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「竜とそばかすの姫(アニメ映画)」

総合得点
68.8
感想・評価
91
棚に入れた
301
ランキング
1622
★★★★☆ 3.6 (91)
物語
3.1
作画
4.2
声優
3.3
音楽
4.2
キャラ
3.4

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竜とそばかすの姫の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

たわし(冨岡) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

となりの女子高生が「感動した。」と言ってたからよかったのかもしれない

正直言って、面白いかどうかと聞かれたら新海誠監督と同じく「普通」で卒のない作品である。

細田監督らしく毎回テーマもキャラクターもほとんど変わっておらず、一貫して「家族とはなんなのか。」というテーマを元に作られている。

今まで僕は「バケモノの子」や「おおかみ子供と雨と雪」「未来のミライ」を酷評してきたが、今回はそれらの作品と比べると良く纏まっている。

しかし決して目新しいわけではないし、CGのクオリティも体して良いわけでもないので映像表現としては現存のアニメと変わらない。

「シンエヴァ」のようなキャラクターの掘り下げや、今まで自分を作り上げてきたものに対する感謝のようなリスペクトがあるわけでもない。

しかし、隣に座って鑑賞していた女子高校生が

「面白かった。感動した。」

と言っていたので、それでよかったのだと思う。

別に僕だけがオーディエンスなわけではないので、一般の人に解りやすくしているという意味では成功しているのである。

最近は、アニメ映画は老若男女関係なく様々な人が鑑賞するようになってきた。

既に一般化したコンテンツにアート的な評価を下すのも無粋かも知れない。

それだけより多くの人が観に来るようになったのである。

投稿 : 2021/12/02
閲覧 : 202
サンキュー:

17

ネタバレ

●オパマ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

支離滅裂

主人公が何を望んでいるのか伝わらない。
{netabare}母の死を乗り越えたいのか。
ネット空間で成功を収めたいのか。
現実世界での対人関係を改善したいのか。
気に成る彼氏と結ばれたいのか。
ネット空間の謎の人物と結ばれたいのか。
で、結局人助けだけど、周囲に大人がいたにも関わらずネグレクトに走るような危険人物の元へ未成年女子が単身向かうって、あり得ないよね。
警察か児童相談所に電話一本かければ済むことでしょ?
その後、なんとなく達成感を持った彼女は明るくなりましたとさ。
なんだろね、これ。

いっそ、母が大舞台で歌唱することを夢見ていた歌手志望だった。
母の死で歌が怖くなっていたが、トラウマを打ち払いネット内でも、現実でも、歌うことが出来た。
で、いいんじゃない?
超有名人になる必要なんてどこにもない。
{/netabare}

投稿 : 2021/11/28
閲覧 : 17
サンキュー:

1

ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 1.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

細田…お前…

この話はUの世界で有名な歌姫の話
ジャンルは学生・歌・仮想空間
正直細田守監督の中で一番面白かったです

事前準備はなし。ただ細田守がまた仮想空間に手を出した、ということは知っていたので「あ、終わった」と思っていました。細田守はそういうやつだったのだと。
今までの作品全部好きになれなかったけど、今回もだめなのかな。
そして迎えた視聴日。後。「細田…お前…」
内容としてはどこぞやの夏戦争とは関係ありません。どちらかというと「美と獣」の方がイメージとしては強いです。というかほぼそれでは?主人公ベルですし
まぁパクリかオマージュかインスパイアかはともかく、細田守さは保っていましたと思います。

本作は要は{netabare}トラウマ持ちの父子家庭陰キャ女子がネット弁慶してたけど、色々あって現実と向き合うようになった{/netabare}て感じでしょう。まぁ細田らしい。名称が付けられない感情、細田守は好きですよね。それがよくわかる作品でした

内容です。しっかりしてたと思います。ただ本作に声(歌)がなかったらどうなってたのだろうと。しかし、歌を含めてまでがアニメです。これは小説でもゲームでもなく、アニメです。アニメとして考えた際、面白いか面白くないか、が重要なのであって別に「小説はゴミ」と叩く必要はないでしょう多分
中盤の盛り上がりもよく、コメディは一切面白くなくとも意味のあるシーンになってました。もう少しコメディの種類を増やせ本作はものすごく面白くなるかもしれません
終盤で綺麗に着地。拡張性を残しながらも伏線が展開を限定的にしています。後味としての展開はサイコーといってもよいのではないでしょうか。

どこぞやの夏戦争をイメージした方へ
本作はかなり対比が用いられています
夏戦争とどこが違い、何を志し、結果として何が違ったのか、を意識しながら見ると面白いですよ。個人的にはサマーウォーズは好かなかったですが、別にサマーウォーズも本作も好きだという方は珍しくありません。
とりあえず観ることをオススメします。そしてUで頭を振りましょう。ララライララライ🎶

ではここから良くないところ。
展開が細田守監督
事前情報全くなしとはいえ予告編くらいは見てます。で今までの細田守監督の傾向から察するに、といくつかの予想をたてながら見たのですが、まぁみごとに被った。(いくつか、なので厳密には完全に予想はできなかったのですが)
私が細田守監督のことを完璧に理解してるかどうかは微妙ですが、予想が合っていたということは、きっと大体の感性はわかり始めているのではないかと自分では思っています。と言っても私は細田守監督の方向性は理解しているぐらいですが。
良い言い方をすれば「個性が現れている」です(が、正直細田守監督の個性は「万人受けの普遍」だと思っているので、個性と言って良いのか…)
しかし言葉を選ばないなら。「細田守監督のスペック以上の作品でもなければ、意外性もない」細田守監督の中ではいちばん面白いですが、やはり細田守監督の作品であると強く感じられます。それが「この面白さは…細田守監督だ!」なら全然良いのですが「このぬるま湯のような展開は…」となっている状況です。
しかしそれは展開の話です。本作を無理やり文字に起こして小説にしたらきっと面白くはないんだろうな、程度に思ってください

が、何度も言いますが本作はアニメです。雰囲気は非常に良く、歌もさることながら描写も丁寧さを感じました

要は
細田守監督のテイストや限界がよく見えた脚本でありながら、その他が今まで以上のものであり、全体的な印象はとても良いということです

声優は完全に話題作りだけで選んでますね。
私YOASOBIはめちゃくちゃすきですが、幾田りらさんの演技は..お世辞にも良いとは言えませんね

投稿 : 2021/11/05
閲覧 : 31
サンキュー:

4

たいが さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

おもしろくない

まずサマーウォーズに似た世界観に白ける。
細田守は、サマーウォーズがヒットしたからって頼っているのか?
正直、見苦しい。

ダメ出しポイントは沢山あるが、結局「キャラが多い」に尽きる。
キャラが多すぎて、名前すら思い出せない。
そのうえ存在意義のないキャラが多すぎて、主人公ヒロインに焦点を当て切れていない。
「1クール」と勘違いしてなかろうか?これが「映画」である。
よく分らんキャラ描写が多すぎて、肝心の主要人物の心情が驚く程伝わってこない。本当に伝わってこない。
通常、会話に多少の伏線を持たせたりと、楽しめるものだが、それも無し。
終わってから「あの会話なんだったんだ。ただの陰口じゃん」と思うと胸糞悪い。

・物語を誤魔化す様な音楽。
・尺伸ばしのカット。
・すぐ泣くヒロイン。
・謎の超展開
これらが演出といえば聞こえは良いが、素人が見苦しいと感じてしまう点で既に失格。

細田守の映画はどんどんつまらなくなっている。
次に細田映画が公開されても映画館に金払って足を運ぶことは無い。
地上波放送で片手間に見るので十分。そんな印象になった。
細田守は超展開に向いてないと気づいた方がいい。

