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「プラネット・ウィズ(TVアニメ動画)」

総合得点
71.3
感想・評価
272
棚に入れた
970
ランキング
1328
★★★★☆ 3.6 (272)
物語
3.7
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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プラネット・ウィズの感想・評価はどうでしたか?

木村天祐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ロボット×宇宙人×超能力

面白いです。
非常にテンポ良いアニメでした。
12話だと短いくらいの内容で、内容が詰まってましたね。細かい設定を小出しにするだけで2クール保った内容だと思います。

自分の星を滅ぼされて、地球に来た宇宙人の男の子がサイキックパワーでロボに乗って戦う話です。まあ、それだけの話しではないんですが、それは自分自身で見るといいと思います。正直内容が1クールに詰まってて、ネタバレするにも長文になってしまうんですよ。とりあえず、いい感じに熱血しているアニメです。

マイナス点は特に見当たらないですね。
ストーリー的にも、悪役の感性も、星が滅んだ理由もなるほどって思いましたし、主人公が許せた理由も当然だよねって感じました。自分の星の人間のせいですからね。まあよく考えたら、いじめっ子してたら第三者(個人)にフルボッコにされて滅んだとか、お笑い侵略者ですけど。
あえて言うなら、メカニックデザインの等身が低いことかな?一昔前のコミックボンボンとかに出てきそうな等身の低いロボでしたね。
あと、最終決戦は他の星の戦闘ロボもでてきてほしかったなぁ。流石に地球人ロボが主戦力だと寂しかったです。サイキッカーはいっぱいいましたけどね。流石に龍には勝てなくない?って感じました。
そのくらいかな?マイナスってほどのマイナスではないです。

他の方にも是非見ていただきたいアニメですね。おすすめです。

投稿 : 2018/10/28
閲覧 : 202
サンキュー:

7

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

私は面白いと思いました

ちょっとキャラやメカに癖があるかもだけど物語的には面白かったです。
ちゃんと完結してますし、観ていて中だるみとかもなくスピーディーに話が展開していきます。

ちょっとキャラやメカの絵に癖があるかもだけど苦手かなと思う人も1話で諦めないで欲しいです。3話くらいまでみれば引き込まれて行くと思います。
まぁ、駄目な人は駄目なんで強要はしませんが

音楽も及第点でしょう。あまり印象には残らないかな・・・

12話1クールなので休日にサクッと一気に観てください。

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2018/10/23
閲覧 : 253
サンキュー:

14

ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

さよならに立ち向かえ!

この作品の主人公黒井宗矢が最初にどんなポジションにあったか、そこに全てがつまってますね!
{netabare}
宇宙から飛来する敵を倒そうとする、超能力を操る人間達、
それらに喧嘩を売るダークヒーローの主人公!人類に徒なす敵!

しかし、本当は人類の愛を信じる宇宙人の元で戦う、大切なものを奪われた少年だった。
物の見方を、信じるものが見えるまで、信じて戦う、正義のぶつかり合いを描いたSF作品!

人は過ちを犯すこともあり、正しいこともします。(それは全体の話でもあり、個の話でもあります)
行為、行動には、悪にも見えて、善にも見えて、そこには理由と正義があるときもあります。
美しく見えた生物ですら、弱肉強食の上に成り立っており、それを醜いと思う人は目を背けるかもしれない。

そのものが持っている性質を、ポジションによって、あるいは思想によって、見る面が違うということ、受け取り方が違うということ。

受け取り方が違う事によって、それに対する対立が起こる。宗矢と竜造寺隆の対立、先生と総帥の対立だし、竜と着ぐるみ族の対立でもあります。

私は、先生の信じる他者を愛によりわかろうとするその気持ちには同意してしまうのです。一方で、総帥の、危険な存在に、耳を貸さずに、遠ざける、その恐怖や怒りもわかってしまいます。

宗矢は自分が憎いと思ってきたはずの存在を理解する、その最後は、宗矢という人間が、ポジションを変える事ができるようになった、その成長を描いています。

だからこの作品は、批判であろうと、そこにある怒り、それを汲み取らずして、さよならする心に、立ち向かう勇気をくれます。



PS.「うにゃ」という言葉で感情を表現する小山さんを、私は一番素敵だと思いますね。
{/netabare}

投稿 : 2018/10/22
閲覧 : 260
サンキュー:

23

haiga さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ニャ(シンプルイズベストと先生はおっしゃっている)

コンパクトに纏まった1クールアニメ。ロボットアニメと言うよりサイキックバトルアニメです。

簡単に説明。宇宙最強の[竜]に対抗するために宇宙人からサイキックで対抗する手段を教えてもらって、地球を守るために闘う話。

キャラが個性的で面白いです。宇宙人も猫とか犬のキグルミ来てて楽しい。あと仲間の銀子がかわいいです。主人公を甲斐甲斐しく世話してておもしろい。

オープニングの歌もかっこいいですし、キャラデザも少し古くさいですが良いです。一番良いのは竜のデザインですね。タツノオトシゴみたいなんですがつぶらな眸が逆に動物的で何を考えてるかわからなくて不気味です。

残念なのはヒロインかな。性格はスゴく良いんですがかわいくない(^-^;ちょっと大人になった時に髪をもっと長くしてメガネは外してほしかった。

でも1クールで凄くまとまってて良いアニメですよ

投稿 : 2018/10/19
閲覧 : 309
サンキュー:

11

ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

お肉食べたい!

最終話まで視聴。

とても面白い作品でした。

コメディとシリアスのバランスの良さが目を引く作品。
第1話からいきなりの超展開。
興味を引く謎が、次々と提示される。
真の敵は誰だ???

グランドパラディンの面々との距離感も絶妙で面白かった。

{netabare}善と悪ではなく、方法論の違いだけで争う「穏健派」と「封印派」{/netabare}という関係性がとても良かったと思います。

特筆すべきは、銀子の可愛さと、先生の存在。
シリアスに流されそうな物語を、マイルドに中和する役目を完璧に果たしていたと思います。

投稿 : 2018/10/18
閲覧 : 369
サンキュー:

24

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

コミカルだけど真面目で暑苦しい、オリジナルロボットアニメ

パッと見は少年向けっぽい雰囲気のオリジナルロボットアニメ。全12話。
絵柄やキャラなどには、ちょっとふざけた印象もありますが、内容は意外と熱血で古風な王道ロボットアニメという感じ。設定やストーリーも結構しっかりしていて悪くなかったですが、個人的にはちょっとテーマが真面目すぎという気もしてあまり好みに嵌らず、むしろコミカルな部分のほうに魅力を感じて眺めていました。先生の「うにゃ」を銀子が「~と先生は仰っている」と通訳するやり取りは声も含めて結構好きでしたし、ロボットの漫画っぽいデザインも素直にかっこいいと思いました。必殺技の名前を叫びながらパンチするような暑苦しい戦闘スタイルも嫌いではなかったです。
作画は綺麗。音楽は、EDやBGMなど、熱い作風に合っていました。
最後まで観終わって、作品としての出来は悪くなかったように思います。正統派のロボットアニメが好きな人には楽しめる作品ではないでしょうか。

投稿 : 2018/10/11
閲覧 : 297
サンキュー:

17

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

最近珍しい「児童」向けロボットアニメ

最近は少子化の影響もあってか、ロボットアニメのヒットが本当に無くなってしまった。

あるのはライトノベル原作や漫画原作などのヤングアダルト層向けであり、20代~30代をターゲットにしたコンテンツばかりである。

正直、自分が子どもだったらこういったロボットアニメを見ていたかと聞かれると、既に10歳くらいで「エヴァンゲリオン」や「ガンダム」の洗礼を受けていたので物足りないことだと思うが、最近は本当にロボットアニメ自体がやらなくなってしまったので少し寂しい気持ちはある。

