「リズと青い鳥(アニメ映画)」

総合得点
80.3
感想・評価
260
棚に入れた
1129
ランキング
293
★★★★★ 4.2 (260)
物語
4.0
作画
4.4
声優
4.1
音楽
4.3
キャラ
4.1
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鬼猿

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なんて切なくて美しいんや…

アニメとは注目するところが別で、オーボエのみぞれ・フルートののぞみの物語。
アニメとは全然違う雰囲気で人間?友情?愛情ドラマがすごい。
正直なところ、みぞれがのぞみの事好きすぎてて「大丈夫かよこの子」とか思ってた。
みぞれはのぞみの事が好き。のぞみはみぞれのオーボエが好き。すれ違い。
リズと青い鳥って曲が完璧オリジナルって聞いてびっくり。そしてこの2人だからこそのリズと青い鳥。
愛してるからこそ飛び出たせるリズ。愛してるからこそ言うことに従った青い鳥。
見てるうちにどんどんみぞれが好きになってた。俺が大好きのハグしてやりたいんだが!w
最後の第3楽章は名シーン。あそこの演奏とキャラの動き一つ一つに全てが詰まってるんで是非見てほしい!
情報量が多いので何回か見ないとこの映画の魅力がわかんないかも。←俺がそうだった
俺楽器とか分かんないけど、その曲にそれぞれ物語があるって知った時に楽器やってる人がすごい羨ましく思えた。
みぞれが覚醒した時は本当鳥肌。感動でした。他の部員が思わず泣いてたのがすごい分かる。
楽器の世界は美しいっすね!素晴らしいです!

投稿 : 2019/07/16
閲覧 : 15
サンキュー:

4

ネタバレ

たわし(ガガ)

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

京アニらしい繊細なアニメーション

どちらかといえば、少女漫画好きな文化系の人たちなら共感できるであろうが、独特の同性愛的雰囲気が観る人を選ぶ。

BLや百合は実際、趣味でもない限り。。いや同性愛者本人でない限り本当の意味でのマイノリティの気持ちはわからない。

海外では、マイノリティに対する擁護の声が大きいため、コミック業界やアート業界ではゲイを公表する人は少なくなく、ゲイコミュニティならではの映画や音楽、アートがオープンである。

しかし、保守的で頭の固い日本の社会状況からするとこの映画を見てもまだまだ海外の映画と比べると表現として甘い。。。というか。。。

果たしてこの感情は恋愛感情なのか。。。友情関係なのかが曖昧なところが非常に日本らしく、恐らくどちらでもないだろう。

そういった微妙で繊細な表現は少女漫画あるいは女性独特の感性であり、女性の思春期そのものでもあるだろうが、本当の意味での同性愛向けの映画ではない。

従って、黒人の同性愛の苦悩を描いた「ムーンライト」や、少年と青年の危険な恋愛を描いた「君の名前で僕を呼んで」などの海外の本当のマイノリティを観ているような映画好きの大人からすると、少し物足りなくなってしまう。

アニメーション技術としてはやはりレベルは高いと思います。

投稿 : 2019/07/15
閲覧 : 90
サンキュー:

13

たいが

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

観れば観るほど面白い作品

1回観ただけでは内容を理解できませんでした。
手応えとして、もう一度見たらきっと分かると思い、2回3回と視聴しました。

結論を言うと傑作です。みぞれの心情がよく理解できたし、依存する気持ちは自分に重なる節があり辛かった。

観るたびに涙がでてしまいます(;;)

ただ、ひとつ言いたいことがあるとすれば、声優の人選を間違えている。本○望結の演技が下手過ぎて内容が入ってこない。なぜ彼女を選んだのか、納得できない。

投稿 : 2019/07/15
閲覧 : 13
サンキュー:

3

みるずめす

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

毛色の違う作品

本作は響け!ユーフォニアムの原作第2楽章のみぞれと希美のやりとりを再編したため、スピンオフではないですが、原作の毛色とは違う要素を含んだ作品です。スポ根色の強い原作や本編のアニメとは違い、2人の友情や繊細な表現を表現されています。アニメーションでここまでの表現ができるんだと。少し昔の台湾の青春映画を観ているよう。音楽との映像美に魅せられました。

投稿 : 2019/06/24
閲覧 : 36
サンキュー:

8

bujiharu

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この悲しさは…

感無量
言葉にできない
筆舌に尽くしがたい

感想を述べる上である種逃げのようにも見えるこれらの言葉ですが、この作品に語る上ではとても相応しいものに感じます。

観終わった後の感覚を言葉にするのは非常に難しいです。このような感覚になったのは、このような感覚にする作品に出会ったのはこの作品が初めてなもので。

無理矢理にでも言葉にするなら''はっきりしない悲しさ"とでも言うのでしょうか?

悲しい話といえば、「コードギアス」の最終回や「秒速五センチメートル」などが想い浮かびますが、それらの類とは全く違うタイプの悲しさを感じます。

一方で、他の人がこの作品を観て僕と同じく悲しさを感じるかと言われれば、そうではないのかもしれません。人によってはこれがハッピーエンドだと言う人もいるかもしれない。それぐらい観終わった後の感覚を説明することは難しい。非常に難しいです。

なんだか意味不明で纏りのない事を言ってしまいましたが、素晴らしい作品であるだけは保証できます。それだけはきっと観た人全員で共有できる事だと確信してます。

投稿 : 2019/06/21
閲覧 : 68
サンキュー:

7

haku

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

百合だねぇ

友達がアニメを推してたのを聞き流していたんですが、今になってどんなものなのかと思い、DVD借りて見たらドハマりしました。

響けユーフォニアム
響けユーフォニアム2
リズと青い鳥

と見ましたが、

百合ですね、正直、百合ってどうなん?
と偏見を頭の片隅に置いて見ていました。
しかし、見終わってみるととても良かったです。

投稿 : 2019/06/12
閲覧 : 43
サンキュー:

4

washin

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメ映画の一つの到達点

やっぱり日本のアニメはいいなあ、と心の底から思えた作品でした。


登場人物としてではなく背景として映画の世界に入り込んでいる感覚。まるで(言い方は悪いですけど)のぞきをしているような感覚を持つことでしょう。

映画館で観ましたが、自分の息遣いにさえ気を使うほどの緊張感。これほど自分の存在が邪魔になった作品は他にないのではないでしょうか。
(ちなにに個人的に、他のうるさい客に殺意がわく作品ランキング一位にもなっております笑)


すべてのシーンで二人の現在の関係性とそこから変化した関係性、登場人物の心の動きを感じることができます。このあたりはさすがの京都アニメーションといったところでしょうか。細かい作画から逃げずによく作ってあります。脱帽です。

何気ない言葉が誰かを傷つける瞬間、嫉妬を隠し切れないセリフ、顔には出さないけど動作に表れてしまう感情、自分の思い通りにならないことへの悔しさや失望。それらを映し出す一つ一つのシーンに心動かされることでしょう。ぜひ細かいところまで注目してみてください。


「画」ももちろん素晴らしいものでしたが、今作のキーは「音」だと思っています。小説では、感情や想いは地の文で表現できます。しかし映画ではそれができません。なので音、音楽がその代わりになることが多いです。しかしこの作品は、音楽をむやみに使わずに感情を表現しています。音楽というより環境音といったところでしょうか。これはとてもすごいことだと思いませんか。なぜなら音楽以外(声や画、時間の使い方など現実世界にあるものと同じものだけ)で心理描写しなければならないからです。セリフだけで進行する小説のようなものです。これは京都アニメーションでしかなしえないことでしょう。このようにむやみに音楽に頼らないことで、少ない音楽を聴かせるシーンでより感情が響いています。


個人的には今作の演奏シーンが今まで一番好きです。ユーフォシリーズといえば吹奏楽を扱っていることもあり演奏シーンが大きな見せ場となっています。いままでの演奏もよかったのですが、正直今作品で描かれている演奏シーンが今までの演奏シーンで一番好きです。なぜなら今作の演奏は結果ではなく過程だから。いままでは結果でした、いろいろありましたけど最終的にこうなりました、みたいな。そこの在ったのは達成感です。しかし今回は違います演奏シーンの中でも感情や関係性は変化しています。嫉妬や失望、希望と絶望。自分の想いを、感情を表現している、隠しきれていない今作の演奏とても感動しました。


ユーフォシリーズの1作品ではありますが、未見の人でも大丈夫なように作ってあります。より多くの人がこの作品を観てくれることを願っています。

投稿 : 2019/06/12
閲覧 : 63
サンキュー:

10

既読です。

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

山田尚子×吉田玲子(改

2019年6月1日 

激アツレビュー全部修正。


2月に観て以来激ハマりして
繰り返して視聴すること数十回。

内容に関しては皆様のレビュー通りです!

熱いレビューを書かせるほどの作品です!

背景、色使い、動き、性格分析等々
皆さん実に細かく分析されていますね。

何か、山田・吉田コンビに
いいようにしてやられたなぁ~

って感じです。

してやられた感まだ続いてます。

いまだ解読中のパートもありますし・・・

私はこの作品に衝撃を受け

遅ればせながら

「響け!ユーフォニアム」なるものを知り

アニメ全話を観て

(何度も何度も何度も何度も)

「誓いのフィナーレ」も4回観て

とうとう原作ノベル全巻発注をかけました。

山田尚子先生
吉田玲子先生
武田綾乃先生
京都アニメーション様様様様です!!


6月7日 原作第二巻読了

152P 2行目
268P 4行目

から、
このスピンオフを立ち上げたのかな?

清少納言みたいに人の嫌な部分を
見事に描いているこの作品は
スゴ過ぎです。

山田・吉田コンビに加え
ともすればさらりと読み流してしまいそうな
そんなところにみぞれと希美の感性の温度差を
描いてしまった武田先生・・・エグイです。

で、いまだ解読中なのは
新山先生の助言。

どうしてあれが覚醒トリガーになるかなあ?

