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「さらざんまい(TVアニメ動画)」

総合得点
72.5
感想・評価
308
棚に入れた
1230
ランキング
1131
★★★★☆ 3.5 (308)
物語
3.3
作画
3.7
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.4

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さらざんまいの感想・評価はどうでしたか?

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

前の2作品は・・・・・・

『ピングドラム』や『ユリ熊嵐』の人にしてはわかりやすい作品。
前の2作品はあまり好きではないけど、これは面白かった。

投稿 : 2023/04/01
閲覧 : 93
サンキュー:

0

白毛和牛 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

下品な描写が目立ち視聴に耐え難い

はっきり言って下品な描写が目立ち過ぎだしBL狙いも気持ち悪く
それに奇抜な演出も独り善がりだなとしか思えず全体的に見て視聴に耐え難い作品でした。

【評価】

5点・E級

投稿 : 2023/02/10
閲覧 : 117
サンキュー:

1

ネタバレ

ソース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:----

「繋がっていたいんだ!」

・安定の幾原節
・テーマは比較的分かりやすいかも?
・自己犠牲否定の流れはピンドラ,ウテナ等のアンチテーゼか?
・BL的演出が少し過剰だった気が...

投稿 : 2022/05/12
閲覧 : 292
サンキュー:

4

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

煌めけ、太陽肛門

幾原邦彦×ノイタミナ。
制作MAPPA&ラパントラック。

この生命も世界もきっとパロディだ。
{netabare}人の世の裏側「欲望フィールド」を舞台に、
奇想天外な物語が展開されまず興味は尽きない。{/netabare}
自閉した群衆はピクトグラムで描かれ、
素性も知れぬものたちがこの星を運行している。

少年たちが商店街の河童像を、
破壊してしまったことから物語が始まる。
その不思議な色彩の世界で、
少年たちは尻の中に太陽光線をきらめかせる。
これこそが「太陽肛門」である。

欲望を生産するのだ。
尻の中から欲望を生産するのだ。

最終話視聴追記。
娯楽性を担保し謎が牽引する物語である。
考察は必要もなく丁寧に語られています。
{netabare}人は尻子玉で繋がっている。
それを失うと世界とは繋がれない。
世界の外部へと弾き飛ばされるためだ。{/netabare}
未来は欲望を繋ぐものたちだけが手に入れる。

人も社会も、繋がれば傷付き失う、
それでも希望はその先にあるということでしょう。
始まらず終わらず、繋がらない絶望への反撃か、
世界はいつだって試されているのだから。

このエールはきっと、
始まらないあなたへ贈る太陽光線なのでしょう。

投稿 : 2021/09/14
閲覧 : 976
サンキュー:

54

あーちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最初は奇抜だけどいい話だった気がする

初めて見たときは、奇抜なお下劣アニメだと思って途中で見るのやめたけど再チャレンジしてみた。

始めはギャグなのかストーリーわからなくて、どんなテンションで見たらいいのかわからなかったけど、ニチアサみたいな感じで見ればいいのかな~とか思ってた。
でも、途中からバリバリシリアスになってきて、最終的にはなんかいい話だったっぽい。

癖が強いから1話でやめる人も多そうだけど、最後まで見ると割といい話なのかもしれない。
ただ、登場人物たちの倫理観というか、善悪の価値観は自分とはだいぶ違うな~とは感じました。登場人物が中学生だからかもしれんが。

投稿 : 2021/04/19
閲覧 : 495
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

バージェスモンスター

ニワカお断りプロご用達アニメ。ただアニメファンからも手放しで絶賛というわけもないようだが、演出的に美少女をメインに使えなかったのが要因か。

塗りも動きも良くアニメーションは気持ちいい。人間の想像力というものを考えされられる画面。多少のお下品さもご愛敬。だがしかし、だがしかしである。奇妙奇天烈荒唐無稽でファンタジックなファンタジー。やりたいテーマ自体はわかりやすい。ただこれを面白がれる器量が無かった。メッセージだけなら嫌いではないが、この形で表現する必然性があるのかどうか。最後まで見てないのでなんともなのだが、自分には自然と引き込まれるものがなかった。

コアなアニメファンでもなければ手に取る必要性はあまり感じられません。特殊な芸風の作家でも存在意義というのは確かにあると思います。まさにこれが自分の感性にドンピシャ!って方もいらっしゃっても不思議ではないし、なぜ世間はこれが理解できないのかと強く思われる熱狂的なファンもいらっしゃるでしょう。

多様性云々言わずとも商業ベースで制作されている時点で一定の支持はあるわけで、現在では個人製作でもなければマニアックとは呼べない世の中。アニメに比べれば制作のハードルが低い漫画なら、本気で理解不能な作品は腐るほどあります。それらに比べれればまだ見れないことはありませんが、時間を拘束されるという点でキツイ。ただ自分も音楽聴いてた時は狭いとこ掘り返していた自覚はありました。なのでこれはNotForMeというだけでこの作品を好きな方をどうこう言うつもりはありません。「ククク…この素晴らしさはニワカにはわかるまいッ」て言われても「そうですね!」としか言えません。

要するに変なアニメ。それが悪いとは思いません。ただフォロワーがいない時点で残念ながら途絶えていく系譜なのかなとは思います。

投稿 : 2021/03/17
閲覧 : 487
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

これが噂の「イクニ」ワールドか。

【2019年4月~】11話

・カッパvsかわうそ
・尻子玉集め
・繋がりたい

初めて幾原作品をちゃんと見た。
イクニワールドは評価が高いみたいだが…自分にはレベルが高かったか(笑)

よく分からない、「分からないけどなんか面白い!」
・・・といことにもならず。出直してきます。

音楽が楽しく頭から離れない。
映像は綺麗。

キャラ達も別に悪くないが…自分の好みではなかったかな。


♪ED 『スタンドバイミー』the peggies

投稿 : 2021/02/17
閲覧 : 383
ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「ユリ熊嵐」の幾原邦彦監督の新作は「バラ皿河童」?。。@1話目

公式のINTRODUCTION
{netabare}
舞台は浅草。中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人はある日、謎のカッパ型生命体“ケッピ”に出会い、無理やり尻子玉を奪われカッパに変身させられてしまう。 『元の姿に戻りたければ“ある方法”でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい』 ケッピにそう告げられる3人。少年たちはつながりあい、ゾンビの尻子玉を奪うことができるのか?! 同じ頃、新星玲央と阿久津真武が勤務する交番でも何かが起ころうとしていたー。
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:イクニラッパー
監督:幾原邦彦
チーフディレクター:武内宣之
シリーズ構成:幾原邦彦、内海照子
キャラクター原案:ミギー
キャラクターデザイン・総作画監督:石川佳代子
コンセプトデザイン:柴田勝紀、松嶌舞夢
美術監督:藤井綾香(スタジオPablo)
音楽:橋本由香利
アニメーション制作:MAPPA、ラパントラック
{/netabare}
キャスト{netabare}
矢逆一稀:村瀬歩
久慈悠:内山昂輝
陣内燕太:堀江瞬
ケッピ:諏訪部順一
新星玲央:宮野真守
阿久津真武:細谷佳正
久慈誓:津田健次郎
ゾンビ:加藤諒
吾妻サラ:帝子(少女式ヱリス)
{/netabare}


1話ずつの感想


第一皿:つながりたいけど、偽りたい
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
東京・浅草。中学二年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の三人は、カッパ王国第一王位継承者を名乗る謎の生命体ケッピと遭遇し、「尻子玉」を抜かれてカッパにされてしまう。人間の姿に戻るため、三人がクリアしなければならないミッションとはー?
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで
3人は、ゾンビの尻子玉を持ってこなくっちゃいけなくなったんだけど
そのためにカッパに変身してつながったせいで
おたがいの秘密を知っちゃったの。。



ゾンビを退治したあと、一稀クンの持ってた箱と
悠クンが出会った、コスプレ自撮り少女の謎がとけたところは
スッキリしてよかった☆


さいごに出てきた「お休みサラちゃん」って言ってた子って
一稀クンが言ってた「。。ボクとハルカッパだけのつながりなんだ!」
のハルカッパ、ってゆう子なのかな?

