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「墓場鬼太郎(TVアニメ動画)」

総合得点
65.6
感想・評価
177
棚に入れた
789
ランキング
3170
★★★★☆ 3.9 (177)
物語
3.8
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.0

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墓場鬼太郎の感想・評価はどうでしたか?

EdCcC70066 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

水木ワールド

個人的にとても好きなアニメ
妖怪の恐ろしさは理解不能な所にある
昔の人がなぜ闇を恐れるのか?はそういう根源的な恐怖からくるものだが水木しげる先生の妖怪ワールドはそこに土地神信仰や妖怪に親しみを感じる事もある日本人独特の感性を表現してる
勧善懲悪の鬼太郎TVアニメや格好いい妖怪の漫画を読んで育ったからそっちも勿論好きだけど原作の鬼太郎は楳図かずお先生の恐怖漫画やラブクラフト系の恐怖とも違う理解できない存在に対する畏怖と親しみやすさを同時に感じる不思議な感覚を覚える

巨匠だけあって色々妖怪漫画読んでみても水木しげる先生はかなり異質な漫画家子供や昔の日本人の妖怪への感性を正確に表現してる唯一無二の存在だと思う

墓場鬼太郎はそんな原作に忠実に寄せつつ映像と音楽を面白い形でアレンジして現代風にテンポよく視聴できるよう作られた名作
墓場鬼太郎は奇妙でもあり親しみやすさもあり時に笑いにも変わるがふとした瞬間に理解不能さが垣間見え畏怖にも変わる不可思議さが魅力的

担当声優さんのインタビュー特典でねずみ男の声優である大塚周夫さん(故人)のが狂言回し役としての誇りと熱い想いを語っているのもテレビアニメ版鬼太郎からは想像もできなかったものでとても興味深いものだった
個人的には昔の役者出身のベテラン声優陣が演じてる事もあり演技の間や呼吸が素晴らしいとも感じた

投稿 : 2023/03/22
閲覧 : 72
サンキュー:

4

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

水木しげる原作ワールド全開。オススメはしない笑

水木しげる先生の原作および『昭和史』の世界観満載な作品。

作画、話の内容ともに
原作に沿ったもの。
そのままではなく原作のエッセンスでブレンドしたり付け加えたりしてる感じで原作尊重といった感じ。

ルパンと同様、ゲゲゲの。。もアニメはどんどん違うものになり観る気がせず。
まぁゲゲゲの。。は子供向けのヒーローものっという感じなのでそれはそれでいいかなという意味で。

原作と『昭和史』の世界が混ざっているかのようなので
原作ファンにはありがたく。
ただ面白いか?と言われるとまぁまぁかな。観といて損はないというオススメ度かな。

ドラゴンボールももう観てないので70いくつでの野沢雅子さんの鬼太郎の声はすごいなぁと。ねずみ男と目玉のもあってたなぁ。

本作観る何年も前に電気グルーヴとしょこたんのCDで偶然opとedを先に知ってたので、本作で再び出会ってびっくり。
電気グルーヴは怪しさも含めあってましたねー。

ヒーローじゃない
めんどくさそうに退治したり
怪しい仕事したりと
少しダークな鬼太郎はなんか水木しげる先生みたいなんだよなぁ

なんだかんだ書いてたら、好きな作品かな笑


この作品好きでしたら、漫画ですが
水木しげる先生の『昭和史』
おススメです😊

※※※
ねこ娘の回
僕がお弁当にどぶネズミを持って行ったせいで。。
ってどんな世界観だw
水の神様?妖怪に人間が金貸してるのもおもろかった

投稿 : 2023/01/21
閲覧 : 90
サンキュー:

4

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

誕生秘話

祝50周年おめでとうございます。

南方の戦地へ赴いた従軍時代に、
極限の疲労から幻視・幻覚を体験する。
復員後は紙芝居作家から貸本漫画家へ。
好きだった怪奇を描き始める。
高度経済成長で沸く日本から、
失われていく妖怪を救い続けた民俗学の偉人。
水木しげる、ユニークな言動でも、
人々に愛された漫画家でした。

古寺の隣家に住む水木は、
{netabare}怪しい夫婦の死体を発見する。
その遺体を埋葬し供養してあげるわけですが、
墓の中から「赤ん坊」が這い出てくる、
怪奇鬼太郎の誕生秘話が描かれている。{/netabare}
ここにはヒーローとしての鬼太郎はいません。
貧乏極まりなくどうにかして、
人の世を生きていこうと「あの世保険」なる、
詐欺まで始める始末なのだ。

「欲」に縛られない生き方をする。
肉体という着物を脱ぎ棄て自由になる。
水木哲学の原型がここにあるのでしょう。

必死になって草むらでつちのこを探し、
口裂け女との対決をと裏路地へ向う幼少期。
ある時、私が路地で見つけた、
白い光沢のある不思議な生き物が、
新種の発見かと沸いて友人と飼育するも、
…蝙蝠でした(笑)
出たな吸血鬼の手下め!!

あれもこれも水木しげるの遺産なのだろう。

ゲゲゲ。

投稿 : 2023/01/20
閲覧 : 652
サンキュー:

59

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

好きですね~

いやあ。。好きです(笑)

大好きです。

鬼太郎は3期と4期が世代なんですが、やはり大人になると墓場鬼太郎くらいのブラックコメディが面白く感じます。

目玉の親父も猫娘も、ねずみ男もキャラクターが立っていて良いです。

人生で一度は鳥取の水木しげるロードに行ってみたいものですが、水木先生の漫画を読んでいると自分はつくづく日本人であることを実感します。

アートも最高です。

投稿 : 2022/06/08
閲覧 : 373
サンキュー:

13

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

収録現場が老人ホーム

物語に関しては「重要キャラかと思ったらあっさり死ぬな(笑)」程度の感想しかない。


メイン3キャラ(鬼太郎、親父、ねずみ男)の声優は第一期シリーズのメンツだけど、他のゲストキャラも大御所が多いから、こういうこと言うのは良くないけど、収録現場老人ホームだったんじゃない?

