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「アニメ ブルーピリオド(TVアニメ動画)」

総合得点
74.0
感想・評価
271
棚に入れた
864
ランキング
952
★★★★☆ 3.7 (271)
物語
3.8
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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アニメ ブルーピリオドの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

恵み さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自分探しの作品

高校生の自分お思い出す

投稿 : 2023/12/17
閲覧 : 33
サンキュー:

1

ネタバレ

たんたんたぬき さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

普通の人

 あれー評価低いな。私は漫画アニメにファンタジーを求めてるのに高い評価は現実的な作品ばかり…。矛盾してるとは思いますよ。ですがそうでもないんですよ。ファンタジーな作品は過去の作品に集中しています。理由は2つ、1つは誰もが納得できる点、何もなかった時代に次々生まれる奇想天外な作品は面白い。これはもう若い人に言ってしまいますよ。お前らアニメ漫画の本当の面白さ知らんわと。

 同時にそりゃ個人的贔屓だろ!って突っ込まれたら、うんもう1つの理由はそれです。多感な時期見た作品と、枯れた感性で見る作品が同じ価値なわけがない。私はアニメ漫画を世代間で見て同じように楽しむのは無理だと思っています。その辺りは冷めてる。だからこそ逆に分かってるから、若者の楽しみの邪魔はしない。ただ攻撃されたらきちんと反撃はする。

 んで今の感性にマッチするのは現実的なものになってしまう。じゃドラマとかにしておけよ。それがね、現実的な作品で良質な作品が少ないのよ…。だからこの評価びっくりしてる。こりゃ応援してあげなきゃかわいそうだと。

 はっきり言うと、これ漫画で読んだ方が多分良いですね…。でもね私は極限の評価するならそれを持ち出しますが、大半の作品ほどほど楽しめれば良いのです。原作がーってうるさい人本当に嫌になります。くそくだらない作品に溢れてる中、この素晴らしい原作の持つ魅力をちょっとでも与えてくれたアニメに感謝してる視聴者に気を使ってほしいのよ…。

 何故アニメだと駄目なの?静止画を扱う題材だからね…。アニメ作りをモチーフにした作品は漫画原作でもそれなりに光るでしょ。

 ただこれアニメとして素晴らしい部分がある。どう見てもこの先続いていくのが分かるし、それも素晴らしいと思うが、入学ってゴールに向けた疾走感が1クールにあってる。私は原作完結以外1クールアニメの評価が低いが、これは稀有な作品。区切りの良さが素晴らしすぎる。その点だけは多くの1クールアニメとストーリーについて考えてきた私が一押しするから是非見てほしい。

 んじゃ原作が持つだろう魅力ですね。とにかく絵を評価されるって魅力を存分に引き出してますね。そもそも題材がくそ珍しいのでそれだけでも面白いです。しかも重要なポイント、素人にも分かりやすい。なんていっても素人が主人公ですから。そこが良くないと主人公が光らない。芸術家って特別な人って見方があるけど、半分は普通の人が特別になろうとして経験がそうさせてしまう。

 この辺り結果として特別な人だけ見てると分からない部分。特別になろうとして特別になった人ってちょっと変じゃない?なら間違いなく変人だけどね…。この作品を見ればわかる。この主人公凡人として語るけど、根底の部分でちょっと変かも?って部分がある。特別になるための手順を理性的に人教えを受けてだけど作ってしまうんだ。

 ガンダムの冨野監督が昔超能力者になりたいと思って、訓練したそうだ。その結果全く役に立たなかったが、アニメにはわずかに役に立ったんじゃないかな…。おかしな人って能力が凡人でも、おかしな道筋を作ってしまう。この主人公目覚めが遅かったからごくごく凡人だけど、こんな事を小学生からやっていたら多分入学前にはかなりの特別な人になってたと思うよ。

 実はその芽生えあった。過去の青の体験がこの主人公を特別に走らせているから。多くのおかしなクリエイターは特別になろうとする時期がちょっと早いんだ。決して彼らは天才と言われるような人物とは違うと思う。この作品は主人公を際立たせるため、非凡な人間で周りを固めたが、実際は半分以上が変わってる事を意識的にやり始める人がかなりいるんだ。

 ただそれを高校生で大学受験を意識してやり始めるのは稀有かな…。その点は主人公の凡人っぷりはリアルだったと思う。

投稿 : 2022/11/12
閲覧 : 143
サンキュー:

4

ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「表現すること」への覚悟と熱情に圧倒されます。

お正月休み、録り貯めしておいたのを、一気視聴でした。

本当に、一気視聴向きな、
凄い気合いの入った傑作だった、と思います。

美大受験については、何となく
「デッサン勉強しておいて、構図が上手ければ合格点」という認識でしたけど、
東京藝大だけは別格で全くの別物!!!
っていうのは、知っている藝大卒業の方から、
ボンヤリ聞いてはいたんですけど、{netabare}こうしてリアルな感じでみてしまうと、
ホント凄い!です。。。
デッサンの1次試験では構図だけではなくて、
すでに自己表現のレベルとクォリティを容赦なく選別される!
これが、創作ではなくて、おそらくは実話に基づいているということに圧倒されます。
2次試験では裸婦が素材の油画創作。
武蔵多摩が美大のハイスペックブランドだと思っていましたが、
これはもう、全然次元が違いますね。

しかも、同じ藝大でも、
卒業後の展望が推測できる音楽系とは全然別で、
せっかく藝大を出ても、デザイン系の少数の卒業生を除いて、
絵画とかクラフト系の人たちって、なんの保証もアテもない世の中に船出するのですよね。
こんな時代に酔狂な・・・とも思いますけど、
だからこそ、若い時期にすでに老成していくほどの、
表現のありかたととことん向き合う人たちだけが、
勝ち取れる世界なのかも知れません。

絵画経験ゼロからスタートして、
2年足らずの期間で藝大合格を勝ち取る、
そんな鬼気迫る修養との相克が鮮明に描かれていて、
曲者だらけの美大系受験生の描かれ方も上手くて、
人間の、表現行為への希求と可能性を否応なしに突き付けられる。

そんな素晴らしい作品でした。創造することに執り付かれ、自己を削っていく{/netabare}情熱の温度の高さ、堪能しました。

投稿 : 2022/07/26
閲覧 : 483
サンキュー:

25

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

*高校生のおはなしです

『ブルーピリオド』(Blue Period.)は、山口つばさによる日本の漫画。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて2017年6月24日発売の8月号から連載中
2021年10月から12月にかけて毎日放送・TBS系列『スーパーアニメイズム』枠ほかにて放送された。同系列では各話放送後に、山田五郎によるミニコーナー『明日誰かに話したくなる!ブルピリ美術豆知識』を放送(wikipedia)

冒頭どこかのスポーツBARでテレビ観戦を楽しむ男四人組。もくもくと立ち昇る煙草の煙、色合いからみても明らかなアルコール、徹夜後のラーメン、眉毛無しが二人……そう、この物語は成人男性たちの熱い友情を描いtこ、ここここーこーせいいいいぃぃぃ!?

このシーンから高校生の物語と看破できた人は果たしてどれほどいただろうか?いくらなんでもおっさん臭過ぎるだろ……それとも最近の高校生はこんな感じなの?酒かっくらいながらのスポーツ観戦が娯楽……にわかに信じがたいんだけど……

まあそんなどう見てもおっさん描写の四人組の中の一人こと矢口八虎が本作の主人公。ようするに特にやりたいこともない中、自堕落に青春の時間を浪費していたという事が言いたいんだろう。少なくともアニメでは元から絵画に興味があったという描写はない。むしろピカソの絵がわからないとマイナスのイメージから出発している。
そんな彼が絵に興味を持つきっかけとなったのがオール明けの渋谷の空の色。タイトルの『ブルーピリオド』はその時の空の色から来てるのだろう(と、思ったのだが他所様のレビューのお陰でピカソの一時期の作品の定義だと知る。その名もズバリPicasso's Blue Period……勉強になりました。なんでピリオドやねんとか思ってしまってました……)。

行動力のある彼はすぐに美術部に入部し芸大を目指すことに。と、ここで部員の放った「DQN」という言葉からやや時代を感じさせるが、初出は2017年。うーん、この頃にはもう廃れていた言葉なような気もするが。

全体を通して女性陣に関してはある程度リアル志向と言うか、あーいるいるこういう人って感じの人が多い気がした。美術部員たちに関しても最早偏見で描いてるんじゃないかと言った感じのリアリティ(オレっ子はさすがにいなさそうだが)。ただ先輩の一人である山本に対しタメ口なのはどうしてなのだろうか?業界的にそういう慣習みたいなのがあるの?彼女の卒業式でもそれは変わらず、うちら受験終わったら同人誌だかrど、どどど同人誌ぃぃぃ!?
……こっそり八虎と龍二のカプもの描いてそう(偏見)攻守で揉めてそう(偏見)ヤトラソー〇ケとか言ってそう(げん〇けん)

冗談はともかく老婆の割にスタイル抜群の美術部顧問と予備校の大場といった教師陣以外はちゃんと人間を見て描写してると感じるのに対し男性陣はファンタジックな連中が多い。その筆頭となるのが鮎川龍二で彼はいわゆる男の娘タイプ。制服を男性もの女性もの上下バラバラに着こなすなど普通ではありえないというか許されないことを学校内でやってのけている(同じことやってる人、個人的にはつい最近「古見さん」で見た)。彼が何故「ゆかちゃん」と呼ばれるのか謎だったが「あユカわ」から来てる模様。それを先生どころか自身の祖母にも呼ばせてるのだから大したものだなあ、と。

推測だが、本来彼はもっと大きな役割があったのではないかと思っている。理由は単純に八「虎」に対して「龍」二だから。ひょっとしたら数字の八と二にも理由があった?合わせて10なとことかも含め意味深だけど、アニメ一期中にはそういったことは無かった。一応大きなイベントはあったが二人の関係が大きく変化するといったものにはなっておらず、今後もそんな気配は感じない終わり方だった。
男性陣でリアルと言っていいのは高橋世田介ぐらい。八虎の不良友達は冒頭のアレでとても高校生とは感じられないし。というか改めて見直すと男性陣少ないな。残りの準レギュラー級は橋田くらいじゃないか。後は予備校のイガクリ頭君……

美術を題材にしているだけあって風景描写はかなり上手。とくに校舎内に関しては下手な実写トレースよりも雰囲気が出てた。そうそう、学校ってああいうアブラ引きの匂いが漂ってくるところだったよね、とか。
一方で人物描写に関してはそうとも言えない。上手いは上手いが、例えば予備校生の桜庭と龍二の顔の書き分けはほとんど出来てない。彼女が私服で現れるシーンがあったのだが、顔だけ映されると本当にどちらかわからなかった。多分作者の中での「美人」があれで似通ってしまうのだろう。せめて髪の色をもうちょっと変えてたら良かったな。

さっきは男性陣が少ないと書いたが実際のところは男女双方とも少ない。ほとんどが八虎が絵画に向き合うシーンで消費されていくため他の登場人物は実質アクセントに過ぎず、サブキャラとしてはぶっちゃけ講師の大場が一番出番多い気がする。
そんな中では龍二がもっともドラマがあった方だが、これも先述した通り彼等の人間関係を深めるためでなくあくまで絵画の成長として利用される。あれだけのイベントをこなしておきながらそれだけで「はいお終い」と言うのもどうだかなとは思った。原作では違うのかもしれないけど。(あ、いや何も尊い関係になれと言いたいわけじゃないですよ?)

