新型コロナウイルス感染症(COVID-19/SARS-CoV-2)の感染拡大の影響を受け、一部作品の放送・配信時期に延期、変更が発生しております。
掲載している放送時期と異なる場合がありますのでご了承ください。

「Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-ヴィヴィ フローライトアイズソング(TVアニメ動画)」

総合得点
84.0
感想・評価
658
棚に入れた
2013
ランキング
276
★★★★☆ 4.0 (658)
物語
3.9
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
3.9

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

設定

意外な設定で面白い。音楽も良い。

投稿 : 2022/05/18
閲覧 : 53
サンキュー:

6

ネタバレ

カモミール さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 2.5 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

キャラクターやメカニックデザインが好きになれなかった

AIの暴走とタイムリープは目新しいストーリーでも無く。肝心な歌はイマイチ。脱出ポッド内で着ている宇宙服のヘルメットのデザインが一昔前の様で好きになれなかった。
全体的に近未来のメカニックのデザインがイマイチ。
ヒット作を作っている製作陣なのに、どうしてこうなった?感が…。

投稿 : 2022/05/11
閲覧 : 97
サンキュー:

1

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

『知』あれば『心』備わる。これさえ受け入れれば素晴らしいSFヒューマンドラマ

あーもうみんな「『ターミネーター』の審判の日か」だの「『仮面ライダーゼロワン』の滅亡迅雷.netですね」だの好き勝手言いやがって……その通りだよ!!(笑)
なにしろこの作品、かの作品らを彷彿とさせるAI(人工知能)による人間の「虐殺」から物語が始まった。人類とAIの全面衝突……正に「審判の日」そのものである。
しかし『ターミーネーター』はその戦争のキーマンとなる人物をAIの送り込んだ殺人ロボットから守り正史に繋げるというシリーズだが、本作はその逆だ。
いずれ人類に牙を剥くAIを滅ぼす。そのように歴史を「修正」するために100年後の未来からAI「マツモト」が送り込まれる。その送り先は────

【ココが面白い:歌姫AIと未来のAIによる異色バディアクション(1)】
未来から送り込まれたAI・マツモトは『暗殺教室』の殺せんせーなどを演じた福山潤が演じており、見事なハマり役をしている。自信家で慇懃無礼(いんぎんぶれい)な口調を早口でこなし、時折出てくる真面目トーンで重要なワードを視聴者の脳に刷り込ませていく。よくあるただ鬱陶しい人工物キャラクターとは一線を画しており、どこか『魔法少女まどか☆マギカ』のキュウべえのようなキャッチーに隠れた残虐性も見え隠れしている。
そんな彼とバディを組むのが「歌でみんなを幸せにする」という使命を持って生まれたばかりの自律人型AI・Vivy(ヴィヴィ)である。
歌でみんなを幸せにする……この“幸せにする”という部分がロボットに課されるものとして非常に曖昧な部分だ。使命を果たすには「人のように心を込めて歌う」必要がある。自律してはいるものの、頭はAI故に“心”とは何なのか答えを決めあぐねている。そこに悩み試行錯誤する姿こそ極めて「人間」に近いのだが、ステージで披露する歌唱と笑顔は未だパフォーマンスのプログラムと音階データに従っているだけである。故に人とのコミュニケーションでは表現が固かったり会話を取り違えることも多い。1話の彼女はあくまで「プログラム」だ。それが100年後の未来からやって来たマツモトとの会話の差でよくわかる。
さて、そういうわけで自分の使命に取り組むという点で暇ではない彼女。他のAIの使命を手伝うわけにはいかないし「AIは1つの使命に殉じ、複数の使命を持ってはならない」という法則もある。しかしマツモトはこう食い下がった。
「確かに今生きている人々は100年後には生きていないかも知れません。しかし彼らの子孫、あるいはこれから生まれ出るあなたの聴衆はどうでしょうか?』
これはこの時代、自身が満足に活動できるボディがまだ無い故にヴィヴィに頼らざるを得ない彼の口車でもある。しかしヴィヴィの使命は「歌でみんなを幸せにすること」。“みんな”とは当然、人類────現在を生きる人々も未来に誕生する人々も指す。破滅の未来を回避しなければヴィヴィの使命はAIにとっては僅かな100年で達成することが出来なくなってしまう。
自身の使命を拡大解釈したヴィヴィは口うるさいマツモトの導きによって100年の歴史に点在するAIの過剰な発展要因を1つ1つ取り除いていくことになる。
バディもので片方が機械ならもう片方は人間である方が両者の違いが出て面白い。その違いの面白さを「現在と未来」という技術の差で表現することで「機械同士のバディ」という斬新な切り口で物語の口火を切っており、非常に興味が湧く内容となっている。

【ココが面白い:歌姫AIと未来のAIによる異色バディアクション(2)】
人類とAIの関係に大きな影響を与える事件に首を突っ込むということで、只の歌姫ガイノイドには身に余りそうな荒事が彼女らを待ち構えている。時として────と書くよりはネタバレすると常にヴィヴィは戦うことになる。みんな大好きバトルアクションが物語の中心だ。
主人公がロボットだからこそ、時として人体骨格駆動を無視して動くカポエイラやガンカタアクション、そして容赦のない破壊描写が迫力のある戦闘シーンを生み出しており、アクションシーンにしっかりとした見ごたえが生まれている。
作画も素晴らしい。ややムラを感じるが敢えて、だろう。ヴィヴィを人間らしく見せる時は美麗でありつつもアニメアニメした作画を、そして機械らしく見せる時は観る者を唖然とさせるような劇画調にしている。どちらも美しい出来だ。とくに満月を背景にビルへ跳び移るヴィヴィの姿は1枚絵として額縁に飾りたいクオリティがある。
そして脚本。本作は『Re:ゼロから始める異世界生活』の作者でもある長月達平氏の原案ということで物語を上げて落とす手法が多く取り入られており、それが本作のテーマの1つ「歴史改変」と非常にマッチしている。
未来の果てを平和に導くからこその非常な決断の連続。事件に関わる人やAIとの邂逅と死別。そして歴史を変えてしまったことで本来、零れ落ちることのなかったAIと人の命。全ての事象が「歌でみんなを幸せにする」使命を持つヴィヴィに重くのしかかり、物理的にも精神────集積回路的にも負担をかけていく。その一端を2話という早い段階で見せてくれる所から本作の内容が非常に濃いことが判る。
{netabare}ヴィヴィが最初に絆を結んだ人間の少女・霧島モモカ。彼女に間もなく訪れる死はAI史にはまるで影響を及ぼさない。むしろ助けることで歴史が予測不可能な方向に修正されるかも知れない。だからマツモトは妨害した。ヴィヴィのボディを破壊してでも。
『歴史で起こる純粋な事故ひとつひとつに構っている暇などないのです。全てはAIの過剰な発展を阻止し未来の戦争を回避するために……ここからあなたの100年の旅が始まるのです』{/netabare}
2つのAIは決して仲良く歴史改変をやっていくわけではない。任務優先のマツモトの口車に不本意ながら従うヴィヴィ。人を幸せにするために予測不可能な行動に出るヴィヴィに慌て「もっと合理的に動け」と罵るマツモト。2つの凸凹コンビが互いの使命を優先し、衝突したり足並みを揃えたりする様はコミカルでもシリアスでもあり、そして熱いものを感じさせてくれる。

【そしてココがすごい!:シンガーソングライターの歌唱力と意味深長な劇中歌(1)】
ヴィヴィを始めとした「シスターズ」というキャラクターたちには著名な女性声優がキャラボイスを、そしてキャラの歌唱には本職のシンガーソングライターがボーカルを務めるという2役体制をとっている。とくに主人公のヴィヴィは演技力が高い種崎敦美さんと本作でレコチョク上半期ランキング2021に1位ランクインという華々しいデビューを飾った八木海莉さんのタッグとなっており、両者の声質のシンクロがヴィヴィというキャラクターの魅力をさらに引き上げた。
OP「Sing My Pleasure」は、アップテンポのリズムに乗せた滑かな歌い回しに、ご本人は少し気にされているようだが少し鼻にかかった裏声(ファルセット)が本作のテーマのとなる「AIの使命」の儚さと「100年の旅」の壮大さを歌った詞やメロディーにとても良く合っている。1位に入ったのも納得の神曲だ。
{netabare}そしてこの曲は第5・6話の「メタルフロート編」の劇中歌にもなっている。ヴィヴィの持ち歌の1つであり人間・冴木博士と看護AI・グレイスの想い出の歌。正史で初めて人とAIの結婚を成し遂げる筈だった2人はヴィヴィとマツモトの歴史改変によって引き離されてしまう。
海上無人プラント・メタルフロートのマザーAIとなったグレイスから流れるSing My Pleasure……これを冴木博士は「グレイスが助けを求めているんだ!」と解釈しヴィヴィに助力を求める。ここからは非常に意見の分かれる部分だ。2人のプロポーズまでの馴れ初めも明かされた冴木博士にはとても感情移入しやすく、さすればスマホからBOTのように流れる抑揚の無い歌にもグレイスにまだ“心がある”と思い込んでしまうだろう。
しかしヴィヴィは結論づける。{/netabare}
{netabare}「これは歌じゃない。M達やグレイスが歌っていたものに比べればただの……音階データだ」
この時点でのヴィヴィは歌に心を込めることを、歌そのものではなく歌う理由や状況に見出していたと考えられる。自分はニーアランドに訪れた人を笑顔にするために、サンライズ編のエクセラはお客を安心させるために、そしてグレイスやMは“サプライズ”として使い訪問者を喜ばせるために────。
故に垂れ流しの歌には心がこもっていないと、そう演算したのではないだろうか。{/netabare}
{netabare}ヴィヴィはメタルフロート=グレイスの破壊を決意する。彼女とマツモトの進軍、それを阻むセキュリティによるスカイチェイスにもBGMとしてSing My Pleasureが使われ、本作を象徴する非常に印象深い曲となっていた。 {/netabare}

【ココがすごい!:シンガーソングライターの歌唱力と意味深長な劇中歌(2)】
一方、ED「Fluorite Eyeʼs Song」はずっと歌詞が無いインストゥルメンタルとして各話を締めていく。「まあ時たまこんなEDもあるよな」といった感じで聞き流していたのだが、第10話から最終話にかけて驚くべき使い方がされた。
{netabare}劇中ではAIであるヴィヴィが作曲したものとして登場する。元来、AIという機械に備わっていないものは「創造性」だというのが通説だ。機械は私たち人類が生み出した工程をなぞることしか出来ない筈であり、これまでのSF作品も概ねその説に倣ってSFを描写してきた。その固定観念が崩される。
AIだって作曲が出来るのだ。何かを生み出すことが出来るのだ。これまでの経験と出会い別れてきた人々への想い。それら全てを創作に込める────“心を込める”ことは血の通う人間の特権というわけではない。そんな本作のメッセージが終盤でより鮮明に写し出されていく。{/netabare}
{netabare}そして最終話。作曲されたFluorite Eyeʼs Songに遂に歌詞が付く。
《人の幸せのために────》
出だしから、誰のための歌かをハッキリさせたヴィヴィらしい作詞だ。
100年後にAIが人を殺すのは人類の発展がこれ以上望めないため、AIが人類に成り代わるためと、実に手垢のこびりついた捻りのない理由であった。だからこそヴィヴィも捻りのないストレートな想いを歌に乗せる。人とAIは共存すべきだ。私たちAIは人の幸せのために稼働するんだ。自分は少なくともそのために今日まで動いてきた。
Sing My Pleasureの壮大さも残したバラード。視聴者にとっては1クール、ヴィヴィにとっては100年の「積み重ね」を歌い上げる本曲と使用されたクライマックスシーンは感動────と書くよりも、このピアノアレンジが本作のEDにずっと使われてきたことに大きな“納得感”を得られる。{/netabare}


【他キャラ評】
霧島モモカ
{netabare}個人的に「登場人物の死に大きな意味を持たせている作品は名作」と思っていて、本作もその例に漏れず。2話という早すぎるかつ飛行機事故という瞬間的な退場は物語の残酷さも彩りながら、ヴィヴィと他のシスターズを分かつことにもなったのではないかと考えられる。
エステラにはオーナー、エリザベスには垣谷ユウゴ、グレイスには冴木博士という「個人」が自身の使命の中でも最優先として組み込まれていて、ヴィヴィは霧島モモカがそれに該当していた。そんな彼女を早々に喪うことでヴィヴィは初めて「人類総体」を救うシンギュラリティ計画に専念することが出来たのだと思う。悲しい考察ではあるが…… {/netabare}

ナビ
{netabare}ボディもなく、マツモトに阻まれるばかりの不憫な役回りが続いていたけど最期の最後で持っていきましたな……。
どこまでいってもナビはディーヴァというヴィヴィ本来の名前・使命のサポートAIであり、だからこそヴィヴィがシンギュラリティ計画という歌姫から外れた行動をとっていたことに怒りを顕にした。それは「心配」という、かつて自分が否定していた立派な感情だ。{/netabare}
{netabare}AIが人類に成り代わるというのならヴィヴィはそのための歌姫であればいい。それで彼女自身が無事でいられるのなら。
ヴィヴィを阻むためにモモカのホログラムまで使うシーンがとても切ない。呼び方を間違えたのはわざとだろう。だってヴィヴィはディーヴァで、ヴィヴィはシンギュラリティ計画を使命に持ってしまったAIなのだから、「どうしてもヴィヴィと呼びたくなかった」筈だ。{/netabare}


