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「犬王(アニメ映画)」

総合得点
70.8
感想・評価
64
棚に入れた
151
ランキング
1435
★★★★☆ 3.8 (64)
物語
3.4
作画
4.1
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.6

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犬王の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

最後にそのオチを付けるなら藤若との関係も描いて欲しかった

湯浅監督作品、『きみと波に乗れたら』以来の劇場版。
室町時代に実在した犬王という能楽師を、琵琶法師の架空キャラクターを入れて描く。


簡単に言えば「時代はそのままに、当時の能楽と琵琶を、それぞれ現代のダンスと歌にアレンジした話」。


万人向けだった前作と前々作は、比較的親しみやすい作画(特にキャラデザ)だったけど、今作は『マインドゲーム』とか『ケモノヅメ』みたいな初期の作品に近いキャラデザだから、苦手な人には少しきついかもしれない。ただ背景とか建物は時代に合った描き方をしてたから、観やすかった。


前作はファンタジーありの正統派恋愛作品だから観やすかったけど、今回は少し難解だった。
いや物語の大筋は分かりやすいんだけど、細かいところ…特に能楽や平家に関わることは、前知識が必要だと思う。例えば、途中犬王が顔以外人間になる歌の話は、平宗盛を知らないと理解できないし、そもそも平家と足利の関係を理解してないと、何で足利が平家に拘るのかも分からない。
海外での評判も良いみたいだけど、物語の評価というよりはアニメーションと描き方の評価だと思う。


元々時代劇は嫌いじゃないし、現代音楽とマッチングさせてミュージカルっぽくするのも良かった(個人的にはビートたけしが作った『座頭市』のダンスを思い出す)。
ただ物語としては消化不良。あれだけ友有に拘ってた犬王が、あっさり見捨てたことも気がかりだし、何より当時もう一方の人気者だった藤若についてのシーンが少なすぎる。友有を描く上では必要ないキャラだけど、最後に「犬王の語り継がれたものはなく、藤若のが語り継がれた」ってオチを付けたのなら、藤若と犬王の関係についても詳しく描いて欲しかった。


それと今までの湯浅監督作品全般に言えることだけど、ダンスシーンがあると必ずと言っていいほどタップダンス(シャッフルって言うのかな?)があるのは何?湯浅監督が好きなの?それともアニメだと描きやすいとか?物語には関係ないどうでもいいことだけど、凄い気になった。


声優のキャスティングも悪くないし、一部に本物の琵琶法師や能楽師を入れて本家のリスペクトも欠いてないから、総じてみれば良い作品だったけど、悪い点としては上で挙げた藤若の件と、歌のシーンが長すぎて少しだけ退屈だったこと。まあこれはその人の感性によるのかもしれないけど、物語を聞くときは歌じゃなくて、普通の言葉で聞いた方が頭に入りやすい。だから正直、犬王が呪いを解いていくときの歌は、話し言葉で描かれたこと(犬王出生の秘密とか)以外よく理解できなかった。

投稿 : 2023/07/03
閲覧 : 57
サンキュー:

1

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

今は昔より良いものか

盲目の琵琶法師と化物のような風体の男はともに社会的に弱者であったが革新的な演奏とパフォーマンスを始め、多くの人の関心をひきつけていく、という話。

自分はハイカルチャー肯定主義、個人主義的な傾向が強いので、世阿弥が極端に矮小化されたり、みんなで踊れるロックのパフォーマンスが伝統的な琵琶音楽より優れているかのような演出は好きになれなかった。

現代的なロックを持ち込んで「こっちの方が現代的でかっこいいだろう?」と捲し立てるのはなろう系の現代知識無双を見ているような気持ち悪さがある。

作画の趣味的には嫌いじゃないが結局雰囲気に比べてテーマや展開が子供じみているような。

投稿 : 2023/06/05
閲覧 : 117
サンキュー:

1

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

俺たちがお前らをアッと言わせてやる

能の歴史や平家物語も絡んでくるけど、メインは舞踊と音楽。
冒頭で現代社会の映像が流れる通り、時代を超越したパフォーマンス。
室町時代にエレキギターはあり得ない、と思う人は見ない方がいい。

We will rock you.を訳すと、タイトルのような感じ。
まさに、この映画の内容そのもの。
理屈抜きで楽しんで欲しい。
アマプラで視聴できます。

投稿 : 2023/06/02
閲覧 : 89
サンキュー:

2

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

花と亡霊

サイエンスSARU制作。

南北朝の時代、世阿弥と人気を二分した、
能楽師犬王と、盲目の琵琶法師友魚の物語。

犬王につられて踊る、手拍子し、客も舞う、
異形の存在たる犬王が躍動する様が描かれる。
盲目の友魚は、琵琶の音色で舞台を盛り上げる。

聴き取れない小さな声に反応すること、
歴史を学ぶとはそういうことかも知れない。

{netabare}彼らは全国を歩き、その土地の物語を拾う、
過去の亡霊の無念の声を聴き、音楽にして舞う。
自分たちがそこにいたことの証明である。
その物語を伝えることが弔いなのでしょう。{/netabare}

平家物語とは鎮魂の物語でもあるのだ。

やがて生き様が、文化・芸術となり、
表に裏にと、その物語も継承されていく。
留まり続けることなく変化を続けていく。

犬王、彼はある時代、民を熱狂させたのだ。

投稿 : 2023/05/29
閲覧 : 312
サンキュー:

22

シワーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

音楽が...

世阿弥のほぼ同時代に活躍したという犬王が、自らの信じる舞台をこしらえて盲目の琵琶法師とともに人気を博していく。しかし、権威的な既存勢力に潰されるという話。

粗筋だけだと平凡だけど細かい見せ方には良いものがある。しかし、その犬王の舞台は現代のロックである。時代にそぐわなくて、それなら現代物のアニメにすれば良かったのにと思った。しかも冗長。序盤は面白かった。

投稿 : 2023/05/24
閲覧 : 74
サンキュー:

0

ネタバレ

潜水艦トロイメライ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おもしろい!