どうゆう、つながりなんだろう?


あらすじだけ聞くと
変身ヒーローが怪人を退治するおはなしみたいなんだけど
それってオマケで、ほんとに見せたいのは友情のおはなしなのかも?って


「さらざんまい」ってゆうタイトルとか「カッパ」ってゆうタグで
何となくお寿司のおはなしかな?って思ったけどw
メインキャラが男子で、お尻の穴から尻子玉。。って
腐女子向けタグみたい。。

幾原監督が女子向けに
「キズナイーバー」とか「ココロコネクト」みたいなのを作ったのが
今回のおはなしなのかな?


幾原監督のアニメって、背景とか演出がシャフトの新房監督のよりシュールで
おはなしもしょっちゅうあちこち飛ぶからムズカシくって
考えてもよく分からないまま終わっちゃうのが多いから
あんまり考えないで見た方がいいのかも?


あと、キャラはかわいいし、コメディも多くっておもしろいんだけど
お尻に頭をつっこむとか、ちょっと気もち悪いみたい。。
{/netabare}
{/netabare}
第二皿:つながりたいけど、奪いたい
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
「さらざんまい」にはおそろしい副作用があった。それでも一稀は、今日もラッキー自撮りアイテムを探して街をさまよう。ひょんなことから悠と鉢合わせ、二人は行動を共にすることに。一方、燕太は悠の重大な秘密を知ってしまいー?
{/netabare}
感想
{netabare}
先回のごほうびに3人は願いのかなう金の皿をもらったけど
燕太のどうでもいい願いに使っちゃって
3人はまた、カパゾンビ退治することになったの。。

一稀クンは弟の春河(ハルカッパ)のために
サラのコスを着て自撮りしてメールで送ったり
飼いたがってたにゃんこ(ニャンタロー)を見つけてきたりしてたみたい。。

今回はサラおすすめのラッキー自撮りアイテムで
にゃんこをさがしてたんだ。。


そのころ悠クンは
たぶん、大麻を育てて売ってる、とかそんな感じだったんだけど
袋につめた葉っぱをニャンタローに持ってかれて追いかけてたの

悠クンはお兄さんとヤバイ仕事をしてるみたい


次の日、2人で拷問してた男の人の死体が川から見つかったんだけど
それをやったのは2人のおまわりさんみたい?
2人で変な歌を歌いながらミュージカル?


それで、一稀クンと女装した悠クンがいっしょに
遊園地デートみたいなニャンタローさがし


それで今回のメインは
殺された男の人がなった、カッパゾンビを退治するおはなしで
3人が事件を解決して分かったのは
犯人の猫山が、ネコをさらって毛皮をはがしてたのは
猫好きのカノジョにフラれたから、ネコになるためだった、ってゆう。。。


ついでに分かったのは
ニャンタローは一稀クンがどこかの家からさらって
春河クンを喜ばせるためにノラ猫にしてた、ってゆうこと!


今回もらったのは銀の皿で、一稀クンがもらったけど
銀は5枚集めないとダメなんだってw


さいごは疲れて眠っちゃった一稀クンに、燕太クンがキスしてオシマイ。。



春河クン。。
あんまりかわいいから女の子だって思ってたら、男の子だったんだね^^

今回もおはなしが濃かったけど
ショタコン、ブラコン、女装でデート、BL。って
腐女子向け要素がいっぱい^^


それから2人組のお巡りさんは、どんな役なんだろう?

にゃんのカンだと、後半くらいまでサラがふつうにアイドルしてたら
実はサラがラスボス、ってゆうパターンかも?分からないけどw
{/netabare}
{/netabare}
第三皿:つながりたいけど、報われない
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
燕太はサッカーの「ゴールデンコンビ」復活を願いながらも、一稀への想いを募らせていく。そんな中、姉の音寧が一稀のためのミサンガを身につけたままゾンビに攫われてしまう。燕太の想いは一稀に届くのか―?
{/netabare}
感想
{netabare}
この前燕太クンが一稀クンにキスしたのって
今回の自撮りアイテム(?)の伏線だったのかな?

燕太クンが一稀クンと、またコンビ組んでサッカーしたい!ってゆう思いと
一稀クンのことが好き、ってゆう思いは伝わってきたけど
恋愛とスポーツいっしょにしたい、ってゆうのは
あんまりさわやかじゃないかも?

あと、いつもの通りでも分かりにくいのに
今回は燕太クンの妄想が、つなぎ目が分からないように入るから
どこまでがホントにあったことで、どこから妄想か、よく分からなかった。。


おはなしは、ちょっとずつ分かってきたけど、一稀、燕太、悠クンの3人が
自分の願いをかなえるためにカパゾンビをたおすってゆうおはなしで
少しずつみんなの願いとか、それを叶えたい理由とかが
分かってくるようになってるみたい?


今回分かってきたのって、たぶんだけど

あのおまわりさんコンビがラスボスに命令されて
つかまえた悪人を殺してカパゾンビにしてるってゆうのと

春河クンが、重い病気にかかってて
それで、一稀クンは春河クンに何でもしてあげたい!
って思ってるんじゃないかな?ってゆうこと。。


謎とみんなの関係が分かってくるところのがおもしろいみたい。。
{/netabare}
{/netabare}
第四皿:つながりたいけど、そばにいない
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
兄と離れて居候している悠のもとへ燕太がやってくる。「希望の皿」を一稀に譲って欲しいと頼み込む燕太だったが、悠にも譲れない望みがあった。一方、吾妻サラの握手会が開催されることを知った一稀が、悠に持ちかけたある計画とは―?
{/netabare}
感想
{netabare}
今回のお題は「そば」


カパゾンビは
常連の女性客のおふろから残り湯をぬすもうってしたそば屋の店主で
退治されて分かったのは、店主は残り湯でそばをゆでたかった、ってゆう
いつもみたくよく分からないおはなしだった。。


それから悠クンのおはなしで、そば屋をしていたお父さんたちが
友だちにだまされて大きな借金をして自殺したんだけど
その借金を返すために、お兄さんが組をうらぎってお金を横取りして
その事件に巻き込まれた悠クンは、組の人を殺した、ってゆうのが分かって


あとは、春河クンがサラの握手会に行くことになって
サラになりすましして春河クンとSNSしてる一稀クンは、バレないように
そのときだけ、サラと入れかわる計画を立てて
悠クンに相談したんだけど、そのおはなしは来週みたい。。


さいごに一稀クンは、自分の銀の皿を悠クンにあげようってして
止める燕太クンに、実は、春河クンが好きじゃない!って言ってオシマイ。。



これだけのおはなしに、変身バンクと
カパゾンビを作ってるお巡りさんコンビまで出すって
おはなしがすごく濃いよね?

それに、いろんなナゾと兄弟の絆のおはなしと
悠クンまでサラのコスプレした一稀クンを見て「ドキ!」ってしてたし
おいしいところもいっぱい!

来週も気になる^^
{/netabare}
{/netabare}
第五皿:つながりたいけど、許されない
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
吾妻サラの握手会当日。一稀と悠は極秘計画を実行に移す。そうとは知らず、春河とともに握手会にやって来ていた燕太が見たものは…?一方、ゾンビを使って欲望を集めている謎の警官、玲央と真武の関係にも変化が現れていて―?
{/netabare}
感想
{netabare}
とうとう入れかわり作戦やっちゃった。。

悠クンはサラをサラったけど
閉じこめようとしてもサラっと逃げられちゃう。。
サラの正体は河童だったみたい^^

それで会場にサラがあらわれて
一稀クンがニセモノだって、春河クンにもお父さんたちにもバレちゃった。。


それで、カパゾンビ退治のとちゅうで悠クンと燕太クンにバレちゃったけど

実は一稀クンは矢逆家に引取られた子で
お母さんに会いに行くとちゅうで春河クンが追いかけてきて
ホントの家族じゃないのバレないように追い帰そうとしたら
ついて来ようとして事故にあって、歩けなくなったんだって。。


矢逆家のみんなはいい人で、春河クンもいい子、一稀クンもいい子なんだけど
ホントのお母さんがいるって分かったせいで
家族がギクシャクしてくるって、見てて胸がいたかった。。

あと、悠クンと燕太クンも、どっちもいい子なんだけど
やっぱり合わないみたいでギクシャクしてるのも悲しいよね。。


それからいつも、おんなじパターンで進むのかな?って思ってたら
今回はカパゾンビをたおして尻子玉を取ったと思ったら
また取り返されて、3人は河童のまま。。

尻子玉を取りかえした玲央と真武たちは
メンテナンス、とか言ってたけど、実は2人はアンドロイドとかだったり?

