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「ゾンビランドサガ(TVアニメ動画)」

総合得点
88.4
感想・評価
1211
棚に入れた
4503
ランキング
114
★★★★☆ 3.9 (1211)
物語
3.9
作画
3.8
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.0

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ゾンビランドサガの感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ゾンビ女子高生はトップアイドルの夢を見るか?。ゾンビでも腐らない物がある。

 2018年冬、「よりもい」に並ぶ軽みと熱さを両立させた傑作が現れた!。その名も「ゾンビランドサガ」(サガがまさか佐賀だとは誰が予想できたろうか)。


 アニメ大賞を受賞した本作については多くの人が既に書いているだろうから、私が本作のポイントだと思った点を。


 本作はゾンビ+アイドルものという冗談のような企画だが、ゾンビとアイドルという一見ありえない要素をちゃんと真剣に取り組んでいる。真面目に見えていい加減な作品が多い中、冗談のように見えて本気を隠している…。これが真の大人の仕事だろう。


 本作におけるゾンビは、「ブレードランナー」のレプリカントなどに連なる、人間と似ているが違う存在を出すことで人間とは?ということを問いかけるための象徴といえるだろう。


 彼等は肉体は死んでいるが、確かに生きてる。彼等ほどに生きている人がどれだけいようか?。

 
 人として生きているかどうか?それは人として産まれ落ちたかどうかでも、人という静止した状態でもない。それは価値と意味の象徴である目的に生を結びつけて、どれだけそれを燃え上がらせることができるか?、意志の力によってどれだけ人たる存在になることができるか?にかかっているのだ。人とは動的な状態であり、人たる存在にもそれ以下にもなりうるのである。



 本作がアイドル物としても素晴らしいのは、「アイドルマスター」と同じく主人公が極限まで追い詰め、なんで自分はアイドルになりたかったのか?、アイドルとは?という本質まで突き詰めている点にある。


 本作の重要な場面でかかる曲が所謂アイドルソングではなく、熱い応援歌である点もアイドルの本質まで突き詰めた結果だろう。アイドルは単にキラキラ可愛くして、みんなに喝采を浴びるだけの存在ではない。


 愛ちゃんの勇姿がさくらに勇気を与えたように、さくらが愛ちゃんたちに勇気を与えたように、熱い輝きを放つ人は勇気と意志の力を信じさせてくれる、「人」を信じたいと思わせてくる存在の象徴だ。



 本作は滅茶苦茶なギャグと、本質的なテーマ性を両立させるという稀有な事をしているだけでなくなによりキャラの魅力という甘み抜きには語れまい。



 個人的には、サキちゃんの他にはない男気と可愛さの両立の見事さ、そしてなにより史上最高のスーパープロデューサー巽光太郎を成立させている宮野さんの演技の素晴らしさが本作の白眉だったと言いたい。


 2期は夕霧姉さんの過去話、維新の志士みんなに関わってるみたいな嘘八百話だと思ったら本当は一番悲しい運命を背負っている〜的な話を是非やって欲しい。

投稿 : 2024/01/07
閲覧 : 1403
サンキュー:

54

きゅん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ゾンビアイドル〜

こうたろうちょっとうるさい、、、
でもまぁあれを演じてる宮野さん上手いな

投稿 : 2023/12/21
閲覧 : 24
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ゾンビあいどる〜

こたろーうるせぇーよ!!w

投稿 : 2023/12/19
閲覧 : 19

やゆーと さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これは、、続編期待!!

もともとはアイドルものはあまり見ないけど、これはひと味違う。コメディ要素もありストーリー性もある。キャラ達もみんな魅力が山ほどあり、見終わったら続編を期待せずにはいられない
他にもたくさん書きたいことありますけどとにかく見てみて下さい!

投稿 : 2023/10/10
閲覧 : 152
サンキュー:

6

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これがトップクラスでいいのかアイドルアニメ界

2023年現在も総合アニメランキング121位、アイドルアニメランキング8位に位置する紛うことなき人気アニメなのだが……劇中のキャラクター風に書くなら────

お前ら、なにこんな出来の悪いアニメにちやほや高評価つけとるんじゃああああいっ!!!

という所感を現在も抱いている。暴言失礼
まあ打って変わって賛否両論だった2期を終えた現在、皆が未だこのシリーズにお熱だとも思ってませんけどね。
確かにこのアニメは斬新さの塊だ。「ゾンビ」と「アイドル」、そして「佐賀」。今までにない組み合わせで発進したオリジナルアニメはマンネリ化していたアイドルアニメ界に新風を吹き込みつつ、嘗て様々な年代・社会で生きてきた少女たちが現代に蘇ったことで生まれるドラマもしっかりと描いてきた。
しかし、新しい試みばかりが故の“拙さ”も確かにあった作品ではないだろうか。そこを無視して評価しては客観的なレビュアーと名乗れはしないだろう。

【ココが面白い:開幕轢死、そして復活】
アニメにおける登校シーンは1話冒頭の定番だ。遅刻気味に家を出て、トーストを咥え駆けていき、曲がり角で誰かとぶつかったりする「登校」という要素そのものが始まりを期待させるからだろう。
しかし、この作品の場合、終わりである(笑)「いってきます」は「逝ってきます」と書くのだと言わんばかりに、主人公・源さくら(みなもと - )は玄関を出てすぐに車にはねられて死んでしまう。
これで異世界転生でもしたら未だ衰えの知らないなろう系展開なのだが、本作の場合は佐賀の洋館で「ゾンビ」になってしまうところから物語が再スタートする。
ゾンビが主人公のアニメは『さんかれあ』や『これはゾンビですか?』など色々あるが、本作は「見た目」からして完璧なゾンビを描き中々本格的だ。肌はくすんだ青緑、額には道路に打ち付けた時にできたか大きな傷も残ってしまっている。これから何故かアイドルとしてやっていこうというキャラクターなのに文字通りの「傷もの」なのである(上手い)。
見た目が完璧ゾンビな主人公、これだけでこの作品を面白いと感じる人もいるようだ。この作品が一体何を見せてくれるのか。オリジナルアニメだからこそ、確かにこの段階では先の展開がわからず予測もできない。

【ココも面白い:ゾンビがヘドバンにラップバトル? うんうんそれもまたアイカツだね!】
おどろおどろしい、いかにもゾンビ映画のような展開を見せた後にこの作品はゾンビである主人公らに「アイドル」をやらせようとする。とくに深い理由はこの時点では欠片も明かされない。

さくら『そもそも私、なんでゾンビになったのかな、って……』

巽『なんじゃーい、お前ゾンビ映画観たことないんかい?…………あんな感じです』

さくら『それだけ?』

巽『それじゃいかんのかいっ!!なんやかんやで墓からドゥーン!じゃ、いかんのかいっ!?ゾンビィなんてそんなもんでええじゃろがいっ!!』

巽『いいか?お前らは死んだ。そしてゾンビィになった。そんでもってこの現代社会にゾンビィの居場所などは無い!そんなお前らみたいなモンに、アイドルっちゅう居場所を与えてやるんじゃ!感謝しとけボォケェェェェ!!!』

人を勝手にゾンビにしておいて、この言い草……(汗
少女たちを謎技術で蘇らせた宮野真守────じゃなかった、「巽 幸太郎」というキャラクターの妙なテンションで捲し立てるエセ佐賀弁に圧倒され、視聴者は主人公のさくら諸共ねじ伏せられる。そういったアクの強さが中の人の段階から備わっており、野暮で些細な疑問など確かにどうでもよくなってしまう。
そんな男の無計画なプロデュースによってさくら達『フランシュシュ』はぶっつけ本番でアイドルデビューをすることになるのだが、当然ながらハプニングは盛り沢山だ。
初回はさくら以外のメンバーの理性が復活しておらず、獣同然の振る舞いしか出来ない。そんな中での選曲は「ヘヴィメタル」であり、これが奇跡的にマッチする。えーでちゃん率いる声優陣による呻き声をマイクに響かせたデスボイスに、ゾンビだからこそ可能な首折れヘッドバンキング。そして不定期にダイブしては観客を襲う伝説のメンバーたち────第1話の掴みはバッチリだ(笑)
理性を取り戻した後(1人はどうしても戻らないのだが)もゾンビの身体はボロが出やすい。少し引っ張れば腕はもげ、目玉は飛び出し、頭だって簡単に外れる。レッスン漬けになれば疲れる代わりに文字通り、身体がバラバラになってしまう。ゾンビであることがバレてはいけないという制限がある中でのアイドル活動が、今まで観たこともないような面白い「ギャグ」になっている。

【ココも面白い:ゾンビならではの青春ドラマ】
この作品はギャグを主体としつつ、意外とアイドルものとしてしっかりしたドラマを中盤までは描いている。個人的にも刺さったエピソードがいくつかあった。
ゾンビたちの生前────生きてきた時代はバラバラであり、たまごっち全盛期世代もいれば江戸から明治にかけて花魁(おいらん)をやっていた女性までメンバーに組み込んでしまっている。没年齢も上は29、下は12歳と年齢のバラつきも大きいため、彼女らのジェネレーションギャップは十分に本作の「テーマ」として扱える。
{netabare}昭和のアイドル・紺野純子(こんの じゅんこ)の主役回は本作の山場の1つだ。TVの歌番組だけに出演しお茶の間の憩いの存在として努める。それが純子のアイドル像である。
しかし時は流れて現在、アイドルの在り方は皆さんもご存じの通りだ。握手会ありサイン会ありチェキ会ありetc.とにかく「会」を開いてファンとアイドルを交流させる。偶像が手の届く距離にまで寄り添ってくれるからこそアイドルファンの心はより滾るのである。
その近すぎる距離感に疑問と嫌悪を抱いた純子は仕事を放棄し、平成のアイドル・水野愛(みずの あい)と対立してしまう。

