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「聖戦士ダンバイン(TVアニメ動画)」

総合得点
67.7
感想・評価
140
棚に入れた
582
ランキング
2264
★★★★☆ 3.7 (140)
物語
3.8
作画
3.4
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.7

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聖戦士ダンバインの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ヘクたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

所々面白い要素がある

私が産まれる前の作品なのでもれなくスパロボから入った者です。
第四次スパロボでマジお世話になったよ、ショウさん。あなたは偉大だった。

いろいろ言われてる作品ですが僕は好きですよ。
中世ファンタジー感。メカのデザイン。妖精たち。
後に与えた影響は大きかったのでしょう。
最後に視聴してからだいぶ時間経ってるのですが〜
印象に残っていることを

あぁ、シーラ様、、、
前髪?が、ピョンってなってるのがいい。

おぉ、エレ様、、、
ピンク色の髪。。。横髪どうなってんの?
横ロール?横ドリル?がいい。

バーンバニングス
ダメっぽい感じが滑稽でそれでいてどこか味があっていい。コイツがもし上司だったら辛いわ〜フォローしきれん

ニーギブン
たしか母親が死んだときのセリフで
「何も言ってやることはない」みたいなこと言ってて衝撃を受けた。
母親が死んだってぇのにそれはひでぇんじゃないのかい?笑
精神的に未熟な感じだし、許嫁?贔屓しまくるし。もう1人の紫式部みたいな子(名前忘れた)も大事にしてよ。
観ていたときは不快だったけど、今思うとある意味リアルさがあって良かったのかもしれない。

ただね、どうしても言いたいのはエレ様の最期。
あれはイカンですよ。なんでそうなるの。どういうことだよ。なんでエレ様だけ。。。となりのオッサンでよかったやん。。。

投稿 : 2024/03/19
閲覧 : 13
サンキュー:

0

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

おーらろーどがぁひらかれたぁ。。。けど、そっとしめた。。

気になってて観てなかったので
イデオン、ザブングルを観たのでそのまま視聴

おぉ、異世界転生か
この時代に珍しい
キャラデザよい、世界観よい、マシン良い、イデオン・ザブングルで?っと思ったがこちらは敵マシンも良い

これは面白そう
っと思ったのは数話。。

※※※
なんだか敵はわかるけど
途中何と戦ってるのか分からなくなる
単純だけど、敵にボスがいる、ライバルかダメ司令官がいる。。っで他の作品はわかりやすくなってるのだがこちらはそういうのがないのでなんかよくわからず。。

ファンタジーの世界として音楽はとても良いのだが、オーボエなどの呑気な音楽で戦闘シーンなどしてたりするのが合わない。。
クライマックスの最終回近くもその回のタイトルの音楽が緊迫感がない。。

フェアリーの声が甲高く、ずけずけものを言うのが嫌
(無垢だからという設定だろうというのはわかるが。。)

現代に戻って三つ巴はすごい世界観と思うが
自衛隊とか出てくると
数人で戦艦を動かせてるし、弾薬の補充とかしてるのかな?っとひっかかる。
※普通のロボットアニメならそう思わないが、現実に近い軍隊とか出すとちょっとねぇ。

姫が二人いて役割がいまいち。。
なんかみんな大体叫んでるし

あと日本での第二次世界大戦を連想させる単語が出てくるのもねぇ

オーラバトラーも最後巨大化祭りになったけど
生体兵器で人や自然と同調すればよかったなぁ

んー設定、キャラデザ、メカデザイン、テーマソングなどが良かっただけに、
私には残念でした。

発想すごいけどね。

投稿 : 2023/10/21
閲覧 : 89
サンキュー:

4

ネタバレ

maki3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:----

いつもの富野作品

登場人物が大体頭おかしい
最初に出て来た頭おかしい人物がもっと頭おかしいやつが出てきてまともになる
そんな感じ

だいたい女が問題を起こしてそれを頑張って解決する感じ
ドレイク・ルフトを贔屓目に見るように作品を見ると面白い
世界観や設定もよくできていて面白い
ただちょっと尺が長すぎたのか後半ダレ気味なのが残念

投稿 : 2022/07/18
閲覧 : 192
サンキュー:

0

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:今観てる

バイストンウェルの物語をおぼえている者は幸せである

2022/04/02 投稿
2022/04/05 微加筆

ここ最近,異世界沼にどっぷり浸かっています。

そうであれば,1983年放映開始のこの作品は,どうしても避けて通れないというものです。
おそらく,日本アニメ史上初の本格的異世界(召喚)物という位置付けになるかと思います。

物語の舞台は海と大地の間にあるバイストンウェルという世界。海と大地の間と言っても物理的な間では無い模様です。単に海と陸の間なら海岸ですからw冒頭描写では召喚された主人公ショウは海底深く沈んでいきます。この場合の大地とは海の下にある大地つまり海底では無いかと推察します。大地が下で海が上,その間に存在するけど通常の手段では行けないどころか存在も確認できない異世界。そんな世界っぽいです。ちなみに,中世ヨーロッパっぽい世界で通常の移動手段はユニコーン仕様の馬。フェラリオと呼ばれる妖精もいます。欧米のファンタジー小説などの影響を受けながらも,この時点で既に現代の異世界物のテンプレートが完成していたことが窺えます。

また,この作品の異世界感を高める要因として,言葉の使い方が大きいと思います。
ミ・フェラリオ,エ・フェラリオ,アの国,クの国,ナの国,ミの国など一文字音の使い方がすごいです!異世界感が半端ないです。国名に関しては全てが1音ではなくラウの国なんてのも紛れ込ませているあたりが計算され尽くされている感じです。
また,地上人(ちじょうびと),オーラ力(おーらちから)ここら辺の読み方も天才の為せる業ですね。
また,BGMも中世ヨーロッパ風の音楽が異世界の雰囲気を盛り上げています。


死後,魂が転生し,再び我々のこの世界に生まれ変わるまでの時間を過ごす世界らしいです。そして,生まれ変わった後は,バイストンウェルでの記憶はなくしているとか。だから,「バイストンウェルの物語を憶えている者は幸せである。」となるらしいのだけど・・・「聖戦士ダンバイン」を見ていて,この話を憶えていて幸せなのか?と感じるようなドロドロの富野劇場w実際に体験したら忘れ去りたい記憶確定です。


特に,ドレイク・ルフトはどうしても現在見てみると,プーチンに重なって見えてしょうが無いです。ドレイクの戦乱を広げていく様を見せられるのは,現実と重なりなかなか心理的に負担に感じてしまいます。
余談ですが,1983年当時はまだソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)が存在していました。作中ショウと一緒に召喚された,トカマクはソ連のハリコフ(ハリキウ)出身という設定になっています。現在のハリコフはウクライナ第二の都市でロシアの攻撃を受けて廃墟と化しているとの報道があります。放映当時あ有れば誰も真に受けない,出来の悪い空想上の未来に我々は生きているようです。


物語は,突然地上世界に舞台が移ったりして,急速に異世界感が失われ,醜い人同士の争いの物語の側面を強めます。頑張って見ましたが,21話で一時撤退します。


というわけで,異世界物の原点とも言える本作品ですが,2022年現在改めて見てみようと思うと,完走までのハードルはなかなか高いように感じました。
もちろん,あくまで現在において全編を視聴するには,ハードルが高いというだけで,本作の歴史的意義や価値はいささかも失われていないと言えます。つまりは,「古典」とか「classic」と言われる括りになるかと思います。

それ故に
「バイストンウェルの物語をおぼえているものは幸せである」と言わせてもらおうと思います。
なぜなら,改めてこの作品を見なくても良いのだから。

投稿 : 2022/04/05
閲覧 : 296
サンキュー:

