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掲載している放送時期と異なる場合がありますのでご了承ください。

「Sonny Boy サニーボーイ(TVアニメ動画)」

総合得点
67.8
感想・評価
158
棚に入れた
467
ランキング
1886
★★★★☆ 3.4 (158)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.5
音楽
3.5
キャラ
3.4

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Sonny Boy サニーボーイの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

まったく 意味が分からなかった

まったく 意味が分からなかった
最初から最後まで 意味わからなかった・・

投稿 : 2021/10/25
閲覧 : 20
サンキュー:

2

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

巡り廻る世界の中で

全12話

違う次元に学校ごと移動させられた中学生たちのお話。

キャラクターデザイン(原案)は江口寿史さん、「ストップひばりくん」など1970年後半から活躍されている漫画家(イラストレーター)さんで、洗練された女性画が有名な方ですね。

能力者がいたり、色々な世界を回ったり、学生同士のイザコザがあったりとなかなかつかめないお話でしたが、後半に少しずつ真実が分かってきます。

真実といっても自分なりの解釈であり、結局どうしてこうなったのかはよく分かりませんでした。

巡り廻る世界を旅して色々な出来事を経験すると、ほんの少しだけ人は変われるのではないかということでした。

何が変わったかは人それぞれでしたね。とても難しい作品でした。

EDは銀杏BOYZさんが歌っています。

最後に、この作品を観ていると思い出すのが漂流教室(楳図かずお)ですね。とても古い漫画で内容はあまり覚えていませんが、かなり怖かったのを覚えています。

投稿 : 2021/10/24
閲覧 : 73
サンキュー:

14

§オルガ・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

★★★

2021.10.20 ★★★(3.1) 1度目観賞評価

投稿 : 2021/10/20
閲覧 : 26
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0

らすと さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観たい

指を見ていても、月は見えない

ストーリーは難解でつかみどころがない印象。それを良いと捉えるか、悪いと捉えるかで感想が変わる。
登場人物が多く、最近の分かりやすい作品に毒された私は、キャラ毎に展開を予想しながら視聴していたが悉く覆された。ほぼ全キャラの結末が予想外。だが、それがとても新鮮で心地よい。
途中何度も視聴をやめようか悩んだが、最後まで見て良かった。
もしこのレビューを見て視聴を始める方がいれば、時間が掛かっても最後まで見て欲しい。何か心に残るものがある筈だ。

投稿 : 2021/10/15
閲覧 : 112
サンキュー:

3

少年A さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

この手の自己満作品をどう評価するか

最後まで観終わりました。
最後まで観られたのは絵と音楽が素晴らしかったからだろうと思います。一方で内容は評価出来ません。いたずらに解りにくくしているだけであって、これは演出ではありません。あとは時代が評価をするでしょう。

投稿 : 2021/10/13
閲覧 : 176
サンキュー:

2

もけもけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

なんだか

1話は「おっ?面白そうな世界観」と思って期待したのですか、ちょっとついていけなくなりました。設定というか、話が飛びすぎてて面白味もなくなって退屈でした。
途中でやめました、はい。
絵柄は好きだったんですけどストーリーが。。。

投稿 : 2021/10/12
閲覧 : 117
サンキュー:

1

ネタバレ

hidehide さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

自己満

何年か、何クールかに一度湧き出る、
作者、作画、構成、等など…
制作側の誰かの自己満作品にしか感じませんが。

…と、
低評価、低レビューを掲げると、
『さも』解った(と思っている)方々の
お叱りを受けるのでしょうか…

アニメでしか映像化できないから、
又は、そこまで本気じゃないんで、と
アニメ化したが、本来は実写寄りで
観る人を選ぶ作品なのではないですかね。

実写化してはいけないアニメ同様、
アニメ化しなくていいアニメ。

アニメとして面白いか面白くないか?

正直、面白くない。

投稿 : 2021/10/12
閲覧 : 151
サンキュー:

6

ネタバレ

leer さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

評価が割れるタイプのアニメ

率直にいうと、わかりやすい”ハッピーエンド”や、可愛いヒロインと”くっつく”のが当たり前だというような脳死感覚で普段から観ている人には内容が理解できない作品になっている。
AIRとかと似たようなタイプの作品だと個人的には思う。
こういう作品に必要なのは、世界観の考察、それぞれの登場人物の存在が何を意味しているかの考察、主要人物の感情・その変遷の考察。とりあえずこの辺りは欠かせない。
そういう意味ではアニメ化からは程遠いファンタジー小説にはこういうものが多いように思う。
最終話で消化不良になっている人は、残念ながら吹き替えも字幕もなく邦画を観ていたようなもの。せめて誰かの解説を読むなり上の3点に留意して観直せたら少しは印象が変わるかもしれない。その気がないなら今後は早い段階で3話切りだとか1話切りをした方がいいだろう。

投稿 : 2021/10/11
閲覧 : 135
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0

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大人のドアをあけて

これすなわち{netabare}『かがやき長良』(ハイ次ッ){/netabare}
オリジナルアニメでございます

『ブギーポップは笑わない』の監督と聞いてなんとなく納得するところあり。要は小難しいやつ。
ある日突然“学校”以外すべて消えちゃってクラスメイトらと一緒に漂流し続ける世界。

 雰囲気アニメ

深そうなテーマありそうなのですが私は辿り着けず。18年ぶりのアニメ関与との江口寿史氏キャラ原案もあいまって雰囲気はなかなかいいです。ちょっと整理のためにあにこれ方式5段階で纏めるとこちら↓


▼物語

 主人公らが中学二年生なのもあって、漂流世界はモラトリアムのメタファーと受け取ればしっくりくる。劇中世界が極めて閉鎖的なことが理由。思春期って半径何メートルが世界の全てみたいなところありますから。
 静かなトーンで進むので眠気を誘う仕様だが、回毎に場が変わったりするので目先を変えて楽しむことができる。ただそれは諸刃の剣で作品理解をより困難にしてたかも。

▼作画

 繰り返しキャラ原案が江口寿史。世代的に漫画家さんよりかわいい女の子描くイラストレーターさんのイメージ強し。ご多分に漏れずかわいい感じです。等身も変なデフォルメがないためがっつりファンタジー設定のわりにはまんま中学生の話として入ってくる。
 色彩も豊かで最後までそれほど乱れてなかったと思う。

▼キャラ

 なかなかの登場人物の多さだが不思議と名前が一致するしどんなキャラか覚えてる。これで充分。

▼声優

 10年選手で一線に立たれてる実力派揃い。よく見たら『ブギーポップは笑わない』出場選手ばかりですね。監督さんのクセの強い演出に慣れやりやすさはあったかもしれません。本作は劇伴ほぼなかった分、相対的に声の演技への負担が大きかったと思いますがさすがでした。

▼音楽

 これは良かった。劇伴控えめかほぼほぼ無音だったかわりに挿入歌がときおり入ってMVみたい。OP/EDも物語を邪魔しません。

 
好き嫌いはありましょうが手抜きをあまり感じません。第1話のトーンが最後まで続きますので序盤に見切り可能。突破すれば全12話を完走した後、ちょっぴりビターかちょっぴりホッとするかどちらとも取れそうなやや余韻を含ませた幕引きで自分は好きですね。良作だと思います。



※ネタバレ所感

■どんな話?