あと、サラもいい人(?)みたいだけど
いつもラッキーアイテムとカパゾンビが集めてるものがおんなじ
ってゆうのはちょっとあやしいから
やっぱりラスボスだったりするのかな?

そのことも気になるし、毎回、次が楽しみ☆彡
{/netabare}
{/netabare}
第六皿:つながりたいから、諦めない
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
カッパ姿のままでいることを余儀なくされた三人。カッパ一稀の様子が何やらおかしくて…?一稀を励まそうと試みる燕太と悠も喧嘩中。そんな中、一稀の帰りを待っていた春河が行方不明になってしまった―!
{/netabare}
感想
{netabare}
敵の正体がカワウソ帝国で
カッパ王国をおそって尻子玉をうばって行ったあと
人間の尻子玉を取るために人をさらって殺して
カパゾンビにしてるって分かったの。。


それから春河クンを謎のおまわりさんの1人、玲央がさらって
それを知った一稀クンたちとケッピが取りもどしに行って危険な冒険。。

そのとちゅうで、尻子玉を抜かれた人は、誰ともつながれなくなって
はじめからいないことになっちゃうって分かったり

実は春河クンは、サシェの香りで分かった一稀クンのお母さんに
大好きなお兄ちゃんを取らないようにたのんで
一稀クンを傷つけた、って思ってなやんでたって分かって
春河クンを取りもどして、カパゾンビも消えたの^^



今回もとっても濃かった。。


自分だけは家族につながってない、って思ってた一稀クンが
家族の1番まん中にいた、ってゆうのが分かったところで
なみだが出てきちゃった。。一稀クン、よかったネ♪


Cパートに出てたのは人型だったけど
たぶん帝国が王国をおそったとき、玲央と真武が見つけたケッピで
ケッピからダークネスケッピが生まれてたみたいだったけど
2人がさがしてるのはそれなのかな?

それから、やっぱりサラは、いい人そう。。
カッパの王女さまだったりするのかな?

でも、ラッキーアイテムがおはなしとかぶるのって、たまたまなのかな?


ちょっとずつ謎が分かってくるのから、来週も楽しみになるよね☆


それから、カッパになった一稀クンと燕太クンが相撲をとったところは
BLっぽかったけど、BLニガテってゆう人は大丈夫だったかな?

あと、大好きな一稀クンと相撲をとって、くっついて
「これも妄想?」って聞く燕太クンに
痛いから妄想じゃない、って気づかせるのに
ケッピがパッチンガムを出したところはおかしかったw

おはなしが濃いだけじゃなく、ちょっとしたギャグもおかしいよね^^
{/netabare}
{/netabare}
第七皿:つながりたいけど、裏切りたい
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
夏休みを前にして、一稀と燕太は悠をサッカー部に誘う。三人の夏が始まろうとしていた。そんな時、燕太が守ってきた思い出の練習場が何者かに荒らされる事件が起こる。何かを計略している玲央と真武。二人の過去が、今明かされる―
{/netabare}
感想
{netabare}
玲央と真武は、玲央をかばって死んだ真武を
カワウソ帝国の科学者がアンドロイド化してよみがえらせてくれたんだけど
その代わり2人は
カパゾンビを作って尻子玉を集めないといけなくなったみたい。。


一稀クンと燕太クンが悠クンをサッカー部に誘ったおはなしは
練習場が荒らされたり、悠クンのお兄さんが逃げなくっちゃいけなくなったり
って、悠クンも入れた3人の仲が、事件がおきるたびによくなってくみたいで
にゃんはよかった♪って思ってたんだけど

ボールを集めるカパゾンビから尻子玉を取り返して、漏洩したヒミツが
荒らしも銀皿をぬすんだのも犯人は悠クンだった、って分かったんだけど
一稀クンが悠クンと仲よくしてるのがゆるせなかった、からみたい。。



玲央と真武は、人間界に来るとき
カッパからうばった「ダークネス」をつれてきたみたいだけど
どうなるのかな?


燕太クンが犯人、ってゆうのは考えてもみなかったけど
そんなに一稀クンのことが好きだったんだ。。

一稀クンが燕太クンを好きな気もちって
悠クンがいてもいなくっても、変わらないはずなのに

一稀クンが悠クンのことも大事にしてるとわかると
くやしくってやきもち焼くっておかしいけど
にゃんは燕太クンの気もちはなんとなく分かるかも?

この前、海外のレストランで、知らない人におごってあげてた人が
おごってもらえなかった人とモメて銃で撃たれたってニュースがあったけど
自分で食べた分は自分で払うのが当たり前なんだから、おこることないのに
人とくらべるとくやしくなっちゃう、ってゆう気もち。。

誰かとくらべなかったら、幸せなのに
誰かとくらべると不幸になっちゃうって悲しいよね。。


燕太クン、今までのままだったら一稀クンと友だちでいられたのに
それにカッパになったら、ヒミツが漏洩するって分かってるはずなのに
どうしてわざわざ自分から、きらわれるようなことしたの?

「ダークネス」にあやつられてた、とかそんなおはなしなのかな?

あと、ケッピとサラの仲のおはなし、はじめて出てきたけど
もしかしてケッピたちも何か、かくしてることとかあるのかも?
{/netabare}
{/netabare}
第八皿:つながりたいけど、もう会えない
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
仲違いしてしまった一稀と燕太。ふてくされた燕太が街で偶然出会ったのは、悠の兄・誓だった。指名手配がかけられた誓は、玲央と真武の包囲網から逃げ切れるのかー?それぞれの想いが交錯して明かされる、大切な記憶とは…?
{/netabare}
感想
{netabare}
燕太は街で出会った悠のお兄さんから
実は一稀クンと悠クンは4年前、サッカー仲間で
悠クンがお兄さんと逃げるためにサッカーすてたとき
一稀クンにあげたのがあのミサンガだったんだ。。

でも、一稀クンはそのときのこと忘れちゃってる。。


燕太クンと一稀クンは止めようってしたけど
悠クンはお兄さんと行こうってしてて
燕太クンが銀の皿を持って一稀クンのところについたら
一稀クンは、悠クンが行くのは燕太クンのせいだ、ってなぐってきたの。。

そんなところに、玲央と真武が来て、皿を取り上げて
あの「欲望か愛か?」の銃を一稀クンに向かって撃ったところに
一稀クンをかばった燕太クンが飛び出して撃たれちゃった。。



今回は、さいごに一稀クンをかばって撃たれた燕太クンがかっこよかったけど
燕太クンは、自分のために2人に悪いことしちゃったんだから
こうなるよね。。

「人を呪わば穴二つ」って、地獄少女で言ってたけど
悪いことしても、一生けんめいあやまったら、ゆるしてもらえるかも?

でも、ゆるされても、ほった穴はかってにうまらないから
その穴をうめる1番いい方法が、誰かが死ぬことだったりするのかも?

