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「地獄楽(TVアニメ動画)」

総合得点
71.6
感想・評価
257
棚に入れた
836
ランキング
1264
★★★★☆ 3.6 (257)
物語
3.5
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.6

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地獄楽の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

llil さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

そーいう作品

バトル系なんだよ
結局
作品としてはまぁいい作品で
トレンド的にはなんか
そぐえてない気もしたりするが
唯の王道ではあるものの
ワクワクできる作品とだけ

二期想定な〆方も嬉しくはある

投稿 : 2024/04/04
閲覧 : 18
サンキュー:

1

ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

色々な要素が混ざり合って一つの味に

賀来ゆうじによる原作漫画は、『少年ジャンプ+』(集英社)で連載終了(原作未読)。アニメは全13話(2023年)、制作は、『呪術廻戦』、『とんでもスキルで異世界放浪メシ』などのMAPPA。2期の制作が決定。
(2023.3.11、評価修正)

あらすじは、時は江戸時代後期、血も涙もない「がらんどう」の最強忍者として恐れられた画眉丸(CV.小林千晃)は、幕府に囚われ処刑が執行されるものの、人間離れした強靭な肉体を持つため、ことごとく処刑が失敗する。そんな中、打ち首執行人・山田浅ェ門一門の佐切(CV.花守ゆみり)に極楽浄土と噂される島から「不老不死の仙薬」を持ち帰れば無罪放免になるといわれ、画眉丸は「愛する妻にもう一度会うため」、仙薬探しを決意する。もっとも、島での探索は、他の死罪人とそれに監視役として同行する山田一門との競争であり、島には謎の化け物や生物が徘徊するなど危険に満ちていた…

ざっくりとしたイメージは、島という閉鎖空間で謎の巨大生物に怯えるという点で、『進撃の巨人』、グロテスクなダークファンタジーという点で、『ベルセルク』に近い。それらを足して和風にアレンジした感じ。

もっとも、全員ではないが個々のキャラクターの背景描写があって、犯罪者や、打ち首執行人という世間では忌避される役職に就いた様々な事情の一端が垣間見ることができ、人情ものの時代劇要素もある。

また、『キングダム』でお馴染み秦の始皇帝が徐福に探させた「蓬莱」や「不老不死の仙薬」がでてくる。本作が途中までなのでそれらの謎の全ては明かされないが、これらに関する謎解き要素も十分に魅力的。

あと、忍術や本作特有の設定である氣(タオ)を用いた戦闘シーンは、安心のMAPPAクオリティ。

こんな感じで、本作の魅力は、色々な要素が混ざり合って『地獄楽』という一つの味になっているところでしょうか(ラーメン屋にありそう…)。


【「中道」について】
混ざるといえば、本作のタイトルは、「地獄」と「極楽」が混ざっている。

他にも、本作では、氣の設定の「強い」と「弱い」や、強さの境地としての「感情」と「理性」といった「対立または矛盾する両極端の立場を離れ、両極端のどれにも偏らない中正な立場を貫く」(「日本大百科全書」)という意味の仏教用語である「中道」が1つのテーマとなっている。

例えば、怒りなどの「感情」に任せて戦えば、通常発揮できないような力を出すことができるかもしれないが、冷静に相手の弱点を狙ったりはできない。逆に「理性」によって冷静に対処しようとすれば、力を理性によってコントロールしようとするので通常以上の力は発揮できない。

そこで、頭の中だけで考えるのであれば、感情を爆発させた時のような力を発揮しながら、冷静でいられるのが「最強」ということになる(イメージ的には、「スーパーサイヤ人」が近いか…。)。

実際にできるかどうかは置いておくとして(笑)、そういう状態になるには、自分を常に切り替えて流転させると解釈できないこともない。
具体的なイメージとしては、作中にも出てきた陰陽を表す太極図(※道教でよく用いられる。わかりやすいのは韓国の国旗の真ん中にある、赤と青の丸いのを思い出してもらえれば。)。あれは、対立するものが、どっちも同時に存在して全部ということを表しています。

スポーツでも試合中だとワンプレイに一喜一憂せず集中を切らさず切り替えをはやくしろっていわれますよね。

本作に出てくる島も、地獄と極楽が同時に存在していることを表しているのかもしれませんね。


【人のために強くなる覚悟】
本作では、人がどんどん死んでいくし、残虐表現も多い。
それがもたらすグロテスクさは、死を身近に感じさせる。

もっとも、感情をもつ人であれば、人を殺すことに躊躇するのが普通であって、そこに躊躇がない者は「殺人鬼」とか「サイコパス」といわれる。

{netabare}画眉丸は、血も涙もない「がらんどう」といわれ、これまで人をただ命じられるまま無感情に殺してきた。したがって、情を持つことは人を殺めることに不要だと思ってきたが、妻のところに何としても帰ろうとする感情は自らの強さに繋がることに気づく。

一方、佐切は、女であるがゆえに武家の跡取りとして周囲から認められず、反骨心から打ち首執行人になったものの人を斬る覚悟が持てず役目を完全に受け入れられない自分もいた。そのためらいが剣を鈍らせていた。

人を殺める躊躇いを消すため無感情になるのではなく、感情は持ったまま人を殺める覚悟を決めた者の方がより強くなれる。

本作の魅力は、人のために強くなる覚悟を決めた二人の内面の成長物語にもあると思ってます。{/netabare}

投稿 : 2024/03/11
閲覧 : 327
サンキュー:

6

イチゴン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なかなかに面白いアニメ

原作は未読。
最初に、火あぶりの刑の詳細な、というかマニアックな描写(グロいものではない)があって、そこから見始めた。

ある種のファンタジーであり、異世界ものでもある。深夜に
くつろいで観るのにぴったりだった。

2期が決まったようで、この作品はかなり評価されているようだし、自分も楽しみにしています。

あんまり、集中しなくても、のんびり眺める感じで楽しめます。

投稿 : 2024/02/28
閲覧 : 143
サンキュー:

1

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

地獄の島へようこそ

原作未読 全12話

江戸時代の後期、最強と言われた忍の画眉丸が捕らえられ死罪とされていました。ある島より「不老不死の仙薬」を持ち帰れば無罪放免となることを打ち首執行人・山田浅ェ門佐切に告げられる。ある目的のために仙薬を探すことを選びます。他にも無罪放免を求める死罪人たちや1人死罪人に1人ずつ同行する山田一門と、美しく見える島ではあるが化け物たちの住む島で、仙薬を巡る戦いが行われるお話です。

死罪人同士の殺し合い、島の中の化け物との戦いはかなり残酷な表現となっておりますので、苦手な方は観ない方がいいかもしれません。

また、この島の鍵を握るような人や化け物も出てきて、死罪人たちで共闘を組んで化け物たちに対峙したりとだんだん複雑になっていきます。

それぞれ個人個人の思いも描かれていますので、少し感情移入してしまいますね。

そしてこの島のことや化け物たちの謎も少しずつ分かるようになってきたところで終わっています。

仙薬は本当にあるのか、だれがその仙薬を持って帰ることができるのか、そもそも誰が生き残ることができるのか、持って帰った先は本当に無罪放免になるか、色々と謎だらけのお話なので続きが楽しみです。

2期が夏期に放送が決定しましたので、今回の色々な伏線が回収されることを楽しみしています。(2期じゃ終わらない感じですがw)

OPはmillennium parade × 椎名林檎さん、EDはUruさんが歌っています。

最後に、化け物ですがデザインや動きが結構気持ち悪かったですねw

投稿 : 2024/02/19
閲覧 : 596
サンキュー:

17

ヤマナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

theバトルアニメって感じでよかった。

ストーリーはあまり濃いくないけど、程よく心理描写みたいなのはあり
深く考えず綺麗な絵や迫力のあるバトルに集中でき良かった。

色鮮やかで不気味な雰囲気の世界観、迫力のあるバトルシーン、特徴的で商品化しやすそうなキャラデザ、ストレスなく見れこのキャラかっこいいとかも思えた。
ちなみに士遠がお気に入り。

主題歌も豪華で疾走感があり雰囲気にもあっててよかった。

複雑なストーリーや感動的なお話でなく爽快感のある王道バトルアニメが好きな人におすすめ。

投稿 : 2024/01/15
閲覧 : 63
サンキュー:

3

狐s さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

2話までの感想→13完

最近、時代物がすごく多いが時代物については物語よりもキャラ重視が多い気がする中、フィクションとノンフィクションが入り混じりどう展開されていくかがすごく気になる作品
期待




13話
最初あまり期待していなかっただけに評価高め
ただ2クール目も期待が持てる
ダーク&シュール的な作風でもあるがそこはアニメ的な作画であったがタグ的にも映像美といってもいいと思える

早く次が見たい

投稿 : 2024/01/03
閲覧 : 65
サンキュー:

3

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

中道

ジャンプ作品だけど死の美学の多いサバイバル物でジャンプっぽくないなぁという感想。ジャンプ+だからかな?
人が死ぬ展開が多いのは当たり前の時代劇作品なのだが、基本的に各キャラ背景の物語を綴る死の美学展開が多い。
山田浅ェ門と罪人たちのバディだが、わりと重要そうなキャラがあっさり退場してしまったりとジャンプっぽくなく、緊張感あって個人的に好きな展開。
バディーグループが合流したり離れたり、欠けたりと忙しいが、その分、展開もキャラも深みを増していくので面白い。

蓬莱に入り展開が駆け足になり、タオ(気功)が解明され、天仙が不死が不死じゃなくなってしまい絶望展開に活路を見出すところ、足を引っ張り気味の佐切の急成長等、魅入られる展開多かった。

流石MAPPA、背景美術もとても綺麗で戦闘シーンむよく動く。声優ももちろん力が入ってるなぁというのがよくわかる。
2期も期待。

均衡を保つことが中道の認識だったので弱さを受け入れることが中道というのが個人的に中道とは何ぞや?となってしまった。

100点中82点

投稿 : 2023/11/07
閲覧 : 44
サンキュー:

1

-Cha sMIN- さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

二期決定との記載を見て楽しみにしています

人にすすめられるかと言えば
グロいですし、惨殺物ですので
ひかえますが

1話目から
ツボに入りました

サンカ のお話は心に刺さり...