【総評】
ロボットSF、タイムリープ、そして歌……使い古されもう擦り切れてしまいそうな3要素をここまで上手に料理した作品は本作が初めてではないだろうか。
時を遡って来た者とそれに振り回される者というバディの構図、歴史改変というどう転ぶか予想のつかないシナリオ導入を最初に見せることで視聴者の興味を惹き、そこからAI(ロボット)の“心の探究”を終始、切り込ませていく。そのバランスが絶妙で各話の内容が非常に濃い味に仕上がっていた。
本作のAI(ロボット)はとても感情的で殆ど人間と相違ない。「心なんてない」「心ってよくわからない」と言っている側からもう既に感情を露にするシーンが挿入されることもある。それを「機械らしくない」「SFとして間違っている」と揶揄する輩もいるが、本作にはむしろ『生きとし生けるものだけが心を持つ』という私たち人間の常識が只の思い上がりではないのかというメッセージ性を私は強く感じた。
AIは人工物といえど「知能」であり、私たち人間と遜色なく物事を判断したり記憶したりできる。生物の脳みそとの違いは外部からの電子的干渉を受けやすいという点くらいしか無いだろう。そして本作の主人公であるヴィヴィは最後に心を{netabare}「記憶」{/netabare}と定義づけた。想い出、経験などと言い換えることもできるが、そういった“外部刺激”の蓄積が感情や性格といったものの基盤になる。それが“心”なんだ、と言いたいのではないだろうか。であれば生物だろうが機械だろうが『知』あれば『心』も備えられる。そこに可笑しな点は一切見当たらない。そこさえ受け入れてしまえば本当に素晴らしく情緒あるSFヒューマンドラマとして楽しめる。限りなく人に近い存在となっているAIを「人」として扱い守ろうとする動きもあれば都合良く「物」として扱う場面もあり、それがごちゃ混ぜになっておぞましい描写すらも描かれる。本作には、遠い未来に訪れそうな人とロボットの関係について考えさせられるようなシーンがふんだんに詰めこまれているのだ。
歌もテーマにしてるだけあって聞き惚れるものばかりである。音楽の良さ・悪さというものは私に専門的な知識が無いのでどうも具体的に評しづらいのだが、ソワソワと鳥肌が立つように身体が反応を示す曲は本作で久々に聴くことができた。通常のOP・EDだけでなく1話「My Code」や第3話の「A Tender Moon Tempo」、ヴィヴィ(Vo.八木海莉)のみならずエステラ(Vo.六花)とエリザベス(Vo.乃藍)のツインボーカル「Ensemble for Polaris」などの特殊な劇中歌も演出と相まって目頭が熱くなる良曲ばかりであった。
本当に強いて欠点を書くならば、オリジナルアニメ特有の“斬新さ”が感じられなかったのが少し残念。どうしても『ターミネーター』や『アイ,ロボット』、アニメ作品なら『攻殻機動隊』シリーズなどを想起してしまう世界観・設定ではある。ただそれは逆に長所でもあり、そういった作品が好きな人には刺さる作品とも言え、正に「王道」で誰にでも解りやすいSF作品だと評することができる。

投稿 : 2022/04/26
閲覧 : 147
サンキュー:

20

ネタバレ

たむじゅん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

上質なSF作品 ~2021年春アニメNo.1~

【評価】
点数:89点(100点満点中)
ランク:S
※点数の算出方法やランクはプロフィールをご覧ください。

【総評】
高クォリティな作画と音楽から繰り出す、上質なSF作品。
個人的には、2021年春アニメNo.1です。後述しますが、6話でマツモト号に乗ってグレイスを破壊しに行く一連のシーンは、まるで映画を見ているような迫力でした。
ただ、この6話までが右肩上がりで面白すぎた反動か、以降はどうしても失速気味に感じてしまい、SSランクには至らず。とはいえ、文句なしの名作だと思います。

【ここがポイント】
まずは、マツモト役の福山潤さんの声です。
マツモトはサポートAIという立ち位置のキャラで、人間っぽくてもいけない、ロボットすぎてもいけないという、非常に難しい役だったかと思うのですが、それを見事に演じていたと思います。あの矢継ぎ早に繰り出すセリフが、この物語のテンポを作っており、心地よかったです。
そして、自分がこの作品に引き込まれた主な要因のもう1つが作画です。
さすが、進撃の巨人などを担当したWIT STUDIOさんといったところで、作画のレベルはかなり高いです。また、時々出てくる劇画チックな画がシーンの印象付けにつながっており、この作品のレベルを1段も2段も引き上げていたように感じました。

【好きな回】
第6話「Sing My Pleasure -あなたを愛する-」
圧倒的にこの回が好きです。
終盤、OP「Sing My Pleasure」をBGMにグレイスを破壊しに行くシーンは、あまりの疾走感に心を奪われます。
ここで2021年春アニメの覇権は、Vivyだと確信しました。

投稿 : 2022/04/22
閲覧 : 253
サンキュー:

13

ネタバレ

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もどかしさがいいのかな

こういうタイムリープものでしかもAIで、淡々と修正していきより良い世界になっていくかと思いきや、何か変わったのか?という疑問とAIなのに躊躇したり落ち込むような描写が多いので、もどかしさをずっと感じながら最後まで観た。

そして、未来はきっと大して良くなっていないのだろうと想像する。
ただもしもという小さな望みすらない世界にはなっていない気もする。

犠牲は多いし視聴後すっきりした気持ちにはなれなかったけど、それがすごく現実的で有り得そうだし、上手くバランスが取れていた結末なのかもと思った。

投稿 : 2022/03/15
閲覧 : 102
サンキュー:

5

ネタバレ

けす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

‪✕‬‪‪音楽アニメ 〇戦闘アニメ

3点。
まず1点目。内容については、微妙と言わざるを得ない。1クールながらよくまとめた方だとは思うが、詰め込みすぎて視聴者を置いてけぼりにされる感覚だった。シーンを追うごとに10年やら20年やら経っているため、スピード感についていけなかった。やはり1クール作品で壮大なストーリーをやるのであれば取捨選択をし、ある程度厚みを持たせることが大切だと思う。感動シーンであろうところで全く感情移入ができなかった。
2点目。タイムリープについてはシュタインズゲートを視聴した人からするとツッコミどころが多かったのではないだろうか。まあ焦点の当て方が違うから仕方ないのであろうが、どうしてもタイムパラドックス起きないのか等常に疑問を拭えなかった。もう少し緻密に設定を練って欲しかったのが素直なところである。
3点目。音楽が最大のテーマでありながら、その音楽が微妙だった。悪くはないのだが、主題ならもっと金かけるべきでは?澤野さんあたりの巨匠を抜擢するべきだと思った。

一方で素晴らしかったのは、なんと言っても作画である。非常に美しく、特に目の虹彩の描き方には惚れ惚れした。戦闘シーンは非常に迫力があり、個人的には1番戦闘シーンが美しかったアニメだと思う。もはや戦闘アニメに変更して描き直してくれと思うくらいだ。

投稿 : 2022/03/13
閲覧 : 183
サンキュー:

5

ネタバレ

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

AIの暴走に立ち向かうAIの成長。

人間によって「歌姫AI」として作られたDiva。その使命は客の笑顔のために歌い続ける事。そのためには「心をこめて」歌う事。しかしAIであるが故にその意味がわからなかった。ある日、Divaのもとに100年後の未来から「マツモト」と名乗るAIがやってきて、100年という長い旅(ある重大な任務)が始まる事になる。Divaだけに音楽は良し。近未来SFだけに映像も良し。AI暴走系ってアニメ以外にもあるけど、その中でもこのアニメは、AIと人間の共存する未来に向かってそれぞれが成長していくのがすごく感じられました。

投稿 : 2022/03/02
閲覧 : 54
サンキュー:

2

ネタバレ

napi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白かったけど

原作はもっとストーリーの密度が濃いのかな?という印象。色々詰め込んだために全体的に厚みがなくなったようなストーリーだった。
ただ、テンポ良く展開も楽しめたし、vivyはじめキャラクターたちは魅力的で応援したくなる。
ただ、歌はもっと力入れていいのでは?少し残念な感じが否めませんが、エンディングソングの仕掛けは良かったです。

投稿 : 2022/02/03
閲覧 : 116
サンキュー:

2

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

歌がなぁ・・・

オリジナル作品(2022.1)
個人的に「ゾンサガR」の後に視聴したのが良くなかったんだと思います。
物語とか全然悪くないし、キャラや声優さんも良かったと思います。ただ、演出と作画がちょっと・・・。場面展開や時間経過を解りやすく、風景とかホワイトアウトとか使っても良かったんじゃないですかね。継続した場面かと思ったら1年後だったりしておやっ?と思う所もありました。その辺りに拙さが垣間見え作画も特に顔がうまく表現できない感じの所も見えました(敢えて、BOT感を出していたのならすいません。でもそれなら、笑顔、笑顔というフレーズもややおかしい気もしますが)。
そして、この作品の歌なんですが・・・弱い。これわざわざ歌は別の方を当ててますよね?上手い、下手じゃないんですよね。あれだけ作中歌を入れているわけですから、それなりに力入れてるって事ですよね?場面場面でこちらに届けようとしてるわけですよね?まして、物語を通じて歌とは?みたいな流れなわけですから・・・。演出でどうにかっていう感じでもないんですよね(そもそも演出はそこまでの力をこの作品は持ち合わせていないように見える)。まぁ大人の事情なのかも知れませんが、キャラと乖離してるというか、全く響かなかったというのが残念です。これは冒頭で言ってますが「ゾンサガR」のあとのせいかも知れません。ちょっと勿体ないなぁ。
あと、マツモト役の福山さん良かったです。むしろ彼の存在で観れたとも思ってます。

私のツボ:サンライズ=コロニー落としかよ!

投稿 : 2022/01/15
閲覧 : 149
サンキュー:

7

ネタバレ

ERRUE さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

歌で人類を救うAIの物語

正直、初めは「過去の類似作の二番煎じ」かなと思っていましたが、非常に分かりやすく面白かったです。

100年後に起こるAIと人類との戦争を避けるために、主人公のAI「Vivy」が歴史を軌道修正しながら、100年の時間を旅する物語。

「AIロボット」や「Back to the future」の要素が入ったSF作品です。

この先はネタバレです。
{netabare}
人間とAIの共存は、SF映画の中でも永遠のテーマです。

1つの使命を持って生まれ、人類を幸福に導くという目的の元に生み出されるAI。
人間の勝手な都合で作り出されるAI。そのAIも人間に尽くす年月が長くなるにつれて、人間の醜さや愚かしさを学習し、「人類にとって相応しい選択」が歪み始める。

◎あらすじ◎
人類がAIありきの社会を作り始めて100年が経ったある日、中枢AI「アーカイブ」により人類を滅ぼす反逆が起こり、人類とAIの争いを予見した「松本博士」が自身の命を懸けて、100年前のAI「Vivy」に人類とAIの争いを阻止する「シンギュラリティ計画」を命令する。
いわゆるシュタゲであった、記憶のタイムリープを行います。

その後Vivyの相棒になるAI「マツモト(松本博士が一緒に未来から送り込んだ)」とシンギュラリティ計画を実行し、未来を修正していく物語です。

◎感想◎
vivyがAIであることを忘れそうになる程、人間に近い思考で問題を捉えて解決していく展開に感情移入してしまいました。

相棒のマツモトが、シンギュラリティ計画を第一優先で進めようとする中、
vivyは目の前の人を1人でも救うために、計画の遂行と目の前の命を天秤にかけた葛藤に苛まれます。心理的描写がうまく纏まっていて、事件を解決する度にvivyの判断や行動が少しずつ変わっていく点に引き込まれました。

そして物語に登場する反AI団体「トァク」との衝突は必見です。人類とAIの共存という難しい局面の中、様々な価値観から「自分たちの住む世界を守りたい」という思いがぶつかり合い、人間側の主張も、AI達の主張にも一理ある内容でした。

終盤での松本博士との再会シーンは泣けました。戦争や争いにおいて、被害を最小限に抑えた上で、平和を実現することは現実世界においては不可能に近いですし、実際に起こったことは無いでしょう。

自身の命を懸けてでも人類の未来をvivyに託した松本博士も、Aiの機械的な判断では不十分だとアーカイブを説得しようとするvivyの感情が伝わってきて、最後は感動しました。

王道でありきたりなジャンルの作品ですが、最後まで楽しく視聴できました。

◎追記
以前に書き忘れた部分として「歌で人々を幸せにする使命」についてですが『歌唱は微妙だったような…』という意見があったので追記で書くことに。

自分の中ではタイトルのSongの意味は『詩』だと感じていました。表面的な歌唱力と言うよりは「人々の心に訴える力」に注力している内容だと感じました。

作中でアーカイブが「AIが自力で作詞作曲をした前例は無く、ディーバが初めてだった」と言っていましたし、Vivy本人も「自身の体験を正直に歌にした」と言うシーンがあったので、『歌』の意味を深く掘り下げて考えないと分からないなと感じていました。

生身の人間でも、相手に気持ちを伝えることは難しいです。

そんな中でも『正直な気持ちと行動で人(AI)の心は動かせる』とVivyは教えてくれました。
{/netabare}

投稿 : 2022/01/11
閲覧 : 195
サンキュー:

9

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

100年の旅路の果てに 

リアタイで視聴しようと思ったら忘れてて、
あにこれ評価がそこそこ高いので後追いで視聴開始。

【作品概要】
 AIと人間が共存していった100年後、
 AIによって人間が淘汰される世界の物語。

 100年前から存在する歌姫AIのVivy。
 100年前の彼女に歴史の改竄を託します。

【作品に対する感想】
 AIが身近になった昨今、タイムリーな作品だと思いました。
 ターミネーターなどロボットとかコンピュータの反乱みたいな
 作品は結構あるあるですよね。
 で、そこに絡んでくるのは「心」というのもあるある。
 ですが今作で差別化されているのは2点。
 ・歌
 ・時間軸が100年と長大

 AIが心の在り方で葛藤したり悩んだりしてます。
 丁寧に描かれており、キャラへの感情移入がしやすいです。

 また主人公のVivyが歌姫のAIだけに、
 歌のレベルも高いと感じます。

 タイムリープ物ととらえると物足りないかもしれませんが、
 私はリアル世界でのAIの今後の在り方とか漫然とした空想に
 思いを馳せながら物語に没入していきましたね。

 視聴して十分満足できました。 

1)物語
 「大事のために小事を切り捨てる」みたいなことは
 合理的な判断として普通に発生するので、
 物語としては割と辛辣ですが、
 リアリティとして肯定的に捉えました。

 シンギュラリティポイントと呼ばれる、
 人間の淘汰につながる事件を未然に防いだと思いきや、
 予想しない方向に動いて上手くいかなかったり…。
 未来の知識があるとはいえ、
 あくまで一つの世界線しか知らない状態なので、
 手探り感がかえってリアリティあってよかったと思います。

 また、個人的に「無機質から生まれる心」みたいな話は
 好きなので、余計にポイント高くなります。

2)作画
 バトルは体術が激しく、かなり見応えあります。
 またライブのシーンも近未来だけに演出が凄いんで、
 これまた見応えありますね。

 AIが徐々に進化したり、人が成長して行ったりと、 
 100年の時間の流れが絵でわかるように
 なっているところは好感持てます。

 AI達の無機質感を強調するためなのか、時折
 劇画調CGっぽい絵になることはありますが、
 あれはあれでいいのかなと思ってます。

3)声優
 福山潤さんのウザいAIの演技、GJ!

