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「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 1(アニメ映画)」

総合得点
63.3
感想・評価
91
棚に入れた
343
ランキング
4330
★★★★☆ 3.4 (91)
物語
2.8
作画
3.6
声優
3.5
音楽
3.5
キャラ
3.4

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交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 1の感想・評価はどうでしたか?

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

革命!その1!え?革命?

この話はいってしまえば新カットを含めた総集編
だと思っていた

まったくの別物です
序盤と終盤に新カットがあり、それだけは観る価値があるのですが、エウレカセブンお得意の並行世界での総集編。
どういうことかわからないでしょうが、私にもわかりません

具体的に言うなら本作はビームス夫妻のときの話を中心としています。
私のお気に入りのシーンの一つであり、ビームス夫妻が出てきた瞬間は私も喜びましたよ。ああ来てよかったと。
しかし、いざ蓋を開けてみたら違和感だらけ。あれ?こんなセリフだったっけ。ということが連発。ちょうどテレビでエウレカセブン名シーン集というのがやっていたので視聴。
やはり原文と違いました。言い回しが違うとかいうレベルではなく、全く異なったセリフになっています。制作側の改悪とも言えますが「虹でいっぱい」という前例もあるため「実は平行世界での話」とされてしまえば何も言えません。まぁ1が改変されたということは2も改変される可能性が高いためもしかしたら悲劇は生まれないのかもしれませんが、正直現時点で改悪だと判断しているので期待はしていないです
エウレカに裏切られた作品です

まぁ2次第ですかね。完全に改悪と決まったわけじゃないので楽しみですね(白目)

主要スタッフはテレビと粗方一緒ですね
主題歌は尾崎裕哉さんによる「Glory Days」

ビームス夫妻すきぃ

投稿 : 2022/08/01
閲覧 : 155
サンキュー:

2

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

未来型大型ジュークボックス…だと? 追記 音楽について

 そうですか。ウッドストック…ですか。1969年のアメリカ史に残る音楽フェスですね。反戦、平和という感じでしょうか。エウレカセブンの特徴に音楽があると思いますので、それは良いんですけど音楽の意味は?

 音楽を使いたいなーで「決戦弾頭シルバーボックス」かあ。「決戦」ってきくとエヴァだし、音楽はまあ雰囲気的にマクロス7ですかね。シルバーボックスはジュークボックスですかね。雰囲気だけのギミックですね。
 もともと音楽が主要テーマでコーラリアンとの対話が音楽だったみたいな話なら納得もできますが、もともとのテーマは「魂魄」で「波乗り」なんですよね?

(追記 今やってたユーチューブのエウレカの解説みてたら、サマーオブラブとかモーニンググローリーとか音楽がモチーフなんですね。まあ、あまり深い意味はなさそうですけど、一応音楽がずっと使われていたみたいです。訂正です)

 そもそもトラパーに乗るという部分が何も表現できなかったから新しいテーマを作りたくなったんでしょうか。だから、チャールズ夫妻を出してきたんでしょうかね。踊ってましたからね。

 とはいえ、初めのTVシリーズのチャールズ夫妻の総集編になるまではなかなか迫力があったのでアニメ映像としては良かったと思います。ただ、会話が観念的すぎるしタルホ16歳って…どういう設定なんでしょう?デューイの彼女設定だったですよね?確か。辻褄合わせ?ポケットの方を見てないのでわかりません。

 チャールズ夫妻編をやるならモーニンググローリーまで見せてくれたらまだ納得できたんですけどね。時系列シャッフルで見づらいだけでした。
(そもそもレントンはここで育ったという設定?9年とかってありましたね。ここの意味が分からなかったっていうか、エウレカとかニルヴァーシュとの関係とかわかりませんでした。まあ、どうでもいいですけど…)

 エウレカってどうしちゃったんでしょう?TVシリーズがちょっと対象年齢が低めな感じでテーマも深みがなかったので、映画で対象年齢を上げる意図があるならいいですけど、だったら、もっと丁寧に恋愛かテーマを語らないと。

 そうそう、字幕芸は止めて欲しいですね。見ててイライラします。それは物語がちゃんと作れてませんということですよね?


 このハイレボシリーズ見ていくと、コーラリアンの正体…というよりテーマ性は見いだせるんでしょうか?まあ、気が向いたらアネモネも見ます。

 声優さんはサーストンの声がアムロで違和感しかありませんでした。ただ、やっぱり名塚佳織さんの声は良い声してますね。あの無機質な声が堪りません。

投稿 : 2021/12/13
閲覧 : 224
サンキュー:

7

ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

問題児その1

色んな意味で問題児のハイエボ1作目。
正直TV版とポケ虹で既に充分完成されていたエウレカセブンを、AOで台無しにした後だったので、最初は期待半分不安半分といったところでしたが、不安半分の方が当たってしまった作品。
いやもう結構色々と問題がある。まず全体的に雑。7割くらいはTV版の映像使い回しの上、画面比率4:3のまま使ってあるせいで視聴中横の黒い線がまあ気になって気になって仕方ねえ。それに加えて設定も一部変更になっており、映像そのままにセリフだけ変えて辻褄合わせを行っているため時系列の把握と現状物語がどう進行しているのか理解するのに非常に頭を使う。文字で解説とか入れてますが、いや劇場じゃあの量読み切れねえわ!タコスの解説とか絶対いらねえし。
そしてこれが一番厄介で、ハイエボ最後まで見た上で言いたいのが本作の存在って結局何だったのという問題。正直話を混乱させるだけの要因にしかなってないのでいっそ存在全部忘れたことにした方がマシなレベル。

とまあ散々ボロクソ書いてはいるんですが、評価できる部分はもちろんあります。
まず一つめが冒頭の25分で描かれる最初のセブンスウェル現象、通称「サマー・オブ・ラブ」の詳細が描かれている点。レントンの父であるアドロック・サーストンが英雄となった事件ですが、実情はアドロックが実験に失敗したため自分で尻拭いをしただけであり、もしこれが知られれば途端に戦犯扱いされそうな行動だなと思いました。
ただここは流石は劇場版といったクオリティで、コーラリアンとの銃撃戦やシルバーボックスのギミックの描かれ方など作画面は非常に見応えがあり圧巻。
それから尾崎裕哉さんが歌う主題歌の「Glory Days」、あれマジ神曲。

とはいえ劇場でこれに1800円払った人は文句言っても仕方ねえなとは思います。

投稿 : 2021/12/06
閲覧 : 279
サンキュー:

8

ネタバレ

フローゼル さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

マジで良い意味で騙されました!

初見は本当に意味が分からないと思います
冒頭30サマーオブラブで残りはほぼ実質総集編です
最初は???何故総集編???って思って本当に意味が分かりませんでした
でも今ハイエボ3予習でハイエボ1▶ハイエボ2予習してハイエボ1の『無意味感』が払拭されました!
確かにこのレントンの物語は冒頭以外再編集しかないかもしれません
けどこのレントンの物語を私たちは見る必要があったのです
ハイエボ1はレントンの親子の物語 ハイエボ2はアネモネの親子の物語でした
ハイエボ1を焼き直しだと決めつけ一蹴している人、騙されてますね
「何故このタイミングで切り替わる?何故この場面に切り替わる?何故このセリフ?何故ここと繋がっている?ラストのテロップはどういう意味?」それを考えずにぼやぼや見ていたら、何度見てもつまらない作品でしょうね
しかし、この作品は“ハイエボリューション”の幕開けとして、良い仕掛けが満ちています。
ハイエボ1は全部ハイエボ2の最後のエウレカの夢の伏線になっております!
酷評してる人 ハイエボ1 ハイエボ2の伏線だと思って是非見直してみて下さい!

投稿 : 2021/11/03
閲覧 : 277
サンキュー:

0

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

設定改変は慎重に! 誰か,止める人は居なかったんだろうか?

