「キャロル&チューズデイ(TVアニメ動画)」

総合得点
72.6
感想・評価
316
棚に入れた
992
ランキング
767
★★★★☆ 3.7 (316)
物語
3.3
作画
3.8
声優
3.7
音楽
4.0
キャラ
3.5
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キャロル&チューズデイの感想・評価はどうでしたか?

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

音楽を中心にした作品、といってもこだわり方が半端じゃなく、毎回毎回オリジナルな音楽が流れていきます。どれもいい感じの洋楽といった雰囲気で、歌詞は英語、海外のプロの人に歌ってもらっているのかな。海外での評判は知らないけど、ストーリーも凝っていました。政治の話などが中心になってくる後半はちょっとダレた気もするけど、なかなか楽しめました。

投稿 : 2020/04/21
閲覧 : 43
サンキュー:

2

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

火と火星と火曜日と

オリジナルアニメ

視聴動機は2位以下を大きく引き離し【楽曲提供:Nulbarich】。好きですこの人。
2位は【キャラクター原案:窪之内英策】。『ツルモク独身寮』は名作なのです。“声優” “BONES” “Netflix提供オリジナルアニメ” 等が理由というわけではありませんでした。

そのNulbarichの楽曲はOP「Kiss Me」 ⇒ 良き
2クール全24話の前半1クールのOPでした。後半のOPに何がきたかと思えば、【小山田圭吾】。これまたどストライク。懐かしき渋谷系ってやつです。

そして作りに作ったりの挿入曲39曲。全部にハマることはなかったとはいえ、ことごとく良い。音楽の嗜好性で評価がわかれそうな作風でした。良きにつけ悪しきにつけ音楽アニメです。端的に、


 曲が素晴らしかっただけに他を頑張ってたら名作になりえた作品


視聴後の「えらい手のかかったPV」だったなとの印象が拭えません。

人類が火星に移住しだして早50年。移民出のキャロル(CV島袋美由利)と引き籠りお嬢様チューズデイ(CV市ノ瀬加那)とが意気投合して音楽で成り上がっていく、みたいなストーリーライン。
楽曲作成は人間からほぼAIに取って代わっている世界で、アナログな彼女らがどうのし上がっていくのかしら?といったところが興味を引くポイントでした。


▼物語
エピソードが軽いのと連続性を感じられない

{netabare}・高視聴率番組決勝出場の娘を監禁とかむしろ騒ぎ大きくしない?
・ストーカーのシベールもパッと登場しパッと退場{/netabare}

どうも違和感が残ります。ただし重要なところは消化不良ながら一定の答えは導き出せている。

{netabare}・母親と大統領選挙に絡む悪事
・火星の移民と移民への差別の問題
・タオとアンジェラのデザイナーチャイルド設定

3つめはぶん投げっぱなしに見えますが、兄と妹のような繋がりを意識させてアンジェラに救いを与えたんだろうと解釈してます。
前2つはそれなりでした。{/netabare}


▼キャラ
主役二人のキャラがびっくりするほど薄いと感じるのは私だけでしょうか。


▼作画 音楽 声優
GOOD!



いかんせん主役二人のキャラが立ってません。単発エピソードも説得力に欠けるため感情移入がしづらい。毎話新曲が聴けるのは良しとして、穿った見方をすれば、プロモとしてのアニメ動画を見せるのありき。日常エピソードは次のプロモまでの尺繋ぎかのようでした。

2クールの中でピークとなるような回{netabare}(12話:マーズブライテスト決勝、最終24話){/netabare}はあるものの、物語の描写が希薄なためカタルシスを得るまでには至らないのです。


でもまあいっか。なんだかんだ歌唱シーンではもってかれるし、そういう音楽を聴くものとして楽しむことにしたら気持ちも楽になりました。
普通の作品ならストーリーやキャラで魅せるようなエモーショナルな部分を歌が担ってくれてたようなもので、これはこれで実験的だったと思います。高評価の理由ですね。


  “ 音楽の持つ力 ”


そんなものを愚直に信じて、言葉ではなく音楽で語ろうとした意欲的な作品であると評価しました。詳細は後述します。
{netabare}※音楽史を紐解けば、人種問題について音楽が社会を変えていく役割を担った部分が認められます。『キャロチュー』主に後半で描かれた移民の問題などはそんな現実世界とのシンクロ率が高い。{/netabare}

・・・ただし良曲のなかでもアーティガン(CV宮野真守)のだけはイマイチのれませんでした。彼は癒しキャラとしてポジションを確立してたのでそれで良しとします。



※ネタバレ 音楽で語るetc

■ A I 社会でのアナログへの憧憬

私よりちょっと上の世代ですと、CDとアナログレコードとの転換期を目の当たりにしてます。
音もデジタルとアナログとでは違う。CD全盛となって温もりのようなものが無くなったと嘆く声をよく耳にしました。この皮膚感覚の有無は作品評価に繋がりそう。
チューズデイが音楽に触れたきっかけがシンディ・ローパーと実在のアーティストをフィーチャリング。サブタイトルはこれまた往年の名曲をもってきてアイキャッチはアナログ盤のワンカットです。
楽曲もやや80年代の匂いがしますね。“ベストヒットUSA”に馴染んでる世代の方には違和感がないと思われます。

{netabare}作中の世界は人の心の機微すら汲み取って曲を作れるAIが存在する設定です。
ロボットが人に取って代わる話はSFの定番であり、そのカウンターとしての人間賛歌を音楽という題材を使って描いたらこうなるんだろうな、のわりと分かり易い世界観でした。
近未来AI万能社会での人間のあり方といったテーマを、デジタルCDとアナログレコードとの関係とで示唆してた気がします。

アンチAIという立場を意識せずに、自然体で向き合ったのがキャロルとチューズデイの主役二人。{/netabare}

{netabare}裏主人公アンジェラ(CV上坂すみれ)だって、「マネージャーをAIにするわよ」と言われて露骨に嫌悪感を示した序盤でした。AIシンガーのアイコンであり、その現実を受け入れながらも温もりを求めて苦悩しアナログへ回帰していく。起伏のある魅力的なキャラでした。
キャロル&チューズデイの二人とアンジェラはいわば表と裏。合わせ鏡のようで作品の魅力に繋がってましたね。{/netabare}


■ 火にまつわるエトセトラ

火星。火の星が舞台です。情熱だったり生命の輝きだったり人の温もりだったりを、 “火” という言葉を使って歌詞に取り入れていたのは火星とかけてるんでしょうか。
ついでにチューズデイは火曜日。この作品は火に溢れてます。キャロルだって“聖歌”の意味合いがあって、クリスマスキャロルにはキャンドルの灯りが良く似合います。

{netabare}アンジェラの「Light A Fire」とキャロチューの「The Loneliest Girl」を聴き比べてみてほしいです。マーズブライテスト決勝で両者が披露した珠玉の一品。

闇・孤独・火といったワードが共通しており、抱える孤独に対して“寄り添う”キャロチューと“立ち向かう”アンジェラといった両者が呼応するかのような曲になってます。
歌詞も曲調もそうだし、キャラクターを表している曲にもなってあり、さらに今後の展開をも示唆していました。

アンジェラに必要だったのはキャロルにとってのチュー、チューズデイにとってのキャロルみたいな存在。

言葉ではなく曲で!
どっかのマンガの拳で語り合う世界と変わりません。{/netabare}


■VOICES FROM MARS

「火星の歴史に刻まれることとなった奇跡の7分間」毎度のガスのアバン。

{netabare}登場アーティストが増えてくるうちに7分ってそういえば!とわりと早い段階でネタの見当はついておりました。

「We Are the World」がクライマックスというこれ以上ない高いハードルを設定して大丈夫か?

この曲も7分です。そしてレコードとCDの端境期に埋もれた曲でもあります。レコードで一通り収益をあげて、その後CDを発売してみたもののさっぱり売れずに権利関係の煩雑さでしばらく絶盤となってたとか。アナログ時代の徒花のような大曲がモチーフとなってるのも感慨深いところです。


歌唱前。
「あなたたちこそが闇の中の光」「その光でもっと多くの人を照らすべきね」とクリスタルさん(CV坂本真綾)。いつの間にか「Light A Fire」してるキャロチューさん達だったりしました。


そして大曲「Mother」↓

 愛をともし火にして

 =火の正体は“愛”でした


 (母よ)進むべき道を示して

 =まだまだあなたが必要です


楽曲のクオリティは高かったです。というか好み。{/netabare}


{netabare}「Mother」って“地球”の意味もあるよね?

