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「きみと、波にのれたら(アニメ映画)」

総合得点
70.8
感想・評価
101
棚に入れた
380
ランキング
1439
★★★★☆ 3.6 (101)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.4
音楽
3.5
キャラ
3.6

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きみと、波にのれたらの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2022.12.20

2022.12.20

投稿 : 2022/12/20
閲覧 : 73
サンキュー:

0

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

湯浅監督の水表現が前面に押し出た作品

湯浅監督だけど、作画はキレイな湯浅。『マインドゲーム』とか『ケモノヅメ』のころに比べるとホント観やすくなった。


ファミリー向けだった前作『夜明け告げるルーのうた』と違って、少しだけ大人向け。といっても多少ファンタジー要素はあるだけの普通の恋愛作品だし、その恋愛も三角関係っぽくはなるけど、泥沼劇は一切無いから人を選ぶ作品ではない、まあ少しだけエロさを感じるけど(笑)


よくよく観てると、前作と同じようなダンスだったり、湯浅作品特有の水表現みたいな、同監督の他作品と重なる部分が多いから、『夜明け告げるルーのうた』とか『映像研』を観とくと、別の面白さがあるかも。

投稿 : 2022/06/24
閲覧 : 117
サンキュー:

0

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメ制作を目指す人「必修」

湯浅監督といえば、どちらかというと垢抜けない童貞の妄想を具現化したような「四畳半神話大系」や「マインドゲーム」「ピンポン」「デビルマン クライベイビー」など文学的な側面が強かったものの、今回は全くの正反対である「少女漫画」、しかもキャラクターデザインも背景の色調も全てライトな変更をしていることに驚きました。


正直言って、湯浅政明さんがお涙頂戴の少女漫画、しかも「感動ポルノ」と呼ばれるジャンルに手を出してきたと前評判を聞いて、「商業映画」を考えていましたが、そこは湯浅さんで。如何せんレベルが高い。

請け負った仕事なのかどうかわからないですが、完璧なまでに最高の出来の映画を作っている所を見るにプロ以上の天才性があります。


何よりも「映画」として面白い。


主人公の向水ひな子と、はたまた天才的な才能(努力もある)で完璧なまでにその彼氏を演じている雛罌粟港(ひなげしみなと)との恋愛模様に感情移入した途端、最後に大感動するでしょう。

本作は所謂「感動ポルノ」と揶揄されるお涙展開の典型で。人間性の欠片もないと思ってしまうほど料理や家事全般、仕事もそつなくこなし、ドライビングやアウトドア、コーヒーのマニアックな知識ウンチクに長け、おまけにイケメンで一途に彼女を思いやりずっと心配し続ける完璧超人(スーパーマン)である主人公の彼氏こと「ミナトくん」は非常に都合良く描かれていますが、実はそこが注目点ではないのです。それ以上にそんなミナト君に甘えて何もできない(サーフィンだけは彼氏以上のセンスがある)主人公の少女が、

いかにして、「少女」が「女性」へ。。「大人」から「自立」へ。。旅立とうとするのかといったヤングアダルトな内容が本作の肝。これは脚本家の「吉田玲子」(「デジモンアドベンチャー」など多数)さんの脚本の妙。これによって単なる少女漫画ではなく、大人になること全般に対して世の少女たちに投げかけています。

それと、湯浅政明監督のありとあらゆる意味で人間の最高の瞬間である女と男が「結ばれる」瞬間をこうも甘い色気とロマンティックにアニメーションで表現できるのは凄まじい天才性です。舌を巻きました。なかでもセックスシーンは「エロ」ではなく「感涙」です。

人間の生や性を肯定的に描くフィジカルさと、演出と脚本のセンスはまさに一級品。それに商業的な目配せも効かせてる気配りさも含めて

アニメーションを目指す人は「必修科目」といっていいでしょう。

投稿 : 2022/05/24
閲覧 : 590
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25

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ポニーテールとシュシュ

湯浅政明監督、脚本吉田玲子。
制作サイエンスSARU。

大学入学を機に海辺の街へ越してきたひな子。
波乗りが大好きな天真爛漫な少女である。
{netabare}とある火事騒動をきっかけに、
ひな子は消防士の港と出会い、恋に落ちる。{/netabare}
季節を色鮮やかに綴る青春ラブストーリー。

疾走感・躍動感溢れる演出の数々、
ポップソングが軽快に流れ合唱は始まり、
色彩豊かな季節の風景に心まで踊り出す。
監督の真骨頂はここにあって、
いつもながらに美的感性を刺激されます。

物語は至ってシンプルな構造で、
恋愛を謳歌する2人の日常が描かれる。
リアルなデートは空気感まで伝わる。
と、ここまでは大成功でしょう。

僕としては中盤以降が少し気になる。
{netabare}まるでダイジェストを見ているようである。
監督特有の機敏な感情表現の妙技も、
あまり有効に機能していないのか、
悲劇的なものへの眼差しに疑問が浮かぶ。{/netabare}
声優さんの力量不足もあるのでしょうか。

波乗りも人生もバランスが重要だ。
どこに重心を置くのかで方向が決まる。
懸命にパドリングし逆境と向き合わねば、
きっと波には乗れないのでしょう。

波に乗るための、前向きな物語です。

投稿 : 2021/11/16
閲覧 : 530
サンキュー:

39

にゃんちゃこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

エンディングの歌が一番良かった!

