当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「東京喰種:re 最終章(TVアニメ動画)」

総合得点
68.0
感想・評価
299
棚に入れた
1427
ランキング
2161
★★★★☆ 3.4 (299)
物語
3.2
作画
3.4
声優
3.5
音楽
3.4
キャラ
3.4

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

東京喰種:re 最終章の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

それなりにはきれいに締めたが

 原作は未読。
 「東京喰種トーキョーグール:re」(以後、reと表記)の後編ということで、主人公の人格に
関しては前編が佐々木 琲世編なら、本作は金木 研といったところ。
 とにかく原作から相当削られているようで、ある程度の省略は脳内補正でなんとかするけど、
これはさすがに飛ばしすぎ。原作未読者としてはストーリーを理解するのはもはや無理。
 加えてこのダイジェスト的な進み方が全体的にせわしない印象を与える。本来はもっと重厚な
作風の作品だと思うのに。

 主人公が暴走したり、CCGの上層部にグールがいたりと、異能バトルもの終盤では割とベタな
展開。
 あまり伏線がなく、いきなりの展開は意外性を感じさせる演出としてはそう悪いものでは
ないんだけど、その後の話の中でうまく活かされていないのか、単に唐突に出てきただけで
終わってしまった感が。

 本シリーズに関しては、グールと人間が知的交流ができる生物でありながら、捕食関係であると
いう苦悩や葛藤がテーマとしてある。
 この辺は現実の人種、宗教、政治体制の違いによる争いのメタファーのようで、結構興味深い
点ではあったが、話が進むにつれ希薄になっていった感がある。
 こういった部分に関しては、最終章である本作においては和解して共存していくという、まあ
凡庸な締め。
 ただハッピーエンドで終わらすにはこういったやり方しかなさそうで仕方ないか。

 バトルものでもいわゆる勧善懲悪ものではなく、人間とグールにそれぞれ事情がある話なので、
片方が正義で、片方が悪というわけではない世界観。
 それゆえに自分なんぞは人間視点の部分では人間側に、グール視点の部分ではグール側に
肩入れして観ていたりするが、結局は俯瞰的に見るとほとんどのキャラが悲しき存在に
思えてきたり。
 そういった悲しき者同士のバトルが主体となるため、戦いそのものも重苦しいものが多く、
「○○が勝った!」みたい気分にはなりにくい。
 そのためドラマとしての重みは増すものの、バトルものとしてのカタルシスは得にくい。

 全体的には単話ではそう悪くない回もあったけど、やはり盛り上がりというのは積み重ねに
よるものが大きいみたいで、それがないから淡々と観てしまった。
 そういう意味ではキャラに対してもあまり思い入れを持てなかったかなあ。
 正直なところ、1期からずっと観ていたからという理由で惰性で観ていた感が強かった。

2019/01/04
2023/02/12 加筆・修正

投稿 : 2023/02/12
閲覧 : 242
サンキュー:

2

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

悪いな、俺は今日だけ方向音痴だ

素直な結論から言うと頭ぐちゃぐちゃ完走w

登場人物多いし、髪色とか髪型とか、顔とか、みんな最初とコロコロ変わりすぎてwww

白髪なったり黒髪なったり、グールなったり人間なったり、

ちょっと1人1人の展開はやいし、説明少ないしで、ぐちゃぐちゃw

いろんな写真やら名前やら確認しながら見たw

まぁラストゎみんな仲良くなった。的な感じでOKなんよね?😅

でも世界観とかバトルシーンとか好きだから楽しめた

もう少し登場人物深堀してくれたら感動シーンも伝わりやすかったとおもう、

メインよりOVAが結構好きだった作品

投稿 : 2022/08/27
閲覧 : 153
サンキュー:

0

金太郎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

76点

エンディングとカネキがトウカと結ばれなかったら、多分総合評価7点は付けなかったと思います、(エンディングは良かったけど。)

イントロの曲はシーズン1のものが一番良かった。期待したほど良くはならなかったが、曲はOKだった。

シーズン間で多くのストーリーやディテールが欠けているにもかかわらず、戦闘シーンや全体的な音楽&感情を楽しむことができました。{東京喰種」は、第1シーズンから私を夢中にさせ、飽きさせることがありませんでした。しかし、このキャラクターたちが何年もかけてアニメに命を吹き込まれるのを見るのは、楽しくて仕方がありませんでした。

カネキが、あの頼りない少年から、父親として、夫として、成長していく姿に胸を打たれ、自分の成長をよりリアルに感じることができました。このアニメが今回で最終回というのは寂しい限りです。この先もずっと記憶に残るアニメだと思います。

投稿 : 2022/03/01
閲覧 : 153
サンキュー:

0

ネタバレ

ftdCU91959 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ちょっとあっさりしすぎ?

東京喰種 最終章

1期、2期は登場人物の心情が丁寧に描かれていたが、3期、4期はそのあたりの描写が雑だったように思う。特に、一期から注目してた亜門。
2期で一度死んだあとに4期終盤に再登場。その間の行動について詳しく書いてほしかった。
主要な登場人物が多いため、4期で完結するのは無理があるかなと思った。

投稿 : 2022/02/26
閲覧 : 169
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大作堂々完結!