2021/04/26 投稿

冒頭約30分は新作新作パートです。
サマー・オブ・ラブが描かれています!
レントンの父アドロックはまあどうでもいいとしてw(アドロックの葛藤が描かれたのはすごく良かったです。)
10年前(?)のエウレカがほとんど変化無し。髪がちょっと長かったくらい。人型コーラリアンって年を取らないんですね。

新作部分の作画は頑張っています。
戦闘シーンは力が入っています。ただ,こちらが状況を把握できていないうちの戦闘シーンなので客観的,俯瞰的視点で見てしまうので,手に汗握るとかそんなのはイマイチ薄く感じました。
新作部分終盤のレントンの逃走シーンの声は,テレビシリーズと比べてちょっと大人っぽいトーンでやや違和感を感じました。

新作部分が終わるとテレビシリーズの再構成パートです。
ここで,画面比率が変わります・・・
そろえられなかったのだろうか・・・

再構成パートはビームス夫妻とのエピソードに絞られています。
上映時間との兼ね合いで,人気の高いエピソードに絞ったのは悪くはないようにも思えますが,劇場に足を運んだ大部分の人はレントンとエウレカのエピソードを見たかったのでは無いかと思います。やや見当違いの構成と感じます。

それから,レントンがビームス夫妻の元で9年間育てられたという設定変更にはかなり無理があるように感じました。レントンとビームス夫妻が出会ったばかりとしか思えない描写がいくつも出てきます。さらにこの改変によって祖父アクセルの存在が抹消されてしまいます。これはアクセル~アドロック~レントン~アオのサーストン血脈の物語の起点が変更されてしまったことを意味して,ちょっともったいないと思いました。
どうしてこんな改変が認められて,作品化されたのか不思議です。

まあ,別世界線の話の一つと捉えればいいのでしょうが・・・

10年前のエウレカと現代のレベルの作画のエウレカセブンの世界が約30分見れる,という点がこの作品の評価すべき点でしょうか?

辛口ですいません・・・^^;

投稿 : 2021/04/26
閲覧 : 406
サンキュー:

6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「あの時のこと、あの子のこと…オレの見つけた大切なもの」。

この作品は、2005年~2006年にかけて放送された「交響詩篇エウレカセブン」のリブート作品なんだそうです。
ですが過去作を見ていないと物語の展開についていけないと思うので、未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

また、過去作視聴済で本作品未視聴の方には、本作品を視聴する前にWEBアニメ「パチスロエウレカセブン3 オリジナルエピソード」の視聴をお勧めします。
こちらは、ハイエボリューションの前日譚となる3部作のショートアニメになっていて、登場人物の出会いや立ち位置、そして本作品の導入部に至るまでの経緯が描かれているので、多分必見の作品かと思います。


地球上を覆う情報生命体・スカブコーラルと人類の戦いが巻き起こした世界の危機――サマー・オブ・ラブ。
その危機から世界を救ったのは、アドロック・サーストンだった。
英雄と讃えられるようになるアドロック。
だが、その真相を知るものは、最前線で戦ったごく一握りの人間だけだった。

そして10年の時が流れた。

アドロックの残された息子レントンは、ビームス夫妻の養子となり、地方都市ベルフォレストで暮らしていた。
14歳になり、鬱屈とした日々を送っていたレントンに運命の転機がやってくる。
そして、家を飛び出すレントン。
そこからレントンは様々な人との出会い、別れを経験する。

レントンが出会ったひとりは、ファシリティ・ガード隊長のホランド・ノヴァク。
一時、ホランド率いるファシリティ・ガードに身を寄せていたレントンだが、結局わずかな時間でそこからも飛び出してしまった。

レントンが出会ったもうひとりは、少数宗教ヴォダラクの少女。
死に瀕した彼女を救うため、レントンは、再会したビームス夫妻の心配をよそに、奔走する。

人々との出会いと別れは、レントンに大事なことを気づかせる。
自分はなぜ、家出をしたのか。
自分はなぜ今、この道を走っているのか。


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

この物語は、過去作「交響詩篇エウレカセブン」の前日譚となる「サマー・オブ・ラブ」と、過去作の中盤辺りまでが断片的に描かれているのですが、色々と頭の切り替えが必要な作品でした。

一番切り替えが難しい…というか、まだ切り替えられている気がしないのが、レントンが月光号に乗り込むまでの設定です。

レントンは、過去作で祖父のアクセル・サーストンと共に辺境の街ベルフォレストで暮らしていましたが、本作ではレントンの父親アドロックの部下だったビームス夫妻の養子として暮らしてきたことになっているんです。

確かにビームス夫妻は過去作でもレントンと一緒に暮らした時期がありましたが、養子という設定には流石に無理を感じたような…
でも、相変わらずメッチャ良い夫妻でした。

更に視聴者を悩ませるのが回想シーンの構成です。
時系列がバラバラで「PLAY FORWARD(早送り)」「PLAY BACK(巻き戻し)」が何十回と繰り返されるんです。

過去作の記憶が曖昧な上、大量の情報が時系列を伴わずに降ってくると、頭の中が混乱してしまいます。
まぁ、これは私だけかもしれませんけれど…^^;

結局エウレカを見ることができたのは「サマー・オブ・ラブ」の時と回想シーンの時だけ…
しかも、何度も同じシーンが使い回されているだけでしたし…
ハイエボリューション…本当にこの作品は過去作から進化しているのでしょうか^^;?
作画が奇麗なのと、回想シーン以外の画面比率が16:9になった部分は進化していると思いますけれど。
きっと全3部作を視聴しないと正しい評価ができない作品なのかもしれませんね。

引き続き、ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューションを視聴したいと思います。

投稿 : 2020/07/26
閲覧 : 365
サンキュー:

13

ネタバレ

ロボ子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

サマー・オブ・ラブの描写は圧巻なのだが

ポケ虹同様tv版とは別世界のストーリーなので、キャラの性格や立ち位置等がtv版と異なる点は個人的には特に気にならない。

そんなことより気になるのは、ファースト・サマー・オブ・ラブが本作においてついに映像化と言われていたが、tv版で言及されていたサマー・オブ・ラブ(セブンスウェルを人為的に発生させる実験が失敗して引き起こされた)とは全く別物である。それともハイエボ2を踏まえると、シルバーボックスが撃ち込まれたことでエウレカがいくつも世界を創ることできるようになったわけだから、こちらが現実世界の真実のファースト・サマー・オブ・ラブでtv版がパラレルワールドで起きたものなのだろうか。

投稿 : 2020/03/23
閲覧 : 259
サンキュー:

0

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

30分越えたあたりで断念。

劇場公開当時、映画館に足を運んではみたのですが
なんか入る勇気が持てず、結局観れず終いでした。

今日、ふと普段ほとんど利用していないアマゾンプライムで観れることに気づき
軽い気持ちで視聴開始してみたのですが・・

30分程度が我慢の限界・・。
正直言って、苦痛の連続でした・・><。


一番キツかったのは、テロップ?ですかね。

なんかトップとかトップ2でのそれを
真似てさらに凝った演出にしているような意図を感じましたが

観ている立場からすると
テロップが出ても、ダラダラ長すぎてメリハリのなく
まったく頭の中に入ってこない文面が
しっかり読もうとしたらすぐにカッコつけた演出ですぐに消えてしまって

それが数回程度ならまだしも
延々30分、ずーっと繰り返されるんです・・><。

ストレステストかと思いました。
ずーっとイライラさせられるんですw。
あと、カッコつけた演出のおかげで目がすごく疲れるんですw。
(トップとかトップ2でのそれは、簡潔で明瞭ですごくよかったのに)


次にキツかったのが
素晴らしいTV版で自分の中で作り上げられていた多くの登場人物像が
どんどんキャラ崩壊させられてしまうことです。。

本作の登場人物たちほぼすべてに(といっても序盤30分限定ですが)
「あなた、誰!?」って言いたくなる。

キャラデザイン・セリフ・行動・性格、どれをとってもです。

その中でも特に大きかったダメージは
アドロックで最初のカウンターパンチ
 (あんな描かれ方だったから、結果として声優さんの無駄使い)
 (TV版でのアドロックをかえしてほしい・・)
レントンで2発目(なんでそんな演出?)。
とどめがチャールズ(すさまじく劣化)でした。。

はい。ここで試合終了です・・。


劇場でお金払わずに済んで本当によかったです。
入ってたら、出るときに発狂してたかもしれませんw。


はい。やはりTV版が至高だという結論に至りました^^。

投稿 : 2020/03/18
閲覧 : 366
サンキュー:

8

ma7 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 1.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

美味しいところだけ切り取られても、原作との違いを楽しむ作品

10章ある小説の2章と5章が感動的だから読んでみてと言われているような作品
登場人物たちの必死さは伝わってくるだけで、行動原理が全くわからない。
地球がなにかに感染汚染されて必死に抵抗している人類、みたいなことが伝わってくるがただそれだけ、原作を読んでいればそこらヘンは想像できるが、知らないと分けが分からないかもしれません。またこれは意図的だと思われますがtv版の使い回しとその中に少なくない書き換えを取り入れ、オマージュ的な作り方をしています。うーんやっぱり原作知らないと・・・。エウレカセブンはこの物語では主人公のおじいちゃんが、重要な役割を持っていたので声優さんのご不幸で出演しないで話を組み直すのは難しかったのかも・・・・おじいちゃんが重要なところで狂言回し的な役割も持っていたので、初観だったらなんあのこれ吐息道理を感じていたと思います。登場人物たちのつながりのバックボーンが全くと行っていいほど描かれていないので辛いと思います。

