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「泣きたい私は猫をかぶる(アニメ映画)」

総合得点
72.6
感想・評価
134
棚に入れた
645
ランキング
1092
★★★★☆ 3.7 (134)
物語
3.5
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.5

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泣きたい私は猫をかぶるの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

猫視点がユニークだけどラブコメとしてはイマイチ

佐藤順一監督(ともう一人の方)、岡田麿里脚本のジブリっぽい恋愛アニメ映画。100分ちょい。
(作品データベース様より転載)

【良い点】
ちょっとフシギ要素があるラブコメとして手堅い内容。
ヒロインのムゲが猫になって好きな男の子の本音聞いたり、猫ならではの視点や運動能力で活劇したり。
猫の描写が丁寧なので、ネコ好きには良さげなファンタジー。

ラブコメやジュブナイルとしては、素直になれない中学生男女の複雑なすれ違いを、マリー脚本特有の面倒くささで生々し…
もとい、瑞々しく描いている。
猫になって視点を変えることで大切な事に気付いたり、終盤の騒動でふたりの距離が自然に縮まる感じ。

声優陣は主演ヒロインの俳優を本職声優で固める布陣で安定感ある。

【悪い点】
モブの陰湿なイジメが不愉快。
机の下敷きになったがあまり留飲が下がらない。
全編通して鬱屈していて作風が重く、痛快さに欠ける。マリー脚本らしい生々しさも本作では裏目に出ている。

70分延々と陰気な現実パート、残り30分で手垢の付いた異世界パートという構成が微妙。
70分で溜まったフラストレーションを残り30分では解消できず。

ヒロインはキャラは立っているがあまり可愛く無く、相手男子も地味。
友人もあまり存在感無かった。
男子は後半ラスト30分辺りからの展開で活躍するも、それまでの経緯が面倒で、急にラブコメしている唐突感。
展開やセリフ回しもありがち、ヒロインたちに共感出来ないまま型通りのラブコメ会話と感じてしまった。

猫の異世界が手垢の付いた世界観描写であまり外連味感じない。
残り30分で急に出てきた善意の猫たちの助力も唐突で御都合主義感じる。

キャラデザが地味。

【総合評価】2~3点
サトジュンの無難さとマリーの偏屈さの各々悪い側面がミックスされてしまったか。
無理して(ニガテであろう)ジブリ風なラブコメ作ろうと試みて上手くいかなかった感。ジブリ風味と生々しい作風は相性悪い。
評価は普通〜良い辺りが妥当と思いつつ、普通寄りの「悪い」
劇場版クオリティーで手堅く纏まっている佳作だけど、全般的に無難な上に不快要素を挽回できる強みに乏しい。

投稿 : 2022/09/25
閲覧 : 126
サンキュー:

9

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:----

後半の擬人化した猫づくしな世界観が好きでした

主人公のムゲがなかなか強烈なキャラで、好きな男子である日之出に対するアプローチは本来なら明るいラブコメて感じのシチュエーションなんだけど、周りの目もあり、される側も嫌になるでしょうね。

明るく振る舞っているムゲでしたが、自宅では家庭環境もあり、荒んでいる印象。一方の日之出も悩みを抱えていたりと、多感な時期の中学生を描いていることもあってか前半は暗い印象で、しいていうと、ムゲが猫の太郎に変身して日之出に会いに行っている場面が癒しという感じでした。

それゆえに自分はファンタジー色の強い後半が好きでしたね。まるで千と千尋や猫の恩返しみたいな世界観。猫店主が神出鬼没なところといい、ストーリーをかき乱している存在て感じで盛り上げていたように思います。

最後はムゲの恋愛が成就してハッピーエンドて感じで良かったですが、しいていうと、きなこが薫のもとへ帰る様子とか描かれてなくて、あっさりした終わり方だったのがちと物足りなかったかな。

投稿 : 2022/09/21
閲覧 : 106
サンキュー:

9

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

作画とアイディアは良かったけど

なんかポンポン話が進んでって
置いてかれた感じ

作画とアイディアはよかったけど

陽キャな主人公
猫になる能力、引き換えに顔を取られる
離婚後の新しい母との葛藤
あとなんかどっか陶芸だか作業場が閉まるとかなんとか

説明少なくてポンポン進んでいくので
ちょっとよくわからなくなってた
詰め込みすぎでは?

主人公が女の子なのに猫になったら太郎だし
ムゲってだれだっけ?
っと名前も途中よくわからず

日曜日の朝の中学生向けな感じでした

投稿 : 2022/09/21
閲覧 : 130
サンキュー:

5

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

泣ける程ではなかった…

岡田麿里に期待してみたが…絵が綺麗な平凡な作品、
未成年の判断てやっぱ危うい。自業自得的な展開。

投稿 : 2022/09/19
閲覧 : 102
サンキュー:

2

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ファンタジー+ラブコメでおもしろかったし、よかったけど、おはなしはどこかで見たような。。

公式のINTRODUCTION
{netabare}
『ペンギン・ハイウェイ』のスタジオコロリドが贈る、長編アニメーション映画第2弾。 猫 の世界を通して繰り広げられる、私を見つける青春ファンタジー
第42回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞作『ペンギン・ハイウェイ』で賞賛の声を浴びたアニメーションスタジオ「スタジオコロリド」。新進気鋭のクリエイターがあつまる注目のスタジオが手掛けた、長編アニメーション映画第2弾作品『泣きたい私は猫をかぶる』。

