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「スーパーカブ(TVアニメ動画)」

総合得点
75.3
感想・評価
479
棚に入れた
1360
ランキング
803
★★★★☆ 3.5 (479)
物語
3.4
作画
3.7
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.4

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スーパーカブの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

世界を拡張する道具としてのスーパーカブ

トネ・コーケン氏のライトノベルを原作とする本作はとある地方都市に暮らす「親もない友達もいない趣味もない」女子高校生小熊が通学用に原チャリ「スーパーカブ」を手に入れたことで成長していく物語である。カブを得ることで行動範囲が広がった小熊の生活はそれまでとは比べものにならないくらい色鮮やかで豊かなものになっていく。このような「モノ(事物)」とのちょっとした出会いで世界がみるみる拡張されていく体験を詳細に描いているところが本作の特徴といえる。かつて20世紀のサブカルチャーにおいて車やバイクといった「乗り物」はもっぱら男子の身体を拡張し、その男性的ナルシシズムを記述するための道具として用いられてきた。けれども本作で小熊がカブという「乗り物」で拡張しようとしたのはその身体ではなくむしろ世界の方である。ここでは20世紀の男子たちが見落としていた「乗り物」の本来的な可能性が見直されているようにも思える。すなわち、カブという「乗り物」は身体ではなく世界を拡張し、遠くでも近くでもない「中距離の豊かさ」を深めていくための「モノ(事物)」ともなり得るということである。そして、おそらくここには2020年代という時代を席巻する相互評価のゲームから離脱するための「事物を通じたコミュニケーション」の一つの可能性を見出すことができるのではないか。

投稿 : 2023/12/30
閲覧 : 63
サンキュー:

3

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

静的な雰囲気が凄くいい

 原作は未読。
 ジャンルとしては日常系の範疇に入る作品なのだろうが、いわゆるきらら系の日常作品などと
較べるとかなり趣が異なる。
 独特な絵柄の作画、クラシックを中心としたBGM、口数の少ない主人公、閑散とした
地方都市が舞台と、全体的に受ける印象は静的なもの。
 極力モノローグのない演出や主人公の心情を場面の色彩で表現する術なども素晴らしく、
古いヨーロッパ映画を観ているような感覚があった。

 ただ内容に関してはネット上で炎上するなど、なかなか物議を醸しだした作品。
 ネット上における批判と擁護のやり取りを結構見たが、批判に関しては法律違反に代表される
道徳・倫理的に基づいたものとリアリティに対するものが大きく目に付き、それに対する
反論では「これはフィクションだから、現実と同じように扱うべきではない」的な意見が
目に付いた。
 この「フィクションだから・・・」という反論に対して、「フィクションにも作品ごとに
応じた守るべきラインがある」といった更なる反論があったりしたが、この「作品ごとに応じた
守るべきライン」はどこに線を引くかは個々によって異なるので、個人的には「この手の論争は
平行線にならざるを得ないかな」と思う。
 この手の論争は他作品でもよくあることで、本作における道徳・倫理、リアリティ、
フィクションとしての許容性以外だと、ご都合主義やパクリ疑惑などでも同種の論争が
起きている感があるが、いつも同様の感がある。
 本作に関しては、ネット上で話題になるところを考えると、この個々の線引きで違和感を
感じた人が多かったというところなんだろうなと。

 個人的スタンスとしては作り手が意図してやっていたら、割と許容してしまう傾向にあり、
本作に関してもそんな感じ。
 ただ雰囲気作りは上手いのに、コンセプトやテーマがあるとして、「ストーリー上でそれを
見せるのはあまり上手くないなあ」という印象はあった。

 本作は構図としては主人公である小熊がカブとの出会いにより生活が一変し、それに伴い
自身も変わっていくという成長譚の要素を持っているが、小熊が寡黙なうえにモノローグが
ほとんどないため、おとなしい控えめな印象を与えつつ、彼女が何を考えているのか
分からない状態であったのが、中盤以降に礼子や恵庭 椎と話すようになると、その発言内容も
含めて唐突な変化を感じさせるものになってしまい、人によっては相当に違和感を持ちそう。
 聞くところによると、原作はモノローグも多く、それも口が悪いのだそうで、モノローグを
削った演出は雰囲気作りには役立ったが、ストーリーの理解という点では仇になったのかなと
いう気がする。

 キャラそのものとしては、小熊の内気でおとなしそうな印象とは異なる性格は面白かったり
する。
 相棒?的存在の礼子も面白いキャラで、キャラデザインから察するにいわゆる美少女
なのだろうが、その性格、感性、趣味、センスはかなり男前な感じ。
 クラスメイトの反応から礼子はクラスヒエラルキーの上位に位置しているようなのに対して、
小熊はどちらかというと仲の良い友人はいないような状態。
 バイクやカブのことに関しても礼子が長じているが、そうした礼子に対して特に引いたような
態度を取ることもなく、対等な感じで接している二人の関係性も面白い。

 メインモチーフのカブだが、元々は趣味性皆無の民生具で、出前用バイクというださい印象
だったのが一周回ってカッコ良くなった感があり、そういった出自からくる手軽さも含めた
カブの楽しさがうまいこと表現されている。
 道具を使う趣味の場合、道具そのものを買ったり、カスタマイズすることも楽しみの一つ
だったりするが、本作も関連グッズを買ったり、カブをカスタマイズする楽しさも描かれている。
 もっとも本来民生具であるゆえにカスタムパーツもカッコ良さより実用第一だったり
するものが多く、特に小熊の場合は経済的に余裕があるわけではないため、安さ優先だったり、
他目的用品の流用だったりするところが面白い。
 こうしたカブやその周辺道具を始め、更に恵庭家絡みでは食べ物や衣類にも言及するなど、
作中では様々なウンチクが語られるが、この辺は原作者の趣味性が現れているよう。

 作品コンセプト的にはカブの魅力を提案するといったような要素があるようだが、初期の生活が
ちょっと便利になる部分や中盤の荷物の運搬、そして燃費の良さが活きる長距離走行などは
カブの魅力の一端として理解できるんだけど、富士登山や人命教授はあまりカブの魅力には
繋がらなかったように思えるんだけど。

2021/07/17
2023/10/29 追記・修正

投稿 : 2023/10/29
閲覧 : 188
サンキュー:

6

ネタバレ

ポリゴン@Radio さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

主人公がちょっとなんとも言えない

主人公がちょっとなんとも言えない
無表情、感情もあまりない?
見ていてなんだか妙な感じがした....