しかし、既にごまんと存在し過去のコンテンツを追うことも昨今のインターネット環境ではできてしまうので、今更、本作のようなオリジナルロボットアニメに手を出すのかと聞かれると首をかしげてしまう。。

ロボットアニメの需要は本当に小さいものとなってしまったようだ。

投稿 : 2018/10/09
閲覧 : 259
サンキュー:

13

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

意外な

予想できないストーリー展開で面白い。

投稿 : 2018/10/08
閲覧 : 214
サンキュー:

5

oxPGx85958 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

意外にもちゃんとしたSFアニメだが実際に見ると退屈

最初見たとき、絵柄と声優の演技から「子供向け作品」という印象を受けていったん見るのを中断しました。しかし実際にこれを見終えると、センス・オブ・ワンダーも哲学的な思索もある、かなり本格的なSF作品だった、とまでは言わないけれども、そのポテンシャルがある作品でした。私が見ている範囲で、いまのSFアニメでそのようなスケールの大きさを備えているものは多くないので、本作はその点だけでも高く評価されるべきだと思います。

だから「子供向け作品」と思わせてしまうような要素は不利だと個人的には思うんだけど、こういう形でないとアニメ・シリーズを作れないという事情もあるのかもしれないですね。私にはよくわかりませんが。

なお、本作は明らかに「ロボットもの」であり、ロボット同士のバトルの描写が毎エピソードの多くの部分を占めていて、その作画のクオリティは悪くないものの、本質的に退屈です。実際にこのアニメ・シリーズを通して見ると、退屈な時間が半分ぐらいを占めているという感じになるので、他人に勧める気にはなりません。もったいない。

井澤詩織と後藤沙緒里という、いい声を持った31歳の女性声優2人がそれぞれいい役で出ていたのが良かった。個人的にはこういうポジションの人が「主役」を演じている物語を見たい。

投稿 : 2018/10/07
閲覧 : 247
サンキュー:

10

E=mc² さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:----

設定だけは壮大

銀子かわいい。それだけのために見てた感じ。
やっぱロボットものって合わないのかな?
とにかく設定を大きくしすぎて中身が薄っぺらい感じがした。

投稿 : 2018/10/06
閲覧 : 206
サンキュー:

2

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シンプルでコンパクト、メッセージ性もある

ジュブナイルSFです。ラシャベラクとカレルレンって、イヌとネコだったんですね。快楽の幻想を見せて、人間の可能性を封印するというのはいい案です。悪い人は誰も出てきません。お爺さん以外は皆誰も死にません。

投稿 : 2018/10/05
閲覧 : 234
サンキュー:

10

ザカマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

意外に楽しめた

少し子供っぽい内容だが、画もキレイだし楽しめた
序盤のストーリーは、意外性があって楽しめる展開だった

投稿 : 2018/10/05
閲覧 : 211
サンキュー:

3

ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

みんな正義だ!

サイキッカー達のロボットアクションもの
ロボといってもデザインや設定的に機械っぽくないので厳密には違うかも

■序盤、アンチヒーロー!?面白そう
ぱっと見、夕方にでもやってそうなキャラデザインで
巨大な敵が出現して…ヒーローが登場して…
ここまではありがちな出だしだが、そこで急転換
主人公が倒すのは巨大な敵ではなくヒーローの方だと

この掴みは抜群に面白かった
ダークヒーローなのかはたまた、他の理由があるのか気になる

■中盤、対立構造の変化
派閥が明らかになり、対立が変化していった
ヒーローvsダークヒーローではなく
より高い次元からの存在の封印派・穏健派の対立へ

ただやられるだけなら掘り下げる必要はない
ということからメタ的に主要人物であることはわかっていたが
グランドパラディンの面々も敵というよりは場合によっては味方に
対立構造はあっても倒すべき悪のような存在は描かれなかった

■終盤、竜に決着を
最終版では悲しみを乗り越え成長した主人公が許しの心を持つことで
敵対の連鎖に終止符を打つことになった

~ストーリー転換の感想~
敵味方が入り乱れて予想外に進む展開は面白くはあった
しかし、あまりにも悪の要素がなく危機感がなかったがために
戦い自体の緊張感に欠けていた
子供の取っ組み合いレベルに勝敗がどうでもいい感じだった
どっちもいい奴っちゃいい奴で、主張が微妙に違うので形式的に戦いしよう
河原の殴り合いみたいな感じで打ち解けられるじゃろみたいな
なので戦闘パートが正直退屈であった感が否めない

■戦闘描写
戦闘自体に戦術的工夫があればそれも良かったが
基本的に必殺技の殴り合いとドーピングによる強化のみである
戦闘についてはあまり見所がなかったように思える

~主張のぶつかり合い~
とすればキャラの思いのぶつけ合いになるが
どうも説教臭く感じるという感想になってしまった
・自分が守りたいもののために戦え
・正義を振りかざしすぎるな
・加害者を許すことが大事
だいたいこんな感じのことを言っているのだが
納得できる部分もあるがなんとなく押しつけがましく感じてしまった

~期待と外れ~
変則的な作品だったこともあって
アンチヒーロー的な奇抜な展開を期待しすぎたのかもしれない
なんというか王道の一般論的なとこに落ち着いてしまったという印象で
思ったより普遍的なストーリーだったなぁとがっくし
良くまとまっていたし王道の良さもあったのだが
今期あそびあそばせやちおちゃんが面白いと思っていたあたり
自分は狂気や普遍性を逸脱した意外性を求めている時期だったのかもしれない

■キャラクターモチーフは秀逸
キャラクターに動物の名前やモチーフ、カラーリングがあり
キャライメージを持ちやすいのがいいところだった

投稿 : 2018/10/03
閲覧 : 169
サンキュー:

7

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

“ロボット”じゃないんだけど“ロボット物”と捉えられるのも止む無し。

先生(ラシャヴェラク:小山ボイス)「ンニヤ」

閣下(カレルレン:若槻ボイス)「ワン」

先生「ンニヤ!」

閣下「ワン!」

先生「ンニヤ?」

閣下「ワン!」

先生「ンニヤ」

閣下「ワン」

先生「ニヤ」

閣下「ワン~」

先生「ンニヤ?」

閣下「え~い、まどろっこしいわい!貴様に言われんでも『天地人』はきっとネタを考えとるわ!!」(あにこれジョーク)


過去の記憶を喪失した高校生「黒井宗矢」はアパート暮らし。同居人は猫の着ぐるみのような「先生」とゴシックメイド容姿の「黒井銀子」。どう考えても尋常ではない環境なのに、当たり前のように平凡と日常が過ぎていく中、突如『ソレ』はやって来た・・・
海上から日本本土に近づく超巨大ヘンテコオブジェクト「ネビュラウェポン」。それを迎え撃つ7人の民間人っぽい人たち。空を飛ぶ7人はそれぞれ「土偶」のような巨人に変身(というか『巨大ロボットの外見』みたいな中で操縦)。 先生と銀子は宗矢に怪しい巨大物体でなく、それを迎撃した7人と戦い「ある物」を回収するように指示される。先生に呑み込まれた(!)宗矢は巨人に変身。初戦の相手・虎居英雄をなんとか倒し、回収した「砂の入った小瓶」を手にした宗矢に「本当の記憶」が甦り、激しい憎悪が沸き上がる!