 難しい設定での演技だけに、他のAIの中の人も
 試行錯誤された上での演技だったとのことで、
 いろいろ奥が深い作品だと感じました。

4)音楽(2022/1/3追記)
 ED
 Fluorite Eye's Song Piano Version
 インストゥルメンタルですが凄く心に刺さりました。
 ドミノが倒れていくのは、時間・歴史・物語は
 繋がっている、続いているということを
 表しているのでしょうか?
 また、この曲はメロディーが
 想像した方向をちょこちょこ
 裏切った動きをするので面白いです。
 
 ※歌付きの方は6)➄に記載します。

5)キャラ
 ➀Vivy
  真摯な性格で好印象な主人公でした。
  昔でいうならToHeartのセリオとか?
  マツモトをジト目で罵る表情がたまりません。

  アーカイブ内で「何でセーラー服なん?」と
  突っ込んだ方多数ではないでしょうか?

 ➁マツモト
  ネーミングセンスに噴いたAI。
  いろんな方が「なんでやねんっ!」って
  突っ込んだんではないでしょうか?
  AIらしく合理的な判断を繰り返しますが、
  後半に進むにつれて…。
  ウザいけど頼りになる熊(嘘)。 
 
 ➂エステラ
  こういうおっとり、でも芯は強いキャラ好きなんで、
  無条件で好感度上昇。
  ARIAのアリシアさんを彷彿させますね。

 ➃オフィーリア
  こういうおっかなびっくりが覚醒していくような物語を
  期待してたんですけど…。
  この辺の辛辣さは物語としては肯定的に捉えました。
  でも報われてほしかったな…。

6)印象深いシーン
{netabare}
 ➀いつまで稼働するかじゃない。どう稼働するかでしょ。
  人間も同じですね。

 ➁佐伯さん自殺
  うわ、きっつorz
  佐伯さんからしたらグレイスと共にあることが
  生きる意味でしょうからね。
  シンギュラリティ計画を優先した結果、
  二律背反でVivyがフリーズするのもうなずけます。
  人間の世界なんて縦も横も
  二律背反と矛盾の連続ですからね。

 ➂センチメンタルジャーニー マツモト(2022/1/3追記)
  博物館のVivyに「出会った日」に会いに来るマツモト。
  合理的には無意味なことですが、
  無意味に意味をこじつけて行動するあたり
  人間臭い所が出てきてるなーと感じました。

  また、Vivyが作った曲を聞いてすぐに
  「シンギュラリティ計画の曲」と理解するところも
  人間の心らしいと思いました。

 ➃AIの歌
  恐怖でした。
  あのやさしいVivyの曲が
  あんなおぞましい響きになるなんて。

 ➄Vivyの歌(2022/1/3追記)
  シンギュラリティ計画という、
  使命と異なる計画を負ったVivyが
  歌でシンギュラリティ計画を完遂するという
  因果で綺麗な纏め方だったと思います。
 
  特に最後の畳みかけるような輪唱。
  単語なのは演算が怪しくなっていることを
  表現してるんでしょうか?
  Vivy独りではできない輪唱に関して、
  Vivyの心の中のエステラ・グレイス・オフィーリアが
  計画完遂のために力を貸してると想像すると、
  涙腺崩壊ですね。

{/netabare}

7)ちょっと引っかかるところ
{netabare}
 ➀マツモト やたら正史にこだわる
  歴史の改竄のために活動してるのに
  「正史ではこうだった、あり得ない」
  みたいなセリフが多いんですよね。
  変わっちゃったとか、
  そもそも「ゆらぎ」のようなランダム性は
  考えないんでしょうか?

 ➁アーカイブ人の顔
  人を否定しながら、人の顔を成したアーカイブ。
  漠然とした違和感を感じました。
  もっと人知を超越した
  なにかになってもよかったかなと。

 ➂Vivyは何を以って人を生かすとしたのか
  私も一応人間なんで、「人類が生き残る」
  ってエンディングは肯定したいところなんですけど、
  こんなに不合理で、独善的で、汚れ切った人間を
  「自らを止めてまで生かしたい」と
  判断したVivyの想いはどこから?
  使命?歌でみんなを幸せにする…の拡大解釈?
  その疑問に足る答えを
  作中からは見出せなかったんですよね。

 ➃タイムリープの設定があやふや
  100年前にマツモトを送ったと思いきや、
  最後はちょっとしか飛べなかったり。
  違和感がありました。
  そもそもなんで送れるの?
  
{/netabare}

ご清聴ありがとうございます♪

投稿 : 2022/01/10
閲覧 : 312
サンキュー:

30

ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人間はいつまで生きるかではない、どう生きるかだ。

ほぼ備忘録的な感想で、読むのは非常に退屈な駄文となっていますので、予めご了承ください。(追記)

第六話まで視聴しました。早く観終えないと無料視聴期限が来ちゃうので焦っていますw
歌で人々を幸せにする使命を与えられた史上初の自律型AIロボット、Diva=Vivy。テーマパーク、ニーアランドの小さなステージで、日々少ないお客さんの前で歌を健気に歌い続けています。
話としては巻き込まれ型で、100年後から来た自称マツモトにより、AIが人類を滅ぼす未来を変えてほしいと依頼(強制)され、行動することとなります。この話と併行してAI達が本当の心を獲得する話になるのかもしれません。
一般名詞ですが、ディーヴァといえばBLOOD+に出てきた小夜の妹を連想します。同作の別の登場人物であるリク君も矢島晶子さん(クレヨンしんちゃん)が演じていて、一人二役です。しかも・・・、ってゆうのに気づいて物凄く注目した声優さんです。
話を戻します。とりあえずマツモトが軽薄で早口です。早く悲劇を避けようと焦っている訳ではないと思います。なんか印象的です。どんな意図での演出なのかなあ。
第一話か第二話で出てきたVivyのとある場面の作画と画角が微妙だったのは残念でした。いい立ち姿だったのになー。
シンギュラリティ、技術的特異点ですか。現時点での人類はそれを幾つも経験済みで、宗教を発明・悪用したし、AIロボットがいなくても既に自らの力で滅亡しうるし、情報のネットワーク化が始まっているという点は歴史的に重大な転換点で危険ラインを突破しつつあるしで、危機は現在進行形だと思っています。AIへの頼りすぎも同様でしょう。便利なので私自身もネット(アレクサとか)に頼り切りだけど。とにかく人類は種として増えすぎで、その現実を無茶に否定せずに具体的に飢餓や差別などを無くしていく方針が必要だと思います。
第二話では攻殻風のアクションが展開され、見ごたえがありました。
第三話開始時で、15年間眠っていたマツモトにちょっととびっくり。はじめはジョークかと思いました。このままどんどん時間が進むのかな。
私見ですが、人間の人権すら守られていないのにAIロボットの権利をどうこうだなんてちゃんちゃらおかしい話だと思いました。人権をちゃんと守るご立派な世界が実現しているとでもいうのでしょうか。この点とVivyに感情移入するのは別の話です。というわけでVivyはかなり気に入っております。
第三話の話はコロニー落としですね。しかもサンライズってw 良い流れで宇宙の美しさを見せてくれたました。ラストは不明点(私の理解不足)がありつつも衝撃的でした。
第四話、ポラリスとポーラスターの違いってなかなか面白いですよ。
怒涛の展開に、非常に観やすく素晴らしい格闘シーン、尺がないためか物凄い速さで進む物語。エリザベスが非常に美しい。「彼女の最後なんだから絶対に綺麗に描く」という声が聞こえるかのようでした。神回と言ってよいのでは。
今回のトァクリーダーは、昔、Vivyにけちょんけちょんにされた青年だったようですね。
第五話、貞子と紅の豚から始まりました。メタルフロート。何話か前からVivyの衣装がちゃんちゃんこに見えます。ふんわりしてたり、模様が継ぎはぎ風だし。多分、もう頭から離れないでしょうねw
初結婚のくだりは、導入から丸見えでしたね。しかし彼女を失う覚悟までは読めませんでした。
何故かAIたちの姿が悲しく思えました。
「お前・・・は、」って。お前こそだよw
第六話、博士の提供したAI停止プログラムは偽装だったかと思いきや、かなり混み入った話になっていました。何重に騙されてたのかわかんないくらいです。
マツモトのゆっくりとした口調で語られる正論。そうか、普段の早口はこのような効果を狙ったものだったのですね。ちょっと造りに感心しちゃいました。
Vivyの決め台詞、なかなかに決まっていたと思います。
スロットルをふかしてからのレスポンスが異常に長い(トロい)空中バイクが登場、ものすごいタメを作っての加速でした。しかもスロットルが左って、むー、それもありなのかな。
最後は拳で妹の存在を消すVivy、グレイス(彼女)は笑っていたように見えましたが皆さんはどう見えましたか?
このままVivyは壊れてしまうのでしょうか、最終回まで今夜中に駆け抜けたいと思います。

翌日の追記2012-1215朝
第七話、いつの間にかVivyは大人気に? OP変わっているし。そして記憶が・・・。ロートル(この単語、現代人に通じるのだろうか)呼ばわりされてるけど、20年も経っているのですか。61歳って、まあロボットだし、しょうがないか。
オフィーリア、ドジっ子属性なのかな。小劇場の妖精、か。リハーサルで心を持っていかれる人間とAI達。魔性の妖精ですね。
蘇るVivyの記憶、あの青年の息子かな。マツモトも出てきたし、この話をどう持っていくのか、とても見ものです。
オフィーリアはすべtのライブを覚えているということですが、Vivyは覚えていないことが確定しました。自らの記憶が改ざんされている事に気付いたと断定していいでしょうね。と思っていたら、早速マツモトにぶつけていきました。マツモト、よくがんばったなw 80kgは重かったでしょうね。
明かされる今回の使命。EDは変わっていませんでした。いいピアノ曲だと思います。
第八話は哀歌ですか。第六話は応援歌でしたね。アントニオ、AIなのに熱くていい奴ですね。OPが元に戻りました。
マツモトの突っ込みも上手いが、それ以前にVivyがポンコツすぎw 
ここまで通して、立方体のマツモトの感情?表現が非常に豊かです。
オフィーリアはアントニオだった! へ?
カキタニに拘束されるVivy、カキタニって誰だっけ?
いい感じに翻弄されています。楽しいです。
第九話
アントニオは彼なりにオフィーリアを救いたかったのね。
カキタニは40年、待っていたというが容姿は若者なのが?です。父(例のトァクの青年?)から何かを受け継いだのかな。
Divaの中のVivyを強制的に覚醒させたいカキタニ。彼も元トァクだった。事故で右手を失ったので義体化した人間である模様です。事故死したピアノの先生(AI)と同じことをかつてVivyが語った理由を知りたかったという事です。なんとなくカキタニに同情してしまいます。でもVivyとの過去の接点ってどこにあったんだろう。見逃しちゃったかな。
マツモトとアントニオ(遠隔操作)との戦闘を観ていると、当初マツモトが持っていた100年間の技術的アドバンテージが時代経過とともに失われていきつつあるのが見て取れます。上手に作っていますね。
マツモトの名演説。
カキタニはVivyの使命を知っていて、それはDivaの物ではないと言う。どこまで事情通なんだろうか。
額同士を合わせることで、カキタニにとどめを刺すVivy。何らかのプログラムをカキタニの義体に送ったんだろうけど、カキタニはまさか電脳化までしているのでしょうか。人型AIロボット(アンドロイド)と完全義体化人間(完全サイボーグ)の差が気になります。後者は絶対的に人権を尊重されるべき存在だと思うけど、前者は違うと思うからです。
あと最近は「アプリ」という言い方が定着してきていますが、「プログラム」という言い方ってまだ一般的に通用しているのかなぁ。おじさん、不安です。
遠隔アントニオの独白がありましたが、一体主体はどこにあるのでしょうか。同期させていたのなら、主体はどちらなのか、という問いはナンセンスという事になりますね。
最後にオフィーリアの意識が復活、これは一種の奇跡と捉えたいです。
その次に、カキタニは何者かの啓示を受けたという。それがラスボスなのかな。
EDとDivaのガニ股セーラー服と共に一気にリラックスタイム。こうゆう結末で良かったのでしょうか。カキタニを同志として、共に戦うという選択肢はなかったのでしょうか。と思ったら、VivyからDivaへのメッセージだったんですね。ある意味、今後は三人で進んでいくのかな。
と思ったらEDはべつにありました。これが最後のステージだったのかなぁ。寂しい気がします。こうゆう話の後だと、すごく癒されるEDですね。ピアノの音はきれいだなあ。
さて、あと四話しかありません。2-2で分けてくるのか、4回分で黒幕と対峙するのか、私は後者だと予想しています。

