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「やがて君になる(TVアニメ動画)」

総合得点
81.9
感想・評価
667
棚に入れた
2464
ランキング
378
★★★★☆ 3.8 (667)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.9

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やがて君になるの感想・評価はどうでしたか?

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

意外過ぎる最終話は賛否両論です^^;

原作未読 全13話

あらすじ
好きと言う感情が分からない女子高生と完璧を目指す女子高生のお話し


では感想を

書きたい事がまとまらないのでとりあえずこっちから


作画は背景画は凄かったです。
でもキャラデザがは個人的にはハマらず

声優さんは可もなく不可もなく
皆さん、凄く上手なんですけど、個人的に何かが引っかかっていますwww

音楽は優しい感じがとても作風に合ってよかったです
ただDLはしませんwww

キャラは日常系なので普通。
個性も出てましたよ


さて本題
うん、まあ、とりあえず言いたい事は「続き、はよ」ですかねwww

このアニメの最終話には賛否両論がありました。
私は否定派になるのかな?

確かに綺麗に終わっていたとは思います。
でも、それ以上に(続き~!)って思いが強いです。

まあ原作がまだ未完結らしいのでこの最終回もありなのかなと・・・

これ以上は言いません。
まだ視聴していない人はご自分の目で確認してください。


確かに見た目は百合アニメです
が、個人的にはそんな感じでアニメ視聴は出来なかったです^^;

このアニメのテーマは2つあると思いました。
(好きと言う感情)(自分らしさ)

人には(好き)って感情があります
それは愛情だったり、友情だったり、尊敬だったり

色んな好きって感情が出ています。
それこそ同性って事は置いておいて、(人間性が好き)って事だったり

深く読み取れば読み取るほど面白く思えるアニメだと思いますよ^^


そして自分らしさ
多かれ少なかれ、日常で生活していると演技している自分がどなたでもあると思います。

友達によって自分の雰囲気を変えたり、上司などで態度を変えたりと。
(それも自分)と思えるかどうか何ですけどね。

このアニメみを視聴して、自分らしさって言うものを見つめ返すのもありだと思いました。
私は色々と見つめ返しましたが^^

正解なんてないと思いますけどね。
でも、いろんな事を見つめ直せると思います。

色々と深いアニメなので(百合系、駄目、絶対!)とか思わずに、1度視聴見てください。


では最後に一言
絶望した~!作品としては良いのに百合アニメとしてはイマイチな事に絶望した~!
好きって感情の表現が少ないからイマイチになるんですよ!
キスぐらいならそれなりに深い友達なら冗談で出来ちゃいますよ!
舌も絡ますシーン!あれは愛情じゃなくて欲情ですよ!
Likeの感情じゃなくLoveの感情の表現をしてください~!
(まあ、いっか)でキスをするアニメに絶望した~!

投稿 : 2019/02/23
閲覧 : 736
サンキュー:

25

ネタバレ

Yas さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/02/20
閲覧 : 241
サンキュー:

1

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

綺麗な終わり方

自分が耐えられる範囲の百合アニメで、メインがそこじゃないので最後までちゃんと観ることが出来た。

たまたま女の子同士だっただけで、いつどんな時に人は恋に落ちるか分からない、相手に何を求めるかも様々で、どうなりたいかも不安定。

そんなふわふわしたお話だけど、毎話気になるし少し切なくなる良いストーリーだった。

原作未完なので、この先も是非最後までアニメ化してほしい良作。

投稿 : 2019/02/15
閲覧 : 227
サンキュー:

6

ネタバレ

ジャスティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

私は私ではない

【視聴きっかけ】
去年実は視聴していなかったこともあり、
見ようと思っていた作品でしたが
全然視聴もしないで終わってしまった。

そろそろ見ても良い頃というか
少しまた自分が好きになれる作品を見たいと
思い視聴を決めました。

【良い点】
何だろうこの感覚、今までにはない
百合の恋愛でここまで凄く出来るのかと思う
脚本はまたしても花田さんですね。
最近視聴しているものは花田さんのばかりの
ような感じもしている。

花田さんが担当している作品はほぼ当たりの
作品の予感しかしていないです。
これからも頑張って頂きたい。

今では百合アニメなんて少しずつ増加傾向に
あるようにも感じますが、
まだまだ発展途上のジャンルとも言えるでしょう。

私はこの作品が百合系のアニメを
大きく引っ張ってくれる作品だと認識しました。

主人公は、なんというか
「ユーフォニアムの久美子ちゃんみたいだ」と感じた。
友達思いだけど、なんか少し冷たくて、
でもそれでも一応ついて来て見るものの
少しよそよそしく、安全なところへ隠れているような
存在に近い感じがしました。

そう愛の物語だからこそ、人間の弱さを描ける。
そこは一番大きなところでもあります。

【悪い点】
今回は全然見当たらない感じがします。
ストーリー展開の感じもよく、不満は特にない。
でも、再視聴をしたいというとそうでもない
印象が出てくる。
もう一度見たいアニメとはなりにくいオーラがする。
初見が一番大切なアニメなのだと認識しています。

1話 - 7話
ストーリー展開がかなり良好で良い感じです。
いろいろと人が世界にはいるんですね
みんなから思われている自分と本当の自分を
包み隠さず言えればどんなに楽な人生なのだろうか
結構考えさせられるアニメとも言える

8話 - 13話
物語の展開が後半でも素晴らしいストーリーで
見ていて飽きません。
姉のために劇をやるのはいいけど、
理由が子供っぽいから好き。

13話の視聴で少し展開が好みではありませんでした。
というよりは、もう少し先のことがあって
劇が終わってからの燈子と侑の関係がどうなるのが
気になる。
燈子は劇が終わってからの自分自身の存在に悩んでいました。
しかし、13話はデートっぽくなってしまって終わってしまった。
文化祭の劇はアニメでしっかりと見たかったです。
原作を買って下さいという解釈でいいのかな。
13話の作中で侑が劇のタイトルを決めた
タイトルは絶対に「やがて君になる」だと思っていた私。
13話以外は好きでしたが、最終回って難しいですね。

また、燈子は姉のために劇をやって姉になりたいと言っていた。
これはまるで【H2Oの{netabare}ほたるちゃんの逆の展開のようだった{/netabare}】
燈子は自分自身の存在が自体がなくなるというか
失うというか、自分のことが嫌いだからこそこうなった。

このアニメを見てから人格って本当に
それぞれあっていろんな人が関わっているからこそ
人格というのは曖昧な形である。
性格という言葉もあるが、
それはいろんな人が思うその人の人格の特徴が
共通しているから、それは真の性格だと認識をするのだろうか?


