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「劇場版「SHIROBAKO」(アニメ映画)」

総合得点
79.9
感想・評価
344
棚に入れた
1656
ランキング
468
★★★★☆ 3.9 (344)
物語
3.8
作画
4.1
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
4.1

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劇場版「SHIROBAKO」の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ハケンアニメ

漫画やアニメは、映画と違って何かを「描かない」と白紙のままである。

そこにインクが乗っかることによって初めて何かしらの「表現」になるのです。

だからこそ、アニメや漫画は他の映像媒体以上に面倒くさい作業が多く、劇場版でも一本の作品を仕上げるのに、原作会議→企画→スポンサー探し→スタッフ集め→制作スタジオ探し→立ち上げと、企画が上がってから制作に掛かる時間だけでも「丸一年」掛かるのです。

そこからようやく、制作されるわけですが、1時間30分の劇場製作にかかる予算は最低「1億」くらいと言われており、総作画枚数も30分アニメの約十倍「3万枚~」多ければ10万枚などザラなのです。。。

それだけの企画を動かすだけでも、スタッフの心身はすり減り、長丁場に耐えうるだけの気合や根性がまずないととてもじゃないですが作業にならないのです。

その苦しみを如何に超えて、より良い作品を作るかが勝負であり。。。その現場の「リアル」が制作したことがある人間からすると、非常に懐かしく。。。そして感動できる内容になっています。

一般の人にはあまり伝わらないかもしれないですが、アニメを制作したことのある人間からするとすごくよく理解できる水島監督の「魂の叫び」が聞こえてきました。

普段アニメを見ない人にオススメしたく、非常に現実的で、現場の空気がよくわかるので、ドラマ化や実写映画化しても非常に面白くなる題材だと思います。

投稿 : 2023/08/29
閲覧 : 518
サンキュー:

34

ネタバレ

ポリゴン@Radio さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメ作ってくれる人たちに感謝したい

アニメ制作は本当に大変なのが伝わってきた。
多くの人が関わるのでそれを取りまとめる大変さ、対人関係、仕事スケジュール、自分のスキル、納期。。
とんでもなく大変なのを理解した。
これから先はアニメを観れる事、作ってくれる人たちに感謝したいと思った。

投稿 : 2023/08/20
閲覧 : 33
サンキュー:

1

ネタバレ

キリンさん さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

期待を大きく下回った

順風満帆に行かないのはある意味リアリティがあると言えるだろうが、白箱に求めているリアリティとはかけ離れている。無駄な設定や謎のミュージカル演出も必要なかった。
正直見なければ良かったと思うレベルの内容でした。

投稿 : 2023/04/01
閲覧 : 156
サンキュー:

2

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ファンサービス映画かな。

【概要】

アニメーション制作:P.A.WORKS
2020年2月29日に公開された119分間の劇場版作品。

監督は、水島努。

【あらすじ】

TV版最終回の後の話。

『えくそだすっ!』『第三少女飛行隊』のあとも好調だった武蔵野アニメーションは、
制作が大幅に進捗していたオリジナルSF作品の『タイム・ヒポポタマス』が、
権利関係のトラブルでお蔵入りになり、負債丸抱えで倒産の危機に。
丸川社長の引責辞任で幕を引いたものの、信用の問題から元請けの仕事がなくなり、
仕事がないからスタッフの多くが他社に散って活気を失い、
受注してはグロス請けの仕事をこなすだけの小規模な下請け会社になっていた。

『三女』の打ち上げパーティー(TV版最終回)から4年後、
25歳となった主人公の宮森あおいは、ムサニの現状に落ち込み悲しんでいた。
そこへ、丸川の跡を継いだ渡辺社長から、ムサニ久々の元請け案件を提示される。

『空中強襲揚陸艦SIVA』

もとの制作会社が2年もの間、全く仕事しないので、じゃあ代わりにムサニにやってもらおうという、
お鉢が回ってきた難アリの案件だった。タイトル以外に何も決まって無く、
また、劇場アニメを作るのには普通は2年はかかるのに上映予定日まで10ヶ月しか無い。
宮森あおいは奮起して『SIVA』の制作プロデューサーを引き受けて、
木下監督をはじめ、かつてのムサニ作品のスタッフらを集めて、
かつて元気だった頃のムサニのように、アニメ制作に取り掛かるのだった。

【感想】

ものづくりを仕事にしている人間の様々な感情を詰め込んだフィクションとして、
TVアニメ『SHIROBAKO』は、大変に秀逸で面白いアニメ作品でした。

それは、キャラの人格のデフォルメや茶化しや理想や綺麗事が混じった作り物であっても、
クリエイター目線での仕事や人間関係での喜びや苦悩などがしっかりと描かれていまして、
現実のアニメ業界の人間に限らず社会経験のある視聴者ならば、
作品に共感したり元気づけられたり学んだことは決して少なくはなかったと私は思います。

とりわけ、個人的に良かったと思うことは、
ムサニのスタッフの奮闘を通じて、アニメづくりとは大勢のスタッフの技術や矜持に支えられて、
それが寄木細工のように組み合わさって、作品になっているのをわかりやすく見せていることです。

アニメ監督がテレビでドキュメンタリー番組を作られたり、
雑誌のインタビューなどで取材対象となるせいかな、
宮崎駿氏や庵野秀明氏ら新海誠氏らのように名監督と呼ばれる人たちの影響が強いのでしょうか、
野球で故・野村克也氏や古田敦也氏らの影響で捕手の役割の神格化がありますように、
アニメファンにも監督の名前に権威をつけようみたいな風潮があるのですが、
監督とスタッフの関係は野球でいうバッテリーみたいなものでして、
映像スタッフ(ピッチャー)や声優や脚本家やその他諸々の裏方などの尽力なくして、
監督(キャッチャー)のリード(演出)は評価されないですし、
アニメーションづくりの仕事では両方ともが大事ですね。

最終決定権は監督にありますが、
TVアニメは通常、複数の演出家のローテーションで回しているように、
アニメは決して一人だけのセンスや才能に支配されたものではない。
みんなで作ってるものであるということ。

コンテを手に監督が信頼する会社の大先輩スタッフに、ふわっとした言葉で演出を丸投げして、
大まかなイメージの一言を元に、その先輩スタッフが監督の期待に沿えた演出が出来ているのか?
とビクビクしてた話が、そのアニメ作品のBDのブックレットに談話として残っていたり、
某劇場作品で「◯◯くんよろしく!」との監督の一言ではじめた仕事が、
「もっと出来るんじゃないか?」と、担当スタッフの自主的なクオリティーアップが、
完成近くまで延々と続けられたとか、リアルのアニメ現場ではそんな話がいくらでもあります。

様々なアニメに収録されているスタッフコメンタリーを拝聴しますと、
専門的な技術を持ったいろんなスタッフの興味深い話が聞けまして、
理想の映像を作るためのこだわりの凄さに目から鱗が落ちる感じでして、

やはりアニメとは、アニメーター、美術、色彩設計、CG製作など、(これらは一部に過ぎない)
プロフェッショナルの集団作業の成果物でありまして、
膨大な人間の技術や思いで一つの作品になっている。
SHIROBAKOも実在人物らの経験をモデルにした業界話は良かったのですが、
具体的で専門的な技術論の話になりますとやはり現実にはかなわないです。