時代物ってけっこう抵抗あるし、しかも室町て!なんか地味〜という印象からまず良くないのだが、全然ファンタジーがもりもりで最初からずっと面白い。ストーリーは極限まで絞って、音楽アニメとしてライブ感や演出にウェイトを置いてるところもよかった。歌うまいし口ずさめないぐらいむずい。そんでもテンション爆上がりなイカした曲しかない。最後のオチも個人的にこれしかないと思っているし、何より散る桜の中で踊る犬王のシーンが一番印象に残っている。

投稿 : 2023/05/23
閲覧 : 60
サンキュー:

1

ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

嫌悪感を感じるアニメ

高評価のレビューが多い中、私は全く面白く感じませんでした。
キャラデザインが好みじゃないのかな。
しょっぱなから蝿が飛び交っているし。
唾を飛ばして歌うシーンなど、見たくないのだけれど。

同じ平家物語を語るのであれば、同じ製作会社で2022年に放送された
「平家物語」の方が断然良かった。
こちらの「犬王」は同じく平家物語を語る琵琶法師を描いていながら、
全く響かなかった。

「犬王」が実在の人物だったのは初めて知ったが、
きっとこのアニメのようなことは無かったでしょうね。

投稿 : 2023/05/19
閲覧 : 211
サンキュー:

7

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

暴れまわる龍の如きイマジネーション。「ここにいる」ことを表現し続けろ。

 同じスタジオ「サイエンスsaru」で「平家物語」を制作したが、それとは全くタイプの違う物語であった。序盤の盲人の主人公には音が映像として想像されるという見たこともない描写、中盤以降の琵琶伴奏の猿楽、というよりバリバリに尖ったロックフェスティバルのような踊り狂う展開といい、もう過剰過ぎて呆気にとられるレベルである。「トップガン マーヴェリック」と同じく映画館の大画面で見ないのは勿体ない。


 それでいて、「平家物語」とテーマは共通しているのが興味深い。「私達はここにあった。そのことを忘れないでくれ」という願い。報われない者、見捨てられた者、敗れ去った者たちも確かに生きていた、生きていたんだ!というその叫びはお上品にかまえている余裕などない痛切なものであった。


 ただ、もっとライブなシーンは削って、彼等が差別されまくるシーンやチームを結成するシーンをより丁寧にやるべきだったような気がする。その方がラストの展開でよりグッときたかも。ツダケンさん演じる犬王の親父の件ももっと描いた方が全体的に厚みができたろう。面白ければ尺はある程度あっても全然気にならないから脚本をもうちょっと練って欲しかった。

投稿 : 2023/03/10
閲覧 : 231
サンキュー:

18

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

サブカル・キング

【概要】

アニメーション制作:サイエンスSARU
2022年5月28日に公開された97分間の劇場版アニメ。
原作は、作家の 古川日出男による小説の『平家物語 犬王の巻』

監督は、湯浅政明。

【あらすじ】

室町時代の南北朝時代の話。壇ノ浦の漁師の息子の友魚(ともな)の父親が、
将軍・足利義満の命令を受けた侍の依頼で、源平合戦の平家滅亡の戦で消失した、
三種の神器の天叢雲剣を壇ノ浦の海の底から引き揚げることになって、
海の底で見つかった宝剣を舟の上で鞘から抜いたら、
呪いで身体が上下真っ二つで父親は死亡。友魚は両目が切れて盲目になってしまった。

亡霊となった父親の声に従い、侍への復讐に京都に向かった友魚は、
途中で出会った琵琶法師の谷一の弟子になってニ年の間ともに旅をして、
自分も琵琶法師になり、谷一と同じく「覚一座」に所属して、
座のしきたりとして「一」の字をもらって友一(ともいち)と名乗ることに。

その、友一がある夜に橋の上で人間離れした異形の体つきの犬王と知り合い意気投合。
犬王は猿楽座の息子だが、その呪われた身体のせいで父親らから化け物と疎まれている。

平家の亡霊を成仏させるために、霊の声を拾って歌い踊る。
友魚が琵琶を弾いて犬王が踊る、ふたりの斬新な「平家物語」は、京都の民衆を熱狂させていく。
そして、犬王が「平家物語」の演舞の種類を増やすたびに徐々に人間の姿に近づいていく。

時代のトップスターに上り詰めつつある、犬王と友一改め友有(ともあり)の、
従来の猿楽者や琵琶法師と大きく異なる出で立ちや様式の違いに批難の声もあったが、
その人気は、足利将軍家すら無視できないほど大きくなっていったのだった。

【感想】

監督である湯浅政明氏はアニメ業界版の横尾忠則でも目指しているのか、
独特の世界観でアニメを作っていますね。

映像と音楽は良いと言えば良いのですが、漫画家・松本大洋氏原案のキャラデザが好みではない。
そこは重要な問題ではなくて、ミュージックビデオとしてはともかく、
一本のストーリーの映画としては、冗長でつまらなかったかな。

犬王の呪いの設定は、手塚治虫先生の「どろろ」のパクリでありますし、
演奏は映像には存在しないエレキギターやドラムなどの楽器の音が強めで、
パフォーマンスが洋楽ロックギタリストのものでありますし、
見世物がマイケル・ジャクソンのダンスやらフィギュアスケートの演舞そのまんま過ぎて、

要は現代からの引用だらけのパフォーマンスの寄せ集めを用いての能楽と琵琶へのマウンティングで、
やっていることは、なろう小説で知識チートで未開のナーロッパ人にイキる現代人まんま!

猿楽の描写に力を入れて素晴らしいものとして表現しつつも相反する芸術としての犬王たちではなく、
単にロックの引き立て役みたいに猿楽を扱っているのは、能楽ファンの人は怒っていいレベル。

能楽=権威で反権威=ロックですが、2023年の基準では既視感の有る曲ばかりであり、
内実はクイーンやジミ・ヘンドリックスをまた別の権威にして縋って盾にしているやり方。
それでいて、新しいロックが古くてカビ臭い猿楽を圧倒するみたいな描き方は、
描きたかったはずの因習打破と最先端芸術への賛美としては説得力不足ではないか?

日本の伝統武道の技術の継承や所作の美しさで惚れ惚れする別のアニメを知っているだけに、
不潔ったらしい汚い歯並びでベトベト糸を引いてる唾液を飛ばしながら絶唱する友有なんか、
かっこいいとか熱さが良いとか思えない、生理的嫌悪感が強めの作画でして、
伝統芸能を軽んじて600年後の時代のロックでイキるやりかたが、
若者キャラの情熱のほとばしり以上に、反権力・反権威のルサンチマンのために、
心身共にみすぼらしく卑なものがただ踊り狂ってるように見えて、
アニメの技術や演出の能力とは別に好きになれないアニメでしたね。

もうね、バイクやタバコや反体制が若者の象徴だった時代の価値観が既に時代遅れで、
おじさんが価値をアップデートしないままに若者を描いても、
ちっとも“新しく”は無いんですよ。

他人と同じことをやって何が楽しい?奇抜なパフォーマンスで魅了させればいい!という、
湯浅監督のアニメづくりそのまんまの思想の犬王と友有は、監督のアバターなのでしょうかね?
時代に抗おうとした挑戦的な芸術の表現者がファンを獲得しながら歴史に埋もれていく様子は、
メジャーに対するインディーズの自己賛美ですよね?

