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「スーパーカブ(TVアニメ動画)」

総合得点
75.3
感想・評価
479
棚に入れた
1360
ランキング
803
★★★★☆ 3.5 (479)
物語
3.4
作画
3.7
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.4

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スーパーカブの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

世界を拡張する道具としてのスーパーカブ

トネ・コーケン氏のライトノベルを原作とする本作はとある地方都市に暮らす「親もない友達もいない趣味もない」女子高校生小熊が通学用に原チャリ「スーパーカブ」を手に入れたことで成長していく物語である。カブを得ることで行動範囲が広がった小熊の生活はそれまでとは比べものにならないくらい色鮮やかで豊かなものになっていく。このような「モノ(事物)」とのちょっとした出会いで世界がみるみる拡張されていく体験を詳細に描いているところが本作の特徴といえる。かつて20世紀のサブカルチャーにおいて車やバイクといった「乗り物」はもっぱら男子の身体を拡張し、その男性的ナルシシズムを記述するための道具として用いられてきた。けれども本作で小熊がカブという「乗り物」で拡張しようとしたのはその身体ではなくむしろ世界の方である。ここでは20世紀の男子たちが見落としていた「乗り物」の本来的な可能性が見直されているようにも思える。すなわち、カブという「乗り物」は身体ではなく世界を拡張し、遠くでも近くでもない「中距離の豊かさ」を深めていくための「モノ(事物)」ともなり得るということである。そして、おそらくここには2020年代という時代を席巻する相互評価のゲームから離脱するための「事物を通じたコミュニケーション」の一つの可能性を見出すことができるのではないか。

投稿 : 2023/12/30
閲覧 : 64
サンキュー:

3

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

静的な雰囲気が凄くいい

 原作は未読。
 ジャンルとしては日常系の範疇に入る作品なのだろうが、いわゆるきらら系の日常作品などと
較べるとかなり趣が異なる。
 独特な絵柄の作画、クラシックを中心としたBGM、口数の少ない主人公、閑散とした
地方都市が舞台と、全体的に受ける印象は静的なもの。
 極力モノローグのない演出や主人公の心情を場面の色彩で表現する術なども素晴らしく、
古いヨーロッパ映画を観ているような感覚があった。

 ただ内容に関してはネット上で炎上するなど、なかなか物議を醸しだした作品。
 ネット上における批判と擁護のやり取りを結構見たが、批判に関しては法律違反に代表される
道徳・倫理的に基づいたものとリアリティに対するものが大きく目に付き、それに対する
反論では「これはフィクションだから、現実と同じように扱うべきではない」的な意見が
目に付いた。
 この「フィクションだから・・・」という反論に対して、「フィクションにも作品ごとに
応じた守るべきラインがある」といった更なる反論があったりしたが、この「作品ごとに応じた
守るべきライン」はどこに線を引くかは個々によって異なるので、個人的には「この手の論争は
平行線にならざるを得ないかな」と思う。
 この手の論争は他作品でもよくあることで、本作における道徳・倫理、リアリティ、
フィクションとしての許容性以外だと、ご都合主義やパクリ疑惑などでも同種の論争が
起きている感があるが、いつも同様の感がある。
 本作に関しては、ネット上で話題になるところを考えると、この個々の線引きで違和感を
感じた人が多かったというところなんだろうなと。

 個人的スタンスとしては作り手が意図してやっていたら、割と許容してしまう傾向にあり、
本作に関してもそんな感じ。
 ただ雰囲気作りは上手いのに、コンセプトやテーマがあるとして、「ストーリー上でそれを
見せるのはあまり上手くないなあ」という印象はあった。

 本作は構図としては主人公である小熊がカブとの出会いにより生活が一変し、それに伴い
自身も変わっていくという成長譚の要素を持っているが、小熊が寡黙なうえにモノローグが
ほとんどないため、おとなしい控えめな印象を与えつつ、彼女が何を考えているのか
分からない状態であったのが、中盤以降に礼子や恵庭 椎と話すようになると、その発言内容も
含めて唐突な変化を感じさせるものになってしまい、人によっては相当に違和感を持ちそう。
 聞くところによると、原作はモノローグも多く、それも口が悪いのだそうで、モノローグを
削った演出は雰囲気作りには役立ったが、ストーリーの理解という点では仇になったのかなと
いう気がする。

 キャラそのものとしては、小熊の内気でおとなしそうな印象とは異なる性格は面白かったり
する。
 相棒?的存在の礼子も面白いキャラで、キャラデザインから察するにいわゆる美少女
なのだろうが、その性格、感性、趣味、センスはかなり男前な感じ。
 クラスメイトの反応から礼子はクラスヒエラルキーの上位に位置しているようなのに対して、
小熊はどちらかというと仲の良い友人はいないような状態。
 バイクやカブのことに関しても礼子が長じているが、そうした礼子に対して特に引いたような
態度を取ることもなく、対等な感じで接している二人の関係性も面白い。

 メインモチーフのカブだが、元々は趣味性皆無の民生具で、出前用バイクというださい印象
だったのが一周回ってカッコ良くなった感があり、そういった出自からくる手軽さも含めた
カブの楽しさがうまいこと表現されている。
 道具を使う趣味の場合、道具そのものを買ったり、カスタマイズすることも楽しみの一つ
だったりするが、本作も関連グッズを買ったり、カブをカスタマイズする楽しさも描かれている。
 もっとも本来民生具であるゆえにカスタムパーツもカッコ良さより実用第一だったり
するものが多く、特に小熊の場合は経済的に余裕があるわけではないため、安さ優先だったり、
他目的用品の流用だったりするところが面白い。
 こうしたカブやその周辺道具を始め、更に恵庭家絡みでは食べ物や衣類にも言及するなど、
作中では様々なウンチクが語られるが、この辺は原作者の趣味性が現れているよう。

 作品コンセプト的にはカブの魅力を提案するといったような要素があるようだが、初期の生活が
ちょっと便利になる部分や中盤の荷物の運搬、そして燃費の良さが活きる長距離走行などは
カブの魅力の一端として理解できるんだけど、富士登山や人命教授はあまりカブの魅力には
繋がらなかったように思えるんだけど。

2021/07/17
2023/10/29 追記・修正

投稿 : 2023/10/29
閲覧 : 189
サンキュー:

6

ネタバレ

ポリゴン@Radio さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

主人公がちょっとなんとも言えない

主人公がちょっとなんとも言えない
無表情、感情もあまりない?
見ていてなんだか妙な感じがした....

投稿 : 2023/08/20
閲覧 : 89
サンキュー:

1

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

孤高な女子高生の灰色な世界に光を灯した相棒

パワーワード「どこへだっていけるよ、だってカブだもん!」
なんなんですかねこの根拠のない絶対的な自信は・・・
面白かったけどいろいろ残念なところはありました

バイクの話はとても硬派でマジメ、作画はとても綺麗
でも暗めの配色が多いしキャラに賑やかさがないし音も静かなので室内のシーンなんて特に真っ暗なところで静かに淡々としゃべっていて、全体的になんか暗いんですよ
これ、女子高生じゃなくて渋いおじさんだったらたぶん暗くても気にならないと思うんですよ、硬派なアニメだなーって
でもキャラが女子高生なので、硬派よりも地味な印象が強かった

バイクに乗ってる女の子達がみんな女子高生らしさがなくて、なんかバイク乗りのおじさんの外見を女子高生に変えてみたって感じがします
こんなにキラキラしたものや若さや色気のない女子高生の日常シーンなかなかないと思う

5話の礼子の富士山トライはあれだけ大事にしていたバイクそんな乱暴に使うの?
11話は雪山の危険をもっとちゃんと考えて欲しいです、人の命がかかってるのに何やってるの?って思った

でも共感できるところもあって
主人公はかなり内向的な性格で親も友人もいなくて独りぼっち
一人で生きてきたことで培われた「なんでも自力で解決する」精神がカッコ良かった
家庭環境に恵まれずに育った人って、協調性がない、コミュ力がないってディスられることが多いけど仕方ないんですよ、一人で生きる生き方しか知らないのだから
誰かと協力っていう考えは、自分だけの力で生きてきた人にはない発想
多くのエンタメ作品には、ちょっと優しくされただけですぐ態度変える薄っぺらい「一匹狼」が多いなか、この主人公には、そういった「独りぼっちの矜持」が感じられ、リアリティがあって良いと思う
一番の相棒に「カブ」を選んでいることも一匹狼な主人公らしいなって思うし、人間の友達も似たタイプなところもらしいなって思う

主人公の感情に連動して、嬉しいことがあったり、いいことがあるとパァっと世界が光に満ちる感じがいい表現だと思った
ゆるキャン△は朝の描写が素晴らしいけど、こちらは夜の描写が凄くいい!
細部まで丁寧な作画も良いけど光と影の描き方が秀逸で、建物とか背景の光の当たる場所と影になる場所の陰影のかきわけ、透明なコップの色とか、炊けたご飯の色、色の表現が非常に緻密で、細部までこだわった丁寧な作画が素晴らしい
効果音も良くて、さりげない音で朝や夜の表現をアシストしていますね
昼間のシーンは景色がとても綺麗で、風の流れる軌道まで感じられるほど素晴らしい作画

投稿 : 2023/08/18
閲覧 : 302
サンキュー:

34

ネタバレ

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

スーパーカブを題材にした日常系

この作品はスーパーカブを題材にした日常系ですが、
まあ、この手のオジサン趣味を女子高生にやらせる日常系自体はそれなりに見掛けて
また本作のスーパーカブに対する蘊蓄とかは面白かったりもしたけど、
ただ内容的にこれは無いよなってのが幾つか見られて
特に11話の椎を助ける時の小熊が救急に連絡せず自力で救出というのは流石に無いと思うんですよね。
それに他にも2人乗り走行とか雪山で滑走とかもどうかと思うし、
何かこの作品ってこれは駄目だろうってシーンが結構目立ってしまい疑問に感じる事が多くなってしまった作品でした。