視聴をすすめるにつれ
先が楽しみになりました

この先は必ず
描かれるのであろうという
終わり方でしたので
二期決定の記載をみつけて
ほっとしています

投稿 : 2023/11/03
閲覧 : 66
サンキュー:

1

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえず簡単な感想

 原作は未読。
 いわゆる伝奇時代劇で、未知の島へ繰り出すところなどは秘境冒険もの要素があり、島では
罪人は個別に行動して、「不老不死の仙薬」を持ち帰った者だけが無罪となる点などは
サバイバル系デスゲーム要素ありと、色々と盛りだくさんな感じ。

 序盤で印象深げなキャラを数多く登場させながら、いざ島に上陸すると次々と
死んでしまったのには驚いた。
 もっともキャラが掘り下げられる前に死んでしまうものだから、驚いただけで特に感慨も
なかったけど。
 まあ、よくよく考えると序盤に結構多くのキャラが登場したから、各キャラを
掘り下げていくためには、序盤に絞り込んでいくこの展開は正解かも。

 島に上陸前は画眉丸を始め、かなり強者感のあった罪人と山田浅ェ門たちだが、いざ天仙と
戦うと相当な戦力さを感じさせ、とにかく絶望感を感じさせる。主人公サイドの活躍で
カタルシスを得るなど望むべくもない。
 結局、話途中で終わってしまったが、終盤にタオという対抗手段で一矢を報いることが
できたため、なんとなく希望が持てる終わり方。

 主人公の画眉丸だが、クールなようでもあり、熱血なようでもありと、なかなかつかみどころの
ない感じであるところが面白い。
 対するヒロインは山田浅ェ門 佐切と杠が二大ヒロインといったところで、正反対の
タイプだがいずれも魅力的。
 画眉丸と行動を共にする二人だが、当の画眉丸は妻にして意識が向いていないため、いわゆる
恋愛的な展開はなさそう。
 とはいえ、作品の締め方を見るに、画眉丸と妻の方もうまくいくようには見えないのだが。

2023/10/29

投稿 : 2023/10/29
閲覧 : 85
サンキュー:

1

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

結局いつものジャンプになってしまったのは少し残念。

{netabare}
最初の方は春アニメトップクラスに面白かったけど、後半で失速したかなぁと言う印象がかなり強い作品。
最初の方の面白さでこの評価だけど、後半クールはたぶん酷評になりそう。

序盤の方の内容。
罪人が集められ、未知の島で自分の命のために仙薬を求めるという実質的に言えばバトロワものではあるけれど、メイドインアビスを思い出すような島の異質さや、島で起こる数々の現象は興味の引き立てられる設定で良かったと思う。
一見自然あふれる世界に巨大な仏像が現れたり、奇妙な昆虫の大量発生だったり、不気味さを引き立てるのが上手い作品だった。
メインっぽいキャラでも死んでいく容赦なさや、異様に強い敵の存在などで常に緊張感があるのも良かった。

ただ、敵の正体が知れてからはその不気味さはなくなっていつものジャンプっぽい展開になってしまって拍子抜けだった。
7人だったかな?の強敵が島で起こる現象を掌握している時点で独特な世界観の底が見えてしまった。
それで、その7人を倒せば一旦どうにかなるということも分かってしまい、ここからは普通の戦闘アニメなんだろうなって思う。
他の罪人が味方とは限らないという緊張感も良かったのだけど、もうほぼ全員協力ムードでそこもなんかなぁといった感じ。
まあ、鬼滅の刃とかも好きだし、こういう普通の戦闘アニメでもある程度は楽しめるとは思うけど、期待外れ感は大きい。

他に気になったのはテンポの悪さ。
ペアが切り替わるごとにそのキャラの過去回想を一話丸々かけてやるのはどうなのって感じ。回想が多すぎてはよ話進めろやって言いたくなる。
このアニメの場合ペアごとで独立して話が進んでいるから尚更。
その回で初めてスポットが当たったキャラの過去回想をいきなりされても感情移入しきれない。

OPはかなり微妙だけど、EDは名曲だと思う。

割とボロクソ書いてしまったけど、期待外れなだけで面白い部類であることは間違いない。

私的評価:58点
私的ベスト回:2話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
クソOP 死にたくても死ねない的な? 痛そう。痛みも感じないのか。
異世界に転生か。

2話 ☆8
上昇負荷か? こいつら処刑囚だしな。デスゲームが。茶風林。

3話 ☆8
アビスの呪い。こいつは普通の罪人なんかよ。
罪人との戦いばかりになりそう。さすが罪人の思考。
こいつ負けることなくね。死亡フラグ立ってますよ。
こいつも例に漏れず悪人か。情ありまくりで草。いい最終回だった。
判断が速い。主人公ってこの化け物にやられても無事なんだろうか。

4話 ☆8
進撃の巨人。ちゃんと仲良いペアもあるんやな。弟ももっと仕事しろ。

5話 ☆7
巨人じゃん。女性の武士ってこの時代マジで異質だろうな。
こいつ死にそう。あっ…。

6話 ☆8
こいつ人間なのかよw けど死なないじゃん主人公。
こいつの掘り下げいる? 成仏。迷家。エッッッッ

7話 ☆7
この2人あっさり死ぬじゃん。いや死んでないやんwちゃんと殺せよ。

8話 ☆5
師匠死亡フラグ立ってそう。知ってた。お前が死ぬんかよ。
こいつ掘り下げしてるけど助かるんか? 回想の回想やめろ。
過去エピソードのせいでテンポ悪くね?
しかもそれぞれのキャラの話が全く繋がってないからなぁ。
印象薄いキャラの死亡シーンだけやられてもな。地獄楽1周休みか。

9話 ☆8
画眉丸が不死身なのもこの島と関係ありそうだな。
これ画眉丸1人でよくね? 相手もちゃんとした人型なのかよ。
始末甘すぎて草。戦闘アニメなんか結局。
これ最終回確実に変なとこで終わるな。

10話 ☆6
極上だ...。付き添いはこのルール違反のたくらみに同調してていいんか。
始末ガバガバで草。

11話 ☆5
始末がガバガバなせいで...。異能ゲットしてて草。
再生するなら緊張感がないw そんな切り合って大丈夫なんか?
いきなり強くなったなw けどこれ主人公以外強くなれなそうな。
ちゃんと答えてあげるの草。

12話 ☆6
まあ仙薬とか無いだろうなw すっかり異能バトルになってしまったな。
こんな強い奴らを捕まえた人は何者なのw 鬼滅やん。
タオなんでもありだな。復活展開あると思ったけど普通に倒したな。
回想がテンポ悪い。急に死んで草。ハナガサイタヨ

13話 ☆7
すっかり戦闘アニメだな、お前死ぬのか?
ええ、妻いない可能性もあるのか。これは、山田が妻になるしかない。

曲評価(好み)
OP「W〇RK」☆3
ED「紙一重」☆9
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2023/10/07
閲覧 : 120
サンキュー:

3

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

間違いないやつ

漫画好きの知り合いが面白いって言ってたな、へー連載は終了してるのか、全13巻127話、ちょっと短めだなと視聴。めーっちゃ面白いです、このクール大豊作なんで見逃すとこでした知り合いに感謝(^^)

THEジャンプのバトルもの。いくつになっても楽しいです。侍の処刑人と罪人のバディ設定いいですね、そしてキャラ多めですがさっさと退場させて話がスピーディで、余計な引き延ばしがない、風呂敷をひろがせすぎず上手く畳んでる、そうかそれで13巻で完結してるのかと納得。

作画は良いでしょうMAPPAにしてはとか関係なく。幻想的な色づかい、よく動く白熱の戦闘シーン、これで作画イマイチって言ったら可哀想ですわ。観る方によるでしょうが、私はただ血しぶきや殺され方や特にグロくなかったですね。逆にその出血で回復速いなとツッコむくらい。あとエロの部分も抽象的に描いてエロスって感じですかね少年誌レベルですよ。

声優さんも大勢いますし男性声優さんあまり興味なくて(すみません)詳しくないですが、皆さん良かったですよ。特に諏訪部さんはさすが強キャラ役が合っててカッコいいです。そして興味がある(^^;女性声優さんですが、やはり花守ゆみりは上手い女性として負けたくない感ひしひし伝わってきました。推しのりえりーは露出度高い見た目のテンション高めクノイチで、カッコ可愛いです。

OPが映像と曲が素晴らしく久々神レベルですね。もうすぐ椎名林檎って気づいて、キターってなりましたしKing Gnuのメンバーさんもイケてます。
それでEDはせつない曲持ってくる所がまた上手いですね。Uruの「紙一重」良い曲ですよ。

かなり高評価なんで激しくお勧めしますね。パクりとか言ってる方もいますが似てる部分があるだけ。限られた場所での生き残りバトルだからパクりとか、じゃあ密室殺人もパクりになりますよね。そう言うジャンルとして見れないのは損だと思います。なんか波動拳がかめはめ波のパクりとか言い出しそうですね。
少し脱線しましたが2期も決定しましたし、完結までアニメでやってくれたら嬉しいです。

2023年10月3日

投稿 : 2023/10/03
閲覧 : 137
サンキュー:

16

ネタバレ

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

めちゃくちゃ面白い

{netabare} 鬼滅の刃と呪術廻戦と進撃の巨人 {/netabare}を混ぜたような内容でしたがめちゃくちゃ面白かったです。
{netabare} 重要そうなキャラがすぐ死ぬので常に緊張感があって見応えありました。このキャラいきなり死ぬんじゃないかなーとハラハラしながら見てました。 {/netabare}
2期も見ます。

投稿 : 2023/09/03
閲覧 : 123
サンキュー:

5

ポリゴン@Radio さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これまた面白かったね!

これまた面白かったね!

主人公が最強タイプでかっこいい!
危険な島の中で謎の存在を相手に生き残るために戦っていく!

次シーズンが気になる!!

