「リズと青い鳥(アニメ映画)」

総合得点
81.0
感想・評価
296
棚に入れた
1207
ランキング
273
★★★★★ 4.1 (296)
物語
3.9
作画
4.3
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.0
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ネタバレ

KANO

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

次に繋ぐ美しさを求めた作品

本作は、作風が変わっている為、一瞬戸惑いが生じるんですが、2人と発表楽曲を主とした美しさを求めた作品です。
シリーズのもうひとつの魅せ方を追及していますが、やはりシリーズ作品の中にある、ひとつの大きな演出を捉えるべきでしょうか。
ラストのオーボエの演奏演出は圧巻でした。言葉は不要かとあの抑揚感が全てです。

次はいよいよ本筋が待ってます

投稿 : 2019/08/08
閲覧 : 58
サンキュー:

13

ビスケット1号

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

青い鳥

 私という人間は、他者から見れば人間そっくりに作られたロボットと見分けはつきませんが、私だけが知る私の内側の世界には、生命があり、すべてを感じ取っている心があります。

 そこで感じられているものが美しく貴重であればあるほど、私はそれを大切に守ろうとします。
 そしてそれは硬い殻をかぶり閉じこもることと とてもよく似てしまいます。
 たとえその大切な感情が、他者を求める愛情であっても。

 守ろうとする気持ちが強ければ強いほど、外からの危険に備えて感覚は研ぎ澄まされ、そして心の内側では人知れず膨大なエネルギーが消費されます。
 その緊張から唇は閉ざされ、他人とコミュニケーションをうまく取ることができずに逃げてしまいがちになってしまいます。
 瞳の色は暗くなり、伏し目がちになります。


 この映画自体もまた、「ガラス越しに少女達を覗いてているように」と意図された色彩が全編を通して透明な美しさを極限まで高め、それゆえに観る者の心に緊張を生んで画面から目を離すことも、大きく息をつくことすら許しません。
 みぞれの張りつめた想いを通して見つめられることで、天真爛漫に見えるのぞみもまた、胸の内は危うい均衡の上にあることがあぶり出されてきます。

 これはほんの短い時間のたったふたりの人間についての物語ですが、これほど繊細にすみずみまで人の心の揺れや震えを描ききった表現を、私は他に知りません。
 そしてこれが机の上のまっさらな白紙に描かれ、すべてがゼロから人の手によって生み出されたものであることに改めて驚嘆します。
 これを作りあげた人達の到達した境地には畏怖すら覚えます。


 もし人や人生に「価値」というものがあるとするなら、それは自分の外の世界に対して「何をしたか」ではなく、自分の内側で「何を感じたか」にあるのだと思います。
 それは他人に測られるものではなく、本人にしか知り得ないものです。

 多くのアニメーションが、この世界に住む本当に多くの人たちの知られざる心の中に譲れない宝石のような感覚を与え、感情を残し、それはその人たちの人生の「価値」を高めてきました。

 この映画を観て、感想を書き表したり誰かに向かって話したりする人はほんの一部のひとでしょう。
 でも、たとえ無口ではあっても、この物語に心を動かされた人に残された強い感情は、そのひとの胸の内で、透き通るオーボエやフルートの音のようにいつまでも鳴り響き続けるに違いありません。

投稿 : 2019/07/30
閲覧 : 52
サンキュー:

17

ネタバレ

shino73

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あの子は青い鳥

山田尚子監督作品、脚本吉田玲子。

群像劇としてのユーフォニアムから、
思春期の少女2人の機敏な心情に焦点を当て、
より先鋭化した形で描写され提示される。
あまりにも美しく儚い旅立ちの物語。

冒頭から足音の効果音が印象的に導入され、
2人の未来を象徴するかのように、
違う歩幅で、そしてリズムで共に歩いて行く。
{netabare}ここでは大きな「物語」は徹底的に排除され、
日々の練習風景と少女の心情のみが反復される。{/netabare}
少女たちの所作の1つ1つがあまりにも美しく、
その機敏な運動の中に僕は「身体の美」を見ました。

内向的なみぞれと明るく社交的な希美。
{netabare}童話「リズと青い鳥」が詩的に象徴するかのように、
それぞれの現状と未来に不安を覚え始める。
微妙な距離を生む対比された2人の感情。
上手くかみ合わないオーボエとフルート。{/netabare}
小さな「青い鳥」の幸せとは何だろうか。
ここにあるのは少なからず誰もが通過する、
イニシエーションではないのだろうか。

少女の美しさと儚さの一瞬を切り取り、
その残酷さまでもドキュメントした記念碑的作品。
それでも前途ある未来を輝き解き放って欲しい。
Songbirdsの美しい詩も素敵ですね。

僕の大切な宝物となりました。

投稿 : 2019/07/27
閲覧 : 489
サンキュー:

91

ネタバレ

ダビデ

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

京都アニメーションがんばってください。

投稿 : 2019/07/18
今は、それどころではないでしょうが、なんでもいいので応援したいです。
何もできませんが、円盤注文しました。

投稿 : 2019/07/26
今回の事件で、お亡くなりなられた方々のご冥福をお祈りします。ご遺族関係者の方々に謹んでお悔やみ申し上げます。
療養中の方々のご回復を心よりお祈りいたします。

DVDを購入し、視聴しました。
DVDのパッケージや冊子も素晴らしく、作品も素晴らしく、胸が痛みました。

作品の内容としては、アニメの1期2期を視聴した方が、細かい描写が分かると思いますが、本作のみの視聴でも楽しめます。
が、やはり、アニメの1期2期を視聴してからの方が、楽しめると思います。
ただ、アニメのような{netabare}スポ根・吹奏楽部アニメを期待していたのですが、内容は違いました。{/netabare}しかし、その分、誓いのフィナーレへの期待値が高まりました!

