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「キャシャーン Sins(TVアニメ動画)」

総合得点
64.0
感想・評価
66
棚に入れた
382
ランキング
3943
★★★★☆ 3.8 (66)
物語
3.8
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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キャシャーン Sinsの感想・評価はどうでしたか?

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

雰囲気だけで御飯3杯はイケる?!傑出したダークな世界観

【レビューNo.100】(初回登録:2023/12/24)
オリジナルアニメで2008年作品。全24話。
「レビュー100本記念」はこれでいきたいなと。
他のレビュアーさんとやりとりして、昭和のアニメ「ガッチャマン」や「キャ
シャーン」を知らない世代に軽くショックを受けたので。
(冷静に考えるとウチの娘たちも絶対知らんわwww)
なので、その辺りのアニメも取り上げてみようと。
とはいえ、今更昭和の作品そのものを取り上げるものいかがなものかと思い、
平成にカムバックしていた本作を紹介しようと。

(ストーリー)
長い眠りから目覚めるも、それ以前の記憶を失っていたキャシャーン。
しかしその間にロボットを含む全世界は「滅び」が進む荒廃した世界へと変わ
ってしまっていた。
「キャシャーンを食らうと永遠の命が手に入る」
そんな噂に群がり、キャシャーンに襲い掛かってくる「滅び」に冒されたロボ
ット達。そして
「お前が犯した『罪』を思い出すまで許さない!!」
と、キャシャーンに付きまとう女ロボットのリューズ。
荒野をさすらうキャシャーンは、襲い掛かってくる敵と戦いながら自らの記憶
を取り戻さんとする。やがて様々なロボットや人間と出会い、自身の背負った
「罪」 を知ることになるのだった。
※ロボットの「滅び」
 → 体中に錆が発生し、部品交換も適わず朽ち果てていく現象。
   (それまで不死身に存在だったロボットに訪れた「死」という概念)

(評 価)
・昭和の名作を大人向けに見事にブラッシュアップ
 ・「キャシャーン」は昭和アニメで、ブライキング・ボス率いる「アンドロ
  軍団」に立ち向かうべく、東博士の息子の鉄也が「新造人間キャシャーン」 
  となり、人類を守るために戦う子供向けのヒーローもので、私も子供の頃
  お世話になった作品です。
 ・その「キャシャーン」から、主要キャラや終末期という世界観を引き継ぎ
  ながらも、単純な「懲悪もの」から「死生観」や「罪」といった哲学的な
  要素を取り入れ、大人向けにストーリーを一新したものが本作になります。
 ・主要キャラも前作から下記のように変更。
  ・キャシャーン
   悪を倒すヒーロー
   → 記憶を失った放浪者。唯一「滅び」から逃れた「不死身」の存在
  ・ルナ
   キャシャーンの相棒(ヒロイン的存在)
   → 他者に「生」と「死」を与える力を持つ存在
  ・ライキング・ボス
   アンドロイド軍団を率いる悪玉ボス
   → 狂言回し的な存在。(「滅び」のきっかけを作った張本人ではある)
  あと前作のような変身機能はないですが、ロボット犬フレンダーも引き続
  き登場するのは嬉しいですね。

・誉め言葉としての「雰囲気アニメ」
 元々キャシャーンは前作から、
 「終末感漂う荒廃した世界で繰り広げられるシリアスなストーリー展開」
 というダークさが漂う作品ではあるのですが(一応子供向けだったので強く
 は押し出してはいないですが)、本作では上述に加え
 ・「滅び」という「死」の概念が蔓延した鬱々とした空気感
  またそれから逃れられないという閉塞感やぺシニズム
 ・キャシャーンが犯したとされる「罪」という十字架の重さ
 ・大人向けの辛口な演出
 ということで、重厚でダークな世界観がホントたまらない!!
 そしてすべてを明確に語らず、ミステリアスな余韻が残る演出も相まって、
 本作が纏う「傑出した雰囲気」を創り出してるって感じですね。
 この雰囲気を味わうだけでも、本作を視聴する価値はあると思います。 