監督は、「美少女戦士セーラームーン」『おジャ魔女どれみ』など90年代アニメを支えてきた、日本アニメ界の重鎮・佐藤順一と、スタジオジブリを経て現在はスタジオコロリドにて数多くのCMや映像作品に参加、本作で長編監督デビューを飾る柴山智隆。トップクリエイターと新世代の注目すべきクリエイターがダブル監督としてタッグを組んだ。
脚本は、日本中が涙した大ヒット作『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や、『心が叫びたがってるんだ。』『空の青さを知る人よ』、ほか自身が監督を務めた『さよならの朝に約束の花をかざろう』など確かな描写力で定評のある脚本家・岡田麿里。
声の出演は、実力派女優でありながらアニメファンを公言、声優へのリスペクトも強いことで知られ、これまで『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』などの話題作にも出演している志田未来と、「東京喰種トーキョーグール」「ダイヤのA」「鬼滅の刃」など人気アニメ作品に多数出演、声優界で絶大な人気を誇る花江夏樹が、多感で繊細な中学2年生のムゲと日之出をダブル主演で務める。また主人公・ムゲを「猫」世界へと導く謎のお面屋・猫店主に山寺宏一、ムゲと日之出の担任教師におぎやはぎの小木博明ら豪華キャストがそろった。
そして本作の主題歌はネット発音楽シーンで大注目のヨルシカが担当。メロディアスかつエモーショナルな音楽性と、まるで小説を読んでいるかのように綿密に築き上げられた世界観でリスナーたちを釘付けにしており、先ごろオリコンが発表した『2020年 ネクストブレイクランキング』で世代別10代・20代で2位を記録、「第34回日本ゴールドディスク大賞」でベスト5・ニューアーティストを受賞するなど話題の2人組バンド。
書下ろしとなる主題歌「花に亡霊」は本作の世界観を音楽で表現しており、物語をより深くより鮮やかに紡いでいる。

新時代を切り拓く2020年にふさわしい渾身の長編アニメーション映画『泣きたい私は猫をかぶる』がいま、生み出される―
{/netabare}

スタッフ{netabare}
監督:佐藤順一/柴山智隆
脚本:岡田麿里
キャラクターデザイン:池田由美
演出:清水勇司
作画監督:加藤ふみ/横田匡史/永江彰浩/村山正直/薮本和彦/石川準/藤巻裕一/植村淳/小峰正頼/橋本尚典/石舘波子/加藤万由子/小野田貴之/田澤潮
美術監督:竹田悠介/益城貴昌
色彩設計:田中美穂
CGディレクター:さいとうつかさ
撮影監督:松井伸哉
編集:西山茂
音楽:窪田ミナ
主題歌:「花に亡霊」ヨルシカ(ユニバーサルJ)
企画:ツインエンジン
制作:スタジオコロリド
製作:「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会
{/netabare}
キャスト{netabare}
笹木美代:志田未来
日之出賢人:花江夏樹
深瀬頼子:寿美菜子
伊佐美正道:小野賢章
笹木洋治:千葉進歩
水谷薫:川澄綾子
斎藤美紀:大原さやか
坂口智也:浪川大輔
猫店主:山寺宏一
楠木先生:小木博明
{/netabare}


感想

{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
私はあたなの力になりたい。好きって言われたい―

笹木美代(ささき・みよ)は、いつも明るく陽気な中学二年生の女の子。空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトからは「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれている。しかし本当は周りに気を使い、「無限大謎人間」とは裏腹に自分の感情を抑えて日々を過ごしていた。
そんなムゲは、熱烈な想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人(ひので・けんと)へ毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があった・・・。

それは、猫の姿になって 大好きな日之出に会いにいくこと。

実はムゲは、ある夏祭りの夜お面屋にいた猫の店主から、「かぶると猫へと姿を変えることができる」という不思議なお面をもらって以来、猫・太郎として日之出の家に通っていたのだ。
普段はクールに振舞う日之出だが、太郎にだけは素直な気持ちを打ち明けることができ、いつしか太郎は日之出の支えになっていた。
≪人間≫のときには距離を取られてしまうが、≪猫≫のときには近づけるふたりの関係。ムゲもまた、猫でいれば周囲との関係に悩むことない自由さを知り、次第に心地よさを覚えていく。

猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになるムゲ。
ある日、再び現れた猫店主から、猫の“お面”とムゲの“顔”を交換し、≪人間≫を捨て≪猫≫として生きるよう迫られる・・・

このままずっと、彼のそばにいたい。でも、《私》に戻ることができなくなる――
自分が誰に支えられているのか。大切なものに気がつくとき、二人の世界が変わり始める。
{/netabare}
感想
{netabare}
ざっくりしたあらすじは↑を見てね☆彡


ムゲはお母さんが家出して、捨てられたって思ってて
お父さんが新しくいっしょに暮らし出したカノジョの薫さんとも
あんまりうまく行ってないみたい。。

賢人クンはお父さんが死んじゃったのかな?
陶芸工房をやってるおじいさんとお母さん、お姉さんの4人暮らしで
お母さんから進められる進路のことで
自分の意見をはっきり言えなくって悩んでる。。


明るくしてるけど、あんまり人の世界にいたいって思ってなかったせいか
ある晩、妖怪っぽい猫のお面屋さんから、かぶると猫になれるお面をもらって
猫になってクラスメートの賢人クンと知り合って
猫の太郎になって賢人クンにかわいがられる気もちよさを知ったみたい。。

それで賢人クンに恋して、積極的にアタックしてったんだけど
人のムゲは冷たくされるだけで
ムゲは猫になって賢人クンのところに入りびたるようになったの


そんな猫になってたときに、賢人クンが
何でもはっきり言えるムゲがうらやましい、みたいなこと言ってるの聞いて
賢人クンになぐさめる手紙を書いたんだけど、クラスの男子にからかわれて
恥ずかしく思った賢人クンから、キライだ!って言われちゃった。。

