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「結城友奈は勇者である 大満開の章 (TVアニメ動画)」

総合得点
72.0
感想・評価
164
棚に入れた
542
ランキング
1208
★★★★☆ 3.7 (164)
物語
3.5
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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結城友奈は勇者である 大満開の章 の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ひとひと さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

神アニメ。若葉ちゃんの漢気に惚れた。

 内容としては、二期のダイジェスト少し+サイドストーリーという感じ。二期の放送から大分たっていたため、内容をかなり忘れている状態の視聴だったが、ダイジェストがあったため問題なく見れた。
 「郡千景は紛れもなく勇者だった!」このシーンは個人的に深く刺さり号泣した( ;∀;)。乃木若葉ちゃんかっこよすぎます!郡ちゃんも勇者として名を残されて少しは救われたのでは。

投稿 : 2023/08/19
閲覧 : 68
サンキュー:

1

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1.2期を観てから観るように。

3期ですが、1.2期にサイドストーリーをつけた総集編のような感じです。相変わらず酷な使命を背負わされた少女達。それでも仲間を信じる友情。どんなにつらく悲しくても決して諦めない。音楽や声優さん達の表現が素晴らしくて良かったです。

投稿 : 2022/07/20
閲覧 : 197
サンキュー:

0

pop22 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

続きかと思ったら外伝+補足だった

前作を全て見ておかないと意味不明なので注意。
キャラが増えすぎて逆に薄くなった×

それは些細な問題。
大問題なのは4年後のワッシーのおっぱ〇がさらに成長したかどうかが服装から判断できなかった点。
これは天の神もお怒りになるわ。

投稿 : 2022/05/22
閲覧 : 276
サンキュー:

1

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「車輪の下敷きにならないように」

原作小説で今回アニメ化された部分では『乃木若葉は勇者である』の一部を連載雑誌で見たくらい。

【物語 3.5点】
原案等でシリーズに関わって来たタカヒロ氏もまた2010年代に相次いだ
18禁含むテキスト型アドベンチャーゲームからのアニメ業界進出例。

『ゆゆゆ』でも適宜、前日譚や歴史を豊富なテキスト量でじっくりと紐解き、
設定の深さを伝える。
クライマックスに向けさらに事の発端となった時代にまで遡り、
過去と未来をつなぐ因果を提示していく。
【防人編】(現在)、【西暦勇者編】(過去)、総括(未来)の3部構成にて、
如何にも美少女ゲーム色の強いスケール感の出し方でシリーズを集大成。

結局、少女が身を削って戦って得たのは衰退までの時間稼ぎ程度という「大赦」の通常運転。
「神樹」様が少女に気まぐれに{netabare}神婚{/netabare}を求める(このロリコン神めw)
というパターンの繰り返し?との既視感もありました。
が、勇者たちの歴史を振り返り、
何故、大赦は勇者活動について秘密主義に至ったのか?など根本的な疑問に解答した。
その上で改めて「勇者部」が頑張る意義を再提示した。
スッキリ感は3期が一番でした。

まさか3期から初見する方もいないとは思いますが……。
第1話は、勇者部のこれまでの苦闘とノリを共有していれば、
彼女たちの日常はこれでいいんだと納得できます。
が、知らない方が観ると放送事故級の日常カオス回が直撃するので、
ここからいきなり飛び込むのは厳に慎みましょうw

【作画 3.5点】
アニメーション制作・Studio五組

萌えキャラが可愛らしい白目でリアクションするゆる~いコミカルシーンと、
CGの助力も得て表現したバーテックスの数の暴力などの絶望。
日常と戦闘の激しい落差という個性を貫き通す。

目を引いたのは【西暦勇者編】の精霊の力を宿す作画。
この種のパワーアップ機構のプロトタイプは大体、安全性に問題点が多くエグいが、
それが悪名高き「満開」システムの元ともなれば目を覆わんばかりの惨状。
胸に表示されるカウントダウンを見て、
『ゆゆゆ』は魔法少女ではなく特撮変身ヒーローの系譜だと再認識。

魔法少女ではない……と言えば、本シリーズの「樹海化」設定の背景美術。
元々、一面深緑の鬱蒼とした文字通りの樹海でデザインしていたが、
四国にロケハンに行ったスタッフが、
田舎じゃ森は当たり前すぎると実感し、某・魔女結界の如きカラフルな“樹海”に変更したとのこと。
私は初期設定の緑の樹海で見たかったという願望が未だに捨てきれません。
ラストの{netabare}緑で覆われた廃墟{/netabare}を見て、こっちの方が個性出たはずだと、ますます思います。

【キャラ 4.0点】
【防人編】主役の楠芽吹。レビュータイトルは彼女の座右の銘。
歯車の意地……胸に響きます。

【西暦勇者編】主役の乃木若葉。あの会見……グッと来ました。
このエピソードでは結城じゃない方の友奈も登場し、
神による友奈への執着の由来が示唆され、
同時に全ての勇者たちが積み重ねた想いが友奈に集約される流れを作る。

【声優 4.5点】
【防人編】で印象的だったのが加賀城雀役の種崎 敦美さん。
「ぎゃあああ!死んじゃうーー!!」などバーテックスを前に勇者のCVにあるまじき狼狽、大絶叫w
でも、これが化け物に対する中学生女子のごく自然な反応であり、ある意味安心しますw

【西暦勇者編】では郡 千景役の鈴木 愛奈さん。
戦いや勇者システムの副作用だけでなく、{netabare}勇者をバッシングするネット世論{/netabare}からも精神を蝕まれる。
{netabare}眩しすぎる若葉への嫉妬、友奈への重たすぎる百合。{/netabare}
病んだ心情をぶちまけた、迫真の演技に圧倒されました。
ただ、誠に申し訳ありませんが、{netabare}劣等感を爆発させ部屋で暴れる千景を見ていて、
不謹慎にも私はパチンコで駄賃をすって破れかぶれになっている邪神ちゃんを思い出してしまいましたw{/netabare}

友奈“二役”を担った照井 春佳さん。勇者パンチにも二人分以上の気持ちがこもっていました。
8話の{netabare}友奈が友奈に苦しい胸の内を明かす{/netabare}シーンお見事でした。

【音楽 4.0点】
劇伴はシリーズ通じて制作集団・MONACAの面々で完走。
音響がボケるシーンに戦闘曲を宛がう独特の采配もありましたがw
定番の和風女声コーラスなどで概ね無難に締めくくる。

主題歌は讃州中学勇者部。
OPは「アシタノハナタチ」
エピソードを経る度に、勇者たちの歴史と悲願を噛みしめることができるスルメ曲。
ただ……OPアニメが勇者部の少女たちのフルヌードなので目のやり場に困りますw

EDは「地平線の向こうへ」
アコースティックギターの優しい調べがお馴染みのアレンジ。
ラストの{netabare}樹が路上コンサートで歌い始める{/netabare}演出も感慨深かったです。


【感想】
メインストーリーはこれで一区切り。
ただメディアミックスは継続しており、アプリ等で勇者たちのエピソードは制作中。
私はタカヒロ氏ら本シリーズの文体はやはりリズムが合わないのでw
良いシナリオは映像化して頂けるとありがたいです。
後日談として、{netabare}友奈&美森で少女終末紀行{/netabare}とかやっても良いんですよ♪

投稿 : 2022/05/16
閲覧 : 744
サンキュー:

18

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

繋ぎ紡がれた物

この作品は凄く人気作品で私もかなり大好きなアニメです。
彼女達の住む香川県の観音寺と言う場所は凄くこの作品を応援してる街で、私も何度か足を運ぶほどです。

さて、3期では1期と2期のエピソードの未公開エピソードが3期の大まかなエピソードとなります。
この作品の面白い点としては3期を見て1期と2期を見るとしっかり作品の辻褄を合わせており1期や2期でのあの時のやり取りは、あの時のセリフの意味は、などの解答を得られる部分も多くあります。
そして、讃州中学勇者部以外の勇者達達の物語も語られます。

さて、物語のスタートは、学生生活満喫中の勇者部一同の姿。
お役目お役目と言われた彼女達が普通の女の子らしい学生生活?を満喫してました。
楽しい思い出づくり、普通の人なら簡単に自由に出来る当たり前、そんな当たり前の日々は彼女達にはなかった。

だから、失われた普通の学生生活で普通の楽しみを満喫してました。
彼女達が訪れたキャンプ場ですが、こちらも私も1度足を運びましたが素敵な場所でした。
何が素敵かと言いますと……(´ρ`*)コホンコホン
いけません!これではレビューではなくリポートになってしまいますね。

話を戻すと、キャンプ場の夜の、東郷さんとそのっち、東郷さんはギンとそのっちの事を……大切な約束すら忘れてしまっていた事を気にやんでいたそうです。
それは仕方ないのです。

{netabare} 東郷さんが忘れてしまったのは満開の後遺症の1つです。
勿論、そのっちは理解してくれている。
けど、東郷さんは気にしてしまう。{/netabare}

東郷さんの気持ちって凄く解る。
{netabare} と確かに忘れていたのは勇者システムを始め神樹様の供物の影響……満開の後遺症……でも理由はどうであれ仕方ないと思っても東郷さんが忘れてしまったのは事実で、彼女からしても忘れてはいけない記憶……決して幸せなだけの記憶ではないけれど……大切な記憶と約束だった……その事実を考えたら、やっぱり辛くもなるし悲しくもなる。

忘れてしまった事に罪悪感すら感じるかもしれない……だから、見てて凄く東郷さんの気持ちを考えると辛くなるけど…… {/netabare}

1期で、そのっちは身体がぺちゃんこになって居ました。
そうまでして、彼女は戦い続けた過去がある……彼女は身体の全てを……内蔵までも失われても戦い続けた、ギンの守ろうとした世界と家族を……わっしー(東郷)の守ろうとした想いを胸に彼女は1人戦い続けた。

たった1人頼れる友達もいない……挫けそうになったり逃げ出したい場面なんて沢山あったと思う……それでも戦い続けた彼女……
そのっちも奪われる人の気持ちも辛さや悲しさを凄く知ってるからこそ元気を出させようとするけど……

東郷さんは受け入れられない……
多分、そんな、そのっち、だったからこそ彼女は自分と比べて尾を引いてしまったのかもしれません。

そうして、ニボッシーことカレンちゃんが勇者部に合流するまでのエピソードも見られましたね。

そして、防人の芽吹達の戦いは世界の復興のお役目……
1期で友奈達が戦いを終わらせた後の勇者達のエピソードとなります。
{netabare} 巫女の生け贄…正直まだこんな事をするのか、神樹様に大社の奴ら…… {/netabare}
この辺りが1期最終回から、2期の東郷さん消失事件までの物語となります。


2期の勇者の章の自分が犠牲になる事を選んだ東郷さんが何故生け贄に選ばれたのか………
囚われた東郷さんが何を感じ生け贄を名乗り出たのか、大社とどのような話が行われたのかなども詳しく描かれていました。

そして……
{netabare} 犠牲になった時に再開した友達のギン、彼女はお役目で命を落としました。
そんな彼女が東郷さんの目の前に現れて会話をする。
東郷さんが記憶をなくして忘れてしまった事に尾を引いていたのは、彼女の死が大きく影響していたのだと思います。

ギンは1人で命と引き換えにバーテックスを倒した。
護りたい者達の為に……
そんな彼女を忘れてしまい、知らずの内にそのっちをも1人で闘わせてしまっていた。
2人の親友を忘れてその勇姿すらも…… {/netabare}
東郷さんは「絶対に忘れてはいけなかった者」と言っていました。

彼女達は3人で勇者であり……それを忘れると言う事は……でも!
{netabare} 記憶を無くしてもギンも園子も心は傍に居てくれた。
3人勇者の絆は忘れても確かにそこにあった。
記憶を失っても3人勇者の絆はそれに打ち勝った。
だから、また園子に再開してギンにも再開出来た。{/netabare}

そして、ギンは彼女に言ってくれる。
{netabare} 「対策と退社とかそんなのは1人で考えなくてもいいんだよ」
そう、1人で背負うことなんて背負わないといけない事なんて何もないのだから。
何故なら、東郷さんを思い出して助けにきてくれた。 {/netabare}
それが、答えです。