巨大物体の目的は何なのか?先生とは何者なのか?そんなに美少女フィギュアのスカートの「中」が見たいのか?宗矢は『肉』を食う事が出来るのだろか?「仮面ライダー龍騎」みたいなアイマスクに意味はあるのか?ネヴュラ・封印派・穏健派とは?竜造寺 隆の野心とは?・・・


回を追うごとに明かされていく様々な謎。田中公平氏のBGMで盛り上がりまくるバトル。多様性の『正義』が絡まるストーリー。登場キャラ多めですが要点を的確にまとめた描き方などは好感に思えます。キャラデザは、ややチョット昔の感じがしますが「シッカリ」描かれている(動いている)ので、昨今の「切羽詰まって専門学校生に依頼してできた出来の悪いアニメ」なんかより良い仕上がりになってるとのではないかと。(笑) 予告表題も何か70年代っぽかったけど逆に意表をつかれて新鮮に見えまました。

兄を慕う弟の宗也。今季は「phantom in the twilight」や「天狼 Sirius the Jaeger」などブラコン物が被りましたね。宗也の年相応の視野による見解の悪さは、歳が近い人ほど共感出来るかもしれませんが、大人目線だともの凄く『苛っ!』とさせられました。(笑) {netabare}でも最終決戦前、「良い具合に成長」してとても嬉しかった。(涙){/netabare}



さて、ネタバレニュアンスの独り言になるかもしれませんが・・・
「新たな力&知恵を手に入れた(又は与えた)『種』に対し、『上位観測者』は祝福するか?殲滅するか?放置するか?」というテーマは古くからSFのネタとして扱われてたりします。貧相な私の頭の中では「W3(ワンダースリー)」か「マーズ(原作漫画)」、「2001年宇宙の旅」ぐらいしか思いつきませんが(笑)。文化ミステリーとしては「マヤ文明」あたり。

近代日本においても明治維新からあの「敗戦」までの流れが、西洋文化・技術を手に入れた(取り入れた)けれど精神的(?)な未熟故に自国・他国共に『不幸な結果』となりました。敗戦以降、平和を掲げ復興もめざましく進みましたが、血の気の多い輩を鎮める意図もあったかもしれませんけれど『娯楽文化』が爆発的に広がります。歌謡曲、映画、TV、遊興施設増加など・・・今まで暴力的な運動は多少あったものの、国家社会体制を変える程の事変は敗戦以降見受けられませんし、かろうじて平和な時代が現在まで続いています。そういう意味合いで『娯楽文化』=『ネビュラウェポン』に値付けしてるようにも感じれられました。(コレに論ずるとアビスになりそうなので、この辺で切り上げます。www)

投稿 : 2018/10/02
閲覧 : 126
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

つまりは、「刀狩り」の是非

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
前期に完結した「ダーリン・イン・ザ・フランキス」に続き、本格的なロボットモノ、セカイ系のアニオリ作品が続くというのも珍しいね。

哲学的な内容を含みながらも、ユルさやエンタメもあり、総じてレベルの高い作品でした。1期の尺で、よくぞここまでまとめた(やはりプロット段階でちゃんと完結してるんでしょう)!

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
銃が悪いのか、銃を使う人間が悪いのか。

ある人は言う。「悪人なら、ハサミでも人は殺せる。銃そのものが悪いのではない。人を殺そうという心が悪いのだ」

また、ある人は言う。「根っからの悪人でなくとも、銃を持つことで心に悪魔が宿ることもある。少なくとも、ハサミでは数十人を一気に殺すことは出来ない」

どちらにも真実はあるような気がする。だから、こういう議論に結論が出ていないのだろう。

「銃」とは「武力」でもある。

本作には、「穏健派」「封印派」「グランドパラディン(龍)」という勢力が登場する。この中で、「穏健派」が前者のような哲学をもち、「封印派」と「グランドパラディン」が後者のような哲学をもっていると思う。

前者(銃が悪ではない)の意見は、なにも銃(武力)の存在を容認したり、ましてや拡散を推奨する為の詭弁とは限らない。ポジティブに考えるのなら、「人の心を信じる」というスタンスでもある。これは、「穏健派」の理念であり、「ヒトは武力をも正しく使いこなし、あるいは勇気をもって廃棄し、愛の種族に進化すること」を信じ、待つという姿勢。清濁併せ飲む覚悟。ただ、その過程でたくさんの命が失われたり、結果としてただただ武力が拡散し、悪の種族へと進化?してしまうリスクは孕んでいる。

一方、後者は、戦う力や意思を奪うという考え方でもある。「グランドパラディン(竜造寺隆)」は人類から「戦う力」を奪い、自らが「世界の警察」として人類を管理しようというもの(龍は更に直接的に、自身が悪と思うものを滅ぼそうとした)。「封印派」は人類から「戦う意思」を奪い、自らが「管理者」として人類を見守ろうというもの。「命」というものが「絶対的なもの」であると考えた時、とりあえず「命」は(両者共に)守れるものの、「人権」や「自由」を奪われてしまうものでもある。

「銀河英雄伝説」の「ヤン・ウェンリー」はこんなことを言った。

「人類の社会には思想の潮流の2つあるんだ。人の命以上の価値がある説と、命に勝るものはないという説とだ。人は戦いを始める時、前者を口実にし、止める時、後者を理由にする。それを何百年何千年と続けてきた」

この言葉は、面白いほど本作の構造に当てはまると思う。

結局、本作の軸足は穏健派にあり、人類を信じるという方向に進む。結局、命よりも大切なもの(人権や生きる自由意志)のために、人々は争う危険性を許容するわけだが(とりあえずの小康状態。人類の未来は我々、視聴者自身に任されているというメッセージかな)。

また、本作で面白いのが、「刀狩りの是非」を問うにも関わらず、ネビュラ自身が「刀」となり、その振るい方を他者(黒井や白石)に委ねているという点だ。ここに、「ネビュラ」という種族の在り方というか、理念が示されていると思う。

封印派にしろ穏健派にしろ、他者に対する興味が強く、自分事のように思うんだろうね、ベクトルは違うけど。それが、「愛の種族」ってことかな。

1~10話までは、このような哲学的な内容が多いが、11、12話は、単純なエンタメ作品としてしっかり成立していたと思う。普通、エンタメからシリアスに流れると思うんだけど、本作のように、シリアスからエンタメに流していく構成は面白い。なんてったって、視聴後に気分が良い♪

好きなキャラは、ジイサンこと竜造寺岳蔵。ラスト、竜の回想はウルッときたし、素敵な親だった。ジジイが格好良い作品は名作!
{/netabare}


【余談~ なぜアメリカが銃社会になり、日本はならなかったか ~】
{netabare}
以前、テレビで見て、なるほどな~と思いました。

アメリカは開拓の歴史をもつ国。開拓とは、原住民にとってはイコール侵略。アメリカは広大な国であり、開拓民は原住民からの反抗を自力で防がなければならなかった(警察などに頼るには、距離があり過ぎるため)。その為、一般家庭に銃があることが普通になる。一般人が銃を手にするということは、その中から銃を持つ犯罪者が出てくるわけで。銃から身を守る為には、銃をもつ必要があり、、、そんな感じで銃が普及し、自分の身は自分で守るという社会構造が出来上がってきた。

一方、日本がそうならなかったのは、刀狩りの影響が大きいらしい。あそこで一度、一般人は武器を奪われ、武器(刀)は特権階級(武士)の持ち物となる。江戸時代は平和の時代であり、農民や商人が武器を持つ必要性は少なく、廃刀令などもあり、武器自体の数が減っていった。また、基本的に、日本は国土が狭く、密集して暮らす生活様式もあり、無力な庶民を特権階級(現在なら警察)が守るという社会構造が出来上がってきた。

「ナッシュ均衡」というものがある。簡単にいうと、「最初はどちらに転がっても良かったが、一度、そうなってしまうとなかなか変わらない」という、社会構造の出来方を説明したものだ。

例えば、車が右車線を走行するか左車線を走行するかということは、ぶっちゃけ、社会全体で統一されていればどちらでも良いこと。右側を走る人が増えれば、自分も右側を走った方が安全だし、左側が多ければ、左側が安全。最初はどちらに転がっても良い話なのに、それが一度定着されてしまえば、覆すのは難しくなる。社会全体が右側を走っているのに、「俺は左側の方が良いと思う!」と言って、左側を走っていれば、交通事故をおこしてしまう。