だから、人をうらんだりする前に、よく考えた方がいいって思う。。



せっかく春河クンのことがうまくいって、よかった♪って思ってたら
こんどは燕太クンと悠クンたちとすれちがいになっちゃって
みんな、ホントはいい子なのに、悲しかった。。

でも、燕太クンはきっと生きてると思う☆彡


あとはダークケッピって何なのか、気になる。。
{/netabare}
{/netabare}
第九皿:つながりたいけど、伝わらない
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
何も知らずに浅草を離れた悠。ひとり立ち尽くす一稀の背中を押してくれたのは…?一方で、カワウソに翻弄される玲央と真武の関係を決定づける出来事が起こる。その頃、兄と行動を共にしていた悠は、組織の抗争に巻き込まれてしまい―?
{/netabare}
感想
{netabare}
凍ってたケッピも治って
燕太クンはカッパに変身させられて動けるようになったけど
死にかけてるから銀皿を取り返さないと。。


あと、一稀クンが春河クンに「燕太クンを助けに行く」って話したとき
燕太クンをサッカーにさそったときのこと思い出したけど
そのときいっしょに、悠クンともいっしょだったこと思い出した。。


それから真武はボスに人工心臓、入れられて生き返ったみたいだけど
玲央に化けたボスにあやつられてボスの物になってるの。。

それで玲央は、本物の真武を生き返らせるために銀の皿がほしいみたい。。


それと、悠クンのお兄さんが、仲間割れで殺されちゃった。。

これって、悠クンが、お兄さんを生き返らせるのに
銀の皿を手に入れようってするパターン?



今回は、悠クンのお兄さんが殺されるおはなしがメインだったみたい

悠クンとお兄さんが子どものころのこととか回想が入ってて
2人が仲よしで、悠クンがお兄さんのこと大事に思ってるのは分かったけど
何人も人を殺してきたし、あんまり共感できなかった。。

殺された人たちにだって、大事に思ってた人がいたかもだから。。

ただ、悠クンも人を殺したり、薬を売ったりしてたみたいだけど
お父さんたちも死んで、お兄さんも悪いことしてたし
悠クンはまだ子どもだったから
これで正しく生きろ、って言ったらかわいそうみたい。。

お兄さんが悪いことできない人だったら、悠クンも幸せになれたのかな?

そう思ったら、お兄さんって、死んでよかったのかも?
ってゆうか「人を呪わば。。」だから、幸せになっちゃいけないのかも?

このおはなしで1番かわいそうなのって、きっと悠クンだよね。。


あと、真武もかわうそ。。じゃなくって、かわいそうだけど
玲央が死んだ真武を生き返らせるために、ほかの人を殺すって
やっぱりまちがってるって思う。。


さいごになったけど、今回1番よかったのは
一稀クンが春河クンに、ちゃんと
「燕太クンを助けに行く、あぶないかも?」って言えたことだって思う☆

もし、何も言わないで行って帰ってこなかったら
春河クンはずっと心配しなくっちゃいけなくなるから。。


あと、おはなしとは関係ないけど
悠クンが買い物したサークルケロの店員さんの声(アメ1個オマケです)って
変な感じだったけど、幾原監督さんが声をやってたみたい。。
{/netabare}
{/netabare}
第十皿:つながりたいけど、つながれない
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
一稀はカワウソ帝国のアジトに再び潜入することを決意する。その直後、玲央によってケッピが拘束されてしまった。ケッピと玲央、そして真武の知られざる秘密とは…?一稀は皿を取り戻し、燕太を救うことができるのか―?
{/netabare}
感想
{netabare}
カワウソが真武を生き返らせたとき、真武が「玲央のことが好き」
ってコクったら、心臓の機械が爆発するようにしたの。。

それで真武は「玲央がキライ」だって言って
それを聞いてた玲央は真武がニセモノだって思ってたんだけど
真武がカパゾンビにされて、カッパになった玲央が尻子玉を抜いた時
真武のそのヒミツが漏洩したの。。

それで玲央は、後ろから来た悠クンに撃たれて死んだの。。

そのあと悠クンは5枚の皿を手に入れた一稀クンに
「お兄さんを生き返らせるために、皿をよこせ」って言ったんだけど
一稀クンは皿を、燕太クンを助けるために使ったの

それで、絶望して、カワウソに連れてかれそうになった悠クンを
死んだはずのお兄さんがあらわれて助けて
縁の外に連れて行こうってしたところでオシマイ。。


あと、ダークケッピは、絶望に飲みこまれそうになったケッピが
自分の絶望を切りはなしたもので
取りもどして融合して、カワウソをやっつけるつもりだったみたい。。



今回は玲央がカッパになって、歌を歌ってて
いつもと違ってめずらしかった^^


いつもよく分からないところがあるけど
今回のおはなしは、とくに、よく分からなかったみたい。。

6話でケッピが、尻子玉を抜かれた人間は
「はじめからこの世界に存在しなかったことになる」って言ってたけど
玲央は真武のことおぼえてるし
抜かれた真武ゾンビがいつの間にか玲央といっしょにカッパになってたし。。

カッパがカパゾンビになって尻子玉を抜かれると、カッパにもどるのかな?


あと、真武と玲央は、ケッピの元部下だって言ってたけど
どうしてカワウソについたのかな?とか、カワウソの正体?


来週は最終回だけど、いろいろ分かるのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第十一皿:「つながりたいから、さらざんまい」(最終回)
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
兄に導かれ、縁の外側を目指す悠。あとを追う一稀と燕太は悠を取り戻せるのか…?ケッピとカワウソの戦いの行方は?愛も嘘も欲望も、すべての痛みを共有してきた三人は、今何を願うのかー?辿り着いた場所で、三人は何を見るのか―?
{/netabare}
感想
{netabare}
悠クンは、3年、牢屋に入ったけどハッピーエンド

ケッピは黒ケッピと合体してカワウソをたおして
サラといっしょにカッパの王さまと王女さまにもどって
玲央たちも生き返って部下にもどれたみたい^^



さいごまでよく分からなかった、ってゆうのと
ちょっとムリヤリ、ハッピーエンドにしちゃったみたいだったけど
ミュージカルだと思ったらよかったって思う。。

ただ、おはなしがむずかしい分
あんまり気もちは伝わってこなかったみたい

それでもさいご、牢屋から出てきた悠クンが川に飛び込んだところに
2人も飛びこんできたところはうるうるしちゃった。。
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。


浅草のご当地アニメで
絆とか、つながりのおはなしだったみたい。。

ちょっとBLっぽいところと下ネタっぽいおはなしが多かったけど
にゃんはあんまり気にならなかった^^

いつもの幾原監督のアニメみたく
リアルの世界にファンタジーが混ざったみたいなおはなしだから
むずかしかった^^

でも、キャラもマスコットキャラのデザインがかわいくって
絵はずっときれいだったし
変身バンクとかセリフとか歌がくり返されて、耳にのこって中毒になりそうw


ナゾとか多くって、気になって、いつも次が楽しみだったけど
さいご、いろいろ分からないところが多いまま
ファンタジーでちょっとムリヤリまとめちゃったかな?って
ちょっとザンネンかも?