『これから本当にアイドルやってくなら……あんたのその考え方は邪魔になる』

水野の言葉に疎外感も抱いただろう純子は『佐賀ロックフェスティバル』を前に引きこもってしまう。彼女は自分の気持ちと現在のアイドル像にどう折り合いをつけるのか────?{/netabare}
最初は理性すら無かったゾンビキャラクターたちが、話が進むと自我に目覚め互いの価値観をぶつけ合っていく。雨を降らせて地を固めるように彼女たちが結束を深める過程で、観る側も1人ひとりのキャラクターの印象がきちんと深まっていく。アイドル活動にゾンビとしての苦難、そして死んでいる間に時代に取り残されてしまった不安。それらが積み重なった本作ならではの面白さを確かに感じさせてくれる。

【でもココがつまらない:終盤は急ブレーキ(1)】
しかしそんな物語の勢いは8話までしか保たない。純子、水野、リリィの死因も判る中盤のエピソードがとても良かっただけに第9話のサキ回からの脚本は並以下にまで落ちこむ、と書かざるを得ないだろう。
{netabare}まずサキ回の方向性がハッキリしていなかったのが問題。ヤンキーなのかアイドルなのか、それともゲストキャラによる家族モノなのか。単発回とはいえ本作のテーマをぼやかすような真似で話を作ったのには関心しない。
サキ、レイコ、マリアの関係性がほとんど動いていない。サキのレイコに対する想いも伝わらず、親友の娘に対する愛情も中途半端にしか表現できていない。
レイコがサキの死をどう受け止めたのかが描かれていない。死んだサキがゾンビ2号として現れ、それを間近で見ているのに反応が小さ過ぎる。
マリアがこの出来事を境にどう変わったのかも描かれない。ただ単に「こんなバカなことする暇あんなら、あたしらの推し活しろや」とでも言いたげなオチで強引に〆てしまっている。全て前話のリリィ回に備わっていた要素が欠けているのだ。{/netabare}
{netabare}10話も、一大イベントを控えて浮かれてしまったさくらと他のメンバーの足並みを揃えてチームワークを高めるという幸太郎の意図が後で描写されるものの、そのためにAパート丸々使って雪山合宿という展開は中々の二流ギャグだろう。結果的にさくらの焦りを助長し、適切な答えに辿り着くまでの回り道をさせてしまっている。
9話と10話、どちらもゾンビの不死性をギャグに入れてはいるものの、作品のメインテーマである「ゾンビだとバレそうなアイドル活動」や「ジェネレーションギャップから描く悲哀と再起」といったものが一切含まれておらず、総じてシナリオの質が悪い。{/netabare}

【そしてココがひどい:さくらの生前の記憶】
さらに酷かったのが最終回という大トリも兼ねた主人公・さくらのエピソードであろう。
さくらは生前の記憶の大半を喪い、残った記憶を辿るようにゾンビながら幸太郎の計画にいの一番に乗ってアイドルを始めた。そして10話終盤、遂にその記憶を取り戻すのだが────

{netabare}小学3年生の学芸会で主役に選ばれ、一生懸命練習したのにおたふく風邪で欠席しました。
4・5・6年生は運動会のリレー選手になったのに、入場中に全部肉離れを起こしたので欠席しました。
中学1年から高校受験の準備を始めて、3年で模試A判定の学力をつけたのに、受験当日に3人の具合の悪いお婆さんに出くわし、介抱していたら遅刻ギリギリになって集中力を乱してしまったので受験失敗しました。
最後にもう一度だけ頑張ってみよう。アイドルになるためにオーディションを受けよう!
そう意気込んで家を飛び出した瞬間、軽トラにはねられて死んでしまいました。
私……“持ってない”んです。何をやったってダメなんです。頑張ったって無意味なんです。この記憶を喪ってた私はなんやかんやで上手くやってたみたいだけど、あれは私じゃなかったんです。アイドルやって佐賀を救うのは皆さんで勝手にやっててください。私を……捲き込まんといて。{/netabare}

{netabare}お前は『とっても!ラッキーマン』の追手内洋一かああああぁぁぁぁっ!!?

生前、良いことが全く無かったのはわかる。努力が一切、報われない人生だったのもわかる。そんな記憶を取り戻してしまえば意気消沈し、これまで出来ていたことに挑むことすら恐れてしまうのもよくわかるのだ。
ただそれを解らせるためのさくらの過去エピソードが……低すぎるよ、レベル。
3年連続肉離れで運動会欠場?
3人連続お婆さんを助けて受験失敗?
恐らくはシリアスの中でのギャグとして入れ込んだのだろうけど全く笑えない。泣けもしない。むしろ『体調管理はバッチリだったのに~』や『万全を期して前日から~』といった、まるで自分に全く落ち度がないとでも言いたげな「枕詞」が物凄く不快に聴こえた。
さくらは「自分は持ってない」と、あたかも不幸の星の下に生まれたかのように自棄になるのだが、お婆さんを連続で助けて時間ギリギリになって受験失敗したというエピソードは運じゃなくて自己判断の範疇だと思う。これを自分の不幸として話す場合、助けたお婆さんの前でも言えるのかどうか疑問だ。そんな後悔をされるくらいだったらお婆さんも助けてもらわなくて良かったのではないだろうか。そんな風にツッコんでしまえるくらいにはお粗末なエピソードである。
直接的な死因もよくよく考えればただの右方不注意による交通事故死だ。歩行者の急な飛び出しによる事故の過失割合は自動車85:歩行者15となり当然、運転手の方に大きな責任があるのだが、逆を言えば1割程度はさくらの自己責任と判断されても可笑しくはないのである。正直に書いて飛行機事故や落雷、過労からのショックで死んだ純子、水野、リリィの方がよっぽど同情できる。
さらに書けばこの展開を描くにあたって、さくらは再び(右方不注意で)車にはねられたショックで記憶が戻るという「奇跡」とゾンビになってから今まで活動していた記憶を喪うという「偶然」を同時に引き起こしてしまっている。このように登場人物に不都合な事象が因果関係を無視して突発的に起こることもまた、皆さんが否定しがちな“御都合主義”の一種だ。そんな御都合主義が登場人物にとってマイナス的な側面にあると多くの人は逆に赦して支持してしまう。私にはその風潮が全く理解できない。{/netabare}

【そしてココがつまらない:終盤は急ブレーキ(2)】
このようにサキ回も含めて終盤は脚本の質が悪くなり、ノリと勢いが失速する────そもそもサキ自体も結構ネックな存在だ。{netabare}最終話の『みんな死んでるんだから“持っていない”のは同じ』という台詞もサキだけチキンレースでブレーキ踏まずに転落⇒爆死という自己責任の欠如で死んでしまっているのだから説得力に欠けてしまっているのである。{/netabare}
私がアイドルアニメに求めているものは主役となるグループメンバーを全推しできる程の「魅力・可愛さ」なのだが、1期時点では結論を出すのが難しい山田たえとゆうぎりはともかく、御里が知れたサキとさくらはその基準から外れてしまう。
最後に、11話のどん底具合を観れば誰でも自ずと最終話がどんな話になるのか予想できてしまう。だからこそ私はずっと本作を“11話切り”しており、レビューを機に最終話まで観て完走したのだが案の定、いじけていたさくらに成功体験を味あわせての〆であった。
ゾンビとアイドルという相容れなさそうな2つをかけ合わせて見せた本作は「予想のつかない展開」も立派な武器であった筈なのだが、終盤ではそれを捨ててしまい、ゾンビの不死性のみに着目した強引なシナリオを描いてしまっており、全体のテーマは斬新でも中盤(7話)と終盤(最終話)で「どんなアクシデントが起きてもゾンビだから平気、やりきってしまう」という内容が被ってしまっているのである。

