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「大正野球娘。(TVアニメ動画)」

総合得点
66.4
感想・評価
456
棚に入れた
1985
ランキング
2809
★★★★☆ 3.7 (456)
物語
3.7
作画
3.6
声優
3.8
音楽
3.5
キャラ
3.8

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大正野球娘。の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大正時代に野球しようってした女の子たちのおはなし

あらすじはあにこれのを見てね^^

アキ子さんが野球をはじめようって思ったのは
野球をしてるいいなずけから
女は家庭に入るべき。。みたいなこといわれて
野球で勝ってくやしがらせたい。。そんな感じで

お友だちの小梅さんをさそったのに
野球が好きだからとかじゃなくって
ルールとかも知らなくって
はじめはどうなるのかなぁって思って見てた

野球をするおはなしみたいなのに
なかなかおはなしがすすまなくって
あれっ?って思っちゃったり

はじめはおもしろいコメディもあんまりなくって
まじめなドラマなのかな。。って

大正時代のおはなしだけど
はじめにちょっと出たくらいで
あとは今とそんなにかわらないみたいかなぁ

ちがうなぁって思ったのは
着物とか着てる人が多いのと
授業のおわりに「おじゃんでございます」とかって^^

あと
{netabare}14歳くらいでもう結婚のこととか考えてたのかなぁ
いいなずけとかって。。{/netabare}

でも半分くらいしてから急におもしろくなったみたい
おばかなコメディw({netabare}つじうち{/netabare}) 恋のおはなし 
百合みたいなおはなしあと温泉とかw(男子むけかな?)

野球も相手のチームが見つかって
練習試合とかはじめて
ほんとうに勝つのにどうしたらいいのかなぁって
みんな一生けんめいがんばりだしたり^^


ほかのスポ根とかみたいに
あつい思いとか感動するところとかって少なかったけど
最終回にまとめちゃったみたいかな。。
ちょっと感動

にゃんは{netabare}12話のみじかいお話だったから
映画のおはなしとかなくしても
もう少し野球をがんばってるところ{/netabare}とかが
あったらよかったかもって思った

でも
かわいい女子がいっぱい出るけど
(キャラの顔はヤマノススメとかあいうらみたいな感じかな)
ハーレムとか日常ふわふわアニメとかじゃなくって
それに大正時代のことがなんとなく分かったり
ドラマっぽくってふつうにたのしかったよ♪

投稿 : 2021/04/18
閲覧 : 1164
サンキュー:

149

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

思いの外、王道なスポ根もの

 原作は未読。
 アニメでは数少ない女子野球もので、更に時代が大正というかなり珍しい作品だが、大正は
スポーツが盛んになり、女子の地位向上が叫ばれた時代ゆえに、大正の女子野球という設定は
うまくはまっているように思える。
 政治の大正デモクラシーや文化の大正ロマンなどからくる明るい空気感は、作品の持つコメディ
テイストにマッチしており、この辺の雰囲気は同じく大正を舞台にした「はいからさんが通る」に
通じる感も。

 小笠原 晶子の許婚である岩崎 荘介の晶子に対する「女性は家庭に入るべき」といった発言に
反発して野球を始めたため、当初は「女性の社会進出を扱ったシリアスな要素を多分に含んだ作品に
なるのかな?」と思ったりもしたが、その辺の要素は端々に顔を出すもののそれほどシリアスに
取り上げられることはなく、肩肘張らずに楽しめる作品。
 逆にテレビ放映時は「けいおん!」のすぐ後に放映されただけに、最初の頃は「野球は適当で、
女子キャラがワイワイやるのがメインでは?」と思うような声もあったが、実際はかなりちゃんと
したスポ根もので、終盤の朝香中学との試合などはクライマックスに相応しい内容。
 部活ものという点では、時代設定こそ大正だが、同好会と部の違いが扱われたり、合宿が
あったりと現代のそれとはあまり変わらない感じ。

 時代考証は結構やっているようで大正時代独特の文化・風俗の描写も見どころの一つ。
 「時代的に膝を出すユニフォームがおかしい」といった声もあったが、これは大正に限らず現代が
舞台の「八月のシンデレラナイン」や「球詠」に対してもあったもので、これは野球に近い
ソフトボールのユニフォームの影響と女子キャラの足を見せるためのファンサービス的なもの
なんじゃないかと。
 むしろ本作では硬式を強調していながら、打者がヘルメットを被っていないのが結構怖かった。

 主人公の鈴川 小梅だが、この手の作品の主人公は自分が発起人であることが多いのに対して、
本作の発起人は晶子で、逆に引っ張られる側が主人公の場合はそこで秘めていた才能が
開花することがあったりするが小梅はそれもなく、主人公としては珍しいタイプだなという印象。
ただ、才の無さを補おうとするひたむきさや努力家な面は目を引くもので、やはり主人公に
相応しいキャラだなと。
 他も魅力的なキャラが多かったが、個人的に好きだったのはどこかずれた感じのあった月映 巴。
「球詠」の大村 白菊なんかもそうだが、武道経験者が強打者になるというパターンはある種の
ロマンを感じる。
 女子ものゆえに百合要素もある。メインの小梅と晶子に関しては、バッテリーを夫婦に
準えることから、それっぽく描くような部分もあったが、二人ともそういった感情はなさそうで、
実際に百合的要素は小梅に対する巴、巴に対する桜見 鏡子などの方にありそう。

 キャストに関してはこの当時、色々な作品で主要キャラを勤めるエース級の女性声優を集めた
豪華な印象。
 今でも活躍されている方も結構いるが、さすがに少女役はあまりないため今観ると貴重な感も。
と書いたけど小梅役の伊藤 かな恵氏や本作では大人のアンナ・カートランド役の新井 里美氏は今も
「とある科学の超電磁砲T」で中学生やってたw。

 全体にしっかり作ってある印象だが、逆にやや地味な感も。

2020/06/01
2020/06/02 脱字修正

投稿 : 2020/06/02
閲覧 : 234
サンキュー:

7

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

男がすなる「やきう」といふものを…

女もしてみむとてするなり。

ということで、詳細は公式でも観てください。

男尊女卑の大正時代。
女学校に通う小梅は、クラスメートの晶子に
強引に誘われて野球をすることになります。

メンバー集めから練習、そして試合(朝香中)
という野球アニメの王道という流れです。

ただ、ストーリーの展開が非常に巧みで、
先へ先へと観たくなる良作です。
2009年の作品ですが、正直いまの時代の
女子野球アニメ(ハチナイ、球詠)を観る
限り、ぜんぜん進化していないよなと感じ
ます。むしろ、プレイ動画とか、こっちの
ほうが上なんじゃないかと思うぐらい。

大正女性の社会進出をテーマに描かれている
という意味では「はいからさんが通る」に
通ずるものがありますね。

手放しで「面白かった」と高評価できます!

