ももたろす さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
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さよならの朝に約束の花をかざろうの感想・評価はどうでしたか?
ももたろす さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
nyaro さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
24年4月追記
どうも既視感が強いなあ、何か忘れてるなあ、と思っていました。SF映画のリストを見ていて思い出しました。ラスト場面が「インターステラー」ですね。そういえばインターステラーの最後の場面が本作そのものでした。
別にだから悪いと言っているわけではなく、含意も若干ズレていますし、多分この作品はSF小説・SF映画からいろいろ題材を持って来て、独自のストーリーを作ってファンタジー風味にしたんだろうなあ、と思いました。こういう作り方ならオマージュもいいんじゃないですかね?
23年9月レビュー
3回目視聴。既視感の正体はアシモフのロボットシリーズとジブリかな?
スタートですけど、レナトの「ナウシカ」の王蟲との類似性と、トルメキアが谷に攻め込むシーンなどを連想しました。類似性は別にいいんですけど、ジブリからの影響は強く感じました。
長命のイオルフとレナトです。「以前は長命種は沢山いた」というセリフがありました。つまり「もののけ姫」ですね。同作では「古代の神々から神聖が失われてゆく」プロセスでした。つまり本作においても、イオルフもレナトも人間に関わらなくても結果的に滅びて行くという暗示でしょう。その理由が純血性にあるんだと思います。
イオルフの10代半ばで見た目が変わらないという設定です。ここばビジュアル的な美少女を描きたいからなのかどうかです。長命であることの意味性は分かりますが「見た目がティーンの少女である」ことの意味性です。もちろんラストシーンのカタルシスの計算もあるのでしょう。
ここに「モラトリアム」「成長しない現代人」のアナロジーがあるかどうかが深みにつながると思います。子供を産み育てることで大人になる、という物語なのでその点ではいいと思います。
例えば「星界の紋章」シリーズのジントとラフィーヌの関係を初め、それこそ無数にこういう話はあります。アシモフの「ロボット」もののイライジャとグレディアの関係なども同様です。
そうそう、ヒビオルですけど、このロボットシリーズでダニールにイライジャが語ったのが、まさに人類の歴史を「織物」になぞらえていました。ダニールがこれによりロボット三原則を克服するという重要部分で、その影響はかなり深く感じました。
そういえば、アシモフの「ロボットシリーズ」は、科学的には圧倒的なスペーサー世界が長命ゆえに人と触れ合わなくなり、いずれ滅びて行くというシリーズですので、本作のそのままです。
で、この部分が作品を貫くテーマ、冒頭から最後のシーンの「さよなら」です。映画「メッセージ」でもあった、運命論と幸福論です。死別が分かっていても出会い、愛することができるか?ですね。
この部分、イオルフ設定で「出産の数が減ってきた」という設定があればもっと考えさせる内容だったのに、という気がします。そうなるとエリアルを拾ったときの「母性本能」がもっと生きると思います。
つまり、社会から赤ん坊がいなくなる、社会で子供を育てようとしなくなるから、個人主義になって行く。適応できない人間が「孤独になる」というマキアの設定に寄り添ってきます。
また、滅びの原因が純血主義で安寧な生活に慣れてしまったという意味で、日本のアナロジーにもなります。資本主義的な個人主義です。
もし、人間に攻められなくてもイオルフはいずれ滅ぶというニュアンスが明確に出ていればこのテーマ性が浮き彫りになって分かりやすくなった気がします。もちろん、これは推測ではなくてこの前提は物語の世界観から裏設定として存在すると思います。
レナトの赤目になってはもちろん王蟲ですが、燃えて死んで行くというのは、憤死ですね。火病と言い換えてもいいかもしれません。自由に生きられなければ滅びて行く。この火病というのはお隣韓国に特有だそうで。もしかしたら、レナト=韓国でイオルフ=日本と考えると辻褄は合います。韓国の方が少子化に苦しんでいますし。
子どもが母親に恋をし性的な対象になるというのは、発達心理学上極めて自然なことです。そこで父親の不在が大きな意味を持ちます。父にかなわない=母を諦める=女性を外で探す、というのがエディプスコンプレックスの克服です。
この周辺のシーン。初めての飲酒も含めて軍という共同体がエリアルの成長に果たした役割が描けていました。ここで彼は男になり恋をすることになりました。だから、母の元から去ると言う部分につながります。
レイリアは無理やり子供を作らせられますが実子です。マキアは子供を拾います。ディサは愛の結果子供を産みます。この3人の母の対比が作品上の骨格ですね。