とにかく、作品の素晴らしさを感じました。
素晴しい所を探す気持ちでの視聴だったからかもしれませんが、そのような気持ちでの視聴に対して、全力で応えてもらえる作品です。



既に、レビューにサンキュをいただきありがとうございます。
ただ、いただいてから気付いたのですが、サンキューが欲しい気持ちにはなれないので、今後、サンキューを押す気持ちになっていただいた方は、その分、成分の京アニのタグをクリックをしてもらえたらという気持ちです。
色々な価値観があって、こんな時にレビューをあげることを不謹慎に感じる方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、あにこれに登録して、レビューを書いている自分に、こんなときにできることは、円盤買うことと寄付をすることと、レビューを書いて応援することくらいしかできないと思いで投稿します。

心から、祈り、応援します。

投稿 : 2019/07/26
閲覧 : 119
サンキュー:

21

ネタバレ

スワンa

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とても深く、そして緊張感のある作品

初視聴です。タイトルに惹かれて見ました。

最初はみぞれが言った「私がリズで、希美が青い鳥」だと、何の疑いもなくそう思っていました。
それにしても「水槽を泳ぐミドリフグ」を眺めるみぞれのシーン、一体何の意味があるんだろう、
何の関係があるんだろうと、ずっと引っ掛かっていました。

その後「籠の中の青い鳥」と重ねて、束縛では無く、居心地の良い場所を意味していると思い、
青い鳥は希美ではなく、みぞれの方じゃないかと意識した時は、正直驚きを隠せませんでした。
みぞれの思いとして先入観を植え付けられ、真実とは全く逆を信じていたことになります。
みぞれと先生との会話でそれが確信に変わり、同時に二人のことを思い少し目が潤みました。

先生が言っていた「第三楽章はオーボエとフルートの架け合い」という言葉。
第三楽章。それはヌエット。つまり舞曲であり自由な演奏・・・そう、自由。
翼を取り戻した青い鳥が自由な空へ羽ばたく為に、この楽章「愛ゆえの決断」が存在する訳です。

覚醒したみぞれを見た希美が強い嫉妬と疑心を抱き、そして気持ちをぶつけ合った二人の会話は、
感傷に陥るとても辛いシーンです。希美にとって、それは決してハッピーエンドでは無かった。
だから希美はみぞれに抱きつかれても、きちんと受け入れることが出来なかったんだと思います。
それでも、その後に気丈に振る舞おうとした希美の気持ちが胸に刺さります。

籠の扉を開いたがゆえの自由と哀しみ。とても切ない物語です。

最後に初めて見ることが出来た「しっかりと向き合う二人」。これならきっと大丈夫でしょうか。
この先、たとえ互いが別々の道を歩むとしても、今までの様に近い存在であって欲しい。
そう願わずにはいられません。


作画は言うまでもなく、童話の世界と現実を重ねるところはとても幻想的で、
エンドクレジッツ「girls, dance, staircase」と非常にマッチしていると思います。

ただ、登場人物の会話や動きだけじゃなく、ちょっとした間と空間にまで伏線を張っていて、
その上、常に緊張を強いられる状態なので、見終わった後は少しだけ疲れました。(笑)

良く調べると「響け! ユーフォニアム」のスピンオフ作品という位置づけだったんですね。
全く知りませんでした。(学が無くてすみません)

正直どちらを見ようか迷ってこちらを選んだけど、すごくいい作品で見て良かった。
これで安心して本家の方を見ることが出来ると思うと、逆に良かったかなという気持ちです。

投稿 : 2019/07/25
閲覧 : 104
サンキュー:

19

マイケル----

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

This make me Sad. Always the same character design.

weak characters, weak history. but cool songs and beautiful scenery. This film shows well the potential of Kyoto animation, a pity the story is bad and the characters uninteresting. the direction in the fantasy scenes is very good, the use of colors is magnificent. But that's all. nothing new here

投稿 : 2019/07/22
閲覧 : 6
サンキュー:

1

ネロラッシュ

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

実写を観てるような

TVシリーズは観てませんが、まるで実写を観ているかのような。
仕草とか表情とか、リアル女子高生。
女性スタッフが多い京アニならではであるし、ここまで繊細に作画しなければいけない時代なのか…
楽器経験もありますが、口のすぼめ方だとかね。指づかいとか、ぐうの音も出ない程完璧。
劇中の童話リズと青い鳥はジブリっぽいというか、ジブリ作品も請け負っていた京アニなので、ジブリらしさと自分が感じていたのは、実は京アニクオリティだったのでは?と思った。
マイナスはリズと少女のCVのみ。

投稿 : 2019/07/21
閲覧 : 50
サンキュー:

8

鬼猿

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なんて切なくて美しいんや…

アニメとは注目するところが別で、オーボエのみぞれ・フルートののぞみの物語。
アニメとは全然違う雰囲気で人間?友情?愛情ドラマがすごい。
正直なところ、みぞれがのぞみの事好きすぎてて「大丈夫かよこの子」とか思ってた。
みぞれはのぞみの事が好き。のぞみはみぞれのオーボエが好き。すれ違い。
リズと青い鳥って曲が完璧オリジナルって聞いてびっくり。そしてこの2人だからこそのリズと青い鳥。
愛してるからこそ飛び出たせるリズ。愛してるからこそ言うことに従った青い鳥。
見てるうちにどんどんみぞれが好きになってた。俺が大好きのハグしてやりたいんだが!w
最後の第3楽章は名シーン。あそこの演奏とキャラの動き一つ一つに全てが詰まってるんで是非見てほしい!
情報量が多いので何回か見ないとこの映画の魅力がわかんないかも。←俺がそうだった
俺楽器とか分かんないけど、その曲にそれぞれ物語があるって知った時に楽器やってる人がすごい羨ましく思えた。
みぞれが覚醒した時は本当鳥肌。感動でした。他の部員が思わず泣いてたのがすごい分かる。
楽器の世界は美しいっすね!素晴らしいです!

投稿 : 2019/07/16
閲覧 : 33
サンキュー:

6

ネタバレ

たわし(ガガ)

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

京アニらしい繊細なアニメーション

どちらかといえば、少女漫画好きな文化系の人たちなら共感できるであろうが、独特の同性愛的雰囲気が観る人を選ぶ。

BLや百合は実際、趣味でもない限り。。いや同性愛者本人でない限り本当の意味でのマイノリティの気持ちはわからない。

海外では、マイノリティに対する擁護の声が大きいため、コミック業界やアート業界ではゲイを公表する人は少なくなく、ゲイコミュニティならではの映画や音楽、アートがオープンである。

しかし、保守的で頭の固い日本の社会状況からするとこの映画を見てもまだまだ海外の映画と比べると表現として甘い。。。というか。。。

果たしてこの感情は恋愛感情なのか。。。友情関係なのかが曖昧なところが非常に日本らしく、恐らくどちらでもないだろう。

そういった微妙で繊細な表現は少女漫画あるいは女性独特の感性であり、女性の思春期そのものでもあるだろうが、本当の意味での同性愛向けの映画ではない。

従って、黒人の同性愛の苦悩を描いた「ムーンライト」や、少年と青年の危険な恋愛を描いた「君の名前で僕を呼んで」などの海外の本当のマイノリティを観ているような映画好きの大人からすると、少し物足りなくなってしまう。

アニメーション技術としてはやはりレベルは高いと思います。

投稿 : 2019/07/15
閲覧 : 104
サンキュー:

13

たいが

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

観れば観るほど面白い作品

1回観ただけでは内容を理解できませんでした。
手応えとして、もう一度見たらきっと分かると思い、2回3回と視聴しました。

結論を言うと傑作です。みぞれの心情がよく理解できたし、依存する気持ちは自分に重なる節があり辛かった。

観るたびに涙がでてしまいます(;;)