苦境に立ってる地球や難民に向けてのメッセージでもありました。あー言いたくてたまらない…

 {netabare}愛は地球を救う!{/netabare}{/netabare}



他にも歌詞に込められたメッセージなどひも解くと面白いかもしれません。なにせ39曲ありますからね。主題歌含めると40曲超えます。
ただしでもね、、やっぱりカタルシスが足りない。これだけの曲があってしっかり耕しておけば猛烈に感動しただろうに。。。もったいないなあ。




※閑話休題

■+Ultra

海外展開を視野に入れた作品を提供していく枠とのこと。
吹き替えが主戦場の声優さんの投入が目立ちましたね。おかげで洋画っぽかったです。
マーズブライテスト審査員(カトリーヌ、ベニート)、大統領補佐ジェリーの声あてはそういった方達でした。
セリフ回しなんかわかりやすかったかも。カトリーヌやTVショーの司会者のあの「HAHAHA」とテロップ出そうなセリフ回しをアニメ専業声優さんだと難しかったかもしれませんね。

{netabare}先述の火星・火・火曜の繋がりとか外人わからんでしょう。しかし敢えてそこわかってて狙ってるとしたら面白い。そんな茶目っ気が好き。{/netabare}



■奇跡って?

{netabare}そういえば、最終話Bパートを指して「どこが奇跡なん?」のツッコミ多数。

・ビッグアーティストが集まったのが奇跡?
・奇跡的な良曲を作れたこと?

“ミラクル”は最終話Bパートの7分間そのものを指さず、作中では描かれていない7分間の後日談を指して、“奇跡”と言いたかったのかもしれません。

・地球と火星間の関係が良好になったとか
・親子関係が好転したとか
・アナログシンガーの再評価があったとか
・デズモンドが一命を取り留めたとかフローラがスターダムに戻ったとか

知る由もありませんが、きっかけとしての7分間。
その根拠はこれ↓

{netabare}「奇蹟とは、常に結果に対してではなく、信仰を深めるきっかけとして起こるものなのです」
 byパイナップルARMY{/netabare}{/netabare}



視聴時期:2019年4月~9月 リアタイ視聴

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2019.10.09 初稿
2020.04.14 修正

投稿 : 2020/04/14
閲覧 : 421
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51

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

魂を揺さぶられる音楽が聴けるアニメ

このアニメを楽しんで見るこつは、多少のストリー展開のつたなさには目をつぶり、音楽だけを純粋に楽しむことです。
そうすれば、素晴らしい歌に出会えます。魅力的な音楽を楽しめます。

実際に、このアニメで歌われる音楽で、私は魂を揺さぶられました。
音楽好きの人にぜひともお勧めするアニメです。

音楽は世界共通の言語です。
年齢や国籍に関係ありません。
ましてや文化や肌の色にも関係なく、
歌い手の心を聴き手に伝えてくれます。感動を与えてくれます。

今回、第二話ででてきた 「The Loneliest Girl」の歌、
これが実にすばらしい。
歌詞はすべて英語ですが、キャロル&チューズデイの二人の心が、じわーっと伝わってきました。
また、オーディションの決勝戦でアンジェラが歌った「Light a Fire」も名曲です。私の心にしっかりと響きました。

この物語では、音楽を通じて、孤独だった少女たちが友達になり、やがて、仲間が増えていきます。
これも、音楽の力です。
おそらく孤独だったのは、キャロル&チューズデイだけでなく、アンジェラもでしょう。

世の中に、魔法というものは確かに存在します。
そのうちの一つが音楽です。
音楽は人の心を変えます。人の行動を変えます。そして、世界を変えます。
それは素晴らしいことです。

この物語は、キャロルとチューズデイの成長だけではなく、アンジェラの心の成長も描いています。
今まで我儘で世の中の厳しさを知らなかったアンジェラが、芸能界で生き残る厳しさを知り、少しずつ人間としての優しさを身につけてゆく物語でもあります。
私は、二人の成長だけでなく、アンジェラの心の成長も楽しみにしています。

投稿 : 2020/04/07
閲覧 : 335
サンキュー:

51

ネタバレ

けやき さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:今観てる

久々に良いのが出ました

四月は君の嘘、SHIROBAKO以来にやっと出た名作アニメって感じですかね。
最終話の続きが書かれれば尚良作となると思います。

12話アンジェラの「Light A Fire」はあまり感動する方ではないですが涙が出てきました。

投稿 : 2020/04/04
閲覧 : 94
サンキュー:

2

是正 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

表現に困るところがある。

要素要素は素晴らしい。斬新なキャラデザとキャラクター
そして何より圧倒的な音楽クオリティ。この音楽クオリティだけで見る価値があると言ってもいい。歌唱のレベルが違う。

ただストーリーでちょっと気になる点や物足りなさを感じる部分も多く、自分が書いた満足度ほどの満足度は感じていない。
ストーリーも要素要素でいうなら素晴らしいだけに惜しさを感じる。

投稿 : 2020/03/28
閲覧 : 70
サンキュー:

4

きつねりす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

音楽好きのために作られた、「音楽へのこだわり」を感じさせる作品

友人のネトフリで視聴しました。
触れ込み通り「音楽にこだわったアニメ」だったと思います。
1曲1曲のクオリティやそれに似合う高い歌唱力、日本だけでなく世界を意識したボーダーレスな感じが作品の空気感とマッチしていて非常に楽しめました。
ただ、そのオシャレさに引っ張られてストーリー的に深みを感じる部分は少なめかも。キャロルとチューズデイのサクセスストーリーという風に見るとちょっと上手くいきすぎじゃない?という感じも見ていて思いました。でも雰囲気が好きなら飽きずに見ることが出来る良作だと思います。
単話で言うならガスとフローラの馴れ初めを描いた16話が断トツで神回。この話を膨らませても1クールいけるんじゃないかなという推し回なので気になった方は是非これだけでも。
冒頭にも述べましたが、音楽に関しては申し分無し。オープニング・エンディングだけでなく挿入歌、BGMに至るまで名の知れたミュージシャンを起用しただけあって全体的な音楽面の強さは歴代アニメでも随一レベルです。主人公2人の得意とするアーバンポップ系統に傾倒するかと思いきや、EDMやハードロック、ブルースといった様々な音楽ジャンルを取り入れるなど挿入歌のバリエーションは非常に豊か。オーディションの回でも主要キャラ以外の脇役を端折ることなく歌わせる・・・この辺りに音楽へのこだわりを強く感じました。
音楽がAIによって生み出される時代という設定、そんな中で生音・生歌の良さを改めて世に知らしめていくという展開は少なからずこの現代の音楽シーンの懐古的考え方を思わせる部分があり、「アコースティックならではの味も大切にしていって欲しい」という音楽業界の願いを代弁しているような作品だと見ることもできます。つくづく音楽に軸を置いたアニメだと思います。素晴らしい!!

