活に問題がおこり、それを解決しようと主人公が頑張るストーリーである。

幾つかの問題が起こるが、どのストーリーも思わず泣けてしまう演出になっており、安心して見ることができるのは間違いない。

とはいえ、よく考えると少し引いてしまうストーリーも含まれていると感じた。(私だけかも知れないが…)

しかし、そのようなストーリーさえ演出により感動できるシーンに仕上がっている。

感動できるアニメだと人に自信を持ってお勧めできる作品だ。

投稿 : 2017/01/05
閲覧 : 170
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13

ざっくり侍 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感動のラスト!

1期を観終わった時も当然面白いと思ったけど、こんな感動のラストを迎えるとは思わなかった。ラストのスッキリ感はここ最近観た中でもトップかも。

それにしても京アニは手指を描くのがすごく上手だと思う。吹奏楽の指先の表現なんて大変だと思うけど、きっちり表現されていて素晴らしかった。

あー、ここからは日常系になってもいいので、この後黄前ちゃんたちがどうなるのか、もっと見てみたい。

投稿 : 2017/01/05
閲覧 : 194
サンキュー:

8

ahirunoko さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい青春モノ!前期観てからの方がより面白い

原作ラノベ。未読。
さすが京アニブランド!とても良く出来ている!

終盤遠目のキャラの顔が適当になっているのを見つけてしまい、ん?と感じたからその分減点。他は満点で。

主要キャラたちの背景が良く描かれていて話に深みが出てとても興味深く視聴できた。

何といっても前作同様それぞれ問題を抱えながらも全国大会へ行くという目標に向かい進んでいくのが共感し感動する。

何度ウルウルしたか・・・

終わってしまい寂しいと感じる数少ない作品です。名作です!

投稿 : 2017/01/05
閲覧 : 162
サンキュー:

24

ネタバレ

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

全てにおいて完璧

物語りも勿論完璧、作画もとてつもなく美しい、
声優さんの演技も生き生きしてて、良かった、
主人公のだらっとした声も性格とあっていてよかったと思う、
音楽はこれが1番申し分なかった。
普段吹奏楽を聴かない私にとってはとても珍しいし、
メロディーもとても聴き心地がよかった。

高校の時に感じる大人と子供の間と申しますか、
自分の心の成長期でもあるので、色々大人になったら
悩まない事もこの頃には敏感に感じてしまうよね。
懐かしい感じがします。

面白い。

また3もあったら楽しいです。

投稿 : 2017/01/05
閲覧 : 193
サンキュー:

9

audience さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:----

石原山田コンビの凄さ

 相変わらず深夜アニメでここまでのクオリティやディテールを表現できるのが不思議でなりません。
 全体通して大変良かったのですが、個人的には9話でかおりがあすかの靴紐を結ぶシーンでかおりはこれからあすかの家へ向かう久美子に対し牽制の意図。靴紐を結ぶかおりに対し過干渉の母を重ねイラつくあすかの感情を表情をうつさずしゃがむ太もも、逆光のカットやアングルだけで視聴者にはっきりと伝えてくる演出手腕に驚きました。今実写映画の監督や制作陣でこのレベルの演出ができる方が果たしているのだろうかという要らない勘ぐりをさせられるくらい見事だと思います。
 この作品のストーリーはスポ根とも百合系とも揶揄されがちですが、部活の日常であって異世界系やファンタジーとくらべればたいした内容ではなかったりします(失礼)それをこれほどまでに面白く仕上げるのはやはり作り手の才能で京アニトップ2人がタッグを組めば面白くならない訳がないということを立証した作品だと痛感させられました。
 凄く楽しく視聴させて頂きました。ありがとうございます。

投稿 : 2017/01/05
閲覧 : 120
サンキュー:

15

ろれ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

安定した面白さ

「面白かった」以外の感想はとくにありません。
OPは前作より好きです。

投稿 : 2017/01/05
閲覧 : 152
サンキュー:

5

ネタバレ

めっちょん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とりあえずの全話視聴感想

全て観終わってからの感想と思いましたがdアニメで1話ずつしか配信してくれないので備忘録として思い切って載せちゃいます笑
2期から観始めましたがうまくキャラ把握できませんね。出来れば1期から観る事をおすすめします

まとめっぽいのは第13話感想の所という事で
1期から観ないとわからない部分が多いしこれは2期視聴組の率直な感想と思って頂ければと思います
そのうち1期のほうも観てみたいと思います