{netabare} 「讃州中学勇者部もスゲーカッコイイじゃん」とギンに背中を押され、東郷さんは生贄から生還する大切な友達が(助けに)迎えにきてくれていた……皆を悲しませたくないから自分の記憶を消して欲しい……彼女のケジメだろうか…… {/netabare}

壁紙を破壊してバーテックスを招き入れた……
大切な人を忘れてしまった……
理由はどうであれ彼女の背負い抱えた罪の形……だから生贄になる事を選んだ……

でも、ギンに背中を押されて、友奈に救い出され、勇者部の皆が教えてくれた自分の本当に居るべき……居たい場所。

東郷さん帰還後……

そうして、知ることになる。
乃木園子から渡される勇者御忌

初代勇者の乃木若葉の戦い。
2期のわすゆにて、わっしーが園子がリーダーに選ばれた時に「乃木家の家は大きいから」と言う言葉がありましたが、乃木家が大きくなったのは彼女の力が強かったのかもしれません。

そして、乃木若葉は2期にも登場しています。
1期の意識を取り戻す手助けをした青いカラスは乃木若葉の魂?です。
2期最終回で引き離された東郷さんと友奈に最後に力を貸してくれたのも乃木若葉です。
2期OPでも乃木若葉の勇者御一行が描かれてる絵巻の絵も出てきます。

若葉世代は何だか凄い闇を感じる部分が多かったです。
仲間の死や仲間同士の行き違いなど……
千景の拗らせ方がなんかあるあると言うか……
世間の評価を気にしてしまったり…………
高島友奈……結城友奈より300年前の勇者で名前も姿も似た似た女の子。

千景は彼女に出会うまで多分、孤独だった。
{netabare} でも、友奈に出会い友奈が彼女の特別で生きがいになっていた。
そんな中戦いで怪我を負った彼女と離れてしまう……世間の声は仲間が死んでも怪我をしても酷いもので…………

恐らく千景は勇者以前も周りにを信頼してなかったのでしょうね。
だから、世間の心無い言葉が更に心に刺さり……だから、友奈だけが希望だった。 {/netabare}

千景は若葉を復讐しか考えてないって言って居たけど……そんな事は絶対なくて……

{netabare} 若葉は会見で勇者の死について、生存者も傷ついているって話していました。
世間の声って気にする人は凄く気にして心無い言葉に傷ついて……
若葉は、そんな千景を救いたかった。
だから、あの会見で世間の見方が少しでも変わってくれたら気持ちが楽になるのではないかって思っての発言だった。

でも、世間が若葉の言葉に耳を傾けて若葉の評価が上がると千景の憎しみの対象は若葉へと変わり…… 友奈の事がトドメになった

後日病院へ行くと彼女の目に映ったのは、友奈と若葉が親しげにしている場面だった。{/netabare}
こう言う時に目に映るのは嫉妬……
そこに居るべきなのは自分なのに……自分の居場所をうばわれたと感じるのかもしれません。

だから、千景は若葉を消し去る為に若葉を襲う。
{netabare} 結局彼女の行動は憧れが逆恨みに変わったものでした。
本当は若葉の事が嫌いではなくて、憧れて居た。

凄く強くて仲間から信頼も熱く世間への対応も素晴らしい、千景には頑張っても頑張っても得られないものを若葉が持っていて。
自分には頑張っても得られない物を持った彼女に嫉妬した……だから殺そうとした……戦死したと見せかけて……

でも、戦いの中で彼女は勇者ではないと神樹様に力を剥奪される。
どんな理由があろうが、誰かの命を奪う……そんな人が勇者でいられる訳がない…… {/netabare}

でも、若葉は、力を失った千景を守ろうとする。
何をされようが、仲間である事は間違えないし、恨まれようと嫌われようと見捨てていい理由にはならない

それでも…… {netabare} バーテックスの攻撃は止まらなくて若葉のピンチを救ったのは千景でした。
自分の身を犠牲に救ってくれた。

力を失って見えてくる物があるのかもしれません。
自分が守られる側になったから見える若葉の姿……勇者だから見えなかった若葉の勇者としての気持ち。 {/netabare}
だから気づけた自分の気持ちが 。

そうして、彼女の死をきに勇者として名前が刻まれる事はありませんでした。

確かに……仲間の命を奪おうとする行為はあってはいけません。
彼女は道を踏み外しました……
{netabare} でも、勇者である前に彼女は1人の女の子である
……悩みも不安も同じように持っている。
だから、時には誰だって道を踏み外す時もある……

でも、彼女が勇者として貢献してきた実績も事実もあって彼女がいたから守れたものは確かにあって…
それだけの功績を全て無かったことにして除名なんて大社は勝手ですよね。

でも、除名の撤回を訴えた若菜達は凄く良かったなぁ〜
千景をしっかり友として仲間として勇者として考えてるいるから取れる行動です。 {/netabare}

初代勇者の戦いから現代に戻ります。

現代は2期の勇気の章の後半に纏わる物語。
友奈が苦しめられた祟り……この祟り……

結城友奈と高嶋友奈の2人は世界夢の世界。
{netabare} 高嶋友奈は結城友奈の祟りを引き受けると言う……私なら……多分……お願いしてると思います。

でも、友奈は、誰かに苦しみを押し付けて他の誰かが苦しむ方が辛いと言います。
この先、頑張れないと思うけど……と
この言葉には関心させられました…… {/netabare}

1番辛いであろう彼女が、自分が相当辛いはずなのに……余命も近づいている彼女が、この言葉を口に出来るのが本当に凄いです。
苦しむ当人にコレをいわれたら……ねぇ……人として優しさや強さを感じるシーンでした。

勇者部面々は友奈の祟りの事を知るも何も出来ませんでした……
友奈が苦しんでる理由を知った文、彼女達もまた悲しい思いをします。

カリンは特に……真実を知る前に、友奈の様子を気にかけて話をしたけど、答えて貰えなくて結果傷付け傷つけられて関係がギクシャクして……後に友奈の言えない理由を知り涙します。

カリンは芽吹と再会します。
2人は言葉を交わす中で争うことになります。

勿論根本では友奈の祟りが理由ではあるのですが……この2人の戦いって凄くいい戦いでした。

カリン側で考えると……
{netabare} 抱えてる問題も沢山ある。
人に言えない悩みもある。
何も知らない奴が偉そうに言うなって思う。
全力で解決方法も考えたけど無いから苦しんでるのにって思うよね。
勝手なこと言うなって…… {/netabare}

でも、芽吹側
{netabare} 他人側から見れば、解るんだよ。
悩みってのが何か解らなくても、その悩みが大きいのは解るんだよ。
そうして、しょぼくれて俯いていては何も解決しないって事も解るんだよ。
そうして、その人に解決する力があるって解るんだよ。
人の悩みなんて他人が想像出来るレベルを遥かに超えてるのも解る。
それくらいは感じることが出来るんだよ。
その悩みの1%くらいなら解ってあげられる。{/netabare}

だから、この2人が秘めた気持ちって凄く心に来るものがあって、どちら目線で見ても気持ちが伝わる戦いでした。

そして始まる「神婚阻止の最終決戦」
そのっち&わっしーの会話は凄く良かった。
「あの時は間に合わなかったもんね。今度は皆でいっしに帰ろう」

ギンの事ですよね。
この2人は大切な友人を失ってる。
だから、知っている。
大切な人を失う悲しみも苦しみも。

ギンの時には力が及ばず、ギンに全てを背負わせてしまった。
駆けつけた時には勝利したギンの姿があったけど間に合わなかった……彼女は既に……

同じように、また大切な友達に全て背負わせない……友奈はまだ間に合う。
皆で帰ることが出来るのだから!
そんな決意が見える会話でした。


芽吹と巫女アヤの会話……
{netabare}絶対にこの神婚は間違えてるって思います。
だから、巫女だからって神に抗えない死ぬことしか選べなかったアヤが「死にたくない」って本音を出したのには安心しました。 {/netabare}

東郷さんは国が大好きです。

彼女の「沢山の犠牲があった、犠牲もお国の為なら仕方ない、尊いこと正しい事だと信じてる。
この国を愛しているから」

このセリフって解る。
人が地上に産まれて現代までの長い時間……
私達が今生きている現代まで沢山の犠牲の上に成り立っているのも事実なんですよね。
犠牲が正しいかは私には解らないけど……間違えなく犠牲があったから今こうして現代に成り立っている物も事も沢山あるのも事実ですよね……


でも、東郷さんが……勇者部が……国よりも友達を選んだ理由

{netabare} 「人を友達を捨ててまで手に入れる世界なんて……そんな世界なんていらない」 {/netabare}

私も同じかな。
皆さんは大切な人を1人と世界ならどちらを選びますか?

理由としてはね。
一言で世界や国って言っても……
宇宙があって世界があって国がある。
私は生きていて、苦しい事も悩みも沢山あっては大変だけど、楽しいし面白いとか嬉しいとか幸せとか色々な事を感じられるこの世界は大好きです。

でもね。
その世界が大切な人の犠牲が必要と言われたら……もぅ、私は世界を大好きになれないと思うからです。

楽しい、面白い、嬉しい、幸せって沢山の物が集まってそれらを感じる事が出来る訳ですよね。
その沢山って中に間違えなく大切な人って関係してると思うからです。

楽しい、面白い、嬉しい、幸せなどの感情は、その人も居るから成り立っていて、その人が居なければ、その人が居るからそう思える幸福感情は生まれない訳ですよね。

だから、東郷さんも大好きな国を守りたかったんじゃなくて、大好きな友奈がいる大好きな国を選びたかったんじゃないかな?って思いました。

東郷さんの気持ちに賛同してくれたのは、ギンを始め沢山の勇者の魂でした。
彼女達も国を守る為に犠牲になってきた勇者です。
そんな彼女達も人を犠牲にすることよりも世界を犠牲にする事に賛同してくれたのでしょうね。

そうして、彼女達は神婚阻止に成功する。

戦い終了後……

友奈がギュウキを見て何かに気づくシーンがありました。
高嶋友奈な神樹様の1部をやっていると言いました。
もしかしたらギュウキは……彼女かも知れませんね。

さて、見せ場はまだここからで2期ではここから挿絵で彼女達のその先が描かれたのですが、3期ではその辺が見られます。

あの、勇者御忌に添えられた桑の意味もあきらかになります。
勇者の本懐の意味も始めて知りましたが……
{netabare} 戦いが終わったら元の暮らしに戻れる様に頑張る事。
で、これって大切だよね。
戦いがあると勝敗を気にしちゃうし勝ったら安心しちゃうけど、大事なのはそこから。{/netabare}

園子はやっぱり賢いですね。
{netabare} 何が必要か必要じゃないかをしっかり理解している、今の腐った大社じゃダメだから大社をぶち壊す…………でも、園子の選択肢に待ったを掛けたのは、樹でした。
彼女はリーダーになりかなり成長しましたね。オドオドしていたイメージが強かったけど、しっかり園子を止めて、全員が一緒に生きていく道を定時する成長しましたね。{/netabare}

それでも、園子は皆と一緒にいながらも大社を導いていく道を探す時点で、やっぱり園子は賢いですね。

4年後……
えっ!(*°Q°*)
4年もたった!