13

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SFスーパー英雄(?)列伝12

「バイストンウェルの物語りを覚えている者は幸せである、ネタ豊かであろうから・・・」
なんか、ちょっと違うナレーションですが(おいっ)、後半のてこ入れという名の路線変更のせいで、こう言われてもしょうがない作品になってしまったのが、残念です。
前半はホント、異世界物として、ワクワクして見てたんですが、どうもメインターゲットである子供達には受けが悪かったようで、玩具が売れない、しまいにはメインスポンサーであるクローバーが倒産するという悲劇に(涙)
当時はそれまでの世界観をぶち壊すようなデザインのビルバイン登場に、不満だったんですが、おかげて打ち切りにならずに済んだとは(後で知ってビックリしました)
後半、舞台が地上になったのも同じ理由で、それを当時はアニメ雑誌で何だかんだと理屈をこねて特集してたのを喜んで見てたんですから・・・
(今考えるとハズカシイですね 汗)
ただ、地上編がつまらないという事ではなく、それなりに面白かったです。
でも、監督お得意(?)のキャラが最後次々と死んでいくのは、どうにかならなかったんでしょうか。
特にリムル・ルフトの最後が(うーん)、他の国の国王と浮気をしてる母親に射殺される展開は、当時見てて、オイオイって思いました。
ヒロインはマーベルか、リムルになるんでしょうけど、個人的には後半に出てくるシーラ・ラパーナが一押しです(笑)もちろんチャム・ファウは別という事で(ん~!?何のことかな~ byアミバ)
最後にダンバインファンの方は、秋田大アニ研が85年に製作された「農耕士コンバイン」を見る事をお勧めします(爆)

※2015/07/17SFスーパー英雄(?)列伝13として天地人で投稿したものを転記しました。

追記
さすがに最初の頃の投稿なので、今見るとネタが少ないですね(笑)
せっかくなので、もう少し感想を・・・
途中から出てきた謎の戦士「黒騎士」
某第二次世界大戦時の戦場漫画のタイトルっぽい名前ですが、声が同じなんでバレバレでしたね(おいおい)
あと、地上に戻ったのにみんなに信じてもらえず、思わず自分の正体は異星人だとウソをついてしまうショウが何とも言えなかったですね
ショウ
「聞こえるか、管理人さん! 俺は宇宙人だ! 天地人の体を借りてる宇宙人だ!」
パスワードが分からなくなって、天地人Ⅱとしてまた参加したのに、本人と認めてもらえず宇宙人だと言ってしまうシーンは涙なしで(ってこらーっ)

投稿 : 2021/12/24
閲覧 : 229
サンキュー:

8

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:----

当時としては新しいと思うロボットアニメ

オーラ力とか他世界に飛んでるのとか
当時だと珍しいかもしれない

その後、オーガスとか面白い展開のアニメ増えだしているし
ダンバインはその元祖に値するかもね

主人公も暗くないので見てて楽しい
まあ長いから総集編のアニメ見るだけでも面白いと思う

総集編アニメの方は総集編だから
面白いかは人によるけど

こちらのテレビアニメ版はそれらが詰まってるんでまあ面白いと思う

投稿 : 2020/10/19
閲覧 : 343
サンキュー:

3

Rodion さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

惜しい、富野監督にはぜひともリメイクを作っていただきたい

本作は非常に惜しい作品である。
何の記事だったか忘れてしまったが本作で富野監督は、争いの絶えない
バイストンウェルこそが人間のあるべき姿でそれを忘れてしまった
我々地球人は不幸である、というテーマの作品だったと語っていた。
しかしそれが本作ではわからない(いやそう解釈するのが不可能ではないがあまりにも不十分過ぎる)。
ラストも尻切れトンボで「え?」といった終わり方をする。
実際監督本人も自覚しているらしく、インタビューで発言している。
本作は、流行りで作られたロボットアニメと一くぐりにしておくにはあまりのも惜しい。
異世界の設定や生物と機械の融合したロボットオーラバトラーなど他に類を見ない(当時は)要素ばかりでしっかりとした作品になっていたら、ガンダムほどとまではいかないが名作アニメになっていたことだろう。
まだ富野監督は作品を作ることができるのだからガンダムは次の世代に託して
ぜひともダンバインをリメイクしてほしい。

投稿 : 2020/08/14
閲覧 : 446
サンキュー:

1

ネタバレ

ライロキ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異世界転生ものはこの作品が最初?

ロボットバトルものですが、異世界転生の物語はこの作品が最初では
ないでしょうか。(間違っていたらごめんなさい。)
バトルものにフェアリーが登場するのもこの作品が最初?
(これも間違っていたらごめんなさい。)
物語は、異世界に召喚された主人公たちがオーラバトラーという
虫型のロボットでバトルするのですが、主人公は考え方の違いから
召喚された側と敵にあたる団体につき、一緒に召喚された人とも戦う
ことになったり、終盤では召喚もとの世界とも空間がつながってバトル
が繰り広げられる。
サンライズが製作するロボットバトルものが一時期続いていた作品の
中では好きなほうですね。

投稿 : 2019/08/21
閲覧 : 425
サンキュー:

11

ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

完走した感想。

とにかくキャラが良かった一作。
敵役ドレイクの存在感、ショットの思惑、戦力差に苦しみながらも抵抗を続けていくゼラーナの面々、そして抜きんでたオーラ力を持つ主人公ショウの活躍。

しかし、これら僕が感じた美点の数々が、中盤以降で弱まってしまったのが非常に残念でならない。
舞台が地上になってから主な敵はビショットとなった訳だけど、この男はドレイクに比べて小物にしか見えず、説明不足なオーラバリアーや機体を乗り替えてからというもの敵キャラのオーラ力にショウが押されるパターンが増えていき、ヤキモキしたまま最期まで迎えてしまった…。

あのラストを迎えるにしても、せめて最後にバイストン・ウェルの様子を映して終わってくれていれば、まだ良い余韻に浸れたかもしれない。

投稿 : 2019/05/02
閲覧 : 396
サンキュー:

7

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異世界に召喚されたら聖戦士。

アニメーション制作:日本サンライズ
1983年2月5日 - 1984年1月21日に放映された全49話のTVアニメ。
監督は富野由悠季。

【概要/あらすじ】

『バイストン・ウェル』

地上人である我々が通常は行くことができない、「海と大地の狭間に存在する」とされる異世界。

「魂の安息地」、「輪廻の魂の修業の場」とも呼ばれ、現世で死を迎えた魂が行き着く場所。
この世界の住人にも肉体があり、死ねば記憶を持たぬまま地球で生まれ変わるらしい。

文明レベルは中世で、人間とほぼ同一のコモン人が国家群を形成し、国王が統治している。
ミ・フェラリオと呼ばれる羽根の生えた小さな妖精種族は、
成長すると人と同じぐらいの大きさで力を持った上位種族エ・フェラリオになる。
他には人間基準では醜い姿だが高い身体能力で有償で陰働きを請け負う蛮族ガロウ・ランが存在。
この世界の生物は巨大で獰猛な種が多数存在し、魔獣に等しい。

数年前にエ・フェラリオの開くオーラ・ロードにより呼びよせられた“ロボット工学の天才”ショット・ウェポンなる地上人。
この世界の生き物の肉体を生体部品として用い、コンピュータで制御されたオーラマシンを作り、
ドレイク・ルフトという権力者に協力したことで、バイストン・ウェルに戦乱がもたらされた。
ドレイク・ルフトはアの国の地方領主であり、
主君であるアの国王フラオン・エルフ(惰弱に過ぎ王の器ではない)への下克上、
そしてオーラマシンの武力によるバイストン・ウェルの統一支配を目論んでいる。
騎士の時代に妖精に似た空を飛ぶ巨大な人型兵器オーラバトラーとなれば圧倒的である。

オーラバトラーを操るには高いオーラ力が必要とされ、適性を持った地上人を召喚し、
聖戦士として他国侵略の手駒として扱われる。

主人公のショウ・ザマもその一人として、ドレイクに命令されたエ・フェラリオによって、
昭和の東京からオーラ・ロードを通ってバイストン・ウェルに招かれたのである。

ドレイク・ルフトの野心を良しと思わぬ者が多数いる。
反ドレイク勢力にギブン家があり、
当主の息子のニー・ギブン、テキサス出身の聖戦士マーベル・フローズンなどがショウと深く関わっていく。
オーラバトラーに対抗するにはオーラバトラーしかないのも事実であり、
オーラバトラーの開発に関わった後にドレイクの反対勢力に加わった技術者が存在する。

下克上を起こし武力支配を進めていこうとするドレイクたちと、野心の芽を摘もうとして武力に頼ってしまう勢力。
やがては国と国の戦争に発展してオーラバトラー同士の争いで戦禍は広がっていく。そして愛憎渦巻く人間模様。