それらが前提の上で、TV版の『SHIROBAKO』でも触れられていることですが、
監督はスタッフの働きの分も栄誉を受ける代わりに批判の矢面に立つ存在でもあります。
企業が注目されればトップが経済誌の取材を受けたり、
不祥事を起こしたら謝罪会見をするのと同じですね。

自覚のあるアニメ監督であれば、きちんとスタッフに感謝の心でねぎらいの言葉を欠かしませんし、
逆に、功名心の塊であれば、スタッフの仕事にはボクの指示でやらせました!と嘯いて手柄を盗み、
自信満々でやった演出が下品でつまらないと批判されれば◯◯に命令されました!と
手のひらを返して人に責任転嫁などで、実際にそれをやっていた、
昔、ネット界隈で「天才」とか持ち上げる人がいた実在のアニメ監督の某氏には、
最後には仲間が一人もいなくなり誰も仕事に誘わなくなり、とうとうアニメ業界と縁が切れたりで、
才能だけでなくて普段の態度や人間関係も大事ですよね。(もともと、才能もない人でしたが)

さて、この映画の話になりますが観た感じ、お話のパターンは、

『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』などでも見覚えのある、TV版の同窓会的な内容。
それぞれのキャラが新しい仕事をしたり、環境が若干変わったりしています。
順風満帆なひともいれば、行き詰まって悩みを抱えているひともいたりですが、
お話自体は相変わらず地味で、如何にも「SHIROBAKO」らしいですね。

離散したかつての理想のチームがバラバラになった状態からのスタートで、
再結集していくドラマチックな展開で、
ちょっと懐かしい、スクリーンで好きなキャラにまた会えた喜びを堪能するという、
SHIROBAKOのファンのための映画という感じですね。

ただ、やっぱりTV版で2クールかけてやったことを2時間版での焼き直した内容でして、
劇場版より数倍深くて面白い内容のTV版を見れば十分ではないか?という印象。
たくさんのキャラを出してるものの一人一人の物語が浅い劇場版は、
ストーリーを楽しむとまでは至りませんでした。

また、木下誠一監督の創作スタイルや仕事ぶりは、
このアニメの監督である水島努氏がモデルなのですが、
木下監督の演出論やアニメ制作のポリシーなどは、
あくまでも水島努氏の主観と好みに基づくものであって、正解の数はたくさんあって、
会社や演出家によっては作りたいモノやこだわりが全く違うということを知ってる今、
木下監督のこだわりでギリギリまで作った劇中劇『空中強襲揚陸艦SIVA』の実際の映像が、
これを現実に上映したらまず売れないだろうという説得力の薄さからシンパシーが削がれる形になり、
手放しで褒めるには厳しいアニメ映画かなと思いました。

個人的には、宮森ミュージカル「アニメーションをつくりましょう」も、「なめろうマーチ」も、
討ち入りシーンも全く刺さること無く、ケレン味たっぷりでアイデア重視の水島努演出はもう、
自分の好みではなくなったのかもしれないですね。

あ、そうそう。このアニメの悪役として、『空中強襲揚陸艦SIVA』を作る予定が約束破りの、
株式会社げ~ぺ~う~の社長である三崎芳雄。彼にはわかる人だけわかるモデルがいます。
2年間で落書き同然の意味不明なコンテ4枚。問い詰めると、のらりくらりと詭弁で躱す。
こんなどうしようもない奴は業界で生きていけないだろうと普通は思いますよね?実在するのです。

水島努氏が監督の立場から、『ケメコデラックス』のオープニング映像を依頼したのに関わらず、
そいつが全く仕事せずに遊んでいるので、
納品期限が迫ってる段階で水島監督が自分で急いでオープニングを作らざるを得なくなり、
その不義理をきっかけに水島監督とその人物の交友が途絶えた。
ちなみにその人物は2度アニメ会社を作り、会社を追い出されたり潰れたも同然の状態になって、
今では仕事が全くない、ひとりぼっちの状態でアニメ業界への恨み言を吐いています。

その方は『ポルフィの長い旅』の監督を務めた望月智充さんから、
アニメーターが演出意図を拾うことが不可能な落書きと、内容とは無関係なコメントだらけで、
コンテが論外すぎて跡形も残さず監督全修正せざるをなかったことをブログでばらされて、
御本人に噛みつきまくったのが記憶に新しいですね。

わざわざ、そんな人間をアニメに出したら流石にリアリティなさすぎなのか、
会社を潰さずに大勢の従業員を維持しているとか夜鷹書房(モデルは角川書店)
と友好関係を続けているとか手心を加えないといけないのが凄いですよね。
本当なら出す必要のないキャラクターだとは思いますが、
劇場版では水島努氏の地の部分というか私心が強く出ていますね。
TV版ではそのあたりのバランスがうまく保たれていたのではないか?
やっていることは両方とも大差ないのに、ちょっとしたことで作品の印象や面白さが変わるんだなと、
このアニメ映画を見ていて思いました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2022/06/13
閲覧 : 323
サンキュー:

36

ネタバレ

恵み さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良い延長戦でした

2時間ですら足りないくらい、この者たちの物語が語りきれない、世知辛いですが、頑張りたまえ若人も

投稿 : 2022/04/04
閲覧 : 133
サンキュー:

2

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメーションを作ろう!

 119分。

 面白さとしては、、まあTV版のときと変わらずでしたね。

 主人公の宮森が頼もしすぎる。20代半ばくらい?でここまで年上の人たちを引っ張って、たくさんの障害物ありながらもアニメ映画制作を最後まで遂行とかこいつただ者じゃあねーな、と思わせてくるわけです。
 こういう人が現実にもいてくれたら、アニメ会社だけじゃなくてもいろんなところで活躍できますよ。ホント頼もしいです。
 僕もこんな風に、惰性で生きるのではなく、夢や目標を持って生き生きと活躍できたらなと、見習う点が多いなと感じました。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/02/22
閲覧 : 215
サンキュー:

27

ネタバレ

タッキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

宮井さん必要?

劇場版での新キャラ・宮井さんの登場意義が分からない。これといった活躍もなく、宮森や武蔵野アニメーションに何かをもたらした訳でもなかった。

彼女を登場させる意味はあったのだろうか。

また、個人的には矢野さんが宮森を「みゃーもり」と呼ぶ場面が無かったのが残念。

投稿 : 2022/01/30
閲覧 : 112
サンキュー:

1

ネタバレ

はる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

SIVA観てみたい!