恋愛って本当にどんなものなのだろうか?
私は全然興味があるわけではない。
2次元だろうが、3次元だろうが別にどちらでも良い
だが、そのような感情になるとドキドキとした
気持ちになれるのだろうか?と思ってしまった。
まさに今回でいう侑みたいに。

投稿 : 2019/02/14
閲覧 : 354
サンキュー:

23

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

予想外のホラー

女の子同士の恋愛をテーマにした作品。

少し前のレズアニメ『citrus』の、生々しいえっちシーンがちょっと無理だったので、
このアニメもそういう方向性だったら、いつでもぶった切る構えをとりながら視聴し始めたのだが、
これがかなり面白かった。

登場人物たちの行動が、尽く視聴者の予想を裏切ってくるので、観ていて退屈しないんですよね。演出も上手かったんだと思う。

さすがに、生徒会劇をやらないでアニメが終わったのはズッコケたけど、原作がまだ完結していないのなら仕方ないね。


最後に、作品名『やがて君になる』の意味について色々考えてみたんですが、
アニメ内の不穏な雰囲気からして、これ、{netabare}侑が燈子先輩のことを好きになってしまったせいで、

【(燈子の気持ちが、侑から)沙弥香へ移る】
→【やがて君[沙弥香]になる】{/netabare}

…って結末とか、全然ありえるんじゃね? とか思った。さすがにないか(笑)


↓[追記]
{netabare}ないね(笑)
これアレか。単に、

【燈子が(お姉ちゃんの柵から解かれて)燈子自身になる】

ってことか。ちゃんとそう演出されてるじゃん!
時期が経ちすぎて変な解釈しちゃったけど、たぶん当時の私もちゃんと理解していたと思いますよ。{/netabare}

投稿 : 2019/02/10
閲覧 : 450

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

百合要素抜けば最高だったかも。

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:こ、これは百合百合しい?そうだとちょっと敬遠しちゃう。
期待度:★★★

これはもう趣味趣向の問題だと思うんだけど、ガチの百合ってどうしてもだめ。
気持ち悪い。
それさえなければ凄く良かったと思うんだけどなぁ。
作画も最後までよかったし、ドラマとしての見せ方も良かった。
百合がなぁ。。。

ホモよりはましだけど。

投稿 : 2019/02/08
閲覧 : 338
サンキュー:

29

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今のところとても面白いです。(顔がめっちゃ芝居する!)→第7話補完作品『やがて君になる 佐伯沙弥香について』(電撃文庫)絶賛発売中! BDにはスタッフコメンタリーも!

== [下記は第2話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
現在2話目まで視聴済みです。

原作マンガはかなり有名作品だと思うのですが、未読だったのでアニメ放送開始前からとても気になっていたタイトルです。

大正時代にはやった(生まれてないから本当にはやったのかは知らん(笑))らしい「エス」(女学生同士の恋愛物)とかの継承者的な路線ですかね。40年以上前から少女漫画とかでは連綿と続く系譜の一つですよね。男性向けの深夜アニメのメインストリームからは外れた作品だと思うので爆発的には人気は出ないと思われます。

私としてはけっこう好みかも。キャラクターデザインも、わりと好きな方です。男性も出てくるのは今風なのかな?

気に入ったので推さないとと思って評価は仮に付けましたが、途中で変更すると思いますので悪しからず。
== [ここまで。] ==

2018.10.26追記:
生徒会選挙での演説前の一幕、最高でした。

後輩なのにメンタル強な侑の強キャラ感はめっちゃ好みです。侑のお姉さんもなかなか良いですね。

表情の作画、情報量が多くて凄く良いです。原作も良いのでしょうが、今のところどストライクで好みです!

2018.10.27追記:
第4話目まで視聴完了。煽りキャラの存在で話が動いてきましたね。原作未読だけど、とりあえず見つかった脚本のキャスト表が伏線だというのはわかりました。

2018.11.3追記:
第4話からの勢いで原作既刊分の単行本を全巻読破したところで、第5話を視聴終了。

原作を忠実になぞっているようで第3話の生徒会長選挙の演説が実はアニメで補足されていることがわかったりとか。実は花田先生が目立たず良い仕事をしている…?

第5話については、原作にもあるエピソードですけど怜ちゃん(侑のお姉さん)GJ(笑)!

2018.11.10追記:
第6話を視聴終了。ストーリー展開は原作にほぼ忠実ながらもオリジナルなシーンがけっこう入っていたような。

例の川での飛び石のシーンも含めて、監督・演出・脚本みんな良い仕事してますね!

2018.11.17追記:
第7話まで視聴終了。ここまでただの脇役と目されていた箱崎先生がストーリーに参加してくるエピソードが、ついにアニメでも放送でした!

なお、本エピソードで触れられた佐伯沙弥香と先輩の中学生時代のエピソード詳細を含む『やがて君になる 佐伯沙弥香について』が11/10に電撃文庫より刊行されております。

原作漫画『やがて君になる』のスピンオフ作品という触れ込みで、歪んだ女性キャラを書くことでは定評のある(?)、入間人間(いるまひとま)先生によるノベライズとなっています。

原作未読でもアニメ第7話まで観ていれば特にそれ以降のエピソードに関するネタばれ要素はありませんので、佐伯先輩に興味を持たれた方は是非お読みになることをお薦めします!

2018.12.29追記:
第13話(最終回)まで視聴終了。原作コミックス5巻の4割くらいを消費して、エピローグ的に今後の展開を期待させる映像での締めでした。(← 悪く言えば「おれたた」END(笑))

結局原作の各話サブタイトルはそのまま残されて、特に特定の回が跳ばされることなくアニメ化されるという『3月のライオン』に近い形でのアニメ化となりました。この構成で原作がまだ続いているので最終回をどうまとめるかはかなり大変だったかと思いますが、シリーズ構成・脚本の花田先生、お疲れさまでした。

そんな中、劇中劇の内容を練習という形で少し先取る形で見せて、アクロバティックに話をまとめてしまいました。このアニメの制作スタッフの恐るべき底力!

脚本だけではなく演出もハイレベルな作品でした。

2019.2.4追記:
12/21にBD 1巻、1/30に2巻が発売されました。

BDの初回特典として付くブックレットには対談形式のキャストインタビューが収録されており、他にコンテ各1話分が付きます。そして毎回特典ですがスタッフコメンタリーが付くのですが、これが1、2巻とも素晴らしいです。

1巻:
キャストインタビュー: 高田憂希・寿美菜子
キャストコメンタリー: 高田憂希・寿美菜子
スタッフコメンタリー: 加藤 誠(監督)・仲谷鳰(原作者)
コンテ: 3話

2巻:
キャストインタビュー: 寿美菜子・茅野愛衣
キャストコメンタリー: 高田憂希・寿美菜子・市川太一
スタッフコメンタリー: 加藤 誠(監督)・あおきえい(第6話コンテ)
コンテ: 6話

特に演出関連のスタッフコメンタリーが大好物な私としては、アニメ化のレベルの高さにふさわしいパッケージでBD 1巻、2巻ともに大満足。以降のBD 3巻、4巻も楽しみです!