これは、状況に翻弄されながら成長していく聖戦士ショウ・ザマのみならず、
様々な人間が絡み合う群像劇。戦争の物語である。

【感想】

監督である富野由悠季によるリメイク小説『オーラバトラー戦記』のタイトルが示すとおりに、
戦記物として観るのが良いのかもしれない。

地上人である日本人の少年がファンタジーな世界に召喚されて、
特別な力に目覚めて物語の中核を為していく。

字面だけなぞっていくと今流行の、“なろうもの”っぽいのだが実態は全然似ていない。

地上人はファンタジー世界『バイストン・ウェル』の野心家ドレイク・ルフトに、
兵として利用されるために招かれただけの存在であり、
主人公が現代の常識や知識を中世世界に持ち込んで実践しては、『流石、○○!(主人公の名前)』
と現地人を驚き役に徹しさせては、主人公無双状態で俺tueeeさせて読者の承認要求をくすぐって行く。
そういった今時の安直で飽和気味な異世界転生系の要素はない。
(転生先の異世界人を噛ませか頭の悪い存在として主人公の引き立て役にしかしてない作品を読んだので)

敢えて、なろう主要素を持っている人物といえば、主人公の数年前にバイストン・ウェルに召喚された、
ショット・ウェポンであろうか?
権力者に取り入って出世をし、オーラマシンなんて強力すぎる兵器を開発してしまい、
世界そのものの転換点になってしまうのだから。

主人公は物語の中で成長しダンバイン(のちにビルバイン)は強いのであるが、
敵も新たな機体を開発したりしてメキメキ強くなって苦戦の連続なので無双感はない。
政治とか戦略とかを考えるのは偉い人の役目なのである。
主人公は、目の前のことに対処するので精一杯であり、
異世界人も己の意志や理想を持っている一人の人間であり、そこには上下はない。

現代人が後世の知識を持っているがために中世レベルの異世界人を○カであるかのように描いている、
一定数の量産作品とは違うのである。(“なろう”“理想郷”出身でも面白いものは存在するが)

今言ったことと若干矛盾するようであるが、気になったことが。
中世世界と現代技術の関わり方ではあるが、個人的には、
オーラマシンを兵器としてしか用いなかったのでドレイク・ルフトは支配者として疑問。
バイストン・ウェルの産業は古来の農業ぐらいしかなく、経済的に豊かとはいえない。
城構えは立派で兵士も多いのであるが、城の外には整備された城下町はなく村と変わらない。
国を支えるだけの経済基盤が民衆の暮らしからは見えない。
農作業の効率化やパトレイバーみたいに建設機械にオーラマシンを用いれば、国は飛躍的に発展したであろうに。
未知なるものへの好奇心、吸収して自国の文化発展に転用する柔軟さ、経済への理解度。
ドレイク・ルフトが織田信長的な存在であるならば、そういった描写も欲しかったのではあるが、
昔のアニメ作品にそこまでを求めるのは酷かもしれない。

ドレイク・ルフトは支配そのものが目的であり、統治者としての手腕が作品からは見えない。
領地を広げるよりも今ある領地を発展させるほうが支配者の器が大きく思えるのであるが、
ロボット戦争アニメであるからには、そういう発想が無かったの知れない。

ドレイク・ルフトの野心の源が、出自が上で気位の高い妻ルーザに己を認めさせる。
男を手駒にしか思っていなく野心を焚き付ける毒婦ルーザが争いの元凶らしいのだから、
それに囚われない野心家の軍人以外の側面、政治家としてのドレイク・ルフトを見たかったかも。
だが、それではアニメのジャンルが変わってしまうしスポンサーが許さないかもしれない。

基本的なストーリーはいつもの富野であり、『Zガンダム』と被る。
葛藤する主人公ショウ・ザマは両親とは上手くいっておらず空手が特技というカミーユ・ビダンとの共通点がある。
ジェリド・メサの立ち位置に近いライバルキャラのバーン・バニングス。
気に入らなければ内輪揉めがしょっちゅうあるし、鉄拳制裁も当たり前。
嫉妬もすれば、自分の状況にカリカリして当たり散らす人物もいる。

今時のアニメとは毛色が違っていて若い人には合わないのかもしれない。
だが、これが一時代を作り根強いファン層を形成しているのだから、そういうものとして理解するしか無い。
エリートが叩きのめされ悔し涙を流して強くなったバーン・バニングス。
ある意味裏主人公と言えるバーンの顛末を見れば味わい深いものがある。
思えば、このアニメに出てくる登場人物はプライドが高い。
負け犬のまま終わるのは死ぬより苦しい騎士のプライド。
王のプライド。貴族のプライド。技術者のプライド。男のプライド。女としての意地。
誰ひとりとして納得せずして誰かの風下に立つのを心のなかでは受け入れない。これぞ、まさしく群像劇なのである。

兵器の開発と量産のスピードが早すぎるだろ、
戦いは戦略・戦術よりもいつも乱戦で個人の能力任せで決まるフシがある、
と戦争アニメとしては疑問や偏りがあるもの、

人間劇を中心とした戦記物の一つの完成形として、
今時の作品の傾向に一石を投じて欲しいアニメであると思えた。

本音を言えば『地上編』が無ければ印象が薄い作品になっていたかもしれない。
最初はオーラマシンとの性能差で一方的にやられるだけのアメリカ空軍が、
とある作戦をとることで異世界からの侵略者に何度も痛手を負わせるところに、
技術差や性能差で上下を付ける作品群に無い良さを感じた。

大事なことを言い忘れていたので最後に!
Blu-ray BOX の若本規夫新録のPVだが、例の巻き舌喋りが酷すぎる。
昔の若本は良かったが今の若本は変な喋り方芸人でしか無いことが悲しい。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2018/12/29
閲覧 : 502
サンキュー:

51

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

序盤・中盤はダラダラと長く退屈だが、地上編はまずまず楽しめました。

取り敢えず観終わった・・・ということでレビューを挙げておきます。

◆総評

富野由悠季監督の代表作ということで、これまで見てきた『機動戦士ガンダム』(1979年)、『伝説巨神イデオン』(1980年)の両作が、それぞれ元々4クール1年分の作品として構想されながらも、どちらも放送開始後の視聴率不振・不人気で放送短縮・打ち切り(*1)となったことと比較すると、その少し後に制作された本作は、流石に富野氏も視聴者受けを重視したのか

(1) 主人公の性格をグッと前向きでハツラツと好感の持てるものに変更して、
(2) シナリオもまずまず分かり易いものを採用した(※但し最終盤の{netabare}死者続出の欝な{/netabare}展開は相変わらず)

・・・ようで、前2作と違って本作は当初予定どおり4クールきっかり完結できたようです。

特に、第32話「浮上」以降の展開(“地上編”)は、米ソ冷戦たけなわだった1980年頃の世界情勢を反映しているのかも?な個所もあって、なかなか楽しめました(※なお第37話「ハイパー・ジェリル」は本作唯一の★★(優秀)回となりました)。
ただ、例えば第18話「閃光のガラリア」で、{netabare}自衛隊を無神経に悪者扱い{/netabare}するシーンがあったりして、今の感覚からするとやはり微妙な感想になってしまうことは否めませんが。

(*1)この両作はTVシリーズは不振で打ち切りとなったものの、その後制作された劇場版で何とか面目を保ち、富野監督と同世代の編集者・執筆者が多かったアニメ雑誌からは逆に絶賛されて、その強い影響を受けた読者層から事後的に「名作」扱いとされたそうです。


◆制作情報
{netabare}
原作         矢立肇、富野由悠季
総監督        富野由悠季
キャラクターデザイン 湖川友謙
メカニックデザイン  宮武一貴、出渕裕
音楽         坪能克裕
アニメーション制作  日本サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 聖戦士ダンバイン (1983年2月-1984年1月) ============