ただ、ひとつ言いたいことがあるとすれば、声優の人選を間違えている。本○望結の演技が下手過ぎて内容が入ってこない。なぜ彼女を選んだのか、納得できない。

投稿 : 2019/07/15
閲覧 : 28
サンキュー:

6

みるずめす

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

毛色の違う作品

本作は響け!ユーフォニアムの原作第2楽章のみぞれと希美のやりとりを再編したため、スピンオフではないですが、原作の毛色とは違う要素を含んだ作品です。スポ根色の強い原作や本編のアニメとは違い、2人の友情や繊細な表現を表現されています。アニメーションでここまでの表現ができるんだと。少し昔の台湾の青春映画を観ているよう。音楽との映像美に魅せられました。

投稿 : 2019/06/24
閲覧 : 48
サンキュー:

10

bujiharu

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この悲しさは…

感無量
言葉にできない
筆舌に尽くしがたい

感想を述べる上である種逃げのようにも見えるこれらの言葉ですが、この作品に語る上ではとても相応しいものに感じます。

観終わった後の感覚を言葉にするのは非常に難しいです。このような感覚になったのは、このような感覚にする作品に出会ったのはこの作品が初めてなもので。

無理矢理にでも言葉にするなら''はっきりしない悲しさ"とでも言うのでしょうか?

悲しい話といえば、「コードギアス」の最終回や「秒速五センチメートル」などが想い浮かびますが、それらの類とは全く違うタイプの悲しさを感じます。

一方で、他の人がこの作品を観て僕と同じく悲しさを感じるかと言われれば、そうではないのかもしれません。人によってはこれがハッピーエンドだと言う人もいるかもしれない。それぐらい観終わった後の感覚を説明することは難しい。非常に難しいです。

なんだか意味不明で纏りのない事を言ってしまいましたが、素晴らしい作品であるだけは保証できます。それだけはきっと観た人全員で共有できる事だと確信してます。

投稿 : 2019/06/21
閲覧 : 81
サンキュー:

9

haku

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

百合だねぇ

友達がアニメを推してたのを聞き流していたんですが、今になってどんなものなのかと思い、DVD借りて見たらドハマりしました。

響けユーフォニアム
響けユーフォニアム2
リズと青い鳥

と見ましたが、

百合ですね、正直、百合ってどうなん?
と偏見を頭の片隅に置いて見ていました。
しかし、見終わってみるととても良かったです。

投稿 : 2019/06/12
閲覧 : 51
サンキュー:

5

washin

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメ映画の一つの到達点

やっぱり日本のアニメはいいなあ、と心の底から思えた作品でした。


登場人物としてではなく背景として映画の世界に入り込んでいる感覚。まるで(言い方は悪いですけど)のぞきをしているような感覚を持つことでしょう。

映画館で観ましたが、自分の息遣いにさえ気を使うほどの緊張感。これほど自分の存在が邪魔になった作品は他にないのではないでしょうか。
(ちなにに個人的に、他のうるさい客に殺意がわく作品ランキング一位にもなっております笑)


すべてのシーンで二人の現在の関係性とそこから変化した関係性、登場人物の心の動きを感じることができます。このあたりはさすがの京都アニメーションといったところでしょうか。細かい作画から逃げずによく作ってあります。脱帽です。

何気ない言葉が誰かを傷つける瞬間、嫉妬を隠し切れないセリフ、顔には出さないけど動作に表れてしまう感情、自分の思い通りにならないことへの悔しさや失望。それらを映し出す一つ一つのシーンに心動かされることでしょう。ぜひ細かいところまで注目してみてください。


「画」ももちろん素晴らしいものでしたが、今作のキーは「音」だと思っています。小説では、感情や想いは地の文で表現できます。しかし映画ではそれができません。なので音、音楽がその代わりになることが多いです。しかしこの作品は、音楽をむやみに使わずに感情を表現しています。音楽というより環境音といったところでしょうか。これはとてもすごいことだと思いませんか。なぜなら音楽以外(声や画、時間の使い方など現実世界にあるものと同じものだけ)で心理描写しなければならないからです。セリフだけで進行する小説のようなものです。これは京都アニメーションでしかなしえないことでしょう。このようにむやみに音楽に頼らないことで、少ない音楽を聴かせるシーンでより感情が響いています。


個人的には今作の演奏シーンが今まで一番好きです。ユーフォシリーズといえば吹奏楽を扱っていることもあり演奏シーンが大きな見せ場となっています。いままでの演奏もよかったのですが、正直今作品で描かれている演奏シーンが今までの演奏シーンで一番好きです。なぜなら今作の演奏は結果ではなく過程だから。いままでは結果でした、いろいろありましたけど最終的にこうなりました、みたいな。そこの在ったのは達成感です。しかし今回は違います演奏シーンの中でも感情や関係性は変化しています。嫉妬や失望、希望と絶望。自分の想いを、感情を表現している、隠しきれていない今作の演奏とても感動しました。


ユーフォシリーズの1作品ではありますが、未見の人でも大丈夫なように作ってあります。より多くの人がこの作品を観てくれることを願っています。

投稿 : 2019/06/12
閲覧 : 73
サンキュー:

13

既読です。

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

山田尚子×吉田玲子(改

2019年6月1日 

激アツレビュー全部修正。


2月に観て以来激ハマりして
繰り返して視聴すること数十回。

内容に関しては皆様のレビュー通りです!

熱いレビューを書かせるほどの作品です!

背景、色使い、動き、性格分析等々
皆さん実に細かく分析されていますね。

何か、山田・吉田コンビに
いいようにしてやられたなぁ~

って感じです。

してやられた感まだ続いてます。

いまだ解読中のパートもありますし・・・

私はこの作品に衝撃を受け

遅ればせながら

「響け!ユーフォニアム」なるものを知り

アニメ全話を観て

(何度も何度も何度も何度も)

「誓いのフィナーレ」も4回観て

とうとう原作ノベル全巻発注をかけました。

山田尚子先生
吉田玲子先生
武田綾乃先生
京都アニメーション様様様様です!!


6月7日 原作第二巻読了

152P 2行目
268P 4行目

から、
このスピンオフを立ち上げたのかな?

清少納言みたいに人の嫌な部分を
見事に描いているこの作品は
スゴ過ぎです。

山田・吉田コンビに加え
ともすればさらりと読み流してしまいそうな
そんなところにみぞれと希美の感性の温度差を
描いてしまった武田先生・・・エグイです。

で、いまだ解読中なのは
新山先生の助言。

どうしてあれが覚醒トリガーになるかなあ?