投稿 : 2020/03/09
閲覧 : 272
サンキュー:

0

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

またまたゼロから作り直してみました・・って

ハイエボリューションシリーズの1作目。
ファンとしては新作に触れることができるのは、単純に喜ばしい。
ただ前作との連続性がないまた新たな世界との事。
まあソコはアリとして。
ほぼほぼ回想で紡がれるストーリー。
まあソコもアリとして。
ファンはエウレカとレントンをもっと見たいワケですよ。
なのにじらされっばなし。
引っ張り過ぎちゃうかな。。

テレビシリーズを観直したくなりました。
そっちの完成度が高いのでオススメしたいし
制作側もそっちへ誘導したいのかなーと思ってみたり。

投稿 : 2020/01/05
閲覧 : 208
サンキュー:

4

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

一風変わった総集編

交響詩篇の進化版か?
いえいえ、総集編でしょう。
でも、ただの総集編じゃない。
一癖も二癖もある総集編その1でした。

サマー・オブ・ラブから始まる物語。
それって、TV版では観た記憶がない。
何じゃこりゃと思いつつ新鮮でした。
OVA的総集編の位置づけなのか?

なんか、すっ飛んでレントン登場。
それも、エウレカとの出会いは済んでる?
時と場所の瞬間的提示はあるけど、あっちこっちでわかりにくい。
ハイエボリューションから観た人にとってはなんのこっちゃかな。

とにかく、エウレカセブンを深く知るものが楽しめる内容。
そもそも、私はあまりこの物語が好きではありません。
だから、相変わらずぼーっと眺めていました。
さあ、次はアネモネでも観て楽しむこととしよう。

投稿 : 2019/11/17
閲覧 : 290
サンキュー:

9

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

2作目の雰囲気がガラリと変わった。

再編集なのかと思ったら、完全にリブート作品でしたが正直本作ではまだ評価ができません。というか、三部作中の次の二作目が明後日公開ですが、本作に付随する予告編と全く仮粧の違う別作品になっていて、悪い意味でエヴァっぽいのですが、試写会に呼ばれなかったので劇場に足を運ぼうかと思います。(笑)

一体どうなることやら。。サプライズがあるといいんですけどね。

投稿 : 2019/06/11
閲覧 : 314
サンキュー:

7

ネタバレ

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ビート・ジェネレーションの独白と栄光の月曜日

というワケで、これからはじまるのは、出逢いと別れについてのあれこれ……
見たもの、聞いたこと、出逢った人達、別れた人達
そして、あの時のこと……
あの子のこと……
オレの見つけた大切なもののこと……

久し振りって感じは全くしないけど、便宜上、取り敢えず言わせて下さい。
「レントン、エウレカ、みんな、おかえり!!」
端的に言って、最高の劇場版第1弾でした。
個人的意見を言わせてもらうなら、導入としては全く文句の無い出来です。
一緒に喜んで、一緒に悲しくなって、一緒に立ち向かおうと思えたTV版、劇場版
そして、今回の正統進化も見事、その衝動に至る事ができました。
そこにあるのは「共感」を超越した「共感」
即ち、「共鳴」とでも呼ぶに相応しいものが、私の中に再び甦ってきた次第です。

今回は本題に入る前に、少し個人的な話をさせて下さい。
タイトルの文に引用しているので分かる方もいるかと思いますが、私はアメリカ文学が大好きです。
中でも魅力的に感じているのは、ロックンロールの隆盛、1950年代のアメリカ文学
皆さんはサリンジャーやらビート・ジェネレーションやらについてご存知でしょうか?
ジェローム・デイヴィッド・サリンジャーと言えば、アメリカの著名な作家であり、1番有名なのは1951年に出版された『ライ麦畑でつかまえて』
「永遠の『青春』小説」とカテゴライズされた本作は、聖書の次に読まれていると目されており、その熱気は未だに世界各国で根付いています。
ビート・ジェネレーションと言えば、ジャック・ケルアック、ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ等を代表とした、1950年代に異彩を放った文学集団
当時の社会体制、社会の価値観を否定し反抗した一部の作家を総称して、後世ではそう呼ばれています。

こんな彼等が私は大好きで、何処かへ出かける時は、彼奴等の本を肌身離さず持ち歩いています。
そのどちらとも、多くの精神的事象を、図っているかいないかは分かりませんが、「小説」と言う媒体に込めていました。
彼等は、戦後の衰退したアメリカでは失われてしまった物を求め、旅の中にある人生を描き、「イノセンス」を紡いだ次第です。
純粋無垢な「感情」と言うのは得てして、成長するにつれて消滅もとい変化していく悲しい産物
しかし、作品としてある限り、それは半永久的に残るのです。

さて、「ファースト・サマー・オブ・ラブ」についても数十分の映像で緻密に描いている本作
史実のサブカルチャームーブメントに当てはめて考えると、この「サマー・オブ・ラブ」と呼ばれる言葉の元ネタは、第2次世界大戦以降に生じた1950年代からのビート・ジェネレーションより始まる、1960年代のヒッピームーブメントのことを指していました。
だからなのか、私の考え過ぎなのか、今回の戦後を描いた映画は、上記のアメリカ的要素がこれまでより、とにかく濃い!
TV版以上に語りまくる彼の心情、特に最初のマシンガントーク
視聴者である私達を「キミ」として語りかけているその口調は、読者に向けて自らの素性を語っていくホールデン・コールフィールドが如し
自由を追い求めて旅をするレントンと、彼が見つけた理想
その真っ直ぐに追い求めていく姿は、ディーン・モリアーティが同行しておらず、まだ成熟しきっていないサル・パラダイスの如く
随所に出てくるアメリカ大陸の地名にも心を奪われ、そして何より、この映画は作中全体に「イノセンス」が内包されています。
アドロック・サーストンが幼き子供達へ送る優しさ
チャールズとレイがレントンに与える温もりと、レントンが彼等に対して応えている敬慕
レントンが少数宗教ヴォダラクに属する少女へ送ろうとする救済と、その行動が生み出す空虚な現実の悲哀
そして、レントンがエウレカに対して抱いている「愛」
全てが純粋で、キラキラ煌いていて、社会的現実の痛烈さに飲み込まれそうにもなれど、めげる事は無くて……
新しい劇場版でもこの「純粋性」は未だに息衝いています。

また、今回は序盤以外、レントンのモノローグで物語が紡がれていると言うのも1つの特徴です。
彼の頭の中で「12分間」の間に行われた回想
「現在」の地点から「12分間」過去の歩んできた道を振り返り、最後に大きな「決断」と言う名の覚悟をするまでの物語
このような作りの場合は得てして、主人公の眼から見た世界で物語を自然と認識し、知覚していく構成となっています。
それはTV版でも先刻の劇場版でもそうでしたが、本作はその要素が今までの作品と比べても、更に強め
自然に私達は彼の行動、思考に直通して、架空世界を視認し、物語を体感していくのです。
したがって、彼が大事にしておきたい所は同じ映像が再度出たりしますし、彼がまだ整理のついていない所は敢えてぼかされたりもしています。
曖昧に時間も前後しますし、観難く思う方もいる事でしょう。
しかし、それもまた、レントンという人間を良く知っている事で、私達との間に成り立つ、理解し合える現象とも言えるのです。
だからこそ、この映画を視聴する際は、レントン・サーストンという人間を良く知ってから観る事をお勧め致します。
彼の思考が分からずして、この物語の意図等、掴めません。
まあ、そもそもハイエボリューション(進化)と名の付いているのに、進化前を見ようとしないで本作を見る人はいないでしょうけどね(笑)

まだ『エウレカセブン』は終わっていない。
1950年代の彼等に好感と目標を抱いている限り
レントン・ビームスに「共鳴」を感じている限り
「交響詩篇」は終わらないし、「ボーイ・ミーツ・ガール」は続いていく。
苦しみや悩みと言うのは、偉大な自覚と深い心情を持つ者にとっては、常に必然的な物
共に苦悩を体感している限り、この「物語」と言う代物が途切れてしまう事はないのでしょう。
「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」
あの人の言葉が、彼の背中を蹴り上げる。
だから、少年はあの子の元へと向かう。
道は遙か先、荒野を目指して歩んでいく。
「今、お前はどんな気分なんだ?」
「今、俺はどんな気分なんだ?」 
どちらもまだ、今は分からない。
けど、1950年代の彼等やレントン・ビームスと共に、荒野を目指して歩んでいこう。
今日は、そう誓う事の出来た、始まりの月曜日(New Order)だ。