ただまあ、それらもそもそも八虎の性格に起因しているのかもしれない。他ならぬ龍二に「救命道具はもってくるが飛び込まない」タイプとして揶揄され結果飛び込みはするものの、単に飛び込んだという事実だけで終わった感は否めない。もっともこれは八虎よりも無茶振りだけした龍二の方に問題があるとは思うが、あのイベントによって得られたものは二次試験でのヌードの先取と龍二が作中ではちゃんと男に見られてたということぐらいでしかなかったのはやはり残念だ。

八虎というキャラはかなり空気が読めて立ち回りも上手いタイプで、挙句努力もできその効率も良い。高校生に見えないガタイの下には年がら年中絵画に向き合っても尚腹筋が浮かび上がってるぐらいのフィジカル派でもある。終盤にストレスによる蕁麻疹と眼精疲労でダウン寸前まで追い込まれはしたが、あれだけのオーバーワークを重ねながら崩した体調と言えばそれぐらい。世田介に「何でもできる奴がこっちくんな」と言われてしまうが、まあ気持ちはわかる。そもそもズブの素人から二年弱で芸大合格までこぎつけるほどのポテンシャルを持った完璧超人なのだ。

その一方で他人に対するこだわりは少ない方。世田介と美術部の先輩である森に関しては別格扱いだが、それは彼らがどうとかでなくあくまで美術に対するものでしかない。不良仲間の恋ケ窪に「その笑い方されるとそれ以上こっち入ってくるなと言われてる気がする」と言われたこともあり一応愚痴らせてもらうが、あの流れも何だか社交辞令的であまり良い印象を受けなかった。先述した龍二の一件も含め、多分彼は人間相手には本気になれないタイプなのだろう。何かに打ち込むことに対する集中力は群を抜くため合格までこぎつけることはできたが、ヒューマンドラマ自体が少ないのは必ずしもアニメ尺の都合だけでなく人間そのものに対する興味が薄いという事情もありそうな気がする。或いは自分の中で簡単に割り切りができてしまうからか。世田介に例の発言をされてからも暫くしたらへらへら電話に出る。Mなんじゃないかと自嘲気味だったが、少なくとも恨み妬み嫉み系とは無縁そうだ。

八虎が学ランの下に常にネクタイを締めている本当のところの理由はわからないが、真面目さの象徴と言った感じはする。じゃあどういう理由で不良化したのだろうか?多分、本当に人付き合いのための一種のコスプレに過ぎないんだろう。

全体的に感じたのは八虎を筆頭にみんなとても高校生とは思えないぐらい色んな意味で成熟しているということだった。龍二も実際のところは煙草慣れしてそうだし、どういうツテなのかスナックでホステスとしてバイトしている。(単純に大丈夫なの?あれ。風営法とかに引っかからんの?)
不良仲間達ももっと八虎の足を引っ張るかと思ったら、普通に良い奴揃い。正直何しにあんな尖った不良設定にしたのかわからないぐらい。八虎自身も空気読んだお付き合いを続けていた割には結構あっさり美術に打ち込めた。最初の頃は遊びは夜だからとか言ってたが、夏休みを全く焼けずに終わらせたという描写からもずっと絵を描いていたんだろう。要するに、不良仲間達とはどこにもいかなかったと見ていいと思う。

あくまで美術に対する成長譚として見れば悪い作品ではなかったが、「高校生の成長譚」として見れば色々チグハグしてるなとは感じた。冒頭のシーンもいくら着替えたところであんな空間にずっといれば髪の毛にヤニの匂いはどうしたって移る。しかも胃の中にはアルコール。朝っぱらからそんなんじゃどうしたってバレますよ。そういう面などをファンタジーとして描いてるのなら良いんだけど、やはり実在の学校の名前を出している以上そういう言い訳も難しいなという気もする。

初めから浪人生としての物語だったならスッと納得できただろうなあとは思う。いずれにしろ不良設定はむしろ邪魔にしかならなかったんじゃないかなあというのがディティールとしての感想。

投稿 : 2022/03/23
閲覧 : 220
サンキュー:

11

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美大受験で見た受験生たちの青の時代

かなり注目されてる漫画。アニメ化部分までは視聴後買って読んだ。目標に突っ走るキャラ達と自分との乖離でコンプ発症しそうになるけれど、めちゃくちゃ面白い

で、アニメのはなし
こういうのはアニメ映えするし、漫画とアニメどっちが良かったかって明確に差が出る系の作品だと個人的には思っていて、"動く"というより"どう表現するか"に注目して見ていた

アニメ見てから漫画を読んだら、八虎の友達が絵を描いてるって気付くシーンや、親を説得するシーン等、そこカットするんだーって思ったシーンが結構あった。初見でアニメ見た時に違和感があった訳では無いけれど、あったら尚良いって思った。特に友達が応援してるってアニメだとほとんど描写されなかったのにいつの間にか応援してる風だったし

全体のアニメとしては
内容が良いだけに勿体ないと思う部分は多々あったかな
まず、かなり原作でもかなり早かった前半の展開を更に早くし過ぎてるから、描き始めたばかりの状況が飛ばされてるのは勿体ないと思った
もちろん、あくまでも受験だから予備校に重点がいくのは分かるけれど、森先輩との関わりや、始めたてからの少し上手くなった後の悩みなんかを経て予備校ってなったらもっと感情移入出来たかもしれない

何が言いたいかというと、視聴者にとっても共感し易い"描き始めてすぐの初心者の状態"を深く描かずに視聴者にとっては魔の"予備校"で、結構良い順位取ってるんだったら元から才能あるんじゃねとすら思う
視聴者がそう思っている中で、本人は才能が無いから量をやるしかないとか言ってると、かなり視聴者とキャラとの距離が生まれて上手く感情移入ができなくなってしまう。まぁそんな中でも、受験生らしい悩みはよく分かるし、プレッシャーや周りの環境の描き方は上手いと思った

こんな感じで、キャラの印象がよく変わっていく作品だった。特に龍二は途中かなり嫌いになった
途中までは基本的に龍二のキャラというものは他者(特に八虎目線)から客観的に見たキャラであったので表面化してこなかったけれど、一次試験退場した時に試験監を越えて、美大生 芸術家に対して毒を吐いた所でかなり嫌いになり、そこからは自分が1番の被害者だと決めつけて他人に当たり、勝手に絶望したりしてるのは、もちろん外的要因もあるのは重々承知してるけれど、結局は"自分自身の問題"なんだから、自分が正面から向き合わず、親のせいや、おばあちゃんの期待がある等の逃げ道に逃げているのは悪いと思う
それでも、水に飛び込んだ八虎を通して、家を出て自分も変わっていこうと思ったといって終わったから、最終的には嫌いではなくなったかな
自分の事をちゃんと自分から語ってくれて良かった。それをヌードを描きながら語るという構図もかなり凄いと思った


この作品は"受験物"と安易にカテゴライズすると、某東大受験作品と並べられてしまうので、受験を通した人間ドラマと言った方がいいかな

キャラ達が言ってる事ってある種"当たり前"なんだけれど、受験という試練に当たって自分を見つめ直した結果、その"案外気付かない当たり前"に気付けるというスポ根物や人間ドラマでは王道展開を、この作品も受験 芸術という題材にしっかり沿ってしっかりとやっていて良いし、それを言語化して漫画として成り立たせている作者も凄い
それがストレートにラストの二次試験で生かされていて、キャラの成長も感じられるし、見ていて気持ちが良い

とても良い作品だと純粋に思った

投稿 : 2022/03/10
閲覧 : 218
サンキュー:

16

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「美術」初級編

正直、美術漫画と言えば、美大生活を描いた「ハチミツとクローバー」があるし、少女漫画でも数知れず多く存在するので、内容はそこまで目新しさはないですが、キャラクターデザインが昨今のトレンドを入れているせいか、非常にアニメにしやすく観やすくなっていると感じました。

なので、「美術」に興味があるかな程度の中学生や高校生にはちょうど良いアニメではないかと思います。実際は東村アキコさんや羽海野チカさんが描かれているように、毎日担当教授や先輩からの課題に追われ、感性が合わなければ罵倒され貶されて、人間関係がうまくいかない人間は美術の世界に生き残れないのが現状です。

アニメや漫画業界では、担当のプロデューサーや編集者といやがおうにも取っ組み合いの「打ち合わせ」やら、どうにか世間にお披露目するために話し合いをしながら作品を作りますが、「美術」はその人の「個性」そのものなので、「感性が合うかどうか」だけ。。。まさに孤独な作業なのです。

そういった側面は。。。残念ながら原作にもそこまで描いてないので、「初級」だと思います。

投稿 : 2022/02/19
閲覧 : 294
サンキュー:

18

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

芸術系ね

原作未読(2022.2)
芸術系はスポ根系と違い勝ち負けっていうのが解らない、良い悪いも判別しにくいテーマですよね。ただ、それだけにスポーツで無名校がいきなりメンバー寄せ集めて全国大会はないわーという冷めた見方はないかなぁと。
高2で絵画に目覚めて競争率の高い芸大に現役合格なんてありえん!とは言い切れない余地があると思います。個人の才能次第なわけですから。
「さくら荘のペットな彼女」の時も書きましたが、自分も昔から絵は上手いと言われてたもんですが地方の三流大学の美術部で「子供の絵だね」って言われてショック受けた記憶があります。勿論専門的な事を学んだ事などないわけですが、芸術というのは上手い下手とは違う次元なんだろうなと感じます。大人になって絵画教室にも通いましたが陶芸と同じく、義務感が強くなって1年で辞めました。自分にとって趣味を楽しくすら難しかったりするわけですが(単に情熱がないともいう)、答えのないものに人生かけて情熱を傾ける、ましてそれを生業にしようとする人達って物凄い事だと思います。
さて、話は変わりますが東京五輪のエンブレム問題ってありましたよね。結局あれって結果ありきの出来レースだったわけですが、権威ある人とコネクションがあるかないかで評価される世界って芸術で生きていこうとしてる人達にとって何とも虚しいですよね。まぁそこが基本的に実力社会のスポーツと大きく違う部分で何とかならないかな?なんて思ったりしてしまう今日この頃です(はい、脱線しました)。
作中、ある人物が主人公に「美術にくるなよ」的な台詞があるのですが、凄く響きますね。それしかない人からしたら何とも言えない憤りがこの言葉には詰まっています。
この作品これからこの主人公はどういう道をたどるのか興味はありますね。


私のツボ:大葉講師

投稿 : 2022/02/13
閲覧 : 182
サンキュー:

11

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

[全12話視ました]才能と努力に関するモノスゴイ考察でした。

原作無知未読です。

公式サイト; https://blue-period.jp

[全12話視ました]才能と努力に関するモノスゴイ考察でした。
もう少ししたら、そのうちゆっくり感想書きたいと思いますw。




[2話目視てます。]ワタシ的メモ。
「好きなことをする努力家は最強なんです。」イイ言葉です。

[1話目視ました]引き込まれる。


[番宣番組をチョットだけ見ました。]この番宣番組はゲストがとてもよかったです。
美大に入りたい高校生の青春物語のようです。リアル系のお話のようです。

ところでOP曲が山下達郎オマージュに聞こえてしかたありませんw
「高気圧ガール」
https://www.youtube.com/watch?v=HDo1G_E0TvE

投稿 : 2022/02/02
閲覧 : 247
サンキュー:

19

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

めっちゃ面白い!