以下途中感想


なんだか直視できないほどクサくて気恥ずかしいシーン満載ですね
僕の心が汚れてるんでしょうか

なんとなくNHKの連ドラ観てるみたいな感覚になりますね
そして次の曲が始まるのですの決まり文句とかね
京アニの目指してるものもその辺なのかな。正統派的な

僕は金管楽器の音がでかくて下品なイメージがあってあまり好きじゃなかったんですがこの作品を観てユーフォって奥ゆかしくて繊細な音がするんだなーとちょっと好きになりました
吹いてる人のイメージがでかいですけどね笑
ちなみに一番好きな音色の楽器はオーボエです

第4話
{netabare}オーボエちゃんメンタル弱すぎじゃありませんかね。めんどくせぇ笑
周りも過保護すぎじゃありませんかね
最後の副部長先輩の一言で何となくホッとした気分でした
世の中甘いばかりじゃないよね
てか勝手に避けられてたった1人のために復帰を拒否された元フルート先輩が不憫でしょうがないです {/netabare}

第5話
{netabare}やはりきましたフル演奏
京アニの期待を裏切らない徹底したこだわりには頭が下がります
アニメなんだけど素晴らしい演奏に感動しました。アニメなんだけどね笑

リハーサルと本番、そして審査発表のなんとも言えない雰囲気と緊張感は胃が痛くなるほど良く再現出来てましたね

個人的には全国全国強調しすぎじゃないかと思いました
まあそれがテーマなんだし全国いかなきゃ始まらないお話なのはわかりますがそれにしても繰り返し繰り返し言われるとうんざりしてしまいます
そんなの繰り返し繰り返し言葉にしなくても充分分かっとるがな!ウゼェ!笑
話の流れとして頑張った結果が全国それで良いんじゃないかと思いました
あまりにも全国を強調しすぎて逆にそれが予定調和っぽく感じられたのはちょっと残念に思いました

主人公は色んな事に頭突っ込み過ぎですね。おばちゃんかおまえは笑
高校のときの部活なんて自分の事しか頭に無くてたとえ部活仲間でも私情に興味なんて持たなかったけども
女の子特有の発想なんですかね
で、ちょっと口出したら「あんたに関係ないでしょ!」とか言われるんだぜ
おまえも関係ないだろうが!笑
まあここの部活でもそうみたいだけど男はいつでも蚊帳の外なのさ・・・がんばれ!男キャラ!笑 {/netabare}


第7話
{netabare}テナーサックスかっこいい
ドラムとコントラバスは軽音楽器にも応用できて便利ですね笑
T-SQUAREというバンドがエレキのクラリネットみたいの吹いてたけどもあまり定着しませんでしたね・・・。ググったらウインドシンセサイザーというらしいです{/netabare}

第9話
{netabare}副部長先輩サラブレットだった!
ユーフォっぽいねって良くわかる
ユーフォに限らず各楽器にその人の特徴って出るよね
ただバッチリはまるって人は現実にはなかなか居ない

今回は副部長先輩のユーフォソロがとてもきれいだった
考えてみれば主人公のユーフォはちゃんと聴ける場面なかったような
今回の曲を主人公が吹くシーンというのが今後あるんでしょうか
ぜひ聴いてその違いを見てみたいなーとおもいました

いわば今回は先輩から後輩へのバトンタッチ。そんな印象の回でした {/netabare}


第10話

{netabare} どうでもいい話ですがやっぱりぼくは副部長先輩が好みです笑
陰のある感じや地味な黒髪メガネなのにシャキッとしてスラッとしてキラッとしてる感じが完璧で美しい
京アニならではの細かい仕草がとても可愛い
笑顔が眩しい。守りたいこの笑顔(笑)

兄弟姉妹あるある話w
お姉ちゃんは大学やめてまで何がしたいんだろうね。気になる。オトコか!?オトコなのか!!??(ゲス顔)

今回は主人公黄前ちゃんが大金星でしたね
自分の感情をあらわにして副部長あすか先輩にぶつかり説得できたのは本当に感動しました
そしてそれを引き出したのはあすか先輩でした
「私が一緒に出たいんです!」これ以上の言葉はありません


そして最後・・・。つ・・・次の曲がはははじまるのです・・・!