それに、がんばって明るくしてるのに、薫さんにも
笑ってないで言いたいこと言えばいい、とか言われちゃって
とうとうキレて、猫になって家出しちゃったんだ。。


そのまま賢人クンのところに行って
ずっと猫のままでいいかな。。って思ったらお面屋さんがあらわれて
人の顔を取られて、人にもどれなくなっちゃった。。


それで3日間帰ってこないムゲのことをみんなが心配して
賢人クンも探してるの知って、ムゲは人にもどりたいって思ったんだけど
ムゲの顔は薫さんの猫に取られて、ムゲの代わりに学校に行ってたの。。

薫さんの猫は薫さんがムゲと仲よくなって幸せになってほしかったみたい。。

でも、自分の猫がいなくなって悲しむ薫さんを見てて
薫さんの猫も猫にもどりたいって思って、賢人クンに本当のことを話して
元にもどしてもらうためにいっしょに猫の世界に行ったの

そこにはお面屋をさがしに来てたムゲもいて
薫さんの猫は人の顔を返したんだけど、ムゲは元にもどれなかった。。

ムゲが元にもどっても、あんまりいことがないから
本気で元にもどりたい、って思ってないのが原因みたい。。


そこに、早くムゲを猫にして残りの寿命を取ろうとして
お面屋が追いかけてきて、猫の姿のムゲと賢人クンは逃げまわるうちに
おたがいに支えられてることに気がついて
ムゲは本気で人にもどりたい、賢人クンももどしたい、って思った。。

そしたら猫の世界で知り合った、元は人だった猫たちも助けてくれて
ムゲは人にもどれて、おたがいに告白した。。ってゆうおはなし



おはなしはよかったけど、ラブコメ成分がたりなかったかも?

ムゲも、つらいのガマンして明るくしてる設定はよかったんだけど
ただのおばかでガサツな少女みたくなってて
悩みみたいなのがあんまり伝わってこなかった。。

それでおはなしが、ちょっと薄くなってた気がする。。


あと、後半のお面屋との追いかけっこが
ムゲが元にもどれるのは分かってるのに
引っぱりすぎてとちゅうであきてきちゃったかも。。

猫になったムゲはかわいいんだけど
人にもどったムゲと、賢人クンがいっしょに逃げた方が
いつの間にか2人が手をつないでた。。
みたいなラブコメっぽいシーンを入れられて、よかったかも?って



全体的にはよかったんだけど、何となく岡田麿里さんがジブリの
「耳をすませば」と「猫の恩返し」と「千と千尋の神隠し」
を見たあとすぐ脚本を書いたみたいな
どこかで見たようなおはなしになってたみたい。。
{/netabare}
{/netabare}

.

投稿 : 2021/10/10
閲覧 : 364
サンキュー:

32

ネタバレ

楼蘭 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ジブリ風 ムゲの声がいい

猫の世界の様子とかジブリ風
他愛もない話だけど猫になるのは良かった
ただ、後半にいろいろ詰め込み過ぎて、分かりづらくなっているのは残念
色々ツッコミどころがあるストーリーだけど、
好きな女の子以外に付きまとわれるのは正直恐怖でしかない
きなこが、ムゲの姿では、きなこの代わりに成れないから猫に戻るって流れは、ムゲになる時に判って受け入れていた筈で不自然
猫を飼っている人は、いずれは別れを受け入れている訳で、薫さんでも同じな筈
自我を持って猫から人に変われたら、大好きな飼い主とずっと時間を共有できるわけで、猫に戻るとか絶対考えないと思った

投稿 : 2021/07/22
閲覧 : 157
サンキュー:

1

ネタバレ

かかのん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

手慣れているんですが…ちょっと食い足りない?

導入と猫かぶりの設定が面白いのに日之出とムゲの青春模様が食い足りない…

どうしてもジブリの耳をすませばを対比してしまって。
リアルな部分のラブレター?をクラスメイトに読まれてしまうと言う
ヒロインの危機が葛藤の直接のトリガーにならずに、ヒロインの失踪を
軸に「サブキャラによる周囲固め」は老獪でソツが無いんですが
勢いと若さに欠けましたね…

あの読んだ男は日之出がぶん殴ってから顔背けて
「俺はお前なんか好きじゃない!」と言わせないと
「何こいつ?勝手に読む無法よりテレの方を優先する男なんだ?」と
ちょっとモヤってしまった。

最近流行りの真っ直ぐ系主人公ばかり見てきたので新鮮では有るんだけど
モヤるのは良くないとおもいます。

後は想定内の進行でちょっと「どこかでコレ見たなあ?」と言う。

作画も音楽も手慣れていて全然問題無いんですが見た後に
印象に残っていないのがちょっとキツかった…

ネトフリで観てよかったなあ。

投稿 : 2021/03/15
閲覧 : 179
サンキュー:

2

ネタバレ

HAKU さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

新年1発目はこれって決めていた!