投稿 : 2019/06/08
閲覧 : 68
サンキュー:

12

ネタバレ

にゃん^^

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

レズと青い春

公式のINTRODUCTION
{netabare}
少女の儚く、そして強く輝く、美しい一瞬を――。 高校生の青春を描いた武田綾乃の小説『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』がアニメーション映画化。みぞれと希美、2人の少女の儚く美しい一瞬を切り取ります。制作は、映画『聲の形』で第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション賞、東京アニメアワードフェスティバル2017アニメオブザイヤー作品賞劇場映画部門グランプリなどを受賞した京都アニメーション。そして、監督・山田尚子、脚本・吉田玲子、キャラクターデザイン・西屋太志、音楽・牛尾憲輔ら、映画『聲の形』のメインスタッフが集結。 繊細な人の心を映し出してきた制作陣による、 ――誰しも感じたことがある羨望と絶望。そしてそれらを包み込む、愛。 この春、あなたの心に「響く」一作をお届けします。
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:武田綾乃(宝島社文庫刊『北宇治高校吹奏楽部、波乱の第2楽章』)
監督:山田尚子
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:西屋太志
美術監督:篠原睦雄
色彩設計:石田奈央美
楽器設定:高橋博行
撮影監督:高尾一也
3D監督:梅津哲郎
音響監督:鶴岡陽太
音楽:牛尾憲輔
主題歌:Homecomings
音楽制作:ランティス
音楽制作協力:洗足学園音楽大学
吹奏楽監修:大和田雅洋
アニメーション制作:京都アニメーション
{/netabare}
キャスト{netabare}
キャスト(声の出演)
鎧塚みぞれ:種崎敦美
傘木希美:東山奈央
リズ/少女:本田望結
中川夏紀:藤村鼓乃美
吉川優子:山岡ゆり
剣崎梨々花:杉浦しおり
黄前久美子:黒沢ともよ
加藤葉月:朝井彩加
川島緑輝:豊田萌絵
高坂麗奈:安済知佳
新山聡美:桑島法子
橋本真博:中村悠一
滝昇:櫻井孝宏
{/netabare}



公式のあらすじ
{netabare}
———ひとりぼっちだった少女のもとに、青い鳥がやってくる———

鎧塚みぞれ 高校3年生 オーボエ担当。
傘木希美 高校3年生 フルート担当。

希美と過ごす毎日が幸せなみぞれと、一度退部をしたが再び戻ってきた希美。
中学時代、ひとりぼっちだったみぞれに希美が声を掛けたときから、みぞれにとって希美は世界そのものだった。
みぞれは、いつかまた希美が自分の前から消えてしまうのではないか、という不安を拭えずにいた。

そして、二人で出る最後のコンクール。
自由曲は「リズと青い鳥」。
童話をもとに作られたこの曲にはオーボエとフルートが掛け合うソロがあった。

「物語はハッピーエンドがいいよ」
屈託なくそう話す希美と、いつか別れがくることを恐れ続けるみぞれ。

———ずっとずっと、そばにいて———

童話の物語に自分たちを重ねながら、日々を過ごしていく二人。
みぞれがリズで、希美が青い鳥。
でも……。
どこか噛み合わない歯車は、噛み合う一瞬を求め、まわり続ける。
{/netabare}
感想
{netabare}
ボッチだったみぞれは吹奏楽部に入ってオーボエをはじめて
自分を部活にさそってくれたフルートの希美のことが好きだったんだけど

希美は1回、自分を置いて吹奏楽部を出てっちゃったから
帰ってきた希美を放したくない、って思ってて
その気もちが、課題曲の「リズと青い鳥」にも出てて

希美は希美で、才能があるみぞれにちょっとやきもちを焼いてたみたいで
2人のソロパートが合わなかったんだけど

今まで、おはなしを自分たちに重ねて
青い鳥は希美のことだ、って思ってた2人が
ほんとの青い鳥はみぞれだ、って気がついたら
自分たちの気持ちの整理がついた。。

ってゆうおはなしだったみたい。。



自分がさそった相手が自分よりうまくなって、焼きもち。。
でも、相手は自分のことが大好きで、ってゆうおはなしは
「ピアノの森」でもあったけど、音楽と青春で悩む

そんな、よくありそうなおはなしでも
セリフをけずって絵で見せる、京アニの力で
すごく気持ちが伝わってくるおはなしになってたって思う^^

「ピアノの森」は男子どうしで、こっちは女子どうし。。

でも、主人公が、さそってくれた子を思う気もちは
こっちの主人公のみぞれの気もちが、音楽より希美に向いてたから
感想のタイトルは「レズと青い春」にしたけど
女子どうしで抱き合ってたりして、たぶんまちがってないって思う^^


みぞれが希美を思う気もちはラブなんだけど
希美がみぞれのこと思う気もちは、うらやましい友だちで
ふつうの恋愛ものだと、告白されちゃったらOKかダメで終わるんだけど
うまくごまかして、ラブストーリーをスポ根にしちゃったみたいな。。

そんなごまかし方が上手で
どっちも傷つかなくって、いい終わり方だったと思う^^


公式のあらすじに「ひとりぼっちだった少女のもとに、青い鳥がやってくる」
って書いてあるけど

はじめは、ぼっちの少女がみぞれで、青い鳥が希美って、思わせて
「リズと青い鳥」とこのおはなしが分かってくると「?」ってなってきて
実はみぞれが青い鳥だ、って気がつくところは
見てるにゃんも、2人とおんなじ気もちになれて、すごいって思った^^


もしかして、童話のリズも
自由に空を飛べる青い鳥がうらやましかったのかも?

それが、自分にはマネできない、すごい能力だ、って分かってるから
そんな青い鳥を、自分の近くに置いとけなかったんじゃないかな?


ほんとは何にもみぞれに勝てない希美は、それを見ないフリして
自分がボスだって、自分にもまわりにも思わせてたけど、いろいろあって
見ないフリができなくなってリリースしようと思ったんだけど
それをみとめたら自分がこわれちゃいそうだから、逃げた。。

でも、そのことに気がついた、みぞれが
愛とやさしさで、希美を抱きしめたから
希美は、イヤなことを見る勇気が出たんだって思う。。

はじめは好きな相手に振り向いてもらえないみぞれがかわいそうだったけど
さいごは痛い自分を受け入れた、希美がかわいそうだった。。

これで、みぞれが希美のこと、そんなに好きじゃなかったら
希美はホントにかわいそうだったと思う。。



「響け!ユーフォニアム」のスピンオフだったけど
「ユーフォ」を見てなくっても分かる、いいおはなしだった^^

でも、おはなしがよかっただけじゃなくって
「ユーフォ」ではメインのキャラもたくさん出てきたから
「ユーフォ」の復習にもなってよかった♪


童話の「リズと青い鳥」も読んでみたくなるおはなしで
うまくシンクロしててよかったし
キャラも音楽も、もちろんよかったんだけど
リズ役の子が、棒読みだったのがちょっとザンネンだったみたい。。