投稿 : 2023/09/01
閲覧 : 55
サンキュー:

3

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

平均的なアニメ絵で魅力が死んでる

この時代のジャンプラはよく読んでました。今思い返すと、ジャンルは多彩だけれどグロエロが必須かの如く入り数年後には記憶にも残らないナンセンスな作品群で、初期の弾切れ以降〜中期は頑張ってたジャンプラくんはよくここまで立て直しむしろジャンプの新たな1ブランドとして確立させたなぁと、本編の感想よりそっちの方に思いを馳せる筆が捗りそう。“無料で読める”がここまで浸透しながらある程度格を保っていられるのはジャンプラのおかげ。マジで
『SPY×FAMILY』『サマータイムレンダ』に次ぐ月曜黄金期の3本目である『地獄楽』エログロ時代の波に当然乗った孤島サバイバル系の作品ながら、他の作品と比べて圧倒的に突出した絵のセンスで単調なグロ描写から一線を画し人気を博した作品
ここが強みオンリーというわけでは無いけれど、そのほかに強く惹かれる要素があったかと言われれば難しい、内容としてはそこまで語ることもなく、割とちゃんと見せてくるキャラの動機やらはしっかりしてるがまぁ所詮はサバイバル系かな
で、作画。MAPPAでの制作だったが、この作品の見せ所である線の強弱や削りを意識しているベタや塗り筆の様な躍動感もあった原作絵。そうして描かれた舞台時代の頃風な絵とは程遠い、平均的なアニメ絵の線で主線が描かれ、これまた平均的なアニメ絵の塗りで塗られてるからとても平べったい絵に感じた。OPの作画の雰囲気はおおっと思ったけれど本編は普通で、この作品の魅力の8割くらいを殺してしまっている
まぁ原作絵から見ると期待とは違ったが流石はMAPPAなのでアニメ絵の作画としては十分だったと思う。個人的にはせめて呪術くらいの線の感じだったら良かったと思うけどなぁ

一応ある程度の人気は獲得しているが、ジャンプ発の対魔アクションとしてはそこまで伸びなかった印象。ジャンプラもこれからドンドンアニメ化する作品が増えて全ての曜日にアニメ化決定作品が複数ある時代が来るでしょう。それくらい勢いに乗ってると思いたいが、最近の新連載は地味過ぎて話題にならないか、狙いすぎてるが力量が足らなくて滑ってるかの二極が激しく、その中間、本誌新連載で言えば鵺 アイスヘッドくらいの設定で物語の進みで次第に面白くなっていく作品を見たいんだよなぁ
現在アニメ化決定してる作品はその中間的作品が多いと思う。鴨乃橋 魔都精兵 そして『忘却バッテリー』はまさに中盤の山場が今まで丁寧に描写していたが故の納得の展開が目白押しな最高な作品で、最近アニメ化も決定して期待大
今後アニメ化しそうな作品 マジルミエ エクソシスト(殆ど無いだろうけど話してる例に合致してるので一応挙げとく インフレ)などは丁度良い設定と面白いストーリー展開が上手い作品で、結局なんだかんだ視聴者ってちゃんと見てるから、一発の印象が強くてもその後に低空になってしまえば簡単に冷めてしまう。無料が故の部分もある

最後にこの作品の感想に戻すが、結局この作品もそれに過ぎなかったのではないかなぁと思う。キャラがそこまで良いか?戦闘は面白いか?今後の展開が気になるか?
そんな部分をエログロで客寄せてた時期の残穢であるこの作品は、いくらあの時期のナンセンスジャンプラで生き残ったとしても、アニメ化して多数の作品と競合する機会になるとまぁこの程度が限界なのかもしれない

投稿 : 2023/08/30
閲覧 : 116
サンキュー:

4

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

鬼滅+バジリスク?

原作未読(2023.8)
前期?視聴済。
ジャン〇+の作品。
処刑人(介錯)と打ち首確定極悪人でお宝探してこーーーい!by徳川将軍という軽いノリの忍術、剣技、気功術が乱れ飛び奇々怪々の妖怪変化共とバトルする時代劇ファンタジーアニメ。
首が飛ぶ!腕が飛ぶ!蝶が飛ぶ!仏が飛ぶ!神が飛ぶ!そして美しい花が咲き、彼らの懺悔と散華の物語が始まる・・・(嘘)。

私のツボ:NARUTOのサクラにしかみえん

投稿 : 2023/08/28
閲覧 : 75
サンキュー:

3

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

江戸時代末期、謎の島に送られた死刑囚たちが自由になるため、不老不死の薬を1番に見つけようとするおはなしみたい。。@1話目

公式情報は©賀来ゆうじ/集英社・ツインエンジン・MAPPA
{netabare}
公式のINTRODUCTION
{netabare}
時は江戸時代末期。 抜け忍として囚われ死罪人となった元・石隠れ最強の忍“画眉丸”は、極楽浄土と噂される島から「不老不死の仙薬」を持ち帰れば無罪放免となれることを告げられる。 画眉丸は最愛の妻と再会するため、打ち首執行人“山田浅ェ門佐切”とともに仙薬があるという島へ向かうことに。 島に上陸した画眉丸と佐切に立ち塞がったのは、同じく仙薬を求める死罪人たち。そして、島に潜む未知の生物、人工的で不気味な石像、島を統べる仙人たち...... 謎多き島で、果たして画眉丸は仙薬を見つけ出し、生きて帰ることが出来るのか——!?
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:賀来ゆうじ 『地獄楽』(集英社 ジャンプコミックス刊 全13巻)
監督:牧田佳織
シリーズ構成:金田一明
キャラクターデザイン:久木晃嗣
音楽:出羽良彰
アニメーションプロデューサー:川越恒
制作:MAPPA
企画:ツインエンジン
原作協力:少年ジャンプ+編集部

主題歌
OP:「W●RK」millennium parade×椎名林檎
ED:「紙一重」Uru
{/netabare}
キャスト{netabare}
画眉丸:小林千晃
山田浅ェ門佐切:花守ゆみり
亜左弔兵衛:木村良平
山田浅ェ門桐馬:小野賢章
杠:高橋李依
民谷巌鉄斎:稲田徹
山田浅ェ門付知:市川蒼
山田浅ェ門士遠:小林親弘
山田浅ェ門典坐:小林裕介
ヌルガイ:小市眞琴
山田浅ェ門仙汰:山下大輝
山田浅ェ門衛善:古川慎
山田浅ェ門期聖:土岐隼一
山田浅ェ門源嗣:ボルケーノ太田
天仙:諏訪部順一 甲斐田裕子
メイ:小原好美
{/netabare}
{/netabare}

1話ずつの感想




第1話【死罪人と執行人】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
処刑執行人『御様御用』の山田浅ェ門佐切は、刑場で一人の死罪人と出会う。超人的な肉体を持ち、大勢の人を殺めた冷血な忍『がらんの画眉丸』。画眉丸は佐切に言う、「殺してほしい」と――。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじ↑のおはなし。。

抜け忍で死罪を言い渡された画眉丸が、無気力なはずなのに
殺そうとしても、死なない理由を斬首刑執行人の佐切が聴取に来て、彼が
本当は、信心深くて優しい妻を愛してて、死にたいなんて思ってないって知り
今まで犯した罪から自由になれる御免状と引きかえに、条件を出した。。

それは、花咲き乱れる桃源郷のようなところだけど
行った者が死んで花になって帰って来る島で
ほかの死罪人たちに先駆けて、不老不死の仙薬を見つけ出し
持って帰ってくるってゆうミッション。。

画眉丸は、奥さんとの幸せな生活を夢見て引き受けた
ってゆうところでオシマイ。。



MAPPA制作だからちょっとグロかったけど
「進撃の巨人」とかとくらべると、それほどじゃないかも。。



キャラが個性的。。

おはなしは、謎の島に行き、あるかどうかも分からない薬をさがして
ほかの死刑囚と戦うってゆう、バトルロイヤルみたいな感じになるのかな?

画眉丸が強いってゆうのを証明するためか
拷問シーンみたいなのが続くのは、長く感じた。。
本篇はこれからみたいだから、死刑の拷問とかを省いて
もうちょっとテンポよく進めても良かった気がする。。
{/netabare}
{/netabare}
第2話【選別と選択】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
不老不死の仙薬を手に入れる為、幕府に集められた画眉丸と死罪人たち。彼らを待ち受けていたのは選別という名の――殺し合い。血風舞う戦場で、佐切は画眉丸が、真に斬るべき悪人か、見極めようとする。
{/netabare}
感想
{netabare}
将軍・徳川斉慶の前に死罪人たちが集められ
仙薬があると言われる島に渡る人数を
10人にまで絞られるように殺し合いをさせられるおはなし。。


会場になる島に行った物は花になるってゆうことと
参加する10人には、逃げ出せないように、首切りの山田浅ェ門一族が
一人にひとりずつ付いてくことになるってゆうのが発表されて
人を殺すことにためらいがある佐切も、向かってくる死罪人を切った。。

それでも、割り切れない思いを抱えてたんだけど
嫌々だけど襲ってくる相手を殺すのに躊躇しない画眉丸を見て
自分に足りないのは、人を殺す業を背負う覚悟かも、って悟り
女性なのに参加する決意することに、ってゆう感じだった。。



先回もなかなかおはなしが進まなかったけど
今回も、DQNな罪人の発言、イヤミな将軍、グロいシーンとかばっかりで
本編をやる気があるのかな?って思ったけど、本当に見せたいのは
先回は画眉丸、今回は佐切、の2人の生きざまだったりするのかな?

画眉丸の、殺したくない、ってゆう思いは共感できるし
でも、殺さないといけない時は
業を背負う覚悟を決めてあっさり殺すってゆうのは
生き物を殺して食べながら生きてる人間も、あまり違わないのかな?って。。

そうゆうテーマみたいなのは分かるけど
でも、直接的なグロいシーンが多すぎると
本当に見せたいのは、殺し合いの方かも?ってゆう気がしてくるから
これからも生々しい殺し合いが続くんだったら、途中でやめちゃうかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第3話【弱さと強さ】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
不老不死の仙薬が眠るとされる島『神仙郷』の地を踏む画眉丸と佐切。人面蝶が舞い、美しい花に満ちた不気味な景色が二人を迎える。仙薬を探す画眉丸たちの前に立ちはだかったのは――目的を同じとする筈の死罪人であった。
{/netabare}
感想
{netabare}
アバンで、石隠れの里の長が海外で手に入れた薬で不死になったから
この島にあるかどうかは分からないけど、不死の仙薬はあるって
画眉丸が証言したところからはじまった。。


はじめの、色とりどりに花が咲き乱れる島の景色は、すごくきれいだった!