 - - - - - - - - - - バイストン・ウェル編 - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 聖戦士たち ★ ショウ・ザマのバイストン・ウェル召喚
第2話 ギブンの館 ★ アの国の領主ドレイク&ギブン双方の謀略、ギブン館強襲
第3話 ラース・ワウの脱出 ★ ショウ&リムル密会、マーベル隊のドレイク館急襲、リムル墜落
第4話 リムルの苦難 ★ リムル捜索、バーンvs.ショウ、バーンのリムル救助、聖戦士ショウ
第5話 キーン危うし ☆ ショウの怪鳥ギャラン撃退・キーン救助
第6話 月の森の惨劇 ☆ ショウvs.トッド、ロムン・ギブン死亡
第7話 開戦前夜 ★ ドレイクの策謀、アの国の愚王、ニーのドレイク館潜入・リムル奪取失敗
第8話 再び、ラース・ワウ ★ ショウのシルキー救出作戦、悪妻ルーザの野心、作戦失敗
第9話 天と地と ☆ フェラリオの国、アメリカ・ダラス上空へ、バイストン・ウェル帰還
第10話 父と子 ☆ バーン隊のミの国侵攻、キブツ・キースの頼み、キブツ戦死
第11話 キロン城攻防 ★ ミの国の王ピネガン・ハンム、ドレイク軍の総攻撃、ビネガン王敗死
第12話 ガラリアの追跡 ★ 武の国ラウ国王フォイゾン・ゴウ、ドレイク軍来襲、パットフォット&エレ母娘退去
第13話 トッド激進 ☆ シルキー再度の地上人召喚、トッド&ガラリアのタータラ奇襲、トッド機撃墜 
第14話 エルフ城攻略戦 ★ ドレイクのアの国乗っ取り戦開始、ゼラーナ隊来援・ガラリア隊撃退
第15話 フラオン動かず ☆ ショットの野心、愚王フラオン・エルフ、ショウの力不足
第16話 東京上空 ★ ショウvs.ガラリア、オーラロード開かれる、ザマ家の困惑、ガラリア暴走
第17話 地上人たち ★ 新宿副都心壊滅、ショウへの尋問、エルフ城陥落、ガラリア捕獲失敗・再度の暴走
第18話 閃光のガラリア × 両親とショウの擦れ違い、ガラリア消滅 ※無神経に自衛隊を悪者扱いしてる点がかなり微妙・・・
第19話 聖戦士ショウ ☆ ショウ再度BWへ(ラウの国)、ショウVS.新召還者、ショウとマーベルの再会
第20話 バーンの逆襲 ★ ショットの新機(レプラカーン)、ショウvs.バーン
第21話 逃亡者リムル ☆ 元音楽教師ミュージィ・ポーvs.ショウ、ポーの実父圧殺、リムルとニーの再会
第22話 戦士リムル・ルフト ☆ リムルの無謀な出撃
第23話 ミュージィの追撃 ☆ 新召還者(フェイ・チェンカン)vs.ショウ、フェイ戦死
第24話 強襲対強襲 ☆ トッド回復・ビショット(クの国王)仕官、新召還者(アレン)vs.ショウ、トッド機来襲
第25話 共同戦線 ☆ バーンとトッドの再会、ショウvs.バーン、リムル奪取(トッド)
第26話 エレの霊力 ☆ 新召還者(ジェリル)のエレ母子襲撃、エレの予知能力、トッドvs.ショウ、ドレイク&ビショット同盟本格化
第27話 赤い嵐の女王 ★ 異世界レッドサッド漂着、シーナ(ナの国女王)との出遭い、BW帰還
第28話 ゴラオンの発進 ☆ ドレイク軍のタータラ城攻撃、ラウ王の隠し玉(巨艦ゴラオン)
第29話 ビルバイン出現 ★ タータラ城陥落、ショウvs.アレン、ポイゾン王戦死、アレン戦死
第30話 シルキーの脱出 ☆ ナの国の援軍到着、ショウのドレイク館侵入・シルキー救出、ジャコバ・アオンの裁き
第31話 黒騎士の前兆 ☆ 入り乱れるドレイク&ビショットの思惑、両軍のナの国侵攻、黒騎士vs.ショウ、ジャコバ・アオンの怒り{/netabare}

 - - - - - - - - - - - - - 地上編 - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第32話 浮上 ★ 戦闘者・兵装全て地上へ、黒騎士の執念
第33話 マシン展開 ☆ ショウvs.トッド、トッド機の異変、撃退
第34話 オーラ・バリアー ☆ 地上戦の困難、バーンの涙
第35話 灼熱のゴラオン ★ 地上軍の核兵器使用、地上軍特使トルストール戦死 ※エレの特殊能力発動は唐突×
第36話 敵はゲア・ガリング ★ 米国企業との取引(高性能レーダー導入)、ビショット軍来襲、エレの決意
第37話 ハイパー・ジェリル ★★ 地上軍&ジェリル機来襲、ジェリルのオーラ力暴走・自滅
第38話 時限爆弾 ★ ソ連特使の核持込・ゴラオン爆破計画、マーベル貢献
第39話 ビショットの人質 ★ トッドのマーベル捕獲、ビショット&ルーザの姦策、シーラの決断、マーベル救出(黒騎士のサポート)
第40話 パリ炎上 ★ ビショット艦への偽装投降、黒騎士vs.ショウ
第41話 ヨーロッパ戦線 ★ シーラと英国女王の会見、ビショット隊vs.シーラ隊&エレ隊、シーラ負傷、ジャバ戦死
第42話 地上人の反乱 ★ オスロ市民の抵抗、ビショット隊vs.エレ隊、リムル逃亡失敗
第43話 ハイパー・ショウ ★ 北海の戦い、ロンドン防衛戦
第44話 グラン・アタック ★ ドレイク軍のシーラ艦波状攻撃、ゼラーナのドレイク艦強襲
第45話 ビヨン・ザ・トッド ★ エレ艦のビショット艦急襲、ショットの小型戦艦出現、トッド戦死 
第46話 リモコン作戦 ☆ ミュージィ偽装投降作戦、米軍機のビショット艦体当たり攻撃
第47話 ドレイク・ルフト ★ ゼラーナ轟沈、ドレイク&ビショット各々の思惑
第48話 クロス・ファイト ★ 乱戦、エレ死亡、リムル死亡、ルーザ死亡、ビショット死亡、エレ艦&ビショップ艦轟沈 ※オーラ力云々を粗雑に使うのは止めてほしかった×
第49話 チャム・ファウ ★ スプリガン轟沈、マーベル戦死、ドレイク艦&シーラ艦轟沈、ショウ&バーン相撃ち、浄化{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)28、☆(並回)19、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.6

OP 「ダンバイン とぶ」
ED 「みえるだろうバイストン・ウェル」


※なお、本作からの派生作品として『New Story of Aura Battler DUNBINE』、『リーンの翼』のOVA2本が制作されているので、併せて評価しておきます。

このうち、

(1) 『New Story of Aura Battler DUNBINE』の方は、特に見るべき所のない後日譚でしたが、
(2) 『リーンの翼』の方は、富野氏の戦争観をもしかしたら垣間見せてくれているのかも?な異色作でした。
(※個人的には突っ込みどころが多過ぎて余り高く評価しませんが、それでも、いずれ再視聴して、ちゃんとレビューしてみたい作品となりました。)


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◆制作情報(New Story of Aura Battler DUNBINE)
{netabare}
原作         富野由悠季
監督         滝沢敏文
キャラクターデザイン 幡池裕行
メカニックデザイン  出渕裕
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== New Story of Aura Battler DUNBINE (1988年2-8月) ========
{netabare}
第1話 復活 ☆  ※1988年2月25日
第2話 七百年の野望 ☆  ※1988年5月25日
第3話 地上に近き者 ★ ※1988年8月25日{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5

主題歌 「Last No」(第1話)
     「モノローグを染めて」(第2-3話)

///////////////////////////////////////////////////////

◆制作情報(リーンの翼)
{netabare}
原作小説       富野由悠季(雑誌『野生時代』1983-86年連載)
総監督        富野由悠季
脚本         高山治郎、富野由悠季
キャラクターデザイン 工藤昌史
メカニックデザイン  篠原保、沙倉拓実
音楽         樋口康雄
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== リーンの翼 (2005年12月-2006年8月) =============
{netabare}
第1話 招かれざるもの ☆ ※ラスト近くの安直に子供を使った演出がイマイチ×
第2話 ホウジョウの王 ☆
第3話 地上人のオーラ力 ☆
第4話 王の奸計 ☆
第5話 東京湾 ★
第6話 桜花嵐(おうかあらし) ★{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)2、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.9

主題歌 「MY FATE」

投稿 : 2018/09/30
閲覧 : 980
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18

GusTV27390 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちょいちょい面白いけどまた全話観たいとは思わない