えーとこれは、ファンタジーになるのかな?
最初は幸せラブラブのカップルだったから、
幸せ気分で観てたら、彼氏が即死んじゃう
なんて、面白みが半減しました。
悲しい系は好きじゃないので、途中でリタイヤ
しようと思ったけど、観てたらそうでも
ない感じがして来たので、なんとか最後迄
観終えました。
でも死別物はやっぱり好きじゃないですね。

投稿 : 2021/10/05
閲覧 : 161
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0

ネタバレ

Gz さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アメリカンで実写的で少女漫画系の物語だった

湯浅政明の新作アニメ映画ということでこれは観に行かない訳にはいかないなと思った。

湯浅さんの恋愛作品って自分が観た中だと「夜明け告げるルーのうた」がそれに当たるのかもしれないけど本作はまた毛色が違った。話は吉田玲子も関わってるということでルーに近い展開が随所に感じられた。本作のコンセプトは一見するとストレートなラブストーリー×ファンタジーなんだけど実写で取り入れそうな表現がふんだんに盛り込まれている。

メインスタッフで注目すべき点
・たまこラブストーリーでは胸キュンさせてくれた脚本家の吉田玲子
・フリフラでは存在感を魅せつつ奇抜なキャラデを担当した小島崇史
・リトルウィッチアカデミアでは美しい世界観を見事に表現してくれた音楽の大島ミチル
{netabare}
主人公は一応、男の方の港なんだけどひな子視点で話が進んでいるので自分はひな子の物語だと感じた。
それもそのはず女の主人公であるひな子がヒーローこと港と出会い恋愛して不慮の事故で死別し、それをどうやって乗り越え成長していくかを「きみと、波にのれたら」というタイトルで表現しているからだ。
これは震災や津波で被災者をひな子という女性に置き換えて考えることもできる。
この映画はGENERATIONS from EXILE TRIBEの主題歌が半分を占めるくらい口ずさんだり流れたりするので、この曲が嫌いだったりダブル主人公の二人のイチャイチャが不快に感じる人は本作に適合できないと言えるだろう。

好きなシーンが数多くあり箇条書きでまとめると
・花火の火事や消防士のシーン
・海の綺麗な夕日
・海沿いのお洒落なカフェ
・冬のキャンプの息づかい
・外でのオムライスやコーヒー
・千葉ポートタワーでのデートやその後の展開
・洋子が山葵に告白するシーン
・山葵のセリフ「先輩はもういないんです」
・ひな子のラストシーンの波乗り
{/netabare}

本作は90分という尺の中に夏や冬といった季節感を取り入れており時間の進み方が結構早いのでテンポがすごく良かった。終始明るいテンション内容が進められてるため見終わった後も爽やかな気持ちでいられた。
辛いことが起こって時には挫けるけど周りの人たちに支えられたり、前向きな気持ちで一生懸命生きていくひな子の健気な姿に胸を打たれた良い作品でした。

投稿 : 2021/08/07
閲覧 : 249
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7

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

途中で断念するとこだった。。汗

あぶない、あぶない
ラブラブなバカップル
ありそうとは言え、たまに笑混じりの唄はなに聞かされとんねん
っと前半早々に観る気を失いそうに。。
これは拷問ですか、責任者はどこに。。
あ、湯浅監督。。。

でも彼の急逝
それを水にみる彼女
なくはない話と思いながら
観ていったら涙でした

いい話と映像でした

前を向いて
色んな人の影響を思い出し感謝して
ゆっくりでもいいから進まないとね

いい映画でした、感謝

------
やばい、二週目観たら最初からうるっとくる
伏線やばすぎ。。。

投稿 : 2021/06/25
閲覧 : 321
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8

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

サーフィンものだけど、死別ものです

湯浅監督の作品をはじめて最初から最後まで見ることができました。思えば「The八犬伝」の回ではじめて目にした時、あまりにもデフォルメされリアルに作画されたその人物の描き方に、好き嫌いが別れると思い、その時は好きでなかったのですが、本作ではそのような作画ではなく、自在に闊達に描かれています。変わられたのだなあと思いました。

お話としては、出だしの20分間はまさに「リア充爆発しろ」の展開なのですが、後半恋人に死別されてからは、洋画の「ゴースト/ニューヨークの恋人」を思わせるシナリオで、ヒューマンドラマが展開していきます。おさらくその「ゴースト」を参考にしていると思うのは、同じような死別ものでアニメ界で有名な「エースをねらえ2」ほど深刻な内容ではないからです。また水の中に死霊が見えるというのも「ゴースト」と同じような趣向です。(私は「ゴースト」は最後まで視聴した事はないのですが、たぶんそうだと思います。)しかしアニメートで水の中にいるその恋人の霊の様子が、とてもマンガチックにユーモラスに描かれており、それはまさにアニメーションならではの演出方法だったと思います。実写で同じような効果を出すのは、おそらく非常に難しいでしょう。この素材で、このドラマに仕立てたこと、ドラマ自体は目新しい題材ではなくとも、すぐれたものだと思いました。青春ものとしてもシナリオは心温まるお話で、このキャラ設定から少女漫画の若い読者層向けだと思いますが、そういった層の人にも十分に満足できる映画だったと思います。特にラストのビルの頂上からのサーフィンの場面は、作画的にも見事だったと思います。

アマプラで今回視聴しましたが、これならもし劇場で見たとしても、そんなに腹は立たなかったと思いました。いい青春映画だったと思います。背景の千葉県千葉市や房総半島の街並みの様子も、忠実に再現されていました。行ったことはもちろんないですが、見ていてリゾート気分が満喫できました。

投稿 : 2021/06/11
閲覧 : 210
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2

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

波にのる=約束の場所へ

冒頭、声の拙さに嫌な予感。
しかし、物語が進むにつれて気にならなくなりました。
それは、ストーリー構成が巧みだったからです。
{netabare}幸福から絶望、そして不思議な出来事を経てクライマックスへ。
ちょっと切ないけど、希望を感じとれるラストでした。{/netabare}

{netabare}終盤のビル火災のシーンがスリリングでした。
重力を無視した水塊で消火。
水塊の崩壊で発生した波に乗る。
ビルの屋上から地上へサーフィン。
その浮遊感が爽快で新しい感覚でした。{/netabare}