あまりのつまらさに、何度途中退出しようと思ったことか。
映画が終わった瞬間、映画館内に響き渡る程の声量で発狂した
い気持ちを抑えて席から立った。
一緒にみにきた友達は「まじ?www」と気持ちを抑えきれなかった模様。
その後の感想トークは他の映画に負けないぐらい盛り上がりました。


作画は綺麗だったので聖地巡礼好きの私には嬉しかった。
ストーリーを忘れたら聖地に行こうと思う。

投稿 : 2021/10/30
閲覧 : 68
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2

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

匿名性と自分らしさ

最近はやりのVtuberなどはまったく知らない年寄りなので、ぱっと見た感想です。

まずネットでの匿名性がテーマになっていると思いました。誰もがアバターを持っている時代です。それが暴かれても、ネット上で無事にいられる。このあたりの描写は、「おまえも顔出しのアイドルになってみろ」みたいなメッセージに取れて、今ひとつ納得できませんでした。あのオチ以外になかったのかと。しかしあれ以上に事件を解決する手段は、私も思いつきませんので、仕方がないのだと思います。しかし後味が悪いシーンでした。そう思いつつも、感動的な音楽とカット割りで涙は出ましたです。それはベルと竜が虚空で抱き合う場面でもそうでしたね。映像の力だと思います。しかしそれは、情に流された涙で、自分で論理的に納得して流れたものではなかったです。そういう、古臭い「情」に訴える映画だったと思います。

ひとつひっかかった事は、はじめに鈴がベルのアバターを作った時に、ルカの写真を切り抜いてアバター指定していた事です。要するに、あのベルのアバターは、彼女自身のルカへのコンプレックスから作られたものだという事です。最近読んだ本で「純喫茶トルンカ」という作品に、死んだ姉の着ていた服ばかり着て、姉の恋人だった男と会う高校生の話がありました。その子はふられるわけですが、やはり忍のようなボーイフレンドからたしなめられて、我に返るという話でした。何かこの映画とそっくりだと思いました。最近読んだ新書で「無理ゲー社会」という本で、現代人は「自分らしく生きられない」という事が呪縛になっているという話がありました。自分らしさ、という文句自体がすでに私には古い感じがするのですが、一面の真理だと思うし、この映画も底流にそれがあります。要するに最後に忍から鈴がおまえらしくなった、というようなセリフを言われるのは、まさにその意味なのです。

しかし言っていいでしょうか、非常にその考え方が表面的すぎて、深く描かれていないように思いました。全体的に洋画風になっていて、しかし深い洋画のいい部分がなくて、見終わった後も、いわゆる人情話をひとつ聞かせてもらったみたいな感想しか出てこなかったです。もちろん家庭内暴力については、深刻な問題で、この映画で取り上げられたのはいい事だと思います。しかし、途中までミスリードで竜は忍の事ではないかという予想は見事に裏切られたし、まったくの見ず知らずの兄弟を助ける、いや助けになっていないかもしれない場面で終わるのは、はっきり言って納得ができなかったです。ネットはそれほど遠くの人間と結び付けられるという事を示したかったのかもしれせんが、作劇上盛り上がりに欠けてしまいました。

苦言ばかり呈しましたが、Uの世界は魅力的だったし、アニメート的にいろんな作風の作画が見られたのは楽しかったです。ベルの顔も動いていたら、それほどぎょっとしない顔に思いました。停まった絵では魚みたいな顔だと思ったのですが。あの顔をヒロインにした勇気は、ほめられていい事かもしれません。劇中の音楽については非常によかったです。

投稿 : 2021/10/17
閲覧 : 62
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6

BLEU62 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 1.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あまりにもディズニーちっく。声優さんの使い方にも?

先回の「未来のミライ」でも思ったが、主人公がダメダメ。
歌の上手い声優さん、いっぱいいるのに・・・
クレジットみて有名声優を無駄につかってるのが残念。
ストーリーもいまいち。
作画は素晴らしかったが、ラストの雲は新海さんのほうが上手。

投稿 : 2021/10/08
閲覧 : 34
サンキュー:

0

shun.anime さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

途中で切った

開始15分で脚本がちょっと微妙だなと思い、あとは20分くらいずつ飛ばしながら見ました。映像は綺麗でした。

投稿 : 2021/10/08
閲覧 : 42
サンキュー:

0

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

哀しみのなかの声。心をささえる歌。

本作は、いつもの見えやすい "家族愛" というよりも、なかなか見えにくい {netabare}"人間愛への信頼"{/netabare} にググっと寄せて描かれています。

ただ、鑑賞するには、とてつもなく苦々しく、そして若々しい感性が必要。

そこに立てたなら、あとはもう、どんなふうでもいいです。

わたしは、嬉し恥ずかしの気分で楽しみました。
 

~    ~    ~


気をつけておきたいのは、過去作品への評価に拘りすぎて、バイアスをかけて鑑賞してしまう "勿体なさ" です。

そして、なおそう思えるのは、長いコロナ禍で、多くの体験を失ってしまった、特に子どもたちの心情にシンクロする大人でありたいと思います。

好転する兆しが見えにくい環境下で、大人の心身も十分に傷ついています。
でも、ささやかな願いさえも叶わなかった子どもたちの心だって大事にしてあげたい。

本作が、そのケアに寄与するのなら素晴らしいことだと感じました。


~    ~    ~


クライマックスシーンには、身のほどもなく震えました。

まるで衆生済度を発願する慈母の仏性に触れたかのようでした。

あたかもそれは、愛による救済を願うマリアの姿のようでもありました。


~    ~    ~


一つだけ申し上げるなら、このひと夏のオリンピアンは、日本のすべての国民だということです。

身のうちの、胸の奥の "愛の共鳴と、歓びのともしび" 。

それは、オリンポスの神々の誉れに適う "メダリストたる資質" なのです。


おまけ。
{netabare}
本作は、すずの心情を捉えることが重要です。

特に、次のふたつの言葉の動機や背景の掘り下げが、かなり大事です。

「あなたは、誰?」

「あなたに、逢いたい。」

どうぞ、すずに寄り添うベルのように、思いを深く巡らせてみてください。
{/netabare}


おまけ2。
{netabare}
クライマックスシーンで、アンベイル(*1)されたすずが、シンボライズされた三日月に、表情をふと変える場面があります。
*1、現実の姿をUの世界に描画すること。

すずの心的世界は、10年以上にわたって、ひとつの思いに憑りつかれ、縛られ、閉ざされています。
「お母さんは、なぜ赤の他人の女の子を選んだのか。どうして私は独りぼっちなのか。」
お父さん、幼馴染の忍くんやヒロちゃん。誰にも明かせない深い胸の疼きです。

あの日、仁淀川の清流は一変して、ささやかな未来を根こそぎ奪い取る。
涙を涸らせ、喉を掠らせ、足元の橋は心もとなくて、青春に謳う時を虚ろに流していく。
誰とも知らぬネット市民の声は、日夜に濁流を注ぎ込み、すずを無常感に溺れさせるのです。

すずにとって「独り」とはそういう意味なのです。
何度も自問し、何度も反駁しただろう先に、ひとつの気づきを得るのが、視線の先に輝いている三日月なのです。


「一人で生きてゆけると、あなたは言い放つけれど」と、ラブソング(すずはそう思っている?)に込める切ない想い。
彼女にとって、竜が「独り」でありつづけようとすることは、耐えがたい痛みを共有することです。

「ボクが耐えればいいことだから・・」と言う恵くんは、「助ける?、助ける!、助ける!?」とすずに怒号を浴びせます。
それは、かつて濁流が分かつ先に、ひとり残された女の子の「助けて!」の叫喚にもつながります。


モラルジレンマ。

現実世界の常識、価値観、世論、多数意見、流行りのムーブメント・・・。

その同一性はヴァーチャル世界ではリアル以上に牙を剝く。

表向きは清らかな流れを見せながら、勝手一方に濁流・激流に狂奔し、一気に炎上させる非情と無情こそ、正義面の下に隠された正体。

それに乗じて衆目を集め、集客と利益、快楽と名声を追求するのは、個人の欲心やスポンサー企業の思惑にも通じるものでしょう。

ネット情報リテラシーは、情報を自己の都合や目的に適合するように使用・活用できる能力のことです。(Wikipediaより一部加工)