投稿 : 2023/08/20
閲覧 : 88
サンキュー:

1

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

孤高な女子高生の灰色な世界に光を灯した相棒

パワーワード「どこへだっていけるよ、だってカブだもん!」
なんなんですかねこの根拠のない絶対的な自信は・・・
面白かったけどいろいろ残念なところはありました

バイクの話はとても硬派でマジメ、作画はとても綺麗
でも暗めの配色が多いしキャラに賑やかさがないし音も静かなので室内のシーンなんて特に真っ暗なところで静かに淡々としゃべっていて、全体的になんか暗いんですよ
これ、女子高生じゃなくて渋いおじさんだったらたぶん暗くても気にならないと思うんですよ、硬派なアニメだなーって
でもキャラが女子高生なので、硬派よりも地味な印象が強かった

バイクに乗ってる女の子達がみんな女子高生らしさがなくて、なんかバイク乗りのおじさんの外見を女子高生に変えてみたって感じがします
こんなにキラキラしたものや若さや色気のない女子高生の日常シーンなかなかないと思う

5話の礼子の富士山トライはあれだけ大事にしていたバイクそんな乱暴に使うの?
11話は雪山の危険をもっとちゃんと考えて欲しいです、人の命がかかってるのに何やってるの?って思った

でも共感できるところもあって
主人公はかなり内向的な性格で親も友人もいなくて独りぼっち
一人で生きてきたことで培われた「なんでも自力で解決する」精神がカッコ良かった
家庭環境に恵まれずに育った人って、協調性がない、コミュ力がないってディスられることが多いけど仕方ないんですよ、一人で生きる生き方しか知らないのだから
誰かと協力っていう考えは、自分だけの力で生きてきた人にはない発想
多くのエンタメ作品には、ちょっと優しくされただけですぐ態度変える薄っぺらい「一匹狼」が多いなか、この主人公には、そういった「独りぼっちの矜持」が感じられ、リアリティがあって良いと思う
一番の相棒に「カブ」を選んでいることも一匹狼な主人公らしいなって思うし、人間の友達も似たタイプなところもらしいなって思う

主人公の感情に連動して、嬉しいことがあったり、いいことがあるとパァっと世界が光に満ちる感じがいい表現だと思った
ゆるキャン△は朝の描写が素晴らしいけど、こちらは夜の描写が凄くいい!
細部まで丁寧な作画も良いけど光と影の描き方が秀逸で、建物とか背景の光の当たる場所と影になる場所の陰影のかきわけ、透明なコップの色とか、炊けたご飯の色、色の表現が非常に緻密で、細部までこだわった丁寧な作画が素晴らしい
効果音も良くて、さりげない音で朝や夜の表現をアシストしていますね
昼間のシーンは景色がとても綺麗で、風の流れる軌道まで感じられるほど素晴らしい作画

投稿 : 2023/08/18
閲覧 : 302
サンキュー:

34

狐s さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バイクに興味がなくてもおススメ

誰にでもどんなことにも初めてというものがあるものだけど、初めてのことを望んだ時の初心のうれしい気持ちとか戸惑いを思い出させてくれて、また新たなことにチャレンジしたいと思わせてくれるアニメです

多くの人が周りを気にしたりNetなどがあるからということでSNSで表現する人が多いけれど、わからないことを素直に聞けたり、自分で工夫をしたり、またちょっとしたことに嬉しくなってにやけたり、少しずつ前に進んでいく姿がとてもいい。

見ていて自然と顔がほころんでいきます。
本当にいいアニメだと思います
おすすめです!

投稿 : 2023/07/23
閲覧 : 93
サンキュー:

2

ace さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

終わってみればいいアニメだった

ariaなどの癒やし系カテゴリに入るかな
まぁ、良かったよ

主人公の言動が上から目線で気になったことがあったけど
些細なこと
パンチラサービスもあったし
最後はきれいですっきりした終わり方

なんか2ケツ回で炎上してたらしいですね
んなことより俺は
川に落ちたしいちゃんをなぜか彼女の家じゃなくわざわざ
主人公家に拉致った件のほうが気になったけどね
その後も冬を消してくださいとかわけのわからないことを喚いたり
アニメ変わったんかと思ったわ

惜しい点がある
冬消して事件のあとに、3人で春を捕まえる旅に出る
この3人旅がメインでよかった
この3人旅をメインとして10話くらいやってくれれば
スーパーカブの良さも、ロンツー(ロングツーリング)の良さも、
そしてストーリー的にもよかったのかな、と思うが
このロンツーは2話で終わり

うむ!とてもきれいな終わり方でいいアニメでした
癒やし系の中でも良作の部類
だが傑作ではない

投稿 : 2023/07/03
閲覧 : 289
サンキュー:

9

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

道具と仲間と広がる世界。厳しい冬から春を迎えに行きます。

 この数年のTVアニメの中でもっとも面白い作品の1つだと思います。結局小説は全巻揃え、コミックスもコンプリート中です。アニメの本作は多分通しで4回くらい、単話ごとなら数知れず再視聴していると思います。

 本作は1話目が非常に秀逸で、文学性すら感じさせます。ヒロイン小熊を取り巻く白黒の世界、一人の世界、金も物もない。

 ある日通学に苦労していた時、偶然見た原付バイクがきっかけで、行動しようと思う。バイク屋の親父と出会い、1万円のカブを手に入れる。苦労も恐怖もあるけど、それを乗り越えることでやれることが広がって行く。
 ガソリンが無くなるということも分からない。けど、マニュアルを読むことで解決します。

 礼子というカブ仲間ができます。初めは慣れあいのような関係になるのが、ちょっとイヤな気もしますが、「カブつながり」がその根底にあります。それが精神的な依存関係にならない原因だと分かってくると、2人の関係性が心地よくなります。

 礼子が一人暮らしをしているのは、富士山に登るのも閉塞感に押しつぶされそうだからです。5話は唐突だし作画も少し悪いので、1回目はあまり出来が良くないなあと思いましたが、礼子というキャラが見えてくるとなかなかの感動回となります。

 アルバイトをして物が買えるようになる。修学旅行への参加。法律違反が云々という批判もありましたが、青春時代にちょっとした悪さをするのもまた冒険です。修学旅行にバイクに行く、県境をまたぐ、山から海へ、富士山に登る、礼子に対するちょっとしたいたずらで134号を走る。そして2人乗り。どんどん世界が広がります。

 そして文化祭です。ここで小熊は初めて礼子以外の自分からクラスの人間に関わります。もちろんカブの力を借りて解決します。ここで椎という仲間を得ます。

 冬は寒さという足枷がカブにのる小熊と礼子を苦しめます。対策することで何とかします。ここでも工夫、道具というものがクローズアップされます。

 後半はこの椎と言うキャラが重要で、自分の夢をかなえたいとがんばっているキャラです。が、力がありません。あるいはカブがない、と言い換えてもいいかもしれません。親の元ではハキハキてきぱきと自分のやりたい事をどんどん進めてゆきますが、結果として彼女は何も持っていません。

 椎の冬の川への転落です。山地での雪の時期。冬が心底嫌になります。椎も含め冬に苦しめられていた3人は、冬がいやなら春が来ているところまで行けばいい。冬に対応するだけでなく、世界を広げ自分が望んだ場所に出かけてゆきます。

 という感じで、独りぼっち、貧乏、足がない、盆地、山地の冬といった、女子高生…思春期の無力で非力な存在を閉じ込めていたものを、カブという道具で自ら変えて行く話です。

 パンク少年の話とか、礼子の富士山に登る理由とか原作にはあって、アニメで描かれていない部分がありますが、1話はあらゆるアニメの中の1話としては、最高だと思います。1話のピアノと色彩の使い方、ゆったりしたセリフ。最高の演出でした。そして、11話と最終回も感動でした。