自分のやりたいことだけやる荒々しい作風が持ち味でファンの心を掴んではいますが、
そのうえで他人からの批評の目をやたら気にする。
賞を獲得することで権威に認められたい。これまでの湯浅監督の行動に裏付けられています。

自分の思想に共鳴して感動しろっていうドキュメンタリータッチの映像の物語に、
クリエイターとしての本音が濃く染み込んでいますね。

ストーリーは残酷なシーンもあり露悪かつ、人間描写も雑で深掘りもなくて、
単に自分の好みではないだけですが、個人的には楽しいと思えるドラマが無かったですね。
主人公コンビである犬王と友有ですら、二人の距離感や精神的な変化の過程に焦点がなくて、
もともと、感情移入とは無縁の作風なのでしょうけどね。

まあ、湯浅監督も万人受けを狙って作ってないでしょうし、好きな人だけが楽しめるように、
ご自分の好きなように作ってくださいとしか言いようがないですね。

単純に、音楽と映像をノリで楽しめれば良いだけの作品なんでしょうから、
脳内麻薬を出すには、迫力が段違いの映画館で五感でフルに味わうのが最も適切なのでしょうね。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2023/02/22
閲覧 : 173
サンキュー:

20

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

話は平凡。テーマ性は正直よくわからず。映像と音でしょうか?

 前情報は平家物語に関わるということと音楽と踊りという要素、結構評価されているという情報だけ知っていました。話の意味そのものはそんなに難しいわけではありません。ですが、その含意…テーマかメッセージ性ですね。良くわかりません。なぜそれほど評価されたのでしょう?

 一つ目の視点で、スタイリッシュ時代劇の一つのバリエーションで、日本の伝統文化プラス現代音楽、ダンスの組み合わせが目新しい。エンタメとしての完成度。

 二つ目の視点で、名前とアイデンティティや伝統芸の大成と執着・名声。つまり受け継がれるものと、新しい表現・アートとのの対立。

 三つ目の視点で、源平合戦で死んでいった名もなき人々の想い=大衆。それを伝える琵琶法師。権威=歴史の統一、支配階級の思惑。

 そういったことが映画の意味だと思うのですが、しかし、最後でかなりモヤモヤします。芸の呪いのようなものが犬王の父親にかかり、権力と伝統側の藤若=世阿弥が結果的に成功者です。埋もれていった友魚は自分の信じる芸に殉じました。ここまでは逆説的ですが残っているもの、権威があるものだけが本物ではない、という意味にも取れます。

 また、友魚の一家の不幸も何となく意味が分かります。平家の遺品で暮らしていた故の怨念。結果的に琵琶法師となり名もなき平家の人間の想いを拾って語る存在となります。悪くとれば所詮は平家の無名の人間のの想いなどなんの力もないとも取れます。

 しかし、犬王とは何だったのでしょう?本作の題名にもなった犬王の生き方。初めは手塚治虫の「どろろ」とほぼ同じ構図です。親の「業」により生まれながらの奇形となる。平家の想いを形にすることで本来の姿を取り戻していったのになぜそういうエンディングになるか、です。
 単純に解釈すれば、名を残せなかったことこそが、最大の罰というか因果というかそうとれます。ただ、そうなると世阿弥との対比が成立しない気がします。世阿弥対犬王だとルッキズムの視点も考えられますが、犬王は結果的に普通の顔になるしなあ。

 犬王の父の芸への執着はプラスというかそこまでしないと名は残らないと考えればいいのでしょうか?「ポンポさん」のジーン監督だとすればわかりますが。いや、犬王の父もまた埋没した?となると意味がさっぱりです。平家の呪いの意味は?

 ただ、そうやって意味を拾っていったとして、最終的に何を感じればいいのでしょうか?不条理、歴史に埋没した人間、表現の自由、芸への執着、名を遺す、伝統…いろんなパーツは見えてきますが、映画全体として正直言えば消化不良です。それはすべて犬王の立ち位置に起因します。

 そこが優れているのでしょうか?そのズラしの部分に意味性があるんでしょうか?ラストシーンが最重要だとするなら、歴史には埋没したかもしれないけど確かにそこに奇跡的に生まれた優れた芸術があった…ということなんでしょうか。

 そして本作の最大の分からないポイントなんですけど、話が単純すぎて正直途中ちょっと退屈でした。すべてが予想される展開通りだし、22年度のTV版の「平家物語」と比較すると何か物足りない感じです。というか平家を絡める必要があったかどうかすら分かりません。
 最後の2人の選択の対比を見せるだけではないと思いますが、しかしそれだけの気もします。また、音楽と映像だけ楽しむなら22年度の「ワンピース」と同じということでしょうか?

 結論からいって、エンタメとして単調な上に、表面的に読み取れるテーマ性が単純すぎて、何が評価されたのかわかりません。いや、評価された理由はわからなくはないですが、そんなものか?と言った方がいいかもしれません。それとももう1段何かがあるんでしょうか?

「犬王という名前だけの存在だった伝説の能楽師の歴史のIFをスタイリッシュにドラマチックに音楽と共にお届けします」が結論でしょうか?だとすれば私が好むテリトリーではないです。
 1回しか見てないですが、2回目見るのが辛いので、アマプラの3日制限以内で見る気がおきれば見ます。

 最近思うのですが私は物語性やテーマ性に重点を置きますが、やはりアニメ映画における「映像と音」は映像作品として大きな要素です。そこを過小評価しているのかなあという気もします。

投稿 : 2023/01/20
閲覧 : 163
サンキュー:

6

ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

日光東照宮w

2023/01/03 初投稿

絵は綺麗!!

動きは全体的にすごい躍動感でした

酷評注意につき,以下畳んでおきます
{netabare}

キャラは汚い・・・

シナリオはイマイチ理解できませんでした

演出はすごいところや意欲的な試みをしているところもあれば中二臭がきついところばらつきがある感じ

音楽はパクリっぽい曲が多い。
ジミヘン(ジミー・ヘンドリックス)
マイケルジャクソン
クイーン
あとはよく分からないけど・・・
犬王の顔はデーモン木暮っぽいようなきもするけど・・・アヴちゃん本人を意識した?
犬王の顔も舞も「火炎」のオフィシャルMVのアヴちゃんにそっくり!!