なお、レイリアは子供を守るために昔の男を拒絶しますが、ここは母になったことの気持ちの変化もあると思います。母とは共に生きられなくても子供を愛する気持ちに違いはない…けど、男よりも先に成長したレイリアにとっては男はもうどうでもいいのでしょう。そこでは男の未練のみっともなさも描いていました。「秒速5センチメートル」問題です。
ということで、設定と含意は非常に緻密に繊細に作り込まれていたと思います。が、とにかくテーマが使い古されていて目新しさがないのと、イオルフの見た目がティーン=全員美少女が鼻にいてしまいました。
上でもいいましたが、イオルフの悲劇性が子供を作らなくなった自業自得の必然だという部分が明確にあって、イオルフ=日本の含意が読み取れれば、子供を産むことの成長がある、逆に言えば、少子化で子供を産まないから成長がないイオルフの子供っぽさという風になったかなあと思います。
もちろん、制作サイドはそこは意識しているかもしれません。しかしストーリーへの反映が弱く、どこかで見た感じで、下手をすると感動ポルノに見えてしまいます。まあ、尺の問題で母と息子の相互の成長が描き切るために他のテーマは切ったのでしょうけど。
3回見たのでもうこれで打ち止めにします。可能性は感じる映画ですが、上記のように類似性が多々あってテーマ的には凡庸なこと、感動ポルノ・美少女ものに見えなくはないことがかなりマイナスになっています。
評価点はやっぱり4はあっていいですね。3回みてもつまらないということはなかったですし、作画技術はやはり素晴らしいと思いました。
2回目視聴後追記です。運命論と幸福論を母子と言うテーマでかなり上手く描いていると思います。
子供の成長を見守る母という視点で、エディプスコンプレックスから思春期に達して親離れするところの描写は良かったと思います。悪い仲間からの誘いで飲酒して大人になる。独り立ちして家庭を持つ。嫁姑問題等々です。
つまり、いろいろ視点はありますが、やっぱり長命の母と短命な息子の避けられない死別=「別れの一族」が主題なんでしょう。タイトルがそもそもそうですし。
で、ちょっとネタバレにありますが映画「メッセージ」を思い出しました。{netabare}宇宙人の言語を習得した女性が未来を見通せるようになり、子供を産んでもたしか小学生くらいで死んでしまうのがわかっている、という話がありました。
「メッセージ」に限らず似たような話は沢山ありますが「親子で子が先に死ぬ別離」「死と言う運命」を受け入れることが不幸なのか?という課題を正面から扱っている点において共通点を感じます。{/netabare}
別れの運命はわかってるけど、そこに存在した愛情が本物であれば「別れの一族」であっても、他者と係わることが不幸ではない、ということです。そうなればイオルフという種族の長命種が登場する意味性は出てくる気がします。
研究として「100日後に死ぬワニ」も見たりしましたが、このテーマはしかし難しいです。難しさの原因はテーマの内容は単純だけど、答えが見いだせないことです。
「運命論」ですねえ。運命を従容と受け入れてその範囲で精いっぱい生きるというのは、当たり前の結論です。「幸福論」もです。短い触れ合いであっても精一杯心を通わせた後の別れは、不幸ではなく幸福だと。
「CLANNAD AFTER」の後半そのものとも言えます。これは間違えると簡単に感動ポルノになる構造です。そこにどれくらい深みを出せるか、です。
レイリアの存在があるので、構造として「母である」「母になる」という対比がありました。しかも「望まずに」「望んで」も対照的です。結果的に両者とも子への愛情はあるわけですが、その理由の違いが母とは?という事を描こうとしていたと思います。
それと織物「ヒビオル」です。「日々、織る」から来ていると思いますので、日常=生活=生きるという事。つまり、一生の一日一日とも取れます。その中の時間と出会いが縦糸、横糸という感じで人生のアナロジーなんでしょう。そこにメッセージとして「母さん」と織り込むところが「子を産めば母になるわけではなく、一日一日の積み重ねで母になるのだ」ということでしょう。
(そうそう、イオルフは「不老」「フ、オイル」のアナグラムでしょうね。語感をエルフに寄せたのでしょう)
こうやって考察していると、なるほどよく考えられたテーマ、メッセージ、物語だなあ、と感心しました。
ただ、です。やっぱり、ただなあ、と言いたくなります。それは感動、涙が前面に出すぎた作品の作りです。本作は「超平和バスターズ」名義ではないですが、その類似作品を作ろうという意図が気になって冷静に見られません。
評価としては、上記の様にストーリーは緻密だと思います。思いますが、どうもどこかで見たような話の焼き直し感がぬぐえませんし「お涙頂戴」の意図が露骨すぎます。3.5とします。
キャラも類型的なところがちょっと気になりますが、配置には無駄がなくよく考えてあるので4とします。
作画は素晴らしいです。4.5。
声優・音楽は調整で、3.5を入れます。映画全体悪くないけど、やっぱり意図が気に入らないという意味です。
以下 1回目のレビューです。
感動要素を自己模倣し続けたアニメ業界が生み出した化け物??