スタジオコロリドの新作映画で、舞台が常滑市、主題歌をヨルシカが担当・・・こりゃ観るっきゃない!って思っていた作品です。
{netabare}
スタジオコロリドさんと言えば、ペンギンハイウェイが頭に浮かぶと思います。
あの映画でも、映像美だとか、声優さんの演技のすばらしさとか、原作の謎感(?)をしっかりと落とし込んでいる辺りとか・・・とても好印象でした。
それに、愛知出身の自分にとって、身近な常滑が舞台ってのも嬉しかったです。
こりゃあ、観終わったら聖地巡礼だ!って観る前から息巻いていたものです。(笑)
さらに、主題歌はヨルシカさん!基本アニソンばかりしか好きにならない自分が、気が付いたら好きになっていた人たちです。
youtubeで広告に出てきたことが始まりだったと思いますが、いつもはスキップするはずが、つい最後まで聴いてしまったんだと思います。
自分でも珍しいなと思っていますが、他の曲もどんどん聴いてCDも全部買ってしょっちゅう聴いているくらい好きでした。
これだけ揃っているのに、さらに声優陣がなかなか豪華!
その中でも目を引いたのは志田未来さんです。
アリエッティの名演が心に残っていて、今回はどんな声を、演技を披露してくれるんだろうとわくわくしていました。
こんな期待だらけの泣き猫・・・コロナのせいで劇場公開が一時白紙になり、ネトフリの独占配信が決定しました。
でも、そう決断した理由がまた粋で・・・。
コロナで混迷を極めている世界に、エンターテイメントが必要だから、劇場公開ではなく、自宅でも気軽に観ることができるネット配信にするというのです。
でも、きっと劇場公開するだろう、ネトフリ配信ならいつでも大丈夫だから待っていようと決めました。
次第に、舞台である常滑を皮切りに劇場公開が始まりました。
(ちなみに、常滑では地元の方を対象に特別上映会が組まれるという粋な計らいが・・・!でも、コロナのせいでそれも中止に・・・僕は常滑在住とかではないから関係ないんですけどね(笑)製作者側の、世界に少しでも貢献できたらとか、舞台となった人たちに少しでも魅せてあげたいとかいう心意気がとても素敵ですよね。)
ほらきたぞ、待ってました!やっぱり本作は劇場で観たい!と思っていたのでネトフリの契約は後回しにしていて、仕事も落ち着いてきた頃によし観るぞって思ったら、愛知での上映は終了・・・
流石にこの時は自分を呪いましたね・・・何やってんだ!って・・・
ここまできたら、何か特別な日に観ることにでもしなきゃ収まりがつかないぜ!ってことで、元日に観ることを決めていたのでした。
{/netabare}
↑ネタバレではありませんが、今日観ようって思ったわけがだらだらと綴られています。ちょっと長いので畳んでおきます。(笑)

PVは何度も何度も観ていたので、きっと主人公の女の子がネコになっちゃって、ネコの自分なら好きな男の子にもこれだけ近づけて・・・このままネコでもいいか、いやよくない!でも戻れない!みたいな物語なんだろうなぁって思っていました。
しかし、序盤で主人公の美代(通称ムゲ)が日之出に対して猛アタックしているのを見て、おやおや?自分の思っていたのとは違うようだぞと思い、気軽にネコになり、気軽に人間に戻る様子も見て、こりゃあ全然予想と違ったなぁとなったものです。
この破天荒?な性格の主人公を好きになれずにつまらないって思ってしまう人もいるかもなぁって思いました。もう少しマイルドにしてもよかったかもってね。

あだ名であるムゲは無限大謎人間という意味。
それはきっと、周りとは一線引いているけど、周りから嫌われたくないという優しいけれど不器用な美代だからこその奇怪な行動がそうさせたのではないかと思います。
その背景には、親の離婚・再婚もあると思います。
きっと、産みの親のことは好きなんだと思います。
幼少期にリビングにあった絵本、全部美代の部屋にありましたしね。
お母さんの作った煮物、大好きだったからこそ、義母の煮物には手をつけないんだと思います。
義母に対しては、表面上は上手くやっているていだけれど、お母さんとは呼ばず薫さんと呼ぶし、大事なことは言わないし、敬語だし・・・
多分、自分の家なのに自分の居場所がないと感じていたのではないでしょうか。

小学生の時、親の離婚のことでいじめられてしまった美代。
そこで仲の良かった頼子もいじめっ子に利用されてしまって・・・気持ちが爆発した美代に、必死で謝る頼子がとても健気でいい子だなぁと思いました。
だからこそ、周りをどうでもいい案山子に見てしまう美代であっても、頼子のことは頼子として見ているんだなと思います。

中学生ならではの、大人な部分と子どもな部分がない交ぜになっている様子がよく表現されていると思います。

傍目から見たら元気印の変わった女の子ですが、心の中ではたくさんの悩みを抱えて、我慢して生きているのです。
そんな不安定なところを、ネコ店主に目をつけられてしまったのでしょう。
ただ、美代はネコになったことで、日之出の優しさに触れ、心惹かれたのでしょう。
そして、ネコの姿で交流を交わすことで、優しい顔や言動に触れていき、もっと好きになっていったのだと思います。

それで、ネコになった時に落ち込んでいる日之出を見て、励まそうとして手紙を書くけれど、それをからかわれる・・・あの男子たちに対してだけ凄まじい嫌悪感があります。腹立つ中学生男子って感じではありますが・・・。
きっと、その時の日之出の拒絶の言葉が人間じゃなくてもいいやというきっかけだったんだと思います。
頼子はそれを見抜いていて、校長室に呼び出された後、あいつらなんかのせいで家出しないって言ったんだと思います。
そして、日之出のせいだって言わない優しさ、日之出の好きという気持ちがあったとしたらそれを最初に聞くのは自分じゃないという律義さ、ほんといい友達ですよ。

父親は置いておくとして・・・
母も義母も、自分勝手な部分があったとしても、どちらも美代のことを愛している、愛そうとしているところは同じだということも分かります。
母の愛は分かりますが、義母の美代に対する愛は、形だけではないんだなって分かって嬉しかったです。
最後の美代の言葉から、美代もそのうちその愛を理解することができるんじゃないかなって思います。

猫島に行ってからも、わくわくするような世界観・・・だったのですが、そんな雰囲気で入っていったわけではないので、楽しめないというのが口惜しい!
なんなら、1年前(なのかな?)に美代がネコになるきっかけになったお祭りの時に、猫島に迷い込むみたいなところが観たかった!
みんないらないって思っていたけど、ここは素敵!ネコっていいかも!それでネコの仮面をもらう・・・みたいな・・・と、勝手なことを言っておりますが(笑)
とても楽しそうなところでしたが(ネコ店主の野望渦巻く辺りは不気味ですが)、ネコになった人たちのことを考えると、ちょっと複雑です。
{netabare}助けてくれたけれど、きっと2度と会うことはないと思います。
彼らがネコとなって会いに来てくれるかもしれませんが、言葉を交わすことはできません。
人間の美代は、一度はネコになってもいいと気持ちが揺らぎましたが、最後には人間として生きていきたいと思い直しました。
ネコのきなこは、一度はご主人(義母)をもっと幸せにしたいと思い人間になることを選びましたが、ネコとしてとても愛されていたことに気づき、やはりネコに戻りたいと思い直しました。
それでは、ネコになった彼らは・・・
そう思うと心のモヤモヤが消えません。{/netabare}