でも、ふつうにいいおはなしでよかった☆

投稿 : 2020/12/19
閲覧 : 914
サンキュー:

49

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

2クールやって欲しかった

イクニ作品が好きで見ましたが結構面白かったです。でも尺が足りてない感は否めない・・・その分疾走感は凄かったです。考えるな、感じろ

投稿 : 2020/11/13
閲覧 : 320

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

奇をてらいすぎか

浅草や合羽橋を舞台にした 少年達の話。
ご当地アニメ的でもある。
暗い部分を強調しすぎないためか、
あまり笑えない 奇妙な演出が多い。
新しいものを作りたいのかもしれないが、何も残らないなあ。

投稿 : 2020/11/05
閲覧 : 275
サンキュー:

2

ネタバレ

タン塩 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ちょっと難しかったけど

面白かった!絵が綺麗で見やすい
曲が頭から離れない

投稿 : 2020/03/31
閲覧 : 277
サンキュー:

2

きつねりす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「男同士」にフォーカスを当てた幾原作品

やっぱり幾原作品だなーという印象の作品。
美少女漫画っぽい美形のキャラクター達、挟まれる曲のインパクト、一見ぶっ飛んだ世界観、不要な部分を省くことで浮き出てくる違和感、意味深な言葉の応酬と一筋縄では読み解けないストーリー展開・・・
「ピンドラ」、「ユリ熊」と見てきましたが、前例に漏れず「天才・幾原邦彦の頭の中」を覗き見したようなアニメでした。凡人が見てもそう簡単に理解させてくれない。そんな作品だと思います。「見る人を選ぶアニメ」というか。
今作は「男の友情」というところに主題が向けられているので、「兄妹愛」のピングドラム、名前通り「百合」のユリ熊とはまた新たな切り口で新鮮だと思います。しかし内容的には幾原監督が得意とする「同性愛」や「略奪愛」のようなものも含まれているので、やはり内容としてはカラッとした男の友情というよりは、嫉妬・同族嫌悪・愛情の裏返しといった大分ディープな感情を含んだ濃厚なものになってきている感じがあります。だからこそ作品自体の濃度が高く、面白みを感じるのですが。
これまでの例に漏れずこの作品もシリアスに終着するよう持って行きたかったんだろうと思いますが、「尻子玉を抜く」という若干ギャグっぽい設定やコミカルな描写のせいでラストも感動というより冷めてしまったような感想を持ちました。サブストーリーとして展開していた真武と玲央のラストも多少強引だったような印象。
11話という話数は平均的だと思いますが、この作品にとっては少し短かったのかな、とも思います。「これが幾原流」と言えばそれまでなんでしょうけど。

投稿 : 2020/03/03
閲覧 : 366
サンキュー:

2

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

腐男子の妄想

腐女子ならぬ。。この世には「腐男子」なるものが存在する。

幾原邦彦監督は「ウテナ」も「ピングドラム」も女子の目線でアヴァンギャルドに。。オシャレに下ネタを展開する。しかも臆面もなく。

百合やBLなどの耽美的な作品が好きなんだろう。

その性癖を全開する様に、多くのアニメファン(主に女性)が飛びつくのだ。

あと、アニメでは珍しく荻窪や阿佐ヶ谷や下北沢などの西東京ではなく、浅草や両国といった東東京を舞台にしている。

考えてみれば、「好色一代男」などの江戸前期のBL本は東東京が主に舞台なので、「吾妻橋」などから見るにかなりそこを狙っているのだろう。

「ピングドラム」同様にかなり先鋭的です。

投稿 : 2020/02/25
閲覧 : 627
サンキュー:

14

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

さらっと・・・

オリジナル作品(2020.2)
レヴュータイトルのようにサラっと・・・観れる作品とは言い難いですね。
作画や音楽、声優陣なんかは個人的には好みです(釘宮ショタ弟を始め男性声優陣はなかなか○)。制作MAPPAさんの闘う姿勢は感じられました。
内容としては最初は「タイムボカン」シリーズの如く唄や踊り等交えつつ決まったパターン劇を1話づつ繰り返しながら人の欲望収集(解放)し、徐々に主人公達の家族、友人としての繋がりも欲望の一つと捉え人間ドラマに仕立てようとしてるのではないかと思います・・・個人的にはあと1話(全11話)あったらもう少し最後綺麗にできたんじゃないかなと思っています。
ただ、初回があまりにエキセントリックな表現すぎて続けて視聴できるか高いハードルだと思います。また最後までつきあったとしても作品全体としての充分な満足度は得られない気がします。声優陣やノリといった個別の楽しみ方を見出す事が肝要でしゅ!

私のツボ:かいそう 海藻・回想・改装・階層・回送・・・

投稿 : 2020/02/08
閲覧 : 237
サンキュー:

6

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

三匹が掘る!

何を?ってそれは言わぬが花。
主人公らネーミング元ネタがまんま『三匹が斬る』でした。

そもそもの視聴動機は「ノイタミナ」だからとわりとノーマーク。幾原邦彦監督作品も当方初です。


いつから芸術に哲学というものが持ち込まれたのだろう?

と思うことがあります。美術館では音声ガイドオプションが当たり前となり、クラシック音楽も“解釈”というものが幅を利かせております。
たまには小難しさより見たまま感じたままの分かり易さを求めたくもなりますが、今回の芸術作品もところがどっこいなわけであります。

・・・抽象的な作品のレビューはちょっとやっかい(愚痴)。もといおそらく解釈いろいろで面白いレビューが数多く出てきそうなタイプ、というのが視聴後印象。


本作『さらざんまい』は浅草と上野の中間合羽橋近辺の東京下町で繰り広げられるカッパのお話。
そんなスタッフの悪ノリから生まれた浅い話かと思わせといて、それこそ正真正銘の“カッパ淵(岩手県遠野)”の水深よりかは深いと思われるちょっぴり良いお話でした。


 “テーマは繋がり”


物理的に、精神的に、「繋がること」の定義も定まらない中、善玉も悪玉も大切に思う人との結びつきを求めて苦悩します。そして「繋がるとは何ぞや?」は毎話形を変えて繰り返されます。
{netabare}カパゾンビから抜いた尻子玉をケッピに転送する時の“漏洩タイム”。インターネットでも送信する時にはネットワークを繋げる必要があるわけでして、ここで繋がるということは、不必要または心を抉られるネガティブ情報にも触れることでもあるという暗喩。
「繋がること」を無条件に賛美するでもなく、それでも「繋がること」で乗り越えられる未来に希望を見い出す内容でした。{/netabare}


合わせて面白いと感じたのが、対抗する概念であると作中で位置づけられていた


 “愛と欲”


このへん踏み込むと長くなってしまうので、今回は、皿っとサラッとさらざんまいでぃっしゅ 
※注 シラフです
{netabare}結局のところ両者を明確に分かつことはなく、むしろ一緒だねというミスリードでした。{/netabare}


この繋がりだなんだであったり、愛と欲であったり、小難しい(っぽい)のは実は話数がだいぶ進んでから自分は気づいたよというのがお伝えしたかったこと。
伏線でもなんでもないものにしばらく気づかなかったのです。
{netabare}私みたいに後から気づいた方でも、最終盤ではこれでもかと出てくるので序盤中盤100%スルーしてても問題ありません。{/netabare}

その理由は他に気を奪われていたから。小難しい(っぽい)のなんて感づく暇もないくらい圧倒的な映像表現に目がいき、中身より見た目に気を取られておりました。


 “高揚感と生理的嫌悪感”


こちらが交互に押し寄せると言ったほうが適切かもしれません。そのへんは観りゃわかる(笑)
似たようなところで、“芸術”といえるかは微妙ながら映像表現はシュールです。醸し出す雰囲気はやや淫靡かしら。
{netabare}第2話で女装がばれたり、第3話でガチホモ展開きたり、序盤からついていけません。{/netabare}
{netabare}だいたい肛門突入からの液体ブシャーッ!なんて妄想たくましい自分には相当きついものがありました。{/netabare}
目が釘付けになるんだけれどなんか嫌っ!という感覚。



とここまできてふと感じた大事なこと。
結局のところ“哲学”なんてどこへやら、見たまま感じたままを楽しめてたことに気づきました。
哲学なんて仰々しいもんではないでしょうが考察するには楽しそうな作品。繰り返しますがかっぱ淵程度の深さです。


曲はEDがすこぶる良いですよね。FM横浜でのthe peggiesのライブをラジオ経由で聴きました。MC含めて上手に空気を作っていて、将来楽しみなアーティストさんです。
実写とアニメの融合したED映像については、深夜の人気のない都会の景色をもってくるのが通ですよね。グッときます。
例えば深夜遅くだったり朝まで飲んで家路につこうかという時。周囲に人っ子一人いない景色を見たことのある諸氏は多かろうと思います。

 “世界の中に自分ひとり”

という感覚になった経験ある方いらっしゃいませんか?自分にはあります。そこにきて曲題『スタンドバイミー』“そばにいて”です。
{netabare}毎度ED直前の「繋がりたいけど○○」メッセージを最終回で全投入してくる演出もGOODでした。{/netabare}



もう少し考える系の作品だと注意がそちらに行ってたかもしれません。
生理的嫌悪感がその他の要素を上回らない限り、このシュールなアニメーションを楽しめるんじゃないかと思います。
クールで一本くらいは欲しいかな~と私が思っている “作家性の強い作品” という位置づけです。
この目新しい感じ。好奇心という名の欲望を手離すな!と劇中からの引用で締めることにしましょう。



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2020.01.27
《配点を修正》+0.1


視聴時期:2019年4月~6月


2019.06.21 初稿
2019.07.16 修正
2020.01.27 追記/配点修正

投稿 : 2020/01/27
閲覧 : 1027
サンキュー:

51

ぽぉ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

尻子玉

いい意味でも他の意味でも、
イクニの世界。
わけがわからないけど、
好き。
サラー!サラー!