物語の内容は題名と冒頭の数分で分かります。誰と?という部分に意外性はありましたけど。第一印象は「私は何を見せられているのだろう?」という呆然とした無力感でした。
幾つかの要素です。母になる母になれないという対比、寿命の差による別れ、そして異端のものたちの滅びです。これらが組み合わさってなかなか壮大な壮大な物語を作ったかなと思います。
ただ、異端であることの意味合いというか何を象徴していたのかが結局読み取れていません。つまり、中心になるイオルフが何かを象徴していたか、物語の根底では何を描きたかったのが読み取れません。
物語論で感動を作るための仕掛けで終わっている気もします。上にあげた3つはどれも「悲しみ」を作るための「要素」になっている印象があります。演出とキャラデザ、音楽などすべてが泣かしにかかってきています。
2018年とは思えない「AIR」とか「世界の中心で愛を叫ぶ」的なゼロ年代初頭の手法です。もちろん「あの花」などの要素も入っています。ケータイ小説的な悲惨な要素の押し付けも感じます。
つまりアニメ界において「受ける感動要素(共感という言い方もできる)」の自己模倣を繰り返し「純化」のプロセスを経て生まれた、奇形というか化け物の様な気もします。
言い換えると、再帰的に感動要素が独り歩きした結果データベース的に生まれたシミュラクール、つまりオリジナルのない模倣に感じました。
ですので物語に要素は沢山ありその水準は非常に高いのですが、奥行きがありません。目に見えるストーリーは優れていても、作品の裏にある文脈が見えません。
批判というより、どう捉えたらいいのか分かりません。第2次世界大戦から始まった現代日本史で生じた現象の社会的なとらえ方から離れて、何に感動するかという要素論、物語論だけで突き詰めた結果のストーリー、作画、演出、音楽の一つの形な気がします。
例えば最近の新海誠氏の作品は旧来の映画評論で言えば、日本が歩んできた時代性とか私小説的なものバックグラウンドが見えず、日本の評論家の持つ手法は無力になりました。つまり、メジャーな評論家は東日本大震災というパラダイムシフトに対応できていない感じがします。
それと同じような別の文脈が本作にはあるのかもしれません。ちょっとこの作品のアニメ史的な意味については、少し考えたいところです。実はヴァイオレットエヴァーガーデンの劇場版がなぜ評価が高いのか?が未だに理解できていません。私が古い考えなのか本当に本作やヴァイオ劇場版は浅い話なのか。少し考えてみたいところです。
作画は素晴らしかったです。キャラデザはいいんですけどそれこそデータベース的最大公約数に見えました。
一応、以上のような感じで私の感覚だと、意味が不明なので評価せずの意味で作画以外をオール3にしておきます。
なお、東浩之氏の動物化するポストモダンの真似のような考察にしたのは、氏も震災でアニメの見方が分からなくなったと言っていたと思いますのでその意味も込めてです。
つきひちゃん さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
2時間くらいの映画作品
前評判はかなり良かったと思い楽しみに視聴。
すごくすごく良かったんですが盛り上がりに欠けました。
設定といいストーリーといいすごく良かったんですけど不思議と「ふぅーん」って感じで終わりました。
…まぁしっかり泣いてましたが…
戦争に巻き込まれた人間とは違う時間の長さを生きる種族が、殺されている人間のお母さんの腕の中の赤ちゃんを育てていく話です。
人間の人生の儚さと、命を繋ぐ事を考えさせられる作品。
私たちはけっして長くない人生の中で何を成すのか。自分の人生の意味は何なのか。を長い寿命を持つ種族の視点から見ます。
盛り上がりとか引き込まれては弱いとか生意気に言ってはいますが、すごくいいアニメだったと思います。
子供がいる大人に見て欲しいと思った作品。
ちゃんけー さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
BLEU62 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
普段はTVアニメ専門ですが、ネトフリでなんとなく視聴してみたら、
最後まで目が離せなくなりました。作画も動きもさすがでした。
たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
Dave さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「花咲くいろは」好きの私としては岡田磨里さん監督作品と聞いていつかは見たいと思っていたのですが、BSで放送してたのを録画できました。ところが最初は「ながら視」をしてしまって、なんだか世界観にはまれずに…だらだら見続けること2時間、終盤になってやっぱりこれはいいかも?と思い視聴し直してよかったです。きちんと見れば、きちんといい作品だと思います。