{/netabare}

投稿 : 2019/05/31
閲覧 : 166
サンキュー:

46

ネタバレ

のんちくん

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

4/12札幌行ってきた。ので、小出しに感想。

泊りがけで行ってきました。
泊まったかいあった。
4/21の公開が楽しみですね。
繰り返し見たい作品です。

一般公開されたので、感想その一
{netabare}
絵本パートと、本編と、「どっちがリズなの?」と、思わせるシーンが、あるんですよ。注意してみたほうがいいですよ。
{/netabare}

全体を見た感想は、まだ書かないけど、すごくいい話だったよ。
もしかしたら、新しい映画なのかもしれない。と、思ってしまった。

2回目を観てきた。
小さなエピソードでつづられた、小気味いいストーリー展開。
{netabare}
伏線だったというとあれなのですが、そのエピソードが何に向かっていったのかってことで。京アニ自らがネタばらしを番宣でしてしまうほど。ジャンルは青春グラフィティーとかになるのかな?
{/netabare}

9/4追記
{netabare}
いやはや、感想はひとそれぞれなので、あらためて、山田尚子は偉大だと。
今書けば、最後のシーンで、帰り何食べる?って話で、希美とみぞれの食べたいものが一致しなくて、まだ引きずってるのか、と思いはしませんでしたけど、ハッピーアイスクリームとみぞれが、聞きかじったことを言って、やはり、「なにそれ」というんですが、そこがまた、何の共感もなくて。画が固まってて。でも、すぐに、「通じ合ってるわけでも」とか、「いやいや、仲直りしたんだよ。」とか、考えるより、「この二人でなにかサプライズでもやるんじゃないか?本番まで、打ち合わせを秘密裏にするんじゃないか?」とか、そっちの考え方するようになりました。時は止まってるんですけど。想像力を、妄想かもしれません、そういう線を断ち切って作品と呼ぶ、という山田尚子のセカンドシーズンか?というのもありですかね?作品としては、生物室の水槽をイメージしたのでしょうか?真相はわかりません。
{/netabare}
構成が綿密なのは、わかるので、それを紐解くのは、BD買ってからのお楽しみです。


12/6追記
う~ん、数ヶ月待ち焦がれたあとだというせいなのか、あれ、こんなに淡白だった?というのが、感想です。もっと、伏線あったと思ってたら、なにもない。もしかして、滑らせてる?と思うほど、印象が違います。ほんとに、女性向けに修正してるんじゃないでしょうかね?
 興行収入に見合った作品レベルに見えてくる。ああいう話は好きな方なのですが、映画館で見たほうがよかったかな?
 (ちなみに、何ヶ月も待ち続け、ギブアップしてアマゾンで予約してしまいました。)
 今回は、「リズと青い鳥」の曲が、また違ってよかったので、よしとしましょう。そういえば、いろいろきれてるしーんがあったなぁ。

12/13追記
2回目を飛ばしながら観ていたのだが、楽器の演技がフルートとオーボエのは感情まで読み取れてよかった。あと、曲が聞き取りやすくなってたね。サントラすぐ飽きてたけど、もう1回聴いてみようと思ったほど。サントラのは、やっぱ好きじゃないけど。それだけ、音の入りがよく修正されてた。少なくとも、自分には。で、あの水彩画はうまいのかな?映画版にないし、「声の形」の感情が続いてるとか?それとも、女の子シグナルだろうか?長期にわたった分、内容が細切れですいません。とくに、音の響きがとてもよかったです。

19/4/29 追記
~誓いのフィナーレ~を見た後、なんか無性に見たくなった。
そして、もしかしたら、全日本人が泣くのではないかと思った。
のぞみがという存在が、みぞれという存在を守っている?というやつ。のぞみのなんでもない素直さ・自由さが、まさかみぞれの存在に影響を与えていたなんて・・・。コミュニケーションが希薄といわれる世の中ですが、たとえば、女の子のしゃべる屈託のない笑顔などが、社会の活力につながっているなんて。女の子には、ウザイかも知れないけど、案外そんなことで救われてる気がしました。興行自体は、以前のヒット作には及びませんが、京アニの社会貢献度は高いんじゃないかとさえ感じています。

19/5/29追記
そういえば、リズ以前のユーフォでは、みぞれがコンクールの度につらくて、大嫌いといっていたのを思い出しました。ネタバレじゃないですよね。
ユーフォファンの共通認識。フルートの子と、みぞれとの掛け合いはないのです。と、言っておくと、やっぱり、jointかなと、思いますね。
みぞれは、2年生問題にかかわらずにきたので、ずっと孤独と、希美への吹部に誘われたことへの感謝や、それへの裏切りを感じて吹いていたんだな。そんな思いでいたんだなってのは、やはり辛くてリズが生まれたのでしょうか?なんて、回想した始末です。

投稿 : 2019/05/29
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24

けみかけ

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

『ユーフォ』には友情、努力、勝利という青春の【熱】があるが『リズ』にそんなものは無い、そんな暑苦しいモノは無いのです【リズを再評価しようキャンペーン】

公開当時はイマイチ誰に向けて作った作品なのか解らなくて、なかなか味のある作品だと思いつつもレビュを書く気にはなれませんでした
と、言うのも『ユーフォ』シリーズから独立した1つの作品として完結する趣がありつつも「じゃあなんで【希美とみぞれ】の“対比”として【久美子と麗奈】を登場させたんだよ、アレ『ユーフォ』知らん人に不親切過ぎでしょ」ってなったからです
それに『ユーフォ』の醍醐味である“アツイ青春”模様が無いのはある意味シリーズのファンを裏切ってるってことになっていると思ったので、正直受け止め切れなかった、というのが当時の率直な感想です


ですがその考えも今作と時系列的に並行している『誓いのフィナーレ』を観た後に改めることにしました
『誓いの~』のレビュで書いた通り(https://www.anikore.jp/review/1921276/)『リズ』とこれまでのシリーズは【パラレルワールドである】という結論に至ったからです
そう考えた方がスッキリするし、純粋に今作が持つ独特の味や音楽映画のテンプレートを破壊した異端性を評価出来ると割り切る事が出来ます
と、いうことで『ユーフォ』シリーズに無いものを持つ『リズ』という作品の再評価を始めたいと思います


北宇治高校吹奏楽部の夏
オーボエ奏者の鎧塚みぞれ、フルート奏者の傘木希美は3年生になっていた
高校生活最後の夏、最後の吹奏楽コンクールに向けて、北宇治がコンクールの自由曲に選んだのは『リズと青い鳥』という童話をモチーフにした組曲
その第3楽章において、物語の主役となるリズと青い鳥のそれぞれの心情をオーボエとフルートが表現する象徴的なソロパートを任されることになった二人
最終的に決別を強いられる身のリズと青い鳥の心情の理解に苦しむ希美は、ポジティブな考えでみぞれの演奏と寄り添う形を取ろうする
みぞれ自身もまた、大親友である希美に置いてかれまいと希美に依存する形で進路志望を決めていた…


