superior さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
新型コロナウイルス感染症(COVID-19/SARS-CoV-2)の感染拡大の影響を受け、一部作品の放送・配信時期に延期、変更が発生しております。
掲載している放送時期と異なる場合がありますのでご了承ください。
(C) 2020 安里アサト/KADOKAWA/Project-86
86-エイティシックス-の感想・評価はどうでしたか?
superior さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
カミタマン さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
2022/07/09 初投稿
同日 ちょい加筆
面白かった。一気に見ました。
「鉄血のオルフェンズ」のような滅びの美学とでも言うのでしょうか,スピアヘッド戦隊の置かれた,いつ誰が死んでもおかしくない(シンとレーナは例外)ぎりぎりの状況,緊張感があります。惹き付けられた度で言うと素直に★五つでもいいと思います。 そのくらい面白いと思って見ました!
伏線の張り方と回収もなかなか見所が有りました。
特に,{netabare}2話のネコに関する会話は3話と11話のキーとなる会話なので,聞き漏らしの無いように。{/netabare}って自分も1周しか見ていないので見落としているところがいっぱい有ると思うのですが・・・f^^;特に,この会話が後でグッときたので・・・
あとは,{netabare}時系列がシャッフルされてる場面があったりします。前に同じ会話を聞いた気がすると思ったら,スピアヘッド戦隊視点だったりレーナ視点だったり,ファイドの記録映像だったり。ああ!なるほど!ってなったりします。{/netabare}
音楽もすごくいいです,特にピアノの旋律がエモイです。
ED「Avid」名曲です。最近毎日,何回も聞いています。
一方,気になる点,突っ込みどころ,疑問点などの減点ポイントも多く有りました。
残念ポイント1
「作画」
この作品,基本的に作画はいいので正確に言えば作画上の謎のノイズといったらいいのでしょうか?
昔で言う,いわゆるトレス線というのでしょうか?動画の色の境界の黒い線。シーンによってこの黒い線を挟むように白っぽい範囲が存在するのです。しかも何故かストーリー上重要なシーンにおいて出現率が高く感じます。これが,かなりストレスに感じ感情移入を阻みます。意図してそのような作画にしていたように感じるのですが・・・CGなどの都合によって止むに止まれぬ技術的事情でもあったのでしょうか? いずれにしても普通の作画で見たかった・・・評価の減点ポイントのほとんどはこれです。
残念ポイントその2
スピアヘッド戦隊の仲間は次々に戦死していきます。人数が多い上にパーソナルネームというやつと本名の二つが存在し,しかも多くが覚えにくい名前に感じます。結果,誰が死んだのかいまいち判然としない・・・
1クールはレーナ視点が多く,あえてそのような演出なのかも知れませんが,やはり誰が死んだのか名前や顔,人柄が明確に描かれてからの戦死の方が重みが違います。
残念ポイント3
諸設定
サンマグノリア共和国:名前や国旗からサンマリノ共和国を連想します。しかも85区までは壁に囲まれている設定。ミニ国家にしか思えません。だとすると,食料の生産などどうしてる?合成食料に依存している描写は有るけど,合成するにしても元になる有機物は必要では?仮にそこを86区に依存しているとしたら・・・
86:イニシャルDじゃないんだから・・・しかもED「Avid」の歌詞ではっきりと「ハチロク」って歌っちゃってる・・・^^;いっそ思い切って江戸八百八町ならぬ,808区の外側で809区とかw
メカ
かっこ悪い・・・CGでリアルに表現しているけど,元々のデザインがかっこ悪いので・・・
しかもあのデザインなら,4本脚じゃ無く8本(最低限6本)でしょ?というか,動きからするとほ乳類っぽい感じも有るので,生え方が問題なのかも?
ハンドラー
本来の役割は?他のハンドラーってどんな管制してるんだろう?