端的に言えば、もし家族の一人だけ不老不死だったら?という話ですね。ふつうは子供の成長と共に母も老いて、いつかは衰えて死んでいくわけですが、母だけがエルフでいつまでも少女のままだったら…。
人は誰だって最初はか弱い存在で、未熟ながら成長して、いろんなことを経験しながら大人になって、少しづつ老いてそしていつかこの世を去っていく。太古の時代からいつまでも若くいたい、いつまでも生きていたいと思うのは人間の敵わぬ願望でした。しかし本当にそれは幸せなんだろうか、と脚本家の岡田磨里は問います。確かに死んで別れるのは悲しいことだけれど、伝説の薬やら魔法やらで永く生きられたとしたら、自分だけが取り残されていくという「独りぼっち」をずっと味わうことになるのではないか。
なによりもこの作品で心を打つのは母の愛。流れゆく時間の中で、人も変わるし、それを取り巻く状況も人間関係も変化する。しかし、そこにもし変わらぬものがあったとしたら・・・岡田監督なりの答えがこの作品に描かれています。すごく形は違うけれど、岡田磨里さんが描く作品の根底には恋愛としての愛よりも、こうした家族愛が共通して描かれている気がしますね。
人間が不老不死になることは今のところ不可能ですが、ふとペットと人間の関係を想いました。実は今年、私も2匹の愛猫を立てつづけに亡くしまして。彼女たちが赤ちゃんの頃から育てて18年半、その間に仔猫から成猫、そして老猫へと成長して、最後はすっかり細くなって寿命を全うしました。確かにその間、わたしたち家族も年を取ったし、子どもも生まれましたが、人生の速度が違うということはなかなか残酷なことです。
「大丈夫、ぜったいにわすれないから。」
どんな姿になっても、いつまでも親の愛は変わらない。
血が繋がっていなくても、親子の絆は変わらない。
llil さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
じゅなじゅな さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
深夜に鼻水垂れ流しながら観ました。
別れの一族の意味を終盤で理解し、私は死にました。
明日の朝、目が腫れそうです。
薄雪草 さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
てとてと さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
これ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
御宅 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「あの花、とらドラ、花咲くいろは」などを中心とした数々の名作を生んできた脚本家 岡田麿里さんによる初監督作品になります。今まで数々の恋愛作品を生んできましたが、今回は家族愛をテーマにした作品になっています。
歳を取らない種族である主人公を軸に新たな出会い、世界を描く。そしてかつての仲間達のヒビオル(生業)が生む皮肉な争いを描きながら紡いでいく家族愛の作品。
アニメーションを手掛けられるのは、岡田麿里さんと数々のタッグを組んできた制作会社であるP.A.WORKSになります。綺麗な背景やアクションシーンの作画クオリティには相変わらず頭が上がりません。
茅野愛衣さん、入野自由さんを中心とした名実ともに声優界の顔と言ってもいいキャストの皆様によるアフレコも素晴らしかったです。そして主演を務められた石見舞菜香さんですが、物語の年数が進むにつれて、歳を取りにくい種族という設定を上手く活かす素晴らしいアフレコをされていました。
やまげん さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
寿命が違う母子の、出会いから一緒の時間を過ごし、そして別れまでを描いたファンタジー作品という感じ。
{netabare}別れの場面は感動的。けど、絵と声優の演技によるところも大きいような。中盤から終盤にかけては特に良かったと思う。
ただ、出会いの部分は雑だった印象。
マキアがエリアルを育てようと決意したのはどうしてなんだろう。というのも、マキアは、エリアルがかわいそうという気持ちとか、自分しかエリアルを助けられないという使命感からエリアルを助けたというよりは、突然ひとりぼっちになってしまった寂しさからエリアルを助けたという感じに見えたから。
しかも、運よくミドと出会ってエリアルを育てることが出来たが、ミドと出会ってなかったらどうなっていたかわからず、あまりにも運任せ、他人任せ。
エリアルが、マキアがどうして自分をこんなに愛してくれるのかわからないと言うシーンがあったが、正直自分も同じことを思った。
終盤、エリアルを育てる決意をした理由が少し語られたが、やっぱりエリアルのためというよりは自分のためというのがメインのような理由だった。たまたま出会った赤ん坊を育てる理由として、それはいいことなのか?
