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「紅-kurenai-(TVアニメ動画)」

総合得点
70.4
感想・評価
734
棚に入れた
4434
ランキング
1528
★★★★☆ 3.7 (734)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.9

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☆の総合評価
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紅-kurenai-の感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

悠木碧伝説ここに爆誕!。楽しくてやがて悲しき祭りかな、それでも人生は続く。

 もはや日本声優界のトップクラスに位置する悠木さん。本作が初主演作品だが、某花澤さんとは大違いの半端ない演技力!(ちなみに花澤さんのが好きです)。もう一人の主演みゆきちも、器用だから最近便利使いされ過ぎな気もするのが本作みたいに少年、或いは少年ぽさがあるキャラのが合ってる気がする。


 本作は地味めな作風で、キャラデザもリアルめで、終盤くらいしか大きな事態は起こらない。主人公の真紅郎はハーレム状態で周りは女性だらけだが、都合の良い羨ましい感じが全くなくてどちらかといえば不憫な感じである。


 しかし、本作は一周後に見直しても実に味わい深くて、ちょっとしたことでもジーンと胸を打つものがある。周りの女の人達も主人公に都合の良い人形ではなく、駄目で侘しいながらも地に足のついた愛おしさがある。これぞダメ人間萌え!。


 彼等のとの一瞬一瞬、そして紫と真紅郎の小さな幸せが確かにあるほんの短い日々が結末を知るとより胸に響くものになる。1クールという短い時間であることが逆に切ないほどの輝きになっている。


 そして、結末も物語内で全て解決!バンザイ〜な嘘臭さになってないのも本作らしい。しかし、だからといって絶望エンドではなく、希望が残されて終わるのが本作の誠実さの現れであると言いたい。


 人生がそうであるように、物語も我々が見てないところでも続いていく。「大切なことは、コマとコマの間にあるのね」(映画「スーパー」より)。切り取った時間だけが全てではなく、彼等はこの後も生き続けることを感じさせてくれるラストは、苦さがありつつもそれだけじゃない余韻がある。


 「うさぎドロップ」のリンちゃんもそうだが、キャラデザ的にも性格的にも、はい!ロリコンに媚びましたみたいなあざとすぎるキャラよりずっと生き生きとしたところがあってよろしい。体型のリアル七歳児な感じや、服を着たり脱いだりする動きでもちゃんと考えてやっているのも嬉しい。


 とりあえず、悠木さんの軌跡を追いたい人なら必見の作品なのでオススメです。

投稿 : 2024/02/26
閲覧 : 622
サンキュー:

22

ネタバレ

ナオ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ラノベ原作のバトルアニメ

1クールですがしっかりとした内容で面白かったです。もっと評価されるべきだと思います。バトルが好きな人におすすめ!

投稿 : 2023/07/02
閲覧 : 323
サンキュー:

2

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

この作品に付いては九鳳院紫という7歳の女の子を当時は新人だった悠木碧さんが演じてた事は印象に残ってますが、
ただ本作のストーリー自体はそれほど印象に残ってる物はなく
この作品どちらかと言えば前半の日常パートが多い時が楽しめて
逆に後半のシリアスが増えて来ると微妙な内容でした

【評価】

55点・1B級

投稿 : 2023/01/31
閲覧 : 94
サンキュー:

0

うぐいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何回観ても面白い系

楽しみに観始めたら観たことあるやつだったというありがちなやつ。
あにこれにレヴューし始めたのもこれを防ぐため。
キャラ絵が流行りに流されず独特なため、今でも古さを感じないで観られるのも良い点だと思う。目が顔の半分ぐらいの大きさだったりするとロリ顔でも正直疲れる。

投稿 : 2021/05/30
閲覧 : 292
サンキュー:

2

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

『電波的な彼女』を先に知ったから少し驚いた

ovaの『電波的な彼女』を先に知ったから、前半のほのぼのな感じに驚いた。
最初『電波的な彼女』がスピンオフで、この作品が本編だと思ってたけど、ただ世界観を共有してるだけの別作品で、しかも原作としてはあっちの方が先だったのか。


キャラデザどっかで観たことあるなって思って調べたけど、『レッドガーデン』の人と同じだった。真九郎とか紫はあまり似てないけど、闇絵さんとか紅香とか大人キャラは結構似てるな。



もっと戦闘に重きを置いた作品かと思ったから拍子抜けではあったけど暇つぶし程度には楽しめた。ただストーリーとして陰謀や黒幕や事件性があるわけじゃないから、人に薦めるには少し物足りない。

投稿 : 2021/03/20
閲覧 : 258
サンキュー:

0

tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 2.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