【評価】

50点・1B級

投稿 : 2023/02/12
閲覧 : 109
サンキュー:

2

ネタバレ

Tenjin さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

量より質がもたらすリアルな空気感

主要な登場人物が少ない(前半は2人、後半になっても3人)が、その分とても描写は丁寧。

何もなかった日常がバイク(カブ)と出会うことによって変わってゆく、それを静かに見つめるような視点で見せている。

同じように細かい描写が特徴のアニメではあるが、「明日ちゃんのセーラー服」は動、こちらは静といった傾向の違いはあるかも。

ドビュッシーなどクラシックの名曲も使ったBGMは主張しすぎずに寄り添う感じでとても良い。

主人公の小熊の気持ちが高揚するとき、通常は色調抑えめの画面がフワッと色彩鮮やかになる演出は一種の発明。言葉でなく映像で表現するアニメの利点をよく生かしている。

前半最後の6話で小熊の成長が一段落した感はある。修学旅行先の神奈川へ山梨から一人で敢行したロングツーリングは、何もなかった状態から独り立ちした象徴と言っていい。

着いた先では先生の言いつけに背いてまたバイクに乗り、道交法違反の二人乗りまでしてすっかりワルになっているけど、それもいわば自分の殻を破る通過儀礼みたいなものだと思う。

まあ、9話のブランデー入りの紅茶を飲むシーンで出したような(「量が多いと飲酒で罰せられるから注意」)テロップで注意喚起しても良かったかとは思うが。あるいは、二人乗りをしても問題がない礼子に運転手を変えるか。

7話以降は成長した小熊の腕試しミッションのようなものじゃないかと思う。文化祭準備でトラブルの解決を申し出た場面は、以前の小熊なら間違いなく傍観したままだっただろう。
(直接のきっかけは原付きバイクをバカにされた事だとしてもw)

投稿 : 2022/10/28
閲覧 : 105
サンキュー:

8

ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ハードボイルド小熊の生き方

無い無い尽くしの女子高生の小熊。
バイク屋で格安のスーパーカブと出会い、運転免許を取り、スーパーカブを購入する。
同級生の礼子もスーパーカブで登校。
小熊と礼子はカブ仲間となった。

本作品はフィクションです。
たしかにスーパーカブというバイクは現実に存在して、今でも愛好者が多いです。
でも、強調したい事があったら、多少の誇張があっても良いですよね、
道路交通法ガ―!とか言う人もいるかもですが、法律を守って、面白い作品が作れるのであれば、
それでも構いません。
物事の本質を見誤る事無かれ。
本作品のようにアニメオタに向けた作品は攻撃するが、
東京Rベンジャーズのようなイケメン・ヤンキー作品は叩かないのですね。
どちらも、法律を守っていません。
これは、作品の差別じゃね?
本作品を叩くのであれば、同様に2人乗りやヘルメット無しの東京Rベンジャーズも叩かないとおかしいです。
人気作に弱い、一般層。
私はアニメオタですが、一般層に理解されなくても構いません。
だから、アニメオタはアニメオタで作品を楽しんでいるのであって、一般層には迷惑をかけていないつもりです。
一般層はMイキ―やDラケンのようなイケメンを見て悦に浸っていてください。
私のようなアニメオタとは交わらない世界線。
アニメオタの私としても歩み寄るつもりはありません。
ですから、一般層の判断基準で、アニメオタ層の作品を攻撃しないで欲しいです。

スーパーカブは万能です。
小熊や礼子に言わせたら、どこでも行く事ができる万能ツールなのでしょうね。
バイトで学校間を往復・富士登山・鎌倉への修学旅行・椎の救助・日本の桜を見に行く……
本作品では色々な事が描かれています。
スーパーカブがあれば、どこでも行ける。
スーパーカブがあれば、何でもできる。
アントニオ猪木さんは「元気があれば何でもできる!」と言っていましたが、
小熊や礼子から言わせたら「スーパーカブがあれば何でもできる!」といった感じなのでしょうね。

スーパーカブはバイクです。
普通に使用したら移動手段程度。
では、小熊にとってスーパーカブはどのような存在なのでしょうか。
1万円という格安で入手したスーパーカブ。
始めは自転車通学の辛さを軽減させるためだったかもしれません。
でも、時間が経つにつれて小熊とスーパーカブの絆は深まっていきます。
修学旅行もスーパーカブで参加。
学生時代の思い出もスーパーカブと共に。
川に落ちた椎をスーパーカブの前籠に載せて救助。
スーパーカブは人命を救います。
小熊にとってスーパーカブは頼れる相棒となりました。

作中では、多々、おかしいんじゃね?という箇所があります。
でも、それらを含めてもスーパーカブというバイクの魅力は描き切れていません。
古い機体でも、まだまだ現役。
低燃費という魅力も捨てがたいです。
女子高生に無茶をさせているのは想定外ですが、小熊たちの生き方はハードボイルド。
昼食に白米とレトルト食品で満足するような食の関心への低さ。
ワイルドだよなぁ……
川に転落して低体温状態の椎をスーパーカブで運ぶ。
ワイルドだよなぁ……
桜を見るために女子高生だけでのツーリング。
ワイルドだよなぁ……

確かに交通安全は大事です。
特に注意しないと命の危険に関わってきます。
でも、それはスーパーカブに限った事では無いですよね。
本作品はスーパーカブの魅力と小熊たちの生き方を魅せています。
こういう無茶なアニメが作る事ができるのは大人の理解が必要です。
夢を見せてくれるのがアニメ。
そのアニメで描かれた『スーパーカブ』。
スーパーカブに魅せられた人達の物語でした。

投稿 : 2022/09/10
閲覧 : 177
サンキュー:

31

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 1.5 音楽 : 4.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

なんちゃって女子高生。

【概要】

アニメーション制作:スタジオKAI
2021年4月7日 - 6月23日に放映された全12話のTVアニメ。
原作は、「カクヨム」に連載しているweb小説を改訂し、
角川スニーカー文庫から書籍を刊行されている、トネ・コーケンによるライトノベル。
原作イラストは、「明日ちゃんのセーラー服」の作者でもある、博が担当。
「コミックNewtype」にて、蟹丹によるコミカライズ版が連載中。
アニメ版の監督は、藤井俊郎。

【あらすじ】

父親は生後まもなく事故死。母親はBye.と書いた紙切れだけ残して失踪。頼れる親戚もいない。
教室では、親に捨てられたことでひそひそ話の対象で友達がひとりもいない。
奨学金の申請が通って。高校卒業まではなんとなりそうだが、お金も趣味もない。
その無い無い尽くしが、この話の主人公・小熊。(作中では名字が非公表)

高校は自転車通学の小熊は、坂道が毎度しんどいと思ってた時に、
横を通り過ぎるスクーター通学の生徒を見て、自分も欲しくなった。

原付を求めてバイク屋で品を見てみた小熊であるが、どれも自分には無理な値段だった。
出てきた店主の老人に、お金が足りないないみたいですと伝えると、
店の在庫から出してきたのが、HONDAの中古のスーパーカブ。ワケアリで破格の1万円。
それを買った小熊は運転免許を取得したり、まっさらな素人の状態からカブの扱いなどを、
ひとつひとつ覚えていく。カブとの出会いは小熊には未知の経験だらけであり、
その小熊の生活に変化をもたらすのは必定だった。
そして、礼子というカブ仲間が出来て、一人ぼっちを卒業したりする小熊なのだった。

【感想】

このアニメの第1話の印象は、『退屈でつまらない!!!』
それもそのはずで、主人公・小熊の主観の視点で映像が作られていまして、
教室でも孤立している小熊がカブに出会うまでの寂寥感を視聴者に共感してもらおうと、
敢えて侘びしく静な画作りで、漫画的な芝居と演出は邪魔なのかと、
写実的な背景の上に、まるでテレビドラマを撮影してるかのような映像を志していますね。

それが、スーパーカブをきっかけにして、どのように小熊が変わって、
彼女の灰色の世界が彩られていくのか?
小熊と周囲の人間との心の交流を描いたヒューマンドラマなのかな?と思っていましたら、
スローペースでヤマの無いままに話数が進んでいきます。

日常アニメが好きな自分の琴線に全く触れることなく20数分が1時間の長さに感じられる退屈なドラマ。
その理由にきづいちゃったのですね…。物語の先が気になるフック(ひっかけ所)が存在しない。
キャラクターへの興味や関心が全くない。
ぶっちゃけ、このアニメのキャラが何喋っても何してても、それによって好きになることがない。

もともと他人に心を開かない表情の薄い主人公が、
カブで行動範囲が広がったことでいい方向で変わっていくのかと思ってたら、
素の自分を見せるようになってからも他人に無関心で冷淡なまま。
家庭環境がよくなかったのか、母親に捨てられてグレているのか、
他人との距離をとっての人付き合いの悪さと口の悪さが、小熊の素の部分っぽい。

免許取って半年程度のくせに、途中からレギュラー入りした椎に対しては、
カブ乗りとして上から目線を見せたりしていますし、
大人とのかかわり合いも、カゴや箱などのカブのパーツをくれる、
アルバイトの斡旋、珈琲を奢ってくれる、自分では出来ない作業と、
主人公にとっての便利屋な利用価値でのみ成り立っています。

大人を利用する傍らで、修学旅行ではカブに乗らないように教師たちから釘を刺されているのに、
あっさり破って友達の礼子との二人乗り運転で交通違反。
約束を破って申し訳ないとの葛藤を見せることもないです。

大人を利用する一方で、大人との約束を簡単に破る信用できない人間。
更には交通安全を守れないのはカブ乗りとして失格。

アニメだからフィクションだから別に良いだろ!という声も無きにしもあらずですが、
もともとスピード制限や交通教則に関してきっちり説明してきたアニメじゃなかったの?