音楽演奏の場面がすごく長いです。
したがって,全体の印象はMVみたいに感じます。

つまり
MVっぽいアニメを作りたい
ジミヘンぽいのとか
マイケルジャクソンぽいのとか
クイーンぽいのとか
想像ですが湯浅監督が「ボヘミアンラプソディー」(映画の方)を見てこんなの作りたいと思ったのが出発点ではないかとおもわれます。ついでに和風世界でディズニーテーストも取り入れたい!!
そして,女王蜂の「火炎」のMVにも影響も受けてアブちゃんをメインキャストに迎えて作っちゃったと・・・

結局,自分にはあまり刺さらないパクリっぽい曲を延々と聴かされ,ただただ退屈に感じました。何かの罰ゲームか?
最終的に見て良かったと思うかも知れないと最後まで頑張って見たけど途中で止めた方が良かったです・・・

Science SARU制作
猿楽
猿まね(パクリ)楽曲
現代の三猿ですね!!

湯浅監督のダメな方が良く出た作品のような気がします。
いい作品はめっぽういいのに・・・この落差。湯浅監督はこの作品で押井監督の正当後継者の地位を確立したように思います。(笑)今後の活躍を期待せざるを得ません(本気でw)
{/netabare}

自分には刺さりませんでしたけど

女王蜂,ジミヘン,マイケ・ルジャクソン,クイーン好きは楽しめるかも知れません。わからないけど・・・

平均評価4.2とか!
みんなはけっこう褒めているんだろーなー
こんな評価ですいませんm(_ _)m

重要なことを書き忘れていました!自分はミュージカルってどうしても苦手なのです。これ重要な情報かも(笑)

投稿 : 2023/01/03
閲覧 : 156
サンキュー:

7

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これぞまさしく真の、そして新時代のジャパニメーション

どうしても話題先行のため、細田守監督や新海誠監督のほうがポスト宮崎駿ポジにプッシュされがちですが、やはりアニメ好きとしては現在の業界で天才アニメーターといえば湯浅監督を置いて他にいませんね。本作も大変に衝撃的でした。

日本の伝統芸能である能楽がテーマの本作。能楽といえば教科書で観阿弥・世阿弥の名前を覚えている方も多いでしょうが、本作がスポットを当てているのは、そんな観阿弥・世阿弥と同時期に活躍しながらも、歴史に陰に埋もれてしまった実在の能楽演者・犬王。本作では出生の際に体に呪いを受けてしまっていた犬王と、同じく呪いによって光を奪われた琵琶法師の青年・友魚が、共に語られていない新たな平家物語を語り、その過程で犬王の呪いが解かれていくというもの。手塚治虫の『どろろ』を彷彿とさせるような話ですね。
これだけでも中々に見応えがありそうな中身ですが、本作が凄まじいのは能楽を現代のロック調にアレンジしたミュージカル映画に仕上げ、それを2Dのとんでも作画でまとめあげていることです。
昨年細田監督の『竜とそばかすの姫』を視聴した際、ストーリーもそうでしたが、それ以上に引っかかっていた点が今作みてようやく分かった気がします。アレはようは『美女と野獣』をイマージュした結果で、ディズニー作品を日本でやろうとした結果があの作品だったんだと思います。ミュージカル映画というとどうしてもディズニーのイメージが強いですからね。
でも本作は、ディズニーとはまさに対照的といったところ。徹底して「和」を意識した作りになっています。でも曲調だけは現代式。なのに作品の雰囲気は削がれていない。この絶妙なまでの融合を、果たして何人のアニメーターが実現できるでしょうか。

本作はアニメーション部分だけでもありません。そのストーリーにも味があります。本作で犬王たちが語った「平家物語」は、ようは忘れ去られたものたちの声を拾い上げて歌ったもの。歴史は勝者が作るのが世の理であり、犬王たちもまた時代が経つにつれ忘れ去られ、現代では観阿弥・世阿弥の名前しか残っていません。忘れ去られるものたちだったからこそ、忘れ去られた者たちの声を拾うことができた、そういう風にリンクさせて解釈することが出来るのではないでしょうか?

あと湯浅監督には毎回驚かされるんですが、いつもいつも「どこから拾ってきてんの?」っていうキャスティングをしたかと思えば、それがバチクソにハマっている。このセンス本当にすげーって思います。映像研の浅草役に伊藤沙莉持ってきたことも然り、本作の犬王役のアブちゃん然り。声優未経験の芸能人の起用は批難されがちですが、湯浅監督はプロモーション目的ではなくガチで選んできてるところが非常に好感が持てますね。他の作品もこうしてくれ....

サイエンスSARUでの監督はこれが最後とのことですが、今後の進退が気になりますねー。もっとメディアはプッシュして取り上げろよって思います。

投稿 : 2022/10/02
閲覧 : 132
サンキュー:

9

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

クリエイターによるクリエイターの為の鎮魂歌(レクイエム)

これはクリエイターによる、あまたの無名で散って行った他のクリエイター(アニメに留まらず、漫画小説、映画、音楽など芸術全般)に対するレクイエム(鎮魂歌)だと思いました。
アニメ会社で仕事していたことがあるので気持ちがわかるのですが、アートで食べていける。。あるいは有名人になる人はごく一部の話であり、どんなに技術があろうが世間に認められなかったらそれで終わり。
あっという間「無かった」こととして忘れられて行くのです。
湯浅監督はそんな夢半ばで散って行った人を代表して、今回は作品を作ったんだろう。と、思います。
「機動戦士ガンダム ククルスドアンの島」でのククルスドアンも組織や世間から隔離された島に住む「世捨て人」だったこと、「犬王」も所謂中世時代の差別を受けてきた障害や非人が主役なのもそういう人間がいたことを「忘れるな」と言われてる気がしました。

投稿 : 2022/08/09
閲覧 : 204
サンキュー:

14

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

『あぁ、凄かったなぁ』と。

犬王とは歴史上の人物。能の名手。
観阿弥、世阿弥とほぼ同世代。「道阿弥」とも呼ばれたそうです。
その犬王の半生を描いた作品です。
犬王は民衆に熱烈に支持されたようですが、芸は現代には残っていない模様。
なぜ支持されたのかを「サイエンスSARU」検証した結果、犬王はロックンロールをやっていたとの結論。

物語は源平合戦後の壇之浦にある小さな村から始まる。そこにいるのは後に犬王と知り合う少年。
この少年が犬王と出会ったところから物語が大きく動きはじめます。
試聴側からするとここから本当に目が離せなくなります。
音楽を絡めて徐々に上り詰めて行きます。これが最後直前まで。
鯨の音楽や最後の演舞、成長した少年と犬王との声量、ロック、映像(キャラクター原案松本大洋の口と歯のアップは特に痺れました)の演技は圧巻です。
ここにいるアニメ好きなら期待値を上げて観ても満足できると思います。
『あぁ、凄かったなぁ』と。

投稿 : 2022/06/29
閲覧 : 349
サンキュー:

21

ネタバレ

haiga さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

この作品がヒットしないのはアカンと思います。それぐらい素晴らしい傑作

ロックン・ロール!!