・秀逸なメカデザインと戦闘シーン
 前作から引き継いだ戦闘用量産型ロボットに加え、ならず者(?)のロボッ
 トのメカデザインはどこかレトロ感がありホントに秀逸です。
 また戦闘シーンでキャシャーンに破壊される際の部品が飛び散る作画や金属
 音など、メカ好きには堪らない描写も多いです。
 それにキャシャーンと同タイプで同等の戦闘能力を有するライバルキャラも
 登場しますが、この辺りの戦闘シーンスピード感や迫力があり熱の籠ったも
 のに仕上がっています。
 人間タイプのロボットも登場しますが、幼女のリンゴ以外はどこかにロボッ
 トと分かるデザインがなされており、それでいて人間らしい感情のセリフを
 吐き出したりとギャップも上手く作用しています。

・「生」と「死」を扱った割と重い作品
 前作が「懲悪的ロボットバトルモノ」ということもあり、そういう描写が多
 いですが、本作の本質は「滅び」というロボットに訪れた「死」の概念がも
 たらす、各ロボットの「死生観」にあります。
 ・「死」から逃れるためあがく者
 ・「死」受け入れる者、そしてそれにより気付きを得た者
  → 「他者と限りある時間を過ごすのが愛おしい」と感じる恋愛感情っぽ
     いもの
  → 「死があってこそ生がある」という生きている実感etc…
 しかし一度は死を受け入れたものの、キャシャーンという「蜘蛛の糸」が目
 の前に現れた時その者は・・・といった結構エグイ描写もあり「生」と「死」
 というテーマに対し、ロボット達は様々な答えをみせてくれます。
 そしてそれと対比しての「不死身」の存在となったキャシャーンの苦悩。
 
 またテーマから少しそれますが「ロボット軍団」を率いて一時頂点に立って
 いたライキング・ボスが目指した世界とは・・・
 哲学的な要素を含む面白い作品に仕上がっていると思います。

昭和の「ヒーローもの」だった子供向けだった作品を、「大人だからこそ楽し
める」作品にブラッシュアップしてきたタツノコプロの手腕は賞賛に値すると
思います。それに何といっても傑出したダークな世界観!!
それをしっかり24話で魅せてくれるという・・・
もう15年位前の作品となりますが、今なお十分楽しめる作品だと思います。

あとOP「青い花/カラーボトル」はかなりの名曲です。
(私の記憶が確かなら多分最後に買ったCDになるかな)

投稿 : 2023/12/30
閲覧 : 166
サンキュー:

10

ネタバレ

rabim さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これは良いリメイク版

実写版は置いといて、キャシャーンという作品は、リメイク版にも恵まれたと思います。OVA版もなかなか良かったですよ。
とはいえ、このSinsは、スターシステム的別作品と言っていいでしょう。

一番最初のキャシャーンからのファンです。
大人のキャシャーン作品としてとても楽しめました。鬱展開ではありますがw

お話の謎はくっきりはっきり説明されることはありませんので、雰囲気アニメともいえそうです。
お話は暗いんですが、キャシャーン無双で、なんとなく引き込まれていきました。頑張ってもあんまり報われないところは、昔と同じですね。

ただ、18話だけは、何故作ったという感じなんで、評価が分かれると思います。

投稿 : 2022/02/13
閲覧 : 182
サンキュー:

1

ウィラード さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

荒廃した世界を放浪するアニメ

無印のキャシャーン見てる人には低評価なのかもしれない
キャシャーンsinsはキャシャーンの名を借りただけで
やる事は別の作品だと思った方が楽しめる

世界が荒廃していて
キャシャーンは世界を放浪して旅している
そんな感じのアニメ


哀愁感たっぷりで話が進み続けるから雰囲気も相まって良さげだった
そして蒼い影とかいう漢らしさのある13話のEDである
「君よ 怒れる風になれ やさしく瞬く星になれ」
うむ キャシャーンのようだ
一話だけ特別なEDだったけど良かったな