投稿 : 2020/03/03
閲覧 : 68
サンキュー:

4

ネタバレ

鯖寿司 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

2クール目で体裁は保った。

1話ではそれなりに掴みは良く、期待できたんだが、その後は唯々評価落としていく一方。
原因の全てはストーリーの酷さ。まったくもってつまらない。
なんというかダラダラと惰性で作ってますとしか言えない内容。
チューズデイのキャラも大昔のマンガの箱入りお嬢様のようで今時イタすぎ。
つかお嬢様でこんな世間知らず居ないからな。これじゃただの馬鹿だから。
曲も良かったのは序盤だけ。後から出てきたのはだっさい曲ばかり。お世辞にも良い曲とは思えない。
見ず知らずの人間にいきなり手握らせたり、抱きつかせたり、その上キスさせたり、馬鹿じゃねえのという感想しかない。
挙げ句の果ては逆ギレされて怪我させられるという、マヌケこの上ないストーリーには呆れるしかない。
魅せるのはそこじゃないだろと。歌を魅せて盛り上げたいんじゃ無いのかと。なんか全話通していい話を作ろうとして全て盛大に失敗してるとしか言い様がない。
楽曲も暗ーい曲とバラードばっかり。序盤の明るく、これから盛り上げていこうという掴みからドンドンジメジメしていった印象しかない。
というのが1クール目の感想。
2クール目というか最後の最後でなんとかいい話に持っていった感が強い。
最終話の劇中歌は良かった、けどまぁあれのモチーフは「We Are The World」か。他にもプリンスとか色々混じってるけど。
でも、あの歌詞が警察まで介入するほどのものか?
疑問が残る。
あとはアンジェラとかフニャフニャ男女コンビとか機械音声のような明らかに加工された歌声は正直どうかと思うね。

正直2クールの必要性は無かった。1クールで十分まとめられる内容だったと思う。無駄な話が多かった割に、最後は凄い駆け足だったしね。

投稿 : 2020/03/01
閲覧 : 283
サンキュー:

9

ネタバレ

むむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やばい

この作品は、今まで見てきた中のTOP5に入った!
作画もいいし、声優さんもいい!歌は、すごい!
最後は、涙腺崩壊でした笑笑

投稿 : 2020/02/23
閲覧 : 57
サンキュー:

2

ネタバレ

うるかり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

フィクション内での実在するものというノイズ

オリジナルだしボンズだ〜と思って見てみた。

とにかく曲がいい。曲がツボすぎる。
それだけで観るこれ〜ってなってる。
特に二人が部屋で初めて合わせるところ、音が出始めたとこから涙出てしまった。
二人のやりとりもかわいくて好き。
名乗りのとことか。
このまま、かわいいバディものでいてほしい。
ゆりは最近食傷気味なので。

ただ、シンディーとかギブソンとかインスタとか、こちらの世界の固有のものが出ると、気が散るという意味でノイズを感じてしまった感じはある。
それらが嫌いな訳でもないし、広告うんぬんとかが気になるというよりも、単純に没入感を削がれた。ような感じがする。
True colorすっごく好きなので嬉しくもあるが。
…やっぱ気が散っている。


全部見た。
序盤の日常茶番はちょいちょいノれないところあったけど、最終的には「良かったね〜」とほのぼの爽やかに終われたと思う。
キャラクター、というか音楽がやっぱどれも良くてオーディションも全員楽しかった。
GGK?だっけ、宇宙感じてる子が好き。

投稿 : 2020/02/16
閲覧 : 119
サンキュー:

8

ネタバレ

もも さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

神曲

それはまるで奇跡だった
そう!
火星の歴史に刻まれることになった、
奇跡の7分間
これは
その原動力なった
二人の少女物語である。

投稿 : 2020/02/06
閲覧 : 34
サンキュー:

3

ネタバレ

taijyu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

当初の期待を答えてくれたかは…まあ音楽は良かった

1話感想 4.5 主役二人を応援したくなる美しい作品
これは素晴らしい。背景デッサン的な作画が美しい。
窪之内英策デザインのキャラは可愛いというより愛嬌があるという感じですが、生き生きとして魅力的です。
SF未来的でありながら、ストーリーは旧態依然とした内容という世界観も面白いですね。
そして音楽もしびれました。素晴らしい。
主役の二人を一気に気に入り、とても応援したくなりました。
質が高く、キャラも魅力的で申し分ないですね。楽しみに見続けたいです。

全話感想
正直当初の期待に答えてくれたかどうかは…かなり微妙かもしれない。
全般的にまったりしすぎ。テンポは基本スローモーで、主役2人は呑気にまったり楽しく歌っているだけという感じで。2クールだから仕方ないかな。
まあそこが癒やされると言えばそうなのですが。
ただ作中曲はできが良く、音楽を聞くという目的一点で見ても、なかなか良かったと思う。
ラストはずーっと煽ってきた奇跡の7分間のハードルは高かったと思いますが、
それまで培ってきた絆が結ばれたという感じで良いエンディングだと思いました。
正直当初の期待はもっと高かったので残念ではありますが、傑作ではありませんが良い作品です。

投稿 : 2020/01/25
閲覧 : 176
サンキュー:

12

ネタバレ

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

全体的なクオリティがハンパじゃない

歌、作画、ストーリー、声優の演技など、全てのクオリティがハンパじゃなく高いアニメでした。最初は、「なんかオシャレなアニメだなー」ぐらいの感覚で観てたのですが、想像をかなり超える作品でした。
個人的にキャラデザめっちゃ好みです。見慣れてる絵と全然違って好印象でした。
どちらかといえば女性向けっぽい内容ですが、男性が観ても感動できるアニメだと思います。普段アニメを観ない層にも自信を持ってすすめられる数少ないアニメです。間違いなく名作の部類の入るアニメだと思います。
{netabare} 進撃の巨人を観た後に視聴したので、タオ役神谷さんの「悪くない」ってセリフでちょっとテンション上がりました。 {/netabare}
一般向け、女性向け、音楽もの好き、におすすめのアニメです。

投稿 : 2020/01/23
閲覧 : 52
サンキュー:

3

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

優れた音楽系作品、二人の少女が出会い意気投合し、しばらくして有名になりました(全話視ました)。

いつもと違ってw公式HPを見てから視聴開始。

全話視聴したので感想を書きます。
音楽系作品を視る度に思うのですが、演奏や楽曲がイマイチでシラケたりで、ときには、音楽要素が物語に必要なのかな、別の何かの方が合ってるんじゃ、という作品も少なくないと思います。本当に難しいなあぁぁと思います。本作では、ワタシの好みとは別モノでしたが、稀に見る高レベルな楽曲が演奏されました。でも、その分に尺を取られたのか、お話を組み立てるのが難しくなってしまったのだろうか、そんな気がしないでもないです。
 お話は、前半は新人オーディションの番組をずーとやっていました。たぶん勝つことあるいは人気が出ることがテーマのようでしたが、どうもその辺には興味が持てなかったです。私は音楽には好き/嫌いの価値判断しか持たないので、人気が出る/出ないとか、売れる/売れないとかは興味の範囲外です。なので、ワタシ的にあまり楽しめませんでした。が、背景に映る泡が登ってゆく奇麗な水槽のあの装置欲しいなあとか、どうでもイイことwを考えながら視ていました。
 後半は、なぜ歌うのかとか、音楽とは何なんだミタイナお話もあったと記憶しています。その辺は興味深かったです。
 ラストは、当事者でありながらも、お金持ちで非移民の少女のチューズデイが、立場的に浮いていてチョット居たたまれないような気分じゃないかなと思って、気の毒な気分になりました。
 この作品の物語は、優れた楽曲を米国人風のキャラが歌い、オーディションに残り、プロ・デビューして、そしていろいろな同業者たちと触れ合い、最後には政治まで動かしてしまう、だったと思います。全体的に背景が奇麗で、ボーっと視ていても十分楽しかったです。


---1話め時点の感想---
二人のメインヒロインは17歳、タイトルの通り、キャロルCV島袋美由利とチューズデイCV一ノ瀬加奈、二人は意気投合し楽曲を共作することになりました。
 キャラデザはなんとなくアメリカ人ポイ雰囲気を感じます。そちらでも本作を売り込もうという意図がありそうです。作画や背景は美しく自然です。また、CVさんが歌うのではなく、英語で唄うプロのミュージシャンが演奏しているようです。なので確かに楽曲は聞き応えがあると思います。ワタシ的にあまり得意じゃない楽曲ジャンルなので良し悪しはまるで分からないですがw。でも何だか、何かを表現したい、訴えたいというヒロインたちの想いが、伝わってくる気がします。最後の場面は、綺麗な都会の夜景を背景に、二人で記念写真を撮り、二人で初めて作った曲と伴にSNSにアップしました。
 上手く言い表せないのですが、一話めからシックリきて不自然さがなく、物語に引き込まれます。これは、期待が持てそうです。次週も楽しみです。(誤字訂正;21/Apr/2019)

投稿 : 2020/01/11
閲覧 : 144
サンキュー:

11

木村天祐 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

神曲のオンパレード

面白かったです。

火星にすんでいる貧乏人のキャロルと家出娘のお嬢様が、コンビを結成して歌手として成功する話です。彼女たちとほぼ関係のないところで、政治的な動きがあり結構きな臭い話が裏で動いています。