ヤバい、めちゃくちゃ面白かったです(語彙力の消失)
平家滅亡後の南北朝時代の後期を舞台にした、実在の歴史上の人物犬王を主人公とした、古川日出男の小説を原作とした作品です

ミュージカルアニメって謳ってあるだけあって全編通して琵琶の弾き語りと犬王のダンスに尺を沢山取ってあります
正直歌部分がめちゃくちゃ長いので少し展開にもどかしく思う所もありますが、素晴らしい映像美と、犬王役のアヴちゃん、親友で琵琶法師の友有役の森山未來さんの歌声が凄く良くてノリノリで観てしまいました
私は声のキャストに専門の声優さんを使わないのはあまり好きでは無いのですが、今作の主人公2人はめちゃくちゃ良かったです

残念だったのが休日昼間に行ったのですが映画館ガラガラだったんですよね
上映館も少ないですし、時間も私の地方では1日1本だけ、勿体ないですね~凄く勿体ない

映画の内容的に子供には勧めづらいですが、最高の音楽と映像パフォーマンスは映画館で味わうのが1番です
映画館空いてると思いますので皆さんもどんどん見に行きましょう
素晴らしい作品ですよ!!

投稿 : 2022/06/19
閲覧 : 187
サンキュー:

17

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

フェス

メモ( 'A`)φ見に行ったら更新します

皆さんの犬王のレビュー読んでたら
見に行きたくなったので
今予定合わせしてるところ

いやね、これ私の好み直球ですよ
DVD買って繰り返し見るかな、、、とかも思ったけど
やっぱり見に行きたい

豪華と言ったら
私の中では凄く豪華
アヴちゃんでしょ
森山さんでしょ
津田健でしょ
湯浅さんでしょ
キャラデザ松本さんでしょ

犬姫のPVは津田さんも出てて
その前のKING BITCHの時も津田さん出てて
眼福でしたし
湯浅さんとアヴちゃんは
デビルマンクライベイビーの時からかな

ちなみにDEVILMAN crybabyのレビューは書いてます

凄く興奮しながら書いてます
見に行けたらいいなぁ
私の場合その時の体調にもよるから
見に行けないかもしれないけど
絶対見ると決めてるので
見たら追記更新します

追記 

見てきました6/18

どろろ+QUEEN+野外フェス

これが私の見た素直な感想

この時代にこの音楽と踊りは、、と
抵抗持つ人なら無理だろうし
好き嫌い分かれるかも

映画館映えする意味もわかりました
アヴちゃんと森山さんで正解
音楽としても声優としても

一応猿楽なんだけど?
映画見てきたって言うより
ライブ行ってきたって感じ

子供の頃から老年にかけて描いてあるけど
若い頃がエモい
エモすぎた

歌って
語りであり祈りであり伝えることでもあり
表現だよねとつくづく思いました

私は見てよかったです
万人受けはしないだろけど
少なくとも私は見て良かった

ライブみたいに
ラバーバンドも販売されてました
最初松本大洋Tシャツで行こうかと思ってたけど
攻め過ぎやろ言われたので
普段着で

今日はぐっすり眠れそうです

投稿 : 2022/06/18
閲覧 : 324
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17

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

外連味に触れる、あふれる

誉め言葉のほうです。

作品としての是非を、価値を、生成りの感性のままで受け止めていただきたいです。

"埋没させられたもう一つの平家" です。
新鮮なうちに、新鮮なままに、ご賞味いただきたいと願っています。

犬王とは、友一とは、だれか。
彼らが生きた室町時代とはどういうものか。
彼らの魂が、この令和に具象化されたのは何故か。

映画館ならではの空間が、別次元の扉をきっと開くと思います。

〜    〜    〜

先に見た TV版の平家物語。

"びわ" が創作されたことで、平家の新しい解釈が、現代の感性に紐づけられたと感じています。

びわは、「名人・覚一」が輩出される前の人です。
言わば "仕込み役" と言えます。

翻って、本作の友一は、覚一の後塵の役まわり。
言うなら "かき回し役" でしょう。

びわは、祈ることで徳子を語りましたが、友一は、歌うことで犬王を語るのです。
犬王を、現代に際立たせるのです。

〜    〜    〜

もう一人のキーマンは、足利義満です。
彼は、南北朝を統一する頓知剛腕、金閣寺の建立でこの世を栄華と誇ります。

唐の皇帝にさえ "天皇と同等" と呼ばしめた、当代随一の偉人であり、武人でもあります。

義満は、のちの北山文化の作り手となりますが、そこに登りつめた背景には、世阿弥がいたし、犬王(と友一)の存在が心にあります。

だけれど、義満と世阿弥の "BL" は、知る人ぞ知る、なんですよね。。

〜    〜    〜

"びわと友一" は創作に生まれ、"徳子と犬王" は歴史に埋もれた人物。
そして、びわと徳子がバディとして描かれたように、友一と犬王もそう描かれます。

彼ら彼女らの生命の描きようは、動乱のうねりにおける静と動との対比です。

しかも、女性性を描いたびわと徳子とは比較にならないほどに、犬王と友一とは凄まじくダイナミック。
もはや、平家を介して一心同体であるかのように感じます。

となれば、時の支配者は、世阿弥と犬王との芸事芸能の趣きを対比させたのではないでしょうか。

そして、前者の肉体を侍らせるかわりに、後者の霊統を抹消したのではないかと感じています。

〜    〜    〜

犬王と友一は、小さな "びわ" とは違うアプローチで、 "もう一つの平家物語" を復活させようとする "傑物" であり "逸物" でもあります。

海底に封印された平家一門の怨念を、地上に引き揚げて咆哮させる、エネルギッシュ極まる語り部と踊り手です。

であればこそ、彼らはとことんアウトローとしての造形と立ち位置にならざるを得ません。

即ち、常に地上の王に首ねっこを押さえ込まれ、ついに歴史からさえも抹殺された、異能のパフォーマーだったと言えるでしょう。

〜    〜    〜

800年前、鎮魂の祈りに自分を見出した "びわと徳子" の視線は、まだ記憶に新しい。

600年後、鎮魂をみずから体現しようとした彼らの舞曲も、負けじと耳に突き刺さります。

突如として、令和に現れた新しい平家の脈絡。

彼らから発せられる外連味のないメッセージを、ぜひとも心に読み取ってほしい。

彼らが残せなかった名前を声高に叫び、現代に呼びさまして欲しいと思っています。

投稿 : 2022/06/15
閲覧 : 180
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13

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 1.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