今回は名前も知らない男キャラもちょっとだけ頑張ってた。エライぞ!笑 {/netabare}

第11話

{netabare}いきなりアバン冒頭に前回の黄前ちゃん名演技入れてきやがったw
冒頭からジ~ンときちまったじゃねえか
こうあらためて見るとこの演技すごくないですか
自分的名シーンNO1になる勢いです

だがその後の麗奈を誘うときの気の抜けたような棒演技・・・がっかりだよ黄前ちゃん!笑


1期を観てないので麗奈ちゃんがどうしてそんなに滝先生に一途なのかわかりませんが教師と生徒という関係を見るに恋に恋する背伸びした女の子の恋を描いてるんでしょうかね
なんというか麗奈の恋する女の子の一人芝居に友人の黄前ちゃんが付き合わされてる感じですね

まあなんだ・・・当人同士の問題なんだからほっときゃいいやん!
ほんともう女ってやつは・・・笑

あと一瞬だけ黄前ちゃんの目がデフォルメされるシーンがありましたね
あれが酷く浮いてて気になった
手抜きはあかんぞ京アニ(笑) {/netabare}

第12話

{netabare}黄前ちゃん男が絡むと急に女の子っぽく見えるね
こういうのも良いと思います!笑

さすがに今回は演奏シーンは無し。来るか来るか!?と思ってたのでちょっと肩透かし
しかしとにかくリアリティがすごい
リハーサル室、舞台袖、照明の当たる本番、観客席での審査発表、屋外での打ち上げ、反省会
本当にそのまんま実際のコンクール風景を再現したようでした

最終的に結果は出せなかったけど現実の厳しさと全国というレベルを考えたらこれでいいんじゃないかと思いました
ここでありがちな御都合主義で終わらなかったというのが非常に評価できます
それでもやり切ったというスッキリした達成感と開放感を感じられたのは非常に良い演出です

麗奈と先生の恋も結果は出ず。道のりは遠く困難な気はしますが何だか甘酸っぱい純粋さにほっこりしました

え?残り1話あるの?・・・!?!?!? {/netabare}

第13話

{netabare}1期からの総まとめ的なものかな
デカリボン先輩わりとおもしろい人なんですね。お友達になりたい笑。部長って超すごいじゃないですか
学校の先生は毎年大変ですね。まさに1からリセットしてを繰り返さなきゃいけないのですから
演奏は3年生を抜いたバージョンという事になるのかな。良くわからないけどうん充分です笑
来年も更に期待出来そうですね。3年生も先生も安心安心でしょう
黄前ちゃんはお友達から男の子から先輩からまー忙しい笑

卒業式
それぞれのカップリングが微笑ましかったです。ん?カップル?笑

そしてやはりラスボスはあすか先輩でした
この作品の影の主役を決めるなら間違いなく彼女ですね
部全体を黄前ちゃんを常に支え引っ張って来たのが彼女の気がします
そして見事に黄前ちゃんに忘れる事の出来ないユーフォへの思いを引き継いだのです
「響け!ユーフォニアム」タイトル回収が最後の最後に待っていました
ずっと周りに振り回されいつも見ていただけの黄前ちゃんが今度はこの曲を奏でる番です

「そして次の曲がはじまるのです」
このセリフは作品全体に掛かっていた言葉だったんですね
きれいにまとめさらに未来への希望を持たせる魔法の言葉だと思います

これはそんな作品だったのではないかと思いました {/netabare}

投稿 : 2017/01/04
閲覧 : 334
サンキュー:

30

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

うつくしいフィナーレ。響け!ユーフォニアム!

「響け!ユーフォニアム」2期です。

物語は1期の続きとなっていますので、
1期を先にご覧ください♪

最高の盛り上がりで終わった1期。
あそこまで盛り上がったのなら、
2期は必要ないとレビューで書きました。

…ほんともう、
そんなこと言ってすみませんでしたー!

2期を観終えて、
ここで本当に完結だなと思いました。

お腹いっぱいです。
大変満足しております。
良い意味で、この作品に未練は残っていません。

全13話です。


● ストーリー
吹奏楽コンクールで全国大会出場を目指す
北宇治(きたうじ)高校吹奏楽部。

ユーフォ奏者である
黄前久美子(おうまえ くみこ)を始め、
部員たちはさらに練習に打ち込むが、

部や久美子の周りでは次々と何かが起こる。


合宿、文化祭、駅ビルコンサート、瀧先生の過去
などなど、2期も内容てんこ盛りです。


≪ “吹奏楽部な空気” ≫

私は中学・高校・大学と、
約10年間吹奏楽部で活動をしていました。

ちなみに担当楽器はトロンボーンでした♪
(作中では幼馴染の秀一(しゅういち)や久美子姉が演奏しています。)