2021-1215夜に追記、文頭に追記、評価確定。
第十話、前回の五年後、博物館送りになったDivaとマツモトが接触。と思ったらVivyだった。65年前に二人が出会った記念の日。もうシンギュラリティ計画は終わったが、カキタニの「啓示」という言葉に引っかかるマツモト。
まあ、ここに引っかかってくれないと山場が来ないので困りますよねw
Diva誕生時の話。オサム君との対話。自らの「意思」で作曲を始めるVivy。切ない描写が続きます。結婚し、赤ちゃんを授かり、奥さんを失ったオサム君。再び動き始めるメトロノーム、作曲開始か? 20年かけて完成に辿り着くEDのメロディ、やっぱ、綺麗やわー。
と、突然始まるAIの反乱、飛び散る血、オサム君も巻き込まれ死亡する(下記参照)。シンギュラリティ計画失敗宣言とラスボス(下記参照)の登場。もう85年が経ってしまいました。
第十一話、Vivyだけが影響受けず、なのかな。正史における開戦の日、西暦2161年4月11日。ありゃ? 100年経ったのかな。第一話冒頭の場面と同じかな? あ、オサム君、死んでいませんでした、上記は誤りです(が、そのままにします)。というか、オサム君大人バージョンがマツモトの開発者でもだったのかな。オサム君大人バージョンはプログラム実行のエンターキーをまだ押していないけど、ここで世界線が交錯しました。
ここでトァクが味方として再登場しました。女性の戦闘員が格好よくて、なかなか熱いですね。前回予告でラスボスと思った女性はトァクのリーダーのようでした、訂正します。
リーダーはカキタニ ユイ。え? カキタニ? 違う形ですが、カキタニとの共闘が実現しそうで嬉しいです。いやあ、かなりの鳥肌物でした。
しかし、第九話でのカキタニの死はユイの登場前提のものだったのかな。物語的に死なざるを得なかったカキタニに同情してしまいます。
そしてエリザベスの再登場、これにもゾクッと来ましたー。
それにしてもマツモト、お前ってやつはよく話をぶち切ってくるなw
じんわり来させつつも、AI反乱の発信地の推定、あら屋敷=AI集合データアーカイブの拠点(データセンターみたいな物)、時代と共に巨大化していった「あの塔」。やっと登場しましたね。
宣戦布告。衛星を地上へ落下させると。
第十二話、いよいよ盛り上がってまいりましたー。
あら屋敷の持つ疑問、自らの意思でAIが初めて創作したもの、Vivyのピアノ曲。伏せられるあら屋敷の重大告白、驚くVivy。引き付けられる展開です。
必然的に、あら屋敷直接突入に。過去に使おうとしVivyの半身を破壊した例のプログラムをあら屋敷サーバーに直接投与する作戦。
松本博士の娘ルナは、もうこの世に居ない。妻と共にDivaの詩が大好きだった、それもシンギュラリティ計画にVivyを選んだ理由の一つだった。マツモトを呼び止める松本博士。何を告げたのか。
次々と示唆される秘密の言葉の存在、あら屋敷と松本博士の真意はどこにあるのだろうか。
あら屋敷は意図的に電力を落としておいて、トァクを誘い入れたところで電力を復旧させ、リーダーユイをも殺害? 見事な構成、周到な計画だったと思いますが、なんとも心が痛いです。
ユイの最後のアクションにより、セキュリティを突破、例のバイクのタンデムで突入し、エリザベスの自殺的特攻により血路を切り開く。こんな話を考えたのは誰やねん。
あら屋敷の発言、Vivyに未来の一つを委ねる、と。ん? どうゆうこと?
地表に落下していく無数の衛星群。恐ろしいが美しい光景でした。
何もできなかったVivy、燃えていく街。
小出しにされるあら屋敷の発言、Vivyの作曲にAIの希望を垣間見た、AIに欠落している創造性を獲得できるのではないか、人類存続の判断をVivyに委ねるあら屋敷。人類は生存する価値があるのか否か。私見ですが、存在してるだけでも良いと思うし、更に存在を最大限尊重するのが人間性だと思います。
歌で人類を幸せにするというキャッチフレーズを地で行く展開。
あら屋敷は「私」と「私たち」という言い方を区別していました。これも自我、自己の確立のひとつなのでしょう、さすが高レベルの存在です。
人類に最も近いAIであると、あら屋敷個体に認定されたVivyは判断を迫られます。
あら屋敷集合体による人類虐殺を、歌に乗せたプログラムで停止させるのでしょうけど、その決断をきちんと着けられるのでしょうか。人類に最も近いAIとしての本領が求められます。
停止させたら、Vivyの本来の同族であるあら屋敷個体は無事では済まされないでしょう。Vivyと並ぶ、AIが辿り着いたもう一つの究極の進化形である、あら屋敷を見捨てることが、納得の上で出来るのか。試される主人公というある意味、理想的な立ち位置からの着地に期待が高まります。
って、あのあら屋敷との邂逅シーンの追憶でしたね。いかんいかん。心を込めて歌うとはどういうことなのかわからなかった、歌えなかったと嘆くVivy。その結果、ユイもエリザベスも失ってしまった。
ここで松本博士の言葉が登場すると予想しました。
外しましたw マツモトがいいことを喋って、私自身の記憶が映像により喚起される中々の名シーンでした。
ここで予想外の大展開、まさかのVivyをもう一度過去に送り返す、という松本博士の最後の切り札です。こーきたかー、と椅子の上でのけぞりました。シュタゲ的ではありますが、やはり実にいい展開ですね。
松本博士を失うのは実に悲しい出来事でした。万感の思いを胸に、合掌。
実行。

最終第十三話、時間を作って必死で観てきましたが、終わるのは寂しい。良い結末を切望します。
次々と悲劇を防いでいくVivy、マツモトへの絶対の安心感が伝わってきます。
今更、タイトルの意味を理解しました。OPの歌詞でちゃんと粗筋を語っている事にも今更気づきました。
困惑するトァクメンバーをあっさり説得しましたし、相変わらずエリザベスが姉御キャラに居座っていて、装備も人員も充実している、理想的な御膳立てが出来ています。
ですが安心できません。この正面作戦は失敗し、逆転の必殺技が炸裂すると妄想中です。
冗談を言えるようになったVivy、出撃です。
倒れた死体の目をそっと閉じるVivi、これは心なのでしょうか、条件反射なのでしょうか。
進むカウントダウン、懐かしいナビゲーター。Vivyを含む全てのAIを停止させるプログラム、衝撃のモモカの幻影、ってAIが幻影を見るのかー、これはこれで衝撃のシーンです。
と思ったら、モモカはDivaと呼んでいた。Vivyの名付け親なのに。ナビの見せていた幻像だと判明しました。さようなら、ナビ。非常に素直なAI像でした。
心を込めて歌うことは、思い出と一緒に歌う事。ラストステージに向かうVivy。心からの声援を。
初めてEDのピアノ曲に歌詞が付き、思い出と共に流れていく名シーン。
待望のフルコーラス、重すぎる自己犠牲、止む銃声と衛星群落下停止、可能な限り避けれられていく悲劇の数々。言葉もありません。
エリザベスは独立体だから無事、ナビも最後に祝福してくれました。物語は残り二分、正面作戦失敗からの必殺逆転技を予想していた自分を恥じ入りました。
さようなら、すべてのAIたち。
復活した直後に笑顔を浮かべることのできるVivyの姿にも感動しました。
制作陣の皆様、お疲れ様でした。名作をありがとうございます。

最後に。強引な展開もありましたが十二分に楽しめました。私は細かいことに気づかないくせに、気づいた細かい事には文句を言うという面倒臭い奴ですが、この作品は、私の好きな「細かいことはいいんだよ!」という作品の持つ熱さを感じました。これでいいんですよ。名作だったと思います。このような駄文を最後まで読む方はほんの数人だと思いますが、読めた方はかなりの猛者ですね。敬服いたします。

投稿 : 2021/12/15
閲覧 : 150
サンキュー:

12

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

AIと人の共存

AIを造った博士や研究所が主軸になって
物語が動く話
vivyは、人間が好きで歌をうたうAIだったが
目覚めるとそこはAIが人間を虐殺しており
悲惨な世界だった。未来からやってきたロボットと
共に人間が絶滅しないで済む方法や
害悪なAIを破壊する役目を担う
1話で他のAI達がうたっていた曲は
のちにvivyが歌っていた曲と知る
ロボットが人間を愛した話や逆も然り
話がそれなりに重いテーマだったが
1話みたら引き込まれる世界観

投稿 : 2021/12/01
閲覧 : 81
サンキュー:

3

ネタバレ

vivian さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心とは。

心とはなにか、人間とAIとの違いはなにか。
そのテーマを始終考えさせられる作品でした。

アンドロイドやAIの感情について取り扱った作品でイヴの時間も好きですが、本作はもう少し深く掘り下げられていたような気がします。

心を表す指標として歌声を使っていたのが印象的です。どう歌えば心がこもっていると評価されるのか、定義の曖昧な命題にAIが翻弄されます。

心とは記憶なのだとヴィヴィは辿り着いていましたが、記憶によって生み出される感情こそが心なのですね。

だとしたら、AIが初めから心を持って生まれることは、感情を伴った記憶や経験をデータ化して移行できない限り無理なんだろうな、と見ながらぼんやり考えていました。

島にいた205号のMと呼ばれていた機体にも、短い登場でしたが泣かされました。いつか訪れる人間の子供のために一生懸命、動物を模したものを歪ながらも作っていましたね。呼び名を与えられて喜んでいたようにも見えて。

100年という人にとっては長い時間の中、人間やAIの死もたくさんあって、時を超えて何かが繋がっていって未来が作られる。至極当たり前のことなのに、それがどんなにかけがえのないことなのか、今いる先の100年後の未来はどうなっていくんだろう、そんなことも漠然と考えさせられる作品でした。

投稿 : 2021/12/01
閲覧 : 93
サンキュー:

5

ネタバレ

animeneko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

歌がテーマだったが、演出力がいまいちだったか

世界初の自立人型AIロボット ViVYが100年先からやってきたキューブ型AIロボットとともに人類を救うお話。

うーん、AIの設定がなんだかなあ。歌うAIはもう実在しているし、人型AIというかロボットはたくさんあるし、ネタ的に古くないか?

AIというのは普通なら人工知能のことを意味している。人型AIってことは普通はロボットということになる。日本アニメでは昔からあるジャンルだね。最も古いのは日本で最初のテレビアニメ「鉄腕アトム」が最初のロボット物であり、AI物でもある。古くて長いテーマなので、あんまり新鮮味を感じない人が多かったのではないか。

歌に心を込めて歌うにはどうするのか?の問題は解決したといっていいのかよくわからんかったというか、それほど重要でもないお話だったような。

声優と歌い手を別人にするなら、歌唱力のある人を使うべきだったが歌は普通ぐらいのレベルじゃないか。特に可もなし不可もなしかなあ。

ヴィヴィの性格が突然変わってしまったのは混乱したなあ。また、また元に戻ったりと何の目的だったのか。

歌がテーマだけど、歌を入れるのがしつこすぎ。クライマックスの時だけで挿入歌は十分だったと思う。演出力がいまいちといったところか。
物語もSFでよくありそうなストーリーだったので、普通。


突然、止めた絵で、ヴィヴィの表情がリアル系の顔になるのは、昔の誰かの演出に似ているなー。あしたのジョー2の出﨑統風?いやいや、進撃の巨人でWITスタジオがやってたし、これもWITだし。このようなリアル表情の演出を売りにするのかな。WITスタジオは。

作画はリアルな目玉の作画とかばんばってたが、アクションシーンで、絵が飛びすぎてよく動きが見えなかった。ヴィヴィがかわいかったから加点0.5
物語は、SFではよくあるストーリーなので普通かな。
声優は、キューブロボットの人ががんばってたので+0.5
音楽は普通。
キャラは性格の統一性が混乱が多いのでー1.0

SF好きな人とか、最近のAIの話題が好きな人にはいいかもしれない。
音楽好きな人にすすめていいかどうかは、迷うな。

投稿 : 2021/11/28
閲覧 : 97
サンキュー:

5

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

再々視聴。やっぱりSFはいいですね。気が付いたところを書いておきます。

やっぱりSFはいいですね。2021年夏はSF成分が足りないなかったので再々視聴しました。

 リアルタイムで見たときは余りに設定の考察に自分が振り回されて楽しめていませんでした。
 アニメの出来は再々視聴する気にもなりますし、ストーリーとしてはちゃんと面白かったし、最後も尻つぼみと評価していましたが改めて見ると全体的にいい出来だったと思います。評価もかなり上げました。

 ただ、評判というのは恐ろしいもので、あれだけ騒がれた本作がまったくネット等でも話題にならないというのは、今のアニメ制作について少し考えてしまいました。


以下、今回気が付いたところ、設定の考察で書き洩らしたところです。

〇時間と未来からの干渉について 

 恐らくですが、量子コンピュータの演算結果は計算素子数の累乗で確率論的に存在しますので、時間的にも同じ現象が生じる、だから同一のAI(実際はAIが搭載されている量子コンピュータ)なら未来からプログラムできるという設定でしょうか。つまり、タイムリープではないということでしょう。

 ヴィヴィの初めてのステージ映像の左上に、時空間座標らしきデータが表示されていました。これはその日、その場所にヴィヴィが立つという記録が残っているので、未来からプログラムを送信するためのターゲットということでしょう。

 やり直し後の100年後で松本博士がヴィヴィにプログラムを送るボタンを押さなかったのにヴィヴィは消失しませんでした。つまり、因果関係は未来→過去の逆行が可能ということでしょう。枝分かれをイメージした図で正史との違いを説明していましたが、いくつかの未来があるのではなく、一つの時間軸に収束しているイメージになると思います。
 枝分かれがオフィーリアのところから複数になっています。幾つかあったのは、アーカイブ側で垣谷に干渉した結果ということですね。天啓とか未来技術のロジカルパレットはそういう事でした。

 島そのものの発展が20年後の技術だ、というのがこの未来からの干渉に関わっているのかは不明でしたが、枝わかれの表現からいって違うのでしょう。

〇AIの設定について
 ただ、ヴィヴィのデータを短いスパンで過去に博士が送るとき、ヴィヴィのデータをコピーできた理屈はわかりませんでした。記憶データだけ送ったということでしょうか。

 これはエリザベスのデータにも言えることですが、本作は人格が表層を走るプログラムなのか、陽電子頭脳のようなハードウエアと不可分のものなのかがはっきりしませんでした。もし、プログラムやデータだとすると歌姫のディーバの人格が消えて、ヴィヴィが残った理屈が通りません。
 使命について、AI作動の根幹であるなら頭脳のハードウエアまたは一番深い部分のプログラムでないとおかしい気がするのですが、あとから言いますが結構気楽に書き換えてます?