思春期を軸に五月雨で。。まとまっていなくてすみません。

①{netabare}なろう系主人公みたいなことしてたがそこで終わらず、現実に戻ってほろ苦くも少し前向きに成長できたところまで見せた物語。
漂流世界=異世界と見立てると、陰キャがチート能力を手にして、ハーレムっぽくなり、陽キャイケメンにマウント取れるいつもの景色。それから戻ってきての現実をどう見るかはぶっちゃけ人による。{/netabare}

②{netabare}そういえば最初に鳥を見捨てた主人公が最後は鳥を救おうとするくらいの成長を見届けるお話。
閉鎖空間から飛び出た成長したとはいえ劇的な変化でないのが実状ですよね。それでも大切なこと。{/netabare}

③{netabare}セカイ系の亜種かなぁ!?
本人の意思次第という曖昧さはあるけど世界の命運は長良次第。{/netabare}

⓸{netabare}漂流世界は半永久のモラトリアム!?いくら世知辛くても現実で生きたいと願う姿勢に共感。{/netabare}


漂流世界は思春期に感じそうな諸々が詰まってそうと半ば強引に結論付け。
{netabare}そして脱漂流は思春期の殻を打ち破る行為。希が朝風と付き合っていたことで「なんであんな奴と」と「生きててよかった」と「執着するな!忘れよう」がないまぜになる気持ちは痛いほどわかる。
だがちょっと待ってほしい。そんなんじゃなくてひな鳥に目をかけた行為が彼女と一言二言会話をかわす機会を手繰り寄せた。きっかけなんてそんなもんよ。そして積み重ね。{/netabare}


■タワーレコード派?それとも公式サイト派?

リアタイだとAパート終了後の直CMで毎度流れていたどっちで円盤買うかってやつ。タワレコにしか置かないのかしら?
そもそも“タワーレコード”と言うワードが懐かしい。しばらく行ってない。
大学帰りの渋谷タワレコって上京時の自分の風景の一つみたいなもんでやや切なくキュンとくるワードでした。本編関係ありませんね。

投稿 : 2021/10/10
閲覧 : 313
サンキュー:

30

ネタバレ

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

哲学アニメ?

最初は閉じ込められた学校の中で
中の生徒だけでやり取りする
アニメなのかなと思ってたのですが、

舞台がコロコロ変わり、
登場人物が増え、
中には2000年も漂流?
している奴とか現れて
訳わかんなくなったw

3話目あたりからストーリー
分かんなくなってたけど、
全部観ました。

キャラデサが有名なイラストレーターの方で、
作画も一般的なアニメと違い
なんかカジュアルな感じ。

登場人物のセリフも
意味深な発言が多々あり、
なんか深い話の様な
雰囲気だけは楽しめた。

投稿 : 2021/10/10
閲覧 : 47
サンキュー:

7

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

全12話視ました。分からん。つまり、ED曲の通りボーイミーツガールでいいのか?

いつも通り、視聴前に集めた情報は皆無、原作完全無知です。

「全12話視ました。分からん。つまり、ED曲の通りボーイミーツガールでいいのか?」 
何か不思議な魅力があって、でも強く惹きつけられるのではなくて、なんとなく見てしまう。
そんな作品だと思いました。下でも書きましたが、全く解釈もそれ以前に理解もできておりません。自分の中学生時代はこんなに難しかっただろうかとか考えて見たけれども、あまりに昔のことで思い出せませんwでした。そうそうワタシは、普段からボーッと何も考えないので、本質的に本作がワタシには向いてないことは分かっていたのですが、ただなんとなく見てしまいました。これに限らないですが、全てのことを、理解できないことを、理解しようとしても無意味なので、しませんしできませんが、本作の印象は、お話のエンディングが何となく感覚的にですが、キレイな終わり方な気がしました。そうそう若々しい台詞が上滑りして聞こえるのは若さというものを忘れて久しいワタシ個人の問題で、新しい挑戦や経験不足や純粋さから発せられる「青春の」言葉や叫びを、斜にしか視ることができないから、ということも付け加えておきます。
 人に推すかと訊かれたら、本作をちゃんと解釈できる人の文章を読むことをオススメします、悪しからずです。


「6話まで視ましたが、ワタシ的に理解困難で台詞が馬耳東風。」
学級生活という固定された人間関係弱者の主人公とそのクラスメートたちの群像劇的なお話と思われます。しかし授業の場面は回想ばかりで、無人島漂流モノ風ですが、物資はいくらでもあるので、元の世界に戻るための活動をすることが、登場人物たちの主な役割になっているようです。
本作を特徴づけるのは、異世界漂流や何らかの異能を使えることなどSF要素満載ですが、それよりも、長いモノローグや、キャラ固有の主観を別のキャラが批判したり同意したりする。この年代によく見られる、功利よりも正しいこと探しが、ある種の青春の香りを醸していること、のように感じました。しかし、残念ながら、時々台詞が棒読みされたかのように、頭の悪いワタシでは、台詞の意味が頭に入らず、ワタシの片方の耳からもう片方の耳へとスルーします。
 おそらくは、無気力だったり、過度に自己卑下や自己否定的な主人公の性格の変化がテーマになるのでしょうが、どうもだんだん視ているうちに訳が分からなくなりつつあります。可能ならば、解説回でも作ってアフォなワタシでも理解できるように説明して欲しいですが、叶わないので全容理解は諦めます。各回の終盤で、オーバラップしてくる明るい音楽で結論が誤魔化されている感がありますが、それよりも、不条理が当たり前になると、リクツがどうでもよくなったと感じるので、不条理を不条理なりに説明して欲しいかなと思ったりしますが、これももちろん叶わないので、取り敢えず主人公グループやその他グループを見守ることにします。リモコンのポーズボタンを押しまくるタイプの視辛さはないのでたぶん完走出来るのではと思っていますが、まだ分かりません。

投稿 : 2021/10/10
閲覧 : 389
サンキュー:

13

ネタバレ

スイキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

青春漂流もの考察アニメ

青春漂流ものアニメ
突然な不思議な世界に飛ばされる内容

なかなかない不思議雰囲気をもつ作品

一度観ただけだとキャラの心情が終えきれない
考察が必要なアニメ

投稿 : 2021/10/10
閲覧 : 22
サンキュー:

1

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
いや~、分からん(笑) なんかやたらと哲学的で、科学的で、イミワカラナイアニメ、でした(笑)

これ、意味分かんないから、「感想系」や「雑談系」で逃げようかと思ったけど、流石にこのアニメで考察しなければ、じゃあ何のアニメで考察するんだと怒られそうなので(笑)、分からないなりに考えてみようと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
最初、「この世界」とは、スマホの中を1つの世界と捉えたのかな、とも思った。

本作の少年少女の持つ能力は、自身の深層心理が作用している、極めて限定的なものだ。それは、コンプレックスであったり理想の姿だったり。

スマホの世界ではなりたい自分(自分のコピー)になることは、案外容易い。しかも、現実の自分とは少しずらした形で。それを具現化した世界が、「この世界」なのかとも思った。

他方で、「学校」という極めて限定的な空間を拡大解釈したのが、「この世界」とも考えられた。

学校というのは、全員が経験するにも関わらず、とても特殊な空間だ。そこで通用する能力が、そのまま社会で通用するとは限らない。ある意味、「学校限定で通用する特殊能力」とも言える。

また、長良、希、瑞穂、ラジダニ以外は、名前はなくあだ名らしい呼ばれ方をしているのも、この四者以外は学校(学級)を回すための記号として生きていることを比喩しいているのかもしれない。

最後に、ヴォイスが「ここから出ても良いのか」と、校門で言っていたことからも、やはり「学校」、もしくは「青春」「思春期」を、「この世界」と比喩しているのかな。

そうなると、モラトリアム全開の作品になる。

(余談だが、もう私のようなオッサンに青春は帰ってこないと、寂しくなった。なぜかって? 僕の青春で、常に傍らにあり、今でもよく聴く「GOING STEADY」。峯田さんの現在の歌声をかなり久々に聴いたが、何とも色褪せていて、寂しくなった。いや、「銀杏BOYZ」に流れられたファンの方々にとってはそれも味なんだろうけど、ゴイステで時間が止まっている私にとっては、正直、聴きたくなくて、EDは毎回飛ばした。たぶん、自分を含めて時間が確実に流れている事実を、直視したくないガキなんだと思う、自分自身が。別に製作がそれを狙ってはいないだろうけど、変な部分で、自分は本作で自分のモラトリアムを実感してしまった)。

最終話を観ると、レビュータイトルに込めたようなメッセージ性も感じる。

「美しいものを美しいと思う、あなたの心が美しい」というのは相田みつをさんの有名な言葉だが、この言葉の通り、世界とは、それを観る人の数だけ色を変える。起こる事象としては共通した1つのものだとしても、サングラスをかければ暗く見え、黄色いメガネをかければ黄色く見える。