泣き猫は、全体を通して愛情について伝えようとしているんだと思います。
母の愛、義母の愛、恋愛感情、ペットへの愛、ご主人への愛、そして友情・・・
そんな愛が周りには溢れているんだよって伝えたいのだと思います。
だから、恋愛物に見せかけた・・・なんというんでしょう、愛情物?ハートフルストーリー?
とにかく、心が温かくなる作品であるのは確かです。
※ちらっと調べたら、 {netabare}生きにくい世の中で抑圧している自分と向き合おうっていうが話の本筋なのかな?
人間社会を生きていくのは生きにくさがあるけれど、それは外的要因ではなく、もしかしたら内的要因の方のが大きいのではないか。その内的要因(自分の抑圧=猫を被る=仮面を被る)からの脱却(抑圧からの脱却=仮面を外す)を描いているようです。大事なのは、巨大な敵を倒すことではなく、自分と向き合うこと、ということでしょうか。
だからこその、美代の悩みと日之出の夢が取り上げられていたのかなと思います。詳しくはHPで!{/netabare}

エンドロール、こういう形、最高に好きです!
声がなくてもしっかり口が動いてて、全部じゃないけど文字でセリフもあって、他の部分は観てる側が勝手に補完しちゃえるし・・・
猫島の出来事を知らない頼子が、2人のことを聞いて喜んで泣いてくれたのを見たときは、こっちももらい泣きしそうでした。頼子、最高だぜ!
こんな見せ方、いいですよねぇ。

曲も最高でした!
BGMもよかったですが、なんといってもヨルシカさんの3曲!
曲の入れ方もなかなかよかったですし、新曲の「嘘月」も鳥肌ものでした!「花に亡霊」も新曲と言えば新曲なのですが、泣き猫を観る前からもう何度も聴いていましたから新曲感が薄れてしまっています(笑)
でも、映像と合わせて聴くと、「夜行」も「花に亡霊」も新鮮な感じがしました。

最後まで観て思ったことは、やっぱり映画館で観たかった!でした。
声の演出もBGMも映画館と自宅とでは大きく違うのです。
本当に惜しいことをしました・・・!
でも、今年1番に観ることができたのはよかったです。
今年1番が泣き猫でよかった!

投稿 : 2021/01/01
閲覧 : 201
サンキュー:

5

ネタバレ

ハルジオン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

現代版猫の恩返し

現代版猫の恩返し

投稿 : 2020/11/28
閲覧 : 351
サンキュー:

1

ネタバレ

88. さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

気持ちには正直になろうねって話?

ムゲちゃんのいろいろな交錯する気持ちを焦点に当てた物語。


タイトルと内容が前から結構気になってたので、この度NETFLIXで視聴しました。

明るく元気が取り柄のムゲちゃんと寡黙でクールな日之出くんのピュアっピュアな甘酸っぱい恋愛ストーリーを期待して見てましたが、全然違いました。

日々笑顔を絶やさずに好きな日之出くんに毎日猛烈アタック(物理)するムゲちゃんかわいい。

ストーリーとしては、お面屋を名乗るしゃべる猫から猫に変身できるお面をもらって、毎日日之出くんに会ってたけど、ある日気持ちがグシャグシャになってしまって、ずっとねこのままになりたいと願った。
そしたらムゲちゃん(猫)が人間の姿に戻れなくなってしまった!
一方その頃、日之出くんは元気なムゲちゃんにも、元気じゃない一面があることを知る。
ムゲちゃんが猫になったことを知った日之出くんは、もとに戻すためにめっちゃがんばる!


的な感じでしょうか。
他にも、{netabare}父の再婚相手の婚約者と同居していて、すごく複雑な海底事情{/netabare} とか{netabare}日之出くんは実は陶芸の道に進みたいけど踏みとどまっている{/netabare} とか{netabare}再婚相手の愛猫も実は寿命を欲しがっていたけど、途中でやっぱりいらないって言い出す{/netabare} とか{netabare}猫の異世界があってそこには過去に人間から猫になった人たちがいたり{/netabare}などとにかく要素が多かった。

そしてなにより、これはラブコメではなくラブストーリーでもなく非日常系ファンタジーでした。

まぁ恋愛要素としては{netabare}最後の最後で告白するんですけど、本当におまけみたいな感じなので期待しないほうがいい{/netabare} ですね。

前述した通り、いろいろな要素が複雑に絡み合っていて、私の脳では処理しきれませんでした(笑)

しゃべる猫の目的は、お面をつけた人間を狙って寿命を奪うことらしいのですが、つまり、人間と猫では寿命があまりにも違いすぎるので、もっと寿命がほしい!ってことなんでしょうか?

