当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「犬王(アニメ映画)」

総合得点
70.8
感想・評価
64
棚に入れた
151
ランキング
1437
★★★★☆ 3.8 (64)
物語
3.4
作画
4.1
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.6

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

犬王の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

最後にそのオチを付けるなら藤若との関係も描いて欲しかった

湯浅監督作品、『きみと波に乗れたら』以来の劇場版。
室町時代に実在した犬王という能楽師を、琵琶法師の架空キャラクターを入れて描く。


簡単に言えば「時代はそのままに、当時の能楽と琵琶を、それぞれ現代のダンスと歌にアレンジした話」。


万人向けだった前作と前々作は、比較的親しみやすい作画(特にキャラデザ)だったけど、今作は『マインドゲーム』とか『ケモノヅメ』みたいな初期の作品に近いキャラデザだから、苦手な人には少しきついかもしれない。ただ背景とか建物は時代に合った描き方をしてたから、観やすかった。


前作はファンタジーありの正統派恋愛作品だから観やすかったけど、今回は少し難解だった。
いや物語の大筋は分かりやすいんだけど、細かいところ…特に能楽や平家に関わることは、前知識が必要だと思う。例えば、途中犬王が顔以外人間になる歌の話は、平宗盛を知らないと理解できないし、そもそも平家と足利の関係を理解してないと、何で足利が平家に拘るのかも分からない。
海外での評判も良いみたいだけど、物語の評価というよりはアニメーションと描き方の評価だと思う。


元々時代劇は嫌いじゃないし、現代音楽とマッチングさせてミュージカルっぽくするのも良かった(個人的にはビートたけしが作った『座頭市』のダンスを思い出す)。
ただ物語としては消化不良。あれだけ友有に拘ってた犬王が、あっさり見捨てたことも気がかりだし、何より当時もう一方の人気者だった藤若についてのシーンが少なすぎる。友有を描く上では必要ないキャラだけど、最後に「犬王の語り継がれたものはなく、藤若のが語り継がれた」ってオチを付けたのなら、藤若と犬王の関係についても詳しく描いて欲しかった。


それと今までの湯浅監督作品全般に言えることだけど、ダンスシーンがあると必ずと言っていいほどタップダンス(シャッフルって言うのかな?)があるのは何?湯浅監督が好きなの?それともアニメだと描きやすいとか?物語には関係ないどうでもいいことだけど、凄い気になった。


声優のキャスティングも悪くないし、一部に本物の琵琶法師や能楽師を入れて本家のリスペクトも欠いてないから、総じてみれば良い作品だったけど、悪い点としては上で挙げた藤若の件と、歌のシーンが長すぎて少しだけ退屈だったこと。まあこれはその人の感性によるのかもしれないけど、物語を聞くときは歌じゃなくて、普通の言葉で聞いた方が頭に入りやすい。だから正直、犬王が呪いを解いていくときの歌は、話し言葉で描かれたこと(犬王出生の秘密とか)以外よく理解できなかった。

投稿 : 2023/07/03
閲覧 : 58
サンキュー:

1

ネタバレ

潜水艦トロイメライ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おもしろい!

時代物ってけっこう抵抗あるし、しかも室町て!なんか地味〜という印象からまず良くないのだが、全然ファンタジーがもりもりで最初からずっと面白い。ストーリーは極限まで絞って、音楽アニメとしてライブ感や演出にウェイトを置いてるところもよかった。歌うまいし口ずさめないぐらいむずい。そんでもテンション爆上がりなイカした曲しかない。最後のオチも個人的にこれしかないと思っているし、何より散る桜の中で踊る犬王のシーンが一番印象に残っている。

投稿 : 2023/05/23
閲覧 : 60
サンキュー:

1

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

サブカル・キング

【概要】

アニメーション制作:サイエンスSARU
2022年5月28日に公開された97分間の劇場版アニメ。
原作は、作家の 古川日出男による小説の『平家物語 犬王の巻』

監督は、湯浅政明。

【あらすじ】

室町時代の南北朝時代の話。壇ノ浦の漁師の息子の友魚(ともな)の父親が、
将軍・足利義満の命令を受けた侍の依頼で、源平合戦の平家滅亡の戦で消失した、
三種の神器の天叢雲剣を壇ノ浦の海の底から引き揚げることになって、
海の底で見つかった宝剣を舟の上で鞘から抜いたら、
呪いで身体が上下真っ二つで父親は死亡。友魚は両目が切れて盲目になってしまった。

亡霊となった父親の声に従い、侍への復讐に京都に向かった友魚は、
途中で出会った琵琶法師の谷一の弟子になってニ年の間ともに旅をして、
自分も琵琶法師になり、谷一と同じく「覚一座」に所属して、
座のしきたりとして「一」の字をもらって友一(ともいち)と名乗ることに。

その、友一がある夜に橋の上で人間離れした異形の体つきの犬王と知り合い意気投合。
犬王は猿楽座の息子だが、その呪われた身体のせいで父親らから化け物と疎まれている。

平家の亡霊を成仏させるために、霊の声を拾って歌い踊る。
友魚が琵琶を弾いて犬王が踊る、ふたりの斬新な「平家物語」は、京都の民衆を熱狂させていく。
そして、犬王が「平家物語」の演舞の種類を増やすたびに徐々に人間の姿に近づいていく。

時代のトップスターに上り詰めつつある、犬王と友一改め友有(ともあり)の、
従来の猿楽者や琵琶法師と大きく異なる出で立ちや様式の違いに批難の声もあったが、
その人気は、足利将軍家すら無視できないほど大きくなっていったのだった。

【感想】

監督である湯浅政明氏はアニメ業界版の横尾忠則でも目指しているのか、
独特の世界観でアニメを作っていますね。

映像と音楽は良いと言えば良いのですが、漫画家・松本大洋氏原案のキャラデザが好みではない。
そこは重要な問題ではなくて、ミュージックビデオとしてはともかく、
一本のストーリーの映画としては、冗長でつまらなかったかな。

犬王の呪いの設定は、手塚治虫先生の「どろろ」のパクリでありますし、
演奏は映像には存在しないエレキギターやドラムなどの楽器の音が強めで、
パフォーマンスが洋楽ロックギタリストのものでありますし、
見世物がマイケル・ジャクソンのダンスやらフィギュアスケートの演舞そのまんま過ぎて、

要は現代からの引用だらけのパフォーマンスの寄せ集めを用いての能楽と琵琶へのマウンティングで、
やっていることは、なろう小説で知識チートで未開のナーロッパ人にイキる現代人まんま!

猿楽の描写に力を入れて素晴らしいものとして表現しつつも相反する芸術としての犬王たちではなく、
単にロックの引き立て役みたいに猿楽を扱っているのは、能楽ファンの人は怒っていいレベル。

能楽=権威で反権威=ロックですが、2023年の基準では既視感の有る曲ばかりであり、
内実はクイーンやジミ・ヘンドリックスをまた別の権威にして縋って盾にしているやり方。
それでいて、新しいロックが古くてカビ臭い猿楽を圧倒するみたいな描き方は、
描きたかったはずの因習打破と最先端芸術への賛美としては説得力不足ではないか?

日本の伝統武道の技術の継承や所作の美しさで惚れ惚れする別のアニメを知っているだけに、
不潔ったらしい汚い歯並びでベトベト糸を引いてる唾液を飛ばしながら絶唱する友有なんか、
かっこいいとか熱さが良いとか思えない、生理的嫌悪感が強めの作画でして、
伝統芸能を軽んじて600年後の時代のロックでイキるやりかたが、
若者キャラの情熱のほとばしり以上に、反権力・反権威のルサンチマンのために、
心身共にみすぼらしく卑なものがただ踊り狂ってるように見えて、
アニメの技術や演出の能力とは別に好きになれないアニメでしたね。