他の作品では改造バイクで競争するルール無用の世界観にするとかギャグで誤魔化したりする。
もしくは違反が発覚して主人公らが違反点数の加算と反則金の支払いという代償を受けるのが普通。

一方でこちらでは、アニメの中に散々リアルを持ち込んでおきながらのミスマッチを、
敢えて違反しての友情の二人乗りがエモいだろ?
アニメなんだからガタガタ言うな!と言われてもいまいちピンとこないですね。

もともと主人公が女子高生じゃなくてサラリーマンでも成立するストーリーを
女子高生の皮をかぶせて絡ませて客を釣ってるだけの作品。
主人公のカブ仲間で第5話でのカブでの富士山登頂で視聴者からのひんしゅくを買った礼子も、
全裸好きのオッサンに女子高生のアバターを着せてるだけ。
そこに作者であるトネ・コーケン氏の数々の発言を鑑みるに、
性格の悪い作者による、中身がオジサンである女子高生なりきりカブ小説をアニメ化したら、
まあこうなる!のも納得。それは『明日ちゃんのセーラー服』作者の絵面でも隠しきれてないです。

このアニメを作った「スタジオKAI」は、
みんなが大好きな「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」の実績もあって、
映像へのこだわり、今作でも技術的な部分でもたくさん頑張ったのだとは思います。

しかし、作者の価値観で作られたキャラの振る舞いがアニメでのキャラの動かし方との相性で、
単純に性格が悪いように見えてしまう。画作りのこだわりにひきかえ、
各キャラの表情の見せ方が単調で表現力に乏しかったりするのが気になります。
更には主人公を演じるバイク系youtuberの夜道雪の芝居も一本調子で、
感情の状態による演じ分けがいまいち出来てないように思えたのは気のせいでしょうか?
ドラマを意識したアニメづくりを目指すなら声優の演技力は絶対に外してはいけません。
このアニメとは無関係ですが、個人的には石川由依さんや種崎敦美さんなどがポイントが高いです。

誰の指名で声優を決めたのか知りませんけど、
このアニメの企画プロデューサーの伊藤氏が関わった案件では、『女神寮の寮母くん。』でも、
夜道雪を含めたコスプレイヤーを集めてユニット組んで主題歌歌わせたりと、
アニメでのタレントの起用のやり方に疑問な点が多いのですよね。
過去にもアニメ演出家の山●寛や、声優の白石稔の度重なるゴリ押しの前科がありますし、
アニメをきちんとつくって良いものにしようとしたら、
趣味とコネで足を引っ張るプロデューサーは好ましい存在であるとは言えませんね。

なんでこのアニメがつまらないのだろうと考えれば考えるほど、
・原作者の価値観が良くはないのでその原作者から生まれたキャラクターが魅力的になりようがない。
・アニメスタジオの頑張りを無駄にするレベルでの業界の悪い部分が足を引っ張ってる。
と思ってしまうのは穿ち過ぎで偏見まみれでしょうか?

世間的には優れているとされている作品や自分が好む作品との違いが、
そのままに、このアニメがダメだと感じる理由となっていまして、
このアニメの内容そのものよりもむしろ、
そっちを考えるほうがメインとなって、つい熱が入ってしまいました。

と、このような感情を持っていますので、
『ばくおん!!』12巻の第79話で、どこかで見たようなおかっぱ頭のお嬢さんが、
バイク屋で貧乏アピールして1万円でスーパーカブを買おうとしたり、
その1万円で買ったのがHONDAのスーパーカブでなくてSUZUKIのスーパーフリーのために、
話がおかしな方向に転がりまくったパロディ回を読んだ時には、
オリジナルよりこっちのほうが面白いじゃない!?と思わず笑ってしまいました。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2022/07/10
閲覧 : 274
サンキュー:

35

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

静かな毎日

友達が出来て良かったね。

投稿 : 2022/05/18
閲覧 : 133
サンキュー:

6

ネタバレ

よ! さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 1.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

色々とおかしい

序盤、4話までは特に大きな傷も無く、主人公である小熊の出自も気になったので、その辺りが明らかになるまでは観ようかなと、緩い気持ちで最後まで観ました。

感想としては、これは色々とアカン(笑)
どの辺がアカンのかはネタバレ読んで下さい。
{netabare}

これはアカンその1
両親居ない、保護者居ない、でも高校通っててどこからかそれなりに生きて行ける生活費が出てる。
まあ、生活保護だの色々とあるんだろうけど、ファンタジーならともかく、日本が舞台の現代劇で保護者すら描かないってどうよ。

アカンその2
礼子ちゃんのスタントマンスキルえげつなさ過ぎ。
出っ張りでバイクごと結構な勢いで飛ぶレベルのスピードで、あり得ない回数コケて痣一つ無し。受け身の神ここに降臨。昭和のアニメか(笑)

アカンその3
朝、発熱38度で修学旅行休む。
10時に36,5度。熱が下がったからと修学旅行にバイクで行く。
問題あり過ぎな件(笑)
そんな生徒の同行を許す、これはまだわかる。だってもう来ちゃったわけだし。
でもバイクの鍵くらい没収するよな?しないか?いや、絶対没収する。先生何やってんの?

アカンその4
寒い季節を迎え、色々と風を凌ぐ装備を整えて行くんですが、これは良い。だって寒いんだから。
寒いんです。
この寒いという部分を強調して描いていることで、椎ちゃんが崖から落ちたシーンでの小熊のサイコパスっぷりがえげつなく引き立ってる。
椎ちゃんは冬の寒空の下、川に浸かった状態で、小柄な椎ちゃんの半身程度の水深の川なのに自力では陸に這い上がれない程に弱ってます。
骨折している、等の表現が無かったことから、これは低体温症による体力低下が原因であるのは確定です。
急がないと非常にマズイ状況です。
なのにさ、
なんで救急車呼ばんの?
なんで警察に通報せんの?
なんで家に連絡せんの?
何かそれらに連絡したらマズイような後ろめたいような事ってあったっけ?
無いよね?

んで更にアカン5

自力で動けないレベルの低体温症の人が、何故かか弱い女子高生に肩を貸して貰った程度で、高さ3メートル以上はあるであろう崖といって良い急斜面を登り切る(笑)
無理ですから(笑)
この状態の人ってさ、階段一段ぶんの段差すら自力じゃ乗り越えられないんです。全身麻痺状態だから自力では陸に上がれなかったわけで。
冬で数日内に雪が降っているような気候。気温は低い。川の水温はえげつなく低い。
椎ちゃんの意識が混濁しているくらいに描いているのだから、これ確定です。
そんな状況で長時間水に浸かっていた全身ずぶ濡れな子をバイクの籠に乗せて激走(笑)
風が冷たいからウインドシールドやら風よけ対策したんだよね?その冷たい風を直に浴びるウインドシールドの前の籠に、低体温症で命の危険すらある子をノーヘルで乗せるとか。
笑えねーよ。
馬鹿は作品創りに関わるなと言いたい。

物語後半は不快感しか無かったわ。
最後まで見れば小熊が何故孤独な身なのかくらいは描かれるかと思いきや、全ての設定が投げっぱなしで回収なし。
アニメ好きなんてこういうの好きやろ?的なノリで、女子高生をカブに乗せる為の口実に適当にこんな設定にしました、ということなのだろう。
{/netabare}
スーパーカブの宣伝したかっただけのお話し。
見る価値無いです。

投稿 : 2022/04/11
閲覧 : 206
サンキュー:

5

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

細かいことはいいじゃないですか

オヤジ趣味女子高生物ですが、自分の知らないことをかわりにやってくれて教えてくれるのがかわいい女の子なんて見てて楽しいに決まっています。物事とのつきあい方に加減のできないオタクのうんちくは、聞いているだけで面白いもので大好きです。
山梨で冬にバイクってめっちゃ寒そうだなってのがおじさんの感想でしたが、風防が効果的だというのは本作で知りました。だから仕事の人たちはつけてるのか。
アウトロー小熊さんの行動はつっこみの対象ですが、アニメだし面白かったらいいんじゃないでしょうか。

投稿 : 2021/10/23
閲覧 : 273
サンキュー:

18

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルなし

何もなかった私の生活に、今はカブがある。このカブとならきっと、どこまでも走っていける。

投稿 : 2021/10/17
閲覧 : 145
サンキュー:

0

ネタバレ

クソアニメの魔女 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

11話Aパートがとにかく酷い

5、6話が批判の槍玉に上げられていることが多いですが、11話の真冬の川に滑落した恵庭椎を小熊が助けるシーンの方が飛び抜けて酷いです。
人命軽視は関係するキャラがそういうことをする性格でもない限りはフィクションだからと許せる範疇を個人的には超えているので、視聴後の気分はあまり良くありませんでした。
椎が頭を打っているかもしれないのに自分で崖を上がるように促したり、救急車を呼ばなかったりとめちゃくちゃで、あまつさえ骨折しているかもしれないのに風呂に入れる。せめて椎の親に連絡してあげてくださいよ。
小熊の表情や態度を見る限り、この状況下で適切な判断ができないくらいにパニックを起こしているようには思えませんでしたし、見れば見る程謎が浮かび上がる珍シーンです。