まずオープニングが良いです。
キャッチーでカッコいいです。
時折歌っちゃいます。

1話の掴みもまあまあ良いです。

それからトッド役の人の演技も独特で面白いです。
それ以上にガラリア役の人の演技が独特で面白いです。
若本さんも今より癖なくしゃべってますw

さすがに昔の作品なので絵は昔のアニメだね~って感じです。
でも中盤からのいろいろ巻き込んでの戦いの展開は面白いです。
ただラストはなんか唐突感あるので見終わった後の後味はビミョーです。

スパロボとかで知って原作観てみたいって人は1回ぐらいは観てみても良いかもしれません。

投稿 : 2018/07/24
閲覧 : 301
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3

ネタバレ

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

リアルタイムに見ていて、現在見直し中

・子どものころに見たときは、オーラバトラーの斬新なデザインに眼が奪われてしまい、ストーリーはよく分かりませんでした。 {netabare}いつの間にか地上に出てきて、ハイパー化とかしだして気付いたら全員死んでしまって {/netabare}あっけにとられました。

・プラモデルに透明な羽がついていて、それがガンプラにはない魅力で、作りまくりました。すぐ折れたけど(笑)

・今見ると、敵味方ともに憎まれ口や嫌味なことを言うキャラクターばかりで、人間としての魅力を全然感じませんね。特にニー・ギブン。変なのは髪型だけにしとけよ!
・しかし、同時に見ているエルガイムが、無理にコメディ的な要素を入れてくるので本筋が全く見えてこなくて全然面白くないので、それに比べるとダンバインの方が幾分か良い作品に思えました。

・昔のブラウン管テレビの時は音が再現されてなくて気付きませんでしたが、OP曲のイントロ、ベースのスラップは超カッコイイですね!

投稿 : 2018/04/23
閲覧 : 337
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19

ネタバレ

おいちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こんなに面白かったのか

※文章の終盤にラストを記載しているのでお気をつけ下さい。

10年以上前にゲームのロボット大戦で知ったが、
絵が古臭くて見ていなかった。

最近、たまたま観る機会があり、先程最後まで
観終わった。

絵はやはり古さを隠し得ないが、戦艦やロボットの
描き方などは細かくて凄いと感じる。

昆虫とロボットの融合もとてもうまくいっていて、
作中『うぉぉ!!かっこいい!!』と内心、何度も
叫んだほどだ。ボチューンの曲線・・・(ウットリ

後は、OPが毎回聞いてしまうほどにカッコイイ所と、
世界観が気に入っている。

特に、『海と陸の間にあり、輪廻する魂の休息と
修練の地』なんて設定、よく子供向けのアニメに
詰め込んだものだなと思う。
※ wikiによるとオスカー・ワイルドの『水の子』に
  出てくるらしい世界観らしい。

反面、物語については富野作品に多い未熟な大人が
多く登場し、ドロドロとした政治や人間関係が続く。

話数が多いせいか中だるみが多く、必要性を感じない
話しも有る為か、離れる人も多そうだ。

{netabare}
最後は総力戦による潰し合いと、女王による浄化の光で
敵味方が全滅(主人公、ヒロイン含む)して話しが
終わっていく。魂の休息の地であるバイストン・
ウェルに戻るともとれるが、あまりにも救いが無く、
悲しすぎる。

唯一の生き残りとして、ミ・フェラリオ(妖精)が1体
残るが、それも地上の人達にバイストン・ウェルの事を
伝えた後、人知れず行方不明となってしまうというのも
悲しい・・・。
幼いキャラクターとして描かれていたので、そのナレー
ションが流れると共に心がエグられる感覚になった。

ほんと辛い・・・。
{/netabare}

総評としては、全体的にカッコよくて夢があって、
本当に好きな作品となったが、物語の面だけはなんとか
ならんかったんか。

投稿 : 2018/03/03
閲覧 : 277
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4

のか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

ロボット作品でギブアップなんて初めてです^^;

オリジナル作品 全49話

あらすじ
異次元のバイストンウェルに召喚された主人公がオーラバトラーと言うロボットに乗って戦うお話し

では感想を
無理だわ~、この作品^^;

なんでこんな古い作品を見たかと言うと、正月に実家に帰った時にDVDボックスがあったんですよね。

お父さん、またですかwww
冬のボーナスでこれ買ったんですね^^;
(サイバーフォーミュラ)で懲りなさい。
当然のようにお母さんに怒られていました
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

お父さんに「これ、面白い?」と聞いたら「アニメは好みだ。自分の目で見ろ」と言われたので視聴
しかし、13話で断念ですwww

内容が全然全く脳内に入ってこない!
初代ガンダムを征した私なのに、この作品は・・・ね^^;

理由を挙げると・・・

1・戦争の理由が欲まみれ。正義とか悪じゃなくて欲なんです。
まあよくある設定なんですが、見ていると気分が悪くなってきました。

2・そしてほぼほぼキャラが子供っぽい。
「大人になりなさい」と諭したくなるようなキャラばかり^^;

この2つの理由が重なり混ざり合って、爽快感はナッシングでしたwww


作画はかなり古いのでしょうがないと思っています。
が、13話まででも崩壊があったので低評価^^

声優さんなんですが、古すぎて知らない人ばかりです・・・
でも、もう少し演技、何とかなりませんかね?
棒読みみたいに聞こえて感情移入が出来なかったです。

音楽。昔のアニメってアニメタイトルが歌詞の中にあるって本当なんですね
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

キャラは先にも言った通り、みんな子供っぽくてイラッとします^^;
お前もか、お前もか、お前もかよっ!ってツッコミをたくさん入れました。


お父さんに「なんでこのボックス買ったの?」とメールすると
「昔は面白いと思った。今、見るとそんなんでもなかった」と
返信がありました。

13話で私が断念したことを伝えると、後半はもう少し良くなるとのこと

でも、もういいです^^
苦行に近いので、断念ですwww

好みなんでしょうかね?お薦めはしません^^
スーパーロボット大戦(?)とか言うゲームに出ているそうです。
ゲームをする方は元ネタなので視聴しても良いんじゃないでしょうか。

女性向きのアニメとは思えませんでしたwww
49話と長いしね。ロボット作品は数が多く面白い作品はたくさんあります。

無理にこの作品にこだわる事はないかなって(笑)

お父さんみたいに昔のアニメにこだわる人だけ見たら良いんじゃないでしょうかね
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪


では最後に一言
絶望した~!今度は(魔神英雄伝ワタル)か(魔動王グランゾート)のDVDボックスを買おうとしている父親に絶望した~!
「どっちが良いと思う?」ってどっちもよく知りませんよ!
ワタルはCATVでやっていたので少し見ましたが、グランゾードって何ですか?
どうせなら(SHIROBAKO)とか買ってください~
ボーナスのお小遣いをアニメDVDに注ぎ込む父親に絶望した~~~!!


・・・まあ、面白ければそのDVDは私の物になりますがね(邪笑)
ダンバインはお父さんに返しますが、サイバーフォーミュラは私の物です
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

投稿 : 2018/02/09
閲覧 : 429
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15

むらさきたましい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白い世界観でした

陸と海のはざまにあるといわれるバイストンウェル物語です。
地上とは違った世界観は斬新で、オーラバトラーの装甲も、生物から作られるから、曲面が多いなど、ファンタジックな設定が面白かったです。
その分、最後が少し急ぎすぎたかなという気はしますが、面白い作品でした。

投稿 : 2017/11/30
閲覧 : 268
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6

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

OPがかっこいい。
内容は冨野監督らしく登場人物がほぼ消滅してしまいますね。そんな消し方しなくてもと思うのですが、それだけじゃなくて途中、戦闘している人たちが人間界に一斉に送られるという展開が謎でした。なぜ、そのタイミングで?

投稿 : 2017/09/14
閲覧 : 250
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4

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

観終わったというか観なおした

リアル放送時に観てたんです!

私は当時からダンバイン大好きでした
昆虫をモチーフにしたオーラバトラーとか大好きです
でも、友達には受けが悪くて(^_^;)

今回観なおしたけどやっぱり面白かったです
異世界に飛ばされる物語の私の原点はやっぱりダンバインなんだと思います

だから今でもファンタジー系は好きなんですね

主題歌は特に前半の主題歌が好きです

スパロボとかやって興味のある人とは是非!