投稿 : 2020/04/25
閲覧 : 261
サンキュー:

5

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

王道でも感動できる良作

大正時代に女の子が野球をする話。

「女は家にいて男のサポートをする」のが当たり前。婦女子が野球なんてあり得ない時代の話である。

主人公は女学校に通っている少女・小梅。活発で元気の良い女の子である。その快活さを買われてか、あるひ突然野球に誘われることになる。

誘ったのは、小梅の親友である晶子。婚約者のいるご令嬢であるが、婚約者に"男尊女卑"の扱いをされたことに非常に腹を立て、婚約者の岩崎がやっていた野球で勝負をしようと企てる。

女学校に勤務していた英国人教師の助けも借りて、なんとか 9 人集めるも、野球初心者の女子チームが、ハードな訓練をしてきた男子チームに勝てるはずもなく、一矢すら報いることもできないまま、一回目の"非公式試合"は惨敗で終わる。

しかし、ナメられたまま気に喰わない女子一同。この時代に女学校に通えるだけの家柄がある人たちが集まっているからだろうか、やはり男尊女卑には敏感なのであろう。正式に「櫻花會」を設立し、今度は公式試合として、リベンジを図る。

「女性であるという壁」を乗り越え、試合にたどり着いた櫻花會。頭を使った策略で序盤は(多少ナメていた)男子たちにリードを奪う展開。しかし、中盤は秘策を攻略し、男子チームがしだいにリードを広げていく。諦めるわけにいかない櫻花會一同、投手の癖を読まれていることに気付き、それを逆手にとって次第にペースを取り戻していく。

あふれる闘志で男子と互角以上の展開に持ち込み、迎えた最終回。二点差の二死二三塁。投手・岩崎 vs 打者・晶子のクライマックスの場面。なんともアツい展開である。セオリーなら敬遠だが、岩崎はもちろん勝負を選択。晶子はセーフティバントで意表を突く(というより、さすがに男女の差がありすぎてまともに勝負ができなかった)。三塁走者は生還し、一塁は見事セーフ。そして、二塁走者だった小梅がホームに飛び込む。キャッチャーのタッチをうまく交わすも、ホームベースにわずかに届かず・・・ゲームセット。


展開としては、王道のシナリオだったが、なぜだか目頭が熱くなった。近年にはないアニメである。このころは良いアニメがたくさんあった良い時代だったなあ・・としみじみ思った。

投稿 : 2020/04/19
閲覧 : 225
サンキュー:

4

ネタバレ

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

女子×野球は面白い!

このアニメはタイトルどおり、大正時代に女の子達が野球をするアニメなんですけど、このアニメで描かれてるのは大正時代当時の風景や人たちや文化が描かれています。

当時は野球を女の子がやるのはよく思われてなかったのかな?
{netabare}主人公の小梅も野球をやってるのを両親に隠してたし。{/netabare}

野球は男’だけ’がやるものと思われてて。

そんな中クラスメイトの晶子に
誘われて小梅も野球を初めて、メンバーを集めて試合をする。

大正の風景も良かったし、袴姿の女性もいいな~と思いました。
もちろん野球の試合も本格的に描かれていますよ。

野球好きな人はもちろん大正時代が好きな方もぜひ。

投稿 : 2019/12/22
閲覧 : 459
サンキュー:

28

ネタバレ

※アニをた獣医師() さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大正娘の野球譚。逞しい女の子は美しい。

なにこれ普通に面白い。
男の子に勝つために野球をする大正娘。

女の子が野球をするというのは中々に面白い。

この作品は小梅さんや晶子さんが主人公というより、大正野球娘全員が主人公という作品でした!

今のところ、たまちゃんがすんごいかわいい。
主人公の癒し系キャラというのも良い。
案外野球の才能もありそう。正直なところ、3話でもあったけど、小梅さんのお転婆ちゃんは惚れちゃいそうになりますよね~♪
小梅さん、おモテになるよね~♪
たまちゃん、頼もしい。チームのネーミングも面白い。凝っている。
女性らしさも残しつつ、男性に負けないようにという感じの女の子の気持ちが伝わってくる作品ですね。

あきこさんと小梅さんも仲が良いのはわかるけど、日常生活を共にして普段の生活で知らないことを分かち合っていくというのもまた良いです。

何かあれだね。皆かわいい、うん。こちょうちゃんもかわいい、うん。
恋もありというのがまた青春。小梅さん、本当にモテるね~♪


ストーリーはテンポよく進む感じで暇しない感じ。

最後までテンポよく面白い内容でした。王道なストーリーな感じですが、それがまた一段と引き立っていました。チーム一丸となって逞しくなっていく女性陣はかっこよかった。


一日で一気見するほどの内容でした。きっかけはある男性の気の効かない一言で始めた野球。それがこんな楽しくなるとは。

相手の男性陣も好青年であった。
最後は小梅さんの幸せな笑顔がみれて良かった!
三郎さんと御幸せに!好青年すぎる。




名前を間違えまくってて恥ずかしい…ごちょうではなくこちょうでした。

投稿 : 2019/03/04
閲覧 : 303
サンキュー:

7

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

朝ドラ「大正野球娘。」

 まだ女性の社会進出が一般的ではなかった時代。晶子は許嫁からの女性への無理解な言葉に反発し、彼がやっていた「野球」でリベンジをするべく女学校に通う小梅たちに一緒に野球をしようと提案する。なんとか仲間や指導者を集め野球を始めるも、なかなかうまくいかない。許嫁のチームはおろか、小学生のチームにも勝てない始末。それでも彼女たちは諦めず、野球も恋も友情に様々なことに挑戦する。そんな女の子たちの一風変わった青春物語。

 大正という時代に女性が野球をするという目新しい舞台設定で終わらず、女の子たちが一生懸命に野球に向き合い上達していく姿を丁寧に描いている。最終話での許嫁率いるチームとの大熱戦は見ごたえがあり、思わず目頭が熱くなった。また野球以外にも各キャラクターのお当番回、小梅の許嫁との恋愛、小梅が映画デビュー?など彼女たちの普段の素顔や日常のお話も描かれていて飽きさせない内容になっている。

 大正というアニメではほとんど扱われていないだろう時代にスポットを当てた作品。冒頭から当時の時代背景や文化を、流行りの歌にのせて表現している部分が印象的。時代監修としてはどこまで忠実なのかは歴史に疎いのでわからないが、なんとなく当時の時代の雰囲気は伝わってきた。
 肝心の野球に関しては短期間での上達ぶりはやや現実的ではないものの、そのあたりが気にならないくらい一生懸命に工夫し努力する彼女たちの姿に胸をうたれた。力のある者、足の速い者、分析力に長けた者、それぞれが自分の長所を生かし、また短所を補い合いながらチームとして団結していくさまをあまり暗くならない程度に気持ちよく描いている。最後の試合の決着については勝利とはいかないまでも、引き分けくらいでもよかったかなとも。恋愛面はやや弱かった感もあるが、1クールでは仕方がないか。
 
 今の世相的にも、NHKの朝の連続テレビ小説の題材としても扱えるよい作品だと感じた。ちなみにNHKの朝の連続テレビ小説の第一作が放送されたのが、昭和36年(1961年)だという。本作「大正野球娘。」の舞台は大正14年(1925年)。彼女たちは野球と共に青春を過ごした後、その朝ドラ第一号をテレビの前で楽しむことはできたのだろうか。

視聴日 18/1/27

投稿 : 2018/02/05
閲覧 : 270
サンキュー:

6

ネタバレ

カットマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すっきり見れるアニメ!

可愛い女の子たちの野球ストーリー。
話もなかなか面白くあっという間に見終わってしまいました!
最後もきれいな終わり方で見て損はないアニメだと思います。
最後の試合で小梅ちゃんのブロックして前に一回転するところは笑えた!