キャラは自然で違和感はありません。
悪く言うと無個性で癖がない。
その分、物語に集中できます。
ただし、主人公の妹が強烈なツンデレ。
あそこまでくると芸術的と言えましょう。

得てして、人は悲しみにより前に進めなくなることがあります。
約束の場所へ辿りつけないともがき苦しむでしょう。
しかし、時の流れにより様々な感情は静かな思い出に変わるもの。
そして、それを原動力として新しい道標を見つけ、再び歩けるものなのです。
そんなことを感じさせてくれる作品でした。

投稿 : 2021/05/29
閲覧 : 202
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15

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良い作品だと思うが、名作になるにはもの足りない

この監督さんの作る作品は好きだ。
“映像研に手を出すな”で評価したように、アニメは動いてナンボ!
それを具現化する手腕は大したもの。

だがしかし、男女の恋愛物を、動いてナンボの湯浅式の動きで表現するのはいまいちだったのでは。ひな子の可愛さ・美しさは伝わったし、サーフィンの動きや女性特有の色気というものを感じられて、素晴らしいとは思うんだが。
この前見た「たまこラブストーリー」のように、京アニの心の深淵を揺さぶるような細かな仕草が感じられない。
要は、パーティー系のウェーイ!な動きと、細かい心の情動の動きって違うんだよね、というのを如実に感じてしまったところ。
だからこそ前半のイチャイチャをいやがる人が多いんだろうな。

このストーリーからして、前半はイヤというほど二人の仲の良さと、幸せを伝える必要があるのは良く分かるし、それが後半の落差と感動に繋がるのは分かる。
とても計算されたストーリーだと思うし、最後のクリスマスシーンは感動しました。ただ少し、薄い感じがしてしまうんだよね。
名作になり切れないと思う要因だと思う。

あともう一つ。私は男と女を区別するつもりは無いんだけど、この映画は女性への応援映画なの?見た方はそう感じたのかしら?
自分は、どうにも主人公のひな子が救われなくて、バッドエンドじゃん!としか感じられなかったんだけど・・。

投稿 : 2021/05/01
閲覧 : 169
サンキュー:

9

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

転生したらこういうステータスMAXのイケメンに生まれ変わりたい

湯浅政明監督のオリジナルアニメ作品。
サーファーの女子大生と彼女が住む街の消防士の、ファンタジー要素のある恋愛物語です。

主人公の二人はそれぞれ、EXILE (正しくは、GENERATIOS) と元AKBが声優を務めていて、準主役の2人もプロのアニメ声優が演じていないです。
声優の声になれてしまっているためか、本作のキャラクターボイスには若干の違和感を感じました。
ただ、作中には『陰キャに夢中なたくさんの美少女の内の一人』とか、『語尾に奇怪な言葉をつけて話す褐色幼女』なんていうファンタジーな存在はおらず、アクターに近い場所にいるリアルが充実した面々が主役なので、本作において言えば、私的にはそれほど強い違和感は感じませんでした。
正直なところ、このストーリーで、アニメ声優をアサインした方が逆に違和感が出る可能性もあるので、そういう意味でははまり役なのかもしれないと思います。

EXILEとAKBの声がハマるキャラクターが主役なので、作品自体はいくつか海外の有名な映画賞を受賞していますが、普段からアニメ鑑賞を趣味にしている方にはおすすめできる内容ではないと思います。
サーフィン好きの「向水ひな子」は、大学進学を気に、幼い時期過ごした海の近くの街で一人暮らしを始め、文字通り、水を得た魚のように毎日波に乗る生活を送るのですが、ある日、近くの廃ビルで大勢のやからが無許可で花火をぶっ放し、その火の粉が引火して、彼女の部屋が火事になってしまいます。
マンション火災に逃げ遅れて屋上に出たひな子は、そこではしご車に乗った消防士「雛罌粟港」に助けられます。
それがきっかけで二人はステディーな関係になるのですが、それがもう見ていて毛髪が抜け落ちそうになるくらいのイチャイチャっぷりです。
ただ、港は消防士やっているだけあって細いけどムキムキなんですね。
料理も上手で、彼女に対して何気ない気遣いもでき、清潔感漂うイケメン。おまけに声がEXILEという。
私なんぞがサーフィンやってるビキニギャルに「いいなみのってんねー」と声かけたとして、即ストーカー規制法でお縄になるので、不思議と視聴時羨ましいという気持ちにはならなかったです。
もはや異世界の出来事というか、異世界転生したらこういうステータスMAXのイケメンに生まれ変わりたいですね。

内容はイチャイチャするだけの90分というわけではなく、物語途中ある不幸が二人に降りかかります。
そこまではショッキングではあるけれど、展開としては王道で、見ていると途中で読めてくるくらいなのですが、その後からファンタジーな展開になります。
楽しくみれましたが、港の妹がけっこうプッツンで、正直好きなキャラではなかったです。
また、全体的に線が細く、クビが長く描かれたデザインになっていて、絵で嫌厭する方はいるかなと思います。
それほど長尺ではないのと、アニメーションがよく動いて最初から最後まで見ていて飽きることはなかったので、たまにはこういうのも、という意味で見てみるのはありかと思います。

投稿 : 2021/03/05
閲覧 : 240
サンキュー:

4

ネタバレ

esso-neo さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

湯浅アニメっぽくはどこかない

ちょいと大衆向けというか、イロがないようななんか優等生感じてしまう一品である。
 しかして優等生さながらストレート・・・レギュラー・・・スタンダードというべきか、そんな満足なボリュームのある作品だし、新海誠より話題になったり売れたりしていい。でもならない。なんなんだろうねこれ。何が働いてるんだろう。
 手垢びっしりの恋人死別ファンタジーなんだけどかといって批評の専門家たちがべったり褒めるようなものでもないんだがなぁ。いや、ラストシーンは完璧だがね。ほんとに。
 あのCMの真偽を確かめるために見て、なんら文句つける気にはならないいい一品だ。