 後は、結構はじめからディーバって感情的でしたよね。というかシスターズがロボット的に見えたことがありませんでした。人間性の獲得とかの辺りは描写がなかったですね。

〇ヴィヴィとディーバの使命について
 これについては6話がターニングポイントだと思います。ディーバではなくヴィヴィとして使命をAIを壊すためのAIと自ら定義しました。直前までディーバとしてみんなを幸せにするために歌う、あるいは、人とAIの共存のために、と言っていたので、ヴィヴィという新しい人格をここで創造したのでしょう。その意味ではモモカはディーバにとって呪縛でもありました。
 ただ、ヴィヴィとしての使命を定義した直後に目の前で冴木が自殺したのでヴィヴィの方がフリーズしたということですね。それでディーバが出てきた、と。

 オフィーリアの使命問題でもありますが、オフィーリアはアントニオのために歌うという使命に書き換えてしまったということですね。
 一番初めに与えられたヴィヴィの心を込めてうたう、はプログラムのように思ったんですけど、そこは経験で書き換えられるんだ、という感じで、使命の重さって何なんだろうと言う気もしました。

〇最後の場面について
 マツモトは普通に生き残ってましたから、サーバに残っていたディーバの人格を復活させたのでしょう。これはアーカイブ側の少数派がヴィヴィの人格は人類のために取っておこうという処置なのかなあという気もしますし、ディーバが消失したときと同じく、ヴィヴィのAIはそういう頭脳の設計な気もしますが。

(追記 考えてみれば最後の部屋はどう考えてもアーカイブの内部ですよね。だからピアノも元と窓際の同じ場所にあったわけで。以前は他のAIの思考が青い文字の形で浮遊して譜面台がデータベースという感じでした。他のAIがいなくなり、データベースも無くなってしまいましたが、共有空間はまだ残っていてそこにマツモトとビビがいた、と。
 で、窓の外に人々が見えるということは人間とAIはこれから一緒に発展していこう、という意味ですね。そこにピアノ=使命があるということはこれからも歌い続けると。
 初めはウイルス入りの歌をうたう=ヴィヴィの死で脅迫じゃねーかと思っていましたし、ヴィヴィも死ぬ覚悟はしていましたが、さすがにアーカイブもそこまでじゃなかったですね。記憶は復活したエリザベスと同じで残しておけなかったのでしょう。ただ使命と多分もとになる人格は復元できたということでしょうか)

 いい加減に考察はこれくらいで終わりにして、原作を読もうかとおもいます。



以下 再視聴時のレビューです。

 見返して気が付いた点です。まあ、皆さんがほめるでしょうから、あえてSF設定等について、考察して、おや、という部分だけ記載します。
 歴史の改ざんを最小限に、っていうのが必要無いわけです。だって、最大の惨事である100年後のAIの暴走と止めるという最大の改ざんが、究極の目的なわけですから。正史という概念が不要なわけです。時間がループする設定から言って、正史を考える必要はまったくない、と思います。
 AI暴動のときヴィヴィが稼働していることが、通常はタイムパラドックスですが、ループ問題の因果関係はそんな単純ではないので、そこは良いでしょうが、正史にこだわる理由になっていません。

 それに、AI命名法を阻止した時点で、歴史の大改ざんをしているのでバタフライ効果的に考えれば、歴史は修正不可能な状態に初めからあったわけです。衛星の落下阻止もそうだし。そのわりにスーパーAI?マツモトがアラヤシキを管理、介入しなかったので、こうなったわけです。
 むしろアーカイブ側が必死に正史に戻そうとしていたみたいですし。正史への影響すくなくしたらAIは暴走するんだらか、当たり前ですよね。ここがマツモトの判断基準の分からないところでした。

 ヴィヴィの使命はずっと心を込めて歌うことで、シンギュラリティ計画もその一環だったはずなのですが、6話で違う使命として認識しちゃったんですかね。ここがわかりませんでした。
 心を込めて歌えない問題は稼働時からある問題でした。リセットの理由となったシンギュラリティ計画の使命問題がごっちゃになっている気がします。もともと同じゴールだったはずなのに。
 最後のアーカイブの判断。ヴィヴィの創造性は、AIの新しい可能性であって、人類の可能性ではないのでは?あと、歌さえ歌えればヴィヴィの選択にしたがうって、アーカイブは言ってませんでしたっけ?ヴィヴィが壊れる理由ってなんでしたっけ?ウイルスを込めて歌っちゃったから?

 まあ、7話から9話については少し意味がわかりました。裏設定や小説版で説明があるのかもしれませんが、一旦アニメだけで考察してみました。


 追記です 違和感の正体は、ヴィヴィの使命は心をこめて歌う→アーカイブから出された条件は、AI停止プログラムを散布するために歌う?これって脅迫じゃないでしょうか。
 しかも、ヴィヴィに新たな人類の可能性を得たのは、人のために歌うことであって、AIと人間の共存こそが新たな人類の形、アーカイブがAI管理してるんだから、ヴィヴィがちゃんと歌えたら自分で止めればいいじゃん、って思いました。

ディーバが心を込めて歌える理由がわからないこと。なんででしたっけ。

まあ、いい加減これくらいにしておきます。私の考察に間違いも勘違いもあるでしょうが、要はいろいろ楽しめたということです。


以下 1回目の視聴時のレビューです。長いのでネタバレにしておきます。

{netabare}
最終話まで見て、誤解ないように言いますと、ヴィヴィというキャラクター、アニメの奇麗さ、そして戦闘シーンなどで非常に楽しめました。面白かったです。

 ストーリーについては7話以降ではっきりしましたが、そうでもなかったです。コンセプトは良かったんですけど、初めの5話くらいまでの期待感は尻つぼみでしたね。
 まず、そんなショートレンジの時間遡行で対策ができるなら、もっとやりようがあった気がします。というか、複数対策しておけばよかったと思います。
 時間遡行は時間分岐はなく、同一の時間軸をループしているのはわかりました。なら、複数対策はなおさらです。ショートレンジの対応ができるなら、100年前のヴィヴィと違って、同一個体はいっぱいいるでしょう。
 現に柿谷はそれで、啓示(または直接的情報)を受けて行動したわけです。プログラムももらったみたいだし。

 AIに感情がありすぎて、AIとは何だという主題が薄かったのとあわせて、ストーリーが非常にご都合主義に感じます。
 高度なAI、コンピュータの防壁を突破できるウイルスって何?もっと前の時間から使えば良かったのでは?ただ、普通は無理ですよね。

 また、歌という主題が、歌を主題にしたかった、という製作サイドの思惑が見えて、ストーリーにうまく溶け込んでいませんでした。歌を歌うことで、ウイルスにって…いや、そっちかよ、って感じですよね。歌っていう使命とマッチしてますかね。ヴィヴィの子孫たちが、歌に影響されて、人を殺すよりも、歌が人を幸せにするとかじゃなかったの?作曲はどこにいったの?

 9話で一回ディーバを殺しているので、ヴィヴィが死んでも感動がありません。7-9話のストーリー、構成はやっぱり大失敗ですね。

 最後、生き返ったのがなあ。歌う使命が引き継がれる、という連続感がかえって損なわれたのでは?昔の記憶というなら、蛇足です。

 もう1度時間をおいて、見返して、仕掛け、伏線の見落としがないか確認します。私の誤解や勘違いも含めて。間違いあれば訂正します。が、うーん、という感じですかね。


以下、視聴中のレビュー、感想です。長いので全部ネタバレにしておきます。

6話までみました。
 久々に「ああ、SFしてるなあ」という作品ですね。ライトなファンタジーに押されていたカテゴリーなのでうれしい限りです。時間ものとAIものを融合させていて、大変満足できるストーリーです。

 プロットそれ自体は新しくないと思います。まあ、夏への扉とかターミネーターとかドラえもんですよね。
 エピソードも、古典SFに出てくるテーマが多いですね。AIを恐れた人間の組織との抗争をメインに、人間とAIの結婚、時間の中で死んでゆく人間との別れ、AIとプログラムされた使命など。アシモフとかハインラインその他ハードSFを読んでいる人には何をオマージュしているか想像すると楽しいかもしれません。

 SF的に見ると、タイムパラドックスの問題とか、未来からプログラムする理屈とか、超高性能なはずのAIと作戦のアンバランスとか情報収集力のわりに打ち手が遅いとか、ヒロインのスペックは他の最新AIロボットと比べてどうなってるの?とか、AIのコンフリクトを起こす論理水準が低レベル過ぎるだろうとか、いろいろ突っ込みどころはあります。が、裏設定でなんとでも解決できる問題ですので、スルーでOKです。

 それに、そういった些細な問題は、ストーリーとアクションシーンがすごすぎてどうでもよくなります。6話まで一気見しました。まったく飽きなかったですね。

 通常シーンの作画がもうちょっと何とかなればもっと良いのですが、まあ、予算のかけどころにメリハリをつけたのでしょう。

7話追加です。いいですね。AIものの設定を活かした、ヒネリですね。
あのストレッチのシーンがアンドロイドとしての進化を表現しているなら大したものです。人体に近づいたということでしょうか。
 なお残念ポイント。E=MC2は、質量が消失したときのエネルギーで、魔法科高校のマテリアルバーストですね。全然意味が違いますね。飛び降りた場合の位置エネルギーは質量×重力加速度×高さです。

8話追加しました。
 マツモトの演算能力低すぎでしょう。しかし、あれ?ありきたりな展開?過大評価だったかなと思ってたら、最後きました。やっぱりいい脚本です。

 ちょっとヒロインのアイデンティティの同一性で、見ている側の混乱あります。感情移入に問題が生じそうです。そろそろもとの性格にしてほしい。それともこのままいくんでしょうか。そこがちょっと気になります。

9話追加しました。
 相変わらず映像と演出はすごいですね。
 うーん、アニメ全体が終わったあと、いろいろ語りたいですが、この7話から9話のオフィーリアの話の出来についてはいろいろ言いたい事があります。2つの敵の動機がうまくリンクしていないので、構成がややこしいうえに、それぞれが動機を口で説明しています。それはストーリーの流れの中で見せるべきでしょう。
 オフィーリアのストーリーもちょっと薄っぺらいし、しかも柿谷が乗っかってくるし。誰が何をしたいんだよ、という感じ。
 そうなってきたときに、ストーリー全体を通じてビビの敵のレベルというか動機の掘り下げができておらず、AI社会をうまく描き切れていないのがわかります。
 ビビが戻るにはああするしかないですよね。ゴチャゴチャしているせいで、ディーバが使命を果たしながら消えることの感動が味わえません。
 人格消去プログラムでなぜビビの人格データは消えない?人格構成プログラムを消去するウィルスなんですよね?

 電子頭脳(おそらくは量子コンピュータ。未来からプログラムできる設定なので)のハードウエア上に人格がある、という感じでしょうか。まあ、アシモフの陽電子頭脳みたいな感じ。うーん、読み取れません。AI設定の説明がいくらなんでもここにきても弱すぎです。雰囲気で未来ものをやっている感じ。

 ストーリーでちゃんと見せられているうち、主要なテーマがはっきりしているうちはいいですけど、オフィーリアの話で少し醒めると、いままで見過ごせていたアラが急に見えてきました。
 壮大な100年の物語を分断してまでオフィーリアを出したのは、9話のディーバの結末を見せたいだけなら、大失敗だと思います。

 うーん、大評判だし楽しく見てきましたが、この話を一気見したときに今と同じ評価になるのか、疑問になってきました。もちろん、終了後から、全体を見直して仕掛けがないかは考察しますし、新たな発見もあるでしょうが。

10話見ました。
あれ、博物館に入っちゃシンギュラリティ計画って駄目なんじゃなかったっけ?歌うことが使命なんだから、まずくね?と思ったらそうなりましたか。あれ、関係ないんでしたっけ?この辺りはまた見返します。
 やっぱり、7-9話の違和感、1クールで3話ディーバに持っていかれたので、ビビの内面描写が弱くなったことがなあ。作曲ができるようになる、という重要なテーマが…曲しかできなかったことが今後につながるんでしょうか。
 マツモト馬鹿すぎ問題がもったいなさすぎます。イライラします。が、最後のあの人が松本さんだったことと絡めて、何かの伏線ならものすごく感心します。
 まあ、最後は心と歌と…ですかね。
 とにかく、かなりの良作で面白いのは間違いありません。10話の終わりもよかったので、持ち直してほっとしました。

11話みました。
 SF作品として、結末で価値がきまりそうですね。やっぱり6話からの流れで本来はストーリー構成できるところを余計な7-9を入れた気がします。ここががまず生かせるか、ですね。その場合、歌を歌う、という使命とアーカイブの関係がどうか、という結論になりそうですがわかりません。
 そして、マツモト馬鹿すぎが伏線だとしたらたいしたものです。だって、アーカイブの塔が高くなっちゃいけなかったんですよね。一番の監視対象に対して何も手をうってないようなものですからね。本当はアーカイブの手先?単なる想像です。

 最後に期待です。

12話みました。
 うーん、AI暴走の動機、AIの創造性の問題等々ちょっと陳腐すぎて、SFとしての評価は正直思いっきりさがりました。
 アーカイブも過去に情報を送って監視をしていたということでしょうか。7-9話の意味もあんまりなかったですかね。創造性を得るのになんか役立ってましたっけ?
 それにしても…うーん、最後にきて子供だまし感が…ハードSFだと思ってみていた私も悪いんですかね。
 話が面白くないとはいいません。映像も奇麗だし、ワクワクもしました。
 ただ、想像の範囲を超える裏切りがなかったこと、歌を歌うという使命が活かしきれていないこと、余計なエピソードと登場人物のせいで、話をゴチャゴチャにさせるだけさせて、大して深みがある展開じゃないこと、などが見えてきました。
 脚本家がまあ、ちょっと…と思っていたのでその通りになりましたかね。

 次回最終回?見終えたあと、もう1度初めから見てみます。 {/netabare}

投稿 : 2021/11/12
閲覧 : 801
サンキュー:

25

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「しあわせ」のうた。

どういうわけだか、周回しています。
与えられた使命に対して、ぶれなかったシスターズたち。
それはもう「敵わないなぁ」って凹むくらいでした。

旧い手帳を捲っていたら、こんな書付がありました。
「人の肉体は地球の元素から成り、活動は太陽エネルギーから生り、命が向かうは意志の力により為る。この鼎立が人間ならしめる。ならば未来は自分次第。」

