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「若おかみは小学生!(アニメ映画)」

総合得点
77.6
感想・評価
156
棚に入れた
727
ランキング
593
★★★★☆ 4.0 (156)
物語
4.1
作画
4.1
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
4.0

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若おかみは小学生!の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

早熟少女の成長物語

物語冒頭から主人公を襲う悲劇。さらには幽霊、妖怪の出現。ほのぼのホームドラマを想定していたので、いきなりのトップギア&急カーブに度肝を抜かれました。とはいえ、基本はオーソドックスな少女の成長物語。人との出会い、様々な体験を通じて、主人公は人間性を高めていきます。それにしても、おっこは良い子でした。自分の人間観と照らし合わせると、いくら早熟な女子でも、あの物分かりの良さ、聞き分けの良さは出来過ぎと感じました。小学生なら、自己中で、我儘で、怠け者で、甘えん坊で、当たり前。ゲーム機が欲しくて、でんぐりがえるくらいで正常です。失礼。これは自分の子ども時代の話。一般的なお子さんは、もっとちゃんとしてます。とはいえ、元来子供は未熟なもの。長い年月日をかけて、徐々に心を成型していくものです。一気に大人になった(ならざるを得なかった)子どもは、やはりどこか歪なのではと心配になります。建材だって急いで乾燥させたら、割れたり曲がったりしますから。おっこにとって女将は天職に違いありません。だからこそ、無理せず、少しずつ、立派な女将になって欲しいですね。

投稿 : 2023/06/12
閲覧 : 94
サンキュー:

7

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

キャラ見てひいたが観て涙

『映画大好きポンポさん』のシリーズのコミック読んでB級監督がおすすめしてたので観てみる

キャラがロリっぽいので。。うーんと観る前に思いましたが
ストーリーがよい
キャラも個性があってでもうざくなく
いいバランスだったかと

ピンフリちゃんの名言を言うキャラはちょっとうざいかなと思ったけどディズニーの名言と言うタイミングは絶妙だったかと

TV版観てませんが
主人公の事故→それによる境遇の変化→成長→事故との向き合いと乗り越え
と駆け足ですがしっかり伏線回収されてなりたってるのが凄いと思いました
泣けました

よい作品でした♪

投稿 : 2021/08/16
閲覧 : 256
サンキュー:

4

ネタバレ

うおお さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

心温まる作品でした。
小学生なのにあんなにプロ意識をもって女将を勤めているのに感心する。
作画がジブリっぽくて好みでした。

投稿 : 2021/06/19
閲覧 : 188
サンキュー:

4

ネタバレ

つっちぃ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

子供向けの振りして大人を泣かす恐ろしい映画

児童文学の若おかみは小学生の原作にない影の部分、つまりおっこの心の傷と回復を描き切った作品。

投稿 : 2020/09/09
閲覧 : 345
サンキュー:

5

ネタバレ

まつまつ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

子ども向け作品ではあるけど大人でもまぁ楽しめる。

原作未読、TV版未視聴。

両親を事故で無くした小学生の女の子が祖母の家に引き取られて、そこが老舗の温泉旅館なので若女将として旅館を手伝い始める話。

内容としては子ども向け。
作画は結構良くできていたと思う。

主人公おっこ役の声優、小林星蘭さんは子役とは思えない程の旨さだった。
他のタレント声優が霞む位に。

投稿 : 2020/07/08
閲覧 : 203
サンキュー:

4

ネタバレ

ナンカ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

期待していなかったけれど、当たり。

子どもが見たいと言うので一緒に視聴。
ストーリーは読めてしまうけれど、気持ちの良い話なので
最後まで笑いあり涙ありで楽しく見られました。

こんな時世だから、おっこが健気に頑張っている姿に単純だけど励まされます。
途中大人視点でどうなの?と思う展開もありましたが、そこを突っ込むと
話にならないので目をつぶりました。

調子に乗って、今からテレビバージョンをAmazonプライム・ビデオで
視聴してきます。
それくらいハマってしまいました。
ピンフリが気持ちの良い子で結構好きなキャラです。

投稿 : 2020/06/05
閲覧 : 232
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すごい。

これで子供向けなん?
すごいしっかりしたストーリーで大人でも全然楽しめるんやけど!
ラストもちゃんとしてて良かった〜!
もうめっちゃ泣いたよ〜!!