投稿 : 2021/03/05
閲覧 : 166
サンキュー:

3

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ひなこ と みなと

2021.3.2 視聴完了。

サーフィン好きのひな子と
消防士の港のお話です。

あらすじを書くとネタバレしちゃいそうな内容なので
そこは触れずに前半リア充、後半ファンタジーです。
このファンタジーがクセもので唐突にくるので驚きます。
このファンタジーを否定せず受け入れることをオススメします。

そしたらきっと、このアニメを見て良かったと思える。


主人公の港は声が若干幼い感じがする。
声優じゃないので・・・だね。
山葵の伊藤健太郎さんは声優の方じゃなくて
問題起こした方ですが、演技は良かったです。

投稿 : 2021/03/02
閲覧 : 195
サンキュー:

13

ネタバレ

Tomo-Q さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

リア充爆発しろ

前半、ひたすらリア充がキャッキャッウフフする展開に胸焼けが限界突破して、いったん見るのをやめて、トイレ休憩いれたほど。後半はどうにかいけたが、ぎりぎりの戦いだった。

投稿 : 2021/01/31
閲覧 : 173
サンキュー:

0

えくいてぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少しだけ寂しい気持ちになっちゃった。

アニメ映画です。
あぁ~私も波に乗りたいっ!!
サーフィンできないけど人生的な?w

この時期って迷いますよね~
私も迷いまくって未だに寄り道だらけですもん。

ラストは少し寂しかったかなぁ~

投稿 : 2021/01/23
閲覧 : 149
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

見始めたときは、ただの純愛映画なのかなと思ったが、ストーリーがしっかりしていて、作画も良かったと思う。ただ、それぞれのキャラに感情移入する間もなく、どんどんストーリーが進んでいってしまって、置いてきぼり感が否めなく、イマイチストーリーに入り込めなかった。あと、異常に歌を強調しすぎて流石にしつこかった。なんか勿体ないと言うか、惜しい作品だった。

投稿 : 2021/01/18
閲覧 : 92
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

水と火を扱った作品

大学入学を機に海辺の街へ越してきたひな子。サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、ひな子は消防士の港(みなと)と出会い、二人は恋に落ちる。お互いがなくてはならない存在となった二人だが、港は海の事故で命を落としてしまう。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子が、ある日ふと二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中から港が現れる。「ひな子のこと、ずっと助けるって約束したろ?」死んだはずの港と再び会えたことを喜ぶひな子だが...。奇跡がもたらした二人の恋の行方は?そして、港が再び姿を見せた本当の目的とは?
出演 片寄涼太, 川栄李奈, 松本穂香
というあらすじ。

湯浅政明監督作品。なんだか作風がそうだなあと感じさせる。
結構、この監督の作品は好きかもしれん。

音楽は大島ミチルか。ええやん。

歌と水が合わさるなんて夜明け告げるルーの歌を彷彿とさせる。

最初の30分は引っ越したばかりのマンションが火事になったことがきっかけでひな子と港が出会って、イチャイチャを見せつけられ、幸せになってしまえコンチクショウと思わされる内容。
{netabare}港はこっそりサーフィンを練習している際に、消防士だけあって人を助けて自分は死んでしまう。{/netabare}

傍から見ると水に話しかけている人って凄く怖い。
極度のストレスで幻覚を見ている人にしか見えない。
それに、水で膨らませたスナメリに抱きついたり、キスしたりしている様子はダッチワイフとイチャイチャしているおじさんを彷彿とさせる。それだけではなく、一緒にお出かけは...。

だが、そこからが主題。ひな子がその死を乗り越え、{netabare}ライフセーバーという人助けを決意。{/netabare}
港の妹もなんだかほぐれて素直に。

辛いこともあるが、愛に溢れていて、わりと内容的には面白い作品だと感じた。乗り越えて成長するの好き。海のすっきり感もよき。
{netabare}阿保どもが勝手に花火を打ち上げやがって。クソだな。
ただ、港は成仏できるきっかけを得て、ひな子が死を乗り越えるきっかけを与えたわけだ。
最後まで消防士としての仕事を全うするなんて素敵。
サーフィンも役に立った。波にのれた。{/netabare}

ただ、一点声優を本業としている方でなかったのは少し残念かな。
別にどうでもいいかもしれん。

主題歌はBrand New Story
歌うのはGENERATIONS from EXILE TRIBE

投稿 : 2021/01/17
閲覧 : 185
サンキュー:

7

ネタバレ

datteba さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ご馳走はオムライスって子供の頃から決まってるの

消防士の男と波乗り女のバカッ...カップルによる恋の...いえ、愛の物語
{netabare}消防士の恋となると悲しい物語になる事は必然で{/netabare}この人達の中での懐メロ的な扱いの曲を歌いながら2人の仲睦まじい姿が少し流されるのですが、この時間が{netabare}その後の展開を想像するだけで{/netabare}何より心に突き刺さる時間です。

一時は{netabare}ヒロインの子が落ち込みすぎて{/netabare}どうなるかと思いましたが、途中からかなりファンタジー要素が強くなり、それでもファンタジー要素に負けないくらいヒロインの子が元気になっていく上に、行動が頭を抱えてしまいたくなるくらい面白いし彼氏も{netabare}死んでるのに{/netabare}楽しそうに何処にでも現れるので、なんか色々あったけど気づいたら終わっていた印象でした。