いろんな団体に参加して、
10年間でたくさんの人たちと音楽を作ってきました。

一緒に演奏する人が変わっても、
どこでも変わらなくてほっとするのが“吹奏楽部な空気”です。

それは、

心の底から笑ったり、
みんなでいい音楽作ろう!って燃えたり、
なんだかへたくそだなーってイライラしたり、
ささいなすれ違いで大きくもめたり、

そういう人間関係から、

楽器の音、
音楽室や合奏部屋、
練習風景、
楽器の動きや人の呼吸など、

その場にいなければ感じられない空気まで。

そんな“吹奏楽部な空気”が見事に描かれているのが、
この作品のリアリティの源。

この作品をどんな人に勧めたいか、と聞かれたら
「吹奏楽経験者」と言いたいです。

それぐらい、
吹奏楽部員の姿や練習風景が非常に現実に忠実に仕上がっています。

とても懐かしくなる。
自分が実際にそこにいると、想像することができるぐらいに。笑


● 作画&声優
作画が素晴らしい…!

どこか冷めている感のある久美子ですが、
1番表情が豊かに描かれています。

めまぐるしく動く表情が可愛いこと…!

そして部活動に打ち込むにつれて
自分の意志をはっきりと伝えられる子に。

子どものように、涙ながらに気持ちを叫ぶ久美子に
泣かされっぱなしでした(´;ω;`)

久美子の声は1期に引き続き黒沢ともよさん。

独特な話し方(どことなく棒読みな感じ)に
1期より磨きがかかっている…!新鮮に可愛いかった!

自分の気持ちをぶつける久美子の演技も素晴らしかったです。
だからこそより泣けた(´;ω;`)


もう一つ。
このアニメで欠かせない楽器たち。

これがまた最高に美しくて…!

ユーフォのピストン(これの押さえ方で音を変える)の重みまで
本物そっくりに伝わってくる。

輝きも本物そのもの。

トロンボーンのスライド(これの位置で音を変える)の美しさには
参りました(*´Д`)ハァハァ

演奏シーンの作画は
何度見ても見とれてしまいます。

5話の関西大会の演奏シーンが1番印象的。
あ~贅沢だった!


● 音楽
【 OP「サウンドスケープ」/ TRUE 】

1期のOPも大好きでしたが、
こちらもまた最高です!

曲もテンション&気分が盛り上がって大好きですが、
歌詞が作品にぴったりで熱い!!

「サウンドスケープ」=音の風景という
曲のタイトルもぴったりだし、
歌詞がどこをとっても素敵。

私が特に好きなのは
『奇跡が努力の先にあるなら 
 限界はあたしが決める 響け!』
というサビ直前のフレーズ。

もう無限に頑張れちゃう(`・ω・´)


【ED「ヴィヴァーチェ!」/ 北宇治カルテット
 [黄前久美子(黒沢ともよ)、加藤葉月(朝井彩加)、
  川島緑輝(豊田萌絵)、高坂麗奈(安済知佳)] 】

「ヴィヴァーチェ」は「生き生きと」という意味の音楽用語。

その意味の通り、
元気いっぱいな女の子が可愛らしく表現されている曲ですね♪

最後、久美子がユーフォをぎゅっとするシーンが
可愛くてたまらない(*´Д`)


OP・EDだけでも最高ですが、
吹奏楽アニメだけあって合間に使われる曲も多い。
それらがまたいい味出していて♪

「三日月の舞」のようなオリジナルの曲から、
「ダッタン人の踊り」のような実際の有名吹奏楽曲まで。

今回の私のお気に入りは、2曲。


【「宝島」】

駅ビルコンサートで演奏したこの曲。

私も高校から何回も演奏した、定番の曲です。
演奏する方もとにかく楽しいからね♪

いやでもまさかこの作品で使われるとは予想していなかったので、
「宝島きーーーーーたーーーーーー!!!!!」と
思いっきりテンション上がりました(笑)

バリサクソロver.というのがまたいい!
低音かっこいいよね低音(*´Д`)

この曲での私のイチオシパートはホルンですが、
ちゃんとホルンが吠えるところでホルンを映してくれた。
京アニさんマジ大好きです…(昇天)

ついでにトロンボーンもめちゃ暴れる曲なんだからね!
バリサクソロの次だったからギリギリ流れなかったけれど(´;ω;`)