 OPの音楽がとても雰囲気がいいです。本編で無音の時間が長いのも雰囲気を作っています。話が進んでゆくごとに色彩が増えて行くような感覚がとても心地いいです。
 若干、作画が乱れる回がある以外はほぼ原作の内容を再現できていると思います。

 リアルタイムで視聴しながら書いた各話ごとのレビューや追記など、ごちゃごちゃしている作品をまとめ中です。主旨はほぼ変えていません。本作は3回にわたって書いた内容を、23年6月にまとめました。
 評価は4.7→4.8と上方修正です。本当は5付けたいんですけど、時々乱れる作画がなあ…

投稿 : 2023/06/27
閲覧 : 604
サンキュー:

35

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「この味は、引き出し昆布の技法を知らなくては出せん味だ!」。引き算の手本の1話以降はまぁまぁぁな。

 最後まで見たが、途中の段階で思ってた通り、驚異的な1話以降のそれほどの喜びはなかった…という印象。要素が増えることが必ずしもプラスになるとは限らないという貴重な教訓を得られた。椎ちゃんは嫌いじゃないが、礼子のような存在感を感じられなかった。日常系ではあるが、小熊ちゃんも礼子も男前というか全く動じずに自分の道を征く姿が実にええ。


 炎上した件については、書くのもアホらしいのであんまり書きたくもないが、「うるせぇ、バカ!」なメル・ギブソン方式でいいと思う。さらに、「クズ=法の奴隷、言葉の自動機械、損得マシーン」が急増しているという宮台さんの見解の証拠としては意味があるかな。

投稿 : 2023/02/12
閲覧 : 982
サンキュー:

51

ネタバレ

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

スーパーカブを題材にした日常系

この作品はスーパーカブを題材にした日常系ですが、
まあ、この手のオジサン趣味を女子高生にやらせる日常系自体はそれなりに見掛けて
また本作のスーパーカブに対する蘊蓄とかは面白かったりもしたけど、
ただ内容的にこれは無いよなってのが幾つか見られて
特に11話の椎を助ける時の小熊が救急に連絡せず自力で救出というのは流石に無いと思うんですよね。
それに他にも2人乗り走行とか雪山で滑走とかもどうかと思うし、
何かこの作品ってこれは駄目だろうってシーンが結構目立ってしまい疑問に感じる事が多くなってしまった作品でした。

【評価】

50点・1B級

投稿 : 2023/02/12
閲覧 : 109
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメとカブ。日本が誇れる二つの融合

「どうやって生きてきたんやろ?」というようなヒロインが、日本が誇るスーパーバイク・カブと出会い成長していく物語。
呪われてるってことで格安で手に入れたカブをきっかけに友だちができ、パーツを装着して季節も手にしていきます。
陰キャラやったヒロインがどんどん前向きになっていくのが、見てて微笑ましくなってきます。

小熊・・・陰キャラやけど一人で生きてきたせいか、すごく芯が強そう。
礼子・・・女の子やのにカブにすごく詳しい。小熊の師匠みたいな感じ。
椎・・・ちっちゃい子。同級生やけど丁寧語。二人に憧れてる可愛い子。

声優さんは「スローループ」に出てた日岡なつみさんぐらいしか知りませんでしたが、メインの3人ともキャラの性格に合ってて良かったと思います。

風景も綺麗で思わずツーリングに行きたくなってきます。
「もう一回カブ買おうかな」と思ってしまいました。
クラシックはよう知らんのですけど、バックで流れるピアノ曲がシーンに合ってます。

OP・EDとも春の山をツーリングしながら聴きたい曲です。

いろんなカブが丁寧に書き込まれ、小熊のノーマルカブは部品の一つ一つも正確です。
さすがHONDA監修ですね。
季節に合わせてパーツをちょっとずつ増やしていくんですが、けっして上等なもので飾ったりしないとこがいいです。
作業用のゴーグルとか、不用品の鉄箱をはじめ中古品買ったりとか。
リヤカー引っぱたり、出前のヤツ付けたり、ハンドルカバーに風防まで付けたり、カブをカブらしく乗ってくれてます。
ウェアも作業着みたいなツナギなんですが「可愛い女子高生やったら何やっても可愛いんやな」って思いました。
最後に出てきたリトルカブは「椎やったらお洒落に乗るんかな?」って思いましたけど。

小熊が、カブで走ったりパーツを増やしたりするたびに、友情が深まり成長していくような気がしました。
スーパーカブという道具を介した抒情詩みたいなアニメでした。

投稿 : 2022/12/09
閲覧 : 119
ネタバレ

Tenjin さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

量より質がもたらすリアルな空気感

主要な登場人物が少ない(前半は2人、後半になっても3人)が、その分とても描写は丁寧。

何もなかった日常がバイク(カブ)と出会うことによって変わってゆく、それを静かに見つめるような視点で見せている。

同じように細かい描写が特徴のアニメではあるが、「明日ちゃんのセーラー服」は動、こちらは静といった傾向の違いはあるかも。

ドビュッシーなどクラシックの名曲も使ったBGMは主張しすぎずに寄り添う感じでとても良い。

主人公の小熊の気持ちが高揚するとき、通常は色調抑えめの画面がフワッと色彩鮮やかになる演出は一種の発明。言葉でなく映像で表現するアニメの利点をよく生かしている。

前半最後の6話で小熊の成長が一段落した感はある。修学旅行先の神奈川へ山梨から一人で敢行したロングツーリングは、何もなかった状態から独り立ちした象徴と言っていい。

着いた先では先生の言いつけに背いてまたバイクに乗り、道交法違反の二人乗りまでしてすっかりワルになっているけど、それもいわば自分の殻を破る通過儀礼みたいなものだと思う。

まあ、9話のブランデー入りの紅茶を飲むシーンで出したような(「量が多いと飲酒で罰せられるから注意」)テロップで注意喚起しても良かったかとは思うが。あるいは、二人乗りをしても問題がない礼子に運転手を変えるか。

7話以降は成長した小熊の腕試しミッションのようなものじゃないかと思う。文化祭準備でトラブルの解決を申し出た場面は、以前の小熊なら間違いなく傍観したままだっただろう。
(直接のきっかけは原付きバイクをバカにされた事だとしてもw)

投稿 : 2022/10/28
閲覧 : 105
サンキュー:

8

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

スピーチバルーン

スタジオKAI制作。

山梨県北杜市、趣味もお金もない、
日々を質素に暮らし学校に通う小熊。
スーパーカブとの出会いによって、
少女の物語が動き始めようとしている。

日常、癒し枠はこちらでしょうか。
余白であり、その空気感が、
とても心地良く伝わる物語ですね。
日常風景を丁寧すぎるほど描写している。
私しかいない小さな世界から、
少しだけ外へと前進するのだろう。

過剰な演出もなく台詞も少ない。
こういうのがとても心地良く感じる。
どんな話だっけ!?と振り返れば、
カブのエンジン音だけが聴こえてくる。

最終話視聴追記。
絵空事を抑え一人称で語られる私小説。
{netabare}中盤以降、他者との交流が広がり、
そこが物語の印象に大きな影響を与えはするが、
知らない道を行けばまだ見ぬ世界が広がる。{/netabare}
本質はきっと変わっていないでしょう。
ただそれだけのことなのです。