境界線上のホライゾンがプログレッシブアニメとして評価を得ているなら
キャシャーンsinsは雰囲気アニメとして評価を得れると思った

投稿 : 2019/11/29
閲覧 : 533
サンキュー:

3

ネタバレ

移リ木うらら さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

1話から24話までの変遷に刮目せよ

全ては輪になる。
白は黒に。善は悪に。それは止まることなく廻り続ける。
と、いうものすごーく深いテーマを24話を通して淡々と伝える話。

ヒーロー物でありダークヒーロー物であるんですよ。
定めていないところがこの作品のすごい所だと思います。

爽快感や熱血さは無いのでひたすら淡々と進んでいきます。
基本的に1話完結。あまりのあっけない幕間に「これで終わり?」と思う話もあるのですが……

最終話が全ての物語を拾って救ってゆくこの構成がすごい。

――彼は死を知らない人たちの死となった。

生であったキャシャーンは、生。光。白。善。美しさ。の権化で「愛」そのもの。(陰陽で例えるならば【陽】)
しかし、その反対側を持つ者達に恨まれ、嫉妬され、嫌われることで物語は進んで行く。(こちらは【陰】)
彼は自分の在り方に疑問を持ち続け。自分が自分であることに納得できずにいる。からこそ自分を探すために生きる。それがこの物語の素。

誰からも羨ましがられるはずの存在のキャシャーンは、けれど生きていくことで出会うたくさんのロボット達をみて、その陰の美しさに惹かれていくし。陰も見方を変えれば、彼らが自分を見る眼その物の姿になることに気が付きます。

だからこそ、彼は永遠の生を最終的には許容し。
死を忘れないことを約束させ、無いはずの死を人々、ロボットに植え付け。
死の美しさを問うて消えるのですが。

このときのキャシャーンは1話であったときの彼。
【陽】の要素から【陰】に要素が転じているのが、すっごい!!!!


そうして、こんな風に書いてる私もいまいち納得できな結論というか、在り方を出した話もありました。けれど、納得できない自分。受け入れられない自分。でも良いという物語です。

このダークな物語を牽引するOP「青い花」がとても素晴らしいのでそれだけでも聴いてみて欲しいです。EDもとてもいいです。物語ととても合っています。

もっともっと、この物語の言わんとすることが分かるような人になりたいなぁと思いました。

(死が怖いと怯える彼女の言葉はイットフォロワーズっていうホラー映画のテーマにも通じるなぁとか)
――生きているから愚かで醜い死が訪れる。

あれ、これって生と死? 神と死神?
神を享受した世界だからこそ死神を享受することができる?

投稿 : 2017/10/11
閲覧 : 444
サンキュー:

1

knightgiri さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

死があるからこその生

オススメです。
24話でちょっと長いので一気にとはいきませんが。
意外に評価されてないんですね。

70年代のアニメ「人造人間キャシャーン」のその後の世界が舞台。人類との戦いを制したブライキングとそに配下のロボット達。永遠に続くロボット達の繁栄かと思いきや謎の腐食がロボット世界を滅びへと導いていく。

その世界を旅するキャシャーン。滅びゆく世界で様々なロボット達の死が毎話続きます。全体的に暗〜い世界観、リーマンショック直後のどん底の世の中を反映したものなのか。

救いは、ヒロイン役リュズとの恋バナ。姉の仇としてキャシャーンを憎む心が、キャシャーンと旅を続けるうちに揺れ動く。やっとキャシャーンに心を開いた時には、リュズの身体にも腐食が・・・・・

不治の病がヒロインをよりヒロインたらしめています。

追伸:登場してくる女性キャラがエロいんです。ビジュアルにエロいんじゃなくて、メンタルにエロイというか・・・・まあ、好みにもよりますが。(´・ω・)

投稿 : 2017/06/07
閲覧 : 517
サンキュー:

2

ネタバレ

なつねこ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

キャシャーン惚れた。

ダークな感じが非常に良かった。

ラストも良かった。

投稿 : 2016/04/13
閲覧 : 370
サンキュー:

1

ネタバレ

おその さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

月という太陽を殺した男

キャシャーンと言えば昭和の人造人間ヒーローものだった
ちょっと覚えてる限りで
{netabare}高度に発展した世界にロボットは当たり前に居る、とある工業用ロボットに雷が落ちショックで自我が芽生え人と対立するようになる
やがてブライキングボスとなりロボットを従え機械帝国を気づく
ロボットvs人間の中生まれたのが人造人間キャシャーン
長い戦いの末ブライキングボスを倒すもキャシャーンは人に戻れず終る…{/netabare}
な感じだったような…(うろ覚え)

リメイクされた平成キャシャーンはちょっと違う世界だった
目覚めるとそこは滅びが始まる世界、しかもこの滅びはキャシャーンが原因と言う
人間も少しだけ出てくるが基本は対ロボ戦
切ない話もありちょっと大人向けな味付け

興味がある方は昭和と平成を見比べてみると面白いかも

投稿 : 2016/03/03
閲覧 : 444
サンキュー:

23

ネタバレ

蓬(Yomogi) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

本当はもうあと1話欲しい。
だが今期ベストの一つで素晴らしく面白かった。

正直にいうと、画の凄さというのは見てすぐに分かったのだが、物語はいまいち良くわからなかった。
極端に説明不足だし、自分は新造人間の方も見ていない。
なので最初の方は雰囲気アニメかもしれないと疑っていた。

しかし自分は7話を見て認識を改めた。
この回のゲストキャラが抜群に魅力的だったのだ。
以降のキャラクタの造形やストーリー展開も徐々に加速度を帯びてきて、後半に入るころにはどっぷり作品世界に浸かっていた。

まず作画が今期で一番デザイン性が高く色気があった。
OPによく現れているのだが、単に止まっている立ちの絵でも見蕩れるほど上手い。
キャラデザ自体が線そのものの色っぽさを生かす単純さで、直線と曲線のメリハリが美しく映えている。

また多くのシーンでにじみを効かせているので厚みを感じる線に仕上がっており、一層雰囲気が醸し出されている。
瞳や鼻などのパーツからポージングまで流行ではなく、独自の美意識で描かれているので新鮮かつ面白い。(そしてもちろん美しい!)

またアクションシーンもキャラの輪郭が映えるような設計で、スピード感と決め絵の組み合わせが絶妙だった。
説明的な台詞や芝居が全くないので、この作品のかなりの部分を画面の力に頼っていたと思う。

美術についてもキャラに負けず劣らず素晴らしかった。
重量感があるのに幻想的な質感と、妖しいシーンでのサイケな色使い。
独特の世界観がしっかり構築されていた。
特に滲んで滴る翠、蒼、紅の艶かしい彩色は作品世界にベストマッチしたインパクトがある。
これが美術監督の李凡善さんの個性なのだろうか。

色の話で言えば、シーンごとに色彩ががらりと変わるのも面白い。
まるで二色のスポットライトで照らされたステージのように、影色が全く別の色相で描かれる事もあり、常に画に緊張感が漂っている。
色彩でシーンに意味をつける事も多かった。
やはり、一枚一枚の画まで神経が行き届いた作品という印象が非常に強い。

演出的な事を言えば、どの回でも切れ味が良い。
音楽が重厚な分、比較的静かなシーンの連続で押さえに押さえた演出が目立った。

特に山内監督の回は間をたっぷりとりつつ緊張感を途切れさせないものが多く、ここぞというシーンは無音楽無台詞ということも。
人によっては眠くなるくらい退屈と取られそうだけれど、この作品の人間関係や世界観を飲み込むとその演出意図の密度の濃さが際立ってくる。