異色な物語で人間の悪い「性」(さが)丸出し

私の住んでいるところも田舎なので
平安時代までの近親相姦とまではいかないまでも

従兄妹婚つまり,いわば,いとこ
同士で結婚することが一昔前まで
結構ありました。

家名や門地,財産を守るためです。

九鳳院紫も同じ境遇で
気の毒でした。でも違う形で
自分の家の仕来たりに挑戦するという決心は
7歳の子にして,しっかりしすぎだなと思いました。

外界での楽しそうな日々は日常物の
アニメ顔負けの様相を見せてもらいました。

女性蔑視が基本を流れているような作品
で女性の観点で見るとあきれる作品なのかもしれません。

紅真九郎かっこいいけれど,紫と同レベルの精神年齢ですね。
紫は7歳とは思えない言動に感動してしまいます。
ロリコン物では決してない主義主張を感じます。

沢城みゆき・悠木碧と豪華な声優陣でよかったのですが
OPが内容に合っていないのと,

消化不良をおこす終わり方で,もう少しすっきりした
終わり方はできなかったのでしょうか。

余韻はありましたが・・・

あとアフレコでないプレスコ作品だそうで,
アニメの口元にどうしても注意が行ってしまいました。

投稿 : 2020/06/28
閲覧 : 387
サンキュー:

4

ネタバレ

りゅぅぞぅ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

原作は見ていない 第6話は数々のアニメが見た僕が言える 謎のミュージカル回(゚Д゚;)

 ジャンル 謎のアニメ


 ストーリー

 囚われの身的なちびっ子:むらさきを連れ出して

逃走した師:ベニカ

 師がむらさきを託したのは弟子のシンクロウ

そんな弟子:シンクロウ と ムラサキちゃんのお話し



 物語

 ちびっこ と 高校生の 日常生活なんだけど

後半から ちびっこをとりもどせ編

 僕がみなさんに注目してほしいのは

第六話: 謎のミュージカル回

 なんだ・・・ この回はと思ってしまうお話し

ただ、声優にこういうことをやらせてみたかったんじゃと

思わざる思えない



 キャラ

 好きなキャラトップ3はなし


 
 感想

 んー、まぁ普通というアニメ

投稿 : 2018/06/10
閲覧 : 480
サンキュー:

5

darko2806 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

原作未読

さらっと調べて見たところ、原作とキャラ設定など差異があるもよう
12話完結なのだけど、正直2クールぐらいかけてじっくりやった方が絶対面白かったと思う
全体的に静かなムードで淡々と進む
OVA版も観たのだけど、そちらは割愛
個人的には作画含めてテレビ版の方が好きだった
ただ、原作を知っていたら違う評価になっただろうとも思う
派手なアクションやミステリアスな展開があるわけでもないし、本当に全編通して静かに進んでいく
面白かったけれど、やっぱりもう少し時間を掛けてじっくり描いてほしかった

投稿 : 2018/04/21
閲覧 : 358
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

自分用備忘録

自分が忘れっぽいため、後でどんなアニメだったか、見てどうだったかを思い出すための簡易的な記録としてレビュー機能を使っています。
なので読まれる際は、レビューにはなっていない事ふまえてお願いします・・・。
「あまりおもしろくない」等の否定的な事も書きますが、人権問題に触れていない限り作品自体を否定非難する事はまずないので、個人的な好き嫌いとして受け取ってください。


彼に教えてもらって見たため、全くの予備知識なし。
思った以上によかった、おもしろいっていうか、よかった。

アクションも好きだしストーリーも好きだし。
ホウジョウの技や、リンがリュウジをどう思っているか等もっと詳しく知りたいところはあるけれど、1クールとは思えない内容の濃さ。

レンジョウ、最初はただのクズだまだリュウジのほうがいさぎよいと思っていたけど最後のはよかった、最後だけよかった。

ベニカさんは最高。バラライカに並ぶほどかっこいい。

ホウジュがひな人形を抱いて死んだ理由が、まだ理解できていない。

とにかくよかった。これからOVAも見る。

あと、これをロリコンだと評すやつとは相容れない。これはロリコンじゃない。
そんな愛じゃない。
紫は尊い。つよい。

投稿 : 2017/10/18
閲覧 : 340

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

実は7歳の娘が一番大人でした。

原作は片山健太郎のライトノベル。 未読で視聴。


『どんな揉め事でも処理する「揉め事処理屋」を生業とする高校生「紅・真九郎(くれない・しんくろう)」。 そんな彼の元に、大財閥「九鳳院家(くほういんけ)」の世間知らずの7歳の令嬢「紫(むらさき)」の護衛を依頼する仕事が舞い込む。そして真九郎がその依頼を受け、自らが住む風呂すらないボロボロのアパート「五月雨壮(さつきそう)」で共同生活が開始される。やがて真九郎のみならずアパートの個性的な住人達と紫との交流が始まり徐々に絆が深まっていく。ところが・・・・。』 内容はこんな感じの全12話の物語です。これ以上はネタばれになるので言えません。


この作品の魅力を語る上で7歳の紫のパーソナリティは外せないでしょう。大財閥の令嬢で学校にも通わず隔離状態で育ったので口調は偉そうで何も知らない無知です。しかしその反面、正義感が強く人懐っこくて素直な一面を持っています。一言で言えば裏表の無い性格ですね。そのため五月雨壮の住人達からも可愛がられ、作品の中盤では真九郎や住民達が紫の保護者のようになってしまっています。つまり疑似家族化しているんですが、ほのぼの感が伝わってきて良い光景でした。