投稿 : 2019/06/08
閲覧 : 59
サンキュー:

11

ネタバレ

にゃん^^

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

レズと青い春

公式のINTRODUCTION
{netabare}
少女の儚く、そして強く輝く、美しい一瞬を――。 高校生の青春を描いた武田綾乃の小説『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』がアニメーション映画化。みぞれと希美、2人の少女の儚く美しい一瞬を切り取ります。制作は、映画『聲の形』で第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション賞、東京アニメアワードフェスティバル2017アニメオブザイヤー作品賞劇場映画部門グランプリなどを受賞した京都アニメーション。そして、監督・山田尚子、脚本・吉田玲子、キャラクターデザイン・西屋太志、音楽・牛尾憲輔ら、映画『聲の形』のメインスタッフが集結。 繊細な人の心を映し出してきた制作陣による、 ――誰しも感じたことがある羨望と絶望。そしてそれらを包み込む、愛。 この春、あなたの心に「響く」一作をお届けします。
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:武田綾乃(宝島社文庫刊『北宇治高校吹奏楽部、波乱の第2楽章』)
監督:山田尚子
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:西屋太志
美術監督:篠原睦雄
色彩設計:石田奈央美
楽器設定:高橋博行
撮影監督:高尾一也
3D監督:梅津哲郎
音響監督:鶴岡陽太
音楽:牛尾憲輔
主題歌:Homecomings
音楽制作:ランティス
音楽制作協力:洗足学園音楽大学
吹奏楽監修:大和田雅洋
アニメーション制作:京都アニメーション
{/netabare}
キャスト{netabare}
キャスト(声の出演)
鎧塚みぞれ:種崎敦美
傘木希美:東山奈央
リズ/少女:本田望結
中川夏紀:藤村鼓乃美
吉川優子:山岡ゆり
剣崎梨々花:杉浦しおり
黄前久美子:黒沢ともよ
加藤葉月:朝井彩加
川島緑輝:豊田萌絵
高坂麗奈:安済知佳
新山聡美:桑島法子
橋本真博:中村悠一
滝昇:櫻井孝宏
{/netabare}



公式のあらすじ
{netabare}
———ひとりぼっちだった少女のもとに、青い鳥がやってくる———

鎧塚みぞれ 高校3年生 オーボエ担当。
傘木希美 高校3年生 フルート担当。

希美と過ごす毎日が幸せなみぞれと、一度退部をしたが再び戻ってきた希美。
中学時代、ひとりぼっちだったみぞれに希美が声を掛けたときから、みぞれにとって希美は世界そのものだった。
みぞれは、いつかまた希美が自分の前から消えてしまうのではないか、という不安を拭えずにいた。

そして、二人で出る最後のコンクール。
自由曲は「リズと青い鳥」。
童話をもとに作られたこの曲にはオーボエとフルートが掛け合うソロがあった。

「物語はハッピーエンドがいいよ」
屈託なくそう話す希美と、いつか別れがくることを恐れ続けるみぞれ。

———ずっとずっと、そばにいて———

童話の物語に自分たちを重ねながら、日々を過ごしていく二人。
みぞれがリズで、希美が青い鳥。
でも……。
どこか噛み合わない歯車は、噛み合う一瞬を求め、まわり続ける。
{/netabare}
感想
{netabare}
ボッチだったみぞれは吹奏楽部に入ってオーボエをはじめて
自分を部活にさそってくれたフルートの希美のことが好きだったんだけど

希美は1回、自分を置いて吹奏楽部を出てっちゃったから
帰ってきた希美を放したくない、って思ってて
その気もちが、課題曲の「リズと青い鳥」にも出てて

希美は希美で、才能があるみぞれにちょっとやきもちを焼いてたみたいで
2人のソロパートが合わなかったんだけど

今まで、おはなしを自分たちに重ねて
青い鳥は希美のことだ、って思ってた2人が
ほんとの青い鳥はみぞれだ、って気がついたら
自分たちの気持ちの整理がついた。。

ってゆうおはなしだったみたい。。



自分がさそった相手が自分よりうまくなって、焼きもち。。
でも、相手は自分のことが大好きで、ってゆうおはなしは
「ピアノの森」でもあったけど、音楽と青春で悩む

そんな、よくありそうなおはなしでも
セリフをけずって絵で見せる、京アニの力で
すごく気持ちが伝わってくるおはなしになってたって思う^^

「ピアノの森」は男子どうしで、こっちは女子どうし。。

でも、主人公が、さそってくれた子を思う気もちは
こっちの主人公のみぞれの気もちが、音楽より希美に向いてたから
感想のタイトルは「レズと青い春」にしたけど
女子どうしで抱き合ってたりして、たぶんまちがってないって思う^^


みぞれが希美を思う気もちはラブなんだけど
希美がみぞれのこと思う気もちは、うらやましい友だちで
ふつうの恋愛ものだと、告白されちゃったらOKかダメで終わるんだけど
うまくごまかして、ラブストーリーをスポ根にしちゃったみたいな。。

そんなごまかし方が上手で
どっちも傷つかなくって、いい終わり方だったと思う^^


公式のあらすじに「ひとりぼっちだった少女のもとに、青い鳥がやってくる」
って書いてあるけど

はじめは、ぼっちの少女がみぞれで、青い鳥が希美って、思わせて
「リズと青い鳥」とこのおはなしが分かってくると「?」ってなってきて
実はみぞれが青い鳥だ、って気がつくところは
見てるにゃんも、2人とおんなじ気もちになれて、すごいって思った^^


もしかして、童話のリズも
自由に空を飛べる青い鳥がうらやましかったのかも?

それが、自分にはマネできない、すごい能力だ、って分かってるから
そんな青い鳥を、自分の近くに置いとけなかったんじゃないかな?


ほんとは何にもみぞれに勝てない希美は、それを見ないフリして
自分がボスだって、自分にもまわりにも思わせてたけど、いろいろあって
見ないフリができなくなってリリースしようと思ったんだけど
それをみとめたら自分がこわれちゃいそうだから、逃げた。。

でも、そのことに気がついた、みぞれが
愛とやさしさで、希美を抱きしめたから
希美は、イヤなことを見る勇気が出たんだって思う。。

はじめは好きな相手に振り向いてもらえないみぞれがかわいそうだったけど
さいごは痛い自分を受け入れた、希美がかわいそうだった。。

これで、みぞれが希美のこと、そんなに好きじゃなかったら
希美はホントにかわいそうだったと思う。。



「響け!ユーフォニアム」のスピンオフだったけど
「ユーフォ」を見てなくっても分かる、いいおはなしだった^^

でも、おはなしがよかっただけじゃなくって
「ユーフォ」ではメインのキャラもたくさん出てきたから
「ユーフォ」の復習にもなってよかった♪


童話の「リズと青い鳥」も読んでみたくなるおはなしで
うまくシンクロしててよかったし
キャラも音楽も、もちろんよかったんだけど
リズ役の子が、棒読みだったのがちょっとザンネンだったみたい。。


{/netabare}

投稿 : 2019/05/31
閲覧 : 142
サンキュー:

41

ネタバレ

のんちくん

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

4/12札幌行ってきた。ので、小出しに感想。

泊りがけで行ってきました。
泊まったかいあった。
4/21の公開が楽しみですね。
繰り返し見たい作品です。

一般公開されたので、感想その一
{netabare}
絵本パートと、本編と、「どっちがリズなの?」と、思わせるシーンが、あるんですよ。注意してみたほうがいいですよ。
{/netabare}

全体を見た感想は、まだ書かないけど、すごくいい話だったよ。
もしかしたら、新しい映画なのかもしれない。と、思ってしまった。

2回目を観てきた。
小さなエピソードでつづられた、小気味いいストーリー展開。
{netabare}
伏線だったというとあれなのですが、そのエピソードが何に向かっていったのかってことで。京アニ自らがネタばらしを番宣でしてしまうほど。ジャンルは青春グラフィティーとかになるのかな?
{/netabare}

9/4追記
{netabare}
いやはや、感想はひとそれぞれなので、あらためて、山田尚子は偉大だと。
今書けば、最後のシーンで、帰り何食べる?って話で、希美とみぞれの食べたいものが一致しなくて、まだ引きずってるのか、と思いはしませんでしたけど、ハッピーアイスクリームとみぞれが、聞きかじったことを言って、やはり、「なにそれ」というんですが、そこがまた、何の共感もなくて。画が固まってて。でも、すぐに、「通じ合ってるわけでも」とか、「いやいや、仲直りしたんだよ。」とか、考えるより、「この二人でなにかサプライズでもやるんじゃないか?本番まで、打ち合わせを秘密裏にするんじゃないか?」とか、そっちの考え方するようになりました。時は止まってるんですけど。想像力を、妄想かもしれません、そういう線を断ち切って作品と呼ぶ、という山田尚子のセカンドシーズンか?というのもありですかね?作品としては、生物室の水槽をイメージしたのでしょうか?真相はわかりません。
{/netabare}
構成が綿密なのは、わかるので、それを紐解くのは、BD買ってからのお楽しみです。


12/6追記
う~ん、数ヶ月待ち焦がれたあとだというせいなのか、あれ、こんなに淡白だった?というのが、感想です。もっと、伏線あったと思ってたら、なにもない。もしかして、滑らせてる?と思うほど、印象が違います。ほんとに、女性向けに修正してるんじゃないでしょうかね?
 興行収入に見合った作品レベルに見えてくる。ああいう話は好きな方なのですが、映画館で見たほうがよかったかな?
 (ちなみに、何ヶ月も待ち続け、ギブアップしてアマゾンで予約してしまいました。)
 今回は、「リズと青い鳥」の曲が、また違ってよかったので、よしとしましょう。そういえば、いろいろきれてるしーんがあったなぁ。