またアップが非常に多いのもこの作品の特徴。
しかも左右の目の半分が上のフーレームにかかるくらいで切り上げた少しあおり気味のカットが頻出する。
それ以外でもフレームからキャラの一部がはみ出るようなレイアウトが多く、そのアンバランスさが絶妙なデザイン。
これは相当画に自信がないと出来ない芸当だなあ、と感心してしまった。
しかしそれをやりきった本作、その鬼気迫る表現にゾワゾワさせられた。

最後に物語について。
説明はほとんどない。あるのは断片的な台詞だけ。
この作品を語るのに予定な台詞は必要ない。
観念的な台詞が装飾ではなく、きちんと機能していた希有な作品だろう。

滅びからの救いを求めるロボット、不死のキャシャーン。
生きる実感を戦いに求めたディオ、新しい生命を渇望したレダ、滅びを嫌悪したルナ、滅びを受け入れたリューズ。
そして生きる事と死ぬ事を授けられたリンゴ。

登場人物全員が己なりに「生きること」を必死で模索していく。
その姿勢が哀れだったり、無様だったり、壊れていたり、悟っていたり、様々な感情が交錯しているけれども、どれも強い意思のもとで生命の輝きを放っていたと思う。

ロボットという設定の上に成り立つ生死観の結末は、ひどく静かで穏やかで当たり前の事実をリンゴに語らせた。
生きる事と死ぬ事は共にあるもの。
限りある命だからこそ目一杯生きていくのだと。

最終回でなぜ主人公がキャシャーンとされているかが良くわかった。
贖罪の旅路の果ては、死に行くもの、生き続けるもの、その両方を見守る永遠の命の役目。
やがてロボット全てが生命をもった暁には、彼は神話になるのだろう。
そんな解釈でいいのではないだろうか。

この重いテーマを語るために本気の絵が必要だったのかと今更ながら思う。
とにかく2クールかけた甲斐がある、腰の据わった良作だった。
感謝!!

投稿 : 2014/04/13
閲覧 : 358
サンキュー:

5

ネタバレ

ブル軍曹 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

観て満足

旧作が子供の頃好きで、興味はあったのですが、絵柄が嫌いで手が出ませんでしたが、もっと早く観るべきだったと後悔しております。

ちょっと重いテーマのストーリーですが、興味深くて面白くて1話から引き込まれました。嫌いだと思った絵柄も、いつにまにか好きになって、この物語には、この絵柄でないとダメだと今では思っています。

生と死という重いテーマで気軽に観れませんが、これから観る人には、1話から24話まで腰を据えて観るのが相応しいアニメで、じっくりキャシャーンと末期感漂う世界を巡って欲しいです。

投稿 : 2013/11/23
閲覧 : 357
サンキュー:

1

gkc さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

格好良くなりましたが・・・

ダークなイメージで絵も洗練され、大人向けに格好良くなった
一面、話がどこかシュールでつかみどころがなく、

断念してしまいました。

投稿 : 2013/06/23
閲覧 : 475
サンキュー:

0

ネタバレ

ツバサ〆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

滅び行く世界…死に怯えるロボットと永遠の命に苦しむロボットの感動ストーリー

第一話からいきなり、キャシャーンと言うロボット(主人公)が「ルナ」という生と死を与える力を持つ少女を殺してしまうシーンから始まる。

自分も始め見たときは、「え!」でした。
でも、だんだん見ると、結構話が繋がってきます。

自分的には、ホームページでキャラクター紹介をアニメ見る前に確認しておくとこのアニメをより良く楽しめると思います。

それはさておき、このルナを殺した事によってルナの中にあった死が全世界に漏れ出して、ロボットたちはその長い年月を経て、「滅び」が進む荒廃した世界になってしまう。

「滅び」というと抽象的で、まぁ、簡単に言うと、ロボットが錆びて壊れて行く感じですね。

そして、キャシャーンはルナを殺した事で、永遠の命(不死)を手に入れる。
でも、殺害には裏があり、ブライキング・ボスと言うロボットの帝王がキャシャーンともう2つに殺害命令を出した。