投稿 : 2021/01/09
閲覧 : 188
サンキュー:

0

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ほんとは死んでたほうが楽なのかも。。でも死ねない人はどうしたらいいの?。。ゲゲゲとはぜんぜんちがうおはなし☆

公式のHPの紹介
{netabare}
時は昭和30年代―。終戦から10年が経ち高度経済成長が急加速で進む中、富む者は富んだが、社会の底辺では泥まみれになりながらも日々を生き抜いている人々が溢れていた。
そんな社会に幽霊族最後の生き残りとして墓の中から生まれてきた鬼太郎。
地獄とは?この世とは?生きる幸福を考察し尽くした水木しげるの哲学に立ち戻り、元祖・鬼太郎が人間を笑い飛ばし、生きる喜びを謳いあげていく。
{/netabare}



はじめはホラーみたいでキモこわかった

猫娘のお話しはすっごく悲しかった。。
でも、見てるうちにコメディなのかなぁ?って



今までにゃんが知ってた
ゲゲゲの鬼太郎とはぜんぜんちがうお話しだった


こっちの墓場鬼太郎って
人のことなんかどうでもいいってゆう感じ?

それで
女の子にだけデレデレしちゃってやさしくって
さいごのほうはお金お金になっちゃって。。
ねずみ男が2人いるみたいだった><


ふつうのアニメとかマンガとぜんぜんちがくない?
ふつうのおはなしって見てて
生きてるっていいなぁとかって思うんじゃないかな?

でも
このおはなしって
ほんとにそうなの?って言ってるみたい。。


猫娘は{netabare}人に知られたくないヒミツがあって
学校でも歌手になってもみんなに知られちゃって
生きてるほうが苦しいんじゃないかなぁ。。{/netabare}とか

鬼太郎は自由に地獄とか行けちゃって
その世界ではみんな死んでても生きてる(?)し
育ててくれた人だって{/netabare}この世にもどってきたり{/netabare}

最終回のおはなしなんか
もうぜったい死んでたほうが楽かもってw


{netabare}奥さんが水木さんに言った
「この世は戦いよ!うんと働いてくださいね!死ぬまで!」{/netabare}
とかってホラーよりこわかった。。

それから
鬼太郎のお父さんは
{netabare}「そういった欲にしばられてるとのんびり楽しめないものです
あの世もこの世も関係ない 
その気になれば生きがいはどこでも見つけられますよ」{/netabare}って

それって
生きてても死んでてもおんなじってゆうことだよね?


でも
鬼太郎ってきっと{netabare}死ねないから
一生けんめいお金お金{/netabare}になっちゃうんじゃないかな。。

{netabare}「人間世界で生きてくって楽じゃないなぁ」{/netabare}
ってゆう鬼太郎のことねずみ男はわらってたよね
{netabare}「でもたいくつもしないよ」{/netabare}って

苦しいけど{netabare}たいくつしない{/netabare}のって
いいのかな?
たいくつしないだけで苦しいんだったら
死んじゃったほうがほんとはいいのかも?


それでね
にゃんは今まで死んじゃいたいって何回も思ったけど
うまく死ねないともっと苦しくなっちゃうかもってこわかったから
もっと苦しくなるか死んじゃうまでは生きてるしかないかなって。。

でも
今はあにこれに来れて
にゃんのへたっぴな感想読んでくれて
めっせとかくれる人がたくさんいるから
リアルでいやなこととかあったって
生きがい(?)があるからいいなぁって思う☆

いつものにゃんの感想と
このおはなしの感想ってちょっとちがうかもだけど
みんなも楽しいこと見つけられるといいなぁ☆



↓は公式のあらすじ

{netabare}
第1話『鬼太郎誕生』2008/01/10 放送

ある病院で入院患者が幽霊になった。この原因究明を託されたのが会社員の水木。調べていくと“幽霊族最後の生き残り”と称する夫婦に行き着いた。しかもその幽霊族は死に瀕しながらも妊娠しているという。会社に真相を報告するべきか? そっとしておいてほしいと懇願する幽霊族を守るべか?迷っていると「病院にいた幽霊が死んだ」との連絡が入った。 果たして幽霊族とは? 水木が目にしたのは、死んだ母親の墓場から這い出してきた赤ん坊(鬼太郎)の姿だった。 この世に怪異が誕生し、常軌を逸した恐怖に水木は……!!


第2話『夜叉 対 ドラキュラ四世』2008/01/17 放送

永い眠りについていた夜叉の墓が暴かれた。時を同じくして、吸血鬼ドラキュラが日本にやってきた。 夜叉と吸血鬼がひとりの獲物を奪い合う!その獲物とは、ある会社の社長。水木に幽霊患者の原因究明を命令した張本人であった。行方不明になった水木のせいで、社長は倒産寸前の憂き目にあっていた。そんな社長が怪しい下宿屋に入っていく。 鬼太郎は夜叉の味方に、ねずみ男は吸血鬼の味方になり、壮絶な騙しあいが繰り広げられる。 激しいバトルの行方は如何に?そして鬼太郎が社長を迷い込ませた場所とは……?


第3話『吸血木』2008/01/24 放送

地獄から戻ってきた水木。そんな水木とひょんなことから出会った歌手・トランプ重井は、鬼太郎という不吉な子供 の存在を知る。ある夜、ねずみ男が重井に吸血木の種を植えた。 人間が木になるという種で、ねずみ男はこの種で金儲けを企んでいた。だんだんと身体が木になっていく恐怖。そのころ鬼太郎は憧れの同級生・寝子の家に下宿していた。歌手になりたい寝子。そんな寝子の願いをかなえるべく、鬼太郎は水木の仲介でトランプ重井のもとを訪ねる。トランプに訪れた新たな恐怖・鬼太郎。彼はこの危機からどうやって逃げ切るのか?!