アメリカ人だって、その多くは銃がない社会を望んでいる。しかし、もし法規制で銃を規正すると、善良な人ほど法に従って銃を廃棄し、悪人ほど法を無視して銃を所持し続ける。結果、悪人ばかりが得をするという、意味の分からない結果になる可能性が高い。これは、「ナッシュ均衡」による悲劇。

本作のテーマの1つは、「武力をもつことの是非」。

日本がこれだけ平和な社会を築けたのも、偶然の積み重ねなんだなと思えるし、歴史を学ぶことって大切だなと思う。

竜造寺隆がやろうとしたことも、封印派のやろうとしていることも、いわば刀狩り。違いは、竜造寺隆は物理的に刀狩りを行い、封印派は精神的に刀狩りを行おうとしていること。

さあ、皆さんはどう考えますか?
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
あえての古臭さね。なんか面白い。セカイ系だけど、疲れすぎないように上手く外している感じ。

2話目
引っ張って引っ張って、アンマン(笑)

3話目
根津屋センパイ、ナイスキャラ(笑)

4話目
やっぱ、こうでなくちゃな。二日酔いになると、二度と酒は呑まないって思うけど、翌日には呑むんだよなw

5話目
ほら、呑んだ(笑) なかなか熱くなってきたね。

6話目○
このやりとりはいいね。幼子から銃をとりあげる。何が傲慢か。武力と暴力。なかなか哲学的な会話だな。理不尽に耐え、なお優しい。子供に耐えろという親は嫌いだ。うん。ん?

7話目
ヤキモチ委員長、可愛いなw 地球人じゃないってのも、ミソだね。

8話目
いちゃついてる(笑) 全米ライフル協会に怒られるぞ(笑) どうした? おっぱいについて解説して(笑)

9話目
死ぬ順番は間違えちゃダメだよな、と、最近思う。封印完了。この惑星の皆は間違えないでほしい。人間の、前に進む意思ね。ここで紅花の復活は、上手いね。

10話目
人間の力、人間の意志。ジイサン、格好良いな。ジジイが格好良い作品は、名作♪ 正解するはずのカド、かな(笑) 8割。良いとこだな。わずかながら、ほんの少し。ここから、エンタメかな?

11話目
根津谷先輩、「家事手伝わない」(笑) 百万年前って、意外と最近だな。建前と本音の大切さ。なるほど、戦争に馴れた人類やシリウスだから出来ること。あら、ジイサン、死んでしまったか。。。ヒマラヤ山脈と戦うのは、キツいな(笑) 素敵な家族愛。

12話目
内定(笑) まあ、亜空間に閉じ込められるとか、定番だわな。許しと感謝。配慮もあって素敵。好きな角度で見れば良い、視聴者への言葉だな。めっちゃ尻尾振ってる(笑)
{/netabare}

投稿 : 2018/10/01
閲覧 : 427
サンキュー:

30

pooki さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

<55> ヒーローものっぽい雰囲気のサイキックなスーパー ロボット SF。

ヒーローものっぽい雰囲気のサイキックなスーパー ロボット SF。
ほんのりレトロで真っ直ぐなロボットもの。敵味方の区別が曖昧で、適度にギャグを挟むむ感じが、特撮ヒーローものに近いかも。
お話は壮大なんだけど、子供っぽさも感じさせる。ロボットのビジュアルが独得。

<60> ヒーローものっぽい雰囲気のサイキックなスーパー ロボット SF。
1 話視聴。
ヒーローものっぽい雰囲気のサイキックなスーパー ロボット SF。
世界に正体不明の巨大物体が現れる。ロボットのビジュアルが独得で、敵味方の区別は曖昧。設定も凝ってるし、絵もきれい。ほんのりレトロで少年向けな雰囲気。適度にギャグが挟まってて好み。なんとなく真っ直ぐで、かっこいい。

投稿 : 2018/10/01
閲覧 : 197
サンキュー:

7

ajYPj79295 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

一挙で見ました。

何となく全体的に古い気がするのと、キャラデザがあんまり好きじゃない(子供向けアニメっぽい)のでこの評価で。ストーリーとセリフ回しは良かったです。

投稿 : 2018/10/01
閲覧 : 151
サンキュー:

3

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久々に面白かったロボットアニメ

シナリオ構成、アニメーションともに平均的にレベルが高く、全12話圧巻の熱量で駆け抜けた。
ぱっと見、ひと昔前の夕方アニメって印象が強かったけど、5話前後あたりで徐々に盛り上がり、中盤以降は毎週クライマックスレベルの面白さに変貌した。
序盤で切らないで良かったと思うし、見逃した人には是非おすすめしたい作品である。

最近のSFロボットアニメってなかなか飛びぬけた人気が出ない。
キャラクターの人間模様等が秀逸でそこそこ面白いロボアニメもいくつかあったが、肝心のロボットバトルがどうにも時代に合わず、佳作レベルで終わってしまう作品が多い。
ぶっちゃけキャラが生身で戦うバトルのが盛り上がるじゃんって、そういう時代なのである。
そんなロボアニメ不要論すら聞こえてくる昨今にあって、本作は稀に見る当たりだったのかなと感じる。
練られたシナリオと視聴者目線の魅せ方を意識することでロボアニメもまだまだ可能性を持っていることが証明されたのではないか。

1クール作品だったことも良作に繋がった一因かもしれない。
SF作品を1クールって普通に考えて難しいのに、短い尺の中に怒涛の展開を濃縮させることで、逆に無駄が省かれた中だるみのないシナリオを展開させることができた。
本作の登場人物はSFアニメなのに明確な"悪役"がいなかったのが特徴的。
主人公の宗矢を含め各々が自身の目的のために生き生きと行動しており、誰一人嫌悪感を抱かせるキャラはいなかった。
初見で怪しさMAXだったメイド娘や、「んにゃ」しか言わない変なマスコットが、終わってみればあんな良キャラだったとは予測できなかったね。
対立陣営のグランドパラディンの面々も全員キャラが立っていて魅力的だったが、彼らの活躍を存分に描くには流石に尺が足りず。
それでも、初回で撃墜された虎居さんが第8話で復活するとことか要所で見せ場は作ってくれたけど、仮に2クールあったらそういったシーンがもっと沢山見られたはずなんだよなぁと、キャラの素材が良かっただけにそこだけは1クールだったことが弊害になってしまったかもしれない。

総括すると、全方位で平均的にレベルが高く予想を遥かに上回るアニメだった。
一方でずば抜けた長所が無かったことと、やや古めかしいキャラデザが視聴者数を伸び悩ませた懸念が若干残念な点だった。
それでも見て絶対損はない作品だったと思うし、近年没落したロボアニメの可能性を示してくれた点で極めて良アニメだったことは間違いない。

投稿 : 2018/10/01
閲覧 : 162
サンキュー:

10

アオイ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

プライムの評価高かったけど

プライムの評価高かったからみたけど
苦痛の部分も多々あった過大評価され過ぎでは?

投稿 : 2018/09/30
閲覧 : 184
サンキュー:

2

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人類は許しを与える存在へと進化できるのだろうか?