個人的には12話の旅の話もちょっとなあと。
似た感じの話であるゆるキャン△の伊豆キャン編のような丁寧な描写は無く、1話で完結します。
高校生の貧乏旅の割に山梨から鹿児島までの超長距離を走るのもちょっと厳しいのでは?
旅費を賄うためにバイトしている描写も特に無いのでなおさら違和感の塊になっています。
費用は裕福な礼子がほとんど負担しているかもしれませんが、それはそれで酷い話になるのではないでしょうか。こちらについても描写が無いので分かりませんが。
これより前に見たゆるキャン△の出来が丁寧なだけあって、淡々とシーンを流していくだけのこちらの出来が良いとはお世辞にも言えませんでした。

炎上した5話や6話は他の人のレビューでも散々言われていることなのでほぼ割愛します。これらの問題点は作品の雰囲気にそぐわないところに集約されているので、まあ11話よりはマシです。
一応6話については、小熊は病み上がりの癖になんで独断で旅行行くんじゃいとか、その結果他人に病気移したらどう責任取るのとか、炎上したバイク関連以外にそれなりに言いたいことがありますけどね。

キャラクターについては健気な椎が可愛いくらいで小熊や礼子のキャラクターにはかなりの難があります。
小熊は7話の文化祭エピソードでの協調性の欠如や冗談で済ませているものの12話のバイク売る発言、後半において満遍なく及ぶ謎ポエムやカブの度が過ぎた持ち上げなどをする上、ナチュラルに人を見下したような態度がデフォルトなので、あまり好きになれませんでした。
礼子は小熊にバイクを愛していると謳っている反面、5話の富士山へのアタックにてかなり乱暴に扱った挙句廃車にするといった具合に、言動と実際の行動に矛盾があるのでキャラクターがかなりブレています。
他にも彼女の語るバイク知識には誤りもあるそうですが、私はバイクには詳しくないのでこの辺りも割愛します。
椎は小熊に影響されてかたまによく分からないポエムを言ったりしますが、全体的には頑張り屋な子で小熊たちと仲良くなるための努力を欠かしません。

このようにストーリーには難が多いですが劇伴については高品質。落ち着いた曲調のクラシックがメインで聴き心地は良いですし、モノクロのアニメーションにも合っています。OP、EDも良きかな。
背景も美麗です。
キャラクターの作画はまあまあ。所々崩れていたりするので、良くも悪くもなく平均的でしょうか。
声優さんについて、小熊役は素人レベルで棒読みですが、感情の起伏に乏しい小熊にはそれで合っているところもあるので、他で通用するかは別問題とはいえ、この作品においては何とも言えないところです。
他のキャラは概ね巧いです。

総評して、違和感を考えず作品の程良い暗さを孕んだ落ち着いた雰囲気に浸りたい人にはおすすめです。
逆に、設定や登場人物のキャラクター性を気にする人には徹底的に向かない作品です。

投稿 : 2021/09/08
閲覧 : 362
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11

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 – バイクで走るのは気持ちいい

トネ・コーケンのライトノベル (イラスト 博)

両親も友達も趣味も将来の夢も何もないJKだったが、スーパーカブを手に入れてから日常が変化していく。


<メモ>
多分カブのすばらしさを伝えたいというより、知らない角を曲がるという小さな事で違う景色が見えるかもよ、という話だと思います。

1人暮らしの殺風景な部屋からの始まりだったので、最終話の満開の桜の下を3台のカブで走る描写で小熊の成長が分かります。

原作はこの先高校3年を経て大学編まで続いている模様。


フィクションだと分かっていても元バイク乗りとしてこれだけは言いたい、
軽装でオフロードを走るのは危険。
バイクでコケるのは身体にかなりダメージがあります。私は昔コケたせいでいまだに膝に痛みを抱えています。
立ちごけでさえクラッチレバー折れましたから、あんなに何度も何度も転んであの程度で済むわけがない。
それと、頼まれても後ろに人を乗せませんでした。
車と違って事故った場合ダメージ大きいですから。

夏は暑く、冬は寒い、そして危険を伴う難儀な乗り物です。
それでもツーリングで見た何気ない風景を時々思い出す程バイクでの旅は楽しいものでした。
これからバイクに乗ろうかなって思っている方は装備をちゃんとして楽しいバイクライフを!

片道1,500キロの道のりをカブで走れるものなのか?それも2人乗りで?と思わなくもないけど、若さはすばらしいということで。

私の九州ツーリングは台風上陸で豪雨と暴風の中の旅となりました。
私の身長では停車中つま先しか付かないので暴風での信号待ちが怖かったな。そんな事も含めて良い思い出です。


<登場人物>
・小熊:夜道雪
・礼子:七瀬彩夏
・恵庭 椎(しいちゃん):日岡なつみ


<ストーリー>
山梨県北杜市の高校2年生、小熊は親がなくお金もないため奨学金で高校に通っていた。
1人住む家は集合住宅、朝食は食パン、昼食は白米とレトルト食品、テレビはなくラジオを視聴という慎ましい生活。

坂道を自転車で通学していた小熊は訳アリの中古カブを1万円で手に入れる。
カブを手に入れてから両親も友達も趣味もなかった小熊の日常が色づき始める。

まずは、同じクラスの郵政カブに乗っている礼子に話しかけられ親しくなっていく。
夏休みに入ると
小熊は学校で紹介してもらった書類を届けにカブで甲府の学校を往復する仕事をし、それで得たお金で自動二輪の免許を取得、
礼子の方はバイトをしながら富士山をカブで登頂するという夢に臨む
その後も、体調を崩し参加できなかった修学旅行を熱が下がってからカブで追いかけたり、
文化祭で開くバール用の道具をカブで取りに行ったことで椎(しーちゃん)と仲良くなったり
しーちゃんの家のドイツパン屋兼アメリカンダイナーでお茶したり、
川に落ちたしーちゃんを助けたり、
小熊、礼子、しーちゃんの3人で一番遠くの春を捕まえに鹿児島の佐多岬までツーリングにでかけたり青春を謳歌する。


21.7.3

投稿 : 2021/09/03
閲覧 : 238
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13

ネタバレ

りお さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

第1話から最終回まで安定して楽しめた数少ない作品

スーパーカブは乗ったことはないけど、バイクや車を運転する人であれば
第1話に描かれている初心者ならではのワクワク感や困った時の絶望感が
よく表現できていて、共感ができるのではないかと思いました。

最近のアニメは第1話見ただけでは良さを見出しづらい作品が多いと思う中、
第1話から最終回まで安定して楽しめました。

{netabare}山梨県北杜市が舞台ですが、修学旅行先が鎌倉なのは
あまり現実的ではないけどスーパーカブならではの展開的には良かったかなと。
{/netabare}

あとやはり何と言っても最終回。桜を見に行く旅。
思い立ったら吉日。ものすごく良かったし共感できました。
実際に舞台めぐりをしてみたいですね。

投稿 : 2021/08/19
閲覧 : 126
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6

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

作画すご… 実写化と思った。内容はまったりした良好な感じ。ただヒロインは予想より気が強いです

1話感想 4.2 作画すご… 実写化と思った。内容はまったりした良好な感じ。

え、実写…? と思いました。
背景綺麗すぎ…。

作画はちょっと、凄いですね。ここまでのクオリティの高さはなかなかに凄い。

内容の方は、ずいぶんまったりした内容のようで。
ヒロインも可愛らしくボッチな所は良いですね。
カブを手に入れての生活を楽しみにしています。

…しかし前の持ち主がどうなったのか気になるのですが…。

全話感想 4.0
スーパーカブから始まる青春。

本作は途中ちょっとプチ炎上しましたね。主人公が交通法違反を堂々としたと。
盗んだバイクで走り出すような犯罪行為とは違いちょっとした違反くらい別に…と思わなくもないのですが、本作のヒロインはそもそもとして、意外と我が強くて自己主張がしっかりしるのですよね。

ビジュアルやそれまでのボッチぶりから、大人しい女の子であることを期待していた人からはこの気の強さ、我の強さは予想外だった、として受け入れ難かった面も有るのではないか、と思いました。

と他人事のように言ってましたが、私もちょっとだけ思いました。意外と気が強いぞ、と。
黒髪おかっぱのこういう女の子はこういう性格、と押し付ける面もあったkなあぁ…?

そのへんの予想外がプラスではなく、マイナスの違和感に思えました。
オタクの思い通りになりそうな気弱な女の子が良い、と言うつもりは無いのですが…。

ただこれだけ気が強いなら、一話あたりの見せ方とかもうちょっとあったのでは?
最初からボス的な性格で、気弱に慕ってくれる友達がすでに居るとか。
この子は気が強い子なんだ、という要素を最初に提示してくれていれば、もっと違和感が無かったと思います。
なぜボッチだったのでしょう。

投稿 : 2021/08/17
閲覧 : 228
サンキュー:

17

ネタバレ

dFRjS80566 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

世界最高峰バイク のアニメ

まず町並みや 小物のリアルさに 見てて ほわぁ~(´゚д゚`)
と感心した
そしてヒロインの 語りの酷さに 更に驚いたww

自転車 通学の女子高生が
バイク通学の 男子生徒を羨み バイク屋に
20万以内で買えるので 手頃だなぁ と見てたら
高校生には高くて無理とのこと
でも スマホだって 安くても 4~5万位してますよね

店の主人が 中古なら有るよ との事
その中古車は ご存知 スーパーカブ
股がって風を感じる小熊

即購入を決め 値段を聞くと
店主は1万とのこと まぁお安い!(*^.^*)

うん?爺さん 変な汗かいてね?σ(^_^;)?
今まで4人程 死んでるらしい・・_キタ━(゚∀゚)━!
悪魔のZかよ(*σ>∀<)σ

懐かしいねぇ 大鶴ぎんたん ヘッタクソなのに出てたよねw
そんなことより ライバル役に 森雪之丞 が出演してる方が
私的には ニュースでしたが

バイクは良いとして 免許持ってないとか なんやねんww
教習所シーンは完全に端折り ナンバープレート交付シーンから
スマホもそうだけど免許取得も結構かかるはず
リアルな描写の割には
マネー関係は かなりアバウト描写で済ますのかな?