マキアもエリアルも、そのときにお互いを必要としていたというのであれば、外野がどうこういう問題でもないのかもしれないが、↑のもやもやした気持ちは、終盤の感動レベルをいくぶん下げたとは思う。{/netabare}
秋 さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
k.k さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
バッドエンドではない
でもハッピーエンドでもない。
見終わった後、心がほっこりすると同時にぽっかり穴が開く。
何とも言えない感じは秒速5cm以来だったかも。
ただ、登場人物からしたら、ハッピーエンドで終わってるとこは大きく違う。
素晴らしい。
U-yan さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
これはね〜、ちょっと驚きました。観てない方には是非観て欲しい作品ですので、細かい内容には触れませんが、テーマで言えば「家族」「愛」「別れ」これに尽きます。「ちゃんと母親できてたよ」と言ってあげたい!この作品観て泣かない人っているのかなぁ〜って思えるくらいの物語で、世界観も音楽も作画も美しく声優さんも豪華で良かった。
take_0(ゼロ) さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
って言いたくなる作品でした。
この作品については、あまり多くを書き込みたくないなぁ。
何か、静かに噛みしめたい感じ・・・。
なるほど・・・、
なるほど・・・、
なるほど・・・。
母親っていうのは、
辛くて、厳しくって、
優しくって、強いものですねぇ・・・。
二つの違う時間の中を生きる2組の母子の刹那の交わりと、
世代を超えた物語を紡いだ作品でした。
そして「愛」という言葉が、
本当に最後の最後に、
ワンシーンだけキャラクタの口からあふれ出る。
それまでも、
愛を感じさせるシーンが多くあるにも関わらず・・・だ。
なんて言うか、観ておいていい作品だと思います。
あえて・・・、あえて言うならば、
序盤のパートがファンタジーが苦手な方なんかは理解するのに苦労したり、拒否反応が出るかもしれません。
しかし、コレがどういう事を言っているか、何を意味しているかが理解できれば、この物語の流れ、何を紡いでいるのかを、しっかりと受け止めることが出来ると思います。
どうぞ、機会を作ってご覧くださいませ。
pH さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
泣きすぎて嗚咽すんぞ。
ピエワで一番良い作品の一つだと思うし、ヴァイオレットエヴァーガーデン、よりもい、あの花、四月は君の嘘、CLANNADなんかと並べて語られるべき名感動作。
ピエワは内容無いーって舐めてかからないほうが良い。この作品だけは本物だから。
パンデラ さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
Prospero さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
pikotan さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
shino さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
P.A.WORKS制作、
岡田麿里、監督・脚本作品。
人里離れた土地でヒビオルと呼ばれる布に、
日々の出来事を織り込みながら静かに暮らす。
10代半ばで、外見の成長が止まり、
数百年の寿命を持つイオルフの民の物語。
幻想的な世界でありながら、
緻密な構成と書き込みの密度が高く、
臨場感あふれる世界観に圧倒されます。
見た目はさほど変化せず悠久の時を生きる、
イオルフの少女マキアは運命に翻弄されて行く。
愛すれば、やがて1人になる。
この道はきっと「孤独」に繋がる。
{netabare}肯定されるべき感情がここではそうならない。
死なない身体とはそういうことだろう。
多くの別れを見送って、
それでも時は立ち止まらずに進んで行く。{/netabare}
いのちを繋ぐこと、紡ぐこと、
懸命に生きる人々の呼吸に満ちている。
愛すると言うこと、子を育てること。
{netabare}躊躇いはやがて尊い「生」の肯定へと至る。
生きるということはそれ自体が学ぶことだ。{/netabare}
きっと物語は終わらないだろう。
そうだ、愛して良かったのだ。
ato00 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
これ絶対泣ける作品。
題名からそう思っていました。
実際泣けましたが、予想の斜め上の号泣でした。
前情報無しって怖い。
視聴を始めてびっくり、異世界の話ではありませんか。
現代日本の悲恋と思っていたのに。
悲しみの種族イオルフ。
長命種だから人と関わると必然的に別れが・・・