映画館で見るべき作品

ミュージカルアニメ映画を初めて観たため相対的に評価するのは難しいが7/10くらいのぼちぼちって感じの映画。しかし、映画館特有の迫力を味わえるため、ぜひ映画館で観てほしい作品。
【良かったところ】
・作画が神→上映開始直後、現代風景の描写が神すぎて(水面が特に)すぐに作品に引き込まれるほど。また、本編では絵に和を感じることができるため作品とマッチしていてよかった。
・伏線の回収→自分が理解できるくらいには回収してくれていたのでよかったです。
【残念なところ】
・音楽→数百年前の日本に存在するはずもないドラム音が聞こえるのが世界観に合ってなくムズムズした。絵でも太鼓しか書かれておらず余計に...
・歌→物語の3割程度が音楽になっており話が進んでいく。歌で大体何を言いたいのかは伝わってくるが、聞き取れない箇所があり歌詞をつけてくれたらもっと理解出来たるのにと感じてしまった。声優さんはすごくよかったです。

ていう感じですね。参考程度になれば...そこそこ面白かったので観に行ってみてください。

投稿 : 2022/06/13
閲覧 : 92
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6

ネタバレ

esso-neo さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

拾う!

実に舞台的だった。
冒頭が現代でおわり終わりも現代。かつてあった友有と犬王の如くこの映画で終わりも現代、最後の二人を成仏せしめんってか。

けっこう、こう、滅多に見れないものを見れた気がする。ライブシーン始まると特に何にもフックに引っかからないけどそこは俺の単なる好みだ。

あの時の日本って音楽は物語のためにあったのか・・・

投稿 : 2022/06/12
閲覧 : 132
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12

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

この作品は、まったくもって「能」そのもの

「能」と言うのは、結構面白いと思います。
以前、解説付きで「隅田川」と言う演目を観ました。
話が分かった後にもう一度その演目を見るとあることに驚きます。
「能」は、「能面」をつけて演じます。
「能面」と言えば、無表情の代表のようなものですが・・・、
実は、話がわかると、場面によって、笑っていたり、泣いていたり・・・。
ぜんぜん無表情なんかではなく、とても表情豊かなのです。これにはびっくり。

能面をつけるのは、基本的に「人ならざるもの」を演じる主役(シテ)です。
観客は、この人ならざるものを通じて世界を見るのが能です。

また、能の主題は、人ならざるものが主役であることから悲しみや恨み等で暗いです。
そのネガティブな感情をベースにクライマックスに向けて盛り上げていきます。
そこに「囃子方」が奏でる音楽と「地謡」の合唱が次々に重なりそれを引き立てます。
能とは、ある意味「高揚感」を楽しむものです。
そして、最後には、なんとも言えない切なさで終わります。


実は、この犬王は、まったくもって、「能」そのものでした。

主人公の犬王は、異形として生まれ、ひょうたんでできた「面」をつけています。
そして、序盤では、その「面」越しに見える世界を表現する演出がありました。
そうです、「能」と同様、観客を主役(シテ)が見ている世界へといざなったのです。

また、この物語では、途中からはひたすら舞と謡と音楽です。
「能」と同様、クライマックスにむけてひたすら「高揚感」を演出します。

若干、「謡(うたい)」が単調かなと思わなくもありません。
でも、これは、「能」。
そう思うとなぜか許せてしまいます。
むしろ、聴きやすい今風な「歌」ではだめなのです。
なぜなら、「能」へのリスペクトが無くなってしまうからです。
あくまもで「歌」ではなく、「せりふ」を兼ねた「謡(うたい)」なのです。


また、「能」で一番大切な考えがあります。
それは、「全ての舞台は一度きりの出会い」と言うことです。
つまり、観客もその舞台に出会えるのは、一度きりなのです。
これを、『一期一会』と言います。
それは、まるで本当の出来事がそこで起こっているように演出するためだそうです。
ですので、つける面もその日に決めますし、同じ演目も連日では行いません。

この物語でも犬王の各演目は、ある理由で一度きりしかできませんでした。
やはり、この作品は、「能」なのです。


■まとめ

「能面」とは、「人ならざるもの」の象徴です。
最後、「面」をつけた主人公の犬王は、どうなってしまうのでしょうか?
観てのお楽しみです。

この作品に興味がわいた方は、一度、「能」にも触れてみてください。
すると、この作品は、「能」の大切なものがすべて入っていることに気づくはずです。
そして、もっとこの作品を楽しめると思います。

投稿 : 2022/06/05
閲覧 : 296
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22

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

前半30分くらいまで最高でした。。んが

湯浅監督だ
なんかカッコ良さそうだし
楽しみ
と映画館へ行き冒頭5分で心掴まれ30分くらいまで素晴らしく
橋で新しくパフォーマンスするところの前までね。

最近やった平家物語はこういうのをやって欲しかったと思う

しかし物語の中核のロックシーンとダンスシーンが受け付けなく
ロックはいいんだけど、全部盛り上がらない単調なフレーズばかり繰り返し
歌で何かを伝えてるようだけどよくわからない
それまで良かった作画がダンスでは何故か粗くなるし
前半はマイケルジャクソンだよね、ほぼ
後半のバレエっぽいのとチャールストンっぽいのをせせこましくやってるのももう一度観たい映像じゃないなと
ボールルームへようこそで素晴らしいダンスシーンもあるので、アニメだから出来ないということではないと思う

んーかなりそこで退屈感と観てて恥ずかしい感が出てしまった

そこはぶいてラストは悪くないので
音楽監修やダンスのプロに監修を頼むべきだったのでは。。って曲は大友良英さんなんだ。。ならなんでだろう

しかも最初の能楽堂での踊りは良かったのに。。


無理かと思うけど琵琶とか太鼓とか和楽器でロックもしてほしかったなぁ。。和楽器でロック演奏する人もいるわけだし

※※※
ロック&ダンスパート以外は
目の見えない人の見え方の表現がいいと思った
琵琶の合奏は聞き応えあった
好きなタッチ、手の描き方とか松本大洋さんっぽいなぁと思ったらキャラ原案松本大洋さんだった
しっかり人物描いたかと思えばモブキャラは目が点のみってのも松本さんタッチだなぁと

松本大洋さんの竹光侍を湯浅監督でアニメ化してくれないかな

んー残念でした
ロックパートなければ★4でした

投稿 : 2022/06/04
閲覧 : 159
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5

ネタバレ

カカオ副担任 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

『犬王』の犬の字、横にしたら犬王に見えません?