You know we are free, so fly with me
ここじゃない 未来まで
We'll reach our dreams through the haze
掴み取れ この手に Glory Days

One day we will see, we're meant to be
もう今 迷わない
We'll rise to shine and feel the praise
駆け抜けろ 僕らの Glory Days
「Glory Days」


☆使われている映像

今回の映画は後半がTVアニメの展開をなぞる形となっております。
しかし、既存映像の使い回しではありません。
全て一から台詞も絵コンテも演出も直しており、元々の映像にはかなりの変化が加えられています。
これは、監督御自身がこれからの映画展開のために行った判断
ニュアンスや意味を変えて作られた、正に「再構築」と呼ぶに相応しい映画なんです。

https://v-storage.bandaivisual.co.jp/report/event/73382/

しかし、確かにTV版の記憶が薄ぼんやりだと、同じに思われる方も多々居る事でしょう。
その為今回、敢えて項目を作りました。
TV版視聴済みの方にはあのシーンと似た映像があると想像しやすくする、比較しやすくする為
まだTV版未視聴の方にはそういった話があるという事を考慮させる為
此処に、初めてのカスタムタグを作る事と致します。
まあ、正直私は感想が下手なので、まだ観ていない方は今回の映画を観るにあたって、この部分を観るより、TV版の1話~25話まで観る方が早いと思いますが(笑)
少なからずTV版、そして、劇場版のネタバレになってしまう可能性も否めませんので、これから観ようと思っている方はどうか御注意を…

{netabare}
第1話「ブルーマンデー」
伝説にして始まりの回
現実に鬱屈している主人公、自分に新たな変化が来る事を望む主人公
私が主人公と言う物を1話から好きになれたのは、後にも先にもこれしかありません。
「マッチング」と言う言葉を痛感した運命の出逢い
そして、この映画もまた、TV版第1話と同様、月曜日から始まる物語と言えるでしょう。

【TV版と似通ったシーン】
1話Aパート(全てではない)


第12話「アクペリエンス・1」
TV版では、レントンとエウレカがゾーンへ至る回
途中の気狂い描写に当時戦慄した思い出
この映画では、アクペリエンスと名を変えた体験になっています。

【TV版と似通ったシーン】
ゾーン突入&ゾーンから帰還するシーン


第19話「アクペリエンス・2」
スカブに飲み込まれたエウレカを引き摺り出すレントンの表情が痛ましく、それと対照的な、冷静に絶望しているエウレカの対応に切なさを感じる。
観終わった後はとても苦しくなった、印象的なシーンのある回です。

【TV版と似通ったシーン】
19話Bパート(全てではない)


第20話「サブスタンス・アビューズ」
最後の帰着に、制作の皆さんの挑戦を感じ取った話
こちらも受けて立たなければいけないと決意を新たにした、私個人としても節目となった回と言えるでしょう。

【TV版と似通ったシーン】
なお、今回のパート1ではその「挑戦」のシーンは使われず、ホランドとレントンの喧嘩シーンが使われています。


第21話「ランナウェイ」
フルスロットルで面白くなっていく家出回序章最初のクライマックス
まあ、あらすじ的にここは外せませんよねえ(笑)

【TV版と似通ったシーン】
21話Bパート終盤、エウレカの病室シーン


第22話「クラックポット」
レントンがチャールズ&レイと出会う回
リフから紡がれるチャールズの信念に当時の自分も影響されて、今日まで至りました。

【TV版と似通ったシーン】
この回以降、レントンが登場しているシーンはほぼ使われています。


第23話「ディファレンシア」
当時、私の心に衝撃を与えた、忘れたくても忘れられない回
「ディファレンシア」と言うタイトルだけで話の内容を思い出せる位
「『エウレカセブン』で心に残っている回は?」と問われたら複数あれど、間違いなくこの回は入ります。


第24話「パラダイス・ロスト」
失楽園、楽園追放、理想郷崩壊、新たな試練、そして再始動の回
物心ついてからTV版を観返すと、あの時引き止めた軍部の人がミルトンと言う名前なのにニヤリとしてしまう(笑)
この回の作画からレントンの表情に変化が生じていくのは、今回の劇場版も同じ
「幼年期の終わり」ならぬ「少年期の終わり」
選択肢は無限な、有限の未来へと動き出していく彼の背中に、人間の生き方を観た瞬間でした。

{/netabare}



2018年11月10日追記
ハイエボリューションのコンセプト:再構築
上記に照らし合わせて考えてみた時、本作とTV版には明確な相違点が発生していた事に気付きます。
発見出来たので、此処に記載すると致しましょう。

①レントンとアドロックの対比を生み出している
今回の映画で、最初にサマー・オブ・ラブへと立ち向かうアドロックを映したのは、明確な意味がありました。
原点である事件の映像化……だけではありません。
それは、あくまで付加的要素
本当に重要なのは、アドロックと言う人物を映した事による、レントンとの対比的な生き方だったと気付きました。
アドロックは、別次元の地球を「外側」から見て、世界の美しさに気付いた。
レントンは、自分が生きている地球の「内側」を見て、世界の美しさに気付いた。
この対比を新たに作り上げた事は、主人公をTV版とはまた異なった観方へと誘うのです(詳細は②と③)


②2人のレントンの相違
「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」
この言葉、TV版だとレントンは明確に理解をした上で行動に至っています。
彼はエウレカと出会い、好きになって、彼女と共に生きたいと願いました。
2話から彼がその信念の元に行動出来ていたのは、正の面を教えてくれたダイアンと負の面を教えてくれたアクセルがいた事に起因しています。
上記の言葉はサーストン家の家訓なので、その教えが染み付いていたレントンは臆せず行動出来た節もあるのでしょう。
自分の為に教えてくれた姉や祖父の教えを胸に秘めつつ、自らで行く事を心に決めて動き、結果を出そうと邁進していくのです。
なので、TV版における家出回の一連シーンと言うのは、自分の初心を思い返すための言わば布石に過ぎません。
自分が「選択」してきた事を思い出す一連の回こそ、あのチャールズとレイ(+バクスター夫妻)の出会いにあると言えましょう。

そして『ハイエボリューション』のレントン
「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」
彼には、幼少時よりその意味を教えてくれた存在がいません。
なぜなら、ダイアンもアクセルもこの世界には居ないから。
サーストン家の家訓自体が、父の不在によって完全に語り継がれる事もなく途切れてしまったから。
よって、その意味を完璧には理解してはいない少年の行動は、よく見るとTV版と全く違います。
エウレカとの出会いは、彼女にスカウトされたから。
月光号に乗れたのは、スカウトに乗った事で生まれた偶然
その結果、彼女に拒絶されて、月光号も嫌になって、最後は逃げ出した。
『ハイエボリューション』の少年は「選択」と言う言葉の意味を考える事無く、只々逃げ続けてきただけだったのです。
TV版のレントンは「逃避」であり、『ハイエボリューション』のレントンは「逃走」になっていると言えるでしょう。

選択してきたと言う免罪符で自分を騙していたが、これは逃げと言う選択を選んだのではなく、しょうがないから逃げてきただけに他ならない。
私が『ハイエボリューション』のレントンを「ホールデン・コールフィールド」と称したのは、地味に的を射ていたかもしれません。
私はホールデンを最高の主人公と思っているので、最高に興奮しましたけど。
しかし、チャールズとの最後のフライトで、ハイエボリューションの彼はやっとアドロックの言っていた意味を理解しました。
世界の美しさと、勝ち取りたいものと、ねだらない強さ
「選択」と言う言葉が齎す高尚な意味に、彼はようやく実感で以って理解出来たのです。
先人達に教えられずとも、自分でその意味を理解した少年の姿がそこにはありました。
今まで流され続けてきた自分に折り合いをつけ、やっとアドロックの言葉を肯定出来るようになった。
これは『ポケットが虹でいっぱい』の彼と同程度の成長を遂げたと言えるでしょう。


③サーストンとビームス
『ハイエボリューション』のレントンは、サーストンの姓とTV版以上に向き合っていない点が多々見受けられます。
しかし、彼がレントン・サーストンになるまでの軌跡と考えた時、TV版よりも成長していなかった彼の飛躍的な変化を痛感出来ました。
最初に語った自己紹介、それはレントン・ビームス
最後に語った自己紹介、それはレントン・サーストン
上記の違いからも充分、把握出来る事でしょう。