経済力、資金力のある側にとっては、意図的に演出できるもの、印象を操作できるもの、さも本当のように価値づけられるものです。

でも、その場その時だけの "ノリの軽さ" 、モラル破壊の "浅ましさ" 、普遍的な価値追及の "空々しさ" も、氾濫し席巻しています。

いい加減、そんなエゴに辟易としています。


それでもなお、現実の歪みは、厳然として立ちふさがっています。
懼れながら身を削り、震えながら心を焼いて、日々を暮らしている人たちは幾万人といます。

そんな彼ら彼女らに「竜とそばかすの姫」で細田さんが伝えたいメッセージは何でしょうか。

すずは、優しさと強さを体現するキャラクターです。
その名は、涼やかで、清らかで、遠くまで響く心のありようを表わしています。
その振る舞いは、情愛に満ちたお母さんの意志にたどり着き、自己の主体性を慄然と体現するありさまを示しています。


"U" は、底なしに拡大し続ける仮想空間の "海" 。

"三日月" は、ネットの海に漂い浮かぶ "救いの舟" 。

"シロナガスクジラ" は、名もなき人々の想いを強く押しあげる "潮のうねり" 。

・・・そんなくみ取りかたなどが、できようものでしょうか?
{/netabare}

投稿 : 2021/09/22
閲覧 : 158
サンキュー:

18

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

仮想世界

見に行く予定ではなかったのですが、職場の人から映像が凄く良いから、映像だけでも見に行く意味あると言われ見に行きました。

確かに、映像や色は拘りがあり綺麗だし凄く良かったと思います。
物語として良かったと思ったのが作中にキャラの心情のヒントがあったのが少し印章的かな?

演奏しているルカ達の横でカヌー部の勧誘にきたカミシンが凄く目立って、皆からウザがられて、演奏してるルカが背中を向けるシーンがあって、私は「あぁ〜演奏中に絡まれたら嫌だから目を背けたんだ」って思ったけど、後から駅のやりとりで、なるほど〜ってなりました(◍´꒳`)bᴼᴷ
駅のあのシーンはカミシンの1人コントぽくて面白かったです。

さて、物語としては仮想世界の竜とお姫様のお話って感じでしょうか。
少し少女漫画に近い物がある気がしました。
ただ、これは恋愛?と言うかなんと何と言うか……

ベルは竜の本物をみてくれた。
竜は悪い奴だと周りから思われ、正義づらした自称警備団?みたいなのにも攻撃されたりするけど、ベルは本当は心が傷付いた竜である事に気が付いてくれる。
噂の悪い竜ではなく、心に傷を持つ竜だと。

その辺から、竜はベルに心を許していった気がします。
そんな時、竜の城が襲撃されます。

この警備団は、正義を振りかざして自分達がUの世界を守っていると思い込んで居て、悪だからと竜を潰そうとするけど、私には正義には見えなかったなぁ〜

ただの自分達の勝手な物差しで勝手に正義って言葉武器にして盾にして自己満足に浸ってる人って感じがしました。

かなりのスポンサーがついていたから間違えなく実績もあるんだろうし悪人達ではないんだろうけどさ、それでも正義を執行する中で、いつの日からか道を踏み外してしまった人達に映りました。

そんな中、鈴達は、竜を助けるために、竜の正体を探さなければなりません。
私が思ったのは、やっぱり時代の流れは怖いですね。
夕方のアラームと部屋から見える2つのビルってヒントだけで、あの場所を特定するとか本当に凄いけど同時に怖いなぁ〜ってw


さて、竜の正体が判明するのですが、竜は父から虐待されていたのです。
人の親とは思えない言動。
子供は親の私物ではありません。
子供の自由を奪って言葉と力で押さえつけて、消えろと言う。
本当に酷い大人だと思います。

その映像を偶然見てしまった鈴は自分がベルだと明かしますが、信用して貰えません。
当然ですが、ベルはアバターで鈴は生身で証明する事が出来ません。
ベルは有名人だし成り済ましの可能性すらあります。

鈴は必至に助けたいって言うけど竜は「助けるってどうやって?」と言います。
彼は助けたいなんて沢山の人から聞いてきたけど実際に助けられる事は無かったそうです。

実は私も子供の頃に凄く大人って嫌いでした。
大人は子供だからと見下して約束も平気でなかった事にしたり、口だけで何かを相談しても結局解決していない解決が変な方向に向いてしまったなんて沢山ありました。
凄く理不尽だと思った事もありました。
大人は子供に色々言うけど、大人の方が出来てないじゃんって思う事もありました。

だから、絶対に大人になったら子供に寄り添える大人になりたいって思ったのを覚えてますw
勿論、全ての大人がそんな人ではないのですけどね(⸝⸝⸝´꒳`⸝⸝⸝)

だから、竜の気持ちって凄く解ったんだけど、彼の鈴達への八つ当たりには私は( ˘•ω•˘ )ムカッってなりました。

助けたいと言っても誰も助けられなかったと言います。

私は人を助ける人って凄いって思います。
でも、私は助けられる人の方が更に凄いって思います!

人は助けるなんて言うけど、人が手を差し伸べるなんていくらでも出来ちゃうんです。
困っている人を助けたいって思ってくれる人は世の中には案外沢山います。

でも、1つ絶対に必要な事があります。
それが無ければ絶対に助かる事はありません。

それは「助かりたいと言う気持ち」です!

助けようとしてくれる人が、全て知らない間に全てを解決してくれるなんて事はありません。

例えば、いくら助けようとしてくれても、本人に現状を打破する勇気が無ければ手を差し伸べても現状を変えられず助けられないのです。

竜がすべき事は何だったのか、大人達に解決していない事をハッキリ伝える事
勇気を持って、もっとSOSを叫ぶ事
助け舟がある間に父に自分の気持ちをぶつける事

これは本当に勇気が必要な事です。
怖いです!泣きたいです!逃げたいです!
でも、助けられる側も勇気を出さないと、誰がいくら手を差し伸べてくれても救えません!

助けたい人が、何も解決していない事を話してくれないと解決したと思われます。
SOSを出さないと気がつくまでに時間が掛かり助けが遅れちゃいます。
1番、心に響くのは当人の声なのです。

だから、助けられる側は勇気が必要だし凄いなぁ〜って思うのです。

ですが、竜は耐えることしかしていません。
自分が耐えたら良い、といいますが、耐えて解決する事なんて殆どの場合はないです。
最悪の場合は心がズタズタになります。

助けようとしてくれた人達を見て彼は、心のどこかで諦めていたのではありませんか?
どうせ無理だと……1番に諦めていたのではないでしょうか?