彼女達は崩壊したはずの四国の外側にいました。

この世界を見た時に私は他人事ではないなぁ〜と感じました。
{netabare} 私達が生きている世界でも近々大地震が来ると言われています。
だから、この世界をみた時に大変そうだなって心配にもなりました。 {/netabare}

でも、そんな中でも、勇者部は逞しく生きていました。
決して平和ではなく前ほど便利な世界ではないかもしれない。
それでも、未来に向けて命を繋げる為に彼女達は今を生きている。

夫々が夫々にしか出来ない事を見つけて頑張っている。
そして、彼女達は結果を残している。
{netabare} 4年前は四国の外は崩壊してましたが、今は彼女達が四国の外を調べて生き残った人を探したり安全地帯を調べたりと世界の復興に取り組んでいました。
{/netabare}

彼女達の物語は、また途中なのです。


最後に、私はこの作品が大好きです。
ゆゆゆシリーズは5本の指に入るくらいに好きなのです。
アニメなんて面白い作品なんて沢山あります。
それでも、私が何故この作品が大好きなのかを考えてみました。

この作品は、悲しい物語が多くて……私は物語り進むごとに悲しみの涙を流してしまいます。
全体的に見たら暗い作品に見えるかもしれません。
それでも、私がゆゆゆを好きな理由

彼女達が最後に選ぶ選択肢は、いつだって「人としての優しさであり人としての強さを感じる選択肢を選ぶ」からです。

例えば3期限定でピックアップしてみると……

{netabare} 友奈が祟りを引き取って貰わなかった選択
千景が最後に若葉を守った選択
勇者部が東郷さんを救う選択
アヤが神に抗い生きる道を選んだ選択
世界より友奈を守る事を選んだ選択{/netabare}

もし、勇者としの正しさが大社だと言うなら彼女達の選んだ選択肢って、間違えた道かもしれません。

勇者なら世界を選ぶのが正解かもしれません。
でも、勇者ではなく人として選んだ道なら正解だと思うんです。

彼女達は人として選択します。
間違えてる事に目を背けず真っ直ぐ向き合い、納得が出来なければ全力で立ち向かう強さがあります。
何が本当に大切かを見極め戦う。
だから、彼女達は勇者ではなく人として困難に立ち向かう

若菜の高嶋友奈のセリフ

{netabare} 「なんで戦うのかだって人間だからだよ」
{/netabare}

カリンのセリフ

{netabare} 「見たか天の神!これが人の力よ」 {/netabare}

東郷さんのセリフ

{netabare} 「私達は人としての道をを進みます」{/netabare}

園子のセリフ

{netabare}「人を信じてくれませんか?」 {/netabare}

友奈のセリフ

{netabare} 「人として戦う!生きたいんだ!」 {/netabare}

この様に何かを選んだ時に必ず人としての道を選んでいます。

それはいつだって誰かの事を想い誰かの為に選ぶ優しい選択肢であり。
人として勇気があり彼女達が迷い悩んだ後に選ぶ選択は人としての強さを感じるものばかりです。

物語もしっかりしてますし、流石に今回で完結かな?
素敵な作品ですね。
でも、私は彼女達の復興物語を見ていたいですね。
確かに、友奈の時代では終わらないかもしれないけど、彼女達が撒き始めた復興の種が芽吹き大満開の花を咲かせた世界を見てみたいそう思うからです。

さて、私はこの作品を上記で完結と解釈しましたが……実は

{netabare} 照井さんがブログで1つの結末を迎えたのですが……これ以上はネタバレになってしまうかもと去年記していたそうです。つまりこの先が?どう言う意味か楽しみに待ちたいですね{/netabare}

投稿 : 2022/04/17
閲覧 : 349
サンキュー:

12

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1話を見てぬるい日常系かと思って遅れてしまった。きっちり高クオリティな結城友奈シリーズの最新話でした。

結城友奈シリーズは基本的には好きなシリーズです。
絶望的な状況で戦い抜く少女達が素敵ですね。
作画も良く特に東郷さんが可愛らしいなど、魅力的な作品です。

その最新話ですが…
本編は完結しているのに一体何をやるんだろう?
と見てみたらぬるい日常アニメが始まったので、なんとなく期待外れかも、と思ってしばらく撮り溜めたまま視聴せず放置していました。

しかし時間ができた時など改めて見てみたら…
いや面白かったですね。
特に良かったのはやはり初代勇者で乃木若葉の章ですね。いや素晴らしい。
防人達など周辺事情なども色々描かれて世界観の広がりが見えて…
最終回は2期の繰り返しではありましたが、もう一度感動的に見ることができました。

というわけで終わってみれば非常に良い出来。最終話も感動できました。
結城友奈シリーズはこれにて完結と言う形でしょうか。
でもゲームなどはまだ続いているようですし、まだ何かあることもあるでしょうか。
その時にはまたおいかけさせて頂きます。

投稿 : 2022/04/06
閲覧 : 211
サンキュー:

4

ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

総集編でも見せられてる感じ

1期は、勇者として人を守るために戦い抜いて、その代償として自分たちがみたいな内容で感動があった。
2期は、主役の一人である東郷の過去の話と1期の後半で出てきた謎の勇者の素性、そして1期のその後の話し等、見どころが多かった。

しかしこの3期では、更に遡り初代勇者の話がかなり長い。
それだけならまだしも、今まで影も形も無かった『防人』とかいう謎の人達がわんさか出てきて、しかもその人達は{netabare}結局、居ても居なくても同じような存在。まさに空気{/netabare}

1期2期の出来が良かっただけに、かなり残念だった。
途中から「早く現代勇者達の活躍が見たい」と思うようになり、そしてやっとと思った時は{netabare}このシーン、前に見た。使いまわしかよ!!{/netabare}という事でガッカリ感しか無かった。

【まとめ】
この作品のシリーズが好きな人は、多分見てると思うけど、反面がっかりに思った人も多かったんじゃないかなと思う内容でした。

投稿 : 2022/04/04
閲覧 : 347
サンキュー:

8

355194976 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

物語は無事に終わりました。そうしましょう。

投稿 : 2022/03/17
閲覧 : 90
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0

ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ぼくは西暦勇者編ちゃん

▶西暦勇者編
構成としてはちょっと浮いてるので2期みたく劇場版とかで独立してても良かったかもだけど、高嶋友奈ちゃんが「頑張れそう?」って聞いて結城友奈ちゃんが「頑張れないかも」っていう所がメチャクチャ良いので、時系列混ざってて良かった。
自問自答風の形でやっと弱音を吐ける友奈ちゃん。

西暦編単独で見ると、5人中4人死亡というのが良い。
戦う女の子、死んでほしいけど、好きなキャラに死なれても困る。
でも、好きになれる子が死んでくれないと意味がない。

戦線が不利な過去編ということで、約束されたバッドエンドに向かうお話はとても好みでした。
友奈ちゃんが死んじゃうifとしても良い。
友奈ちゃん、特攻気質でけっこう死にそうだもんね…。
輪廻転生しつつ何回か戦死してるマジ勇者魂だったりして。
って七生報国かい( ∩‘-‘ )⊃Σビシ

伊予島杏ちゃんと土居珠子ちゃん、即死だったけど死に顔めっちゃキレイだったしおててつないでたのがよかったね…。
郡ちゃんは途中から演技の大きさで好みから外れて行っちゃったけど、生き残ったメンバーがお部屋を訪ねるところはすごい良かった。
ゆゆゆは故人の振り返り方がよい。

▶防人編
選ばれちゃった人たちがいる裏で、あんまり選ばれてない人たちがいる描き方、世界観が広がるので好きです。
勇者の章につながる前提で無駄な努力していいハッピーセット。

▶後日談
これなんですよね。
これがやりたかったんだろ! やってくれてありがとう!!!
終末的な作品のハッピーエンド、脳に直接届く快感がある。

中学生女子を4年ぶんも成長させやがって! でも4年って時間は社会の安定を感じる時間。
高校生編とかでなく、もう労働しているのが良い。何故なら、いつまでも続く持続性を感じさせるので。

投稿 : 2022/02/24
閲覧 : 170
サンキュー:

4

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

300年分のカタルシスを貴方は感じ取ることが出来ますか?

好きな長期シリーズが完結を迎えた時、ファンなら誰もが「お疲れ様でした」という労いの言葉や「ありがとうございました」という感謝の言葉、「さようなら」という別れの言葉を紡ぎたくなるだろう。しかし“レビュー”にそれらの言葉は不要だと考えるのが私の信念である。
結局、人が知りたいのはその作品が面白いかつまらないか、オススメできるかできないかの二択だ。本作のレビューはファンとしての知識をひれらかしつつもファンとしてのバイアスをなるだけ捨てて挑みたい。

【ここがひどい:主人公の乱立と膨れ上がったキャラクター数】
本作はノベル作品『楠芽吹は勇者である』(以下、くめゆ)、『乃木若葉は勇者である』(以下、のわゆ)のシナリオを使い、前作の『結城友奈は勇者である-勇者の章-』の補完を行った作品だ。公式では勇者の章を「A面」、本作を「B面」としている。
各々の作品は『結城友奈は勇者である』(以下、ゆゆゆ)と密接な繋がりがあるものの、やはり本来は独立した作品でもある。くめゆには楠芽吹、のわゆには乃木若葉という主人公がいて当然、各々に取り巻く登場人物たちも勇者部と同じくらいいる。しかものわゆはゆゆゆから300年前の話ということで世界観そのものが随分と違っているのだ。
それらを強引に1クールに詰め合わせた弊害はやはり大きく、先ずキャラ人数はモブを除いてくめゆから6人+のわゆから6人+ゆゆゆから6人+大赦神官(安芸先生)の計19人。前に『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』のキャラ人数を酷評したことがあるが、それよりも多くなってしまった。あちらと違ってそこまでごちゃごちゃとしたストーリーではないが、各々に主人公がいる3つの物語が1クールの尺を3分割するという構成は普通に考えてよろしくない。
{netabare}また、鷲尾須美と結城友奈とでキッチリ前半後半クールに分けた前作と違い、第1話は勇者部による微笑ましい日常を描き、最後にサプライズとして防人を登場させて彼女らの物語の火蓋を切る──といった構成にしている。これにはノベルに手を出している私も驚かされたが、「今回は結城友奈たち勇者部が第1話から存分に活躍するんだ」と思っていた視聴者の期待は裏切ってしまった様に思う。 {/netabare}

【でもココが嬉しい:出したからには防人優遇!】
{netabare}しかしこの斜め下と思われていた防人登場というサプライズ、いい意味でさらに予想を裏切ってくれた。
原作ノベルからして、彼女らの物語は“徒労感”で固められている。なにせ大赦の命令で四国外に住めるように神樹の苗を植えに行き、命からがら帰ってきたら「やっぱムリ。植えた苗を神樹様に返すから回収してきて」と命令される始末。ノベルでは「受刑者に穴を掘らせて、それを埋めさせる罰のようだ」と例えられていたが正にそんな物語だ。読了した人に残るのはやはり少女を消耗品として扱う大赦への怒りしかなく、そしてゆゆゆという本編にはまるで影響を与えていなかったくめゆは人によっては「読まなくて良かった」とも評される作品でもある。
そんな1作をさらに書き下ろし小説『柳は緑、花は紅』、『落花枝に帰らず、破鏡再び照らさず』の2篇も加えて本編に爪痕を残すような魅力的な物語にアレンジさせたことに感服した。友を傷つけ失意に陥る三好夏凜を再起させたのは誰か。天の神にダメージを与え、友奈が拳を打ち込む亀裂という弱点を作ったのは誰か。アニメでの楠芽吹と防人の物語はそこに大きく関わるよう再構成されている。{/netabare}

【でもココが悲しい:のわゆは不遇】
一方で「西暦勇者編」と称される第5~8話は過去話にしては長く、のわゆの再現としての程度は文字通り“半減”された残念作だ。
原作ノベルは上下巻という『鷲尾須美は勇者である』(以下、わすゆ)の倍以上のボリュームを誇る。わすゆは単巻ほぼ全てを使い6話分のアニメ化が成されたため、のわゆのアニメ化には本来、1クール(12話)分の尺が適切である。それを4話で表現するというのは非常に強引な手法だとファンの誰もが思う所。
{netabare}
しかし敢えて上巻部分のシナリオをバッサリとカットし、伊予島杏(いよじま あんず)と土居球子(どい たまこ)の死亡シーンから始めることで西暦時代の厳しさ・凄惨さをより際立たせたのは上手いと感じた。恵まれた神世紀とは違った激動の西暦時代に生きる勇者たちでも根本は少女であり、そんな彼女たちの日常と非日常のコントラストでのわゆも構成されていた。一定の“温さ”も描かれている上巻を敢えて見せなかったのは尺の節約でもあり、物語に落差をつけるのにも一役買ったのである。もちろん彼女らを推しとしているファンからしたらいきなり死亡シーンを見せられて終わり、なのでたまったものではないのだが(笑)、私はファンとしてのバイアスを捨てると誓ったからこそこの部分は評価したい。 {/netabare}