きっと交流の物語、そんな気がします。

投稿 : 2022/09/30
閲覧 : 485
サンキュー:

62

ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ハードボイルド小熊の生き方

無い無い尽くしの女子高生の小熊。
バイク屋で格安のスーパーカブと出会い、運転免許を取り、スーパーカブを購入する。
同級生の礼子もスーパーカブで登校。
小熊と礼子はカブ仲間となった。

本作品はフィクションです。
たしかにスーパーカブというバイクは現実に存在して、今でも愛好者が多いです。
でも、強調したい事があったら、多少の誇張があっても良いですよね、
道路交通法ガ―!とか言う人もいるかもですが、法律を守って、面白い作品が作れるのであれば、
それでも構いません。
物事の本質を見誤る事無かれ。
本作品のようにアニメオタに向けた作品は攻撃するが、
東京Rベンジャーズのようなイケメン・ヤンキー作品は叩かないのですね。
どちらも、法律を守っていません。
これは、作品の差別じゃね?
本作品を叩くのであれば、同様に2人乗りやヘルメット無しの東京Rベンジャーズも叩かないとおかしいです。
人気作に弱い、一般層。
私はアニメオタですが、一般層に理解されなくても構いません。
だから、アニメオタはアニメオタで作品を楽しんでいるのであって、一般層には迷惑をかけていないつもりです。
一般層はMイキ―やDラケンのようなイケメンを見て悦に浸っていてください。
私のようなアニメオタとは交わらない世界線。
アニメオタの私としても歩み寄るつもりはありません。
ですから、一般層の判断基準で、アニメオタ層の作品を攻撃しないで欲しいです。

スーパーカブは万能です。
小熊や礼子に言わせたら、どこでも行く事ができる万能ツールなのでしょうね。
バイトで学校間を往復・富士登山・鎌倉への修学旅行・椎の救助・日本の桜を見に行く……
本作品では色々な事が描かれています。
スーパーカブがあれば、どこでも行ける。
スーパーカブがあれば、何でもできる。
アントニオ猪木さんは「元気があれば何でもできる!」と言っていましたが、
小熊や礼子から言わせたら「スーパーカブがあれば何でもできる!」といった感じなのでしょうね。

スーパーカブはバイクです。
普通に使用したら移動手段程度。
では、小熊にとってスーパーカブはどのような存在なのでしょうか。
1万円という格安で入手したスーパーカブ。
始めは自転車通学の辛さを軽減させるためだったかもしれません。
でも、時間が経つにつれて小熊とスーパーカブの絆は深まっていきます。
修学旅行もスーパーカブで参加。
学生時代の思い出もスーパーカブと共に。
川に落ちた椎をスーパーカブの前籠に載せて救助。
スーパーカブは人命を救います。
小熊にとってスーパーカブは頼れる相棒となりました。

作中では、多々、おかしいんじゃね?という箇所があります。
でも、それらを含めてもスーパーカブというバイクの魅力は描き切れていません。
古い機体でも、まだまだ現役。
低燃費という魅力も捨てがたいです。
女子高生に無茶をさせているのは想定外ですが、小熊たちの生き方はハードボイルド。
昼食に白米とレトルト食品で満足するような食の関心への低さ。
ワイルドだよなぁ……
川に転落して低体温状態の椎をスーパーカブで運ぶ。
ワイルドだよなぁ……
桜を見るために女子高生だけでのツーリング。
ワイルドだよなぁ……

確かに交通安全は大事です。
特に注意しないと命の危険に関わってきます。
でも、それはスーパーカブに限った事では無いですよね。
本作品はスーパーカブの魅力と小熊たちの生き方を魅せています。
こういう無茶なアニメが作る事ができるのは大人の理解が必要です。
夢を見せてくれるのがアニメ。
そのアニメで描かれた『スーパーカブ』。
スーパーカブに魅せられた人達の物語でした。

投稿 : 2022/09/10
閲覧 : 177
サンキュー:

31

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 1.5 音楽 : 4.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

なんちゃって女子高生。

【概要】

アニメーション制作:スタジオKAI
2021年4月7日 - 6月23日に放映された全12話のTVアニメ。
原作は、「カクヨム」に連載しているweb小説を改訂し、
角川スニーカー文庫から書籍を刊行されている、トネ・コーケンによるライトノベル。
原作イラストは、「明日ちゃんのセーラー服」の作者でもある、博が担当。
「コミックNewtype」にて、蟹丹によるコミカライズ版が連載中。
アニメ版の監督は、藤井俊郎。

【あらすじ】

父親は生後まもなく事故死。母親はBye.と書いた紙切れだけ残して失踪。頼れる親戚もいない。
教室では、親に捨てられたことでひそひそ話の対象で友達がひとりもいない。
奨学金の申請が通って。高校卒業まではなんとなりそうだが、お金も趣味もない。
その無い無い尽くしが、この話の主人公・小熊。(作中では名字が非公表)

高校は自転車通学の小熊は、坂道が毎度しんどいと思ってた時に、
横を通り過ぎるスクーター通学の生徒を見て、自分も欲しくなった。

原付を求めてバイク屋で品を見てみた小熊であるが、どれも自分には無理な値段だった。
出てきた店主の老人に、お金が足りないないみたいですと伝えると、
店の在庫から出してきたのが、HONDAの中古のスーパーカブ。ワケアリで破格の1万円。
それを買った小熊は運転免許を取得したり、まっさらな素人の状態からカブの扱いなどを、
ひとつひとつ覚えていく。カブとの出会いは小熊には未知の経験だらけであり、
その小熊の生活に変化をもたらすのは必定だった。
そして、礼子というカブ仲間が出来て、一人ぼっちを卒業したりする小熊なのだった。

【感想】

このアニメの第1話の印象は、『退屈でつまらない!!!』
それもそのはずで、主人公・小熊の主観の視点で映像が作られていまして、
教室でも孤立している小熊がカブに出会うまでの寂寥感を視聴者に共感してもらおうと、
敢えて侘びしく静な画作りで、漫画的な芝居と演出は邪魔なのかと、
写実的な背景の上に、まるでテレビドラマを撮影してるかのような映像を志していますね。

それが、スーパーカブをきっかけにして、どのように小熊が変わって、
彼女の灰色の世界が彩られていくのか?
小熊と周囲の人間との心の交流を描いたヒューマンドラマなのかな?と思っていましたら、
スローペースでヤマの無いままに話数が進んでいきます。

日常アニメが好きな自分の琴線に全く触れることなく20数分が1時間の長さに感じられる退屈なドラマ。
その理由にきづいちゃったのですね…。物語の先が気になるフック(ひっかけ所)が存在しない。
キャラクターへの興味や関心が全くない。
ぶっちゃけ、このアニメのキャラが何喋っても何してても、それによって好きになることがない。

もともと他人に心を開かない表情の薄い主人公が、
カブで行動範囲が広がったことでいい方向で変わっていくのかと思ってたら、
素の自分を見せるようになってからも他人に無関心で冷淡なまま。
家庭環境がよくなかったのか、母親に捨てられてグレているのか、
他人との距離をとっての人付き合いの悪さと口の悪さが、小熊の素の部分っぽい。