12/13追記
2回目を飛ばしながら観ていたのだが、楽器の演技がフルートとオーボエのは感情まで読み取れてよかった。あと、曲が聞き取りやすくなってたね。サントラすぐ飽きてたけど、もう1回聴いてみようと思ったほど。サントラのは、やっぱ好きじゃないけど。それだけ、音の入りがよく修正されてた。少なくとも、自分には。で、あの水彩画はうまいのかな?映画版にないし、「声の形」の感情が続いてるとか?それとも、女の子シグナルだろうか?長期にわたった分、内容が細切れですいません。とくに、音の響きがとてもよかったです。

19/4/29 追記
~誓いのフィナーレ~を見た後、なんか無性に見たくなった。
そして、もしかしたら、全日本人が泣くのではないかと思った。
のぞみがという存在が、みぞれという存在を守っている?というやつ。のぞみのなんでもない素直さ・自由さが、まさかみぞれの存在に影響を与えていたなんて・・・。コミュニケーションが希薄といわれる世の中ですが、たとえば、女の子のしゃべる屈託のない笑顔などが、社会の活力につながっているなんて。女の子には、ウザイかも知れないけど、案外そんなことで救われてる気がしました。興行自体は、以前のヒット作には及びませんが、京アニの社会貢献度は高いんじゃないかとさえ感じています。

19/5/29追記
そういえば、リズ以前のユーフォでは、みぞれがコンクールの度につらくて、大嫌いといっていたのを思い出しました。ネタバレじゃないですよね。
ユーフォファンの共通認識。フルートの子と、みぞれとの掛け合いはないのです。と、言っておくと、やっぱり、jointかなと、思いますね。
みぞれは、2年生問題にかかわらずにきたので、ずっと孤独と、希美への吹部に誘われたことへの感謝や、それへの裏切りを感じて吹いていたんだな。そんな思いでいたんだなってのは、やはり辛くてリズが生まれたのでしょうか?なんて、回想した始末です。

投稿 : 2019/05/29
閲覧 : 135
サンキュー:

24

けみかけ

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

『ユーフォ』には友情、努力、勝利という青春の【熱】があるが『リズ』にそんなものは無い、そんな暑苦しいモノは無いのです【リズを再評価しようキャンペーン】

公開当時はイマイチ誰に向けて作った作品なのか解らなくて、なかなか味のある作品だと思いつつもレビュを書く気にはなれませんでした
と、言うのも『ユーフォ』シリーズから独立した1つの作品として完結する趣がありつつも「じゃあなんで【希美とみぞれ】の“対比”として【久美子と麗奈】を登場させたんだよ、アレ『ユーフォ』知らん人に不親切過ぎでしょ」ってなったからです
それに『ユーフォ』の醍醐味である“アツイ青春”模様が無いのはある意味シリーズのファンを裏切ってるってことになっていると思ったので、正直受け止め切れなかった、というのが当時の率直な感想です


ですがその考えも今作と時系列的に並行している『誓いのフィナーレ』を観た後に改めることにしました
『誓いの~』のレビュで書いた通り(https://www.anikore.jp/review/1921276/)『リズ』とこれまでのシリーズは【パラレルワールドである】という結論に至ったからです
そう考えた方がスッキリするし、純粋に今作が持つ独特の味や音楽映画のテンプレートを破壊した異端性を評価出来ると割り切る事が出来ます
と、いうことで『ユーフォ』シリーズに無いものを持つ『リズ』という作品の再評価を始めたいと思います


北宇治高校吹奏楽部の夏
オーボエ奏者の鎧塚みぞれ、フルート奏者の傘木希美は3年生になっていた
高校生活最後の夏、最後の吹奏楽コンクールに向けて、北宇治がコンクールの自由曲に選んだのは『リズと青い鳥』という童話をモチーフにした組曲
その第3楽章において、物語の主役となるリズと青い鳥のそれぞれの心情をオーボエとフルートが表現する象徴的なソロパートを任されることになった二人
最終的に決別を強いられる身のリズと青い鳥の心情の理解に苦しむ希美は、ポジティブな考えでみぞれの演奏と寄り添う形を取ろうする
みぞれ自身もまた、大親友である希美に置いてかれまいと希美に依存する形で進路志望を決めていた…


先述通り『響け!ユーフォニアム』シリーズのスピンオフでありつつ、劇場版『誓いのフィナーレ』と対になる今作をオイラはこれまでのシリーズとは【パラレルワールド】と考えています
まず他のシリーズとは作風が非常に異なっています
今作のメインスタッフは『ユーフォ』シリーズとは大きく入れ替わっており、『聾の形』のメインスタッフが主体となっています
監督は山田尚子、脚本は吉田玲子、キャラデザに西屋太志、音楽に牛尾憲輔


音楽が牛尾憲輔…まずコレが一番驚きです
アンビエントやドローンミュージックを得意とする牛尾憲輔が吹奏楽が主題の映画の劇伴を担当するのはどう考えてもオカシイ(笑)
答えは本編を観ればすぐわかることですが、今作では基本的に演奏シークエンスがほぼ存在しないのです
もちろん劇中で登場人物達が演奏する楽曲というのは『ユーフォ』シリーズの松田彬人が作曲担当しているのですが、それ以外の場面では基本的にドローン・アンビエント特有の遠くで囁くようなウインド系のシンセが鳴り響いていたり、やたら籠もって歪みがちなピアノの音が手前で弾けるように響きます


これは喜びや怒りや悲しみというような端的な言葉では言い表せない、思春期の少女達の繊細な感情に寄り添った表現として機能しているわけです


『フラガール』にしろ『スウィングガールズ』にしろ『チアダン』にしろ、青春モノ、部活モノ、音楽映画の定型文ってほぼ固定化されてしまっているんです
最初に心動かす何かがあって、ちょっと上手くいったと思ったら友情に軋轢が生まれ、もうどうにもならないというピンチを心の声を吐露しあうことで和解し、最後に派手な演奏シークエンスで締め括る…
もうお判りかと思いますが『ユーフォ』がやっていることはコレらそのまんまなんです
つまり『ユーフォ』とはある意味ドラマティックで王道でありつつも、悪く言えばテンプレ通り、フィクション的、リアリティの無い作品だと言えます


『リズ』の場合そんな定型文を破壊しようという試みが見られるんですね
なんせ音楽映画なのに演奏しない
青春モノなのに走りながら叫んだりしない、友達を床に押し倒して泣いたりしない、雨に濡れながら言い争ったりしないんです
そういうのはある意味男性的な感性であって、まあそこまで言うと誤解を生みかねませんが、ジャンプとかのスポコン漫画の考え方に近いモノで、思春期の少女の繊細な感情、ってのとは程遠い世界になるわけです


ですから今作はそんな作品群やコレ以外の『ユーフォ』シリーズとは一線を画している
具体的にはラストを含めて今作の登場人物のセリフにはほぼ必ず裏があります
セリフを言葉通りの意味で受け取ることが不可能なのです
セリフの裏に隠された真意を補完するのは、表情だったり、音楽だったり、画面に差し込む光だったり、或いはレイアウトそのものだったりと、作品全体を通すことで初めて彼女達の心理を視聴者に体感してもらうのが『リズ』なのです


実写ならまだしも、アニメでこういうことをやったものはほぼ皆無ではないでしょうか
つまり非常に稀なことをやってのけた作品として『リズ』は再評価されるべきなのでは?と思った次第なのです
それに今作で劇中劇「リズと青い鳥」について知っておくと『誓いの~』のクライマックスがより感銘的に見えることは間違いないでしょう
けみかけは改めて『リズと青い鳥』を評価します

投稿 : 2019/05/29
閲覧 : 81
サンキュー:

10

ネタバレ

ニワカオヤジ

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

お〜毎日 希美希美希美 みぞれの世界〜

格調高い、純文学のようなアニメ映画でした。
内容は、上記レビュータイトルの通り(井上陽水の「氷の世界」のメロディで歌ってください)で、これ以上でも以下でもありません。

・絵柄が違う、という批判について
うがった見方をすれば、「君の名は」の大ヒットで宮崎駿じゃなくてもアニメ映画で一般受けが可能であることが明らかになり、京アニも二匹目のドジョウを狙って深夜アニメっぽい絵柄を止めた、と捉えることができます。事実、そのような打算もあったとは思います。
しかし、この絵柄変更は、「他人の見ている世界は、自分が見ている世界とは全く違うものかもしれない」というSF的には定番のテーマに沿っていると考えることができます。つまり、ユーフォ本編は(冷めた目線の)黄前ちゃんの視点で描かれており、部員全員がキラキラ・ギラギラしているけど、本作ではみぞれの目を通した世界であるということです。
みぞれは基本、希美しか見ていません。他の吹奏楽部メンバーでは同級生や同パート後輩の剣崎さんはかろうじて認識しているようですが、黄前ちゃんとか顔もぼんやりしていて、後半のオーボエソロの後では珍しく興奮して話しかけてきたというのに、ほぼ無視状態です。「この話しかけてきてる人は確か低音の後輩?」という程度の認識なのかもしれません。黄前ちゃんファンの私としては不憫でなりません(そこが黄前ちゃんぽくて良いのですが(よろしければユーフォ2のレビュー参照してください))。他の2年生メンバーに至っては、顔が見切れていたりして、全く眼中にないようです。葉月ちゃんとか完全モブでした。

そもそも希美の次に出番が多くて、輪郭がはっきり描かれているのがフグ(笑)