【2018年10月~】12話 第3期、最終章

ロゼヴァルト家殲滅戦にてカネキ覚醒後の話

・コクリア襲撃編
・流島上陸作戦
・黒山羊(ゴート)結成編

{netabare}

・エト(高槻泉)がメディアで喰種をカミングアウト
・有馬(最強の捜査官)にカネキが勝利し、有馬は人間×喰種で強い代わりに短命。「隻眼の王」は有馬とエトが作った架空の喰種で、有馬を倒す最強の喰種=カネキとなることに。
・元捜査官の亜門、滝沢(オウル)←原型ないw
・CCGトップ「和修一族」が喰種という事実
・カネキが色んな人・喰種を受け入れた「黒山羊」を結成。董香と結婚
・VS 旧多→カネキは全てを取り込み東京を飲み込む巨大なウネウネ「竜」に
・謎の喰種スケアクロウ=親友:ヒデでありカネキ救出作戦
・カネキ救出も「竜」は消えず。核はカネキではなく、カネキの中のリゼ
・旧多も死んでおらず再戦し勝利→リゼを殺し終結
・But竜は消えずその後も化け物が生み出され、人と喰種は協力してこれと闘う世界に。東京保安委員TSC

一度見ただけでは理解しきれないが、一応ハッピーエンドで良かった。
ラストバトルが巨大モンスター系になってしまったのが残念だが、核がリゼというのは設定は良い。

{/netabare}

前回に続きRe:は登場人物、組織が多すぎて難い(笑)
難しい感じの人間、カタカナの喰種・・・相関図片手に見たい作品。

色んな伏線回収、実は!がありストーリーはさすがの名作。
もう一度コミックでしっかり読み返したい。

♪OP 『katharsis』/TK from凛として時雨

投稿 : 2021/02/24
閲覧 : 212
ネタバレ

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

1期の期待度が嘘みたいに晴れ渡るような続編

この続編は作者が
連載するの怠くなったらしく作られた作品です

その為、いきなり
「死んだ」→「実は生きてました」展開のオンパレードです
また、敵対していたグループに主人公は何故か入っていて
対峙してもそんなに盛り上がる事もなく
1期にあったシリアスやハラハラが無くなった作品です


この作者も所詮は奇跡的に良い作品が作られただけでした
多分編集者さんが良かったのでしょうね
その後の続編でこれは酷いものだと感じました

最後のエンディングの為に
改悪されたシナリオと設定 という言葉しか見当たらなかったです


これだけ罵倒してますけど
なろう作品とかよりマシと思いますけど
1期の独特なシリアス緊迫感みたいなものが綺麗さっぱり無くなって
踊る大捜査線でも見たのかと思ったレベルで滑稽な代物になってました
設定やシナリオがぶち壊された気持ちになってこの作品の評価もガタ落ちでした

投稿 : 2021/01/30
閲覧 : 453
サンキュー:

2

ネタバレ

ゆうや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:----

最初から観てきたけど

どんどん意味不明になっていった作品。
最初からハッピーエンドになるわけ無いのは分かってたけど、終わり方もしっくりこない。
結局主人公が良ければいいのか。。胸糞。

投稿 : 2020/12/28
閲覧 : 225
サンキュー:

0

ネタバレ

お粥 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

まとまっている。

一期二期は面白くって観るのとまらなかったけれど、自分が頭悪すぎて三期四期はストーリーいまいち分からなかったです。
ストーリーはおいてけぼりくらいましたが、キャラクター達がイケメンいっぱいでかっこ良かったです。
一期とは印象が違いすぎて全然着いていけなかったです(笑

投稿 : 2020/09/15
閲覧 : 318
サンキュー:

2

ネタバレ

k57x83 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.2
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.5 音楽 : 1.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

視聴者置いてきぼり

有名な作画シーンにつられ、一気に視聴
全部見終わって、全部の評価になります。

原作未読なので不明だが、見せ場をあちこちからかいつまんで
つなげただけと思われる。
特にre以降、話の流れを合わせたり、行動の背景等を描く気が一切ないので
?が頭に浮かんだまま話が進み、そして終わった。

酷いなぁと思うのが、
・キャラの思考がいつの間にか変わっている
・各メンバーがどんな目的で行動しているか描写がない
・展開が急
・陳腐なお涙頂戴の退場シーンが続く

メインとなるバトルシーンは、
re以降は一枚絵にエフェクトかけただけ
かつ間合いを取るシーンを大量に組み込んだ引き延ばしばかり

おもしろかったところ?
うーん、最後の方のおっさんのふんどし。



以下、強烈なネタバレしそうな疑問点等を記載
(描写あったのに見逃していたら、ごめんなさい)
・そもそもグールの発生はどうなってんの?
・どうやってカネキの記憶消して新しい人格生成したの?
 カネキがそもそも多重人格なので酷い体験させて新しい人格作っちゃえ!
 みたいな思想で実験したなら、そういう描写入れてください
・アモン行方不明のときなにあったの?
・同僚かばって切られたけどそんな思い入れあったっけ?
 あなたそういうキャラだった?
・敵グループは一体何がしたかったの?
・マスク作る人はどんな意図で神父のグループにいたの?
・ギザギザ歯の妹なんだったの?どうなった?

原作を参照してくださいですかそうですか

投稿 : 2020/05/05
閲覧 : 622
サンキュー:

2

ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

で、結局君はだれだい?金木君

序盤 ようやくか

中盤 ???