第4話『寝子』2008/01/31 放送

鬼太郎が恋心を抱く女の子・寝子。そんな鬼太郎に忍び寄る怪しい影。誰かが鬼太郎を貶めようとしている。寝子の夢である歌手への道。鬼太郎はそれを実現させるために尽力する。トランク重井の支援もあり、一気にスターに上り詰める寝子。しかし、怪しい影が寝子のステージ中にドブネズミを放つ。すると清楚な寝子が急に化け猫に変身。寝子もただの人間ではなかったのだ。必死になる鬼太郎の想いとは裏腹に、寝子は突然川に身を投げた。いったい、怪しい影の正体は?! 一体何が起こったのか?そして、初恋の人を亡くした鬼太郎は……。


第5話『ニセ鬼太郎』2008/02/07 放送

鬼太郎の初恋の相手・寝子が死んだ。失意の底に落ちた鬼太郎は寝子に会いに地獄に行こうとするが、何者かにチャンチャンコを盗まれる。犯人はニセ鬼太郎だ。そのチャンチャンコで地獄をさまよっているニセ鬼太郎は、ねずみ男と画策して大金をせしめようとしていたのだ。目玉親父は地獄に行き寝子を連れ戻そうとする。しかし、寝子は地獄に残ると決断する。なぜ?理解できない鬼太郎は自ら地獄におちていった。果たしてふたりの運命は…?鬼太郎史上、最大の悲哀物語がついに登場する。


第6話『水神様』2008/02/14 放送

鬼太郎は神と崇められている水神様を侮辱する。鬼太郎を追って東京にやってきた水神は近代社会を大パニックに陥れる。しかも水神は“水”なのでどこに潜んでいるのか分からない。鬼太郎はなすすべもなく・・・。


第7話『人狼と幽霊列車』2008/02/21 放送

ガマ令嬢を恋慕する謎の紳士とねずみ男。その恋路を邪魔した鬼太郎はふたりの手によって、海底へと沈められる。鬼太郎死す。その夜、鬼太郎から呪いの小包が届く。いったいどこから!?元祖・幽霊列車がついに登場。


第8話『怪奇一番勝負』2008/02/28 放送

裏社会を生きる金丸の家に幽霊が住み着いた。金丸は幽霊の正体・鬼太郎を冷蔵庫へ閉じ込め退治する。が、そのとき切り落とした鬼太郎の片手が復讐に動き出す。闇夜の家中を徘徊する”手”。鬼太郎ホラーの決定版!!


第9話『霧の中のジョニー』2008/03/06 放送

政府から吸血鬼ジョニーを退治するよう依頼される鬼太郎。一方、ねずみ男はジョニーに雇われ、鬼太郎退治を命ぜられる。ニヒルで冷徹なジョニーは鬼太郎を簡単に殺してしまう。そのときねずみ男がとった行動は…!?


第10話『ブリガドーン』2008/03/13 放送

台風のような超常現象ブリガドーンが東京を襲った。そこは妖怪だけが暮らす世界。その中で唯一取り残されてしまった人間・水木一家は貧しかった人間社会では味わえなかった楽しさを体験していく。妖怪天国騒乱記!


第11話『アホな男』2008/03/20 放送

鬼太郎は“あの世保険”という保険詐欺を始める。ねずみ男は不老不死の薬を売り歩く。そんなふたりの口車に乗せられた権力者、金持ち、貧乏人が地獄にやってくる。生きる幸せとは何か?水木哲学感動のフィナーレ!

{/netabare}

投稿 : 2020/09/07
閲覧 : 1300
サンキュー:

129

ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

後味が悪く、怖くて不気味…だけど憎めない「鬼太郎」

2008年冬アニメ。全11話。
ゲゲゲの鬼太郎とは違い後味悪い話が多いので、合わない人は合わないと思います。
でも怪異ものや妖怪もので人間以外が主役という作品は貴重かな、と。

水木しげる先生の貸本時代の鬼太郎を元にアニメ化したそうですが、とても面白かったです。
作品としてもキャラクターとしても、怖くて不気味で後味が悪いけどどこかコミカルで憎めない、それが鬼太郎の魅力であり、水木先生の作り出した独自性をスタッフもよく理解していたのではないかと思います。

【あらすじ】
母親と2人で暮らしていた男・水木は、ある病院の患者が幽霊のようになるという怪現象を会社の命令で調査し始めたことをきっかけに、幽霊族の生き残りの赤ん坊・鬼太郎を育てる事に。
成長した鬼太郎は学校にも馴染まず、周囲の人にも気味悪がられ、奇妙な行動が増えていきます。
そんな鬼太郎の行動を調べ始めた水木は地獄に落ちてしまい…


本作の主人公は鬼太郎なのですが、不用意に怪異に首を突っ込んで痛い目を見る各話の人間キャラクターが主役とも言えるかも知れません。

まんが日本むかし話の後味悪い話ばかり記憶に残っている私には、ゲゲゲよりこちらがしっくり来ます。加えて軽妙さやコミカルさもあって、なんとも不思議な世界観。個人的にはアニメをあまり見ない人に勧めるのならこういうのもアリかも、とか思っていますw

本作は怪異との距離の取り方を知らずに振り回される(酷い目に遭う)人間が殆どです。個人的には怪奇に対する畏怖を持ち、怪異となんとかつきあっているような人間も見たかった。強いて挙げるならゲストキャラクターの水木しげる一家がそうかな?

演出や美術、効果、色彩などの完成度も高く、画面全体に白い効果を掛けていて、怪奇ものの雰囲気が良く出ています。
線にはセル画の時代のように明確に強弱がついていて、意図して漫画のペン線のように仕上げているようです。
そして全11話とはいえ、驚いたことに作画崩れがないんですよ。私はそんなに作画気にしない方ですが、鬼気迫るシーンが多い本作では最悪の場合緊張感を削いでしまうので、かなり大切な要素だと思います。その点は大満足です。

音楽がまた良いです。
使い所をしっかり選んでいるうえ、和風の不気味な楽曲が揃っているので印象に残ります。

{netabare}
第1話は本作の世界観がよく出ていて素晴らしい出来です。
最終回は怪奇ものとしては納得のストーリーでしたが、第1話に比べるとインパクトが若干弱いかも。

全体的に完成度が高い中で、第4話、第5話は特に印象深いです。
鬼太郎が恋をした寝子という女の子はねずみ男とニセ鬼太郎に陥れられて死んでしまいます。現世に希望を見出せなくなってしまい、生き返るチャンスがあるにもかかわらず自分の意志で地獄に残り、迎えに来た鬼太郎ともそのまま二度と顔を合わせようとしませんでした。
しかも第7話では寝子に救われたニセ鬼太郎は水神にあっさり殺されてしまう。
哀しいと言うか後味が悪い。そこが好きなんですけどw


キャラクターは不気味かつ可愛らしいデザインで、性格は一筋縄ではいかないキャラが多いです。
鬼太郎は育ての親であるはずの水木をあっさり見殺しにして心も痛めないのに、一方では好きになった女の子のために泣き叫んだりもするし、目玉の親父を人質にされればねずみ男に(表面上は)服従もする。
好きな相手に対しては純粋なのに、どうでもいい相手は本当にどうでもいいんでしょうね。こういうところが人間ではないとも人間くさいとも思うのが不思議。なんとも憎めません。
それを見守る目玉おやじが健気で可愛らしいです。冷静に考えると不気味なはずなんですけどねw