そんな人をどうやって救えばいいのでしょうか?
竜の言い分も凄く解るけど、私には誰にも救えないと諦めて殻に閉じこもり、助けようとしてくれる人に敵意を剥き出しにしてしまう駄々っ子にみえてしまいました。

でも、最後に駆けつけてくれた鈴を見て彼は立ち向かう勇気を貰えました。
きっとこれからも大変だと思いますが、きっと勇気を持てた彼なら大丈夫だと思います。


さて、鈴ですね。
彼女はリアルでは母を亡くしたトラウマから歌をうたえなくなっています。
仮想世界のベルなら素敵な歌を奏でるのに……
ですが、竜にベルと鈴が同一人物である事を知って貰うには自分の正体を証すしかなくて……

ベルとして人気の彼女……
でも、中身は田舎の地味な普通の女の子。
ベルとしてイメージが高い分、ファンは顔を出したら離れていくかもしれない……悪口を沢山言われるかもしれない……彼女の必至に作り上げたベルのイメージを自分で壊してしまうかもしれない。

でも、竜に自分の正体を知ってもらうには、それしかなくて……
たった1人の為に正体を明かして積み上げた物を崩すか、たった1人を見捨てて積み上げた物を護るか。

彼女の決断はすごく良かったと思います。
カッコイイと思いました。

さて、物語としてはツッコミ要素あったり、?が浮かぶシーンもありましたが、人の心情を上手く描けていると思います。
映像も綺麗だし、気になる人は見てみてもいいかな?とは思える作品になっていたと思います。

投稿 : 2021/09/20
閲覧 : 68
サンキュー:

8

ネタバレ

ハウリングインセクト さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

仮想世界でしか歌えなかった少女の成長

仮想空間''U''でBelleとしてしか歌えなかった少女が竜のAsに心惹かれ、理解したい、助けたいと鈴のままで歌って見せた成長は心にズンと来るものがあります。

鑑賞後も彼女達のその後がどうなるか想像したくなる作品です。

投稿 : 2021/09/14
閲覧 : 25
サンキュー:

0

ネタバレ

moe さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

シナリオが悪質

歌唱シーンの制作だけで力尽きた駄作
物語が退屈、苦痛、胸糞の三拍苦なので、この映画の売りである歌唱シーンが全く頭に入ってきませんでした。

•退屈
 見た目しか魅力のない竜とヴィランズ
 尺を割く必要が感じられない同級生
 ひたすら竜の噂話をしているモブアバター
 同じセリフの使い回し
•苦痛
 陰キャな主人公がSNS上の特定のアバターを執拗に追いかけ、キスしようとする展開
 陰キャ拗らせすぎてパーソナルスペースが狂ってるのかな。自分と同じ悲しみを感じての行動なんだろうけど、行動が飛躍しすぎて病んでるの?って思っちゃった。
•胸糞
 ディズニーの美女と野獣のシーンのトレス
 虐待されている子供達が、話を盛り上げる演出だけに使われており、救われるシーンがない
 凶暴な成人に未成年が丸腰で挑むことを美談にする倫理観

劇中歌が気になっている人は、YouTubeに上がってるMVを視聴して、気に入ったらサントラ買う、で良いと思います。そちらの方が無駄な時間を過ごさなくて済むし、モヤモヤした気持ちを抱えずに済んで幸せです。

監督は高尚そうなテーマを映像に捻じ込んで自分を大きく見せようとする前に、まず最低限値段に見合ったエンターテイメントを提供してください。
今後この監督が作った映画にお金は払わない。

投稿 : 2021/09/13
閲覧 : 57
サンキュー:

1

ネタバレ

郷音 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もう、ひとりじゃない。

2021年劇場公開アニメ。

高知県の田舎に住む女子高生がインターネットの仮想世界を通して自分を取り戻し成長していく物語。

細田守監督作品のため公開前からメディアでも大々的に取り上げられた注目作です。

見た瞬間の背景の綺麗さは流石です。雨や川の流れ、雲の描写は繊細で実写と遜色ないものになっています

音楽も綿密に作られており主人公すず役の中村佳穂さんの歌声に酔いしれます。

そして本業が声優の方はメインキャストにはいないのですが、これがみなさん適役で。よくある棒演技も感じられませんでした

特にヒロちゃん役の幾田りらさんは上手くてびっくりしました

ただ内容がね。特に終盤。

{netabare} すずが竜に固執する理由がよくわからない。(ただ気になるだけにしてはやりすぎでは?)竜だけお城があったり護衛隊?がいたり特別感がすごいよね。竜の中の人を助けに行くため高知から東京を目指すのにか弱い女子高生一人で行かせるのもどうかと思うし、ネット世界があれだけ発達してるけど移動は電車なのね。いくら助けに行くと言われたとしても半隔離状態の子が外で待っててくれているのも違和感があるよね {/netabare}

絵と歌に関してはアニメ映画最高峰と言っていいのではないでしょうか。

一度は見てほしいアニメですね

投稿 : 2021/08/30
閲覧 : 40
サンキュー:

1

ネタバレ

たつや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

求めていたのはこれでは無い

思ってたよりは良かったが、微妙というのが正直な感想。とはいえ最後の演出が良かったので終わりよければすべてよしって感じだった。ただ序盤、特に中盤は完全に細田守版美女と野獣で、だれるところもあった。竜の正体もあまり知らない(思い入れのない)、ある意味予想外の人で、ミスリードを誘いたかったのか分からなかったが、そこかー?とは思った。とはいえ演出と作画は素晴らしいと思った。最後のありのままの自分で歌うシーンとか良かった。もっとストーリーを練って製作されていたら面白い作品になっていたのになぁと思った。

投稿 : 2021/08/28
閲覧 : 67
サンキュー:

1

めんまぁ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うーん…

とりあえず映像と音楽は圧倒的。素晴らしかった。…が、脚本は絶望的。細田監督が脚本書くのはやめたほうがいい絶対。
てか途中見ててディズニー?って思うところがちょいあって気になった。

投稿 : 2021/08/28
閲覧 : 60
サンキュー:

1

ネタバレ

esso-neo さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あーなるほどというツッコミどころ

あの人たちの行動が理解できない
という声が批判としてよく出てきたが、たしかにわからん。あの一幕だけ異常さがある。あとは大体出来上がってると思うんだけど。
あれで親父がいて、すずと同行してメッセージじゃあなく直接会話するのが一番良かったんじゃないの?って思うんだけど、肉体言語も生きるし。あれがすずただ一人でないといけない部分かというと違うんじゃないかと思うんだよな。
そこだけ。他は後ほど。

投稿 : 2021/08/27
閲覧 : 64
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1

knightgiri さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

歌姫は世界を救う!

結構人気みたいですね。なので見にいってきました。

世の中ソーシャルオンラインゲーム、仮想現実、バーチャルアイドルが全盛。そんな「今」をてんこ盛りに盛り込んだ作品です。つい最近、「歌姫アニメ」といえばVivyが記憶に新しいですが、歌についてはこっちのほうが本格的ですね。サウンドトラックでも収益を狙っているのか・・・・・お金をかけています。

脚本というかストーリー自体に何か強いメッセージ性があるかどうかというと、あるような、ないような。でもしっかり笑わせるし、泣かせるシーンもある。コロナでなんだか世の中ぎすぎすしている今だからこそ「歌姫は世界を救う」という事で綺麗に流したのか。

個人的には、いろいろ新しい試みが織り込まれた作品だと思います。下衆な言い方ですが「儲からないとアニメは作れない」のですから、そのために作品性を損なわない試みはドンドンすべきかと。特に作画、作画は「時をかける少女」「サマーウォーズ」から繋がる作画タッチが、PIXYなどに代表されるアメリカアニメかと思わされるような作画タッチと併用されます。この併用が、作品内での現実世界と仮想世界を上手い事分ける効果がでている。アメコミ的な作画タッチの利用、この試み商業的にも米国での「ウケ」を狙ってやったものなら評価したい。仮想空間上に現れるヒロイン「ベル」と「リュウ」が心を交わすシーンとかもうあのディズニーアニメ映画かと思わせるような・・・・・・・(米国ウケしそう)

評価しているのか酷評しているのかわからないレビューになりましたが(笑)、個人的には是非映画館に足を運んで観て欲しい作品だと思ってレビューを書きました。自分も、もう一回みたいですね。

追伸:映像美は印象的でした。一見の価値ありです。

投稿 : 2021/08/23
閲覧 : 41
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1

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

歌は良かったよ、歌は

仮想世界という世界観をふんだんに活かした演出と映像美、今回主人公声優も努めた中村佳穂というミュージシャンによる楽曲で派手に彩られているが、やっていることの大半は『ネットあるある』の詰め合わせ。形が違っても歌い手と信者、荒らしに自警団といった属性を各登場人物に当てはめることができるインターネットの縮図である。
しかし、そのリアリティはまるで時代についていけない老人が描いたかのように稚拙だった。