長々と書きましたが、全体としてはちょっととっ散らかってるなーという印象を受けました。


声については、特に申し分なくみなさんいい演技でした。
特に違和感も感じなかったです。


キャラについては、まぁ、ファンタジーということを除けば、リアルな学生の心情を描いているんじゃないかなと思いました。
私はムゲちゃんみたいな子好きですけどね。もしかしたらああいうタイプの子はあまり好きじゃない人は多いかもしれません。

作画については、背景はめちゃくちゃキレイでした。某名前を尋ねる映画とか某空模様のお子さんに負けず劣らずの背景の綺麗さでした。
キャラもかなり動いていてよかったです。
個人的には、ムゲちゃんの不満爆発シーンの顔芸が好きです。

音楽も挿入歌といい、主題歌といいすごく作品とマッチしているなという感じで良かったです。



あと、終盤のクライマックスが、全然盛り上がらないというか、感情移入できないというか。。。

終盤で突然現れた元人間のみなさんがお面屋を邪魔してさぞキーパーソン(キーキャット?)ヅラしてるのはなんだかなぁと思いました。


悪くはないのですが、平々凡々、波がなく単調って感じがしました。

あと、エンドロールの後日譚、あれをアニメーションで声つけてやれや!!!!って思いましたね。

アニメーションなのに、文字でセリフを表現するの、あんまり私好きじゃないのでちょっと残念でした。
せっかくのアニメーションだし、特に文字で伝えたらかっこいい場面ってわけでもないので、文字じゃなくて音で伝えたらいいのに、って思います。


全体として辛口な評価になってしまいましたが、ファンタジー作品好きな人にはおすすめです!ただし恋愛ものとしてみるのはあんまりかもです!

投稿 : 2020/11/03
閲覧 : 204
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5

ネタバレ

Fanatic さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

シンプルで観やすいストーリー。人物描写に物足りなさも……

制作は「ペンギン・ハイウェイ」や「BURN THE WITCH」のスタジオコロリド。
コロナ禍の影響でWEB配信されましたが、元々は劇場公開予定作品だったらしく、作画はとても綺麗です。
脚本担当が、「あの花」や「さのならの朝に約束の花をかざろう」の岡田麿里さんと聞いて、センチメンタルでファジーな雰囲気の作品かと思いましたが、とてもシンプルで観やすい物語でした。

主人公の笹木美代は、クラスメイトから「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれる、中学二年生の女の子。
序盤でいきなり、思いを寄せる日之出賢人に背後からヒップアタックを食らわせるなど、良く言えば自由奔放、悪く言えば、奇行の目立つ風変わりな少女です。

いくらなんでもこんな女の子いないだろ~、と、ちょっと引き気味で観始めましたが、実はムゲちゃん、猫に変身できるお面を手に入れて、日頃から日之出に近づいているという設定があり、奇行も猫の時の癖が出たりしてのかな?なんて脳内補完しながら観ていました。
よくよく考えると、それはそれで気持ち悪さはあるのですが……。

一見、自由奔放に見えるムゲですが、複雑な家庭環境で育ったため、常に本心を隠し、弱みを見せないよう明るく振舞っているという事情が徐々に見えてきます。
そして、猫に変身して好きな男の子の傍にいるときだけは素直に甘えられるムゲ。
タイトルの「猫をかぶる」は、人間のときのムゲと、猫に変身するムゲの二つにかかっているのでしょう。

冒頭にも書いた通り、物語は至ってシンプルで、特に頭を使うような場面もありません。
薄っぺらいという意見もあるかもしれませんが、文芸と映像を混同しているような、無駄に難解な作品も少なくない中、個人的には好感が持てました。

ただ、個人的に薄っぺらいと思ったのは、物語というよりキャラクターの人間味に関してです。
前述のヒップアタックもそうですが、普通、こんな行動しないだろう、この場面でこんなリアクションはとらないだろう……みたいな場面が多々あるのです。

{netabare}
特にキツかったのは、ムゲが一念発起して日之出にラブレターを渡すエピソード。
先ず感じたのは、クラスのみんながいる前でそんな物を渡すかな?という違和感。
渡された相手だって恥ずかしいでしょうし、普通はこっそり手渡しますよね?

さらに、その事をクラスの他の男子にからかわれ、こともあろうか、ラブレターを奪われてそのクズ男子に音読されてしまいます。
小学生ならまだしも、中学二年生にもなって、そんなことしますかね?
百歩譲ってしたとしても、そんなことするクズ男子、速攻でクラス中から総スカンですよ。

しかも……しかもです!

直後、そのクズ男子から手紙を奪い返した日之出。
よぉ――し、いったれぇ!という見せ場のはずなのに、なんと彼まで、ムゲに向かって「俺は恥ずかしい。大嫌いだ」と言い捨てて手紙を握りつぶす公開処刑。

確かに本音はそうかもしれませんが、ムゲの気持ちを考えたらたとえ好きじゃなくたってそんな無神経なこと言えませんよ。

しかも……しかもです!

そんな酷い扱いを受けたにも関わらず、日之出に対して全くぶれない好意を持ち続けるムゲの鈍感さ。
さらにEDでは、音読したクズ男子に何事もなかったかのように挨拶する、寛大すぎるムゲ。

ドMかな?

この辺りの、あまりにもリアリティのないやりとりにはさすがにドン引き。
この件があったことで、人間として生きていくことに嫌気がさしたムゲは、完全に猫として生きていく方が幸せかも……と思い始めるのですが、逆に、その展開に持って行くために無理やりキャラクターたちが動かされている気がして、とてもモヤモヤしてしまいました。
{/netabare}

全体的には、決してつまらない作品ではありません。
テンポもよくて観やすいですし、変なケレン味もなく、シンプルに良い物を作ろうという真摯さも伝わってきて、視聴後感も爽やかでした。
もっと登場人物のメンタリティを掘り下げてくれればかなりの秀作になり得ただけに、惜しいなぁと思いました。

投稿 : 2020/11/02
閲覧 : 191
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4

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

猫になりたいって、あったな~。

ヨルシカの「花に亡霊」って楽曲がバックに流れるCMを観るたびに
小学校の娘がこれ観たいなって言ってたもののNetflix入ってなかった
ので断念してました。

なんでNetflixだけなんだよ~って当初思ってましたけど、その経緯は
元々劇場公開の予定だったのがコロナの影響で
Netflix独占配信になったというのを知って納得。