そして王は友魚の琵琶の上部分を表している感じがしますね。
思い込みなら失礼。

最近では映像研、日本沈没で
お馴染みの湯浅政明が監督です。
出演する初日舞台挨拶によると、
なんとアニメーションの製作期間は半年だとか。
一方で、某ラジオでは倍の一年ちょいである発言。
どっちだよとツッコミたくなりますが、
どちらにせよこの独特なアニメーションを
短期間で制作できるのは、湯浅監督ならではだと思います。

後で分かったことなのですが、この作品のタイトルになっている犬王
確かな証拠はないものの当時実在した猿楽能の名手なんだそうです!
そんな謎の能楽師に「実はこんな物語があったんじゃないか?」と
妄想を膨らませて一本にまとめ上げたのがこの作品、犬王というわけです。

謎が多い人物なので、犬王が上演する演目はやりたい放題。
現代に通ずる常識に囚われない当時の人にとって斬新な演目の数々は
少なくとも、私の知っている能ではなかったですね。
特に印象に残ったのは終盤の演目『竜中将』。
何故こんな素晴らしい演目が歴史に残らないんだッ!と
感情が表に出そうなぐらい美しい演目でした。
是非このシーンは劇場で見て頂きたいです。

本作ではいくつかの演目があるわけなのですが、
その演目を見るたびにアヴちゃんの存在感を思い知らされます。
恐らく、アヴちゃんにしか犬王は演じられないでしょうね…
平家物語の世界にアヴちゃんの歌と声が違和感なく溶け込んでいるんですよ。
『独言』ではそれが顕著に表れていてオススメです。

本作のストーリー構成をどっかで見たことがあるなぁと思ったら
ボヘミアンラプソディーに似ていますね。私は普通上映で視聴しましたが、
ボヘミアンラプソディー同様轟音上映で見たらもっとこの作品を楽しめると
思いますので、もし見られる環境であるなら見ることをオススメします。
6月4日 終

{netabare}
エンドロールで助成として文化庁が記されていましたが、
足利の犬楽禁止令で相対的に能の印象を著しく悪くしている
本作を見てどう思ったんでしょう…{/netabare}

投稿 : 2022/06/04
閲覧 : 176
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8

ルー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

この時代の作品が見たかった

足利義満は今まで大河ドラマで出たことがなく、この時代も一休さんくらいしか描かれていなかったが、ついに映像化されたという事で視聴

結論
非常に良かったです。

内容は室町ロック&ミュージカルな感じでしたが歴史好きとしてもアニメ好きとしても大満足でした
壇之浦の近くに住んでるので、友菜に感情移入してしまいました

しかし、映画館で見ないと価値が落ちてしまう作品かもしれません
事前にアニメの平家物語も見ておきましょう

投稿 : 2022/06/04
閲覧 : 122
サンキュー:

8

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

平家怨念ロックの狂騒に花の都が呑み込まれていく……

古川 日出男氏の原作小説『平家物語 犬王の巻』は未読。

【物語 3.0点】
室町時代・京を舞台にしたライブビデオ風。

観阿弥が開いた“正統な”能楽の系統確立時に
異端と排除された田楽その他の芸能文化。
その中で史料に名前だけ残された芸風不明の犬王。

琵琶法師が語り継いで来た平家物語。
“覚一本”以外が禁止され封じられた諸本。

メインストリームにかき消された歴史の傍流。
そこに自由な表現の可能性を見出した湯浅 政明監督が、
壇ノ浦の海中で呪具と化した草薙の剣も飛び道具にして、
失われた犬王の芸を現代ロックスター風に昇華させエンタメ化を目論む。


構成は序盤は犬王と、盲(めしい)の琵琶法師・友魚(ともな)のバディ結成エピソードで土台固め。
中盤~終盤にかけては、スターダムにのし上がって行く、彼らのライブパフォーマンスに尺の大部分が制圧される。
この間、普通の台詞など幕間MCくらいの尺しかない。

いい映画観たというより、何か得体の知れないエネルギー弾を食らった後みたいな放心状態。


【作画 5.0点】
アニメーション制作・サイエンスSARU

一応ミュージカル要素もあるが、本作はアニメーションの後に音楽が制作される。
アニメーションが音楽に従属するのではなく、メインはあくまでアニメーション。

ライブシーン。室町時代にロックンロールというだけで既にぶっ飛んでますが、
{netabare}プロジェクション・マッピングで泳ぐ、でっかいくじら♪{/netabare}など
こんな凄い仕掛けこの時代に実現可能なの?(苦笑)という驚愕シーンが目白押し。

これは過去のものほど劣っていて、現代になるにつれどんどん進歩しているという歴史解釈に違和感を抱く監督方針によるもの。
何が起こってもおかしくない犬王の舞台を映像が好演出。


奇形に生まれた犬王の面から覗く街並み。
盲(めしい)の友魚から見た、音とぼやけた色彩だけの世界。
普通の人間が体感できない感覚の映像化も独特。
それらがスムーズに切り替わることで、諸々の境界が希薄化し、
犬王や友魚に平家の怨念が実体として認識される超常も受容できてしまう。

五感さらにはそれ以上の感覚をも自在に視覚映像化してしまうアニメーションの真髄。
但し規制の境界をも無効化してしまうので部位欠損、出血多量などグロには注意。


【キャラ 4.5点】
{netabare}父の過剰な芸への執着が草薙の剣に宿った怨念を引き込んだこと{/netabare}により、
奇形、醜い顔に生まれた犬王。
が、彼は自身の人生に対して驚くほど楽観的で、それが周囲を巻き込むエネルギッシュな芸風に現れる。
さらには{netabare}平家の怨念の声に応えて演じることで異常な身体が一つずつ健常になるという{/netabare}設定により、
彼のステージは文字通り一期一会。
芸に全身全霊をかける彼の生き様が最大化。

バディとなった琵琶法師・友魚(ともな)。
自身を不幸にした足利一味への恨みも滲んだ音色で犬王と共にのし上がり、
やがて足利義満に対峙する。
友一、友有(あり)と改名し、その名に執着していく様に、彼の執念がこもっています。