地図
色と等高線が一致していない不自然な地図w
その他感じたこと
レーナのキャラクターが今までの自分ならかなり鬱陶しく感じたような気もするのですが,今現在結構自分に重なって感じられた気がしました。
現在の世界情勢では,実際にロシアがウクライナに侵攻し,戦争が続いています。そういえば,人間扱いされていない86が操縦しているのでジャガーノートは無人兵器と言う理屈とロシアのウクライナ侵攻は特別な軍事行動なので戦争では無いという理屈似ています・・・
自分は率直に言って,ウクライナ軍に頑張って欲しいと思っています。理由はこの戦争でロシアが利益を得ると力による現状変更によって利益を得る事が出来ると言う既成事実になり国際秩序が根幹から崩れる(侵攻した時点で,既に崩れているかも・・・)と思うからです。だから,ウクライナには中途半端に妥協をせず徹底的に抗戦してほしいと思っています。なぜなら,そうで無ければ,次のウクライナは日本と台湾だと思うからです。
そうした意味で,自らは安全な壁の中にいるレーナの立ち位置に自分が重なって見えてしまうのです・・・
しかし,一方で未だに日本人を含む有色人種(って言葉が未だに残っている事実!)は一部(?)で差別される側だったりするらしいです。コロナでアメリカで東洋系へのヘイトが広がったとかがそれですよね・・・
Lilac さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
序盤はあまり面白くなく途中で断念しようとしたが、3話目くらいからとても面白くなり、一気見してしまった。作画、ストーリー共に素晴らしく引き込まれる作品。
しょへ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作既読済み。
ラノベ原作アニメの中ではダントツの完成度であり、原作越えだといっても過言ではありません。
素晴らしい作画、そして圧巻の演出、そしてなにより澤野さんのサウンドがより作品の完成度を高めています。もう最高。
作中の雰囲気は常にシリアスで、暗く、救いがない。そして辛い展開も盛り沢山。しかしなぜかそんな陰鬱なこの作品から、たまらなく美しさを感じてしまいます。
おそらくきっとそれは、極限状態に置かれた登場人物たちが垣間見せる心の揺れ動き、そしてそれらを言葉いらずで表現しきった映像演出によるものでしょう。
汚泥の中で咲き誇った一輪の花は、やがて枯れると分かってなお、私たちは見惚れずにはいられないのです。
yut さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
シン さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
shino さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
A-1 Pictures制作。
無人戦闘機械レギオンの侵攻と、
隣国サンマグノリア共和国の防衛戦争。
ただ死を待つような戦場の中で、
少年シンはある目的の為に戦い続ける。
{netabare}彼の部隊に新指揮官レーナは着任した。{/netabare}
原作の評判も上々な人気シリーズ。
伊藤計劃作品、アルドノアゼロあたりを、
楽しめる方にはお勧めでしょうか。
人型の豚と揶揄されるエイティシックス、
少年少女たちは国民に知らされず、
使い捨ての駒のように戦場に送られる。
{netabare}共和国の平和の裏に86区は存在し、
そこに居住する彼等の犠牲は増え続けていた。{/netabare}
退役まで残り○○日の黒板!?
最終話視聴追記。
戦記物特有の敷居の高さはありますが、
私としては無味乾燥な戦場の描写にこそ、
一定の評価があったように思う。
{netabare}戦場の最前線では粛々と人は死ぬのだ。
共和国側からすればそれも好都合であろう。{/netabare}
良くも悪くも疲れた。
奥田太鳳 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:----
確かに序盤内容分かりづらいし、原作知ってる人は納得いかないらしいけど、それを凌駕する良さがあるっ!神作画なのは勿論、設定も理解出来れば超震える。
たむじゅん さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
Sophia さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:途中で断念した
Sua_Ma さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ロボット戦争もの
戦うものが見たくて視聴したが、隔たれた2つの世界が音声で繋がっているっていう設定が面白かった
それ以外の内容は軽く見ることができた
ato00 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
がっつり戦争物アニメです。
自分の苦手な分野だけど、白髪の超美少女に惹かれて視聴しました。
敵はギアーデ帝国の無人機レギオン。
立ち向かうは、サンマグノリア共和国で迫害されている86の若者たち。
彼らが無人機とされているジャガーノートに乗り戦うところが味噌。
壁の内側の共和国人との対比が、現代の社会問題を彷彿とさせます。