・絵本の中の少女とリズが棒読み
これも気になるところですが、みぞれが本を読んで想像している世界を描写しているものなので、わざと声優以外をキャスティングしたのではないでしょうか。みぞれの想像の世界で普通のアニメのようなしゃべり方をする女の子が出てきたら、みぞれにアニオタ疑惑が持ち上がり、それはそれでいかがなものかと。



※「誓いのフィナーレ」見てから、気になってもう一回見て追記

・大好きのハグをしてる二人
「誓いのフィナーレ」見てからだと1年生二人のハグが{netabare}初々しい一年生ハグから闇の深いハグに印象が180度変わりました。(;゚Д゚)ブルブル{/netabare}

・序盤、のぞみぞれ二人の朝練
希美「ピッチ甘かったかな~?」って、甘いとかいうレベルじゃなくずれてますね。
みぞれは、演奏中に居心地の悪そうな表情してることがあります。ピッチずれてるのが気持ち悪いけど、希美に嫌われたくないから言えない、という心境なのでしょうか。
希美が{netabare}音大に行く宣言をしたときに新山先生が絶句しますが、いつもお綺麗な新山先生もさすがに動揺して地元関西弁で、「この子、音痴の自覚ないんかいな。音痴に音大はキッツいで~しかし」と思っていたのかも。。。{/netabare}

投稿 : 2019/05/28
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35

〇ojima

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

京都アニメーションが日本映画を作りました。

観終わって思ったのは「京都アニメーションが日本映画を作った。」
と感じました。
アニメの良さは撮影では不可能な設定を差し込める点と伝えたいシーンやパーツを強調できるところだと思っております。
本作品はそこを上手に使って、アニメーション会社しかつくれない良い映画ができたと思います。

あらすじは
二人は性格の違う女子高生。一人は憧れを抱いて接しています。もう一人はその相手がいることがあたり前のように接しています。だけれど、コンクール自由曲「リズと青い鳥」を二人がパート代表で演奏するに当たり、作品の物語を理解することで自分の今の心を理解してゆくお話です。

京アニ、本当は響けユーフォニアムの続編を作ったつもりはないと思いましたが、続編の誓いのフィナーレを観ると本編につながるスピンオフです。
単体で十分に良質な映画作品ですが、順番に観たほうが良いですね。

続編作品はユーフォ誓いのフィナーレは2019春公開の作品です。こちらは黄前ちゃんメインでいつもの賑やかさです!

投稿 : 2019/05/25
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58

ロリルス

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分の語彙力が悔しい

女子高生の間の繊細な感情が心にじわぎわ染みてくる。

リアルではあるかな?こうゆう友情というか友情を超えた感情。

ゆったりまったりの高校生活いいな!

ちなみに序盤から首の長さにすんごい気になってたけど、中盤以降もう素直に慣れた

投稿 : 2019/05/22
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6

ネタバレ

すがさ

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

『響け!ユーフォニアム』のスピンオフ

2018年4月に公開の映画でしたが、実は11月までこの映画の存在を知らなくて、12月に発売されたBlu-rayを購入して観ました。


率直な感想としては、《良かったけど期待していたものとは違った。》

いや、許せない点とかは特に無いんだけどね。
TVで放送していた本編(?)が神すぎて期待値が高くなりすぎていたのと、
個人的に、みぞれと希美のどちらの気持ちにも真に共感することができないっぽい。
それと、絵柄はどう足掻いてもアッチの方が好き。

それでもせっかくBlu-ray買ったんだし…ってことで、期間を開けてもう一度観てみたら、初見時には気付けなかった繊細な演出に感銘を受けた。
例えば、希美の説明困難なほど意味深長な表情、アレどうやって考えてるんだろうか。
さらにそれを映像として表現できてるのが凄すぎ。
こういう芸術作品を鑑賞すると「プロが創ってるんだな~」って実感できる。


全然関係無いけど、「ゆでたまご」ガール可愛すぎませんか!?
『響け!』のちょっとだけ画面に映るコが目を引きすぎるところ、とても悪質だと思う(怒)

投稿 : 2019/05/18
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33

ネタバレ

STONE

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

続編で、スピンオフで、1本の独立作品でもある

 原作は未読。
 テレビシリーズの「響け! ユーフォニアム」(以後、ユーフォと表記)の続編でありつつ、ユーフォ
2期でクローズアップされた鎧塚 みぞれと傘木 希美を中心に据えたスピンオフ的な側面も持つ
作品。
 ただ、まったくユーフォを知らずに観ても、ある吹奏楽部の二人の少女の話というだけで、
問題なく鑑賞できそうな内容にもなっている。

 ユーフォ2期前半で希美の復帰に際して、みぞれとの感情の行き違いが解消されて一つの解決を
見たが、後半で随所にみぞれの希美に対する依存度の強さが描かれており、みぞれの心の有り様と
いう根本的な解決はされていない印象があった。
 本作ではそれが露見してきた感じで、それを克服していくみぞれの一人立ちの物語といった感じ。
 この二人の心情や立ち位置を作中劇である「リズと青い鳥」のリズと青い鳥に置き換えていく
描かれ方がされるが、当初みずれが自身をリズに置き換えていたのを、見方を変えて青い鳥に
置き換えていくことでくだりは、視点を変えることで可能性が広がることをうまいこと映像化
しており、凄く良い。

 作中ではみぞれ視点が多く、そのためにみぞれという人物の雰囲気が作品そのものに及んで
いるようで、全体的に静的な印象。
 それだけにダイナミズムはないが繊細さに溢れている感じで、それが顕著だったのはキャラに
多くを語らせず、仕草を始めとする映像描写だけで二人の特徴や心情を描く演出で、これが
素晴らしく良かった。

 キャラクターデザインや作画のタッチなどが、ユーフォとはだいぶ異なっており、最初はその
違いに驚かされたが、自身の現状を絵本に絡めていく展開などを考えるとこのタッチは本作には
向いているかな?と思ったり。
 あと本作のタッチの方がみずれが野暮ったい感じで、こちらの方がみずれという人物を的確に
捉えているかな?という感も。

 最後に私的なことを書きますが、本作の劇場公開時は公私共に多忙で
「まあ、いずれ観ればいいか」ぐらいのスタンスでそのまま来ていたのですが、最近
「劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜」(以後、劇場版と表記)を観たら、
楽曲「リズと青い鳥」におけるみぞれと希美の演奏シーンの描写が気になり、慌てて本作を
鑑賞することで、劇場版の二人のシーンに対してもある種の納得感ができました。
 自分の場合は鑑賞順が逆になってしまったが、発表順に鑑賞した方がいいみたい。

2019/05/12

投稿 : 2019/05/12
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12

午後の紅茶

★★★★☆ 3.3
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

退屈な人にはもの凄く退屈で、面白い人にはもの凄く面白い作品。

作画、音楽は素晴らしく、何人のか方が言われてるようなキャラの違和感もほとんど感じませんでした。

しかし物語については、二人の感情のやりとりをセリフ以外のキャラの動作、音楽、絵などで見せるという手法を使っていて、おそらく短縮してしまえばアニメ1話分で終わってしまう内容を、よく言えば丁寧に繊細に、悪く言えばダラダラと引き延ばして描いているのでこの手法の好き嫌いで大きく評価が分かれる作品だと思います。

ユーフォはずっと見てきましたが、個人的にはどう頑張っても好きになれない作品でした。まだ見てない人は似てはいるけど完全に別物だと思って見た方が違和感は感じないかなと思います。

投稿 : 2019/05/06
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5

ootaki

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

少し違った角度で

楽しみ方が色々あって、なかなか面白かったのですが、ユーフォ本編を見ていなくてもわかる方には分かるし、女性でもたぶん楽しめる材料と内容だと思っているので、オススメします。感情移入できた方は泣いていいと思います(笑)

投稿 : 2019/05/06
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24

ネタバレ

ジャスティン

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

響け!ユーフォニアムの外伝作品

【視聴きっかけ】
響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレも視聴し終わり
GWどうしてようかな?と思っていたら
そういえば、リズ見てなかったなあということで
見ようと思い視聴を開始しました

【良い点】
全部が素晴らしい。今回は学校内の話が続きますが、
リアルの音がずっと響いているのはなかなかに高評価です。
特に足音の音がとても好きです。

そして、リズと青い鳥に描かれているリズたちを
みぞれたちで表現しているところはとても響きました。

途中みぞれが可哀そうになったところもあるけど、
その気持ちに共感してしまうところもあったので
久しぶりに感情移入する感じでした。

今回の終わり方もなかなかユニークで見どころだらけでした。

投稿 : 2019/04/29
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21

不良中年

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やっぱり声優はプロがやる方がいい

映画館で見たかったけど、忙しくて行けなかったのでDVDを心待ちにしてました。

全体的に柔らかい作画でこれはこれでいいと思いました。
そして声優陣もオリジナルの声優さんたちが、このキャラクタに載せていてこれも良かったです。

「リズと青い鳥」の物語が要所要所入ってくるのだけれど、これも良かったですが少し長いような気がしました。

そして、リズと青い鳥の少女の声優が本田 望結ちゃんだったのは唯一の残念ポイント。

別に望結ちゃんが嫌いとかではなく、完全に役不足!
一発目から浮き気味のセリフ。
せめて音響監督はもう少し演技指導できなかったのか!