全てのアニメ制作者に感謝を!

投稿 : 2017/08/21
閲覧 : 272
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5

ネタバレ

tora さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ファンタジー世界のロボットアニメ

ファンタジーの世界で、ロボットでの戦いを入れ込んだ珍しい設定。

しかし、ファンタジーなのは世界観だけで、人間の心模様や、死が目の前にあるという戦争という状況は、現実的に描かれている。
その意味で、リアルロボット系の物語です。

途中、終盤と、ファンタジー世界であるバイストンウェルから地上へ戻る場面がある。地上の人の反応は現実的なもので、両親でさえ息子を信じられない残酷な状況に陥る。その他、血のつながった肉親同士の殺し合い、精神崩壊など全体的に暗い物語になっている。

投稿 : 2017/05/11
閲覧 : 215
サンキュー:

5

ネタバレ

ポル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

OPの主題歌耳に残るインパクト!だんばいん

主題歌「ダンバインが飛ぶ」カッコイイです。曲はロボット大戦などのゲームで聞いたことがあり物語は今まで知りませんでしたが今回見終わりました。全49話。

ロボアニメでファンタジー要素を取り入れた斬新な世界観だそうです。当時はウケが悪くスポンサーの会社が倒産になったところもあったそうな。今でこそインターネット配信でアニメも見る人が多くなり評価は当時より上がってきているそうですが。

昆虫をモチーフにした独特な形状のロボ。遠距離攻撃はオーラバリアで無効化され白兵戦主体の剣での戦闘が多いのが特徴。

だいぶ昔のアニメなので作中での台詞がなんかクサく思えてきて古臭さが目に付きますが、スルーして見続けましょう。キャラとかダサいなと初めは思いましたが見続けていくと意外と面白みが出てきます。妖精可愛いです。だが口が悪いやつばかりww

全49話見終わってる方のみ読んでね↓
{netabare}
ツッコミどころ満載でした。
妖精の女王的存在のヴァイストンウェルの神様っぽい存在のジャコバアオンさんだっけ。ショウたちにオーラ機械全て破壊するよう依頼したにもかかわらずいきなりオーラバトラー全部追放とか理不尽すぎるよね。

登場回数が少ないのですが、シーラさん可愛かったです。
エレさん髪型が特殊なせいもあってかしょぼく見えましたwシーラさんと同じ女王なのにね。

ニーがモテ男ってのがおかしな世界だなと(この人も特殊な髪型してました( ´∀`)笑ってしまう)wキーン、チャム、マーベル、リムルに好かれていたようなのでw

バーンさん(´・ω・)カワイソス。ショウのダンバインにやられてばかりで悔しさのあまりひとりうつむき男泣きしてた姿は印象に残りました。

シーラが最後ヴァイストンウェルに帰還するみたいにハダカ謎オーラ出してましたが敵味方全滅エンドなんすかねぇ。描写が曖昧で視聴者にご想像にまかせるってことなんでしょうか?ラストはハッピーに終わって欲しかったですね。
{/netabare}

投稿 : 2017/05/06
閲覧 : 437
サンキュー:

13

ネタバレ

古酒(クース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ダンバイン

何がかっこいいって

このダンバインだよ!

好きなロボットって訊かれれば、まずこれがくるよ!
オーラバトラーは、数多のロボットの中でも異質なのは認める。
しかしゴテゴテせず、曲線的なラインでシンプルでありながら

生物とロボの融合バランスが素晴らしいじゃないか。

フィギュアとかプラモとかあまり興味ないけど、
これは買っちゃうくらい好きだよ!

ロボットと言うか虫じゃね?表出ろやああ!

これが戦うんだぜ?観るよ!当たり前だろ!
富野監督だからストーリーがきついトコもあるし、(東京に出てきたのは胸熱。)
裏事情のせいか、後半はバタバタしてた様な気もするけど、

このダンバインが出るってだけでも観る価値があるんだよ!

投稿 : 2017/02/04
閲覧 : 226
サンキュー:

6

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ひたすらカッコいい。

どうせストーリーとかキャラクターについては既にさんざん語られているに違いないので、本作のカッコよさをアピールしておきます。

1. OPがカッコいい
主題歌『ダンバインとぶ』ですがイントロのチョッパー・ベース、現MIQ(当時: MIO)さんのボーカル、(特に1クール目の)背景アニメーション、歌詞のいずれをとってもカッコよくないところがないという素晴らしいOP。当時の主題歌なので主役メカ「ダンバイン」の名をサビで連呼してしまうのはご愛敬。

2. オーラバトラーがカッコいい
実はたいていのロボットアニメで主人公機はあまりカッコよくないと思ってしまう派なのですが、そんな私でもダンバインは文句なくカッコいいと言える。

もちろんドラムロ、レプラカーン、ダーナ・オシーなどのカッコよさには及びませんが…。そしてビルバイン、お前は顔を洗って、もとい色を塗り直して出直して来い(笑)!

3. 世界観がカッコいい
文明はほぼヨーロッパ中世レベルなのに、オーラマシンのテクノロジーだけ突出してしまっている異世界バイストン・ウェルのファンタジーな設定が素晴らしい。妖精(フェラリオ)とかもいるし。いや、文明が中世レベルなんで(ガロウ・ランへの)差別とかもあるんですけど…。

4. ドレイク・ルフトがカッコいい
いや、敵の親玉を褒めるなっていう話なんですけどこれがヨーロッパでは凄くモテそうな精力的な漢なんですね。ハゲですけど(笑)。(← なのでアニメファンへのウケは悪そう)

知っている人は知っているエンディングのせいで物議をかもしたりする本作ですが、そんな最終回も含めて大好きな作品です。

投稿 : 2016/04/28
閲覧 : 593
サンキュー:

21

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

お姫様が魅力的

ロボットアニメながらファンタジーが舞台というユニークな作品。戦国時代が舞台の大河ドラマの様なストーリーで、ラスボス(ドレイク)が大物でちゃんとラスボスを演じている。

良い点
・各陣営のお姫様がとても魅力的。
・主人公が常識人で違和感がない。
・ロボットのデザインが昆虫をモチーフにしていて個性がある。
・やたらと熱いOP。

悪い点
・現在の視点で観ると冷戦時代を感じさせるところが多い。
・この監督ならではの酷い母親が出てくる。
・戦闘シーンが単調。

お姫様目当ての萌えアニメと観ても楽しめると思います。
NHK大河ドラマが好きな人や、行動するお姫様が好きな人、ちょっと変わったロボットアニメが見たい人に特におすすめします。

投稿 : 2015/11/06
閲覧 : 251
ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SFスーパー英雄(?)列伝13

「バイストンウェルの物語りを覚えている者は幸せである、ネタ豊かであろうから・・・」
なんか、ちょっと違うナレーションですが(おいっ)、後半のてこ入れという名の路線変更のせいで、こう言われてもしょうがない作品になってしまったのが、残念です。
前半はホント、異世界物として、ワクワクして見てたんですが、どうもメインターゲットである子供達には受けが悪かったようで、玩具が売れない、しまいにはメインスポンサーであるクローバーが倒産するという悲劇に(涙)
当時はそれまでの世界観をぶち壊すようなデザインのビルバイン登場に、不満だったんですが、おかげて打ち切りにならずに済んだとは(後で知ってビックリしました)
後半、舞台が地上になったのも同じ理由で、それを当時はアニメ雑誌で何だかんだと理屈をこねて特集してたのを喜んで見てたんですから・・・
(今考えるとハズカシイですね 汗)
ただ、地上編がつまらないという事ではなく、それなりに面白かったです。
でも、監督お得意(?)のキャラが最後次々と死んでいくのは、どうにかならなかったんでしょうか。
特にリムル・ルフトの最後が(うーん)、他の国の国王と浮気をしてる母親に射殺される展開は、当時見てて、オイオイって思いました。
ヒロインはマーベルか、リムルになるんでしょうけど、個人的には後半に出てくるシーラ・ラパーナが一押しです(笑)もちろんチャム・ファウは別という事で(ん~!?何のことかな~ byアミバ)
最後にダンバインファンの方は、秋田大アニ研が85年に製作された「農耕士コンバイン」を見る事をお勧めします(爆)

投稿 : 2015/07/17
閲覧 : 434
サンキュー:

11

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ガンダムより好きです。

流石は、サンライズ作品と言う作り方、お話しですね。アタシには珍しく、主人公に共感出来ました。特に、チャム・ファウとショウ・ザマとのやり取りが印象的で、操縦席にチャムがいるから、ストーリーに幅が出た。操縦席でのシーン等は、どのアニメも真似が出来ない程です。
LDBOXもDVDBOXもCDもプラモデルも持ってます。サンライズ作品では、断トツのNo.1です。

動画サイトで、秋田大学アニ研 の農耕士コンバインOP・EDを視聴した。ダンバインへの愛が溢れていて良い作品だった。視聴されてない方は是非とも御覧下さいましm(_ _)m

投稿 : 2015/04/26
閲覧 : 445

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最後の名セリフで心に刻まれる作品となりますが

バンダイの1/72ダンバインのプラモの頭部の出来の悪さに起因する再三の改修騒ぎ覚えてますでしょうか?あの頃のプラモデルはホント酷かったw

オッサン世代は冨野監督擁護に走りがちでは有る訳ですが、それでも終盤にかけての地上での展開はちとグダグダさにも程があるかとw
でもね~やっぱりラストはイイですよね。

俺は人は殺さない。その怨念を殺すのだ。シーラ・ラパーナ、浄化を!

でしたっけ?
何十年経っても覚えてるセリフがあるってだけでも語る価値化ある作品だったと思います。

追記
そういえば、続編のOVA。私はたまたま見ましたがありゃ話にならんです。80年代OVAの悪いとこ集めたようなアレな作品ですので。リーンの翼の事ではないすから誤解無きよう。

投稿 : 2015/04/11
閲覧 : 415
サンキュー:

7

ネタバレ

moon_light さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もう既に30年前の作品・・・

作品の随所に富野御大らしさが見られる作品
ゲームのスーパーロボット大戦シリーズに触発されて見てみた

30年前とはとても思えない作り込みの世界観と30年前らしい画風
富野御大らしく各キャラもそれぞれに尖がっており見応えはたっぷりある

投稿 : 2015/03/27
閲覧 : 266
サンキュー:

4

ネタバレ

たるりん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

昔全部観れなかったので観て見ました

昔も思いましたがオーラバトラーかっこいい!
今でも全然古臭いとは思えないです^^

ストーリーについては詳しい人がいっぱい語ってくれてると
思うのであまりふれません
ただ、どうしても言いたいのは
あの終わり方はなんかひどくなーい?
もう少しこうなんとかなったでしょーに...

とは言え面白いアニメです
全話観るのは大変ですが機会があれば見てください^^

投稿 : 2015/01/07
閲覧 : 250
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

日本は40年戦争をしてないんだ!

と、作中に主人公の台詞があります。時代を感じさせますね
ダンバインはサンライズお得意のロボ系ですがファンタジーでもあります
物語の前半はバイストン・ウェルの異世界編、後半は地上に出てくる地上編

地方の領主が禁忌を起こし地上からバイストン・ウェルに地上人を無理やり
連れ込み「聖戦士」と祭り上げて戦争を起こす
主人公も含めてだけど、皆んな何故か順応性が高い
あっさりと異世界に馴染んで行く

主人公は早くから反乱側に付き戦火を抑えようと努力するも上手く行かない
面白くなるのは主人公の機体がダンバインからビルバインに変わる辺りから

地上に舞台が変わると世界中を巻き込んでいき戦火は拡大するばかり
あり得ないくらいの核弾頭が炸裂します

決着がつく最終回は…サンライズの中でも{netabare}かなりのBADEND {/netabare}
サンライズが好きな人にしか勧められないわけじゃないけど
ファンタジー要素は強くない

80年代好きな人は楽しめますよ。

投稿 : 2014/10/03
閲覧 : 300
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

日本作品でドラクエに先行したファンタジー+ロボットアニメ

1983年(昭和58年)放送の古いロボットアニメ。全50話。
ガンダムの富野監督作品だが、ロボットアニメにファンタジー要素を取り入れた異色作。
ちなみにRPGの代表格「ドラゴンクエスト」の1作目発売が1986年、ドラクエによってファンタジーが日本に一大ジャンルとして定着する3年前に世に出た、ファンタジーである。
※余談だが私の名前「どらむろ」は本作が元ネタだったりします。


{netabare}『物語』
今でこそ珍しくないファンタジー舞台に我々の世界の人間が召喚される系、その元祖である。
現代(無論、放送当時だから昭和58年頃か)の少しやさぐれた不良な若者ショウ・ザマが、突如として異世界「バイストン・ウェル」に召喚されてしまい、バイストンウェル征服を企む「アの国」の悪徳領主ドレイク・ルフトに「聖戦士」として「オーラバトラー」(本作のロボット兵器。異世界の怪獣の生体素材で出来た昆虫っぽいフォルムのメカ)に乗って戦わされる事に。
妖精が居たり、まるで中世ヨーロッパのようなファンタジー世界で、ロボット兵器が飛びまわる…そんな不思議な世界観に戸惑いつつ、悪の領主ドレイクの野望とそれを阻止する勢力との戦いがエスカレートしていき、主人公ショウはその戦いに巻き込まれていく…。
導入からの流れが極めて自然、視聴者も戸惑いながら、いつの間にかファンタジー世界とロボットバトルに引き込まれていく感じで、序盤から全く目が離せない。
悪徳な父に反発する囚われのお姫様リムルが可愛かったり、反ドレイク陣営のリーダー格のニー・ギブンとの恋や、ショウやマーベル、トッドらの地上人の思想も入り乱れ、人間模様もリアル。
ゼラーナ隊内部の確執、戦いを通じて次第に心を一つにしていく過程が、俗に富野節と言われる小洒落た会話劇やロボットバトルを通じて描写されていた。
ファンタジーであっても人間ドラマが本格派なのは、流石は富野監督作品か。

オーラバトラーを強力に操る為には「オーラ力(おーらちから)」というバイストンウェルに満ちている生体エネルギーが必要で、そのオーラ力は、異世界人(コモン)よりも、地上人(ちじょうびと)つまり我々の世界の人間の方が強い。
なので、我々の世界の普通の青年であったショウも、バイストンウェルでは強いオーラ力でオーラバトラーを操れる聖戦士となれるのだ!
…この設定はミヒャエル・エンデのファンタジー小説「果てしない物語」(1979年刊)を彷彿とさせる。
後にも「ドラえもんのび太の夢幻三剣士」も同様の設定(我々の世界で落ちこぼれののび太も異世界では英雄)だったり。
この設定の良い所は(視聴者含めて平凡な人間だけど、異世界ではオーラバトラーで大活躍できるかも!?)と思わせてくれる事だと思う。
異世界舞台のファンタジーならではの舞台設定は今でこそ珍しくないが、当時としては非常に新しかった。

ファンタジー戦記としても非常に本格派で、中世+妖精が居る世界観に突如としてロボット兵器や飛行戦艦が登場したら、世界はどうなってしまうのか…?
をリアルに描いており、ショウ達ゼラーナ隊の奮戦や反ドレイク陣営の有力国家「ミの国」や「ラウの国」「ナの国」の君主達の支援も受けつつも、次第に劣勢に追い込まれる等、英雄無双だけでは戦争には勝てない、ガンダム作者らしいリアル戦争物としても面白い。

序盤は割と正統派のファンタジー戦記(ロボット兵器が乱れ飛ぶが)であったが、16話「東京上空」にて、いきなりショウのオーラバトラー「ダンバイン」が敵の女戦士ガラリアのオーラバトラーと共に故郷である我々の世界の東京に出現してしまう超展開。
この展開により、本作はファンタジーでありながら、非常にリアリティーを感じる。
序盤は「もしファンタジー世界にロボット兵器があったら?」中盤は「もしそのファンタジーが現実世界に現れたら?」をリアルに描いており、全く目が離せなかった。
このお話はファンタジー世界だけでなく、我々の世界も巻き込まれてる!
故郷に帰還したショウを待ち受けていたのは、同胞である筈の地上人からの疑惑の目、実の両親からも拒絶される疎外感が酷い。
ここは自分の居場所じゃないのか?
その葛藤が解決せぬまま、聖戦士ショウはダンバインと共に再びバイストンウェルへと帰還する。
…ガラリアさん結構好きだったのに、ここで退場は哀しかった。
20話のタイトル「聖戦士ショウ」俺は聖戦士なんだ!バイストンウェルでやるべき事がある。悲しむ暇は無い!
そんな決意が伝わってくる中盤戦、反ドレイク陣営の有力な君主(お姫様)二人も登場、バイストンウェルの覇権を賭けた戦争が激化していく。