理由としては、支配者はこの世には2人もいらないから…
理由としては単純で一番憎むべき存在ですよね〜

不死を持ったキャシャーンはルナを殺した記憶が思い出せなくて、前半のストーリーでは、キャシャーン自身が何のために生まれ、何のために戦い、何のためにルナを殺したのかが分からないまま、旅をしていた。

各話を見ていて、常「分からない」っていう言葉を一回は使っていた気がする(笑)

「滅び」行く世界に変わってしまい、ロボットたちは何があっても生きたいと言う気持ちになり、キャシャーンを殺せば永遠の命が手に入ると言う噂を聞き、キャシャーンと出会ったロボットたちはキャシャーンと戦うようになる。

これって矛盾してますよね? 不死の力を持ったキャシャーンがどんなに傷ついても再生するから殺せないですよね(笑)
「滅び」によってロボットたちの知力も荒んでいるんでしょうね。

これによって不死を持ったキャシャーンは戦うだけの存在となってしまい、より自分が何のために戦うのか見出せなくなってしまう。

前半のストーリーで、「滅び」がやってきても、自分が生きている証があると言う女ロボットたちにキャシャーンが出会う。
・ソフィータ
・リズベル
・ジャニス
実際に三人共、とても良いキャラで、他のロボットと違い、永遠の命を求めないロボットで、キャシャーンも3人と出会って行く事で、命の大切さや、大切な人、生きている意味が少しずつわかっていく。

ソフィータは戦うことで自分自身がその間だけ生きていると感じるそれに、戦うことでしか自身の気持ちを伝えれない。

リズベルの目的は塔を完成させて、そこに鐘を付けて、全世界に届くような、美しい音色をロボットたちに伝え、「滅び」の中でも、生きているという意識を伝えたかった。

ジャニスは歌うことでロボットたちの滅びへの恐怖を一時停めることができる。彼女は戦うことを望まず、歌によってロボットたちを癒そうとする。

このジャニスの歌は後半の話の悲しい時に流れるようになり、この歌を聞くと、より泣けてきますね。
本当にいい曲なので、是非オススメします!

この3人を見ていると、この世界で生きる価値観っていうのが伝わりますね〜

あと、ヒロイン的な存在であるリューズがまた素晴らしい女ロボットなんですよ!

初めはルナを殺したキャシャーンのせいで、滅びが始まり、彼女の姉がそれによって死んでしまう。
そして、リューズは復讐を誓い、キャシャーンを狙ってみるが、彼と接触するうちに、キャシャーン自身にも、罪悪感と責任感を感じ、リューズ自身も戸惑うが、キャシャーンにはルナを思い出す責任があり、それまで死ぬのは許さないと決断。それ以降、行動を共にするようになる。

行動を共にするうちに、キャシャーンのロボットに対する優しさ、不死への苦しみを理解し、好かれるようになる。

リューズもね、最初は冷徹な感じだったけど、後半では自分が生きる意味がわかり、優しい性格になり、とても可愛いらしかったです

後半ではすごく盛り上がって、ルナの本当の正体とかが明らかになるので、見る価値がありますね。


やっぱり、このストーリーは「生」と「死」に対するロボットのいろんな感情が表現されて、「死」が待っていても、今を生きる喜びの重要さと生きる勇気を与えるストーリーになっています。

時間があったら、是非ご覧になって見てください。

投稿 : 2013/04/01
閲覧 : 436
サンキュー:

17

鉄のあくま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

私がアニメにハマるきっかけとなった作品!