だからこそ、今回、過去の映像は必要だったのかもしれないと思いを馳せてしまいます。
過去からの脱却を図る為に過去映像を使うと言うのは、矛盾しているかもしれません。
しかし、8:3と16:9の映像で比較を行わせて、変化した事自体は如実に伝えられています。
この演出が、主人公レントンの視点が広くなった証、そして、観衆にもそれが伝わるよう取り組んだ証と、私には感じられました。
また,TV版と異なっているのは上記からも解るでしょうが、本作は言わば『交響詩篇エウレカセブン』と最も似通った世界観なのです。
だからこそ、本作は過去の映像がやたらに多かった。
つまり、次回作からは全く異なった新しい作品を見れるのだと、想定出来たのだと思います。
アドロックが最後に見たのは2つの「地球」
思いの馳せる考察が、尽きる事はありません。


そう、これは自己肯定へと至る序章に過ぎない。
新世界への息吹を感じた『ハイエボリューション』
アドロックの息子として縛られない、レントン・ビームスとして始まる。
               ↓12分後
ビームスの養子として縛られない、勿論アドロックの息子としても縛られない1人の個人、レントン・サーストンとして生まれ変わる。
1人の人間として、この第1章で「レントン」に再生したのです。

ここからが彼の始まり、物語の始まり
『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』における彼の活躍も大いに期待しています。



2018年11月15日再追記
『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』を観ました。
「進化」を見出す事が出来て、相対的に評価が上がったので、此処に記録として遺す事と致します。
私は、彼の生き続けている記録と、彼女が戦い続けてきた証を、否定したくはありません。

投稿 : 2018/11/15
閲覧 : 428
サンキュー:

9

ざび さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

再編集とはいえ酷すぎる

TVアニメにはなかったアドロック・サーストンが起こしたサマーオブラブの描写が冒頭に入り、映画らしい素晴らしい作画と内容に、とんでもなくワクワクしました。そう、掴みは最高だった。

その後はTV版で言うところのチャールズ・レイ編の総集編を時系列バラバラの状態で繋ぎあわせた内容で展開。
しかし、エウレカのもう1つの映画「ポケットが虹でいっぱい」同様に、TV版とは内容が若干異なっており、そちらが好きだった人から言わせれば最悪な改変としかいいようがない。
あんなに魅力的だったアクセル・サーストンの設定が無かったことにされたのが本当に腹が立つ。青野武さんしかできない演技だったとはいえ悲しすぎる。

またTV版を視聴していない人には全く分からない展開なので、絶対にオススメできないのもどうかと思う。
昔からのファンも新規の人も置き去りにした感じで良いところがひとつもなかったです。

投稿 : 2018/11/08
閲覧 : 236
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1

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

作りが雑すぎてガッカリするレベル

私はTV版エウレカセブンと、その後に制作された劇場版「ポケットが虹でいっぱい」は好きなんですが、AOから「あれ?何かつまらないぞ、おかしいなあ」となり、このハイエボリューションでは「これはダメだ。映画館に行かなくて良かった。」という気持ちになりました。

皆さん書かれていますが、映画冒頭部分のサマーオブラブ発生に至るまでの新作映像は、TV版では描かれなかった部分なので、これが映像化されたのは良かったのですが、それが終わった後はまさかのTV版再利用。
しかもSDサイズだから横に黒帯が入っている!
これだけでも「何だこれっ?」ってなるところですが、同じシーンを複数回使ったり時間軸が行ったり来たりするから、とても観づらい。
更にはさりげなくセリフが変更されて、TV版とは異なる設定になっているし。
パラレルワールド作品だと思えば設定変更も面白い試みですが、だったらきちんと全編新作映像で作り直して欲しいですね。
これならTV版の総集編を作って公開した方がよっぽどマシですよ。
これほど酷い劇場アニメはそんなに無いのでは?
完全にオリジナルよりも悪くなっています。
これで金を取ろうと言うのだから、客をバカにしています。
個人的には世界観や設定は変えずに、TV版で描かれなかった部分を補足した劇場版を観たかったですね。

さて、11月10日からハイエボ2作目である「アネモネ」が劇場公開されますが、こちらはどうなることやら。
公式ホームページのストーリーを読むと、7番目のエウレカとかアネモネの父が東京にいたとか書かれていますが…。
「はあ??意味が分からない。」
TV版エウレカとは別次元の作品と思って観ないとダメそうです。

投稿 : 2018/10/30
閲覧 : 333
サンキュー:

7

ネタバレ

石ころ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最初だけ必見!!

 今回の劇場版は、新作と言うより本編を再編成し、設定が一部変更した総集編です。新作映像の最初に、サマー・オブ・ラブ(レントンがエウレカと邂逅する10年前の所謂ファースト・サマー・オブ・ラブ)の映像が組み込まれており、見ごたえのある導入だった。

 しかし、レントンがエウレカと邂逅して以降の話の本編流用部分(ここではTV版本編を指す)に移ると {netabare} レントンがチャールズ夫妻の養子、月光号のメンバーは軍の一員と {/netabare}設定が変更されている。本編流用部分は声だけ差し替えしているのが殆どで、若干の新作カットを入れ、無理やりつなげたようにみえる。多くが本編流用カットの口パクと新たに収録した声とあっておらず下手な総集編より出来は酷い。

 また、会話と登場人物の表情、周りの状態が、噛み合っていないシーンを何箇所も見受けられ、制作スタッフはこれでもいいかという妥協して作っているように見えてしまう。

あと新作映像と本編流用部分が画面サイズの違いが目立ってしまっている。せめて本編TV版の画面サイズをリサイズして本編流用部分と新作映像の画面サイズを統一して放映してほしかった。大変残念だ。新作映像だけOVAにしたほうが良かったと思う。

 本編流用部分は同じシーンが何度か映されたり、気持ちの整理できていないレントンの回想を視聴者が垣間見ているように構成したのはわかるが、初見の人にはわかりにくい内容で、何より過去に遡る前と現在に戻る前にカットインを入れ、時間軸をごく短時間で複数回前後しているため、非常に見づらい。その上、本作については殆どが回想で終わってしまい、話自体ほとんど進んではいない。そのため、ファースト・サマー・オブ・ラブのカット以降の本編流用部分は、TV版視聴済みのファンにとっては退屈で、これまでの復習映像としか評価できない。

 声優に関しては、ホランド・ノヴァクに、 藤原啓治に代わって森川智之が演じており、聞いてて新鮮だった。

投稿 : 2018/10/10
閲覧 : 283
サンキュー:

4

カンタダ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 1.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ファンの期待を当てにして、それを裏切る作品

まず初めてこの作品に触れる人は、観るべきではない。これはファンのために作られた、というよりファンの過去作への思い入れを期待して作られているからだ。そもそも内容の構成が初見ではさっぱりわからないだろう。ここからしてどうかとおもうが……。

作品の内容といえば最初の30分は、テレビで放送された本編から10年前に起こった「サマー・オブ・ラブ」の顛末を描いている。その内容の賛否には触れないが、ここは新しく語られた部分であり、今回新たに描かれた部分でもある。回りくどいいい方だが、それには理由がある。前半の30分、それ以外のほぼすべてが旧作の使い回しで、4:3の画面構成にもまったく手を付けずにそのまま垂れ流しているからだ。

せめて16:9の画面比率に描き直してくれていればまだ納得できた。が、10年以上前の映像をそのまま使ってしまうその無神経に怒りすら覚える。これで映画館まで足を運んで、決して安くない入場料を払って観るファンに対して、なにかおもうところはないのだろうか。完全にファンに甘えきった不誠実な態度だ。

もっといえばこれは詐欺だろう。いってみれば、上だけが本物で下の大半部分が紙になっている札束のようなものだ。これでどれだけ興行収益があったのかは知らないが、これはファンを騙して売り抜け、収益を得る悪しき好例になるだろう。

タイトルがハイエボリューションになっているが、いったいどのあたりがエボリューションなのか。むしろデボリューションだ。

投稿 : 2018/08/02
閲覧 : 253
サンキュー:

7

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

You know we are free, so fly with me.