キャストは素晴らしいとしか言いようが無いです。
ほとんどベテラン声優さんで占められていて、息の合った演技が見られます。
特に鬼太郎が母親の墓から出てくるシーン、野沢雅子さんの赤ん坊の泣き声に背筋が凍ったよ…。

そんな手堅い声優さん達の中で、特別出演の三人の演技にも不自然さはそれほど無く、むしろ良い不思議感がありました。
人間のヒロインで地獄で猫娘になる女の子・寝子は中川翔子さん。
売れっ子歌手で吸血木に寄生されてしまうトランプ重井はピエール瀧さん。
お二人とも歌手が本職で発声ができているので上手ですね。
千里眼を持つチベット僧侶らしいトムポは京極夏彦さん。こんなに喋りがお上手だとは知りませんでした!めっちゃ合ってたw

{/netabare}

話が変わりますが、数日前に水木先生が鬼籍に入られました。
不思議なもので、その時までそういうことを考えもしなかったです。
先生のことはよく知らなくても、日本人なら鬼太郎は皆知っています。妖怪を身近な存在にしてくれたのは間違いなく先生です。
朝ドラの「ゲゲゲの女房」も見ていて、楽しかったし、凄い人だなと思ったものです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。(2015.12)

投稿 : 2018/11/22
閲覧 : 612
サンキュー:

20

ネタバレ

オブ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白い

原作未読、ゲゲゲの鬼太郎育ちです。

大雑把に言うと
ゲゲゲが陽、ヒーローアニメ
墓場は陰、ホラーアニメ

別物です

ホラーアニメと言いましたが幽霊、妖怪話自体が苦手じゃなければ怖さはないです。
視聴をオススメしないとしたらゲゲゲの鬼太郎の鬼太郎がかっこよくてファンですという方、猫娘ファンで猫娘目的で観ようと思う方、幻滅する可能性があります。

個人的にはどちらも好きで、どちらが良いとかではなく、墓場鬼太郎は腑に落ちる・しっくりきました。

何より視覚効果と色使いによる日本画のような絵面が好みで見入ってしまいました。
作画素晴らしい。
ずっとシリアスかと思いきや結構ブラックユーモア効いてて笑える場面もあり、全体的に楽しめましたw

投稿 : 2018/06/10
閲覧 : 294
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

アマゾンぷらいむビデオで視聴中

これは面白いなぁ(笑)
スゲー良いアニメですね~
1~5話まで一気に観てしまいました
鬼太郎を始め登場人物の発想が物騒!
皮肉とブラックユーモアが笑える

★ここが残念!
古い感じの画質を再現するための画面の処理が残念!
後付けのノイズも邪魔!
表現が色々マイルドに改変されているらしい
喫煙シーン無し!

投稿 : 2018/05/04
閲覧 : 270

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

昭和中期の貸本時代に生まれたプレ鬼太郎を現代の技術でアニメ化。嬉しい作品。

2008年放送のテレビアニメ ノイタミナ枠 全11話

原作 水木しげる 監督 地岡公俊 構成 成田良美 キャラデザ 山室直儀
音楽 和田薫 制作 東映アニメーション

たぶん、誰も予想しなかったであろう貸本版「墓場鬼太郎」のアニメ化。
深夜アニメで可能になった子供向けではない鬼太郎です。

鬼太郎とねずみ男は1期2期(大きく一期とも捉えられる)の野沢雅子と大塚周夫。
目玉親父は田の中勇で、文句なしです。
猫娘の寝子に中川翔子で客寄せ(演技は悪く無い)。

OPは電気グルーブの「モノノケダンス」、EDは中川翔子の「snow tears」
素晴らしいと言うほどでもないにしても、1クールアニメとしては良い出来だと思います。

実は少年マガジン版はたぶん全部読んだと思うんですが、
再発もされている貸本版は読んでいないので、この作品は驚きの連続でした。
でも、3期ほどはぶっ飛んではいないかなw
3期から見始めた人には失礼w

1話 鬼太郎誕生
2話 夜叉対ドラキュラ四世
3話 吸血木
4話 寝子
5話 ニセ鬼太郎
6話 水神様
7話 人狼と幽霊列車
8話 怪奇一番勝負
9話 霧の中のジョニー
10話 ブリガドーン
11話 アホな男

鬼太郎が正義漢でないだけでこれほどすじが変わってしまうとは!
というか、こっちが元作品で、少年マガジン編集者と相談しつつ、
正義感の強い鬼太郎に変更したのが「墓場の鬼太郎」なんですが。

「の」があるのとないのでは天と地ほども違います。
ジョニーと言うのは強敵「吸血鬼エリート」なんですが、笑っちゃいますね。
「ブリガドーン」は「妖怪大戦争」の元ネタです。

ショコタン演じる寝子(猫娘誕生秘話?)は人間味があって良いです。
見せ場です。

クールすぎてもはや「ダークヒーロー」の野沢鬼太郎は観てて気持ちがいいほど。
ねずみ男と同格の描き方をされているところがリアルで好みですね。

貸本と言うのは別に大人向けでもなく、小学生高学年くらいから利用していたということで、
内容はひねていますが、エロとかグロとか危険思想と言うほどでは無い作品です。

原作に沿ったと言われるこのアニメは素晴らしい名作ではありませんが、
観たら絶対はまる、おもしれ~、こりゃ掘り出し物だ、観ないで損してた!
って感じの、すんばらすいアニメです。

未見の方は、「ゲゲゲの鬼太郎」第6期放送のこの時期にぜひ、
一見の価値ありです。

投稿 : 2018/04/12
閲覧 : 337
サンキュー:

25

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

水木しげる氏原作の漫画をアニメ化した作品

このアニメは、少年誌で連載される前の
貸本版の『墓場鬼太郎』を原作とした作品である。
当時のものを踏襲した怪奇アニメとして仕上がっている。

私が、今までのゲゲゲの鬼太郎に慣れてしまったことも相まって
少しばかし違和感を覚えた。そりゃそうだ。
ヒーローものとして描かれていないからだ。
ある意味、原点回帰したともいえる。慣れとは本当に恐ろしい物だ…。
そういった理由から、こちらの鬼太郎は弱い存在として描かれている。
髪の毛針攻撃やチャンチャンコ攻撃、下駄攻撃といった
戦闘シーンは一切ないため、アクションは期待しないほうがいい。