そこで、画眉丸と佐切が手縄をする、しないで言い争ってると
武具マニアのいがみの慶雲がいきなり襲ってきて
バトルがはじまったんだけど、もちろん画眉丸の勝ち。。

慶雲の担当だった期聖が、佐切にいろいろアドバイスとかをして
死んだ慶雲の首を持って去って行ったんだけど
その時、他のメンバーも殺し合いや共闘の打ち合わせなんかをしてることや
新たな石隠れ囚が来ることを聞いた画眉丸は、佐切に襲いかかった。。

その時の回想で、画眉丸の両親は彼が生まれた時
彼のために村を出ようとして長に殺され
長に育てられたのが分かったけど
その時、長は、情を持てば弱くなるって画眉丸に言ってた。。

急がないと先を越されるって焦ったみたいで、佐切とバトルになり
画眉丸の方が実力は上で、もう一歩のところまで佐切を追いつめたんだけど
彼女を殺せない、ってゆう事が分かった。。

奥さんから
情を貫くことが真の武勇だから、里を抜けることになってもついていく
って言われてから、彼は変わってきたみたい。。

佐切も、情を捨てることができない彼を見て
自分も情と向き合うことができたから、彼のことが殺せなかった。。

そして画眉丸に「自分の罪を悔い、情と向き合い
人生を取り戻したいってもがいてるなら、それを見届けたい」って話した。。


その頃、島の生き物たちが、囚人と担当者たちを襲いはじめた。。

ブキミな顔をした虫に刺された人間は、花化するみたいだし
魚の顔をした大きな虫とかもいる!!ってゆうところでオシマイ。。



さっき慶雲を殺したばかりの画眉丸が
佐切は殺せない、ってゆうのは、ご都合主義みたいな気がするんだけど
テーマは、人を殺さない人間に生まれ変わる、ってゆうことなのかな?

「ヴィンランド・サガ」とかぶってるみたいだけど
これから彼は、誰も殺さないで生き残ってゆくのかな?

じゃないと、変わったことにはならないと思うんだけど。。
{/netabare}
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第4話【地獄と極楽】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
神仙郷は、異形の化物どもが潜む地獄の釜の底であった。見た事もない醜悪な生物に、恐怖と謎が画眉丸と佐切を襲う。窮地の中、死罪人の杠が二人に手を差し伸べる。それは慈悲か、それとも――。
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感想
{netabare}
アバンは、先回ちょっと出て、自分のうでを切ってた民谷巌鉄斎と
付知コンビが出てたけどその後どうなったか分からないうち
Aパートで画眉丸と佐切コンビの前に魚頭に手が6本の化け物とかが現れ
画眉丸が佐切を守りながら戦ってたら杠が来て助けてくれた。。


杠はくノ一忍者で、自分の担当の仙汰以外に
色仕掛けで牧耶の担当だった源嗣も味方にしたみたいで、連れていた。。

杠は色仕掛けで罪人の茂籠牧耶を落とし
牧耶の体を使ってこの島の生物を人体実験をして、いろいろ情報を持ってて
情報と引きかえに、しばらく画眉丸たちと共闘することになった。。

彼女によると、この島で一番危険なのは人面蝶で、鱗粉には毒があるけど
ムカデは死体しか食べないとか、化物達は生物だとか。。

そんな話をしてる間に、佐切が倒れた。。


後半は亜左弔兵衛と桐馬のコンビなんだけど
実は2人はとても仲の良い兄弟で
捕まった弔兵衛を助け出すために
桐馬が山田浅ェ門家に潜り込んだみたい。。

弔兵衛は環境適応能力がすごく高いみたいで
どこに行ってもうまく立ち回れる才能と
襲ってくる化け物たちをあっさりやっつける実力があって
最終的にその場の中心になるみたい。。

2人は、仙薬を手に入れる前に、囚人たちを殺し
見つけた薬は自分たちで飲もうってゆう計画を話してた。。



まあ、キャラ紹介ってゆう感じで
杠の話はどこまで正しいか分からないけど
残った囚人たちには、それぞれ重い過去があるみたい。。

ここまでで、6人の囚人が出て来て
慶雲と牧耶は死んだみたいだから、後は4人かな?


個性的すぎる敵キャラの紹介に時間をかけすぎて
メインのはずの島と仙薬の話がほとんど進んでないから
何がテーマかもわからないし、誰を推していいかも分からなくって
興味がわかないのかな?

おもしろいか、おもしろくないか聞かれたら「微妙」ってゆう感じかも。。


はじめのうち、サブキャラはちょこちょこ出すくらいにしておいて
メインテーマが進んでおはなしに引き込まれ、メインキャラが馴染んだころ
ひとりずつ、深掘りエピソードを入れてった方がいいかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第5話【侍と女】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
毒に倒れた佐切を待っていたのは、兄弟子の源嗣からの「女は帰れ」という言葉。侍と女――相反する生き方に苦悩する佐切。その頃、浅ェ門の典坐は死罪人ヌルガイと共に島から脱出すべく船を出すが――。
{/netabare}
感想
{netabare}
画眉丸たち5人は、化け物が内臓もなしで動いてることから
仙薬の秘密を知ってるんじゃないかって、化け物たちをさぐることに。。

それから佐切は源嗣から、女だから帰れってしつこく言われてた。。


そしておはなしは、ヌルガイと典坐コンビに移って
サンガって呼ばれる政府に従わない山の一族だったヌルガイは
道に迷った侍たちを助けようとして、逆に捕まえられ
仲間たちの居場所を教えたせいで、一族が全滅させられて悔やんでた。。

典坐は脳筋な男で、何も悪いことをしてないのに死罪にされるヌルガイの
境遇に同情して、島から彼を逃がそうとしてたんだけど
海の化け物に襲われて船の墓場に着き、そこで花化した期聖に会ったけど
助けることもできずに、また2人で島に舞い戻った。。

海辺で服を乾かしてて、典坐はヌルガイが女の子だったことを知って
彼女に、帰ったら婿に来てくれってプロポーズまでされたけど
頭が混乱してて断ったw

この2人は、島から出るための海流と、化物と戦う仲間をさがすため、
島を一周するつもりみたい。。


佐切は源嗣から、帰れって言われながらも
女だからって、お役目に期待されないのはイヤだと思って
源嗣とモメてたら、大きな死罪人の男が現れたところでオシマイ。。



もうすぐ半ばなのに、おはなしが進まないし
サブキャラどうしがなかなか絡まなくって、ダラダラが続いてる感じ。。


今回のヌルガイなんか、ぜんぜん悪くないのに捕まってかわいそうだったし
仲間を裏切ることになって悩む彼女をサポートする典坐は
脳筋だけどやさしくて、とってもいい人なんだけど
やっぱり人数が多すぎると思う。。

アイドル物なんかでもそうだけど、サブキャラが多すぎると
一人ひとりの深掘りに尺を取られて、おはなしも薄くなるし
一人ひとりのキャラに思い入れもあんまり持てなくなって
残念なおはなしになるパターンが多いみたい。。
{/netabare}
{/netabare}
第6話【心と理(ことわり)】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
『備前の大巨人(だいだらぼっち)・陸郎太』と闘う画眉丸と佐切。生と死の狭間で、佐切は己が進むべき道を見出そうとする。討つべき敵を前に、佐切の刀と画眉丸の技――二つが重なる。
{/netabare}
感想
{netabare}
体格と力で圧倒する陸郎太対画眉丸と佐切のおはなしだったけど
こうゆう相手って、目を見えなくして戦うってゆうのが
ふつうのバトルものな気がする。。

結局、森を燃やして、一酸化炭素中毒にさせ
ヒザをついたところを、佐切が首を落として終わったのは
アイデアとしては良かったかな。。

でも、陸郎太が赤ちゃんのまま大きくなったみたいなシーンがあって
首を落とした佐切が、彼に同情するようなシーンがあったけど
赤ちゃんの時から、お腹が空くと暴れ、親も殺すくらいなら
子供のうちに討伐命令が出されて、とっくに殺されてたんじゃないのかな?

それが、大きくなるまで生きのびたとしたら
きっと、大人しくしてた時もあったはずだから
大人しくもできるってゆう事は、ふつうの死刑囚と変わらなくって
それほど同情する必要あるのかな?って。。

彼に殺された人たちの方が、ずっとかわいそうだと思う。。


それから、死にかけた源嗣が佐切に
相反するものもそのまま自分として受け入れる信念を持ってる、とか
言ってたけど、それが本当なら、先回悩んでたのはなんだったの?

あと、本気を出せば強い、ってゆうのは
ただのバトルものによくある、主人公が強いってゆう言い訳かな。。

心の動きを見せたいのかもだけど
口に出して言っちゃうと、ただのセリフにしか聞こえない気がする。。


そんな感じで、暴力を見せながら主人公たちの心情の変化を見せる
「ヴィンランド・サガ」と似てるような気がしたけど
こっちは暴力を見せるだけだとおはなしが薄いから
悩んだりするシーンを入れてるだけみたいで、何か薄っぺらい気がする。。


最後は、弔兵衛兄弟が、島で村を見つけ
その近くで百合の美女2人がキスしてるシーンで終わり。。



そろそろ切ろうかと思ったけど
やっと新展開になりそうだから、見続けてみようかな。。
{/netabare}
{/netabare}
第7話【花と贄】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
謎の少女メイと木人に連れられ、村に案内される画眉丸と佐切たち。木人は語る、島を統べる仙人――『天仙様』の存在を。天仙の人を超えた力の前に、弔兵衛と桐馬は倒れ、深き穴へと落ちていく。
{/netabare}
感想
{netabare}
先回の美女2人のうち、黄色の髪の方は男の人が変身してたみたいで
たぶん、この人がテンセン。。

テンセンは元の姿に戻って、弔兵衛と桐馬をあっさり負かすと
人が死んで花になる、ってゆう深い穴に2人を放り込んだ。。


画眉丸たちはピンクの髪の少女を見つけた。。

逃げる少女を追いかけたら
木みたいな化物が少女を助けに現れ、戦いになったけど
少女を捕まえたら木の化物も大人しくなり、島の秘密を聞き出すことにして
廃墟の村に案内してもらって、そこでご飯とお風呂をごちそうになり一泊。。

メイってゆう名の少女は話すことができないみたいで
代わりに木人がいろいろ教えてくれたことによると
ここは「コタク」ってゆう神仙境で神が住んでるとか。。

島は三つの領域に分かれてて、1つは海岸や森のある「エイシュウ」
そして「ほうじょう」って呼ばれてる村の有るエリア。。

「タン」ってゆう、不老不死の仙薬は
島の中心の霧の奥にある「」ってゆう領域にあって
テンセン様が近づく者を花にして守ってるみたいで
花となった命がタンの源になるんだって。。

そして彼らの願いは、2人を静かにしておいてほしい
ってゆう事だけみたい。。

そしてお風呂で、メイの体に傷があることに気付いた画眉丸は
自分の奥さんの顔のことを思い出し、キズなんか関係ないって話したら
メイに好かれたみたい^^

佐切はそんな画眉丸を見て、彼は変わってきてる、って感じた。。

画眉丸はお風呂でさっぱりして
仙薬を手に入れて帰り、奥さんといっしょに自由に暮らす
ってゆう目的を思い出してた。。



メイはかわいかったけど、実は何百年も生きてるってゆうこと!?
それって、仙薬を飲んだ、ってゆうことなのかな?