もともと期待値高めの作品だったが、アニメを見たらやっぱり面白くて、原作も読んでしまうくらい虜にされた。美術という本来正解がないものを受験でふるいにかけて合否を決めるってかなりシビアで繊細な世界。それでも迷い葛藤しながら絵を描き続ける登場人物たちの姿に爽やかな青春を感じた。

美大受験というかなりマニアックな題材だが、登場人物の印象的なセリフとか、丁寧な作画とか、声優さんの好演のおかげで、こういう世界があるんだという新しい発見がたくさんあった。実際問題八虎の年齢で東京藝術大学合格を目指すってかなり厳しいとは思うのだけど、それを感じさせない主人公の努力や葛藤にリアリティーがある。

キャラの個性もそれぞれいいし、登場する大人がみんなちゃんと大人ってのもいい。金言みたいな言葉がいっぱいあって大人にも響くし(真面目さが評価されるのは義務教育までよBy大場先生とか)、美術に関係なくためになる部分がいっぱいあった。

それから八虎役の声優さんは本作で初めて知ったのだけど、長台詞や専門用語をただの説明じゃなくて演技で伝えられるポテンシャルに脱帽。あとは花森ゆみり、山下君などなど安定の布陣でよい。

気になった点としては主人公の八虎は不良なんだが、かなり真面目な性格で人あたりもいいし、初期設定として不良である必要はあまりなかったかなと思う。

八虎も晴れて藝大合格ということで、大学編(2期)もぜひ放送してほしい!

視聴日 21/12/21

投稿 : 2022/02/02
閲覧 : 134
サンキュー:

7

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえずの簡単な感想

 原作は未読。
 以前、何かのレビューで「文系、アート系をモチーフにした作品が増えてきた」みたいな
ことを書いたが、その手の多くの作品がアニメ映えもあってか、音楽や芝居など動的要素を
モチーフにしているの対して、本作は絵画という静的なモチーフ、それも漫画やイラストと
いったアニメと親和性の高いジャンルではなく油絵という部分がなかなか他の作品では
見られないものだったため、その辺は非常に興味深かった。
 自分自身は絵を描く人ではないので、絵画などは感覚的に見るだけで終わってしまうのだが、
東京美術学院の講師である大葉 真由の指導シーンなどでは絵の見方の技術のようなものにも
触れていたりして、結構学ぶべき要素が多かったのも嬉しいところ。

 やはり以前、音楽もののレビューだったかで、「作品世界で良いとされるものは、視聴者も
良いものとして感じ取れることで作品自体の説得力が増す」みたいなことを書いた。
 音楽ものなら音自体は良い演奏や歌唱を乗っけてやればいいわけだが、絵画の場合は
アニメ自体が絵ということもあって、「その辺はどうするのだろう?」という興味があった。
 例えば「冴えない彼女の育てかた」、「Re:CREATORS」、「僕たちのリメイク」なども
絵の上手いキャラが登場したりするが、これらのキャラの描く絵は漫画、イラストといった
ポップカルチャーの範疇にある絵ゆえにアニメ作画の延長線上にあってもさほど違和感は
なかった。
 その点で、本作は「アニメとしてどう油絵を表現するのだろう?」と思っていたら、どうも
本当の油絵を乗っけてきたようで、これは原作もそうなのかな?。
 個人的にはさほど違和感を感じることなく、かつ作品に説得力を持たせることにも
成功していたような印象。

 ストーリー的には主人公の矢口 八虎が絵画に目覚め、芸大入試で合格するまでと比較的
まとまった内容。
 もっとも時間の経過が早く、この辺はテンポが良いと言うより、中抜け感が強かった。
 絵を描く喜びなどより、創作の苦しみや受験の追い込み、それに伴うストレスなどが
描かれており、全体的には重苦しい雰囲気が続くが、その分キャラ達の真剣度や真摯さが
伝わってきて、この雰囲気は嫌いではない。

 高校生キャラに関してはなかなかアクが強い者が多く、そういったキャラはまだ高校生とは
言え、「芸術家」といった感じ。
 とは言え、「いかにも変人です」といったフィクション作品ゆえのデフォルメされた
キャラではないために、やけに生々しさを感じる。
 こういったキャラの存在が作品を面白いものにしていたが、身近に鮎川 龍二や高橋 世田介が
いたら、めんどくさいだろうな、という感も。
 こうした曲者キャラに対して、八虎は絵に触れたのが遅かったこともあるのか、常識人的な
風情を一番強く感じるが、それゆえに曲者達に囲まれていると浮いているように見えるという
面白い構図。
 ただ八虎も八虎で独特の感じ方や捉え方があり、彼のモノローグなどはその辺が読み取れて、
なかなか興味深いところ。

 少年少女の成長譚的側面のある作品は彼らを導く良い大人キャラの存在があると、より作品に
深みが増す印象があるが、本作に関しては高校教師の佐伯 昌子や東京美術学院の講師である
大葉など、良いキャラだらけで言うことなし。
 こと八虎の成長という部分に関してはこういった先生キャラや切磋琢磨する受験生
キャラだけでなく、歌島、恋ケ窪、純田といった友人、先輩である森 まるの存在も
大きかったりする。

 男女キャラがバランスよく出てくるが、恋愛関係は皆無。まあ、これだけきつい受験じゃあ、
そんなことにかまけている暇はないか。

2022/01/27

投稿 : 2022/01/27
閲覧 : 172
サンキュー:

5

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

私的アニメ感想簿12

ナレーション
「(ラ~ラ~ラララ~♪)第一志望 東京藝術大学、急げ八虎。入学試験まで、あと650日!」

・・・それ、ヤマト(違)

ふとしたことから藝大入試を目指す八虎を主人公とする作品です。
原作漫画を読んでいたので待望のアニメ化でしたが、予想以上の出来でしたね。
上手い作品がキチンと上手いと感じさせられましたし、受験の難しさ、悩む姿をしっかり描いていたと思います。
(まあ、実際はもっと大変なんでしょうけど)
ただ、原作は藝大を受験して、ハイ終わりじゃなくて、その先も連載中なんで、いつかその部分もアニメ化してほしいですね。

おまけ
第1話「アニメの感想を書く悦びに目覚めてみた(ウソ)」
学校の廊下でだべっている八虎達
「八虎どうすんの?もう決めてたりするわけ?(ユカちゃん!)」
「(人を飛び越していくユカ)ユカちゃん走らなくていいから~」
こうして僕はユカちゃんの後ろをを走ってい森先輩に心を(違)

矢口
「あにこれに投稿したってどうせ将来性ねぇんだからその顔を生かして玉の輿狙うほうがまだマシかもよ(ッ!)」
佐伯先生
「やだ~よく分かってるじゃないですか天地人さん」
・・・いや、そういう話じゃないんですけど(汗)

おまけ2
第3話「あにこれデビュー・オブ・ザ・デッド(だから、これもウソ)」
八虎
「(ここにいる全員が美大志望なんだ)」
「(何、こいつ子供のくせにチョ~上手いじゃん)」
ネロ
「パトラッシュ、疲れたろう。僕も疲れたんだ。なんだか、とても眠いんだ。(ネロ~~~~~~~っ)」

ナルサス
「我が名はナルサス。未来の宮廷画家にして、画聖マニの再来と心ある人は言う」
八虎
「(どれどれどんな絵を)・・・うわーっ(バタッ)」

投稿 : 2022/01/16
閲覧 : 186
サンキュー:

12

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

リアル系な現代劇、こういうのを見たかった。

自分語りになってしまうが絵心は無いし、絵を描くの嫌いだし藝大なんて無縁の人生
そんな自分にとっては新しくもあり知らない世界を見せてくれたアニメ。

藝大は倍率が高く狭き門
普通の受験生と同じように予備校に通う
二次試験まである
絵を描くといっても絵の具だけじゃないし色んな技法があるし幅広い

何もかも初めて知るような事ばかりで興味深かった。


ストーリーは八虎を中心に各キャラの受験への向き合い方や葛藤がしっかり描かれてて感情移入しやすかった。
真剣に悩むのってなんか良いんだよね。
いいキャラ揃いだけど美術部の先生と予備校の先生のが特に好き。
生徒にちゃんとアドバイス送れる良い先生だなと思った。


リアリティーがある現代劇は好きだが恋愛や百合じゃなくて受験がテーマになってるのが良い。
誇張してるとこはあるのかもしれないけど藝大受験と受験生はこういう感じなんだろうなって知れただけでも見て良かったと思う。
「異世界転生」「現代+ファンタジーorオカルト」みたいなのはお腹いっぱいなので、できるだけリアルに寄せたアニメもっとやってくれないかな(笑)

藝大に受かったとはいえ大変な世界なんだろうな。
続きを見てみたい。
イラストレーターみたいな職業の人は沢山居るだろうけど、自分が描きたい絵を描いて個展開けるようなプロの画家なんて数えるほどしか居ないイメージ。

あまり書くこと無いのだけど絵を知らない人間からすると全体的に新鮮で良かったです。面白かった!