「この世界」とは、そうやって一人一人が見つめている世界なのかもしれない。

自分の心の窓を美しく磨くか、曇らせるか。私たちに世界は変えられないが、私たち自身の世界は変えられる。

最終回、長良は少し変わった。それにより、長良にとっての世界も少し変わった。それには、何の特殊能力も使われていない。それで良いし、それしかできないし。

この作品を観ていて思うのは、本当に1本の線なのだろうかということ。

こういう作品を観るとき、我々は自然と連続性を求めていると思う。つまり、「あるテーマを12話かけて訴えている」と。1話1話や、1人1人は全てパズルのピースであり、全部を綺麗に繋げられれば、美しい1枚の絵が完成されるはずと。

勿論、その可能性の方が大きい。ただ、もしかしたら、1話1話や1人1人が、別々のテーマを追いかけていて、結びつける必要がないのかもしれないとも思った(だとすれば、結構簡単な作品だと思う)。

総括しよう。

ヤッパリイミワカラナイ。ギブアップ(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
演劇みてるような作品だな。

2話目 ☆4
ネットが1つのテーマ? 漂流。見捨てられた。不正を許さない? 僕たちに世界は変えられないから、大丈夫? 対価のないものは燃える。通貨の発行で乗り切る。

3話目 ☆4
いつでもどこにでも、新世界の入り口がある? 閉じ込めたり燃やしたりルールで縛ったり。未来予知? 自分の世界に引きこもる。ぶつからないと分からないこと。仲間外れ外し。

4話目 ☆3
恐怖に対する知覚が鈍い奴がする遊び。なんかコメディタッチに。世界に打ち勝つ方法。殺されたのは、野球だ。遊びは今日で終わり。

5話目 ☆4
共に生きる。主の正体は小魚。信仰、救世主。世界の創造。能力はなかなかわからない。

6話目 ☆4
ようは、あったかもしれない自分自身の複製体? あったかもしれない自分の可能性としての自分? 

7話目 ☆4
すげぇ、ブラック企業論というか、生きるとは何か、という問いかけだ。偽物の希望で釣り上げられ、補食される。それぞれの旅立ち。

8話目 ☆3
山びこ。戦争。内なる世界。骸骨だらけの道をアイスクリームでも食べながら。神殺し。いつもに増して、難しい話だな。

9話目 ☆4
リバース。コピー能力。みずほがさくらと別れたくないのが原因。自分を殺すと、自分が死ぬ。

10話目 ☆4
戦地に。話が飛ぶからな。朝風。希だけが本音で生きている。だから、能力がないのか。それとも、希美だけがコピーではないから? 能力でしか自分を肯定できない。

11話目 ☆4
青と白の幕。希美の葬式。ラジダニ、2000年を旅してきたか。衝動の終わりが死。大人になるとは意味が薄れること。主体の入れ替わりが復活。

12話目 ☆4
宇宙を旅する。戻ったか。何も変わらない世界で、少しだけ変わったこと。
{/netabare}

投稿 : 2021/10/10
閲覧 : 67
サンキュー:

21

たくすけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

苦手なタイプのアニメ

最終話視聴後

うん、よくわからなかった(笑)
途中で見るの止めても良かったくらい。
刺さる人には深く刺さるんだろうなぁ。

何から何まで苦手。
作品を悪く言う気は無い
というか良し悪しすらわからない(笑)


------------------------------------------

途中まで見て

意識高い系アニメと言われてるがわからなくはない。
考察する人が多い模様。
だが自分にはレベル高くてついていけないw

途中までは飛ばされた世界でどう生きていくか、どうにかして戻ろうって感じだったから多少は理解できてた感じあったけど、色んな世界に行くようになってからはよくわからなくなったw

バカなので会話が多いのはどうも苦手でw

これじゃレビューにならないですね(汗)
申し訳ない。


最後に音楽面に触れておくと銀杏BOYZがわからない。
名前は聞いたことあるしGOING STEADYも名前は知ってる。
だが曲は知らない。
最後に流れる歌を聴いても特に何も…
2話以降はすっ飛ばしてるし。

サントラのCMで有名アーティストに楽曲提供してもらいましたって宣伝してるけど、全く知らねえw
それと申し訳ないけど楽曲を有名アーティストで作りました!とか豪華アーティスト集結!みたいなのは苦手。

話にも曲にもついていけない…

評価できませんw

投稿 : 2021/10/09
閲覧 : 189
サンキュー:

2

紺染剃 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少しだけ強くなれる物語

刺さる奴にはぶっ刺さる。重めの内容で辛くもある。
主人公の成長を通して考えさせられる。泥臭く力強い感情に心動かされた。


全体的に不親切な作りで謎が多過ぎる。その都度頭で難しく考えていては流石に疲れる。結局の狙いは知らないが実際、想像する余地が物語をより深くしてはいる。それでも所々必要な説明を省いている。伏線でもなく必然性があまり感じられない。こうも難解にする意味、利点が分からない。謎が明かされる頃には既に他が気になり、感動の最中にも集中力を乱される。
気になる点は少なく無いが、話は面白い。良くも悪くも次々新たな展開が飽きさせない。そのテンポの良さで不幸な話ばかりでも続きが気になり観ていられる。
とにかくストレスの溜まる話が続く。
救いの無い話には美しさ、非現実が必要。現実的過ぎるあまりに気は晴れず作品世界の残酷さも受け入れなくてはならない。その面白さがテーマ的にも分からなくはない。キャラクターの成長にも繋がり、より一層のめり込んで観れる。
ただエンタメとしては微妙。はなから万人受けを考えず尖ったからこその素晴らしい作品なのでこういう評価もどうかとは思うが。

魅力的なキャラクターは多い。少なくとも主人公周りが個性的で誰かしら気に入る。
ヘイトが集中することも無く、程よくバラけている。主人公視点敵味方がはっきりしているのでそこからストーリーも把握しやすい。
キャラの多くは報われず不憫。流石にハッピーエンドとは言い難い。

主題歌が最高。延々聴ける。作品はもちろん曲だけでも多くの人に知ってもらいたい。

これより面白い作品は全然あるが、独特の面白さが確かにある。人気は出ないが記憶に残る名作。こういうのもあって良い。少年少女に観てほしい作品。

投稿 : 2021/10/09
閲覧 : 35
サンキュー:

3

mimories さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

答えはご自分でご勝手に

 
(5話視聴後)

江口寿史氏のキャラデザはいいが、そこを除けば特筆できる部分を感じないというか少々残念なレベル。もしキャラデザがありきたりだったらと思うと…。

こういう雰囲気の話はチョイチョイあるが、なんかキャラの傾向が画一的に感じる。またか…なんて感じてるのは自分だけだろうか?

断念一歩手前。

__________

(全話視聴後)

途中から目線を変えた。

伏線回収の爽快感みたいのは期待しないほうがいい。ほとんどの回はどうでもいい回だろう。
…なんて言うと語弊があるんだが、どんな話をぶちこんでも構わない作り。だから「イミフ」「ついて行けん」と思っても、それは当たり前じゃないのかな? 由無しごとを徒然なるままに(笑)描いてるだけだと感じた。

最終的に視聴者各人がどう受け取るかになるが、個人的には…根拠のない希望に縋ってボンヤリ生きてんじゃねーぞ?ってとこだろうか。これはアホな受け取りかもしれないが、結局は自分の歩んだ道と照らし合わせて何かが引っ掛かればいいんだと思う。

話以外では…作画はチカラ入ってる部分とそうでもない部分に差があったかな。良い部分は結構頑張ってたと思うんで少し高めに評価。

面倒臭く感じるなら序盤で視聴やめていいと思う。観るなら最後まで観ればいいと思う。後半でやめるのが一番無駄な時間になる。

投稿 : 2021/10/08
閲覧 : 98
サンキュー:

1

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ここ数年で最もつまらなかった

文芸部の中学生の書いた作品をアニメ化しました、というような感じの作品。

物語の展開の方向性がよくわからず、特に後半の話は、今見てる話は最終的にどう活きてくるのだろうと思いながら見ていたが、結局、結末にはあまり関係ない話が多くて冗長だった。

キャラ同士の会話は、不自然で会話が成立していないような受け答えが多く、出来の悪い青春小説を見ているようだった。

最終話で示されたメッセージ{netabare}(変えられなかったけど生きていく決意){/netabare}がしょぼすぎて、それに12話も費やすなよと思ってしまった。

本作品で唯一良かったのは、監督の夏目真悟という人を認識したことである。

視聴終了後、この監督が「スペース☆ダンディ」の監督だということを知った。スペース☆ダンディに対しては2014年3月6日に、「一体何を感じればいいのかわからない、もはやついていけない」というレビューを投稿して途中で断念していた。この感想は、本作品で感じたことと全く一緒である。

今後この人の作品は積極的に回避したい。

投稿 : 2021/10/08
閲覧 : 41
サンキュー:

1

ネタバレ

YlDCA14823 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「出会いと別れ」が軽くなった現代のための青春物語

刺さる人には刺さるタイプなのかな。ストレートな青春ものは好み。
倍速ながら観だとイミフ自己満作品に映りそうなので体調の良い時に見た方が良いかも。

自立の物語ってたくさんありますが、結局最後までパートナーありきだったりしますよね。中二恋とかエヴァとかでも。でもこれは長良一人で歩き出すラストがマジで最高でした。望んでた通りだったので大満足です。これで安易にくっつくとかだったら駄作判定してましたけどね。

結局長良に感情移入できるかどうかってだけと思います。
スッキリしないって人もいるでしょうね。



高校生なんて大人からすれば狭い世界じゃないですか。でも当人には当然そんなものわかるはずもなく、意味不明なものに囲まれながら、曖昧な自他境界に悩み苦しみ傷つくことばかり。それでも自分自身で手探りで探していくほかないんですよね。時には間違いと知りつつもね。




わからない。わからない。
クラスの空気も、友達の思惑も、先生の考えも、窮屈な校則も、不要な法律も。
何でそんなことをする?何の意味がある?何を考えてる?
わからない。わからない。
お前は何を言っているんだ?
一体俺の何が悪いって言うんだ。

場当たり的に流され生きてきた長良の世界。
何も聞いてこなかった。何も見ていなかった。何も考えてこなかった。
長良は知らなかった。気づいていなかった。
自分が、何もしてこなかったことに。
ただ死んでいなかっただけに過ぎないことに。

希と言う名の少女の輝きが長良を照らす。
彼女の眩しさが、この世界に長良の存在を映し出す。
長良は初めて知ることになる。
自分に何が出来るのか。自分に何が出来ないのか。
自分は、何かをしていい存在なんだということを。


長良は決める。
強制でも、流されたわけもなく、自分自身の意思で。
理由は上手く言えない。なんとなく。
そんな気がする。それでいい気がするんだ。
理由にならない理由だけど、許してくれる瑞穂でよかった。




あれは、本当にあったのか?

「またね」と瑞穂
妄想ではなかった。
確かに、僕らは。

長良を知らない希は笑う。
他の男と、すごく楽しそう。



そうか。


そうか。



良かった。幸せそうだ。
良かった。それでいい。
十分だ。十分過ぎる。

このコンパスはここまで。
でもすごく大事なもの。
そして、とても確かなもの。

よし。

じゃあ、

ここからは─。




少年は、少女と出会う。
Don't Say Goodbye.


うわあ。完璧じゃんか。

投稿 : 2021/10/06
閲覧 : 78
サンキュー:

4

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うん よくわからん

感想

これもオリジナルですかね?
なんか見たことあるキャラデザで、いやに古いなぁって思ってたら、コレ『ストップ!! ひばりくん!』書いてた江口寿史さんなんですね。どうりでと言った感想。

ジャンプで連載された 令和版「空飛ぶ教室」ですかね?(似てないか)
「空飛ぶ教室」は、核兵器で汚染された近未来での小学生達の話ですが、こっちは中学生で異世界へ飛ばされた話。
因みに、楳図かずお氏の「漂流教室」は未読なので分かりません。

飛ばされた異世界では、何故かそれぞれ異能力があるし、なんでもアリな世界なので、観てて「わけがわからないよ」状態がしばしば。
初っ端からこうだと視聴意欲も湧かず・・・序盤の内からながら見でした(長良だけにw)
あ、そうそう 主人公の長良って、僕が住んでる地名と同じ読み書きなんですよね。
なのでちょっと親近感勝手に湧いて観てました。

クラスメイト36人が異世界で漂流し、仲間とのいざこざ等、いろんなことがあって最後は無事帰還できたけど、正直ながら見だったので、人間関係とかイマイチ把握できてないしで、結局何が言いたかったのかよく解ってないです。
なんの役にも立たないレビューでさーせん。
本編をしっかり観てた方のレビュー読んで補完したいと思います。




 

投稿 : 2021/10/06
閲覧 : 81
サンキュー:

19

ネタバレ

tt さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なぜか心惹かれる、見ていてワクワクする作品

最後まで見ても、色々と理解できない設定とか会話が多いが、なぜか見続けてしまう。今までに無い感じの漂流物で、好き嫌いは当然別れると思いますが、私はとても好きな作品で、面白かったです。

SF? Horror? Suspense? ジャンルが今までに無い感じで新鮮でした。 多分、青春物ぽい?

私が知ってる漂流物
・女神転生・if(Game)
・エデンの檻
・漂流ネットカフェ
・漂流教室

能力が使える設定、女神転生? でも、どれにも当てはまらない感じだし・・・ 本当に不思議な世界観とジャンルでした。
製作者の意図やメッセージもよくわからない、なんでこれを作ろうとしたとんだろ?、だけどなんか見てしまう中毒性、何が面白いの?と聞かれたら、なんて答えればいんだろ><
他の方のレビューを見て、参考にさせてもらおうw

投稿 : 2021/10/05
閲覧 : 47
サンキュー:

4

ネタバレ

まつまつ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

挑戦的な作風そしてかなり難解

世界観が自分には難解過ぎて1回の視聴では理解出来なかった。
かといって2周したいかというとそうでもない。

かなり賛否両論が分かれる作品だと思う。
演出もかなり挑戦的だと感じた。

内容としては漂流教室もので、学校が突然異世界に移動してしまい、
生徒達には何かしらの能力が備わるようになる。
ただその能力は個人差が大きく、強力な能力を持つ者が強者の世界となっている


そして漂流している人間は実は相当数いて、共通なのは同じ学校の生徒である事、だが漂流した時代は大きく異なるのでその世界で数百年生きている者もいる。

この漂流した世界にもあらゆる世界と時空が存在していてその世界を行き来する。

この世界の解明にはラジダニという天才の力があってこそ。

合っているかは分からないがざっくりとはそんな感じ。

作画はマッドハウスで何か昔の今敏監督作品を連想させられた感じがする。
そして音楽の使い方がかなり特徴的。
本当に必要最低限しか使わない。
その分演者の演技力が試される感じがした。
OP曲無しというのも珍しいしEDの銀杏BOYSや挿入歌のアーティストも
なかなか通好みの選曲。

他の方のレビューも見させて頂いたが、そう解釈出来るのかと感心させられレビューも多数。
理解出来る人の考察能力の高さが凄いと思わされてしまった。

投稿 : 2021/10/04
閲覧 : 98
サンキュー:

8

ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ユートピアか、地獄か

マッドハウス制作。
キャラクター原案、江口寿史。
主題歌、銀杏BOYZ。

いつもと変わらない夏休みのはずが、
突如、思いも寄らない事態に巻き込まれ、
生徒たちは虚空を漂う学校に閉じ込められる。
漂流とともに発現した不思議な能力を使い、
{netabare}元の世界への脱出を思考し試みるものや、
生存戦略の為の規則を施行するものが現れる。{/netabare}