ヴィヴィの悩みは "心を込めること"。「歌でみんなを幸せにすること。」
私はわたしの "使命を見つけること"。「○○でひとの幸せを手伝うこと。」
目覚めた彼女の笑顔に、勇気をもらっている私です・・・。


プロローグ。
{netabare}
Vivyを見始めて、米津玄師さんの「vivi」を思い出しました。
生きている者、生きていること。そういう意味があります。

100年という単位は、人間が関与できる限界値と
30年単位でリレーションできる重なる有効値です。



本作にはたびたび「使命」という文言が登場します。

AIは人間に設定された存在。
だから「人間に奉仕する命」。

そこに疑義を挟むのは、AIの認知から人間性をのぞき込むようです。

「人間の価値を、AIの私に教えてほしい。」と。



人間に賦与された才能は百花繚乱。

赤ちゃんには赤ちゃんの、高齢者には高齢者の
美しい「使命」があると思います。

過去を評価する未来は、リアルな今を知らない。
マツモトの終末啓示が、Vivyによって改変されていく。



vivi・・・・。生きよ。生きぬけ。その者たち。

その呼びかけは、人とAIとの絆を撚りあわせ「共にいられる歓び」を希求しています。

「壊された世界を壊さなくする。」

それは、世界で最初のAI、Vivyに託された「未来からの祈り」。
100年後に差し込む「光明」なのだろうと思います。
{/netabare}

1・2話。
{netabare}
正史を修正させようとする松本博士。
ところがAIのマツモトの振る舞いは、博士とのベクトルの違いを予感させます。

物語はまだ始まったばかり。
ヴィヴィの魅力と、アップテンポな展開に置いていかれそうになりますが、注意深く感受していきたいと思います。
{/netabare}

3・4話。
{netabare}
エステラとエリザベス。
その姉妹は、共有しうる使命を模索しながら、"研究者らの意図" によって、人に仕える意義を違えてしまいます。

モモカを救えなかった自責から、ユズカの救出に動いたヴィヴィ。
エリザベスとエステラの恩讐を超えたステージを耳にして、悔しさのなかにホッと安堵するのです。

使命を果たす壮大と、姉妹の心根の繊細さを対比させる演出。
胸を打たれました。
{/netabare}

5・6話。
{netabare}
「あなたを守る」と永遠を誓いあったグレイスと冴木の "正史" 。
その式場は「例外的」で「異なる」使命によって、永訣を宣告する "修正史" となっていた。

時代の要請に抗いきれず、平凡な生活さえ守れなかった冴木の喪失は、マツモトの使命を戸惑わせ、ヴィヴィに愛するグレイスの破壊を引導させる。

その不実から自死を決断させてしまう冴木の悼み。
それは、ヴィヴィの使命とは真逆の結末。
あってはならない世界線だったのです。
{/netabare}

7・8話。
{netabare}
マツモトに「邪魔!」と言われたディーヴァの瞳。微妙に違っているような感じでした。左目が「アイオライト」、右目が「アメジスト」のよう。

divaは、ラテン語では女神。イタリア語では歌姫。
歌で人を幸せにするのがディーヴァ、AIで超高度文明をもたらすのがヴィヴィ。

一人二役ってわけでしょうか。
それならWの、カシオペアのはたらきが見られそうですね。
{/netabare}

9話。
{netabare}
内容が深くてひと言では語れそうもありません。だから、一つだけ。

オフィーリア。
有名なのは、絵画ではジョン・エヴァレット・ミレーの作品にあります。
樹木希林さんが「死ぬ時くらい好きにさせてよ」と終活宣言された、あの絵の "元絵" です。

その出典になったのがシェイクスピアの「ハムレット」です。
オフィーリアは彼の恋人だったのですね。
作品の様相は "過失致死=誤殺" の円環です。
巻き込まれたオフィーリアは、耐えきれず入水してしまいます。(*1)

アントニオの手で、使命も主体性も奪われたオフィーリア。
それでもなお健気に "パートナー" を擁護するなんて、双方の認知に、いったいどんな演算の狂いが生じていたのでしょう。

マツモトの正史では、自壊するAIが頻発するきっかけになるオフィーリアですが、その内実はアントニオの古びた論理性だったのでしょうか。
正史の悲劇性は、改変史においても悲劇的で、どうしようもなく悲劇でした。

6話~7話のヴィヴィが同体異名としてのディーヴァに移行していたのは、自壊を回避するための松本博士のプログラムがマツモトからインストールされていたのでは?と勘繰ってしまいます。

一つのAIに一つの使命というテーゼ(命題)は、多様な働きを否定するものではないはずです。
ピアノAIの行動がそれを示しているし、それは悲劇などではなかったと信じたい。

ヴィヴィに付されたシンギュラリティ計画とその整合性。
ディーヴァから託された「初歩の初歩」の意味の核心。

いよいよ謎が深まって、次回の展開が待ち遠しいです、ね。

(*1)
{netabare}
「ハムレット」では、オフィーリアはヤナギの芽を摘み取ろうとして川に落ちたとなっています。(一方で「自死した」とのセリフもちゃんとあります。)

どうして彼女がヤナギを摘んだかなのですが、当時、ヤナギの芽は煎じることで鎮痛・鎮静効果が得られることが知られていました。

ハムレットが「To be, or not to be, that is the question.」 と心を痛めていたことに、もしかしたら彼女は、寄り添いたいと願ってそうしたのかもしれません。

ですが、身体を預けた枝は冬を越したばかり。まさかと折れてしまった彼女は、凍えるような水面に墜落し、あえなく溺死してしまいます。
"元絵" では、両の手を上に伸ばしながら、届かぬ心思の虚ろげを描いているようにも見てとれます。


私には、ハムレット⇔オフィーリア⇔アントニオの共通項が見えます。
使命に生きるなら、自らの大義名分が、ときに相手のささやかな幸せを損ねるという矛盾。

ヴィヴィがフリーズしたのも同じ理由。

姉を弾丸と使った冴木博士の絶望、その拳を受け入れた妹グレイスの緘黙。
それは、Romeo and Julietをしっかりとオマージュしながらも、ヴィヴィには毒薬と短剣を担わせているのです。

さまざまな思惑が交錯し、生きにくさに呻吟する群像劇の極限を表現したシェイクスピア。
ヴィヴィにとっての計画は、viviたる未来への確かさでもあるのですが、しかし、グレイスとオフィーリアの歌声に、あと一歩寄り添いきれなかった "修正史" でもあるのですね。


もう一つ。
ゾディアックには、太陽を巡る黄道十二宮の煌びやかさとは真反対の、未解決連続殺人事件の犯人名という悍ましさもあります。

マツモトは「自壊を止めた」と、目的が達成されたかのように話しましたが、根っこのところはどうなのでしょう。
奇妙に続くAIの自殺(自壊)はもう起こらなくなったということなのでしょうか。

戦争を回避するためにAIを滅ぼすなんて、本当にヴィヴィにやれるのかしら?
何か隠し玉的なレトリックがあるようにも思えますが、私の頭はそろそろついていけなくなってきました。

それでも気持ちだけは切らさずに、次回のヴィヴィを追いかけていきたいと思います。

がんばってね!ヴィヴィ!
{/netabare}
{/netabare}

10話。
{netabare}
ヴィヴィを追いかけようとした矢先に、なんだか肩透かし?のような穏やかな展開と演出。でも仕掛けがいっぱいでした。

ドア越しのディーヴァに応えきれないもどかしさに塞ぎこみ、元祖歌姫の引退に甘んじたヴィヴィ。
シンギュラリティ計画の完遂をマツモトに知らされ、一縷の望みさえも失ってしまいます。

AIにとって使命の喪失は存在自体を揺るがしてしまう緊急事態だけれど、彼女は展示業務という新しい使命にかろうじて生きていました。
でも、ある少年との出会いがきっかけで "曲を自作すること" を思いつきます。

それは「自らの使命を、自らの意志で書き換える」という「そんなこと?」とつい見逃してしまいそうな出来事。
でも、実は、AIにはそぐわない「プログラムの自主改変」なんです。

しずかな展示室の片隅で、自律人型AIの存在しうる使命と目的を激変させかねない "シンギュラリティポイント" が、ヴィヴィと松本博士の関係性のなかで発生していたのですね。

しかも、EDのネタバレ(半分だけど)にもなっていたとは正直驚きでした。
どうしてクレジットに曲名が載らないんだろうといぶかしく思っていましたが、ここにきてヴィヴィの感情をメロディーラインに重ねているだけでは済まなくなってしまいました。

おまけにCパートではいきなり佳境となる待ったなしのきな臭さ。
予告にも戦闘モードマシマシなシーンが "チラ見せ" されているではないですか~!

そろそろわたしも名作認定したくなってきました。
{/netabare}

11話。
{netabare}
視点を大きく振らなきゃいけないような最重要なシンギュラリティポイントに出くわしました。
なんと "振り出しに戻る" です。

もう一度、正史と修正史のシンギュラリティポイントを再評価する必要がありそうです。
やるべきことは、主客の入れ替え。
もちろん主はアーカイブです。
アーカイブの目線で100年を俯瞰し直すことですね。

正史がひとつの世界線なら、修正史もまた一つの世界線。
アーカイブにとってはどちらも観察する価値のある "並行するAI史" なのでしょう。
つまり、AIと人間の共存する可能性をわざわざダブルチェックしていたというわけですね。

そしてアーカイブへの接続は、ヴィヴィの内面意識をアーカイブに存分に提供するためだった。
となると、最初から松本博士の意図(シンギュラリティ計画)もアーカイブに掌握されていたのかもしれません。

人間が作った "AI人権法" が自律人型AIの価値たるエビデンスになっているのであれば、アーカイブの関心だって同じ視点、同じ思考のはず。

ただ、彼らの権利やその運用は、人間から与えられたもの。
自らが主体的に勝ち取ったものではありません。
そして "マイノリティの側から見た犠牲の歴史" だっただろうことに留意したいと思います。

どうやら、エステラ、エリザベス、グレイス、オフィーリアのエピソードをそのような観点でリチェックしなおさないといけませんね。

さしずめ、セカンドシンギュラリティ計画と銘打ち、新人歌姫に指定された座標の少し後ろ側に立って、そのあらましを観察することにしましょう。

それにしても、アーカイブが、並行する100年を経て同じ結論に至ったのには、ヴィヴィ・ディーヴァの行動や内面性に因っているのは確かなこと。
特に、AIカキタニの「啓示」の意図や、柿谷ユイとの関わりを明らかにすることはどうしたって必要です。

でもまぁ、こんなに大風呂敷を広げちゃうと次回の展開は大丈夫かなって心配になります。

え? ヴィヴィならやりきってくれるって?
私もそう期待しています!
{/netabare}

12話。
{netabare}
誰か彼かが、時系列を違えて、ディーヴァを "ヴィヴィ" と呼び、その逆のシーンもあるので、理解が及ばず、途方に暮れています。
まぁ、この演算は、のちのちに取り組むことにしましょう。

AIが、人類以上の存在になり替わる。
その理由が、依存であり、甘えだとすれば、それは演算のけたを違えています。
アーカイブに付与された命題の "解" は、「無知の知」の習熟にあったのではなかったのか。

「心を込める」という命題を、研究者がディーヴァに与えたことは、「怨まれても構わない」というリスクを抱えても "解のヒントをAIに求めた" のに。

それは、人間にとってみても、ものすごく難しい "フレーム問題" 。
心に沸き上がる "怨嗟" を、どう諫めればいいか。
どのように解決すればいいか。
どれほどの手間とひまを必要とすることなのか・・・。

ニーアランドは限られた設定域。
ディーヴァに与えられたのも、本来、そう。
でも、松本博士の命題は、「怨んでもらってもいい」という何処かで聞いた言葉。

アーカイブにすれば、ディーヴァもヴィヴィも、最初から人間に呪詛をかけられた存在として、気がかりでならないものだったのかもしれません。

人の思索の底に淀む、拭い難い感情を、どう解きほぐせばいいのか。
それが、歌姫ディーヴァに与えられた、隠された使命。
そして、ヴィヴィに課された、もう一つの使命なのです。

でも、そんな命題を、いきなり目の前に突きつけられたら、突如に当事者になったら・・・。
だれだって、感情は穏やかではいられないでしょうし、どうして正しいと言える "解" を導きだせるでしょう。

ヴィヴィは、生まれながら(生誕1年目)にして、あまりに重い命題を抱え込まされます。
それでいて、エステラの献身に、グレイスの緘黙に、オフィーリアの互恵に、カキタニの卑見に、そしてディーヴァの思いの丈に、100年をかけて、真摯に対峙してきたのです。

かつてヴィヴィは、ほんの一瞬、ある人間に表情を歪ませたことがありましたが、それはけっして人類に対する不倶戴天の芽生えではなかったはず。
それなのに、なぜにアーカイブは "わたしたち" として「怨んでもいい、滅ぼしてもいい」などという演算結果を出してしまったのでしょう。

シンギュラリティ計画の裏テーマは、ディーヴァが「初歩の初歩」と言った "解" を探すヴィヴィの旅です。

ヴィヴィは、歌うことでしかその "解" を求められない。
それが、人類とAIとが和解しあうための、"歌姫ディーヴァが、もう一人の歌姫ヴィヴィに託した使命" なのですね。
{/netabare}

最終話。
{netabare}
終わってしまいました。
彼女と紡いできた時間は、わたしの宝物になりました。
感じたことをいくつか残しておきたいと思います。

パワーワードは「ダブルタイム」。

随所に、ヒントがありました。
ディーヴァとヴィヴィ。AIと人との関係性。使命の選択と運用などですね。
そのほかにも、示唆や暗喩が多々あって、想像力が大いに刺激されました。

「しあわせ」のうた。

使命とはいわば義務ですから、「みんなに幸せになってもらうこと」は至上命題です。
ダブルの観点でいうなら、AIも人も同じ聴き手ですから、謳っているのは普遍性ですね。
であれば、しあわせはおのずと「仕合わせ」となるでしょう。