従来(?)の鬼太郎とは違い、腹黒さが強調されているのも大きな特徴だ。
金儲けだけでは飽き足らず、借金の取り立ても行う。
女好きの一面があったりもする。仕舞には、人間まで
見捨てるのだ。恐れ入ったぜ。

ただ、水神回の鬼太郎はあまり好きではなかった。
鬼太郎が余計なことをしてしまったせいで、周囲の町が
水神によって崩壊してしまったのだ。
しかも、鬼太郎自身も追われる身に。
一度危機的状況に陥ったものの、ねずみ男から提案を持ちかけられる。
人質付きの条件で。気持ちは分かるが、さすがにプライドが
高すぎではないかね。もう一人の鬼太郎や目玉おやじの方が
余程賢いと見える。あそこで目玉おやじがとっさの判断を
していなければ、とっくに地獄行きであっただろう。
目玉おやじが子供想いの父親で本当に良かった。
もういっその事、目玉おやじが主人公でいいやと
思ってしまった。私が墓場鬼太郎の中で
一番好きなキャラクターになった瞬間ともいえる。

意外と社会風刺が強い作品でもある。物価の上昇は
妖怪にも悪影響を及ぼすようで、生活にとても
苦労している姿も見受けられた。しかも、人権や生活保護と
いった言葉まで登場してくる。当時の社会情勢がどんなものだったのか
想像しやすい。妖怪なら、人間よりも早くに理解しているのだろう。
まあ、人間と同じ場所で暮らしているから
仕方ないことなのだが。深く考えさせられた。

音楽に関しては、相性があるような気がする。
OPとEDはありだと思うが、従来のOP、EDの方が自分は好きらしい。
何度も聞きたくなるほどではなかった。

個人的にはとても楽しむことができた。良作だと思う。

投稿 : 2018/01/29
閲覧 : 283
サンキュー:

16

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

鬼太郎がいいキャラクターしてる。鬼太郎以外の妖怪も個性的で面白かった。
主題歌もよかった。OPの映像がアメコミみたいなのもなんか面白い。

投稿 : 2017/09/14
閲覧 : 226
サンキュー:

5

すねこすり さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

価値ある作品

野沢雅子さんと大塚周夫さんの見事な掛け合い
が一番の見どころではないかと思います。
本当に唯一無二でした。
それが観れただけで大満足です!

作画や音楽もセンスが良かったと思います。

退屈と感じる方も居るかも知れませんが、
個人的に大好きな作品です。

投稿 : 2017/08/02
閲覧 : 235
サンキュー:

5

ネタバレ

古酒(クース さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

墓場鬼太郎

水木先生はきっと妖怪になったのダ・・

こちらの作品は、ゲゲゲのほうではなく、貸本時代の頃の鬼太郎。
ヒーローとして描かれているゲゲゲも好きだが、
この頃の鬼太郎も味があって良い。

世知辛い、貸本時代の
水木先生の気持ちがよく出ているんじゃないかしら

鬼太郎は妖怪の目線で人間を見ているだけ。
人間の面白いところや、恐ろしい部分をクールな目線で。

私は、商業誌が一般的になった世代の生まれで、
貸本時代の作家の事はよくわかっていない

だから、水木先生の事は他の漫画家、普通の漫画家とは
違う雰囲気を持った漫画家と言う印象であり、特別なのである。

この人を避けて漫画を語るのは、どうなのかな?

初期の鬼太郎をご覧あれ。

投稿 : 2017/04/01
閲覧 : 256
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7

ネタバレ

夜木 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

鬼太郎の声優が野沢さんとの事で視聴してみた。

作画の癖は強いけど、作風に合ってる。
全11話で中盤までの話は、観れる内容だったが、後半は微妙。

ゲゲゲの鬼太郎の過去の話で この頃の鬼太郎は不気味なだけで弱い

おやじは鬼太郎依存症だが優秀

すきなシーン
{netabare}
K「ごめんくださーい ・・・留守か あっ!柿! いただいてこ」{/netabare}

投稿 : 2016/05/11
閲覧 : 303
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2

もちグマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なぜか元気になりました

鬼太郎能力ないし、頭もあんまりよろしくない
正義の味方でもない
けど、色々あるけど人間社会も面白いよニッヒッヒッって感じで面白かったです

なんで元気になったんだろw

目玉の親父がけなげでかわいいです

投稿 : 2015/08/02
閲覧 : 229
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2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

鬼太郎の誕生

墓場鬼太郎。ワタシはゲゲゲしか見たことがないし、ゲゲゲが好きだったはずが、こちらが本物であると直感ですぐ感じ取れたし、これが鬼太郎だ!だなんて、当時見ていて思い出したかのような補正まで付く始末。何と言うか自分のような下賤なにわかが、物差しで計っていいのか、これはどれだけ掘り続ければ底があるのだろう、だなんて大層な妄想まで浮かんでくる。

ゲゲゲの方は人間の味方でヒーローの妖怪だったのに対し、墓場では、まず鬼太郎が墓から生まれる瞬間から物語は始まる。この誕生は歴史的にも、映像としても、色んな付加価値がついてくるであろう瞬間で、まさに鬼太郎が百鬼夜行を連れているかのよう。(大袈裟)

ただ、本作。鬼太郎の中の人が野沢雅子さんで、「お父さん」と目玉の親父に言うセリフから始まり、どうしても、いや多分ドラゴンボールを観ていた誰もが悪い悟飯君が喋ってる声色に聞こえるハズ。こんな声聞いたらチチが「不良になっちゃた」と言うどころか目玉が飛び出て、目玉のおかんになるでしょう(寒)

それましたが、こちらの世界では鬼太郎は人間の学校に通っているようで、おばけの学校はございません。人間の味方でもない。むしろ鬼太郎に関わった人は不幸になり、その様を嘲笑し「父さん、人間っておもしろいですねぇ」とぼやく始末。善悪も何もなく不気味に、ただただ楽しく。