主流とは一線を画すアニメでしょうが、
冒険的な世界観への挑戦をまずは肯定したい。
あにこれでの評価点も基礎値から、
加点法を採用する私には何ら問題もない。

謎と不条理、好みの問題である。

社会性を獲得する物語なのでしょうか。
私にはとてもリアルなものに思えてきた。

最終話視聴追記。
わからないものに魅かれる性分だが、
論理的な整合性はおそらくないでしょう。
{netabare}ある言葉の伏線を長良には果たして欲しかったが、{/netabare}
概ね、気持ちの良い振り切った演出、展開に、
称賛の言葉を送りたいと思います。
思えば彼らしい保留なのかも知れない。

{netabare}主題歌「少年少女」の弾き語りで終幕、
峯田和伸がまだ童貞であることに感動した。{/netabare}
なんて未熟で美しい青春なのでしょう。

投稿 : 2021/10/04
閲覧 : 440
サンキュー:

42

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「希」が主人公に残したもの、「希」の本当の意味、「瑞穂」の本当の役割

この作品は、全体を通して最後に静かな感動が待っています。
それは、漂流中の1話1話で、何かを判断できるものではないからです。
主人公も現実に戻った時「漂流は本当にあったのかな?」と言っています。
それだけ主人公にとっても漂流は、全部ひっくるめて「何か」だったからです。

自分は、最後の2話は、すばらしかったとしか言いようがありません。
それは、「希(のぞみ)」と言うヒロインの本当の存在理由が分かるからです。

現実に戻った先の希は主人公「長良(ながら)」のことを覚えていませんでした。
主人公自身もたとえ希がいたとしても別人の可能性があることは理解していました。
ただ、漂流中にあれだけ心が通じ合った仲なのにこれではあまりにも残酷です。
しかし、主人公の心の中には今まで持ったことが無い気持ちが芽生えていました。
それは、「なんとかなる、なんとかしよう、これからだ」と言う「希望」です。

漂流前の主人公は、これから先、何処へ行っていいか分かりませんでした。
人生に諦めを感じ、何事にも無関心で気力がなく、「ながら」で生きていました。
まるで針がぐるぐる回って示す方向が分からないコンパスのようです。

しかし、自分の進みたい方向を「希」と言うコンパスが指し示してくれたのです。
それは、「希」が最後に主人公に残した「希望」と言う「光」だったのです。
この瞬間、主人公の中のコンパスの針がピタリと方向を指し示して止まりました。
「希」が主人公に残したもの、それは「希望」を持つことだったのです。
希は、主人公のことを覚えていなくても、とても大切なものを残したのです。

考えてみれば、希は第1話から暗中模索の主人公に対して、問いかけていました。
「そう言うやつに限って結局どこにもいくところないの!」
「それとも、本当は、どこかに行きたいと思っている?」と。
そして、「今いる場所よりも眩しく見える場所があったら行ってみたいか?」
と尋ね、「暗闇」の中の1点の「光」を目指して駆けだしていたのでした。
この作品では、最初から最後まで、このテーマを貫き通していたのです。

自分は、戻った先で希が主人公のことを覚えていることを最初は期待しました。
でも、それではダメだと気づきました。なぜなら、簡単に結論が出てしまうと、
「まだ形のない未来に対して希望を持つ」ことの重みが失われてしまうからです。


幸いなことに、瑞穂が主人公のことを覚えていたのは、救いでした。
主人公は、漂流は実際にあったのかと最初は信じられませんでした。
つまり、暗闇の中をさまよっていた自分が、今は希望を見つけることができた、
と言うことが、本当に事実だったのかと疑っていたのです。
しかし、瑞穂が主人公を覚えていたので、それは事実だったと確信するのです。
同時に主人公の希への気持ちも本物だと確かめられたのです。
瑞穂は、主人公のそんな気持ちを「確定」するための観測者的役割だったのです。

このあたりは、たびたびアニメのネタになる「観測理論」です。
つまり、「誰かが観測することにより存在が確定する」と言うことです。
最初は主人公が観測者だったはずなのに、最後は自分が観測されるなんて面白い!


この作品は、哲学的なことを織り交ぜ一見分かり難いように思えます。
しかし、終わってみれば、伝えたいことは驚くほどシンプルだったと思います。

投稿 : 2021/10/04
閲覧 : 107
サンキュー:

20

いるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

メインストリームにはなれないけど、サブとしては面白い

先に脱線を済ませておくと、キャラクター原案:江口寿史って、今の40代ですら知らない人が多いと思われるのに、なぜあえて65歳のおじいちゃんを前面に出すのか。
悪くはないけど純粋に疑問でした。少しでも話題を作らないと、ってだけにしてもちょっとね。

さて、作品自体の評価を手短に言うと、
例えば「あの花(以下略)」や映画「君の名は」、最近では「ゆるきゃん△」のようなブームを作り出すほどではない。
けど、そこそこ評価はされそう。

ただ、曖昧に作っている分切り取り方によっては酷評もされるだろうし、エキセントリックなところがわかりにくいと言う人もいるかと思います。
私の場合は、そういう余地もこみの娯楽作品だと解釈しました。

思春期の学生たち、うじうじした主人公、快活なヒロイン、夏休みと青空、SF、
すべてに抵抗が無ければ、一度見てみてほしい。

あと、銀杏BOYZのエンディング曲が、このバンドの曲の中でも傑出した曲であることをはじめ、楽曲が多いことも個人的には魅力でした。

投稿 : 2021/10/04
閲覧 : 32
サンキュー:

2

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

突如として、平穏な日常から放り出されてしまった少年少女たちの“SF青春群像劇”アニメ(公式)

公式情報 
{netabare}
INTRODUCTION
{netabare}
監督・脚本・原作:夏目真悟
×
制作:マッドハウス
×
キャラクター原案:江口寿史
主題歌:銀杏BOYZ「少年少女」
最強スタッフ陣による、 オリジナル“SF青春群像劇”アニメ
誰もいない空っぽの教室、退屈な日々。それはいつもと変わらない夏休みのはずだった。突如、異次元を漂流し始めた学校と、そこに取り残され、超能力に目覚めた36人の少年少女。なぜ? どうして? ……次々と浮かぶ疑問の渦の中、理不尽に満ちた世界でのサバイバル生活が始まりを告げる

世界的な大ヒットアニメ「ワンパンマン」の監督・夏目真悟と『サマーウォーズ』「DEATH NOTE」などを手掛けるアニメスタジオ・マッドハウスが贈る、青春SFサバイバル群像劇。再びタッグを組む両者だからこそ生み出せた、エッジの効いたビジュアルとユニークな世界観も、本作の魅力のひとつだ。またキャラクター原案として、マンガ家&イラストレーターとしてジャンルレスに活動を続け、多くの人々を魅了する江口寿史が参加。突如として、平穏な日常から放り出されてしまった少年少女たちの表情を、繊細に鮮烈に描き出してみせる。

そして、本作の主題歌を銀杏BOYZが担当しているのも注目のポイントだろう。銀杏BOYZといえば、青春の痛みをヒリつくサウンドに乗せて、多くのファンを熱狂させてきたロックバンド。2005年にリリースしたアルバム「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」では、ジャケットイラストに江口寿史を起用したことでも話題を呼んだ。今回の主題歌「少年少女」では、子供と大人の間で揺れ動く思春期という青い季節を鮮やかなメロディラインで描き出し、「Sonny Boy」の世界観とも強く共振してみせる。ノイジーな音響の中を疾走する、ボーカル・峯田和伸の歌声も印象的だ。


STORY

少年少女たちの新たな漂流物語が始まる―。
長い長い夏休みも半ばを過ぎた8月16日。学校に集まっていた中学3年生・長良〈ながら〉たちは突然、思いも寄らない事態に巻き込まれていた。長良自身はもちろんのこと、謎の転校生・希〈のぞみ〉や瑞穂〈みずほ〉、朝風〈あさかぜ〉ら、36人のクラスメイトとともに、学校が異次元に漂流してしまったのだ。しかも彼らは、漂流と同時にさまざまな《能力》を入手。人知を越えた能力に大喜びし、好き勝手に暴れ回る者もいれば、リーダーとして他の生徒たちを統率しようとする者も、元の世界に戻るための方法を必死で探す者もいる。渦巻く不信や抑えきれない嫉妬、そして支配欲からくる対立。次々と巻き起こる不可解な事態を前に、少年少女たちは突如として、サバイバル生活に放り込まれてしまう。果たして長良たちはこの世界を攻略し、無事に元の世界に帰ることができるのだろうか……?
{/netabare}