先述通り『響け!ユーフォニアム』シリーズのスピンオフでありつつ、劇場版『誓いのフィナーレ』と対になる今作をオイラはこれまでのシリーズとは【パラレルワールド】と考えています
まず他のシリーズとは作風が非常に異なっています
今作のメインスタッフは『ユーフォ』シリーズとは大きく入れ替わっており、『聾の形』のメインスタッフが主体となっています
監督は山田尚子、脚本は吉田玲子、キャラデザに西屋太志、音楽に牛尾憲輔


音楽が牛尾憲輔…まずコレが一番驚きです
アンビエントやドローンミュージックを得意とする牛尾憲輔が吹奏楽が主題の映画の劇伴を担当するのはどう考えてもオカシイ(笑)
答えは本編を観ればすぐわかることですが、今作では基本的に演奏シークエンスがほぼ存在しないのです
もちろん劇中で登場人物達が演奏する楽曲というのは『ユーフォ』シリーズの松田彬人が作曲担当しているのですが、それ以外の場面では基本的にドローン・アンビエント特有の遠くで囁くようなウインド系のシンセが鳴り響いていたり、やたら籠もって歪みがちなピアノの音が手前で弾けるように響きます


これは喜びや怒りや悲しみというような端的な言葉では言い表せない、思春期の少女達の繊細な感情に寄り添った表現として機能しているわけです


『フラガール』にしろ『スウィングガールズ』にしろ『チアダン』にしろ、青春モノ、部活モノ、音楽映画の定型文ってほぼ固定化されてしまっているんです
最初に心動かす何かがあって、ちょっと上手くいったと思ったら友情に軋轢が生まれ、もうどうにもならないというピンチを心の声を吐露しあうことで和解し、最後に派手な演奏シークエンスで締め括る…
もうお判りかと思いますが『ユーフォ』がやっていることはコレらそのまんまなんです
つまり『ユーフォ』とはある意味ドラマティックで王道でありつつも、悪く言えばテンプレ通り、フィクション的、リアリティの無い作品だと言えます


『リズ』の場合そんな定型文を破壊しようという試みが見られるんですね
なんせ音楽映画なのに演奏しない
青春モノなのに走りながら叫んだりしない、友達を床に押し倒して泣いたりしない、雨に濡れながら言い争ったりしないんです
そういうのはある意味男性的な感性であって、まあそこまで言うと誤解を生みかねませんが、ジャンプとかのスポコン漫画の考え方に近いモノで、思春期の少女の繊細な感情、ってのとは程遠い世界になるわけです


ですから今作はそんな作品群やコレ以外の『ユーフォ』シリーズとは一線を画している
具体的にはラストを含めて今作の登場人物のセリフにはほぼ必ず裏があります
セリフを言葉通りの意味で受け取ることが不可能なのです
セリフの裏に隠された真意を補完するのは、表情だったり、音楽だったり、画面に差し込む光だったり、或いはレイアウトそのものだったりと、作品全体を通すことで初めて彼女達の心理を視聴者に体感してもらうのが『リズ』なのです


実写ならまだしも、アニメでこういうことをやったものはほぼ皆無ではないでしょうか
つまり非常に稀なことをやってのけた作品として『リズ』は再評価されるべきなのでは?と思った次第なのです
それに今作で劇中劇「リズと青い鳥」について知っておくと『誓いの~』のクライマックスがより感銘的に見えることは間違いないでしょう
けみかけは改めて『リズと青い鳥』を評価します

投稿 : 2019/05/29
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11

ネタバレ

ニワカオヤジ

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

お〜毎日 希美希美希美 みぞれの世界〜

格調高い、純文学のようなアニメ映画でした。
内容は、上記レビュータイトルの通り(井上陽水の「氷の世界」のメロディで歌ってください)で、これ以上でも以下でもありません。

・絵柄が違う、という批判について
うがった見方をすれば、「君の名は」の大ヒットで宮崎駿じゃなくてもアニメ映画で一般受けが可能であることが明らかになり、京アニも二匹目のドジョウを狙って深夜アニメっぽい絵柄を止めた、と捉えることができます。事実、そのような打算もあったとは思います。
しかし、この絵柄変更は、「他人の見ている世界は、自分が見ている世界とは全く違うものかもしれない」というSF的には定番のテーマに沿っていると考えることができます。つまり、ユーフォ本編は(冷めた目線の)黄前ちゃんの視点で描かれており、部員全員がキラキラ・ギラギラしているけど、本作ではみぞれの目を通した世界であるということです。
みぞれは基本、希美しか見ていません。他の吹奏楽部メンバーでは同級生や同パート後輩の剣崎さんはかろうじて認識しているようですが、黄前ちゃんとか顔もぼんやりしていて、後半のオーボエソロの後では珍しく興奮して話しかけてきたというのに、ほぼ無視状態です。「この話しかけてきてる人は確か低音の後輩?」という程度の認識なのかもしれません。黄前ちゃんファンの私としては不憫でなりません(そこが黄前ちゃんぽくて良いのですが(よろしければユーフォ2のレビュー参照してください))。他の2年生メンバーに至っては、顔が見切れていたりして、全く眼中にないようです。葉月ちゃんとか完全モブでした。

そもそも希美の次に出番が多くて、輪郭がはっきり描かれているのがフグ(笑)


・絵本の中の少女とリズが棒読み
これも気になるところですが、みぞれが本を読んで想像している世界を描写しているものなので、わざと声優以外をキャスティングしたのではないでしょうか。みぞれの想像の世界で普通のアニメのようなしゃべり方をする女の子が出てきたら、みぞれにアニオタ疑惑が持ち上がり、それはそれでいかがなものかと。



※「誓いのフィナーレ」見てから、気になってもう一回見て追記

・大好きのハグをしてる二人
「誓いのフィナーレ」見てからだと1年生二人のハグが{netabare}初々しい一年生ハグから闇の深いハグに印象が180度変わりました。(;゚Д゚)ブルブル{/netabare}

・序盤、のぞみぞれ二人の朝練
希美「ピッチ甘かったかな~?」って、甘いとかいうレベルじゃなくずれてますね。
みぞれは、演奏中に居心地の悪そうな表情してることがあります。ピッチずれてるのが気持ち悪いけど、希美に嫌われたくないから言えない、という心境なのでしょうか。
希美が{netabare}音大に行く宣言をしたときに新山先生が絶句しますが、いつもお綺麗な新山先生もさすがに動揺して地元関西弁で、「この子、音痴の自覚ないんかいな。音痴に音大はキッツいで~しかし」と思っていたのかも。。。{/netabare}