もうね、バイクやタバコや反体制が若者の象徴だった時代の価値観が既に時代遅れで、
おじさんが価値をアップデートしないままに若者を描いても、
ちっとも“新しく”は無いんですよ。

他人と同じことをやって何が楽しい?奇抜なパフォーマンスで魅了させればいい!という、
湯浅監督のアニメづくりそのまんまの思想の犬王と友有は、監督のアバターなのでしょうかね?
時代に抗おうとした挑戦的な芸術の表現者がファンを獲得しながら歴史に埋もれていく様子は、
メジャーに対するインディーズの自己賛美ですよね?

自分のやりたいことだけやる荒々しい作風が持ち味でファンの心を掴んではいますが、
そのうえで他人からの批評の目をやたら気にする。
賞を獲得することで権威に認められたい。これまでの湯浅監督の行動に裏付けられています。

自分の思想に共鳴して感動しろっていうドキュメンタリータッチの映像の物語に、
クリエイターとしての本音が濃く染み込んでいますね。

ストーリーは残酷なシーンもあり露悪かつ、人間描写も雑で深掘りもなくて、
単に自分の好みではないだけですが、個人的には楽しいと思えるドラマが無かったですね。
主人公コンビである犬王と友有ですら、二人の距離感や精神的な変化の過程に焦点がなくて、
もともと、感情移入とは無縁の作風なのでしょうけどね。

まあ、湯浅監督も万人受けを狙って作ってないでしょうし、好きな人だけが楽しめるように、
ご自分の好きなように作ってくださいとしか言いようがないですね。

単純に、音楽と映像をノリで楽しめれば良いだけの作品なんでしょうから、
脳内麻薬を出すには、迫力が段違いの映画館で五感でフルに味わうのが最も適切なのでしょうね。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2023/02/22
閲覧 : 173
サンキュー:

20

ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

日光東照宮w

2023/01/03 初投稿

絵は綺麗!!

動きは全体的にすごい躍動感でした

酷評注意につき,以下畳んでおきます
{netabare}

キャラは汚い・・・

シナリオはイマイチ理解できませんでした

演出はすごいところや意欲的な試みをしているところもあれば中二臭がきついところばらつきがある感じ

音楽はパクリっぽい曲が多い。
ジミヘン(ジミー・ヘンドリックス)
マイケルジャクソン
クイーン
あとはよく分からないけど・・・
犬王の顔はデーモン木暮っぽいようなきもするけど・・・アヴちゃん本人を意識した?
犬王の顔も舞も「火炎」のオフィシャルMVのアヴちゃんにそっくり!!

音楽演奏の場面がすごく長いです。
したがって,全体の印象はMVみたいに感じます。

つまり
MVっぽいアニメを作りたい
ジミヘンぽいのとか
マイケルジャクソンぽいのとか
クイーンぽいのとか
想像ですが湯浅監督が「ボヘミアンラプソディー」(映画の方)を見てこんなの作りたいと思ったのが出発点ではないかとおもわれます。ついでに和風世界でディズニーテーストも取り入れたい!!
そして,女王蜂の「火炎」のMVにも影響も受けてアブちゃんをメインキャストに迎えて作っちゃったと・・・

結局,自分にはあまり刺さらないパクリっぽい曲を延々と聴かされ,ただただ退屈に感じました。何かの罰ゲームか?
最終的に見て良かったと思うかも知れないと最後まで頑張って見たけど途中で止めた方が良かったです・・・

Science SARU制作
猿楽
猿まね(パクリ)楽曲
現代の三猿ですね!!