ヒロインの白髪美少女レーナは壁の中の有能な司令官です。
マジメを絵に描いた人で、任務に忠実。
しかし、86の人々を使い捨てにする共和国の方針に反感をもっています。
だから、事ある毎に孤立します。
物語は彼女と86の戦闘員スピアヘッドとの関係を中心に進行します。
絶望感が漂う戦い。
でも、日常では明るく振舞う。
そのギャップに胸が締め付けられます。
主人公はスピアヘッドの隊長シン。
その落ちついた大人の話し方から芯の強さ伺うことが出来ます。
通信越しの会話のみのレーナとシン。
そのやりとりは暖かくも悲壮感を感じました。
惹きが強い構成だから、あっと言う間に観ることができます。
それに視点転換が巧く、同じシーンを壁の内外で見せてくる。
レーナサイドとシンサイドの心の動きが明瞭で、物語に入り込みやすいです。
全23話の11話で一旦終了。
{netabare}救いのない終わり方で締めた1クール目。
しかし、戦場を見つめるレーナの精悍な表情に未来へ向けての強い意志を感じました。{/netabare}
次クールにかけて物語が加速しそうです。
エイ8 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
_ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
面白いし感動できるが、設定が伝わりきっていない。
oneandonly さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
世界観:8
ストーリー:9
リアリティ:8
キャラクター:6
情感:7
合計:38
<あらすじ>
ギアーデ帝国が開発した完全自律無人戦闘機械<レギオン>の侵攻に対応すべく、
その隣国であるサンマグノリア共和国が開発した無人戦闘機械<ジャガーノート>。
だが、無人機とは名ばかりであり、そこには“人”として認められていない者たち-
エイティシックス-が搭乗し、道具のように扱われていたのである。
(公式サイトより抜粋)
いまだに定期的に「さよ朝」をキーワードにtwitterを検索しており、さよ朝に感動した方が増えていくことに幸せを感じているのですが(笑)、その中で本作も感動したとのツイートを見つけ、試しに視聴しようと思ったのが経緯です。
本作の注意点として、設定が複雑で専門用語が多いため、全体を理解するまでは混乱してしまうおそれがあります。しかし、初見では意味がわからずスルーしていた言動が2周目でその意味がわかったところが結構あり、伏線のようで楽しいので、冒頭の1,2話で意味がわからないからと切ってしまうにはもったいない作品です。もし、この機会に視聴しようと思った方は、下記の最低限の知識を持った上でご覧いただくと良いかもしれません。
○主人公の1人であるレーナ(ヴラディレーナ・ミリーゼ)の属するサンマグノリア共和国の無人兵器(ジャガーノート)は、人権を剥奪した有色人種の「エイティシックス」(86)と呼ぶ人間たちが操縦していることから「無人」との扱いで、86がいくら死のうが戦死者は0人と整理されている。共和国の国民は髪や瞳の色が白い白系種(アルバ)で、共和国は多数派のアルバが戦争の負担から逃れるため、物語開始の9年前に86の人権を剥奪し、戦役を課し、戦費を賄うこととした。
○この世界では、パラレイドという機械による交信技術があり、その機能を用いて、レーナはハンドラーと言う戦地の86の監視役の任についている。
○もう1人の主人公である86のシン(シンエイ・ノウゼン)は、東部戦線の最先端である第一戦区第一防衛戦隊《スピアヘッド》の隊長。
○スピアヘッド戦隊は既に4年以上の戦役(5年生き残れば市民権を得られる)を生き残った部隊によって組織されており、全員号付き(シンはアンダーテイカーというパーソナルネームを持つ)で、パーソナルネームと本名の2種がある。
○敵対しているギアーデ帝国の無人兵器はレギオンと呼ばれるもので、レギオンには様々な種類の機体があるが、知能の差で大別すると「羊」、「黒羊」、「羊飼い」の3種類がいる。
○ギアーデ帝国は共和国との開戦後、市民革命により滅んでおり、レギオンは主人なきまま、共和国や市民革命によって誕生したギアーデ連邦と交戦を続けている。
ここからネタバレありの感想に入っていきます。
{netabare}少し長文になりそうなので評価の概要を先に記載します。
世界観:設定はとても重く暗いですが、舞台仕掛けとしては戦争が身近となった今の時代に採り上げるべき題材。ただし、文化は現代の文明(明らかに日本と思うシーンあり)に寄っているところもありふわふわしている。作画、音楽も高い評価で8点。
ストーリー:原作ラノベ1巻を丸々1クールに充てる丁寧な構成に脚本、演出にも光るところがあり9点。
リアリティ:共和国側、86側それぞれの視点で、舞台時点のリアルを感じられる内容。通常だと主人公(シン)たちの戦闘能力の高さにツッコミが入るところ、4年半生き延びた戦闘員である設定が納得感を与えている。ジャガーノート搭乗時にヘルメットなし、羊飼いの顔・流体金属の腕表現、人間の脳を利用するレギオンの設定はちょっと抵抗あり、8点。
キャラクター:レーナとシンの主人公2人は美男美女の良キャラで、86の面々にも個性はありましたが、推しキャラは2周しても不在。キャラデザも特に追加点なく6点。