折角のいいストーリーなのに彼女のセリフで醒めてしまう。

あと個人的に思ったのが、この話原作も読んでいて好きなので、もう少し希美ちゃんの悩み葛藤を描いて欲しかったです。

何となくあっさりと最後の結論に行っちゃった気がします。

でも全体的にいい話でした。
劇場版ユーフォの3作目が公開になるそうなのでそちらも楽しみです。

投稿 : 2019/04/24
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8

ネタバレ

けいぴぃ

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

のぞみはみぞれを見下していた

この映画を視て思い出したテレビドラマがある。

それは世にも奇妙な物語の確かレギュラー放送でやってた話で、明るくて美人でクラスの人気者だった女の子がいるクラスにその子(以下A子とする)と同姓同名の女の子が転校してきたけど、その子は地味で大人しくドジな感じで(以下B子とする)同じ名前でも全然違うなとクラスメートにからかわれていた。そこでA子はB子に自信つけさせようと自分の彼氏にB子とデートしてやってとお願いしB子とデートさせたが、B子は次の日に別人のようにイメチェンし、どうしたのと聞いたらA子の彼氏にそっちの方が良いと言われたらしい。その後もA子の彼氏とB子のキスシーンを目撃したり、A子は体調を崩してしばらく学校を休んでしまう。
久しぶりに登校したらB子がクラスメートの中心にいてA子の居場所がなくなっていた。どういう事だと問い詰めると、
B子「あなたは親切そうにしてたけど結局あたしの事見下してたんだよ。普通自分の彼氏を他の人とデートさせないでしょ。」

前置きが長くなりましたが。のぞみはみぞれの事を下に見てたんじゃないかな。
「あんたみたいな暗い女に私が負けるはずがない」と心の中にどこかで。
もしかしたら、
「{netabare}あなたを吹奏楽部に誘ったのは私なのに、 {/netabare}なに私より上手くなってるのよ!」
ていう気持ちもあったのかも。

{netabare}でも最後にはみぞれに負けたくない気持ちがあることをのぞみは認めみぞれに伝えた{/netabare}

めでたしめでたし?

投稿 : 2019/04/23
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23

明日は明日の風

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

響け!の外伝

ユーフォの新作を見る前に目を通しておかなければならないと思っていた作品。レンタルで借りてみました。実は劇場は見に行っていません。最後まで行くか迷ったのですが、結局やめました。やめた理由は単純で、みぞれと希美が主役だったことと、キャラデザがなんか気に入らなかったからです。

主役の二人、正直、本編のときから魅力を感じませんでした。影が太いみぞれ、気ままととられかねない希美。まるで水と油な二人が織り成す物語は外伝として自分は捉えていました。なので、京アニ・ユーフォであっても心惹かれなかったのです。

さて、物語はといえば、やっぱりこの二人の物語だなという感じでした。うじうじっぽくて希美希美なみぞれ、誰とでも親しくなっていく希美。時折童話の世界を交えながら少女たちの心情を描き、どうなっていくのかと思っていたら、最後にちゃんと成長していく姿を見せていくのは山田+吉田ならではかと。

学年が上がった北宇治の生徒たちの姿がちらちら映し出されるのがファンにはたまりません。特に部長になった優子と副部長の夏紀の成長はこのあとの劇場に繋がっていくのかなと想像させてくれます。

投稿 : 2019/04/20
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23

ハウトゥーバトル

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

注意 「響け!ユーフォニアム」の世界

視聴理由 感動するらしい

視聴前 京アニか

視聴後 あああああああ
響け!ユーフォニアムの1年後の話か!
知らなかった!
1年後の話だから、直接は関係はないけど
見てからの方が面白い。と思う。
(見といて良かったぁ)
音楽も良かったし、作画もエグかった。
さすが京アニ。

良作

投稿 : 2019/04/17
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12

ネタバレ

※アニをた獣医学生◎

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

二人の距離感。最高でした。 どちらが青い鳥かな?

二人の距離。愛なのか恋なのか。

少しずつ広がり始めた二人の心の距離は、話を追うに従って鮮明になっていく。
原作にもある音大入試の一件のこと。
それまではいつも明るく笑顔で振るまっていた希美。彼女が急に表情を曇らて、前髪で目が見えなくなる描写。これは良い演出。

この後、希美が音大志望の意志を聡美に告げるシーンここで、彼女の心の中に「何か。何かが生まれた。
希美の仕草が細かに描き出されていた。

そしてね、たった一言で済まそうとする仕草の1つ1つ、これが実に深い。
一歩後ず去る、爪先で地面を蹴る、後ろに手を回し、腕を握り締める、そんなの。


その一方で、みぞれはみぞれで、横髪を撫で下ろす、という仕草をしている。
それもある特定の状況で、必ずと言って良いほど。この行動をしてるんだね♪
こうした「仕草」を見せる演出が本当に綺麗に、細やかに、キャラのほんの僅かな動きにすら、何らかの意味や想いがあるんじゃないか、と思うほどに綺麗な演出だった。
この作品の大きな魅力で、そして監督の山田尚子さんの技量が発揮されていて、目に見えてわかる、耳で感じると、言えるものでした。

この「仕草」というものは、劇中の至るところで見られ、目が離せなかった。
鑑賞後の度を越した疲労感。久しいといったものだった。これらを全てを感じようとしたからかもしれないですね。
もう感無量でした。最近多いですが。

観終わった後の満足感。凄かった。


圧巻のソロ演奏。

そして…最大の魅力。
「リズと青い鳥」第三楽章、「愛ゆえの決断」における、オーボエとフルートのソロ。
この話。あることからみぞれはソロパートに関する捉え方を掴み、そしてそれを合奏の場で実践。
その演奏が、もう、圧巻というものでしかない。
それまで、みぞれが持っていたものを全て注ぎ込んだ、思いを込めたような演奏シーンには、セリフなど一つもないというのに心打たれるものだった。


この時、同時に、希美も強い衝撃をうける。
その希美の表情の歪み方、音のふるえ、取りこぼし、最後にはフルートを握り締めたまま硬直。何も出来なくなってしまう、その姿。生々しかった。


みぞれの演奏とあわせてみて、思わず涙が出た。

どうしてだろう。なんでうまくいかないんだろう。


劇中でも感動する子、賞賛する子、泣き崩れる子までいた。それほどみぞれの演奏は他を圧倒するものだったといえる。
希美はそれに何も反応せず、そっと部室をでる。

そして後を追い掛けてきたみぞれに希美は「みぞれはずるいよ。ずるい」という。

彼女の想いが爆発したと思った。


自分が一番好きなものを持っている、一番傍に居る者への嫉妬。

どうして私には。そんな想いがあったのでしょう。


希美の中に遥か昔から漂っていたみぞれへの感情の正体。それに気付き始めた希美は意図的にみぞれを避けるようになり、互いの溝がどんどん深まっていく。

心の距離が離れていく。そう感じた。

だけど、それは希美を特別な人として想ったみぞれにとっては耐えられない。
どうして離れていくの?そう想ったでしょう。
みぞれは希美の感情もよく理解出来ぬままに、希美とにたいする想い、彼女なりの言葉で伝える。
だけど通じない。



「大好きのハグ」で、希美の良いところ、好きなところを一つずつ告げるみぞれ。
それに対して希美は「私はみぞれのオーボエが好き」と一言に言い切る。、

みぞれは希美に「みぞれ(自分)自身を好きだと言って欲しかった」
希美はみぞれに「希美(自分)のフルートが好きだと言って欲しかった」ここが心打たれる。

「好き」という意思は一つでも実際には各々の求め合うものが全く食い違っている。

すれ違う。愛と恋の違いってなんだろう。

「リズと青い鳥」では、リズが何故小鳥である少女を空へと旅立たせたのか、その明確な意味はわからない。しかしリズは最後、少女に「愛してる」と告げてる。この物語において少女の立ち位置に相当するのはみぞれであり、彼女は確かにリズたる希美の元から旅立ち、その羽根を大きく広げて「音楽」というフィールドを限りなく自由に、優雅に飛び回ります。
希美の方はどうだったか。
希美はリズほどに「愛してる」という感情をのぞみに抱いて、彼女の旅立ちを見送ることが出来たと言えるのか。それともリズは羽根を持たない自分と違い、自由に大空を飛び回れる小鳥に内心嫉妬していたのか。あるいは両方か?



「リズ」という少女は慎ましく、歪みや悪意のない少女として描かれいる。しかし、それに当てはまる位置にいるはずの希美は、リズの環境とはやはりかけ離れている。
希美はリズと違って、孤独ではない、相談できる相手もいる。
その気になれば閉じられた環境を自分の手でこじ開けて、自分の居場所を作れるひとだ。
つまり希美もまた、みぞれとは全然異なるジャンルではあるかも知れないけれども、みぞれからすれば自由に空を飛び回る羽根を持つ、青い鳥。ではないか?

そして自分の手から離れたみぞれが持つ青い羽根を羨み、自分にそれが無いという現実を突き付けられて絶望し、嫉妬し、涙を流してもいる。

希美がみぞれに三度「ありがとう」を告げるシーンでは、受け止めきれない気持ちが伝わってきた。


もしかして「リズ」という存在に相当するキャラクターはこの作品にはいないのではないか?
視聴者や読者、つまり物語の外側に居た人達が、もっとも近いところにいるのではないか、と思った。

外の人間たちがリズだとして、そこに羨望や嫉妬など全く無いという意味では無いですが。
寧ろ逆かもですね。

2度目視聴。二人の演技に感服。互いにすれ違い、嫉妬する。大好きゆえ。
のぞみとみぞれ。今はまだ。もう少し。時間を。
その言葉が二人を高みへ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

テレビで3度目。

どちらが青い鳥なのか?リズなのか?
受け取り方によってはどちらにもとれる。二人が青い鳥だと。


今回みて、さらに目に焼き付いたのは最後のシーン。
のぞみちゃんは図書館へ。みぞれちゃんは吹奏楽部。
初め、もうコンクールが終わったあと?と思った。

ですが、コンクール前ですかね?