【そしてココが面白い:再び描かれる最終決戦】
防人・西暦勇者の存在を知らしめた上で再び2期最終話の内容が描かれる。尺の関係で当時は泣く泣くカットしたという勇者部VS天の神の戦闘シーンや各キャラの心情描写、伏線回収などが盛り込まれ、ファンにとってもそうでない人にもより感情移入や考察の捗る濃い内容に生まれ変わっていた。人によっては「使いまわし」となじる輩も見かけたのだが、そう書く人は2期最終話の描写で満足していたのだろうか? 違うだろう? 当時の感想を思い返して欲しい。2期最終話はハッキリ書いて駆け足だった。明らかに1~2話足りないと私も思っていたし、結果「よくわからなかった」とか「結局ご都合主義じゃん」という感想が出てくるのも仕方がなかったと考える。
そういった意見を制作陣が真摯に受け止めて作られた第10・11話は言わば勇者の章最速の“リメイク”。規格外の猛攻を行う天の神。それを掻い潜り穿たれる夏凜と園子の一撃は確かに天の神に傷を付けていたし、勇者部の部長たる犬吠埼風の心情吐露で改めて皆が友奈を喪いたくないという気持ち、そして犠牲を前提として成り立たせている今の世界を終わらせたいという意思がよく伝わるように出来ていた。

【ココも面白い:神々の消えた世界】
そしてようやく、たった1話ではあるが「これから」の物語、勇者の章の続編が描かれる。なぜ1話だけか? {netabare}それはもう友奈たちの物語がこれで終わるからだ。{/netabare}
{netabare}天の神を倒すだけの力を友奈に注いだ神樹は枯れて消滅した。お互いがコインの表と裏のようなものだったのだろう。神を倒すにはこちらの神を犠牲にしなければならなかったのは御都合ではなく至極、全うな道理である。
これにより神樹を崇拝する大赦の指揮で成り立っていた社会が混乱を一途を辿っていた。神樹が只の崇拝対象ではなく、ありとあらゆるエネルギーや資源を賄っていること(例えば海を壁で覆ってたのに濁らないのは神樹が浄水してたおかげ)はこれまでの劇中で明確に描写されてはいないけども、消えたその後の悪影響の描写で神樹のあった世界がいかに恵まれていたのかがよく解る。ジャガイモ1袋¥764だぞ……物価3倍は主婦泣かせとかいうレベルじゃない!
そんな不安と混乱に包まれる世界に手をさしのべるべく、勇者部は今後を見据えた話し合いを行う。そこで園子が取り出したるは知る人ぞ知る「白鳥歌野の鍬」。これについて話すなら『白鳥歌野は勇者である』の話や西暦勇者の遠征の話もやって欲しかったんだけどねー、今回は尺が厳しかったか。
それでも視聴者に解るよう、園子がこの鍬に込められた想いを語り、勇者部の皆がその想いを受け継ごうとする。
『勇者の本懐は戦うことだけにあらず。戦いが終わった後、人々が元の暮らしに戻れるよう尽力する。そこまでが“勇者”なのだ』と。
神樹が消えてしまったことで彼女らはもう「変身ヒロイン」だの「魔法少女」だのと呼ばれる存在にはなれなくなってしまった。これはもう揺るぎない現状だ。それでも彼女らは只の人として、不安に包まれる世界を少しずつ善くすることが出来る。勇者部はこれからも誰1人欠けることなく無理をすることもなく、世のため人のための活動を続けていくこと────『勇者』であり続けることを誓った。{/netabare}
{netabare}そして4年の歳月が流れ、各部員が各々の方法で世界をより善くしようと活動する姿が描かれる。思わぬ変貌を遂げた犬吠埼姉妹に驚愕する一方で、友奈と東郷の容姿や距離感は相変わらずといったところ。しかしこの2人が神世紀で初めて四国を飛び出し本土を調査するようだ。
世界はどこまで無事なのか。2人はどこまで歩むことができるのか。それらが気になりつつも、この3期最終話でオリジナルアニメから始まった『勇者である』シリーズの終端を垣間見れたと確信し、視聴後しばらくは感慨無量に浸ってしまった。 {/netabare}

【キャラクター評価】
結城友奈&東郷美森
{netabare}疑ってはなかったけど、改めて全てが終わってこの2人が4年後も一緒にいる所を観れて本当に安心した。コンセプト上、1クールとしての出番は実はそんなに多くないけれども第1話と11話、最終話の濃ゆーい描写で十分ですね、はい
東郷が自己犠牲に走る友奈を責めたのは、死の間際で銀に会ってそう教えられたからだったんだね……2期レビューの時に「おまいう」みたいなこと書いてごめんなさい。そして改めて友奈救出のシーンを見て感動しました。
あのシーン、大勢の勇者の魂と共にバリアを打ち破っているように見えるけど実は神樹が自らバリアを解いているのだという。そうなると神樹が東郷の「皆から私の記憶を消してください」という願いを聞き入れたことも含めて、東郷は神樹の神託を受け取る巫女の素養だけでなく神樹に自分の声と意思を届ける何かしらの力も備わっていることになるんだよね。うーむ、彼女らの話は終わったけども謎はまだまだ残されているようだ。
最後に、4年後で変わったキャラクターの中では友奈が好きです。中学生の頃のあどけなさと4年の歳月を感じさせる大人っぽさが両立してて、なんだか真面目に惚れそうになりますね────おや、ボクの身体に赤い点があr {/netabare}

犬吠埼風&樹
{netabare}4年後の姿が各々、破壊力があった姉妹。確かに風先輩は視力を落としている(普通にね)描写があったけど、まさか眼鏡かけて新エネルギーの研究をする科学者になるなんて……(゜_゜;) 樹のロングヘアー姿も新鮮だ。
2期ではダイジェストで見せた樹の新部長就任。3期最終話ではその役職に相応しいお説教ぶりを見せたのが印象的。11話で夏凜を叱ったのもそうだけど、樹は緊張でオドオドしてても上級生に物怖じすることは無いんだよね。異例の1年生部長でもきっと上手く勇者部を回して来たに違いない。何故かOGのお姉ちゃんもいたしな!(笑) {/netabare}

三好夏凜
楠芽吹のライバルとしてくめゆの話にも食い込んでくる彼女は友奈に代わって今期の主人公だったかも?
{netabare}戦う力しか持たされていない自分たちに友奈を助ける術はない。その燦然たる事実に潰されそうになっている時に芽吹と再会。そして喧嘩という肉体言語を交わし合う。相手の言うことは只の根性論・感情論だ。それでもその“気合いと根性”だけで何とかしてきた自分たちだということを思い出し、再起する様は少年マンガ要素もあって悪くない。
天の神に1番に向かっていったのは、きっと自分が友奈のためにできることが戦いしかないって自覚もあったんだろうと考察。芽吹とのやり取りを観た後だと大分、印象が変わったシーンの1つである。
4年後はツインテールをやめてしまってなんだか「怒らせると怖い上司」みたいな感じになってしまったが、チョロさは相変わらずの模様。1期では戦いが無くなった後の自分について思い悩んでいたこともあったが、これからは本土調査隊の隊長を生き甲斐としていくようだ。実に三好夏凜らしい進路である。{/netabare}

乃木園子
{netabare}4年後は大赦の顔役として四国を統治している模様。乃木家とはいえ高校生だよね……!?
とはいえこれでもまだ穏やかな手法のようで神樹消滅直後では混乱していてガタガタな大赦を「ぶっ潰す!!」と宣言していた。その方法によっては讃州中学を離れなければならず実は懐に退部届を忍ばせていたが、それを止めたのが新部長の樹だ。
歌野の鍬に込められたメッセージを実は取り違えそうになった園子。しかし幸せにする人々の中には“自分”も含まなければならないのである。やはり勇者部六箇条の1つ『無理せず、自分も幸せであること』は色んな人物を戒める言葉なんだなぁとしみじみ思った。
東郷と訪れた銀の墓前で彼女の流した涙は何だったのだろうか……本人は「安心したからかも」と言ってたが、私が思うにやはり「銀が死ぬ前にこうなって欲しかった」という後悔なのだろう……。{/netabare}

楠芽吹(くすのき めぶき)
防人からも1人、紹介と評価をしたい。何しろこの大満開の章、実は主人公は芽吹だったんじゃないかと私の中で専らの噂である(まあ、こんな感じで誰も彼もが主人公して尺を取り合ったのが本作の欠点でもあるんだけど……)。
{netabare}彼女はとても怒りの表情が多かった。まああれだけ訓練して誰よりも強くなったのに勇者には選ばれなかったのだから、大赦や夏凜には言いようもない鬱憤を常に貯めていたのは想像に辛くない。でもあの時は他人に優しく出来なかったから、そういうのが先代勇者である三ノ輪銀と性質が微妙に異なっていて弾かれたんだな、とは誰もが理解できる所だよね。
そんな彼女が防人のリーダーとして、各メンバーの命を預かることで変わっていく。本当は山伏シズクとの決闘や弥勒夕海子の説教なども芽吹が変わる切欠となるイベントなのだけど、それ抜きでも「隊員の命を預かる」「仲間から決して犠牲を出さない」ということを全面に押し出して彼女の成長を描いており、第4話では2丁の銃剣による大立ち回りを見せてくれた。2丁の銃剣……それはかつて無駄になったと思われていた勇者になる訓練──二刀流の鍛練が役に立ったという証。この世に無駄なことなんてないんだというメッセージ性を感じる部分でもある。
終盤は神婚を受け入れようとする、そして神樹を喪い途方に暮れる国土亜耶にかける言葉が正にヒロインを救う1人の主人公のようだった。
以上の点から『楠芽吹は勇者である』の再現は及第点だったと評することができるだろう。{/netabare}

郡千景(こおり ちかげ)
西暦勇者からは1人、彼女を紹介したい。
尺の関係上、大幅に削られた『乃木若葉は勇者である』パートだがやはりというべきか、彼女を中心にして話が組み立てられていた。
{netabare}それだけに上巻にあった「千景が何のために勇者をやっていたか」というのも削られていたのが惜しい。彼女だけは他の勇者のような“善意”はなく「勇者をやっていればみんなが自分を好きになってくれるから」という打算でやっていた。そう考えるに至る彼女の凄惨な家庭・学校環境もより詳しく描写しているのはやはりノベル版である。
それでも仲間をちゃんと想っていたところは彼女が凶行に及ぶ切欠を観ればよく解る。仲間を侮辱した悪に向けて刃を振るう。それはおとぎ話の勇者と何も変わらないのではないだろうか。
死後の話だが、彼女の変身を神樹が解除したことが切欠で勇者システムは神樹でも勝手に解除されないようアップデートしたことには触れて欲しかった。それが東郷や風の神樹・大赦への反逆に繋がったのだから。{/netabare}

【総評】
4年ぶりの続編ということでかなり期待値が高まっていた本作だが、フタを開けてみれば小説で出ていたスピンオフ作品を2作詰め合わせたちょっと無理のある3期だった。1期・2期内容をきちんと把握しておかないと各パートの時系列すら捉えることは難しく、前作の見直しを怠り、小説シリーズも読んだことがないアニメ勢にはかなり厳しい内容だと言わざるを得ない。
{netabare}シリーズファンにとってはのわゆがかなり中途半端な描写になってしまっているのが残念である。恐らく物語の〆となる友奈の大満開に『高嶋友奈』が関わっているからこそのわゆを詰め込む必要があったのだろうが、扱うならせめて「四国の外がどうして炎の世界になったのか」までを描かないと。2期時点で取り戻せる大地があったことをアニメ勢は知らないから「最後よくわからなかった」とか書かれたわけで、今作が『勇者の章のB面』だと主張するならばA面である勇者の章とB面である今作で物語が理解できるよう、そこは妥協するべきではなかったように思う。まあ『乃木若葉は勇者である』をノベル版かマンガ版で読んでいれば些細な問題ではあるのだが。{/netabare}
一方でくめゆは原作再現としては及第点(まあ、描いてほしかったイベントもあるが)であり結城友奈たちに関われるようなアレンジも施されていて物語・キャラクター共に魅力的に仕上がっていた。
作画も地味に向上しているように感じる。今作は試合や組手という形で“対人戦”という動きの激しいシーンが多く挿しこまれていたが、それでもあの凛々しさと可愛さを両立したBUNBUN氏原案のキャラクターデザインが崩れることはなく、夏凜VS芽吹や若葉VS高嶋のシーンは息を呑むような殺陣として描かれていた。あとは一部、3Dをゴリゴリに使う所さえ無ければ文句無しの作画だと言える。
────後はもう、観る人が『勇者である』シリーズをどれだけ好きでいるかで本作の評価は変わってくるんじゃないかと思う。
{netabare}本作がまさか勇者の章の補完をする内容とは思いもしなかったのだが、それを受け入れればこれほど嬉しい誤算は無いと現在は思っている。確かに私は2期最終話に物足りなさを感じていて、だからこそ友奈たちの物語はまだまだ続くと考えていた。天の神が倒されたからといってバーテックスまで引き揚げたとは限らない。神樹がいなくなってしまったからこそ、今後の戦いは勇者部の身体にある神樹製パーツがカギとなるのではないか、と。
そんな妄執が11話と最終話を観ることで見事に取り払われてしまい、次作の有無に関わらず友奈たちの物語の終わりを受け入れることができ、初めて彼女らの平和と幸せ──日常が非日常を挟むことなく末永く続くようにと願えるようになった。『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』がエヴァの卒業なら、こちらは結城友奈たちへの卒業ではないだろうか。2014年から『結城友奈は勇者である』が始まって7年。アニメだけでなく小説やゲームなどのメディア展開を行い、およそ300年分の歴史を創作しては世間に発表するを繰り返してきた『勇者である』シリーズ。それらを網羅してきた生粋のファンこそ、11話の天の神を倒すシーンや、最終話で打たれたシリーズのピリオドに300年分のカタルシスを感じることが出来るのである。{/netabare}

投稿 : 2022/01/24
閲覧 : 495
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16

ネタバレ

HataHata さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

勇者たちの戦いはまだまだこれから!!・・?