免許取って半年程度のくせに、途中からレギュラー入りした椎に対しては、
カブ乗りとして上から目線を見せたりしていますし、
大人とのかかわり合いも、カゴや箱などのカブのパーツをくれる、
アルバイトの斡旋、珈琲を奢ってくれる、自分では出来ない作業と、
主人公にとっての便利屋な利用価値でのみ成り立っています。

大人を利用する傍らで、修学旅行ではカブに乗らないように教師たちから釘を刺されているのに、
あっさり破って友達の礼子との二人乗り運転で交通違反。
約束を破って申し訳ないとの葛藤を見せることもないです。

大人を利用する一方で、大人との約束を簡単に破る信用できない人間。
更には交通安全を守れないのはカブ乗りとして失格。

アニメだからフィクションだから別に良いだろ!という声も無きにしもあらずですが、
もともとスピード制限や交通教則に関してきっちり説明してきたアニメじゃなかったの?

他の作品では改造バイクで競争するルール無用の世界観にするとかギャグで誤魔化したりする。
もしくは違反が発覚して主人公らが違反点数の加算と反則金の支払いという代償を受けるのが普通。

一方でこちらでは、アニメの中に散々リアルを持ち込んでおきながらのミスマッチを、
敢えて違反しての友情の二人乗りがエモいだろ?
アニメなんだからガタガタ言うな!と言われてもいまいちピンとこないですね。

もともと主人公が女子高生じゃなくてサラリーマンでも成立するストーリーを
女子高生の皮をかぶせて絡ませて客を釣ってるだけの作品。
主人公のカブ仲間で第5話でのカブでの富士山登頂で視聴者からのひんしゅくを買った礼子も、
全裸好きのオッサンに女子高生のアバターを着せてるだけ。
そこに作者であるトネ・コーケン氏の数々の発言を鑑みるに、
性格の悪い作者による、中身がオジサンである女子高生なりきりカブ小説をアニメ化したら、
まあこうなる!のも納得。それは『明日ちゃんのセーラー服』作者の絵面でも隠しきれてないです。

このアニメを作った「スタジオKAI」は、
みんなが大好きな「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」の実績もあって、
映像へのこだわり、今作でも技術的な部分でもたくさん頑張ったのだとは思います。

しかし、作者の価値観で作られたキャラの振る舞いがアニメでのキャラの動かし方との相性で、
単純に性格が悪いように見えてしまう。画作りのこだわりにひきかえ、
各キャラの表情の見せ方が単調で表現力に乏しかったりするのが気になります。
更には主人公を演じるバイク系youtuberの夜道雪の芝居も一本調子で、
感情の状態による演じ分けがいまいち出来てないように思えたのは気のせいでしょうか?
ドラマを意識したアニメづくりを目指すなら声優の演技力は絶対に外してはいけません。
このアニメとは無関係ですが、個人的には石川由依さんや種崎敦美さんなどがポイントが高いです。

誰の指名で声優を決めたのか知りませんけど、
このアニメの企画プロデューサーの伊藤氏が関わった案件では、『女神寮の寮母くん。』でも、
夜道雪を含めたコスプレイヤーを集めてユニット組んで主題歌歌わせたりと、
アニメでのタレントの起用のやり方に疑問な点が多いのですよね。
過去にもアニメ演出家の山●寛や、声優の白石稔の度重なるゴリ押しの前科がありますし、
アニメをきちんとつくって良いものにしようとしたら、
趣味とコネで足を引っ張るプロデューサーは好ましい存在であるとは言えませんね。

なんでこのアニメがつまらないのだろうと考えれば考えるほど、
・原作者の価値観が良くはないのでその原作者から生まれたキャラクターが魅力的になりようがない。
・アニメスタジオの頑張りを無駄にするレベルでの業界の悪い部分が足を引っ張ってる。
と思ってしまうのは穿ち過ぎで偏見まみれでしょうか?

世間的には優れているとされている作品や自分が好む作品との違いが、
そのままに、このアニメがダメだと感じる理由となっていまして、
このアニメの内容そのものよりもむしろ、
そっちを考えるほうがメインとなって、つい熱が入ってしまいました。

と、このような感情を持っていますので、
『ばくおん!!』12巻の第79話で、どこかで見たようなおかっぱ頭のお嬢さんが、
バイク屋で貧乏アピールして1万円でスーパーカブを買おうとしたり、
その1万円で買ったのがHONDAのスーパーカブでなくてSUZUKIのスーパーフリーのために、
話がおかしな方向に転がりまくったパロディ回を読んだ時には、
オリジナルよりこっちのほうが面白いじゃない!?と思わず笑ってしまいました。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2022/07/10
閲覧 : 274
サンキュー:

35

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

静かな毎日

友達が出来て良かったね。

投稿 : 2022/05/18
閲覧 : 133
サンキュー:

6

塩谷ナオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

<7話で断念しました>

投稿 : 2022/05/08
閲覧 : 218
サンキュー:

2

梨の妖精 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今の私にはカブがある

何も無い少女がスーパーカブと出会い変わっていく青春アニメです。

何かに出会って世界が広がる、変わっていく、自分もそういう経験をしてきて今があるし、今でもちょっとした事がきっかけで新しい発見があったりするので凄く共感出来ました。

カブに限らないですが人生ってほんとわからないし面白いなと思います。

キャラ数は少ないですが小熊と礼子の関係がとても良いです。あとから加わる椎ちゃんも良いですね。自分は礼子が1番好きですね♪

作画も音楽も良いですし、観ていると旅に出たくなる作品です。今はもう1台も残ってないのですが、自分もバイク免許持ってるので観てたら久々に乗りたくなりました。

派手さは無いけれど、全てが非常に丁寧に作られていて凄く良い作品だと思いました。青春アニメが好きな人には是非観て欲しい作品です♪

投稿 : 2022/04/27
閲覧 : 168
サンキュー:

10

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

スーパーカブに出逢って何もかもが変わった女子高生のお話。

いつも同じような生活を送っていた、親もいない、お金もない、友達もいない、趣味もない。そんな女子高生・小熊ちゃんがこの物語の主人公です。

そんな小熊ちゃんがある日スーパーカブを手に入れたことで、色々な事が変わっていく作品。
ゆるキャンみたいな緩い雰囲気がいいですね。BGMも優しい雰囲気の曲が多いです。小熊ちゃんや小熊ちゃんと友達になる礼子さん、後半でてくる椎ちゃんなどいい意味で普通の女の子たちとカブの物語です。

投稿 : 2022/04/14
閲覧 : 169
サンキュー:

24

ネタバレ

よ! さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 1.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

色々とおかしい

序盤、4話までは特に大きな傷も無く、主人公である小熊の出自も気になったので、その辺りが明らかになるまでは観ようかなと、緩い気持ちで最後まで観ました。

感想としては、これは色々とアカン(笑)
どの辺がアカンのかはネタバレ読んで下さい。
{netabare}

これはアカンその1
両親居ない、保護者居ない、でも高校通っててどこからかそれなりに生きて行ける生活費が出てる。
まあ、生活保護だの色々とあるんだろうけど、ファンタジーならともかく、日本が舞台の現代劇で保護者すら描かないってどうよ。

アカンその2
礼子ちゃんのスタントマンスキルえげつなさ過ぎ。
出っ張りでバイクごと結構な勢いで飛ぶレベルのスピードで、あり得ない回数コケて痣一つ無し。受け身の神ここに降臨。昭和のアニメか(笑)

アカンその3
朝、発熱38度で修学旅行休む。
10時に36,5度。熱が下がったからと修学旅行にバイクで行く。
問題あり過ぎな件(笑)
そんな生徒の同行を許す、これはまだわかる。だってもう来ちゃったわけだし。
でもバイクの鍵くらい没収するよな?しないか?いや、絶対没収する。先生何やってんの?