投稿 : 2018/01/02
閲覧 : 218
サンキュー:

3

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

努力と才能。

アニメーション制作:J.C.STAFF
2009年7月 - 9月に放映された全12話のTVアニメ。

大正天皇が崩御し、昭和に元号が変わる前年。
女学院に通う13,14歳ぐらいの少女たちが女の矜持を賭けて、
旧制中学校の野球部(五回生で17歳ぐらい)に勝負を挑むというお話。

私がこのアニメを観た印象ですが、
名門第三野球部からイモ臭さを抜いて倒す目標を悪役にするのを控えて、
尚且つ萌えを足した感じででしょうか?

決起→挫折→努力→成長→勝負

ストーリーを追っていくとスポ根アニメのテンプレ通り。

「男にバカにされた!」とムキーとなって勝負を挑んでみたものの野球部に歯が立たない。
身の程知らずなのはまだいいとして、ユニフォーム着てる野球部相手に、
セーラー服や袴で挑むなんてないでしょw
本格的なユニフォームはともかく学校指定の体操着ぐらいあるでしょ?
「ちょっと頑張れば勝てる!」
なんて野球と対戦相手を舐めてた彼女たちの慢心?拙さ?を表す記号として分かりやすいですけどね。

敗戦に打ちのめされる→お揃いの運動服を用意する→練習と研究に真剣に取り組むようになる
ここらあたりは良いのですが、

方方に練習試合を断られて、やっと見つけた試合相手が小学生チーム。

ピッチャーの晶子さん。練習相手が小学生だと知って「(゚Д゚)ハァ?」となる。
ちょっと待ってねw あんたら、こないだ野球始めた初心者でしょ!
子供たちのほうが野球歴は先輩なのに、なんで上から目線なのさ?
作中で晶子さんは窘められます。いや、それ!当たり前ですね。

スポーツ漫画にも色々ありまして、
・主人公が経験者で天才で周りを引っ張っていく。
・主人公は初心者だけど、周りは経験者。
・主人公は経験者で、強豪に入り凄い先輩たちに揉まれて成長していく。
昨今はいろいろありますね。

対して、この大正野球娘。は草野球をやってたのが2人いるけど殆ど初心者のチーム状態が出発点で、
数ヶ月間で急成長を遂げて行く。
主人公チームはガシガシ強くなってくけど、ライバルの強さは変わんないところとか、
本当に昔のスポ根のテンプレ通りだなって思いました。

創作なんですし、視聴者にわかりやすいように、
故意にこの展開にしてるのでしょうし、
そこに野暮なことを言っちゃいけないといえばそうなんですが、
強いチームは絶えず修練を重ねて、壁に突き当たったりしながら力を日々高めているのですから、
お嬢さんたちが数ヶ月間、頑張ったところで進化し続ける相手に追いつくのは不可能に近いのですよね。
ましてや倒す目標である朝香中は体格が違う、パワーもスピードもね。
女子アスリートでもレスリングとか観たら分かる通り、強い人は鍛え方が違いますし。
でも、このアニメだと野球を数ヶ月頑張った後でも、ヒラヒラしたお嬢さん連中にしか見えない。

ここまで書いてみると、あまりにも夢のない私の考え方が悲しくなってきますけどねw
思えば、スポーツアニメとして名高いスラムダンクも、筋肉多めですがアレもファンタジーですし、
あだち充の野球漫画の主人公が全員天才なのもファンタジー。
このアニメだけをあげつらうのは、本当は不毛なんじゃないかと!

ということで、このアニメは野球をお題とした舞台演劇だと想定して、
楽しめば良いのかな~?と思ったりしました。

コメディ要素も多めで、
野球を肴とした少女活動写真的な物が作品の本質だと思いますしね!

つまらない感想ですが、これにて終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2016/03/11
閲覧 : 374
サンキュー:

43

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

自分は男なので、男性を目の敵にする展開は視聴していて辛かった。

タイトルから大正時代に野球をやろうとしている女の子達の物語なのは
見る前からわかるのですが
実際見てみると序盤の掴みは悪いですね。
野球をやる動機が聞いてみたら、野球部員の男の子に女性への偏見を
受けた女の子が見返すためにその男の子が通う男子中学の野球部との
試合に挑むという、アレな開始です。
男性の象徴とも言えるスポーツで彼らよりも上手いということ
見せて一矢報いることを狙って
男をギャフンと言わせればそれでいいということなのでしょうか
どちらかと言えば差別問題を扱っているよりも
自分達の凄さを見せて仕返しをしようと考えている内容

さらにその女の子は野球のことをまったく知らないのに
野球で対戦を挑むという、チョット無茶な設定かな
悔しい気持ちはわかるけど、出来もしないことを豪語して
野球の対戦を挑むのは逆に男子中学生に失礼ではないのかと思うのだけど・・・
女性差別うんぬんよりもそっちの方が気になった。
そもそも偏見だという主張は女性が家庭に入ることを言っていることで
個人的には女性の気持ちはわかりますが
当時の男性の意見としては普通だし単なる意見を述べただけなのに
男子中学生が悪者にされて、なんとも言えない開始

なんで設定で損をしているアニメかな、どんなにいい話に
なっていても無茶な設定のせいで、どうしても
そのことに頭がいってしまうので視聴するには
苦しい開始かな

ただ、やっていることは、仲間を集めて自分の通う女学院に野球部を
作る所から始めるよくある部活ものの展開です。
コメディをやりながらやっているので
そこそこは楽しめましたが、目の敵にしている男子中学生を倒すために
やっているので男の自分から言わせてもらえば怖いです。
やたらプライドだけが高いのも好意的にみれない。

ストーリー展開は最初は普通、無難な作りにはなってました。
やれば出来るとか頭カラッポな調子に乗っている人が実際やってみて
ズタボロに負ける展開で、調子に乗っている人間を突き落として
悔しさをバネに成長させるものになっていて悪くはない。
その辺はスポーツもののセロリーに則ってました。
男子中学生の態度も野球を舐めている女の子達に対して
厳しい姿勢を見せて容赦のない対応はマル
口だけではどうにもならない現実を見せる描写は良かったのではないでしょうか

野球チームの作り方は
相手は強豪だけど練習方法やチーム作りの方針はオーソドックスかな
足が速いやつを仲間にするとか、ありがちな感じで
気長に成長するシーンを見守らなければならないですね。
ただし徐々にチーム力が付いていく楽しみはありました。

練習試合沢山すれば勝てるという考えもどちらかと言えば地道にやる根性論でした。
しかし、練習試合も描写的には終盤のダイジェストのみが多いので
アッサリした感じで勝敗や結果で上達したとわかる展開で
1クールだからしょうがない作りですね。
上手くなったと感じ取れるのですが、淡々としていて
アッサリしていますね。
しないよりはマシだけど、スポ根系統ではなくいつの間にか上達していった感じ
ただし練習描写はあるので悪くはないと思います。

さらに作戦面でも相手チームの癖を研究するものだったけど
そういった工夫は良かったのではないでしょうか
身体能力でどうにもならない展開を頭を使って挑む姿勢は
1925年ごろの作戦と考えれば、中々効果的だとは思うので説得力はあった。
それだけ頑張っても実際には強豪中学生に
勝てるかどうかは、怪しいんとは思うのですが
後半は比較的まじめに野球に取り組んでいたので普通には見れました。