投稿 : 2022/01/15
閲覧 : 174
サンキュー:

9

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抹茶ラーメン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

面白かった

1話観ました。後半の展開が凄く良かった気がする。顧問の先生の主人公への言葉が自分の胸にも刺さりました

キャラデザはあまり好みでは無いけど、色の演出がとても綺麗で見惚れました。あと花守さんは安定ですね

美術がテーマのアニメを観るのは初めてなので、どんなアニメになっていくのか楽しみです

【11/2追記】5話まで観ました。やはりキャラデザが目に付きますね。絵や背景はまあ良いんですけど…。ストーリーは面白いけど話が進むのが少し遅い感じ印象。登場キャラの魅力もなんか足りないのでそういうエピソードがあれば良いなあ

【11/14追記】7話まで観ました。八虎と恋ちゃんの会話が良かったと思います。龍二は一体どうしたのか…?次話の展開にちょっと期待

【11/28追記】9話まで観ました。ただの美術アニメだと思ってましたが、意外と重苦しくリアリティのある描写もあって観てて飽きないです。そして花守さんの演技がやはり凄いです。それ故に作画がもう少し良ければなあと…

【1/12追記】最終話まで観終わりました。終盤の追い上げが良かった。美術に全く興味無い人でも楽しめるし、興味が湧くような作品でした。大学編も観れたらいいなあ。あと曲が妙に頭に残ります(良い意味で)

投稿 : 2022/01/12
閲覧 : 328
サンキュー:

6

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teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

めっちゃ 面白かった

めっちゃ 面白かった 一気に見てしまった・・
美術のことは よくわからないけど・・ すっごくはまってしまった

投稿 : 2022/01/02
閲覧 : 148
サンキュー:

3

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アニメ好きなオタク さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作ファンです わかりやすく面白かった

元々原作のファンでアニメも楽しみにしておりました。
原作は勿論面白いのですが白黒漫画なので絵を扱う話としてはわかりづらいところがあったので、アニメでカラーで見ることができて良かったです。また漫画は場面切り替えがわかりづらいところがあり、ページをめくったら日を跨いでいたということがしばしばありましたが、その辺りもわかりやすくなりました。絵も安定して綺麗だったと思います。手の描写が良かったです。

高校2年の夏に初めて絵を描くことの楽しみを覚えた八虎が下手なところから上手くなるために猛勉強と努力をして、芸大現役合格を目指す話なのですが、評価をされるためには技術だけでなく表現力や解釈を磨いたり、時々自分を見つめ直したり、絵を描く楽しみを忘れて思い出して、など絵を描くことの苦悩や大変さを知ることができます。また、美大予備校は存在は知っていましたが、行ったことは無いので、こんな感じなんだと知れてよかったです。

原作通りなのですが、キャラクターの掘り下げが龍二以外あまり無いので、世田介や橋田が気になった人はぜひ原作で続きを読んで欲しいです。

投稿 : 2022/01/01
閲覧 : 152
サンキュー:

8

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Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

興味あるテーマだったので、ハードルを上げすぎたようです

芸大合格目指して、自分探ししながら頑張る高校生の話なので、共感できる部分があればいいかもしれません。

ただ高二の春に突然絵を描き出して、現役合格する話自体に抵抗感があって、感性の表現に対する共感よりも、反感を覚えます。1クールのダイジェスト感で、まあいいかとも思うのですが。

その他、以下の点が気になりました。

キャラ達が与えられた役割に忠実すぎる。
おさげ髪の大阪弁が一昔前のレベル。
ヌード課題なのに詳細がアニメで表現できない。
女装男子のヌードがしっくりこない。

興味あるテーマだったので、ハードルを上げすぎたようです。

投稿 : 2021/12/31
閲覧 : 169
サンキュー:

12

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ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

努力型

原作:マンガ 未読

感想
高校から絵を描くことにのめり込んでゆく主人公の八虎。
絵を描くのって、その人のセンスが大きく左右するものだと思います。
上手い人は最初から上手いし、天才肌っていうのかな?センスと発想に優れてる人だけが芸術家になれるものだと思ってました。
この作品を見るまでは。
勿論、八虎も確かに絵を上手く描けるけど、決して天才肌ではなく努力型。
高校の美術部や予備校(東京美術学院)で、何枚も絵を描いて成長していくタイプです。
東京藝術大学の受験では、課題に対し、頭で考えて考えて試行錯誤するところなんか、観てるこちまで苦しくなるほどでした。
でも、そうやって苦しんだ結果(合格)が出たときの喜びったらパナイです。
自分も合格発表ではウルウルでしたもん。
これが天才肌の世田介くんが主人公では、絶対泣けないからね^^;

倍率えげつなく高い東京藝術大学を、現役一発合格はデキすぎかな?とも思ったけど、まぁ それはそれで、大学行ってからまた高い壁にぶち当たって大いに悩む展開が待ってるんじゃないかな?と思います。 
多分。
知らんけど。

だから感情移入してる視聴者は、毎回 八虎と同じくらいストレス感じて観なきゃかもですね。
僕が今回そうだったので^^;
それでも、毎回食い入るように視聴できて面白かったからいいんだけどさw

原作はまだ連載中のようなので、大学編も観てみたいですね。

主題歌のOP&ED どちらも良かったです。

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 164
サンキュー:

29

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MuraBustan さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白い

王道ストーリーで山あり谷あり、面白かった。

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 136
サンキュー:

8

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fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

絵を描くこと、表現すること、何かに情熱を傾けること

お絵描き
学び系

冷やかし半分に観て
1話2話で涙。。。

表現することにしばりはなく
恥ずかしいから普通やらないからではなく
やりたいことをやる

学び系は情報でたるくなるとこあるけど
主人公の情熱で補完してるとこがいいです

あと、先生の声がクセになるー
っと思ったら
平野文さん!
ラムがおかあさんになったらですかね

バランスが取れていい作品です

※※
観終わり感想
後半が、より暗く辛く、失速した感がありましたが
いい作品でした
好きな事をする努力家は最強
美術は文字じゃなく言語など
刺さる言葉もたくさんあり
なんか泣ける回がたくさんありました。

ゼロからはじめたお絵描きが、数ヶ月で美大合格なんて
いるかもしれないけど
その、アンチというか現実はあまくないよというストッパーのように
主人公やまわりのキャラの挫折や苦悩を表現してるのもまたいいなぁと。

色んな技法や絵の捉え方も学べて面白かったです
絵の世界や技法が主人公や先生、仲間の会話に出てきて浮いてなくそこもまた見易い一因だったかと

なにかやりたいけど周りを気にしてる人
夢を追いかけてる人
夢を追いかけたい人には
絵というジャンル関係なく
おすすめなアニメかと。

**追記**
アニメ観終わって原作6巻まで読む
アニメ化して残念になるものもある中
うまくいろいろ省いているので、アニメの後に漫画を読んでも面白かったです。
多分アニメで1クールでスピード感出すにはいろいろ取捨選択があったのかなと。
原作はより細かく感情や環境が描かれてるのでどちらも面白いです。

投稿 : 2021/12/27
閲覧 : 226
サンキュー:

12

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栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美術系大学の裏話が満載

なんとか配信のものが見られそうです?まったく配信が見られないと思って、原作漫画を現在出ているところのものまで買って読んでいます。美術系の大学にいた事もあって、話がすごく親近感です。ただ私は東京芸大ぐらいすごい芸術系のところにはいなかったので、知らない話が満載で、まったくの門外漢に近いです。とにかく語られる話が、私のいるレベルとはひとつもふたつも上の世界なので、漫画はもう平伏して読むといった感じだったので、このアニメ版がどうなるのか、本当に興味津々です。

アニメ版はただ、原作漫画のタッチを再現しているとは言えませんね。原作漫画はビートルズの映画「イエローサブマリン」のような、軽妙でアドバタイジングなペンタッチの作風だったのですが、このアニメではいわゆる普通の美形作画で通しています。一般人にはその方が見やすいかと思いましたが、少しそこが残念でした。

シナリオはほぼ原作通りで、丁寧な滑り出しです。OPの曲は山下達郎さん風だし、今期一番押しの作品かもしれません。願わくば八虎が大学卒業後まで描いてほしいのですが、それは無理でしょうか。

第12話(最終回)まで見て…

全体的に原作通りの群像劇だったと思います。予想通り芸大合格のところまでがアニメ化でしたね。途中熱海でしたか、二次試験の前に男の娘のキャラと行くあたりは、原作よりも実際の高校生の感じがよく出ていたと思います。原作ではあそこはよくわからなかったですが、アニメではすんなり理解できました。

ただテーマとして打ち出したいものがはっきりしていなくて、単なる芸大受験話以上のものにはなっていなかったのが残念でした。しかし受験の頃はこういう事を考えていたかなという、自分の回想と重ね合わせて見ていられて、それは本当に懐かしかったです。またこれから芸術系を受験するような若い人に、いい指針となるアニメだったと思います。こういったアニメや漫画が存在する今の若者たちは、本当に恵まれていると思います。

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 179
サンキュー:

15

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mamiko さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

絵について勉強している人に見てほしい

『絵』について詳しく描かれているアニメです。好きな絵を描くこと、でも好きを続けることが大変の意味もわかりやすく心理描写に表現されています。アニメ後の解説も勉強になりますよ。絵を描くことを目指している人にお勧めしたいアニメでした。

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 150
サンキュー:

2

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薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

探究する目的。(青春への再評価)。

絵は、一途に自分を写す鑑。

表わしたいのは、自己の化身。

拘りたいのは、可能性への鍵。



描き込んで、描き直して、描き破る。

突きかため、衝きかため、活きかためる。



骨の髄の、その髄まで打ち込む。

脳の髄の、その髄まで絞り出す。



海の底にもそれが欲しい。

空の彼方にもそれを見つけたい。

時間の限りにもそれは手放せない。



感性を構図に磨いていく。

個性を絵の具に固めていく。

生きる目的をカンバスに探究する。



たまらなく懐かしく、息を詰めて、胸を疼かせています。

(6話まで )



観終わりました。


美術(絵画)と大学受験とを紐づけて、八虎たちが何を考え、どうやって行動するのかを、真っ向勝負で見せてくれる作品でした。

私なりには、視聴に居住まいを正しながら、鑑賞は爽やかさをもって終えることができました。

まるで、作品それ自体が、ひとつの絵を描き出していたかのようにも味わうことができました。



絵に近づこうとすれば(自分を高めようとすれば)、競う相手は外にも内にも顔をのぞかせてきます。

彼らとの対峙は、手元には何のとりえもなく、足元もおぼつかなく、まるきりビハインドからのスタートです。

なにげに描いた素描をたどりゆけば、ピカソやゴッホのような巨匠が頭に浮かんできますが、最初の足がかりは美術部です。

身近な先輩や同期の友人の作品との出会いが、合理的な思考性ではない "ファンタジスタの領域" を開門させます。

中庸を振る舞う八虎ですが、根っからの士気の強さに後押しされ、進むべき道を思い描くようになりました。



彼が、ずぶの素人だったこともあり、顧問先生や予備校講師の語り口がわかりやすく解説を兼ねていて、視聴する側との距離感をうまく縮めてくれました。

彼らとの対話は、おどおどとしながらも若々しく、刺々しく向かいあう姿も描かれますが、内実を吐き出せば真摯なさまのままです。

受験ですから結果が全てです。でもそれは点数化できない、順位のつけようのない「結果」です。

技法はもとより、テーマ性、思想性なども問われるだろうそれは、一般的な大学入試とは色合いの違う、芸術系ならではの面白さ(難しさ?)が垣間見られました。

全体を通して、みずみずしい緊張感が保たれていたことも、飽きずに観られたファクターだと感に入りました。

まさに「ブルーピリオド=青春を絵筆にかける時限領域」です。



それにしても、よくぞ描いてくれたと私はひそかに悦にひたっています。

あの渋谷を、青の心象で切り取った八虎の感性。

受験というマッチレースをくぐってきた者にしてみると、彼らの物語の先を知りたくなります。

ティーンエイジャーは、はち切れんばかりのエネルギーを放出しながらも、なお持て余すのが常。

言うならそれも "ブルーピリオド=海図のない航海" 。

深い霧に包まれて、 "メランコリーな堂々巡り" に囚われている船長、なんてことも、ままありがちです。

身の内に北極星を見つけ出し、太陽として抉りだすのも、避けては通れない必然性。

それもまた "ブルーピリオド=可能性への点描" らしくって?