デフォルメしつつも バイク関係はリアルだった
BACK-ON とは違うベクトルで 進むのかな?

既に終了しましたが 気が乗らず放置してました

4話迄は 導入としては良く

5話から 急に展開が変わった気がします
小熊の 友人 礼子にスポットライトが
当たったのは別に良いですが

郵便局の 払い下げのレアな カブ とても大切にしながら
富士山をバイクで駆け登りたい!との
意味不明な 欲求に振り回され 山道で
カブを転がす 倒す ぶっ壊す !!(゜ロ゜ノ)ノ
なに? モトクロスアニメに鞍替え??
と個人的に 感じました

終いにはレースに出る! とか言い出すの? と いぶかしんだが
杞憂で良かったです てか いぶかしむ すら検索出来ないのに
訳の解らん数字の羅列を 予測変換する 使えない馬鹿検索なんとかして~
以前 紡績も(蚕の糸ですが) 出なくて生糸で 代用したけどホント使えない(´TωT`)
語彙力や 知識が無いと リアルタイムでのチャットは 苦労します

5話は 呪いのカブの つまらない真実も 明かされる
展開でした 内容は見て確認して下さい

6話 下手なりに 小熊 役の独り語り 聴けるレベルになりました
修学旅行当日 体調悪いらしい小熊
体温計を見て嘘でしょ 暫くして 同じ事繰り返し嘘でしょ
この天丼演出が 嘘でしょ・・と感じましたが
どう見れば良いシーンなのか ・・・・😑こんな感想です

唐突ですが 小熊に絡む大人 一人も描かれて無いような
近所の オバチャン 人の良い おじさん だ~れも 登場しませんね

其処まで人間関係希薄なの?(ー_ー;)
台詞無しで クラシックが延々掛かるのは
主演の 不安定な芝居を補助する意味でも良いですね

カブで 修学旅行先に追い付く 小熊 いくら何でも
無理が・・・何がなんでも カブを登場させたい
作者の病的な 拘りに 驚愕しつつ
これは問題作 なんでは・・と感じ始める私でした

7話 作中では半年が経過
礼子のバイクが新型に まだ千キロらしい
相変わらず作画は素晴らしく 前半の落ち葉 等とてもリアルです
上手すぎる新人 下手くそな新人 賛否はあれど
上手い方が見やすい 聴きやすいは 自明の理

秋の夜風が 身に染みるので 防風対策を講じる
小熊と礼子
生徒間の伝達ミスで 文化祭の荷物を 荷運びする 熊
業とらしく 蕎麦屋の出前で お馴染みの出前機登場
何がなんでも カブ関連登場させる 御都合展開で行くのね

しかし リヤカー引く バイク初めて見た ( ̄□ ̄;)!!
無事に文化祭始まり モブ男子の演劇の台詞 
要らねーだろと 感じたのは内緒🙊

8話 カブの冬支度を考える2人
文化祭トラブルの 生徒 恵庭椎が登場し レギュラー化
3人目 やっと登場と思ったら 自転車漕いでて草

椎の実家の 喫茶店登場
今更なんですが 礼子 今は亡き ショーンK氏 みたいに えっまだ活きてる( ;´・ω・`)
礼子は無駄知識披露で 色々ウザく捕捉してくれます
唐突にベラベラ説明するので 便利よりウザイ が勝ちますね
防寒対策で ハンドルカバー 選んだ熊
年寄り臭いと 馬鹿にしてた 捕捉キャラも 結局ハンドルカバー

9話 バイク寒いで引っ張る模様

バイクは不便を楽しむ 乗り物と
名言残した BACK-ONはテンポ良かったと
しみじみ感じつつ 
視聴継続 
寒い寒いと 宣いながら 駐輪場で食事する 阿保2人
椎 がホットドリンク 持ってやって来る
担当声優 日岡 夜道 どっちも道産子みたいですね!知らんけど
日岡は 割りばし程度の 木をボッコ と言い張ってたので
T○S の安住さんみたいな なんちゃって道民疑惑 有りますが
北菓楼 をほっかろうと 嘘ついたし きたかろう ね

はい 一部で騒がれた 2人乗り 道路交通法に抵触するでしょうが
気にならなかったw だけど違反なので真似しないようにとの
テロップ位 入れろやボケ!! とは感じます
良く解らん ウール 羊毛椎の親父に 貰って
服飾の教師? に加工して貰う
専門学校 じゃ無いのに 服飾教師??
雑な展開になって来たなぁ

嫌だけどあれを買う 仕切りに 話す2人
何かと思ったら ウィンドシールド おじいちゃんの
カブに着いてる奴ね どうでもいーわww
アメリカの白バイとか 着いてね?

悪く言ってて結局買う オバチャンに 片足突っ込みだした 2人 

10話 舞台は とうとう冬に 
携帯飯ごうで 米を炊いてる 最中 礼子から電話が
早く来て 嫌だ 雪が積もってる 早朝は出たくないよね
スリップ しそうになりながら 礼子の家へ
礼子から思わぬプレゼントのチェーンが

郵便局員ですが やはり冬に 右折した 配達の兄ちゃん ずばぁぁああー
と快音響かせて 盛大にスッ転んで 何食わぬ顔で バイク乗って行ったの
まだ記憶に残ってます

礼子が貰って来た チェーンを装備して
雪が積もってる山で バイク乗り回す
潰された雪なら ともかく タイヤ スタックするんじゃね 轍は轍で危ないし
雪ならスノーモービルですが 事故多発 で禁止地域 増えましたね

ラスト 椎から 熊に て・たすけ・・と電話が( ;´・ω・`)
メードインアビス だと ヤバい展開ですが

11話 椎が何故か川に墜ちて 救助要請
はい 熊はカブが助けに行く と訳解らん言葉を呟き川に
椎の両親 消防 警察に 連絡するよね?
しかし一人で向かい 即発見 なんだこれ( ̄□ ̄;)!!

気を失ってる相手に 平手打ち
現在は免許取得時に 生存確認 蘇生技術やAEDの使い方 講習するんですが
熊は習って無いの?(ー_ー;)

椎を発見し 礼子にのみ連絡 バイクに無理矢理積み込み
自分のアパートに ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
マッマジか・・・ 本気で創ってんのか?
正直恐怖すら感じる演出なんですが

椎を風呂に入れる それよか 両親に連絡入れろよ
礼子もやって来てコミカルな BGMで風呂に入る
何サービス回? しかしキャラ声優共に サービスする程の魅力無いですからね~
あっ失言🤫

ヤバい 危ない作品に感じてきた
翌日 椎の両親から感謝され なにもしてないw礼子が
無料券貰ってはしゃぎ出す パンも無料と言われ早速使えますか
とたかり出す 完全にオバチャン やん(´゚ω゚`)
熊のオレンジの 防寒ツナギ 宇宙兄弟みたいだね (*´ω`*)

最終回 電波系の展開に困惑しつつ視聴
最後まで 素人臭い台詞でしたが YouTuber なんでこんなもんかな

前半のみですが 夜道の芝居 悪く言ってる人 少なかったんで
世間的には評価されてんのかしら?
新作 女神尞でも 上達してませんが 写真集発表など
数撃ちゃ当たる 話題性頼りで 多方面戦略してますね

黒沢ともよ みたいにステップアップの踏み台と考えてるんでしょうね
そもそも固定ファン 着いてるように見えませんがw
件の ともよさんも なんか下手くそだなぁ と感じてたが
興味無かったのでスルーしてたんですが
今になれば成る程~通りで🤔と感じますね

滋賀県琵琶湖に到着 春を満喫する3人

ラスト 椎 が新古車の カブ購入
てか免許取ったの?(´゚ω゚`)
結構重要なシーン端折る 大胆な演出です
嫌いじゃないけど ラスト団子三兄弟 みたいに3人直立直進でED

最後に テロップで この物語はフィクションです 当然やろw
スーパーカブは 本田監修の元 実在のデザインを再現しています
んで ウンチク礼子の ウザイ説明はどっちなん?
謎が奥歯に引っ掛かり スッキリしない終わりでした

投稿 : 2021/08/05
閲覧 : 310
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23

ネタバレ

たにぐー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なぜならカブはキュキュキュッ救世主だから

三話まで観ました。
なんか映画っぽい感じ。
可もなく不可もなく。
主人公のカブの設定いる?
普通に原付で旅するだけでいいと思う。

四話観ました。
小熊ちゃんのどや顔が可愛すぎ祭りでした。

九話まで観ました。
意外と展開が早い気がする。
修学旅行と文化祭も終わって季節は冬に。
小熊ちゃんのカブ愛もどんどん深まっていってますね。
友達もまた増えてこの子もカブに乗るのかな?
小熊ちゃんのカブの設定は結局都市伝説みたいなやつだったってこと?
これから冬になって危険が多くなりそうなのでその設定が生かされないことを祈るばかりです。

全話視聴感想。
主人公はカブだった。
死神から救世主になったカブさんに泣けた。
最後まで安定して楽しめた作品。
モヤモヤがあるとすれば、椎のお父さん。
小熊ちゃんに娘を助けてもらったのは良いけどなんで一番に電話かけてくれなかったんだって落ち込んでそう。ちょっと複雑。