アカンその4
寒い季節を迎え、色々と風を凌ぐ装備を整えて行くんですが、これは良い。だって寒いんだから。
寒いんです。
この寒いという部分を強調して描いていることで、椎ちゃんが崖から落ちたシーンでの小熊のサイコパスっぷりがえげつなく引き立ってる。
椎ちゃんは冬の寒空の下、川に浸かった状態で、小柄な椎ちゃんの半身程度の水深の川なのに自力では陸に這い上がれない程に弱ってます。
骨折している、等の表現が無かったことから、これは低体温症による体力低下が原因であるのは確定です。
急がないと非常にマズイ状況です。
なのにさ、
なんで救急車呼ばんの?
なんで警察に通報せんの?
なんで家に連絡せんの?
何かそれらに連絡したらマズイような後ろめたいような事ってあったっけ?
無いよね?

んで更にアカン5

自力で動けないレベルの低体温症の人が、何故かか弱い女子高生に肩を貸して貰った程度で、高さ3メートル以上はあるであろう崖といって良い急斜面を登り切る(笑)
無理ですから(笑)
この状態の人ってさ、階段一段ぶんの段差すら自力じゃ乗り越えられないんです。全身麻痺状態だから自力では陸に上がれなかったわけで。
冬で数日内に雪が降っているような気候。気温は低い。川の水温はえげつなく低い。
椎ちゃんの意識が混濁しているくらいに描いているのだから、これ確定です。
そんな状況で長時間水に浸かっていた全身ずぶ濡れな子をバイクの籠に乗せて激走(笑)
風が冷たいからウインドシールドやら風よけ対策したんだよね?その冷たい風を直に浴びるウインドシールドの前の籠に、低体温症で命の危険すらある子をノーヘルで乗せるとか。
笑えねーよ。
馬鹿は作品創りに関わるなと言いたい。

物語後半は不快感しか無かったわ。
最後まで見れば小熊が何故孤独な身なのかくらいは描かれるかと思いきや、全ての設定が投げっぱなしで回収なし。
アニメ好きなんてこういうの好きやろ?的なノリで、女子高生をカブに乗せる為の口実に適当にこんな設定にしました、ということなのだろう。
{/netabare}
スーパーカブの宣伝したかっただけのお話し。
見る価値無いです。

投稿 : 2022/04/11
閲覧 : 205
サンキュー:

5

ほらいぞんちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

キャラクターの関係性が分からない

スーパーカブがたのしいのはわかった。
コグマさんとレイコちゃんの関係もまあわかる。
けどシイちゃんがほんとに分からない。

文化祭の準備を基本的には手伝う気のない陰キャ寄りのコグマさんとレイコちゃんに対して、クラスの中心のようなシイちゃんが憧れる理由がわからない。
コグマさんはお金が無いから、ってやたらとケチる割にシイちゃんのカフェに入り浸る意味がわからない。毎回無料で提供してもらってるとしたら、コグマさんとレイコちゃんはシイちゃん家のどんな弱み握ってるの??って思うレベル。

コグマさんかスーパーカブ教なのもちょっとよくわからない。

あとシイちゃんのお母さんの声優が酷い、明らかに浮いてる。
主人公3人の声は聞いたことない声優でしたが、キャラクターの声って感じがしてよいキャスティングだと思いました。

投稿 : 2022/04/10
閲覧 : 143
サンキュー:

6

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スーパーカブというパワーワードに囚われず見てみてほしい

現在2話を見ている途中だけど音と街並みの作画めちゃくちゃよい
細かい音も些細なキャラの心情もよく見える
色んなところで思わずわかるぅーと思いながらニヤニヤしてしまう

はじめてバイクを買ったときの気持ちや色んな角度で自分の愛車を見てにやにやしてしまう気持ちも電車の時間を気にせずどこまでもいけてしまう自由を手に入れてワクワクしてしまう気持ちなどすんごく鮮明に思い出せてとてもいい気分になれました

そして黒髪女子高生が郵政カブをフルカスタムしててマフラーには焼きが、ナンバーは8888、グローブはゴム付き軍手。そしてオフロードのシールド付きヘルメットをかぶってるカブオタクというかなり癖強すぎな設定にも思わずにやける

カブを見せ熱く語り散らかした後、フルカスタム郵政カブに跨り颯爽と去り際に流れ出すプレリュードにシュールすぎてあなたも笑わずにはいられない

本田技研ありがとう

Amazon primeの民は是非みてみてほしい

投稿 : 2022/04/05
閲覧 : 176
サンキュー:

7

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ないないの女の子がカブで捕まえた春

カブに乗り始めた女子高生の青春を描いた同名ライトノベル(未読)のアニメ化作品。

【物語 4.0点】
原作からセリフを削り、無言の間を広げたという脚本。
その間にレトルト食品のレンジアップなど、
淡々と生活の所作を再現して詰め込み、
ないない尽くしの主役ヒロイン・小熊が積み重ねて来た単調な日常の空気感を演出。

この土台の上に、カブの運用に苦闘する中で、
友と出会い、世界や変わり、青春が色付いていく、
主人公心情への共感が生まれる。


青春を掴み取った小熊ちゃんはカブに心酔し、
「面倒なものは信頼できる」など、俄に人生哲学?を語り出し、
しばしば常識を逸脱しますが、それも若気の至り。


この青春は、学校行事に対しても適距離を保ち左右されず、
築いた友情は、高校生活という枠に限定される物でもない。
挙げ句、春が遠けりゃ、カブで捕まえに行けば良いなどとのたまう始末。

世間体はおろか、季節にも臆せず、突き進む彼女たちの青春を、
取り締まることなどできはしないのです。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・スタジオKAI

山梨県・北杜市を再現した写実的な背景に乗せた人物作画、二輪のCGなど標準レベル。

アニメは、実写と異なり、どこにでもカメラを置けるのが利点。
が、本作は現実では有り得ないアングルは取らず、実写映像的なリアリティにこだわる。
通学路の交差点など"定点カメラ”が多いのも特徴的。
同じ場所が、季節や、人物の心情によって、
印象が変わる表現を(工数削減を企てつつw)狙う。


背景美術で目を引くのは、ゴツゴツした山肌の富士山。
某キャンプアニメの人々を温かく見守る富士とは異なり、
ケンカ売るなら売って来いや!って感じで私は威圧されましたがw
真意は5話の"マッチアップ"で明らかになり納得。