投稿 : 2019/02/05
閲覧 : 1221
サンキュー:

82

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「気が付けば息もできない」

原作コミックは未読。

物語の都合で仕方なく作画や映像をあてがった作品と、
一コマ一コマの構図に意志を込めて伝えて来る作品は、
ひと目見れば何となく判別できる物ですが、
本作の場合は衝撃的なくらい後者でした。

特に“カメラワーク”が素晴らしいと思いました。
画面のどこに人物を配置するのか。
人物を足下から上へ映していくのか。頭から下へ映していくのか。
それぞれに二人の距離感など、特定の状況や心理を強調する映像効果があって、
本作は間違いなくそれを狙って、執拗に投げかけて来ます。

そこで敢えて指の動きを映すのか?足の動きを追うのか?
当惑や動揺、昂ぶりは表情よりもむしろ手元や足下に顕著に表れる。
当事者である登場人物たちですらも知らない秘密を覗き見するようなアングルが
堪らなくプレミアムで、アブなくて、エロくてw作品世界にどんどん吸い寄せられます。

単純な相思相愛が必ずしも最良な関係とは限らない。好きと言う気持ちの奥深さ。
繊細な心理描写が光るとの評判を耳にして、期待しての視聴でしたが、
冒頭から良い意味での圧力を感じるレベルの鑑賞になるとは嬉しい誤算でした。

そこで路上のミラーに映る二人を見せるのか?
世界の中に確かに存在する二人の気持ちを強調する演出も多彩。
人を想う気持ちが、世界の全てと同格になる。
特別な想いに、自然現象等を巻き込む定番の純文学的な演出も、
この次元で体感すると格別です。

私が一番シビれたのは揺れる心や転換する状況と共に波紋を生じるコーヒーカップ。
この世界のカップは第六感で恋愛波動を察知する感覚器か何かなのでしょうか。

映像、演出に関しては一話にして既に私はメロメロで、ほぼ呼吸するのを忘れかけましたw
一体、作者やスタッフたちは何を考えているのだろう。そう思うとニヤニヤが止まりません。
決して大量の作画枚数を費やさなくても、映像の見せ方で表現できるものがまだまだある。

改めて漫画やアニメ、映像作品に惚れ直すことができる。
例えストーリー、設定等が趣味に合わなくても本作の演出には一見の価値があると思います。


あと、言い忘れていましたが、本作は百合アニメになります。

投稿 : 2019/02/05
閲覧 : 665
サンキュー:

62

ネタバレ

うるかり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

私の事を絶対好きにならない君が好き

NETFLIX視聴。ほぼリアルタイム。

なんとなくで見始めたんだけど、百合という点を抜きにしてもなかなかちょっと変な恋愛ものだった。
好きになる、って感覚がわからないっていう主人公の事が、とっても好きっていう。
好きでもない相手から向けられる好意ってのは時に不快でもあるけど、それが憎からぬ相手からのものであれば、応えたいと思うのも普通の感覚だとも思うんだけど、このケースにおいてはそれは禁忌で。
ていうか自分に向けられる好意に冷める人間が3人もいるのおかしいよね。
特に傍観者君とかなかなかにキテるなーと思う。
神視点的な感じなの結構やなやつだよ。。

割といいとこで終わってしまうので、原作気になる。

投稿 : 2019/02/04
閲覧 : 237
サンキュー:

8

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

C. ネタバレ注意-メイン3人とも共感できず

仲谷鳰作の漫画

<主要登場人物>
・小糸 侑(こいと ゆう)高校1年生:高田憂希
・七海 燈子(ななみ とうこ)高校2年生:寿美菜子
・佐伯 沙弥香(さえき さやか)燈子のクラスメート:茅野愛衣

燈子は「自分の事が嫌いなため自分に好意を寄せる人を好きになれない」
ある日生徒会に手伝いに来てくれた後輩の侑が
「誰のことも特別に思えない」と言ってるのを聞き侑を好きになる
「私は好きだけど、侑は私を好きにならないでいい」と言われ
燈子が自分に言葉や態度で気持ちを伝えることを受け入れる

燈子は生徒会長で入学時から成績はトップ、容姿も抜群で完璧に見えたが
それは亡くなった大好きだった姉の姿をなぞってるだけで
本当は気の小さい気弱な女性だった
燈子は自分の本当の姿を受け入れてくれる侑を大切な存在だと思うし
侑は姉の真似ではなく本来の自分のまま生きてほしいと願う

文化祭で生徒会が創作劇をすることになり
市民劇団に入ってて燈子の姉を知る生徒会OBが指導に来てくれるのだが
「君と姉は似ていない」と言われてしまう
OBの記憶の中の姉は皆に好かれてはいたが
生徒会の仕事を他人にやらせたり夏休みの宿題を手伝ってもらうような人で
完璧な人ではなかった
姉のようになりたくて努力してきた燈子は戸惑う
さらに文化祭での演劇は姉が果たせなかったことを叶えるためだったのだが
文化祭が終われば目標となる姉の人生がないためさらに今後の生き方を迷う
侑はお芝居のセリフにのせて今の自分を見つけてほしいと伝えるが燈子に伝わるのか。。。



私は事前にストーリーや評判を確認せずにアニメを観るのですが
昨年(18年)一番面白かったアニメ
「抱かれたい男1位に脅されています。」と
同時期放映・同じような題材ということで並べて語られることがあり百合ということと
評判が良いことは知っていたので楽しみに視聴したのですが
ここまで中身のないアニメだとは思わなかったです
多分、イベントやトラブル等でストーリーを盛り上げるより彼女たちの普通の日常を描きたかったのでしょう
そのためか木漏れ日や水族館など細かい描写やアングルが丁寧に描かれていて彼女たちが内面に抱えるどんよりとしたものと比べて日常は色にあふれキラキラしていました


女性同士のキスシーンは気持ち悪いですね
(「だかいち」の男性からの評判が悪い理由がわかりました(笑))
特に侑は好きでもない同性にキスされて表情ひとつ変えないのは
優しい子というより流されやすい子に見えました
1話で男子に告白され悩むシーンがありましたが彼が強引に押したら
付き合うことになって燈子にそうしたように彼にも気持ちを寄せたのではないかと思います
つまり侑にとって燈子でなければいけない理由が解らなかったです

創作劇の題が「やがて君になる」だと思っていたので
えっ!って思ったの私だけ?

侑の同級生でバスケ部の先輩を好きな日向朱里(寺崎裕香)に救われました

19.1.29

投稿 : 2019/01/31
閲覧 : 314
サンキュー:

6

pin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ちょー退屈だった…

なんかつかみどころが、まったくわからない。
中途半端で終わった感があるし。。

投稿 : 2019/01/30
閲覧 : 280
サンキュー:

4

ネタバレ

イヌイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

百合でここまで引き込まれるとは。

本当に時間がなくやっと2話見終わり。
普通に(/▽\)♪(/▽\)♪で30分終わりかと思いきや
百合でここまで夢中になるとは思いませんでした。
まあ、まだ2話までしか見ていないので評価は変わるかも知れませんが良かったです。
追記
やっと全話見終わりました。
今までの百合のなかで個人的には1番かもしれません。
好きという感覚が分からない主人公(1年生徒役員)と、その主人公に恋した周りから頼れる生徒会長。(先輩)
話が進むにつれて揺れ動く2人を見ていくうちにどんどん引き込まれていきました。
本当にこのアニメを見て良かったと思いました。
続編を期待したいです。
コメントを見て下さりありがとうございます。

投稿 : 2019/01/26
閲覧 : 295
サンキュー:

16

ei さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

君に

時間と共に刻まれていく彼女達の心情を描いている作品
目の輝き視線の動き、眺めているだけでも彼女たちの心情をつかみやすい
彼女たちの感情を丁寧に扱っているのでワンシーンどこを切り取っても楽しむことができました。
ただ表情から読み取れる情報が少なかったと思います。
仮面を被ったような変わることのない表情、内面を隠すように、自分の思いを突き通すために、隠してしまった自分の気持ちにすら気づかない、それらが表情として表現されていたと思います。
細かいところにも目を通すと楽しいです。


一方であくまで百合 女性同士の絡みを入れるために作られたであろう作品だと強く感じました。お決まりの展開をいくつも広げていてそのシーンは思わず笑ってしまう 浮いている、溶け込んでいないと個人的感じたのであまり好きではなかった。



物語は未完結で最終回を終える
それは彼女達の心を表したような
不完全なままこれからも続いていく 
やがて君になる 一人の人間に

投稿 : 2019/01/26
閲覧 : 254
サンキュー:

6

ネタバレ

みかしえる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一話切りは勿体ない

素晴らしい作品。
ただし最序盤は微妙だと思う。
実際私の場合、一話の前半で一度視聴をやめてしまっていた。全話配信されてから改めて見始めてハマってしまい睡眠時間が削れた。
まだ視聴していない方や一話で断念した方々にはもう数話見てみて欲しいなと思う。

特に好きなところ
{netabare}
・小糸が可愛い。天使
・五話と九話のイチャイチャシーンでニヤニヤが止まらない

・二人の関係に外野が介入しないのが良い
佐伯や槙を使って二人の関係を拗らせる展開にならなくて良かった。あくまでも二人が互いを知ることで関係が深まっていくところが素晴らしい。
{/netabare}

一話の取っ付きにくさについて
{netabare}
・白馬の王子さまと村娘のような構図
特に透子は典型的生徒会長キャラのようである。ここで視聴者をミスリードして、その後の展開に意外性を作るのが目的と思われる。

・告白の彼に不誠実に写ってしまう
小糸は中学時代彼に対して実際好意があって、それを隠していたわけでもないのだから、彼が勘違いするのは当然。そんな相手に対して小糸の対応は不誠実に見えてしまう。
しかも彼には「ありがとう」なんて言わせてしまっている。都合よすぎる。
この件以外の小糸ちゃんはマジ天使だけどね。
{/netabare}

こういう百合作品増えてほしいなぁと思います。

投稿 : 2019/01/22
閲覧 : 175
サンキュー:

5

ポテ☆とと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

百合じゃない百合アニメ

今までの百合アニメとは違う感じ
何度か見直すれば、色んな表情が見えてきそう!

投稿 : 2019/01/22
閲覧 : 220
サンキュー:

7

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

太陽と月

原作未読 全13話

相手を好きになる感情が理解できない高校1年生で主人公の小糸 侑(こいと ゆう)は、あることで生徒会役員で2年の七海 燈子(ななみ とうこ)に出会います。それを機に侑は生徒会役員になって一緒に生徒会活動をしているうちに侑に対して燈子にある感情が芽生えてきました。生徒会活動を軸に2人の複雑な恋愛模様を描く作品です。

2人でいるときの間の取り方が絶妙でした。感情を言葉ではなく、表情や間で表現していて、一瞬目を奪われるように観てしまうシーンが何回もありました。

侑役の高田憂希さんと燈子役の寿美菜子の演技も光りましたね。

原作が続いていることもあり、切りのいいところで終わりましたが、続きをまた観て観たい作品です。

OPは安月名莉子さん、EDは侑役の高田憂希さんと燈子役の寿美菜子さんが歌っています。OPの作詞・作曲は「ユリ熊嵐」OPなどのボンジュール鈴木さん、たまには歌ってほしいですね。

最後に、原作者の方は結構アニメ制作にも携わっているようなので素晴らしい作品になったかもしれません。本屋で気になっていましたが、一度原作本も読んでみたいですね^^

投稿 : 2019/01/22
閲覧 : 448
サンキュー:

46

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

由利物はにがてだったけど・・

由利物はにがてだったけど・・ 以外にはまってみてしまった
ただ 最後は どうなんだろう・・続くのかなぁ??

投稿 : 2019/01/21
閲覧 : 191
サンキュー:

3

木村天祐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ちょっとイタい登場人物たちの百合モノ

完全な百合モノです。
学生の女主人公が、生徒会長に好かれる系の話です。

主人公は「好きとかよくわからない」とか言ってる娘で、
パートナーになる生徒会長は完璧超人?だけど、死んだ姉にコンプレックスを抱えてる娘です。
主要人物はちょっとイタい設定なのが特徴ですかね。

百合モノとしての部分はリアル寄りの描写です。あまりアニメ化しない路線なので好きな人には価値のある作品じゃないでしょうか。あにこれで点数高いのはこのためでしょうね。点数入れてるのが百合好き層なんでしょう。

ただ、

・放送前から主人公の声優交代

・放送期にライバルが多い(系統の違う百合モノとして「うちのメイドがウザすぎる」「となりの吸血鬼さん」「アニマエール!」、ホモモノとして「抱かれたい男1位に脅されています。」)、

・話も何がしたいのかよくわかんない(生徒会長のコンプレックス話とか何いってんだこいつみたいな印象しかなかったです。そこが話の主柱なので、なんで恋愛モノなのに主柱にしたのか理解できませんでした。人生相談か何か?もしかしたら百合モノ恋愛モノじゃなかったのかも。人間観察モノ?)、

不安要素が多すぎましたね。

内容として、正直言って面白くないです。さっき上げたライバルたちの方が断然面白い。
この作品のプラス要素である恋愛描写ですらホモモノの「抱かれたい男」の方が圧倒的に上でした。(私もまさか「抱かれたい男」がこんな良い作品とは思っていませんでした。私ノンケなので、ホモ系女性向け系は点数低めなんですけどね。)
先程も書きましたが、もしかしたら恋愛モノではなく、「どうでもいいコンプレックス抱えてる上、同性を好きになるけど、スペックは高いイカレた生徒会長を観察する作品」だったのかも。本当はこのあと、生徒会長の内面を理解した上で好きになるみたいな感じにしたかったのかもしれませんが、アニメは観察途中で終わっちゃってます。残念。

投稿 : 2019/01/21
閲覧 : 222
サンキュー:

6

ネタバレ

くぼさん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

・・・そうか

侑が全く他人な気がしないのはあれか。
明石さんか。笑

投稿 : 2019/01/21
閲覧 : 206
サンキュー:

3

あにすきー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

雰囲気がとても良い

何話かみて気付かされたけれど、カットに映る花にも
意味があったんだね。

全体に綺麗で時々入るカットが心情を描写してて
直線的なキャラクターの輪郭が雰囲気を重くしてない
BGMがとてもいいかな。エンディングいい曲ですね。
これって百合トライアングル?