終盤 で?結局君は誰なんだい?

この話はなんか記憶を取り戻しちゃったハイセ君もとい金木君の話
ジャンルは微グロ・バトル

みちゃいましたよ、ついに。あんだけ二期を批判しておきながらw

旧多 二福(これでふるた にむらと読むらしい)が意味分からなすぎる。ラストに「実は悪い奴ではなかったんですよ~」と明かされてもこちらとしては「は?」の一言しか返せないので、クズはクズらしく速攻タヒんでください

内容です。正直私はこれ好きじゃないです。一期のほうがマシでした。二期よりはましですが。成長という要素は私好きなのですが、どうしてもこの作品を好きになれないんですよね。昔の自分との対比構造を多用しているのですが、いみがわかりません。なんせ1stシーズンでは意味が分からないまま進行していましたからね。急に分かれ、と言われてもねぇ。
あと、どうも意見が定まりません。昔の自分は結局なんの信念をもっていたのか。かっこよく「死にたい」のか、「死にたくない」のか、喰ってでも「生きたい」のか、みんなを「守りたい」のか、喰種を「殺したい」のか、みんなを「死なせたくない」のか。いやこんだけ自分の主張がころころ変わるんだから、意思がきっと弱いんでしょう
話は大分変ってしまいますが、私が世界一尊敬するアーティストさんの曲で「あの日のぼくらはきっとさ 何かに立ち向かっていたんだ 涙と泥水で前がみえなくても 足だけは前へ伸びた」という歌詞があります。この作品にピッタリだなぁと視聴中思っていました。何か盲目的に前へ進み、何度転んでも這いながら進み続ける。その根源には変わらない信念が存在しているはずです。さきほど「主張がころころ変わる」といいましたが、すべてに関係するのは「死」に対する見方です。様々な「死」に対する考えの多様性や力の使い方でここまで変化するのですから、やはり意思は弱いんでしょうかね
リゼさんの出番減りましたね。ようやく現実を受け入れたのかと思ったら、今度は昔の自分が現実の象徴ですか...比喩や象徴というのは同じ意味を持ったものが2つ以上存在するというのはあまり効果的ではないように思えます。まぁ昔の自分との対比をするためにそうしたのでしょうがねw
{netabare}金木君の赫子へんかしすぎじゃない?w{/netabare}

今作は主要メンバーがちょっと変わっています
監督は渡部穏寛さん。ナルトの一部監督はやったことあるそうですが、全話監督は今作が初だそうです
シリーズ構成は御笠ノ忠次さん。過去二作のシリーズ構成を担当した方ですね
キャラデザは中嶋敦子さん。坂本ですがなど数多くのキャラデザを手掛けたベテランですね
劇伴はやまだ豊さん。過去二作の劇判を担当された方ですね
アニメーション制作はstudioぴえろさん。過去二作を制作したところですね

作画は戦闘シーンはよく、丁寧な印象でした
opは毎度おなじみTKさん作詞作編曲、凛として時雨さん歌唱の「katharsis」
edは高橋國光さん作詞曲、österreichさん歌唱の「楽園の君」

総合評価 よくわからない。これも失敗かなぁ

投稿 : 2020/02/12
閲覧 : 513
サンキュー:

4

が~お さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

守るために強くなる

東京喰種の最終章(4期)です。

こちらも3期(東京喰種:re)同様にいきなりの超展開ですが、物語の変化が非常に凄まじいです。次々みたくなるようなスピード感あふれた展開になってます。

そうだったのかって思うところが多いですので、是非東京喰種を見た方は全部観てほしいですね。
また結末もなってほしい展開になってくれて、観ていて幸せな気分になりました。(社会的にはいろいろ複雑な部分もあると思いますがね)

全部観終わって思う事は、伏線が多かったんだなって思います。それぞれの死がそれそれの人にとってとても大きな意味を持っていて、今につながっていること。現実世界でもいえることですが、自分と異なるものを排除するのはなく、分かり合おうとすることの重要性を再認識させるいい作品だと思いました。

血が多く流れるグロ目の作品ですが、非常に面白い作品ですので、是非観てほしいです。

金木くん天使っぽいよ!?

投稿 : 2019/09/05
閲覧 : 372
サンキュー:

1

ギバチサナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

2クールに収めるのは無理がある

これだから長期漫画が原作のアニメは…と思わずにはいられなかった。

漫画を読んだことはない。だが漫画の話を思い切り端折って詰め込んでいることは、特にこの最終章を見ると明らか。初代・√Aはまだ良かった。かろうじて:Re前半も言いたいことは沢山あるが許せた。

観終わって最初の感想は「端折ったモン観たせいで絶対面白いであろう漫画を読む気にならん勿体無いことした」だった。

つまみ食いが過ぎる。勿体無い。何度でも言う、勿体無い。

悲しい

投稿 : 2019/08/10
閲覧 : 450
サンキュー:

6

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

祝完結!全48話から漏れ伝うメッセージ

2018.12.30記


原作既読 1~3期視聴済


TK from 凛として時雨 お帰りなさい。お待ちしておりました。
原作の完結分までやりましたので、この4期で完結です。みなさんお疲れ!
よもやここから視聴する方はいないと思いますけど、まだの人は1期から観てくださいね。

アオギリ殲滅の流島戦、{netabare}高槻泉の喰種公表{/netabare}、から完結{netabare}(ラスボスは旧多二福){/netabare}までの4期です。