ここからが更に面白く、大国ラゥの国の姫エレ・ハンム、やはり大国ナの国の君主シーラ・ラパーナ女王(女王だけど美少女)らの戦力も糾合してロボットバトルが白熱。
ドレイク陣営の各パイロット達も各々の意地とエゴでもって激しく迫って来る迫真のバトル展開の連続だった。
富野監督作品らしく、各キャラのエゴ剥き出しのセリフの応酬は圧巻。

27話「赤い嵐の女王」で、本作一番の人気ヒロインであろうシーラ様初登場!
囚われのお姫様を聖戦士が助ける王道展開で萌える。
これぞファンタジーのお姫様!ファンタジーの姫様だけど気丈にオーラバトラー軍団と聖戦士ショウを指揮してみせるシーラ様登場で、ここからがダンバインも本番と言えよう。
…でもタイトルとなったダンバインは降板、この時代のロボットアニメの宿命か新メカ「ビルバイン」に乗り換えてしまった。
まあビルバインも普通にカッコ良いのですが、ダンバインのオリジナリティーが勿体ない。

32話「浮上」にて、再び舞台は地上世界(我々の世界)に。
当時は米ソ東西冷戦真っただ中、アメリカとソ連の軍隊が、ドレイク軍のオーラバトラー軍団に全く歯が立たず、ショウ達反ドレイク陣営が米ソと組んで泥沼の大戦争に。
ファンタジーだったのに、いつの間にか米ソ東西冷戦!?
ファンタジーが一気に現実味を帯びてきて、こういう展開も流石ガンダムの監督か。
現実では犬猿の仲だった米ソが共闘する流れは、アニメとはいえ感慨深い。
放送当時の「米ソ東西冷戦」という世相を反映して、核兵器の脅威とそれすらも上回るオーラマシンという脅威をしっかりと描く狙いがあったのかも。
ここから先の展開やバトルは少々冗長でワンパターン、序盤~中盤にかけてのファンタジーの魅力が損なわれているのが難。
それでも、ソビエト連邦軍の将校トルストールと、ラゥの国の女王(まだ幼い少女だが女王)エレ姫との切ない恋愛劇など、見所は十分。
シーラ様とショウの恋愛要素は薄めだが、少しはそういう気持ちがあった(のかも知れない)。

富野監督作品特有のエゴ丸出しのキャラクター達の暴走も終盤に向けて加速していき、狂気と狂気が激突するバトルとセリフの乱舞が圧巻。
オーラバトラーを駆る者たちがねそのオーラ力によって破滅していくのは、怖かった。
ラストのショウvsバーンの一騎打ちが名勝負
ショウ「貴様はその怨念で何を手に入れた!?」
バーン「力と狡猾さだ!さすれば勝つ!」
ショウ「俺は人は殺さない!その怨念を殺す!」
…って、結局殺してるじゃんw
ラストは富野監督作品「伝説巨神イデオン」のような全滅エンド。
やり切れない気持ちになるが、不思議とこれで良かったのかな?とも思った。

総じて
「日本アニメ史上初となるファンタジー+ロボットの融合」
「本格派のファンタジーとロボット戦記」
「人間模様も濃密なドラマ」
「32話以降はちょっとグダグタ、ラストも投げたっぽい?」
という感じ。
全50話と長いので敷居が高いアニメですが、ロボットアニメ(機動戦士ガンダム等の富野監督作品)に興味がある方ならば、視聴しておくべき名作かと。

『作画』
流石に80年代前半なので現代の綺麗さとは比較すべくも無いが、当時としてはロボットバトル、キャラ作画共に綺麗だった。
オーラバトラーはロボットでありながら生物的フォルムで独特の魅力があるし、異世界バイストンウェルの世界観も幻想的で美しい。
女性キャラも、リムル姫やシーラ様など今見ても十分美少女が居る。

『声優』
今は故人となった方も多い、豪華声優陣。
ショウの中原茂さん、バーンの速水奨さん等、主要キャラは全員オンリーワンな熱演だった。
一部拙い演技も多かったりするも、まあそれ含めてキャラの味であろうし(贔屓)。
チャム・ファウの川村万梨阿さんが一番合ってたかも。

バーン・バニングスは速水奨さんの代表的キャラなので、超贔屓して5.0点で♪
(私のサムネもバーンですしw)

『音楽』
OP「ダンバイン飛ぶ」は一番好きなアニソンの一つです。
超燃える!カラオケ行けば必ずこれだけは歌います♪
ED「みえるだろうバイストン・ウェル」もしみじみとする名曲。
また挿入歌「青のスピーチ・バルーン」「水色の輝き」も、80年代風のラブソングで古いけど良曲。
作中BGMが素晴らしい。
オーラバトラーの戦闘シーンや、バイストンウェルの幻想的な雰囲気にベストマッチした良曲ばかり。
大好きなので、サウンドトラックで時々聴いてます。
富野作品は概してBGMが素晴らしいです。

『キャラ』
メインヒロインのシーラ様かわいい超可愛い!
美少女にして大国の君主、軍を指揮して聖戦士ショウに命令(ムチャ振り)してみたり、恋心を健気に隠して「戦いになれは人は死にます。情けは交わさぬが良い」と言いつつちょっとデレてたり、とにかく可愛いお姫様ヒロインです。
他にもリムル姫やキーン、エレ姫、妖精のチャム等可愛いキャラ多い。
敵味方共に人間味溢れる魅力的なキャラ多く、エゴ剥き出しで衝突するので人間ドラマに目が離せない。
敵としてはかなり戦略家だったドレイク・ルフトもボスとして貫録十分。
最初はドレイク軍のエリート騎士だったのにショウニに負け続けて落ちぶれ「黒騎士」となって復活、怨念で戦うバーン・バニングスが哀しくも、カッコイイ。
バーン大好きです。サムネをバーンにしている程w
主人公ショウ・ザマと同じ地上人でありながらライバルとなったトッド・ギネスも敵ながら憎めない。
全体の構図が勧善懲悪なのに、敵も含め一人一人に強い魅力があるアニメでした。{/netabare}

投稿 : 2014/09/13
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聖戦士ダンバインのストーリー・あらすじ

海と陸の間にある世界“バイストン・ウェル”。モトクロッサー志望の青年ショウ・ザマは、その夜、突然、仲間たちの目の前から消え去り、“オーラロード”を通ってバイストン・ウェルへと召還される。それは“アの国”の地方領主ドレイク・ルフトの仕業だった。野望を抱く彼は、地上人ショット・ウェポンがもたらした科学技術によって作られた人型兵器“オーラバトラー”を操縦する力、“オーラ力”を持つ地上人を“聖戦士”として欲していたのだ。 中世を連想させる騎士や城が存在し、フェラリオ(妖精)が暮らす、地上とはまったく異なるこの世界が、ドレイクによって支配されようとしている事実を知らされたショウは、抵抗勢力であるニー・ギブンたちと行動を共にすることを決意する。(TVアニメ動画『聖戦士ダンバイン』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1983年冬アニメ
公式サイト
www.dunbine.net/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E6%88%A6%E5%A3%AB%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%90%...
主題歌
《OP》MIO『ダンバイン とぶ』《ED》MIO『みえるだろうバイストン・ウェル』

声優・キャラクター

中原茂、川村万梨阿、土井美加、安宅誠、高田由美、田中正彦、速水奨、逢坂秀実、西城美希、立木文彦、大塚智子、横尾まり、高橋美紀、色川京子、佐々木るん、火野カチ子、曽我部和恭、大木正司、若本規夫

スタッフ

原作:富野由悠季/矢立肇
総監督:富野由悠季、企画:日本サンライズ(現:サンライズ)、キャラクター・デザイン:湖川友謙、メカニカル・デザイン:宮武一貴、音楽:坪能克裕、作画監督チーフ:湖川友謙、美術:池田繁美、撮影監督:斎藤秋男、録音藍督:藤野貞義、プロデューサー:森山涇/大西邦明/中川宏徳

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