好きで居たいから好きに為らない。
束縛されたいから束縛しない。

投稿 : 2019/01/20
閲覧 : 218
サンキュー:

18

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ガチGLモノだけど、そういったカテゴライズを超える芸術作品

13話全視聴完了記念加筆訂正(01/13/2019)
カスタムタグの{のつけ忘れ修正(01/19/2019)

全話視聴後の感想です。何時間かかけて感想を考えてみたのですが、残念ながらこの作品がどんなに優れているかを表現する能力が私にはないことがわかりました。ギブアップwして、稚拙な感想をここに残すことにしました。
  この作品を御覧になられる皆様は、私の駄文を読むよりも、本作を視られることをお勧めいたします。それから何周か視て理解が深まったり、新たな発見をしたら、ここにきて書き直すなり加筆するなりしたいと思います。
  
さて感想を開始します。本作は私には、最初あまりピンときませんでした。それは燈子が侑を選んだ理由がよく分からなかったからです。それは物語の最後の方に進むにつれてだんだん分かってきました。
  本作は、心情に関する膨大な情報が、台詞、人物の振舞、情景描写、小物などに埋め込まれています。また、心情やその変化に関する表現はとても細やかで、揺れ動く心情を巧みに表現していると思います。
  それから、視聴時のみならず、視聴後に様々な場面を思い出して、あの時の登場人物の台詞や行動はどう思っていたからなのだろうかと反芻してみたくなります。例えば、燈子は何故、侑に惹かれたのか、そもそも異性を何故選ぼうとしなかったのかなどです。このように作品を視ていないときでも頭の中で楽しめるぐらい、物語世界の完成度が高いです。この作品に出合えて、本当に良かったと思います。是非また視返したいと思います。
  
なお、私が思った侑を選ぶ理由は..{netabare}あくまで私が勝手に思ったことですが、侑は燈子の本質を直感的に理解することができたからではないかと思います。
  それは第13話の中で説明されている気がします。燈子の姉は高校時代に事故で亡くなっていて、燈子によって激しく理想化され、その姉像こそが自分がなるべきもの、そして姉が成し遂げられなかった生徒会劇を成功させると燈子は意気込んでいます。そのために無理をして疲弊してしまっています。前話の12話で理想の姉像が当時の生徒会メンバーの発言で揺らぎましたが。そもそも理想の姉像に生徒会劇を成功させた後は、自分はどのようになればいいのだろうかという疑問が湧きあがります。しかし、その答えを見つけることができません。侑は、侑だけが知っているそのままの燈子になればいいとの背伸び気が付き、理解しようとします。
  もし侑が男の子だったら、燈子との関係は、急速に進むか/終了するかしてしまっていたと思います。GLならば特に片方がストレートであれば、話をゆっくり進めても問題ない訳です。この物語での二人の関係の変化はゆっくりです。それからGLの体裁をとってはいますが、燈子の人間的成長と侑の心情の変化が語られている物語だと思います。そしてGLの方法は相手をやさしくく思いやる気持ちを表現することだったと解釈しています。{/netabare}



--以下前回までの書込--
旧題:ガチGLモノだけどそれを超えた何か

実はガチGLモノは自分には苦手なジャンルなのですが、それなのに次週が楽しみになる作品です。
 花鳥風月のような自然、それに建物や机の人造物が、繊細に美しく描かれています。それだけでも十分魅力的ですが、それが登場人物たちの心情と(タブンw)関係があり、何かを語っているような気がします。(気がしているだけです) 
 それで、ガチGLが苦手な理由ですが、ある行為をしている最中のヒロインたちの気持ちをうまくイメージできず、何だか置いてきぼりにされているような気がするからと、あまりそういう欲望の消費行為のシーンは酒のアテに向かない気がするからです。
 では、わりと高評価を付けたあのアニメやそのアニメはそうじゃないのかと言われると言い訳がましいですがw、チュチュがギャグのネタやオチになっているのでアハハと言いながら視れる訳です(汗)。
 さて、この作品がガチGLでも次回が楽しみな理由は、ヒロイン二人の考え方や愛情の関係がどう変わっていくか、それを美しい背景や小物と一緒にどう美しく表現されるのかを最終回まで見届けたい、といったところです。

(12/01/2018加筆)
第8話冒頭のシーンの人間模様がとても面白かったです。
{netabare}
駅で燈子を待っていると、中学時代に沙弥香が、GLになるきっかけを与えてくれた先輩に偶然出くわしました。先輩の高校進学を機に交流が途絶えてしまっていたのですが、もう先輩のことを何とも思っていないと告げ、つまりヨリは戻さないよ宣言をします。そして、改札から出てきた燈子の腕にしがみ付き、もっといい相手ができたのよと、勝ち誇った表情で先輩の方を見ます。少し歩いて道すがら、燈子にこの手は何?、と聞かれ赤面します。
燈子とは先輩のような関係ではないので、手を組んで歩くのは不自然なのですが、片思い的なそれでいて近くにいることができる人間関係の表現があまりに秀逸なので、このシーンを視ながら私は顔がニヤけてしまいましたw。
{/netabare}


以下放送分12話視聴記念加筆
{netabare}
生徒会劇の読合せ練習で燈子は迫真の演技を見せます。
視ていて台詞の一言一言が、聞いているのではなく脳内で反響するような気さえしました。これには本当に痺れました。こんな経験は初めてかもしれません。
 この作中劇で燈子の役は、記憶を失い自分自身が分からなくなってしまったので、見舞に来た人が話す人物像の内のどれかを選択しなくてはならない病人でした。その時の燈子自身の心情と合致します。迫真の演技でありながら、その時の燈子の心情の激白そのものでもある訳です。その時の燈子の心情とは、生徒会時代の姉を知る人物から聞いた話で、燈子が思い描いていた理想の姉像、すなわち燈子が目指していた人物像は幼いころの幻想だったと気付き、混乱しています。このことを作中劇という脈絡を使って説明するこの場面に深く感動しました。そしてこのシナリオに疑問を持った侑は友人の台本製作者に書換えの提案をし、書き直されることになります。
{/netabare}


以下放送分13話視聴記念加筆
{netabare}
おそらく私を含めこの回を視た多くの人は、水族館デートを意外に思い、何故生徒会劇じゃないのだと思ったことでしょう。もしかしたら尺の都合なのかもしれません。あるいは続編のためには、この方が都合が良いのかもしれません。でもこれはこれでしっくりきます。二人が水族館ではしゃぐ様子を視ていて、相手を互いに思いやる気持ちが表わされているようで、これが「スキ」の関係なんだろうかと思い、何故か私は嬉しい気持ちになりました。建物の外でペンギンの行進を待つ間に、生徒会劇の練習の場面があります。その場面で、侑はそれまでとは違う台本の台詞を燈子に試し、誰かが言う自分像を一つだけ選択するのではなく、今の自分像で良いと侑は配役の台詞として話します。この作中劇も前話同様に素晴らしいです。
  この物語の最後の場面で侑は燈子に「そろそろ乗換えですよ」と囁きます、つまりこれまで目指していた自分の想像上の姉像に捕らわれるのはもうやめましょう、ということだと解釈しました。
{/netabare}

投稿 : 2019/01/19
閲覧 : 361
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27

serius さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

百合だから敬遠するのは勿体ないぞ!