湯浅監督のダメな方が良く出た作品のような気がします。
いい作品はめっぽういいのに・・・この落差。湯浅監督はこの作品で押井監督の正当後継者の地位を確立したように思います。(笑)今後の活躍を期待せざるを得ません(本気でw)
{/netabare}

自分には刺さりませんでしたけど

女王蜂,ジミヘン,マイケ・ルジャクソン,クイーン好きは楽しめるかも知れません。わからないけど・・・

平均評価4.2とか!
みんなはけっこう褒めているんだろーなー
こんな評価ですいませんm(_ _)m

重要なことを書き忘れていました!自分はミュージカルってどうしても苦手なのです。これ重要な情報かも(笑)

投稿 : 2023/01/03
閲覧 : 156
サンキュー:

7

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

クリエイターによるクリエイターの為の鎮魂歌(レクイエム)

これはクリエイターによる、あまたの無名で散って行った他のクリエイター(アニメに留まらず、漫画小説、映画、音楽など芸術全般)に対するレクイエム(鎮魂歌)だと思いました。
アニメ会社で仕事していたことがあるので気持ちがわかるのですが、アートで食べていける。。あるいは有名人になる人はごく一部の話であり、どんなに技術があろうが世間に認められなかったらそれで終わり。
あっという間「無かった」こととして忘れられて行くのです。
湯浅監督はそんな夢半ばで散って行った人を代表して、今回は作品を作ったんだろう。と、思います。
「機動戦士ガンダム ククルスドアンの島」でのククルスドアンも組織や世間から隔離された島に住む「世捨て人」だったこと、「犬王」も所謂中世時代の差別を受けてきた障害や非人が主役なのもそういう人間がいたことを「忘れるな」と言われてる気がしました。

投稿 : 2022/08/09
閲覧 : 205
サンキュー:

14

ネタバレ

haiga さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

この作品がヒットしないのはアカンと思います。それぐらい素晴らしい傑作

ロックン・ロール!!


ヤバい、めちゃくちゃ面白かったです(語彙力の消失)
平家滅亡後の南北朝時代の後期を舞台にした、実在の歴史上の人物犬王を主人公とした、古川日出男の小説を原作とした作品です

ミュージカルアニメって謳ってあるだけあって全編通して琵琶の弾き語りと犬王のダンスに尺を沢山取ってあります
正直歌部分がめちゃくちゃ長いので少し展開にもどかしく思う所もありますが、素晴らしい映像美と、犬王役のアヴちゃん、親友で琵琶法師の友有役の森山未來さんの歌声が凄く良くてノリノリで観てしまいました
私は声のキャストに専門の声優さんを使わないのはあまり好きでは無いのですが、今作の主人公2人はめちゃくちゃ良かったです

残念だったのが休日昼間に行ったのですが映画館ガラガラだったんですよね
上映館も少ないですし、時間も私の地方では1日1本だけ、勿体ないですね~凄く勿体ない

映画の内容的に子供には勧めづらいですが、最高の音楽と映像パフォーマンスは映画館で味わうのが1番です
映画館空いてると思いますので皆さんもどんどん見に行きましょう
素晴らしい作品ですよ!!

投稿 : 2022/06/19
閲覧 : 187
サンキュー:

17

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

外連味に触れる、あふれる

誉め言葉のほうです。

作品としての是非を、価値を、生成りの感性のままで受け止めていただきたいです。

"埋没させられたもう一つの平家" です。
新鮮なうちに、新鮮なままに、ご賞味いただきたいと願っています。

犬王とは、友一とは、だれか。
彼らが生きた室町時代とはどういうものか。
彼らの魂が、この令和に具象化されたのは何故か。

映画館ならではの空間が、別次元の扉をきっと開くと思います。

〜    〜    〜

先に見た TV版の平家物語。

"びわ" が創作されたことで、平家の新しい解釈が、現代の感性に紐づけられたと感じています。

びわは、「名人・覚一」が輩出される前の人です。
言わば "仕込み役" と言えます。

翻って、本作の友一は、覚一の後塵の役まわり。
言うなら "かき回し役" でしょう。

びわは、祈ることで徳子を語りましたが、友一は、歌うことで犬王を語るのです。
犬王を、現代に際立たせるのです。

〜    〜    〜

もう一人のキーマンは、足利義満です。
彼は、南北朝を統一する頓知剛腕、金閣寺の建立でこの世を栄華と誇ります。

唐の皇帝にさえ "天皇と同等" と呼ばしめた、当代随一の偉人であり、武人でもあります。

義満は、のちの北山文化の作り手となりますが、そこに登りつめた背景には、世阿弥がいたし、犬王(と友一)の存在が心にあります。

だけれど、義満と世阿弥の "BL" は、知る人ぞ知る、なんですよね。。

〜    〜    〜

"びわと友一" は創作に生まれ、"徳子と犬王" は歴史に埋もれた人物。
そして、びわと徳子がバディとして描かれたように、友一と犬王もそう描かれます。

彼ら彼女らの生命の描きようは、動乱のうねりにおける静と動との対比です。

しかも、女性性を描いたびわと徳子とは比較にならないほどに、犬王と友一とは凄まじくダイナミック。
もはや、平家を介して一心同体であるかのように感じます。

となれば、時の支配者は、世阿弥と犬王との芸事芸能の趣きを対比させたのではないでしょうか。

そして、前者の肉体を侍らせるかわりに、後者の霊統を抹消したのではないかと感じています。

〜    〜    〜

犬王と友一は、小さな "びわ" とは違うアプローチで、 "もう一つの平家物語" を復活させようとする "傑物" であり "逸物" でもあります。

海底に封印された平家一門の怨念を、地上に引き揚げて咆哮させる、エネルギッシュ極まる語り部と踊り手です。

であればこそ、彼らはとことんアウトローとしての造形と立ち位置にならざるを得ません。

即ち、常に地上の王に首ねっこを押さえ込まれ、ついに歴史からさえも抹殺された、異能のパフォーマーだったと言えるでしょう。

〜    〜    〜

800年前、鎮魂の祈りに自分を見出した "びわと徳子" の視線は、まだ記憶に新しい。

600年後、鎮魂をみずから体現しようとした彼らの舞曲も、負けじと耳に突き刺さります。

突如として、令和に現れた新しい平家の脈絡。

彼らから発せられる外連味のないメッセージを、ぜひとも心に読み取ってほしい。

彼らが残せなかった名前を声高に叫び、現代に呼びさまして欲しいと思っています。

投稿 : 2022/06/15
閲覧 : 180
サンキュー:

13

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 1.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

映画館で見るべき作品

ミュージカルアニメ映画を初めて観たため相対的に評価するのは難しいが7/10くらいのぼちぼちって感じの映画。しかし、映画館特有の迫力を味わえるため、ぜひ映画館で観てほしい作品。
【良かったところ】
・作画が神→上映開始直後、現代風景の描写が神すぎて(水面が特に)すぐに作品に引き込まれるほど。また、本編では絵に和を感じることができるため作品とマッチしていてよかった。
・伏線の回収→自分が理解できるくらいには回収してくれていたのでよかったです。
【残念なところ】
・音楽→数百年前の日本に存在するはずもないドラム音が聞こえるのが世界観に合ってなくムズムズした。絵でも太鼓しか書かれておらず余計に...
・歌→物語の3割程度が音楽になっており話が進んでいく。歌で大体何を言いたいのかは伝わってくるが、聞き取れない箇所があり歌詞をつけてくれたらもっと理解出来たるのにと感じてしまった。声優さんはすごくよかったです。

ていう感じですね。参考程度になれば...そこそこ面白かったので観に行ってみてください。

投稿 : 2022/06/13
閲覧 : 92
サンキュー:

6

ネタバレ

esso-neo さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

拾う!