外国人歌手を何人も起用していて神曲のオンパレードでしたね。
話もまとまってて構成力を感じました。
作画も綺麗。脇声優が豪華です。
アクションとかは全くないです。曲とストーリーで勝負に来ていると思います。

おすすめですね。

投稿 : 2020/01/05
閲覧 : 57
サンキュー:

5

gm560 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ぼちぼち楽しめました

音楽的にはまあまあ楽しめましたが、
オーディションが始まってから、
元々テレビの胡散臭いオーディション番組、
そういうのが嫌いでアニメを見てるので、
終盤はあまり楽しめなくなりました。

審査員の表情とかもそういう番組の
やらせっぽい演出が連想されて、気になって、
物語に集中できなくなりました。

1期は一応最後まで見ましたが、
2期を見るのは保留中です。
時間があるときに続きを見ようと思います。

投稿 : 2019/12/31
閲覧 : 214
サンキュー:

9

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

・・・もうフ○TVはアニメ作っときなよ(笑)

オリジナル作品(2019.12)
ここ最近はネタ不足の影響かぺらいモノやライトな作品が横行?している感がアニメ観ててちょっと消化不良ぎみだったんですが、久しぶりに2クール”ドンッ”と来る作品に出合いました(まぁこの前後視聴してるものにも影響されますが・・・)。まさかフ○TVのオリジナル作品で自分の苦手な音楽系でくるとは・・・。音楽系の成り上がりモノかぁ、ちょい厳しいかなぁと視聴始めましたが、ほぼ1日で一気観してしまいました(暇すぎーーー笑)。しかしそれだけのポテンシャルを秘めていたという事です(あくまで個人比)。作品評価も自分としてはかなり高いモノになったと思います。あとはお気に入りにするかどうか・・・レヴュー書き終えたら判断しようと思います。
さて、舞台は近未来、人類が移民して半世紀の火星。そこで音楽が好きな少女二人の出会いから物語は始まります・・・と内容は興味あれば観てもらえばいいんですが、作中の音楽やキャラの表情や動き(ボンズさんGood,Job!)は勿論、設定時代の小物道具、AIの進化と付き合い方、移民問題等これから人類に訪れるであろう課題なんかも作品の主要テーマとして取り上げながら物語は進んでいきます。ただの成り上がり成功作品ではないのです。「ボヘミアン・ラブソディ」「情熱大陸」的な演出や構成なんかも散見され個人的には受けてました。2クールですがテンポや掛け合いも良く特に中だるみも感じる事もなく総じて良作といえます。うん、やっぱお気に入りにしよう(笑)。


私のツボ:チューズデイのそばかす

投稿 : 2019/12/30
閲覧 : 107
サンキュー:

3

ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

宇宙の果てでWe Are The Worldを唄う少女

【大 酷 評】

 2019年春夏。音楽をテーマにした全24話のオリジナルアニメ。

■概要
 火星の都市アルバシティでアルバイトで生計を立てながらキーボードで演奏をしている褐色少女のキャロルと、愛用のアコースティックギターを手に裕福な家庭を飛び出してミュージシャンを目指す金髪の少女チューズディが出会い、デュオを結成。2人がデビューし、後に火星の歴史「奇跡の7分間」と呼ばれる出来事を成し遂げるまでを描く物語。

■歪な世界
 観ていてまず違和感を感じるのは、人類が火星に移住してから約50年後の世界が舞台だというのに全然そうは見えないことだ。火星に居住できるほどの技術躍進があったのにも関わらず、テクノロジーにしても自然にしてもカルチャーにしても現代の地球との差がほとんどない。

 いやはっきり言ってしまうと、このアニメを観ていた人の98%が「ここって本当はアメリカなんじゃないの?」と思ったんじゃないだろうか。人々はスマホを使い、ツイッターやインスタグラムやYoutubeが生活に欠かせないツールとして浸透している。キャロルとチューズディは一昔前のアメリカで放送されていそうなオーディション番組に参加し、デビューした2人が気にするのは「ビルボード」のチャート。なんじゃこの未来感ゼロの世界は。

 本作はSF作品ではないので、テラフォーミングされた火星の世界観を作り込むことは必須ではないよ。宇宙で生活する未来の人々の暮らしを映像化することの大変さも分からなくもない。だけど固有名詞をそのまま使ってしまうのはいかがなもんだろう。首都アルバシティも、もはやニューヨークにしか見えないし。未来が舞台のフィクションであっても、私たちが見る現実と地続きな部分があって、そこに何らかのメッセージが込められているものなのだけど、この作品は今一つ映像センスを感じられないんだよね。

 「キャロル&チューズディ」の放送前の期待値は高かったんだよ。スタッフもキャストも豪華で制作は作画に定評のあるボンズ。火星が舞台、AIが作った音楽を消費するのが当たり前になった世界で、2人の少女が人の手だけで作った音楽を復権させるというストーリー設定も興味深い。しかし蓋を開けてみると、ストーリーも演出も目新しさに欠け、キャラクターにしてもテーマにしても掘り下げが浅く、回を重ねるごとに期待感が薄れていった。

■脚本
 本作はどこの感想サイトをみても、脚本の評判が良ろしくないのだけど最大の欠点は出来事に連関性がなく展開が常に行き当たりばったりなことだろう。

 たとえば、オーディション中にチューズディがストーカー被害に逢うが、順当に怪しい人物が犯人であり、結局は彼は警察の御用となりそのまま退場となる。また2部になって2人のライバルである元モデルの歌手、アンジェラもまたストーカー被害に逢う。今度は彼女のプロデューサーのタオに撃退されて退場となる。ストーリー上脈絡もないストーカー話を2回もやる意味が分からない。後半にライバルのアンジェラを痛めつける展開の連続は観ていていい気分にならないし、脚本としての必然性を感じられなかった。

 こんなふうに各話がバラバラにならないようにアニメ制作にはシリーズ構成というポジションがある。しかし本作は事前でシリーズ構成と発表されていた渡辺あやが放送開始後には完全にクレジットから消えているというハプニングがあった。制作現場で何があったのかは分からない。でもこの出来映えを見ると、脚本における監督といわれる「シリーズ構成」の役割がいかに重要かを痛感する。

 登場人物にあまり魅力がないという感想が目立ったのも、キャラクターの内面には踏み込まず、ほぼデザインから受ける印象だけで性格のあたりをつけて話を作ってしまったからじゃないだろうか。チューズディは世間知らずのお嬢様で、キャロルはアクティブでサバサバした女の子、という最初の印象から全然前に進まなかった。

 そんなわけでストーリーにあまり魅力を感じられないのだけど、なんと本作は音楽という題材とは別に壮大なテーマを掲げている。第1部は「人とAIの共生」で、AIが進化し人間の労働を代替してくれるようになったとき、人間に残される領域は何なのか、というテーマで話を進めていたはずなのだが、大した深入りもないまま話数は進み、第2部ではほとんどなかったことにされていた。

 結局、キャロチューの作る曲は懐かしさを感じるオーソドックスなポップスで、他のアーティストが歌うのは現代的な曲、という時代・ジャンルの違いに置き換えられていたように感じる。AIに頼らない曲の良さとやらが、懐古趣味に回収されていく展開ははっきりいって興醒めだった。ただ洋楽を聴くのであればアルバムを借りて聞く方が効率的ではないか。このアニメの面白さは、AIが作った曲と人間が作った曲の対決を映像で見せてくれることだと思っていたんだけどな。

■グローバリズム
 さて、ここからが本題だ。後半になって地球からの移民問題なるものが浮上してきて、結局キャロチューのテーマはグローバリズムということになるんだけど、このテーマの扱いが実にひどい。

 現在、世界では反グローバリズムの風が吹いている。その象徴がアメリカのトランプ大統領であり、彼は自国第一主義を主張し、関税引き上げ、移民排斥などの政策を強行している。トランプ大統領はリベラル派から厳しく批判されているが、そもそもトランプを大統領に選んだのは他ならぬ米国民である。なぜトランプ政権は誕生したのか。それはグローバリズムによって貧富の差が拡大し、大衆の間でグローバリズムやリベラリズムへの反感が高まったからだ。