情感:1周目では泣かなかったので6点でしたが、2周目で7点に上昇。
----
主人公たちのいるサンマグノリア共和国では、レギオン(帝国)の侵攻に対応するため、前述のような人種差別政策が実施され、共和国内の白系種たちは、ほとんどがこの政策に疑問を持たず、夕食種の犠牲に基づく平和な生活を享受しています。このあたり、現実世界でもユダヤ人に対する迫害・ホロコーストが行われた歴史がありますし、現在でも表層には見えない、隠された搾取というのは現実の社会にあるでしょう。共和国が採った政策は卑劣そのもので、大量の86の命の上に胡坐をかいて朝から飲んだくれる軍人などを見るにつけ胸糞が悪くなりますが、リアリティがある設定です。
そんな環境の中、レーナは人種差別や86を犠牲にする作戦に疑問を持ち、86を人間として尊重し、毎晩通信をつなぎ信頼関係を築こうと努力しますが、戦場から離れて安全が確保され、ケーキを食べられる状況は到底フェアなものではなく、戦死者に対し「残念でした」としか言えなかったことで隊員の1人から罵倒され、名前すら聞いてないことを指摘され愕然とします。
並みの人間であればここで折れてしまいそうですが、レーナは踏ん張り、次の日も通信をつなぎ、隊員全員の名前を確認します。心を整えて全員と通信をつなぐところでEDとなりますが、ここの入りが印象的でした。振り返ると、第3話のEDの入りも絶妙で、レーナの視点と86側の視点を交差させて同じ会話の双方の状況を描いていく方法により理解が深まりました。
当方は原作未読ですが、時系列が整理されて再構成されているそうで、本作はアバン、OP、Aパート、Bパート、ED、Cパートが駆使され、構成に(特に1クール目)無駄が感じられない等、脚本に制作者のこだわりを感じられるほか、例えば、カイエがジョーカーを引いたり、残酷な台詞の場面で食事シーンを映すなどの演出も印象的です。
4話に戻ると、自身の非礼を詫びて名前を聞くという行動から、レーナの芯の強さが理解でき、また、このようなレーナの86への態度、行動が徐々にシンをはじめとするスピアヘッドの隊員との距離を縮め、心を許すまでとはいきませんが、信頼関係に繋がっていったことが自然と伝わりました。特殊弾頭(花火)を届けるために、慣れない嘘や賄賂を使うレーナは微笑ましく、最終局面では、人員補充が叶わずにその理由を知るや、親友を脅迫して危険を顧みずに視覚の同調を行って、迎撃砲を無許可で使用してスピアヘッドの窮地を救い、また、倒れたシンを目覚めさせ、兄の弔いに一役買うことができました。
7話でようやくレーナ(視聴者)が知ることとなるスピアヘッド戦隊の真実は、これまた卑劣そのものなのですが、86たちはその真実を既に知っていて、殺されることがわかっていても、誇りのために、任務を全うして死ぬことを選んだと言います。
ここを共感できるかは個人差があるかもしれませんが、逃げても背後には地雷原と、幼い86の居住区があるため、逃げることもままならない状況であり、また、この世代の86は物心つく頃には既に現状があって、多くの仲間の死を見てきて死が身近であること、アルバへの対抗意識が、アルバがするような卑劣なことをしないという矜持に繋がっただろうことが想像され、理解できました。(日本でも、戦国時代や幕末には、武士は死に場所を探すという意識があった。)
アルバであるレーナが卑劣な現実に抗おうとする一方で、86たちは現実を受け入れているのは奇異ですが、「早いか遅いかの違い」にすぎず、今ある日常を楽しんでいる姿は考えさせられるものがありますね。
いずれにせよ、86を使い潰して自分たちだけ安寧な生活を送ろうという政策が通ってしまったのは、衆愚政治これに極まれりで、救いなく窮地に追い込まれていくストーリー展開はまどマギを彷彿とさせました。つまり、私にはドストライクな物語なのですが、やはり生死に瀕さなければ人間の本質が出てこず、深まらないのかなと思いつつ、登場人物に不幸を与えなければ物語を進められない創作者及びそれを楽しむファンの業を感じられ少し後ろめたくも思います(人間の被害者は0人です!が)。
サンマグノリア共和国の5色旗は「自由」「平等」「博愛」「正義」「高潔」を表していましたが、86への行いはその対極でした。ミリーゼの叔父の言う通り、この理想は早すぎたようです。叔父の発言は識見のある大人を代表していたと思いますが、国が腐っていて終わっていることは理解しつつ、それは国民が望んだものだから変えられないと諦めている(結局自分ごとと捉えられない)のは多数決による民主主義の限界なのでしょう。(実質を含む)独裁政治のほうが危険であることは歴史を紐解けば明らかですが、マシな選択をしているにすぎないということは認識しておく必要があります。
さて、終盤、スピアヘッド戦隊が最後の任務に就くところ、食堂や談話室に誰もいなくなり、黒板がまっさらになった描写、死に赴く面々の清々しさは沁みましたね。
レーナが仲間と考えてどれだけのことをしても、スピアヘッド戦隊は終わりない進軍を命令され、共和国から通信で確認できるエリアを越え、両者には別れが訪れます。
その後はファイド視点でのこれまでの映像が走馬灯のように映し出され、レーナが彼らのいた場所を訪問して彼らの写真を発見するという1クールの締め方も綺麗でした。シンは、レーナが来てくれると思えたということで、2人の信頼関係の高さが感じられました。