1期を視聴したのは前職をやめる直前だった(隙自語)
なのでゆゆゆと付き合い始めてから実に6年経った・・・ってコト!?

とりあえず物語は大団円を迎えました。
最終回、友奈と美森が冒険しているのは、わが第2の故郷島根ではないか。
めっちゃ街がボロクソになってたけど・・・・
にぼっしーも少し大人になって、髪型も変えてなんか一層かっこよくなってたね。
作中で髪型を変えるのにめちゃくちゃ否定的な人がたまにいるけど
(特にいたのは化物語のひたぎのロング→ショート。めっちゃいいと思ったんだけど)
今回は勇者部全員が変わってました。樹のロングもいいと思う!

仕事でバタバタして10話までみて止まっていたので、詳細はきちんと思い出せないのですが
どうやらソシャゲをやっていれば、新規登場のメンバーへ感情移入してより楽しめるらしい。
最近はそういうソシャゲ連動で物語がより深く理解できるアニメが多いような気がする。
で、今回が他のシリーズと違ったのは勇者になれなかった少女たちの物語も描いているところですよね。
リーダーと夏凜ちゃんが対峙するシーン。リーダーはめちゃくちゃ大人だった。

あとソシャゲをやってる知人が郡ちゃん郡ちゃん連呼してたので何事かと思ったら、なるほどそうきましたか。
ラブライブのマリィと邪神ちゃんしか知らなかったので、こんな演技できると思わなんだ。
鈴木愛奈恐るべし。。。

とっちらかった感想ですが、きちんとシリーズを通してみていれば楽しい作品です。

投稿 : 2022/01/13
閲覧 : 180
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8

ネタバレ

まーたん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

蛇足すぎる

結城友奈は勇者である 大満開の章 全12話 感想

これ程蛇足になると思わんかった。この作品。
第1期、鷲尾須美は勇者である、勇者の章はまだ面白かったけどこれは…
結城友奈ら勇者部の話だけでいいと思うし、先代の勇者の話とかされてもよく分からんかった。
んでもってあの終わり方。なんやろwんーなんか心残りある終わり、まぁもう終わったんでしょうはい。

投稿 : 2022/01/06
閲覧 : 391
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3

ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

自分には難しかったです^^;

2022/01/03 投稿

率直に言って,自分には難しかったです。
あまり理解できなかった気がします。

結構忘れっぽいので・・・^^;ここまでの記憶があやふやなまま視聴しました。
できたら,鷲尾須美の章→1期→勇者の章と時系列順に復習後に視聴すべき作品だったと思います。
体調的にも39度以上の高熱の病床で見ていたのが理解できないのにさらに拍車をかけたように思います。(コロナ・インフル共に陰性でした。)

しかも防人が大勢(?)出てきたので,誰が誰やら分かりませんでした。
ストーリー的にも勇者の章でそれなりのハッピーエンドに落ち着いたはずなのに,何故また戦っているか理解できず,完璧に迷子の状態でした・・・

最終戦とか既視感があったので,勇者の章を別視点から描いた物だったのでしょうか?

戦闘シーンは頑張って描いていました!個人的には戦闘シーンにはあまり興味が無いので必要最低限の時間に納めてもらった方がいいのですが・・・
たぶんこれは視聴者の中では少数派かと思うので,無視してもらっていい意見です。

最終話終盤は{netabare}4年後=高校を卒業したって事ですよね?東郷さんの小学生時代から始まり,高校卒業後の活動まで描かれている点ではちょっと感動しました。ところで調査活動の行き先ですが,瀬戸内海渡ったら普通大阪方面に行くよなーなんて見ていたのですが,第1目的地は出雲大社って事ですよね?なんとなく描かれていない設定がしっかりされていそうで評価ポイントです!{/netabare}

最後の評価ポイントとして東郷さんの胸を不必要に強調した作画などが抑えられていた点もGOODです。

投稿 : 2022/01/03
閲覧 : 310
サンキュー:

16

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大満開の章

大満開の章を一言で言うと、ジェットコースターかな?

平和になり、平和を満喫する勇者部
 ↓
裏で防人が結成され、楠芽吹が主人公ポジションとなり話が進む
 ↓
昔の勇者乃木若葉が主人公ポジションとなり、その回想を現主人公たちが
見ているor感じている
 ↓
友奈の神婚を阻止すべく、勇者達が友奈を救い神を倒し、世界に平和をもたらす
 ↓
4年後のそれぞれの活動が描かれハッピーエンド

大枠こんな感じ。アニメ1期よりは、ストーリーが少し分かり易く感じた印象。

投稿 : 2021/12/31
閲覧 : 191
サンキュー:

1

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

無理せず、自分も幸せであること

全12話

結城友奈は勇者であるの3期です。事前に1・2期を観ることをオススメします。

2期で大円団で終わったのでどんな展開になるのか思いましたが、エピローグ的な内容でしたね。

結城友奈たちばかりではなく、他の勇者のことや勇者ではない人たちのお話が多かったですね。

最初はほのぼの、段々と過酷なお話となり最後はこの世界の本当の決着がつきます。

最終的には結城友奈たちのお話でしたが、楠 芽吹たちが主人公ではないかと思うぐらいの活躍でした。

これで「ゆゆゆ」も最後となりそうです。(このあとの展開が想像できませんw)

OP・EDは讃州中学勇者部のみなさんが歌っています。EDの勇者部みなさんの穏やかな笑顔が好きでした。

最後に、2014年から始まり、途中映画もあり、約8年間お疲れ様でした。

投稿 : 2021/12/31
閲覧 : 416
サンキュー:

16

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

すべての想いを背負って戦う勇者

※間違えて一期にこのレビュー投稿してしまったことを教えていただいたので投稿しなおします。

【紹介】
これは3期にあたります。2期は「鷲尾須美の章・勇者の章」なのでそのあとに視聴しましょう
最初の4話までの時系列は1期と2期の間の話のスピンオフ的な位置で、2期の裏側を楠芽吹の視点で語られます。

【シナリオ】
序盤はものすごくダイジェスト感がありますが、仕方ないですね。こういうスピンオフは好き。
事前に1期と2期を復習しておいたほうがいいかも。

選ばれた勇者は替えがきかない英雄だけど、勇者じゃない防人は、替えがきく消耗品?
別に私じゃなくてもいい、それなら私たちはただ時間稼ぎして盾になるだけの生贄?
注目されることなく、一般兵Aとして大したセリフもなく一瞬で殺され誰の記憶にも残らないモブ戦闘員達。
彼女達がいなくても世界は救われるかもしれないし、何人死んだかなんて誰も気にしてないかもしれない。
世界を救う勇者だけが注目されるけど、そうじゃない一般兵士だって必死に戦ってるんだ、
セリフのないモブだって生きてるんだという当たり前のことを投げかける。

そういった当たり前が描かれるからこそ、託された勇者達の活躍がより輝きを増す。

そして満を持して登場する勇者たち。
すべての人類の希望を背負って、過酷な戦闘に身を投じる勇者
志半ばで倒れていった仲間の想いを継いで、ボロボロになって戦う勇者
応援せずにはいられなかった。

すべての人々が勇者を称えて期待して、絶賛ばかりされる栄光だけの物語とせずに、勇者に否定的な言葉や、感謝しない民衆もいて、多大な犠牲があって、戦う意義を見失いそうになる。
勇者だって人間だ、命がけで戦って、仲間が犠牲になって、理不尽な罵声を受けて平気でいられるわけない。
そういう勇者の苦悩を見せたところが良かった。

でも、一つ一つのエピソードがホントしんどいなあ。
しんどいからこそ、応援したくなるけど。

途中までは面白かったけど、最後のほうの神魂うんぬんが面白くなかった。

【文句も言いたい】
シリーズ通して女の子の自己犠牲の美化が激しく、本作品では「わたしたちは消耗品じゃない、一人一人生きてるんだ」ってところを強調していたけど、やっぱり消耗品扱いしていることは変わらないと思う。

【キャラクター】
歴代のキャラクター達のことは今さら語るまでもないと思いますが
楠芽吹編のキャラクター達もただのモブではないキャラの立ったキャラクター達で魅力的。
弥勒さんがテンプレお嬢様ライバルキャラだけど、すごく好き。

【作画】
とても綺麗で安定感がありますね。キャラデザも好き。
防人はフルフェイス衣装のせいで戦闘中誰が誰かわからないのが残念。

【音楽】
結城友奈OP「アシタノハナタチ」ED「地平線の向こうへ」
OPもEDもなんかグランドフィナーレって感じの曲調ですね。
どっちも激しい戦いを締めるに相応しいいい曲だと思うけど、このグランドフィナーレ感満載のEDが毎回流れるので毎回最終回みたいな感じに。

【総評】
世界観を理解するためにも1期2期視聴は必須。
ちょっと使いまわしが多かったのは残念だけど、何回見てもいいものはいい。

作品全体が最終回みたいな話ばっかり。
ご都合主義で自己犠牲崇拝しすぎだけど、そんなことは気にならないくらい強く引かれる魅力がありますね。

一話一話のエピソードがすごく重たくてかなりしんどかったです。
一気に視聴するのは精神的にかなりくる。

でもこのシリーズは本当にいい作品だと思う。
ここまでずっと見てきて良かったです。

投稿 : 2021/12/29
閲覧 : 385
サンキュー:

21

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

鬱からの解放

感想

この『結城友奈は勇者である』の1クールの中に「楠芽吹は勇者である」と「乃木若葉は勇者である」のシナリオが入ってて、当然それぞれに主人公がいて、時系列もバラバラなのかな?
キャラもいっぱい出て来るし、それぞれの話がどのように繋がってるのか正直理解できてないですorz
とにかく、みんな必死に頑張って戦ってたなぁってのだけは伝わったよ。

最後は友奈と美森が壁の向こう側へ人がいないか調査の旅でしたが、これ、「少女終末旅行」っぽいよね。
これこそスピンオフで観れるかもw なんて。

なんにせよ これで完結。
ようやく 暗い鬱物語から解放される!(鬱展開は苦手)
スッキリおさらばだ!!(笑)

投稿 : 2021/12/29
閲覧 : 214
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15

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

完結したとおもったゆゆゆの続編。完結編

キャラクターに深みを作るのではなく、量産隊や勇者御記によりバーテックスとの最初の遭遇戦や勇者システム等のよく分からない所に詳しい説明が入り世界観に深みを作る形で話は進んでいく。。
正直、キャラに関して今作は新キャラ増えすぎたのでキャラの深みが浅くなってしまった感もある。

最終戦は闘いに闘いで何故か初期のプリキュアを彷彿させられた。見応えある盛り上がっりと作画でした。
鍬といい、壁が無くなった外の世界等ツッコミどころはあったが綺麗に伏線回収して大団円となる。