何年ぶりかに観たSHIROBAKOの劇場版。すごく良かったです。またTV版観返してみようかな。特に最後のSIVAのシーン。ほんの短い時間だったけど惹き込まれました。面白かったです。

投稿 : 2022/01/06
閲覧 : 124
サンキュー:

3

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何故アニメを作るのか。それは・・・

4年後の武蔵野アニメーション。
ある事件により、傾国の憂い。
変な話「限界集落過疎娘」状態です。
それでもなお、宮森は・・・

本劇場版では、絶望的な状態から劇場アニメを制作します。
次々と合流する元メンバー。
あいかわらずのアニメ制作あるある満載。
大量のキャラがテンポ良くコメディってます。

約2時間の劇場版だから総集編っぽいです。
だから、じっくり描けないので感動要素は薄い。
さらに、新ストーリーだけどデジャブ感もあります。
TV版を復習している感覚に捕らわれました。

5人娘はそれなりのポジションに。
4年の月日の重さが感じられます。
今回、同じ仕事にかかわり、さらに絆が深まったような。
また夢に一歩近づいたことでしょう。

終盤の忍者屋敷を筆頭に芝居がかった演出もありました。
まあ、それがSHIROBAKOの平常運転なんでしょう。

悲喜こもごも人間模様。
生き生きとしたキャラが縦横無尽に。
これからも楽しい気分でアニメを観れそうです。

投稿 : 2021/12/31
閲覧 : 219
サンキュー:

24

ネタバレ

りは さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こんなこともある

忙しくても希望あふれる
TVシリーズとは違って
こんなこともあるよねー
というお話でした。

いま気付きましたが
男性キャラが皆さん一癖あって
めんどくさい方ばかりです。

劇中の劇場版は胸熱で、
武蔵野アニメーション最高でした。

ありがとございました。

投稿 : 2021/12/30
閲覧 : 184
サンキュー:

10

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

劇場版「みゃーもり」

まさかの4年後の話とは。

武蔵野アニメーションは、オリジナル作品を制作中に契約問題で、
突如制作中止となり、ムサニのメンバーは、移籍したり、フリーになったり、
独立したりで、元の下請け状態と悲惨な状態に…

アニメ業界でも、契約締結後に制作始めるでしょ。流石に…

トラブル案件を葛城Pから、相談され、元社長の丸川などから励まされ、
立ち上がる「みゃーもり」、そして、元ムサニ集結して、
『空中強襲揚陸艦SIVA』を作り上げます!って内容。

渡辺P(2代目社長)、経営向いてなさそうね、
葛城P、仕事でき無さ過ぎの印象が強かったかな。この2人。

あと、終盤の過剰演出は、アニメシリーズ後半のアレが好評だったから入れたのかな???
観ていて、少しグダグダ感を感じた。

「ゴスロリ様」の武装前状態が見れたのが、ツボったかな。
(ランニング帰りのジャージ姿)

投稿 : 2021/12/25
閲覧 : 144
サンキュー:

6

ネタバレ

saitama さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

TV版をしっかり復習してから観ると楽しめる…でも、それでいいのか? ※追記あり

SHIROBAKOでした。

個人的に思ったことなので、なんと説明すべきか難しいのですが、良くも悪くもSHIROBAKOでした。

■良かった点
TVシリーズを何度も観た人ほど細かい部分を楽しめる。例えば、人間関係、細かいセリフ、モブキャラの数々等々。たぶん、TVシリーズにハマった人ほど、劇場に何度も通って、より細かい部分のイースターエッグ探しをすると思う。

オープニングがわかりやすいが、TV版とあえて同じ構図にして視聴者が比較することで、4年の歳月をハッキリ示している。そうした4年の歳月を感じさせる部分が、キャラクターやセリフなども含めて随所にある。これも一種のイースターエッグか…。

劇場で配布されるグッズのクオリティが高い。コンプリートしたい人は多いと思う。

■果たしてどうなの? な点。
TV版とほぼ同じストーリー展開。水戸黄門みたいに毎回同じ展開な場合は、お約束として同じストーリーが劇場版でも許されるけれど、シリーズ通じて展開した話を2時間で繰り返したことで、結果、全部が浅い。オリジナルアニメなのだから、演出と展開まで同じにする必要は無かったのでは?

正直、TVシリーズを観たことない人は誘えない。これだけで楽しめるよ!というのは甘い。キャラクター数が多いだけに、その個々の人間関係や性格などは、事前情報なしでは会話などもまったく楽しめないままストーリーが展開し、途中インド映画ばりに無駄に歌と踊りが登場し、で、最後はなんだったの? で終わる印象。マニアだけを相手にしたから、何度も劇場に足を運ばせるためのグッズ作りで保険を掛けたのだろうか…。

制作陣が好きなのはわかるが、途中のミュージカルや、契約書を手にした丁々発止の展開部分など、これも、ここまで長尺要らないって感じ。それより、株式会社げ〜ぺ〜う〜が、2年でコンテ4枚の時点で、契約不履行なので、最初の時点で話が終わってしまう。いくらアニメ業界がブラックでも、ヌケサクな契約書ばかりだとしても、あの展開はない。だとしたら、製作委員会ごと馬鹿の集まりだ。なので、もうちょっと現実味あるストーリーにすべきだったし、100万歩譲って、最初の山場として、株式会社げ〜ぺ〜う〜との丁々発止で、元請けを奪取するストーリーじゃないと、リアリティを出す部分がヌケサク過ぎる…。

佐倉綾音は必要だった? 人気声優でファンを取り込みたかったのか、本人がやりたかったのか、制作側に佐倉綾音好きがいたのかは不明だが、あのキャラと、あの程度の役柄なら、キャラごと必要なかった。もっと基本の各キャラをしっかり紹介する尺が盛り込まれるべきだったかなと。SHIROBAKOマニアのみに向けた劇場版なら許されるのだろうけど…。佐倉綾音起用によって、新規ファンや劇場版からTV版へと引っ張る要素は、正直一切なかった。本当にもったいない。

あと、最終パートのSIVAのCG…。敵が揚陸艦に突っ込むところ…けれんみどころか、ちゃち過ぎて…。あれでもすごい金掛かるのはわかるんですよ、わかるんだけど、ちゃち過ぎて…。レゴブロックのCGアニメ? 作品内で遠藤の手書きの感じを表現したい…的なセリフがあるのに、あのしょぼいCGというのは…。ただただダサかった。金掛かるから大変なのはわかるんですけど…ね。それならあの部分、要らなくね? 予算のなさを表面化してしまった。最後に無理やり描いた止め画のタイタニックの方がマシだったレベル…。金がないのは悲しい。

結局、制作側のやりたいことが多過ぎたわりに、なにも収まっていなかった…。TVシリーズをしっかり観た人には、好みはあるだろうけど70点以上の映画。TVシリーズを知らず初めて見る人には30点以下の糞安っすいチープストーリーの駄作映画…に結果成り下がった。

公開後のファンへの後押し企画として用意された武蔵野アニメーション緊急生放送も観劇する前に観たが、あそこで色々と語れば語るほど、この映画尺に何も残ってないし、伝わってないことがハッキリしてしまい、そこは本当にショックだった。熱意が最高にあったことだけは十分伝わっただけに。制作側が声に出しても、作品にはそれが何ひとつ盛りきれなかった感。

公開時期含め、色々な意味で運が無かったかも。ほんのちょっとしたボタンの掛け違い程度のことなんだけど、それだけで90点が20点になることがよくわかった。

■総評
とまあ、残念だらけだったけど、4年の月日が流れた各キャラの成長や、変化はとても楽しめた。つまり、TVシリーズファンじゃないと、なにも楽しめない。それでいいの? 人から2時間、しかも足を映画館まで運ばせるだけの楽しみが、TVシリーズの熱心なファンにしか与えられていないのを贅沢とみるか、残念とみるか、それでこの作品の評価は二分すると思う。自分はSHIROBAKO部分は好きだけど後者だった。