本作は劇伴も良かったです。音楽を担当したのは澤野弘之氏とKOHTA YAMAMOTO氏で、二人は進撃の巨人や甲鉄城のカバネリ等も一緒に手掛けていて、特に澤野氏はその音楽を絶賛する意見を多く見かけました。今回初めて認識しましたが今後も二人に注目したいと思います。特にED「Avid」は、悲哀だけでなく希望も感じさせるもので、(2クールでの起用も大きかったですが)どんどん心地よくなりました。
2周目はあらゆる言動の意味がわかる(ハンドラーを辞めさせるために、黒羊の声を聞かせようとしたり、スピアヘッド戦隊の真実を伝えるべきかと話しているシーン、シンが仲間を撃ち殺したり、死んだ仲間の機体に名前を掘って持っているシーンなど)ので、1周目では響かなかったところで涙が出たりしました。
当初の設定からは描くべきところの多くは描けたようにも思われましたが、まだ1期の折り返し。主人公たちの安否と今後の展開が気になった1周目でした。
{/netabare}
私の好みの作品が被っているような、シリアス展開が好きな方は楽しめる作品ではないかと思われ、そういう方にはおすすめできます。逆に、重すぎるストーリーが苦手な方にはおすすめしません。
第2クールの感想に続きます。
(参考評価:3話4.1→4話4.3→5話4.4→7話4.5→9話4.6→10~11話4.5)1周目は4.3でした。
(視聴2022.8)
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
原作ライトノベルは未読。
【あらすじ】
{netabare}白系のみを人間とみなす欧州っぽい外観の共和国。
それ以外の被差別民「エイティシックス」を“無人兵器”の「ジャガーノート」に乗せ
帝国の無人兵器「レギオン」と戦わせることで、“流血なき戦場”を実現と居直る。
そんな欺瞞の中にあって、白系でありながら、理想を捨てない士官・レーナは
驚異的な戦果と担当したハンドラー(指揮管制官)が長続きしないことで有名な
「スピアヘッド」戦隊の指揮を担うこととなり、さらに凄惨な現実を知ることになるが……。{/netabare}
【物語 4.0点】
分割2クールの前半戦(全11話)。
人種差別を見てみぬふりするサンマグノリア共和国の堕落を描く。
指揮官・レーナは実際には戦場には立たず、
「エイティシックス」の少年兵らと知覚同調(パラレイド)するのみ。
互いに顔を合わせない状況が、
差別を撤廃したいレーナの理想論を“白豚姫”の“聖女ごっこ”としていっそう上滑りさせる。
しばしば、戦場音声が主の司令する側の場面を、
実際の戦場の兵士視点で描き直す重複が見受けられますが、
尺稼ぎ感は薄く、むしろレーナとエイティシックスを隔てる壁の高さを
視点の違いから痛感させられ意義深いです。
既に滅び去った帝国が残した無人兵器など2年ほどで停止し戦争は終わる。
昼間から白系軍人たちが飲んだくれる共和国の致命的な楽観論。
{netabare}戦場でレギオンが兵士の脳の意識をコピーすることで新たな寿命と高度な処理能力を獲得している。{/netabare}
という重大事実をも見落とし、戦争を他人任せにした共和国は、亡国へのカウントダウンを加速させる。
毎回、ここまで酷いのか?と斜め上を行く悲報を連発し奈落に引きずり込む構成は、
ストレスフルだが、早く彼らの行く末を見届けたいという欲求も抑えがたいブラックホール。
自身のメンタルとも相談しながら用法用量を守って服用しましょう。
【作画 4.5点】
アニメーション制作・A-1 Pictures
作画カロリー、安定度で評価したら、
武骨な多脚歩行兵器の高速戦闘の迫力を勘案してもこの評点はやや過大かもしれません。
が、特筆すべきは演出の巧みさ。
戦場に散った兵士の意識が機械兵器に乗り移るという設定の再現のみならず。
本作は、人間の範囲は器たる肉体が上限ではなく、
意識が反映される武器や小物まで含めて人間であるという構図を多数提供。
その観点から印象的なカットは3話Cパート~4話アバン。
{netabare}セオがレーナの偽善にプッツンきて罵倒する場面。
罵声の中、ちぎれ飛んだボタンが床で跳ね回る演出。{/netabare}
顔芸以上に怒りが伝わってグッと来ました。
その他にも、共和国の高度な科学文明社会にて、
波打つアナログレコードが示唆する、除外された人間性への渇望。
国破れて山河ありを地で行く、戦場で蘇った自然の皮肉なまでの美しさ。
文学的に価値が高い映像が多く噛みごたえがあります。
【キャラ 4.5点】
「スピアヘッド」戦隊長シンエイ・ノウゼンこと「アンダーテイカー」。
散った仲間たちの意識を“連れていく”との信念を持ち生き残り続け“死神”の異名も持つ。
その原動力は戦場に木霊する“亡霊”の声を捉える異能。
{netabare}“亡霊”と化した兄との因縁{/netabare}も含めて、戦場の意識に引きずり込まれる危うさと紙一重。
そんなシンと顔を合わせずに語り合うミリーゼ少佐ことレーナ。
偽善と嗤われ続けても理想を貫こうとするヒロイン。
注意深くアンテナを張れば、シンとレーナの間にほのかなラブコメの波動も検出できるはず。
恋心が、何度心を折られても投げ出さないレーナを無意識的に下支えしますし、
シンを“亡霊”にしない命綱ともなっている。
そこがハードなシナリオの中で数少ないライトノベル要素。
レーナの友人の研究員・アネット。
正義に力むレーナを、合成材料も駆使して再現したスイーツで甘えさせようとする。