 初の黒人大統領オバマはリベラリズムを体現するシンボルだった。特に2期目ではリベラル色をより強く打ち出して国際協調に尽くし、アメリカのグローバリズムはピークに到達した。今や世界を支配する巨大企業Apple、Amazon、Googleは、それぞれシリア移民、キューバ移民、ロシア移民が創業したもので、アメリカ建国以来支えてきた、アングロサクソン系の白人エリート層によるものではない。Google、Microsoftの現在のCEOもインド系の移民だ。今のアメリカの繁栄を支えているのは優秀な移民の力に依る所が大きい。

 しかしその陰で現在アメリカは上位1%の富裕層が国民所得の約1/4を得ているという格差社会になっている。中間層は没落し、失業率は上昇。白人の自殺者、アルコール依存症、ドラッグ中毒者の数も増え続けている。

 グローバリズムで経済的な境界を取り払った結果、製造業は賃金の安い海外に生産拠点を移し、ブルーカラーの労働者は職を失っていった。そしてGAFAに代表されるグローバル新興企業が求めるのは高スキルの精鋭だけで、従来の産業のような大規模の雇用を生み出さないという問題がある。

 EUもグローバリズムの理念から生まれたものだが、結局はドイツの一人勝ちで他国は貿易赤字に苦しむという結果になっている。グローバリズムやネオリベラリズムはその理念とは裏腹に、かえって貧富の差を拡大し、弱肉強食の世界を作り上げたというのが今の実情であり、反グローバリズムは貧困に喘ぐ弱者たちの異議申し立てだといえる。
 
 弱者のための理念に見えるリベラリズムや多文化主義も実際に恩恵を受けるのはエスタブリッシュメント層だけで、没落した白人貧民層にとっては逆風でしかなく、急速に大衆の支持を失っている。その結果がトランプ大統領の当選であり、イギリスのEU離脱というのが一般的な見解だろう。

 かつてアメリカのトップミュージシャンたちはUSA For Africaという音楽ユニットを結成して「We are the world」を歌い、アフリカの飢餓救済を訴えた。これは富裕層の人間に富の再分配を求めるという構図であったため、人々の共感を得た。しかし現在の移民問題やポピュリズムの台頭においては、没落した中間層に自制を促すという構図になる。生活に困窮する人々に音楽で寛容さを訴えかけても、「We are the world」のように人々の心を動かすことは難しいのではないかと思う。

 とはいえ、本作は政治スピーチではなくアニメ作品だから、大いに理想を語ればいいし、綺麗事を並べ立てたって構わないだろう。本作のラストのように、みんなで仲良く歌って終わりでも問題ないし最後の曲のコンセプトが「Mother」というのも良かった。

 ただ問題は、最後の「奇跡の7分間」に至るまでのストーリーがとことん薄っぺらいことなんだよ。このアニメを観ても、火星で起きている移民問題の背景が全く分からないんだよね。なぜ地球の人たちは火星へとやってくるのか?火星の人々はなぜ地球からの移民を拒絶するのか?本作は当事者である火星の大衆の描写が全然ないし、問題の本質が全然掴めない。結局火星という舞台設定も、「現実の問題を描けていない」という批判から逃れるためのエクスキューズだったように思えてならない。そんなわけでジャーナリストが何を語ってもミュージシャンが何を歌っても今一つ響いてこなかった。

 本作はキャロルとチューズディの成長感に乏しいという意見もよく見る。ただそれには反論もあって、別にストーリーに努力や成長が必須というわけではないし、キャロルとチューズディが天賦の才で感動的な音楽を作り上げていくサクセスストーリーでもいいだろう。

 しかし、政治家の母を拒絶し、大統領候補の娘という素性を隠して活動していたチューズディが、社会にコミットし、文化人として人々にメッセージを発信したいと思うに至るまでの心の変化。この成長は丁寧に描くべきだったのではないだろうか。

 世間知らずのお嬢様が、生活のために社会の一員として働くことで社会と繋がり、デビューしてからは表舞台で活躍し、音楽活動を通して多くの人々と出会い成長し、アーティストとしての自覚を持つ。音楽が好きだという純粋な気持ちで、自分のために歌っていた少女が、誰かの声を代弁するために歌おうと、内向きから外向きへ心境の変化が起こり、多くの人々を巻き込んで、自分の信念を政治家の母とは別の形で、声に乗せて人々に訴えかける。そこに至るまでの過程がちっともドラマチックじゃなかった。振りかえっても毎週毎週、ドタバタコメディと誰得なアンジェラの不幸話やっていただけじゃないか。

 大統領選挙問題もヴァレリーをそそのかして大衆を扇動し、マッチポンプでテロ事件を起こす一方的な悪役を用意し、彼を排除してハイ解決という安直さ。グローバリズムの崩壊は、そんな単純な問題なのか?最終話で「Mother」を歌っているのに母親とチューズディは対面することなく、ヴァレリーはお茶の間で中継を観ているだけという光景は悪い冗談みたいだった。この後に火星で起きたという奇跡も、視聴者の想像にお任せするという逃げのスタイルでがっかりさせられた。

 憶測だけど、当初は制作スタッフはグローバリズムなんて難しいテーマに手を出す気はなかったけど、Netflixに要求されたので渋々盛り込んだのではないかと思う。でもそれならそれで、脚本家は真剣にこのテーマに向き合うべきだったのではないのだろうか。日本人はグローバリゼーションなんて興味がなくて、移民問題も所詮は対岸の火事でしかないと思っているのがバレバレなんだよね。

 渡辺監督の「残響のテロル」はテロリズムをテーマにした攻めた作風だったのに、本作は世界の共通課題といえるグローバリズムの後退をファッション的に消費する浅はかな作品になってしまったのが残念でならない。この問題に答えなどない。だからリベラリズムでもナショナリズムでも構わないから、作り手の信念を感じるさせるものが僕は観たかった。

投稿 : 2019/12/29
閲覧 : 202
サンキュー:

26

みよしのあつし さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

だれもが共感できるミュージカル

とても丁寧に作ってあって、楽しかった。

投稿 : 2019/12/25
閲覧 : 54
サンキュー:

3

ネタバレ

ジーン さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 1.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

音楽の好みが合わなければ退屈でしかない

音楽の好み次第
私はまったく合わなかった。
絵も好みじゃなかった。
キャラデザ、特に女性が可愛くも美しくもない。
ラストも奇跡というほどでもなくありきたり。
私にとっては退屈な2クールだった。
2時間ほどの劇場版で良かったのでは?

以下は私が聞いてきたアーティストたち
ロック系
ディープパープル
ピンクフロイド
クリーム、エリック・クラプトン
ジェフ・ベック
ドゥービーブラザーズ
イーグルス
クイーン
エアロスミス
ボストン
GFR
バッドカンパニー
キッス
etc..

ジャス、フュージョン、AOR系
ラリー・カールトン
リー・リトナー、ジェントルソウツ
ジョージ・ベンソン
デビッド・サンボーン
チック・コリア
ボズ・スキャッグス
ペイジズ
ジノ・バネリ
シェリル・リン
チャカ・カーン
アル・ジャロウ
ルーサー・バンドロス
マライヤ・キャリー
ボビー・コールドウェル
ビリー・ジョエル
パティ・オースチン
etc..

アニソン系
UNISON SQUARE GARDEN
LiSA
Aimer
ASCA
etc..

キャロチューの音楽が合わないのは歴然

投稿 : 2019/12/15
閲覧 : 144
サンキュー:

7

まことん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ラストの盛り上がりはもう少し欲しかったけど、総じて満足

絵がとにかくきれい。
音楽も素晴らしい。
とくに80年代テイスト満載の楽曲の数々は、回によっては何度も繰り返し聴きました。
残念なのは第1クールの盛り上がりに対して、第2クールはちょっと普通のアニメになっちゃったかな。
でも2クールでやるべき作品ではあったと思います。

それにしても、こんなレベルの作品ばかりだと作る方々は本当に大変でしょうね。ありがとうございます。

投稿 : 2019/11/20
閲覧 : 156
サンキュー:

9

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

想像の範疇

オリジナルアニメ


感想

毎回冒頭で「それは まるで 奇跡だった・・・」(だったかな?)って始まるから
あぁ~ これは無名のミュージシャンがアメリカンドリームを掴むお話なのね。
っと、すぐに分かっちゃうから僕には面白みが感じられなかったです。
個人的に最初から最後が分かっちゃう演出は嫌いなのです。

キャロルにチューズデイ、ライバルのアンジェラに、それぞれの重い生い立ちや過去があり、それらを上手く見せて話を進めいく王道の展開も、いかんせん 僕が洋楽に興味ないのと、ありふれたアメリカンドリーム的話がイマイチ好きくないので、どうしても二人に感情移入できず、毎週 ぼーっと、ながら観でした。

やっぱどしても最後が分かってる展開って、僕の中で盛り上がらないんですよね。
一応、最後が気になるので最終話まで視聴しましたが、やっぱ予想通りの話だったし、特別心に響くこともなく、全24話もあって僕には長く感じました。
もうちょっとスポコンみたく、ハングリー精神を押し出した展開があればよかったかもですが・・・

好きな方にはごめんなさいです。

投稿 : 2019/11/19
閲覧 : 155
サンキュー:

20

ネタバレ

sobako777 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

作品内の音楽がそこそこレベルで楽しめる、コレって凄くないか!?