どちらにしても、最後に二人は出会うのだと実感します。お互いを青い鳥とリズに例えていた少し前。

もう二人は自分達がどちらになっても、受け入れられるのだと、二人のやり取りをみて実感できました。

投稿 : 2019/03/30
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33

ネタバレ

フィリップ

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

山田尚子監督が目指していたものをやり切った、実写的表現の到達点(コメンタリー分の追記)

揺れるポニーテール、廊下を歩く足、瞬く瞳。
静かな劇伴が流れるところで、そんな情景が映し出される。
絵柄は少し滲んだブルーを基調とし、透明感を表現した色彩。
響く足音、キャップを開ける音、楽器を組み立てる音。
様々な生活音を拾い上げていく。
細部まで徹底的なこだわりを感じさせる作品が「リズと青い鳥」だ。
思わず息を詰めて観てしまうような静謐感が作品全体に流れている。

私は冒頭のシーンを観たときに、この感覚はどこかで味わったような気がすると、
鑑賞中にずっと考えていたのだが、
それは岩井俊二監督の「花とアリス」だった。
岩井俊二監督のなかでいちばん好きな作品だが、
それを初めて観たときのような鮮烈な印象を受けた。
眩いばかりの透明感を重視した絵作りだ。

「リズと青い鳥」は「響け!ユーフォニアム」シリーズの続編に位置づけられる。
田中あすかや小笠原晴香たち3年生が引退した後の
春から夏にかけての一部分を切り取った物語。
しかし、シリーズ名がタイトルに入っておらず、
単体で観られることも意識して製作されている。
私は原作を全巻既読で、TVアニメも映画も過去作品は全て鑑賞済みなので
断言はできないが、初見の人でも十分に楽しめるのではないかと感じた。
人間関係は観ていれば、ほとんど理解できると思うし、
基本的には鎧塚みぞれと傘木希美の関係性についてのストーリーのため、
それほど分かりにくくはないと思う。
ただ、もしかするとみぞれと希美の依存といえる関係性が理解できず、
物語に入り込めない人がいるかもしれないが、
そんな友人同士の繋がりもあると考えてもらうしかない。
これは、いびつな形ですれ違い続ける愛と嫉妬の物語だ。

アニメ的な手法よりも実写的なカメラワークを
意識しているシーンが多く見られる。
足の動きや手の動き、会話の「間」などで、心情を表現している。
また、感情を表すような目元のアップシーンが多い。
アニメではなく、実写ではよく使われる手法だが、
この作品では重視されている。
そして、被写界深度を意識した絵作り、
つまりカメラの焦点とボケを意識している点はシリーズと同様だ。
物語にはそれほど大きな起伏がないため、
好き嫌いが分かれるタイプの作風だが、
映画としての完成度はかなり高いと思う。

{netabare} 特に素晴らしいと感じたのは冒頭のシーン。
何かの始まりを予感させる童話の世界から現代の世界へ。
まだ人があまりいない早い時間の学校に鎧塚みぞれが到着して、
階段に座り、誰かを待っている。自分の足を見る。不安げな瞳。
誰かがやってくる。
視線を向けるが、期待した人ではない。
そして、待ち人がやってくる。いかにも楽しそうで快活な表情、
軽快なテンポの歩様、揺れるポニーテール。
それに合わせて流れる明るいメロディ。
フルートのパートリーダーである傘木希美だ。
鎧塚みぞれは、それとは逆に表情が乏しく、口数も少ない。
彼女なりに喜びを表現して希美と一緒に音楽室へと向かう。
途中で綺麗な青い羽根を拾った希美はそれをみぞれへと渡す。
戸惑いながらも希美からもらったものを嬉しく感じるみぞれ。
廊下に彼女たちの足音が響くが、その音のテンポは全く合わない。
完全な不協和音。ふたりの関係性が垣間見える。
みぞれは少し距離を置いて、希美の後に付いていく。
教室に着いて鍵を開け、椅子と譜面台の並んだ誰もいない室内に
2人だけが入っていく。
吹奏楽コンクールの自由曲は、「リズと青い鳥」。
この曲を希美は好きだという。
そして、ふたりで曲を合わせてみるところで、
タイトルが映し出される。
この一連のシーンだけで気持ちを持っていかれるだけのインパクトがある。
とても丁寧で実写的で挑戦的な作風だと感じ、
私は思わず映画館でニヤついてしまった。

物語はみぞれと希美のすれ違いを中心にしながら、
それに劇中曲である「リズと青い鳥」の物語がリンクしていく。
童話のほうの声優にちょっと違和感がある。
ジブリ作品を見ているような感覚だ。
みぞれがリズ、希美が青い鳥という関係性として観客は見ているが、
最後にふたりの立場が逆になる。
みぞれの才能が周りをなぎ倒すようにして解放され、
美しいメロディを奏でる。
同じように音楽に真摯に取り組んでいたみぞれと希美の差が
明らかになる瞬間だ。

二羽の鳥がつかず離れずに飛んでいくシーンが映る。
そして、ふたりの色は青と赤。
心があまり動かずしんとした雰囲気のみぞれが青、
情熱的で人の中心になれる希美が赤だろうか。
このふたつの色が分離せずに混ざり合っていく。

みぞれが水槽に入ったふぐを見つめるシーンが度々出てくる。
おそらくみぞれは、水槽のなかのふぐをある意味羨ましいと思っている。
仲間だけでいられる閉じられた世界。
そこが幸せで、ほかは必要ないと考えている。

たくさんある印象的な場面でいちばん好きなのは、
向かいの校舎にいる希美がみぞれに気づいて手を振り、
みぞれも小さく手を振って応えるシーン。
そのとき、希美のフルートが太陽に反射して、
みぞれのセーラー服に光を映す。
それを見てふたりがお互いに笑う。
言葉はないが、優しく穏やかな音楽が流れるなかで、
(サントラに入っている「reflexion, allegretto, you」
という曲で、1分20秒と短いがとても美しい)
何気ない日常の幸せをいとおしく感じさせる。

ラストシーン。歩く足のアップ。
一方は左へ、一方は右へと進んでいく。
希美は一般の大学受験の準備ために図書室で勉強を、
みぞれはいつものように音楽室へと向かう。
帰りに待ち合わせたふたりが歩く。
足音が響く。
ふたりの足音のリズムはしっかりと合っているように聞こえる。
お互いに別の道を歩くことを決め、そこでようやく何かが重なり始めたのだ。
ふたりの関係がこれからどうなるかは分からない。
しかし、最後に「dis」の文字を消したところに、
いつまでも関係がつながっていて欲しいという作り手の願いがこめられている。 {/netabare}
(2018年4月初投稿)

大好きのハグから続くラストシーンについて
(2018年5月11日追記・2019年3月15日修正)
{netabare}みぞれは希美の笑い方やリーダーシップなど、
希美自身のことを好きだと告白するが、
それに対して希美は「みぞれのオーボエが好き」だと言い放つ。
このやり取りは一見、ふたりの想いのすれ違いだけを
表現しているように感じるが、実はそれだけではない。

友人として以上に希美のことが大好きなみぞれにとって、
とても厳しく感じる言葉だが、これは希美自身にとってもキツイ言葉。
みぞれの才能を見せつけられて、ショックを受けているときだから尚更だ。
それなのに、敢えて言ったのはなぜか。
この言葉には、自分は音大には行けないが、
みぞれには、音大に行ってオーボエを続けて欲しいという
願いがこめられているのだ。
「みぞれのオーボエが好き」という希美の言葉がみぞれに対して
どれだけ大きな影響を及ぼすのかを希美自身は自覚している。
単に希美が自分の想いを吐露しただけではない。
「みぞれのオーボエが好き」は童話における、
一方的とも思えるリズから青い鳥への
「広い空へと飛び立って欲しい」と言った想いと同じ意味を持っている。

それは、帰り道に希美が「コンクールでみぞれのオーボエを支える」と
言ったことからも分かるし、それに対して、
みぞれが「私もオーボエを続ける」と宣言をしていることからも明らかだ。
しかし、このやりとりはどう考えても違和感がある。
つまり、希美はコンクールの話をしているのに、
みぞれは、コンクール後のことについて語っているからだ。
会話がすれ違っているように聞こえる。
ところが、そうではない。
つまり、ここでは希美が音大に行かず、
フルートを続けなかったとしても、
みぞれは音大に行く決意をしていることを示している。
これは希美の「みぞれのオーボエが好き」に対して
みぞれの出した答えなのだ。

実は原作では、音大を受験するかどうかの話を
みぞれが希美に問い詰めるシーンがあるのだが、
映画では、完全にカットしている。
その代わりに、左右に分かれていく足の方向と
図書館での本の借り出し、楽譜への書き込み、
最後の会話によって表現している。
「みぞれのオーボエが好き」という言葉が
みぞれの背中を押したという、別の意味を持たせているのだ。
そのあとの「ハッピーアイスクリーム」で
ふたりの感覚が足音のリズムとともに、ようやく一致したことを描いている。
また、みぞれが校門を出るときに希美の前を歩いたり、横に並んだりする。
切なさはあるが、やはりこれはハッピーエンドといえるのではないだろうか。

音楽については、フルートが反射する「reflexion, allegretto, you」と
ラストシーンで流れる静かだが心地良いリズム感の「wind,glass,girl」、
そして、字幕の時の「girls.dance,staircase」、
「リズと青い鳥」、Homecomingの「Songbirds」が印象的だ。
最近はこれら5曲をよくリピートしている。 {/netabare}

コメンタリーを視聴して(2019年2月14日追記)
{netabare}昨年発売された脚本付きBDを購入して、
本編とインタビューは手に入れてすぐに観たのだが、
脚本やコメンタリーは後回しになってしまっていた。
脚本を読んでみると、「リアルな速度の目パチ」など、
とても細かい指示がなされていて驚いた。
目を閉じ切らないまばたきも指示されている。
また、作画については「ガラスの底を覗いたような世界観」という
指南書が配られていたという。
映像では山田尚子監督の意図を確実に実現している。