登場人物の多さ、昨日の敵は今日の友(逆もしかり)、あれこの人死んだの生きてるの?、この人考え方変わってない?、と理解が追いつかない部分を原作で補填してるためついていくことは出来ました。しかしながら、アニメでやる以上アニメだけで理解できるようにするのが筋の通し方ってものだと思います。
4期では登場人物説明のテロップ(名前、喰種レートなど)挿入でキャラ理解を促してました。原作を端折ってつぎはぎ感が出たかというとそんなことはないと思います。ただ原作の登場人物入り乱れてぐちゃぐちゃ面白い部分をどれだけ表現できてたかは微妙なところです。


■全48話総括
計48話(1期12話、2期(√A)12話、3期4期24話)
人間VS喰種の構図から始まり破壊と創造VS共存に収束します。
「この世界は間違っている」歪めているのはどちらだ?の命題が提示され、半喰種金木くんの葛藤を通じてどちらかというと喰種視点で描かれた1期は斬新でした。一方(人間)へ肩入れできないような演出です。
√Aは、人間VS喰種の果てなき闘争に喪失の物語が加わりました。「この世の不利益はすべて当人の能力不足」を自覚した金木くんが力を求めて行動せざるを得なかった末に、人間・喰種ともに幸福とは程遠い方向へと進んでいきます。

そして原作でも一区切りついての :re 新シリーズです。
冒頭転じてやや人間視点で描かれはしつつ、行き詰まりをみせる“世界”にどう決着をつけるのか?
リセットすればよいとする{netabare}旧多二福や加納教授{/netabare}側とそうでない側の争いに構図が変化するにしたがって、人(喰種)の移動・選別・配置転換が進みました。ピエロはあくまで中立の立場でその時々で軸足を変えます。この相関の変化を分かり易く描けてれば名作になり得たでしょう。惜しいです。
{netabare}1期8話で「この世界を歪めているのは喰種だ」と言った亜門が、:re16話で才子に「この世界は歪んでいる。・・・だから考え続けるんだ」と答えの出ない現状を吐露します。23話で「歪めていたのは・・・俺もだ。」ポルポラと決着をつけられたのは救いでした。{/netabare}
世界の歪み、そこから生じる行き詰まりへの決着は本編を観ていただければわかると思います。良い最終話でした。

{netabare}「この世界は間違っていない。ただそこにあるだけです。」最終話での金木のセリフがこの物語の締めになるのでしょう。{/netabare}


{netabare}個人的にと前置きして、なにか行き詰った時グレートリセットを声高に叫ぶ人には懐疑的です。さいころ振れば必ず今よりいい目が出るというやり方です。ゼロベースの思考とはまた違って現状認識が甘く、打つ手ナシとなる沸点が低いため「とりあえず変えてみよう」という結論にすぐ至ってしまう。どんなに理屈をこねたところで旧多二福や加納教授にそれを感じてしまうため敵認定しやすかったですね。{/netabare}

{netabare}正邪、善悪の線引きが出来なかった1期からの流れから、終盤で共通の敵を作り上げるなど、上手く物語を閉じてきました。{/netabare}

歩んできた道、それがどんなにしんどかろうが、受け入れて初めて“糧”となる。
いいこと伝えようとしてるんですけど、観ている人に伝わりづらいとまあ良くありません。返す返す惜しいですねえ。


■余談
・原作ネタバレ
{netabare}人肉ではない合成食材が開発されて、捕食をしなくても喰種が生きていける環境が整いつつあります。{/netabare}
・アヤトはいいやつだ
{netabare}23話で金木に「くそあにき」と。あにきと呼んだね。{/netabare}
・目がアレしてない時のクロネは美人さんだぞ
・エト(CV坂本真綾)回は俺得。出オチだったとは思いません。
・旧多にもっと上手い人あてられなかったんかなぁ。日常会話とイカレてる時は良いんだけどシリアスな時がちょっとね。



全48話。人間関係は近年稀にみる複雑な作品でした。描写の不足は感じつつも通底するメッセージには共感しやすい良作です。



-----
2019.07.01追記
《配点を修正》


視聴時期:2018年秋クール(リアタイ視聴)

裏主人公ともいえる亜門鋼太朗の懊悩に着目して無印から追っていくと割とわかりやすいと思います。

投稿 : 2019/07/01
閲覧 : 880
サンキュー:

30

ストックトン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

大好きな作品でめちゃくちゃ期待して視聴。
でもキャラデザがなぜか変わってた。

中嶋敦子さんは大好きなんだけど、この作品では
元の三輪和宏さんのキャラデザが大好きだったので
気になって全然入り込めなかった。
非常に残念。

投稿 : 2019/03/22
閲覧 : 252
サンキュー:

1

ネタバレ

ごる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

SF作品になってた!