とにかく超絶丁寧な作り。
声優の演技、作画、演出、音楽
何から何まで。

思わず息を飲むような迫力のあるシーンの数々。
別にバトルしてるとか、命がかかってるとかそんな場面ではないけど声の演技とアニメーションの演出で魅せられた。

マジで百合とか確かに盛り込まれてるけど、それ以上にアニメとして素晴らしい出来。

全てを語るのではなく、時には言葉や表情で、時には物や背景で、比喩的に表現する。
それ故にモヤっとする部分もあるかもしれないが、些細な描写を感じ取りながら見ることは正しいアニメの楽しみ方だし、忘れてはいけないなぁと思った。

原作はまだ続きがあるようで、最終話を見る限り続編があるはず。円盤もそこそこ売れてるようだし。

ここからはキャラと声優について
このアニメ見て、侑を演じてる高田憂希さん凄い良い演技するなぁと思った。まず声が良いよね〜聞き心地いい声してる。

僕の推しはサムネの通り佐伯先輩です笑
まず見た目のお嬢様感良い。
クールで若干気が強くて、燈子のことになると心乱されてる感じが最高。
そして、cv茅野愛衣。
めちゃくちゃ繊細な演技が要求されたと思うけど、それに十二分に応える凄い演技だった。
これだけ第一線で活躍できてる理由というか、改めてすげぇなって思いました。

燈子はとにかくずるいね。
ずるすぎてムカつくくらいだった。
侑とのイチャイチャは良かったですけどね。

あと、こよみ好きだなぁ。
cvは小原好美さん。
月がきれいでヒロインやってた方だね。
あどけない感じの演技が凄く上手いよね。

先生と喫茶店の店主がまさかの...ね。吹いたなあれ。
この世界のレズ率の高さよ。

とにもかくにもこの秋クールでは覇権でもなんら申し分ない出来だったと思います。
続編待ってますよ!

投稿 : 2019/01/17
閲覧 : 509
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36

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

声優以外も演技する

6話まで視聴。原作未読。

あらすじを読む限り、あまり関心を持てなかったのですが、一話からかなり引き込まれました。

簡単に言ってしまえば『演出が素晴らしい』ということだと思うのですが、この作品『アニメーション』がとても良い演技をしているのですね。

手足の所作をクローズアップで見せるシーンが多く、役者の台詞や演技だけでは伝えきれないより多くの心情を緊張感を持って見事に表現しています。
また個人的にはやや淡白に思えるキャラ作画なのですが、ここぞ!という時の仕草にはドキッとさせられます。

{netabare} 6話のED映像を見ると、そういった部分をとても意識して作られているというのがよく判ります。 {/netabare}

高田優希さんの(意外にも)抑え気味の演技も印象的ですね。

そして劇伴がまた素晴らしい!
『赤髪の白雪姫』で傑作スコアを提供した大島ミチルさんが、ピアノ曲を中心にとても良い仕事をされていますね。物語の性質上、下手をすると陳腐なものになりがちですが、先の演出も相まって、この作品にエレガントさをもたらしているように思います。

OP/ED曲も、少し前のボカロ曲を思わせるメロウでポップな楽曲で個人的に好みです。

傑作になりそうな予感がしています。


<全話視聴終了>

7話以降、キャラ作画など少し粗さが目立って心配しましたが終盤一気に持直し演出も冴え渡って、私にとって2018秋アニメ一番のお気に入りになりました。

最終話について、{netabare}確かに劇本番ではなく水族館というのは予想外でしたが、個人的にはキービジュアルや作中でも水中のイメージがしばしば挿入されていたので、揺れ動く心情の象徴として(原作の途中で終了する)アニメとしては重要なピースだったんだろうなーと理解しています。 {/netabare}

また2期を期待する声も上がっていますが、私は「アニメではやりきった」と思っています。それくらい素晴らしかった。「百合アニメ」の枠を取り払いたい。派手なアクションやトリッキーな物語でもないのに、こんなにもアニメの可能性を感じさせてもらえるなんて・・・感謝です。

投稿 : 2019/01/16
閲覧 : 416

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

久々に完走できた百合アニメ

前から言ってる気がするが私は百合アニメが苦手。
女性同士の恋愛ならなぜか直ぐにキス以上の関係が許される風潮に拒否反応を示してしまうのである。
同じような思いの同志はいないだろうか?

そんな中、本作は久々に最後まで視聴することができた百合アニメということになる。
とは言え、そこまで個人的に楽しめたかと聞かれるとそうでもないが(笑)、
それでも百合系大嫌いな自分が完走できたということはそれだけで良い作品だったと言えるのではないか。
そもそも恋愛作品自体が専門外な自分が、男女の恋愛よりさらに繊細な心象描写が求められる百合物を語ろうなんて10年早いんだよって話だけども。

主人公の侑は人を特別に好きになることができない女子。
恋愛ができないというと単純に面倒くさいからなんじゃないのと思いがちだが、侑というキャラは割と社交的だしキスをされても何も感じないというからやはり何かが欠如している子なのだろう。
ヒロイン役の燈子先輩は侑のことが大好きなレズ女だが、自分を好きになる相手には拒否反応を示すという非常に面倒くさい人。(笑)
人を好きにならない侑が好き、ただ受け入れてくれればいい…って我がまま放題やな!
好きになってはいけないのに受け入れるとは?ははっ…僕ちんには理解不能♪

そんな具合に百合キャラ心理が分からない自分にとって燈子というキャラを理解するのは難解であったが、それでも視聴できたのは主人公の侑がやけに男らしいというか見た目も少年ぽくて百合アニメって印象が薄まってた側面が大きいかなー。
有りがちな性的描写もキスくらいで低めだったし・・・・と、思ったら
第9話でエロエロベロチューキタァァァァ!!wwww
こういうのいらないよ・・・・この際、体育倉庫に変態ハゲオヤジを乱入させて○○させたいわ。・・・・あ、レズ展開に男乱入はご法度ですか?これ以上言うと百合オタに殴られそうだから、この辺でやめときます。

男と言えば、本作は百合アニメなのに共学を舞台いしていて男キャラも登場する。
主人公2人の禁断の関係を目撃した槙君って男子が中盤以降物語を引っかき回すのかと予想していたがそんなこともなく、アレは何のために存在しているキャラだったんだろう。
また、燈子に恋愛感情を抱く沙弥香先輩はひたすら可哀想なキャラだと感じてしまって、このどう転んでも彼女がハッピーエンドを迎えることはなさそうなんだが…
オープニング映像で燈子の肩に手を伸ばすも、教室の外に消えてしまうシーンは何度見ても切なくて泣ける。
オープニングはその他、曲も含めて非常に完成度が高いと思う。人物描写や花などから1分30秒の映像に様々な隠された意味合いが考察されることが話題になったし。
作中の演出にも拘っており、なにやら色々考察し甲斐がある作品だったようだが、そこまできちんと見ていなかった自分は秘められた意味まで気付けなかったかな。でも好きな人にはたまらない演出だったことは間違いない。そこに気づけたか否かが本作を評価するポイントだったのではないかと思う。
未だ原作が続いている作品なのでアニメは中途半端なところで終わってしまったのは若干残念だった。

投稿 : 2019/01/12
閲覧 : 252
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8

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

一応形だけ見れば百合なんだけど、そんな単純な話じゃないです
心理的要素多分で、それもいいことばかりでもなくて、複雑な気持ちの話
逆にいえばこんな複雑に話手掛けててすごい。
現実みたいに複雑で理想的に心理を通したフィクション、憧れちゃう

投稿 : 2019/01/12
閲覧 : 178
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「君になる」とは誰のことか。。

百合系は嫌いじゃないし、
ヒロインのcvがお気に入りの方{netabare}けいおんのムギちゃん等の寿さん{/netabare}だったので期待して視聴しました。

序盤はヒロイン達の恋愛関係がどう進展して行くのか、
ドキドキ感がありましたが、
後半は少し盛り上がりに欠けたように感じました。

この作品は週ごとに観ていて、
話の内容や感情がブツ切りになってしまったことや、
その途中にCitrusを一気に観てしまい
それと比べてしまった事も影響したかも知れません。

それにしてもこのタイトルの「君になる」とは、
誰が誰になるという意味か、気になりました。
{netabare}
初めは橙子が姉に・・と思っていたのですが
受け身のヒロイン侑が百合に目覚め、
橙子と立場が逆転するのでは・・と想像していましたが、
ひょっとしたら登場するキャラそれぞれに当てはまるのかも知れませんね
{/netabare}
ひょっとしたら、映画版への序章だったり・・?