ポーズも相まって僕の中で彼はスタン・ハンセンでした。
...どうでもいいですね

関係ない話ですが、ウミガメは産卵する為に陸にあがり外敵の恐怖に脅えながらも砂の中に次の命を託す
そしてことが終われば何処へ行くのか海の中に居なくなり日を置いて産まれた赤ちゃんも誰に教わる訳でもなくその足で外敵だらけの世界へ飛び出していく
その赤ちゃんが再び帰って来て卵を産める様になる確率は5000匹の内の1匹だけだと言うのはとても有名な話ですね
5000分の1って凄いですよね
いくら沢山の卵を産むとはいえ、一度にウミガメが産める卵の数はせいぜいが100個ほどです。
確実に生きられません

...スナメリはなんでも食べるそうなのできっとウミガメの...いえ、なんでもないです余計な話ですね
スナメリが生息してる所を知ってる訳でもない上にスナメリに聞いたわけでも無いのに勝手な憶測でそんな事を考えるなんて僕の馬鹿
バカバカバカもう知らないんだから!

感想
ウミガメ頑張れ



そんな感じ

投稿 : 2021/01/15
閲覧 : 148
サンキュー:

2

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ひな子が波に乗れるまで

ターゲットは俺たちではない

だが良い!

オリジナルアニメ劇場版


試しに湯浅監督の他のを観て「あまり相性良くないかも」と感じてた頃にご紹介いただいた一本。
相性悪いと見切る前にいくつか観てはおきたいなと思ってみたり、公開当時の記憶で「そういえばラブストーリーだっけ」と愛を求めてみたりという理由での鑑賞です。

それにしてもですよ…

 {netabare}顔小っさ!!{/netabare}

そして…

 {netabare}井戸田連れてこ―い!!{/netabare}


実写映えしそうな8頭身モデル体型の若い男女が紡ぐとことん甘ーいラブストーリー。
自転車にサーフボードキャリアつけてジモティーのフリしながら女の子に声かけたる!私みたいなゲス野郎とはとことん対極にいる好印象波乗りさんのお話とも言えるでしょう。
この爽やかなお付き合いっぷりに嫉妬混じりの感情を抱かずにはいられません。

小さい頃過ごした海のある町に大学進学とともに戻ってきた女の子。
その町で消防士として生きてる男の子。

主要キャラの演者さんは本職の声優さんではありませんがご愛嬌。絶対嫌だという感じはしません。
サーフィンのシーンはエグいアングルの空撮ありました。ダイナミックで良いです。最新だとドローンでなんとかなりそうだなーと思ってみたり。


甘い甘いミルク&ハニーな96分。胸焼けするような甘さとは少し違う。幸せが溢れてきます。
海辺の街という舞台もポイント高め。夏真っ盛り。終わる夏の夕暮れ。冬の静けさ。全部入りでした。
ひとつ前の劇場版『夜明け告げるルーのうた』とは相性の良さを感じたりもしており、湯浅氏の“水”モノは続けて当たりを引いたような気分です。吉田玲子脚本との組み合わせも自分には合うのかも。


キャラクターもテンプレアニメキャラに寄せてないですね。ターゲットが普段アニメを観てない層なんでしょう。というより明確にカップル狙い。うっかり一人で劇場に向うと爆死しそうです。
実写寄りで甘めのラブストーリーに触れてみたい。そんな気分にはぴったりな佳作だと思います。




※ネタバレ所感

■「Brand New Story」

{netabare}二人で口ずさんでるのが仲睦まじくて良かったですね。
港が亡くなってからが本番のこの作品において、短時間で二人のラブラブで幸福なストーリーを凝縮させて見せる効果があったように思います。{/netabare}


■洋子ちゃんこそ向水

{netabare}向こう見ず。ヒロイン向水さんの比ではありません。さすがに通報せずに突っ込むのは違うと思うよ。{/netabare}



海から上がっての淹れ立てコーヒーは美味い!!
夏の海しか知らないとまずは出てこない発想です。これ作った人、海が好きそうだなと勝手に自分の中で好感度上がってました。



視聴時期:2020年3月

-----


2020.05.11 初稿
2020.08.10 修正
2020.12.06 修正

投稿 : 2020/12/06
閲覧 : 642
サンキュー:

36

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

打ち上げ花火()がつないだ恋と結末。

【概要】

アニメーション制作:サイエンスSARU
2019年6月21日に公開されたオリジナル劇場アニメ。
監督は、湯浅政明。

【あらすじ】

向水ひな子(むかいみず ひなこ)は、サーファーである。
海が好きという理由で小さい頃過ごしていた千葉の九十九里浜の、
美しい浜辺のある町にある、海洋学部のある大学に進学をして、
ホテルのような外観の高層マンションに引っ越して8階に住んでいる。

ある日、隣の建設中のビルに不法侵入して、
無免許で危険な花火遊びをする若者の集団が火事を起こしてしまい、
ひな子が住んでいるマンションに飛び火して延焼。

ひな子は子供の頃から大切にしているサーフボードを抱えて避難を始めたが、
携帯と財布を持っていこうとして、エレベーターに乗り損ね逃げ遅れてしまった。

仕方がなく上の階に逃げて、
降り注ぐ火花からボードで身を守りながら屋上から地上に助けを呼ぶひな子。

そこへ消防隊が救助に現れて、はしご車のバスケットにひな子を乗せてくれたのが、
イケメン消防士の、雛罌粟港(ひなげし みなと)だった。

港は以前から、ひな子を知っていてヒーローと呼んでいたのだが、
ひな子は港に一目惚れ。

そこから、ふたりが付き合い始めるまで時間はかからなかった。
港をサーフィンに誘うひな子。ドライブしたりで回数を重ねていくデート。
幸せいっぱいに歌う歌は『Brand New Story』
旅行に行ったり抱きしめ合ったりで甘ったるいラブラブの日々。