初っぱなから枠の関係だと思いますが、前回の続きかと思うくらいに話が飛んでましたww
原作はまだ途中までしかよんでいませんが、アニメも原作同様完結しますので、原作途中の人はご注意を…(;´д`)
しかし、後半はあまりにもSF作品すぎてメチャクチャな感じがします…(;・∀・)
バイオハザードの世界ですよ…w
とりあえず、細かい部分はアニメだと分からないので原作で補完するようにします( *・ω・)ノ
最後の篠原特等がテラフォーマーズにしか見えないww

投稿 : 2019/03/18
閲覧 : 259
サンキュー:

1

ネタバレ

anime さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

とりあえず完結してよかった

通算で4期を重ねてきた物語の完結編。

1期で自分が心惹かれた要素が2期にあたる「ルートA」から徐々になくなっていってしまい、それが元に戻ることなく終わってしまったなー・・、っていうのが正直な感想。

うまく言えないけど、ストーリー性がだんだん希薄になって薄っぺらいバトルばかり見せられる感じになってきてしまったように感じます。

主人公を敵陣営に置くという意外性を重ねて物語を引き延ばし、最後「共存」で締めるっていうのは悪くない発想だとは思います。

実際多くのメインキャラたちが最終的に不毛な戦いから解放されて幸せに過ごす様子が描かれているのを観て「よかったな〜」と思いました。

けどそこに至る過程の見せ方が、1期の頃の雰囲気と比べて若干子供だましみたいになり過ぎてきていたかなっていう印象は拭えません。

とは言え、原作の最終話まで全部TVアニメで観れること自体幸せなんですけどね。

投稿 : 2019/03/13
閲覧 : 341
サンキュー:

3

順順 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あからさまに質が落ちた

前期に比べて作画の質が著しく落ちてる時がある
良い作品なだけにとても残念

後にwikiで調べてみると外人が作画監督だったり
担当してる話の時にそんな印象が多かった

投稿 : 2019/03/12
閲覧 : 343
サンキュー:

3

gm560 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

全体として3期よりは頑張っていた

3期が期待外れ過ぎて視聴が遅くなりましたが、
総じて3期よりはよかったです。特にEDが。
作画も3期よりは頑張りが見られたような気がします。

しかし端折りすぎでダイジェスト感が否めず、
reは3クールは必要だったのかなあという印象。

コミックも最後の方は読んで無かったので、
GEOで借りて読んで補完したいと思います。

投稿 : 2019/03/03
閲覧 : 251
サンキュー:

2

ネタバレ

アトランティス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

カネキ大暴走 漫画の展開通りで見やすかった

東京喰種:re 半年前のアニメの続きで最終章は15巻(最終巻)のラストまで突っ走ります。

漫画の展開を所々端折りながら進む感じで
展開をある程度知っている方なら問題ないですが
アニメのみの視聴だと展開が早い部分があって腑に落ちない部分も出てきそうです。(自分は漫画発売日に買うほど好きだったので分からなかった)

reは「無印の前半の喰種たちの血生臭い戦いはいずこへ……」と思うほど
ちょっと人外な能力のキャラが多いですね。
カネキケンは都市機能を簡単にシャットダウンするほどの化物に変身するし…
喰種の遺伝子、というか細胞ってどこまでできるの?って思ってしまいます。

話で根幹になってくる「人間と喰種の共存」ですが
まさか人間側のトップが喰種とはね。。
嘘で塗り固められていた真実が少しずつ明らかになっていく所も
東京喰種:reの醍醐味の一つであります。

個人的に最終話のあたりのドクターと亜門鋼太朗が闘う場面はドクターの死に際をもうちょっと頑張って作ってもらいたかったです。漫画では亜門鋼太朗の「あなたを父親と思って何が悪い」発言のあとにドアップの絶命しながら泣くドクターの顔があってとても印象的な場面でした。
あ、あと、ヒナミちゃんが可愛くなってて嬉しかったです。

長いアニメ化も一段落、東京喰種にお疲れ様とありがとうを。

投稿 : 2019/02/28
閲覧 : 219
サンキュー:

4

fuyu さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

かなり駆け足

原作既読
枠に収めるためにかなり省いているところがあり
視聴者置いてけぼりで盛り上がって終わった感じ
残念

投稿 : 2019/02/24
閲覧 : 231
サンキュー:

2

ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

広げた風呂敷をモーレツな勢いで畳み込むオハナシ

シリーズを重ねる毎に不評を買うという悲しい作品
さしずめ、走り出したら最後、後には引けず
血税をすすり続ける日本の3セクみたいな感じだろうか

この『re』からは原作未読で
どちらが元凶なのかは不明だが、
少なくともこの視聴に割いた時間を悔やむことになる

ストーリーは枠内に強引に納められたかのようで、
一足飛びで話は展開していく。
単にそれだけなら良いのだが、
数多く登場する存在感のあるキャラクター達の波に飲まれ
把握に努めようすると次第に話の筋が見えなくなる。
つまり
主要キャラぶったモブが大量に湧いて出てきた感じだ。

これを原作に配慮したと言えば聞こえはいいが、
本来やるべきはエピソードをコンパクトに納めるより
キャラを間引くことを優先すべきだった。
まぁ、
原作を愛するが故の不幸な結果と思って目をつぶろう。

とはいえ
作画も決して褒められたものではない印象。
特に気になったのは構図で、
マンガ原作という点で正しい絵の見本があるにもかかわらず
稚拙とも思える構図が散見される。
これは明らかに絵コンテ段階で問題があるといえる。
だが、
ここも想像の域を出ないので大人のスルースキルを発動させよう。

個人的に最も醜悪だったのは{netabare}結婚式の場面

{netabare}繰り返される戦いはまさに消耗戦の様相で、
その最中で一息つける心温まるエピソードなんだろう。
存在意義はあると思っているし、展開自体に文句はつけない。
問題はその時の衣装。
突然、よくわからん民族衣装みたいなものを身に纏って出てきた場面に
思わず「なんじゃこりゃ」となる。
おそらく
グールという特殊な立場であることを端的に強調しているのだろう。

冷静に考えてほしい。
劇中のグールのほぼすべてが普通の人間と同じ環境下で生活しているのに、
また、グールのみの生活圏があるような描写もないにもかかわらず、
グール伝統の民族衣装があるかのように脈絡なく出てくる状況に
中の人達は、まったく不自然と感じなかったのだろうか?