スタッフ{netabare}
監督・脚本:夏目真悟
キャラクター原案:江口寿史
アニメーション制作:マッドハウス
キャラクターデザイン:久貝典史
美術監督:藤野真里(スタジオPablo)
色彩設計:橋本賢
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二

主題歌
「少年少女」銀杏BOYZ
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キャスト{netabare}
長良:市川蒼
希:大西沙織
瑞穂:悠木碧
朝風:小林千晃
ラジタニ:後藤ヒロキ
明星:内藤有海
ポニー:佐藤はな
キャップ:上田燿司
はやと:山本祥太
上海:荻野佳奈
あき先生:加隈亜衣
やまびこ:津田健次郎
ヴォイス:大川透
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1話ずつの感想


第1話『夏の果ての島』
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
夏休みも半ばを過ぎた8月16日。長良たち、36人の生徒は虚空を漂う学校に閉じ込められていた。元の世界に帰る方法もわからず、漂流とともに発現した不思議な能力を使って、遊ぶ生徒たち。そんな状況を見かねた生徒会の明星やキャップたちは、学校に秩序を取り戻そうといくつかのルールを決め、生徒たちに守らせようとする。反発する朝風や希たちには厳しい罰が下され、校内は秩序を取り戻したかに見えたのだが……。
{/netabare}
感想
{netabare}
学校以外が消えた世界で、校舎に残った中学生たちが
フシギな能力を手に入れて、わちゃわちゃするおはなしみたい。。


公式のキャラ紹介には13人のってるんだけど、キャストには4人だけ
その中で長良クンが主人公、希がヒロインってゆう感じ。。

今回のおはなしは、能力がない長良クンが教室で寝そべってると
自由人の希がからんで話しかけてくるところからはじまって
おもに希がこの怪異現象の説明っぽいセリフを話してた。。

それと、学校で能力を手に入れた少年たちがかってなことしはじめるから
ルールを作ろう、ってゆうグループがあらわれて
リーダー決めて、罰ゲームとかさせるようになって、対立するおはなし


長良クンは消極的で、積極的な希に引っぱられて動くってゆう感じみたいで
今回はさいごに、この世界から抜けようとして
屋上から真っ暗な空間に飛んだ希をつかまえようとして2人で落っこちた。。

そこは海か湖みたいで、気がつくと校舎ごと真夏の大自然の中にいた。。
ってゆうおはなし。。



夏休み中なこととか、どうして36人だけ?とか、校内だけで使える携帯とか
細かいことはおはなしを見ててもよくわからなかった。。
たぶんSFがしたいわけじゃなくって
とつぜんフシギな世界に飛ばされた少年たちを見せたいんだと思う。。

ほとんど校舎の中で、ほとんど動かないから
ずっと話してるだけみたいな感じがする。。

ただでさえ異世界や超能力が出てくるフシギなおはなしなのに
過去の話になったり、あちこちシーンが飛びまくるから
ちょっとメンドウな感じかもw
{/netabare}
{/netabare}
第2話『エイリアンズ』
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
漂流が始まっておよそ1ヵ月。抜けるような青空の下、海に囲まれた小さな島で、長良たちは元の世界に戻るための方策を探していた。とはいえ、当面の食料に困ることもなく、欲しいものは瑞穂の能力【ニャマゾン】を使えば手に入るという状況。生徒たちの間にどこかのんびりとしたムードが漂い始めるが、その矢先、突然、次々と原因不明の火事が起きるという事件が発生する。いったい誰が火をつけたのか。犯人捜しが始まるのだが……。
{/netabare}
感想
{netabare}
異世界では、時間が立つと元にもどるみたい。。
あと、そこで扉を見つけていろんな世界に行けるみたい。。
長良クンたちのいる島はまわりが海で囲まれてて、どこにも行けない。。
それから島では対価なしで人からもらったものは燃えだすみたい。。


今回のおはなしは瑞穂がメインの回で、瑞穂の不正を許せなかったり
言いたいことをはっきり言えなかったりする性格とかが
よくわかる回だった。。


今回も過去の話が飛び飛びにまざったりして分かりにくかったけど
生徒会長選挙のとき、生徒たちがノリで選んだふざけて立候補した人を
ポニーが明星クンにたのんで、不正に結果を変えてもらって当選した。。

それを許せない瑞穂が、証拠もないのにネット掲示板にそのことを書いて
たぶんだけど、それが原因で好きな先生がやめさせられた
ってゆうような事件が過去にあって
瑞穂はひねくれちゃったみたい。。


それで今回、瑞穂がみんなにあげたものが炎上する事件があって
長良クンが言ったひとことで、それが瑞穂のせいになって
イジメみたいになったんだけど、長良クンがはっきり否定するように言ったら
ラジダニくんの証言もあって、疑いがはれた。。

ついでに長良クンがいなくなってた瑞穂の猫を保護してくれてて
瑞穂が長良クンには、ちょっと心を開いたみたい^^


ってゆうおはなしだったんだけど
長良クンが鳥を見すてるってゆうちょっとした事件もあって、希から
「誰かに見すてられたことが、誰かを見すてる理由になるの?」って言われて
瑞穂に関わることにしたのかな?

あと、ラジダニくんが電子マネーを作り出したけど
これだったら仮想だから燃えなくっていいみたい^^


感想書くとよく分かるんだけど
今回もおはなしがあちこち飛ぶからすごく分かりにくいみたい。。

でも、ナゾ設定と超能力を取ってまとめてみたら
正義感の強い子がみんなから浮いてて、事件があったとき疑われたけど
長良クンが相談に乗ってあげて、事件が解決した
ってゆう、学園ものとかでよくありそうなおはなしだった。。

生徒会選挙は、いくらひどくってもみんなが選んだんだから
かってに結果を変えるってゆうのは良くないことだけど
それ以上に、バラされたからって逆ギレして瑞穂を悪者にするなんて
反省して罪をつぐなわないと、いつか地獄に落ちちゃうかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第3話『下駄を履いたネコ』
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
それぞれの能力を活かし、新しい世界を探す長良と希、朝風、ラジダニたち。そんな中、生徒のひとり、村山が全身真っ黒のフリーズ状態で発見されるという事件が起きる。しかもほかにも、行方不明の生徒が存在するらしい……。生徒会長のポニーから依頼され、調査を任された瑞穂は助手に長良を指名。その調査中、瑞穂は自分の能力が漂流の前から発現していたことを明かす。その頃、希は明星から彼にだけ聞こえる「声」の話を聞く。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで、メインキャラの能力の紹介みたいなおはなし

それと
黒い影になった生徒は黒幕の中に引きこもってた、って分かった。。

あと、ほかの異世界を見つける能力って
長良クンが持ってるみたいだって分かったけど
もしかして、長良クンが作り出してる、ってゆうことはないのかな?

それに、この世界にはルールがある。。
仲間外れ外しはこの世界のルール、ってゆうけど
ほんとに仲間はずれになるんだったら、そっちの方が楽しそうなんだけど。。

さいごに明星クンが、聞かれてもいないのに
「救世主?それは誰なんだろう?」って言ってたけど
情報を教えてくれる声と話しをしてたのかな?