そしてこの作品には3つの世界観が表現されている。
学校、絵本、そしてみぞれ(希美)の心象風景だ。
絵本は古き良きアニメを再現させるよう
線がとぎれる処理を行っている。
心象風景は、よりイメージ感の強い絵作りを意識したという。
希美が走る水彩画のようなタッチ。
左右対称の滲んだ色の青い鳥など。
これら3つの世界観が上手く活かされていて、
物語に彩りを与えている。

それに加えて、BDで解説を聞かないと気付けないのが、
生物学室のみぞれと希美のシーン。
最初から何段階かに分けて色合いを変化させている。
夕方の時間の経過とともに初めは緑っぽかった室内から
オレンジ系に少しずつ色を変えるのと、
カットごとに順光、逆光でも変化させている。
確かに言われてみて確認すると、
生物学室での色合いはとても繊細だ。

髪を触る仕種については山田尚子監督自らの発案。
曰く、みぞれがそうやりたいと言っていたから。
キャラが監督に下りてきていたそうだ。
また、「ダブル・ルー・リード」も監督のアイデア。
これは映画館で観ていたときから、
洋楽好きな監督が考えたことだろうと予想していたので、
インタビューを観たときは、あまりにもそのままで可笑しかった。
印象に残ったのが、スタッフのいわば暴露話で、
内面を描くよりも映像(ビジュアル)で見せたいと
昔に語っていたことがあったそうだ。
監督は昔の話だと恥ずかしがっていたが、
まさにこの作品はその方向性を貫いたといえるだろう。{/netabare}

投稿 : 2019/03/15
閲覧 : 522
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84

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プクミン

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

えぇぇ…

鎧塚先輩は好きなんですよ。
まず、作品紹介を軽く。
『響け!ユーフォニアム』のスピンオフ作品です。
主役は、本編(2期)で出て来た、鎧塚みぞれ+傘木希美です。
二人の関係性を『リズと青い鳥』という物語に照らし合わせ描いたような物語??

まず最初に思った事は、
「本編(テレビアニメでやってた1期2期)と、別アニメ!?」
でした。
次に思った事が【首が長い!!】これですっ!!
それをきっかけに、違和感が増し増しになっていって「作画の人が変わったのかな??」と思いました(調べてません)。
実際変わりすぎていて本編の主人公の久美子が後半まで分かりませんでした。
寝癖が酷い!というレベル。

あ、そろそろ内容に移ります。

{netabare}
『リズと青い鳥』曲と本(絵本?)があり、鎧塚先輩が本を読むんで、それに自分を照らし合わせています。
それはいいんですけど、その絵本のような世界が長い!!長すぎる!!
全く別アニメを観ている感じでした。

後は、鎧塚先輩が希美さんに依存しまくっているのを、ただ眺めているだけでした。
最後の方は、鎧塚先輩が希美さんの実力に合わせて演奏していただけで、本気を出せば凄いんだよっ!?というのも分かりましたけど、
「リズと青い鳥、結局何だったんだろう?そこまで強くこだわる理由あったのかな?」
というのが主な感想です。

追記.あんな口うるさい図書委員っているのかな?
{/netabare}
映画特有の『芸術作品』感が凄い出ています。

作品としては独立している感じで、成り立っていましたけど、本編との差が激しくて、個人的には微妙でした。

投稿 : 2019/03/11
閲覧 : 272
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15

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scandalsho

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ムムッ!出たな、怪人シロ眼鏡!

原作は未読だけど、TVアニメ版は第1期、第2期とも視聴済み。

何やかんやで映画館には見に行けなかったけど、BDを購入して、ようやく視聴できました。
そして、比喩と対比に秀でた演出を少しも見逃したくなくて、何度も何度も視聴しています。

チョット熱めのレビューになりそうだったので、タイトル”だけ”は遊んでみました(笑)。
本当は《比喩と対比に秀でた作品》とかにしようとも思ったんですけどね。

『響け!ユーフォニアム』の劇場版第3弾。
ただし、完全新作としては初めての作品となります。
(劇場版の第1作と第2作は、総集編みたいな作品でしたからね)

【今作の主役は・・・】
{netabare}TVアニメ版で描かれた北宇治高校吹奏楽部には、3人のエースがいました。
ユーフォ担当のあすかとトランペット担当の麗奈、そしてオーボエ担当のみぞれ。
全国大会出場を果たしたのも、この3人の力によるものと言っても過言ではないと思います。
強気なエースのあすかと麗奈とは対照的に、無口でおとなしいみぞれが今作の主人公です。{/netabare}

【驚くほど男性が登場しない作品】
{netabare}男女共学なのに、男性部員もいるのに、ほとんど男性を見かけない、不思議な作品。
滝先生と橋本先生、担任の先生以外、男性の声を聞くことも無い、不思議な作品。
(恐らく)男性なんて眼中にない、『みぞれ目線で描かれている作品』であることがうかがえます。{/netabare}

【そして、もう1人の主人公・・・】
{netabare}もう1人の主人公は、南中時代にみぞれを吹奏楽部に誘った、フルート担当の希美。
彼女は、みぞれとは対照的に、明るく人付き合いの良い性格です。

そんな希美が、みぞれにとって『何よりも大事な心の拠り所』というのが本作の重要なポイントになります。{/netabare}

【2人の関係を関係性を、分かりやすく表現した導入部の演出は見事!】
{netabare}本作の冒頭。
一足早く学校に着いたみぞれが、階段に座って希美を待っているシーン。
すぐに靴音が聞こえてきますがみぞれは無反応。
やってきたのは希美ではなく別な生徒。
さらに、その後、別な靴音が聞こえてきます。
大きく目を見開いたみぞれは、靴音の方へ振り返ります。
そこには、さっそうと歩いてくる希美の姿が!

昇降口で下駄箱から上履きを取り出すシーン。
上履きを無造作に足元に放り投げる希美と、対照的にそっと足元に置くみぞれ。
ところが、希美が下駄箱の角を触りながら通り過ぎると、同じところを同じように触りながら通るみぞれ。

廊下を、背筋をピンと伸ばし、手を振りながら跳ねるように歩く希美と、あまり手を振らず静かに歩くみぞれ。
一見、2人の歩くペースは全く違って見えるけど、2人の差はほとんど広がらない。

開始数分の、この冒頭のシーンを見るだけで、みぞれと希美の性格や2人の関係性が、よく分かります。{/netabare}

【まあ、本当は{netabare}絵本の中の{/netabare}シーンから始まるんだけどね(笑)】
{netabare}絵本のような色鮮やかで優しいタッチの絵本の中の世界。
まさか『BDの中身が違う!』とまでは思いませんでしたけどね(笑){/netabare}

【TVアニメ版の1、2年生が進級して、新1年生が入部して・・・】
{netabare}本作において一番大きいのは、オーボエ担当のみぞれに後輩が出来たことでしょうか?
剣崎梨々花。
彼女の人懐っこさと根気強さが、みぞれの成長を促していきます。
本作の序盤から中盤の立役者です。
みぞれと梨々花のオーボエのアンサンブルのシーン以降、物語が大きく動き始めます。{/netabare}

【みぞれにまつわるTVアニメ版の第2期第5話との対比】
{netabare}『(コンクールのことを)たった今、好きになった』
第2期の第5話のエンディング。みぞれが満面の笑みを浮かべながら言った言葉。
しかし、この作品の序盤。みぞれは全く真逆の言葉を呟きます。
『本番なんて、一生、来なくていい』

みぞれにとって、希美に聞いてもらうことを想像しながらする練習こそが至福の時、というせいもあるでしょう。
第2期の第1話で紹介されたように、みぞれはいつも音楽室に一番乗りするほど練習好きです。

しかし、最大の理由は別にあると思います。
『本番の終わり』は『卒部』を意味し、『希美との別れ』を連想させるせい、というのが一番の理由?

今年のコンクールの自由曲の見どころは、オーボエとフルートのソロの掛け合い。
言うまでもなく、担当はみぞれと希美。

ところが、2人のアンサンブルは、滝先生のみならず、周囲からも心配される程、上手くいかない。
一番の原因は、いまいち乗り切らないみぞれと希美の心の中にあるようです。{/netabare}

【希美サイドの物語を大きく動かす、「後輩」と「スカウト」!?】
{netabare}みぞれをプールに誘う希美。
「ねえ、希美。他の娘も誘っていい?」
みぞれの申し出に、希美は『珍しい』って言ったけど、本当は初めてだったのでは?
みぞれに自分以外に大切な人が現れたことに対する、希美の『嫉妬』がうかがえます。
もっとも、希美自身は全く気付いていないようですけど・・・(笑)。
だから希美は、『みぞれが自分によそよそしい』って感じてしまう。
『1年生の時に1回吹奏楽部を辞めたこと』
これは希美にとっても大きなトラウマ。
「これが原因で、みぞれがよそよそしいんだ」と勘違いしてしまう。
本当は、知らず知らずのうちに、自分の方が距離をとっていることに気付かずに。

もう一つの大きな出来事は、新山先生によってもたらされます。
みぞれが新山先生から音大に『スカウト』されます。
初めて聞かされた時、希美が『スカウト』の重みを計り知れなかったは致し方なかったと思います。
だから、みぞれに対して『私も音大に行こうかな?』なんて、軽々しく言ってしまう。

「私、音大受けようと思っていて」
「あら、そう。頑張ってね」
新山先生の、当たり障りのない社交辞令な返事。
みぞれにマンツーマンで指導する新山先生。
それを見つめる希美の心中には、今度は希美にもはっきりと感じられる『嫉妬と羨望』の感情が・・・。{/netabare}

【物語を大きく動かすのは、北宇治高校吹奏楽部のもう1人のエース】
{netabare}この状況を黙って見逃せないのが、新生・北宇治高校吹奏楽部のもう一人のエース、麗奈。
「すみません。実は自由曲のオーボエソロがずっと気になっていて」
「先輩、希美先輩と相性悪くないですか?」
「なんか、先輩の今の音、凄く窮屈そうに聞こえるんです。わざとブレーキ掛けているみたいな」
麗奈ならではの表現で、みぞれに問題点を伝える麗奈。
「でも、私は先輩の本気の音が聞きたいんです」
みぞれの抱える問題点はみぞれ自身で乗り越えるしかない問題点。
麗奈は、自分の希望を伝えることで、それを促そうとする。

麗奈の行動はこれだけでは終わらない。

麗奈は、ユーフォニアムの久美子を誘って、校舎裏でみぞれと希美のソロパートを演奏します。
この演奏をみぞれと希美が聞いていたのは偶然ではないでしょう。
肝心なことを言葉で伝えることが苦手な麗奈ならではの伝達方法。{/netabare}

【誰がリズ?誰が青い鳥?】
{netabare}みぞれと希美。
初めは、2人とも同じことを感じていた。
『みぞれがリズで、希美が青い鳥』
ところが、そうじゃないってことに気付いた2人。
さて、この作品の中で2人が導き出した回答は・・・???