美醜は表裏一体。地位や名声、肉体の満足は必ずしも精神の満足に直結しない。
ある種の悟りの境地も感じる圧巻の生き様。

ラスト……{netabare}犬王は五体満足となり仮面も外したが、義満の要求を飲み、芸と本心を封じた素顔の“仮面”。

改名により600年見つけられなかった友魚と、ようやく再会する犬王。
その姿が敢えて売れっ子になる前の友魚&元の醜く不自由な肉体の犬王だったこと。{/netabare}
この対比は象徴的。


【声優 3.5点】
犬王役にはロックバンド・女王蜂のボーカル・アヴちゃん。
ご本人が声優としてというよりモンスターとして呼ばれたのではと述懐する通り、
こまごまとオーダーし、声優業の常識で縛り上げるより、
彼のアーティストとしての生き様を熱源として歌と台詞でぶつけてもらうことに注力。

この破天荒な起用は友魚役の俳優・ダンサー・森山 未來さんに対しても同様で、
ライブビデオ感に拍車をかける。

“ちゃんとした声優”への執着など諦めるしかありませんw


そんな中、犬王の父役で声優の存在感を見せるのが津田 健次郎さん。
芸人としての名声にしがみつき全てを差し出してしまう狂気を熱演。


【音楽 4.5点】
劇伴担当・大友良英氏。
適宜ピアノやギターもアレンジし時代性だけでなく普遍性も重視。

大友氏作曲による劇中歌・主題歌。
作詞に湯浅監督やアヴちゃんも参加し、平家や歌い手自身の生き様が混在した、
混沌とした和風ロックを、音域の広いボーカルが歌い上げる。
(手拍子!)などライブ感を煽る文言も盛り込まれた楽曲群はパフォーマンス映像と一体で、単体で聞いても味気ない。
切り売りには不向きな構成にもアニメをMVにしてなるものかと言わんばかりの反骨精神を感じますw

あと、足利義満へのパフォーマンスついでに、
{netabare}建武新政期の乱れた世を皮肉った二条河原の落書を歌詞に取り込んで
足利(こっち)に矛先を向けるのはアブナイのでおよしなさいw{/netabare}


【感想】
ビートルズが世界を席巻し、権威や体制が脅かされた。
ロックが不良の音楽であった時代も想起させる危険なロックオペラでした。

いや~マジでヤバかったです。
源頼朝公以来3代で途絶えた源氏将軍同様、
足利幕府も、民衆を熱狂させる平家の怨念に呑まれて、3代義満で滅亡か?と一瞬覚悟しましたw


同じサイエンスSARU制作『平家物語』履修の必須度については、

壇ノ浦の悲劇の共有→ヘイケカニの“顔”にまで現れる怨念を実感。
テクノ、ロックをアレンジするフリーダムな劇伴→犬王パフォーマンス受容への助走。
主人公びわを通じた語り継ぐことの重要性→語り継がれた平家物語が時代を揺るがす脅威。

など事前視聴しておけばメリット大なので是非といった感じです。

投稿 : 2022/06/03
閲覧 : 455
サンキュー:

27

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ストーリーより時代を超えたエンターテインメント

 時代背景は室町時代、三代将軍足利義光のころを舞台としていたです。何やら平家物語を独自の解釈で、その場その場が部隊というような、ステージを描いていたです。
 壇之浦からはじまり、父を亡くし目の見えなくなった友魚(ともな)が、旅のさなか琵琶(びわ)法師と出会い、弟子入りするのです。友魚は異形の姿をした後に犬王となる少年と出会い、琵琶を使った新しい音楽、能の舞台、新しい平家物語を語っていくのです。
 しかし最後、後に残されなくなるお話だったです。

 ストーリより至るとことが舞台となり、友魚の琵琶と歌が時代にそぐわないほど斬新で、とても琵琶の音に思えない時代外れの音楽を奏でたです。また、犬王の能も人間離れした動き踊りが独特だたったです。終盤、まるでバレエのようなしなやかな動きが、繰り出す演技が凄かったです。

 そんな犬王たちに翻弄される人達、型破りな音楽と演技に引き付けられていたったのです。何やら霊も加わったり、犬王が{netabare}何故か最初の姿から、普通になっていくところも{/netabare}不思議だったです。

 なぜこれが、これから先に残されなくなったのかは、見に行かないと分からないです。
 犬王の無念、友魚の最後がいたたまれなく見えたです。

 この破天荒な舞台は、見るものを引き付けるのは間違えないと思ったです。背景はよく素晴らしい作画だが、日本史に出て来るみたいな、キャラデザに好き嫌いが分かれるかもしれないです。演出は凄いです。

投稿 : 2022/06/03
閲覧 : 145
サンキュー:

13

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ファンキー!!!

平家物語は読んだのに、犬王の元になった話なんかすっかり忘れてたw

ミュージカル仕立ての作り方は、琵琶法師のキャラに合ってると思う。

凄惨なシーンもチラホラあったのでスプラッタ苦手なら後編ちょっと注意…

イマイチ設定っていうか話の展開が「?」だったりしたけれど、音楽シーンが多めだったので楽しく観賞できました。

投稿 : 2022/06/02
閲覧 : 126
サンキュー:

5

さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

是非映画館で観て

ミュージカルと聞いていた。
ロックだった。
歌ってたし踊ってた。とても上手だった。
能楽なのに歌舞いてた。バレエだったし、曲技だった。
時代考証の取り込み方も面白かった。
置いてかれないようにガン見して、良く聴いて、とってもいっぱい考えた。
情報量が多くて大満足。

投稿 : 2022/05/29
閲覧 : 153
サンキュー:

12

ミコトちゃん‼ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/17
閲覧 : 3

みのるし さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/05
閲覧 : 2

たかし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/03
閲覧 : 2
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犬王のストーリー・あらすじ

後世日本の文学や演劇などに大きな影響を与えた軍記物の名作「平家物語」。

その現代語訳を手掛けた古川日出男により「平家物語」に連なる物語として、南北朝~室町期に活躍し、世阿弥と人気を二分した能楽師・犬王の実話をもとに新たに生まれた「平家物語 犬王の巻」が、ミュージカル・アニメーションとして描かれます。(アニメ映画『犬王』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2022年5月28日
制作会社
サイエンスSARU

スタッフ

原作:『平家物語 犬王の巻』古川日出男著/河出書房新社、キャラクター原案:松本大洋
監督:湯浅政明、脚本:野木亜紀子

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