最後にほんとにどうでも良い話。
{netabare}タイトルはアクエリオンALL STARSのロゴスSTの大当たりの時のやつですwマジで一番好き。知ってる人は知っている。知らない人は検索検索ぅw {/netabare}

投稿 : 2021/07/31
閲覧 : 302
サンキュー:

21

ネタバレ

yut さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

うーん。題材は面白そうなんだけどイマイチ主人公の性格に馴染めずじまい。やや常識はずれな行動も多く疑問が残った。惜しい。しいちゃんはかわいい(でも家か救急に電話しろよ)。

投稿 : 2021/07/21
閲覧 : 158
サンキュー:

4

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ヒーローショー 主演:スーパーカブ

うーんキャラが掴めない
特にカブ描写は拘っていて音やらマシンは良かった

よく「これは日常系じゃない」みたいなことを書かれているが、じゃあ何なんだろ

群青劇 ヒューマン系にしてはキャラ描写をすっ飛ばしすぎだし、何か成すこともなければ、淡々と日が過ぎていく中でカブに乗ってちょっとずつ変わっていく日常が描かれてるかと思ったら、急に山登ってみたり、修学旅行に乱入したり、カブをスノーバイクにしたり、ヒーローショーしたりと、カブを描きたいのか日常系を描きたいのか終始迷子だった
序盤はカブ描写ばかりで、描きたいもの描いた視聴者厳選アニメかと思ったら、雰囲気楽しむアニメだった序盤の空気を壊す「語り」や「説明」、中盤の展開から、カブと日常のバランスの悪さが顕著に出始めていた

キャラに関しても
主人公が急に喋り出したり謎に詩的な語りを入れたりと、物語から作者がどんなことを描きたいのかがよく分からん
主人公は最後までよく分からなかった。倫理観が相容れないとだけ
セリフも、作者が書いた表現を制作側が直すこともなくそのまんま使ってんじゃね?って思うくらい違和感のある表現や言い回しが多い

あと、本当に2人乗りだったりにマジになってる人が本当にいるということに驚いた。てっきり神話かと

商業誌で趣味作品を展開するのって難しいんだなぁと改めて思った

投稿 : 2021/07/10
閲覧 : 210
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14

ネタバレ

暴走インコ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アニメと現実との境目が難しい

※子熊→小熊のみ誤字修正。2021/07/08
主人公の小熊は坂道がある学校まで自転車通学で原付で通学する生徒を見てバイク屋を覗くも値段が高く諦めようとした時、お店のお爺さんが…
{netabare}お爺さん『中古ならとスーパーカブ1万』
小熊『なんで1万円なんですか?』
お爺さん『…人を死なせてる…3人。』
小熊『構いません、買います!』
免許を取得してお店に受け取りに行き、キャンペーン中で貰えるヘルメットとグローブに『これは何人殺してるんですか?』って全て曰く付きだと安くても怖くて{/netabare}購入に躊躇してしまいます。

話が進むと曰く付きの原因判明
{netabare}1人目は酒の飲み過ぎで死んで、2人目が夜逃げ、3人目か免停で手放しただけで亡くなったのは1人だけですが{/netabare} 不幸が続いたのは確かですね。

6話 修学旅行の{netabare}朝に高熱が出て欠席するが熱は下がり道中寄り道しながらホテルまでカブで向かい、修学旅行に合流し旅行中は乗らない事と先生に言われてましたが自由時間に2人乗りで出掛けてしまいました。{/netabare}

ネット記事になっていたのは6話だった!
{netabare}タイトルな内容に『アニメ・スーパーカブ・原付・2人乗り・違反』の文字が書かれてました。
法に触れる映像化問題なら、数え切れない程の作品ある!
今回、主人公がのんびりとした真面目そうな女子高生だったから、まさかこんな子達がそんな事するなんてと言う感じで{/netabare}注目されてしまったのかなっと!?

私は10話と11話の行動の方が違和感を感じてしまいました。

序盤はカブに出逢って小熊のゆっくりなペースで周りの皆んなと溶け込んで行く成長物語かと思ってたけど中盤から期待してたイメージとは違って危なっかしくて、子供を見守る親の気持ちになっていました。

実在する日本風景や現実味ある生活などが描かれていた為、現実へと連れ戻された様な感覚でアニメと現実との境目がゴッチャになって視聴してしまいました。

カブの魅力は伝わりました。
安全運転でお願いします。

(๑•̀ㅂ•́)و✧車移動が多いので乗る時は常に安全運転を心掛けてます。
初投稿2021.07.02 14:24
※個人メモ、閲覧、有難うございました⁽⁽ଘ(。•ө•。)ଓ⁾⁾

投稿 : 2021/07/08
閲覧 : 205
サンキュー:

16

ネタバレ

へも さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

丁寧さがアダになった感じ・・・

1話を見たときの”良アニメに当たった!”感はすごかったです。
言葉による説明ではなく風景の切り替えで情報を伝えてくるスタイル、
ぴんと張りつめた雰囲気に合うピアノBGM、環境音、
感情の高ぶりを画面彩度をあげて表現する手法、
キャラたちのとつとつとした喋りも好印象でした。

しかし見ているにつれて段々と「何か思ってたんと違う??」と感じだしました。
カブを大事に扱っていたはずの礼子の雑な富士山チャレンジしかり、
雪道でアクロバチック走行をやらかしたり・・・

まあそうは言っても年端の行かないJKですからね、ハメを外すときがあっても全然いいのです!
でも、作品のトーンがギャグテイストやオーバーアクションではなく、なまじリアルに丁寧に作られていたので、小熊や礼子が「やらかした」ときの違和感が大きかったんだと思います。

なんとなく大人しいイイ子ちゃんに見えてたのはマイナスだったのでは・・・
例えば2話冒頭で、小熊が「わたし!バイクで学校来たの!!」と教室内で叫ぶシーンがありましたが、実際には小熊の妄想でした。あれを本当にやっちゃうような子だと(うわーヤベー奴だ、何やらかすか分からん!)と印象づけられてその方が良かったんじゃないかと思いました。礼子は最初からそれっぽいキャラでしたけどww

結局は物語評価やキャラ評価も最初の高さがだんだんと低くなっていっての、上記の平均的数値に落ち着いた感じです。
しーちゃん救出回は皆さんのお考えとほぼ同じです。流石に110番119番まわすべきやろ!!
僕が監督なら、しーちゃん救出回はオミットして西日本周回を2話まるまるやりたいところです。正直、山梨から鹿児島までカブ下道強行するなら5日は欲しいぐらいでは? 自分は長崎から名古屋・富山までマイカーで2日掛けて帰省しますけど(もちろん高速道路利用)、四輪でも疲れてウンザリしますよ;;

あと、ラストで椎ちゃんもカブ買って「イタリアンバール計画も進めて~」って言われてたけど、イタリアンならそこはVespaやろがい!!って画面に向かってツッコミましたww

文句つけてるばっかりですがw 音楽はOPもEDもすごく好きでした。OP曲は奥田民生っぽいゆったり感が良かったですね!!

ちなみに私も若かりし頃にHONDAの原付バイクに乗っておりました。スーパーカブ、ではなくスーパーDioでしたがw 大学時代はSUPER FOURに乗ってたし、何げにHONDA党でしたね。(しかし四輪はHONDA買ったことない・・・)

投稿 : 2021/07/06
閲覧 : 309
サンキュー:

27

ネタバレ

GAMMA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 2.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

2輪狂は こうして生まれる

【視聴の動機】
癒し枠だと期待して視聴開始

【概要】
主人公の小熊がスーパーカブを衝動買いする。
スーパーカブを通じて様々な出来事、いろんな人と出会う。

【雑感】
サウンドエフェクトに力が入っている。
セミの声や学校内の雑踏を聞いていると
山梨のむせかえるような夏感が良く伝わってくる。

“未知との遭遇”を楽しむ作品だと思う。
例えば『E.T』、『ハリーポッターと賢者の石』に近い。
少年と宇宙人、少年と魔法の世界、
そして本作は少女とスーパーカブの出会いが
前向きに描かれている。

小熊の行動力ヤバすぎ問題。
修学旅行に合流するため、北杜市から鎌倉まで走破。
桜を見るためだけに九州最南端の佐多岬まで走破。
↑二人乗りなので全行程下道(高速乗れない)

椎ちゃん水没事件は他の人もツッコミ入れてるだろうから割愛。

【オススメする視聴者層】
SF好きの男性

【今後について】
配信してたら見る。

投稿 : 2021/07/06
閲覧 : 201
サンキュー:

21

ネタバレ

haiga さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

スーパーカブは原点にして頂点 追記・全話視聴済

カブのエンジンを弄りまくって2台壊した事がある私が通りますよ~~


今観てます~~これはスーパーカブブームきますね!めっちゃ映像綺麗ですね

主人公の小熊ちゃんとカブの出会いから、初バイクのあるあるネタがとても可愛らしいですね、洗車してニヤニヤしちゃう気持ち分かります!
そうそうカブって燃費良いからガソリン入れるの忘れてよくガス欠しちゃうんですよ。あと予備タンクのコックを戻し忘れててガス欠と思って焦ったりw

スーパーカブって世界累計1億台以上売れてる世界一売れてるバイクなんですが、私も通勤用に乗っていた時期がありましてとても思い入れがあるバイクです。

今はあまり見かけませんが蕎麦屋の出前だったり、新聞配達や郵便配達とかとても生活に根付いたお仕事バイクってイメージですよね。

でも実はとてもオシャレなバイクでもあるんですよ!シンプルで飽きのこないデザインですし、世界で売れてるからパーツも豊富。殆どDIY感覚で自分で取り替え出来るので弄るのがトップクラスに楽しめるバイクだと思います。私もベトナムのパーツショップからネットで買っていました。