相変わらずの耽美な作画に耳障りのいい音。以前に比べ四国感が強く出ている。

100点中80点

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 157
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4

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

本当の結末と勇者部の面々その先へ

 前作、「勇者の章」の完全版?となる内容で、勇者部以外にも舞台裏となる「勇者の章」に至るお話だったです。勇者を目指した少女たちの活動そのっちの先祖である乃木若葉をはじめとした先代の勇者達の物語を織り交ぜて、「勇者の章」のラストさらにその先の未来を描いていたです。

 友奈たち以外の少女の葛藤が、主役以上に物語を恨めたみたいだったです。勇者の章で描かれないそのっちが持ってきた、勇者御記の内容が面白かったです。
 {netabare}そのっちの先祖、乃木若葉の活躍と苦悩が、壮絶だったです。周りからの圧力、仲間からも誤解され襲われたりと壮絶だったです。千景の壊れようが、凄かったです。友奈の前世?高嶋友奈も出てきたです。友奈と外見性格も、変わらないようにしか見えないです。{/netabare}

 これらを通して、友奈の神婚の儀に結びついていったです。優奈奪還作戦において、{netabare}そのっちと夏凛ちゃんの気合いが、{/netabare}燃えていたところが印象的です。
 勇者の章のラストに新たなエピソードも加わり、{netabare}}成長した友奈たちのその後を見れたことは、{/netabare}勇者の章より納得いった感じに思えたです。

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 163
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10

Mamoru さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:今観てる

過大評価。典型的な萌え豚子供向け作品。

絶賛するほどの内容じゃないですね
普通のアニメ

他の萌え豚ものに比べたら少しマシに見えるくらいで、物語はシンプル且つつまらないです。

ただ惰性で何とか完走する事ができました。

この作品は明らかな過大評価です
他の萌え豚系アニメと同じ現象が起きてる
キッズが持ち上げてるんでしょうね

こういう可愛いヒロイン達を見て「3次元の女は……」とか「彼女作らなくてもいいや」など、考える人が多すぎます。
この作品をみて現実逃避している萌え豚、キモヲタ共に言いたい。

いい加減目覚めなさい

貴方の容姿は変えられないし二次元の彼女なんてものは作れないんです、現実のスペックでどうにかこうにかするしかないのです

自分がこんなにあたり強くレビューを書いてるのは萌え豚系キモオタ向け作品が流行れば流行るほど、
アニメ文化は衰退すると考えているからです。

アニメ界も萌え豚系作品を沢山作れば、数打てば当たるの精神で、そちらに力が裂かれてしまい結果、面白くないアニメが量産されます

それが近年の状況です

萌え豚やキモヲタに媚びるアニメが多くて嘆かわしい。
ちゃんとした物語、シリアスで重厚な作品を視聴したい次第です

これが絶賛されているのはおかしいと思うので、低めの点数付けときますね

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 182
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2

ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

叫び声が素晴らしい

第九話まで視聴しました。
タイトルの通りですが、世の中には不快な叫び声にまみれた作品もある中、本シリーズはダントツに素晴らしい叫び声を聞くことができます。やはり、人物の置かれた状況の理解があってのことだと思います。シリーズ通して言えますが、とにかく脚本が素晴らしい。音楽面でも大変な高レベルです。未視聴の方は是非一期から順々に観る事を強くお勧めできます。

以下は大変なネタバレで、しかも私用のメモで、しかも不完全で途中が飛んでたりしていますので、見るのを避けた方がいい方もおいでだと思いますのでご注意をば。

{netabare}冒頭は一期ラストと同じ描写だった。なお、その後の文化祭(夏休み後なので秋)での劇発表(と同時に園子回復)までが一期。

年末に向け、日常をとりもどす勇者部6人、日常パートはとてもお気に入り。勇者の章と話が並行している。(勇者の章1話目で東郷のいない冒頭に12月期の勇者部部会があった←改ざんされた記憶。2話目でコート着用してた。)

緊急事態発生、東郷さんだけ、巫女として再任務、奉火祭の生贄?(勇者の章2話目で友奈が見た東郷の記憶の泡の中の描写と同じ、雨の中、大赦神官が家に来るシーン。反攻作戦を中止=トヨアシハラ作戦中止?)

二年前、勇者候補生の中から二刀流の銀さんの後任として、にぼっしー三好夏凜が決定、でも勇者部入部は一期の三話目だった、二年間待機?

候補生の一部は二年後に再招集、冬服だが厚着ではないので恐らく秋。一期文化祭前後? 宇多津のゴールドタワーが大赦の関連施設になってる。世界は四国のみ、バーテックスは勇者が倒した、防人としてトヨアシハラ作戦開始。星屑が襲ってくる。巫女国土亜耶が神樹の苗を植え、人類圏の拡大を目指す。指揮官は楠芽吹、死亡者ゼロ、脱落者多数も即補充が来る

雀の讃州中学訪問は夏服だった。にぼっしー三好夏凜の様子から彼女の自称監視役としての加入のしばらく後。つまり、再召集のかなり前。その後バーテックスは勇者が倒した。
ちなみににぼっしー三好夏凜登場時は一期三話で冬服(五月ごろ?)、一期四話から夏服(六月ごろ?)。

楠芽吹は父親を過去形で語っているのはなぜ? 母親は去ったのか?
国土亜耶の両親は大赦関係者。錠前? 季節は冬。

天の神の力が急速に増す。国土亜耶が奉火祭の生贄に決定
予想より数十年早く神樹の寿命が尽きようとしている、苗を神樹に返還することに。応急処置でしかないが、逆トヨアシハラ作戦開始。物凄い戦闘シーン。

大赦から東郷に語られる顛末、六人の巫女の犠牲を東郷一人で担えると。東郷は受諾する。皆の記憶を消し、自身の存在を消し去ることを条件に。

帰還数日後、楠芽吹は意識を取り戻す。国土亜耶が奉火祭の件を忘れている事に動転するが、何に動転しているのかが判らない。記憶操作済み。

再び、東郷のいない12月期の勇者部部会。早速違和感を感じる友奈。勇者の章が始まる。

小六の精神世界に戻る東郷、銀と再会。銀に促され、勇者の章の2話目、東郷の帰還が果たされる。当然、友奈の体に烙印が発生。

EDの歌詞で「まわれ、まわれ」の部分の字幕登場タイミングが輪唱になっている。でも、回によって違うみたい。

風の退院後の少し遅いお正月パーティ、乃木家に伝わる300年前の「勇者御記」を全員で読むことに。友奈は動揺する。乃木若葉の記。

2015年7月より異変が始まる。諏訪(2018年9月連絡途絶)が事実上のおとりとして三年間持ちこたえたことにより、四国「大社」は五人?の最初の勇者を準備できた。初陣より数か月後の戦闘で伊予島・土居の二人が死亡、高嶋友奈は3分システムを起動させ重体に、乃木若葉と郡千景の残り二人となる。ネットでの中傷に怒る暗青長髪の郡千景。教室で出会うシーンでは六人目が確認できる。

大赦の検閲から、もう一人の勇者の存在に気付く全員。上里ひなた?EDクレジットのみで確認できる。

病院でも六人目が確認できる。
郡千景の出自はかなり悲惨。小さな村、誹謗中傷の嵐。暴走する郡千景、心配する高嶋友奈に応え、郡千景を止める乃木若葉。壊れていく郡千景。高嶋友奈との評価の差を嘆く。うまく友奈に声をかけられない。

襲来。ひなたも静止。あれれ? 勇者じゃなく巫女なのか? 若葉と千景で迎撃、すると千景が3分システムを起動させ、若葉に襲い掛かる。で、どうなったのかメモし忘れた。千景は死んだんだっけ?

最後の襲来。6体。若葉と友奈で迎撃、友奈は3分システムを2回使い死亡。若葉だけが生き残り、勇者御記を記す。その後、6人の巫女の犠牲により奉火祭が行われ、時間稼ぎに成功。

二人の友奈の出会い。高島友奈から穢れを引き受けるとの申し出に応ずることのできない結城友奈。

神との結婚の儀式へ。誰が?

時系列が戻って、勇者と防人の合同作戦が計画されている。

第九話。神婚式に友奈が。総力をあげて神婚式妨害を排除しようとする大赦。友奈を取り戻す決意をする勇者部の面々。自らの存在意義をかけ、決死の防衛に臨もうとする防人たち。熱すぎる展開。
{/netabare}

2021-1210追記
何が起こっているのか登場人物も私もわからないような展開で戦闘が進んでいきます。とにかく大一番なのだけど、勇者部は防衛組と友奈救出組に別れ、防人たちと共に戦っていきます。
細かい点だけど、拍手で右手を少しずらすとか、ずらさない人もいるとか、「総員退艦」時の敬礼が海軍式だったりとか中々見せてくれました。陸海軍の敬礼の違いは一期でも出てきたような気がします。
神官たちが砂化していきましたが、ここで今期の吸死を思い出してしまうという不覚を取ってしまいました。制作陣としても痛恨ではないでしょうか。
で、そもそも論なのですが、なぜ女子だけが前線で戦っているのだろう、と思っちゃいました。ジャンルとして美少女戦闘物があるのは知識として知っているけど、碇シンジ君だって戦ってましたよね。需要はあるし、叫び声も似合うのは確かです。とりあえず、アニメにおける男女の非対称性は実在するので、一部の意味不明な人たちに絡まれないことを祈っています。

2012-1216追記
第十一話を視聴、壮絶です。友奈を見つけた時は声が出ました。助けてって言える友達、私にはいないので複雑な心境です。
壮大で美しい絵、友奈の決めポーズは歌舞伎を連想させる格好よさでした。
何に攻撃しているのかよく分かんなかったけど綺麗だからいいです。
世界も勇者部も救われたのでしょうか。これで最終回でいいんじゃないです? 次に何が待っているというのでしょう。
EDでしんみりきちゃいました。私、チョロいので。
次回、最終回。

2021-1225追記、評価確定
最終第十二話を視聴、視聴残り2時間でした。いよいよ私も追い詰められています。
剣山が一瞬で燃える? そんなシーンありましたっけ。追加で起こった出来事なのでしょうか。ゴールドタワーも? 神樹様の消失は確定。大赦が海底から引き上げたのは神樹様の欠片?
初代勇者からのメッセージ、乃木若葉経由で勇者部へ渡ったクワ。諏訪地方(長野、四国のための時間稼ぎに結果的になった抵抗のあった場所)で戦った初代勇者白鳥歌野から「戦いの後の復興こそが勇者の使命」であると。乃木園子は再び大赦に身を捧げます。結城友奈も勇者御記を再び記し始めました。
4年後、勇者部も防人もみんな元気でした。
世代を重ね、世界は復興していくという希望が最後に残りました。

映像は綺麗だったのですが、戦闘シーンのイメージが捉えにくかったです。
犠牲になり続ける少女たちの連鎖を止め、大赦も利用して復興に進む形に落ち着き、凡庸ですが、良かったのではないでしょうか。熱さは第十一話が最高だったと思います。

投稿 : 2021/12/25
閲覧 : 199
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14

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これで本当に終わりか

謎のバンドスタート。

香川しか出てこないかと思っていたけど、今期はなんと愛媛の娘たちが新たに登場。同じように戦っている。
勿論今までのメンバーもいる。

結城友奈も過去からいたのかと思ったけど、別の魂なのね。先祖??
初代メンバーたちの戦い。安定の内ゲバ。メンヘラ

時系列が途中わけわからんけど、話の本筋じゃないから無視で良かったようだ。でも、混乱したからちょい残念な気持ち

最後のほうはいつも通りの勇者パンチ
良かったぞ

{netabare}エピローグは4年後。実はお外の世界あったんだ!じゃあなんだったんだていうね。{/netabare}


OP
アシタノハナタチ 讃州中学勇者部
ED
地平線の向こうへ 讃州中学勇者部
挿入歌
U・D・N YUSYABU BAND。
Darling☆Darling 結城友奈(照井春佳)&犬吠埼樹(黒沢ともよ)。
真紅の刃 犬吠埼樹(黒沢ともよ)&三好夏凜(長妻樹里)