ソイヤァ!

投稿 : 2019/12/27
閲覧 : 150
サンキュー:

3

なまふ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

イクニファンだけが楽しめるアニメ

劣化版輪るピングドラム

人気だと言うから観てみたけどこれの何が面白いの?てなってエンドロールで監督見て納得した。

不思議なテンションで中二病を引き付けるので人気なんだろうな。
案の定「こうゆう一般人には理解できない話がわかる俺賢いしかっこいい」ていうイキリヲタクばかりが皆絶賛してて納得。

男キャラ多かったしBL人気なのかも。
自分にはキャラの感覚も合わないし疲れるから作業BGMですらきつかったので断念した。

投稿 : 2019/12/15
閲覧 : 289
サンキュー:

3

70366 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

作画と音楽がよすぎる。
でも物語がまるでダメ。

すごく残念。いろんな意味で。

投稿 : 2019/11/16
閲覧 : 212
サンキュー:

2

ネタバレ

anime さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

浅草、カッパ、さらざんまい

浅草を舞台に、様々な事情を抱えた男子中学生たちが謎のカッパに出会い、願いを叶えるために敵である「カパゾンビ」たちと戦っていくお話。

「愛と欲望」っていうおっきなテーマをこんな形でストーリーに落とし込んで映像化する発想力は見事。幾原作品らしさが思いっきり楽しめます。

タイトルからして大分ふざけた感じを想像したのですが、結構深みを感じるお話でした。

特に作画・映像には文字どおり見入ってしまう魅力が。
ストーリーもナナメ上の現実離れした展開があったかと思うと、どうしようもなくリアルな世界が描かれたりと飽きさせません。

派手な演出の「カパゾンビ」との戦いがある一方で、3人の主人公たちがそれぞれ抱える事情に向き合って、喧嘩したり、疑心暗鬼になったりしながらも友情を深めて成長していくという、ちょっぴりほろ苦いけど爽快感のある青春ドラマもしっかり心に刺さってきました。

正直クセがあって受け入れられない人もいるかもという感じもしますが、間違いなく完成度は高く、ここでしか味わえない独特な空気感を持った良作だと思います。

投稿 : 2019/10/29
閲覧 : 221
サンキュー:

2

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少年たちのヴェールが脱がされてゆき、逸る気持ちが抑えられない

ノイタミナ枠。幾原邦彦監督作品で、『輪るピングドラム』同様、比喩と過多な演出、歌とダンスと、結局の所どういうことなのか誰か教えてくれと言わせんばかりに意味のわからないシナリオがふんだんに使われた作品です。
主人公は3人の少年たちで、突然現れた謎のカッパ「ケッピ」に、強引に尻子玉を抜かれてしまい、カッパになってしまう。
もとに戻りたければカパゾンビの尻子玉を抜く必要があり、見事、カパゾンビを見つけ出して尻子玉を抜いた三人はご褒美として願いの叶う希望の皿を与えられる。
だが、皿は五枚集めなければ願いは叶えられない。
3人はそれぞれの思惑のためにカパゾンビから尻子玉をかっぱらうというストーリー。

なぜ尻子玉を抜かれるとカッパになるのか、カパゾンビとは何か、そもそも人語を操るこの「ケッピ」という生命体は何なのか、なぜこのアニメのキャラクターは皆、示し合わせたように歌って踊れるのかなどなど、作中説明は無く、ありのままを受け入れる方が楽しめる作品です。
キャッチーな作風の割には、殺し、麻薬、裏社会、女装、ゲイ、ハードコアなど、ハードなテーマを扱っています。
序盤はこのカッパになる3人の男の子の決して漏らせない秘密が、さらざんまい (カパゾンビから抜いた尻子玉をケッピに転送するために行う3人の感覚共有の儀式。何故か全裸で決めポーズを取る必要がある) により詳らかになります。
そのため、序盤は結構ドロドロした展開が多く、意味はわからないが中毒性があり、続きが気になる内容でした。
玲央と真武という謎の警官二人組が、カパゾンビの素質のある人物から欲望を搾取してカパゾンビを生み出しているのですが、欲望搾取のシーンが二人の警官による歌とダンスになっていて、欲望搾取とさらざんまいの2つの長いバンクシステムが、特に序盤は毎話のように使われています。
最初は使い回される演出に手抜き感があったのですが、やがてそれが癖になり、バンクが無い回の方が物足りない気持ちになりました。
序盤はバンクが多い分、ストーリーが薄くなりそうですが、毎話少しずつ主人公たちの秘め事がおおっぴらになる展開に逸る気持ちが抑えられませんでした。
女子がほとんど出てこないアニメなのに、この気持ちになんて名前をつけようか。

一方で後半は序盤漏洩した事実はあまり重要視されず、3人の絆はサッカーなどで繋がれ、罪は償われる、どちらかというと爽やかな展開となったのは残念です。
カパゾンビになった人々への救済もなく、回想シーンが妙に多くなり、序盤はそれでもキャッチーなバンクと少年たちの脱がされていくヴェールに夢中になれたのですが、終盤は失速を感じました。
個人的にはむしろ説明は不十分のまま、わけがわからないまま勢いで最後まで行って欲しかったなと思いました。

投稿 : 2019/09/15
閲覧 : 286
サンキュー:

6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

最初から最後までよく分からないのに、何故か続きが気になる作品でした。監督さんのワールド全開の作品です。声優さん目当てで見ていましたが途中出てくる歌が妙に耳に残って凄く中毒性のある作品だったと思います。
最近のアニメにしては珍しく短めだったのでさっと見られる作品だと思います。BL要素があるのでそれはご注意を!

投稿 : 2019/09/04
閲覧 : 215

猫耳サイクロップス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

女性向け?

ピングドラムよりちょっと難易度低め。
だけどホモ要素を足した感じ。

総評:
「人類にはちょっと早いアニメ」

投稿 : 2019/08/17
閲覧 : 278
サンキュー:

5

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もう少し攻めても・・・

女装、BL、大麻・・・

いろいろぶっこんで来た割に

かっぱVSかわうそが

なんのメタファーか解らないまま

画の不思議感や何やらで

そこそこ面白かったです。

かずきが女装する意味があまりに普通過ぎて
やはりそこは趣味であって欲しかった。

もう少しえんたとのからみも欲しかった。

吾妻サラやはるかやら材料が揃っているだけに

もう少しぶっ飛ばしてよかったのに

青春物語になってしまったのが残念。

取り敢えず、聖地巡礼してこようか。


OPは神。
EDは超神。

投稿 : 2019/08/16
閲覧 : 302
サンキュー:

5

かんろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

今回は下品だけど、唯一無二!質の高い、癖になる、幾原ワールド

幾原監督の前の作品に比べると
ちょっと息切れ感が感じられて残念だったから、
星の数が少し減っちゃうけど、
脚本、演出、濃厚なメッセージ性、
やはり、幾原監督にしか出来ない
質の高い唯一無二な作品。
こんな作品、他にない。
終わっちゃうとそれを痛感する。
また、
次の作品で監督の次なる考えを
観るのを楽しみにしています。