実は、この結論って、作品のなかではキチンと描かれていませんよね。
視聴者に委ねられているというか・・・。

私なりの解釈は・・・、
{netabare}みぞれにとっては、リズも青い鳥も、どちらもみぞれ。
希美にとっては、リズも青い鳥も、どちらも希美。
絵本の中のリズと青い鳥を、どちらも本田望結ちゃんが演じたのは、その象徴なのでは?って。{/netabare}

きっと、色々な解釈があると思うんですよね。
あえて正解を描かない演出って、素敵だと思います。{/netabare}

【圧巻のオーボエソロ】
{netabare}いよいよ、『怪人シロ眼鏡』登場ですね(笑)。
私のような素人が聞いていても感じることの出来る迫力ある演奏。
言うまでもなく、本作の見どころの一つです。

演奏終了後の先生たちや部員の姿からも、圧巻の演奏であったことがうかがえます。

演奏中、思わず涙を零す希美。
これは寂しさからくる涙だったのでしょうか?
これは悔し涙だったのでしょうか?
どちらにしても、周囲の人たちとは違って、ただの感動の涙ではなかったことだけは間違いないと思います。

覚醒したみぞれの演奏を聴いて、初めてみぞれの旅立ちを悟った希美。
自分では辿り着けない表現力を見せたみぞれに抱いた、希美の思い。{/netabare}

【山田尚子監督の真骨頂:随所に散りばめられた比喩と対比】
{netabare}今作も、足を使った感情表現の手法は、完璧でしたね。
それとともに、作品の中の至る所に散りばめられた比喩と対比の表現も完璧。
視聴を繰り返すほどに、新たな発見があるほどです。
このきめ細やかさ、丁寧さは、さすが京アニ、さすが山田尚子監督です。{/netabare}

【らしさを見せた他の登場人物。ただし久美子以外は・・・(笑)】
{netabare}デカリボン優子とポニテ夏紀は、みぞれや希美と同じ3年生で同じ南中出身。
2人とも、良い味を出してましたよね。

北宇治カルテッドの麗奈も強気キャラ全開だったし、葉月とサファイヤも癒しキャラ全開!

だけど、久美子だけは影が薄かったような・・・(笑)。{/netabare}

【キャラデザについて】
{netabare}この作品を見た後でTVアニメ版を見ると、TVアニメ版のキャラデザは少し子供っぽいように感じました。
そう思うと、本作のキャラデザは大人っぽいのかなぁ・・・と。
少女から大人への成長を描く本作では、このキャラデザで良かったと思います。
少なくとも、誰が誰だか分からないようなレベルでは無かったし(笑)。{/netabare}

【最後に】
こうやってレビューを書いた後も、繰り返し視聴が止まりません。
『響け!ユーフォニアム』という作品は、本当に奥深く、中毒性のある作品です。
来年、更にもう2作品、完全新作が公開予定ですね。
{netabare}本作でもちょこっとでできた低音パートの練習場所のシーン。
コントラバスは2本置いてあるし、チューバは4本見える!
何より、一人だけ窓の外を眺めている娘もいるし!!{/netabare}
とても楽しみです!

投稿 : 2019/03/06
閲覧 : 201
サンキュー:

39

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dbman

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なにこれすごい

『響け!ユーフォニアム』スピンオフ/上映時間:90分/制作:京都アニメーション

この作品が素晴らしいというのは、“観れば解る”ので何を綴るべきか迷ったけれど、特筆すべき点のひとつとして目を見張るほどに凄まじかった演出面についてのレビューとなります。

見どころは多かったけれど、{netabare}作品テーマのひとつである演奏シーンを発表会といった大舞台でなく、練習シーンにもってきた点も評価したい。それまであった葛藤がスパイスとして十分に効いていることも含めて、吹奏楽に明るくない自分からしても目に見えて解るみぞれの演奏は「すげえw」としか言いようがなく、そう感じさせる数々の細かな演出に感服。スナック菓子ボリボリ食いながら観ていたけれど「菓子食ってる場合じゃねえ!」とばかりに手が止まって魅入っちゃいましたw

さらにこの演奏シーンを終えたあと皆から絶賛されるみぞれを尻目に理科室で一人佇む希美。このシーンでの彼女の物言わぬ目だけで感情を表現した描写による演出は身震いしてしまうほどでした。アニメの可能性をこれでもかってくらいに見せ付けてくれた京アニ恐ロシア。

また、ユーフォ本編で一番のお気に入りキャラだった葉月も一瞬だったが登場しており、その葉月と緑輝のちょっとした会話(ハッピーアイスクリーム)を伏線として、ラストの絞めに持ってきたのも良かったですw

正直なところ、物語序盤はリズ役の棒演技や、みぞれのコミュ症っぷりが激しさを増していたので、「大丈夫か? この作品」なんて心配しながらスナック菓子に手を伸ばし視聴していたけれど、よくよく思い出してみると前半からして物言わぬ演出が散りばめられていたことに気づきました。そして、中盤以降はどこを取っても神懸かっているレベルw 大変素敵なものを見させて頂きました。


▼キャスト
鎧塚みぞれ:種﨑敦美
傘木希美:東山奈央
リズ:本田望結
中川夏紀:藤村鼓乃美
吉川優子:山岡ゆり
剣崎梨々花:杉浦しおり
黄前久美子:黒沢ともよ
加藤葉月:朝井彩加
川島緑輝:豊田萌絵
高坂麗奈:安済知佳
新山聡美:桑島法子
{/netabare}

投稿 : 2019/03/03
閲覧 : 116
サンキュー:

44

ネタバレ

不如帰

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

見どころはみぞれの覚醒シーン

ゆったりと話が進むのがとても心地よく、それでいて個々の感情の動きが激しいこの感じは他のアニメではなかなかみられないタイプかと思います。
特別な特徴もなくあくまで日常的な学園系アニメですが、それでもここまで興行収益をあげられた背景には元の作品の存在はもちろん、この作品の些細なセンスの良さが至る所で光っていたからではないかと思います。

驚いたのは作画が少し変わっていたことでした。
はじめは慣れるのに時間を要しますが、それもすぐに解消されます。
次第にそのゆったりとしたストーリーに寄りかかり、ただぼーっと彼女たちの行く末を見守るように視聴していることでしょう。

その矢先に訪れるみぞれの覚醒シーンは多くの方が心を打たれるはずです。
それまでゆったりしていた自分がいきなり奮い立たされるようなあの感覚こそがこの作品の一番のウリになるでしょう。
逆にここで反応が無いとおそらくこのアニメの評価は落ちると思います。

ハッキリいって私はこういうアニメは好きです。
退屈することもありますが、覚醒シーンのようにきちんとヤマを設けているなら楽しめる自信があります。

あと、選曲とその元になった物語を絡めていたのが素晴らしかったです。

投稿 : 2019/03/01
閲覧 : 74
サンキュー:

12

ネタバレ

順順

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

退屈に感じた内容

退屈で30分程で寝てしまい、
結局3回に分けて見直した。
盛り上がりに欠け、見る気が削がれる。

投稿 : 2019/02/25
閲覧 : 48
サンキュー:

4

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リズと青い鳥のストーリー・あらすじ

北宇治高等学校吹奏楽部でオーボエを担当している鎧塚みぞれと、フルートを担当している傘木希美。

高校三年生、二人の最後のコンクール。
その自由曲に選ばれた「リズと青い鳥」にはオーボエとフルートが掛け合うソロがあった。

「なんだかこの曲、わたしたちみたい」

屈託もなくそう言ってソロを嬉しそうに吹く希美と、希美と過ごす日々に幸せを感じつつも終わりが近づくことを恐れるみぞれ。

親友のはずの二人。
しかしオーボエとフルートのソロは上手くかみ合わず、距離を感じさせるものだった。(アニメ映画『リズと青い鳥』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2018年4月21日
制作会社
京都アニメーション

声優・キャラクター

種﨑敦美、東山奈央、藤村鼓乃美、山岡ゆり、杉浦しおり、黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、桑島法子、中村悠一、櫻井孝宏

スタッフ

原作:武田綾乃(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』)、監督:山田尚子、脚本:吉田玲子、キャラクターデザイン:西屋太志、美術監督:篠原睦雄、色彩設計:石田奈央美、楽器設定:髙橋博行、撮影監督:髙尾一也、3D監督:梅津哲郎、音響監督:鶴岡陽太、音楽:牛尾憲輔、音楽制作:ランティス、音楽制作協力:洗足学園音楽大学、吹奏楽監修:大和田雅洋

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