全3部作を予定している劇場版
「エウレカセブン ハイレボリューション」。

2005年に放送されたものをベースにして、
新作映像を盛り込んだ総集編のような内容です。

エウレカはテレビ放送の50話だけを見て、
「ポケットに虹がいっぱい」と「AO」は見ていません。

だけど私、エウレカ大好きです。
おもしろかったもの!!
(自分のレビュー見返してみると、ストーリーは☆5つけてました^^)

だけど視聴から時間が経っていたので、
内容はほとんど忘れていました。笑

そのせいで、
今回の劇場版という名の総集編にはちょっと苦戦しました…。

初めてエウレカを見る人には
もっと厳しい構成だと思います。

90分ほどの作品です。


● ストーリー
“サマー・オブ・ラブ”。
10年前に起こった大災害。

大災害の現象から世界を救った英雄・アドロック。
彼の息子・レントンは、14歳になった。

トランサパランス・ライト・パーティクル(通称:トラパー)という名の、
空飛ぶ不思議な粒子に包まれたこの世界。

これは、レントンが経験した
この世界での出会いと別れの物語。


2005年放送のアニメでは言葉は出るものの、
詳しくは描かれなかった“サマー・オブ・ラブ”。

その様子が描かれるところから、
物語は始まります。

新しいシーンだし、
初めてアドロックしゃべってるし、
今となって振り返るとなかなか興奮する出だしなのですが、

久しぶりにエウレカに触れる私にとっては、
序盤から文字による情報量多すぎて、ぽかーん状態でした。

初見の人にはさらに厳しいでしょう^^;


そして残りは総集編。
テレビシリーズ前半の内容がまとめられています。

が、この時系列が行ったり来たりで…。
非常にわかりにくい構成になっています。

内容を見たことがあるはずの私でも、
よくわからなかった。

まあ、25話分を1時間ほどでまとめているので、
無理もないのですけれど。というか無理なのですけれど。笑

チャールズ(♂)とレイ(♀)と出会い、
レントンが“家族の愛”に触れるところを中心にまとめられています。

エウレカは様々な“愛”に溢れた作品だという印象がありますが、

チャールズ&レイと過ごし、
家族の愛を噛みしめる時間もよかったよなあ、と感動が蘇ってきました。


エウレカが好きな人ならともかく、
初めて触れる人にはストーリーさっぱりだと思いますw

作品の雰囲気を知るぐらいならできるかな。

正直に言うと私は情報を整理するのに疲れて、
一周目は見ているのが苦痛でしたw

観終わったことで、ある程度内容や人物の相関図を思い出せたので、
二周目以降は楽しめたのですが…。

エウレカに興味がある人には、
テレビシリーズを見ることを個人的にはおすすめしたいです。


● 音楽
【 主題歌「Glory Days」/ 尾崎裕哉 】

エンドロールで流れた瞬間、惚れました。

エウレカはテレビシリーズの音楽もかっこよくて、
お気に入りのものが多かったのですが、

この曲もおしゃれでかっこいい♪
エウレカの雰囲気にぴったり^^

この曲が聴けたから、
この劇場版を観てよかったと思ったほどのお気に入りです♪

この方、尾崎豊さんの息子なのですね。
この曲を聴くまで知りませんでしたΣ(・ω・ノ)ノ!


BGMもかっこよくて、
聴き入ってしまうシーンがいくつもありました^^


● まとめ
総集編としてもしんどさを感じてしまったのは、
まだ一部だから?

エウレカは大好きな作品。
だからこそ、今回はその魅力を存分に味わえなくてちょっと残念。

テレビシリーズの方を見直したくなりました。

まだ一部、ということで、
続編に期待です!

投稿 : 2018/06/03
閲覧 : 429
サンキュー:

22

ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「つづく!」

『交響詩篇エウレカセブン』を描きなおす完全既存ファン向け三部作映画、一作目。

なぜかコンスタントに新作が供給されるエウレカファンの意識って、「俺ら選ばれたファンだから!これを超えた先に救いがあるから!(そう思わないとやってらんねぇ…)」だと思うんですよね。
ユダヤ教徒の苦難の受け止め方と同レベル。
ポケ虹、AO……ウッアタマガ
そんなコンテンツが新作で無印エウレカを描きなおすとか、1%の希望と99%の不安しか感じない。
しかも映画レビューサイトの点数は軒並みボロクソ。
今度こそは観ねえぞ!って覚悟完了したファンもいるはず。

でもご安心を。
人身御供として劇場まで足を運んだ信者の鑑としては、「今回はそれなりに楽しいんじゃないかな」と思います。
構成としては、前半30分がサマーオブラブの完全新作映像、残り60分がTV版の再構成。
京田監督が「今の時代だからこそやる価値のあるエウレカを」みたいな発言をしてたけど、再構成の中にその片鱗を妄想する材料はきちんと散りばめられていたように感じました。
レンタルが始まったら借りてみても損はないんじゃないかな?
サマーオブラブはずっとテンション最高の手描きロボアクションだし。
あ、でも続編はよ!ってなるから、来年秋の第2作公開直前のタイミングがいいのかも。
しっかり予告まで観てあげてください。

以下、完全ネタバレで次作以降のための妄想メモ。
1回しか観てないので記憶違い&見逃し多発注意。
{netabare}

■キーワードは音楽?
・TV版1話を使ったベルフォレスト市街地のシーン、走るトラムにアネモネの絵が
 +次回予告で人気アイドル(!?)みたいなアネモネの姿とアゲハ隊
・決戦弾頭シルバーボックス
 サマーオブラブ(ネクロシス作戦)で用いられたのは、スカブコーラルと同期する音楽兵器
・レントンは音楽を愛するビームス夫妻の養子に
これらの要素と↓で言ってることと合わせれば、音楽が民族、種族、文化や宗教観を超えて世界を繋げられるツールとして描かれる可能性が高いのかなぁ。


■ヴォダラクへの言及
再構成部分で、TV版23話『ディファレンシア』を引用しています。
ビームス夫妻の仕事で出会ったヴォダラクの少女を救命しようとレントンが奔走するエピソード。
TV版では、テロ組織ゲッコーステイトの一員であるレントンが、テロの被害者と、本人は無関係なのにテロ組織と一括りにされるヴォダラクの少女、そして自分とは違う宗教観に出会い、現実に打ちのめされる話数。
今回レントンは反政府組織の一員じゃないけど、違う価値観・宗教観、その対立が生む悲劇は共通してる。
保護主義や非寛容の蔓延と、そうはいっても現実に存在する文化摩擦が強く意識されるここ数年、あえてこのエピソードをリブートの一発目にぶつけてきたのには、何か意図があるのではと深読みしてしまう。


■強調される父性
サマーオブラブで初めて父・アドロックが描かれ、TV版の未熟な父性の象徴・ホランドではなく男性性・父性を強く纏ったチャールズの保護下から始まった物語。
父性に言及するという意識を大きく感じる。
ただこれはどこに繋がるのかよくわかんない(´・ω・`)
逆に2作目はエウレカとアネモネのターンな気がするから、父の出番はないかも。


■その他雑感
・予告の情報量は消化しきれなかった、むしろ予告が本編w
 ポケ虹の復習は必須かなぁ。
・レントンの語りが大人びていた。
 エピソード進行的にもTV版前半が終わり、2作目は序盤からちょっと大人なレントンが見られそう。
・エウレカへの思いが抽象的にしか語られなかった。
 26話『モーニンググローリー』にどう繋がるのか、そのルートから外れたのか。
・ED曲『Glory Days』がとてもよく合っていて、あの曲に救われた感もある。
 その他の音楽はエウレカにしては力不足。
・ニルヴァーシュもデビルフィッシュもスピアヘッドも最高にかっちょよかったです。
{/netabare}

再びレントンとエウレカの「つづく!」が聴けたことが幸せでなりません。
また劇場まで、会いに行きます。

投稿 : 2017/12/17
閲覧 : 433
サンキュー:

12

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これはこれでイイけど

これはTVシリーズの思い出に浸る作品。
ただ、時系列があっちこっち行って正直少し分かりづらい。
まあ、来年に期待だ。

投稿 : 2017/10/05
閲覧 : 187

さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 1.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

STORYWRITERのないエウレカなんて・・・

あれだけ爽快感を誇っていたBGMや世界観は何処へやら。

駄作でも空飛び波乗るような爽快感と、あの音楽たちに出会えるのであれば、1000いくらかなんて安いもんと思い、映画館に突入したが、
効果音はうるさく、まるで爽快感のない音楽と既視感満載の回想地獄だった。

パチンコに携わったのといい、アニメで当てて、他事業でがっぽりがアニメ業界のトレンドですか!?