だがそれも、クリスマスの日。1人でサーフィンに行った港が、
水難に遭った人を救助しようとして亡くなってしまったことで、
唐突に終わってしまうのだった。

結婚して一生添い遂げそうな最愛の恋人を失ってふさぎ込んだひな子だったが、
偶然にも想い出の『Brand New Story』の曲が流れている間だけ、
何故か自分だけが、水の中に恋人・港の姿を見えるようになっているのに気付くのだった。

【感想】

これまでの湯浅作品と違い、少女漫画のようなルックスで等身が高い作画に変化していますが、
絵柄に合わせたアレンジがあるものの、パースなどに湯浅監督らしさも健在でして、
更には水の表現の仕方が前作の『夜明け告げるルーのうた』と同一である作品。

なぜ作られたかと想像してみますと、

MAPPA→この世界の片隅に (27億円)
京アニ→聲の形 (23億円)
映画レビューサイトでは低評価ではありますが、
シャフト→打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(15.9億円)

と、深夜アニメで有名な会社が、
アニメファン以外の客層にも見てもらう意図や戦略を持った作品を発表して、
各々が興行収入で実績を作っている風潮に自分も加わろうとしたのでしょうかね。

今回は「青春ラブストーリー」で「ゴーストもの」にチャレンジでありますが、
GENERATIONS from EXILE TRIBEの客層を当て込んだ企画なのでしょうか?

『君の名は。』などの、近年の劇場版オリジナルアニメのパターンを踏襲して、
主題歌はアーティストが担当。GENERATIONS from EXILE TRIBEが歌うは『Brand New Story』
そのボーカルである片寄涼太が雛罌粟港、そして、AKB48の元メンバーである川栄李奈が、
ヒロインの向水ひな子を演じる。他も若手女優の松本穂香、
2020年10月28日に不祥事を起こしてワイドショー番組を賑わせた俳優・伊藤健太郎。
舞台挨拶では湯浅監督以外はタレント4名なわけでして、
いかにもアニオタお断りな感じですね(笑)
EDのクレジットを見たら大地葉など本職の声優をサブキャラに添えていますけどね。

自分のこだわりだけでなく、広く多くの人にシンプルなラブストーリーを届けたいという、
湯浅監督なりに普遍的にウケそうなものを目指して、オシャレ感あふれる作りで、
若者の恋愛→ヒロインの心の成長の物語を、意図したものではあります。

東宝の配給で全国299館でテレビでも結構宣伝したものの、
その結果は興行収入が2.5億円と芳しくなかったですね。

映画レビューサイトを3つ見てみたところ、5点満点で3.3~3.4点で一致しており、
名作とも良作とも認定されてない模様。

個人の感想としては、声優初挑戦の片寄涼太の声が爽やかボイスではあるが、
抑揚がなく棒読みに近いのが気になる。川栄李奈は意外と悪くはないですね。
松本穂香は割とキャラ作り頑張ってるけど、伊藤健太郎もイマイチですね。

今回は脚本を吉田玲子1人に任せて湯浅監督は演出家に専念していて、
いつものクレしん風味を半ば封印。その代わりに恋人繋ぎや足の指のモジモジなど、
動きによる感情表現を拘ってみたという感。それが、ねっちこい表現になっているせいか、
ひな子と港が出会ってからの熱々なバカップルぶりは、見る人によっては、
例えば陰キャの精神が破壊されて呪詛を吐き散らかしたくなること間違いなく、
本当に湯浅監督凄い(笑)ここまでやる演出家って殆どいないでしょって意味で面白い。
自分はイチャつき自体は微笑ましく見られたのですが、ちょっとイラッときた(#^ω^)
のがBGMに使われた、ひな子と港が笑い声が散りばめられた『Brand New Story』
の4分間カラオケデュエットが長くて忍耐力いります。

これは、元々が別録りで歌う予定が、主題歌のボーカルでもある港役の片寄涼太のアイデアで、
本当に二人でデュエットをした結果として妙にイチャイチャした感じになってしまいました。
台詞は棒読みなのに、わざと下手にして感情のアプローチが出来てる歌い方で流石は本職。
演技じゃなくてデュエットをしてて本当にこんな空気になったのかもですけどね。
ここまでリア充オーラ剥き出しはやり過ぎにも見えるのですが、これは長いプロローグ。

PVで死亡が明確化されてるとおりに港が亡くなった後の本筋の話に入る前に、
いかにふたりが好き合ってかを見せつけるため、落差の演出に必要だったのかもです。

それが特濃特盛だった反面、イチャつきタイムが終わってからの残り60分が地味で寂しい感じ。
序盤にばらまかれた伏線消化で終わったかな?とも、思ってしまったです。
ゴーストになった港は他の人には見えないので、亡くなった恋人を呼び出すために、
毎回『Brand New Story』を歌っては1人ではしゃいでる挙動不審な変な人に見えてしまう、
そんな、ひな子が不憫に思ったです。そういう不健全な状態から卒業。港への依存からの脱却。
物語の終わりに向けてのひな子と港の関係のルーツであるとかの伏線の消化、
そして、ひな子が人生の新たな目標を見つけていくなどの物語の方向性は良かったですね。

ところどころ目頭が熱くなるシーンもあって、ふたりの切ないラブストーリーとして、
個人的には及第点なのですが、物語のラストに向けての展開が少し雑だったかな。
いかにも燃やしてくださいな建物で、EXILEの客層であるウェーイ系が本当にバカで、
ひな子が住んでたマンションだけでなくて、懲りもせずに再び大火事を起こす不始末は、
ギャグに見えました。そしてその大火事は、
港の成仏&ひな子の成長でエンディングを迎えるための、イベントフラグでもあります。