のんびりトコトコ走るならとても良いバイクだと思います。まあめちゃくちゃ遅いんですけどね(^^;)
私の場合遅いのに我慢出来なくて色々弄っちゃって結局壊してしまいましたが、横置き単気筒OHCエンジンはとてもシンプルですし、エンジンの仕組みや構造を学ぶにはとても良い入門バイクだと思います。
私も独身だったらまたカブ買って弄りたいですもん。

まだ1話しか観てないんですが1万って超破格値だと思ったら3人死んでるって不穏過ぎるだろ…って思いましたし100キロでオイル交換ってぼったくりすぎやろ、新車慣らしでもないんだからとか色々思いましたが、ヘルメットとグローブオマケってめちゃくちゃお得ですもんね。
あと早くチェーンは買ったが良いですよ。集合住宅の駐輪場とかスグ盗まれちゃうから、デカいワイヤーの奴がおすすめ

なんの生きがいも無かった小熊ちゃんがスーパーカブのおかげでどんな出会いが待ってるのか楽しみに見守りたいと思います。

※ここから追記1

カブで2ケツがプチ炎上になってましたねw
お笑い芸人が現実とアニメを混同するなとか的外れな擁護をしてましたが、自分的にはキャラ的に自然な行動ならば全然問題なしだと思いました。

そもそも礼子ちゃんと小熊ちゃんならあの流れだったらやっちゃうでしょ。礼子ちゃんなんてカブの事で頭いっぱいですし目的(カブ)の為なら手段は選ばなさそうな娘ですもんね。


そんな事より富士山登山の時にファンネルをパワーフィルターに変えてあったりマニアックな描写がとても丁寧で毎回楽しく観ています。

ハンドルカバーにシールドにどんどん小熊ちゃんのカブがビジネスバイクになって行って笑ってしまいますね。ハンドルカバーは冬期は無敵だもんなあ私も欲しかった

ただ礼子ちゃんはあっさりハンターカブ買ってましたけどその豊潤な資金はどこから出て来てるんですかね( ˊᵕˋ ;)その前のMDもオイルクーラーやらマフラーやらめちゃくちゃ弄ってあったから、お嬢さまなのかな?

※全話視聴後感想

全体的には普通に良かったと思います。ただ思っていた物とは少し違いましたね。
もう少しさっぱりと爽やかにまとめてくれたが私は好みでした。
例えるなら放課後堤防部やゆるキャンみたいな感じで特に山谷無しな感じで終わっても良かったかなと。
11話のしーちゃん転倒エピソードは個人的には余計でした。

小熊ちゃんが短期間でカブマスターになっていたのも違和感しかありませんでしたし、何故か達観した頼りになる大人みたいにキャラチェンジしてたのがちょっと微妙でしたね。
あと後半のスーパーカブ持ち上げ描写も過剰過ぎて胃もたれ気味でした。

まとめると前半いい感じに離陸しましたが後半がスーパーカブ神格化描写と小熊ちゃんキャラチェンジのせいで何が狙いだったのかよく分からないアニメになってしまったように感じました。
キャラも作画も音楽も良かったのですが惜しかったですね

投稿 : 2021/07/06
閲覧 : 316
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43

ネタバレ

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1〜3話だけなら最高の趣味アニメ

バイクはバイクでも、ホンダ・スーパーカブ特化のマニアックな趣味アニメ。
本作も"ゆるキャン"、"神様になった日"などに続いて山梨県が舞台になっており、アニメ業界に地元・山梨旋風が到来していることに喜びが隠せない。
とは言え、あくまで日常系なので視聴前の期待度は然程ではなかったが、第1話のクオリティがあまりに高くて驚く。
序盤だけなら本気で年間ベストレベルのアニメになるかと感じた。
最終的には期待した方向とは違う内容となってしまったものの、それでも十分に楽しめた見応えのある作品となった。

まずは良かった前半の感想から。
主人公は趣味もない友達もいない家族もいない(!?)悲壮感あふれる少女。
趣味&友達無しはよくある設定としても、親も居ない市営団地に1人で住んでる女子高生という突飛な設定は、眼を見張るものがあった。
そんな薄幸少女が、ひょんなことからスーパーカブに手に入れることで初めて人生に楽しみを覚える展開に哀愁が漂う。
貧乏から4,000円のヘルメットカバーも買えず、代わりにホームセンターで安物の防塵ゴーグルを買って満足げな表情を浮かべる主人公がなんだか涙を誘った。

次に雲行きが怪しくなってきた中盤について。
主人公小熊の「カブとともにある日常」に魅力を感じていた自分に衝撃をもたらしたのは、やはり第5話の富士山登頂回である。
普通のカブで危険な登山道を走破しようとする常軌を逸した回。一歩間違はなくても重大事故必至。
友人の礼子が破天荒な性格であることは承知していたが、まさかあそこまでハチャメチャな話になるとは予想出来ず。
それまでリアルな日常を描いてきたのに突然あまりに非現実的な展開になったことに困惑の色を隠せない。
続く第6話の小熊が修学旅行先までカブで追っかけてくるお話は面白かったものの、ラストシーンの「2ケツ交通違反」が物議を醸した。
第10話では、雪の山中をノーヘルで突っ走り、わざと滑って転ぶ危険極まる遊びを行うという、もはや2ケツ如きでどうこういってる場合じゃない狂気的な行動を取り始め、完全なファンタジー路線へと突き進む。
1〜3話までの優しい日常は一体どこに行ってしまったのか…

主人公の小熊はキャラデザや孤独な設定から勝手に、恥ずかしがり屋の優しい少女という認識でいたが、実はかなりふてぶてしい性格であることが徐々に発覚。
せっかく話しかけてくれたクラスでも人気者であろう椎ちゃんに対しても、やたら上から目線で辛辣な物言い。
「イキりカブ子」と命名することにした。
カブを眺めて「にへ〜」って笑う序盤のカブ子好きだったのに、どうしてこうなった。
しかし仮に他日常作のヒロインのような良い子だったとしたら、友達がいたことがない設定は少し不自然だったので、性格に難のあるキャラにしたのはリアリティがあったかもしれない。

スーパーカブを題材にしてるだけあって音響効果は凄く良かった。
バイクのブロガチャ音、ウィンカーの音、アパートの蛇口の音、虫の声や鳥の囀りまで拘りが感じられた。
BGMはここぞというときのみピアノの旋律が流れるも基本的には無音。
静寂によって上述した拘りの音が際立ち、劇場作品の様な雰囲気が醸し出せててグッド。
作画は第1話を筆頭に序盤は最高評価を与えられる出来で、途中でややクオリティの低下が見られたが最終的には持ち直した。
背景の書き込みが特に素晴らしく、甲府盆地の情景が極めて繊細に描かれていたし、主人公の心情とともに背景色がパッと明るく変わる作画演出に感動した。

以上、視聴前の期待の割りには序盤のストーリー、出来の良さに感心して一時今期の目玉になったものの、中盤から変な方に向かってツッコミどころ満載になった作品であった。
個人的には1〜3話の雰囲気がベストだったが、一方で「カブとともにある日常」だけの内容で1クールを貫くのは飽きが来る可能性も否めず、ツッコミどころのある「ブラックな要素」を絡ませたのはあながち間違っていなかったのではという思いもある。
美術面&演出面の評価は高く、アニメーションならではの強みも最大限に引き出せた。
決して「文句の付け所がない作品」とは言えなかったかもしれないが、そういう文句&ツッコミどころ含め、色々な意味で楽しませてくれた満足感のある一作。

投稿 : 2021/07/06
閲覧 : 202
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12

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ちょっと 思ってたのと違った

ちょっと 思ってたのと違った もう少し 『ばくおん!!』 見たいのを 期待してたけど・・ どっちかと いうと ゆるキャン△よりかなぁ
すごく 時間の流れが 遅く感じた・・

投稿 : 2021/07/05
閲覧 : 146
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4

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kj さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

それはひょっとしてギャグで言ってるのか!?

2021年4月クールで観てたのはこれだけなんだが、一応最後まで観たけど、全く入り込めず。
※自分はカブ乗りではないけどバイク好きで、関東からテント泊ツーリングで北海道や九州行ったり、SSやモトクロッサーでクローズドコース走ってたことあったり。

礼子の富士山登るところ、モトクロス用ブーツやプロテクター無しで何度もあんな転び方してたら骨折や酷い捻挫するだろう。

小熊というキャラが決定的にダメだと思ったのは椎を前カゴに積んだ後、メットを自分でかぶったところ。人としてどうなんだ。前カゴに乗せられて何かあってもなすすべの無い椎にメットは被らせてやるべきだろ、運転してる小熊自身は対応取りやすいんだから。
その前の、椎が沢の中に寝転んだまま、にも関わらず電話は掛けられるところからしておかしいんだが。その後最低限のサポートで沢の斜面登れてるし。

など、突っ込みどころしかなくて、笑わせに来てるのかとしか思えなかった。

小熊がバイク乗りの独りよがりさ身勝手さを体現してるのだろうか。それならそれでそういう物語にすればいいのだが。小熊と礼子だけならそんな形になったかもしれない。けど椎も出して、ゆるキャンみたいな女子たちのキャッキャウフフや物語としての盛り上がり(冬がどうだの春がどうだの)を描こうとしたところが敗因、かね。

投稿 : 2021/07/04
閲覧 : 174
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15

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P さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