作品全体が和風な感じでまとめられていて、艶やかさがあって良かったです。ちなみに音楽はサントリー伊右衛門のCMみたいでした。


終わり方が安っぽい三文芝居みたいな展開になっちゃってちょっと残念でした。10話くらいまでは良かったんですがねぇ・・。終わり方が良ければ最高でした。

投稿 : 2017/03/26
閲覧 : 454
サンキュー:

16

ネタバレ

※アニをた獣医師() さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ムラサキの人生

この作品をみゆきちや悠木碧がやってることに気がついたときは驚いたし、だから見てみようと思った!
暗い雰囲気のアニメかもしれないけど、真九郎と紫がお互いに成長しあっていく姿は今のアニメにはあまりないものだから実に良い♪

ムラサキはシンクロウとであったことで、自分の家の縛りから解放されることができた。そして周りもそれにともない、変わっていくのが、嬉しく感じる。
切ないというか、ちょっとシリアスだけど、引き込まれると思うよ!

Madの開け放つ窓との相性はやばい

投稿 : 2017/02/08
閲覧 : 256
サンキュー:

7

DB さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

・・・すごい大団円だった。
なんだろう、全く説得力のない終わり方で脱力感だけが残った感じでした。全く現実感のない設定、登場人物、ストーリーでこんな作品ができあがりましたが、共感は難しかった。
史上最低のOPも必見と言えるかもw

投稿 : 2016/09/04
閲覧 : 270
サンキュー:

2

ネタバレ

HG anime さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ロリコンホイホイかと思いきやけっこう深い。

 九鳳院という世界的な名家のしきたりを巡る物語。そのしきたりとは、九鳳院家の者は近親相姦でしか子孫を残さず、九鳳院家の女は生まれたときから死ぬまで奥ノ院という場所に隔離されて子供を産ませるための道具のような扱いを受けることになるというもの。視聴後にwiki見て知ったんだけど、どうやら設定的には九鳳院家の者は遺伝子疾患により近親相姦でしか子を産めないらしい。アニメで述べられていないのか私がみおとしたのか分からないが、この設定はアニメを観てて気づかなかった。現実にこんな病気がありえるのか甚だ疑問だが、この設定の有無はけっこう重要ですね。現実のハプスブルク家みたいに財産の保護を目的に近親相姦で子孫を残していたわけじゃないってことだと分かる。でも近親相姦はやっぱり医学的によくないんだよなぁ・・・。紫ちゃんの子孫のあごがカール5世ばりにしゃくれだしたら私泣きますよ ಠ_ಠ
 7歳の九鳳院紫がほんと可愛い。7歳なのにかなり賢いですね。でもとても純粋で、日常のありふれた出来事に対して、思わず微笑んでしまうようなツッコミや感想をする。外の世界に連れ出したのは恋愛をさせるためだと紅香はいってたが、しっかり恋愛もしちゃってる。真九郎とのキスシーンよかった。恋愛以外も大切なことを外の世界でいっぱい学んだ彼女が最後に決めた生き方かっこいいね。
 
 
 作画はけっこういい。けっこうアクションシーンも多いが、かなりよくできてる。日常のシーンもいいし、そもそも人物の作画が私好み。

 
 そして声優が優秀だと思った。真九郎のCV沢城みゆきさん、紫のCV悠木碧さんが特に良かった。私は声優には疎いしあまり普段レビューでも言及しないけど、声優さんがこの作品の完成度にかなり貢献してると思うので少し書いておこうかな。2人ともけっこういろんな作品に出てますね。沢城みゆきさんは化物語の神原駿河やローゼンメイデンの真紅もやってて印象に強く残ってる。悠木碧さんもキノの旅のサクラやまどマギのまどかをやってたっけなぁ。CCさくらの主題歌プラチナもカバーされてて歌も上手くて好き。
 まぁ今後もあまりレビューで声優さんには言及しないと思うけど、最近やっと声で分かるような耳馴染みの声優さんができてきた。上手い人はうまいね。



 OVAについては観てない。全12話。第6話は正直いらない回だと思うが、全体的によくできてる。限りなく秀作にちかい良作ってかんじ。ふつうにおすすめできる作品だとおもう。ロリコンは絶対に観るべき(小声)

投稿 : 2016/08/02
閲覧 : 343
サンキュー:

8

ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

揉め事処理屋 紅真九郎と「ねこだ!」と喜ぶかわいい紫の物語

特殊過ぎる環境で育った7才の女の子の紫と、揉め事処理屋というこちらもまた特殊な仕事をしている高校生の真九郎の二人が主役の物語です。

初見から癖のあるキャラデザに戸惑い、沢城みゆきさん演ずる真九郎の女性的な声にも、7才にしては大人っぽい悠木碧さんの紫の声にも、軽くは無い違和感が感じられ、また序盤から結構ハードな暴力描写が見られたので、視聴するのがつらくなりそうでしたが、見ている内にキャラデザにも声にも慣れてきて、むしろ可愛く見え(慣れって恐ろしくも素晴らしい。)暴力描写についても、そういったシーンに割かれる時間がそれ以外のシーンと比べて、相対的に見れば僅かと分かりましたので、最後まで視聴する事が出来ました。全体的に見れば、真九郎と紫を中心とした、五月雨荘(アパートの名前)で暮らす住人たちの日常生活に主眼が置かれているアニメだと言えますが、後半になるにつれてドラマの展開も加速し、ハードな描写も増えて行く様に思いました。