【ココもひどい:3DCGの乱用】
「細い(こまい)ことをグチグチと……アイドルアニメは歌とダンスが良けりゃええやろがいっ!」と反論する人もいるかも知れないが、この作品もまたそうは問屋が卸さない部類である。
確かに音楽面は悪くなく、楽曲数も主役回を努めた各メンバーを意識した挿入歌を劇中に入れ込んでおり、それなりに豊富だ。
しかしライブシーンの作画は時折「3DCG」に頼ってしまっている。せっかく第1・2話の作画は手書き(CGI)にしているのに、アイドルとして形になってきた所でのライブシーンでいきなりCGになるので、落胆自体は終盤よりも早く訪れてしまう。
モデリング自体のクオリティはそこまで悪くはない。だが、第3話でキャラクターたちが歌い踊る舞台が、他のアイドルアニメのように「ステージ」ではないというところも大きいのだろう。アリーナやホールなどのライブ会場で煌めいた演出もあれば本作の質でも違和感は感じなかったかもしれない。
しかし、彼女たちはあくまでご当地アイドルであり、歌い踊るのは「佐賀」だ。路上でのゲリラライブだったり、宴会会場だったり、どこか「田舎っぽい」背景と3DCGのキャラたちが合わずに浮いてしまっている。
それ故に中盤以降の大きな舞台ではそこまで違和感を感じなくなる。ただ動きの硬さは顕著であり、練習風景や序盤で手書きのライブやダンスを見てしまっているからこそ、3DCGを使ってのライブシーンを「そういうものだ」と割りきって観ることもこれまた難しい。
人間キャラクターとしての温かみに加えて、ゾンビの肉体特有の脆さや肌のくすみなども常に表現しなければならない本作が、ここぞという場面で3Dにしてしまうと、ゾンビでありアイドルでもある彼女らを模した「お人形」が踊っているかのような違和感と残念感を視聴者が抱くことは避けられない。この印象を無視して本作をアイドルアニメとして高く評価することは単なる“依怙贔屓”だとも言えてしまうだろう。

【キャラクター評価】
巽幸太郎(たつみ こうたろう)
コメント付動画では「宮野演技しろ」と書かれまくるキャラなのだが、これはネタではない。少なくともゾンビたちに接する間は宮野さん、本当に演技していないのである(笑)
オリジナルアニメなのでキャスト前提のキャラメイキングができたのか、素の宮野真守さんをふんだんに活かしておりアドリブも入れさせ放題。幸太郎はギャグ方面にならとても楽しい良キャラとして立っている。
だが素を出しすぎて、よく出す怒鳴り声がアニメらしくなく曇りがかっているのがそのままの宮野さんでOKにしたミスだろう(勿論、それが良いという人もいるが)。
{netabare}時にはカッコいい台詞を吐き、ゾンビアイドルたちを導くのだが、行動が伴っていないことが多いのがなぁ……とくに最終話はあんな語彙力の無い啖呵を切ってまでさくらを『見捨てない』って言ったのに、以降は特に変わったアクションを起こしてくれなかったので「何だったんだお前」と突っ込まざるを得なくなっている。{netabare}まあ何なんだお前と訊いたら「さくらの元同級生の戌亥(いぬい)ですっ!!」って返してきそうではあるな(笑){/netabare}
言うだけ言って後はメンバー任せ。それがギャグパートでいい味出している時もあればシリアスパートでイラッともさせられてしまう。{/netabare}

【総評】
斬新ではあるが洗練はされていない、粗削りな作品だと評する。
ゾンビという見た目が醜悪な存在にアイドルをやらせるという無茶振りから始まり、大方予想通りドタバタとした最序盤。そこからなんと不思議にアイドルグループとして形になっていくことでゾンビを怪物ではなく「現代に甦った過去の人物」として描き始め、アイドルの歴史とその変遷やジェネレーションギャップによる各キャラの悲哀と再起まで描写した本作は、本来ならもっと高く評価してもいい作品であることは私も理解している。
しかしコメディや質アニメの観点から書けば、終盤の出来は随分と小ぢんまりとしている。とくに1番重要で本作のクライマックスを飾る筈の主人公の背景(バックボーン)が他のメンバーの物を超えてこない。さくらの過去は「この娘可哀想だろ?笑っちゃうくらい悲しい人生だっただろ?」とでも訊きたげな押し付けがましさを強く感じてしまうばかりでお涙頂戴感がリリィよりも酷く、それを思い出したさくらの腐り方も純子より質(タチ)が悪い。
一方アイドルアニメとして評価する場合、この作品はみんなが嫌いな筈の3DCGを躊躇なく使っている。動きの硬さ、瞳の冷たさはアイドルともゾンビとも言えず非常にミスマッチ。『アイカツ!』を観に来たんじゃないんだぞと言いたくなってしまう。
ズブな素人を中心に集め、歌とダンスを厳しいレッスンで鍛える。そして本番で最高のパフォーマンスを披露してはまた練習を繰り返して1つのアイドルグループとして成り上がっていくという王道展開を押さえるため、『ラブライブ!』と同じく大半のメンバーを芸能界とは関係ない一般人とし始動役としたのは良いものの、弊害としてその大半のメンバーの生前エピソードが掘り下げられない又は掘り下げてもアイドルアニメとしてはまるで無関係なレベルの低い話しか出てこなくなってしまったようだ。
最初のインパクトと奇抜な設定、様々な要素が備わっていても、これらを客観的に評した場合はやはり「中途半端」に該当するのではないだろうか。アイドルアニメにとっての「斬新さ」だけで本作がここまで評価されたのはハッキリ書いて異常であり、間違っていると思う。

投稿 : 2023/08/10
閲覧 : 226
サンキュー:

11

アレス大西 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ゾンビ×アイドルの異色作品

ゾンビ要素があるアイドルアニメという異色作品ですが
他のアイドル作品同様にメンバーの過去について
触れるのは好印象でしたが、
個人的には1期で全メンバーについて触れてほしかったです。

何故ゾンビ化したままのメンバーがいるかずっと疑問でしたがもし全員意識を戻すとただのアイドルアニメになってしまうので差別化の為にしたのかな?と思いました。

投稿 : 2023/07/17
閲覧 : 79
サンキュー:

2

マサ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

【70点】引き込みは良かったが、全体的にチグハグで面白さの乱高下が激しい作品。

オリジナルアニメ。トラックに轢かれて死んでしまった女子高生がゾンビアイドルになる話。

1話でまさかの主人公死亡!からのゾンビ×アイドルで佐賀をアピール!?というなかなかにキャッチーな展開でスタートを切った作品だが、俯瞰すると全体的にとっちらかり過ぎていて微妙な感じか拭えなかった惜しいアニメ。
佐賀を宣伝する、アイドルがゾンビ、過去の掘り下げ、コメディ要素、あれこれやりたいことが詰められているからかかえって中途半端さが否めず、とりわけ一番の魅力とも言えるゾンビ要素が完全に形骸化していたのはさすがにいただけないと思う。なまじライブシーンや曲は魅力として活きるだけに話にのめり込めないのが致命的なところ。

とはいえコメディらしさはわりと出ていて出来のいい回もしっかりあったし、宮野真守のキャラはわりとテンション高い感じで個人的には好きでした。

投稿 : 2023/07/12
閲覧 : 98
サンキュー:

3

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

出オチ以上のものが無かった

1話の主人公が唐突に死亡!からのゾンビアイドル爆誕!のインパクトは凄かった…とはいえそこから何か盛り上がったわけでも特になくギャグも掛け合いも微妙…

3話で切らせてもらいました。好きな人は本当に申し訳ない。

投稿 : 2023/06/13
閲覧 : 116
サンキュー:

3

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ゾンビ+アイドル

ゾンビにアイドルってのは狙い過ぎだよなって思えて乗り切れず
確かにインパクトは有ったし世間的な評価も高いけど
個人的にはあまり刺さる所が無い作品でした。

【評価】

50点・1B級

投稿 : 2023/02/09
閲覧 : 91
サンキュー:

0

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これはすんごいぶっ飛んだコメディです。

ん~何から話しましょうかね・・・。死んでしまって何故かゾンビになってしまった少女達。そしてなぜかアイドルを目指す事に。かなりドタバタコメディなのに、EDがしんみりいい曲なのが少し笑えますwそして宮野真守さんがぶっ飛んでますねw宮野さんのキャラの中で1番好きかも。他の女の子達もそれぞれキャラがはっきりしてるし声も合ってます。というかやっぱ種田さんの声が好きっす!このアニメを観て改めて声優さんってすごいと思いました。生きた時代、死んだ時代の違うゾンビの女の子達が特殊メイクで社会に溶け込んでいる所は斬新ですね。メイクが取れてゾンビバレしないように、首や手足が取れてゾンビバレしないようにとハラハラする感じも楽しめます。あと、ぶっ飛んでるコメディなんだけどたまにウルッと来るのは涙腺バカな私だけでしょうか・・・。そういう切ない話がたまにあるところがバランスいいのかもと個人的にですが思いました。

投稿 : 2022/11/18
閲覧 : 136
サンキュー:

4

テングタケ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なんだかとても評価が高いようですが

私的には普通。
前半のスラップスティックなギャグは笑えましたが、中盤から各キャラに焦点が当てられて過去話・成長物語が語られるようになると、シリアスな展開になってギャグが少なくなってしまい、興味が薄れてしまいました。
ゾンビ&アイドル&佐賀という無茶苦茶なコラボレーションが意外にも上手くまとまっているなあとは思いました。ですが、絵柄がイマイチと言うか、どの子も可愛いと思えずに愛着がわきませんでした。それに7人も必要?元アイドルが被ってるし、花魁とか必要ですかね?
マネージャーがバカでハイテンションながら、締めるところは締めるという美味しいキャラでした。ですが、ハイテンション過ぎて何言ってるのか聞き取れないことが多々あって、ちょっと勿体ない気がします。最終話の、主人公の過去との絡みはちょっとイイ感じでした。
2期がありますが、もういいかな感で今のところ一杯です。

投稿 : 2022/11/01
閲覧 : 217
サンキュー:

3

ネタバレ

誰か さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

力の入った作品です!!