といった、あれ?と思う部分を内包しつつも脚本は悪くもなく好みの要素があるのですが、
こういう場合は二回目の観賞をしてみると、
ファーストインプレッションより冷静な目でシナリオや演出を見れたりするのですよね。

繰り返し見ても同じ場面で心が揺さぶられるのが、優れたアニメーション作品であると、
自分では思っていますが、『きみと、波に乗れたら』は二回目だと泣けなかったので、
そこまでの作品ではないかな?と。

固形水や波の表現。49分頃の、ひな子の笑顔やダンスの動きなど惹かれる部分があり、
映像力は確かに高いのですが、人物作画に感動を呼び寄せるまでの表現力が薄いのかな?
テンポよく小気味よい動きが湯浅監督の本来の持ち味。
自分の持つ演出能力を敢えて別ジャンルで試してみたチャレンジ精神は良いと思いつつも、
一年後の『日本沈没2020』でどうして、こうなった感。
このアニメが思ってたより売れなかったのもあるのかもしれませんが、
割と良いと思えたこの作品で得た経験を後の作品にフィードバックして欲しいなと思いました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2020/12/01
閲覧 : 270
サンキュー:

28

Chaipon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良かったです。

海・サーフィンが題材なので南の方かと思ったら、何と舞台が自分の故郷の千葉だったので個人的なポイント高いですw 従姉妹の家族がライフセービングやってたりするので。

ゴリ押しされてる曲は正直ダサいと思ったけど、それを差し引いても非常に良い作品でした。
1時間半の映画じゃなくて13話くらいの作品で内容掘り下げたりご当地系混ぜたりしてたら神アニメだったんじゃ無いかと思います。

ストーリーも良かったし作画も良かったし。単純にこの作品に出会えて良かったです!
感謝です。

投稿 : 2020/11/02
閲覧 : 135
サンキュー:

2

ネタバレ

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

歌はウザイが物語は良い

この作品、中盤まではファンタジー色が全く無く、女子大生と消防士のラブストーリーが普通に展開されるのですが、私はこの恋愛パートの部分がややイラっとしてしまいました。
原因は何度も繰り返される、ひな子と港が「Brand New Story」を歌うシーンです。
上手とは言えない二人の歌を何度も聞かされて、しかもラブラブ状態だから余計にウザイんですよ。
某車メーカーのCMでも歌いながらドライブしているものがありますが、ああいうのが私は鼻につくんです。
ひな子と港には悪いけど「リア充爆発しろ!」って感じでしたね(ひがみ根性でスミマセン)。
まあ個人の主観は置いておいて、客観的にみれば良いストーリー展開だと思いました。
二人がどんどん親密になっていく過程が分かりやすいし、ここでの二人の幸せ度が高いほど後半の感動も高まりますからね。

中盤になって港が亡くなり幽霊として登場してからは、一気にファンタジーになりましたね。
スナメリイルカの浮き輪に水を入れて連れ歩くひな子は、傍から見たら完全に精神異常者でファンタジーというよりホラーでしたが。

この映画最大の見せ場と思われる終盤の廃ビル火災で、ひな子と洋子が港の作った波に乗ってビルの上から地上まで降りてくるシーンは、湯浅監督の本領発揮という感じで、個人的に一番のお気に入りシーンです。
でもこれで終わりかと思ったら後日談がありました。
1年後のクリスマスイブにひな子が洋子達とポートタワーに来た時に、1年前に港がひな子に宛てたメッセージが流れてひな子が泣き崩れるシーンがあったのですが、リア充爆発しろって言っている私でもさすがに心に刺さるものがありましたよ。

私が想像していた以上に感動系ラブストーリーでしたし、辛いことがあってそこから前へ進めなくなっている人に是非観て欲しいそんな作品でした。

投稿 : 2020/10/05
閲覧 : 215
サンキュー:

7

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ジェネレーションズが好きなら楽しめると思う(酷評)

{netabare}ハッピーでキラキラな陽キャ女子大生向けの物語。
ゲロ甘くて蕁麻疹出そう。
作中で何回も登場する歌に胸やけした。

サブカルのイメージが強いサイエンスサルと湯浅監督で釣られた陰キャオタクの犠牲が増えないように祈る。{/netabare}

投稿 : 2020/09/03
閲覧 : 278
サンキュー:

5

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

メッセージ性のわかりやすい一途な映画

ただただ今風な陽キャのカップルが恋愛してるだけで、最初はどんな展開になるのか全く分からなかった。
途中からファンタジー物に様変わりしてからは展開も王道で面白くなる。
港とひなこの関係性から、しっかりお互いを一途に想うラブストーリー、それに最後はよくある劇場的な盛り上がり方で〆られるので安定して見れる作品。
恋愛や成長を波に乗せて、メッセージ性もわかりやすく、予想を少し斜め上の展開もあるので、最初の恋心を高める所を超えたら最後までしっかり観れる作品。

100点中70点

投稿 : 2020/09/02
閲覧 : 193
サンキュー:

1

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ライド・オン・ライフ

2019年公開の劇場アニメ。監督は湯浅政明。

主人公は海辺の町で一人暮らしをしている大学生のひな子。
住んでいるマンションが火事になり、
イメケン消防士に助けられたことから恋が始まり、
幸せな日々を送るサーファーカップル。
しかしある日恋人が海難事故に会い・・・
という、いかにも女性向けの悲恋ストーリー。
ちなみに、恋人のミナトが死んでしまうことは
予告編で明かされているのでネタバレタグは不要でしょう。

ミナトが亡くなってからが話の本番といえるのですが、
付き合っているときのイチャコラシーンが非常に長い。
そして滅茶苦茶力を入れて描かれている。
特に二人で照れ笑いしながら、
本作の主題歌「Brand New Story」を歌い合うシーンの破壊力はかなりのものがあります。
「ああ、もう、お前ら末永く爆発しろ!」
と映画館の中心で獣のように叫びたかったのですが、
歯を食いしばって堪えたのでした。
こんだけイライラするということは、
リア充パートの出来がそれだけ良いということなのですけどね。