木人は「不老不死の仙薬は実在する、私も恩恵の一部を受けている」
とか言ってたけど、その割には「いにしえからの言い伝え」とか
どっちなの?ってゆう感じ。。

仙薬の元が殺された人間だったってゆうのはひどいけど
C国の貧しい人たちは、死んだ身内をウナギのエサに養殖業者に売ったりして
一体あたり50元くらいでとりひきされてるってゆう話や
臓器移植用に人が殺されてるってゆう話も聞くから、現実の方が闇かも。。


ちょっと、キャラに共感できるようになってきたかも?
島のことも分かってきて、それなりにはおもしろいけど
やっぱりダラダラやってるみたいな気がする。。

今のところ、それぞれのグループがからんでこないし、群像劇に近いかも。。
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第8話【弟子と師】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
「クズ」と呼ばれていた。そんなガキに侍の誇りを与えてくれた先生がいた。そして、心の底から守りたいと思う人ができた。だから、自分は――典坐は刀を振るい続ける。
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感想
{netabare}
典坐とヌルガイが脱出用の潮の流れをさがしてると
天仙の牡丹が現れ、襲ってきた。。

切られてもすぐに再生する牡丹を見て、急いで逃げたけど追いつかれ
攻撃を受けそうになったところを助けてくれたのが、典坐の師匠の士遠。。

士遠は自分を篭絡しようとした担当の女罪人を切り殺し
脱出用の潮をさがして見つけたけど
そちらから、変な音と気配を感じ、いっしょに脱出する仲間をさがしてた。。

結局、典坐は士遠にヌルガイを託すと、自分が犠牲になって殺された。。

典坐を助けなかったことをヌルガイに責められた士遠は
自分たちを逃がすことが典坐の願いだったことと
復讐する決意を話した。。ってゆうおはなし。。



メインのおはなしは上の通りだけど
貧しくてヤンチャで、人生あきらめかけてた典坐を引き取って
剣を教えてくれた士遠。。

その士遠は、ヤンチャだったころの典坐に似た弟弟子を処刑して
典坐みたいな子にやさしくなれた、ってゆうエピソードがあったりで
師匠と弟子のいいおはなしだったけど
画眉丸たちとは出会わないまま死んじゃったし、何だか微妙だったかも。。

それに、典坐にはそれほど思い入れもないし、いいおはなしとしては
どこかで見たことあるようなありふれた感じで
なんならYouTubeのまとめ動画とかの方が、いいおはなしがあると思う。。

それでも典坐が、画眉丸たちの仲間だったり、敵だったりして
メインストーリーにからんでくる、大事なキャラだったら
思い入れとかもあったと思うけど
尺伸ばしにしかなってないまま終わり、って何だったの?

あと、死にかけた典坐が、守らなくっちゃいけない物があるって気づいて
急に強くなるのもありふれてるし、もっと早く強くなったらいいのにとか
何だか、ご都合主義で殺されたみたい。。


いろいろきついこと書いたけど
いいエピソードが、殺し合いの理由くらいにしかなってないみたいだし
今期だけでは終わらないみたいだから、にゃんはここまででいいと思う。。
{/netabare}
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第9話【神と人】
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公式のあらすじ
{netabare}
妻と会う――その想いが画眉丸を島の中心へと向かわせる。佐切たちを村に置き、たった一人の身で。辿り着いたのは、巨大な人工の建築物。その門の前で、画眉丸は天仙と出逢ってしまう。
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第10話【陰と陽】
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公式のあらすじ
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メイの助けによって窮地を脱した画眉丸は、巌鉄斎と付知と共闘の約を交わす。天仙を討つ術(すべ)を探す一行に、メイは天仙の力の源――『氣(タオ)』を教える。その氣を操る異形の道士が、画眉丸たちに襲い掛かる。
{/netabare}
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第11話【弱イと強イ】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
道士との戦いで瀕死の傷を負った弔兵衛は、人ならざる再生力と共に氣(タオ)に目覚める。画眉丸もまた、道士との死闘の中で氣を体得しようと試みる。その中、道士はメイを見て突如ひざまずく、「天仙様」と――。
{/netabare}
{/netabare}
第12話【傘と墨】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
画眉丸を探す佐切たちは、天仙の城『蓬莱』へと足を踏み入れる。そこに待ち受けていたのは、天仙『牡丹(ムーダン)』。人を実験動物として扱う狂気の笑みが、杠へと向かう。その杠を守るべく――仙汰が立つ。
{/netabare}
{/netabare}
第13話【夢と現(うつつ)】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
全ては亡き弟弟子の無念に悔いるため――士遠は己が命を懸け、怒りの刃を牡丹(ムーダン)へ振るう。大切な者たちが倒れる中、佐切は皆で共に帰れることを願う。だが、その想いを裏切るように、画眉丸にはある異変が起きていた。
{/netabare}
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投稿 : 2023/08/02
閲覧 : 232
サンキュー:

26

hidehide さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

島から脱出できるのか

総じてカラフル、ですね。血も、花も…

にしても、
OP、ED、声優さん、と豪華な面々です。
(諏訪部さん、
複数なので、ギャラは人数分なのでしょうか(笑))

画眉丸が本当は『何』なのか、
山田浅ェ門佐切の『気(氣 タオ)』について、
ユズリハ、の『幻術なのでは?』…の言葉と真実、
そして、
島から脱出できるのか…

気になりますね。

続きが楽しみです

1点だけ…
どの声優さんも、キャラと背景にマッチしている中、
ユズリハの高橋さんだけ、何か妙に浮いてる気が…
キャラの軽薄さと相まって、ユズリハのシーンだけ、
何故か薄っぺらいというか、
画面の少し手前に出てきている声、というか、
ゆるキャンの恵那と同じトーンで来られても…というか…

投稿 : 2023/07/29
閲覧 : 65
サンキュー:

3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

余計な事は考えるな ただ殺せ 血まみれた世界から抜け出すために 生き抜くために…

この作品の原作は未読です。
レビューを書くためにwikiをチラ見して知ったのですが、原作は全13巻全127話で完結しているそうです。
こういう作品がアニメ化されるのって嬉しいですよね。
だって、物語のラストまでアニメ化される可能性が飛躍的に向上すると思うから…

商業的に連載途中でアニメ化される作品が大多数を占めており、それ自身は決して悪い事ではないと思いますが、往々にして原作の途中までアニメ化されてその後プッツリ…
という作品もきっと同じくらい多いと思います。

ラストまでアニメ化して欲しい作品って、きっと挙げたら絶対キリが無いと思います。
これって、とっても勿体ないと思うのですが、それは私だけでしょうか…?


時は江戸時代末期。

抜け忍として囚われ死罪人となった元・石隠れ最強の忍“画眉丸”は、
極楽浄土と噂される島から「不老不死の仙薬」を持ち帰れば
無罪放免となれることを告げられる。

画眉丸は最愛の妻と再会するため、打ち首執行人“山田浅ェ門佐切”とともに
仙薬があるという島へ向かうことに。

島に上陸した画眉丸と佐切に立ち塞がったのは、同じく仙薬を求める死罪人たち。

そして、島に潜む未知の生物、人工的で不気味な石像、島を統べる仙人たち……

謎多き島で、果たして画眉丸は仙薬を見つけ出し、
生きて帰ることが出来るのか——!?


公式HPの序章を引用させて頂きました。

完走して振り返って思う事…
総じてクオリティの高い作品だったと思います。

作画良し、動き良し、そして物語良しと3拍子揃った優等生的作品です。
アニメーション制作はMAPPAさんと聞いて、このクオリティも納得…

因みに制作はツインエンジンさんで制作委員会方式は採っていないようでした。
最近では珍しいのではないでしょうか。
それだけ自信作…ということの裏返しなのでしょう。
実際相当に面白かったですし…

それに設定が面白いですよね。
物語を紡ぐのは罪人…
しかも命令を遂行したら無罪放免が約束されるとしたら、多少の危険を冒してでも命令を遂行したくなるのも分かります。

しかも、一度その無人島に入ったら単独で脱出するのが難しい場所だったら
罪人に逃げられることもありません。
ただし、それは島から「不老不死の仙薬」を持ち帰れば…のお話ですけれど。

ですが、やはりそんな美味しい話が早々転がっている訳ありませんよね。
島に上陸した途端、一行を歓迎してくれたのは凡そ異形のモノたち…
そしてこれまでの常識が通用しない場所でもありました。

そして、一瞬の油断が命を左右するこの状況は、ヒトの本心を曝け出すんです。
本人ですら自覚症状の無い言動が無意識に出てきたり…

この作品の主人公である画眉丸は、自分には心が無いと言っていました。
自分の心はたった一人の方を向いていると…
ですが、ゆみりん演じる佐切や、ココちゃん演じるメイと接するうちに色々な側面が見えてくるから不思議です。

もちろん、その側面は一朝一夕で得られるものではありません。
これまでの生き方そのもので彼が変わってしまったのか、それとも忍びとして小さいころから植え付けられたものなのかは分かりません。

ですが、早々に第2期の制作が発表されました。
原作も完結しているとの事なので、この辺りの顛末を明らかになっていくことでしょう。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、millennium parade × 椎名林檎さんによる「W●RK」
エンディングテーマは、Uruさんによる「紙一重」
オープニングテーマがヤバいくらい格好良いです。
この楽曲もきっと2023年春アニメアニソンBEST10に名前を連ねることでしょう。

1クール全12話の物語でした。
ゆみりんやりえりーを始めとする声優さんによる相乗効果もあると思いますが、毎週の視聴が楽しみで、メッチャ堪能させて貰いました。
続編の情報を首を長くして待っていますね^^

投稿 : 2023/07/17
閲覧 : 116
サンキュー:

19

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

江戸時代の剣と魔法のファンタジー

ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』に掲載された漫画作品が原作です。

江戸時代末期、忍者衆石隠れの里の筆頭だった画眉丸。
里を抜ける決心をしたが里の罠にはめられ、捕らえられたうえ死罪を言い渡される。
しかし驚異的な体術によって、あらゆる刑の執行でも死ななかった。
ついに、打ち首執行人の山田浅ェ門が刑を執行することになるが...