あの渋谷を(私の住む町を)、真っ青に見えていた若い感性が、確かにあったはずと気づかせ、蘇らせてくれた "ブルーピリオド" 。

まるで、ルネッサンスを迎えたような気分です。

とっても素敵な作品でした。

投稿 : 2021/12/24
閲覧 : 264
サンキュー:

25

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にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、アート系スポ根物語(公式)

公式情報 
{netabare}
INTRODUCTION
{netabare}
成績優秀で世渡り上手な高校2年生・矢口八虎は、悪友たちと遊びながら、毎日を過ごしていた。誰もが思う"リア充"……そんな八虎は、いつも、どこかで虚しかった。ある日、美術室で出会った1枚の絵に、八虎は心を奪われる。「絵は、文字じゃない言語だから」絵を通じてはじめて正直な気持ちを表現できた八虎は、美術のおもしろさに目覚め、衝動のままにスケッチブックへ向かっていく。そして八虎は、ついに進路を固める。「第一志望 東京藝術大学」実質倍率200倍、入学試験まで、あと650日──!国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、アート系スポ根物語、開幕!
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:山口つばさ『ブルーピリオド』(講談社「アフタヌーン」連載)
総監督:舛成孝二
監督:浅野勝也
シリーズ構成・脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:下谷智之
美術監督 :仲村謙・金子雄司
美術設定:緒川マミオ・中島美佳
撮影監督:服部安
色彩設計:歌川律子
3DCG 監督:大見有正
編集:関 一彦
特殊効果:福田直征
音楽:井上一平
音響効果:小山健二
音楽プロデューサー:酒井康平
音楽制作:DMM music
音響監督:菊田浩巳
制作:Seven Arcs

主題歌
OP:「EVERBLUE」Omoinotake
ED:「Replica」mol-74
{/netabare}
キャスト{netabare}
矢口八虎:峯田大夢
鮎川龍二:花守ゆみり
高橋世田介:山下大輝
橋田悠:河西健吾
桑名マキ:宮本侑芽
森 まる:青耶木まゆ
佐伯昌子:平野文
純田:福西勝也
恋ケ窪:神尾晋一郎
歌島:橘龍丸
海野:平塚未玖
白井:長谷川育美
城田:根本優奈
山本:古賀葵
大葉真由:和優希
岡田さえ:陶山恵実里
石井啄郎:村田太志
桜庭華子:大西沙織
{/netabare}
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1話ずつの感想


Ep.01 絵を描く悦びに目覚めてみた
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
夜な夜な友人と渋谷の街に繰り出すヤンキーにして、昼は成績優秀の高校生。矢口八虎はそんな毎日に空虚さを覚えていた。美術部の部室で出会った一枚の絵は、八虎に描くことのワクワクをもたらす。常に感じていた渋谷の「青」が表現出来た時、初めて覚える生きてる実感。「藝大一択?」八虎の眼前に進路は大きく開かれた
{/netabare}
感想
{netabare}
進路に不安を持って勉強がんばってる八虎クンが
絵を描くことに目覚めて
競争率20倍の東京芸大に挑戦するおはなしになるみたい。。



八虎クンは、学校でタバコを吸うような不良っぽいところはあるけど
家のつごうで公立大学にしか行けないから、勉強がんばってるってゆう
マジメだか不真面目だか、よく分からない子なんだけど
ちゃんと勉強してるところを見ると、多分マジメなんだと思う。。

ほかに、学生服にスカートをはいてる子とか
生徒の下ネタに、マジメに答える美術の先生がいたり
ふつうのおはなしより、キャラが濃いみたい^^


今までやりたいって思うものがなかった八虎クンが
家の事情で大学行くために勉強がんばろうとしてたけど
気がつくと絵を描いてて、美術部に入ろうとするとか
やりたいことが見つかると、違うよね^^


芸大のおはなしは、前季の「ぼくたちのリメイク」にもあったけど
前にアニメの監督さんのウィキペディアを見たときに
芸術大学卒だけど、授業にはほとんど出てなかったとかで
芸術大学って、そうゆうところなんだ。。って思ったことがあった^^


あと、にゃんは高校の美術の時間に
自分ではよくできたって思う作品を先生に見せたら酷評されちゃったけど
美術に正解なんかないハズなのに、ボロクソに言われるって
きっと先生の心の中に、何かの感情が生まれたってゆうことだから
たぶん、芸術だったんだと思うw
{/netabare}
{/netabare}
Ep.02 全然焼けてねえ
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
顧問の佐伯先生の指導の下、八虎の美術部での日々。夏休みが終わり、デッサン30枚を仕上げた八虎に唖然の部員達。八虎は「天使の絵」の森先輩が、予備校では下から5番目と聞き、衝撃を受ける。年が代わり、森先輩は八虎に「ニケ」の絵を残し、卒業する。八虎は藝大受験を認めない母に、母の日常を描いた絵を差し出すのだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじの通り、八虎クンが絵を描きたい!って思う気もちが
本物だ、ってゆうおはなしだったみたい。。


デッサン30枚は、いやいや描いてたら、多いのかもだけど
たとえばゲームとか、徹夜してでもやりたい!って思う人もいるみたく
自分の好きなことしてる時って、時間なんか関係ないと思う。。

とくに八虎クンは、絵を描く楽しみを見つけたばっかりだから
楽しくってしょうがないんじゃないかな。。


それから今回のおはなしで、森先輩との絵の交換で
先輩の描いた絵に、祈りがこもってるって聞いて
芸大進学を認めてくれないお母さんに
家事をするお母さんの絵を描いたんだと思う。。

絵を描くことで、描くもののことが分かるようになる。。
お母さんの大変さが伝わってきた、ってゆうところはうるうるして
卒業の日に、森先輩の絵を贈るところでは、涙が出てきちゃった^^


そんな感じで、おはなしはよかったけど
美術のおはなしだから、もうちょっと作画もよかったらよかったのに☆彡
{/netabare}
{/netabare}
Ep.03 予備校デビュー・オブ・ザ・デッド
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
八虎は腐れ縁の女装男子、鮎川龍二と共に予備校「東京美術学院」に入学する。「天才」高橋世田介。「絵描きフェチ」橋田悠。「美術サラブレッド」桑名マキ。彼らを束ねる講師の大葉真由。世田介の画力に舌を巻き、男性に振られた龍二に翻弄される。大葉に言われた「自分の『好き』を見つける」ことに汲々とする八虎だったが…。
{/netabare}
感想
{netabare}
予備校に入ってのおはなしだったけど
新キャラの紹介、天才の絵を見てショック!、絵の描き方とかコツ
鮎川クンの恋愛、美術館とか画集を見て"自分の絵"を描けるように練習。。
そんな感じで、すごい情報量のおはなしで、30分が長く感じた^^

絵のことは、にゃんは美術のクラスを取ってたから
石膏像とか描いたことあるけど、ぜんぜんバランスがおかしくって
絵の才能がないって分かったw

それと、どこかで知ったか忘れたけど、芸には守破離ってゆうのがあって

守は、先生のゆうことをよく聞いて、基本を守る段階
破は、基本ができたら、ちょっと変えてみる段階
離は、先生のやり方から離れて、自分の芸を作る段階
って、ふつうは進むみたい。。

でも、この予備校では
基本がまだできてない生徒にも、破とか離を教えてるみたいで
そうゆうのでもいいんだ。。って思った^^

あと、鮎川クンの恋愛のおはなしで思ったのは
鮎川クンが男の人のことが好きなのはぜんぜんかまわないけど
鮎川クンが男の人を好きになるの自由があるように
相手が女の人を好きになるのも自由だって認めてあげて欲しい☆彡
{/netabare}
{/netabare}
Ep.04 我々はどこへ行くのか
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
世田介に、自分が描いた絵を、好きな絵の「上澄みを掬ったよう」と指摘され、凹む八虎に、大葉は「構図」と「視線誘導」の重要性を伝える。浪人生と合同の夏期講習が始まり、温度差に面食らう八虎。最終の公開コンクール、1位になると受からないというジンクスに、トップのマキは落ち込むのだった。そんな中、世田介が予備校を辞めると言い出す。
{/netabare}
感想
{netabare}
世田介クンや悠クンは、八虎クンの質問にふつうに答えててすごい!


大葉先生は先生だけあって
「構図」とか「視線誘導」を教えてくれたけど
そんな基本は、もっと早く教えた方がいいんじゃないのかな。。

それとも初歩すぎて、知らない方がおかしいとか?