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
神世紀300年。突如日常を失い、人類の存亡をかけて異形の敵・バーテックスと闘うことになった讃州中学勇者部の結城友奈らの日々を描いたテレビアニメ第1期「結城友奈は勇者である」。続く第2期「結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-/-勇者の章-」では、その2年前に闘った勇者・鷲尾須美らの物語と、世界の秘密が明かされ、友奈たちは再び困難に挑んでゆく。死闘の末、ついに日常を取り戻した少女たち--。そして、「結城友奈は勇者である -大満開の章-」。これは、これまでの、これからの物語。


1. 青春の喜び
少女たちの、かけがえのない日常がそこにある。

2. あなたに私のすべてを捧げます
少女たちの不思議な不思議な目的とは。

3. 小さな幸せ
懸命に前へ進む少女たちの絆が深まる。

4. 神託
それぞれが迎えた運命、そして。

5. 光輝を放つ
友奈たちは、必死で頑張る。

6. 私の不安をやわらげて
少女に溜められていく想い。

7. 君を忘れない
ある少女の告白。

8. 不変の誓い
バトンは受け継がれていく。

9. 真の友情
二人の少女が巡り会う。

10. 逆境で生まれる力
少女たちは、咲き誇る。

11. 私の心は燃えている
天地揺るがす戦い。

12. いつまでも続く喜び
辿り着いた、物語の結末。

投稿 : 2021/12/25
閲覧 : 151
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7

pH さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:----

4期は友奈ちゃんと東郷さんの終末旅行でよろ

友奈ちゃん激推しで、ゆゆゆを萌えアニメとしか見ていない自分からすれば、1話と最終話がとても楽しめた。特に1話、日常ものとしての出来が素晴らしい!
最終回もね、4年後の友奈ちゃん最高すぎる。友奈ちゃんが好きすぎて、4年後を見るのにちょっと畏怖と緊張があったんですけどね、自分の知ってる友奈ちゃんとは違うわけですから。

一方でストーリーの部分はよく分からなかった。知らないキャラいっぱい出てきたし、正直面白くはないし。とくに防人。ただ過去の勇者たちの話は結構良かった。

ま、これスピンオフ的な感じだったのかも知れないですね。

投稿 : 2021/12/25
閲覧 : 176
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4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これは、これまでの、これからの物語。

この作品の前作となる、TVアニメ版第1期と第2期は視聴済です。
あ、ショート作品である「ちゅるっと!」も視聴済でした^^;

次々と衝撃的な事実が明るみになり、戸惑うことすら許されない友奈たち勇者部一行…
一歩前進したら決して消えない傷を受けるのを知っている中学生の女の子の背中を容赦無く推す大人たち…
仲間のために何をも厭わず繰り広げられる満開と、魂の叫びに何度も涙で目の前が見えなくなりました。

そして時は遡り、主人公の年齢は中学生から小学6年生に変わり、次の物語が紡がれ始めました。
そこは、勇者を守るシステムが未完成だった時代の物語でした。
勇者に選ばれるのはとても名誉なこと…
だから身を挺して神樹様をお守りするお役目を果たすのは、勇者として当たり前であること…
身体中、いつも傷だらけで重傷を負うことだって珍しくありません。
「私たちは3人で勇者…」
このセリフが胸に突き刺さったのを覚えています。

そして物語はこの大満開の章に繋がる訳ですが…
個人的には色々謎が残る形となりました。

一番の謎が「結局、神樹様って何だったんでしょう…?」です。
みんなから敬われる存在であるのは分かります。
外敵からみんなを守っているのであれば、神樹様が傷つかないように有事の際は盾が必要になるのも分かります。

勇者は神樹様の盾であり鉾であるにも関わらず、何故こんなにも勇者を苦しめるのでしょう。
やっていることが本末転倒で支離滅裂にしか思えないんですけど…
と思わずにはいられませんでした。

だからなのかな…
本当なら第1期や第2期の様に号泣できる作品なんでしょうけれど、正直涙腺に響くポイントがあまり無かったんですよね。
第2期までの視聴で相当ハードルを上げてしまっていたせいなのかな…?

もしかすると、物語の展開と尺の長さが合っていなかったのではないでしょうか。
楠 芽吹率いる防人についても描かれていましたが、本来なら「楠芽吹は勇者である」のスピンオフ作品としてもう少し尺を取って深掘りした方が、より物語に入り込めた気がするんですよね。
それは「乃木若葉は勇者である」にしても然り…

だからこの作品は、12話の尺で3つの物語を取り扱っていることになるんです。
平均すると1つの物語で使える尺は約4話分…
それじゃ普通の短編作品と大差ないじゃありませんか。
しかも、それぞれの話を繋げる分の尺も必要になるんです。
もう少し尺を取れていたら、もう少し違う印象が持てた気がします。
そう考えると、その点は残念だったかもしれません。

オープニングテーマは、「アシタノハナタチ」
エンディングテーマは、「地平線の向こうへ」
どちらも讃州中学勇者部が歌っています。

楽曲に関しては2点気になったことがありました。
1点目はオープニングアニメで、讃州中学勇者部のみんなが一人ずつ映っていましたが、草花で覆い隠されていた部分って、第1期の散華で失った部分でしたよね。
印象的だったのは乃木 園子のシーン…
彼女は満開を繰り返し身体の機能をほぼ喪失してしまっていたから、あのような表現しかできなかったんだろうな…と思いながら視聴していました。

2点目は、第1話で流れた劇中歌です。
中でも樹と夏凜がカラオケ店で歌ったていた「真紅の刃」は、〇〇の巨人の楽曲にそっくりなんですけど…
転調の仕方もそっくりなので、思わず笑ってしまいました。

1クール全12話の物語でした。
しっかり堪能はさせて貰いましたが、少し急ぎ過ぎに感じたられた部分が勿体ないと思えた作品でした。

投稿 : 2021/12/25
閲覧 : 176
サンキュー:

14

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

今度は友奈達の過去を描く、彼女らが知らない物語を

最初に描いたのは満開の謎、能力解放と引き換えに失う体
次に描いたのは東郷さんの過去

そして次は何処を描くのか
この勇者部の活動を...

1話 ここの時間軸は...
あるバーテックスを倒しかけた時、声が聞こえた...
さあ、ここに何時辿りつく?

開幕、けいおんしてるしwwwww
何故かあの子がおった
嘗て東郷さん(鷲尾須美)と共にお勤めをしていた園子が...

その後カラオケの後
急にサバゲ―を始めるのだった
(友菜が撃たれたので)東郷さん「ゆ”る”さ”ん”」

今度はゆるキャンか?キャンプはじまた
しかし晩飯のカレーが...

ペ ル ソ ナ 4 ム ド オ ン カ レ ー
だ が 美 味 い

その夜、東郷さんと園子は二人きりで銀のことを...
彼女だけなんだよな、あっちへ行ってしまったのは
でも魂は生きていると信じて...

どうやらここはお役目から解放された世界
東郷さんも普通に歩いている
ならバーテックスは生きているのか...?

そうなのか?
またしても東郷さんの所に来た仮面の神官達
またおっぱじめるのか!?あの脅威に!?

2話 新たな勇者候補者
大赦が必要としているのは、巫女の力?
どうゆうことか説明して貰いたいが...

ちょっと2年前に遡ろう
そこに三好がおった...!
彼女が始めて勇者として選ばれた

残った勇者候補者(防人)は外の世界を知ることになった
バーテックスの墓場を...

3話
お役目は墓場にて種を植えて大樹を増やしていくこと
でも命がけだ
それで辞めていく者も出てくるけど、また人員は入る
私達は使い捨てじゃない...!

そこで一人の勇者候補の過去が...ここは東郷さんが車いすに乗っていた頃に遡る(1期のどこかであっただろう)
ここで勇者部はボランティアみたいなことをしていることを理解したのだった
しかしまた戦力は消えていくのであった

その後、今度は大樹の寿命が近づくから苗を回収して来いと...
もう使い捨てとは言わせない...!

4話 人間を舐めるな
この台詞が銀に受け継がれるとは思ってもいなかっただろう
苗を回収した面々
勿論、誰一人欠けることは無かった
この顛末を聞いた東郷さん
だから1期で壁を壊したけど、友奈が食い止めた
間違ったことをしているなら止めるからと...

5話 神暦と西暦には何年差が
しかしまた、『現実』を突き付けられるとは友奈達は思ってもいなかった
正月、園子の家にて
すごろく遊びは建前、勇者に関する書類を皆に見せるために
だがこの書類、所々線で消されている...

一番最初の勇者が現れたのは2015年
そこで初めてのお役目が行われることになった
四国で結界が作られたことも、民に発表されたことも

だがこれは偶然なのだろうか
始めての勇者5人にいた高嶋友奈
そう、苗字は違えど結城友奈と同じ名前...中人も同じ...
3分間しか使えない満開(酒呑童子)を使用してしまい、重症を負った友奈
どうにか息を吹き返したのだが、疑問に思うのだった
勇者ってなんなのかと

反対に怒りを覚えるのは郡千景だった
ネットでのバッシングを見たんだから...

6話 例えデスノートが無くても
皮肉にも情報が漏れていた。二人は死に
友奈は辛うじて命をとりとめたが絶対安静
それだけで世間は非難する

「この世界は腐っている...」

千景の両親は酒に溺れる不倫から出戻りしてきた父と病気で寝たきりの母がおり、生活がままならなかった。しかし大赦の温情で生活できたようなもの
それに周りは怒りを覚えた。
そう、ノイズ事件で生きていた1期のビッキーと同じく...
ビッキーは元から持っていた「へいきへっちゃら」の精神で乗り越えたが
千景は違った。未来みたいに「陽だまり」は一切無かった。
勇者の勤めの痛みを思い知らせてやろうと、故郷の生徒(カタギ)に刃を...

しかし止めたのは若葉だった。それでも怒りといじめられた恐怖は止められなかった
もう、私にとっての光は友奈しかいない...しかし傍には若葉(乃木園子と血筋は同じ)のが...会見でも勇者の使命を全うするだと...!

私にとって、勤めはどうでもいい
ただ、貴女を殺めたい
友奈の側に居たい
それでバーテックスの襲撃に乗じ、若葉に刃を向けたのだった
貴女の満開は後3分...

7話 ぐんちゃんが押し潰されたもの
それは勇者としての重圧だった
それで恐れを抱いたようなものだった
若葉を追い詰めたが、満開が切れてしまい重傷を負った
しかしバーテックスは動き出し、若葉を襲ったが...
最後の最後で、彼女を庇ったぐんちゃん

そして...

貴女の散り様を無駄にはしない...!

会見で勇者は普通の人間だと発言した若葉だった

8話 次に襲い来る波
この波で散ったのは...

巨大バーテックスが6体も...
残ったのは高嶋友菜と若葉
満開を使った二人は...

先に時間切れを起こした友菜
しかしあの叫びは1期の結城友菜と同じ...!

そして300年前の物語は終わりこの意思は受け継がれるのだった...

現代の友菜は何を思う
未来の勇者に受け継がないといけないのだが、大赦に部分的に消されるだろうなあ...と思い寝るのだった

しかし夢の中で会った...高嶋友菜と...!
彼女なら祟り(胸の痣)を渡すことができると言った。けど結城友菜は...

一方防人らには戦闘訓練をしてくれとの通達が...

9話
ある祭りによって記憶が書き換えられていたことが分かった
夏凜はそれを知った
それで泣いた
だから謝罪しようとするが...
そんな中、防人達はデカいビームを撃つことを計画
でもその相手は...そう友菜だった。全ては痣を消すために
だが大赦に知らす訳にはいかない...

東郷達は、友菜を奪い返すために動き出す
神にさせてたまるかと...!

10話
こんなのは間違っている
と説得する
そうだよな、大切なのは世界じゃねえ...!

11話 私の魂は燃えている
先に向かった東郷さん
皆の活躍を無駄にはしない...!
その先に居た
友菜が...!

ホントは一緒に居たいだけなのに...言えよ
「助けて」ってよぉ!

12話 世界のその後
貴女の拳で天を突け
その後、友奈の胸にあった痣は...消えていた...!

しかし、四国の暮らしは大赦からの配給制に
外には何も無かった...!?だからデモが起こるようになった
それと防人達がおったタワーが崩壊...
これが本当の平和なのだろうか?