爽やか系スポーツアニメとしてはまずまずな出来はあったかな
大正時代という時代にマッチした感じは良かったと思います。

問題点は4年以上野球の猛練習をしてきた野球人が1年も猛練習していない野球人
に追い詰めらたことですね。
1年も練習していない野球人に努力に勝る才能があったようには
到底見えないし、そういう設定もないみたいだし
性別の問題ではなくて、その点は終始気になりました。
個人的にはストーリー展開があんまり盛り上がらないのも問題かな
男子中学生のチームは別に倒されなきゃいけない相手でもないし
女の子が勝手に目の敵にしているにすぎないので
そのため別に女の子のチームが勝っても負けてもいいかなと
思ってしまうので盛り上がらなかった。

要するに内容は悪くないが無茶な設定のせいで
色々抵抗があるし、盛り上がりにくいと
損をしているアニメだとは思います。

キャラは時代背景もあって地味なのはしょうがないですが
いまひとつ内面的な掘り下げは少なかったかな
メンバーが9人いるので難しいのはわかりますが
印象は薄かったし、ぱっとはしなかった。
何より男性を目の敵にしているので
男の自分にとってはすいません・・・微妙でした。

作画については背景は空や森林など昔でも現代でも
たいして変わらないものは比較的綺麗だったです。
ただ、それ以外のものは質にムラがあったかな
建物の作画は当時の描写が難しいのはわかるけど質にバラ付きを感じた。
キャラの作画は安定していました。
しかしあんまり構図とかはこってないのでキャラを可愛く見せる感じはなかったです。
大正時代なので、あざといキャラの演出は出来なのはわかりますけどね。
でもその分、当時の女の子としての雰囲気は出ていた作画だし
キャラデザインも当時の雰囲気に合っていて良かったかな
野球のシーンは迫力や演出面では普通と感じましたか
動き自体はしっかりしているのは良かった。

声優さんについては、これも大正時代なのであざといとかはなく
地味な感じの演技でしたが、普通にこなしていました。
時代背景に合った中々の演技だったとは思います。

演技力はあったし、劇中の音楽も結構良かったし、作画もそこそこで
雰囲気も悪くなく、女の子ばかりで結束して何かをやっている一体感はいいし
練習して強くなる描写もそれなりにはあったと思います。
なんで何も考えなければ良いと思えるクオリティーはあるのだけど
野球をやる動機が応援しずらかったり
どうしても女の子達に抵抗はありました。
時代背景から男性を敵視しているのはわかるのですが
男子中学生はそんなに悪いことしているのかな?という抵抗があるので
どうしてもキャラに好感はもてなかった。
無茶な設定のせいで色々損をしている面が目立った。

投稿 : 2015/11/26
閲覧 : 277
サンキュー:

5

ネタバレ

AZU_9 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これはいい!

稀にあるんですよね。そーでもなさそうだけど、ツボにハマるアニメって!
野球をやっていたから、とりあえず見てみるかと思い見ましたが、これが完全にハマりました。決して内容がよく絵が綺麗とかではないんですが、日本野球の創成期と女性の社会進出を野球で表現している点や、大正時代の雰囲気が多分私のツボにハマったのだと思います!
これは間違いなく掘り出し物ですね。一度見てみて下さい(・ω・)ノ

投稿 : 2015/10/14
閲覧 : 273
サンキュー:

5

ネタバレ

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今で言う地味にちかい女の子たち

ギャルや恋愛で好き嫌いやったやらないを平然と言える学生とは大違いの女の子たちの話

今で言えば奥手てシャイな地味な子という印象かもしれないが私はどストライク

結果よりその過程を大切にする話

一つの目標に向かってみんなが一丸となってがんばるスポ根要素あり

野球に詳しくなくても正直野球知識がないと見れないものでもないのでまったり見れるいい作品

投稿 : 2015/10/01
閲覧 : 247
サンキュー:

2

ネタバレ

まんがーる林 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

涙不可避

王道の展開だが、最終回はほんとに泣ける

特に「打っちゃいなさいよ ホームラン」

このセリフほど好きなアニメのセリフはないかも・・

毎年絶対1周はしています。

投稿 : 2015/09/28
閲覧 : 285
サンキュー:

4

ネタバレ

TimuTimu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

数か月であそこまで上達するのは少し設定に無理があったと思います。

あの作品の脇役の半分以上が女性に対する偏見を持っていましたが最終的には一致団結として応援していました。それはあきらめずに頑張り続けた櫻花會のメンバーの賜物でもありますが、やはり一番影響を与えたのは主人公だったのかなと。

この作品のテーマは野球というより男尊女卑という偏見や差別に対するアンチテーゼだと思っています。(野球としての面白さもあるよ!)

主人公が小学生相手に練習試合を申し込んだとき晶子は小学生のことを見下しているシーンがありました(晶子も朝香中が櫻花會に対する偏見をしていたのに対し、晶子がそれに気づいていない描写が弱いところがちょっと不満です)が、その時主人公が「毎日練習している私たちと何が違うの?」って(サラッと名言を言う小梅さんマジさすがっす)。

確かに毎日練習している点では違いませんが、体格や学習能力等で違います。でもそう考えると結局は「小学生相手に負けるわけがない。」だとか「なんで小学生相手にこんなことを」なんて思ってしまいます。結局は当時の朝香中と何も変わらないわけで、当時の櫻花會のメンバーは無意識に偏見を持つ人が多かったのではないのでしょうか。

そんな中練習相手がいなくて焦ったのかもしれませんが小学生相手でも対等に見ていたのは主人公だけでした。
そういう主人公がいたから最後はみんなが偏見なく終われたのかなと思います。

投稿 : 2015/07/20
閲覧 : 364
サンキュー:

2

ネタバレ

Lovin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観た感じ

■概要{netabare}
 原作:神楽坂淳

 監督:池端隆史
 シリーズ構成:池端隆史
 キャラクタ原案:こたろう
 キャラクタデザイン:神本兼利
 制作:J.C.STAFF
 話数:1クール全12話

 OP:「浪漫ちっくストライク。」
     by 鈴川小梅、小笠原晶子、川島乃枝、宗谷雪
       (CV.伊藤かな恵、中原麻衣、植田佳奈、能登麻美子)

 ED:「ユメ・ミル・ココロ」
     by 伊藤かな恵
{/netabare}
■感想
 原作ライトノベルは未読でDVDを視聴。ナックルボールをお見舞いする話。

 世は大正末期 欧化の名の下に海外の文化が積極的に取り入れられていると思われる時代で、女性の社会進出も徐々にではあるが進んでいる模様。だが昔ながらの考え方はまだまだ根強く残っており、主人公の通う女学校でも袴姿とセーラー服が入り混じっているような、変革の過渡期と言えるような時代の物語。断定的に書かないのは、私にはこの時代に関する知識がなく、ツッコミを入れようにも歯切れ良くいかないのが理由である。

 上記のような時代に生まれたセーラー服に憧れる鈴川小梅は、女学校に通う14歳の少女である。そんな小梅の女学校での親友の小笠原晶子が突然、「男子がすなるというアレ」をやると言い出し、小梅も強引に参加させられることに。断りのタイミングを伺いながらも悉く外してしまい、また晶子の気持ちに賛同する形となり深く関わっていく。

 小梅の実家は麻布十番で洋食店を営む庶民の家庭で有るのに対し、晶子の実家はパーティを主宰したりする貴族の家庭である。洋食店を営むのが庶民なのか、庶民の娘にとってパーティという単語が理解できるのか引っかかるが、アレの用語は「よし」とか「だめ」ではなく現在と同じ単語が使用されている。まあそういう単語は敵国の言葉を話せない戦時下での苦肉の策だったが。