{netabare}レーナの正義感に自分の罪が責められているようで耐えられない。{/netabare}
真意が明かされれば、諦観を持ってレーナに辛く当たるジェローム准将同様、
アネットもまた甘いだけのキャラじゃないと分かります。
その他スピアヘッド戦隊員たちは多過ぎて顔と名前が一致しない……間もなくどんどん消えて行く。
キャラが覚え切れないことがマイナスにならず、
過酷な世界観を補強する材料としても機能する。
あとは、スピアヘッド戦隊の日々を撮影・記録し続けて来た「ファイド」。
私は単なる作業機械に留まらない、黒猫以上の自我や、“ヒロイン力”を有していると信じたいです。
【声優 4.0点】
隊長・シン役の千葉 翔也さん。
声色を変えずに淡々と様々な状況、心情に対応する演技が巧い声優さん。
本作でも感情を削ぎ落とす引き算の演技で“死神”の生き様を体現。
レーナ役の長谷川 育美さん。
時に鬱陶しいくらい変わらない真っ直ぐなボイスで理想を捨てない“白豚姫”を熱演。
尚、原作には、シンには“静かだけど通る声”、レーナには“銀鈴の声”という中々無茶な指定があったそうで。
千葉さんもハードルを越えるのに苦慮したのだとか。
原作はきっと描写が繊細なのでしょうね。演じる方も大変です。
【音楽 4.0点】
劇伴は澤野 弘之氏とKOHTA YAMAMOTO氏の共作。
鉄サビ臭い戦闘曲から平和ボケな共和国の優雅な宮廷音楽風まで。
大きい振れ幅を両者が得意分野で個性を発揮し、競り合うことでカバー。
澤野氏はボーカル曲も提供。
挿入歌「THE ANSWER」などは硬派な女性ボーカルによる英語詞でエッジを効かせた定番アレンジ。
EDは、バラード曲の「Avid」、アップテンポナンバーの「Hands Up to the Sky」を展開に応じて使い分け、
導入も微調整され、引きも上々。
OP主題歌はヒトリエ「3分29秒」
音階を下っていくギターのフレーズに合わせてしぼむ彼岸花など、
映像とのシンクロにもこだわりを感じます。
shitasama さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見てなくて二期まであるようなので視聴
思いな〜暗いな〜でもどこか引き付けられるものがある、他の人が鉄血のオルフェンズが好きならと書いていた意味がわかった…
鉄血のオルフェンズは嫌いなのだけどこれは中々いいな
さて二期見るかな
og3jar さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ごる さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
戦闘も臨場感があり、緊張感あるバトルシーンなので面白いです( ¨̮ )
ただ、次々に仲間は死んでいってしまうのと、機械に殺される死と隣り合わせの世界で全体的にかなり暗い話です( ´ ཫ ` )
amazarashiのオープニングも絶望感を煽りますよw
でも、ラストはとても感動する終わり方なので良かったです(*^^*)
鉄血のオルフェンズの雰囲気が好きな人にはオススメだと思います( -∀-)
退会済のユーザー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
容赦のない展開と絶望的な戦いが続くからこそ、その後のカタルシスが凄まじい。
重厚なストーリー、緻密な設定、一つ一つの演出、作品を彩るA-1の作画と澤野氏の音楽全てが一級品。
こういうアニメこそ評価されてほしい。
MuraBustan さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
リタ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
理不尽さ、残酷な描写、心に刺さる内容で辛いストーリーだけど
それだけでは終わらずバランスの取れた良い展開だと感じた。
色んな場所で話は進みキャラ達も凄く多いけれどなんとか把握出来る。
絵は綺麗だし戦闘シーンでも見やすい。
アニメだけどもしかしてありそうな世界観なので、感情移入してハラハラしてしまう所が良かった。
とても良い所で一旦終わっているけれど、この先がとても面白そうな展開なので続編があればとても期待出来る。
さとーる さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
プラ さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
いとしのレイラ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
エスペランさ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
戦うことを強制されている民族。一期は設定どおりの鬱展開です。ぜひご覧ください。
NQTYX23206 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
二期で上手くまとめたと思います。綺麗な終わり方だったの3期が例えなくても二期でも良いと思います。色々ミリタリーアニメ見てきてますが86は良い部類でした。