あぁ、アニオリでやっちまったかぁ?
と思ったら、
この場面は原作どおりのようで…

う~む、なんかいろいろとガッカリだ{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2019/02/11
閲覧 : 244
サンキュー:

4

ahirunoko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最後をまとめるのは難しい…御多分に漏れず無理やり感が

これだけ話を膨らませてまとめるのは大変だとは思うけど…
分かりづらいし無理やり感が凄い(- -;)

途中から能力対決・自慢になっっちゃってたよね(^^;)
でどっからどうやって出てきたのかラスボス?の正体。

作画は良かったしストーリーはまぁまぁ良かったのに締めるのは大変なんだな、と。


個人的には名作とは認められず。

投稿 : 2019/01/26
閲覧 : 219
サンキュー:

7

衛狸庵 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

話が良く分からん

原作未読なもんで、このアニメシリーズは、なんか話が飛び飛びに感じる。
√A→re→re最終章って繋がってるの?って感じ。
原作の良い所取りでアニメ作ってんのかな?
確かに、アニメにするのに向き不向きがあるんだろうけど。
だからと言って面白くないと、言う訳ではなく、それなりに楽しめました。

キャラ達は、他のアニメで個性的なのが多くいて、目立たなくなって来たな。
確かに個性的なのは多いが、そう、キャラ多すぎ!
正に、お互いに食い合ってる。
今回、米林ちゃんが頑張ってたかな。

まぁ、アニメとしては、良く動くし絵も綺麗って感じでよかったと思います。

投稿 : 2019/01/25
閲覧 : 209
サンキュー:

1

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作既読必須?

原作未読 全12話

人間と人間を食べる喰種との戦いを描いた作品、この物語の終わりを描いています。

東京喰種:re の2期(13話〜24話)です。関係性から1期の東京喰種・2期の東京喰種トーキョーグール√A・東京喰種:reの1期(1話〜12話)を観ることをオススメしますが、原作も一緒に観た方がいいかも知れません。

東京喰種から思っていましたが、話が飛んでしまうことが多く説明もほとんどないので分からなくなります。

また、キャラが多いのでメインのキャラ以外の相関関係が途中でよく分からなくなりましたねw

私的には色々な疑問を残して作品は終わりました。

原作既読者ではないので何とも言えませんが、既読者のための作品のような感じがしています。

ただ、途中で色々なキャラ同士が会話するところで、心に突き刺さるシーンもありましたね。

いずれにしても初見の方には、優しくない作品だと思いました。

OPは凛として時雨さん、EDは飯田瑞規さんが歌っています。

最後に、{netabare}最終話のED後、穏やかな金木と第2子を妊娠している董香、娘さんの3ショットは{/netabare}この物語が本当に終わったという再認識をしました。

投稿 : 2019/01/20
閲覧 : 386
サンキュー:

16

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

普通

漫画はどうか知りませんが、作者がめんどくさくなってテキトーに終わらせた感じがして微妙でした。
ストーリー重視の方には物足りなさを感じる作品だと思います。

投稿 : 2019/01/20
閲覧 : 194
サンキュー:

1

あんにゃん♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

グールとは?

覚醒してラスボス倒す、っていうのは少年漫画あるあるだけど、グールとはなんだったのかレベルの覚醒をする。あれは果たしてグールなのか…

投稿 : 2019/01/17
閲覧 : 225
サンキュー:

0

ネタバレ

菊門ミルク大臣 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

やっつけ感

re1期も駆け足過ぎてついて行けない部分はあったもののまだ見れたかなという印象でしたが今作は駆け足どころかワープしてるのでもう無理でした。
とにかく終わらせたかったのだろうけど終わらせさえすればそれでいいのかな…

まず話が飛び過ぎて意味不明。
飛び過ぎてるけど登場人物多いからキャラ一人一人が薄くなってる。そもそも誰?の連続。
薄い上でなんかドラマ始まって勝手に終わって…の繰り返し。
だから響かないしチープさが漂ってる。
展開が強引。急に再登場したりいつのまにか合流してたり滅茶苦茶。

強キャラっぽい登場人物があっさりなんの見せ場もなくテキトー退場、強さがイマイチわからないし主人公の意味不明なパワーアップ、東京が様変わりする程暴れた龍が指輪以外金属含んでない…
最終話急に意味不明なふんどしおじさん出てきて酷さが増してます。
多分ギャグキャラなんだろうけど笑い挟むような場面じゃないし今まで使ってこなかったからただただ台無しにしただけでしょう。


何の為のアニメ化なのかな?
アニメとしての出来は上記の通り、最終話までの大まかなネタバレもしてる上アニメでウンザリしてしまってるから原作追いかける気もしません。
無理矢理終わらせる必要あったのかな?たとえ続編作る気なくてもどこかキリのいい所までで丁寧に作るべきだったのではないかな