 納豆屋が天秤を担ぐ姿、学校関係者が鐘を鳴らす姿が定番的に描かれており結末まで続くのかとも思われたが、余りにも長閑過ぎて白熱する話には合わなかったのか序盤だけだった。あと「おジャンでございます」+拍手という流れも該当するが、後半アレが多く描かれる事を考えれば減るのは仕方のないことかもしれない。

 作中では現在で言う変化球を「魔球」と呼称しており、○ジャイアンツや○○狂の詩を観た人間としては、海老投げハイジャンプ大回転分身魔球やドリームボールを連想してしまうが、監督として登場する金髪女教師の口から、前者に関してはパロディとして言及される。しかしこの監督の問題は、素人を相手に本気を出し過ぎるところだ。

 この世界にも注目すべきキャラが居た。武道が趣味というこのキャラは、自分から仲間に入れてくれというのは何か違うと、アレをする集団をずっと遠目に見ていた。監督の「球が見えていれば」の一言を侮辱と受け取り勝負を挑み、投げられたみかんを見事真二つにして己の動体視力を証明したのである。このキャラの何処に注目すべき点があるのか?それは彼女のお頭がかなり残念なのに対し、運動神経だけは無駄に優れているという点である。
 試合で大振りを繰り返すのだが、聞けば「ホームランが打ちたいから」「ヒットはいつでも打てるから」らしいのだ。それを証明するために打席に立ち、晶子の投球ではあるが全て打ち返した。この、勉強は出来ないが鍛え抜かれた感性で高いパフォーマンスを発揮する辺りに私は魅力を感じる。
 またこのキャラには「お姉さま」と彼女を慕う後輩が居る。女学校ということで挨拶が「御機嫌よう」だったり、皆が使う敬称が「さん」だったりと、まだ観た事のない「マリア様がみてる」を髣髴とさせる。更にこのキャラは、アレに興味があったわけではなく、小梅に対して並々ならぬ興味があったようだ。それほど濃い百合描写はないが、緩い百合が好きな方々には大好物だろう。

 主人公小梅の父親は洋食店を営んではいるが、チャッキチャキの江戸っ子である。巻き舌で古い考え方が残るタイプなのに、よく娘を女学校に通わせようと考えたものである。そんな男を選んだ母親も芯がしっかりしているように見えるが、昔ながらの良妻賢母という雰囲気を纏った女性である。声優が久川綾と言えば想像できるだろう。
 当の小梅自身は、とりわけ特徴のある女性でもないが、この作品に登場する唯一のりんごちゃんである。しかし、庶民の家庭に育った普通の娘を演出するために、無理にりんごちゃんにされてしまった感もある。

 アレに関わるキャストは監督を含め10人居るが皆有名である。伊藤かな恵、中原麻衣、植田佳奈、能登麻美子、甲斐田裕子、喜多村英梨、広橋涼、牧野由依、後藤佐緒里、新井里美、マネージャー兼新聞部部長は藤村歩。本編での新井里美に毒はないが、番外編では黒子やキルミーのような演技が若干ながら見られる。

 本作品はあの有名な「けいおん!」の後番組らしく、ネットには「大将野球娘キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! 」なるスラングがあるらしい。その真意やスラングとしての意味はわからないが、もし本作品を揶揄するものなのであれば、個人的にはそう悲観するような作品でもないと否定したいと考える。確かに何でも自分達で考え、その行動全てが理に適っている辺りは腑に落ちないが、全12話という事を考えれば仕方のないことだろう。でも人力車(現在で言う俗称コンダラ)を使った特訓など面白い部分もあるし、晶子の投球フォームが所謂「女投げ」から投手らしい投げ方に成長する姿など、自信を持って人に奨められる作品だと思う。

■蛇足{netabare}
 正式には「ナックルボールをお見舞いするぜ」だが、

 HTMLタグを使えないこのレビューでは

 イントネーションを伝えるのが難しい。
{/netabare}

投稿 : 2015/06/26
閲覧 : 377
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35

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OZ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

グラウンドに咲く九輪の華

原作のライトノベルは未読だが
前々から気になっていたので観てみる事にした

■グラウンドに咲く九輪の華■
時代は女性の社会進出が一般的でなかった大正末期。
女学生達は男を見返す為
ルールも知らない野球へと打ち込む
現代の青春部活物を大正時代に置き換えた『大正野球娘。』

王道一直線の物語はベタな展開であるが
定番のメンバー集めや
試合に敗れては挫折 成長と
クライマックスに向け
段々と盛り上がる構成は極めてオーソドックス。

野球だけかと思いきや
日常回が半分を占める為
野球に詳しくなくても
楽しめるのが今作品の強み。

その反面 試合が少なく
ガッツリと野球を楽しみたい人には
もの足りなく映るだろう。

突き抜けた面白さは無いけれど
最後までブレないのは評価したい所だ。

そして印象に残ったのは音楽面。
OP「浪漫ちっくストライク。」は
これぞアニメと思わせる曲で
飛ばせないOPの一つ。

しかし 何と言っても劇中BGM「そして、歩き出す」が
素晴らしい出来で驚いた。

度々要所で流れるのだけれど
大正時代を背景とした曲調は
見事にハマっていて
今作品が上手く表現されている。
この曲だけでも高評価だ。

野球を通じて成長を遂げる大正娘達。
懸命に逆境を乗り越える彼女達の姿には
自然と応援にも熱が入り
観終わった後は
爽やかな気分になれる作品である。

■弱点は尺の短さ■
ここまで称賛しているが
今作品には決定的な弱点がある。
何と言っても"尺が足りない"に尽きるだろう。

王道を地で行くシナリオは
どこを盛り上げれば面白くなるかのをポイントを
キッチリ抑えているのだけれど
全12話では収まりきっていない。

したがってキャラの掘り下げが
充分に出来ているとは言えず
最終回も一気に幕引きへと繋がっているので
「えっ?これで終わり??」と
何とも消化不良なのが残念である。

チームとして櫻花會は好きだけれど
一人一人の印象が薄いのは実に惜しい。

せめて2クールで24話構成ならば
もっと輝きを放つ作品になっていただろう。

■ハイライト■
観ていて最も熱くなったのは
最終回で鏡子がダイビングキャッチを成功させた場面。

巴の口車に乗せられ
頭数が足りない野球部へ入る事となった
左翼を守備する女の子。

元々 巴目当てなので
野球への情熱は当然希薄であり
ハッキリ言って外野の穴。

まともにフライも捕れない
チーム一頼りない彼女だったけれど
ここぞの場面でプロ顔負けの
ダイビングキャッチでピンチを凌ぐ。

今までダメダメだった鏡子なだけに
身体を張った根性のファインプレーは
思わずウルっときてしまった。

他にも巴のホームラン等
グッとくる場面はあったが
今回はここがハイライトでした。

■あとがき■
期待半分で観ていましたが
予想を覆して楽しめました。

終盤で一気に話が進んでしまったのは残念だけれど
最終回のBパートは盛り上がったね。

OP曲が流れた辺りで目頭が熱くなってさ
最後は小梅が果敢にホームスチールした結果
朝香中に負けちゃうんだが
「もしかしたら逆転するのか!」って
本気で応援しちゃったよ。