今回は長良×希から、長良×瑞穂になって
瑞穂が自分から指名したのに、長良クンをはっきりしない!とか
ケンカしろとか言って、自分たちがケンカしてたw

にゃんも長良クンのはっきりしないところは気になってたけど
2人が後で反省して、仲直りするところはよかった^^
{/netabare}
{/netabare}
第4話『偉大なるモンキー・ベースボール』
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
シンクホールに飛び込んで遊んでいる最中、自分に世界をワープさせる能力が備わっていることを知る長良。キャップはそんな彼を、野球の練習に誘う。場所はキャップが整備したという、お手製の野球場。しかもそこには目に見えないサルがいるという。サルが存在する世界を見るには、エースが持っている「サル・ゲッター」なるアイテムが必要。長良は、サル・ゲッターを賭けてエースと野球で勝負をすることになってしまう。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで、エースと勝負して負けたら
元の世界につれて帰る、ってゆう約束で勝負したんだけど負けて
みんなをつれて元の世界に帰ろうとしたんだけど帰れないことが分かった。。
ってゆうおはなし。。


さいごは海の中から「アキ先生」ってゆう人があらわれて
「黙れウジ虫ども!遊びはもう終わり。。」とか言ってたけど誰?



えー!今回は何だったんだろう。。酷評になっちゃうけど
おはなしのほとんどがキャップのサルの野球の実況みたいので
セリフが棒読みってゆう感じで、とちゅうで眠たくなっちゃった。。

そのサルの試合って何回もあったみたいだけどいつ見たの?

それにアニメなんだから、
セリフが長い時はセリフに合わせてサルの試合をほんとに見せるか
それは見せたくなくって、セリフだけでもたせようってするんだったら
声優さんはよっぽどうまい人じゃないとダメだと思う☆彡

それに今回のおはなしはとくにテンポが悪くって
もう見るのやめようかな。。って何度も思ったくらいだし
長良クンが行き先をコントロールできないのはなんとなく分かってたよね?


さいごでやっと、新しい展開になったからよかったけど
もしかしたら「途中で断念した」になってたかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第5話『跳ぶ教室』
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
元の世界に戻るべく、長良の能力を使って、次々と新たな世界を探索する希と朝風、ラジダニ、瑞穂の5人。一方、建設中のシェルターに集まった生徒たちは、突然現われたあき先生から衝撃的な言葉を告げられる。「貴様らはもう、元の世界に帰ることはできない!」。漂流前から能力が使えた生徒たちの存在を告げ、この漂流は誰かが能力を使った結果ではないか?と話すあき先生。生徒たちの疑いの目は当然のように、長良に向けられる。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで、あき先生は生徒たちに
この世界に来たのは長良クンのせいだって思わせるように誘導して
ほかの生徒たちから責められた長良クンは逃げた。。

逃げて行った先ははじめの島だったけど、燃えたまま。。

そこに希、瑞穂たちといっしょに追いかけて来たラジダニくんは
長良クンの能力が移動じゃなく、世界を作り出してるんじゃないか?
ってゆう仮説を話した。。

希は希望の明りがもうすぐそこだ♪って言ってる


そのころ、みんなに朝風クンを救世主だと信じ込ませたあき先生は
「世界を変えたいか?私といっしょに行くか?」ってさそって
朝風クンが「うん」って言ったところでオシマイ。。



長良クンはみんなに「犯人は自分じゃない」って
はっきり言えなくって瑞穂にツッコまれてたけど
この前は、長良クンが瑞穂におんなじこと言ってたような。。

長良クンは先生からも「逃げるのか?」って言われてたけど
もしかしてこの世界って、長良クンの心の中の世界だったりしない?

じゃなかったら
みんなホントに長良クンの作り出した世界に巻き込まれたとか。。


あと、あき先生って性格は前と変わってるみたいだし
どうやってここに来たかとかちゃんと説明できないってあやしいよね?

それに、神が。。とか言ってるだけで、変な宗教の教祖サマみたい。。


それに、明星クンにだけ聞こえてた声が長良クンにも聞こえたみたいだけど
{netabare}「ココロコネクト」のふうせんかずら{/netabare}みたく、人間を超えた存在が
生徒たちを使って何か実験してるみたいな感じなのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第6話『長いさよなら』
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
あき先生に率いられた生徒たちが、姿を消した長良たちを捜し始めて2ヵ月。その頃、長良とラジダニは映画館の姿をした世界「フィルムメーカー」にたどり着く。そこで上映されている映画が、すべて長良の視点からの映像であることに気づくラジダニ。長良たちがそのフィルムを持ち帰り、調べ始める中、瑞穂が一匹の野良犬を連れて戻ってくる。やまびこという名前のその犬は、長良たちと同じ漂流者で、同じ中学校の先輩だったという。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで、フィルムを加工するとその通りになるみたいだ
ってゆうのが分かって、自分たちが卒業する映画を撮ったんだけど
その世界にはもう1人の自分がいたり、死んでたりして
今の自分たちの帰る場所はなかった。。ってゆう感じ。。


あと、同じ中学の先輩がノラ犬になってあらわれるんだけど実は後輩
ってゆうのが分かって、彼はこの世界に5000年もいて戻れないけど
長良たちはまだ間に合う、ってゆうの。。

それからこの漂流は校長の意思により引き起こされてるってゆうんだけど
それが校長になった理由はただの偶然で、漂流には意味はない。。

それから漂流するのは学校と生徒だけだって言ってたから
あき先生がいるのは変みたい。。



あき先生と明星クンは帰れないってゆうし
ノラ犬先輩は、まだ間に合うってゆうけど
どっちも未来のことは先には分からないハズなのに
言い切っちゃうのはおかしいと思う。。

言えるとしたら「たぶん」付きだから、やってみないと分からないよね^^
それなのに明星クンが長良クンを止めようとする理由って何なのかな?


それと校長?が、長良クンに

「君は世界を作っていたわけじゃない。。
可能性の箱を開けているだけのただの観測者なんだ」って言ったあと
「君がいるからこの世界は存在している」って言ったけど
「君たちはただのコピーなんだよ」ってゆうのはよく分からなかった。。

もし漂流してる長良クンが選ばれなかった方だったら
いないハズの長良クンが観測した世界が存在してるっておかしいから
漂流長良クンのほうが本物で
だから明星クンとあき先生は

「本当にこれでよかったんですよね?」「あぁ、これで世界は守られた」
って話してたんだと思う。。



こうゆう、わけもわからないままいろんな変った世界に行くおはなしって
「不思議の国のアリス」とか「ガリバー旅行記」に似てるかも?

おんなじ監督の「スペース☆ダンディ」に、ちょっと似てるかな。。
あと「フリップフラッパーズ」「18if」もワケがわからないけど
謎がよくわからないままおわったりすることが多いから微妙かも。。
{/netabare}
{/netabare}
第7話『ロード・ブック』
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
この世界の真実を知ってしまった長良たち。あき先生に率いられた朝風たちや、方舟に運命を託した明星たちのグループは、それぞれ旅立ちの準備を進める。そんな中、キャンプに残っていた長良は丘の上で鉄棒を発見。好奇心に駆られて逆上がりに挑戦した長良は、次の瞬間、見知らぬ世界へとジャンプしてしまう。二つ星という名の少年と知り合い、流されるままに、無限に続く塔「バベル」の建築現場で働き始める長良だが……。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで
飛ばされたのが天国に行くためにバベルの塔を作ってる世界で
上下が逆さになってたみたいなんだけど、よく分からなかった。。

あと
漂流被害者の会やコウモリ先輩がやりたいこともよく分からなかった。。
けっきょく長良クンを助けただけみたいな気がする。。

今回のおはなしで見せたかったのは
長良クンがあきらめない心を持つことと
虫を食べるグロいシーンだったのかも?