それは長老の言葉で明らかです。
外の世界では誰も愛してはいけない。
愛すれば本当の独りに。
この物語の鍵はヒビオルという布です。
縦糸は時間、横糸は人の営み。
それを織り上げることで形ある歴史になる。
人は歴史を作り、また歴史は人を包み込んだり翻弄したり。
その中で、愛に生きることこそが本望だと感じました。
主人公はイオルフ族少女マキアと人族エリアル。
親子関係から次第に変わる心と心。
{netabare}そして、国家存亡を賭けた大きな奔流へ。
時を越えて訪れた別れは避けることはできないけれど。
それは悲しい涙ではありませんでした。
何故ならば、マキアは独りを感じることがなかったから。
二人の生きた証は確実にそこにあったから。{/netabare}
美しい風景と丁寧に描かれる心の動き。
そして、流れるようなストーリー展開。
優しい余韻がいつまでも残る素晴らしい作品でした。
ひろたん さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人間ドラマとして考えられる要素がすべて詰まった物語でした。
生と死、恋愛、愛情、母親、親子、子育て・・・、あげればきりがありません。
それが、たった2時間弱のなかに詰め込まれています。
これだけのものをこんな短い時間でまとめきるなんて、すごいの一言。
なんだか、何本ものドラマを観たような気になりました。
主人公たちは、ヒビオルと呼ばれる布を編んで生活をしています。
ヒビオルの縦糸は流れ行く月日、横糸は人のなりわいを表すのだそうです。
「編む」と「紡ぐ」は同じ意味を持つ類義語です。
この物語は、「編む」ことを通じて命を「紡ぐ」こととは何かを教えてくれます。
一人の一生なんて、命を紡いでいく長い流れの中ではほんの一瞬かもしれません。
でもそこには一人一人の壮大な物語があるんだと言うことも教えてくれます。
ルド さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ブルーレイで鑑賞しました。
素晴らしい作画と音楽にとても映画映えする物語で最後まで楽しく観れました。
ただ、この物語のどの部分をアニメーションとして描きたかったのか観ていて分かりませんでした。
演出は最初から最後まで安定してましたが、強弱が無くどの部分を最も伝えたかったのか最後まで伝わって来ませんでした。全てが等しく大事だったので全てを均等に伝えたかったのかもしれませんが。。。
おそらく、この物語を小説で読んでも映画と同じ感動と感想になったと思います。
映画と言う映像媒体でしか伝えられない部分を強調して描いて欲しかった。
コタロー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ぺー さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
岡田麿里初監督作品 / 劇場版オリジナルアニメ
ふと映画を観たくなったもので。
『あのはな』地上波再放送中。2019年夏期『荒ぶる季節の乙女どもよ。』でシリーズ構成担当中。新作映画『空の青さを知る人よ』も控えてる。氏の作品の露出が多くなってる最中で手を出してみました。
映画は引き算の作業。TVシリーズと比べ尺の関係で観客に解釈を委ねるものが少なくありません。こちらは想像と妄想の翼をいくらでも広げることができますし、鑑賞にあたってはフラットな視点で楽しむことが肝要かと思います。
とりわけ、「泣ける」「感動した」との評は処し方が難しい。「泣ける」「感動した」は感想を持ちよって共有するのに適していて、鑑賞前の指標とするのはあまり得策ではないと個人的には思ってます。想像と妄想の翼が上手く広がらなくなる恐れがあることが理由です。
なんのことはありません。要はこれまでよく失敗をしてきましたよ!ってことです。ハードル上がりまくってませんか?これw
そして『さよ朝』は劇場版の良いところである “ 説明がうるさくない ”ことを満喫できた作品です。
これからの方は、“めっちゃ綺麗な映像”“物語を邪魔しない劇伴”“キャラに合う声優の選択”。この3点において高いレベルの作品である、を理由に鑑賞の優先順位を上げて良いと思います。
中身はファンタジー。イオルフという長命種族の少女マキア(CV石見舞菜香)とその息子で人間のエリアル(CV入野自由)を中心とした物語です。
親子の愛。愛あるが故の葛藤に心を揺さぶられますが、おそらく監督が描きたかったかもしれない
“ 時間は有限であるからこその尊さ ”
に説得力を持たせるには齢400年余のファンタジー設定は不可欠でした。ゴリゴリのCG使った実写でも不可能ではありませんが、アニメだからこそ成立し得る傑作といって差し支えないかと思います。
丁寧に親子の感情の揺れを綺麗な映像に落とし込みながら、私達が無為に過ごしているかもしれない“時間”について思いを馳せるところまで踏み込んだ内容となっています。
大切に想う者同士を隔てるもの。それは互いの残された時間の差。
あなたは先逝く者にどんなことを伝えたいのだろうか?