音楽モノのアニメって、かの大ヒット作「のだめカンタービレ」まで行っても好き嫌いはあるし・・・基本、ストーリーもそこそこのレベルを保ちながらちゃんと音楽そものもも聞けるなんてホント希少価値だから大して期待はしていなかったが・・・、いやはや、コレはイケた! 良い意味で裏切られて、ちゃんと音楽込みでストーリーが成り立っていた。 ただ、柱となるべきストーリーが残念ながらありきたりで浅かったため(音楽に予算を使い過ぎたか!?)、爆発的なヒットにはならなかったのかなー。もったいないなー。

投稿 : 2019/11/16
閲覧 : 113
サンキュー:

4

ネタバレ

sivrej_smh さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アメリカンドリームのような…

録り貯めアニメ消化シリーズです。


こちらのアニメについては知識0でしたのでタイトルからはどのようなアニメか見当もついてませんでしたが歌をメインにした物語でしたか。


まるで連続テレビ小説を見ているような感覚になりました。


物語に音楽を織り込むスタイルの作品はいろいろありますが2クールの作品で流れるそれぞれの音楽に好感が持てました。


ここ最近の定番である萌えっとしたキャラクターというわけでもないですが登場するキャラクターにも惹かれるものがありました。


舞台は火星ですが一昔前のアメリカンドリームを感じながら一気に観終えました。
私の(俺の)歌を聴け!!みたいなアニメもいいですが、こちらの作品のようなスタイルのアニメも全然ありですね。


「久しぶりにヴォーカルコレクションを購入したで賞」をどうぞ。


追伸…お気に入り曲はアンジェラのLight A Fire。缶コーヒーのCMに流れてそうな…

投稿 : 2019/11/15
閲覧 : 88
サンキュー:

4

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美しい音楽

2019.11.4 視聴完了。

久々に夢のあるアニメを見た気がする。
英語の歌詞で字幕で内容はわかるとはいえ
心に入りずらいという難点はあるものの
なかなかの出来だったと思います。
バトル系のアニメで荒み疲れた心身に
こういうアニメもいいな。
夢の実現にむけて頑張れと応援しちゃいますね。

ここからは余談です。
こどもむけの英語の番組で曜日の歌を聴いたことがあります。
しかし、何度聴いても火曜日と木曜日の聞き分けができませんでした。
ネイティブな発音だと
火曜日はテューズディと聞こえ
木曜日はタースディと聞こえて
私には違いが些細過ぎて・・・
火曜日はチューではなかったね(笑)

投稿 : 2019/11/04
閲覧 : 89
サンキュー:

11

ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

トゥルー・カラーズ

アニメーション制作:ボンズ
総監督:渡辺信一郎、監督:堀元宣、
キャラクター原案:窪之内英策、
キャラクターデザイン:斎藤恒徳、音楽:Mocky、
音楽制作:フライングドッグ
原作:BONES・渡辺信一郎

西洋の油絵を彷彿とさせるようなオープニング。
女性デュオのヴォーカルに
アコースティックギターの音色が美しく重なる。
カーペンターズやキャロル・キングが脳裏に浮かぶ。
街並みはニューヨークを思わせる。

フジテレビがノイタミナとは別枠で、
より海外を意識した作品を発信することを
目的として制作される
「+Ultra(プラスウルトラ)」の第3弾。
あらゆる部分で海外のテイストが見受けられる。
そばかすのある金髪お嬢様のチューズデイと、
アクティブでサロペットパンツを着こなす黒人風のキャロル。
ふたりが火星のアルバシティで出会い、
音楽で意気投合するところから物語は始まる。
女性デュオとしてミュージシャンを目指すふたりは、
マネージャーのガスやAIプログラマーのロディーたちと
ともに音楽の道を歩んでいく。

各話タイトルは、60~80年代のアメリカのヒットナンバー。
どれもインパクトのある良い曲ばかりなので、
知らない曲があれば、ぜひ聴いてみて欲しい。
総監督・渡辺信一郎の趣味が色濃いのではないだろうか。
個人的に思い出深いのは5話タイトルの
ザ・ポリスの『Every Breath You Take』。
日本語タイトルは『見つめていたい』。
アメリカ・ビルボードチャートのランキングで
8週連続1位を記録した大ヒット曲。
ウッドベースを弾くスティングを中心とした
モノクロのPVが最高に格好良くて、
子供ながらにこれは何か違うと思ったものだった。
インパクトがあって好きなのは9話タイトルの
モット・ザ・フープル『All The Young Dudes』で、
日本語タイトルは『すべての若き野郎ども』。
イアン・ハンターの気だるげで絡みつくような
ヴォーカルに泥くさいギターとキーボード、
若者の胸を打つメッセージ性のある歌詞も良い。
当時の若者のアンセムになったグラムロックだ。
解散寸前だったグループを存続させるために
デヴィッド・ボウイが曲を提供したが、
自身でも歌っていることがある。
キャロル・キングの作った曲が『A Natural Woman』と
『It's Too Late』の2曲入っているのは、
渡辺総監督の嗜好の表れだろうか。

この作品の最も特異なポイントは、
レベルの高い劇中曲を全てオリジナルで作成したことだろう。
オリジナルサウンドトラック1を購入したが、
テイストの違う良曲揃いで、
何度でも繰り返して聴くことができる。

特にコンテストやライヴで披露された
アンジェラの『Light A Fire』、『Move Mountains』
『ALL I WANT』、そして
キャロル&チューデイ『The Loneliest Girl』や
『Someday I'll Find My Way Home』、
ピョートル『Dance Tonight』、
シベール『La ballade』、GGK『Gravity Bounce』などは
どれもその1曲で通用するほど聴きごたえ十分。
中でもいちばん好きなのは『Light A Fire』だ。
よくこれだけのアーティストと曲を集めたものだ。
70年代から00年代くらいまでに海外で流行った曲の
テイストが散りばめられているように思えるが、
インタビューなどを読むとかなりざっくりとした
指示しか出していなかったようだ。
それでも、どの曲もどこか懐かしさを感じさせる。
例えばキャロチューの曲は、生音と女性ヴォーカルが特徴の
カーペンターズやキャロル・キングが基本だろうし、
アンジェラはフージーズのローリン・ヒルあたりを
意識しているのだろう。
GGKの曲は、90年代にアリーヤなどが一世を風靡した
プロデューサー・ティンバランドのチキチキと呼ばれる
サウンドを意識しているのは明らか。
幅広い魅力ある楽曲を聴かせてくれるのは嬉しい。
それにしてもアンジェラとキャロル&チューズデイ役の
アーティストのアリサや
ナイ・ブリックスとセレイナ・アンを
抜擢したのは、さすがのセンスの良さを感じさせる。

それと、キャラクターの造形や背景でモデルを想起させる。
タオ→テイ・トウワ、
キャロル&チューズデイ→カーペンターズ
(サイモン&ガーファンクル)
アンジェラ→ローリン・ヒル
クリスタル→ビヨンセ
ピョートル→ブルーノ・マーズ
OGブルドッグ→50セント
ガス→ジャック・ニコルソン(『シャイニング』)など。
事細かくチェックすれば、もっと出てくるだろう。
そういうことを想像する楽しみもある。