※追記です。

首都圏の緊急事態宣言が宣言される前に2回目を観賞。

1回目よりも、楽しめた。この辺はTVシリーズ同様、繰り返して見るたびに新たな発見や、内容の深みを感じられて良い。各キャラ同士の会話とか、ほんのちょっとした短い会話なんだけど、その背景が更に感じられたりとか。うん、良かった。

ただ、それでも評価を上昇させるまでは至らなかった。結局、TVシリーズを何度も観た人でないと、この劇場版の深みが分からない。それじゃあ、やっぱり新規というか、初見の人を置き去りにしてしまう…。TVシリーズ後、4年が経過した設定なのだけど、本当に現実では4年以上なにも無かったわけで、TVシリーズを知らない人からしたら、なんの事前情報なしでこれを見るのは…。ファンはもちろん楽しいけど…。


異世界カルテットみたいに、間を引っ張るというか、本作やこうした劇場版へと、過去のアーカイブやこの先の作品へと、ファンの興味をつなぐような仕組みがないと、これだけ大量生産、大量消費されるTVアニメ作品が乱発するなかでは、コンテンツ自体の寿命を長くもたせることが難しいだろう。と、今回は武漢ウイルスによる影響が直撃しただけに、アニメ自体をどうファンに届け、伝えていくかという、作品内で主題となっていたテーマについて、ハッキリと浮き彫りになったし、アニメ制作をどう俯瞰して先読みすべきか、という制作陣への課題が投げかけられて、結果的にすごく考えさせられる作品になったと思う。

いろいろ残念。


■追記

dアニメとアマプラで配信されるようになったので、劇場以来久しぶりに観た。

ながら観で見直すと、中盤はいい感じなんだな…。ただ、やっぱりプロットが基本TVそのまま。
だから、配信なら結構楽しめるけど、劇場に金払って見るほどじゃないな…。
TV版SHIROBAKOから続きで見る配信コンテンツとしては悪くない。

あと、配信で見ると、途中ところどころにあるミュージカル調と討ち入りシーンはやっぱり…。
これじゃない感…が酷い…。

投稿 : 2021/12/23
閲覧 : 294
サンキュー:

9

ネタバレ

Usotarou さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ビシビシ伝わってきました。

最後のセリフ
「どうかな、私たちの伝えたいこと、伝わったかな。」
これに全てが詰まっていた。まるでこの劇場版シロバコを作った人たちの想いが込められているようだった。
監督、制作、演出、CG、原画、声優・・・アニメに関わる全ての人たちのプライド、情熱が詰まっている。

客も製作者側も満足のいくアニメを作るために、挫折や他の会社とのいざこざやプライドを乗り越えて完成させる。そんなアニメを客も製作者側も満足のいく形で作り上げた。PAWorksさんはそんなアニメを作るのだからプレッシャーがないはずがない。

「作中キャラが挫折したり諦めそうになったりするがそれでも納得いく最高の作品を作り上げた。そんなキャラたちを描く製作陣が最後まで妥協しないアニメを作らないはずがない。」そういう視聴者側からのプレッシャーを乗り越え、伝えたいことを伝えきった。

話の内容と製作者側の思いが作品とリンクしながら伝わってくる。アニメ好きでもそうななくても感動できる名作だと思います。

投稿 : 2021/11/27
閲覧 : 150
サンキュー:

4

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

帰って来たエクソダース

ついに劇場版で蘇るアニメ制作会社での群像劇
今度は一体何に葛藤する?

1期から4年後の2019年から始まる
なつい第三飛行少女隊
しかし、サービスが多くなってしまっていた
そりゃあ視聴に人が少ないわけだ...

そこにある仕事が転がり込んで来た
そう、十か月で劇場版を作って貰いたいと...

投稿 : 2021/09/11
閲覧 : 273
サンキュー:

3

ネタバレ

佐藤くん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ラーメン頼んだらラーメン出てきた感じ

前作アニメシリーズの4年後の舞台となる劇場版。
1クールで1クールアニメを作るストーリーだった前作同様、今作では劇場版アニメーションを作ることになります。

4年が経過し、何も変わらない人、新たな道を選ぶ人、着実に前に進む人等々、変化をまざまざと見せつけられ、更にムサニが直面しているリアルな展開にあぁこれぞSHIROBAKOという思いを抱きます。そんな現実上手いこと行かないよなぁ・・・SHIROBAKOというアニメに求めていた期待通りの展開でした。

ただ、ちょっと期待通りすぎたかなぁって感じでもあります。序盤の展開は驚きましたが、後は予想通りという感じで、まぁ食べたかったラーメンは食べられたんですけど想像は超えなかった、みたいな。十分面白かったんですけどね

投稿 : 2021/08/14
閲覧 : 207
サンキュー:

5

ネタバレ

まつまつ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

武蔵野アニメーション再起

テレビ版から4年後の話。
「第三飛行少女隊」が無事放送されてこれからもガンガン行くぞみたいな展開だったのに何故こんな事に(泣)

完成間近の作品がスポンサーの都合でお蔵入りする事になり、武蔵野アニメーションは倒産寸前に・・・

一緒に頑張っていた仲間達はフリーになったり他社に移ったりで宮森含め数名だけの寂しい状況。

そこに訳アリで超タイトスケジュールの劇場版アニメ制作の話が舞込み、元ムサニメンバー達に声を掛けて起死回生の作品作りを開始する。

話の展開としてはテレビ版とほぼ一緒で、スケジュールに追われ、嫌な奴に邪魔されて危機を迎えるも乗り越えて何とか間に合ってめでたしめでたし。

面白いのだけれど、やはり劇場版だと話を詰め込んでしまうので内容が薄くなってしまう部分がある。

ミュージカルシーンの尺が結構長かったけど、そんなにいるかなと思ってしまった。
上山高校の仲間達は4年前よりはキャリアを積んで成長しつつも相変わらず色んな壁にぶちあったている。
一番出世していそうなのは現時点ではみどりかな。

そして安定のブラック感満載の仕事っぷり。
クリエイティブな仕事で締め切りがある場合、勤務時間っていう概念は無いんだろうけど、しかも大半がフリーのアニメーターだから尚更。
何とかしないと日本のアニメ業界が衰退しちゃうよ本当に・・・

宮森姉が宮森に対して、好きな事やってお金貰えて良いわねー的な事電話越しに言っていたけど、あれ当事者としては腹立つセリフなんだよなー。
全然楽じゃないし苦労が絶えないし、人の気も知らないで・・・
と昔思っていた自分と重なるわー

宮森が前社長のカレーを泣きながら食べているシーンはジーンときた。

平岡とかすごい良い奴になっていたし、懐かしのメンバーを再び見られただけで満足でした。

投稿 : 2021/07/09
閲覧 : 229
サンキュー:

8

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

全体的な尺が足りないかなと

この作品はかなり登場人物が多いので、TVシリーズの記憶が曖昧な状態で見ると、誰が誰だっけ?と混乱する。また新キャラも登場するが、特に宮井楓はあまり活躍の場面がなく、正直拍子抜けした。劇場版ということで新キャラも出したかったのだろうが、あまり彼女がいる必要性を感じなかった。

冒頭の説明や途中のミュージカルシーンが長く、本編の方の時間が少なかったので、物語や各キャラの掘り下げが不十分。また最終的な問題解決の方法が契約書(書類)というのも内容的に難しいし、地味な感じがした。

ただ「先行きの見えない状況でも、ジタバタして前に進んでみよう」というメッセージはコロナ禍にも通ずるところがあり、胸に響くものがあった。

視聴日 21/5/20

投稿 : 2021/06/30
閲覧 : 152
サンキュー:

7

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

努力、友情、勝利?^_^:

面白かったです

「俺たた」じゃないけど
アニメ、漫画は輝いた瞬間でおわり
その後がどうなっているかは描かれない

本作はテレビ版で輝いて終わり、その後みんなが落ちぶれているのがなんかよく

ひよっこだった宮森が
勇者となって仲間を集い、考え、活路を見出し
みんなで魔王を倒せるようになっていたのが
良かったです

もちろん、あの感じだとほんとの現場は病んだりする方も多いでしょうが

必ず光り輝く時がまた来ると
信じて生きることが大事だなぁと

ほんとお仕事アニメですが
RPGにも見えたり
努力、友情、勝利の違う形のジャンプ作品のようでもあり

努力が報われる世界はいいですね

「努力した者が全て報われるとは限らん。 しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる」
というはじめの一歩の鴨川会長のお言葉が思い起こされました。

失敗したということは挑戦したということ
なにか挑戦しないとな
っと思わされる作品でした

良い作品を感謝⭐︎

※実在のアニメ系会社の事件をパロってるという解説動画もあり、ちょっとぞっとしてみたり(´⊙ω⊙`)

投稿 : 2021/05/29
閲覧 : 184
サンキュー:

9

ネタバレ

りお さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2時間で収めるのは難しかったか…?

全体的にはTV版の流れのような起承転結で良かったが、
この転の部分でこれから盛り上がるところが
省かれており、2時間で収めるのは難しかったのかな…?

投稿 : 2021/05/20
閲覧 : 164
サンキュー:

3

ネタバレ

珊瑚 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SHIROBAKOのファン向け後日談

アニメ作る話はもう十分やってしまったので…。
劇場版はTV版ほど感動しなかったです。残念でした。

4年経って、キャラクターの内面の変化が感じらなかったです。
場所が変わってたり成功してる人もいましたが。
外見が変わってないのも、なぜでしょう。
イメチェンする人とかいないんですか?

話は電話で人を集めて普通なら間に合わないスケジュールの制作が淡々と進むだけなので…
個々のエピソードはまあまあ良かったのですが、通して何がしたかったんだろう。

制作中止になった劇中劇の途中まで作ったデータみたいな資源って、再利用してお金にできないんですか?
何百万か掛かってると思うんですが
効率が悪い話だなぁ

投稿 : 2021/04/27
閲覧 : 184
サンキュー:

5

ネタバレ

ねっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

センス大爆発

いやいや、アニメ好きがこの作品評価しないわけないでしょ。水島監督の1つの到達点。人生は常に俺たたエンド、めちゃくちゃ刺さりました。ドラマ的要素とアニメーションとしての面白さをここまで融合出来るとは、正直震えるほど面白かったです。
開始5分でどん底に叩き落とすSHIROBAKOらしいスタートに始まり「SIVA」の制作を中心にかつての武蔵野の面々が揃っていく描写はとても熱くなりました。サブキャラクターの狙ってないなんでもないセリフがいちいち突き刺さるんですよね。
そして本作はなんと言っても水島監督のギャグセンスが冴え渡っていました。小笠原さんのゴスロリとジャージのギャップだったり木下監督が武蔵野アニメーションから逃げ出しそうになった時矢野さんにハウスと言われて「ワン」って言って戻っていく描写だったりほんとに腹抱えて笑ってました。
SHIROBAKO見るとマジでアニメの見方変わりますね。本編見返したくなりました。

95/100点

投稿 : 2021/04/19
閲覧 : 207
サンキュー:

10

ネタバレ

あきお2 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

歌って必要?

途中の「アニメが好き」とかいう歌要らないんじゃないかな。なんか長かった。
最後の劇中アニメのクライマックスシーンもあの程度が武蔵二のこだわりなの?ってちょっと落胆。

投稿 : 2021/04/05
閲覧 : 163
サンキュー:

1

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

濃密な劇場版 苦みと酸味とほんのちょっとの希望

TV版SHIROBAKOがあまりに秀逸だったので、視聴は必定でした。

【作品概要】
 TV版SHIROBAKOの4年後の物語。
 たった4年で「兵どもが夢の跡」と化したムサニ。
 人、金、物が大きく欠損した状況で
 いわくつき劇場版作品を手掛けることになりますが…。

【作品に対する感想】
 最初から最後まで「涙腺攻撃」と「笑」が怒涛のラッシュ。
 脳が震える2時間でした。
 TV版の積み重ねを120%活かした、素晴らしい劇場版だったというのが
 率直な感想です。
 TV版と対比的に作られているシーンが多々あり、懐かしさと変化の
 両側面で心を揺さぶってきます。
 この劇場版を100%楽しむには、TV版をよくよく視聴してからの方が
 いいと思います。(せめて顔と仕事が一致するくらいには)

 私は基本的に、劇場版は「尺不足による不完全燃焼」を
 前提に視聴するようになりました。
 それはこれまでに視聴してきた劇場版作品によるものです。
 しかしそんな私でも、この作品は十分な満足感を得ることができました。

 SHIROBAKOが好きな方、特に社会人の方にはお勧めできます。
 と言いますのが涙腺攻撃の大半はドラマチックなものではなく、
 「ほんとにキツイときのちょっとした気遣い」だったり
 「昔に蒔いたちょっとした種が、ここで小さく効いてきたり」
 といった、地味なものなんですよね。
 この辺はそういう経験がないと有難味を感じにくいかな…と。

1)物語
 物語には6点、7点付けたい気分です。
 華々しい成功体験などほんの1割あったらいいほう。
 その下には何十倍の挫折や涙が消えて行ってるんですよね。
 {netabare}
 ➀やりたいこと≠出来たもの
  これキッツい内容でした。
  三女崩壊。
  あれだけ苦労して最高の出来にした三女が酷い有様に…。
  皆さんの苦労を知ってるだけに、観てられませんでした。
  でも最後に…ほんの少しの希望が。

 ➁経営者・管理者のきつい現実
  華々しく大団円を迎えたTV版。
  それがたった4年、ワンミスで崩壊する脆い世界。
  業界の慣習か、契約社会に移行し切れていなかった弊害か。
  立場が上の人ほど割に合わないリスクを負ってるのが現実ですね。

 ➂契約書
  ネタ的になってましたが、重要ですね「契約書」。
  忙しくてもコピペなんてしちゃいけません。
  その一文ですべてがパーになることもあるんですから。
  
 {/netabare}

 TV版ほどの外連味やドラマチックな演出が減った代わり、
 リアリティはより厚めに。
 そんな印象でした。
 
 ホントにリアリティを言うなら、
 「蒔いた種が都合よく開花するかよ」という突込みもあると思うんですけど、
 それを言ったら作品になりえませんので…。

3)声優
 TV版のキャラを一瞬出すために何人参加してるんですか!
 贅沢極まりないっ!