宇宙の秩序を守る一環として、
進化する地球文明の危険度を審議する高度な存在……。
彼らと対峙することになった人類……。

こんな筋書きのSFなんかに出くわすと、
人類の視点だけでなく、もっと人類を観察する側の論理も展開して欲しい。
などと言う私の天邪鬼な欲求を本作はきっと満たしてくれるに違いない……。
本作視聴時には、こうした期待感がモチベーションとなっていましたし、
実際に期待に応えてくれた本作は満足度の高いSFバトルアニメでした。

六畳間にて、ちゃぶ台を囲む少年、着ぐるみ猫、メイド。
やがて着ぐるみ犬まで立ちはだかり、ワンニャン巨大ロボット大戦勃発か?
などなど、オカルト妄想の具現化を待つまでもなく、
序盤から異様な光景が繰り広げられましたがw
私は早い段階で明確な視聴動機を掴んだので、
このアニメ大丈夫かw(笑)となることは……正直あったもののw
少なくとも作品が崩れてしまうのでは?といった種類の不安はありませんでした。


現在、人類は、超能力などを発現せずとも、
天空を飛び、遺伝子操作のビジネス化を企画するなど、
既に神の領域と畏れられた段階に足を踏み入れつつあります。

かつて人類は、神に願ったり、許しを請うて来たりもしたわけですが、
より高次の存在へと登り詰めた人類は、
その力にふさわしい、許したり与えたりする寛容な精神を持ち得るのか?
人類は愛の進化種族たり得るのか?

宇宙規模のシナリオを見事消化し切ったラストの余韻と共に残った、
人類への宿題に思わず背筋を伸ばされました。

こんな壮大なスケールの物語に触れた時くらいにしか生じ得ない感想を、
1クールで吐き出させてくれた本作の構成力には舌を巻きます。


劇伴では、田中公平氏の戦闘曲が漲りましたが、
効果音の使い方、ガツンと弾ける時には多少爆音気味でもキッチリ音を出す。
強弱のメリハリにもセンスを感じました。
一見、ユルい着ぐるみワンニャンバトルを
この星の命運をかけた一大事として視聴者に受け止めさせた。
迫力の一端を担った音響にも感謝したいです。


余談:「ンニャ!」「ワン!」などの着ぐるみ族が発する一声に、
いちいち翻訳すべき数多くの意味が含まれていたことに
驚き、笑わされたw本作。

ただ言語未満のケモノたちの鳴き声なんかにも、
威嚇、求愛、喜怒哀楽など一声に多くの伝達事項が含まれている。
こうした着眼点から考えると、割と笑い事じゃない興味深い描写です。

近所で「ニャー!」「ギャー!」とやかましく喧嘩してるだけに思える野良猫たちも、
もしかしたら宇宙の真理などを激論しているのかもしれませんw
私も今度、念動力を高めて、耳をそばだててみたいと思いますw

投稿 : 2018/09/30
閲覧 : 436
サンキュー:

30

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

幸せだったことを俺は忘れない。

この作品はオリジナルアニメ作品だったみたいですね。
しーちゃん、こと井澤詩織さんと、原田彩楓さんが出演されると知り視聴を決めた作品です。

しーちゃんというと、「ガルパン」のそど子や、「学戦都市アスタリスク」の沙々宮紗夜役が頭に浮かびますが、私の中で一気にブレイクしたのが「メイドインアビス」のナナチでした。
親友ミーティーを巡るやり取りに何度号泣したことか…

原田彩楓さんといえば、やっぱり「月曜日のたわわ」のアイちゃんですよね。
その後、「うらら迷路帖」の千矢など安定して活躍されています。

独特の声質を持つしーちゃんと、原田さんの組み合わせ…
もう気にならない訳がありません。

この物語の主人公は、高校生の黒井宗矢…
彼は気付いた時には過去の記憶を無くしていましたが、猫のような姿をした「先生」とゴスロリ姿の銀子と平穏に暮らしていました。

ところがある日、世界各地に突如現れた「ネビュラウェポン」が地球に牙を剥いてきたのです。
宗矢は、先生と銀子と一緒に戦いに巻き込まれることになるのですが、宗矢の相手は人類を護る7人のヒーローだったんです。
宗矢には地球を侵略する理由も、7人のヒーローと戦う理由はありませんでした。
でも状況が…周りがそんな宗矢の気持ちに耳を貸してくれなくて…強制的に物語が動いていきます。

序盤の展開だけでは状況の把握は難しいと思います。
ですが、視聴を進めていくうちにしっかりと伏線が回収されていくので、そのまま視聴を進めて頂ければと思います。
何故なら、物語の構成上、序盤だけでこの作品の良し悪しを計ることができないからです。

突如人知を超えた創造物による戦闘は一部街を巻き込みながら、激しい戦闘が繰り返されます。
一般人は逃げることしかできませんし、街を破壊する根源に対する憎しみの気持ちは決して小さくありません。
ですが一度すれ違ってしまったお互いは後戻りのできない状況に陥っていました。
最も最短で解決する方法は、お互いが行き着くところまで進むこと…

そんな中、宗矢の本心を誰より先に見抜いたのが、本作のヒロインである高天原 のぞみ(CV:原田さん)という訳です。
荒廃するのは場所だけではなく、そこに住む人の心も一緒…
そんな中でも宗矢が最後まで踏ん張れたのは、間違いなくヒロインのおかげと言って良いでしょう。

物語が二転三転し状況が大きく変わったとしても、ヒロインは宗矢に対する一番の理解者たり得るのかもしれませんし、事実としてもそうだったと思います。
宗矢が十分なコンディションで居られるように努め、常に自分を磨いていましたから…
だから本番でも彼女の実力は如何なく発揮されたと思います。

でも、すみません…この作品の中で私のヒロインは銀子でした。
どんな時も一番近くで宗矢を見守り続け、手を指し伸ばしてきたのは誰でもない…銀子です。
宗矢に対する様々な気持ちは、例えリエル人であったとしてもゼロではなかったでしょう。
それでも、宗矢に寄り添い、常に全力全開で宗矢自身を支えてきたんです。

でも、この作品はそれだけじゃありません。
ヒーローたちの心の繋がりは着実に伝染し、愛着という最高の形で返ってくる過程における人間の心模様についても焦点が当てられています。

気遣う優しさ…耳障りに良い言葉を並べることではありません。
どんなに厳しく接されても、後で振り返った時に笑って話ができるなら、私はそれで良いんだと思います。
あの時と今を比べると、自分が確実に成長している事が感じられるから…
こうして人は成長していく生き物なんだと思います。

こうして迎えた最終決戦…
人類が出来る事を全てやった上で挑む相手との顛末…
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Minamiさんの「One Unit」
エンディングテーマは、渕上舞さんの「Rainbow Planet」
どちらの曲も私好みですが、甲乙つけるならエンディグに軍配です。

1クール全12話の物語でした。
それなりの熱量を持っているので、個人的には見応えのあった作品でした。
この作品を見て私の中のしーちゃんポイントが、また上がった気がします。
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2018/09/30
閲覧 : 282
サンキュー:

23

ネタバレ

らすと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もっと評価されるべき

同僚に面白いと勧められて視聴。全話一気見した。
12話しかないのに、1~6話と7~10話、11話&12話で戦う敵が異なる。
ロボットの描写が子供っぽくて観ていない人が多いかと思うが、ストーリーが秀逸。
アニメオリジナルとの事だが、たまにこんな作品があるから見逃せない。

以下、個人的に感じた疑問点(ネタバレあり)
{netabare}
・1話の使途っぽい敵の登場や、4話の暴走、7話のシリウス星の墓標など、所々エヴァっぽい描写があるのは敢えてなのだろうか?
・作中のフォントをキルラキルっぽくしているのが謎。内容に合っていない気がする。
・敵も味方も壊されたときに綿が散乱する描写など、何か意味があるのだろうが良く解らなかった。ぬいぐるみっぽさの強調?
・リエル星の人は普通の服なのに銀子の衣装ががずっとゴスロリなのも不明。
・リエル星の人は肉を食べないのは良いが、主人公が外で食べる食べ物まで徹底的に肉を除外している(されている)理由も解らない。
{/netabare}