【ココがつまらない:竜の正体に興味が湧かない】
そもそも本作を視聴する途中で竜が誰なのか気になった人はいるのだろうか。
仮想世界〈U〉は50億人以上──実に世界人口の7割を凌ぐ膨大な利用者が物語開始時点でいる。“竜”というのはその中の1人が作り出したAs(アズ)というアバターであり、仮想世界で暴れている“荒らし”というポジションでしかない。そしてその正体はAsによって一分の隙もなくスポイルされている。
そう、竜は“50億人の中の誰か”なのである。この設定時点で竜がどんな人間かだなんて割とどうでもよくなってしまう。
現実の、本作より後進的なインターネット事情を思い返してほしい。自分の好きなコミュニティが匿名の荒らしに荒らされたとして、そいつに「許せない」とか「邪魔だ」という義憤を抱いても「こいつは誰なんだ?リアルではどういう奴なんだ?」という興味を持つまでに至るだろうか。Twitterのバイトテロくらいならその投稿から特定できそうなので、面白がって調べる──なんて事例があるのもわかるが、只の荒らしに躍起になって特定を急ぐなんて事例は聞いたことがない。
{netabare}ところが本作では〈U〉の秩序を乱す者として竜を迫害し、その正体探しが世界規模で行われる様を見せられるのである。Asの特徴や他人のAsを破壊する残虐性という共通点だけでアーティストや格闘家などに疑惑を向けたかと思えば「普段から抑圧された本性を〈U〉で晒けだしてるのかも」と品のいいセレブやメジャーリーガーにも疑いの目を持つ。さながらミステリーのようなパートが序中盤の尺を盗っているのだが、観てるこちらは茶番のようにも感じる。{/netabare}
『名探偵コナン』だってサイバー犯罪を扱って「地球上にいる人間全員が容疑者です」なんてやったら人気が急落するだろう。要はそういうことである。

【ココもつまらない:〈U〉のある世界観がよくわからない】
そんな竜に荒らされているらしい〈U〉だが、そもそも具体的に何をするところなのかがよくわからず、よって竜が暴れてみんなが怒るというのもどこか納得がしづらい。これは細田守監督の前作である『サマーウォーズ』の〈OZ〉に大きく劣る部分だ。
あちらでは好きなアバターで格闘ゲームに加えてカジノなども楽しめるという“遊技”の部分をきっちり描いていて魅力的に見えた。そんな世界がラブマシーンによって破壊されていき現実世界にも悪影響を与える。だからこそサマーウォーズの登場人物たちの怒りや結束というものに共感できるようになっている。
{netabare}しかし〈U〉は『もう1つの人生、もう1つの世界』という謳い文句がある割には、それにのめり込めるコンテンツを殆ど描写しておらず、端から見ればだだっ広い空間でAs(アバター)が宙を浮き人流を作ってさまよっているようにしか見えないのである。そんな楽しくなさそうな世界の秩序が乱されたとて、サマーウォーズとは違ってどうでもよく感じてしまう。
これらの説明がおざなりなのも前作のサマーウォーズと世界観が似ていて、その代表作をみんな押さえていると予期してのことだろうが、本作は別にサマーウォーズの続編でも同じユニバース作品というわけでもないのだから、説明を丸投げしてしまうのはよろしくない。{/netabare}
【ココがひどい:ネットの嫌な部分を誇張し過ぎ】
盲信、誹謗中傷、掌返しetc...確かにSNSには利用者の醜い部分が見え隠れしている。しかし本作はそれをオーバーに描いており「そこまでひどくないだろ」とツッコまずにはいられない。いくらなんでも〈U〉の利用者が攻撃的過ぎて実際のネットユーザーから見たら嘘臭く感じてしまう。
{netabare}自警団ポジションであるジャスティスなんて仮想世界とはいえ、徒党を組んでの直接攻撃で竜やBelleに襲いかかる上、竜の住処である城を焼き討ちしたりAIキャラクターを傷つけたりBelleを拉致して尋問を行ったりする。今後実際に仮想世界が構築されて上記の行動が可能だったとして、匿名でもここまでの愚行に走れるユーザーは現れるのだろうか。私だったら「やり過ぎだ」と非難されることが怖くて実行には移せない。ところがジャスティスの蛮行を快く思わないのは竜と心を通わせることになったBelle=鈴しかおらず、彼の背中に浮かんだ多数のスポンサーが彼を支援してる上、右腕にはAsをオリジン(生身の人間の姿)に変える光線を撃てる能力まで与えられているのである。50億人もの利用者がいるSNS仮想世界としてはあまりにもマイナス的なご都合主義を描いているのではないか。{/netabare}
どうも本作はAs(アバター)という匿名的な肖像を、正体を隠す仮面のようなものとして描いている節がある。現実の自分を隠しているからこそ他者に対して容赦ない攻撃ができる、と。
しかし竜を見れば結局Asの姿で不適切な行動をとれば〈U〉にいられる場所はどんどん無くなってしまうのだから、Asという匿名であっても振る舞いをきちんと考えて尚さら清廉潔白に使う人間が多くなるのが本来のSNS仮想世界の描き方なのではないか、と私は思う。

【でもココがすごい!:Belleの歌唱シーン】
脚本面では色々と粗が気になる本作。それをはね飛ばすのが主人公・Belle=内藤鈴の歌唱シーンだ。「〈U〉の世界に突如現れ、『自分のために歌っているように聴こえる』歌声で人々を魅了し〈U〉の歌姫となる」という設定に確かな説得力のあるアルトボイスを披露してくれる。
{netabare}とくに『心のそばに』は初めて〈U〉にログインして歌を歌う鈴の心情とシンクロしており、最初のたどたどしい「う、たよ……」が本当に歌えるかどうかの躊躇い、そこから段々と自信を付けたかのように跳ねるような歌声に感動できる。
劇中ではガヤの野次がとても耳障りなのでMVかサントラで聴くのが非常にオススメだ。 {/netabare}

【総評】
映像良し、演出良し、音楽良しの三拍子がそろった映画として見応えのある作品だが、脚本だけはやけにツッコミどころが多い。
一見、現在のインターネット社会問題に一石を投じているように見えるが、その投げかけ方がかなり偏っており、まるでネットで嫌な思いをした人が極端な例を膨らませて描いているようだった。確かにネット社会は炎上だの誹謗中傷だの負の部分が多く見られるが、一方的な情報の発信から相互の意見交換へと変わることでこれまで見えなかった各々の意見が表出するようになっただけの世界を否定的に描くのは、どこか迂闊に使って身から出た錆にやられた方々の憂さ晴らしのようにも思えて呆れの感情すら芽生える。
仮想世界の描写も拙い。まるで只の舞台装置のように扱っている。恐らく描きたかったのは、{netabare}
①終盤の竜の正体だった少年らを鈴が助け、その過程で母の想いを知る
②誰かを助けるためならSNSで素性を明かすことは厭わない。それが匿名で好き勝手言う連中より遥かに素晴らしい{/netabare}
という部分だろうが、それにしては今回用意された〈U〉は随分と大掛かりで仮想世界である必要性は演出部分にしかない。「現代のインターネットじゃ文字のやり取りが主だし映えないよね」という浅い理由で今回の舞台を作ったようにしか思えない。ちなみに公式で「ネット版『美女と野獣』をやったらどうなるか」というのを本作で試みた旨を明かした。うーん浅慮浅慮
描きたかった部分らしい終盤の展開までとやかく言うつもりはない。人によっては{netabare}「DV親の下にどうして子どもを1人で行かせてしまうんだ、大人がついていくべきだろう」や「高知から東京までなんて一体いくらの交通費と時間がかかると思ってるんだ、突発的に向かうには遠すぎる」{/netabare}という至極全うな意見も見受けられるが、細田監督の作品でそれを言うのは野暮というものだ。年端のいかない少年少女の成長を描き、最後に体を張らせるのがあの人のお家芸であり、今作再び『時をかける少女』以来のパワフルな女子高生キャラを拝めた。それでいいと思う。
ただその終盤まではBelleの歌で繋ぐだけのつまらない話だったし、他のキャラクターが軒並み脇役に撤せられたことでそれらもまた舞台装置にしか見えなくなってしまってるのが大変よろしくない。
もう1、2キャラくらい深めに掘り下げて血を通わせた方が、お客が視聴後にポジティブな感想を語りやすいのではないだろうか。「歌が良かった」「映像が良かった」だけでは映画の後にお茶しても間が持たないと思われる。