この作品は、基本的にはやりたい音楽をやるための
アニメと言っても差し支えない。
そもそも出発点はボンズの社長と渡辺総監督、
フライングドッグの社長によって、
本物の音楽のアニメ作品を作ろうという
コンセプトで立ち上がったもの。
世界に通用する良い音楽を違和感なくやるために、
火星という舞台が考えられたという。
これが地球だとどうしても様々な制約が
生まれてしまうからだということを
フライングドッグの社長がインタビューで語っていた。
上質な音楽を自由にやり切るために
全てが始まった企画なのだ。

さまざまな方面のアーティストに声をかけて、
幅広い有名アーティストが集まった。
フライング・ロータス、サンダーキャット、
ベニー・シングス、スティーヴ・アオキ、
エヴァン・”キッド”ボガート、ローレン・ダイソン、
コーネリアス、Nulbarich、cero、
アリソン・ワンダーランドなどのメンバー。
最近の最前線の音楽については疎いので、
私にとっては知らない名前もたくさんあるのだが、
例えば、サンダーキャットというベーシストは、
ケンドリック・ラマーのアルバム『To Pimp a Butterfly』に
参加しており、そのなかの『These Walls』という曲が
グラミー賞を受賞するなど世界的に知られている人物。
フライング・ロータスはジャズのジョン・コルトレーンが叔父で
6枚のアルバムをリリースしている親日家だ。
また、ここで初めて知ったベニー・シングスは、
作品内で多くの楽曲を手がけているが、とても質が高いと思う。
オランダ出身のプロデューサーということで、
これからさらに有名になるかもしれない。
前期OPを担当したNulbarichも初めて知ったが、
とてもセンスの良い曲で、日本人ということに驚いた。
挿入歌を手がけるアーティストは音楽のジャンルも多彩で、
映画制作でも集められないほど、あり得ない企画といえる。

ただ、そのせいでシリーズ構成や脚本を
練られなかったのは残念なところ。
当初の脚本は渡辺あやの名前で発表されていた。
これは『カウボーイ・ビ・バップ』の脚本を
TVドラマ『白線ながし』の脚本を手がけた信本敬子が
書いたのと同様に、普通のアニメにはしないために
新たな風を入れる試みだったのだろう。
しかし、スタートした時点で既にクレジットはなく、
原作とシリーズ構成を渡辺総監督自身が担当している。
テイストの違うオリジナルの楽曲を
多くのアーティストに依頼したため、
ストーリーに費やす時間が短くなってしまい、
降板する事態になってしまったと想像する。

渡辺あやは映画『ジョゼと虎と魚たち』で、
一躍有名になった脚本家。
この作品は、監督の犬童一心や
俳優の妻夫木聡、池脇千鶴などの名も高めた傑作。
とても心に沁みるラブストーリーなので、
もし未見な方がいたら、ぜひ観てもらいたい。
私は映画館で2度観て、田辺聖子の原作にも手を出し、
DVDも購入してしまった。

話が逸れてしまったが、
そんな事情もあり、シリーズ構成や脚本に問題点が
あるのは否めない。曲に細かい指示を出せないことが
多かったらしく、曲に合わせてストーリーを
作り変えたこともあったそうだ。
物語に合わせて曲を作ったのは、
『The Loneliest Girl』だけ(12話までは)と
いうことだったので、ストーリーにはかなり苦労したようだ。
そんななか、唯一脚本が良かったと思えたのが
15話の「God Only Knows」だったのだが、
この回だけを信本敬子が担当していた。
やはりじっくり時間をかけて脚本を書いてもらえれば、
良いストーリーになったと思える。

一応、作品全体には、ぼんやりとしたひとつの流れがある。
それは人々が誰もが持っている「素晴らしい色」とでも
言うべきものだろうか。
第1話タイトルにシンディ・ローパーの
『トゥルー・カラーズ』を持ってきたことに
作品が目指したものを何となく読み取ることができる。
{netabare}それは、現在の世界情勢を反映させた、
民族主義的な火星の政治家たちの動きや、
現在、アメリカやブラジル、イギリスで起こっている
世界の流れをつなげて描いているのだろう。
しかし、ストーリーとしては、そのような民族主義に
LGBTやデザイナーズ・チャイルドなどの素材を
散りばめただけで終わってしまった。
音楽も当初はAIと人での対比で進めていたはず
なのだが、どこかへ飛んでしまっている。{/netabare}
おそらく主役をアンジェラにしたほうが、
ストーリーとしてはまとまったと思う。
全体を見渡すと、ほぼアンジェラが中心にいる
ストーリーに見えてしまう。

{netabare}最終話でミュージシャンたちがボランティアで集まり、
『We Are The World』的なメッセージを送る。
あらゆるものは、歌詞にあるような「母的」な
自分自身のアイデンティティに帰属し、
それぞれが違った美しい光を放つということだろう。
この『MOTHER』という言葉には、
おそらく「地球」という意味もあって、
常に変化が求められている時代であっても、
皆が地球という共通の「母」があるということか。{/netabare}
ラストのタイトルがサム・クックの
『A Change is Gonna Come』という差別体験について
歌った公民権運動につながる曲を使用している
ことからもそれは想像できる。
ただ、『MOTHER』を歌うことが
当初から煽り続けた「奇跡」かと問われると、
そこまでは感じられないし、
シリーズ構成が崩壊したせいで、積み重ねが弱く、
心に届くような物語にはならなかった。

とはいえ、アニメではまず集められそうにない
面子を集め、質の高い音楽を制作し、
それに合わせたストーリーを構築したのは素晴らしい。
演奏やダンスの動きもクオリティが高く、
実際に撮影をしてアニメに取り入れた、
こだわりの作品となっている。

これまで誰もやったことのない領域に手を伸ばし、
一定のレベルでやり遂げた。
それについては称賛したい。
(2019年10月26日初投稿)

投稿 : 2019/11/03
閲覧 : 323
サンキュー:

45

E=mc² さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

今期の中では悪くない とりあえずデフォの☆3

今のところ今期の作品の中ではマイランキング上位
設定は普通だが声優が豪華すぎだし歌もいい。そういった意味では相当期待

見終わりました。期待値ほど面白かったわけではないが、悪くないアニメだった。特に歌。歌がほんといい。大好き。

投稿 : 2019/11/02
閲覧 : 164
サンキュー:

5

ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

蛇足というものを初めて分かった気がする

視聴理由 市ノ瀬加那さんが出ると聞いて

序盤 かなり面白い気がする

中盤 まだ続く?

終盤 お、おう(?)

この話は火星に住む少女が家出をする話
ジャンルは近未来・音楽
世界背景としてはAIが作曲するようになった時代。地球から火星にきた人のことを「地球難民」と差別する風潮。地球で何があったんだろう
内容として思ったのは「1クールでよかったかなぁ」2クールのアニメで1クールでとりあえずひと段落します。2クールからは別のことがメインとなります。個人的には1クール目の{netabare}「音」を楽しみながら「音」を届ける若さゆえの「青春さ」の{/netabare}ほうが好きですが、2クール目の{netabare}「音の自由」というテーマも「音楽は政治や周りの目などで縛られてはいけない」という独立性{/netabare}もシリアス要素があり、悪くはないテーマでした。しかし、2クール目はグダッたかな、という印象が強いです。{netabare}タオのあの告白「キミと僕はデザインパーソン」をもっと早くだして、アンジェラちゃんが葛藤するシーンとか欲しかった。少なくとも人口人間であることについてもっと掘り下げてほしい。あまりにも淡泊な人になっちゃう。{/netabare}アンジェラちゃんの性格が安定してないし、世界背景についてもう少し触れてほしい。読者にアフターストーリーを想像させるラストなのだろうが、情報が少なすぎるおかげで「え?ラスト?これからどうなるの?」みたいになってしまう。情報がなければ正解に近づくことすらできないし、真に楽しむことができない。もしかしたらガンダムが宇宙で戦闘してるかもしれないし、アクシズショックがνガンダムによって起こってるかもしれないし。ともかく後半のテキトー(?グダり?)感は否めません。なので前半だけで良いような気もします。春アニメとして期待していたのですが...