投稿 : 2019/05/28
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36

〇ojima

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

京都アニメーションが日本映画を作りました。

観終わって思ったのは「京都アニメーションが日本映画を作った。」
と感じました。
アニメの良さは撮影では不可能な設定を差し込める点と伝えたいシーンやパーツを強調できるところだと思っております。
本作品はそこを上手に使って、アニメーション会社しかつくれない良い映画ができたと思います。

あらすじは
二人は性格の違う女子高生。一人は憧れを抱いて接しています。もう一人はその相手がいることがあたり前のように接しています。だけれど、コンクール自由曲「リズと青い鳥」を二人がパート代表で演奏するに当たり、作品の物語を理解することで自分の今の心を理解してゆくお話です。

京アニ、本当は響けユーフォニアムの続編を作ったつもりはないと思いましたが、続編の誓いのフィナーレを観ると本編につながるスピンオフです。
単体で十分に良質な映画作品ですが、順番に観たほうが良いですね。

続編作品はユーフォ誓いのフィナーレは2019春公開の作品です。こちらは黄前ちゃんメインでいつもの賑やかさです!

投稿 : 2019/05/25
閲覧 : 378
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59

ロリルス

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分の語彙力が悔しい

女子高生の間の繊細な感情が心にじわぎわ染みてくる。

リアルではあるかな?こうゆう友情というか友情を超えた感情。

ゆったりまったりの高校生活いいな!

ちなみに序盤から首の長さにすんごい気になってたけど、中盤以降もう素直に慣れた

投稿 : 2019/05/22
閲覧 : 57
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6

ネタバレ

すがさ

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

『響け!ユーフォニアム』のスピンオフ

2018年4月に公開の映画でしたが、実は11月までこの映画の存在を知らなくて、12月に発売されたBlu-rayを購入して観ました。


率直な感想としては、《良かったけど期待していたものとは違った。》

いや、許せない点とかは特に無いんだけどね。
TVで放送していた本編(?)が神すぎて期待値が高くなりすぎていたのと、
個人的に、みぞれと希美のどちらの気持ちにも真に共感することができないっぽい。
それと、絵柄はどう足掻いてもアッチの方が好き。

それでもせっかくBlu-ray買ったんだし…ってことで、期間を開けてもう一度観てみたら、初見時には気付けなかった繊細な演出に感銘を受けた。
例えば、希美の説明困難なほど意味深長な表情、アレどうやって考えてるんだろうか。
さらにそれを映像として表現できてるのが凄すぎ。
こういう芸術作品を鑑賞すると「プロが創ってるんだな~」って実感できる。


全然関係無いけど、「ゆでたまご」ガール可愛すぎませんか!?
『響け!』のちょっとだけ画面に映るコが目を引きすぎるところ、とても悪質だと思う(怒)

投稿 : 2019/05/18
閲覧 : 131
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34

ネタバレ

STONE

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

続編で、スピンオフで、1本の独立作品でもある

 原作は未読。
 テレビシリーズの「響け! ユーフォニアム」(以後、ユーフォと表記)の続編でありつつ、ユーフォ
2期でクローズアップされた鎧塚 みぞれと傘木 希美を中心に据えたスピンオフ的な側面も持つ
作品。
 ただ、まったくユーフォを知らずに観ても、ある吹奏楽部の二人の少女の話というだけで、
問題なく鑑賞できそうな内容にもなっている。

 ユーフォ2期前半で希美の復帰に際して、みぞれとの感情の行き違いが解消されて一つの解決を
見たが、後半で随所にみぞれの希美に対する依存度の強さが描かれており、みぞれの心の有り様と
いう根本的な解決はされていない印象があった。
 本作ではそれが露見してきた感じで、それを克服していくみぞれの一人立ちの物語といった感じ。
 この二人の心情や立ち位置を作中劇である「リズと青い鳥」のリズと青い鳥に置き換えていく
描かれ方がされるが、当初みずれが自身をリズに置き換えていたのを、見方を変えて青い鳥に
置き換えていくことでくだりは、視点を変えることで可能性が広がることをうまいこと映像化
しており、凄く良い。

 作中ではみぞれ視点が多く、そのためにみぞれという人物の雰囲気が作品そのものに及んで
いるようで、全体的に静的な印象。
 それだけにダイナミズムはないが繊細さに溢れている感じで、それが顕著だったのはキャラに
多くを語らせず、仕草を始めとする映像描写だけで二人の特徴や心情を描く演出で、これが
素晴らしく良かった。

 キャラクターデザインや作画のタッチなどが、ユーフォとはだいぶ異なっており、最初はその
違いに驚かされたが、自身の現状を絵本に絡めていく展開などを考えるとこのタッチは本作には
向いているかな?と思ったり。
 あと本作のタッチの方がみずれが野暮ったい感じで、こちらの方がみずれという人物を的確に
捉えているかな?という感も。

 最後に私的なことを書きますが、本作の劇場公開時は公私共に多忙で
「まあ、いずれ観ればいいか」ぐらいのスタンスでそのまま来ていたのですが、最近
「劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜」(以後、劇場版と表記)を観たら、
楽曲「リズと青い鳥」におけるみぞれと希美の演奏シーンの描写が気になり、慌てて本作を
鑑賞することで、劇場版の二人のシーンに対してもある種の納得感ができました。
 自分の場合は鑑賞順が逆になってしまったが、発表順に鑑賞した方がいいみたい。

2019/05/12

投稿 : 2019/05/12
閲覧 : 53
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12

午後の紅茶

★★★★☆ 3.3
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

退屈な人にはもの凄く退屈で、面白い人にはもの凄く面白い作品。

作画、音楽は素晴らしく、何人のか方が言われてるようなキャラの違和感もほとんど感じませんでした。

しかし物語については、二人の感情のやりとりをセリフ以外のキャラの動作、音楽、絵などで見せるという手法を使っていて、おそらく短縮してしまえばアニメ1話分で終わってしまう内容を、よく言えば丁寧に繊細に、悪く言えばダラダラと引き延ばして描いているのでこの手法の好き嫌いで大きく評価が分かれる作品だと思います。

ユーフォはずっと見てきましたが、個人的にはどう頑張っても好きになれない作品でした。まだ見てない人は似てはいるけど完全に別物だと思って見た方が違和感は感じないかなと思います。

投稿 : 2019/05/06
閲覧 : 71
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5

ootaki

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

少し違った角度で

楽しみ方が色々あって、なかなか面白かったのですが、ユーフォ本編を見ていなくてもわかる方には分かるし、女性でもたぶん楽しめる材料と内容だと思っているので、オススメします。感情移入できた方は泣いていいと思います(笑)