あなたは先逝く身としてどんなことを伝えたいのだろうか?
あなたは残される者として何を自分に留めておくのだろうか?
あなたは残される者へのどんな想いを胸に抱き旅立つのだろうか?
けっして軽くない題材を扱いながらわりと俯瞰的に捉えた抑えめ演出だったことが意外であり印象に残りました。あの岡田さんがってやつです。
ファンタジー大作。とりわけ実写だとアクロバティックにドラマティックになりがちなわけで、もし『さよ朝』が仰々しい演出全開だったら持ち味がだいぶ削がれてしまったことでしょう。
そんな繊細なバランスの上に成り立った115分。お薦めです。
※以下ネタバレ所感
“ 時間 ”に絞って本編の良かったところ
■機を織る民
{netabare}中島みゆき『糸』。ap bank bandがフェスでカバーしてブレイクしたあまりにも有名なこの曲。映画冒頭で脳裏をよぎった人は私だけではありますまい。
「縦の糸はあなた 横の糸は私」と二人の繋がりを唄い、ハッピーエンドを示唆して閉じる名曲です。
これだけでも深みはあり一本映画ができそうですが、…といってたらホントに2020年に『糸』から着想を得て一本封切られるみたいですw
本作ではさらに
{netabare}「縦糸は流れ行く月日 横糸は人のなりわい」{/netabare}
時間軸の要素を入れて織り成し加減が複雑になります。というより「あなたと私」を見せてさらに「時間と私たち」を見せる仕様。筋が通ります。
長老ラシーヌ(CV沢城みゆき)がメザーテ軍人イゾル(CV杉田智和)に対し「布を織り日々を織る単調な繰り返し」と言ったイオルフの生活はいわば
“縦糸は日々を織る 横糸は布を織る”
とも置き換えられるでしょう。布=人のなりわいです。“ヒビオル(布)”がマキアにとってどれほどの意味を持っていたのか察して余りありますね。
ヒビオルがいろんなとこで暗喩的に使われてました。いいっす。まじいいっす。{/netabare}
そしてよく115分に纏められたなというくらいの壮大さ。
■体感時間の差異
物語のテーマが“流れゆく月日と人のなりわい”だとしたら、その時間と人を描くための主たる要素となったのが“体感時間の差異”でしょう。
{netabare}レイリア(CV茅野愛衣)とクリム(CV梶裕貴)の行き違いなんかがそう。
レイリアの意に反して交わらざるを得なかった人間だ、とのクリムの見立ても間違っていません。同一種族でまた平和なあの頃にと思う彼を責められはしないのです。
レイリアが経験してクリフが経験できなかったこと。それは自分より寿命の短い人間つまり娘メドメル(CV久野美咲)を愛するという体験です。
映画冒頭から劇中の時間はおおむね20年経過してた頃合いでしょうか。イオルフと人間との間には時間の捉え方にずれがあります。
イオルフ、ここではクリムにとっては瞬間であったろう20年間。目の前で最愛の人をさらわれたのはついこの間という感覚のまま、そしておそらくレイリアの心境の変化を理解できぬまま斃れたクリムがただただもの悲しいのでした。
人間のライフサイクルさえ知っていればレイリアへの声のかけ方も違うものになってたでしょう。{/netabare}
{netabare}イオルフのレイリアは人間の子を宿しました。
イオルフのマキアは人間の子を育てました。
人間のディタ(CV日笠陽子)は人間の子を産み育てました。
3つの異なるタイプの母親が登場します。ずっぷり関わったマキア。娘を拠り所に孤独を慰めたレイリア。私たちとおんなじディタ。
異なる体感時間を持ってようが、いくら孤独を恐れようが、母から子への眼差しはとことん暖かいことに普遍性を感じます。
イオルフに感情の起伏がないように見えたのは寿命の長さが関係しているはずですね。時間は限りあるからこそってやつです。{/netabare}
■別れが来るから 情が移るから
{netabare}愛する人を必ず先に見送らなければならない(単身者向け)
我が子を必ず先に見送らなければならない(家族持ち向け)
彼女もいない俺はどうすりゃいいんだー(・。・; ・・・という話ではありません。
出会いがあれば別れがあるわけであります。
そのつらい別れを自分が経験することが確定しているとわかりきってるのに踏み込みますか?踏み込めますか?を突きつけられる作品でもあります。
作品で出された答えは明快です。
A 踏み込むでしょう!