うにゃ@ さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
総じてオルフェンズをぎゅっと詰め込んだ感じで、面白かった。
敵に人格がない分、自軍の仲間や世界の背景に力が入っててわかりやすい。マブラブのようなわかり憎さもなく死の演出、美学、追及をする感じ。
サンマグノリア共和国と86に接点があまりにもなさすぎて、86が一方的に差別されてる点は若干理解できない所もあるが、それ故にわかりやすくなっていたのだと思う。
音や映像の演出はとてもよかった。
100点中90点
徳寿丸 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
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サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。そう、表向きは。本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区"》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)"となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる!(TVアニメ動画『86-エイティシックス-』のwikipedia・公式サイト等参照)
千葉翔也、長谷川育美
原作:安里アサト、イラスト:しらび、メカニックデザイン:I-Ⅳ(KADOKAWA/電撃文庫刊)
監督:石井俊匡、シリーズ構成:大野敏哉、キャラクターデザイン:川上哲也、CG制作:白組、音楽:澤野弘之/KOHTA YAMAMOTO
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年秋アニメ
東部戦線第一戦区第一防衛戦隊、通称スピアヘッド戦隊。サンマグノリア共和国から“排除”された〈エイティシックス〉の少年少女たちで構成された彼らは、ギア-デ帝国が投入した無人兵器〈レギオン〉との過酷な戦いに身を投じていた。そして次々と数を減らしていくスピアヘッド戦隊に課せられた、...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2019年秋アニメ
とある事故をきっかけに異世界へ転生してしまった人よりちょっとだけ「できる子」だった女子高生・栗原海里(くりはらみさと)彼女がその新しい世界で望んだものは…「わたし、普通に友達をつくって、普通の生活を送りたい―」
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2014年夏アニメ
アランダス連合王国とインゲルミア諸国統合体。長きに渡る二国間の戦争は、アランダス建国以来の不抜の城塞、グレート・ウォールを挟んで膠着していた。 しかし、固く閉ざされていたはずの砦の門が音を立てて開かれ、戦況は大きく動き始める。 アランダス東方山地の隠し砦に駐屯する独立第八部...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2019年冬アニメ
地球より遥かかなたの星にある、笑顔に溢れた王国。王女のユウキは十二歳、そろそろ多感なお年頃。毎日泣き、笑い、時にはときめいたり…?しながら、王宮で楽しく暮らしている。日々を彩るのは、忠実な家臣たち。教育役のレイラ、政治を補佐するイザナ、騎士団長ハロルド、そして……幼馴染の側近、ヨ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2016年11月12日
18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。 良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。 見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年冬アニメ
統一暦1923年6月。 金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、 部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。 航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は 何事もなく無事に終わるはずだった。 しかし事...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2019年2月8日
統一暦1926年。ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐率いる、帝国軍第二〇三航空魔導大隊は、南方大陸にて共和国軍残党を相手取る戦役を征す。凱旋休暇を期待していた彼らだが、本国で待ち受けていたのは、参謀本部の特命であった。曰く、『連邦国境付近にて、大規模動員の兆しあり』。新たな巨人の...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年秋アニメ