投稿 : 2019/01/12
閲覧 : 215
サンキュー:

22

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アイディンティティーの確立まで

理想のあるべき自分と現実の自分の差が気になって不安になる、自分の存在、アイディンティティー。そういう類のテーマを扱った作品なのでしょう。私はボーっと生きてきたクチで、そういう悩みとは縁遠い人間でしたので、共感はできませんでしたが、きっとこんな感じなのだろうなとは想像できます。理想の自分を演じながら、それは自分とは違うと日々感じる中での気持ちの所在なさが、後輩への甘えとなって現れたのでしょう。同性愛とは全然違うモノだと感じました。同じようなことで悩んだ経験のある人ならすごく共感できるのかな。そういう人にとっては大事な作品になるかもしれません。繊細で面白いと思いましたので、良作としておきます。

投稿 : 2019/01/10
閲覧 : 226
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15

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

恋愛アニメという括りで観ても、十分に楽しめる百合アニメ

女子高校生同士の恋愛物。全13話。
ジャンルはいちおう百合アニメという分類になりますが、もっと枠を広げて恋愛アニメという括りで観ても、十分に楽しめる作品でした。
内容的には、高校の生徒会を舞台に、主人公・小糸侑と、その先輩・七海燈子との関係を描いていくわけですが、作風としては、交際相手として誰かを選んで特別な関係になることがゴールといったタイプの恋愛物ではなくて、2人の距離がある程度近づいてからの心情の描写に主眼が置かれた物語になっています。キャラの内面の見せ方はとても上手で、会話や心の声として実際に言葉で伝えられる情報だけでなく、表情や視線といった映像のみの表現でも雄弁に語ってくるので、自然と画面に目が吸い寄せられます。表面的なストーリーだけでいえば、取り立てて大きな出来事が起こらないエピソードもあるのに、それでも毎回全く退屈せずに観れてしまうくらい、心の動きが丁寧に描けていました。また、背景画もとても綺麗で、その場所その時間の空気感まで伝わってくるような美しい場面もありました。
キャラについては、燈子は周囲から才色兼備の完璧優等生と思われているけれど、好きな人の前でだけは弱い部分や甘えん坊な一面も見せていて、そのギャップが魅力的です。一方の侑は、年下なのに冷静で、相手のことが気になっても自分からベタベタしたりしない距離感が絶妙でした。声は、燈子役の寿美菜子は過去にも他作品で有能先輩キャラを演じていて、こういったタイプのキャラはお手の物という感じでしたし、侑役の高田憂希も、声優として出始めの頃から後輩ポジションのキャラを演じてきており、どちらも「はまり役」だったように思います。音楽はOP曲が、花を描いた美しい映像とも合っていて、とても良かったです。作詞作曲はユリ熊嵐のOP曲を担当していたボンジュール鈴木で、百合アニメの雰囲気にぴったりの曲を作る人ですね。また、主役の2人が歌うED曲もかわいらしくて耳に残りますし、BGMも上品でした。
最後まで観終わって、非常に出来の良い恋愛アニメだったと思います。物語は最終回でも完結していないので、是非この続きもアニメで観たい作品です。

投稿 : 2019/01/10
閲覧 : 333
サンキュー:

30

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

真面目な百合アニメ、、、いや、青春群像劇かな。

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
これまで観た百合アニメでは、トップレベルに面白かったです。

私は基本的には「ほら~。女の子同士がいちゃいちゃしてるなんて萌えるだろ~」みたいな百合モノは苦手なんですが、本作は、心理描写がメインであったこともあり、そういう部分で楽しめました。

逆に言えば、ライトなノリの微百合モノや、エロ系の百合モノが好きな方には、あまり合わないかもしれませんね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
百合というより、同性愛。

それに対して、かなり真面目に描いていると思う。

ただ、そういう「同性愛」という部分とは別の、「闇(病み)」「歪み」がそれぞれのキャラにあって、独特の魅力があった。

侑は「誰も好きになれない」。七海は「誰にも好かれたくない」。槙は「他人の恋路を楽しむ」。紗弥加だけがシンプルに「同性愛の悩み」。

彼ら彼女らは、それぞれが主人公に成り得るだけの魅力が、深みがあるキャラクターだった。だから、本作は青春群像劇なんだと思う。恋愛の悩みの裏にあるのは、アイデンティティの確立。まだ「何者かになりかけている」彼ら彼女らだからこその、輝き。

原作者は百合作品を描く理由として、(Wikiから引用)「{netabare}人を好きになる気持ちがあまりにも当たり前で説明不要なものとして描かれている作品を自然に受け入れられなかったが、同性愛を題材とした恋愛作品には、相手を好きになる理由や葛藤、あるいは理屈をねじ伏せてしまうような強い関係性が描かれていることが多く惹かれていった。{/netabare}」と述べている。

世の中にある大半の作品は、「人は恋愛するもの」「恋愛は正義」という前提に立ち、「どう恋愛するか」「誰と恋愛するか」を中心に描くが、本作は「そもそも恋愛する必要があるのか」という根底部分からの問題提起をしている。この点は特に面白く、本作がただの百合萌えアニメと一線を画している最たる点だろう。

そんな「自分を確立できていない」登場人物達の中でも、アニメで描かれた範囲では七海が魅力的だった。

自分のことが嫌いだから、そんな自分を好きになる相手のことは嫌いになる。でも、自分のことは誰かにさらけ出したい。さらけ出して嫌われたら嫌だし、さらけ出したして好きならたら、それも嫌。

つまり、もし自分のことが好きになれたら、自分を好きになる相手のことも好きになれる。メンドクサイながらも、可愛い女の子。

完璧な姉に憧れ、そんな姉が死に、家族や周囲は沈み、だから姉自身になろうとした。

このあと、七海はどうなるのだろうか? 死者(姉)は成長しない。生者(七海)は成長し続ける。だから、いつか必ず姉に追い付き、追い越さなければならない日がある。その時、初めて七海は「君」になる。つまり、これはある種の「姉殺し」の物語である。

物語は、かなり良いところ(中途半端)で終わる。最後、生徒会劇までやらないのは意外だった。普通なら「放り投げるなよ」と評価を下げたくなるところだけど、本作に関しては「これもアリ」だと思った。