女子高生が車にはねられ、ゾンビとして復活し、同じような仲間たち7人とアイドルグループを結成し、佐賀を救う~~~のが目的なんですが

まあ、何に力が入っているかと言えば、すべてにと言って過言じゃないくらいですねぇ

声優陣、作画、音声、歌、セリフすべてにパワーを感じます。 アイドル活動時のキャラの動きは一人ひとり違う動きで滑らかに、ライブ時のガヤは、観客の数で変わる。

声優陣は歌唱力で選んだんじゃないかと思えるくらい、歌の上手い人ばかり、異色なのが紺野純子役の河瀬茉希! 吹き替えの声と歌っているときの声が全く違うんで(声が低くなる)他の皆との相性が良く全体のバランスが良く聞きやすくなっている~~ これ狙って声を低くしているんなら、とんでもない技量ですね!!  さくら役の本渡楓も、水野 愛役の種田梨沙もマジでうまい!!!  後はダンスシーンも見どころですよ、実にリアルで躍動感に満ちています。

個人的には、マネージャーの巽の宮野真守さんが、懐かしの岡部倫太郎風でメッチャお気に入りです。


絶対見て損は無いアニメですよ~~~~   

投稿 : 2022/09/26
閲覧 : 140
サンキュー:

2

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

はじめは、う〜ん、、だったけど

後半から面白かった。
単なるコメディではなかった。
声優さんにびっくり!?なので、続編も楽しみにしてます。

投稿 : 2022/08/12
閲覧 : 193
サンキュー:

6

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルが一番の自虐ネタ!?

「ゾンビランドサガ」ってタイトル・・・。
「生きているか死んでいるかわからないゾンビのようなところ、佐賀」でしょ?
タイトル自体が最大の自虐。
でも、wikiによると、佐賀県広報からは「自虐ネタ」は容認されている模様。
ならいいか。

でも、この作品のキャッチコピーは「私たち、生きたい!」。
なるほど、このdisったタイトルの裏には強烈な佐賀愛があったんだ。

もちろん「Saga」には、武勇談の意味もある。
くしくも志半ばで死んでしまった彼女たち。
「死んでも夢を叶えたい!いいえ、死んでも夢は叶えられる!」
この物語は、そんな彼女たちの武勇談にもなっているところもイイ。

そして、「サガ」には、まだまだ意味がある。
「山など高く険しいさま」、「持って生まれた運命」。
この物語は、彼女たちが高く険しいアイドルを目指す運命を描いた武勇談!
ぶっ飛んだ設定と思わせ、なかなかちゃんと筋道が通っている。

話の内容は、笑いあり、涙ありで、12話を一気に観られるほど面白い。
ギャグの軸は、是が非でも「ゾンビ」バレをしないと言うこと。
特殊メイクが落ちて緑の腐乱顔は見えるわ、首はコロコロ取れるわ・・・。
これどうやってとバレないようにするん?
そこが毎回面白い。


■まとめ

この作品は、佐賀県の名所や名物の紹介にはなっていたけど・・・。
"佐賀県"としての印象は、少し弱かったかも!?
県の自虐アピールとしては、「鷹の爪」の島根県の方が強烈。
これでもかってdisって、結果的に上手く持ち上げていた感じ。
このぐらい突き抜けちゃっても良かったかも。

ところで、以前観たアイドルのドキュメンタリーでのこと。
現代アイドルは、可愛さはもとよりその努力している姿にファンは惹かれるのだとか。
そして、天下を取る夢を一緒に見させてくれるところがイイのだとか。
なるほど!
この物語でも彼女たちが佐賀県を救い天下を取る「Saga」をぜひ観てみたい。

投稿 : 2022/07/19
閲覧 : 233
サンキュー:

33

めろん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

号泣すると思ってなかった!

全話コメディ系だと勝手に決めつけ
通勤時間のバスの中で視聴した
あたしは、ほんとバカだった。
第8話声がもれてしまうくらい泣いてしまい
近くにいた方に心配されてしまった。笑

投稿 : 2022/07/06
閲覧 : 443
サンキュー:

9

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

佐賀が舞台の屍(かばね)のSAGAに 目尻下がるは人の性

2018.12.24記


よく言われる「3話まで待て!」の上位互換が「初回から神回」とすれば、本作の場合、

 {netabare}「開始1分30秒!括目して見よ!」{/netabare}

最短記録更新です。

ゾンビ×アイドル×佐賀県と斬新な組み合わせ。よくこれで佐賀県民は文句言わないなと思いきや、広報広聴課と県の支援も取り付けてたり、さすが“はなわ”の自虐を受け入れた佐賀県。度量の深さに敬意を表するものであります。
製作会社のMAPPAしかり、音楽会社母体のエイベックス・ピクチャーズの参画も気になります。実写はめ込みの実験的なED「魔法少女サイト」、湘南乃風起用と合わせて、え!?それEDに持ってくる?の「ぐらんぶる」と本作への関与度合いは与り知らぬものの、音楽表現にも期待です。

大筋のストーリーは、生没年もバラバラな7人(体?)のゾンビが集められて、謎のプロデューサー巽幸太郎の指揮下、ご当地アイドルとして佐賀県の窮状を救うぞ!・・・という話。まともに取り合うには躊躇する内容です。これ説明されて「よし!観よう!」ってなりますか?普通はならんでしょう。
・・・そんな期待値の低さを逆手にとって、冒頭の衝撃で視聴者を巻き込み、その後は予定調和を廃したネタを矢継ぎ早に投入し、とかく目の肥えたヲタ層をも唸らせる一品に仕上がっちゃいました。製作陣は作品のバランスを取るのも大変だったでしょうに。お疲れ様でした。

ある種、素材の化学変化が魅力の作品であるため、面白さに触れるとネタバレ必至のレビュアー泣かせの作品な気がします。冒頭の1分30秒超えて、できれば完走なり断念された方向け、以下の続きを見ていただければと。
ちなみに私は、数ある良作群の中のひとつ。傑作には届かないものの1クールで良くまとめた構成力も好印象なお奨めしやすい一品、と捉えてます。
未視聴の方は、ぜひ「組み合わせの妙」なり「作品全体のバランス」に着目してみると面白いかもしれません。



(1)素材の組み合わせの妙→予定調和でないものと王道のもの
■とことん佐賀?
広告費出したん?と思えるくらい佐賀ネタ満載です。
{netabare}通常ロケハンして風景絵に借用+αくらいで聖地化が可能なところ、・・・骨の髄まで佐賀でした。登場人物の佐賀弁、嬉野温泉含めた各スポットの利用、くらいまでならわかります。そこからさらに、アイキャッチでの観光アピール、TV通販ばりの久光製薬サロンシップ(作中は久中製薬サガンシップw)の効能アピール、ドライブイン鳥のローカルCMロケしたり店長さん出演させたり。ここで店長さんの棒読みを非難するのは無粋というものでしょう。{/netabare}

■キャラの配置
生没年バラバラで生じるギャップと関係性がコメディでもシリアスでも活きてきます。
{netabare}平成アイドル(水野愛)と昭和アイドル(紺野純子)との対比は6~7話の柱。アイドル変遷史をダイジェストで見ているかのようでした。
伝説の山田たえ(ロメロ含む)がいることで、後半のゾンビ臭が薄くなる展開の中でも、ゾンビ作品であることを視聴者に認識させてました。彼女なしではただのアイドルものに見えてたかもしれません。
この配置は絶妙だったと思います。
巽幸太郎は唯我独尊w 宮野真守さんさすがだなぁ、としか言いようない本作のMVP。山田たえ役の三石琴乃さんも助演女優賞でしょう。声なき声を使っての表現の幅の広さはさすがベテランです。{/netabare}

■アイドルらしからぬ楽曲
きゃっきゃうふふのキャラソンにずらしを加えて、作品の魅力に仕上げてます。
{netabare}ゾンビの呻き声とデスメタルの相性の良さは言われてみれば納得するがこれは気づかんかった。その昔、マーティン・フリードマンが演歌とメタルの親和性を説いて唸ったのに近い衝撃を覚えました。これ第1話でしたね。
続いてラップバトル。さくら(本渡楓さん)とサキ(田野アサミさん)きちんとそれらしく聴こえてました。お疲れ様です。そこにボイパを被せるのはHIPHOPの王道ではあるものの、アイドルものでは見たことないし、ゆうぎり姐さんが三味線でカットインする編曲も斬新。これが第2話。序盤この2曲で引き込まれたのは私だけではないはず。{/netabare}

■整合性のなさは勢いで不問にする
火葬文化の日本でなぜゾンビ?と誰もが感じる違和感は、きっちり作中で言及しつつ、「よくわからん、まぁいっか」でスルーする。下手に言い訳しない潔さで、ご都合展開のツッコミが入る余地がありませんでした。そもそもゾンビが架空だからね、っていうツッコミはあるかもしれません。