5)キャラ
 ➀宮井楓
  もうちょい彼女とみゃーもりのコンビネーションが見たかったです。
  登場時と最後に出番がありましたが、問題解決していく過程に
  もっと彼女が絡んで欲しかったなと。

 ➁げ~ぺ~う~社長
  こういったどうしようもない人、普通にいますね。
  そもそも接点を持たないようにするか、
  接点があるなら隙を見せないようにするかしかないですね。
  茶沢もちゃっかりいましたね。つか、まだ居れたんですか。
  ですがあの面々だと多分用済みになったらポイだと思います。

 ➂宮森あおい
  とうとうプロデューサーですか。
  仕事の運び方は十分力ついた感じですが、まだまだ若いという感じ。
  立場が上がったことでそれ以上の苦労が降ってきて、心折られまくってます。
  自宅の荒れようがきつさを伺わせます。

 ➃安原絵麻
  ネガティブが大分克服され始め、あおいに注文出したり
  釘刺すほどに成長しているところが印象深いです。
  フリーのアニメーターになったのは公式サイトで知っていたのですが、  
  てっきり「一人で食っていけるだけの力量とツテが出来たから」
  だと思ってたんですよ。
  {netabare}でも本当はムサニに社員抱える力がなくなったから
  出ざるを得なかったんでしょうね{/netabare}  

 ➄坂木しずか
  TV版では一番の遅咲きでしたが、徐々に売れ始めている感があり、
  後輩にも助言したりと、4年間の成長がうかがえます。

 ➅藤堂美沙
  部下をまとめ、指導する立場となり、それゆえの苦労も。
  真面目な性格なんでしょうけど、抱え込む傾向が顕著です。
  いい意味で頼ることを覚え、絶賛成長中。

 ⑦平岡大輔
  元気にやってる平岡にちょっと涙腺やばかったです。
  業界で仕事を続けられるきっかけとなったみゃーもりには
  恩を感じているらしく、彼のできる方法でフォローしてる姿に
  うるっ😢。

 ⑧遠藤亮介
  どんだけええ奥さんやねん!
  三行半でもおかしくない状況です。
  遠藤さんの気持ちもすごくわかるんですけど、
  生きていく、守るべきものがあるならあれじゃいかんでしょう。
  嘘でも誤魔化しでもいいから前に進まんと。

  遠藤さんは周りの人にものすごく恵まれていますね。
  ああまで言ってくれる瀬川さん、フォローしてくれるみゃーもり
  笑顔で支えてくれる奥さん。

6)印象深いシーン
{netabare}

 ➀軽く食事
  が、全然「軽く」になってないみゃーもりと宮井楓(笑。
  素面の時は「大人の対応」してますが、
  内心「どれだけため込んでんねん」と突っ込みたくなるシーン。
  三軒ハシゴの上、自宅にもビールの空缶が転がってましたね。

 ➁5人の飲み会
  みゃーもり、りーちゃん、えまっち、ずかちゃん、みーちゃん。
  TV版でも同じような飲み会があったんですけど、ペース早い早い。
  「皆さんよっぽどため込んでるものがあるんだなあ」と
  「心底心許せる友人なんだな」と
  感じたシーンでした。
  もうちょい皆さんの心の内を聞いてみたかったなとも思いました。
  
 ➂元社長 みゃーもりに問う
  ここ、涙腺やばかったです。
  「立ち止まっている場合じゃない。君たちは前に進まなきゃ」
  社長、ちゃんと責任を負ってますし、
  みゃーもりの背中を押してます。

  TV版の最後の方でロロがみゃーもりに
  「目先のことばかり考えている時期はもう終わりだよ。
   そろそろ、少し高い所から遠くを見る時がきたんだよ。」
  と、問うシーンがあったのですが、正直あの時のみゃーもりの回答は
  20点だったと思います。(1年目としては十分と思いますが)

  今回も社長に同じことを問われますが、
  やっぱり曖昧なままなんですよね。
  4年経ってもまだ答えにたどり着いていなかったんだなーと思いました。
  まあ仕事の哲学なんて見つけたと思ったら砕かれて…の繰り返しで
  強くなっていくもんですからね。

  この辺、やっぱ社長は年期からの強さがあるよね と感じました。
  彼もまた、折れて足搔いての繰り返しで辿り着いた境地なんでしょうけど。
    
 ➃舞茸、りーちゃんのキャッチボール
  TV版のえくそだすのコンテが上がらないときに
  舞茸しめじが言った粋なセリフからつなげた粋なシーンでした。
  りーちゃんもキャリアからすればまだまだなんでしょうけど、
  師匠に意見できるほどの場数は踏んできたことは十分わかります。
  舞茸の方も「商売敵」とりーちゃんを認めてますよね。

 ➄綸子はん 晒してしまう
  こんなん噴くしかないやろ(笑
  その後何事も無かったかのようにいつものスタイルに戻る
  メンタルの強さが素敵🌸 

 ➅退職後も意外と根に持ってない皆さん
  アニメ業界の普通なことなのかもしれませんが、
  トップのミスで職を失った人たちが割と普通にムサニの仕事してます。
  私の業界ではこんなことになったら、クビになった社員は
  会社や社長をボロクソ叩きまわって永遠に決裂すると思います。
  それに対して、作中の皆さんのメンタル的タフさを感じます。

 ⑦人生は永遠に俺たたエンド
  これ、名言ですね。
  目指す限り上はあるし、歩く限り道は続く。

{/netabare}



 

投稿 : 2021/02/17
閲覧 : 229
サンキュー:

17

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

TV版の焼き直し

変わらぬ味の、元社長のカレーを食べ、順調だった4年前とのギャップが心にしみるシーンには魂が入ってた。

そんな状態から立ち直るところが、最大の転機なのだが、正直理解できない。元社長のかけた言葉は名言ではあるが当たり前すぎて、薄い。ミュージカル調に誤魔化されているように感じた。

実際の製作部分のエピソードはどれもTV版の焼き直しである。TV版のような表現の細部は尺の関係で略されている。

問題が会社間の契約事項だというのも、自分にはわかりにくかった。

新しい展開がないなら、TV版で十分だった。
次があるなら、宮森が社長になって、みんなで“七福神”作って、売って、次世代を育てるところまでやってほしいのだが。

投稿 : 2021/02/17
閲覧 : 243
サンキュー:

12

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あれから4年。ムサニのメンバーが再集結!