コンクールで1位になった人は受からない、ってゆうジンクスは
前にYouTubeか何かで
「Sports Illustrated Cover Jinx」ってゆうので解説してたけど
「平均回帰の法則」ってゆうので説明できるみたい。。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/平均への回帰)

「Sports Illustrated」って、スポーツ雑誌なんだけど
その表紙を飾った選手やチームは
そのあと調子をくずしたり、ケガをしたりして
活躍できないってゆうジンクス。。

有名な雑誌の表紙に載るような人って、そのころいい成績を残した人で
そんな人は、いつもの平均より調子がよかったり、ツイてた場合が多いから
そのあとは、調子を悪くしたりして
結局、平均に落ちつく、ってゆうことみたい。。

きっと、コンクールに1位になるってゆうのも
トップの人たちの実力って、そんなに変わらないはずだから
そんな中で1位になれるとしたら、たまたまいいアイデアが出たとか
ちょっとツイてたりする場合が多いから
入試のときには調子が悪くなったりして、平均にもどっちゃうのかも。。


あと、世田介クンが八虎クンに言った
「何でも持ってるやつが、こっちに来るなよ」は
「リア充爆発しろ!」ってゆう意味かな。。

でも、天才なのは世田介クンの方で
うらやましく思ってるのは八虎クンもおんなじだと思う。。

誰も、人の事なんか分からないから
文句があるんだったら逃げるか、がんばるかしかないと思う。。

世田介クンは逃げる方を選んだみたいだけど
にゃんはもちろん逃げる。。
{/netabare}
{/netabare}
Ep.05 課題が見えてもどうしようもねぇ
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
11月。予備校は少人数での実戦対応に移行する。モチーフのないイメージ課題に苦闘する八虎。龍二は無理解な父母との確執に悩んでいた。高校の美術室でばったり会った二人は、武蔵美に森先輩を訪ねる。主のいないアトリエで見た「祈り」の絵に天啓を得た八虎は、「天使の絵」と同じF100号にトライする。テーマは「縁」。
{/netabare}
感想
{netabare}
今回のおはなしは、ちょっとむずかしかったかな。。

たぶん、八虎クンはブレイクスルーしたけど
毎回、その時の感覚でやろうとするから
そこで止まったままになっちゃう、ってゆう感じかも?

ほかの人の感想も見てみたいな☆彡


龍二クンはどうなのかな。。

にゃんの家もそうだったけど
親は、何か事件とかないと、分かってくれないよね。。

たぶん龍二クンも、親の気持ちを考えて自分を変えようとはしないハズだから
親もきっとそうなんだと思う。。

いちど、親と真剣に話した方がいいと思うけど
聞いてもらえなかったら、どうしたらいいのかな。。

そうなったら子どもって、引きこもるか家出するくらいしかできないし
それもできなくって、ムリに親に合わせてると
いつか心がこわれちゃったり。。

でも、そうなってからじゃ遅いかも。。
{/netabare}
{/netabare}
Ep.06 メンブレ半端ないって
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
「縁」で掴んだと思えた八虎だったが、その後の作品が「縁」の焼き回しと気付かされ赤面する。予備校を辞めた世田介から突然の電話。年明けの湯島天神で、二人は噛み合わない本音をぶつけ合う。センター試験を終え、1次試験まで40日を切ったこの時期に、大葉の、油画ではなく素描中心の指示。八虎は耳を疑うのだったが…。
{/netabare}
感想
{netabare}
世田介クンは八虎クンのことがキライだけど
友だちがいないから、お母さんに言われて電話してきたみたい。。

八虎クンも、そんな世田介クンのことが好きじゃないんだけど
才能がある人が、自分をイシキしてくれてるのがうれしいってゆう
おたがいに相手のことをうらやましく思ってるみたい。。

でも、世田介クンは、人にはあんまり興味がない、って言ってたけど
だったら八虎クンのこと、うらやましく思うことないんじゃないのかな?


それから今回は、マキとのカラミが多かったみたい。。

マキもお姉さんをイシキしすぎて、精神を病むギリギリなのかも。。
それ以外に受験って、メンタルをやられるみたい。。

にゃんはやりたいこと以外できない人だから
受験勉強って特にしたことなくってよく分からないけど
就職するためとかじゃなかったら
そこまでして大学に入る意味ってあるのかな?

予備校に通ってるだけで、十分勉強できそうなんだけど。。
{/netabare}
{/netabare}
Ep.07 1次試験開始
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
1次試験まで1週間。大葉曰く、恐るべき成長を遂げた八虎にただ一つ足りないもの、それは楽しむ力――「自分勝手力」。パティシエの道に進むという友人・恋ヶ窪に誘われた夜、祝ってやらねばならない八虎が、逆に励まされる始末。右腕の蕁麻疹に悩まされながら、迎えた試験当日。世田介がいる。そして日本画会場では、龍二が…。
{/netabare}
感想
{netabare}
試験をすぐ前にして、八虎クンに足りない対応力と楽しむ力がおんなじとか
先生も難しいこと言うなぁ。。

にゃんだったら、どうしていいか分からなくって、投げ出してたかも。。

恋クンがパティシェを目指すってゆうのは意外だったけど
八虎クンを見て、ってゆうのはうれしいよね^^

ホンネを出さないようにしようってする八虎クンが
恋クンに注意されて、グチを言ってたけど
楽しんでやったことが否定されたら立てなくなりそう
ってゆうのはどうかな?

にゃんは変わり者だから
クラスメートがアイドルとか、ファッションとかの話しをしてても
ほとんど関心なかったし
あにこれに来るまで、楽しいって思う物に共感してくれる人もいなかった。。

だから、前にも書いたけど
高校の美術の授業で、先生にボロクソに言われても
あー、やっぱり。。ってゆう感じで、そんなに落ちこまなかった。。

八虎クンは今まで、好きなことをしたことがなかったのかな?

にゃんのまわりの人が、カーストの高い人といっしょに
イジメに参加したりするの見てて
この人、ホントにそれが楽しいって思ってるのかな?
って思ったことが何度もあるけど

みんな共感してもらいたいから、テキトーに友だちにつき合ってるだけで
ホントに自分がやりたいことをしないでいるのかも。。

あと「八虎の努力は自信のなさの裏返し」ってゆうのは
にゃんもそうかも。。

自信がない、ってゆうのとはちょっと違うかもだけど
いったんあきらめたら、そのままどこまでも落ちてきそうで心配で
落ちこんでも何でも、毎日コツコツやっちゃうだけなのかも。。


何だかんだあったけど、けっきょく八虎クンは試験の日
楽しんで描けそうだった。。

でも龍二クンは
キャンバスに×を描いて出てっちゃったけどどうしたのかな?
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Ep.08 脳汁ブシャー
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公式のあらすじ
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1次試験の課題は「自画像」。自らの二面性をテーマに挑もうとする八虎。鏡が割れるアクシデントを、ヒントに変えて乗り越えようとするが…。試験を終えた受験生達を、大葉は「息抜き」と称し「骨の博物館」へと誘う。戸惑いながらも楽しもうとする彼らだったが、実はそれすら「課題」の一環だった。発表当日。果たして合格者は?
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感想
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前半は試験で「自画像」を描くことになったおはなしで
鏡が割れて、分割するってゆうアイデアが出たけど
そんなことって、めったに起きないことだから
すごいヒントになったんじゃないかな^^

それより、そんなにうまく行ったのに
引きずってる八虎クンが、見てて嫌な感じだった。。

もう終わっちゃったことはどうしょうもないし
それも、後悔するような内容じゃなく、うまく行ったんだから
悩む理由はないと思う。。


あと、鏡を割った子は、中の人が花澤さんだったから
きっと、大学合格して、八虎クンといっしょに勉強するとかかな^^

でも、そんなことがあったら、八虎クンより
ぶつかっちゃったこの方が、精神的ダメージ多そう。。
にゃんだったら、相手に迷惑をかけちゃっただけで緊張して
絵に集中できなくなると思う。。


後半は、骨の博物館に行くおはなしで
ふつうに見るのと、絵を描こうと思って見るのとは違うって言ってたけど
そうゆうんだったら、外に出るときは写真が趣味の人みたく
カメラを持って、写真を撮るつもりで歩いた方がいいかも^^

それと2人以外みんな同じようになったってゆうのは、本当?って思った。。
にゃんの目には、みんな違うように見えたけど。。

お肉とジャガイモ、玉ねぎ、にんじんを渡されて
麻婆豆腐が出てきたらびっくりすると思うけど
具材はこまかく刻んで入れました、って言われたら
「あぁ。。そう。。」ってゆうかもだけど、ちょっと違う気がする。。

2人がやったのは、それといっしょで
卵と炒めてトルティヤの皮に包んで、ブレックファストブリトー
とかもできるけど

カレーの材料なら味付けが変わっても
ふつうは煮込み料理になるのといっしょで
おなじ博物館なんだから、同じようになるのがふつうで
麻婆豆腐にするって、すごくひねくれてると思うけど^^;


ちなみに「選択のパラドックス」ってゆうのは

「現代の自由主義の社会においては選択肢が多いほど人は不幸を感じやすくなるという心理作用のこと。」
https://makitani.net/shimauma/paradox-of-choice

で、おはなしの中で言ってたのとはちょっと違うかも?
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Ep.09 さまようナイフ
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公式のあらすじ
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1次合格者は、八虎、マキ、橋田、そして世田介。残された5日で「色」を極めねばならない八虎は、画材店で龍二に出会う。「美大には行かない」と龍二。試験も棄権していた。夜の街で女性として働く龍二を、放って置けない八虎だったが…。そして龍二と両親の対立は決定的となる。ホームで龍二は八虎に、「溺れに行かないか?」
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感想
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美大の試験に×を書いて出てきた鮎川クンのおはなしで
家で親に否定されて、おばあちゃんだけが鮎川クンを愛してくれる
ってゆう感じなのかな?

日本画を専攻しようと思ったのは、そのせいだったのかな?

でも、八虎クンが最近の鮎川クンの絵を見て気が付いたのは
日本画より、服の絵の方が良いってゆうことで
鮎川クンってもしかして、本当は服のデザインとかしたいのに
好きなおばあさんに合わせて、ムリに日本画にしたのかも。。

そうゆうところが本当はどうなのか
分からないところがこのおはなしの難しいところだけど
鮎川クンが悩んで、誰かに分かってほしい
って思ってるのは伝わってきた。。

八虎クンは、そんな鮎川クンのこと気になって電話したりするけど
自分のことをまず考えて、会いに行こうとはしなかったんだけど
自分がやらないことの方に、新しい世界のヒントがあるかもって
時間はないけど、鮎川クンにつき合うことにした。。

そんなおはなしだったのかも?