あそこで勝っちゃうより
負けてしまうのが今作品の良さで
正々堂々と迫熱した名試合だったね。

質の高い音楽も相まって
尺の短さだけが本当に惜しい。

2期はおそらく無いだろうけど
続編を強く希望したい作品だ。

満足度 ★★★★★★★☆☆☆ (7)

投稿 : 2014/09/17
閲覧 : 326
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40

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フィーート さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

女子の野球

タイトル通り女子が野球をするアニメ。時代は大正時代のようです。
日常系に近いスポーツアニメって感じです。

メジャーやおお振り、ダイヤのA等野球アニメは多々あるが女子が野球をするというのもあってスポコンアニメにはほど遠いがスポーツ要素は意外と含まれていると感じた。
専門用語はそんなに出てこないので野球知識のない人でも問題なく観れると思う。
恋愛要素も有り。
最初はどうかな?って感じだったが回を重ねるごとに面白くなってくる。

ストーリーは三郎さんと小梅の淡い恋愛事情がいいですね。こういうサブで恋愛を淡く描いたアニメなら恋愛アニメの苦手な私でもニヤニヤしながら観れちゃいます。
最終話は感動しました。 {netabare}”女子が野球をするという”偏見からそれを許さない人達が彼女達のプレーをみてどんどん魅了されていく様が良いです。
大差がついた時にはやっぱり男子には敵わないのかと思わせられたがクセや執念や魔球など最終話はスポーツマンって感じで観ていてとても感動します。{/netabare}

声優は豪華です。EDはいいですね。日常系にしては画も曲もかっこいいと思います。

好きな話は9話の誤解の多い料理店と最終話ですね。
好きなキャラは小梅と三郎さんです。
好きな場面は最終話の対戦でバックホームでの小梅のブロックに前転しながら吹き飛ばされるところです。あの女子の中でも小さい体でブロックをしようとする気概に感動です。てか男子容赦ねぇw
{netabare}小梅ちゃんお父さんの許しを得られたのかなぁ(´・ω・`){/netabare}

投稿 : 2014/09/14
閲覧 : 215
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5

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どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

野球版ガルパン+大正ロマン。けいおんの影に隠れた抜群の良作

大正時代のお嬢様たちが野球で頑張ったり仲良くなったりを描いた、野球版のガールズパンツァー+大正ロマンな感じのアニメ。
2009年、「けいおん」の後番組として放映された深夜アニメだが、NHK教育で流されても異和感無いレベルの良作。
遺憾ながら今一つ人気が無いのだが、間違い無く良作だと断言出来ます。
※NHKアニメには「プリンセスナイン」という女子野球アニメありますが、萌え的にはこちらが上かと。


{netabare}『物語』
舞台は、大正14年(1925年)。大正時代の女学生たちが、野球で男子に挑戦していく一貫した目的意識がある。
非常に萌えどころがある一方、時代背景やキャラクターは相当に骨太で、大正ロマンの雰囲気や魅力、大正時代特有の時代背景を活かしたストーリー展開に引き込まれる。
可愛さや和気藹藹とした楽しさのような女子部活物+一貫した目標に向けてひたむきに頑張る本格派を合わせた、後のガールズパンツァーの路線の先駆け的な作風に思える。
全般的に本格派のスポコンよりは、女学生たちの日常や仲の良さ微笑ましさ重視の雰囲気で、萌え的にもバッチリ楽しめる。
一方で野球への情熱や努力は割と真面目、手痛い敗北に涙したりとシリアスも若干あり。

物語は小笠原晶子(あきこ)お嬢様が婚約者の男尊女卑発言にキレて、対抗すべく「野球で勝負よ!」とチーム結成を親友の鈴川小梅(主人公)に持ちかけ、一気に前代未聞な女学生野球チームを結成、右も左も分からない状態から彼女達なりに努力して強くなっていく感じ。
2話にして9人が揃い、3話目で初試合に漕ぎ着ける、テンポの良さ。
大正女学生たちの、進取の気風と好奇心という時代の風に乗るようなノリの良さも加わり、展開がスムーズなのが良かった。
物語の当初は大正時代の男尊女卑への反発があるが、それをあまり引きずらないので気楽に視聴出来た。

大正14年という時代が、ポイントか。
大正デモクラシーと言われる、自由闊達な精神を謳歌する一方、古来の常識や価値観も根強くある。
悲しいけれど、その前途は決して明るい時代ではない。
直後、戦争に継ぐ戦争の、暗黒の昭和が来る。
つまり、境界線上にある、青春時代なのでしょう。
晶子は試合の結果に関わらず、もうすぐ卒業して婚約者と結婚、家庭に入る事が決定している。
他の娘たちもそれぞれ、野球が出来るのは今この時しか無い。
今しかない。野球に打ち込めるのも、友達と仲良く遊べるのも、今しかない。
今しか出来ない事だから、一生懸命がんばる。
そんな大正野球娘たちは皆可愛く、皆輝いていた。

良い感じに萌えやスポコンを展開しつつ、最後まで綺麗に完結。
終始楽しく視聴出来、終了後には寂寥感すら感じる程、良いアニメでした。
決して派手な波乱があるワケではなく、野球アニメとして見ると本格派には届かないかも。
安定感バツグンの萌え+燃えありの日常系という感覚で、大好きです。


『作画』
キャラ作画は派手さこそ無いが綺麗で可愛く、好ましい。
素直で健全な可愛さを感じる良作画。
大正ロマンの描写も秀逸。
また野球のシーンも(細かいツッコミ所はあるかもだが)結構本格的。
個人的好みからすると、4.5点あげたいところだった。

『声優』
伊藤かな恵さんの小梅は非常に可愛く、個人的に伊藤かな恵さんのベストキャラだと思う(知名度的にあまり挙がらないだろうけど)。
声優陣は豪華かつ良い味出しており、晶子役の中原麻衣さん、宗谷雪役の能登麻美子さんの「おじゃんでございます♪」、石垣環(たまちゃん)役の 広橋涼さんのツンデレ等々、いずれも可愛さ抜群。

『音楽』
伊藤かな恵さん、中原麻衣さん、植田佳奈さん、能登麻美子さんの4人が歌うOP「浪漫ちっくストライク。」が元気一杯かつ大正娘らしい清純さややる気を併せ持つ可愛い歌で非常に好き。
健全さと可愛さを両立した異色の女子野球ソングは一見の価値あり!
伊藤かな恵さん歌うED「ユメ・ミル・ココロ」も大正らしい可愛らしい良曲で好感持てる。
この歌も含む小梅のイメージもあり、伊藤かな恵さんの代表キャラだと思った。
作中歌の東京節(大正時代に実際に流行った流行歌)も伊藤かな恵さんが元気一杯に歌っており、こちらも素晴らしい♪

『キャラ』
大正時代のお嬢様特有の奥ゆかしさ、気品を感じさせるキャラクターが多くて非常に萌える。
多くのアニメや漫画やラノベにありがちな「お嬢様っぽい」キャラではなく、しっかりとお嬢様らしく描かれている貴重な作品だと思う。
(氷菓のえるたそ等、本物のお嬢様は僅かしか居ない気が)
大正時代の男尊女卑にも負けない負けん気や好奇心、時代のモダンさを体現した活力があり、単に可愛い、萌えるだけではない魅力があった。
個々のキャラも個性的で、リーダー格お嬢様の晶子、庶民的な小梅、大和撫子だが割と黒い?宗谷さん、ムスってしてるけどちっちゃくて可愛いタマちゃん等々。
女学生らしい軽めの百合あったり、どの娘たちもそれぞれに可愛かった。
萌えアニメとして見ても、たまには大正女学生も良いものです!{/netabare}