シリーズ最後がこれかと思うと悲しいです。作品をもっと大事にすべき。

投稿 : 2019/01/15
閲覧 : 185
サンキュー:

2

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

虚無を抱えて生きると言うこと

前シーズン3期『~:re』より私は、アニメだけでは心情が理解できないと観念。
対応策として、アニメ数話消化するごとに、原作をコミックレンタルして整理するという、
変則的な視聴スタイルで挑んでいます。

3期では二話で一巻の淀みのないペースでしたが、
4期では三話で二巻以上のハイペースかつ乱ペースに巻き込まれ、
コミックレンタルのタイミングにも難儀しましたw

原作ではおびただしい数に膨れ上がった登場人物にそれぞれ与えた活躍の場を
少しずつ巡回しながら物語を進めていく構成。
一方でアニメ版ではハイペースを実現するためか、
一つの場の出来事を一挙に進めたり、シーンをちぎって隙間に押し込む等、時系列もデコボコに。

これはもはや心情理解のみならず状況理解のために
原作参照が必要なレベルかと思われますw

原作からの劣化部分を具体的に言及し出すとキリがないので自重しますが、
リゼさんの暴食じゃあるまいし、
もう少しゆっくり消化できなかったものかと悔やまれます。


そんな中でも心に刺さる描写はあった本作。
特に良かったと感じたのは、
登場人物たちが不毛な闘争と憎悪の連鎖を断ち切る前に、
しっかりと自分たちが抱える寂しさ、虚しさに向き合う時間を持ったことでしょうか。

印象的だったのは第17話。

{netabare} 本作もまた両陣営の戦いが混沌を極める中、
本当に戦うべき第三者を叩くため喰種(グール)と人類が共闘する
という典型的な解決ルートを辿ります。

17話は和解の前に、喰種の霧嶋董香(とうか)、人類の真戸暁(まどあきら)ら、
各々の喪失を埋めて来た、互いに対する恨みや復讐心、暴力による自己実現……。
それらを取り除いた後に残る、空っぽな自分を見つめ直す回。

さらに後に続く、亜門と暁の会話は
強引な構成により、何故か19話冒頭にワープしましたがw
亜門による「虚無も感情の一つなら確かに『在る』のだ」
との指摘は慧眼だとハッと考えさせられました。{/netabare}

世の中、当初の目的すら忘れて泥沼化する破壊と殺戮があって、
どうしてやめられないのだろう?といたたまれない気持ちになったりしますが、
その一因は、もしかしたら人が没頭していた争いや暴力を捨てた後、
自分の虚無感を直視するのに耐えられないからではないか?
という着想が浮かんで来ました。

だが、それを乗り越えた先にこそ、平和と新しい命が育まれる未来がある。


荒れ模様の構成の中、喰種が赫子(かぐね)をグネグネさせながら人を喰い散らかす、
散乱グロ作品と高をくくっていたら、
葛藤する心の本質的な部分を深々と貫いて来る。

『東京喰種』は最後の最後まで油断できない刺激的な人間ドラマでした。

投稿 : 2019/01/06
閲覧 : 391
サンキュー:

16

pooki さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

<60> 人間とグールと半グールの耽美な能力バトル続編。割とナチュラルにお前誰。

現代の東京で人間とグールと半グールのダークで耽美な能力バトル。OVA 挟んでの第二部。その二期。
OVA 観てない落ち度は認める。認めるが、不必要に話が壮大になって前期との隙間がさらに広がった感じ。展開もダイジェスト風。そもそもが多キャラの群像劇な上に、中身や見た目が随分とお変わりになってるキャラが多くて、割とナチュラルにお前誰。
でもまぁ変な話、そのあたりはもう割り切ってしまったんで許容範囲。共感はしかねるけど雰囲気は好き。逆に言えば、その程度のお話。

<60> 人間とグールと半グールの耽美な能力バトル続編。割とナチュラルにお前誰。
1 話視聴。
現代の東京で人間とグールと半グールのダークで耽美な能力バトル。OVA 挟んでの第二部。その二期。
OVA 観てない落ち度は認める。認めるが、なんだか話が大きくなってて前期との隙間がさらに広がった感じ。やぁ久し振り!なキャラ、中身や見た目が随分とお変わりになってるキャラが多くて、割とナチュラルにお前誰。次回以降、整理してくれるんだろうか。
でもまぁ変な話、そのあたりはもう割り切ってしまったんで許容範囲。共感はしかねるけど雰囲気は好き。

投稿 : 2019/01/04
閲覧 : 192
サンキュー:

2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

"悲劇"、終幕。

いよいよ本作品も最終章に突入しましたね。
2014年から4年越しで制作されたアニメは以下の構成になっています。

第1期:東京喰種トーキョーグール(全12話)
第2期:東京喰種トーキョーグール√A(全12話)
第3期:東京喰種トーキョーグール:re(全12話)
最終章:東京喰種トーキョーグール:re(全12話)

一方、コミックの方は2018年の7月に完結したそうですが、構成は以下の通りです。

第1部:東京喰種トーキョーグール(全143話)
第2部:東京喰種トーキョーグール:re(全179話)