と、色々書いたが私の理解力が足らないだけのような気もする。
とにかく面白いので機会があれば視聴をお勧めする。

投稿 : 2018/09/30
閲覧 : 178
サンキュー:

10

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

にゃんこ先生とワンコ閣下

視聴完了
作画が90年代風のいかにも古くさい印象、シュールな敵キャラからダメな奴が初めて見た感想でしたが…

見てるうちに引き込まれて予想外に楽しめました。
誰が敵で誰が見方?
読めない展開も面白かったです。

主人公の師匠?
途中まで「うにゃ」しか喋らない
ネコ着ぐるみ風のにゃんこ先生に小山力也さん。
主人公と対峙するトップ
犬の着ぐるみ風、ワンコ閣下に若本規夫さん
二人のベテランさん起用してたのも面白い。

マイナー作品だけど
間違いなくダークホースで
見て損はないアニメです。

投稿 : 2018/09/30
閲覧 : 220
サンキュー:

19

ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「おやおや?おもしろいぞ」

<2018/8/21初投稿>
観てる最中なので評価はデフォルトの3です。

アニメオリジナルなんですね。
今期タイトルチェックしていく中、観ようかどうか迷ってた作品です。
あるレビュアーさんから勧められて、それじゃと録画だけしてました。

いざ観ると
おもしろいですね、これ。


概略は、

主人公「黒井宗矢」はメイド姿の女の子「銀子」とでっかい猫の着ぐるみのような「先生」の三人で暮らす高校生。

ある日突然、謎の敵「ネビュラウェポン」が宗矢の住む町を襲い、これに立ち向かう七人の超能力戦士が現れ、宗矢は・・・

という感じです。
一応ロボもの。

ぱっと見キャラクターデザインは子供向け。
ポケモンとかなんかそんな感じの。

でも実際観てみるとちょっと、いやかなり変。
敵キャラのデザインとか夢で見た悪夢を子供に描かせたような造形。
「先生」なんてまんまヌイグルミ。それも地方のお土産物屋で売れ残ってそうな。
味方のロボもカッコいいんだかなんだか。
玩具売る気あるんだかないんだか。
でも一度見ると頭から離れない 笑

たまに挟んでくる小ボケも小気味よい
いや、そんなシリアスなとこでもボケるの?というところでも入れてきます。


そして白眉はストーリーですね。
一見、シンプルでありふれた入りですが、その実相当練られてて、キレよく展開されていきます。
変な意外性もあり見入ってしまう。
演出が良いせいもあるのでしょうが、ちょっとずつ次回が気になってしまう。

まだ途中なので油断はできませんが、起承転結がしっかりしてそうなのでたぶん期待できるんじゃないかと(今は「承」かな)

世界観は昨今のアニメとしてはかなり変わってるんじゃないでしょうか。
超能力 とか
シリウス人 とか
リゲル人 とか
精神性が高度に発達した宇宙人 とか
宇宙に存在する 高度に発達しすぎて精神体だけになった生命体 だとかがなんの衒いもなく出てきます。

涼宮ハルヒでも似たワード出てたような気がしますが、それよりも古典SFを思い出してしまいました。
例えばレンズマンとか。
日本アニメでは珍しくなった"がっつりSF"

癖のある絵が好きな人or気にならない人
コシのあるストーリーを楽しみたい人(まだ油断は禁物ですが)
古典SFの匂いを嗅ぎたい人

におすすめかも

<2018/9/29追記>
最終話まで見終えました。

物語は流れるようにきれいにまとまっていましたね。
振り返って見ると至極王道なストーリーです。

ただこの作品を観て感じたことがあります。
もしかしたら作者が伝えたかったことなのかもしれませんが、私の勝手な思い込みなのかもしれません。

この作品、結局{netabare} 誰も死なないん{/netabare} ですよね。
そして、「正義とは?」というここ30年くらいの間に陳腐化されたような問いかけが常に出てきます。

大昔の漫画やアニメ、ドラマ、映画では「勧善懲悪」をテーマとした作品が当たり前でした。
正義は完全に正義だし、悪は悪で揺るぎない。
マジンガーZなんかはまさにそれ。

それが1980年頃から変わってきます。
正義と悪はあくまで相対的なもの。
見る立場で正義も悪もコロコロ変わる。
アニメではファーストガンダムが大きな転機だったように思います。
このガンダムでは「正規と悪は相対的なもの」という前提のもと「人はなぜ争うのか?」を問いかけます。
そして「人が争うのは人同士が分かり合えないから」ということでその解決の糸口としてニュータイプなるものが出てきたりします。

さらに進んでエヴァンゲリオンでは「それならみんな意識を共有化して一つになってしまえばいいじゃないの?」という問いかけが出てきます。
ただし、これは善いコトとしては描かれていません。
自我や個性の否定として忌むべきものとして取り扱われます。

他にも多数、こうしたテーマを取り上げた作品はありますね。

で、この「プラネット・ウィズ」ではこれらの流れを振り返るように物語は紡がれていきます。

「正義とはなにか?」
「人はなぜ争うのか?」

この作品では{netabare} 何か新しい答えのようなものを提示したわけではありません。
一方的な正義感を否定し、かといって穏やかなだけの刺激のない世界も否定し、みんながみんなお互いに優しい。
でも「じゃあ理想の思想はなんなの?」というところの明示はされない。{/netabare}


人のメンタリティというのは時代と共に変化していきます。
一説には戦争を起点として人の心のありようは変わるのだとか。
戦時中、戦後というのは人の心は荒み猛々しいものとなっていて、正義と悪も明確です(そうじゃなきゃ殺し合いなんてできない)
戦争が終わり、時を経るにつれ人心は穏やかになる。
長いこと戦争から遠ざかっている今は心穏やかな時代とも言えます。
またインターネットの登場・普及は大きく、人と人との間の情報のやり取りや共有がこれほどスムーズな時代は有史以来初めてのこと。
人間社会の意識はこれまでになく速いスピードで変化しているようにも感じられます。

そんな今の時代に、あらためて
「正義と悪」とか「人の心のありよう」そして(このまま穏やかな時代が続いたとして)「この先、人のメンタリティはどのように変わっていくのか」
といった問いかけを投げた。

{netabare} 答えは視聴者の皆さんも一緒にお考えください。{/netabare}

クイズ番組か?

というのがこの「プラネット・ウィズ」という作品なのかなと勝手に妄想しています。。

投稿 : 2018/09/29
閲覧 : 549
サンキュー:

32

まのり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

やっぱロボ?がダサいなあ…

「意図的に外したロボットやコスチューム」がだんだんダサカッコよくなってくるというのはあるが最近はそういうのが多くてそもそも正統派カッコいいから逃げてないか?というのが第一印象。
話はきちんとできていたが、最後までアクションや必殺技などがかっこよく見えずいまいち作品にのめりこめず。

投稿 : 2018/09/29
閲覧 : 148
サンキュー:

3

聖剣 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

身勝手なかいかぶり

★★★☆☆(3.0)

まず最初に思ったのが、
敢えてこのタイミングでこの題材?だった

大別するとロボットアニメで間違いない

近年のそのジャンルで言ったら、シリーズ作を除き、
少し作為的な展開をする作品が多い。
で、この作品
キービジュアルから受ける印象で言ったら、
低年齢層向けの絵柄に感じてしまうが、
紛うことなく、正統派ロボットアニメの印象を受ける。

えっ、ド直球のロボットアニメ!?
いや、まさかねぇ…

ギャップを狙ったストーリーをぼんやりと思い浮かべ、
どこか良い意味での裏切りを期待していた。

そう、この時点で自分の見立ては完全に間違っていたw
簡単に例えるなら、
「決め球は変化球だ!(確信)」と決め込み、
いつ来るか、いつ来るかぁ?と待ってたら見逃し三振、という感じw


もう、この際だから言わせてもらうけど、
ロボットアニメってのは
主人公搭乗機がカッコイイッ!、もしくは、ヒロインがカワイイッ!
のいずれかを満たすもの!
もしくは
その両方で、初めてロボットアニメって言えるんだッ!!٩(๑`^´๑)۶


あぁ、失敗したなぁw

投稿 : 2018/09/29
閲覧 : 214
サンキュー:

10

カリア さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

安定感のある面白い作品

SFロボット物だけどあまりメカメカしくは無い!
12話で上手くまとまっていて、観やすい作品です!
多分作品全体を通してのメッセージは、「憎しみは、争いしか生まないから、許し合える世界平和を目指しましょう!」だと思います!
程よい熱さや感動が有り、特に戦闘BGMが良くて気に入っています。
最近のSFアニメみたいにややこしい設定も無いので、ライトユーザーから楽しめる良い作品だと思います!