日常の描写については、五月雨荘に住む闇絵さんや環(たまきと読む)が加わる会話の面白さも満点でしたが、やはり主人公の二人、世間知らずでワガママ放題の紫とお父さんの様な立ち位置の真九郎の関係が、アンバランスながらも、互いに相手を思いやったり歩み寄ったりで、見ていて微笑ましく感じました。生い立ちのせいか、7才にしてはあまりにも大人びた言動の目立つ紫ですが、窓の外の手すりを歩いてる猫を見て「ねこだ!」と言って駆け寄ったり、日本庭園の石像の亀を見て微笑みながら「かめだ‥」と言ったりするシーンなどは年相応の行動で、こういった描写を丁寧に描いている点についてはとても好感が持てました。(動物の姿を見ただけで、訳も無く嬉しさで満たされる子供って結構いると思います。)

作中に登場する真九郎以外の登場人物は殆どが女性なので、良くあるハーレムものと勘違いされそうですが、毛色は全く異なり、キャラの半分以上は真九郎に対して特別な感情は抱いていないようです。(それでもモテモテ)真九郎自身はと言うと、恋愛についてはかなり淡白な思考の持ち主で、女性から好意的な言葉を掛けられてもたじろがず、女性の気持ちを察する事もあまり得意ではない様に見えました。(原作を読んだ後では、誰かに愛される人間ではないと自分を卑下する絶望感がその原因の根底にある様に思えました。{netabare}原作ではその後、真九郎は段々と自分の存在意義を見出していき、不器用ではありますが、人を愛する事が出来る人間に成長していきます。{/netabare})

お屋敷の内装や日本庭園、くたびれた五月雨荘に至るまで、背景美術が非常に緻密で、場面によっては息を呑むほどの美しさでした。

オープニングとエンディングについてですが、ポップな映像と音楽は作品の落ち着いた雰囲気にそぐわず、調和が取れていない様に思えました。残念な事ですが、2話以降はいつも飛ばして見てしまいました。

アニメやラノベでは別段珍しい事ではありませんが、登場人物のネーミングセンスが奇抜で思い切りが良過ぎます。(特に紅真九郎。とても強そう!‥ではありますが、やっぱり紅三四郎が由来なのかなと思ったり思わなかったり)

※ラノベは「歪空の姫」まで、コミックスは全巻読了。真九朗君の心の暗部が描かれたラノベ1巻といい、続くギロチン、醜悪祭と、アニメで描き切れなかった点を補完する部分もありつつも、一方でアニメとは異なった人物描写や展開が描かれている部分も少なからずあり、全編に渡り興味深く読ませて頂きました。凄惨な描写が多く、無情な出来事が多いラノベ版が嘘の無い真実の話なのでしょうが、自分は甘い人間なので優しい表現の多い漫画版が一番のお気に入りになってしまいました。リンさんが最後まで登場する点が何よりも嬉しい。

ラノベ、漫画共に、たくさんの人の想いに支えられながらも、ずたずたに引き裂かれた心から一本の糸を紡ぎ出す様に、途切れそうになる命を必死に繋ぎ止めている真九朗君の生き様は、いつかアニメを再視聴する前に読んでおいて良かったと思える内容でした。

投稿 : 2016/06/06
閲覧 : 597
サンキュー:

17

ネタバレ

ポッチャマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

紫と真九郎の絆かな。

だいぶ原作とは違うようですが、面白かったです。原作ラノベも読んでみたい。いつか。。。
簡単に言うと、世間を知らないお嬢様を主人公が仕事として守る話。始めはもめごと処理の仕事のひとつにすぎないと思っていた真九郎も、そりゃ一緒に住んでいるから妹のように愛着もつくよね。だから家のしきたりに囚われている紫を外の世界に開放しようってはなし。
雰囲気は暗いかもしれないですが、僕はすぐに話に入り込めました。あと、プレスコなんですね。声優さんみんなすごいです!
なんかラノベ感のかけらもない作品だったけど、最後はふつうに感動しました。
{netabare}
「真九郎? そなたは紫が好きか?」

「夢をみていたよ
 二人でまた一緒に歩く夢を
 それは狭い道だったけど
 幸せで 安らかな
 すみれが咲いた坂道だったよ」
{/netabare}
いいよね。この終わり方。
紫が最初からしっかり者でそれでも子供らしいところはみていて和みます。
まわりの女性も変な人ばかりで面白かった。(6話は笑えますよw)
作画が少し不安定だけど気にならないなら、落ち着いた雰囲気なので観てはいかがですか。

投稿 : 2016/05/31
閲覧 : 297
サンキュー:

12

minisaku さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作とは違うが良い作品

あらすじ飛ばして感想いきます。 全12話+OVA2話です。

前評判では、あんまり評判がよくなかったので大丈夫かなって
心配だったんですが、見てみると普通に面白い!!