この作品は一見、時代劇のように見えるけど、中身は剣と魔法のファンタジーですw
集められた死罪人や、山田家の侍たちは、もはや異能力者ですw
敵勢力も明らかに人外だし(植物系?)。

ストーリーは、全滅エンドもありそうな、緊迫感漂うサバイバルで、まさに江戸時代剣と魔法のファンタジーです。

ファンタジーといえば、中世ヨーロッパ風の世界が主流ですが、こういうのもありですね。

2期制作も決定したみたいで、続きが楽しみな作品の一つです。

投稿 : 2023/07/17
閲覧 : 76
サンキュー:

14

ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

重層的な人物造形が魅力

 不老不死の仙薬を持ち帰れば無罪放免との約定の下、生きて戻った人のいない神仙境に、最悪の罪を犯した死罪人と、監視役となる打ち首執行人のペア10組が送り込まれる。彼らを待っていたのは、生き物とは思えない異形のモンスターと、美しい人間の姿をした不死の天仙たちだった…
 冒頭から斬首シーンや死体の山が描かれ、いかにも刺激の強い作品だが、変に扇情的(感覚的な情欲を煽る)なのではなく、人間の業の深さを感じさせ意外なほどエモーショナル(情動的、心を強く揺さぶる)である。激しいバトルをメインとするアニメの場合、登場人物を類型化して誰と誰がどんな闘いをしているかをわかりやすくするケースが多いのに対して、本アニメは、キャラ設定が複雑で一筋縄でいかない。そこがまた、アニメの見巧者には魅力的である。

 中でも主役の二人、サギリとガビマルは、人生経験を重ねるにつれて少しずつ変化する重層的な人物造形が施されていて、興味深い(他の登場人物では、ユズリハとシオンに興味を覚えたが、主役の二人に比べるとやや類型的だ)。

 サギリは、処刑を担当する職能集団に生まれ、その技を極限まで磨いたものの、女性であるが故に冷遇される。幼少時から間近に存在する「死」に関心を抱きながら、斬首に専念する生き方に疑念を覚えたせいか、登場してしばらくは、内省的なあまり無感情に見える。そんな彼女が、神仙境でのさまざまな体験を経て、心の奥底に秘めていた情念を表出するようになる過程が、感動的だ。
 サギリの技量は高度であっても打ち首に特化されたもので、実戦的でない。首を前に差し出していないと最高の剣技が発揮できない(第6話)し、寸止めはできても不意打ちに弱い(第3話)。剣戟に破れて組み伏されながら、相手がとどめを刺せないでいると、無防備に身を起こして「それは弱さじゃない、強さの種よ」と諭し始める(第3話)。彼女が、いかに刑場での作法を重視する生き方をしてきたかがわかる(他者の内面を忖度せず周囲への配慮に欠ける点は、他の執行人も同様である)。
 そのようにして形成された人格の故に、第1話のサギリはまるで無表情だったが、第2話の終盤で最初の感情解放が起きる。「気が重いんだよ、これから背負うものを考えたら」と言いながら圧倒的な強さで殺しまくるガビマルの姿を見て、自分に足りないのが「殺しを恐れぬ強さ」ではなく「殺した命を背負う覚悟」だったと気づき、涙を流したのである。
 その後の彼女は、段階的に感情を表に出すようになっていく。{netabare}第3話の冒頭では、神仙境の草花が幻想的だと素直に(と言うか呑気に)驚く。ガビマルが彼女の体調を気遣ったり(第5話)妻の美しさを語ったり(第7話)すると、見ていてちょっと滑稽なほど面食らう。まるで、はじめて心を開いた少女のようだ。{/netabare}
 こうしたサギリの変化は、的確な作画によって描出されている。かなり力量のあるアニメーターが担当したのだろう、身体描写を通じての内面表現が見事だが、中でも目の描き方がうまい。一人語りの際のアップでは、モナリザのように左右の視線がわずかに異なる方向を向いており、表情に深みが生まれる。
 声優(花守ゆみり)もすばらしい。当初は低めの声であまり抑揚を付けなかったが、しだいに微妙な表情を持たせ始める。最近の声優は、ひとたびキャラ固有の声色を決めると最後まで変えない傾向にあるが、サギリのように成長するキャラの場合は、細かく調節するのが適切である。
 サギリがどんな風に描かれているかをじっくりと眺めると、日本アニメの最良の部分を味わうことができる。

 もう一人の主役であるガビマルは、サギリほどわかりやすくない。強圧的支配によって彼本来の性格が大きくゆがめられた上、超人的な身体能力によってあまりに多くの人を殺めてきたため、さまざまなパーソナリティが入り交じった、単純な理解を拒む人間になった。視聴者にとっても、他の登場人物にとっても。
 サギリの感情解放は、主にガビマルに対する共感を通じて実現される。それだけに、最終回で{netabare}ユズリハがガビマルに関してある疑問を呈したとき、サギリは異様なくらい動揺する。彼女の混乱した姿を目の当たりにしたとき、私はどうしようもなく胸が苦しくて堪らなかった。{/netabare}第2期の制作が決まっているが、見るのが怖い。

投稿 : 2023/07/17
閲覧 : 51
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7

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

こおゆうアニメを作らせたら日本はやっぱり世界一だ。

なんかOPがやたらかっこええな!歌もかっこええな!
…とゆーことで見始めました。

なのでこれがどんな話で何に連載されてて原作がどれくらい人気があるのかとか一切知らずに見始めたとゆうこってす。

3話くらいまでは流し見ですわ。

ふんふん。時代は江戸末期。死罪人とそれのお目付け役の斬首担当役人とのバディもの。いいねぇ。

幕府の勅命で不老不死の薬を持ち帰れば無罪放免とか。
おお。犯罪者を先遣突撃隊として敵地へ突っ込ませるワグネルみたいな(ちょっと違う)。


ほいでもって見続けてるとこりゃなんだと。
めちゃおもろいやんか!

いやもうそおゆうアレじゃ全然ないかったですわ。
もっと深かったですわ。このハナシ。なんつーかこう哲学的な何かがあるような。


人の生き死にをさまざまな方向から捉えてその考え方を出演しているキャラクターに表現させていくのですが、これが実に面白い。

どれも正解じゃないしまた間違ってもない。

自分の考え方はこうだと結論付けている者もいれば、迷っている者もいる。
すんげえ強いのにあっさり死んじゃうやつもいれば、あの手この手でしぶとく生き抜くやつもいる。

こんなにバリエーション豊富なキャラ達がわんさと出演してるのに話として全然とっ散らかってなく、生きるとか死ぬとかの一点に絞った目的で各キャラがしのぎを削るとゆうですね。

そのおかげか一見謎とかも多くてわけわからん風でいつつもテーマがより際立っててハナシの筋道がすごいわかりやすい。


後半は宗教観も含めたより深いところまでハナシのテーマに加えてきてですね。おおこれはすごい面白い。

加えて大迫力のアクションシーン。
これも文句なし。


こおゆうアニメを作らせたら日本はやっぱり世界一だ。


ひさしぶりに難しいテーマを扱った最高のエンタメ作品だったなととりあえずは感じております。

13話最終回。これからって時にハナシ終わっちゃった感もありますので2期楽しみです。

これは期待できそうですなー!!

投稿 : 2023/07/14
閲覧 : 92
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10

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

先行きの気になる話がGood

グロとか不気味なシーン多くてわりと見るのに勇気いるけど面白い。主人公達の生き様を描いたシナリオやこの作品における謎要素が視聴意欲をそそられるのもポイントが高く、見ていて引き込まれるような感じがする。
戦闘シーンの作画はMAPPAクオリティ。バトルがどうも盛り上がらんのがイマイチだが悪くない。良くも悪くも現在は前ふりなのか気になるが、2期に期待してる。

投稿 : 2023/07/11
閲覧 : 72
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5

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うーん。。。

ジャンプ+原作の時代劇漫画ですが、やっぱり本誌の「鬼滅の刃」に比べると設定もキャラクターも弱いですね。。。

アニメ化もそこまで気合が入ってるとは思えません。

投稿 : 2023/07/10
閲覧 : 302
サンキュー:

6

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心情描写が優秀で面白い

最初は、介錯人の人生を語る物語だと思って見ていたら、突然バトルアニメに変わって面食らった。

複数人の視点で進行する物語りは、話しの中核の大筋からぶれないので、分かりやすくて良い。
執行人の佐切と死罪人の画眉丸の心情描写も優秀で面白い。

怪物との戦闘は、どんな怪我でも話しの展開の都合で「助かる、助からない」が決まるので正直興ざめするが、バトルアニメなら多少はしょうがないか?


最後に衝撃の事実発覚で、画眉丸の今後が気になる。
続きが楽しみな作品。

投稿 : 2023/07/09
閲覧 : 75
サンキュー:

9

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

どこかで見た様なキャラ・設定・世界観

この作品はタイトルが全てです。
使い古されたバトルロワイアルだし
タオ=念能力だし
今後出てくる五行はNARUTOだし
主人公やら取り巻き達も目新しさがない見たことある容姿に設定。


私が思うに特にバトルロワイアルは発展性がないと思います。
何故なら最初から、敵・味方など勢揃いしているが故
次どんな強敵が出て来るんだろう?次誰が味方になるんだろう?あの敵味方になるんかな?
などなどの事象が一切発生しなくなるからです。
しかも感情移入する前に味方がドンドン死んで逝く為に感情移入もできない。
キャラの掘り下げができず、よってバックボーンが浅い。

本当に発展性がない。
特にバトルロワイアルで能力バトルしても更につまらない。


原作は面白いかって?
いえつまらないです。内容一緒なので……

投稿 : 2023/07/09
閲覧 : 59
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4

はちごー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

王道ジャンプバトルもの

推しの子と同時期に放送された作品です。期待値はMAPPA制作ということも相まってかなり高かったです。根本の話が面白いので皆さんが指摘されている作画はあまり気になりませんでした。早く2期がみたいです!