投稿 : 2019/05/06
閲覧 : 106
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25

ネタバレ

ジャスティン

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

響け!ユーフォニアムの外伝作品

【視聴きっかけ】
響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレも視聴し終わり
GWどうしてようかな?と思っていたら
そういえば、リズ見てなかったなあということで
見ようと思い視聴を開始しました

【良い点】
全部が素晴らしい。今回は学校内の話が続きますが、
リアルの音がずっと響いているのはなかなかに高評価です。
特に足音の音がとても好きです。

そして、リズと青い鳥に描かれているリズたちを
みぞれたちで表現しているところはとても響きました。

途中みぞれが可哀そうになったところもあるけど、
その気持ちに共感してしまうところもあったので
久しぶりに感情移入する感じでした。

今回の終わり方もなかなかユニークで見どころだらけでした。

投稿 : 2019/04/29
閲覧 : 93
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22

不良中年

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やっぱり声優はプロがやる方がいい

映画館で見たかったけど、忙しくて行けなかったのでDVDを心待ちにしてました。

全体的に柔らかい作画でこれはこれでいいと思いました。
そして声優陣もオリジナルの声優さんたちが、このキャラクタに載せていてこれも良かったです。

「リズと青い鳥」の物語が要所要所入ってくるのだけれど、これも良かったですが少し長いような気がしました。

そして、リズと青い鳥の少女の声優が本田 望結ちゃんだったのは唯一の残念ポイント。

別に望結ちゃんが嫌いとかではなく、完全に役不足!
一発目から浮き気味のセリフ。
せめて音響監督はもう少し演技指導できなかったのか!

折角のいいストーリーなのに彼女のセリフで醒めてしまう。

あと個人的に思ったのが、この話原作も読んでいて好きなので、もう少し希美ちゃんの悩み葛藤を描いて欲しかったです。

何となくあっさりと最後の結論に行っちゃった気がします。

でも全体的にいい話でした。
劇場版ユーフォの3作目が公開になるそうなのでそちらも楽しみです。

投稿 : 2019/04/24
閲覧 : 76
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8

ネタバレ

けいぴぃ

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

のぞみはみぞれを見下していた

この映画を視て思い出したテレビドラマがある。

それは世にも奇妙な物語の確かレギュラー放送でやってた話で、明るくて美人でクラスの人気者だった女の子がいるクラスにその子(以下A子とする)と同姓同名の女の子が転校してきたけど、その子は地味で大人しくドジな感じで(以下B子とする)同じ名前でも全然違うなとクラスメートにからかわれていた。そこでA子はB子に自信つけさせようと自分の彼氏にB子とデートしてやってとお願いしB子とデートさせたが、B子は次の日に別人のようにイメチェンし、どうしたのと聞いたらA子の彼氏にそっちの方が良いと言われたらしい。その後もA子の彼氏とB子のキスシーンを目撃したり、A子は体調を崩してしばらく学校を休んでしまう。
久しぶりに登校したらB子がクラスメートの中心にいてA子の居場所がなくなっていた。どういう事だと問い詰めると、
B子「あなたは親切そうにしてたけど結局あたしの事見下してたんだよ。普通自分の彼氏を他の人とデートさせないでしょ。」

前置きが長くなりましたが。のぞみはみぞれの事を下に見てたんじゃないかな。
「あんたみたいな暗い女に私が負けるはずがない」と心の中にどこかで。
もしかしたら、
「{netabare}あなたを吹奏楽部に誘ったのは私なのに、 {/netabare}なに私より上手くなってるのよ!」
ていう気持ちもあったのかも。

{netabare}でも最後にはみぞれに負けたくない気持ちがあることをのぞみは認めみぞれに伝えた{/netabare}

めでたしめでたし?

投稿 : 2019/04/23
閲覧 : 159
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24

明日は明日の風

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

響け!の外伝

ユーフォの新作を見る前に目を通しておかなければならないと思っていた作品。レンタルで借りてみました。実は劇場は見に行っていません。最後まで行くか迷ったのですが、結局やめました。やめた理由は単純で、みぞれと希美が主役だったことと、キャラデザがなんか気に入らなかったからです。

主役の二人、正直、本編のときから魅力を感じませんでした。影が太いみぞれ、気ままととられかねない希美。まるで水と油な二人が織り成す物語は外伝として自分は捉えていました。なので、京アニ・ユーフォであっても心惹かれなかったのです。

さて、物語はといえば、やっぱりこの二人の物語だなという感じでした。うじうじっぽくて希美希美なみぞれ、誰とでも親しくなっていく希美。時折童話の世界を交えながら少女たちの心情を描き、どうなっていくのかと思っていたら、最後にちゃんと成長していく姿を見せていくのは山田+吉田ならではかと。

学年が上がった北宇治の生徒たちの姿がちらちら映し出されるのがファンにはたまりません。特に部長になった優子と副部長の夏紀の成長はこのあとの劇場に繋がっていくのかなと想像させてくれます。

投稿 : 2019/04/20
閲覧 : 86
サンキュー:

23

ハウトゥーバトル

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

注意 「響け!ユーフォニアム」の世界

視聴理由 感動するらしい

視聴前 京アニか

視聴後 あああああああ
響け!ユーフォニアムの1年後の話か!
知らなかった!
1年後の話だから、直接は関係はないけど
見てからの方が面白い。と思う。
(見といて良かったぁ)
音楽も良かったし、作画もエグかった。
さすが京アニ。

良作

投稿 : 2019/04/17
閲覧 : 62
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リズと青い鳥のストーリー・あらすじ

北宇治高等学校吹奏楽部でオーボエを担当している鎧塚みぞれと、フルートを担当している傘木希美。

高校三年生、二人の最後のコンクール。
その自由曲に選ばれた「リズと青い鳥」にはオーボエとフルートが掛け合うソロがあった。

「なんだかこの曲、わたしたちみたい」

屈託もなくそう言ってソロを嬉しそうに吹く希美と、希美と過ごす日々に幸せを感じつつも終わりが近づくことを恐れるみぞれ。

親友のはずの二人。
しかしオーボエとフルートのソロは上手くかみ合わず、距離を感じさせるものだった。(アニメ映画『リズと青い鳥』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2018年4月21日
制作会社
京都アニメーション

声優・キャラクター

種﨑敦美、東山奈央、藤村鼓乃美、山岡ゆり、杉浦しおり、黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、桑島法子、中村悠一、櫻井孝宏

スタッフ

原作:武田綾乃(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』)、監督:山田尚子、脚本:吉田玲子、キャラクターデザイン:西屋太志、美術監督:篠原睦雄、色彩設計:石田奈央美、楽器設定:髙橋博行、撮影監督:髙尾一也、3D監督:梅津哲郎、音響監督:鶴岡陽太、音楽:牛尾憲輔、音楽制作:ランティス、音楽制作協力:洗足学園音楽大学、吹奏楽監修:大和田雅洋

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