投稿 : 2020/05/17
閲覧 : 200
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良作

原作:小説 未読

TVアニメ版も観視聴
劇場版で、原作と異なる部分を中心作られたとか。
約94分。


感想

事故で両親を亡くした不憫なおっこが、明るく元気に旅館の仕事を手伝う姿に 普通に感情移入しちゃって応援したくなりました。

おっこだけが見える幽霊の ウリ坊や みよ、魔物の鈴鬼たちの存在は、現実味に欠ける設定だったけど、新しい土地に来たばかりのおっこには、3人のおかげで寂しさも紛れて良い存在だったと思ました。
ウリ坊とみよは、見た目年齢も近そうだったしね。
 旅館には鈴鬼のおかげで?一癖ある客ばかりが宿泊しに来ますが、変に肩ひじ張らず、おっこらしい優しさと機転と、子供らしい対応でお客に満足してもらう対応は、観てて心温まるものがありました。
終盤では、事故を起こした相手方家族が来客し、おっこが泣いてしまうとこは、こっちも号泣でした。
あれは あかん 絶対泣くまである。
でも、以前接客したグローリーさんに励まされて持ち直し、若女将として立派に振る舞うおっこにこれまた涙。
成長してるなぁっと。
最後は梅の香神社の神楽の舞を踊り、ウリ坊とみよと生まれ変わりで再開を約束してお別れED。
あぁ なんていい話でしょう
感動できて心洗われるようでした。
あっと言う間の90分
観て良かったと思える作品でした。
今度TV版が再放送されたら、必ず視聴したいと思いました。



余談
主役のおっこ役が、女優の小林 星蘭ちゃんだったけど、当時14歳でこの演技
上手でした。
すぇー おそろしい子。
将来、大女優の大物になりそうですね!

投稿 : 2020/05/16
閲覧 : 269
サンキュー:

25

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

悪くないよ。悪くないんだけど…

詳細はテレビ版でも観てください。

公開当時も地上波初放送の今日も、SNSで大絶賛。
大人も泣ける子どもアニメ映画として話題になり
ました。

で、テレビ版を観ていて、今日やっと初めて映画を
観たのですが、乱暴なことを言えばテレビ版の
ダイジェストという域を出てないと感じました。

もちろん泣ける要素はありますが、それこそ「はーい
ここから泣かせますよ。泣いてくださいねー」という
感じがしてしまいました。

監督は「茄子アンダルシアの夏」を手掛けた方で、
脚本は「聲の形」などを手掛けた方。
の、わりには……

悪くはないけど、これならテレビ版を観たほうが
いいかなという印象を受けました。

投稿 : 2020/05/16
閲覧 : 227
サンキュー:

3

ネタバレ

※アニをた獣医師() さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

小さい女将さんの、切なくも奮闘するお話です。

物語はおっこちゃんが事故で両親を亡くしてしまうところから始まります。

小学生の女の子が旅館の若女将になるために奮闘する。

いつも明るく振る舞うおっこちゃん。
だけど、時々映る両親の姿。両親の死を受け入れられていない部分がある。

そして車に乗って道路を走ると…

{netabare} 事故のフラッシュバックが蘇ってしまう {/netabare}



小学六年生。子供だけれど、大人になろうといろいろ考える時期。


自分のためだけでなく、旅館のためにも動くおっこには心打たれます。



お父さんとお母さん…二人と一緒にいる未来もあったかもしれません…
でも不運な事故に巻き込まれてしまった。

事故にあった旅館のお客さんの言葉で、両親が亡くなったことを完全に実感してしまった。

でも一人じゃない。そんなことを思わせるお話。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

よくできたアニメで、勉強にもなるアニメでした。

投稿 : 2020/03/31
閲覧 : 210
サンキュー:

9

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

滅私強要

「花の湯温泉は誰も拒まない。すべてを受け入れて癒してくれる」
という本作のキーワードだが、これは客側の意思も尊重されるべきであって、
去ろうとする客を説得して受け入れさせるという
ラストの描写には引っかかりを覚えた。

また、監督が「この映画は「滅私(=私利私欲を捨てる)をどう描くか」
とのコメントをしてたが、
これ、主人公の小学生のキャラに要求するのは酷じゃないかと・・・
故意じゃないにしても両親の死の原因を作った加害者に対して、
あそこまで寛容になれるのだろうか。
人間そんな単純ではないし、聖人でもないし、
それをやるにしても圧倒的に尺が不足している。

盛り上がりに欠けるとしても、ラストの客のエピソードはカットして
やっつけ感のあった幽霊との別れを丁寧に描写した方が
個人的にはしっくりきたかな。
事故加害者を受け入れる未来を想起させるような感じを出しつつ。

残念ながら、おっこちゃん偉いね、よく頑張った、感動した!(ウルウル)
とはならなかった。
映像面や、小林星蘭の演技、
占い師のお姉さんとのショッピングシーンなどは良かったと思う。

投稿 : 2019/12/18
閲覧 : 217
ネタバレ

TaroTanaka さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名作

オッコが両親の死を受け入れられず
両親の布団に潜り込む夢を何度も見るのが
涙腺を揺さぶる印象的なシーンであった。

また事故を起こした側の家族が宿泊客として訪れ、
家族の父親が事故の怪我で臓器摘出を受けており
子が父親に甘えているシーンも、涙を誘う。

かと言って本作が過度に重苦しくないのは、
ウリ坊やその他の幽霊、占い師とのドタバタな日常シーン、
またライバル旅館のお嬢様の喧しさ等が奏功している。

ラストシーンで神楽を見に来た両親が、
事故後に出会った人びとに置き換わったようにオッコが幻視するシーンが象徴的で、
オッコの今後が幸多かれと思わせる素敵な演出であった。

投稿 : 2019/09/14
閲覧 : 213
サンキュー:

10

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

小学生にしては頑張ったね

お仕事シリーズみたいな。でも小学生。手の方が先に動く子供なんて見たことない。

悲壮感はありません。冒頭両親が事故で亡くなるところくらいです。屈折した感情をバネにしてのし上がるという昭和のパターンではないのですね。ヒロインも含めみんな素直で心が強くすごく優しい人達ばかり。

子供の幽霊のサポートがあったりして、しっかりしたおかみさんなっていくんだろうなぁ。

世間擦れしたサラリーマンにはお酒の肴程度になるかわいいメルヘンでした。

投稿 : 2019/06/10
閲覧 : 229
サンキュー:

5

ネタバレ

フウ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感動!

キャラデザを見れば、子供向けの大したことないアニメ映画だなと思うかもしれないが…それは違う!(ゆたぼん)本作の主人公、おっこという少女が両親を亡くして、花の屋という旅館を営む祖母に引き取られ、若女将として色々な客人と接していくという話...とにかく、若女将おっこが魅力的で、人として強いなと感じた…こんなに辛い過去を背負ってるのに彼女は過去に捕らわれず、色々な客人を笑顔でおもてなしする姿に感動した。とにかくシナリオに関しても、感動に持ち運ぶ時は完璧だった!特に終盤は泣ける人には泣けるものとなっているだろう。

投稿 : 2019/06/04
閲覧 : 194
サンキュー:

8

ネタバレ

Tom さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

テレビ版をラストまで観てから観にいった

あっれえ…どっかでレビュー書いた気がすんだけどなーー。
どこで書いたんだろ…。

うろ覚え。。。もう一回観にいくかなあ。

テレビ版をラストまで観てから劇場に向かった。

周りは小学生がたくさん。小学生の女の子二人組とか、親子連れとか。
おじいちゃんおばあちゃんも一緒とか。
今までにない層の中で観た感じ。


事故の犠牲者だとしても、加害者のようで、その人を宿に残したのは、のちのちを考えると、大事なおもてなしだったかもしれないけれど。
少し、難しいところに手を出したなあと感じてしまったのが正直なところ。



泣いて泣いて泣いて。
見えなくなる恐怖。
見て貰えなくなる恐怖。


…やっぱリアルタイムで書いたレビューを探し出そう…思い出したい。

神楽?のシーンは美しかったなあ。あの風が心に吹いてくるような清々しさだった。





あった。スマホのメモに残ってた。

以下。


事故のことを語るシーン。
少し信じられない。
人を殺したようなソレを容易く他人に話せるだろうか。
その人も巻き添えをくらった、それによって臓器を失い、食べる楽しみを失った犠牲者なのだとしても。
そんな話をしてしまう程、旅館の心尽くしに感動し、寛ぎ、心が解けて、開いたのかもしれない。
生き延びた喜びを家族と分かち合ったのかもしれない。
罪を確認したのかもしれない。
でもこの違和感は、とんでもなくでかい。

ここでのおっこの泣きの演技は素晴らしかった。

グローリーの登場に安堵し、本当に素敵な女だなと思わせられる。

車でのトラウマによる発作のシーン。握る人形。呼吸、呼吸、呼吸。

鈴鬼?が意外と見せ場なかったなー。出番自体あんまりなかった。味はあったけど。特に草むしりのシーンは最高w
つまり、あのお客も鈴鬼が呼んだようなもんなんだろうな。
鬼が呼び寄せる厄介な客を通して成長する少女。

アニメ版を見終えてから観に行った。
事故のシーンから描かれていて、最初から泣きそうになり、なかなかのヘヴィさから物語が始まり、不思議な感覚に。
実感がない感じと、幻想にすがる心模様。

おばあちゃんも子供を亡くしていて、更には事故に巻き込まれているということで、相手(最初に事故を起こした人なのか、それを避けて来た人なのか、それすら体験したことがなくて知識がない)とのやりとり、お金の話やらなんやら。そういうのを全部、おばあちゃんがやったんだろう。旅館の切り盛り、子供を亡くした悲しみ、事故を起こした人への怒り、幼い子供を自分の歳でこれから育てて行く不安、傷ついた子供への心配り、引き取る手続き。おばあちゃんのことをもう少し描いたら、うり坊のあの必死さに寄り添えるのに。

神楽のシーンはとても良かった。妹に添いながら微笑む姉と、舞う。祖母の縁でたくさん守ってくれた少年と、舞う。続けばいいのにと、終わってしまわないでと、舞う。姿が消え、名前を呼ぶ。応えるように花が舞う。

エンディングの絵で滝に向かう時の二人が。ピンフリがおぶられてた。二人の心の近づきを描きたかったんだろうなー。清めのシーン。ピンフリの涙。

子供が友達同士で来ていたり、家族連れだったり、ここ最近無かった客層の中で観た感じ。ちょっとそれが楽しかった。

投稿 : 2018/11/10
閲覧 : 243
サンキュー:

7

ネタバレ

MLK さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

無題

グローリー氏のエピソードまでは本当に素晴らしい映画だと思えた。各キャラクターの立ち方、細部まで行き届いた画面の面白さ、おどけたやりとりと子供向けとしてはギリギリと思えるPTSD描写の話の落差、どれをとっても驚くようなレベルの高さだった。

それだけに、最後のエピソードが残念でならない。受け入れがたい現実に直面した時、最後におっこが選んだのは、神との合一だった。映画の最後が上手に踊れるようになった神楽で締められていることからもそれは明らかだろう。