上記のアニメとコミックの構成を見ると、第2期の「東京喰種トーキョーグール√A」が原作とは異なる展開が描かれているのが分かります。
第2期のアニオリの原作も石田スイさんが手掛けられているので、クオリティには何の問題もありませんでしたけれど。

思えば、たくさんの回り道をしたと思います。
もともと、東京には人間社会に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人「喰種」が蔓延していました。
そして人はふとしたきっかけで半喰種になる可能性を持ち合わせています。

でも半喰種とはいえ、今まで食べてきた食事が口に出来なくなり人間の肉を欲求する…
人間から見たら、半喰種も喰種も変わらない存在であるといえます。

人間は本来の在り方と異なる異形の存在を排除しようとします。
きっと存在自体が脅威だから…
或いは自身が食糧になってしまう懸念もゼロではなかったでしょう。

こんな考えがきっかけとなり人間と喰種のいがみ合いが始まるのですが、永遠とも感じる時間、お互いがみ合った顛末がこれなの…?
と思わずにはいられませんが、一番腑に落ちる終わり方であったとも言えると思っています。

物語の展開に文句がある訳ではありません。
人間と喰種のいがみ合う世界は間違っている…
そういう声はこれまでゼロだった訳ではありません。
それでもあと一歩及ばなかったばかりに、その声はかき消されてしまいました。

何故かき消されてしまったのか…これこそ人間の弱さの本質なんじゃないかと思います。
人間が皆同じ方向を向いています…そのベクトルに異を唱えるのは、自らが異端である事を曝け出すのと一緒です。
本人にその気がある、無いはあまり重要ではありません。
結果的に圧倒的な力で淘汰される存在になってしまうのですから…
私たち一個人としての人間は異端になるのが怖いんです。
それは大きな権力を持つ、持たないに関わらず同じことが言えると思います。

それじゃ、前段でその声が届いていたら物語の展開は変わっていたか…と言うと、劇的な変化は生まれなかったかもしれませんが、流れる血はもっと減らせたかもしれません。
それは、ヒトの想像の範疇を超えた事象に対しては、経験しなければ答えが出せない生き物だからではないでしょうか。
徹底的に戦って数えきれない犠牲と沢山の血と涙を流して…

最終章の様な状況に陥って、初めて本来やるべき事に気付くのですから…
気付いたんじゃありませんね…
徹底的に追い詰められて、選択の余地が一つも無くなって…結果的にカードを引かざるを得ない展開になったから止む無く…だったでしょうか。

勿論、私もその他大勢の一人で、流れに飲まれて消えていくモブキャラの存在ですが、人間が最終的に導き出した答えをもっと早くに出せる存在だったら、ヒトはもっと進化できる存在なんだと思いますし、あんなに東京を壊滅させることもなかったのだと思います。

でも長期的ないがみ合いがデメリットしか生まなかった訳でもありません。
喰種の中にも人としての営みが生まれました。
それに、再生に向けた不要な膿を絞りだすことができました。
残念ですが、必ずしも全員が次のステージに進める訳ではないんですよね。
そんなケジメもしっかり付けられたと思います。

もう同じ過ちを繰り返すことはないでしょう。
そう期待したいです。

オープニングテーマは、TK from 凛として時雨さんの「katharsis」
エンディングテーマは、飯田瑞規さんの「楽園の君」
「katharsis」はメチャクチャ格好良い曲なんですけど、音程が高くて血管が切れそうになるわ、リズムが取りずらいわで、カラオケで歌ったら見事に玉砕でしたね^^;
好きなんだけどなぁ…

1クール全12話の物語でした。
ここまで到達するのに時間はかかりましたが、その分最後の1シーンは眩しかったですね。
そんな世界がいつまでも続くことを願っています。
それと、4クール全48話…制作は大変だったと思いますが、ラストまでアニメ化して頂いたことを本当に嬉しく思います。
見応え満載な作品だったと思います。

投稿 : 2019/01/04
閲覧 : 340
サンキュー:

11

次の30件を表示

東京喰種:re 最終章のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
東京喰種:re 最終章のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

東京喰種:re 最終章のストーリー・あらすじ

群衆に紛れ、ヒトの肉を喰らう。
ヒトの形をしながら、
ヒトとは異なる存在…“ 喰種(グール) ”。

“喰種”を駆逐・研究する〔CCG〕で
「クインクス」班を率いていた
喰種捜査官 “佐々木琲世(ささきはいせ)”
彼こそ行方不明となっていた
眼帯の喰種、“金木研(かねきけん)”であった。

一方、新体制となった〔CCG〕では、
旧多二福を中心に不穏な動きが表面化し…


“金木研”をめぐる物語はついに最終章へ―――。(TVアニメ動画『東京喰種:re 最終章』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年秋アニメ
制作会社
ぴえろ
主題歌
≪OP≫TK from 凛として時雨『katharsis』≪ED≫österreich『楽園の君』

声優・キャラクター

花江夏樹、石川界人、内田雄馬、藤原夏海、佐倉綾音

スタッフ

原作:石田スイ(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)、監督:渡部穏寛、脚本・シリーズ構成:御笠ノ忠次、キャラクターデザイン:中嶋敦子、サブキャラクターデザイン:烏宏明、音響監督:原口昇、音楽:やまだ豊、アニメーション制作協力:studioぴえろ+

このアニメの類似作品

この頃(2018年秋アニメ)の他の作品

ページの先頭へ