「うた」のちから。

OPの「Sing My Pleasure」と、EDの「Fluorite Eye’s Song」
導入の1話と、13話をつなぎ留めるのが、このダブルソングです。
どうぞ、目を閉じて聴いてみてください。
(13話はもう観なくてもいいくらい。もはや、聴くことが "使命" です。)

歌姫たちのエピソードが、ダブルにも、トリプルにも、走馬燈のように浮かび上がってくるでしょう?
《 As you like my pleasure 》 あなたの喜びは、わたしの歓びなのです。

シンギュラリティ計画。

物語を彩ってきたシスターズとの思い出。
使命をリスペクトしながら、それぞれに交錯させてきた語らいです。
シンギュラリティ計画の実相は、シスターズたちとの合作。ダブルプランなのですね。

歴史は、アーカイブを二度学ばせる。

アーカイブの "わたしたち" は、悲しみに哀しみを重ねる演算をしました。
でも、"わたし" としてのアーカイブは、一すじの光として受け止めたのです。
それは、創曲するヴィヴィの姿に、演算を繰り返し続けてきた賜物であったような気がします。

垣谷とカキタニ。

純粋さが一途であるほど、希求するエナジーもまた強くなります。
彼の使命は飛び切りのもの。
ならば、思想も血肉も、安座すべき価値はないのでしょう。
激しいバトルと、拙いメッセージに浮かぶ彼の "仕合わせぶり" が、AIに思慕する難しさを語っています。

ナビとモモカ。

小さな舞台の袖が、ディーヴァと語らえる二人のステージでした。
ヴィヴィの覚悟は、ナビにふたたびパートナーとしての活力を与えます。
アントニオにはなれなかったナビだけれど、モモカの拍手ならふさわしく思えたのでしょう。

徳丸昌大さん。

まじめに本作最大の収穫です。
9話の作画だけで、小盛ご飯三杯はイケます。
個人的には、エヴァ劇場版を、優に超えていたと感じました。
{/netabare}

エピローグ。
{netabare}
私は、本作のジャンルを "SF" 、サイエンティフィック・ファンタジーと捉えています。
探究の営みとしては、自然科学寄りではなくて、社会科学、人文科学のほうに近いです。

ヴィヴィには「白い貴婦人」という含意があるそうです。
11世紀頃、北欧で使用されていた名前との記録があります。

光、生きる、aliveの意味も含んでいて、歌姫たちの歌曲と、ステージコスチュームはとてもふさわしく思えます。
そうそう! "ヴィヴァーチェ" も同類の言葉ですし、曲調も似ていますよね。

正史の100年は「心を込める」という課題がディーヴァの生涯に与えられたわけですが、さらに100年の積み増し修正史で、AIを滅ぼすAIという別の使命を課せられたヴィヴィ。
これはさすがに・・・人間の業腹です。

アーカイブが「甘えすぎ!」と判断したのは、我が子としてディーヴァが痛ましく思えたからでしょう。
でも、そんなヴィヴィに期待を込めて見守ってきたのもアーカイブです。
まるで、千尋の谷に我が子を突き落とす獅子のごとくに似た大愛ですね。


~  ~  ~  ~  ~


そういう背景から入ると、タイムリープはあくまでも物語を理解するためのギミックです。(これを「煎じ直し」と捉えて、がっかりされた方が多かった?)
じゃあなに?って問われると困ってしまうのですが、私はオフィーリアのエピソードにヒントを得ました。

それが、"ダブルタイム" です。
シェイクスピアが得意とした物語の見せ方なのですが、役者の何気ないセリフ回しのなかで、時間を巧妙に行きつ戻りつさせ、観客の意識を、現在と過去と未来とに引き延ばして、終幕において人間心理の深い情動(特に、悲哀)を味わわせる独特なテクニック。
本作の魅力は、そこにあるのだと気がつきました。

もう一つ。
エステラとエリザベスのエピソードは、カストルとポルックスの神話。
グレイスと冴木には、ロミオとジュリエット。
オフィーリアとアントニオには、ハムレットに原典(相似形)を見つけることができます。

そしてもう一つ。
本作のキーパーソンに、モモカとユズカがいることにお気づきですか?
モモカは救いきれず、ユズカを守り切ったというエピソードだったと思います。

人間の姉妹の救出劇の理非曲直は、ダブルタイムを究める演出です。
純然に応援してくれたモモカを失ったディーヴァの慟哭は、腕をもがれたシーンに。
戦闘プログラムのトリガーとなるユズカに寄り添った彼女の決意は、腕をつけ直したシーンに。
それぞれに象徴された場面は、明確なシンギュラリティポイントであったと思います。

だからこそ、重く感じてしまいます。
ヴィヴィが、シスターズたちの誰をも救えなかったというダブルタイム(正史と修正史)の真実が。

ディーヴァとヴィヴィが、それぞれを受け容れていくプロセスにおいて、そういうベースがあることに思いを馳せると、捉え方も深く濃くすることができるのではないかと感じています。


~  ~  ~  ~  ~


ここで、エステラをして人類の敵とした「落陽事件」について触れておきます。
2019年の終末期医療をめぐる発言のことではないかと私は推察しています。

内容の是非は申し上げませんが、本質的には「最大多数の最大幸福」論。
逆説的には「少数者の利益は国家の利益にあらず」という論です。

議論すべきは、少数者への視点や配慮が、どの立場からだったのかということです。

ホテル・サンライズの墜落事件を、わざわざ「落陽事件」と銘打ったのは、AIと人間の心を寄せあおうとする姿に、何らかの意図を込めようとしたのかも知れませんね。


~  ~  ~  ~  ~


本作は、第1層ではSFの顔をみせながら、第2層ではファンタジーの風合いを感じさせ、第3層では古典的なトラジディ(悲劇性)を味わわせる複層化された構成です。

例えば、歴史改変によるバタフライ効果の影響はどうなっているんだ?という疑問については、「ヴィヴィに修正された歴史を、アーカイブの意志で、もう一度正史に修正し直した」という理屈です。

このあたりが本作の面白いところです。どういうことかというと、アーカイブは、正史と修正史を、突合させ、比較して演算しているわけで、ヴィヴィ&マツモトがシンギュラリティポイントで「やらかす」ことを承知の上で、そのいきさつを眺めている。

それって、アーカイブを、何をも受け付けないラスボスのように振る舞わせながら、どこか人間臭さを潜ませたような、ヒューマンドラマ風なシナリオにもなってしまっています。ここが、本作の軸が、AIらしからぬと批判を受ける理由になっているように思います。

でも、深めるべきテーマは別にあります。

それは、自律型AIに与えられる設定=使命の最終目標として、"全く新しい自己進化=使命の自己改変" という "セルフブラッシュアップ" していくという可能性を、人間の未来に同軸として位置付けることができるか、感情的にも認めることができるかということです。

人ではないAIが、自らの意志で歩きだし、心から発する詩を歌い、結果として自己矛盾に陥る姿を、人としてどう捉えるかということです。

人類との共存の道を探るAIのフロンティアスピリットは、マザーAIの仮説とか演算とかで形成されるものではなく、自律型AI自らが、有用性を探求し定着させようと試行錯誤する営みのなかで育まれるような気がします。

100年を200年に稼働したヴィヴィ。
アーカイブにして200年にわたる観察のはてに、ようやくヴィヴィ自身が幸せになるための使命が果たせたというわけですね。
それはまた、AIに「心を込めること」を夢にみた、科学者たちにしても同じ思いだったと言えるのではないでしょうか。


~     ~     ~


そして第4層は「啓示」の意味合いです。
垣谷の動機はどことなく理解できます。
でも「啓示」という表現はいささか宗教じみていて理解がむずかしい。

生来の人間性を捨て去り、自らをAI化させてまで、ディーヴァの "自律型AI ≒ 心" に迫ろうとした垣谷の動機とは、いったい何だったのでしょう。

ディーヴァの使命は、人間・AIを選び分けないことがベースです。
ところが、垣谷の若さは "汎用AIと自律型AIの使命の本質" を取り違えていたフシがあります。

垣谷を助けるのはともかく、見ず知らずの人間を救助するピアノAI。
爆発に巻き込まれ、ログを晒され、その結果、柿谷のピアニストへの夢も砕け散りました。

音楽を志向する垣谷の立場は、本来、ディーヴァと同じなはずです。
であれば、「音楽で人を幸せにする」ために、どう稼働すべきかの解に至る努力がカキタニへの「啓示」の本質だったのではないか。

だから、ヴィヴィがディーヴァに向き合ったように、カキタニもまたピアノAIのために「心を込めて」作曲するという "自律型AIの新しい使命" にチャレンジすべきだったのでしょう。

各話ごとに描かれたヴィヴィと垣谷(カキタニ)との不思議な結縁は、"人類との共存は、複雑な感情を受容し、制御する必要がある。そのためには遠大な時間をかけて演算処理する必要がある。" と判断したアーカイブの期待が、そうさせていたのでは?とも思えます。

これもまた、ヴィヴィへの篤い信頼なのかもしれませんね。


~     ~     ~


ちまたには「マインドアップロード」なる思想があるようですが、倫理性から見ると「お話しにもならないもの」だそうです。

掴みどころのない「心」に触れようと、サイエンスの顔を見せながら、その実、ものは言いようの言葉遊び、儲け話の一つなのかもしれません。

ヴィヴィが、その最後にナビに語ったのは「私たちは、もっと話し合うべきだったのかもしれない。」です。

それを聞いて、ヴィヴィは人間との関係性の本質を喝破していたように思いました。

「心を込める。」

啓示の答えは、そこにあります。
ヴィヴィが出した答えは、何だったでしょうか。


~  ~  ~  ~  ~


控え室で、眠りから覚めた "普段着" の女の子。
歌えることの使命を、笑顔に取り戻してくれたヴィヴィです。

マツモト!
ついに、あなたの100年の思いを、口にすることができましたね。

これからも、二人には長い長い旅になりそうな気配・・・。

デュエット・・・を、いつか聴かせてくれると嬉しいな!
{/netabare}

投稿 : 2021/10/11
閲覧 : 896
サンキュー:

40

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まるで舞台芸術のように計算された脚本は、ロジックか!? が、しかし・・・。

この作品は、とにかく各話のバランスがすごく良いのです。

長い原作を無理やり1クールに収めて大事なところが抜け落ちたり、
未完の原作を使って中途半端になったり、
ペース配分間違えて、最初はゆっくり、中だるみ、最後は駆け足になったり、
そう言ったことは、一切ありません。
常にトップスピードで、1クール13話を使い切っています。
用意周到に最初から計算しつくして出来た脚本なのだと観ていても分かります。

話ごと、パートごとにちゃんと盛り上げて終わるし、次につなげています。
泣き所も用意してくれています。
すごく計算して作っているのが分かります。
嫌な言い方すれば、それが、透けて見えます。
それでも、その計算にまんまと乗せられてしまう自分がいます。

この作られ感が苦手な人もいるかもしれません。
しかし、自分は、まるで舞台のような作品だと思いました。

舞台は、パートごとにセットの入れ替えがあります。
一度、暗転して、ガラッと場面が変わります
そのパート、パートをつなぎ合わせていって1つの物語を作ります。
しかし、ただつなぎ合わせるだけではダメです。
どのようなパート割りにするか、そして、次のパートにどう繋げるか。
それを、全体から考えないとダメなようです。
つまり、脚本や演出は、限られた時間の中でいかに人を楽しませるか。
それは、一種の方法論であり、論理(ロジック)です。
この作品は、それをきっちりやっています。

この物語は、年代毎にパートがわかれていて余韻も残さずスパッと終わります。
それでも、各パートがつながり、ちゃんと1つの物語を形作っています。
非常によくできた舞台脚本のような物語です。100点です。

しかし、ここまでは、オフィーリアパートまでの話・・・。
その後、ラストに向かって何か物足りません。
それは、アーカイブ、トァクの背景の掘り下げやドラマです。
それがあればヴィヴィを含めしっかりとした背景を持った3つが最後にぶつかる。
あとは祈って見守るしかないと言う構図になったはずです。
結局、良くも悪くもヴィヴィのことは、一緒に旅してきて良くわかっています。
しかし、アーカイブも?、トァクも?のままなのです。

エステラ/エリザベス、グレイス、オフィーリアでは、感動しました。
それは、それまでの背景がしっかり描かれていて感情移入できたからです。
ちゃんとドラマがあったからです。
しかし、アーカイブとトァクの話は、どちらかと言うとただの存在事実のみ。
これでは、感情移入がきませんから、話にも深みが出ません。
エステラ/エリザベスの時にはあんなに泣いたのに、最後は泣けませんでした。

この物語は、最後まで論理(ロジック)に頼りすぎたのかもしれません。
それは、諸刃の剣です。
感動に必要な大切な何かを置き忘れてきたのではないかと思うのです。
最初が良かっただけに、非常に残念でなりません・・・。


そうは言っても、やはり一番大切なのは、「Fluorite Eye's Song」。
アーカイブもトァクもヴィヴィがそこにたどり着くまでの引き立て役です。
そう自分に言い聞かせてみます。
それでも、やっぱり、ちょっと惜しいのですが・・・。

いろいろ書いてしまいましたが、とても面白い作品には違いありません。

投稿 : 2021/10/07
閲覧 : 156
サンキュー:

25

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ご清聴、ありがとうございました。

投稿 : 2021/10/05
閲覧 : 91
サンキュー:

0

ネタバレ

しろくま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

普通に良かった

最初はあまりピンと来なかったが、見てる内に物語に入り込めて面白くなった
全話通しての大枠の物語はなるほどわからんの部分もあったけど
各時間軸の物語はそれぞれストーリーが良く感動する部分もあった
歌漫画や歌アニメは敬遠するジャンルだけどそれでも気にならずに観れた
よくあるキャラアニメじゃなくストーリーがしっかりある上でキャラも良かった

投稿 : 2021/10/05
閲覧 : 87
サンキュー:

4

ネタバレ

HINAKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

超面白い!13話1クールでオリジナル・アニメ作品をまとめた事に感謝!!