演奏シーンは丁寧でした。日常パートは普通でしたが、全然違和感はないです。
op1はNulbarichさん作詞作編曲、Nai Br.XX(キャロル)さんとCeleina Ann(チューズディ)さん歌唱の「Kiss Me」
op2は小山田圭吾さん作編曲、Nai Br.XXさんとCeleina Annさん歌唱の「Polly Jean」
ed1はBenny Singsさん作詞作編曲、Nai Br.XXさんとCeleina Annさん歌唱の「Hold Me Now」
ed2はLidoさん作詞作編曲、Alisa(アンジェラ)さん歌唱の「Not Afraid」
個人的には原点にして頂点と言われる「The Loneliest Girl」(Benny Singsさん作詞作編曲)が好きですが、「Move Mountains」(Lidoさん作詞作編曲)や「La ballade」(Maika Loubtéさん作詞作編曲)なども好きです。主題歌より劇中歌のほうが良い気がしますが気のせいですよね!
声優さんはキャロル役の島袋美由利さんやアーティガン役の宮野真守さんなどもあっていました。ほかにも人気声優さんが多く演じていましたが、ちゃんとキャラにあっていて、名前だけで選んだ感はなかったです。特に私のアイコンの声も担当している市ノ瀬加那さんは素晴らしかったです。みなさん、声のちょっとした違いで表情の変化をあらわせらるのはすごいです

総評 キャストもテーマも良い。ただ1クールで良かった

投稿 : 2019/10/31
閲覧 : 217
サンキュー:

12

ネタバレ

天使のたまご さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

大人も楽しめる作品だったと思います。アニメなんですが外画のような雰囲気で。洋楽はあまり聞きませんが、アルバムを聞いてみたいと思いました。声優さんも新人さんから中堅、大御所まで揃っていて皆さんお上手で安定していました。毎回最初に入る回想ナレーションの意味が最後に繋がり、大団円を迎え感動しました。

投稿 : 2019/10/25
閲覧 : 77
サンキュー:

4

ネタバレ

lll1 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

衣装が豊富なのは良かった。

 正直期待外れだった。

 良かったのは衣装が豊富だったこと。チューズデイに帽子被せたりとか可愛くて良かった。

 音楽は好みじゃなかったです。
 音楽は結構聴く方なので、私の好きなアーティストとおすすめのアルバムを下に書きます。
 "アーティスト名":『アルバム名』

 "Big Thief":『Masterpiece』,『Capacity』
  …『Masterpiece』は特に神がかってます。「Paul」超おすすめ。午前中にぴったりです。

 "Mazzy Star":『妖しき夜(So Tonight That I Might See)』
  …全アルバムおすすめです。代表曲が多く入っているのが『妖しき夜』なだけです。私が一番好きな曲は「In the Kingdom」です。
   少し前のアーティストですが、いまだに良く聴いてます。

 "Daughter (Elena Tonra)":『If You Leave』,『Not To Disappear』,『Ex:Re』
  …SpotifyにDoughter自身が作成したプレイリスト"ROMANCE"を聴いてもらうのがてっとりばやいと思います。

 "青葉市子":『qp』
  …日本人アーティストで一番好きな方。「月の丘」と七尾旅人の「サーカスナイト」のカバーは是非聴いてほしい。ギターひとつで別世界に連れていってくれます。

 最近だとJulien BakerやBillie Eilish、それこそBIg Thiefを良く聴きます。
 Billie EilishはBad Guyが収録されている「When We All Fall Asleep, Where Do We Go?」もいいですが、『Don't Smile at Me』の方が好きです。優しい感じの曲をたくさん出してもらいたい。
 日本だとGLIM SPANKY、「大人になったら」は神曲。

 

 以下ネタバレを含む感想。{netabare}

 特に印象的で素晴らしかったのは第22話のラストです。
 アンジェラが救急搬送されるところです。不安感を煽る一定のリズムが走りつつ、徐々に音楽が大きくなっていく演出はゾクゾクしました。

 でも本当にそこぐらいです。

 基本的に全てが薄い。キャラクターを出し過ぎたと思う。主役の二人もアンジェラも、まともに描けてない。他のキャラクターを完全に無視して、この3人に徹底的に絞るべきだったと思う。
 
 キャロル・チューズデイ・アンジェラ共に元の生活環境も見えてこず、今の生活環境すら見えてこない。

 『カウボーイ・ビバップ』でジェットが料理しているシーンや、盆栽をいじってるシーンはストーリーには何も絡まないけど、キャラクターが見える重要なシーンだと思う。

 
 うえのきみこが脚本を書いた回がはっきり言ってちょっと浮いていた。
 別に悪いところとして、これを言っているわけではない。

 ポップでコメディなトーンにしようとしているうえのきみことシリアスめにしようとしている他の脚本家とで、差が生まれてしまっていた。
 ただ、うえのきみこの回好きなんですよ。
 だから、どちらかのトーンに合わせるべきだったなと思います。


 あともろトランプ政権への批判が見られた2クール目だけど、あれでいいんだろうか。
 人間が、キャラクターが、見えてこない作品でした。
{/netabare}

 最終評価は 5 / 10 点です。

 
 ~余談~
 ①うえのきみこが脚本を手掛ける『エデン』は大変楽しみにしている。『エデン』のトレーラーを見てもらえれば分かるけど、本当に彼女はロボットやAIといったものが大好きなんだなと感じる。

 ②今年観たテレビシリーズのアニメだと、Amazon Primeの『アンダン 時を超える者』が断トツなんだけど、誰も追加してくれない。つくづく思うけど、このサイトの利用者は海外アニメに興味がないんだなと哀しいです。

 ③『ボージャック・ホースマン』があとちょっとでついに完結します。最終シーズン楽しみです。

 ④『天気の子』の感想は、たぶん書きません。得るものが何もない映画でした。

投稿 : 2019/10/25
閲覧 : 72
サンキュー:

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キャロル&チューズデイのストーリー・あらすじ

人類が新たなフロンティア、火星に移り住んでから50年になろうという時代。多くのカルチャーはAI によって作られ、人はそれを享楽する側となった時代。ひとりの女の子がいた。首都、アルバシティでタフに生き抜く彼女は、働きながらミュージシャンを目指していた。いつも、何かが足りないと感じていた。彼女の名はキャロル。ひとりの女の子がいた。地方都市、ハーシェルシティの裕福な家に生まれ、ミュージシャンになりたいと思っていたが、誰にも理解されずにいた。世界でいちばん孤独だと思っていた。彼女の名はチューズデイ。ふたりは、偶然出会った。歌わずにいられなかった。音を出さずにいられなかった。ふたりなら、それができる気がした。ふたりは、こんな時代にほんのささやかな波風を立てるだろう。そしてそれは、いつしか大きな波へと変わっていく───(TVアニメ動画『キャロル&チューズデイ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2019年春アニメ
制作会社
ボンズ
公式サイト
caroleandtuesday.com/
主題歌
《OP01》キャロル&チューズデイ(Vo.Nai Br.XX&Celeina Ann)『Kiss Me』《OP02》キャロル&チューズデイ(Vo.Nai Br.XX&Celeina Ann)『Polly Jean』《ED01》キャロル&チューズデイ(Vo.Nai Br.XX&Celeina Ann)『Hold Me Now』《ED02》アンジェラ(Vo. Alisa)『Not Afraid』

声優・キャラクター

島袋美由利、市ノ瀬加那、大塚明夫、入野自由、上坂すみれ、神谷浩史、宮野真守、堀内賢雄、宮寺智子、櫻井孝宏、坂本真綾、安元洋貴、大塚芳忠、菅生隆之、梶裕貴、蒼井翔太、東山奈央、佐倉綾音、飯塚昭三、白熊寛嗣、浅沼晋太郎、久野美咲、田村聖子、落合弘治、吉野裕行、谷昌樹、岩崎ひろし、諏訪部順一、青山穣、柿原徹也、山寺宏一、沢木郁也、林原めぐみ、木村昴

スタッフ

原作:ボンズ・渡辺信一郎、キャラクター原案:窪之内英策
総監督:渡辺信一郎、監督:堀元宣、キャラクターデザイン:斎藤恒徳、メインアニメーター:伊藤嘉之/紺野直幸、世界観デザイン:ロマン・トマ/ブリュネ・スタニスラス、美術監督:河野羚、色彩設計:垣田由紀子、撮影監督:池上真崇、3DCGディレクター:三宅拓馬、編集:坂本久美子、音楽:Mocky、音響効果:倉橋静男、MIXエンジニア:薮原正史、音楽制作:フライングドッグ

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