この度Netflixに加入したのでようやく娘と視聴しました。

序盤。
主人公の美代(あだ名はムゲ)は裸足で好きな男の子
(日之出)にヒップアタックしちゃうような、ぶっ飛んだ行動連発で
う~んってなりつつ観てました。

ムゲの行動が大袈裟すぎてってのは
ありましたけど、このムゲが猫の仮面をかぶって変身した
猫の姿があまりに可愛くって・・・

あのブルーの瞳で健気になついてきたら、日之出じゃなくても
猫好きならとりこになっちゃいます。

日之出が陶芸をやってる設定は、どこかで見たようで逆に意外性が
なくない?なんて思ったり、
教室での好きな人への手紙を取り上げられてみんなの前で
読まれてしまうシーンとかもまあありがちだなってとこはありました。

中盤は人間関係が上手くいかなくて現実逃避ぎみに。
(自分も中学生くらいに猫になりたい~なんてアホなこと
思ったことあったような気がします。暖かいところで日向ぼっこしてる猫とか、羨ましく感じたりしちゃうんですよね)

家庭内でも父親や婚約相手の薫と上手くいってなかったりで、
ムゲは猫になって家出してしまいます。

そしていつの間に人間の自分には
薫が飼っていた猫(きなこ)が人間のムゲとして入れ替わって
います。
(薫ときなこのシーンは、自分も猫を飼ってたことあったので
胸にくるとこあったし、感動したな~)

後半は日之出とムゲがお互いの気持ちに気づいて猫の世界に行って
人間としての体を取り戻しに奮闘するって内容で
ジブリの猫の恩返しみたいだなってとこは正直あったものの、
元人間だった人?猫たちやきなこの活躍もあってちゃんと人間に
戻れてハッピーエンドへ。

ヨルシカの流れるエンディングロールは、キャラクターのその後が
ちゃんと描かれてましたね。
ああいうのってほほ笑んじゃうし、脇キャラにスポット当たってて
良かったな。

音楽も好きだし、ほっこりする素敵な作品でした。

YouTubeでヨルシカの「花に亡霊」のミュージックビデオを、
この作品を視聴した後で、観るとストーリーがよみがえって
素敵な気分になれますよ!

投稿 : 2020/10/24
閲覧 : 227
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23

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ある意味「シンデレラ」

スタジオコロリド作品、本来なら劇場公開されるはずだったがコロナの影響でネトフリ公開になった。


簡単にスト―リーを言うと、「家庭に問題を抱える主人公が化け猫からもらった猫になれる仮面をかぶって好意を寄せてる男の子に会いに行っていたが、化け猫の企みに巻き込まれる」というもの。


よくある青春・家族ドラマにファンタジーを少し足した作品。
こういう系統の作品はオタク受けはしなくても万人受けはするから尚更劇場中止が悔やまれるな・・・・・・


物語に対する文句はないけど・・・・・あえて一つ挙げるならなら父母が別れた原因をもっと詳しく描いて欲しかった、一応公式設定はあるけど、詳しく描写すればムゲに感情移入できて、もっと惹き込まれる作品になったはず。



劇場がどのくらいの規模を予定してたのか知らないけど、同じ会社の『ペンギンハイウェイ』と同じ規模だったらそれなりに受けただろうに・・・・・ただ製作費を知らないから一概には言えないけど興行収入を見る限り『ペンギンハイウェイ』もヒットしてるとは言い難いし、ネトフリの契約でどれくらい入るのか知らないけど、今回の劇場公開中止で相当な損害を受けたのは間違いない。
そもそもネトフリ公開と劇場公開では認知度が変わってくるしな・・・・・・

投稿 : 2020/09/14
閲覧 : 220
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5

ネタバレ

ねっち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

岡田麿里さんらしくはあったが、、

正直主人公の女の子が好きになれませんでした。
序盤から意味不明な小学生行動、男の子にかまってちょうだい全開な感じがイマイチ受け入れられませんでした。
物語の中盤で殴り合いのシーンを入れてくるのは「あぁ、やっぱ岡田麿里だな」と感じ、笑いどころではありませんが少しクスッとしてしまいました(笑)
猫になれるという設定や猫の世界があるという設定は自分自身ファンタジー系は割と好きなのでいいと思いますが、残念な部分が上回ったといった感じでした。猫店主も何か自分なりの信念のようなものがあってあんな行動をとったとかなら分かりますが、完全な悪役に回ってしまったのでもったいなかったです。
結論:ヨルシカ好きは観ろ

投稿 : 2020/08/02
閲覧 : 257
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4

ネタバレ

柾谷 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

つまらない

何?

投稿 : 2020/07/05
閲覧 : 274
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1

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

オーソドックスな青春劇

監督は業界大ベテランの佐藤順一(「カレイドスター」「美少女戦士セーラームーン」)監督で、脚本は岡田麿里さん(「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」「心が叫びたがっているんだ」多数)ということで、非常に安定した青春劇だと思います。

猫のお面をかぶると、猫に変身してしまうというのは少しオーソドックスすぎる気がしますが、まあ良いでしょう。

しかし全体的には今までの岡田真里さんの脚本と何ら変わりがないので、ここいらで違った作風のものが見たい気がします。なんでも「ファンタジー」や少女漫画風の「青春劇」ばかりなので、「SF」とか「歴史」とかチャレンジしてみたほうが良いかもしれません。

今のままだとオーソドックスすぎて、飽きられてしまう気がします。

投稿 : 2020/06/20
閲覧 : 267
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12

ネタバレ

Yuu1108 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「猫の恩返し」を思い出した

タイトル通りお察しかと思いますが、猫と人間が中心となるお話になります。

あらすじについては下記URLからご覧ください。
https://www.anikore.jp/anime/12689/

公式サイト:https://nakineko-movie.com/

視聴後、率直な感想としては非常にシンプルという一言に尽きます。
キャラの設定、話の構成の両面から見ても非常にシンプルかつ明快です。(起承転結がしっかりしている。)