投稿 : 2023/07/09
閲覧 : 75
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7

ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

殺す重さ。不死の意味。生きていく意志。

舞台は江戸時代の、首切り役人と死罪人を中心とした、
豪華な、と言ってはいけないですが、
人間模様が多種多様でにぎやかな、殺伐とした世界で{netabare}す。

いつの時代も権力者は、不老不死を求めるもの、という欲望ゆえのご下命で、
死罪人と首切り役人が大勢、南の島に送られて、さて、というお話。

主人公サギリの、初回から冷徹に振舞いながら、
その実はお役目とは言え、人を斬首して殺すことへの怖れと懊悩が、
執拗に、執拗に、執拗すぎるほどに、濃厚に描かれます。
このストレス大盛りな展開を、
緊張感いっぱいに演じる花守ゆみりさんの演技が重く暗く、
すごくちからが入っていて素晴らしいです。

そしてサギリが監視役兼斬首役として帯同するのが、
無敵に強い伽藍のガビ丸。
生きることにもう疲れた、と言いながら、
実は自分でも知らないうちに、
あてがわれた妻を深く愛していて、その妻のもとに生きて帰りたいと、
心の底では望んでいたことに思い至って。

ふたりは衝突し、互いを殺そうとし、そして互いを理解し、
協働していくことになる。その流れが魅力的です。

そしてこの二人を取り巻く多くの登場人物が、
出落ち感いっぱいに次々と死んでいく、
お約束なんだけど
こういう無情観と命の軽さ。
不老不死の仙薬を探す旅だからこそ、このやり切れない程の対比が、響きます。

途中で、巨大な怪物が大量に出て来て、
このデザインがお粗末すぎてガッカリさせられてしまって、
観るのをやめそうになったけど、
だいだらぼっちと仇名される死罪人との、
ガビ丸とサギリの共闘とか、
島の奥で出会う不思議な枯れ木のような生き物とか、
その人間?住まう謎の廃村とか、
ふたたび魅力は回復してきて、
さらには両性具有の神?のような存在が現れ、
そして8話目。
首切り役人の師匠と弟子の、お互いを思い遣ってこその
命をかけた行動が素晴らしくて。
まさかこんな、泣ける展開をエピソードとして挟み込むなんて!

このあと、この師匠=シオン、ガビ丸たちと合流していくのでしょうか?

{/netabare}ここからの事態の顛末が想像つかないし、
興味津々!

1回お休みしてからのこれからの展開、
大いに楽しみです!

ただ、毎回毎回、台詞の中に外来語を放り込んで来るのって、
何の意味があるのか理解できませんし、これは格好悪いと思いますけど、
何故こんなことをするのかは、わかりませんww

ちなみに、オープニングタイトルがミレニアムパレード×椎名林檎さんの、
豪華で、格好よくて、切れ味鋭い曲なんですけど、
なぜだかエンディングのバラードがクセになって、
アタマの中でリフレインし続けたりしてますww

********************************************************************

視聴、終わりました。
ワンクール=1期だった訳で{netabare}すね。
謎はさらに深まり、そしてガビ丸の「妻のもとに生きて帰る」という決意さえに疑問符を付ける幕引き!
分割2クールなら、1クール目で綺麗に終えられなくても、
こういう風に、先への期待感を膨らませてくれる引き際、こういうの大好きです!
毎回ハナについていた外来語の濫用、
儂という1人称使ったり武家言葉で会話したり
「身拭い」とかの古い表現混ぜ込んだりの脚本、
結局は、きっと陰陽=対立軸の比喩として、意識的にやっていたんでしょうね。。。
強固な執行人と死罪人のみが生き残り、
この先どんな破天荒なお話になるのか。

想像もつかないような凄い展開{/netabare}、楽しみに、2期の開始を待ちたいと思います(^^♪

投稿 : 2023/07/08
閲覧 : 174
サンキュー:

23

ネタバレ

脳トレ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

具材は豪勢なのに調理の腕が残念

様々なヒット作の受けそうな要素をかき集めたもののどれも上手く扱いきれていない作品、という印象。
島に送り込んだ調査団が「花」になって戻ってきた…のくだりは不気味でワクワクしたし、始めからほぼ無敵の主人公でこれからバトルものとしてどう盛り上げていくのかも興味が湧いた。罪人と処刑人ペアでクリアしなければならない、という条件もバトロワに独特の駆け引きが生まれそうで序盤こそ期待していたのだが―

蓋を開けてみれば {netabare}「死ななそうなキャラがあっさり死ぬ」で意表を突くというパターンの繰り返し。こちらはまだキャラへの愛着もなく勝負の駆け引きもないので初見の驚き以上の感慨はないし、それすらもう既に陳腐化してしまっている。{/netabare}その他、キャラの内面描写やストーリーの展開なども総じて大味。期待していた作画も撮影処理だとかの手間暇はかかってそうだがキャラのデッサンなどは安定感がなく怪しい部分も多いので今の所OPくらいしか見所がない。


1~7話感想
<ストーリー&バトル描写>
雑魚キャラ相手に主人公が無双するか、ちょっと本気出す→次のカットで既に決着、のパターンで序盤はいまいち盛り上がらず。
ダイダラボッチ戦で本格的な戦いが始まったかと思えば {netabare} 今まで斬っても焼いても傷つかず、むしろ武器のほうが砕けるような不死身の主人公が強敵相手にはなぜか一発殴られただけでKO寸前の大ピンチになるよくわからない展開。(ちなみに殴られた本人曰く「受ければ即死」の攻撃だったはずなのだがモロに直撃を受けても「これなら耐えれる…!」なと言ってることがブレブレ。)チャクラとかオーラとかその手の大まかな強さの指標もないので攻撃が効く時とそうでない時の違いが不明。

そんな中で佐切の剣だけが通じる理屈も「人体に詳しくて剣が上手だから」という非常にザックリしたもので人間離れした化物だらけの戦いの中ではちょっと説得力が弱い。せめて作画の力でそこを補えれば良かったが、フルスイング中の敵の指を切り落とすことはできるのに完全に伸びきったひざ裏にはかすり傷すらつけられないというような気の抜けた描写をするので理屈を説明したそばからその説得力もなくなっていく。そして結局最後は佐切のメンタル、やる気次第で勝敗が決まってしまう根性論的な展開。
それでも佐切の精神的成長でカタルシスが生まれるのならいいが、この期に及んで「罪人を切るのにまだ迷いがある…」みたいな今更過ぎる内容ではそれもない。次の瞬間にいつ死んでてもおかしくないような極限の状況で「自分のことは自分で決めたい」とか進路に悩む学生みたいなで事でウジウジやられても心底どうでもいいのである。
{/netabare}

個人的に期待していた人間が花になる謎も上陸して早々サクッとネタバレしたしその見せ方も全然盛り上がらないので肩透かしだった。{netabare}花化の原因である人面蝶は危険の度合いで言えば巨大な怪物よりもはるかに脅威なはずなのに誰も警戒するそぶりがないし、説明のために剣豪の腕を一刺しして以降は存在感がほぼゼロに。
強キャラとの戦闘中は空気を読んで邪魔をしない配慮を見せ、必要とあらば特定のキャラだけピンポイントで気絶させてみたり、早々に脚本の便利アイテムに成り下がってしまいかなりガッカリした。{/netabare}

他にも弔兵衛&桐馬チームなどは{netabare}二人が実は兄弟というネタを全く生かしきれず。例えば二人の関係を伏せたまま他の罪人or処刑人と戦闘になる→弔兵衛ピンチの場面、それまで黙って見ていた桐馬が敵(他の処刑人とか)を後ろからブスリ→ち、血迷ったか桐馬…?!→実は二人は兄弟だった!―とかの方が大好きな意表をつく展開にできたと思うのに、そういう所は何のひねりもなくあっさり秘密を明かしてくる。
また、兄が弟を見捨てた…?!の展開についても、兄が弟を励まし導く回想シーンを先に見せてこいつは弟思いなキャラなんだな、と印象付けた上でやるのなら狙いはわかるが、実際は何故か回想シーンを後にやる意味不明な構成。見てるこっちはまだ兄がどんなキャラか把握していないので弟を見捨てることがさもショッキングな展開のように演出されても(そして仮に本当に見捨てて逃げたとしても)「ああ、こいつはそういう人物なのね」で別に驚きも何もない。{/netabare}

舞台設定もキャラクターも、面白くできそうな要素はあちこちに散りばめられているのに見せ方が雑なせいで全然盛り上がってこないのが本当にもったいない。

<キャラの心情描写>
1話の死にたいけど死ねない画眉丸→本当は生きたい!のくだりは話の掴みとして分かるが{netabare}3話でも邪魔者は誰だろうが殺す→本当は殺すの辛い!でまた同じパターンだし、それを見た佐切の「はっ!そういえば今までも辛そうだった…!!」にいたっては積み重ねも何もない後出しでなにも響かない。 {/netabare}
佐切の抱える葛藤も同様、{netabare}1話で画眉丸に一切の迷いなく斬りかかった後でぽっと出の罪人を斬る時は体がすくんでいたり一貫性がない。
そして迷いがあると言いながらも景気よくポンポン首を刎ねまくっているので、それなりの尺で描いている割に結局何が不満なのかさっぱり伝わってこない。本人にしか分からないコダワリの話を長々とされても退屈なだけである。{/netabare}

また内面描写とは違うが佐切については致命的な言動の破綻もみられる。{netabare}
3話冒頭、島に上陸する際の会話で佐切が「神仙郷が本当に存在するとは思っていなかった」ということが判明する。サラッと流されているがそれはつまり佐切は信じてもいない島や仙薬の話で画眉丸を騙していたということだ。それを踏まえて1話の佐切のセリフをふり返ると

「あなたの願いは叶います!」
「神仙郷から仙薬を持ち帰ればあなたは妻と平和に暮らせるんです!!」
(まぁ本当はそんな島も薬もないから結局助からないんだけどね)

―というわけである。
罪人を死の恐怖で追い詰め、妻への想いを煽り、無罪放免を餌にありもしない仙薬探しに参加させる。2話ではそうして騙され集められた死罪人たちを眺めながら「こいつなら気兼ねなく首斬れそうだな」とか品定めしていたわけだ。佐切はサイコパスか何かなの?
もちろん制作側にそのつもりはなく単なるミスだとは思うが…長期連載の中で話が複雑化して設定に矛盾が出てくる場合ならまだしも、チュートリアルが終わってさぁ本番という場面でいきなりこんなメインキャラの言動がひっくり返るような大ポカをやらかすものだろうか。

「死にたがっている画眉丸→本当は生きたい!」
「弟を見捨てて逃げる兄→やっぱり助けに来る!」
「こいつは強そう→すぐ死ぬ!」

どの話も基本的に○○と見せかけて△△!のパターンで意外性を演出するばかり。場当たり的なドッキリで気を引くばかりでなくもっと地道な描写の積み重ねでキャラや物語を描く努力もしてほしい。{/netabare}


8話感想
典座が主役の回。
命がけで無実のヌルガイを助けようと戦った熱血漢のように描かれていたが作中での典座の行動をふり返ってみると{netabare}

幕府によって家族も集落の仲間も虐殺されたうえ無実の罪で投獄された子供(ヌルガイ)を助けたい
               ↓
誰一人生きて帰ってこない未知の危険が潜む島に行き、あるかどうかも分からない不老不死の薬を持って帰れば助かると子供に提案
               ↓
上陸メンバーの選抜、殺人鬼や剣豪や不死身忍者の群れの中で子供が殺し合いをさせられている間ただ横に突っ立って見張ってるだけ
               ↓
島に上陸後、何の成果も持たずに島から脱出「ヌルガイ君が釈放してもらえるよう俺がお上を説得するから大丈夫っス!」

いやもう全然意味が分からない。
本気でヌルガイのことを助けたいと思い、お上を説得する自信もあったのなら投獄された時点でさっさとそうするべきだろう。
上陸前の選抜でヌルガイが血みどろの殺し合いをやらされてるときどんな気持ちで見てたの?生存者ゼロの危険地帯に連れて行って散々死の危険に晒してから「君は生きるべき人間」「俺が説得するから大丈夫」って笑顔でこれ言うのデスゲームの主催者くらいだよ。浅右衛門はみんなサイコパスなの?