詳細はテレビ版を見てください。

いつか必ず何としてでもアニメーション作品を一緒に作ろうと、ひょうたん屋のドーナツで誓いを立てた上山高校アニメーション同好会の5人。卒業後それぞれがそれぞれの場所でアニメーション制作に携わっていく。宮森あおいは「えくそだすっ!」「第三飛行少女隊」の制作を経て、少しずつ夢へ近づきつつ、徐々に自分の本当にやりたいことを考え始めていた。

あれから、4年。日々の仕事に葛藤しながら過ごしていたあおいは朝礼後、渡辺に呼ばれ新企画の劇場用アニメーションを任されることになる。しかし、この企画には思わぬ落とし穴があった。今の会社の状況で劇場用アニメーションを進行できるのか?不安がよぎるあおい・・・新たな仲間・宮井 楓やムサニメンバーと協力し、完成に向けて動き出す。果たして、劇場版の納品は間に合うのか――!?
(公式Introductionより)

というお話です。

結論から言えば、劇場版という尺を考えれば完璧な出来だったと思います。

もちろん、アニメ制作の現場における苦労と苦悩、そしてみんなで作り上げたモノが出来上がった喜びというカタルシスは、2クールのテレビアニメ版にはかなわないですが、そのぶん、水島監督……じゃなかった、木下監督のグダグダとした絵コンテできないよ~のくだりもスリムだったし、無責任で進行に支障をきたす太郎も控えめでしたし、すごく見やすくなっていると思います。

あれから4年。みゃーもりも、ほかの4人も、それぞれにアニメ制作というものに悪い意味で惰性となってしまって、そこに宙に浮いた劇場版企画を作り上げるために、バラバラになってしまった「第三飛行少女隊」制作チームが戻ってくるという流れは、本当に胸が熱くなる感じを受けます。なんていうか、あの瞬間の輝きをもう一度、という設定にしたのは素晴らしかったです。

それぞれが、それぞれの今の道というものを、それぞれの方向を向いて歩いている。そんなメンバーを、また集めて束ねる主人公。全編に渡って流れている、かすかな寂寥感も含め、ものすごくリアリティのあるお仕事アニメだったと思います。

なんだろう。不思議な感覚なのですが、続編を観たい気もあるけど、SHIROBAKOはもうこれで終わりでいいんじゃないかって気持ちもあります。それぐらい、いい最終回だったという気分なんです。たぶん、これ以上はもう蛇足だし、未練でしかない。ここで完結というのが美しい。そんな作品だったなという気がします。テレビ版を楽しんで観た人なら、この劇場版を観るのはマストだと思います。

投稿 : 2020/12/31
閲覧 : 240
サンキュー:

10

ネタバレ

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

結果的にTV版の評価を下げたのではないでしょうか?(ネタバレあり)。

ラストで「伝えたかったことは伝わった?」と問われました。
TV版では溢れる数えきれないほどの熱いメッセージが伝わりましたが
劇場版では、TV版以上のものを感じることはできませんでした。

いろいろ残念です。
TV版であたったから劇場版でもあてたかっただけのように感じてしまいます><。

劇場版でいきなり5年?経過させて
ムサニの状況も劇的に替えてしまった代償は
まったくそれにみあってなかったですね・・。


自虐的なのかどうなのか
本編終盤で語られる、修正前シヴァに対する登場人物たちの評が
そのまま本作の評のように感じてしまいます。


以下、いろいろ残念だったことを書き連ねます。


まず、宮森の仕事ぶりがよくわかりませんでした。
中盤以降に「プロデューサー」って言葉がやっと耳に入ってきて
ああ、そういえば・・って気づく程度の自分の認識でした。
制作進行の時の方がわかりやすかった。


劇中で作られた劇中作品での説得力が皆無・・。
TV版では、ここをこうやってみたっていうのを
じっくり実例で観て感じることで感動できましたが
劇場版では端折られすぎており
なおかつ完成品を観ても、ココロがまったく動かない・・。
←ココ、致命傷。。


「あがいてやる」発言ありましたが
これって現実の本作とリンクさせたい意図??。
劇場公開されたあとに、修正版を一部劇場限定公開?
DVD&BDもそっちに変更??(しらんけど)。
さすがにそれはナシでしょ。


いろいろ欲張りすぎて展開がTV版の焼きまわし・・><。
展開がTV版で観たものばかりで予測がついてしまうし
なおかつ端折られすぎてるので
新鮮な感動がほとんど得られませんでした・・。

例えるなら
同じ料理をまた出される。
違う素材に変えて変化つけてるけど、味の変化はほとんどなし。
前回(TV版)はフルコースだったのに
今回(劇場版)は一品料理になってしまって満足度激減・・的な。


好きだったTV版でのキャラも、キャラによっては大きくいじられて
これってTV版のキャラさえ、ある意味ころされてしまってますよね><。
(遠藤さんとか特に違和感大きかったです。
 なんか遠藤さん1人にヘイト役押し付けられてしまった気分・・)

でもやっぱ、TV版のムサニがころされてしまってるのが何よりかなしい。
それも劇場版のためだけにって理由で・・。
これってTV版の評価すら下げてしまってますよね・・。


できればTV版の続きの世界を
TV版2期としてじっくりゆっくり描いてほしかったです。


TV版ではいいアクセントになっていた
いろんな白昼夢展開?(夜もあったが)、幻覚展開?
も、過剰すぎて冷めてみてしまいました。
時代劇がかった某シーンも特に。

そこにさく時間があるのなら
もっとメイン5人の成長に焦点をあててほしかった。

多くの登場人物が少しずつ小出しされるだけなので
うすっぺらい総集編的にすら感じてしまいました。


他にも多く書きたいことでいっぱいなのですが
また考えがまとまってから追記したいと思います。


とりあえずの結論:TV版こそが至高!。


-------------------------------------------------
追記します。

違和感はどんどん湧いてきます。
まずは5年経ってる?ハズなのに5年前のまま?って感じる場面。

小笠原さんが相変わらず原画作業専念続けている??。
さすがに長すぎじゃないですか??。
「今やらないと後悔する」ってTV版と同じセリフいってるし。

矢野さんの実家問題も5年前そのまんま流用。
釣りシーンへのつながりもそのまんま流用。

なんか、いろいろ雑すぎじゃないですか??。


遠藤さんの嫁さんの場面。
なんか理想すぎて、エロゲっぽさすら感じる。。


序盤でのTV版の要約説明シーン
なんかデフォルメキャラ化で丸まるしすぎて
TV版本編の本質までチープにさせられてしまった気がします。

っていうか、そもそもその要約説明シーンない方がよかったです。
(未見の人もその方がいろいろ想像する楽しみができたと思います
 気になった人はTV版視聴につながるでしょうし)


TV版の劇中作品も、いくつかの場面で同様にデフォルメ引用されてますが
こちらもTV版本編の劇中作品がチープにさせられてしまった気がします。


第三飛行少女隊に至っては
TV版本編で否定した原作レイ〇を
2期でムサニ自身が関与してしまっている。
「仕方ない」とはいいつつも
これって実質、TV版の否定になってしまってますよね。

さらには野亀さんの「同じ轍は踏まない」発言も
いやいや、既に踏みまくってるでしょwっていう矛盾。


宮森がふいに本田さんに口にしそうになった
「いいですよね、本田さんは好きな仕事ができて」
っていうのも、やっぱ個人的に消化しきれません。
←個人的にはここもかなり致命傷。