高度成長期をわざわざ舞台にした墓場鬼太郎。「楽して、ぐうたらに生きる」を座右の銘にしている水木しげる氏の自叙伝に私は思えてならない。OP曲「電気グルーヴ」ED曲「中川翔子」と言う誰得を狙っているのか不気味なキャスティングも、これまた墓場鬼太郎なのでしょう。

投稿 : 2015/01/29
閲覧 : 368

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

墓場鬼太郎が私にとっての鬼太郎

ゲゲゲの鬼太郎のアニメを見たとき
違う!と思って見れませんでした。
特に最近のは可愛くされてて
全く別ものという認識です。

私が小学校3年生まで奇跡的に貸本屋というのが残っていたのです。
古本屋兼用だったのですが、貸本屋の本は
貸本専門の本で、市販で売ってるような漫画を扱ってるのは
貸本屋でもちょっと違うのです。

主にガロ系の作家さんが多く
貸本漫画を描く専門の方がいらっしゃったのです。
規制というものもなく、グロやアングラ系カルト系が多かったように思います。

墓場鬼太郎にあったのは小学校1年生の時。
むさぼるように読みました。
今のような綺麗な鬼太郎ではなく
どっちかというと腹黒い。

アニメも中々色使いなどもおどろおどろしく作ってありますが
白黒の漫画の強烈なインパクトは水木さんの真骨頂かと。

墓場鬼太郎が出てくるまで、ゲゲゲが苦手でした。
私の中では鬼太郎といえば、墓場鬼太郎なのです。

私の同級生に聞いても、いつの時代の生まれだよwとつっこまれるんですが
近場の小さな公園に紙芝居もきてたのです。
駄菓子を買って紙芝居を見るというシステムですが
水飴を練って白くするのに夢中になり
紙芝居の内容は正直ウロです。
小学校低学年まで、そのおじさんは見かけたのですが
いつの間にやら来なくなられてしまい
今考えると、何と勿体ない事かと。

少女椿も、元々は紙芝居だったのです。
紙芝居の世界もあなどれないのですよ…

投稿 : 2014/11/24
閲覧 : 421
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43

とっとろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

水木しげるの独特の世界観

私は水木しげる先生が大好きなのでかなりえこひいきで評価しました。
が、それを差し引いても見る価値がある作品だと思います。

なぜならこれが貴重な作品だから。
数十年前の貸し本が現代のアニメに蘇るなんて普通じゃあ絶対にありえない。

是非、水木ワールドに浸ってもらいたい!


田の中さん本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

投稿 : 2014/09/19
閲覧 : 208
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3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:----

笑ワない キタロー

木版画のような画面で描かれる、原作に近い鬼太郎。どことなくうらぶれて小物感の漂う、憎めない鬼太郎でした。


現代の鬼太郎の便利屋のような、ビルの立つ明るい街をゆくヒロイックさとか、時事問題を絡めたりといった器用さは、ないですね。夢子ちゃん的な、現代っ子との中和役も出てこない。
闇を残す昭和の、湿った日陰に生きる鬼太郎。

と言っても、あんまり、暗くはないかな。仕方なしにも暗がりから生まれてもスンナリ馴染み、段々目が慣れて暗い中の薄明るい陰影がよく読み取れるようになる感じというか。
子供と観るのに抵抗はない。

(ファミリー劇場の一挙放送、休日だったので子供も一緒になって、深夜1時まで観てしまいました^^; 子供の夜更かしは、ダメですね。)


救われなくても、そうか…どうしてかな?と首を傾げる余裕のある、水木ワールドらしい気の抜けた、ひょうひょうとしたところも活きていました。



救いのない湿り気のある闇でいえば「笑ゥせぇるすまん」などのほうが、よっぽど…ですね。人々が強く光を求め、その分闇も強くあたる。


以前、新聞の高度経済成長を振り返った特集で、妖怪研究者談「1965年を境に、妖怪の目撃談が極端に減った…」というのが興味深かったです。

闇や妖怪はどこに行ったのでしょう。別のところに隠れ出したのでしょうか…
そう、あなたのそばに〜〜
オーッホッホッホッ(喪黒)


(1時まで観ていたわりには、子供は普通のゲゲゲ風味の鬼太郎の方が好きと言っていました。まぁ、お子様ですからな。)

投稿 : 2014/03/23
閲覧 : 479

糖尿猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

目玉おやじ「お前の顔じゃ無理じゃ」

原作既読です。

鬼太郎シリーズではありますが、【ゲゲゲの鬼太郎】ではないのでOPから既に違います。

今までの1~5期の鬼太郎で映像化されていない(OVAでならあったはず)鬼太郎の生誕秘話から第一話が始まります。

人間を小馬鹿にした態度、大手の会社に俺を雇えよ!といきなり言ったり、ねずみ男と金を取り合う鬼太郎。
世話になった男を見捨てて、じゃ!と自分だけ逃げる鬼太郎。

絶対にヒーローではあり得ない鬼太郎の姿が見れます!!
怖く・・・はないですね。
鬼太郎がケケケと笑う声が多少不気味に感じる位です。

吸血鬼ジョニーの話がとても好きなので見れてよかったー!
ブリガドーンの話では、放送コードの関係で名前を変えられてしまった高僧チ○○様。

まぁ当然ですかね;
(4期の鬼太郎は妖怪チ○○がで堂々とでてたのに・・・。しかも映画で!)

メイン3人の声優さんが1~2期と同じだったこともあって終始安定して見れました。
ただ、寝子の声にしょこたん起用はちょっと残念・・・。

投稿 : 2014/03/14
閲覧 : 386
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2

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

誰が政治しとるのか(10グラム増量)

自分に正直な鬼太郎が周囲の人間を不幸に巻き込みながらもたくましく生きていくお話。

有名なほうの綺麗な鬼太郎が子供向けとすればこちらは完全に大人向け。無論エロスがあるからという理由ではない。
あっても誰が得すると言うのか。

この作品は本当に×3是非見て頂きたい。まさに傑作、奇作、怪作、臭作なのだ。

まず作風だがとにかく全体的に暗く重い。
なによりこの鬼太郎というキャラ自体を受け付けない。嫌悪する人も相当いるんじゃないかと思う。
それほどこっちの鬼太郎の言動は割りと酷いものが多いように感じた。
笑いかたがまた感情を逆なでしてくれる。守りたいその笑顔ならぬ殴りたいその笑顔である。