自分は原作既読なんですが、アニメだけなら全然アリな内容だと思います。
各話の日常シーンも十分面白いし、そういう描写が自分は好きでしたw

ただ、原作読んだ人間からすれば、内容の薄っぺらさは否めない。
設定とか結構違うトコ(かなりですがw)あったしね。

あと、設定の説明不足もあると思いますが、
これは原作もそうなので仕方ないww

個人的には、キャラデザや日常のほのぼのとしたコメディーも好きだし、
紫可愛いし、真紅朗の声も良かったし、最後もキレイに終わっているので
満足できました。

なんか原作ファンのヒイキが入ってる気が... すみませんww


まぁ見る前にネットで調べてみると原作ファンに散々言われてたけど、
アニメはアニメで良いと思います!!

シリアスな部分もありますが、それもこの作品の良い所でもありますし、
気軽に見れるのでアニメだと思うので、興味のあるヒトには
オススメです!!

投稿 : 2016/04/09
閲覧 : 361
サンキュー:

32

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

古風

古臭くしたのは敢えて何でしょうか、OVA版のキャラと作画の方が好み

投稿 : 2016/01/18
閲覧 : 235
サンキュー:

1

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ゲスすぎる禁断の一族と少女の決断

これラノベなんですか??? 見終えて一言、すげーアニメだったなぁ~です。

youtubeで聞いたOPが気に入り、予備知識なしで見始めたんですが、POPなOPのイメージとは真逆の作画&ドSなオジサンに虐げられる和服美人という波乱の幕開けに頭はパニック! 見るのを諦めようかと思いました(笑)

序盤はほのぼのムード、微笑ましいシーンが続いて心がほっこりするんですが、いよいよ佳境なクライマックスになるにつれて闇の部分が広がって心が重くなり、結末は それでいいんかい???? と頭をうなだれてしまいました。。。

物語は、高校生でありながらトラブル解決屋の一員として働く主人公に任されたのが7歳の少女の護衛でした。武術の心得もあり、ボディガードに抜擢されたわけです。

ただ、その少女の身元がやばかった。日本でも有数の財閥の娘で、その出自には大いなる秘密が隠されていたと。これは秘密というか禁忌というか禁断というか、一言でいえばゲスの極みなんですが(笑)

財閥一家の雇った殺し屋軍団みたいなのとの対戦もわくわくするようなバトルでもなく、見ていて重いというか超重いというか、そもそも家の廊下をベンツで自由に走れるほど広い家ってありなの?! みたいなツッコミ祭りです。

少女はとてもかわいらしいものの、とても7歳とは思えないしっかりした口調と人生の意義なんてのを語り始めると、この子、本当は17歳じゃないの???みたいな不自然さが残りました。

ただ、原作では、財閥一家のゲスぶりにさらに磨きがかかっているようで、ロリコンモンスターのお兄様のDVだとか、いろいろとアニメでは規制がかかると判断してカットされた模様。これは賢明な判断というしかないです。トホホ

投稿 : 2015/12/30
閲覧 : 327
サンキュー:

4

くたパン女神 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作とアニメ

アニメは万人向けですが、原作は男性向けです。

アニメの雰囲気が好きで当時何度も観てました
物語が好きというよりはキャラデザ、声優さんの演技と音楽に魅了されて
沢城さんの青年声がとても好きになりました。
黒田崇矢さんの声も大変渋くて魅力的です。


アニメを好きになってから原作を読みましたが別物でした...
原作は男性向けの描写があって、一冊読むだけで断念してしまいました

友人に紅が好き〜と言った時に大変に引かれた理由がよくわかります。

投稿 : 2015/11/16
閲覧 : 259
サンキュー:

8

てば さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作画が(´・Д・)」

原作未読ですが、壊滅的な‥。
だけど、面白いと思います☆
主人公の声は沢城みゆきさん。ヒロインは悠木碧さん。
沢城さんの男の声ヤバい( ´ ▽ ` )ノ
悠木さんの紫ちゃんもキャラにあっててよかった!
マンガは終わりのセラフの山本ヤマトさんらしいので読んでみたいです!