【「響け!ユーフォニアム(Last Ver.)」】

最終回EDが最高。
ユーフォの音が美しすぎてとろける(*´Д`)

トロンボーン引っ張り出してきて吹きたい…。
(トロンボーンとユーフォは親戚みたいなものなので。)

この曲聴いてサントラ購入を決意しました。笑


● まとめ
これで美しく完結。

2年生が主になる部が始まって、
3年生が引退&卒業して、
新入生が入ってきて、
また次の年のコンクール。

そんな物語も観たいけれど、
今はもうお腹いっぱいです。

1期は「うわあああ!」と
最高に盛り上がって終わったけれど、

2期は終わりとしての終わりを感じられてしみじみ。
こうしてまた、次の曲が始まっていくのです♪

投稿 : 2017/01/04
閲覧 : 494
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60

ネタバレ

グレートムダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やっぱ最高ですね。

1期も素晴らしい作品でしたが、2期もそれ以上の内容に毎回感慨深く観てました。特に久美子と姉、あすか先輩の終わり方が良く、奏者として、また人間として成長していく姿に感動しました。
また5話の演奏シーンが鳥肌モノで久々にグッと来ました。演奏自体も素晴らしいけど、ここまで来る過程を思い返しながら観てると一際感動しました。
作画のクオリティも流石京アニといった安定感で個人的に今期1番でした。

投稿 : 2017/01/04
閲覧 : 174
サンキュー:

9

るーも さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これこそが青春!

全体の評価として普段学校内でも詳しい活動がわかりにくい吹奏楽部の活動が細かく描かれている作品でしたキャラの喜怒哀楽がはっきりしていて共感できるところが多くあり、学生にとっては見応えのある作品だったと思います。一言言うのであれば少し展開が早かったかな・・・と思いました。演奏シーンも一期に比べ迫力がありました。

投稿 : 2017/01/04
閲覧 : 152
サンキュー:

6

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

見ごたえあるわ

見ごたえあるわ・・ しょうもない邦画見るより よっぽど 見ごたえあるわ

投稿 : 2017/01/04
閲覧 : 179
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6

koki1219 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こんなに複雑でよいのか?

確かに面白かった。が、何か釈然としない。
先のシーズンで、メンバーの成り立ちを描いていたとするならば、このシーズンではメンバーにおける人と人との複雑な面が全面に立った。
当初、吹奏楽部の熱血ストーリーを想定していた自分には、かつての野球やバレーボールのスポコン的なものとは違って、以前はアニメでは触れなかった「泥臭さ」の多くが脳裏に残ったのだ。

とはいえ、事情を踏まえての全国への挑戦は、感情移入する部分もあり評価されていい完成度であると思う。

最初、あわない雰囲気だった久美子の声も、今では久美子っぽく感じられたのは不思議だ。

投稿 : 2017/01/04
閲覧 : 157
サンキュー:

9

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響け!ユーフォニアム2のストーリー・あらすじ

吹奏楽コンクール京都府大会を突破した北宇治高校吹奏楽部は、強豪ひしめく関西大会に向けて練習を開始する。
臨時講師の先生も迎えて、レベルアップに勤しむ久美子たち。
しかし、そこへ昨年退部した傘木希美がやって来て……!?(TVアニメ動画『響け!ユーフォニアム2』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2016年秋アニメ
制作会社
京都アニメーション
公式サイト
tv2nd.anime-eupho.com/
主題歌
≪OP≫TRUE『サウンドスケープ』≪ED≫北宇治カルテット『ヴィヴァーチェ!』

声優・キャラクター

黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、寿美菜子、早見沙織、茅原実里、藤村鼓乃美、山岡ゆり、種﨑敦美、東山奈央、石谷春貴、津田健次郎、小堀幸、沼倉愛美、久川綾、中村悠一、桑島法子、櫻井孝宏

スタッフ

原作:武田綾乃(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム』シリーズ)、 監督:石原立也、シリーズ構成:花田十輝、キャラクターデザイン:池田晶子、シリーズ演出:山田尚子、美術監督:篠原睦雄、色彩設計:竹田明代、楽器設定:髙橋博行、撮影監督:髙尾一也、音響監督:鶴岡陽太、音楽:松田彬人、音楽制作:ランティス、音楽制作協力:洗足学園音楽大学、演奏協力:フレッシュマン・ウィンド・アンサンブル2014、音楽監修:大和田雅洋

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