そうだ、もう変身しなくてもいい
そのっちは若葉の意思を継がなくていい
別のやり方で大赦と和解しようとしていた

4年後
成長した友奈達は本土の調査をしていた
人はまだ生存しているのだろうか?
そう思いながら勇者部の活動は続いていくのだった
何千年も...

投稿 : 2021/12/23
閲覧 : 375
サンキュー:

4

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

結城友奈じゃなくても勇者である

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ゆゆゆ、は1期☆4、2期☆4と、高評価しています。好きなシリーズです。

本作は3期というより、ほぼスピンオフですね。ゆゆゆ自体は2期で大団円を迎えていますから、当たり前と言えば当たり前ですが。

本作、普通に普通以上の面白さがあるアニメです(だから☆4)。

ただ、「結城友奈は勇者である」という冠から、3期(2期の後日談)を期待した私が悪いのですが、思ってた作品とちょっと違いましたね、個人的には。

スピンオフならスピンオフと、言ってもらえればね、そういう姿勢で視聴するのですが。

本作、時系列が複雑なので、一応、余談に入れときますね。視聴の参考までに。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
正直、1度綺麗に完結した物語を、無理に引き延ばそうとしている感じがした。

おそらく、スピンオフにあたる「楠芽吹は勇者である」と「乃木若葉は勇者である」を、無理に「本編の中に入れたような演出」が違和感を醸し出していたのかな、と。

いや、2作とも単体として、とても面白かったですよ。

特に、「楠芽吹」はキャラの立ち位置として良かった。ああいう、「凡人の最強」みたいなの好きなんですよね。自分が量産型・消耗品でないことを証明するために戦ってきた結果として、本来なりたかった「勇者」として仲間に認められる。

良いじゃないですか。格好良いです。

加賀城雀や弥勒夕海子などサブキャラも魅力あったし。勇者部に匹敵する素敵なパーティ。まあ、やたら「ガンバスター」みたいな雰囲気でしたけど(笑)

ただ、本作の1話目を「勇者の章」の前(がっつり日常系)にしたせいで、「勇者の章」の続き(神を失った後の人類及び勇者部の営み)を期待していた私にとっては、???みたいな感じでした(これは、事前にアニメの情報は入れない私の視聴スタイルが災いした感じです)。

ファーストガンダムの後に、Ζガンダムの1話だけ流して、0083を放送したような違和感(ガンダム好き以外には伝わらないw)。

「勇者の章」ではバッチリ決まっていた、スピンオフを絡めながらの時系列シャッフル。それと同じことしているわけですが、本作ではハマらなかった感じ。

違いはやはり、「進行中の物語」でやったか、「完結後の物語」でやったか、かな。「進行中」なら、視聴者であるこちらも、内容を深めたいと思って観るけど、「完結後」、しかも、あれだけ熱く綺麗に完結した後に、今さら過去を掘り下げられても、もはや蛇足にしか感じられませんでした。

重ねて言うけど、「楠芽吹は勇者である」も「乃木若葉は勇者である」も、凄く面白かったんです。むしろ、もっと丁寧に、6話くらいかけてちゃんと観たかったくらいです(それぞれに単独で1クール使っても全然文句ないです)。

本作のタイトルを、「結城友奈は勇者である 大満開の章」とつけず、「楠芽吹と乃木若葉も勇者であった」とかにして、完全にOVA扱いにするくらいの、

「結城友奈という看板に頼らなくてもいける自信(作品に対する信頼)」

があれば、また少し違ったのですが。もしくは、本作の12話Aパート(純粋な3期)を1話目にもってきて、諸々を描き、12話編成でCパートまでたどり着くようにするか。

と、なんとなく酷評っぽくなっちゃいましたが、最後の友奈の幸せそうな笑顔見ちゃったら、もうどうでも良くなりますね(笑) 

1期からのトータルで、最後まで綺麗に完結した、素晴らしいアニメシリーズだったと思います。制作者の皆さん、お疲れ様でした♪
{/netabare}

【余談~時系列まとめ~】
{netabare}
複雑過ぎるので、多分、ですけど(苦笑)

①「乃木若葉は勇者である」
(アニメ3期5話~7話)
※西暦2018年。地の神VS天の神バトル開始。初代勇者、乃木若葉の物語。神世紀開始。

②「鷲尾須美は勇者である」
(アニメ2期1話~7話)
※神世紀298年。何代目になるかは分からないが、鷲尾須美たちが勇者として活躍していた時代の話。

③「楠芽吹は勇者である」
(アニメ3期2話)
※神世紀300年。あと一歩で勇者になれず、守人となった楠芽吹の話。

④「結城友奈は勇者である」
(アニメ1期1話~12話)
※神世紀300年。結城友奈をはじめとした、勇者部の話。以下、⑦まではほぼ同時期の話。

⑤「結城友奈は勇者である-大満開の章-」
(アニメ3期1話)

⑥「楠芽吹は勇者である」
(アニメ3期3話、4話、8話)

⑦「結城友奈は勇者である-勇者の章-」
(アニメ2期8話~13話&アニメ3期9話~11話)

⑧「結城友奈は勇者である-大満開の章-」
(アニメ3期12話)
※神樹様及び天の神がいなくなった後の世界。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
青い鳥。時系列は、神不在後? 楽器、上手いな。めっちゃ日常系。ゆゆゆの場合、さらなる悲劇への序章にしか感じないんだよね(苦笑)

2話目 ☆4
なんかもう、ノリがガンバスターになってきたな(笑) 量産型と量産型の戦いは熱い。そして、量産型でないことを証明しようとする主人公はもっと熱い。

3話目 ☆4
勇者部を外から見る。防人の歌。城マニア(笑) ここからシリアスか。やはり、勇者の章の前か。

4話目 ☆4
バーテックス倒すとか、かなり強いな。弥勒が犠牲者の1人目か。

5話目 ☆3
すごろく(笑)  ん? また過去編?

6話目 ☆4
さらに、スピンオフか。なかなか闇が深い話。もうちょい、ちゃんと観たいよな。

7話目 ☆5
郡と乃木。最後に、群千景は勇者であると宣言する乃木、格好良いな。

8話目 ☆4
ここでまた、楠芽吹の話に、また戻るか。カリンを励ます元ライバル。

9話目 ☆


10話目 ☆4
熱いバトルだったな~。銀の斧。台詞。千景砲。スナ~(笑)

11話目 ☆3
風の技、普通にめっちゃ格好良いよな。つまりは、ゆゆゆ完全版だね。

12話目 ☆5
ここでようやく後日談か。2期のCパートって感じだよな。やはりテーマは自立か。インフラ、資源はもう無限じゃないしな。クーデター(笑) 人の力になれるのは、人。4年後。むしろその4年を観たいのだが。天の神、放射能? チーム防人。まあ、希望を魅せたラスト、と。
{/netabare}

投稿 : 2021/12/22
閲覧 : 429
サンキュー:

24

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あ〜し〜た〜のぉ〜〜 は〜な〜た〜ちぃ〜〜〜〜

最近、結城友奈と聞くとこの部分を身体が勝手に歌います。最高!

ついに始まった新章!
ただ、なんかダイジェストみたい
最後まで見てないので、どうしてこのような構成にしたのか疑問ですが、毎週楽しみだぁ‼︎

感想
うーん、わかっていたことでしたけど、無理ですよね〜
だって、綺麗に二期で終わらせているんですもん。
個人的には友奈ちゃんの話を全てカットして他の話を丁寧に描いて欲しかったなぁ
ともかく、制作お疲れ様でした〜

投稿 : 2021/12/21
閲覧 : 210
サンキュー:

1

ネタバレ

Routy さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大開墾時代の幕開け

{netabare}
かつつ化け物達の脅威に立ち向かい、畑を耕す日常を大切にした諏訪の勇者、農業王白鳥歌野

彼女の死に際に埋めた鍬というバトンは
人々を四国外へと駆り立てた

「この天災を乗り切った後、大地を耕して蘇らせる時に、この鍬も使っていただければ幸いです。」

少女達はバトンを掲げ夢を追い続ける

世はまさに大開墾時代!
{/netabare}
3期については原作ベースがありましたので
見たいシーンは山ほどありました。

しかし、仕方のないことなのでしょう。
どこを描くか、どこを描かないか
心がめちゃくちゃになるぐらい揉めたのは
容易に想像できてしまいます。
しかし、大団円で最終回を迎えることができました。
まずはスタッフの皆様、ゆゆゆを応援してくださったファンの皆さまに感謝を申し上げます。

さて、ここからは個人的な話です。
最終回を見たことにより
ゆゆゆロスになりかけていました。
もう、彼女達の日常を見ることができなくなるかもしれないコンテンツが満開祭4で終わるかもという恐怖です。
そんな気持ちで最終回を周回したときに
徐々にその感情も別なものとなりました。

劇中に描かれた地図に
2人が目指す行先が描いてありました。
これは現在の日本地図に照らし合わせて
その場所を調べるとあることがわかります。

まさか、
まど◯マギ、エ◯ァのオマージュをしながら
(それ以外にもいろんなアニメのオマージュがあり、混ざり混ざって唯一無二となり)
最後にワン◯ースのオマージュとして
終わりました。
だから、私もオマージュしようと思います。

これを読んでいただいたゆゆゆ難民の皆さまに
届いていただければ幸いです。

投稿 : 2021/12/19
閲覧 : 156
サンキュー:

3

ネタバレ

抹茶ラーメン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

勇者部の生き様を見せつけられた

ざーさんの演技力(ダミ声?)凄くて笑いましたw 声撮ってるときどんな感じなのか見てみたい

ラスト1分までは日常をエンジョイするただの中学生6人のアニメでとてもほのぼのしましたよ。うんラスト1分までは。

【10/30追記】5話まで観ました。乃木若葉を筆頭に最初の勇者達の話である「のわゆ」が始まりました。のわゆは漫画全巻読んでますが、いきなりあの2人が亡くなるシーンが流れると思わなくて驚愕した。気になるのは若葉目線ではなく友奈目線でストーリーが進むのか?って所。その場合は漫画版とは違うテイストで楽しめるから○

【11/7追記】6話観ました。千景役の鈴木愛奈さんの演技力が凄過ぎて鳥肌が立ちました。漫画版では千景が村の住民に攻撃しようとする所で若葉がギリギリ間に合って攻撃を止める流れだったが、若葉の到着が遅く何人か被害者が出るというまさかの展開にビビった。終わり方もとても素晴らしかったです。それにしても「のわゆ」の鬱なシーンばかりを重点的に流してるのは普通にキツい。

【12/12追記】11話まで観ました。安芸先生の本心が明確に描かれているシーンがあって良かったです。大体は勇者の章の引用ですが、何回見ても凄く燃える。壮大なBGM×戦闘作画が素晴らしかった。

【12/18追記】最終話観ました。締めが個人的にとても良い感じでした。4年後の風先輩の破壊力が凄い() 鍬も再登場してくれたので歌野ファンには溜まらない回だったのでは。

ただ、中盤ののわゆパートが端折りまくってるので映画化してくれることを強く望みます…。

投稿 : 2021/12/18
閲覧 : 370
サンキュー:

4

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

勇者パーーーーーーーンチ!

平和な世界が訪れたと思ったら・・また闘うの?
このシリーズ、結構くるものがあるんだよねえ。
中盤は現勇者の前の世代の勇者のお話。
バーテックス襲来の状況から描かれていた。
多くの勇者の最後のシーンはやっぱりつらいなあ。
そして最後は友奈の勇者パンチで神殺し。
バーテックスがいなくなったから、神も不要ということかしら?
まあ、何にせよ平和が訪れて良かったねえ。
{netabare}
最終話で四国以外が全滅していることが判明。これから日本全国生存者捜索の旅か。続きが作れそう。
{/netabare}
神に頼って生きていてもしょうがない、とは同意するけどね。
自分達の力で強く生きることだ。

あと、この結城友奈アニメシリーズ全般に言えることだけど、
出演声優は肺活量鍛えておかないと。

投稿 : 2021/12/18
閲覧 : 161
サンキュー:

8

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結城友奈は勇者である 大満開の章 のストーリー・あらすじ

TVアニメ新シリーズ『大満開の章』(TVアニメ動画『結城友奈は勇者である 大満開の章 』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年秋アニメ

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