投稿 : 2014/09/04
閲覧 : 358
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35

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蓬(Yomogi) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

これは見ていて清々しい気持ちになった秀作。

ナインの女の子たちが一人一人魅力的で短いエピソードながら全員を好きになれた。
またヒロインたちの淡い恋も見ていてにやにやしてしまった。
川島さんが牛鍋に誘われて目をパチクリさせるシーンの演出が素晴らしく、何度もにやにや。好きです。

作画につても野球シーンが非常に切れがあって気持ちよい。
小気味よいリズム感があるのでスポーツアニメとしても見応えがある。
また演出もテンポがあるので楽しく見ることが出来た。

最終回がどう締めるかと思ったが、気持ちのよい終わり方だった。
監督、シリーズ構成はともに池端隆史さん。次回作も期待。

投稿 : 2014/04/13
閲覧 : 231
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4

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ぴ~た~(1型の人) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「娘」の後ろに「。」を付けるのは定番なのかな?

個人的評価:60点(気に入った一部分をもう一度見ても良いレベル)

さわやか過ぎる野球アニメです。
娘とついていますが、どちらかというと萌えではなく、燃えです。
といっても修造さんのようにメラメラ熱くありません。

僕的に印象に残っているのは、
{netabare}①ってか、大正時代にナックル投げるなんて凄過ぎだろwww
②「○○なの~」って、のとみちゃんがことみちゃん過ぎwww
③でも、最後の2話は面白いよ!!
 {/netabare}

それにしても、大正の風景などは何を参考・参照したんでしょうか。
「アニメで古い地域、文化、伝統を残す」というのもありかもしれないと思った作品です。


モー娘。以降からかな?
「娘」の後には「。」が定番になっています。
本作も「。」がついていますが、どんな意味なんでしょう?
意味あってつけたのかな?マネしたかったのかな?

投稿 : 2014/01/11
閲覧 : 217
サンキュー:

7

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おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ギッチョンチョンのパーイのパーイのパーイ

この曲、こんな時代にあったんですね。
まさに正統派アニメ。今時のお笑い要素はありません。

友人のくだらない理由で野球チーム作りに手を貸すこと
になった主人公。なんとか9人集めたけどキャッチャー
とは大変ですね。
最初はお遊び程度だったのが男子チームに大敗をくらい、
それを機に本格的に練習を積んでリベンジマッチへと
向かいます。
正統派という位ですから、話の進行は予想できますが
逆にそれが良い。
分かっていても最後に泣けるって、それだけで満足です。
こういう作品、今じゃ少ない分大事にしたいなあって
思います。

投稿 : 2014/01/09
閲覧 : 290
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24

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ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

野球に性別はかんけーねー パワプロツアーズFINAL ニコ動で2013年開幕しました

俺も小さい頃兄貴と父親と一緒にキャッチボールしたなあ
でもフライをとるのは難しかった。
キャッチし損ねて俺の歯欠けてしまったけどすごく楽しかった。(いつか治します)
非常に疲れるけど野球をするのも見るのも楽しいものだ。

野球ゲームはプロ野球スピリッツやパワプロで毎年発売されており、女子がやるものではないと思われているが、今作品はそうではない。
ちゃんと成長の軌跡が描かれている。
何回も挫折するからもしドラみたいに這いあがれるんだ
豪華声優っぱないけど
(プリキュアでも映画で野球対決したから、あくまでギャグの要因で)

最終回は作画が凝っていたし、ラストも魅せてくれて本当に良かった!
これもう1シーズン新キャラでやっても十分だと思う。
(劇薬部分は皆無に等しいが安心して見られる、あるとしても百合部分ではあるが「ゆるゆり」みたいに非常に柔らかい)

ニコ動でもパワプロドリームバトルとして各アニメ作品または声優から夢の対決が実現している。
これをもっとやってもらいたい
野球は日本とアメリカの心だから
アニメは声優がいて演じないと心を込めることができないから

ニコ動では現在大会が始まりました!!
パワプロツアーズFINALで検索のこと

(悪いけど俺はスポーツゲームは駄目です。兄貴は昔やってたけど腕前は落ちました。
「ストレートが打てなくなった」とぼやいてました)

投稿 : 2013/09/02
閲覧 : 411
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11

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w223 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

本当によくできた体育会系アニメ

 某動画サイトの生放送から。

 大正時代、西洋の文明が表面的にも浸透しつつある一方で、家庭やそこに住む人々の権利や意識が依然として旧来のままであるといった時代設定のもと、女学校の生徒らが本格的に野球をするというアニメです。

 時代という波に抗いながらも、チームを結成して必死に練習や試合に取り組んでいる様子が描かれていたりと、中高時代にあるような活気ある体育会系の部活を思わせるような内容が多く、どうして深夜アニメでやったのかと思わせるような作品でした。

 すごく面白かったです。こういう経験があった人にはもちろんのこと、そうでない人にも構成がしっかりしていたせいか、すごく明快で分かりやすかったと思います。(特に最後の試合勝たせてやれと…そして、オヤジ…良いツンデレだった。)

 すごくいいアニメでした。『花咲くいろは』のようなタイプのようなドラマのようなアニメ作品を求めているのであれは視聴の方を考えてみては。

投稿 : 2013/06/08
閲覧 : 239
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5

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くげぬま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

よかった

厳密には、よくないところがなかった。tamachanかわいい

投稿 : 2013/04/18
閲覧 : 196
サンキュー:

0

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ユメ・ミル・ココロ

男尊女卑な考えの許婚の打ち込む野球で、その鼻を明かし認識を改めさせようとする少女とその仲間たちのお話。僕が見た部活を題材にしたアニメの中で、一番真面目に練習していました。そして、結構軽い笑いを誘います。

まず、なぜ主人公はほっぺが常に真っ赤なの?と笑えてしまいましたが、良い子のようです^^僕たちは、野球がどんなものか知っていますが、彼女たちは9人でやるスポーツだということさえ知らないのです。序盤はこの初々しさが笑えたし、かわいかったです。また、大正時代の女学生達ですので、上品な言葉遣いをするのですが、その野球とのミスマッチ感が微笑ましいです。たくさんいますが、それぞれのキャラに違ったかわいさがあります。顧問の先生は、たまによいことを言います^^


巴さんと晶子さんがお気に入りです。巴さんは見た目がかっこいのに、けっこうダメな感じがツボです。晶子さんは、声優さんも中原麻衣さんで、上品なのにけっこう笑わさしてくれるキャラです。なぜか、ツボに入ることが多く。。たぶん、ぼくだけだと思います。

物語として、悪くなかったと思いますが何分都合よく進みますから、そこがあまり評価されてない一因なのかなと感じました。試合結果がもっと緊迫するような対戦相手だとよかったのかもしれませんね。ちょっといくらなんでも無理があるだろと思えてしまうので。でも、1クールとしてはできる限りのきれいなまとめ方だったと思います。すごく地味な良作だと思いますよ。