人によっては、薄く感じるかもしれませんが個人的には見やすくて嫌いではなかったです。

・欠点
特徴がみられない。
個々の作品としてのアイデンティティが感じられなかった。

強く勧めるわけではないですが、休日の晩御飯を食べた後にでも見ると心地よい気分になるのではないかと思います。

投稿 : 2020/06/19
閲覧 : 214
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5

ネタバレ

Acacia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

猫は何重にもかぶるモノ。

劇場上映だった作品が路線変更。
メディアを替え、ネトフリ独占配信に。

中々面白い商品展開です。
消費者(視聴者)への供給方法の物珍しさに
惹かれ視聴。

感想は意外や意外。普通に面白い。

物語は王道でありながら、ヒロインの快活な動向が
心に躍動を与えてくれる。
ジュブナイル、主人公達の恋愛だけでなく、
少しセンセーショナルな要素(鬱屈な人間関係等)
を匂わせている点も
アニメの人物像の嘘臭さが調和されてて何処か心地よい。

唯、終盤の20分程がドタバタアクションの連続で
少し冷めてしまいました。惜しい。
決着が中々着かない「ト〇とジェ〇ー」の
アクションを20分近く見せられても…ね。

一番の笑い所はキャットファイト…かな。
女性は何重にも猫をかぶるモノ。
だ、そうなので。
僕が言ったんじゃないですよ(汗)

お勧めです。

投稿 : 2020/06/18
閲覧 : 264
サンキュー:

11

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もう忘れてしまったかな。あの日、私が猫だったことを。

詳細は公式でも。

“無限大謎人間”=ムゲというあだ名の中2女子・美代は
ちょっとエキセントリックな言動で周囲から浮いている
女の子です。
想いを寄せる同じクラスの日之出賢人に、毎日ウザ絡み
しますが、華麗にスルーされています。

そんなムゲですが、実は夏祭りの夜、お面屋にいた
猫の店主から「かぶると猫の姿になれる」不思議なお面を
もらって、毎晩、猫になっては日之出に会いに行くという
秘密があったのです。

ムゲの家庭環境は複雑で、母親が家を飛び出し、父親と
ふたり暮らしのところへ、父親の彼女である薫と、猫の
きなこが同居することになり、心を開けずにいたのです。
ある日、歩み寄ろうとする薫と口論に。日之出にも想いが
通じず、もういろいろなことに絶望したムゲは、「もう
美代はいいかな」と。そんなとき、猫の店主が現れて…

というお話です。

制作は「ペンギン・ハイウェイ」のスタジオコロリド。
脚本は「あの花」の岡田麿里さん。監督は「ARIA The
ANIMATION」の佐藤順一さんという布陣です。

中2という家庭や学校などのコミュニティに対して、
いろいろな感情が芽生え始める思春期をテーマに、
ほんのり心温まり、ほろりとさせる良い映画でした。
かなりジブリっぽさを感じる映像は美しく、キャラも
まあ今風といいますか、細田作品をイメージさせる
ものとなっています。

メインヒロイン・ムゲのCVは女優の志田未来さん。
って気づかないくらい、周りを固める声優陣(花江
夏樹さん、寿美菜子さん、小野賢章さんなど)の中に
入っても違和感がない好演でした。

とても視聴後感の良い、この夏おすすめの一作です!

投稿 : 2020/06/18
閲覧 : 257
サンキュー:

9

kuroneko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2024/04/14
閲覧 : 0

サルモネラ菌 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/11
閲覧 : 3

Metamon! さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/31
閲覧 : 7

ラック さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

投稿 : 2023/08/28
閲覧 : 4

きなこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/02/18
閲覧 : 8

ポテトモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/01/28
閲覧 : 7

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/01/02
閲覧 : 6

weoikoiji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/11/27
閲覧 : 5

老倉育 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/11/20
閲覧 : 4

ゅず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/09/20
閲覧 : 6

3mei さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/09/17
閲覧 : 6
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泣きたい私は猫をかぶるのストーリー・あらすじ

見つけた、君に会える魔法――自由奔放、ちょっと変わった中学2年生、笹木美代(ささき・みよ)。クラスメイトから「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれ、学校でも家でもいつも明るく元気いっぱい。ムゲ熱烈に想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人(ひので・けんと)に毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があった・・・。大好きな日之出のそばにいられる唯一の方法、それは猫になって会いにいくこと。≪人間≫のときには距離を取られてしまうが、≪猫≫のときには日之出に近づける日々。猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになっていく。このままずっと、彼のそばにいたい。でも、《私》に戻ることができなくなる――「猫」の世界を通して繰り広げられる、私をみつける青春ファンタジー。(アニメ映画『泣きたい私は猫をかぶる』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2020年6月5日
制作会社
スタジオコロリド
公式サイト
nakineko-movie.com/
主題歌
ヨルシカ『花に亡霊』《ED》ヨルシカ『嘘月』
挿入歌
ヨルシカ『夜行』

声優・キャラクター

志田未来、花江夏樹、寿美菜子、小野賢章、千葉進歩、川澄綾子、大原さやか、浪川大輔、小木博明、山寺宏一

スタッフ

監督:佐藤順一/柴山智隆、脚本:岡田麿里、キャラクターデザイン:池田由美、演出:清水勇司、作画監督:加藤ふみ/横田匡史/永江彰浩/村山正直/薮本和彦/石川準/藤巻裕一/植村淳/小峰正頼/橋本尚典/石舘波子/加藤万由子/小野田貴之/田澤潮、美術監督:竹田悠介/益城貴昌、色彩設計:田中美穂、CGディレクター:さいとうつかさ、撮影監督:松井伸哉、編集:西山茂、音楽:窪田ミナ、企画:ツインエンジン

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