2人乗りに賛否両論あったそうですが…

実際見てみると、気にならなかったです。
納得出来る描写として表現してくれた、作り手の力なのでしょう。
それを指摘するの自体は悪くないと思いますが、あまり騒ぎ立てたり、反応し過ぎたりする程でもないのかなと。
どちらかと言うと友達が自転車で転落し、救出した件の方が色々突っ込みたかったです。
真っ先に親に連絡しなくて良いのか、あれで怪我してないってのは流石に無理があるんじゃ、などなど。
電話が出来て、手を借りれれば上がれる環境で、助けが来るまで冬の山梨の川の中で横になっているって、うーん…
まぁ他にもご都合的な所はいくつかありましたが、書いたらキリが無いんでやめておきます。
バイクについて人から教わるのではなく、説明書を読んで自分で対処していく姿は、応援したくなりました。
自立しており、口数が少ない事から感情移入しやすかったです。
家族のいない一人暮らしの女子高生という事で、生活感がリアルでした。
アニメだと、普通の一軒家でさえ大きく、一人部屋も広い、といった現実離れしている点が目立つんですよね。
そういう意味では、本作はとても好感が持てました。
こんなご時世だからか、バイク旅行を見ているだけで疑似旅行感に浸れました。
個人的に、昼食の電子レンジ待ちで混んでいると面倒になり、温めず食べ始めるシーンがお気に入りです。
そういう細かいネタも共感出来る良い作品でした。

投稿 : 2021/07/04
閲覧 : 186
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14

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

[全12話視ました]スーパーカブが主人公。

視聴前情報は特に集めていません。原作は知りません。
下はスーパーカブに偏見のある一視聴者の戯言です。


[全12話視ました]スーパーカブが主人公。
意図的な棒読口調で感情の起伏の乏しさを表現する小熊と、頭の中にスーパーカブしか入ってない礼子に、この二人に憧れる恵庭椎が主要登場人物です。なお、スーパーカブが、いわゆる3ナイ運動の対象から外れた訳は、ダサくて人気がなかったからw、と言われていたように記憶しています。確かにワタシには、働く乗り物のイメージしかありませんwし、ストップ&ゴーに便利なためか、ローターリー式の変速機は操作に違和感があってワタシ的にキライです。そんな実用一辺倒のバイクを手にしてから小熊の生活はモノトーンから色づいたものへと変化していきます。トモダチもできました。そればかりか自分が憧れられる存在になっていました。
 まあそれでも結局、乗っている人よりも、スーパーカブばかり眺めてしまいますw。単気筒エンジンのトコトコ感が生き物のように見えてきます。喋ることも、自ら動くことも、考えることさえできないのにです。なので人間のキャラはワタシにはサブキャラに感じて、どんどん視野外に押しやられて行きました。他の人に推すかと言われたら、バイクでツーリングする人の気持ちがわかるなら興味が湧くかも、って言っときます。

[第一話め視ました]モノローグが孤独感と空虚を強調する。
主人公の女子高生の小熊は、激安中古のスーパーカブを手に入れます。ここから、彼女の世界が広がる期待感があります。次回は新キャラの紹介回のようです。

投稿 : 2021/07/04
閲覧 : 183
サンキュー:

24

ネタバレ

安売り玉ネギ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

今後も期待してます!!

(気に入った点)
OPのアニメがとにかく素晴らしい。カブのエンジンフィーリングに
併せたドラムのリズム、ゆっくりと流れる鮮やかな景色。歌と映像の
繋がりが心地よく、本当にカブに乗り、風を受けて走っている気持ち
になってくる。歌詞の「ギアを上げて顔を上げて」の所が最高に好きです。

これまでにも類を見ない、バイクの世界とは無縁であったクラッシック
音楽との融合。アクセル、ブレーキ、ギアチェンジ、一連の動作が
ピアノの鍵盤のように滑らかに動く。まるでカブが音を奏でているかのよう
な錯覚さえ覚える。何度見ても飽きません。

そして静寂な空気の中、淡々と進行していく日常のストーリー、余計な
説明口調を省き、控えめにポツリ、ポツリと会話が進む。落ち着いて見
れます。バイク屋のオジサンが特に好きです。

小熊の質素な生活描写。お金が無いなら無いで、知恵を絞ってやりくり
していく生活の工夫。時代劇の”たそがれ清兵衛”のような清貧とも言う
べき日本人の美意識を感じます。欲望のままに物を増やしている現代人
は是非見習うべきかも。

小さな喜びに微笑む小熊の笑顔。愛おしそうにカブを撫でる小熊の笑顔。
もうこれがタマラナイんですよ。


(気になった点)
色々と物議があった3本柱。二人乗り、富士山、レスキュー活動、
二人乗りに関しては、そもそも交通法規が理不尽な作りになっている
し、何故一年経過しないと二人乗りが駄目なのか、合理的な根拠が
示されて無いので、良いとは言い切れないけれども、悪いとも思えない。
大切なのはライダーの経験値であって年月では無いからである。
例えば街中を走る車が全部、制限速度を守っているだろうか? この
問題を指摘する人は是非ともネズミ捕りのオマワリさんになって頂きたい。

富士山については、やはり山岳信仰の場でもあるし、おそらく登山経験も
ロクにない礼子がそこをバイクで駆け上るという話は正直言ってクエ
スチョンでした。自分がどれほどの人間か試したいのであれば、レース
に出るとか、他にも色々なアプローチがあったと思うのですが。富士山
でなければならない理由があまりにも飛躍していて共感出来ません。

とはいえ、当の御本人も後から馬鹿な事をしたと自戒しているから、特に
若い頃は体力や瞬発力があっても知能がそれを支配できてないんですよね。
誰にでも(あの時、なんであんな馬鹿な事をしたんだろう?)と思い返す時
ってあると思います。失敗をして人にも迷惑をかけながら、時には取り返しの
つかない事をしでかしながら(礼子の場合、大事なカブを廃車にした)、人は大人になっていくのだろうと思います。(青春とは間違える事だ!!)と何かの本に書いてて成程と思いました。


椎ちゃんを救出するレスキュー活動についてですが、確かに災害時や緊急事態であれば原付に人を乗せるのは合法らしいんですよね。ただこの場合は小熊や椎ちゃんの動きに矛盾点が違和感が多く、多くの方が言うようにお話の整合性がとれていないと思います。万が一、前カゴに椎ちゃんを乗せたカブがバランスを失い、また川に落ちるなんて二次災害は想定しなかったのか? 学園祭の時に「何か事を起こすには保険が必要」といっていた事と矛盾していると思います。

ただ小熊のこれまでの経験を考えると、母親に放棄されたという事が人格にかなりの影響を及ぼしている筈なので、大人に対する不信感は当然あるでしょう。その為、自分たちだけで解決するという手段を選んだのかも知れないと思いました。この回はどうしても小熊の行動やセリフに違和感を感じてしまい、あまり気持ちよく見れませんでした。確かに椎ちゃんの気持ちを汲んだり判断に思い悩むシーンもありましたが、それらが効果的に働いていません。

色々と書きましたが、総括して言えば、カブの魅力を描く事には成功したものの、キャラクターの性格づけや人間模様は詰めの甘さが目立ってしまい、折角、稀有な素晴らしい素材を持った作品なのに勿体無い評価になったと感じています。

比較対象になるかどうかは分かりませんが、類似した作品で2012年にOVAで発表された佐藤順一監督の”わんおふ”という作品があります。田舎に住んでいる為に通学で原付バイクを利用している点や、思春期ならではの抑圧から逃れたい想い、最初の一歩をどう踏み出すか悩むところなど、多少の共通点が見られます。興味が沸かれた方はこちらの作品も見られて比較してみるのも面白いかも知れません。個々のストーリーやバイクの設定はスーパーカブの方が優れていますが、全体的な纏まり感や人間模様についてはこちらの方が優れていると感じます。もし良かったら。

最後まで読了下さった方、駄文におつきあい下さり有難うございました。

m(__)m


https://www.youtube.com/watch?v=yhOgwFCWmMg&t=4s

https://www.youtube.com/watch?v=39mAPDNFc1o

投稿 : 2021/07/04
閲覧 : 80
サンキュー:

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スーパーカブのストーリー・あらすじ

山梨の高校に通う女の子、小熊。両親も友達も趣味もない、何もない日々を送る彼女は、ある日中古のスーパーカブを手に入れる。初めてのバイク通学。ガス欠。寄り道。それだけのことが新鮮で、ちょっと冒険した気分。仄かな変化に満足する小熊に、バイクは人とのつながりも生み出していく。小熊と同じ、バイク乗りの少女・礼子や、バイクに乗って変わっていく小熊に憧れる少女・椎。小熊の世界は少しずつ、広がっていく。友達と一緒の昼ご飯。当てもなく寄り道する放課後。バイクでしかできないアルバイト。そして、これからもバイクと生きていくために少女が選ぶ進路。(TVアニメ動画『スーパーカブ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年春アニメ
制作会社
スタジオKAI
公式サイト
supercub-anime.com/
主題歌
《OP》熊田茜音『まほうのかぜ』《ED》夜道雪・七瀬彩夏・日岡なつみ『春への伝言』

声優・キャラクター

夜道雪、七瀬彩夏、日岡なつみ

スタッフ

原作:トネ・コーケン/イラスト:博(角川スニーカー文庫 刊)
監督:藤井俊郎、シリーズ構成・脚本:根元歳三、キャラクターデザイン:今西亨、色彩設計:大西峰代、美術監督:須江信人、美術設定:多田周平、ボード制作:横山淳史、背景:草薙/3DCG制作:スタジオKAI、3DCG制作協力:TypeZERO、2Dデザイン・特効効果:チップチューン、撮影監督:浅川茂輝、撮影:Raretrick、編集:齋藤朱里、音楽:石川智久/ZAQ、音楽制作:バンダイナムコアーツ、協力・監修:本田技研工業株式会社

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