(2)作品全体のバランスの良さ
6話から趣きが少し変わりましたね。脱予定調和から王道への転換です。
{netabare}ゾンビコメディや佐賀推しの度合いを弱めアイドル成長物語にシフトしていきました。己への向き合い方が“死因”だったりするのが本作の特長です。結果、1クールの中で転調してもしっかり纏まめてきましたね。個人的には前半のノリで押し切ってほしかったのですが、好みの判れるところだと思います。
6~7話は純子と愛。8話はリリィ。9話はサキ、とキャラ掘り下げ回でした。本作ならではの死んだ理由と生前の想い(または未練)に向き合う良回が続きます。それに合わせてキャラソンをあててくるのは王道ですが安心できますね。いずれも良曲でした。
転調で違和感を感じることの無いように特別EDを除き、1話からのEDは継続してましたし、キャラ回終わってからED「光へ」が流れた10回はそのレクイエム調の曲が沁みいる感覚を覚えました。
同じく転調の繋ぎとして安定の山田たえ、巽の存在。そして完成度が徐々に上がってく「目覚めRETURNER」は7話が集大成でした。3話と7話を比べると歌の巧拙含めて違いが見えてきます。{/netabare}

成長物語の定番。“トラブル発生”もおさえてましたね。{netabare}さくらの生前記憶は、実際戻ってみたら、なんとも救いようがなく不憫な記憶でした。{/netabare}
ピンチを救うのはやはり仲間。水野愛(種田梨沙さん)が再浮上してきて種田さん好きにはたまらんかったでしょう。私がそうですから。

{netabare}「失敗とか後悔とかを、全然ダメなことだと思ってないからですかね!」
「それって絶対、次につながることですし」
「そういうの全部ふみこえた先に、誰にも負けない私がいると思ってるので!」{/netabare}

上手くコメディ→シリアスへと軸足を移しながら、ステージの山場を2回{netabare}(7話「目覚めRETERNER」エレクトリカルVerと最終話「FLAGをはためかせろ」){/netabare}盛り込むなど、アイドルものとしてもしっかり仕上げたてんこ盛りの全12話でした。

ゾンビ×アイドルの組み合わせに“はあっ?”となったのも今は昔。キャラ掘り下げ回の題材に『死』が絡まざるを得ないこの異色の取り合わせが結果的に効きまくっており、“ゾンビ×アイドル?ええじゃないか!”と完走する頃には考えを改めていることでしょう。



繰り返しになりますが、序盤のカオスさ加減を維持したまま突っ走って欲しかったので、その点は残念です。それでも失速とは感じさせなかったスタッフの力量には感謝!
どう考えても2期を期待させる終わり方で、続きがあるならぜひ観たいです。
ソンビ映画あるあるの“続きがあると見せかけてその後音沙汰なし”みたいなのは、今回に限っては要らないですよ。


{netabare}・幸太郎がさくらの同級生っぽいシーンのあれって何?
・ゆうぎり姐さんの首周りの傷やもちろん伝説の山田たえの掘り下げは壮絶なものになりそうとの期待
・ゾンビバレするのか?あの記者の立ち回りで話は大きく展開しそう。愛とアイアンフリルとの邂逅は想像するだけで切ない{/netabare}

謎の種明かしというより、話をもっと膨らませられるネタが豊富という意味で続編に期待です。



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2019.06.08追記

■どうやらアニメ『神撃のバハムート』の登場キャラ“リタ(CV沢城みゆき)”がモチーフになった、とその後風の噂で聞いた。

■キャラソンもキャッチーかつJPOPへのオマージュがみてとれて好感。
・リリィ曲{netabare}:さだまさし{/netabare}
・サキ曲{netabare}:気志團{/netabare}
さしずめ『目覚めRETURNER』は{netabare}Perfumeだってみんな思うよね。{/netabare}




視聴時期:2018年10月~12月 リアタイ

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2018.12.24 初稿
2019.06.08 追記
2022.06.02 修正

投稿 : 2022/06/04
閲覧 : 1249
サンキュー:

97

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ゾンビ、アイドル、佐賀の三題噺のような

 事前情報がまったくなかったのでどんな内容なのか見当もつかなかったが、冒頭から主人公の
源 さくらがいきなり死んでしまうというショッキングな出だし。
 この死に方が車に撥ねられるものだが、あまりにも唐突で、映画
「ファイナル・デスティネーション(Final Destination)」を思わせるもの。
 以後はゾンビがアイドルになって、佐賀を救うという相当ぶっ飛んだ展開が進んでいくが、
このゾンビ、アイドル、佐賀といったミスマッチな印象のモチーフがいずれもおざなりに
なることなく、うまいこと融合する見事な構成。
 かなり露骨な佐賀推しが目立つがおそらく作品コンセプト自体がそういった地域振興的な
ものなのだろうし、作品内設定に佐賀要素がうまく取り入れられているため、メタ的事情が
作品の足を引っ張るような感じはなかった。

 展開的には序盤のかなりハチャメチャなものから、次第にまっとうなアイドルものに
シフトしていった印象で、アイドルグループとして形になっていく過程自体がドラマとして
よくできていたりする。
 各メンバーの問題を描きつつ、終盤前に主人公の問題が出てくるところなどは
アイドルものとしては結構王道な構成の印象。
 アイドルものとしての色合いが強くなるほどシリアス色を強まっていくが、それでも最後まで
ギャグ要素は忘れておらず、これがシリアスな設定をあまり重くしすぎないようにうまいこと
緩和していた感があった。

 キャラも魅力的で、序盤は主役である源 さくら以外のフランシュシュのメンバーが自我が
ない分、巽 幸太郎の面白さで引っ張り、次第にフランシュシュのメンバーの魅力を
加味していくといった感じのなかなかうまい作り。
 アイドルものとしての曲やダンスシーンも楽しめたが、序盤のゾンビだからこそ出来うる
ヘッドバンギングや口喧嘩がフリースタイルラップバトルになっていったりといったカオス的
ライヴもあれはあれで魅力があった。
 こういったヘヴィメタルやラップを始め、いわゆるアイドルポップスの範疇ではない音楽も
多用されており、様々なジャンルの音楽が登場する面白さもあった。

 完全に明らかにならなかった部分も多かったが、これは放り投げたのではなく、意図的に
残したんだろうな。

2018/12/30
2022/05/04 追記・修正

投稿 : 2022/05/04
閲覧 : 311
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10

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

MAPPAのオリジナルアイドルアニメ。アイドルで佐賀を救うゾンビ少女達の物語。

MAPPAのオリジナルアイドルアニメ。ゾンビになった少女たちが佐賀県を舞台に佐賀県を救うアイドル活動をする物語です。

ゾンビの少女たちは色々な時代に亡くなった少女たちで、個性もそれぞれ違ってバラエティに富んでいます。
現代で亡くなった少女もいれば、大昔に亡くなった少女、自我を持っているゾンビ少女もいればいわゆるゾンビ映画に出てくるようなゾンビって感じの少女?もいます。それをまとめているのがプロデューサーの巽幸太郎という男です。
幸太郎役は宮野真守さんで、キャラが面白いです。
また、佐賀の実在の場所をモデルにしているみたいで、ご当地アニメでもあります。

また、劇中に出てくるオリジナル楽曲もクオリティが高いです。

ゾンビという設定を生かした展開もあり見ごたえあります。
2期リベンジも見ていこうと思います。

投稿 : 2022/04/27
閲覧 : 170
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27

神谷 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白かった

ゾンビランドサガ


アニメオリジナル。
感想。
簡潔に言うと、ゾンビになった美少女が、アイドルを目指して頑張るという話。
私がこのアニメを見て思ったのは違う時代の人がゾンビになっているために、アイドルの時代の変容などに驚かされた。

例えば、昔のアイドルは破廉恥なことはできなかったが、今では握手会やSNSを使った交流会が多いなどとしている。

私はこう言った時代の変容を取り入れた取材力に驚かされたと思っている。

★そもそも

なぜこの服装が着ちゃダメとか、着ていいよとかいうのが起こるのかという話をしていきたいと思います。

国内に表現規制をしたがっている勢力がいます。なぜしたがっているかというと、右派は伝統的な価値観から、左派は全体主義的な考えから表現規制をしたがっています。

例えばなんですけど胸を揉むシーンがあったら、それは伝統的な価値観から良くないとか右派の方はそう言った意見を持っていて、左派の方は国家では思想は統一しなければならないからという全体主義的な考えから、政治思想にとらえられる書き方をしている作品は規制されます。

そういうことから保守政権が長く続くと、スカートが短い服装を着るなあとかですね、身だしなみを整えろなどという論調が長く出て来てしまいます。

なのでですね、最近のアイドル事情で大きく変わったのはそう言った政治の身の回りが変わって来たからということがあるんですよ。

★SNSの普及に伴ったプライベート活動

他にもですね。
SNSの普及が増えたことにより、アイドル私生活が見える化したことやファンにとられる事が増えた結果としてアイドルと客の距離が近くなっているんですね。
それでこういうことを問題としてシナリオを作っていらっしゃって私はそういうのを面白く思えました。

★感覚としては死人が生まれ変わったら過去のことをどう捉えるか

ということをかなり軽く扱った作品であり、それをテーマとしております。
苦いものはオブラートに包んで飲ませるみたいな感じです


★とにかく間を取らせないために大声を出す

とにかく間を取らせないために大声を出して相手を吊り上げるという手法です。
例えば、集中しない人に対して、大声を上げるということで相手の気を引く事ができて、動画に集中するということです