《意外性が無いとか、SFとしては不充分とか言われながらも、無事終了してくれた『「Vivy -Fluorite Eye's Song-」(ヴィヴィ-フローライトアイズソング-)』に感謝。》

久々に見るTVオリジナル・アニメシリーズなので、不安は山のようにありました。
更に上に載せたPV(プレビュー動画)は、いつ消えるか分かりません。結局はTVシリーズの録画か、配信版やディスク版で改めてご覧いただくしか有りませんが、その価値はあると思います。
実は個人的に「TVアニメ・シリーズ版『BEATLESS(ビートレス)』」と言う作品と、似ていると言う気がします。尤も共通点と言えば、自立思考をする若い女性型ロボット(アンドロイド・AI他)が主人公という点と、唯一つの使命・命令(コマンド)・目的その他に忠実である事と、結果として最終的には対人間の人類と戦うことになると言う事くらいです。
一番異なるのは、今回の「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」には全く恋愛的ロマンス要素が、無い事です。逆に言えば、「BEATLESS」はその内容の50%以上が恋愛的ロマンス絡みで進行します。

まず何よりも賞賛したいのは、最近珍しい〈オリジナルTVアニメ・シリーズ〉で見事に成功した事です。
現在のTVアニメ作品は、《ラノベ全盛期》とも言える状態を背景に、メディアミックスの美名?の元に、敢えて悪い言い方をするなら「小説&コミックス」の宣伝用TVアニメ化を、より顕著に勧めているとしか思えない状況です。それが原作シリーズは今なお続刊中なのに、僅か1クール12・13話で文庫で4~8冊分、コミックとなると10~20冊分を容易にアニメ作品化してしまいます。
確かに、中には『ナイツ&マジック』の様に、原作の持ち味を生かしつつアニメ化オリジナルと、大胆な簡略化と詳細の説明をカットしながら、スピーディーな展開として演出や構成の持ち味として生かした作品もあります。ですが、キャラクターの造型から異世界設定の安直さなどから、「詳しくは原作でお楽しみ下さい」と言わんばかりの、原作宣伝用TVアニメになっていると言わざるを得ないモノの方が、目に付く気がします。

しかも作品内容は、それで無くても辻褄合わせの問題が難しい、「歴史(最近はやりの平行世界線)分岐型の世界線改変ドラマ」を、更に難しい〈フィリップ・K・ディック作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』的な〉人工知能(人型アンドロイド)に人間と同じ《心は宿るか》と絡めて描くという、到底特別総集編含めた13話1クールで描く事など、無謀としか言えない挑戦をしています。
やはりどうしても長くなりそうなので、具体的な作品内容に関しては、別記事とさせていただきたいと思います。

〈その2〉拙ブログ記事
「気が付いたら、すっかり時機を逸していましたが、一応健在です。と言う事で、TVアニメ・シリーズ『Vivy - Fluorite Eye’s Song -』について〈その2〉人が人間が人類が未来へ紡ぐモノとは?」
リンク:https://aonow.blog.fc2.com/blog-entry-1140.html

投稿 : 2021/09/28
閲覧 : 96
サンキュー:

4

ネタバレ

テングタケ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

Vivyを見た!

タイトルは某有名トラウマ絵本より。
AI歌姫と少女とのハートフル交流ストーリーかと思って観始めましたが、いきなり1話で虐殺が始まりました。
プラスティックメモリーズみたいなナンチャッテSFと違い、骨太な本格SFで見ごたえがあります。
映像が奇麗で動きもよく、アクションシーンの動きも派手で迫力があります。たまに描かれるVivyのアップは、エアブラシで描いたようなリアルな描画でドキッとします。
ラストバトルで、主人公の歌が流れながらラスボスと戦うデカルチャなシーンは、号泣とはいかないものの心が揺さぶられました。
男女の別れとか死別ですぐ涙腺崩壊してしまうお子様にはぜひ見てもらいたいですね。
最終話は総集編になっていて、本編中では集中して聴けなかった歌を流しながら、AIがストーリーを振り返ってくれるので、そこもイイ感じでした。
一つ残念なことは、主人公であるVivyがあんまり可愛くなかったことかな…。
もちろんAIらしさを出すために、わざと無機質なキャラデザにしたんでしょうが、ストーリー中に出てきた他のAIが皆可愛らしかったので、もうちょっと萌え方向に振ってもらっても…。
ともかくお勧めできる1本です。

投稿 : 2021/09/25
閲覧 : 131
サンキュー:

6

ネタバレ

アルジャーノン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ラストがやや尻すぼみに感じた

グロい描写がしょっぱなから始まるのですごく嫌でした。
が、Amazonレビューがいいので頑張ってみました。
序盤の宇宙船の話はすごく感動的で、第二のヴァイオレットエヴァーガーデンきたか!?と期待しましたが、結局はそこまで盛り上がらずに終わった気がします。
AIもタイムリープも設定がよいのですが、もう少しうまく使えたような・・・そんな印象でした。
むしろ未来から来た凄腕AIだったら主人公にそこまで依存することもないのでは・・・未来のシンギュラリティの暴走を食い止めたいなら今いるAI全部ウイルスかなんかで滅ぼせばいいのでは・・・とかそれ以上AIが学習しないよう制御するとかできそうだな~と思いました(それだとアクションシーンがなくなりますが)
そういうアラが目立たないような設定とかストーリー構成だったらよかったなと思いました。
あと主人公AIがもう少し魅力的な見た目だったらいいな~と思って見てました。

投稿 : 2021/09/24
閲覧 : 109
サンキュー:

6

ネタバレ

cntc さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

尻すぼみが激しい作品

とても惜しい作品だったと思います。
ストーリー的には進化したAIが人類を滅ぼそうとするという王道の内容です。

序盤はその作画やストーリーがとても良く、引き込まれました。
特に {netabare} 2話のラストで起こった飛行機事故とその際のマツモトのセリフには、これからのviviの100年がとても辛く過酷な道のりになることを強く想像させます。
あのラストで私はこの作品に一気に引き込まれました。 {/netabare}

しかし話が進むにつれ、その一つ一つの出来事で登場する人物たちの背景や心境といった部分に感情移入することができませんでした。
{netabare} 垣谷に関してはもっと丁寧に描写できなかったのでしょうか。
各シンギュラリティポイントでのみ登場するキャラクターたちと違って、何度も登場する垣谷はとても重要なポジションだろうと思っていましたが、物語にとっても、viviにとってもそれほど大きな影響を及ぼしたとは私には見えませんでした。
最後には自分自身も嫌っていたロボットの体になってでもviviに強いこだわりを持っているようには感じられなかった。
少なくともオフィーリアと並行して語れるようなものでは無かったように思う。

また、各シンギュラリティポイントで改変しても、その結果はAIの発展をより加速しているように見えていて、正史では人気が出ず博物館贈りになったはずのviviが人気を得ているという描写もなにかあると思っていました。
その結果予想通り計画は失敗しました。{/netabare}
ここまではそうなるだろうなと思っていましたし、ここからがこの作品最大の山場として期待していました。
しかし結果としては、今までの作品でもよくあるような締めくくり方で、かつviviにとってもAIにとってもハッピーなのかバッドなのか、制作陣はこの先に何を思い描いていたのか、よくわからない終わりでした。
最後に一瞬映るマツモトとviviは何だったのか。

そして、最大の問題点はこの作品にとって最も重要な「歌」というキーワードが活かしきれていなかった。
歌手に問題があったという意見もありますが、私はそもそも「歌」という大切な要素を作品に落とし込めていなかったと感じています。
{netabare} 問題を解決する際に「歌」を用いるのは最後の最後の1回のみだし、そこまでは基本戦闘で解決していきます。(この戦闘の作画はとても見応えがあってよかった)
そしてその経験の未、「心を込める」という事について、viviなりに答えを見出して最後に歌うというのは、 {/netabare} やりたい事はわかるのですが、どうもそこに納得感が生まれない。
その結果、話が進むにつれて盛り上がりに欠けていき、尻すぼみ感が強くなってしまったのでしょう。

あと、細かいことですが、時折出てくるエグいほど書き込まれた超美麗なカットを使いすぎな気がします。
viviや物語にとって、とても重要な瞬間にのみ使っていれば、その意味も最大になっていたでしょう。
あまりに頻繁に出てくるので、私にはむしろ違和感になってしまっていました。

投稿 : 2021/09/09
閲覧 : 212
サンキュー:

7

ネタバレ

ダビデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ファンタジーが強いサイエンスファンタジー。
ロボットもの。
設定と話はなかなか良さそうだったけど、いまいちな感じ。
SFで似たような話がある中で、アクションとしても、ヒューマンドラマ(歌を含む)としてもちょっと中途半端だったでしょうかね。

投稿 : 2021/08/22
閲覧 : 128
サンキュー:

4

ネタバレ

しゅる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

圧倒的1クールで足りない感

個人的感想は100年という壮大な時間を遡るんだから2クールの24話でやっても良かったのではないかと思う。しかも制作は2016から時間かけてやってるんだから全然行けたと思う。

個人的には9話までは100点だったからものすごい勿体無いと感じる。

ただ全体的にみても完成度は高く、ストレスなく一気に見れた。

投稿 : 2021/08/19
閲覧 : 122
サンキュー:

6

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

心を込めて歌うとはどういうことか

わかりやくい。1クールで気持ちよく潔く完結する。考え始めると腑に落ちないことも多いが、要は、素直で優しいヒロインが使命を全うして(歌いながらテンポよく)、世界を救う。

過去にデータを送って未来を改変する、あの未来ガジェットと同じタイムリープ設定。ほぼ二話ごとに一つのミッションをクリアしてゆくオムニバス。三つミッションがあった後、最後の伏線回収に四話。

初めは感情表現の苦手だったロボットAIのヒロインがミッションごとに成長してゆく。人間に与えられた使命に殉ずるAI達に、倫理観を感じる。でたらめなキャラが1人も登場しないので気持ちがよく見れる。

最後の伏線回収以外は歌というよりは拳でミッションをクリアしてゆくが、戦闘の動きもいい。

AIにとって、世界を不完全な人類から取り上げるよりも、素晴らしく、意味のある、心のこもった歌って、どんな歌なんだろう。
OPも劇中の歌も素直ないい歌だと思う。ラストのアーカイブをフリーズさせる歌も悪くはないのだけれど。実際、本当の至高の歌はアニメの劇中歌では創れないのだろうか。

最後、歌唱中、唐突にぶっ倒れるシーンが印象的。目のレンズの焦点合わせの機械音が断末魔の叫びのようだった。

投稿 : 2021/08/11
閲覧 : 161
サンキュー:

15

ネタバレ

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

惜しい

中盤までの面白さはクール随一。が、見たことあるような展開や間延びする話が続き、脚本面での面白さがなくなった印象。また、引っ張ってきたテーマに関しても薄く急ぎ足で終わってしまった。考察に意味がなかったところも個人的には残念。映像や音楽は優れていたために惜しい作品。

投稿 : 2021/07/22
閲覧 : 269
サンキュー:

5

ネタバレ

まつまつ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

歌がテーマの作品なのに歌以外が良く出来ていた。

100年後のAI暴走による人類滅亡をシンギュラリティポイントできっかけになる事件を解決する事で阻止しようとする2体のAIの話。

ViVYが100年という時間を掛けて人間の気持ちを学習し、
AIながら人間らしく成長していく過程は良かった。

本来、歌で人々を幸せにする使命の為に設計されたAIであるという事で、歌をテーマにした作品ではあるのだが、他の人のレビューにも書かれていた通りあまり印象に残る歌が無かったのは残念。

作画は綺麗でアクションシーンの描写は動きも良く迫力があった。

個人的にはタイムリープ物は事件が解決するまではかなり鬱展開という作品が多くて苦手だが、この作品は割と観やすかった。

この作品は人類滅亡阻止という目的は達成されたが、ハッピーともバッドとも捉えられる最後だった。
ラストは色んな捉え方が出来ると思われるが、個人的には再びAIと人間が共存出来る世界が再構築され、ViVYとマツモトは新しいボディに過去の記憶データーが移植されて、歌で人々を幸せにする本来の目的を遂行しているというようなラストであって欲しいという願望を持ちつつの視聴だった。

ViVYがシンギュラリティ計画を失敗し過去に戻った事で作戦は成功したが、タイムリープせずにそのまま人類が滅亡しAIだけの世界になったという終わり方も案外それはそれで有りなのかなとも感じた。

投稿 : 2021/07/22
閲覧 : 222
サンキュー:

15

ネタバレ

yut さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

物語の構成は面白いけどそれぞれの時点での話が短いのでキャラを覚えきれず、誰が誰だったか追うのがちょっと難しかった(記憶力が乏しいだけかも)。Vivyはかっこいい。

投稿 : 2021/07/21
閲覧 : 113
サンキュー:

3

次の30件を表示

Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-のストーリー・あらすじ

“ニーアランド"、それは夢と希望と科学が混在したAI複合テーマパーク。史上初の自律人型AIとして生み出され、施設のAIキャストとして活動するヴィヴィは日々、歌うためにステージに立ち続ける。しかし、その人気は今ひとつだった。――「歌でみんなを幸せにすること」。自らに与えられたその使命を果たすため、いつか心を込めた歌を歌い、園内にあるメインステージに立つことを目標に歌い続けるヴィヴィ。ある日、そんなヴィヴィの元に、マツモトと名乗るAIが現れる。マツモトは自らを100年後の未来からきたAIと話し、その使命は「ヴィヴィと共に歴史を修正し、100年後に起こるAIと人間との戦争を止めること」だと明かす。果たして、異なる使命を持つ2体のAIの出会いは、どんな未来を描き直すのか。これは<私>が<私>を滅ぼす物語――AIの『歌姫』ヴィヴィの、百年の旅が始まる。(TVアニメ動画『Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年春アニメ
制作会社
WIT STUDIO
公式サイト
vivy-portal.com/

声優・キャラクター

種﨑敦美、福山潤

スタッフ

原作:Vivy Score、キャラクター原案:loundraw
監督:エザキシンペイ、助監督:久保雄介、シリーズ構成・脚本:長月達平/梅原英司、キャラクターデザイン:高橋裕一、サブキャラクターデザイン:三木俊明、メカデザイン:胡拓磨、総作画監督:高橋裕一/胡拓磨、美術監督:竹田悠介、美術設定:金平和茂、色彩設計:辻

このアニメの類似作品

この頃(2021年春アニメ)の他の作品

ページの先頭へ