実に舞台的だった。
冒頭が現代でおわり終わりも現代。かつてあった友有と犬王の如くこの映画で終わりも現代、最後の二人を成仏せしめんってか。

けっこう、こう、滅多に見れないものを見れた気がする。ライブシーン始まると特に何にもフックに引っかからないけどそこは俺の単なる好みだ。

あの時の日本って音楽は物語のためにあったのか・・・

投稿 : 2022/06/12
閲覧 : 133
サンキュー:

12

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

前半30分くらいまで最高でした。。んが

湯浅監督だ
なんかカッコ良さそうだし
楽しみ
と映画館へ行き冒頭5分で心掴まれ30分くらいまで素晴らしく
橋で新しくパフォーマンスするところの前までね。

最近やった平家物語はこういうのをやって欲しかったと思う

しかし物語の中核のロックシーンとダンスシーンが受け付けなく
ロックはいいんだけど、全部盛り上がらない単調なフレーズばかり繰り返し
歌で何かを伝えてるようだけどよくわからない
それまで良かった作画がダンスでは何故か粗くなるし
前半はマイケルジャクソンだよね、ほぼ
後半のバレエっぽいのとチャールストンっぽいのをせせこましくやってるのももう一度観たい映像じゃないなと
ボールルームへようこそで素晴らしいダンスシーンもあるので、アニメだから出来ないということではないと思う

んーかなりそこで退屈感と観てて恥ずかしい感が出てしまった

そこはぶいてラストは悪くないので
音楽監修やダンスのプロに監修を頼むべきだったのでは。。って曲は大友良英さんなんだ。。ならなんでだろう

しかも最初の能楽堂での踊りは良かったのに。。


無理かと思うけど琵琶とか太鼓とか和楽器でロックもしてほしかったなぁ。。和楽器でロック演奏する人もいるわけだし

※※※
ロック&ダンスパート以外は
目の見えない人の見え方の表現がいいと思った
琵琶の合奏は聞き応えあった
好きなタッチ、手の描き方とか松本大洋さんっぽいなぁと思ったらキャラ原案松本大洋さんだった
しっかり人物描いたかと思えばモブキャラは目が点のみってのも松本さんタッチだなぁと

松本大洋さんの竹光侍を湯浅監督でアニメ化してくれないかな

んー残念でした
ロックパートなければ★4でした

投稿 : 2022/06/04
閲覧 : 159
サンキュー:

5

ミコトちゃん‼ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/17
閲覧 : 3

みのるし さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/05
閲覧 : 2

たかし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/03
閲覧 : 2

Thranius さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/17
閲覧 : 2

まかろん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/10/18
閲覧 : 7

OkCMe61708 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/10/10
閲覧 : 6

gorila13 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/10/08
閲覧 : 5

sarari さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/10/04
閲覧 : 5

tama さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/12
閲覧 : 6

老倉育 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/08
閲覧 : 7

キリンさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/07/03
閲覧 : 12

カラタチ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/06/25
閲覧 : 10

DAIKI∞ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/06/03
閲覧 : 9

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/05/29
閲覧 : 8

RX-178 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/05/23
閲覧 : 9

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/09
閲覧 : 10

おふとん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/07
閲覧 : 10

五月雨 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/01/28
閲覧 : 11

あーーー さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/01/08
閲覧 : 11

ソース さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:----

投稿 : 2022/12/25
閲覧 : 10
次の30件を表示

犬王のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
犬王のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

犬王のストーリー・あらすじ

後世日本の文学や演劇などに大きな影響を与えた軍記物の名作「平家物語」。

その現代語訳を手掛けた古川日出男により「平家物語」に連なる物語として、南北朝~室町期に活躍し、世阿弥と人気を二分した能楽師・犬王の実話をもとに新たに生まれた「平家物語 犬王の巻」が、ミュージカル・アニメーションとして描かれます。(アニメ映画『犬王』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2022年5月28日
制作会社
サイエンスSARU

スタッフ

原作:『平家物語 犬王の巻』古川日出男著/河出書房新社、キャラクター原案:松本大洋
監督:湯浅政明、脚本:野木亜紀子

このアニメの類似作品

この頃(2022年5月28日)の他の作品

ページの先頭へ