早回しの字幕等
シンゴジラの影響も多く、昨今のアニメトレンドを見て作っちゃいました感も満載。

STORYWRITERがきければそれでよかったのに。。。

投稿 : 2017/10/02
閲覧 : 295
サンキュー:

5

捨熊 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

視聴者の思い出によって補完されるストーリー展開

冒頭の数分間(新規のシーン)は素晴らしかった。テロップによる情報量の多さも私にとっては、期待を増長させてくれるものとしてすんなり受け入れられました。
しかし、(一応ちょっと設定違うのでパラレルですが)基本的にはTV版前半部分の総集編でした。

新規のシーンは冒頭の数分間とラストシーンくらいで、その他はTVシリーズの23話前後までの総集編。
具体的には冒頭を除き、レントンの語りと共に回想が延々続いていくわけですが、物語の始まり(旅立ち)から語るのではなく、「8時間前」を起点に進んだり戻ったりしながら進行します。
それだけではなく、回想中に説明のために更に過去の回想が入って、また元の回想に戻って……と、非常に分かりづらい構成です。
アニメシリーズを観ていなければ、正確に物語を理解できるかどうか怪しいものです。

また、意図的に行なっているのかもしれませんが、レントンとエウレカの出会いも関係もほとんど描かずにレントンは「君」ことエウレカへの思いを語り続けます。
TV版ファンはこの「レントンの心情」を思い出で補完できるかもしれませんが、初見さんは当然無理でしょう。
全体を通して、「過去作を知っていて補完される物語」になってしまっているのが非常に残念です。

また、TV版の映像を切り貼りして音声乗っけただけのようで、画面サイズも3:4のまま。今時、映画館で3:4の映像観ることになるとは思いませんでした。

あとはやはりホランドの声優さんが藤原啓治さんじゃないのは違和感があり残念です。

パラレルワールドということで、次回作からはTV版とは違う展開があるのかもしれませんが、この映画版第1作のみに関しては「エウレカセブンを思い出すための映像」でしかなかったというのが正直な感想です。

初見さんはまず、TVシリーズ全部観てから観ることをお勧めします。

投稿 : 2017/09/27
閲覧 : 188
サンキュー:

6

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

初見殺しのファン殺し

本編:約90分

TV版 視聴済み


感想

まず、TV版を観ていない人はお勧めできないです。

最初の約30分弱は、10年前に起きたサマー・オブ・ラブ(トラパーの異常発生による大災害)の詳細を描いており、TV版では観れなかった話なので良かったんですが、その間 主人公のレントンは、当たり前だけど全く出番なし。

話は、レントンがゲッコウステイトから家出をし、ビームス夫妻と暮らすも、実はビームス夫妻がtype ZEROとエウレカを奪取するように要請されていた軍人だと知り、エウレカを救うべくビームス夫妻から別れ、一人ゲッコウステイトを目指す所からの回想する組立で、これが時系列バラバラで分かり辛いし、しかも同じシーン(ビームス夫妻との別れるシーン)が2回も出てくる始末なので、初見殺しのファン殺しです。

しかも、この回想シーンはTV版と同じ画面比率4:3
これって使い回しじゃないの?
てっきりフルリメイクだと思ってたからがっかりです。
全3部作として、1年後ごとに2,3と続く予定で、2は2018年の秋頃だとか。
はぁ~
使い回しして1年も製作期間必要なんですか?
ゆとり制作なの?
納得いかないなぁ~
2は完全新作に期待したい。

設定も、レントンは初めからビームス夫妻の養子として育ってる事になってて、TV版とは少し違っているからパラレルなのかもしれない。


声優さんでは、やはりホランド役の 藤原啓治さんから 森川智之へ変更されてて、ちょっと違和感で残念でした。
それと、レントンの父親 アドロック・サーストンの声が 古谷徹さんで、ちょっと役の年齢には若く聞こえてしまって、これまた違和感
古谷徹さんって、若い主役やってたアムロや春日恭介、星矢の声のイメージが強すぎるので^^;
なので、もう少し年取った声出せる配役のが良かった気がします。


主題歌
「Glory Days」歌 - 尾崎裕哉
正直、僕的にはあまりイメージではなく、イマイチでした。
どうせならTV版でも歌ってた有名どころの FLOW がよかったなぁ。


まとめ

自分は、このエウレカセブンTV版を当時、毎週観ててお気に入りしてる作品です。
2009年に公開された劇場版「ポケットが虹でいっぱい」では、パラレルすぎて観なきゃよかったレベルの感想でした。
んで、今回のエボリューション1には、今度こそ!っと言う気持ちと、また裏切られるのかな?っと言う気持ちの半々で観に行った訳ですが・・・
蓋を開ければ、回想シーンは使い回しで、時系列もバラバラ、同じシーンが出てくるわで ガッカリデス!
良かったのは
最初のサマー・オブ・ラブは、新作カットで見ごたえ十分あってよかった・・・くらい?
あとは、久しぶりにエウレカ観れたのと、エウレカの声 名塚佳織さんの声が聴けたのが良かった。
僕的に、名塚佳織さんの声と言えばエウレカだったので。
(これって作品評価にはいんないよなぁ)
悲しいけど これ 現実なのよね。
結果、ハイエボリューション1は、期待した分 残念としか言えない。

2こそは期待したいなぁ。。。

投稿 : 2017/09/21
閲覧 : 291
サンキュー:

25

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

つづく!!

 「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 1 」見てきたです。このレビュ作成の昨日早朝に見ようとソワソワしていたけど、待ちきれなく眠れなくなり、深夜26時すぎに見に行ってしまったです。

 レントンのお父さんとエウレカ、ホランド、ディーイ、タルホ、チャールズ、レイの若いころが出てきて、何やら凄い戦闘だか作戦だか異常現象だかが起きた始まりだったです。
 コーラリアンとか、スカブコーラル、トラパー、サマーオブラブとかTV放送を見ていた当時、日曜日だったか?の朝、何を言っているのか?良く分からなかったけど、今だと何となくわかる気がするです。
 TV放送だとレントンとエウレカが、宇宙の果てだかどっかに行った??最期を迎えた記憶がある気がしたです。

 見覚えのあるシーンもあったしたたけど、全体的に劇場用に書き下ろしているように見えたです。特に最初の方とか見覚えがなかったので、そうだと思うです。ホランド、ディーイが、協力し合うシーンなんて、TV放送でなかったと思うです。

 レントン中心に進む話の中で、今ある状況から、過去にさかのぼる感じの展開でしたです。

 TV放送だとレントンとレントンのおじいさんの二人暮らしだった気がしたのが、ここだとチャールズ、レイの養子になっている設定だったです。そこから、家出して月光号、また家出でチャールズ、レイに再び出会う設定だったです。
 レントンは、チャールズ、レイのビームス夫妻の子供、レントン ビームスとしてのレントンの物語が濃かったです。チャールズ、レイをパパ、ママと呼べないながらも、レントンとチャールズ、レイが親子として距離を地締めようとする姿が、印象に残ったです。

 最後の方で、レントンのさかのぼった過去から現在に戻ったあたりを見ると、CNなどでやっていた出会いと別れの物語が、の意味合いがかなりはっきり表された感じだったです。

投稿 : 2017/09/21
閲覧 : 303
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6

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これから、これから・・・

テレビシリーズは見てたけど、かなり記憶が薄れてる。
ダイジェストでもない、隙間を埋めていくような話はところどころついて行けなくてあたふたした。

3部作らしいので、観終わったらちゃんと評価できるのだろうけど、今のところはついていけるか不安…(私が…)


ホランド、やっぱり藤原さん間に合わなかったか~><;
森川さん、かなり藤原さんに寄せてくれてたのかなぁ。声質が似てらっしゃるのかな?それはそれで良かったんだけど(森川さんは大好きなので)

でも、テレビシリーズのホランドに惚れた身としてはやはりちょっぴり残念。


アドロックの古谷さん。中の人の年相応の役。
私、渋いキャラの古谷さん大好きなので嬉しかった^^

投稿 : 2017/09/19
閲覧 : 201
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4

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ボーイミーツガールの名作の劇場版(3部作)!(初見さんに厳しいのがやや残念)

 名作と言って差し支えないボーイミーツガールロボットアニメ「交響詩篇エウレカセブン」の劇場版!(テレビ版は2005年放送)

 自分はアニメ版を一周しか観ていないため(それもかなり昔)微妙に記憶が怪しかったものの、「めっちゃ面白かった」覚えがあったため、映画館にて鑑賞。結果、とても満足することができました。

 怪しかった記憶も観てしまえば、まったく問題なし!懐かしさが溢れてきました…。
 爽快感だけじゃなく、残酷さもしっかり描けている物語。
 改めて「素晴らしい作品」だと思わされました!!
 早くも続編が楽しみ!!