西暦2061年、日本は支配された。4つの世界主要経済圏によって分割統治されるに至り、日本人は隷属国の人間として虐げられる日々を送っていた。日本は各経済圏が投入した人型特殊機動兵器 AMAIM が闊歩する世界の最前線となった。機械好きの少年、椎葉アモウは、ある日、自律思考型AI「ガイ」と出会...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2010年冬アニメ
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』はA-1 Pictures制作のYVアニメ。月刊コミック電撃大王にて連載も予定。略称は「ソラヲト」。テレビ東京とアニプレックスが展開するオリジナルアニメプロジェクト「アニメノチカラ」の第1弾作品。 空深カナタは廃墟で女性兵士と対面する。彼女はトランペットを手にして...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2004年7月19日
ジオン公国軍艦隊と地球連邦軍艦隊は、ルウム宙域で決戦の時を迎える。歴史に葬られた“ルウム戦役”の真実が明らかに。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年春アニメ
平凡な毎日を送るタクシー運転手・小戸川。身寄りはなく、他人とあまり関わらない、少し偏屈で無口な変わり者。趣味は寝る前に聞く落語と仕事中に聞くラジオ。一応、友人と呼べるのはかかりつけでもある医者の剛力と、高校からの同級生、柿花ぐらい。彼が運ぶのは、どこかクセのある客ばかり。バズ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年春アニメ
“ニーアランド"、それは夢と希望と科学が混在したAI複合テーマパーク。史上初の自律人型AIとして生み出され、施設のAIキャストとして活動するヴィヴィは日々、歌うためにステージに立ち続ける。しかし、その人気は今ひとつだった。――「歌でみんなを幸せにすること」。自らに与えられたその使命を果...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2021年6月4日
敏腕映画プロデューサー・ポンポさんのもとで製作アシスタントをしているジーン。映画に心を奪われた彼は、観た映画をすべて記憶している映画通だ。映画を撮ることにも憧れていたが、自分には無理だと卑屈になる毎日。だが、ポンポさんに15秒CMの制作を任され、映画づくりに没頭する楽しさを知るの...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年春アニメ
サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。そう、表向きは。本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2021年6月4日
———— 身長差15メートルの恋未知の生命体・ガウナに地球を破壊され、かろうじて生き残った人類は巨大な宇宙船「シドニア」で旅を続けていたが、100年ぶりにガウナが現れた。再び 滅亡の危機に襲われた人類だったが、人とガウナから生み出された白羽衣つむぎや人型戦闘兵器・衛人(モリト)のエ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年春アニメ
この館には秘密がある──断崖に佇む大きな館「シャドーハウス」で貴族の真似事をする、顔のない一族「シャドー」。その“顔"としてシャドーに仕える世話係の「生き人形」。ある日、“シャドー"一族の少女・ケイトのもとに一人の“生き人形"が訪れ、“影"と“人形"の不思議な日常が始まる。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年春アニメ
「ゾンビランドサガ リベンジ」はMAPPAが制作を手掛けるオリジナルアニメ。新感覚ゾンビアイドル系アニメとして2018年10月~放送され話題になった「ゾンビランドサガ」の続篇だ。謎のアイドルプロデューサー巽幸太郎にゾンビとして甦らされた7人の伝説の少女たちが、ご当地アイドルグループ「フラン...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年春アニメ
フシは最初、地上に投げ込まれた“球"だった。持っていたのは「刺激を受けた物の姿へ変化できる能力」と「死んでも再生できる能力」。球から小石、オオカミ、そして少年へと姿を変化させていくが、赤子のように何も知らぬままさまよう。やがて出会う人々に生きる術を教えられ温かい感情を知り、人間...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2021年6月11日
第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年。U.C.0105——。地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府組織「マフティー」...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2021年3月26日
『ガールズ&パンツァー 最終章』第3話の劇場上映