OPもいいけど、
EDが美しくて涙、勉強になります。

投稿 : 2019/08/12
閲覧 : 298
サンキュー:

6

ネタバレ

nabeyoko2 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

つぼる

ほんと、中毒性あるわー
こっそり、さらっとってポーズを練習してしまうほど。
回るピングドラムを思い出したけど、同じ監督の作品なんですね。
おもしろい。

投稿 : 2019/08/09
閲覧 : 223
サンキュー:

3

ネタバレ

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

愛の鬼才が現代人の「繋がり」を問う

☆物語&感想☆

2015年に放送された「ユリ熊嵐」から4年余り…
思えばイクニ作品との出会いは「ユリ熊嵐」が初めてのことだったわけですが、
あの時受けたインパクトは本当に大きく衝撃的だった。
あれから色々作品を観てはいますが、純粋に感動できる素晴らしい作品は数あれど、
あの時受けたインパクト以上の作品とは出会えていない。
やはりイクニが作る作品はワン・アンド・オンリー、彼にしか作れないのだと、
本作を観た後でも思った次第。

さて、本作1話目を観て思ったのは…なんやねんこれ?と。
これはもちろん彼の作品に於いては良い意味で想定内。
1話観て大体の物語の道筋や、目的、方向性が分かるものが多いなか、
イクニ作品に於いては意味不明、予測不可能なのが特徴でもある。
(最後には感動的な結末がある事はファンなら知っている)

これは自分が思うに、ある意味イクニが視聴者を振るい落としに掛けているのだと思う。
1話から尻の中に突入する画はシュール過ぎ、正直観るものを当惑させるに充分なものだったし、
どうやら出てくるキャラが殆ど男ばっかりでBL的な要素があると察知した視聴者を、
早急に撤退させるに充分な要素が揃っている。
前作で言うなら「百合」でアレルギー反応を起こさせ観るものを振るいに掛けた訳だが、
このような、1話観て訳が分からなくて、BLとか百合要素くらいで切るくらいの視聴者には、
どうせ観ても作品の本質やメタファーの意味合いなどは理解できないだろうから、
観なくて結構と言うことなのだろうと思う。

彼の作品の特徴として、明確なテーマを掲げ幾つかのキーワードを繰り返し使用する点がある。
本作においてはテーマが「つながり」キーワードは「欲望」「愛」など、
これらの言葉が本作中何回も何回も繰り返された。
難解なイメージのあるイクニ作品だが、本作のキーワードであり彼の考える「欲望」は、
自己中心的なエゴイスティックなもの、
に対して「愛」が見返りを求めない無償のもの、と先に捉えておくと、
彼の作品のもう一つの特徴でもあるメタファーの意味が解らなくても、
(例えば頻繁に登場した㋐の意味なんかが解らなくても)
物語の内容自体は過去作品と比べれば比較的理解しやすかったのではないかと思う。

キャラクターが発する言葉の真意や、映像のメタファーの分析をしなければ、
彼の本当の考えや思いは窺い知ることが出来ないと思うけど、
{netabare}10話のサラとハルカの会話の中で、
「この世界は再び試されようとしている、繋がっているのか繋がっていないのか」
11話の「喪失の痛みを抱えてもなお、欲望を繋ぐものだけが未来を手にできる」
「大切な人がいるから悲しくなったり嬉しくなったりするんだね。そうやって僕らはつながってるんだね。」{/netabare}
という台詞は物語の前後の繋がりから考えると、
珍しくストレートに彼のメッセージが現れた部分として受け取れるのではないかと思う。
そこから考えるものは各自人それぞれだろうと思うけど、
何かしら観た人それぞれが実際の「つながり」を考えさせられるような、
本作に於けるイクニのメッセージは随所に見られたのではないだろうか。
恐らく本作では過去作よりもイクニは意図的に視聴者にメッセージを解りやすく伝えたかったのだろうと思う。

そうは言っても、やはり相変わらずメタファーを読み解くのは難しい。
解らなくてもいいけど解ると更に面白い。
個人的には何となくこういうことなんかな?何となく意味ありそう、位な軽い感じで、
ネットで分析されている記事なんかを見てなるほど、
とか答え探しをしたりするのが楽しいし、
そういうライトな楽しみ方もありなんじゃないかと思ったりしている。
その上でもう一度作品を観返してみると、なるほどと納得できてまた面白い。

そんな中、本作を検索してると{netabare}ラスト3人死亡説{/netabare}
みたいな驚きの解釈、考察も出てるじゃないですか。
根拠を見ていくとなるほど、そういう考え方もあるなと興味深かったし、
こういう楽しみ方が出来るのもイクニ作品ならではだなと思う。

☆声優☆

前作と比べると人気実力共に安定した声優の豪華な顔ぶれでキャスティングもドンズバ。
レオ&マブに宮野、細谷さんという起用は腐女子も納得だろうし、
宮野の演技は特に素晴らしかった。
個人的にはハルカ役に釘宮さんを起用してくれたのが嬉しい。
そういや前作でも起用されており役柄も少々似ているのは気のせいだろうか。
恐らく何らかの意図があるに違いない、と思ったりもするけど、
単にイクニが自分同様釘宮押しなのかも知れない笑

豪華な顔ぶれのなか、驚いたのはサラ役で起用された帝子という人。
聞きなれない人やなと調べてみると、
監督がプライベートで知り合ったインディーズバンドのヴォーカルらしい。
つまり女優でも声優でもない言わばド素人の起用と言うことになるが、
こんなことを広告代理店やスポンサーに影響を受けやすい、
ノイタミナ枠でやってのけるイクニはやっぱり凄いと思う。
イクニ曰く「振れ幅が欲しかった」とのことだが、
特徴的で不思議な印象の声は作品内で非常に良い効果が出ていたと思う。

☆キャラ☆

1クールオリジナルの場合、キャラが多くなると当然存在感が薄くなる事が多いが、
この辺りもイクニはしっかりと解っているなと思う笑
各キャラクターの過去~現在に至るドラマ、想いが全て丁寧に表現されていたと思う。
BLに興味のない自分にもレオ&マブの思いには思わず涙

☆作画☆

純粋に人物の造形、背景の美しさや浅草の再現性はかなり高く、
劇場版作品でも充分通用するレベルだったと思う。
キャラクターと全く繋がりのない通行人などの所謂モブに関しては、
記号のような扱いで描写されていたのも印象的だった。
またイクニ独自の奇抜な演出に合わせたCGや実写映像の挿入、
アニメでは珍しくEDには実写映像にVFXを組み合わせるなど、
やはり作画面に於いても並の監督にはない、個性やセンスが際立っていると感じる。

☆音楽☆

前作はイクニがEDの歌詞を書いたり、作品の世界観への拘りも非常に感じられたので、
所謂アニソン歌手が歌わないノイタミナ作品において一抹の不安もあったのだが、
この点に関しては杞憂に終わった。
OPは繋がりをテーマに、この作品のために書かれた曲で開放感がある良曲だったし、
EDはレオ&マブの関係なんかを想起させる歌詞だったり、曲としてよく出来ていた。
AパートからのOP、BパートからのEDへの繋ぎがとても良かったのも好印象。
最終話はEDの後にOPを持ってくるのも良い演出だった。
その他劇中曲の「さらざんまいのうた」や「カワウソイヤァ」は繰り返されたことで中毒性があり、
サラ役の帝子が歌う自身の楽曲「放課後カッパー」もインパクトが有った。

劇伴は「輪るピングドラム」「ユリ熊嵐」同様に橋本由香利さんが担当。
この人の最近の仕事では「3月のライオン」が本当に素晴らしかったけど、
本作でも劇中曲含め良い仕事だった。
この人はどんな作品にでも合わせられる柔軟性やセンスを持っていますね。


繋がりたいけど、繋がりは脆く壊れやすい。
現代におけるSNSやネットでの繋がりなどは、最たるものだろうし、
本作を観てもそれはイクニの言いたいことの一つとして受け取れる。
「あにこれ」での繋がりも、自分は度々放置してしまうし、正直いつ終わってもおかしくない。
他人に読んでもらいたい、認めてもらいたい、共感してもらいたい、
そんな欲望をどれだけ持ち続けられるだろうか。
記事を書くという行為はその労力に比べれば見返りは殆ど無い、それは愛だと言えるかも知れない。
自分はどれだけアニメを愛しているのだろうかと。。
イクニのメッセージが胸に突き刺さる。

投稿 : 2019/08/04
閲覧 : 350
サンキュー:

11

くにちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

おもしろい?