もちろん、自分を俯瞰する視点を手に入れることは成熟への第一歩である。映画の中でも、一人の少女おっことしてよりも、神と生きる春の屋の若女将としての関織子を選ぶというのは人格の成長であると描かれている。



だがしかし。今回の件は本当におっこの成長だったのだろうか。私には、子どもが皆に期待される役割をこなすための方便として神が利用されたに過ぎないように見えた。

簡単に言えば、私は人が神を必要とする場面は大きく分けて2パターンであると思う。
⓵自分の意思による行動を正当化するとき(制御された計算の一部)
⓶湧き上がる感情を鎮めるとき(制御不能なものへの対処)

本作で言えば、おっこは⓵の意味で神を使ったように思える。つまり、加害者へ湧き上がる感情を抑えるためというよりも、春の屋の若女将を演じるために神との合一を行った。

もちろん、おっこは劇中で加害者へ湧き上がる感情に対処している。しかしその激情に対する制御装置として機能したのは、「すべてを受け入れる」神の思想ではなく「自分は若女将である」という義務感だったのではないだろうか。だからこそ、真月は去り際に「馬鹿女将は返上ね」といったのだろう。

つまりおっこは、感情に対し若女将としての義務をぶつけ、若女将であることを無理矢理正当化させるために神の思想を語っている。要するに、自分の騙し方のレパートリーが増えたということだ。

これが良いことか悪いことかは分からない。しかし、騙し方が増えただけでは、人はいつか破綻するかもしれない。そのときおっこは何を思うのか。

投稿 : 2018/11/04
閲覧 : 266
サンキュー:

7

kuroneko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2024/04/14
閲覧 : 0

もみあげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/26
閲覧 : 2

暴走インコ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/11/23
閲覧 : 9

ふててん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2023/09/14
閲覧 : 8

yama1968 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/29
閲覧 : 4

メモロビー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/04/23
閲覧 : 9

twin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

投稿 : 2023/02/21
閲覧 : 40

ぽたお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/12/22
閲覧 : 26

アイスティー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2022/10/03
閲覧 : 8

osakajoe さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/07/26
閲覧 : 12

ぐわわ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/04/18
閲覧 : 14

ダイクニ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/04/02
閲覧 : 14

ちゃちゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/01/03
閲覧 : 14

苺練乳 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/11/21
閲覧 : 13
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若おかみは小学生!のストーリー・あらすじ

小学校6年生のおっこ(関 織子)は交通事故で両親を亡くし、おばあちゃんが経営する旅館<春の屋>に引き取られることになった。

旅館に昔から住み着いているユーレイのウリ坊や、美陽、小鬼の鈴鬼、ライバル旅館の跡取り・真月らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春の屋の若おかみ修行を始めることになった。

慣れない若おかみ修行に、毎日失敗の連続…。

「あたしって、全然しっかりしてないじゃん。」

落ち込むおっこだったが、不思議な仲間たちに助けられ、一生懸命に接客していくうちに、少しずつ成長していくのだった!(アニメ映画『若おかみは小学生!』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2018年9月21日
制作会社
DLE / マッドハウス
公式サイト
www.waka-okami.jp/movie/

声優・キャラクター

小林星蘭、松田颯水、水樹奈々、一龍斎春水、一龍斎貞友、てらそままさき、小桜エツコ

スタッフ

原作:令丈ヒロ子・亜沙美(絵) (講談社青い鳥文庫『若おかみは小学生!』シリーズ)、監督:高坂希太郎、脚本:吉田玲子、美術設定:矢内京子、作画監督:廣田俊輔、美術監督:渡邊洋一、色彩設計:中内照美、CG監督:設楽友久、撮影監督:加藤道哉、編集:瀬山武司、音楽:鈴木慶一、音響監督:三間雅文、音響効果:倉橋静男/西佐和子

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