原作連載中のアニメのラストは主に3パターンで、Aアニオリにして完結。B俺達の闘いは続く。Cキリの良いところでキッチリ終わらせる。

Aはうまくいけば好評、下手すれば大バッシング。Bは大抵叩かれる。Cは一番良いが、尺の問題で毎回できる訳じゃない。

本作はBの俺たたエンドだと思うけど、なぜ腹が立たないかというと、①繊細なテーマだけに、下手にいじってほしくない。②最終話までに丁寧に心理描写を重ねてきたから、十分に行間を読める(満足できる)。③最終話の気合いの入った作画や美しい挿入歌といった演出が見事で、単なる日常回にある程度のカタルシスを持たせたアニメスタッフの手腕。 などが、重なったからだと思う。単純に2期を観たいし、2期やらんなら原作読みたい。良いラストだった。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
本作は百合アニメだが、登場人物達は同性愛以外にも悩みを抱えており、同性愛の要素を除いたとしてもなお、魅力があるキャラクター達だった。特に七海はメンドクサイながらも可愛い良ヒロイン。

本作の凄さは「そもそも恋愛ってする必要あるの?」という根底からの問題提起。そして、ある種の「姉殺し」とも言える成長ストーリー。

ラストも深みがある「俺たたエンド」で、2期が楽しみになった。
{/netabare}

【余談~優秀な兄、姉に持つ気持ちの、性差?~】
{netabare}
七海が、「姉になりたい」と言った時、「きっと作者は女性なんだな」と思いました(勿論、他にも女性らしい視点は多々ありましたが)。

私にも優秀な兄がいるので、七海の気持ちは半分理解できます。確かに兄には憧れましたが、どちらかとライバルで、追い越すべき存在でした。これが10歳も違えばただの憧れだけど、1~3歳なら、下手すりゃ勝てるしね。けれど、特に小学生くらいの数年間って、スポーツにしろ勉強にしろ遊びにしろ、絶望的な差があって。周りからは「兄貴と同じ年になったら勝てる」と言われたけど、それじゃあ嫌で。あくまで、「今、対等な条件で」勝ちたかった。それが、男兄弟の一般的な感覚だと思います(多分)。

だから、「姉になりたい(同化)」という欲求は、共感はできないけど、なんか、「女性っぽい」と思いました。女性って、お揃いとか女優が使ってるコスメとか、好きだしね(多分)。

と、ここまで書いて、原作者が男性だったらどうしよう。まあ、だったら「女心が分かる素敵な男性」ということで(笑)
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
侑の視点(オウンビュー)が多用されるってことは、侑に感情移入しながら観てほしいってことかな? これは男子君、可哀想だな~。普通にいけるって思っちゃうよな。てか、これでありがとうって、この男子君、人間出来すぎだよな。百合なんだな~。完走できるかな?

2話目 ☆3
沙弥香さん、完全に嫉妬闇落ち要員くさい(笑) ここでキスかあ。意外と展開早いな。侑の性格というか、性根が独特ですね。

3話目 ☆3
アカリの方がちゃんと恋愛っぽい。七海がやけに可愛らしく迫ってくるし、侑の塩対応が男前だな。その演説は、、、悪目立ちしないか(苦笑)

4話目 ☆4
剣道やろうよ(笑) この学校の生徒会役員は、会長の任命なんだな。台本に七海がいたな~。七海はいつも発情してるな~。ソッコーで見られてますやん(笑) 槙くん、実は腹黒い? 槙くん、攻めるな~(笑) 槙くん、サイコパスやな~。

5話目 ☆3
小説で、ひと波瀾? ウチくる? 七海が完全に負けてるな。

6話目 ☆3
ついに、沙弥香の怖さが表に出てきた。なんかこう、難しいな。歪んでる感じだな、お互いに。

7話目 ☆4
沙弥香さんはガチだからな~。現文なんて、やることない、確かに(笑) 歪んでるな~。大人の百合カップルだな~。LGBTのことに、(多分)真面目に踏み込んでいる感じがなんか良いね。

8話目 ☆3
これ、本当に「今」となっては、なんだろうな。紗弥加さんの、怖さよ。七海がまた、怖いな、やっぱり。

9話目 ☆3
喫茶店のお姉さん、素敵だな。あれ? 惚れた?

10話目 ☆3
嫌われない一番の方法は、好かれないことかな。私も遊びでいくつか書いたことあるけど、わりと難しいよね。「なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き」って感じかな。

11話目 ☆4
着替えのシーンが、やけにリアル(いや知らんが)w 姉さん、全然タイプ違うんだな。姉になりたい少女が頑張った結果、似てないとか、酷い話だよな。

12話目 ☆4
この脚本、うまく出来すぎだよな(苦笑) かなりすごく甘えちゃう。これ、男と女なら、批判されてるのかな?

13話目 ☆4
水の表現、良いね。お、踏み込んだ。電車の隙間から景色見えるところとか、めちゃリアル。レズビアンやバイセクシャルじゃなく、女性と付き合うという立ち位置なわけね。劇で終わらせず、放り投げたな。原作連載中で、アニオリラストにするより、行間を読めってことか。タイトル、「やがて君になる」じゃないんだ。
{/netabare}

投稿 : 2019/01/09
閲覧 : 558
サンキュー:

53

ネタバレ

小森 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ずっと君でいて

原作未読。女性同士の恋愛作品。
一話からなんだか言い表せない気持ちになって毎週楽しみに見ていました。

言葉選びがとても好みだったし、心理描写がとっても丁寧で、言葉以外にも思う部分がたくさんありました。なにより自分でも思っていなかったほど共感でき、気付かされたので、私には最高の作品です。

{netabare}誰のことも特別に思えない少女と、自分自身のことが嫌いなために他人からの好意を受け入れられない少女。私はずっと二人に感情移入しながら見ていました。
人を好きになれない感情。心臓が選んでくれたらいいのにと思うのも、好きの気持ちを諦めたくないのも、自分が誰かを好きになれるっていうことに安心するのも……自分が感じていたことを明確に言葉にしていて苦しい…こういうふうに感じていたのが私だけじゃないことに安堵する…二次元だけど…{/netabare}

これほどまでに二期を願う作品はないです。彼女たちの世界をもっと見たい。この物語の終わりまで…

投稿 : 2019/01/09
閲覧 : 229
サンキュー:

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やがて君になるのストーリー・あらすじ

人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる──。「私、君のこと好きになりそう」(TVアニメ動画『やがて君になる』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年秋アニメ
制作会社
TROYCA
主題歌
≪OP≫安月名莉子『君にふれて』≪ED≫小糸侑(CV.高田憂希)七海燈子(CV.寿美菜子)『hectopascal』
挿入歌
安月名莉子『rise』

声優・キャラクター

高田憂希、寿美菜子、茅野愛衣、市川太一、野上翔、寺崎裕香、小原好美、中原麻衣、森なな子、小松未可子

スタッフ

原作:仲谷鳰(「月刊コミック電撃大王」連載)、監督:加藤誠、シリーズ構成・脚本:花田十輝、キャラクターデザイン・総作画監督:合田浩章、色彩設計:篠原真理子、美術監督:永

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