【キャラ 4.0点】
ハンターカブ乗りの礼子。
小熊以上に詩人な彼女との会話はウイットに富んだものに。
{netabare}「カレーは裸で食べるもの」{/netabare}とかw礼子の美学?を諌める小熊ちゃんから、
ある種の夫婦関係を想起しますw

自転車・モールトン乗りの恵庭椎。
カブの荷台に押し込めそうなwミニサイズですが、
秋が深まる中でも、夏の空気を小熊に伝える陽性ぶり。
ここにも青春が季節に歯向かう兆候がw
欧米列強の覇権争いにおいては地図上だけでなく、
カフェ床面上ですらイタリアが弱小なのが辛いですw

このメイン二人は、縁のあるログハウスやカフェも含めて、
初回から小熊が無感動に通り過ぎて行く、モブ、背景として登場済。

何もない日常のいち風景に過ぎなかった人物が、
カブを通じて、アプローチすることで重要度が増していくのも好センス。

通りすがりの業者の兄ちゃんにだって、
積極的に絡めばカブを快適にするヒントが得られるのです。


【声優 4.0点】
主人公・小熊役の夜道 雪さん。
バイク乗りとしての経験も心情表現に生かす。
彼女も養成所にて、深夜アニメでキャラを作る訓練を積んだ"ちゃんとした声
優"。
だがアフレコでは、キャラボイスを封じ、自然な声を出すようオーダー。

これは礼子役の七瀬 彩夏さん、椎役の日岡 なつみさんに対しても同様だったとのこと。

この点ひとつ取っても、萌キャラを消費するアニメとは一線を画しています。


【音楽 4.5点】
OP主題歌は熊田 茜音さんの「まほうのかぜ」
歌声は優しいですが、作曲・佐々木 淳氏、作詞・きみコ。
力強いバンドソングを量産してきたnano.RIPEのコンビによる楽曲提供で推進エンジンは快調♪

ED主題歌はメインキャラ3人の「春への伝言」
最終回に近づくに連れ意図が見えて来る良作青春ソング♪
上間 彩氏のエンディングイラストが癒し。


劇伴は石川 智久氏とZAQ氏。
無音も多い本作に合わせ、BGMもピアノやストリングスがメイン。
それだけに5話の{netabare}礼子VS富士{/netabare}で多用されるロックサウンドが異彩を放ちますw

ここぞの場面ではドビュッシーやサティなどのピアノクラシックを活用。
私など冒頭の「アラベスク第1番」の夜明けで既にノックアウト♪


実際にカブから録音したというエンジン音。
その他、生活音なども生音収集を追求し、臨場感に寄与。
私のお気に入りは椎のカフェ玄関の木製ドアベルの音。


【感想】
私にとっては近年もっとも生活の糧となったアニメ。

私のメンタルなど豆腐そのもの。
雨が降っただけで気が滅入りますし、寒さ対策など考えたくもないズボラぶり。
直に熱気、寒気にさらされるバイクになど今後も乗る度胸はありません。

ですが小熊ちゃんが、カブを乗りこなすため、
時に風雨を浴びて、への字口になりながらも、
対策に奔走する奮闘ぶり。
それを見て、私も生活、頑張らなきゃと勇気づけられました。

だから私も、レトルト中華丼を湯煎した残り湯で、ゆで卵を量産し、日常に食らい付きます。
そして雨にも負けず風にも負けず、季節に立ち向かえたら、
小熊ちゃんみたいに不敵なドヤ顔決めるんだいw

投稿 : 2022/02/08
閲覧 : 465
サンキュー:

38

コラッタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

渋い!!

女子高生が〇〇をする系のアニメです。
そこにカブを組み合わせるとはなんとも斬新でした。
初回は主人公の子がちょっと暗くて、ん??って感じでしたが
回を重ねるごとに、それがまた良い味になっていったと思います。
すごいマニアックな描写とかあって、詳しい人には
たまらない内容なんじゃないかと思います。

投稿 : 2022/01/23
閲覧 : 111
サンキュー:

5

御宅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

カブ、礼子によって引き出されていく「ないない少女」の内面

2021春アニメ。個人的に不作と感じていた中、唯一毎週を楽しみにしていた作品。作画はもちろん、音響演出や主人公を演じる夜道雪さんを始めとするメインキャラ3人のアフレコ 。そしてそれらを引き立てるドビュッシーの曲が抜群です。

ないない尽くしの主人公がカブと出会い、友人ができることで彼女の内面が引き出されていく所がとても好きだった。

投稿 : 2022/01/05
閲覧 : 377
サンキュー:

19

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

スーパーカブ抒情詩

原作未読(2021.12)
最初、「ばくおん」「ろんぐらいだぁす」系の趣味として愛すべき「カブ」を愛でる方向の作品かと思ったのですが、中々に主人公のバックボーンが重たいです。
「スーパーカブ」こそ最強、最高という作りではなく、日常の中で当たり前の「スーパーカブ」は最良のパートナーとして主人公を導いてくれる?といった感じでしょうか。
かなり地味目の作品ですが、作画の安定度、BGMに時折、普通にクラシックを織り交ぜたりとカブへの愛情よりも作品全体への思いやりを感じる作りとなっています。
主人公はとにかく見た目普通で感情の起伏もほとんどなく、非常に埋没感が強いながら時折見せるふにゃけた笑顔だけではっきりと主役だとみせつけてきます、恐ろしい子(笑)。

私のツボ:まずは親に電話するよなぁ

投稿 : 2021/12/31
閲覧 : 169
サンキュー:

12

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

個性的な作品。個性的な主人公。
作者日本人じゃないの?と思ってしまう位に
違和感を感じる発言・表現・行動が所々にある。

投稿 : 2021/12/31
閲覧 : 118

桶狭間スイッチ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4
物語 : 1.0 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:----

たぁーだのCM。

JK使ったただのコマーシャルメッセージ。
まず身寄りのないJKがスパカブ買う。
だーれも購入に反対しない。
親がいたら必ず反対されるから親無しにしたんだろう、購入先の優しそうなじーちゃん、学校に至るまでなんの制止も無い。
果てはバイト等でも積極的に乗らせる始末。
事故って死ぬ率クソ高いバイクに積極的に乗らせる大人達に疑問しか抱かない。
話数ごとに「どこでも行ける」「メンテ楽」「雨でも平気」等の単純なホンダによるスーパーカブの宣伝にしか見えない。
カブでオフロードバイク的な乗り方するJKもアホくさい。

よくあるアニメ使った15秒CMを24分で見てるみたい。
日清でもJKに3食カップラー食わせたりはしない。
フツーの家庭はそんなことしねぇから。
バイクに対するマイナス事実を全て隠してる構成が厭らしい。


6話でアホくささの限界超してる。
発熱で修学旅行欠席と思ったら数時間後にカブで追跡。
体調優れぬ時の自動車運転を肯定するようなアニメあり得ん。しかも未成年。
旅館先で教師も反省してる様だしぃ〜とかバカか。教育委員会報告、学校長諮問行きの重大インシデントだわ。
しかも、修学旅行先で乗ってきたカブで2ケツ旅行。あり得なさすぎる。
キー没収しない教師がこの世にいるわけねぇだろ。
昭和の、学校が荒れまくってた時代でもそんなヤンキーいねぇ。
なぜそんな事するか?カブに乗せるため。