投稿 : 2018/09/29
閲覧 : 142
サンキュー:

6

ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

目覚めよ、サイオニクス戦士たち

1話感想{netabare}
ロボットいづなよしつねっぽいなぁって思ってたらいづなよしつねだった。
ちっしゃーねーなぁ、最後まで見るか(ツンデレ)。
ダリフラもいずなよしつねだったら違和感あそこまでは…いや言うまい。
内容は一話段階では可もなく不可もなく…戦闘は昼間にやって欲しいくらいか。
あ、それと銀子がヘボットで居た猫メイドっぽいなぁって思ってたら声がヘボット(井澤詩織)だった、いやそんだけ。{/netabare}

2話感想{netabare}
おおっ、これは…。
ちと自分語りしないで説明できそうもないので自分語りを挟んでの感想になるのでご注意を。
と前もって断ったうえで──
作品を見て「〇〇な部分が足りないなー」って思うことって誰でもあると思うし、それに合致するのはこれだけ作品数に溢れてる現代なら探せばいくらでも見付かるとは思うのだけど…。
そうはいっても探すの面倒だし、結局放送されるアニメを順に見てくだけの受け身な状態に甘んじてる自分も悪いんだろうけど。
とはいえやっぱ作る側…特に作家と呼ばれる人ならそこら辺の空気をくみ取って…っていうより本人が「いや、そこはこうだろ」ってのを入れたがる人種だろうなーとも思ってて。
一時期流行ったラノベテンプレ系アニメなんかそこら辺の拘りっていうか、「前の似た作品のダメだった部分を改正して出してくる(その代わり別の部分でダメな部分が発生するが)」感がしてそこを見るのが結構面白くて。
一例挙げると“劣等生”で主人公が学校で評価されないことに納得のいく理由を感じず「んなワケねーだろ」と思ってたところ、“落第”で似たような展開やって「それは黒幕が意図的に評価基準を歪めてたのだ」って理由を提示してみたり。
とはいっても「ダメな部分≒尖ってる部分≒ウケてる部分」って側面もあって、全部が全部突っ込み所を無くすと今度は箸にも棒にもかからない平坦でつまらないものにしかならない、ってのも分かってて。
「いやぁ面白い作品って難しいっすねぇ」としみじみ思ったり。

と、なんか自分でもうまく言葉にまとめられなくて取り留めのないことを書いてしまったけど、このプラネットウィズ、2話見たら個人的にはアレを思い出してしまいまして。
ストライクウィッチーズ(以下ストパン)。
1期で人型ネウロイってのが出て、どうにもそれがネウロイ内の穏健派っぽくて、一方で人類はネウロイを総じて敵対視してて。
また軍上層部が密かに開発してたウォーロック(コアコントロールユニット)がオーバーテクノロジー過ぎて、ひょっとしてネウロイの生け捕りに成功したか裏切り者が居る?って考える方がよっぽど自然で。
と、1期終わった段階では色々と考察のし甲斐のある展開だったのだけど…だったのだけど、2期でそれらを全部“おじゃん”にしてくれまして、その時の落胆ぶりは今でもよく覚えてる。
なんかその時の悔しい気持ちを晴らすかの如き内容に見えまして、プラネットウィズが。
構造だけで見たら似てなーい?
ネビュラ=ネウロイ、穏健派=ネウ娘、グランドパラディン=軍上層部、パラディン側ロボ=ウォーロック、謎の砂=(コアコントロール下の)コア
似た構図の作品は探せばあるとは思うんだけど、どうにも自分には“ストパン1期見終わった後に妄想した設定”に思えてしまって…同じように考えて同じようにガッカリしたクリエイター居てもおかしくない…かも?
期待して良いのかな、ストパン2期の無念を晴らすっての、やってくれんかのう?{/netabare}

7話までの感想{netabare}
↑でストパンっぽい…っていうより「本来ストパンでやりたかった展開があったけど、下手にウケてしまい長期コンテンツへと方針転換することになって無かったことにされた展開(A)」っていうのがあって、それに近い気がするって書いたけど、やっぱそれっぽい。
それどころか…(A)については高村監督も“ビビッドレッドオペレーション”(以下ビビオペ)で晴らそうとしてたキライもあって、結局そっちも失敗に終わったワケだけど、その「やりたがってたこと」をプラネットウィズは実現していってるような気がする。
自分のビビオペの感想でも書いたけど、構造が“グランセイザー”っぽいような?
グランセイザーに限らず似た設定の作品っていくらでもあるだろうけど…竜の残滓=ボスキート疑惑で、これで兄貴の幻影(楽園の民)=ネビュラ評議会より上位のアストラルボディだとしたらウオフマナフ(ビビオペでは絶対の存在)に該当するけど、果たして…。
いやぁ、この作品に高村監督はどう感想抱くのか非常に気になる。
とはいえアプローチはビビオペとは全く違ってて、あっちだったらサイキックに目覚めるのは女の子限定になってたことだろうw

銀子が実はシリウスから侵略を受けてた他惑星のお姫様だったってのも特撮っぽい(偏見)。
二日酔いでのたうち回るシーン見たかったなぁ、オレもなぁ。
先生はソウヤをシリウス人にも愛の進化種族に成り得たことを証明するために育てると言ったが、同様に異星人?と思われる竜造寺隆は地球で育った末にあんなんなっちゃったワケで。
竜造寺隆が一体何者だったのかが問題になるけど、ひょっとしてネビュラが地球人を試した様に、楽園の民がネビュラを試してる?
ソウヤとしてはシリウス軍が悪いだけでトンだとばっちりなんだろうけど…裁定下すのはまだしも断罪するのは行き過ぎってのがテーマなんかね?{/netabare}

10話までの感想{netabare}
月の裏側に龍が潜んでる→龍自体は破壊・侵略を旨とする悪的存在ではなく、あくまで地球人がシリウス人と同じような過ちを犯す可能性がある場合姿を現す?→封印派勝利で地球人を封印できたら龍はどこかに姿をくらましてしまう?
ってことで、龍退治するためにはまずは封印派を挫かないとならないってことだったのかな?
当然主人公が地球人へ感情移入しかけてるってこともあるだろうけど、それも含めての楽園の民の思惑かなぁ、と。

しっかしまぁ先生が近年稀に見るイケメンで、こりゃあ英雄呼びされても仕方ない。
封印派にしても、リエル人「(侵略されて)シリウス人許せねぇ」→シリウス人「(制裁されて)龍許せねぇ」→龍「処刑されました」
って感じで、起きちゃったことに対しては被害者?の溜飲を下げることを旨とし、根本原因となりうるものを徹底排除って感じか。
気を張ってひたすら断罪断罪で、それはそれで精神を摩耗することで、「ちったぁ許してやるって余裕持てよ」ってのが先生の言い分だったのかな。
んで、銀子から「誰も恨んでない」って言われたら閣下ももう引き下がるしかない。
ってか肉も食わん温厚な種族のリエル人からしたら、いくら侵略してきたシリウス人とて星ごと滅亡って聞いたらドン引きなんじゃねーかなぁ。
しかも銀子はテレパスで滅亡する瞬間の悲鳴まで聞いてるワケで。
ところで復活したネズヤ先輩の喋りって若本規夫を意識してないか?ご本人目の前に居るぞw
白石クンの衣装がエイトロン思い出して仕方ない。