もし島に上陸した後で「当初は予定になかったお上を説得できると確信するだけの何か」を掴んだのだとしたらそれを作中で描かないわけがないしヌルガイも言及してるだろう。おそらくだがこれら典座の破綻した言動も、海の化け物や潮流の見極めなどの「島から脱出できない理由」を見せるためにやらせたものだろう。{/netabare}
つまりここでも脚本の都合優先でキャラとしての一貫性が崩壊してしまっている。仮に原作ではそうだったとしてもアニメ化の際にその辺の矛盾を修正する(セリフをちょっと変えるだけの)事くらいできないものだろうか。
前述の佐切の件といい主要キャラの基本的な心情にすら無頓着なのでいくら感動的な回想シーンを見せられても中身が伴わない上っ面だけで、ウケ狙いが透けて見えかえって興覚めである。

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最終話までの感想

<タオについて>
アイデア自体はいいがどちらかと言うとテーマや思想という感じの観念的な話なので、これをもってバトルの強さの基準・理屈とするにはだいぶ扱いづらい代物だと思う。
画眉丸がタオを体得するに至った「強さと弱さを両立した心」にしても、たとえば妻の存在が彼にとって弱点にも強さを引き出す鍵にもなるということをエピソードとして描いたうえでタオに目覚める、のような流れであれば説得力もあるかもしれないが。実際の描かれ方は「タオを使うには心を弱くしてください→弱音を吐く回想シーン→大体わかった!」みたいなノリなので…元々精神論的な側面が強かったところにタオの理屈でその際限がなくなりキャラのやる気次第でどうとでもなる大味バトルに拍車がかかったように感じる。
またタオを使った戦いにしても天仙などは肉弾戦をやってから空を飛んで気弾を撃ってと、アレコレ語っているわりに結局やってることは普通のバトル漫画と変わらず。タオの登場によって能力バトルとして戦略的な面白さが生まれたわけでもないし相性どうこうは説明がなければ絵的にパッとわからないので単に戦いの内容が分わかりにくくなっている。

<天仙の強敵感の薄さ>
タオの説明や天仙の生い立ち?を語るのはいいが、詳細が分るほどに凄さ怖さよりも底の浅さが見えてしまうのが難点。
肉体的にも陰陽二極を併せ持ち千年間も修行をしてきた天仙が、昨日今日タオを知ったばかりの人間とタイマンで互角、複数人相手では敗北してるので、画眉丸たちがあと少し修行したらもう順当に勝てそうでラスボスとしての威厳が感じられない。
また兄弟チームには結局逃げられて結果的にパワーアップさせてるし、仙汰の場合は死んだふりからの不意打ちだし、まともに戦ってきちんと勝ったのがタオの知識のない典座だけなので大層な肩書の割に実績もしょぼい。

描写的にもダイダラボッチは一発でも攻撃を食らえばほぼアウトだったのに、天仙とはノーガードで正面切って殴り合えてるので(しかも殴り勝っちゃうし)画眉丸の成長を加味しても…ボスキャラとしてどうなの?また巨大化したあとは触手を振り回したり飛び道具を乱射する戦い方もプリキュアに出てくる週替わりの敵キャラのようで絶望感より「もうこの後倒される感」のほうが凄い。演出的には手軽に画面を派手にできていいのかもしれないが観てる方としては長期アニメならともかくワンクールアニメのラストを締めくくる戦いでソレをやられるとなんだかな…という気持ちになる。
あと天仙は花化の毒液?を相手の体内に少しでも注入すれば勝ちなんだったらビームじゃなくて毒霧を噴きつければよかったのでは?

<その他、常に何かしらガバい>
9話:蓬莱の内部も、仙薬の実態も、敵の戦力も一切不明なのに単独で真正面から乗り込もうとする画眉丸、もし戦闘にならなかったとしてあの後プランはあったのか。
島に上陸した人間は天仙が一人残さず殺す…と自分で言ってたのにその天仙がいる場所までメイ探しのためについてきて欲しいと協力を仰ぐ木人。それに応じる佐切一行。
11~12話:天仙に選ばれた者だけが蓬莱に入れる…とか言っていたのに特にためらいもなく門を開いて入ろうとする木人、そりゃ天仙も首切るよ。
天仙に出くわして狼狽える佐切一行。相手は人間を殺す気満々だって聞かされてたのに心構えすらしていない。道中でタオやら宗教体系やら長々語っていたのに肝心の仙薬を手に入れる手筈は何も考えていない。
そして天仙に対して刀を抜いた仙汰に驚く佐切の「それほど杠さんに思い入れがあるのかしら?」というセリフ…いや逆にあの状況で刀を抜かずに事態を収める方法あるの?その後の展開(仙汰の杠への憧れ)ありきの不自然すぎるセリフ。

11話、弔兵衛のバキバキに折られた両腕が一瞬で再生する異常事態に敵も弟も無反応、でも首の痣は気にするズレた観察眼。
画眉丸の炎の壁の時間稼ぎに対してすぐ横に川もあるし空だって飛べる敵が何の対策も打たずただ棒立ちで待っている。ダイダラボッチ戦でそれが原因で致命傷を受けたのにまた目の前の敵から視線を外し味方の方を振り向く画眉丸。
タオの力がなければ攻撃は通じないと道士が説明したその次の回でまだタオを習得していない厳鉄斎がばちっちり道士にとどめを刺している矛盾。

12話、ほとんど機関銃のような攻撃で佐切達を圧倒していた天仙が佐切&杠の作戦会議が始まるとピタリと攻撃をやめて待ってあげる気配り。
天仙(人間態)をチーム全員の連携でどうにか倒した後、同じレベルの相手が最低でもあと6人いると知っているにもかかわらず、他にもどんな化物や罠があるかもわからないのに、敵の本拠地のど真ん中、さっきまでドカンドカン暴れてたその現場でのんびり「僕の夢」についてお喋りをはじめる佐切一行。

13話、復活した天仙相手に犠牲者を出しつつ奇跡の助っ人参入でギリギリ勝利を拾った直後に敵陣のさらに奥に進んでいく一行。もう治療薬もないらしいが今後の具体策は?逃げ場のない敵地で囲まれたら?天仙が二人以上同時に襲い掛かってきたら?どういう判断でその部屋なら安全に休めると思ったの?

<総評>
最後まで作画は安定せず、そこそこ見せ場のキャラのアップでさえも顔のパーツがちょっと…な場面があったり、アクション面でも演出やコンテのキレが凄い!といった見所も特になくむしろ省エネ作画が目立つくらいで非常に残念。
ストーリーの構想はいいが構造はガバガバ。描写や演出も上記の通り緊張感を削ぐような場面が多く、後半はキャラが死ぬ展開もインパクトが薄れ演出の手法も同じ、タオの導入も説明が長いわりにさほど面白さに貢献せずむしろ展開がダレた。
またキャラの内面描写も相変わらずで最後の盛り上がりだった{netabare}仙汰のエピソードも、死ぬ直前になってから実は杠の生き方に憧れていた…とか急ごしらえのエピソードを差し込まれても盛り上がりようもない。
そういう展開にしたいのなら今までの話の中で仙汰が杠に対して共感であれ反発であれ監視役以上の感情を抱いている場面を積み重ねておくべきだったろう。典座の時もそうだがもう助からないことがほぼ確定してからの過去回想はお涙頂戴の意図が露骨すぎてシラケるのでやめて欲しい。{/netabare}

ただ後半は良かった点もあり10話で厳鉄斎が語った彼流の不老不死の野望は人となりと合わせて好感が持てた。11話で自分の妻とメイの境遇を重ねた画眉丸が怒りをあらわにするくだりも、このアニメで初めて強くキャラに共感できたし感情の流れも得心がいった。また士遠が最後に見せた激しい怒りも敵に対するより自分の弱さに向けた所がただのよくできた人物というだけではない善なる狂気を感じさせてよかった。あとヌルガイの「はーい」の返事は可愛い。

話の統合性には期待していないが画眉丸の妻に関するネタなど物語としてのオチをどうつけるのか引かれる部分もあるので、2期ではせめてキャラの感情描写は一本筋の通った内容(迷ったり考えを変えるなという意味ではない)にしてほしい。あと作画も演出もMAPPAならもっとカッコよくできるはず。

投稿 : 2023/07/08
閲覧 : 197
サンキュー:

6

はちくじまよいちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

続きが見たい

まだこれだけじゃ情報不足

投稿 : 2023/07/08
閲覧 : 52
サンキュー:

3

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地獄楽のストーリー・あらすじ

時は江戸時代末期。 抜け忍として囚われ死罪人となった元・石隠れ最強の忍“画眉丸”は、極楽浄土と噂される島から「不老不死の仙薬」を持ち帰れば無罪放免となれることを告げられる。 画眉丸は最愛の妻と再会するため、打ち首執行人“山田浅ェ門佐切”とともに仙薬があるという島へ向かうことに。 島に上陸した画眉丸と佐切に立ち塞がったのは、同じく仙薬を求める死罪人たち。そして、島に潜む未知の生物、人工的で不気味な石像、島を統べる仙人たち...... 謎多き島で、果たして画眉丸は仙薬を見つけ出し、生きて帰ることが出来るのか——!?
(TVアニメ動画『地獄楽』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年春アニメ

スタッフ

原作:賀来ゆうじ

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