ネタバレは避けたいんで詳しくは書かないが特に中盤辺りだったと思うがこの鬼太郎がとんでもない行動を取りやがる。
さすがの自分もあれにはドン引きしたのを覚えている。画面の前で一人で立腹していたのを思い出す。
純真な子供に見せたなら脳裏に焼きついて今後綺麗な鬼太郎ですら楽しめなくなるかもしれないから要注意。
だが、だからと言って悪だという感じではなく単純に自分に正直なだけなんだろう。

そして見所だが・・。
味のある絵柄。(賛否別れる)
微妙に各話が繋がってたりする非常に上手い構成。個性溢れる登場人物たち。全11話と手軽に見れる上にテンポも良好。
ざっと上げればこんなとこか。
この鬼太郎や絵柄に抵抗さえ無ければ止められない止まらないかっぱえびせん状態になるだろう。
なにより会話のやり取りが地味に面白い。センスを感じる。
元より万人に受けようなどとは微塵も思ってなさそうなその独特な作風がまた魅かれる。
退かぬ!媚びぬ!省みぬ!を体現して見せたようなその姿には一種の憧れまでは抱かない。

有名な鬼太郎がご存知鬼太郎ファミリー引き連れて人間に害なす妖怪を退治するヒーローものとすればこっちの鬼太郎は戦後日本を汚く腹黒くある意味では真っ直ぐに生き抜いて行く妙に人間臭い鬼太郎の物語。
当然鬼太郎ファミリーなどいるわけもなくいるのは鬼太郎の心の友ねずみ男くらいだ。後は目玉親父ね。
しかしこの鬼太郎が後にあの綺麗な鬼太郎になるとは・・人間いや幽霊族も変われば変わるもんだ。

万人受けは絶対しないだろうから名作と言っていいものかどうか迷うけど自分の中では名作。もっと知られるべき作品。
ちなみにこの鬼太郎。悲しいまでに弱いんで妖怪バトルものを期待したらダメよ。

投稿 : 2014/02/18
閲覧 : 827
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45

mikosaya さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

評価8

投稿 : 2014/01/15
閲覧 : 295
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0

ネタバレ

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい

鬼太郎の良い意味での真の姿って感じがします。

オススメする作品のひとつです。

投稿 : 2013/11/26
閲覧 : 228
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

ゲゲゲの鬼太郎とは違う雰囲気。
ちょっと紙芝居みたいな昔感があった。
物語もポジティブではない。
妖怪たちの癖がある感じが好きですごくハマる。
音楽も良かった。

投稿 : 2013/08/14
閲覧 : 214

スラマッパギ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

テレビでやれる限界

まぁ貸本鬼太郎なんてテレビでどこまでできるかと思って観ると結構雰囲気よかったです。
鬼太郎の声は野沢雅子さんでハマらないわけないので無難なキャストです。

あとは電気グルーヴがOP曲を担当していてそれだけで評価4ですね。
じつは『モノノケダンス』のPVの方も出来がいいのだ!

個人的には『墓場鬼太郎』の代筆をしていた竹内寛行先生の作画で表現して欲しかった。(無理)

投稿 : 2013/07/30
閲覧 : 303
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1

dako さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おもしろかった

キタロウが人のように欲深くて面白かった

投稿 : 2013/07/11
閲覧 : 246
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1

らしたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原点。しかし懐古趣味ではない。

原点といもうべき鬼太郎。全11話。

自分は第三期(吉幾三の主題歌のやつね)の世代だが、腹黒くて俗物根性たっぷりな墓場鬼太郎にすっかり魅せられてしまった。

声優も[鬼太郎:野沢雅子][ねずみ男:大塚周夫]と第二期までを担当した声優陣を起用。戸田恵子の鬼太郎が無害な優等生クンだとすると、野沢雅子のそれは災いを呼ぶ妖異そのもの。こ憎たらしいったらありゃしない。くのクソガキ最高だ。

彩度をおさえた背景に劇画調のキャラ作画という雰囲気満点の美術面も素晴らしい。どこか調子の外れた独特の社会描写がたまらなく魅力的。

深夜枠(ノイタミナ)放送だが視聴率も良かったようだ。週の疲れがピークに達する頃合、おっさんたちがひそかな愉しみとしてビール片手に観てたのだろうか。

皆それぞれ自身が初めて触れた鬼太郎シリーズに思い入れがあるのだろうが、偏見を持たずにぜひ観てもらいたい作品。ただの懐古趣味だろうといって切り捨ててしまうにはあまりにも惜しい佳作である。

アメコミ調のOPも非常に斬新。EDテーマは中川翔子。

投稿 : 2013/05/13
閲覧 : 329
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5

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

元祖鬼太郎。予想以上の面白さ

ゲゲゲの鬼太郎の元になったお話。
60年以上前の作品なので、原作未読。


……予想外のおもしろさでした。

正義のヒーローなゲゲゲの鬼太郎とは違い、人間とは異なった価値観をもつ「妖怪」な鬼太郎。
命の恩人? だからどうした? 用が済んだらさようなら。
金の話にはぴょんと飛びつく鬼太郎さん。

鬼太郎・目玉の親父・ねずみ男などが繰り広げるシュールな会話、救われないモブキャラたち。

基本は1話完結なので見やすいと思います。

OPでは、貸本漫画時代のカットが見られます。
一度原点に戻ってみてはいかがでしょうか。


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目玉の親父、もとい、鬼太郎の歴史


原点をたどると、1933年頃に紙芝居作者の伊藤正美という方が作った「ハカバ奇太郎」という作品に突き当たります。
カタカナだったという説もありますが、「鬼」ではないんですね。

その後1954年、水木しげるが、原作者の承諾を得て、紙芝居を貸本マンガという形で本にしたのが始まり。

「蛇人」という作品で設定が、「空手鬼太郎」という作品で、始めて目玉の親父が登場したとのことです。
実に20年以上にわたって鬼太郎には親父が居なかったわけですね…。
かわいそうな目玉。

それはさておき、

その設定を元にして、水木しげるが1960年頃に貸本マンガとして、あらためて書き起こしたのが「墓場鬼太郎」。

紆余曲折を経ながらも、1965年に「ゲゲゲの鬼太郎」として連載開始、1968年にアニメ化されました。

1965年~の連載作品、これが1期にあたります。

当時は「墓場」という言葉に問題があったのか、「ゲゲゲ」に改名。
ゲゲゲの語源は、水木しげるの「しげる」が「げげる」に聞こえたから、と言われています。
また、アニメ化された頃には内容も子供向けのヒーローものになっていたそうです。