 しかし…自分はアニメ版を観ていたため、懐かしく楽しめましたが
 「この機会に名作といわれるエウレカセブンを観てみよう!」なんて気持ちで映画館に足を運んだ初見の方に対して、優しくない作品だったのは残念です。

 進んだり戻ったりとせわしない時間軸…飛び交う説明不足な固有名詞…。レントンとエウレカの大まかな関係性すらも、「ワケガワカラン」まま終盤を迎えてしまいそうな構成です。

 彼女との出会い→冒険 というアニメ版の自然な構成ではなく、非常に複雑な時間軸で物語(レントンの回想)が進みます。

 今回は3部作のうちの1作目ということで、レントンとエウレカの2人に着目して捉えれば、『出会い』が大きなテーマと言えます。だからこそ大事な『出会い』のシーンを最後に回したんだと思います。

 しかし、こうした構成から、初見さんが「エウレカを想う」レントンの感情に共感しがたくなっているのは事実です。序盤から中盤にかけて言えば、物理的に不可能といえます。(エウレカとレントンの関係性の描写なしに、エウレカについて悩んでいるレントンの感情に共感できるわけがありません。)

(個人的な話ですが、名作「交響詩篇エウレカセブン」を他人に勧めるにあたり、全部で50話以上あることが、ネックだったりします。楽しむにはそれなりの時間やお金を費やす必要がある作品です。
 だからこそ今回の劇場版は、「初見に勧められる作品」であって欲しかった。「劇場版から気楽に入り、はまったならTV版もがっつり楽しむ。」そんな流れができたら良いなぁ…なんて思っていたんです…。)


 また、ファンの人でも『新作』を期待している方には、今回の1部は厳しかった気がします。映像も使いまわし?だったみたいですし、物語に差異はほとんどありません。(自分は劇場で好きな作品が観れる機会があるだけでも満足しちゃいますが…。)ただ、次回予告を見る限り、次回はかなり勝負してる?ような気がします!
 「エヴァ」みたいに徐々に新作らしくなっていくのかも知れません。とりあえず、生きる楽しみが増えてよかったです!!

 やっぱりファンなら、良くも悪くも劇場で観てみるべきだと思いますよ!!


 最後に、ホランドの声優が藤原さんじゃないのはどうしても違和感がありますね…。次作で復帰は無いですかね…。
 ただ、代役として森川さん以上は無いと思います!森川ホランドも十分格好いいです!!

投稿 : 2017/09/18
閲覧 : 254
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10

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

チャールズ夫妻とレントンの成長

冒頭にサマー・オブ・ラブの猛烈な戦闘が繰り広げられる。デューイとホランドはまだ兄弟としての絆を保っている。アドロックはやはり一科学者に過ぎず、英雄と呼ぶにはまがいものであると自身で語っている。

PLAY BACK とPLAY FOWARDを繰り返しながら、チャールズ夫妻との決別を覚悟するまでが描かれる。

TVシリーズとの違いは、アドロックがレントンをチャールズ夫妻に養子に出していたということになっていることだ。多分この世界には育ての親であるじっちゃんは出てこない。

製作側もエウレカセブンという話を咀嚼しきれていないから、この作品で最後まで語りたいのかなと感じる。

チャールズ夫妻の温かさからの決別が、この物語の一つの屋台骨になっていたと感じた。

当初、レントンは退屈な現状を打破するために、ベルフォレストを出た。エウレカはきっかけに過ぎなかった。

当初の目的は達成され、エウレカを守るために奔走する。しかし、自分の能力や常識を超えなくてはならなくなり怯んでしまう。

リフボードが良い例だ。憧れのホランドの言うことを鵜呑みにして、自分で考えて、物事を決めていなかったことに気づく。

チャールズ夫妻は優しいが、残酷でもある。レントンにねだるな勝ち取れと促しているのだから。

投稿 : 2017/09/17
閲覧 : 191
ネタバレ

yasu さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

微妙

予想していたとおり、ほぼTV版の切り合わせ。新規なのは冒頭の10分程度。

TV版のビームス夫妻とレントンのくだりは好きだが、映画館で再度見ても。。

予算がないのか?

それより次回予告がすごく気になった。次回は期待できるかな。

投稿 : 2017/09/16
閲覧 : 196
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0

ネタバレ

カラオケ鍛錬中 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新規参入にはおススメできません!

まず自分は交響詩篇エウレカセブンが放送していた時にリアルタイムで観ていました。そしてこの作品がとても大好きです。全話通して30回ぐらい観ています。それを踏まえて感想を書きます。まず新規に書き下ろされたシーンは冒頭の10分から15分ぐらいです。それ以外はアニメの使いまわしと思われます。セリフは当てなおしています。なのでこの時点で新規参入の方は置いてけぼりを食らうこと間違いなしです。この作品が好きな人からすれば当時を思い出せたのでいいのかなと思います。正直3部作なので現時点では評価がしづらいですがそもそもが各キャラクターに焦点をあてて描かれる今回の劇場版なので、コンセプトとしては間違っていないと思います。今回はレントンがメインの話です。ですのでアネモネファンのみなさんは次回に期待しましょう!作り方がアニメ視聴済みを前提に作られていますので、見たい方は、最低限テレビアニメ版を観てから行きましょう。(個人的にテレビアニメから劇場版になる場合テレビアニメを観ていないで観に行く人もなかなかチャレンジャーだとは思いますが。)

投稿 : 2017/09/16
閲覧 : 188
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1

ネタバレ

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

{netabare} ネタバレ {/netabare}

評価はしません。
先週の上映会を見てきました。
エウレカの中身が劇場に来られるからではありません。

満席でした。隣の男性が「レントンと同い歳」っていわれていて、見渡すと男性も女性もほとんどが20代後半ってかんじでした。30代も多いですが。

以下は、観るつもりの方はみないほうがいいかと思います。
個人の感想です。あんまり怒らないでください。

{netabare}

・作り手に天才はいなかった。先週まで天才だと思っていた。監督とか脚本とか。
・なので、サマー・オブ・ラブは描くべきではなかった。
・予算たっぷりのはずのSoL演出なのにわりと退屈した。

・無理に親子愛にフォーカスしたのは無理筋。
養子になってからの期間を鑑賞中にきちんと計算できるひとはそんなにいないだろう。私は混乱した。

{/netabare}

もっとも不満の主要因はわかっています。

{netabare}
ピンクの髪の子がいないからだ。ちらちらするが。あはは。
どうやら、「エウレカセブン」でなくて、「アネモネセブン」を観にいったつもりだったらしい。
{/netabare}

「つづく」

映画館でどうぞ。ポケットよりはぜったいにオススメ。

投稿 : 2017/09/14
閲覧 : 199
サンキュー:

6

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交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 1のストーリー・あらすじ

10年前、世界を揺るがせた大事件「ファースト・サマー・オブ・ラブ」が起こった。そこで父アドロックを失った息子のレントンは今、辺境の街ベルフォレストで塔州連合軍軍学校に通っていた。英雄と讃えられる亡き父。なにもない単調な毎日。レントンにとって自分の身の回りにあるすべてが息苦しかった。そんなレントンの前に、世界最古のLFOニルヴァ―シュが突如姿を現す。そのコクピットから姿を現したのはエウレカだった。レントンとエウレカの、必然と偶然の間で揺れる出会い。それこそが人類と異種知性体スカブコーラルの未来の始まりだった。レントンとエウレカの旅路は、果たしてどこに行き着くのか!(アニメ映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 1』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2017年9月16日
制作会社
ボンズ
公式サイト
eurekaseven.jp/
主題歌
尾崎裕哉『Glory Days』
挿入歌
Hardfloor『Acperience 7』

声優・キャラクター

三瓶由布子、名塚佳織、辻谷耕史、森川智之、根谷美智子、小杉十郎太、久川綾、古谷徹

スタッフ

原作:BONES
総監督:京田知己、監督:清水久敏、脚本:佐藤大、キャラクターデザイン:吉田健一、メインメカニックデザイン:河森正治、コンセプチャルデザイン:宮武一貴、デザインワークス:武半慎吾/齋藤将嗣/出渕裕/コヤマシゲト、キャラクター作画監督:藤田しげる/倉島亜由美、特技監督:村木靖、メカニック作画監督:阿部慎吾、メインアニメーター:柿田英樹/金子秀一/大塚健/横屋健太/長野伸明/工藤糸織、美術監督:永井一男、美術監督補佐:本庄雄志、色彩設計:水田信子、編集:坂本久美子、撮影監督:木村俊也、音響監督:若林和弘、音楽:佐藤直紀

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