投稿 : 2022/04/08
閲覧 : 190
サンキュー:

6

てんてん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大好き

自分がアイドルアニメを観ることになるとは思わなかった。
1話の衝撃的なオープニングでこのぶっ飛んだテンションで続くとキツいなーと思いながら最初は不安な気持ちで見ていました。でも、設定はぶっ飛んでいるけどストーリー展開はむしろ王道で最後まで楽しく観ることができました。
個人的には大好きなアニメです。そして純愛は尊い。

投稿 : 2022/02/19
閲覧 : 211
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2

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

設定が浮いている

 2期のリベンジまで見ての感想です。
 死んだ女の子たちがゾンビとして蘇ってトップアイドルを目指すことにより佐賀県を盛り上げようとするお話です。「ゾンビ」と「佐賀」の要素が普通のアイドルアニメよりも特徴的です。しかし、ゾンビ要素はほぼコメディシーンでしか描写されず、ステージでも特殊メイクと消臭剤で簡単に解決しており、別にゾンビじゃなくても、と思いました。
 また「佐賀」についてもプロデューサーはとてもこだわっていますが、女の子たちは「佐賀」に愛着がある描写が2号と5号に少しあるくらいなので、結局アイドルとしてがんばるだけの話になってしまっていました。ゾンビや佐賀の問題点についてもっと掘り下げたストーリーにしないとユニークな設定がかえって邪魔になるだけだと思います。

 各キャラクターはテンプレといえばテンプレなんですが、それぞれしっかりと描写されていて愛着が湧くと思います。ゾンビなので時代を超えたアイドルが集まっていてそれは他の現役アイドルに対してかなりのアドバンテージにもなりうると思うのですが、ストーリーの中では特にいかされていませんでした。声優さんたちは歌も演技も素晴らしかったと思います。

 作画はゾンビ顔もアイドル顔も可愛らしく描けていたと思います。肝心のステージシーンはCGで作っているようで、動きがギコギコして見えます。2000年代ならともかく令和に入ってこのクオリティでは少々キツいと思いました。楽曲は平凡です。アイドルソングらしく作ってありました。

 はじめてアイドルアニメを見てみましたが、やはりおっさん向きではないようです(笑 ゾンビアイドルなんて面白いアイディアだと思ったのですが…
 2期のラストはいったいなんだったのでしょうか?もっと大きな設定が隠されているのなら続編を是非見てみたいと思います。

 

投稿 : 2022/01/26
閲覧 : 272
サンキュー:

3

ネタバレ

Aki さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

3話まで見て断念。

投稿 : 2022/01/22
閲覧 : 177
サンキュー:

0

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

えぇ?何か評価高くなっちゃうぞ(笑)

オリジナルアニメ。
自分はアイドル成功物語はあまり好みではありません。というかタイトルからは想像できませんよね。佐賀県は九州旅行の時、唐津(この物語の舞台)に1泊した思い出があります。自分は城巡りが趣味だったりするので・・・。自分が行った時はまだ藤棚の季節ではなかったかな?唐津は「ユーリ」以来かな本格的な舞台は。唐津城のディティールが中々良かったです(でもあれ純粋な復元じゃないんですよね)。
さて唐津城は置いといて作品ですがストーリーとしてはやはりアイドルものらしくメンバー集め→地道な活動→メンバー掘り下げ→トラブル→大きなイベントの成功(完&続く?)とまぁありきたりなんですがね、のっけから主人公が死んでしまう=ゾンビからスタートというね。実は1話目ちょっと怖かったんですよ、ビクッ!!ってなりましてね(笑)。ちょっと刺激的だったのがつかみはO.Kって感じでしょうか。作画も表情の変化等良かったですし、各キャラと各声優さんもいい味を出しておりアイドルものだけどオリジナル!!って主張できてたと思います。この手はちょっと中だるみしちゃうとね・・・というのがないんですよ。OP、EDもメリハリ利いててGoodです。


私のツボ:OPのロメロのしっぽ


2期リベンジ視聴済(2022.1)
何て言うか佐賀県が羨ましくなる(住みたくなるとは違う)。これほど、地方の1県に”愛”を注いでくれる作品があるだろうか。単に観光地を絡ませて紹介するとかじゃなく、単に地方のアイドルネタにしてるわけではなく、きちんとアニメ作品として破綻せず、見事に佐賀県を貫き通している。素晴らしい。
正直、自分はアイドル系、バンド系は1話ではねる場合があるのですが、それでもたまに視聴を継続するものもあります。しかし、2期は評価がガクンと下がるケースもあるのですが、この作品は違いました。
ただ、1話視聴段階ではこりゃ、よくあるパターンの焼き直しかなと思い、辞めようか?と感じたのですが、2話以降、想定したパターンでも予想の斜め上を行かれてしまい、楽しく最後まで観てしまいました。
ゲスト声優?さんも一味違います。白竜さん、高山みなみさん、花澤さん、中々やりますね。作中のアイドルグループの情熱と制作側の情熱がクロスオーバーする、そんな印象を受けました。総合評価は4.3位に上げて、お気に入りにしようと思います。
さて、続くのかな?このテンションで?(笑)。

私のツボ:ホワイト竜

投稿 : 2022/01/14
閲覧 : 396
サンキュー:

12

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

初めて見るアイドルアニメ

1話うん、なんだこのカオスアニメはw
2話タエが面白い😂これアイドルアニメだよね?😅
{netabare} 7話の純子が轢かれるシーン不謹慎だけど笑った
8話まさかのリリィ男の娘で草、どんだけネタぶっ込んでくるだよw
しかも髭が生えてるのがショックで死ぬってネタの宝庫やんけ🤣
9話の佐賀に住んでる年齢グラフ草なんだが😂 {/netabare}

良かった点は口だけじゃなくて、ちゃんと佐賀のこと宣伝してるところは良かった。
それからアイドルアニメって、個人的にハードル高いジャンルだけど、この作品はコメディ色が強いから見やすい方だと思ったかな

悪かった点は、純子と愛キャラデザ似すぎじゃない?性格もただ真逆にした感じだし
ライブシーンを3DCG?とかいう手法使ってるらしいけど、なんか違和感があって好きになれなかったかな

今のところ推しはたえ、さくら、愛かな、(多すぎだろ...)
2期でたえは意識取り戻すのかな?なんかたえはこのままでいい気がするんだけどな😅意識戻ったら貴重なネタキャラがいなくなるからな

投稿 : 2022/01/12
閲覧 : 120

アニメ評論家Y さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

神アニメ

ギャグとシリアスの調和が取れてて本当に面白い!
感動するしキャラの表情や個性が強く出ててとても良いアニメでした!

投稿 : 2021/12/31
閲覧 : 106
サンキュー:

2

ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アニメ業界の悲哀が3DCGに詰まってますね

アニメ-タ-さんにしろ漫画家さんにしろ、
その作画技量を推し量る一つのバロメーターとして
  眼が描けたら一人前
というのが挙げられると思います。

マジな話、一流のプロが描く『眼』というのは、ほんとうにすごいです。
戸惑い、憎悪、狂気、虚無、嫉妬、歓喜……
あらゆる感情が、台詞も前後関係もすっ飛ばしてびしびし伝わってきます。

僕がそれを初めて実感したのはずっと昔、
ちばてつや先生に『あしたのジョー』の生原稿を見せていただいた時のことです。

  誇張でも何でもなく、生まれて初めて息をするのを忘れた。
  芸術的感動なんかじゃなく、生理的な衝撃だった。
  どんな人間がどんな精神状態になればこんなものが描けるのか想像もできなかった。

それ以来、なにかと『眼』の表現を気にしているワタクシです。

その観点から言うと、
3DCGというのはかなり分が悪い表現技法です。
だって、基本的な構造が鉄人28号にマブタ貼り付けたようなもんですから。

実際、いまのところ3DCGの『眼』を含んだ表情による感情表現は、
手書きに対して遠く及ばないというのが現実ではないかと。
(逆に、3DCGの方がまだマシ、というひどいアニメもありますが)

  ただ、技術というのは日進月歩ですから、
  近い将来「うおう」と思わされる映像が出てくるかも知れません。
  どちらがどうだこうだみたいな二元論はあまり気にせず、
  手書きアニメ-タ-さんと切磋琢磨し、
  ジャパニメーションを盛り上げて欲しいものだと思っています。


さて、本作『ゾンビランドサガ』は、
基本手書きアニメでありながら
歌唱シ-ンを3DCGで表現することにチャレンジした意欲作です。

残念ながらその意欲はとんでもない実を結び、
正視に耐えないシロモノになっちゃったりしていますが、
まずは本編のお話から。


基本的なストーリーというのは、
企画時の仮タイトルが『アイドルゾンビ』であったことが示す通り、
様々な時代、様々な理由で死んだ女の子たちがゾンビとなり、
佐賀県を救うためアイドルグループとして活動するという、
極めてぶっ飛んだ、キワモノ感まるだしの構成になっています。