本編最後でSIVAを完成させたからといっても
今後のムサニの変化につながる何かが得られたとは感じられない結末でした。

TV版ラストで
あんなに多くの関わった人たちとの一体感+想いの強さに感動させられたのに
たった5年経っただけで、絆はそんなに脆く崩れ去るものなの??。


かたや本作ではSIVA完成後直後から関係者は既に散り散り??。
あがいた結果、作品は完成しても、人と人とのつながりは??。

リアルな日常の繰り返し業務ではそういうものだとしても、それはそれ。
アニメの世界では、少し誇張された夢を見させてほしいのです♪。

せっかくTV版で味わわせてくれた感動・夢が
劇場版によって水をさされてしまった・・。
そんな気分だけが残されてしまいました。

このままだと
すぐにまた、第三飛行少女隊2期のような作品を作ってしまうんじゃないの?。

投稿 : 2020/12/14
閲覧 : 465
サンキュー:

19

ネタバレ

nas さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

またSHIROBAKOメンバーが見れて嬉しい

~3回目~
序盤と序盤以降でテンポを変えてるんだろうなとは思ってたけど改めてじっくり見ると序盤以降はめちゃくちゃテンポ速いなこれ。一拍置いたりみたいなシーンが一切ないというか脚本会議の入り口の1カットくらいじゃなかろうか
序盤は電話を無視してから実家にかけなおすシーン、好きなことを仕事にしてるからの自分が言いそうになって止めちゃうシーン、なんか少なくとももう一か所時間差で繋げてるシーンがあったような気がするけど、序盤がそういう使い方なのに対してミュージカルパート以降は台詞が切れてるシーンはほぼないしカットはバンバン入るし凄い
公園のシーンとか過去回想なのか現在軸の回想なのか最初わからなかったけどあえてわからない状態にしてリピートしてる描写な気がするし
初回で気づかなかったところだとカフェでやるかどうかを考えるシーンとか背景の光源からして恐らくカフェだけで朝から夕方まで考えてたっぽいな
まぁそれですらあの状態で決断するには短い気がするけど
他は最初の会議シーンだったかな、一見気づいてなかったけどよく見るとキャラ全員が細かく動きまくっててちょっと笑ったわ
人越しに会話するときは間の人がちょっと身を引いたりとか
ミュージカルパートも2回目以降見るたびにグッとくる感じが上がっていくしもう暫く見に行きそうな気がする

~初回~
良かった。SHIROBAKOは動かす時は動きが楽しいから良い
制作話ってどうやっても同じような流れしか出来ないんじゃないないかと思ってたけど新しい状況もありつつ上がるところはきっちり上げて来て良かった
基本的にはTVのあの感じをもう一回上手くやったなって感じだけどミュージカルパートとかもぶち込んでなかなかトリッキーなバランスで挑戦してきたような気がしないでもない
でも武蔵野アニメーションのスケジュール感がよくわからなかったな、第三少女隊のポシャった話が序盤でラストのホワイトボードはリトライの話だと思うんだけどパンフレットとか見たら書いてるかな

投稿 : 2020/10/11
閲覧 : 209
サンキュー:

4

ネタバレ

みゃー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

舞茸さんはこんな声じゃなかった

2度視聴してきました。

いやぁ、良かった。良かったんですよ。
だって2回見に行っちゃうぐらいですから。
小笠原さん可愛かったし。

SHIROBAKOがいかに素晴らしい作品かは
もう皆さん十分にお分かりのことと思います。

ファン向けな作品であることは否めませんが、それでも面白かった!

最後にどーしても気になってしまった点があったのでそれだけ言わせてください。

私の耳が確かならば、舞茸さんはTV版では
こんなにかっこいい声はしてなかったと記憶しております。
個人的にはTV版の茶目っ気ある声の方が好きです。

投稿 : 2020/07/02
閲覧 : 903
サンキュー:

14

ネタバレ

つむじ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメとは最高です

物語の序盤の変わり果ててしまったムサニにもう心がえぐられるような思いでした。
妙な現実というような、アニメなんだからフィクションのはずなのにどうもそうは考えられないほどのリアリティ。
タイマスの中止に嘆くスタッフたち、中でも遠藤の怒りには涙が出た。
閑散としたムサニの社内でテレビアニメでは新人だった子たちが一生懸命働いている姿には全然笑顔で見れず、辛い重い気持ちになってしまった。
それでもSIVAの制作が決まって、スタッフたちが再び結集なんてそれはもう感動しかありませんよ。全てが丸く収まるようにみんながムサニに戻ってくるなんてそんな御都合主義ではないけれど、それでも「アニメが好き」という共通の想いで完成したSIVAの最後のシーンなんて涙が止まりませんでした。
これ以上ないくらいの最高の俺たたエンドですよ!アニメ最高!!

投稿 : 2020/06/24
閲覧 : 242
サンキュー:

7

ネタバレ

名古屋のなかじ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白い!けど時期が...2期をずっと待ってるアニメ

映画、例のウイルスが蔓延し始めた時期と被っているので実力以下の評価しか受けられてない悲しいアニメ

内容はもちろん面白く、上演時間以上に感じる内容と満足感が得られます。

アニメのBD買ったら2期やってくれるかな?難しいかなという感じです。

時系列は現実の時間に沿って描かれているので没入感も得られ、ミュージカルパートも序盤の説明パートも苦に感じない安定したアニメです。

投稿 : 2020/06/12
閲覧 : 176
サンキュー:

4

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劇場版「SHIROBAKO」のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
劇場版「SHIROBAKO」のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

劇場版「SHIROBAKO」のストーリー・あらすじ

いつかアニメーション作品を一緒につくろうと、ひょうたん屋のドーナツで誓いを立てた上山高校アニメーション同好会の5人。卒業後、5人はそれぞれアニメーション制作に携わる。宮森あおいは「えくそだすっ!」「第三飛行少女隊」の制作を経て、少しずつ夢へ近づき、「自分が本当にやりたいこと」を考え始めていた。一方、日々の仕事に葛藤を抱きながら過ごしていたあおいは、新企画の劇場用アニメーションを任され、「今の会社の状況で劇場用アニメーション制作を進められるのか?」と不安を感じる。はたして、劇場版アニメーションの納品は間に合うのか――!?(アニメ映画『劇場版「SHIROBAKO」』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2020年2月29日
制作会社
ピーエーワークス
公式サイト
shirobako-movie.com/
主題歌
fhána『星をあつめて』

声優・キャラクター

木村珠莉、佳村はるか、千菅春香、髙野麻美、大和田仁美、佐倉綾音、山岡ゆり、葉山いくみ、米澤円、井澤詩織、田丸篤志、松風雅也、中原麻衣、吉野裕行、小林裕介、檜山修之、こぶしのぶゆき

スタッフ

原作:武蔵野アニメーション、キャラクター原案:ぽんかん⑧
監督:水島努、シリーズ構成:横手美智子、キャラクターデザイン・総作画監督:関口可奈味、美術監督:竹田悠介/垣堺司、色彩設計:井上佳津枝、3D監督:市川元成、撮影監督:梶原幸代、特殊効果:加藤千恵、編集:髙橋歩、音楽:浜口史郎、音楽制作:イマジン、プロデュース:インフィニット

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