投稿 : 2021/08/16
閲覧 : 63
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3

ネタバレ

う り さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

歌と映像すごい

細田守監督は昔から好きで
毎回新作が楽しみでした。

大画面であの歌と映像はまじで良かった。
鳥肌が立った。
内容は、、、、うーーーん。
良かったとは言えなかったかな。
ツッコミ箇所が多かったというか
なんで?っていうのが多かった。
{netabare}何個かあるけど、なぜ鈴の母親は鈴を置いて
氾濫した川に取り残された子を助けにいったのか。
救命着2つ持っていけばよかったのに・・・とか
高知県から東京まで女子高生が1人で行くの?
など・・・思う箇所はあった。
そしてキャラがディズニーぽい。
というか美女と野獣。途中からあれ、美女と野獣の
新作見てるんだっけ?という感想を持った。{/netabare}

サマウォは超えられなかった・・・。
自分の中でサマウォが1番好きでした。

投稿 : 2021/08/13
閲覧 : 33
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2

フェイルン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

頼りない人達に囲まれた孤独な女の子のファンタジー

私は「時をかける少女」から細田守監督作品を好んで観るようになったのだが、「未来のミライ」から違和感を感じるようになりだした。

細田守監督が作品を作り、金曜ロードSHOW!他で放送される度にネガティブコメントを聞くようになった。

「細田守作品が賛否両論になる理由が改めてわかった」というレビューを読んでいて、嗚呼これがここのところ細田守監督作品で引っかかるところかと腑に落ちた。

細田守監督がやりたい事やテーマは分かりやすい。
美女の野獣をベースにしているというのもある程度は分かる。しかし、美女と野獣というよりは、オペラ座の怪人のような印象を感じた。

現実を比喩する為にファンタジーの世界に展開し、機をみてまた現実に戻る。

しかし、本作で言えばラストの展開に疑問がある。
現実の世界での展開がファンタジーから戻ってくる時にファンタジー並の非現実な設定が現実を侵食していく。現実でそうはならんやろと言わんばかりの展開で作品のテーマを表現しようとするあたりに無理を感じると違和感を感じるのだ。もはやこれはアレルギー反応。これはこういうものなんだと違和感を感じなければそれまでで気持ち良いものなのだろう。

他にもヒロインの母の行動とラストの行動について、果たしてこれがベターな行動だったのかという疑問もある。

えええ?どうしてこうなった?
いや、そうはならんやろ。

それが現実世界で起こる違和感。
まぁ、それはサマーウォーズでもあったか。

サマーウォーズより時間が経過し、多様化により我々は作中のモブのように無関心もしくは批判者となってしまった!!とでも暗喩しているのだろうか?
劇中のサブキャラ他は目の前の大事について興味が無いのか他人事のようだ。
ファンタジーの世界で折角あのようなシーンがあるのなら、周りを巻き込んで上手く解決は出来なかったのだろうか?

とまあ、手放しに褒めるほどすっきりとした終わり方では無かった。

つまりだ、大人やらおじさんとなって観ている私達は、主人公の年齢層から見れば観客や傍観者でしか無い。細田監督が対象としているのは主人公の年齢層であり、その視点を重視しているのだろう。頼りにならないどころか意味不明な行動をしたり傷つけてくる大人たちに囲まれた世界で問題を解決しようと奮闘している子供たちの世界を描きたいのだろう。本作(今)の子供たちは大人を信用していないと言いたいのだ。

本作はサマーウォーズから技術的にはアップデートしている。
しかし、エンターテイメントの面から観るとサマーウォーズの方が同じファンタジーでぶっ飛んだ展開でも大人も子供も問題解決に向かい、納得のいく終わり方だった。

どうやら、細田監督の脚本になってからは、家族愛を表現するようにみせかけながらも個の強さや自立の方が強くなっている印象が強い。

次回作、脚本はまともな人に任せましょう。

投稿 : 2021/08/13
閲覧 : 120
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4

ネタバレ

ちっか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

劇場版サイコパスですか?

作画はアニメ映画としては普通。いつもの細田クオリティって感じ。
声優も良。
映画全体の評価としては星3といったところか。
以下、良かった点と気になった点を挙げていく。
良かった点。
冒頭から歌で始まり歌詞もリズムも良く、
いきなり引き込まれた。
映画全体としてミュージカル調なところがあるが、歌と作画が良いのでマッチしていたと思う。
四国の田舎の生活風景をうまく表現していた。Uの世界との対比としてしっかりと成り立っていた。 
ただ、あくまで生活風景についての評価なので、そこで暮らす人々についての評価ではないことを留意していただきたい。

ここからが本題、気になった点。
話の途中までは星4以上の出来栄えだと思いながら見ていた。問題は、物語終盤でそばかすが虐待を受けている兄弟を助けに行くシーン。
虐待を受けていることが発覚し、焦る気持ちも分かるが、いきなり高知県から東京まで一人で向かい始めたのはとても驚かされた。

そばかすのこの行動だけなら心情として理解出来なくもないが、問題は周りの人々だ。

まずは合唱同好会のおばさんたち。
そばかすが兄弟を助けに行くと言い出すやいなや、そばかすの父親に連絡すらせず、独断でバスターミナルまで車で送り届けているではないか!

それだけでは飽き足らず、娘が夜行バスで一人東京に向かったことを知った父親の反応がとても怖いものだった。
ラインで普通に東京行きを了承したばかりか、寒いポエムみたいな文章を送りつけて来て何か満足している。

これは僕の主観でしかないが、普通大切な 一人娘が遠く離れた地へかってに飛び出したら、全力で引き戻すか叱るべきだろう。

しかも今回は自分探しの旅の様なかわいいものでは無く、虐待を受けている兄弟を助けに行くというものだ。

もしかしたら相手の父親にひどい暴行を受けるかもしれない、一生残るようなキズを負わされるかも知れない。
そんなことを考えたら居ても立っても居られないだろう。とても父親の立場としてはポエムなど送っている場合ではない。

東京に到着しトントン拍子で虐待親子と会敵したのもつかの間、なぜかこれまでガタイゴリゴリサイコパス気質マシマシだった虐待父がそばかすの眼光に怯み逃げ出してしまった。

これには空いた口が塞がらなかった。
まさにご都合主義。この一言に尽きる展開を見せつけられ、大きくこの作品の評価を落とすことになった。

そこから先は正直、上映終了まで苦痛でしかなかった。

と、ここまで大まかな雑感を述べてきたが、細かい点ではストーリー中盤でラストまで予測できる平凡な作りや、妙にディズニー調の3DCG作画など気になる点はいくつかある。