作品自体はナンセンスの塊なのですが、中毒性があります。ただ後半にかけて若干息切れ感があったかもしれません。あと諏訪部さんは何でもやるんですね。

投稿 : 2019/07/29
閲覧 : 245
サンキュー:

3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

つながっても、見失っても。手放すな、欲望は君の命だ。

ノイタミナ作品という理由で視聴を決めた作品です。
この作品はオリジナルだったみたいですね。
監督が幾原邦彦さんであることが一目瞭然で分かる作品でした。


舞台は浅草。
中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人はある日、謎のカッパ型生命体“ケッピ”に出会い、
無理やり尻子玉を奪われカッパに変身させられてしまう。

『元の姿に戻りたければ“ある方法”でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい』
ケッピにそう告げられる3人。少年たちはつながりあい、ゾンビの尻子玉を奪うことができるのか?!
同じ頃、新星玲央と阿久津真武が勤務する交番でも
何かが起ころうとしていたー。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
正直序盤は何がなんやら…^^;
作画がしっかりしているので、何とか視聴できている感じ…
終盤で一気に伏線を回収する展開なので、そういう作品だと割り切って
目の前で起こっていることをただ楽しむことに専念すれば良いんだと思います。

ラストの展開はある意味想定内…
まぁ、アウトラインだけですけれど…
でもそこに至るプロセスはあまりに難解で突飛で、想像の遥か斜め上をぶっ飛んでいました。
これは完全に「幾原わーるど」全開の作品だったのではないでしょうか。

「少女革命ウテナ」には感動させて貰いました。
「輪るピングドラム」は未視聴ですが、癖のある作品だと聞いています。
「ユリ熊嵐」は視聴しましたが、演出が凝っているのか、派手なのか、はたまた回りくどいのか、正直良く理解できませんでした。
本作品も系統的には「ユリ熊嵐」の毛色だと思います。

でもアニメという媒体を駆使して表現しているのは理解できました。
仕草や動作にもこだわりを感じましたし…
でも万人に勧められるか…と問われると答えに窮します。
物凄く癖のある作品なので、好きな人はとことん好きだと思いますけど、真逆の印象を持つ方も好きな人と感じくらい存在する作品の様な気がします。

一方、物語終盤の疾走感は半端無かったと思います。
色んな伏線が繋がって…でもそこから大どんでん返しが待ちうけているのが幾原ワールドの真骨頂…

でも、欲望が命だったら、何故カッパゾンビを討伐しなければならないのでしょう。
どう考えても、この物語の正義は真逆です。
必ずしも正義である必要は無いと思いますが、それなら討伐する大義名分が見当たりません。
うーん…やっぱり難しい^^;

心の中で秘めている思いが漏洩したら…
しかも一番知られたくない人に漏洩すると思うと穴があったら入りたくなります。
でも、この作品が見据えているのはその先…

ホントに人と繋がるためには表面だけじゃ駄目なんです…
自分の全てを受け入れて…受け入れて貰わないと、本当に繋がっているとは言えないんです。
もちろん、表面だけの繋がりだって沢山あります。
人と人の付き合いって、その多くが表面だけなのかもしれません。

でも、身近になればなるほど…同じ時間を共有すればするほど、本当の繋がりが必要になってくる…というより寧ろそれが必然なんだと思います。

3人が物語の先でどんな繋がりを手にするのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、KANA-BOONさんの「まっさら」
エンディングテーマは、the peggiesさんの「スタンドバイミー」
個人的にはエンディングの方が好みでした。

1クール全11話の物語でした。
若干尺は短めですが、物語としては綺麗に纏まっていたと思います。
ラストの纏め方も個人的には良い感じでした。
この作品をホントに理解するなら1巡の視聴だけでは難しいと思います。
勢いに任せて完走した感があるので、時間が取れたらもう一度しっかり視聴したいと思います。
きっと色々見落としているから難しく感じるのだと思うので…

投稿 : 2019/07/28
閲覧 : 364
サンキュー:

20

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

欲望か愛か

視聴理由 ノイタミナ

序盤 謎の既視感!

中盤 正体は「輪るピングドラム」などの幾原邦彦監督

終盤 えぇ

既視感の正体は幾原邦彦監督だった。そりゃ意味わかんないわwピングドラムとかもそうだけど暗喩や伏線が多すぎる
流し見じゃ全部を理解できない
ただでさえ普通に見てても全部はわかんないのに

この話は繋がりたいけど…な男子たちの話
ジャンルはなんだろ…
ファンタジーかな?
難しさ的にはピングドラムの方が難しかったかな

はい今回もモブはピクトグラムです
幾原監督の特徴ですね
そしてやはり暗喩が多すぎる
多分考察する人が出てくるだろうから私はしないけど考察しがいがある
時間がある時にでも考察しよ

正直話の展開的には微妙
なんだかよく分からない力によってなんか解決しちゃったみたいな流れがあまり気に食わないなぁ

作画は結構良かった
opはKANA-BOONさんの「まっさら」
edは青ブタopを歌ったthe peggiesさんの「スタンドバイミー」良曲

投稿 : 2019/07/23
閲覧 : 534
サンキュー:

17

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえずの簡単な感想

 演出、作画、テーマ性などなど、幾原 邦彦監督らしいなという印象で、自分の色が強く出る
タイプの監督ゆえに好きな人と嫌いな人が別れそうな印象。個人的にこういう個性的な作品は好き
なんだけど。
 結末に関しては全面ハッピーエンドではないビターなものだが、これまでの幾原作品に較べると
随分と明るく前向きな終わり方。

 「少女革命ウテナ」から始まって、作品を連ねるごとに話数が減ってきているが、本作はついに
11話まで減ってしまった。
 短くなったことで話がポンポン進んでいく感が強くなり、そのために勢いを感じたり、テーマ性が
判りやすくなった感がある反面、展開などは駆け足感が強く、キャラクターの掘り下げなどは
弱くなってきている感が。

2019/07/10
2019/07/19 誤字修正

投稿 : 2019/07/19
閲覧 : 259
サンキュー:

7

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さらざんまいのストーリー・あらすじ

舞台は浅草。中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人はある日、謎のカッパ型生命体“ケッピ"に出会い、無理やり尻子玉を奪われカッパに変身させられてしまう。『元の姿に戻りたければ“ある方法"でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい』ケッピにそう告げられる3人。少年たちはつながりあい、ゾンビの尻子玉を奪うことができるのか?!同じ頃、新星玲央と阿久津真武が勤務する交番でも何かが起ころうとしていたー。(TVアニメ動画『さらざんまい』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2019年春アニメ
制作会社
MAPPA / ラパントラック
公式サイト
sarazanmai.com/
主題歌
《OP》KANA-BOON『まっさら』《ED》the peggies『スタンドバイミー』

声優・キャラクター

村瀬歩、内山昂輝、堀江瞬、諏訪部順一、宮野真守、細谷佳正、釘宮理恵、津田健次郎、伊瀬茉莉也、帝子、加藤諒

スタッフ

原作:イクニラッパー、キャラクター原案:ミギー
監督:幾原邦彦、助監督:松嶌舞夢、チーフディレクター:武内宣之、シリーズ構成:幾原邦彦/内海照子、キャラクターデザイン・総作画監督:石川佳代子、コンセプトデザイン:柴田勝紀、美術監督:藤井綾香/スタジオPablo、色彩設計:辻田邦夫、撮影監督:荻原猛夫、編集:黒澤雅之、音楽:橋本由香利

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