投稿 : 2015/11/05
閲覧 : 271
サンキュー:

3

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

主人公の性格にイラっとくる

揉め事処理屋で生計を立てている紅真九郎と、
真九郎の大先輩・柔沢紅香からの依頼で、
九鳳院紫という少女の護衛をする事になり一緒に生活をしていく話。

主人公が、自分の実力を過大評価し過ぎていて、
もっと大きな仕事がしたいと、柔沢紅香にお願いしたり、
仕事のミスをミスと受け入れない所やウジウジした性格など
観ていて結構ストレスだった。

逆に、九鳳院紫の方が、色々な面で成長していく姿が分かるので、
こっちが主人公の方がしっくりきた印象。

主要女性キャラが総じて主人公に甘いのもね…

投稿 : 2015/10/31
閲覧 : 321
サンキュー:

3

しまっちゃうおじ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こんな7歳児がいてたまるか!(動揺

原作未読です。

物語の内容が軽いものではないので全体的に暗いイメージがあります。

曇り、夜、冬と青空がなく寒々しい雰囲気です。

登場人物も抑揚の少ないキャラクターが多い気がします。

ですが、声優さんの演技力と表情の作画でキャラクターの喜怒哀楽がしっか

り表現できていて感心しました。

登場人物が主人公を除いてほとんどが女性でラノベ特有のハーレム状態です

が、テンプレ主人公の恋愛に鈍感なスタイルと女性陣の恋愛感情が強く描か

れていないのでそこまで嫌悪感は感じませんでした。(一部積極的なキャラ

クターはいます。)

今作の主人公は頼まれてもいないのに守っちゃう系です。個人的にこのタイ

プは自分が正しいと思った事は全て正しいと勘違いしがちで、偽善者に見え

てしまいあまり好かないタイプのキャラクターです。ですが、この作品の

「悪」が倫理的にも許されないものなので、納得してみることができまし

た。

世の中を知らないヒロインが世間ずれしていく中での、心情や考え方の変化

はあるものの、しっかりとしたバックボーンが伺え、とても好感が持てまし

た。

自分の中で好感の持てる幼女キャラクター上位です。

※性的な意味ではありません!

※性的な意味ではありません!

投稿 : 2015/10/24
閲覧 : 306
サンキュー:

4

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

原作の作画と若干違う

スクエアでやっていた作画(山本ヤマトさん)が好きだったため私としては残念

内容に関しては評価に負の要素はなかったが、続編は恐らく出ないであろう終わり方がチョット残念

原作の印象としては某エロゲーのような設定が好きだった

殺し屋とロリっ子

ごちそうさまです

投稿 : 2015/10/20
閲覧 : 267
サンキュー:

1

Yuyu さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

期待はずれ

主人公の腕から何か生え出した時から期待薄だと思ったけど、本当に期待はずれだった。

まず、あの骨は必要だったのか?

大財閥の存在はいい、そこら辺のゴロツキが拳銃を使っているのにラスボス共が格闘技ってなに?

ラストの懐柔も強引すぎやしないか。

世界観にも筋書きも変。

投稿 : 2015/10/14
閲覧 : 394
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0

MbsHL22207 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

似たような作品を私は知らない

一般的なアニメ視聴層の評価は恐らく合格点を超えてはいるが、良作かと言われるとそこまででは無い、といったところだろうか。
多少好みが分かれ、人によっては合格・良作・傑作と評価が分かれると思う。ただ、「駄作」だと評価する人はとても少ないはずだ。
視聴は時間の無駄では無く、何かしら心に残るものがある作品。


ストーリーについてはwikiなりを参照してください。
私はこの作品の独特の雰囲気を伝えられればなと思います。

終始暗い雰囲気か、多少明るい雰囲気程度を行ったり来たり。ハイテンションな雰囲気はほとんど無い。

設定とストーリー展開が絶妙で、現代日本にありそうだけど無さそうな現実的要素と非現実的要素の狭間のギリギリ境界を危なっかしげも無く、ある種の確固たる自信の下ズンズン進んでいく。
一歩踏み間違えれば一気に白けるのだけれど、その境界線ギリギリを攻めてくるのだ。すごいぞ原作者!

キャラクターの感情表現も常に冷静というか、演劇的な大声で叫ぶような感情表現はせず、早口で多少感情を持たせて捲くし立てたり、冷静に・そして食い気味に間髪入れず反論したりする。
思考や感情の描写などが細かく、各々のキャラの性格に一貫性がある(それが良い・悪いは別にして)ので、観ていて違和感を感じることは無くキャラクターに対する“表面上の”理解が容易。



上記のように、余りに独創的な内容・雰囲気なので似たような作品がすぐ出てこない。
「serial experiments lain」の様な、「エルフェンリート」の様な、だが何か違う。それも決定的に違う。
あえて挙げるなら「Phantom ~Requiem for the Phantom~」だろうか・・・。
行き着いた結論としては、“これはアニメじゃなくて映画の類だ”である。


ちなみに、ここからは私の好みの話になるのだけれど、
「紫」という少女がCV:悠木碧 なのだが、私の知る限り悠木さんの演じたキャラクターの中で1~2位を争うくらいにぴったりの役だった。
悠木碧の代表的な役はと聞かれたら「まどかor紫」と私は答える。

紫の喋り方は、力は無いが気高く振舞うおうと・自分を勇気付けようと結構強い口調を使うのだがその反面どこか不安があって影で怯えているようにも聞こえる口調、という相反する喋り方なのだ。
こんな声、悠木さんだからこそできたと今更ながらに思う。