時間は有限であるからこそ人は一生懸命生きるのだよ、ってね。{/netabare}
{netabare}そのメッセージは明快かつ前向きです。
ハーフのバロウ(CV平田広明)さんの締めが良い!
「(長老は)笑うだろうよ。おまえが苦しいだけじゃない別れを教えてくれたことが嬉しくってな。」{/netabare}
繰り返し観たいと思える作品でした。
感動したか?
泣けたか?
いにしえのドラゴン“レナト”よろしく赤目病に罹ったかのように目を真っ赤にはらしてたかと。
こういった時間という縦軸で魅せる作品に自分はめっぽう弱いのです。
■オマケ
・ヒビオルは高級品に納得
{netabare}エリアルと出会った時に彼を包んだヒビオルを時は流れて看取る時にかけてあげてましたがものすごく耐久性良いですね。{/netabare}
・配役ミス?
杉田さんが出てくると真面目なところもそうでなく見えてしまい残念な気持ちに。沢城さんと掛け合うとさらにその思いを強くしますね~
視聴時期:2019年9月
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2020.03.18
≪配点を修正≫ +0.1
2019.09.15 初稿
2020.03.18 配点修正
2021.08.14 修正
ゆp さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
Twitterで見つけた面白そうなアニメ。
「泣ける」「愛を知れる」等のあからさまに泣かせに来てるスタンスのアニメでしたが当サイトの評価が抜群に高く視聴を決めました。
総評を言ってしまうと「何がしたいのか分からなかった」でした。
音楽や作画、モロ好みの世界観で視聴時間は物凄く短く感じました。どんなベクトルから抉ってくんだろーなーとワクワクしながら映画を見ていました。
そして映画の幕が閉じスタッフロールが流れた瞬間最初に感じたことは「え?もう終わり!?」でした。
ハードルの下を思いっきりくぐっていきました。
元々PVの時点から終わりがぼんやりと分かっている作品でその予想を超えるかどうか期待しながら見ていたんですけどねぇ…予想してた終わり方とドンピシャな場所に着地しました。
最後だけそれっぽくして他に残っている疑問点、問題点は視聴者に丸投げしましたね。
結局主人公のみで自己完結してしまっていて他の人との繋がりなども全く見れない、愛情は全て息子オンリーで少し感情移入もしづらかった。
あと細かい矛盾やツッコミ所も多い、如何にもp.aっぽい作品。
泣きアニメは露骨に泣かせにきすぎて感情移入ができなかったり他の部分が疎かになってしまう、それらの欠点を体現したような作品でした。
よ! さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
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一人ぼっちが 一人ぼっちと出会った
出会いと別れが紡ぐ永遠の一瞬
少女はその時 愛にふれた
『あの花』『ここさけ』の岡田麿里、初監督作品。(アニメ映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』のwikipedia・公式サイト等参照)
石見舞菜香、入野自由、茅野愛衣、梶裕貴、沢城みゆき、細谷佳正、佐藤利奈、日笠陽子、久野美咲、杉田智和、平田広明
キャラクター原案:吉田明彦、監督:岡田麿里、副監督:篠原俊哉、キャラクターデザイン&総作画監督:石井百合子、メインアニメーター:井上俊之、コア・ディレクター:平松禎史、美術監督:東地和生、美術設定&コンセプトデザイン:岡田有章、音楽:川井憲次、音響監督:若林和弘
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