投稿 : 2013/03/29
閲覧 : 213
ネタバレ

あき♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良い意味で期待を裏切ってくれた。良作。

野球を題材に女の子が頑張るアニメなんて珍しいなぁ、という興味本位で殆ど期待をかけずに視聴を始めた訳ですが・・・
いやはやどうしてなかなか。一長一短。
{netabare}
●野球という観点から見れば

もちろん不満は沢山です。部員はレギュラー9人のみ。
・必然的に先発完投。
・代打無し。
・ピッチャーの持ち球は作中では「魔球」と説明され具体的な球種は明らかになっていません(時代的にドロップとナックルでしょうか)が、そのうちのナックルを捕手である主人公が最後まで捕る具体的な術を身に付けられなかった点(最終話では気合で捕球してましたが笑)。
・「足が速い」という理由でスカウトされた1番バッターが結局試合では最後まで盗塁無し(作中での盗塁練習の伏線回収無し)。

不満を述べればキリがありません・・・が、良い所も一杯あったと思いますしそれらは評価されるべきでしょう。

●最終話で回収される数多の伏線

・主人公が両親から野球に対する理解を受けれたこと。
・ピッチャーが許婚と和解できたこと。
・教頭先生?が最終的に野球部を認めてくれたこと。
・4番バッターのホームランの夢が達成されたこと。
・主人公の許婚からの呼び名。

他色々。主人公が打撃で活躍するのが最終打席のみであったり、作中で練習風景が一切描かれなかったバントが多用されたことなど「うーん・・・」な所もままありましたが。今までの練習や人間関係が最終話でスパッと清算された点は個人的に良印象でした(賛否あるとは思いますけど)。

●声優について

このアニメは声優がとにかく豪華。それだけでも声優好きのアニメファンにはたまらんのでしょう笑
私は声優についてあまり詳しくは無いのですが。
ただ逆に声優が良すぎるせいでそれ以外の要素(構成や作画)が相対的に不出来に感じるかも知れません。声優が良過ぎるのも考え物かな。

●構成

上でも述べた通り最終話で全部大事な所をもってっちゃう感じの構成。個人的には好きなのですが・・・
全12話でそのうち3分の一前後が仲間集めで占められているのはどうなんでしょう。1クールしか放送がないのであればもうちょっと巻いて、それぞれのキャラの葛藤やオマケ的なエピソードを入れても良かったのでは、とも思う。

●音楽

あまり着目されないかもですが。結構BGMいいです。アニメというよりゲームのBGMを聞いてる感じ。耳に優しく、馴染みやすい。高評価。ただOP、EDに関しては正直特に語ることは無いです。ED良い曲ですけど・・・

●作画

スポーツアニメとしては圧倒的に迫力不足。これは致命的。女の子が可愛いだけではダメ、といった印象。

●キャラの魅力

ほぼ全てのキャラに1クールの短い間でそれぞれの位置づけ、エピソードが盛り込まれ、活躍の場が与えられた点は良かったです。4番バッターの双子の妹(名前すら印象に無い)があまり目立ってなかったくらいかな。
ただ監督がアメリカ人ってだけで特にその他要素が無いのは野球モノとしてどうかとは思います。
胡蝶さん可愛い。

●時代背景

正直「大正」という時代背景を活かしきれてなかった点は否めない。勿論それらしい雰囲気は随所にあって良かったですが・・・わざわざタイトルに「大正」と付けるだけの「大正」っぽさは感じられません。
同様の世界観、コンセプトを持つ作品に「サクラ大戦」という名作があるので比較してどうしても地のレベルで劣るなーと。着想は良いんですけどね。


まー「野球を知らない人」もしくは「野球にすごく詳しい人」にとっては楽しめないかもですねー。私のようなにわか野球好きがほんのりと楽しむ分には良い作品だと思います。超人気アニメけいおんの後番組で、押され気味だったとは思いますが、良く頑張ってくれたと評価したいです。

あ、書き忘れてたけど最終話の二遊間のアライバのようなボール捌き。あれは良かった・・・(遠い目){/netabare}

投稿 : 2012/11/09
閲覧 : 211
サンキュー:

3

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inbanuma さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

案外ガチ野球

短期間で野球上達しすぎな気もするけども、野球描写の確かさには感心した
変化球の握り、守備隊形を相手バッターに応じて変える、などなど

ストーリーとしても観れるし良作だと思う

投稿 : 2012/10/05
閲覧 : 194
サンキュー:

2

ネタバレ

ブブカ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大正デモクラシー

昔は女性の権利なんてものは無いに等しかった
結婚相手は親に決められ、女は男の私物状態だった

しかし明治、大正から女性の権利が認められていった
この物語は許婚に馬鹿にされた小笠原晶子の為に野球で
勝負して勝とうする話です

結論から言えば勝てません、必死に努力して魔球を覚えても
勝てませんでした

男性は女性よりも体力があり筋力がある、逆に女性にも
男性にはない部分がある。

長々と駄文を書きましたが何が言いたかったと言うと
男性も女性も対等って事です。

投稿 : 2012/09/16
閲覧 : 232
サンキュー:

1

ネタバレ

ガンスト さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

野球のアニメ

おお振りなどの野球アニメとは少し違うと思います。
時代が大正ということで世界観が他のアニメと大きく異なります。
女学生が野球をするという内容はなかなか斬新だと思いました。
1クールなので結構あっさり見れました。見て損はしないと思います。面白かったです。

投稿 : 2012/08/31
閲覧 : 237
サンキュー:

3

ネタバレ

レミット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

お嬢さん?

男尊女卑の大正時代で、女子がある目的のために野球を始めることになる。メンバーを集め、目的のために頑張るスポコンアニメ。野球好きには少し物足りないかもしれない。 好きなキャラ:石垣環>鈴川小梅>宗谷雪 名シーン:12話 名言:大口恭子(合唱部顧問)「応援するなら、しっかり声をお出しなさい!!!」 好きな曲:ユメ・ミル・ココロ

投稿 : 2012/07/08
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大正野球娘。のストーリー・あらすじ

時は大正14年――。良家の子女が集う東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅に、親友の小笠原晶子が声を掛けた。「一緒に野球をしていただきたいの!」
 突然のお願いに、思わず頷いてしまう小梅。
しかし、ルールも使う道具も分からないことだらけ。
はたして、本当に9人集まり、男子と試合が出来るのか!?
可憐な乙女たちの奮闘が、始まる!(TVアニメ動画『大正野球娘。』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2009年夏アニメ
制作会社
J.C.STAFF
公式サイト
www.tbs.co.jp/anime/taisho/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%AD%A3%E9%87%8E%E7%90%83%E5%A8%98%E3%80%82
主題歌
≪OP≫鈴川小梅、小笠原晶子(CV:伊藤かな恵・CV:中原麻衣)『浪漫ちっくストライク。』≪ED≫伊藤かな恵『ユメ・ミル・ココロ』

声優・キャラクター

伊藤かな恵、中原麻衣、植田佳奈、能登麻美子、甲斐田裕子、喜多村英梨、広橋涼、牧野由依、後藤沙緒里、藤村歩、新井里美

スタッフ

原作:神楽坂淳『大正野球娘。』(トクマノベルズEdge)、キャラクター原案:こうたろ/小池定路、 監督:池端隆史、シリーズ構成:池端隆史、脚本:池端隆史/天河信彦/白石雅彦、キャラクターデザイン:神本兼利、音響監督:本山哲、音楽:服部隆之、美術監督:小林七郎

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