投稿 : 2015/09/29
閲覧 : 388
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9

素振りをする素振り さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

本当は恐ろしい話をコミカルに表現

数年前からDVD&コミックを持っているんですが、今更レビュー書いてみます。いや、なんとなくw

この話を深く掘り下げて考察すると、とてつもなく恐ろしく惨憺たる内容なのですが、コミカルな演出が非常に良くできている為、コメディ要素あり&ダークな要素ありでとても面白い作品に仕上がっています。

コミック第3巻辺りの話を終盤のクライマックスシーンに持ってきています。ですので脚本は半分以上描かれてはいませんがこの設定は良かったと思います。

上記で書いた「掘り下げると惨憺たる内容」の部分なのですが、世界屈指の財閥である九鳳院家と呼ばれる家系は、代々否応なく近親交配により世代交代してきており、九鳳院家で生まれた女性は子を宿すことが出来る肉体年齢に達すると兄弟と契りを交わして子を宿し、奥の院と呼ばれる部屋へ閉じ込められた挙句、九鳳院家には存在しない者として扱われる点のことです。こんなことが許されてはいけませんよ。むしろ怒りを感じましたね。

・・・と言ってもまぁ、これ話なんですけどねwww

本来そうゆう暗い話を多く占めた内容なのですが、九鳳院家で生まれたまだ幼い『紫』を『揉め事処理屋』と呼ばれる職業のボスである『柔沢紅香』が『外の世界の自由』を与えるために救出し、揉め事処理屋見習いをやりながら自活する高校生の主人公『紅真九郎』と『五月雨荘』の愉快な仲間たちの元へ預け入れ、ドタバタしていて楽しい新たな生活が始まる。

コミカルな部分の醍醐味は、言わずと知れた第6話の『音痴なミュージカル』以外には考えられません。
まだ観ていない方は、ほかの話に興味が無くても6話だけでもいいのでご覧になってさい、爆笑すること間違いなしです。
・・・6話を観てしまったら全部見てしまうことは間違いなしですw

他に気に入っている部分は、裏十三家の一つである『崩月流』と呼ばれる戦闘術なのですが、あの独特な動きを一度見てしまうと脳裏から離れなくなります。しかも、普通の格闘アニメのようにのべつ幕なし格闘技を見せつけるようなものではなく、要所要所にちょっとだけ描かれてるのがとても気に入っています。
コミック最終話の戦闘のように、『え?なにそれwww 今の何?www』的な描写とも違っているので、かなり高評価です。

ヒロインは『夕乃』か『銀子』に分かれがちですが、ワタシは断然『闇絵』さんです(キリッw 
闇絵さんのような方がこの世に存在するのであれば是非とも友人になりたいものですw
・・・ここで『えーっ!?』と皆さんが発する声が私には聞こえますがw 闇絵さんはとても魅力的な女性ですw 

クライマックスシーンは上記に書いた格闘術が一瞬なのですが輝きます。
そしてひとまず全てが丸く収まりめでたしめでたし、、、といった感じでしょうか。

コミックを読んでいない方は、OVA1巻に登場する切彦ちゃんやルーシーメイは『ん?誰これ?』・・・みたいな感じになってしまうと思いますので、興味がある方はコミックも読んでください。アニメでは分からなかった部分が沢山描かれています。

・・・以上、レビューというより感想文でしたw

投稿 : 2015/08/25
閲覧 : 281
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5

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「誰かを守りたいという気持ちは、人を強くする。私はそう信じている。」

由緒ある家柄が絡む、ちょっと重たい空気の世界と、
ボロアパートの、決して裕福ではないけれど笑いの絶えない世界と。

片山憲太郎(「電波的な彼女」と同作者)によるラノベを原作とするアニメ。

全12話です。


● ストーリー
「揉め事処理屋」という闇アルバイトをしている
高校生・紅真九郎(くれない しんくろう)。

真九郎の住む五月雨荘(さみだれそう)に連れてこられたのは、
九鳳院紫(くほういん むらさき)という7歳の少女だった。

大財閥・九鳳院家の令嬢ゆえ、世間知らずなところが多い少女と、
一人暮らしで苦労が多い男子高校生が、
少しずつ絆を深め、運命に抗っていく物語。


1話からぐいぐい話が展開していくので、
必死に観ないと置いて行かれそうでした。

紫がアパートに馴染んでいく様子が描かれた後は、
しばらく平和な日常が続きます。

初め数話は重い空気を感じていたのに、
話数を重ねるたびに陽気でやりたい放題になっていく展開には、

思わず「この作品がわからない…。」と頭を抱えてしまいましたww
(主にミュージカル回wwww)