さて、そんな幸せの絶頂だったひな子は事故で恋人を失い、
失意のどん底へと落とされます。
そんな彼女が立ち直るまでのお話であり、
ミナトに、そして恋愛に依存していた女性が
心の痛手を糧として成長し、自立した人間になるさまを描いています。

人によっては甘ったるく感じるかもしれませんが
僕はこういうベタなお話が好きなのでかなり楽しめました。

「人生の荒波を乗り越えられる人って素敵だよね」
という前向きなメッセージと
水のアニメーションの清涼感もあって
さわやかな作品に仕上がっていたように感じました。

あと川栄李奈の演技が素晴らしく良かった。
男性陣は・・・・もう少し頑張って欲しかったかなぁ。

投稿 : 2020/07/24
閲覧 : 231
サンキュー:

17

ネタバレ

リカタン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

泣いて浄化されました

恋愛のキラキラしてる時期を
思い出して過去の恋愛を浄化してくれた

とことん優しくて切ない。

君が眺めている水面は鮮やかに煌めき(涙声になってしまうよ)
{netabare} ラブラブな2人を見ていても幸せなシーンなのに泣いてました。最後まで彼氏はカッコイイ全く完璧なカッコ良さでした。{/netabare}

私の過去の恋も水に流して波に乗せてくれた気持ちになりました。

投稿 : 2020/02/02
閲覧 : 219
サンキュー:

1

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

女子大生と社会人の恋愛ファンタジー

昨今のアニメ映画では
高校生が主演の作品が多いですが
こちらは女子大生と社会人(消防士)
の恋愛モノです。
なので少し大人のカップル。

監督は湯浅政明。

エキセントリックな印象のある
湯浅監督の作品ですが、
この作品は結構王道路線ですかね。

みなとの声はちょっと棒で
気になったけど、
最初のバカップルぶりは
リアルだった。

最後の脱出シ-ンの
シャレた軽い感じのBGM
が良かった。

投稿 : 2020/01/26
閲覧 : 238
サンキュー:

13

順順 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

案外良かった

CVが声優じゃないから
あまり期待してなかったけど、
川栄の演技上手で驚いた

歌のシーンがいくつかあるが
冷めるので飛ばしながら観た

投稿 : 2020/01/25
閲覧 : 203
サンキュー:

2

KANO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

波を待ち波に乗ると人は

幼少期よりサーフィンが好きで、小さな港町に越して来た女子大生ひな子。幼少期助けられた経験から、人助けを生業にしてきた消防士みなと。
二人は必然的な出会いから、やがて恋に落ちる
二人が過ごす永遠と思わせる楽しい時間
しかしある出来事によりその時間は終わりを告げる…

全体的に爽やかで、中盤以降のファンタジー要素も
作風にマッチしていてストーリー同様に綺麗で
そして纏りのある作品でした

声優さんは、アニメ映画定番の俳優さんによるもので
片寄涼太さんは綺麗なミックスボイスで歌声は勿論良いんですが、セリフ回しはやはり軽く感じるのは否めないです
川栄李奈さんは、演技も上手な方なので比較的良かったと思います。
二人が楽しくカラオケを装う歌声。時折り入る笑い声は
幸せそうな演技としては、私は和みました。

観終わった感想としては
これから訪れる人生のビッグウェーブにのって行かないと
いけない若い世代の方々に観て頂き作品だと思います

投稿 : 2019/12/22
閲覧 : 250
サンキュー:

29

みのるし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

シャレオツなアニメでした

なんかまあそんな感じでした。

ハナシはなかなか良かったですよ。
でもなんかあんまし入り込めなかったなぁ。

そんな幸せだった経験ないし(汗)

彼氏が亡くなってからのハナシからなんとなく受け入れやすくなり、そんでもって悲しみに打ちひしがれる暇もないうちに(いやほんとはそんなことなくて、時間内に収めなきゃならんので割愛したんだろうと思います)再びあの世から彼氏がやってきて女の子がどんどんあたまおかしくなってゆくくだりはなんとなくわかるかなと。


でもなんかボクはこれはあかんやつですわ。
なんかこうあかんやつですわ。


ボクはどっちかゆうたら『リア充爆発しろー』とかゆうて世間に背を向けて生きてるいけてないやつが主人公の話が好きですわ。


エグザイルもボクはあかんすわ。
なので歌があかんすわ。2人の思い出の歌がぜんぜんここにけえへんかったすわ。


ものすごええ作品やった思いますけど、ボクにはあかんやつでしたわ。

投稿 : 2019/12/10
閲覧 : 208
サンキュー:

8

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きみと、波にのれたらのストーリー・あらすじ

小さな港町へ越してきたひな子は、サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、消防士の港(みなと)と偶然出会い、恋に落ちる。お互いがなくてはならない存在となった二人だが、港は溺れた人を助けようとして、海で命を落としてしまう。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子。そんなある日、ひな子が二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中に港が現れる。「ずっとひな子のこと助けるって約束したろ?」死んだはずの港と再び会えたことを喜ぶひな子だが…。奇跡がもたらした二人の恋の行方は?そして、港が再び姿を見せた本当の目的とは?(アニメ映画『きみと、波にのれたら』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2019年6月21日
制作会社
サイエンスSARU
公式サイト
kimi-nami.com/
主題歌
GENERATIONS 『Brand New Story』

声優・キャラクター

片寄涼太、川栄李奈、松本穂香、伊藤健太郎

スタッフ

監督:湯浅政明、脚本:吉田玲子、音楽:大島ミチル

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