この映画はサイコパス博覧会が観たい人や、音楽だけで楽しめる人にはオススメ出来るかも知れない。

僕の大好きなサマーウォーズを作った細田監督はどこに行ってしまったんだろう。
そんな哀しさを再度覚えることになった作品だった。

投稿 : 2021/08/07
閲覧 : 81
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2

ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

息を飲んだ。。歌と映像 

夏は、なぜか劇場映画が観たくなります。

でも・・

正直、細田監督の前作が期待外れだったので様子見のつもりでした。
が、ワクチン接種のため里へ降り、時間を潰す必要もあったのでえいやーとばかりにソロ敢行しました。。

 監督:細田守
 制作:スタジオ地図
 公開:2021年夏
 視聴:2021年夏 TOHOシネマズ仙台

観る前)
 そばかすって、欧米では日本のえくぼみたいに好意的に受け取られるものらしいけど、あっち向けに作ったのかな。。

観ながら)
 絵力・・すごい。引き込まれる。
 音楽・・すごい。心に響き染みる。
 演技・・一部つたない。ちょっとだけ萎える。
 展開・・既視感あり。しゃーないけど。
   (仮想空間、城でのダンスシーン、人物など)
 ヒロインのアバター・・美人とは思うけど日本人好みではないような。

~つっこみ{netabare}
 親の死やイジメ・・ヒロインの身の上としては(特にフルーツバスケットを観た直後では)またか感が満載で感情移入がイマイチだったのは否めないけど、こればっかりはしゃーないかな。。

 他人の子を助ける母・・やっぱ賞賛する気になれず理解に苦しむので感情移入がしにくい。その結果自分の子がどれだけ悲しむか、わからないはずもないし。助けたのがヒロインだったならそのトラウマに理解も感情移入もできたような。いっそ、実は助けた子が竜やその弟やカミシンだったなら・・まだ頷けたかも。

ナゾ、というか違和感)
 ・ヒロインは何故、竜を追うのか・・
  恋心?「若い時ってチョイワルな男に惚れやすい」というのがその説明?でもそれはおばはんの憶測でしかなかったよね。あそこまで追うんだから推して知るべしってこと?いやいや、説明(あるいは演出)不足でそw竜に出会う前にヒロインの性質として前フリしてくれていれば少しはハラ落ちしたかもだけど。
 ・竜の本体(オリジン)
  海外の人かと思った。言語は即時翻訳しているものと。高知と東京とはいえ、仮想空間の人口に対してなんと狭い世界であることか。
 ・リアル竜と出会うシーン
  本名は恵(けい)?
  住所も知らない家を探し当て、あまつさえそこに丁度、本人たちが表に出てくる・・さすがにないわw 拡声器で歌って探すとかも良かったのでは?JK一人で行かせる大人たちもなんだかな・・多少ウソをついてでも警官を巻き込むとか・・色々脚本の作りようがあるのではないかと。やっぱワンマン作品だと客観的に見えなくなって意見できる人もいなくなるのかな・・恵の父親に立ち向かうヒロインの表情ももうちょっと劇的にできなかったかな・・悲しみの表情とか、微笑みの表情とか。。なんか演出が軽いんですよね。。(京アニの見過ぎかなw)
 ・恋の行方
  結局、恋の相手は竜なんだよね?仮想世界の姿なのに惚れたの?しのぶ君の言葉「これでやっと普通に付き合える」もイミシンとも受け取れるセリフだし。その辺がちょっと曖昧だったかな。もっと竜との未来を想像させて欲しかった。
 ・終わり方
  エンドロールでフラッシュバックするのは好き。
  でも画面に黒沢ともよさんの名があったような・・どのキャラだったんだろう。
{/netabare}~

細かいところを気にしなければ、おおむね良かった・・かな。感動的ではあるかと。

特に音楽が心に響きやすい自分にとって、そのシーンは涙モノでした(比喩じゃなく)。

劇場で観た方が、映像と音楽を愉しめそうではある、かな。。
 

投稿 : 2021/08/06
閲覧 : 83
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15

ネタバレ

えあ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

美女と野獣

面白かったけど後半からは美城と野獣見ている気持ちだった

投稿 : 2021/08/06
閲覧 : 18
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1

taketake4 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

散らかってるなあ

なんか色んな方向にとっ散らかって、どれも中途半端なまま結果がない
もちろん現実に即して言えば、そんな簡単に物事はまとまったりはしないもんだが、アニメとしてはカタルシス不足でしか無い

あとなんか一番気になったのが、自己犠牲の肯定ですね
母親は言うに及ばず、主人公の身バレもその後に起こることを想像すれば絶対にできない行為のはず。平穏な人生からの自殺です。やらせたイケメンもそういうこと何も考えてなさそうで好感が持てません。て言うかこの辺の仲間連中、急にまとめてきた感が強すぎて・・・
まあ、結果を言えば何も起こらなかったみたいですけど
狼子供のときもそうだけど、この監督、リアリティの使い方が随分都合いいですよね

投稿 : 2021/08/03
閲覧 : 62
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2

ネタバレ

Lucy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 1.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

映像と音楽は◎、脚本、声の演技などは× × 。CM止まりをおすすめしたい……

CMでも流れている通り、映像の美しさや、音楽のエモーショナルな感じは、皆さんが感じている通りいいものだと思います。
ただ、
ガッカリしたくない方は、CMまでにした方がいいのかも、ミュージックビデオ、CM程度のショートムービーなら人気間違いなし。

(以下ネタバレあり)
まず、本人が公表している通り、キャラデザもディズニーの方だし、テイストは間違いなくディズニーであり、オマージュ作品。
ただ、脚本などは、ハッキリ言って満足出来ない……
感動するシーンであるはずの、BellがUの世界で鈴となり、歌うシーンのあたりで、ペギースーが、「止めるな、歌え」みたいな発言をするシーンの演技は泣きそうになりながら叫ぶ。というのはわかった上で、演技が酷く、さめてしまった……
この、ペギースーや、ジャスティンなどのオリジン(リアルでの正体)は、ハッキリとは明かされずモヤモヤ……
ジャスティンの方は、ネットで書かれてる通り、竜の父親なのかもしれないが……
また、最後のシーンで、竜の父親が暴行を働いてるシーンで、近所の人が全く現れないなど、不自然な点も否めない、さらに、父親が法的措置が取られたかなども描かれず、ただの胸糞なシーンになってしまった上、竜の兄弟に会いに行ったはいいが、結局、児相や警察などに預けたのかも描かれず、(え?会いに行っただけ?)と思わざるを得ない。加え、あれだけ嫌気の刺してた児相などに、結局世話になるの?
それとも、暴力家庭に戻るだけ?とこちらも、モヤモヤする。
細田守監督は確かに映像は優れているが、脚本から離れた方がいいと思う。
少なくとも家族の絆や愛情から離れないと、このまま同じような低い評価しかされないだろう……
結局、綺麗な映像で見せられる、胸糞シーンが多い、カタルシスを出そうとするが、結局胸糞で終わる映画。
私の映像理解がないだけか、見逃しただけかわからないが、イェリネクやスワンが出てきた意味がわからない。
母親の死についても深くは描かれず、なぜ川が濁流になったのか、なんでそんな時に川の近くにあんなに人がいたのかなども描かれず……野次馬?
カミシンの冗談も寒かった……でも、カミシンは良い奴……たぶん……
ただ、映画館で1度見ただけなので、Blu-ray等で見直したら、いろいろ理解出来ることが増えるのかもしれない……が、Blu-rayを買う気になるかは別の話……

投稿 : 2021/07/28
閲覧 : 60
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2

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

映画としては 63点

序盤はインパクトも有り名作になるかもと思いましたが、30分持たずに右肩となり、迷走したまま着地も微妙と非常に残念な作品でした。

事前情報としては音楽が良いと聞いていたので、その情報は偽り無いかと思います。

ストーリーが行き当たりばったりな展開、演出がイマイチな為、せっかくの作画が活かせていなかったのは残念ですね。
また、良く言えばオマージュですがオリジナルな面が少なく、流行を無理矢理取り入れている部分も痛々しい限りです。

食材や器具は揃っていたけと、料理人のエゴでぐちゃぐちゃになってしまったコース料理と言うところでしょうか。

投稿 : 2021/07/26
閲覧 : 77
サンキュー:

2

ユウ1108 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ありありのあり!!