とある出来事をきっかけに物語は再び重苦しい雰囲気に戻るので、
ご安心を。笑


九鳳院家の裏側については、ちらほらと登場しますが、
後半になるまで詳しいことはほとんどわかりません。

もう少し早い段階で詳しいことがわかれば、
ストーリーにもっと感情移入できたように思うので、ちょっと残念です。

「なぜ昔からのしきたりってこうも異常なのかしら…。」
と思うような九鳳院家の裏側にはぞっとしますね。

これでも原作と設定を少し変え、柔らかくしているみたいですけれど。


物にも暮らしにも不自由はしないけれど、しきたりに縛られる九鳳院家。
物にも暮らしにも不自由ばかりだけれど、賑やかで自由な五月雨荘。

人は自分の居場所を簡単に変えることはできない。

だからこそ、その場所で「どう生きるのが幸せなのか」を
探し続けることが必要になるのだなあ。

人物たちを観ていると、そんなことを考えさせられました。


● キャラクター
この作品で注目すべきは、なんと言っても紫でしょう。

世間知らずでわがままなところは苦手ですが、
やはり子どもの天使のような明るさには癒されます(*´ω`*)

自分の運命を知り、受け入れ、戦おうとする姿は
どう考えてもスーパー7歳児なのですが(笑)、
そこはフィクションとして受け入れましょう。笑

ちなみに、紫を演じているのは悠木碧さん。
紫が初めてのヒロイン役だそうです。

7歳の女の子を等身大に演じられていて、
この頃から演技がお上手だったんだなーと聞き惚れてました^^


もう一人、この作品の主人公である真九郎(cv.沢城みゆき)。

面倒見が良くて、
困っている人を放っておけない世話焼きくんです。

見た目はかっこいいけれど、
臭い設定なのが残念ですwww

揉め事処理屋は力づくの解決が多いため、
殴る蹴るの暴力シーンも多いです。
苦手な人はご注意を。


● 音楽

【 OP「Love Jump」/ 栗林みな実 】

別作品かと焦るほど、
曲も映像も作品とはずいぶんテイストの違うOP。

曲自体は好きですよ♪
栗林さん好きだし^^


【 ED「crossing days」/ 新谷良子 】

こちらも作品の雰囲気とは異なり、
目の前が開けるような明るい曲。

テンポが心地よくて、こちらも好きです♪


8話だけカップリング曲の「手のひらの太陽」が使用されますが、
ストーリーとつながりがあるわけでもないし、
なぜ8話だけ違う曲が使用されたのか謎です。笑


● まとめ
ストーリーはつまらなくないし、
構成や設定もしっかりとしています。

ただ、個人的に好きかどうかと問われると微妙なところです。

紫の子どもらしさと、五月雨荘の明るい雰囲気は好きでしたが、
家柄の絡む重い展開は心にずっしりときました。

自分の好みには合わなかった…と言わざるを得ません^^;

物静かな雰囲気や、
ちょっと重めのストーリーが好きな人にはいいのかもしれません。

投稿 : 2015/08/21
閲覧 : 636
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29

ぽるもるL さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

強かったり弱かったりな主人公に苛々

序盤では「表の顔は虫も殺せなそうな優男だけど内面では正義感が強くて、裏では戦闘もめっちゃ強い」系な主人公を演出していてカッコいい感じだったのにも関わらず、ストーリーが進むにつれただのチキンでヘタレな半端野郎にしか見えなくなってきて苛々させられる。
もう女性陣全員でいっぺん主人公ぶん殴ってやれよと。

投稿 : 2015/08/06
閲覧 : 436
サンキュー:

1

ネタバレ

ちょっとななめ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最後が。。。

ラスト前話まで、とても面白い作品だった。

ただ、ラストの女児の選択とセリフが全く腑に落ちない。
確かに下界?に出て沢山の事を学び吸収したにせよ、テレビからの情報や限られた人間の中にいて、たった数カ月間でセリフ程の事が学べるとは到底思えない。
元々考えていた事とも思えず。。。
話数が足らなかったのかな。

それにしても、フィクションとは言え、なかなか胃のムカつきを覚える悪習だ。

投稿 : 2015/06/25
閲覧 : 361
サンキュー:

0

黄色のドラえもん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

声優の悠木さんの出世作になった作品です。主人公である真九郎がヒロインの紫ちゃんを助けるために奔走する姿が印象的でした。後から漫画も読みましたが、こちらもアニメとは展開が違っていて面白いのでおすすめです。

投稿 : 2015/06/15
閲覧 : 308
サンキュー:

5

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紅-kurenai-のストーリー・あらすじ

世の中は、嘘や矛盾でいっぱいだ。思春期の頃、誰も一度は通るこの言葉を今こそ見直したい。「紅」の魅力の一部はそんなところに秘められている。少年は高校生で揉め事処理屋。暗い生い立ち故に、愛想笑いで身を守り、普通に憧れている。が同時に、そんな自身と葛藤している。信じて埋め込んだ強さの象徴・・・それは本当の力なのか。少女は特異な大財閥の娘。運命を呪うことも、外の世界も知らない少女の瞳は実に真っ直ぐでそれを知らない。素直さ故に表出する彼女なりの正義・・・それは運命への反抗なのか。そして、少年と少女は出会った。(TVアニメ動画『紅-kurenai-』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2008年春アニメ
公式サイト
www.samidareso.com/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85_%28%E5%B0%8F%E8%AA%AC%29

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