でもって竜造寺隆だけど、やっぱり龍の化身(一部)だったのか?
時系列が合わないのが問題だったけど、龍が時空跳躍までしてたってことでそれが解消してしまいました。
何話だったかジジイが「空から落ちて来た赤ん坊を拾った」と明かし、その後「なんちゃって全部ウソ、テイクミーファラーウェイ」とはぐらかしたけど、嘘ではなかった?
(因みに同じ回の中で、ソーヤは自分が宇宙人だとメガネに明かし、その後「なんちゃって全部ウソ」と言うも「うん、そういうことにしておく」と見抜かれてまして。
秘密を打ち明けてその後に「ウソです」と言われて、打ち明けられた側がどこまで見抜けるかの対比を狙っただけで、打ち明けた内容自体は両者とも本当だったんじゃないかなぁ、と)
死んだあと粉になってたしね。
そもそもネビュラの処刑を逃れたり月に隠れて見付からずに居たり、龍に関してはただ倒したり改心させて終わりって事ではなくもうひと悶着ありそう(願望)。
楽園の民がな~んか手引きしてんじゃないかなぁ?{/netabare}

最終回まで見て{netabare}
今期トップ3に入る勢いで面白かった。
なにより↑で指摘したように、某作品が「やりたくても大人の事情でできなかったこと(妄想)」をやってくれた感じで、先帝の無念を晴らすというか江戸の敵を長崎で討ってくれた気分。
いやぁ爽快だ、これを見たかったと言っても過言ではない。
かなり考えたんじゃないかな、毎週見せ場と引きもしっかりできていて「なんだちゃんと作れる人居るんじゃん」とホっとする部分もあったり。
元パラディンメンバーもパラディン所属の頃はそれ専業(消防士辞めたと言ってるし)で立派なビルに本部構えてたのに、ネビュラの一員になってからは副業(世を忍ぶ仮の姿?)しつつ地上はプレハブ小屋って対比も愉快で。
バックは日本政府や企業なんかよりよっぽどデカいけど秘密組織としてはこうなっちゃうよねーというか、ネビュラとしては現地でマトモな生活できん奴は所詮マトモじゃないってことなんじゃないかなーと思ったり。
そういったことも含め、設定的にはこれ、1年放送でも耐えられる内容だったんじゃないかな?時代が時代だったら一年枠で夕方6時にやってても差し支えない。
もしそうだったら銀子の二日酔いや白石クンの無理のある高校生プレイとか見れたんだろうなぁ、ってかそういう想像を掻き立てる作品ってのはやっぱり良作かと。
先生の「見た目はああだけど行動は超イケメン」ってのもポイント高い。

けどなー、そうはいうけどなー…やや古臭い感じは否めない。
ここら辺は感想書いてる自分にとってもジレンマで、「ちゃんと完結してる」のを評価ポイントにしたいところだけど、大抵そういうのは「こじんまりしてる」。
メッセージ性?テーマ?も普遍的なモノになればなるほどありきたりになってしまう。
こればっかりはなぁ…どうなんだろう、他の方の感想がとても気になる。

余談・園芸ネタ
最後シリウス星に咲いてた花はイチリンソウかな?
もし違ってたとしてもキンポウゲ科(の何かがモデル)なのは間違いない。
ああいう場所でああいう感じで咲いてる花ってキンポウゲ科が鉄板よね。
“アスタリスク”だっけか(落第~と勘違いしてるかも)、あれもそうだったなぁとふと思い出した。{/netabare}

投稿 : 2018/09/29
閲覧 : 491
サンキュー:

10

ネタバレ

まにわに さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いけるクチ

{netabare}主人公の戦う理由がはっきりしているようで、よくわからないのが、ロボットものの正統と言えるのでは。
車に乗る人が車の力を自分の力と思い込むのはよくあること。誰しもなぜ車に乗るのかなんて深くは考えない。
それは自転車でも同じで、私は自転車乗りなので、車は全て敵だったりする。なので、鷹取さんの立場に最も共感したりする。{/netabare}

9話: {netabare}理想の世界が灰色で描かれているのが気持ち悪い。好きなアニメが急にモノクロでしか見れなくなったらというような感覚だろうか。
昔のテレビ・映画がモノクロで、カラーになっていくのをなんとなく経験していれば、封印から目覚めるのも受け入れやすいが、求めなくてもカラーだった今の若い人はどうなのだろうか。封印解除のやり方を忌避するほうが上回るってこともあるのでは。{/netabare}

最終話: {netabare}最後の花も兄の姿が見えるのも古典的だが、この場合は、花の存在が不自然なので兄を根拠として、兄-楽園の民、宗矢-龍と位置づけ、両者の違いが花があるかないかなのだろうから、宗矢にとっての花はかつてのシリウスを思い出させるもので、龍にとっては地球で育った夢となるが、人類を統制しようとしたことは否定されるべきなので、銀子によって払拭したという終わり方。
極論に持ち込んで、理想的な選択に対し、アンチテーゼである龍の論理武装を引っぺがすまでの物語。
全球封印の解除以降、楽園の民と龍は観念的にしか扱われないと思ったので、最後の最後で具体的に解釈する道筋が示されたのはよかった。{/netabare}

投稿 : 2018/09/29
閲覧 : 210
サンキュー:

6

ネタバレ

スージー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

けっこう期待してた

サイコスタッフとか惑星のさみだれとか原作持ってたからすごく期待してた

惑星のさみだれのヒロインのフィギュア出てくるし、干支っぽいモチーフも同じだし初アニメ化ですごい嬉しいんだろうなーって伝わってきました

とりあえず、普通だった!

投稿 : 2018/09/28
閲覧 : 179
サンキュー:

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プラネット・ウィズのストーリー・あらすじ

「おれは、おれが味方したい人達の味方だ。そんだけだ!」
過去の記憶を失いながらも、平穏に暮らしていた高校生・黒井宗矢。だがある日、
世界は謎の巨大兵器「ネビュラウェポン」に突如襲われる。
猫のような姿をした「先生」とゴスロリ姿の銀子と共に、宗矢は戦いに巻き込まれる
ことになったが_________なんと相手は人類を護る7人のヒーローの方だった!
宗矢の記憶に隠された戦う理由とは?

気鋭の漫画家・水上悟志が贈るオリジナルアニメーション、ここに開幕!(TVアニメ動画『プラネット・ウィズ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年夏アニメ
制作会社
J.C.STAFF
主題歌
≪OP≫Minami『One Unit』≪ED≫渕上舞

声優・キャラクター

阿部敦、原田彩楓、井澤詩織、小山力也、乃村健次、後藤沙緒里、梅原裕一郎、大和田仁美、渕上舞、菅原慎介、石上静香、興津和幸、清川元夢、若本規夫

スタッフ

原作:水上悟志・BNA・JC、監督:鈴木洋平、シリーズ構成・ネーム(脚本原案)・キャラクター原案:水上悟志、キャラクターデザイン:岩倉和憲/古木舞、メカデザイン:いづなよしつね/上津康義、プロップデザイン:磯本つよし、美術監督:奥村泰浩、色彩設計:石田美由紀、撮影監督:大河内喜夫、CG監督:平岡正浩、編集:近藤勇ニ、音響監督:岩浪美和、音楽:田中公平、音楽制作:ランティス

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