カブの宣伝のためにどんなでもいいからjkを使いまくってる。
普通アニメってキャラ愛とかストーリー愛があるはずだけど、このアニメにはカブ愛しかない。しかも荒んだ製品宣伝の為の。
CMのためにjkが孤児になってドヤンキーになって、運転免許者として不適切な行為をしまくる。

醜い大人が作ったアニメだ。

投稿 : 2021/12/24
閲覧 : 198
サンキュー:

7

ネタバレ

テレ美 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

原作未読


面白かったです。しずかーなアニメでした。
何かにハマって夢中でそれを楽しんでいるアニメは元々好きな方なので、このアニメも楽しめました。
今までのアニメより、主人公やその友達が落ち着いてるのが逆に新鮮でした。
…落ち着いているというのは…キャピキャピしてないって意味で。出会ったその日に簡単に打ち解けたりはしないって意味です。主人公が人付き合いが苦手なタイプというのもあるのかも知れませんが。
それにしてもカブ。可愛かったです。緑のカブはよく知ってますが、礼子の赤いカブは知らなかったです。郵便屋さんが使ってるのもカブだったんですね。ほんと可愛い。
後で知ったのですが、何やら交通の法律がどうのこうの…とかでちょっとグダグダ言われてたみたいですが、それより{netabare}冬の川に落ちた子を病院に連れて行かない方が気になってしまった。頭とか打ってたらどうするの…検査とかしなくていいの?とか。{/netabare}
それ以外は概ね面白かったです。

投稿 : 2021/12/13
閲覧 : 178
サンキュー:

7

夢猫 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ゆるい感じの生活系アニメとして

バイク(カブ)の知識が全く無い自分にもゆるくみれた。
癒される作品だった。アニメなら事故の心配もいらない。おもしろかった。

投稿 : 2021/11/21
閲覧 : 150
サンキュー:

6

ネタバレ

かりんとう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「なにもない」の表現の仕方

原作は未読です。
アニメのPVを観て雰囲気が良く、なんとなく1話を観ることに。

あらすじ
主人公の女子高校生"小熊"は、父親を幼いころに亡くし、母は高校入学と同時に失踪。頼れる親族もおらず天涯孤独な身の上で、奨学金を受給しながら日野春駅前の集合住宅で独り暮らしをしています。
これといった趣味もなく、他人と関わり合いを持つこともなく、クラスの中で埋もれるように生活していたが、通学用にスーパーカブを購入し、カブと関わることによって少しずつ変わっていく。


全体的に静かなアニメで、クラシックが流れたり落ち着いて観れるアニメかと思います。
1話序盤は小熊ちゃんが口数が少ないという理由もあると思いますが、とにかく生活音や自然音だけが流れ、小熊ちゃんの「なにもない日常」という感じです。

1話を観て思ったのは主人公の小熊ちゃんの「なにもない」感の表現の仕方が好きだということ。
アニメの背景や人物の色はくすみがかっていて全体的に灰色感があります。
これが小熊ちゃんがスーパーカブに乗ると、背景や人物の色が鮮やかになり、降りると元のくすみがかった色に戻るのです。
小熊ちゃんの精神面を背景の色で表現してるのがわかります。これが、アニメが進むにつれ背景の色が鮮やかな時間がのびたりしたら、ちょっとあたたかい気持ちになりますね(^^*)

また、小熊ちゃんのスーパーカブを買った後の夜も眠れないほどうずうずしてるのが可愛かったです。
自分も最近何もやる気が出ず、趣味も手を付けられないでいまして、小熊ちゃんの「なにもない」につい共感してしまいました。
試しに観た1話でしたが、しばらく観てみようと思います。

{netabare}
※最後まで観ての感想
礼子が出てきたあたりから徐々に小熊ちゃんの本性が見え初めてきます。
大人しい子かと思いきや大胆な性格をしており大人しいイメージから一変。人付き合いは不器用で礼子とも"友達"というより"カブの知り合い"くらいの距離。礼子も最初の頃はカブの話になると盛り上がりますがカブ以外となると反応が薄く正にコミュ症なオタクみたいな反応でしたが終盤ではやっと"友達"って感じの二人になって安心しました(笑)
が、椎ちゃんが登場してからは椎ちゃんの仲間外れ感がすごくて観ていて可哀想でしかなかったです。やはり人付き合いが不器用な二人ですから椎ちゃんの仲間に入れてほしい雰囲気を察することができなかったようです(笑)
でもまぁ最後は三人仲良くしてたのでよかったです。{/netabare}

アニメ勢の方達で主人公が"小熊"って超特徴的な名前だと知ってた人少ないんじゃないかな(笑)
私もあらすじ読むまで知らなくて、この子名前呼ばれるのすごく少ないんですよね。
終盤になってようやく礼子が呼んでるの聞きました(笑)

また父親が亡くなり母親失踪と可哀想な境遇にいることもあらすじ読むまで知らなかったです。
すごく重要じゃないそれ?って思ったのですが全く触れてこなかったですね。

投稿 : 2021/11/14
閲覧 : 297
サンキュー:

24

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スーパーカブのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
スーパーカブのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

スーパーカブのストーリー・あらすじ

山梨の高校に通う女の子、小熊。両親も友達も趣味もない、何もない日々を送る彼女は、ある日中古のスーパーカブを手に入れる。初めてのバイク通学。ガス欠。寄り道。それだけのことが新鮮で、ちょっと冒険した気分。仄かな変化に満足する小熊に、バイクは人とのつながりも生み出していく。小熊と同じ、バイク乗りの少女・礼子や、バイクに乗って変わっていく小熊に憧れる少女・椎。小熊の世界は少しずつ、広がっていく。友達と一緒の昼ご飯。当てもなく寄り道する放課後。バイクでしかできないアルバイト。そして、これからもバイクと生きていくために少女が選ぶ進路。(TVアニメ動画『スーパーカブ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年春アニメ
制作会社
スタジオKAI
公式サイト
supercub-anime.com/
主題歌
《OP》熊田茜音『まほうのかぜ』《ED》夜道雪・七瀬彩夏・日岡なつみ『春への伝言』

声優・キャラクター

夜道雪、七瀬彩夏、日岡なつみ

スタッフ

原作:トネ・コーケン/イラスト:博(角川スニーカー文庫 刊)
監督:藤井俊郎、シリーズ構成・脚本:根元歳三、キャラクターデザイン:今西亨、色彩設計:大西峰代、美術監督:須江信人、美術設定:多田周平、ボード制作:横山淳史、背景:草薙/3DCG制作:スタジオKAI、3DCG制作協力:TypeZERO、2Dデザイン・特効効果:チップチューン、撮影監督:浅川茂輝、撮影:Raretrick、編集:齋藤朱里、音楽:石川智久/ZAQ、音楽制作:バンダイナムコアーツ、協力・監修:本田技研工業株式会社

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