  はぁ? アイドルもの? パスパス、そんなもんいらん。

そういう方はけっこういらっしゃると思いますし、
実は僕もその一人であったりするのですが
この作品はけっこう見れます。てか、正直面白かったです。

アイドルものに対する悪いイメージというのは僕が察するに
  ① 個々のキャラの性格がテンプレに塩ふった程度で、ないのも一緒。
  ② プロならあたりまえの努力を美談にするとか、物語がちゃち。
  ③ そもそも「アイドルになりたい」というのが自己顕示欲の表れで共感できない。
  ④ ファンがキモい。アキモト式詐欺まがい商法の被害者だけど同情できない。
  ⑤ 個々の曲が、物語と切り離したら箸にも棒にも掛からないほど凡庸。
みたいなところではないかと。

これをこの作品に当てはめてみると、
  ① 個々のキャラ立ちがすごい。ぶっ飛んでいる。
  ② そういう演出がないこともないけれど、{netabare}
    とりわけ中盤まではガタリンピックとかドライブイン鳥とか、
    コミック要素としてうまく取り入れている。 {/netabare}
  ③ 中盤まではバラバラのメンバーが無理やりやらされている感じ。
    そもそもアイドルをやりたくて集まったメンツではなく、
    夢見るユメ子ちゃんが憧れだけでアイドルを目指す話ではない。
  ④ これはしょうがない。ただ、そういう演出はかなり少なめです。
  ⑤ これもしょうがない。OP・EDはいいんだけどさ。
みたいな感じではないかと。

僕はどういう観方をしていたのかと言いますと、
みんなキャラ立ちしていたのと本渡楓さんの佐賀弁が可愛かったので、
コミカル部分なりドラマ部分を楽しんで、
アイドルライブのシーンはためいきついてよそ見していました。

それで充分に楽しめるぐらい出来がよかったしね。
{netabare}
佐賀のローカル・自虐ネタとゾンビネタがうまく絡んで笑えるし、
愛と純子のアイドル論なんかは一聴一考の価値アリ。
しおれたさくらと幸太郎のやりとりも、
ちゃんと『人のカタチをした』ドラマになっています。

よしおの下りは微妙だったけど、あれだけぶっ飛んでれば許容範囲内。
ゆうぎりねえさんとたえもいいキャラだし。
てか、三石琴乃さんがたえを演ってるということだけで笑えるかも。
系統は違うけれど『えびちゅ』を思い出させる攻めキャラです。

ひとつ残念だったのは、リーダーのサキが珍走団あがりだったこと。
そのことを悔いているとか恥じているならともかく、
全肯定、そのまんまの気質でいることには嫌悪感しかありませんでした。

  世の中にむしゃくしゃする、単純にバイクが好き程度の理由で、
  他人の安全走行を妨害したり騒音をまき散らしたり、
  そんなことをする権利は誰にもありません。

  珍走は、他人を全く顧みない身勝手な迷惑行為であり、
  しかも第三者の命を危険にさらすこともある悪質な犯罪です。
  実際、巻き込まれて大怪我をしたり、命まで失った方もいるわけで。
  それを度胸がある、肝が据わっている、
  そんなふうに変換する感性は、昭和で終わらせなきゃいけないのでは。

  サキの設定は元格闘家とか女子プロレスラーにして欲しかったな、と。
  ほんとうに他人を思いやれる人間は、
  珍走団に入って迷惑をまき散らすような真似はしませんて。
{/netabare}

おすすめ度としては、かなり凹凸の激しい作品なのでB+です。

正統派アイドルものとは一線を画すぶっ飛んだ設定で、
非難を恐れずあえて言うならば、
あの『ゴクドルズ』の系譜に位置する作品かも。

テイストは回によってかなり変わるんですが、
基本的に、おバカ・コミカル7、シリアスが3ぐらいの配分なのかな。
人生における大切な何か、みたいなものは一切なく、
お気楽に見ていられる作品です。

そのわりにキャラがしっかり作り込まれていて、
シリアスなドラマ部分にも、とってつけた感がありません。
このあたりは、原作の縛りがない、オリジナル作品の強みですよね。


役者さんのお芝居も、本渡さん、種田さんは当然として、
まるっきり知らなかった役者さんたちも、しっかり役作りができてます。
やっぱ脚本がいいと役者もノれるんですよね。
アイドルものによくある音響監督の匙投げ姿勢もまったく感じられず、
この手の作品ではかなり高いクオリティなのではないかと。
いやそれにしても宮野さん楽しそう。


映像に関しては二段評価。
手書き部分はMAPPAさん制作だけあって、
基本的にはしっかり描けています。時々「はぁ?」とか思わされますが。

そして、歌唱部分の3DCGについては……

  はっきり言って正視に耐えません。

直前の、あるいは間に挿入される手書きカットとならべると、
違和感というよりもまるで別もの。
日本の熟練作監と中国のわけわかんないアニメ-タ-が、
同じ話の原画をカットによってかわりばんこに描いているようなもので、
作品としてほとんど破綻しています。

最終話のステージなんか、本来は感動しなきゃいけないんだろうけど、
まったく品質の違う2Dと3Dがくりくり入れ替わり、
映像がチープすぎて
耳にもアタマにも心に触れるものが何一つとして入ってきませんでした。
眼なんか、鉄人28号に黒目入れてるだけじゃん。


僕は最初、製作委員会にCygamesが入っているので、
同社が制作に無理やり自社の3Dラインをねじ込んだのかと疑いました。
しかし、その後ネットなどで情報を調べるにつれ、
MAPPAさんが3DCGディレクターをきちんと立て、
自社主導でこれを制作していたことがわかり、ただただがっかり。

OA直後、ネット上でも非難・擁護の声が飛び交っていたけれど、
僕が偶然見つけたとある外国の方の意見、

  日本のみんなはどうしてそんなに不寛容なんだい?
  確かに出来はよくないけれど、全体の中でたかが一、二分じゃないか。
  それさえ我慢すれば、二十分もの楽しいアニメが見られるんだ。
  みんなもっと大きな心をもって応援してあげようよ。

みたいなところに収束していったのかな、と。  

ここからちょっと厳しいビジネス論。
本編から少し離れてしまうので、
いつもどおりネタバレで隠しておきますね。
{netabare}

みなさんご存じの通り、アニメの制作環境はかなり厳しいものがあります。
日動協が発表している数字は事実そのもので、
ごく一部の例外を除き、現場は慢性的な資金不足にあえいでいます。

本作を制作したMAPPAさんですら、
元所属アニメ-タ-さんから「きつい・安すぎる」と告発されていますしね。

ただ、その告発で示された数字は世間の感覚として「安い」だけで、
たいていの制作現場の実情は「そんなもん」です。
少なくとも丸山さんは、他人から搾取して甘い汁を吸うような方ではありません。

  要するに、全体の予算が低いんです。
  だからアニメ-タ-に配分する原資が充分に捻出できない。

だったら全体予算を増やせばいいじゃないか、
たいていの部外者はそうおっしゃいます。
そんなもん、簡単に増やせるならとっくに増やしてますって。

いまでも、深夜枠1ク-ルを作るのには、
波代(放送枠提供料)と広宣費合わせて、ばくっと二億円ぐらいかかります。
そして、それだけの投資をして、大半の作品が『赤字』なんです。

正確な統計があるわけではないのですが、体感的に申し上げるなら、
なんとかトントンにできているのが二~三割ぐらい。
ちゃんと配分できる利益が出せる作品なんて一割に満たないぐらいです。

  制作会社だけでなく、製作サイドもかつかつ以下なんです。

もしも制作会社が徒党を組んで、あるいは行政が介入するなどして、
現状の制作費を三割あげる、みたいなルールができたなら、
投資に見合う回収が見込めないということで、
製作されるアニメの数はひょっとすると半分以下になるかも知れません。
そして、そうなると中小のアニメ制作会社が次々倒産してしまいます。

  むやみに最低賃金をあげたら人件費を払いきれない会社が続出し、
  雇用が減って失業者が増えるのと同じ理屈です。
  経済の原理原則は、アニメ業界にもそのまんま当てはまるんです。

ですから、いまある予算でなんとかやりくりするしかない。
品質が落ちることがわかっているのにアジア圏へ外注依頼をしたり、
デ-タを使い回せる3DCGに移行したりするのは、それが最大の理由です。


本作で言うならば、
『アイドルの歌唱シ-ン』なんてものは、動かさないわけにいきません。
同じアングルでだらだら流すわけにもいきませんし、
おまけに、七人のキャラをそれぞれ動かさなきゃいけない。

それだけ原画も動画も枚数がかかる、
つまり尺に対してカネが特別にかかってしまうシ-ンなんです。
だから、3DCGでやってみようかという話になるのは、
ある意味当然というか「仕方ない」ことだと僕は思います。
そのこと自体には、是も非もありません。

  ただ、それは視聴者には『全く関係ないこと』なんです。

やると決めたんなら、視聴者に恥ずかしくないものを出さなきゃいけない。
それができないのなら、
そもそも最初の予算で制作を請けたこと自体が『間違い』なんです。

おそらく最初は『もっとマトモなもの』が創れると思って着手したのでしょう。
  そして、あがってきたものを見て絶句した。
  だけど手書きに戻すだけの予算もスケジュールも残ってない。
  こりゃもう両目をつぶってバンザイアタックしかないだろ、みたいな話になった。
だいたいそんなところではないかと『強く』推認されます。

手書き2Dというのは3D視点だと『ウソばっか』なので、
それを違和感なく3Dで再現するのは、確かに大変なことなんです。
そのへんの事情を加味しているのか、
ネットでは3DCG部分を『ムリほめ』している記事も見受けられます。

  ですが、それが何の慰めにもならないことぐらい
  制作した側が一番わかっていると思います。てか思いたい。

かつてマッドハウスは予算度外視で品質を突き詰め、
それが故に制作赤字が次々発生して経営が立ち行かなくなりました。
だからMAPPAさんが『違うやり方』を模索するのは痛いほどわかります。

だけどその解答というのは、
みんな優しいから見逃してくれるだろうという見込みで、
自分でも納得できないものを人さまにお出しすることじゃないでしょう?