もうちょっと、鮎川クンの家の事情とか分からないと、だけど
お父さんが暴力振るったりするのは良くないと思う。。

でもたぶん、いちばん苦しいのは、家族が分かってくれないことかも。。

にゃんは小学3年生のころまでクラスに合わなくって(からかわれたりして)
授業を抜け出して、親が毎日のように呼び出されてたけど
そんなことしても嫌われるだけって気が付いて
できるだけ大人しくしてる様にしたけど、反抗期だったのかな。。

でも、誰にも分ってもらえない気持ちはすごくって、ずっと悩んでた。。
子どもって親を選べないけど
親も生まれてからずっと親だったわけじゃなくって
親もたぶん、どうしていいか分からないってゆうのは何となく分かった

よく人生相談とかで、人の気持ちを考えなさい、とかゆうけど
人の気持ちが分かっても、その人に合わせようって自分を押しつぶして
自分の悩みは大きくなるだけだと思う。。

それで病気になったり、死んだりして、はじめて周りの人は
「そんなに苦しかったら、言えばいいのに」とかゆうけど
言っても「お前が悪い」「ガマンしろ」って言われるだけだし
みんなもきっと苦しくって、聞くよゆうなんてないんだと思う。。

親が毒親って、よく聞くけど
毒親もきっと、自分が間違ってるなんて思ってなかったり
思ったとしても、どうしていいか分からないんじゃないかな。。

じっとガマンしてる人も、好きなことやってる人も
この世に生きてる人、みんなかわいそうな人だと思う。。
だってみんな、人のことを心配しても、助けるよゆうがないから。。

今回の八虎クンもそんな感じで
心配はしてたけど、よゆうはなかったと思う。。

そんな中で、鮎川クンにつき合おうってしたのは
今までの自分にない、新しい何かを見つけたかったからで
それがムダにならない、って思ったからじゃないのかな。。

これが試験の当日だったら
試験をやめてまで付き合おうとはしなかったと思う。。

でもそれがふつうで、鮎川クンのことも大事だけど、自分のことも大事。。
悪いのは、人が2つのことをいっぺんにできるようになってないことで
この世界って、地獄なんだと思う。。

でも、そんな世界でも
自分ができることを少しずつでもやってくしかないのかも。。

鮎川クンも、好きなことしたらいいと思う。。
じゃなかったら、周りの人をよろこばせることをするか。。

好きなことしたら周りの人には嫌われるかもだけど
自分はしばらく生きられる。。

周りの人をよろこばせようってしたら
自分の心を押しつぶして、死んだみたいに生きなくっちゃいけなくなって
聖書のヨハネの黙示録が言ってるみたく
「生きてるとは名ばかりで実は死んでいる」になっちゃう。。

どっちがいいのかな。。
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Ep.10 俺たちの青い色
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公式のあらすじ
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二人が辿り着いたのは小田原だった。海が見える安宿で、布団を並べ、八虎の問うままに、龍二は語り出す。何故日本画を始め、辞めたか。祖母の存在と、中学時代の友人の一言…。だから「アタシはまだ死ねない」二人で海に沈む夢から覚めた翌朝、館主の心尽くしの朝食の後で、龍二は共にセルフヌードを描くことを提案するのだった。
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感想
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あらすじのおはなしで、海は見えたけど、あんまり関係なくって
八虎クンが鮎川クンと話すのがメインだったみたい。。

この前から気になってたんだけど鮎川クンは龍二ってゆう名前で
八虎クンとは龍虎(実力のあるライバル同士)で
二と八を足すと十になるってゆうのは
2人合わせると完全になるってゆう意味かも。。

ちなみに名前の八は、明るい未来とたくさんの幸せを願って、
二は、あきらないで自ら道を切り開くことを願って、つけるみたい。。


鮎川クンが家を出た理由は、自分の持ち物をぜんぶ捨てられたからで
日本画をはじめたのは、前回にゃんが思った通り、おばあさんが原因で
おばあさんは鮎川クンの心の支えになってくれたけど
鮎川クンを日本画にしばり付ける、鎖にもなってたみたい。。

それで家を出て、服飾関係の仕事をするみたい。。
「ランウェイで笑って」につながる世界かも^^


はじめは試験前であせってた八虎クンだったけど
2人で裸の自画像を描いて、いい刺激になったみたいでよかった☆

でも試験当日、とつぜん目が痛くなったって
ストレスって、そうゆうこともあるのかな。。、どうなるんだろう?
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Ep.11 2次試験開始
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公式のあらすじ
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八虎の2次試験は、眼精疲労の激痛と蕁麻疹と共に始まった。課題は「ヌードモデル」。八虎が導き出したテーマは「裸イコールありのまま」。小田原でのセルフヌードは無駄ではなかった。しかし不調を抱え、作業は遅々として進まない。一日目を終え、大葉は「テーマが平凡」と手厳しい。そして「飛び道具」の使用をアドバイスする。
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感想
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試験一日目、眼の痛みと熱と湿疹に悩まされた八虎クンは
ほとんど何もできないまま終わってアセってたけど
大葉先生に言われた通り周りを見回すと、進んでるって思った人たちも
実は下塗りくらい。。

二日目になってもまだ悩んでる八虎クンは
森先輩とか鮎川クンのことを思い出して、ありのままでいいって思うんだけど
先生に、弱い、って言われてたの思い出して
スケブにテレピン油をたらしだしたの。。



にゃんは受験勉強ってとくにしたことないからよく分からないけど
ストレスがハンパないみたい。。


画材を持って上がってくれた桑名さん
みんなが自分のことで精いっぱいの時に助けてくれるなんて、やさしい。。

ってゆうか、あのお弁当の量w
女子であれだけ食べれたら、大食いタレントにだってなれそう^^

とくにストレスとかあると、食欲がなくなったりするけど
桑名さんは大丈夫みたい^^


あんまり関係ないけど、エプロンしてる大場先生と桜庭が
岡田、石井クンといっしょに立ってると、何だか幼稚園みたいw
岡田、石井クン2人のキャラデザが手抜きすぎかも^^;


さいご、テレピン油をたらしすぎ。。
あれだけこぼしたら、床に水たまりみたくなってそう。。
もしかして、部屋の中のみんなを中毒にしようとかしてない!?w


あと、飛び道具って画材か何かだと思ったけど
けっきょく、熱さまシートのことだったのかな^^
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Ep.12 色づき始めた自分
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公式のあらすじ
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2次試験も大詰め。テレピン油をこぼした紙が半透明になる現象を、キャンバスに置き換える。「ヌード」は盛らず、ディティールを描き込んで「ありのまま」に、逆に周囲の「服を着た人」は、絵具を厚く盛って対比を明確に――八虎なりの「戦略」を、世田介は看破していた。「上手くなりやがって」その一言に涙する八虎だったが…。
{/netabare}
感想
{netabare}
試験最終日と合格、そして卒業とそのちょっと後のおはなし。。


試験はさんざん悩んできたせいか
八虎クンは落ち着いてたみたい。。

試験に受かったことより
世田介クンに分かってもらえた方がうれしかったみたい^^

なみだを流してよろこぶ八虎クンと
いっしょに見られたくなくって離れる世田介クンがおかしかった^^

そういえば橋田クンが電話した時、あっさり切られて
お姉さんたちから「フられたー」ってバカにされたところもおかしかったw


あと、八虎クンにお父さんがいて、ちょっとびっくり!

母子家庭だから公立大学しかダメなんだ、って思ってたのにふつうだった。。
鮎川クンよりよっぽどよかったかも。。


卒業式で盛り上がったりもしなかったし
わりとたんたんとした最終回だったけど
じわじわ合格の実感がわいてくるみたいな、いい終わり方だった☆
{/netabare}
{/netabare}


見終わって。。


リア充だけどまじめな男子高校生が
ある日、絵を描きたいって真剣に考えるようになって
難しい芸大入試を目指してがんばるおはなし。。


主人公も入れて、よくあるなろう系みたいなキャラがいないのに
みんな個性的でよかった◎

原作者が東京藝大卒で、ちょっと難しいところもあったけど
表現とかも考えられてたみたいだし
裏話とかテクニックの説明とかも面白かった。。


続きがあれば見たいおはなしだった☆彡





 
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投稿 : 2021/12/19
閲覧 : 406
サンキュー:

40

ネタバレ

すぴりっと さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

終わり…だよね?

主人公は取り繕うのが上手い高校生。
とある先輩の絵がきっかけで絵の世界にハマっていき、芸大受験を通じて変化、成長してゆきます。

芸術という、僕には正解不正解が曖昧な世界。
見る人が見れば良し悪しというのは明確に分かるものなのでしょうか?
感性って人それぞれだから評価する側もされる側も難しそう。
それとも技術と着眼点を見るのかな?

キャラはみんな好きだけど、特に佐伯先生と大葉先生、あと森先輩が好きです。
いい先生と先輩ですよね。
この人達との出会いが無かったらきっと受験完走出来なかっただろうなってくらいバリバリの重要人物です。
今後も接点あるのかな?あるといいなあーなんて…

なんだか普通に続きがありそうな感じで終わりました。
来週の予約をしようとして気付いたくらい笑
それにして勝負事には特に運の占める割合が大きいとはいえ…ジンクスって怖いなって思いました。
来年も受験するのなら…1位は取りませんように。

投稿 : 2021/12/18
閲覧 : 130
サンキュー:

6

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

受験戦争の厳しさに戦慄する?

最終回見てなぜだか涙が止まらない。
{netabare}
ラストシーンは龍二かと思っていたが、まさかの森先輩。
そして八虎の絵を見ての一言。
「先生、素敵ですね。この絵。」
いやあ、感動が止まりません。
八虎、この場にいなくて良かったかも。
世田介くんにうまいと言われて泣いてしまうくらいなのに、
森先輩に言われたら・・。その場で倒れてしまったかもね。
最後の一言に、このアニメのすべてが詰まっていたと言っても過言ではない名シーン。
森先輩が絵を見て表情が変わるところ、そして上記のセリフの演技が秀逸でした。
{/netabare}
ちょっと内容振り返ると、表向きは受験の恐ろしさを痛いほど描いたこの作品。
もちろん自分も普通の受験は経験してきた身ですけどね。
何が怖いって・・
東京藝大を受けた予備校生、1次試験にみんな向かっていったのに、
帰ってきたのは半分。
まるで戦地から生還した兵隊のようだ。
藝大なんて受かるのか?見ている限り東大よりも無理ゲーな気がするぞ。
お受験なんて生易しいものではない。作中でもメンタルをやられてしまう生徒、入院する生徒が続出。
主人公八虎ももじんましん出まくりだもんなあ。
恐ろしい世界だなあ。あんな二次試験をやるんだね。
一般の大学受けた方が身のためだと思ってしまったよ。
まあ、藝大出ればその先は引く手あまたかもしれないが・・

受験というイベントを通して、高校生の成長、悩み、葛藤を描いたこの作品。
美術を題材にしているだけあって、1つの芸術作品のような印象も受けました。
八虎が二次試験で描き、森先輩が見たあの絵。はっきり言って私には良さが分からない。
美術的に見てどうなんでしょ?
でもそんなことは些細なことだと思います。
感想は一言、「素敵ですね。このアニメ。」

投稿 : 2021/12/18
閲覧 : 165
サンキュー:

13

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分とは何かを問い続ける

放映前から話題作と言う事と
舛成さんが関わっているとあにこれで知り視聴

原作ファンの方と同様
12話に圧縮した影響でキャラの魅力は薄れたが
作品本来の本筋は凄く爽快感ある内容

仲間と夜な夜な遊びそこそこ勉強もできる
主人公矢虎が一枚の絵を見て衝動を受け
自らも絵を描くことに踏み入れる

何の気なしに書いた青一色の渋谷の風景画を
褒められたことで美術部に入り

自分の目標を芸大合格に設定し
苦闘しながら現役合格を目指す

絵描き志望なのでクセの強いキャラが多数出てくるけれど
矢虎と同じく自分の立ち位置を通じて
悩みだったり嫉妬だったり焦燥感がある

矢虎は周りとの差を痛感する所から始まり
予備校で技法を知る事によって
真似事から段々と自分の書きたい作品を描き出す

天才肌の世田介くんは
矢虎を反射的に嫌悪する存在であるけれど
相手が尊敬の意を示す事で段々と存在を認めていく

高校のクラスメイトで女装しているユカちゃん
祖母の期待を受け続けた事で自ら苦しみ

受験当日に画用紙に×を書いて退出し
自らの否定と明日を模索する道を選ぶ

それぞれが道の途中で
出した結論が全てではないけれども
精一杯もがき苦しんでいる姿は美しい

見守る大人も過度な干渉はせずに
ポイントポイントで声をかけていくので
全体的にいい雰囲気で観られた

芸大進学した後もまだまだ矢虎は苦悩するけれど
二期制作するかなぁ~

アルテ同様このまま落ち着きそうだけど

投稿 : 2021/12/18
閲覧 : 168
サンキュー:

9

ネタバレ

まつまつ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

絵を描いてみたいなと思わせてくれた作品

不良であり優等生でもある主人公の矢口八虎が同じ高校美術部員の一枚の絵に魅了され、絵画の世界にのめり込み難関の東京芸大合格を目指す。

原作未読。
最初にこの作品を知ったのはYOASOBIの群青という曲がきっかけだった。
とても良い歌詞だと思って調べたらブルーピリオドが元ネタだと知って、
アニメ化もされるとの事で期待して視聴。

八虎が2年生から美術部に入部し努力の結果芸大に合格する展開は何浪もしている生徒がいる中出来すぎだろうとも思ったが、才能、努力、運があれば始める時期はさほど関係ないのかも知れないと納得。

八虎や彼の通う美術予備校生達を中心に美大を目指すプレッシャーや葛藤が上手く描かれていて話に惹き込まれた。

八虎は絵を始める前は一見、リア充に見える生活を送っているが、内心は目標も何もなくただ何となく生きていて友人にもあまり本心は見せず当たり障りのない対応をする空虚な人生を送っていた。
こんな悩み抱えている人って自分もそういう部分があるし結構いるんだろうなと共感出来る部分もあった。

また同じ予備校に通う世田介は絵の才能はずば抜けているが、友達もいなくコミュニケーションを取るのが苦手でリア充に見える八虎を妬ましく思っている部分があり、これもこれで共感出来る。

そして最も特徴的なのは八虎の同級生の龍二。
トランスジェンダーな男子で八虎を絵の世界に惹き込んだ人物。
家庭問題や性の問題など深堀りしている場面もあったが、
最後八虎にセルフヌードを描かせるための伏線だったのかな。
この後どうなるのか分からないが、もう少し良い結末に持って行って欲しかった。


美術部顧問の佐伯先生もなかなか生徒たちの導き方が魅力的な先生で良かった。

声優陣もキャラクターの感情表現がとても上手く出来ていたと思う。

美術の世界に限らず、凡人がいくら努力をしても才能のある人間が同じ位努力をしていたら凡人は絶望に近い感覚を覚えてしまうだろう。
プロを目指さなくても部活等をしていると才能の差を感じてしまう事は誰しもある事。
そう考えると学生生活って厳しい現実をまざまざと突き付けれらる場所だなと遠い過去を振り返ってしまった。
ただ、美術は才能や上手さだけでは無く、観る人がどう感じるかという部分も大きく、八虎より実力のある同じ予備校の桑名が不合格になるというのも一筋縄ではいかない世界だなと思わされた。

自分は美術の事も良く分からないし絵もあまり鑑賞しない。
子どもの頃はイラストとかを描いていたが、中学に上がり美術の成績が常に2か3だったのでセンス無いなと思い、殆ど絵を描く機会も無くなってしまった。
ただ、この作品を観て絵には上手い下手が無く、観る人がどう感じるかなんだよなと思って久々に絵を描いてみた。
完成して観ると上手くは無いけど悪くはないなと思った。
これは描き続けるともう少し上手くなるかもしれないと、嫌いになっていた絵を描く事に再び興味を持つきっかけを与えてくれた作品になった。

原作は芸大入学後も続いているようなので2期期待したい。

投稿 : 2021/12/15
閲覧 : 182
サンキュー:

16

ネタバレ

しんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

芸術にがむしゃらに向かっていく、青春。

原作未読。
成績は優秀だけど日々をテキトーに生きているだけの不良、矢口八虎が絵画に目覚め、東京藝大の絵画科を目指す話。
主人公をはじめ、声優陣はそれほど有名でもない人たちをたくさん起用して、ストーリーと演出で直球勝負に出た作品という印象だったが、結果から言えば「大成功」だったと思う。
特に、吉田玲子さんの脚本が秀逸だった。
「絵を描く」という、高度に抽象的で非言語的な営みに挑む高校生たちの心情や、入学試験が近づくにつれて高まっていく、息の詰まるような緊張感が、主人公のモノローグを通じて巧みに表現されていた。特に後半は毎回緊張感MAXなところで話が終わるので、次週が待ち遠しかったし、最終話の入試最終日のシーンはカタルシスがすごくて、主人公といっしょに思わず涙がこぼれた。
もちろん、八虎役の峯田さんはじめ、声優陣はすごく良い演技をしていたので、それも高評価のポイントだ。トランスジェンダー女子のユカ役に花守さんを充てたのも、良かったと思う。そして、声優陣の演技に作画が負けてなかったのもすごかった。

また、OPとEDにはあえてセルではなく油彩や水彩タッチのカットを挿入したりと、作画もていねいで素晴らしかった。
音楽も、OP・EDともすごく良い曲で、今期のNo.1だったと思う。ただ、劇伴にところどころ人の声を使った現代音楽っぽいサウンドを使っていたが、(芸術の話だからと使ったのだろうけれど)少し耳障りであまり良くなかったかも。

ただ、トータルで見ればシリアスなストーリー展開が続くにもかかわらず緊張感が途切れない演出が奏功して、完成度の高い作品になったと思う。

以下は、ストーリーに関する感想。
{netabare}
思うに、この「入試編」のストーリーの軸は、ど素人だった高2からいきなり美術部に入り、藝大を目指すことにした八虎と、「絵を描く以外自分には何もない」というコンプレックスに苛まれてきたライバル、世田介との対称的な関係性だった。

最初はトランスジェンダーのヒロインとの絡みが軸なのか?とも思っていたが、そしてもちろんユカと八虎が2次試験の直前に小田原の海を見に行く展開の部分は2次試験における八虎のメンタルを支える大きな出来事だったのも事実なのだが、自分が思っていたほどユカと八虎の絡みというのはこの物語の主軸ではなかったのが、少し肩すかしだった。

トランスジェンダーの人物を(ギャグではなくシリアス展開の中で)メインキャラにしたアニメというのは非常に珍しいと思うので、ユカにはもう少し重要な立ち位置でストーリーに絡んでほしかったのだけれど、彼女の家庭の問題とか葛藤といったものがあまり深掘りされないままに1クールが終わってしまったのは残念。

八虎とは「腐れ縁」と称するユカが、藝大入学後の八虎の人生にもいろんなかたちでかかわる展開になることを期待したい。2期が楽しみ。
{/netabare}

投稿 : 2021/12/12
閲覧 : 149
サンキュー:

8

ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

才能と才能のぶつかり合い。青い!けどそこがいい

超難関といわれる芸大への現役合格を目指し、絵心に目覚めたばかりの主人公が悩みつつも壁にぶち当たりながらも、成長していく姿を描く青春群像劇。

自分は途中参加、いきなり3話からみはじめたんですが、この3話がすごかった。
美大専門の予備校に通う主人公に対し、主人公も一目おく才能をもつ友人から、「お前、作品の上澄みしか見てないんだな。本質をわかってないだろ」とまあ、そのものズバリのきついきつい一言をもらうんですよね。

絵を学び始めたばかりの主人公ですからね。
そりゃこれまで絵を見て何が良いのかなんて考えたこともないでしょう。
わかりきってるよそんなこと。そう言いたいけど、他の誰でもない、自分がスゴイと思った人から突き付けられた現実、自分がまだ未熟なのだという事実に
、芸大合格への道が果てしなく遠く感じたことでしょう。

まあ、なにが正解なんてないのが芸術だし、道もひとつではない。
才能だってひとそれぞれで、ひとの数ほど才能の違いもあって、アプローチの方法も違うもの。
でも、自分との違い、差異が気になるのも若い証で、言わずにいられないんでしょう。
このあたり、すんごいよくわかります。

身近なところで同じように芸大へ奇跡の現役合格をした友人の女性がいるのですが、彼女は予備校の講師からあなたの実力では現役での合格は無理!ときっぱりと言われてかなり落ち込んでいたんですよね。
それが結果、見事に現役での合格で、あいつは見る目がなかったといまだに怒っていますw

芸術に限らず、小説でも絵でもなんでも、創作物やモノをつくるという行為にゴールはありません。
どれだけ他人に称賛されようと不安にさいなまされ、ときに他人の才能をうらやみ、身も心も削って魂を注ぐことになります。

これから先、彼らの間でどれだけの才能がぶつかり合い、火花を散らし、それぞれが成長していくのか楽しみでしかないです。

相変わらず異世界もの中心の新番組が多い中で、こーいうまじめで、でもやたらめったにおもしろい作品をアニメ化してくれるTBSは貴重な存在かも。

投稿 : 2021/11/02
閲覧 : 136
サンキュー:

7

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アニメ ブルーピリオドのストーリー・あらすじ

成績優秀で世渡り上手な高校2年生・矢口八虎は、悪友たちと遊びながら、毎日を過ごしていた。誰もが思う"リア充"……そんな八虎は、いつも、どこかで虚しかった。ある日、美術室で出会った1枚の絵に、八虎は心を奪われる。「絵は、文字じゃない言語だから」絵を通じてはじめて正直な気持ちを表現できた八虎は、美術のおもしろさに目覚め、衝動のままにスケッチブックへ向かっていく。そして八虎は、ついに進路を固める。「第一志望 東京藝術大学」実質倍率200倍、入学試験まで、あと650日──!国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、アート系スポ根物語、開幕!(TVアニメ動画『アニメ ブルーピリオド』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年秋アニメ

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