どうもユウです。
「竜とそばかすの姫」を見てまず思ったのは、主人公とヒロインの見た目や立ち位置といった点が「美女と野獣」を彷彿とさせました。(後々知ったのですがキャラデザをディスに―作品を担当されてたかたみたいでその点が大きな要因になったのかもしれません)。

何といっても凄かったのが歌ですね。今まで見た細田守作品のなかでもトップクラスの歌声です。高音で透き通るような歌声というのが魅力ではあるのですがそれだけではなく他のアーティストには雰囲気…息遣いと言えばよいのか個人的に聞いてて魅了されてしまいました。
歌詞についても、その場面にあった歌詞の歌が大満足。

声優については違和感があったわけではないのですが特別何か良かったというわけではなかったため3.5とさせていただきました。

人によっては細田守作品の中でも1,2を争うような作品になったのではないでしょうか。
視聴後は映画の余韻に浸りながらBelle(中村佳穂)の歌を聞いて帰るのが至高です。

投稿 : 2021/07/25
閲覧 : 43
サンキュー:

2

ネタバレ

ねっち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

細田守のなかで最高傑作かも(作画と音楽に限る)

元々見るつもりはなかったのですが色々あって見てみることになって見たのですが、一言で言うとまあ浅かったですね。自分の中では細田守作品はおおかみこどもの雨と雪で終わったと思っているのですが本作も残念ながらその思いを裏切ることにはなりませんでした。

設定としてはUという仮想世界のとある歌姫が実は田舎の冴えない女の子で、、、といった設定です。もう聞くだけでワクワクが止まらないほどに素晴らしい設定です。そこ、サマーウォーズににてるとか言わない!
さて、良かったところから語りましょうか。良かったところは明確です。作画、音楽、設定です。設定は先程触れたからいいとしてまずは作画です。現実世界は手描き作画でUの世界では3Dってかんじなのかな?美麗な作画というよりは物語にあった作画になっていてめちゃくちゃ良かったです。
次に音楽です。私はこの音楽のためだけでもこの映画を見に行った価値があったなと思いました。それほどまでにとてつもなく圧倒されました。これは是非劇場の音響で聴いて欲しいですね。

ここからは気になったところなのですが、全体的にもう少しテーマを絞って欲しかったなと思いました。本作では母親を亡くしていたり父親から虐待を受けているキャラがいたりかなり思い事情を持ったキャラが複数出てくるのですがそのキャラを全く深掘りできていませんでした。主人公であるすずの母親は知らない子を助けようと川に入って亡くなるのですがそれが主人公には納得できなかったんですね。しかし、竜との出会いを経て人を助ける気持ちを知り、母のやったことは正しかったと実感します。やりたいことは伝わってきますし、形にはなってると思います。ただ、そこに至るまでの葛藤だったりが浅いせいで感動できないんですよね。せっかくいい設定を作ったものの脚本が活かしきれていない印象でした。
それからストーリーがあっちこっちの方向へ行っちゃってることも感情移入できなかった要因のひとつかなと思います。すずが幼馴染のしのぶくんに腕を掴まれたことから他生徒がすずに対する悪口を書き込むシーンがあるのですがほんとに1、2分くらいで解決してしまいます。
すず「誤解なんです」
周りの生徒「ごめんねー」
正直何を見せられてるんだと思ってしまいました(笑)
あとこれは私が見逃しただけなのかもしれないのですがしのぶくんはなぜすずがベルだということに気づいたのでしょうか?おばさんたちが気づいていたのは歌声が一緒だからとか納得の付けようがあるのですがしのぶくんに関してはすず本人の歌声は聞いていないはずです。しかもそれをしのぶくんが意味ありげに言っちゃうものだからこちらもどうして分かったんだと気になるわけです。その理由が一切回収されないまま終わるものだから頭の中「?」だらけでした。ただこれに関しては流石に回収されないとおかしい話なので自分が見落としただけであることを願います(笑)
まぁ他にもすずが竜に何故ここまで肩入れするのかとか親友のヒロちゃんがなぜすずにここまでするのかとか色々つっこみたいところが多い映画でした。
ただひとつ言えることは音楽はほんとに素晴らしいです。

70/100点

投稿 : 2021/07/24
閲覧 : 53
サンキュー:

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ぽよお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

うーん

フワッとした感想になるけれども、まとまりがなかったからか何を伝えたいのかは自分には汲み取れなかった
世界観だけ推し出されて核心的な命題のようなものが見つけられなかった

投稿 : 2021/07/23
閲覧 : 48
サンキュー:

2

膝栗毛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

目新しさは全く無かったけどこの映画は面白かった。

細田映画はもう見に行かなくて良いかなと思ってたけど、周りの評判が良くてとりあえず見に行ったら、意外に面白かった。

彼の真骨頂と言える音楽と光の演出、等身大のキャラクター像の描き方は流石だ。何となく、近年のディズニーと経路が似ているので、絵柄からディズニー方面に寄せていったのは良い選択だったかも知れない。

苦難と和解を繰り返して勢いよく進んでいく物語と、時代に合った等身大のキャラクター像が取っ付き易くて、今迄観てきた細田守長編映画の中で一番好感が高かった。

とは言え、手放しで面白かったかと言うと、そうではないのが正直なところ。
これはこの映画単体としての評価では無くて、今迄彼の作品を何作か見てきたから思ってしまうオタク特有のアレなのだけど、
もう彼はダメなのかも知れない。
デジモンの映画を見た時に感じた衝撃は、きっともう得る事は出来ない。
彼自身が過去の栄光に縋っているのか、スポンサーの圧力で新しい挑戦が出来ないのか、事情は分からない。いやそんな事はどうだっていい。
私が気にしているのは凝り固まったSF像とサヨナラしない限りきっと期待を大きく超えるものは生まれないのだろうという事。

細田監督も実写やれば良いのに。
良し悪しは兎も角、きっと革新的なものが見られるろうにな。

投稿 : 2021/07/23
閲覧 : 50
サンキュー:

3

xwTza00790 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ミライからの起死回生

初頭の部分から音楽によって始まる映画。
そのインパクトは物凄く、映像であるクオリティの高さも相まって掴みは抜群の作品です。物語の内容は亡き母の想いを知るという物語で、主人公である少女の成長と、亡き母であった強さが感じ取れる作品となっています。

ただやりたいことが2点3点とし、詰め込み過ぎてしまったがために、結果最後の部分はまとまりが良くなく蛇足になっていると感じました。

盛り上げ方がサマーウォーズの内容と同じか、少し変化させた感じとなっており、細田監督の上手さが光っている作品ともいえます。

できれば、盛り上げて答えを出したらさっさと幕を下ろしてほしかったというのが本音でした。

色々な要素がありますが、男性より女性に受け入れられやすい作品であるといえるのではないでしょうか。

投稿 : 2021/07/22
閲覧 : 41
サンキュー:

2

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竜とそばかすの姫のストーリー・あらすじ

高知の自然豊かな村に住む17歳の女子高生・すずは幼い頃に母を事故で亡くし、父と二人暮らし。母と一緒に歌うことが何よりも大好きだったすずはその死をきっかけに歌うことができなくなっていた。いつの間にか父との関係にも溝が生まれ現実の世界に心を閉ざすようになっていく。曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日偶然にも、全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット空間の仮想世界<U>に「ベル」というキャラクターで参加することになる。もうひとりの自分。もうひとつの現実。もう、世界はひとりひとつじゃない。<U>では自然と歌うことができたすず(ベル)は自ら作った歌を披露し続けていく内にあっという間に世界中の人気者になっていく。そんな驚きも束の間突如轟音とともにベルの前に現れたのは竜の姿をした謎の存在だった―。(アニメ映画『竜とそばかすの姫』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2021年7月10日

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