  違いますか、丸山さん?

{/netabare}

ちなみに本作は、ご病気で長く休業していた種田梨沙さんの、
本格復帰二作目にあたります。
全然おちてないどころか、すごい表現力ですよね。
{netabare}
  さくらが触発される「失敗を悪いことだと思ってない」という台詞なんか、
  ふつうの若手が演るとペラペラの麗句にしかならないんですが、
  種田さんの語りには一人の『生きざま』を聞く側に伝える言霊があります。
{/netabare}
いまのところ、本作とこれの二期以外、
メインキャストのお仕事は請けておられないようなので、
まだ万全じゃないのかな。
来年は『うたわれるもの』の続編もあり、
無理をせず、少しずつ活躍の場を広げていただきたいものです。


なお、種田さん全盛期にアンチが『枕営業疑惑』を流布してましたが、
100%、それはありえません。
だって疑惑の根拠が「同じ音監の出演作品が多い」だけなんですから。

そもそも音監というのは『キャスティングの決定権をもたない』んです。
原作者や製作からの横やりが入らない限り(けっこう入りますが)、
声と芝居が監督のイメージに合うかどうか以外に合否のカギはありません。

僕ごときの、業界の端っこをかじっただけでも簡単にわかる『ウソ』が、
いかにも事情通の話みたいに流通してしまう。
この業界、コスト面以外にも、まだまだ頭の痛いことだらけですねえ。

投稿 : 2021/11/27
閲覧 : 395
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28

ネタバレ

梨の妖精 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ゾンビという設定をしっかり活かしたアイドルアニメの傑作

佐賀県を舞台にしたゾンビがアイドルをやる異色のアイドルアニメ。

アイドルアニメはアイマス(初代のみ)、ラブライブ(初代のみ)、うたのプリンスさまっ(1期のみ)、今期放送のSELECTION PROJECTを観たことがあります。

ちょっと気になるから観てみるかくらいな感じで観始めたのにめちゃくちゃハマってしまい、アイドルアニメで1番好きな作品になりました♪

笑えて、泣けて、燃えるそんな作品です。

笑いの部分では、巽幸太郎が本当に面白くてめっちゃ笑わせて貰いましたね(笑)

個人的になんですが巽幸太郎ってシュタゲのオカリンに似てないですか?(中の人も同じだし)

言ってる事ほんとめちゃくちゃなんだけど見てて面白くて、シリアスな部分ではめっちゃカッコよかったり…

オカリンよりもこの人の方が色々更にやばい気がしますけどね(笑)

オカリンも幸太郎も大好きです(笑)

他のキャラクターもみんな個性的で魅力的。推しキャラは二階堂サキと水野愛です。

二階堂サキはかっこよくて面白いですし、水野愛はかっこよくて可愛いです。

面白いキャラとかっこいいキャラ好きなんですよね。

愛の
「失敗とか後悔とかを、全然ダメなことだと思ってないからですかね!」 「それって絶対、次につながることですし」 「そういうの全部ふみこえた先に、誰にも負けない私がいると思ってるので!」

この台詞めちゃくちゃ好きです。

脇役もデスおじとか、リリィちゃんのパピーとかいいキャラしてますね。パピーがサキに飛び蹴りされた時は笑ってしまいましたが(笑)

各キャラの個別の回ではリリィちゃんのエピソードはめちゃくちゃ泣けましたし、純子が今の時代のアイドル活動に馴染めずに愛と対立するエピソードはめっちゃ面白いなと思いました。

この作品ゾンビって設定がただインパクト強いだけじゃなくて、めちゃくちゃ活かせてるんですよね。昭和のアイドルが若いまま平成になって活動してるなんて、普通なら無いわけですし。

サキの個別回での昔の仲間との再会もめっちゃ良かったです。2期のネタバレになるので内容は伏せますが、この回観てから2期のサキの回を観るとめちゃくちゃ切ない気持ちになれます。

物語終盤では幸太郎の「俺が持っとるんじゃーい!」のシーンがめっちゃかっこよかったですし、最終回のライブは激アツでした。楽曲全般良いんですが、ラストライブのヨミガエレは特に最高です✨

今年に入ってからかなりアニメ観ていて、好きな作品は色々あるのですが、その中でも大好きになった作品の1つですね。

劇場版も制作されるという事でめちゃくちゃ楽しみにしています♪

投稿 : 2021/11/21
閲覧 : 229
サンキュー:

6

ネタバレ

kdt さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ゾンビがアイドルのくせに王道展開はずるい

最高のアイドルアニメです。

ゾンビがアイドルになって佐賀を救うっていう正直わけわからん設定で始まりますが最後まで見たうえでやっぱり訳が分かりません

でも、おすすめします。めちゃくちゃおもろいです。。。

理由は「王道な展開」です。

正直脚本はべつに奇をてらっていることはありません。本当に最初は知名度0のアイドルが少しずつスターダムへと駆け上がっていく話です。

でもそれが最高です。設定の奇天烈さと展開の王道さが混ぜ合わさってめちゃくちゃ異質で引きの強いアニメが完成します。

最終話のアルピノの源さくらのセリフは鳥肌ビンビンでした。。。佐賀の朝は始まったんです。。。。

投稿 : 2021/11/08
閲覧 : 217
サンキュー:

4

ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゾンビでも精一杯生きて輝いてほしい

てっきりサバイバル物だと思っていたので、蓋を開けたらアイドル物でびっくりしました。出だしから飛ばしていきますねー。
佐賀、サガ、サーガとタイトルから色んな連想が湧きます。
話としては、リリィ回やサキ回でほわっと油断させてからの、さくら大ピンチと落としてきて、そこから盛り上げていくジワジワ感がとても良かったです。
最後のライブシーンは伝説になるんじゃないでしょうか。
EDは合唱コンクールの課題曲みたいでほのぼのできました。
宮野真守さんの切れ芸や三石琴乃さんの声も聴けたし、ドライブイン鳥の社長さんはわざわざ上京されてご自身の声をあてたということで、声優の面での満足度も高かったです。
振り返ってみたら展開がベタだったという声もあるかもしれませんが、観ている最中はそれほど気にならず、話にちゃんと入っていくことができました。
最後は身バレの危機が示されますが、二期もあるということで観てみたいと思います。

投稿 : 2021/11/04
閲覧 : 209
サンキュー:

16

ネタバレ

アルジャーノン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

佐賀×ゾンビ×アイドル

流しで見てたけど結構面白かった。
終盤に向けてどんどん面白くなった気がする。
ただ、売れ始めたり粘着ファンができたら今の時代ゾンビバレすぐしそう・・・
あとちょいちょい設定が気になるけども
そこら辺を考えないようにしてみるのがおすすめかも。
アイドルものはあんまり興味ないのですが、
雷に打たれてレーザービーム放ちながら踊る演出はゾンビでしかできないのですごくよかったです!

投稿 : 2021/09/24
閲覧 : 221
サンキュー:

4

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ゾンビランドサガのストーリー・あらすじ

いつもの朝。いつもの音楽。いつもの自分。
7人の少女たちの安寧は、突如崩壊する。
死して蠢く、ゾンビによって……

否応なく踏み込んだ世界、そこは“最高×最悪のゾンビワールド”
少女たちの願いは、たった一つ。
「私たち、生きたい。」
これは、少女達が起こす奇跡の物語サガ。
(TVアニメ動画『ゾンビランドサガ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年秋アニメ
制作会社
MAPPA
公式サイト
zombielandsaga.com
主題歌
≪OP≫源さくら(本渡楓)二階堂サキ(田野アサミ)水野愛(種田梨沙)紺野純子(河瀬茉希)ゆうぎり(衣川里佳)星川リリィ(田中美海)『徒花ネクロマンシー』≪ED≫源さくら(本渡楓)二階堂サキ(田野アサミ)水野愛(種田梨沙)紺野純子(河瀬茉希)ゆうぎり(衣川里佳)星川リリィ(田中美海)『光へ』

声優・キャラクター

宮野真守、本渡楓、田野アサミ、種田梨沙、河瀬茉希、衣川里佳、田中美海、吉野裕行、高戸靖広

スタッフ

原作:広報広聴課ゾンビ係、監督:境宗久、シリーズ構成:村越繁、キャラクターデザイン:深川可純、美術監督:小倉一男、撮影監督:柳田貴志、色彩設計:佐々木梓、編集:後藤正浩、音楽:高梨康治、音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ、音響監督:境宗久、音響制作:dugout

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