つまり、シュールな主人公としての鬼太郎が活躍するこの「墓場鬼太郎」というアニメは、1960~1964年頃に描かれた「ゲゲゲの鬼太郎 零」とも呼べる存在なわけです。

声の出演も、時代を考えて「ゲゲゲの鬼太郎」の1期スタッフに合わされています。

1968年のアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」キャスト
鬼太郎:野沢雅子
目玉:田の中勇
ねずみ男:大塚周夫

2008年のアニメ「墓場鬼太郎」キャスト
鬼太郎:野沢雅子
目玉:田の中勇
ねずみ男:大塚周夫


深夜アニメとしては異例の、平均視聴率5.0%をマークしているそうです。
アニメをほとんど見てこなかった私も、この作品はリアルタイムで視聴していました。

あにこれでも、もっと知られて欲しい作品です。

投稿 : 2013/05/05
閲覧 : 746
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43

ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

真の鬼太郎ここに在り。

本作は水木しげるの「墓場鬼太郎」を原作に「ノイタミナ」枠で制作された。「ゲゲゲの鬼太郎」における鬼太郎とは正反対の本来の鬼太郎を観る事が出来る。
現在、角川文庫から刊行されている貸本(レンタル本)時代の作品を元に、原作に忠実に映像化されている。
声優も1期(1960年代)、2期(1970年代)で鬼太郎・ねずみ男を演じた野沢雅子、大塚周夫が当時と同じ役を演じた。
本作の狙いとして全5期の鬼太郎シリーズにおけるプロローグ的位置付けがあったと思う。
「ゲゲゲの鬼太郎」のゲゲゲは、水木しげるが講談社での連載を開始した際に、「墓場」では載せられないとの注文から、
水木しげるのあだ名「ゲゲ」を元にゲゲゲの鬼太郎という名称になった。何故あだ名がゲゲなのかは諸説あるが、
水木しげるが幼い時分、しげるをゲゲると発音したという説が有力だ。
尚、本作は全「ゲゲゲの鬼太郎」共通のOP「ゲゲゲの鬼太郎」が使用されていない。
水木しげる作品本来のダークな鬼太郎が大変好感。
深夜枠ながら高視聴率を維持したらしい。

あらすじ
{netabare}
時は昭和30年代―。終戦から10年が経ち高度経済成長が急加速で進む中、富む者は富んだが、社会の底辺では泥まみれになりながらも日々を生き抜いている人々が溢れていた。
そんな社会に幽霊族最後の生き残りとして墓の中から生まれてきた鬼太郎。
地獄とは?この世とは?生きる幸福を考察し尽くした水木しげるの哲学に立ち戻り、元祖・鬼太郎が人間を笑い飛ばし、生きる喜びを謳いあげていく。
{/netabare}

感想
{netabare}
放送倫理の観点から原作とは若干の違いが有るものの、ほぼ原作に忠実に再現されており、ダークな鬼太郎を十二分に満喫することが出来た。音楽も作風にマッチした選曲で大変芳しく、作画も原作の雰囲気が感じられ、原作ファンをも魅了する仕上がりには感服する。
特筆すべきは、本作の鬼太郎は従来の鬼太郎とは比較にならないほど正義感の欠片も無く、戦闘能力に乏しい存在である。人間を地獄送りにしたり、育ての親である水木を見殺しにしたりした。髪の毛針やリモコン下駄なども当然使えず、
そもそも戦闘をしようとしない。敵の妖怪に操られてしまう程である。
その代わりといっては何だが、薄気味悪さ、狡猾さは従来の作品に見られなかった点だ。水神を目覚めさせる様子は、ねずみ男以上のトラブルメーカーである。
ねずみ男が善人に思えてくるような本作の鬼太郎であるが、
これが本来の鬼太郎であり、本来の水木作品である。
本作の鬼太郎像は大変魅力的で何度見ても飽きない。

水木しげる作品の特徴として、「幸福」の考察がある。
本作は、ゲゲゲの鬼太郎には無かったこの「幸福」というテーマが見え隠れしている。昭和30年代という時代の中で、
幸福に生きるとはどういうことなのか、現代に繋がるこのテーマを十分堪能して欲しい。
興味があれば、是非他の水木しげる作品を読んで欲しいと思う。
{/netabare}

今までゲゲゲの鬼太郎を視聴したことがある方は、是非本来の鬼太郎の姿、水木しげる作品の醍醐味を堪能して欲しい。
ゲゲゲの鬼太郎を見たことが無い方でも、ホラー作品として、一風変わった面白さを味わうことが出来る。
是非、視聴して欲しい。

投稿 : 2013/04/22
閲覧 : 441
サンキュー:

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墓場鬼太郎のストーリー・あらすじ

時は昭和30年代―。終戦から10年が経ち高度経済成長が急加速で進む中、富む者は富んだが、社会の底辺では泥まみれになりながらも日々を生き抜いている人々が溢れていた。
そんな社会に幽霊族最後の生き残りとして墓の中から生まれてきた鬼太郎。
地獄とは?この世とは?生きる幸福を考察し尽くした水木しげるの哲学に立ち戻り、元祖・鬼太郎が人間を笑い飛ばし、生きる喜びを謳いあげていく。(TVアニメ動画『墓場鬼太郎』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2008年冬アニメ
制作会社
東映アニメーション
公式サイト
www.toei-anim.co.jp/tv/hakaba/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%82%B2%E3%82%B2%E3%81%AE%E9%AC%BC%E5%A4%AA%...
主題歌
≪OP≫電気グルーヴ『モノノケダンス』≪ED≫中川翔子『snow tears』

声優・キャラクター

野沢雅子、田の中勇、大塚周夫、大川透、鈴木れい子、郷里大輔、真山亜子、堀秀行、大友龍三郎、ピエール瀧、中川翔子

スタッフ

原作:水木しげる、 シリーズ構成:成田良美、シリーズディレクター:地岡公俊、キャラクターデザイン・総作画監督:山室直儀、美術ボード:倉橋隆、美術設定:本間禎章、色彩設計:辻田邦夫、CGディレクター:森田信廣、音楽:和田薫

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