実写映画の「CASSHERN」のファンだった私は、この作品で初めてアニメを1話から最終話まで完走しました。
今思えば、これがきっかけでアニメを観るようになっていました。

基本的に「もうダメだ」ってくらい退廃的な世界の中で、主人公キャシャーンが小さな"生きようとする力"と出会っていき、自分の為すべきことを模索していく物語。

原作のキャシャーンを知っている人からすると「なんでキャシャーンを名乗る必要があったのか」というくらい独自の世界観・ストーリーになっていて、リメイク版とは決して言い切れない感じなんですが、原作アニメから実写映画、そして今作に受け継がれる作風で、シリアスかつシンプルで強いメッセージ性のある作品に仕上がっていると思います。

今観かえしてみると、特別なにかに優れていた作品とは思いませんが、なぜか人を引き寄せる"覇気"があります。
これは観れば感じて頂けるはずです。

観ている方が少ないようですが、序盤だけ観ても面白いと思うので、時間があれば是非とも。
おすすめです!

投稿 : 2012/11/12
閲覧 : 565
サンキュー:

4

runguren さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すごい鬱アニメ

世界の終わり感がにじみ出ていて、とてもダークでシリアスですがその世界観にとても引き込まれました。
一話見終わった後には毎回考えさせられるような話になっていてとても面白い。

キャシャーンの戦闘は良く動くし、戦う姿は美しく格好良いのだけど、どこか悲しい気持ちになってしまう。それがまた良い。

OP・EDもアニメの世界観ととてもよくマッチしていて良かった。

投稿 : 2012/10/28
閲覧 : 767
サンキュー:

2

takuroju さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

意外と止まらない

見ていて謎の部分がおおく

わかりずらいのになぜかつづきが気になる

バトルシーンはすごくかっこよくて

あまり見ている人どころか知らない人の多い作品

もっと見てほしいと思います

OPはとってもいい感じ!

投稿 : 2012/03/28
閲覧 : 361
サンキュー:

0

ワタアメ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

良いじゃん!きゃしゃーん

うーん・・・そうっバトルが派手でいいんすよ。キャシャーン見た事無かったんで見ようと思い結局全部見ましたが、まあやってやった感はありますよね。でも私はリメイクするよりかは、こういう方は良いと思いますけどね。まあ注目度は低めだったかもしれませんね
とにかく私は毎週何故か楽しみに見た事は事実なんです

投稿 : 2011/04/20
閲覧 : 678
サンキュー:

3

てぃるふ@棚高評価順 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/24
閲覧 : 5

あーにゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/01/23
閲覧 : 12

終了 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/15
閲覧 : 519

こげぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/04
閲覧 : 28

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2021/09/04
閲覧 : 18

サイバー司教 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/01
閲覧 : 25

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/05/12
閲覧 : 60

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:----

投稿 : 2020/08/23
閲覧 : 36

蛍火 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2019/05/01
閲覧 : 96

けろっぴ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2018/05/16
閲覧 : 128

aria さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観たい

投稿 : 2018/05/14
閲覧 : 131

@@@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

投稿 : 2018/03/02
閲覧 : 129

肉球帝國 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2017/11/26
閲覧 : 167

クロシバ710 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2017/11/16
閲覧 : 133

外道丸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 1.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2016/05/10
閲覧 : 176
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キャシャーン Sinsのストーリー・あらすじ

荒廃した世界にて、長い眠りから目覚めたキャシャーン。目覚める前の記憶を失っていた彼は、何故か襲い掛かってくる敵と戦いながら自らの記憶を取り戻さんとする。荒野をさすらうキャシャーンは、やがて様々なロボットや人間と出会い、自身の背負った“罪”を知ることになるのだった……。(TVアニメ動画『キャシャーン Sins』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2008年秋アニメ
制作会社
マッドハウス
公式サイト
casshern-sins.jp/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%B3_...
主題歌
≪OP≫カラーボトル『青い花』≪ED≫K∧N∧『reason』、音屋吉右衛門『蒼い影』、クノシンジ『光と影』

声優・キャラクター

古谷徹、宮原永海、皆口裕子、チョー、矢島晶子、森川智之、小山茉美、内海賢二

スタッフ

原作:竜の子プロダクション、 監督:山内重保、シリーズ構成:小林靖子、キャラクターデザイン:馬越嘉彦、音楽:和田薫

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