あと、キャラが増えたかなって思ったら
ほとんどの人は卒業して、どっかに行ったみたい。。
{/netabare}
{/netabare}
第8話『笑い犬』
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
希を残して、荒野を旅する長良と瑞穂、やまびこ。夜、たき火を囲んで食事を済ませた瑞穂はやまびこに、犬になった理由を尋ねる。そうしてやまびこが話し始めたのは5000年前、まだ彼が人間だった頃の話。クラスメイトたちから離れ、ひとり旅を続けていたやまびこは、ある時「祝祭の村」という世界にたどり着く。そこでこだまという名の少女と出会い、少しずつ心を寄せるようになるやまびこ。しかし、幸福な時間は長くは続かなかった。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで、やまびこが人間だった5000年前に
旅の途中で出会った、万能みたいな能力を持ったこだま。。

旅人から広がった病気で、死んじゃったみたいで
雰囲気は「不死身のあなたへ」みたいだったけど
あんまりチートな能力で、なのに死なないはずの世界で死んじゃうって
何でもアリ。。

こだまと別れることになるところは悲しかったけど
戦争ってゆう名前の旅人が何がしたかったのかもよく分からなくって
眠たかった。。

変わったおはなしが見れて、つまらなくはないんだけど
よく分からないおはなしばっかりだと眠たくなっちゃうみたい。。
{/netabare}
{/netabare}
第9話『この鮭茶漬け、鮭忘れてるニャ』
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
どこまでも雪原が広がる白銀の世界。そこでは、ソウとセイジの双子の兄弟が何千年もの間、争いを続けていた。この世界を変えるには、ソウとセイジが持つ【リセット】――すべてを巻き戻し世界をリセットできる力が必要だと話すあき先生。長良たちは、ソウとセイジの争いに巻き込まれ、困った様子の生徒たちを手助けすることになる。そんな中、やまびこは瑞穂が飼っている3匹のネコのうちの一匹、〈さくら〉にあることを尋ねる。
{/netabare}
感想
{netabare}













{/netabare}
{/netabare}
第10話『夏と修羅』
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
あき先生率いるグループの一員だった骨折は、大勢の人でごった返す「サイハテノステーション」という世界にいた。通り過ぎる人々の心の中を、彼女の本当の能力である【モノローグ】の力を使って、聴き取る骨折。彼女は、片想いの相手である朝風と過ごした日々を思い返す。彼が希に好意を寄せていることを知りながらも、何もできないままの自分……。一方その頃、ハテノ島の長良たちは、3匹のネコたちの能力についてある実験を試みる。
{/netabare}
感想
{netabare}
人の心が読める骨折と希と朝風クンの三角関係のおはなしみたいだった。。

朝風クンは傲慢で、ちょっとイヤなヤツっぽくって、おまけに希が好き。。

骨折がどうして朝風クンを好きなのか分からなかったけど
やっぱり悩みを持つ、ふつうの人で
自分が「戦争」を殺さなくっちゃ、って思う気もちって
傲慢だけど、ほかにできる人がいないからしょうがないよね。。

希は朝風クンをきらってたけど、ちゃんと認めるところは認めててよかった☆

世界のキズみたいなガケを下りてたのはどうしてか分からなかったし
空っぽのまま落ちてた男子も何だかよく分からなかった。。

あと、希がガケから落ちた時
朝風クンは能力を使えなかったけど、どうしてなのかな?

それと、希は死なないよね?
{/netabare}
{/netabare}
第11話『少年と海』
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
骨折からの手紙で、希の「死」を知った長良と瑞穂。思い出の品を箱に詰め、額縁に彼女の写真を入れると、ふたりは静かに希を送り出す……。大きな喪失感を抱えながら、元の世界に戻る「ロビンソン・クルーソー計画」の準備を進める長良たち。そこに現れたのは、すっかり様子の変わったラジダニだった。ラジダニの協力を得て、少しずつ発射場作りを進める長良。希を忘れられない彼に、ラジダニは「死」を発明したという男の話をする。
{/netabare}
感想
{netabare}
希のお別れ式にラジダニが来てくれて
長良クンの考えた「ロビンソン・クルーソー計画」の準備をする
ってゆうおはなしだったけど、はじめのころから2000年くらいたってみたい?


「死」を発明した男のエピソードは
この世界の死は体が消えるんじゃなくって、意識が消えることだ
って言ってるみたいだった。。

それって、あの谷を落ち続けてた男子みたいな感じなのかな?
希もそんな感じだったのかも?


「ロビンソン・クルーソー計画」は、宇宙に出て
そこから元いた世界にもどるってゆうことみたいだったけど
どうしてそれで帰れるって思ったのかフシギ。。

何でもやってみたら、そのうち。。ってゆうことなのかな?

それに、帰ったら記憶がなくなってるかも?ってゆうのも
本当に帰った人は、この世界にはいないんだから、分からないよね。。

でも、どんなに忘れても
すき焼きして具をぜんぶ食べてもダシが残るみたく
きっと何かは残ると思う☆彡
{/netabare}
{/netabare}
第12話『二年間の休暇』
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
憂鬱な雨が降る中、工業高校に通う2年生・長良は、2学期の始業式に出席していた。漂流のことなど、まるで知らない周囲の様子に、居心地の悪さを隠せない長良。瑞穂とも再会するものの、冷たくあしらわれる。あの漂流は、本当に起きた出来事だったのか……。真っ暗な部屋にひとり帰り、針がくるくると回り続けるコンパスを見つめながら、長良は宇宙に飛び出したその後の出来事を思い出す。
{/netabare}
感想
{netabare}
長良クンと瑞穂は、元いた世界とそっくりの世界の2年後に着いたみたい。。

そこは不思議なことが起きない世界で
希は生きて、朝風クンとつき合ってたけど、漂流はしてないみたい。。


瑞穂は、夜の中学校に忍びこんで、異世界の入り口をさがしてたみたいだけど
この世界に満足してないのかも?
それは長良クンも同じかも?

でも、何にも不思議なことが起きない世界でも
漂流して手に入れた明日をあきらめない思いは残ってるみたいだった。。
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。


中学2年のあるクラスが、何がおきても不思議じゃない世界に飛ばされて
そこで、飛ばされた人たちがいろんな経験して
それぞれの世界を目指す、ってゆうおはなしだったみたい。。


監督・脚本・原作が夏目真悟さんってゆう「スペース☆ダンディ」とか
「ブギーポップは笑わない」の監督だから、何がおきても不思議じゃない
変わった世界がいろいろ見れておもしろかった☆

あと、意味がありそうだけどよく分からない、シュールなおはなしだから
何がおきてるのか?とか、哲学みたいなむずかしいこととか
いろいろ考えちゃうけど分からなくって、ちょっと眠くなったりしたけど
そうゆうところもおもしろかったかな。。

でもキホン、少年がいろんな人と会ったり、経験したりして成長していく
ちょっとセンチメンタルなおはなしだったみたい。。


考えれば、いくらでも考察とかできると思うけど
監督さんが「スペース☆ダンディ」の人だから
あんまり難しく考えないで見てたほうが楽しめると思う^^



いろいろクォリティは高いから★の平均は4になったけど
物語の評価が、イミフだったとしか思えなかったら1とか2で
変わったおはなしが見れたとか、考えれたとかで楽しめたら4とか5かな?

見る人によって点数がかなり変わりそう。。




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投稿 : 2021/10/04
閲覧 : 235
サンキュー:

30

ネタバレ

taijyu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

江口寿史懐かしい。奇妙な世界観で興味深い。ただ変なキャラが多く感情移入しづらい

漂流教室ものですね。30人くらいが奇妙な異世界に捕らわれて、それぞれ超能力を手に入れたり… という展開でなかなか興味深いです。
この世界は一体なんなのか、興味深いですね。

ただ変なキャラが多くてイマイチ感情移入しにくい感じ。
見慣れてくればはまるかもしれません。

ただ興味深いので見続けます。

全話感想
最後まで見てもいまいち感想が変わらなかったかもしれない。
奇妙な世界観が興味深く、キャラに感情移入がしにくいと。

最終的に主人公はこの奇妙な世界から元の世界に帰ると決めます。
その理由はイマイチよくわからないのですよね。
いやあの奇妙な世界が魅力的で帰りたくない、というわけではない以上、帰りたくても別に良いのですが。

ただ、のぞみが居る世界が良かった、と解釈すればスッキリするし良いと思うのですが。

ただ最終的には恋の話でした、というほど主人公は恋愛重視でも無かったと思いますし…。
結局主人公がうすぼんやりしていてはっきりしない所がいまいちだったかも。
でも雰囲気は良く、奇妙な世界は面白く、何となく良かったです。

投稿 : 2021/10/03
閲覧 : 103
サンキュー:

6

ネタバレ

いこ〜る さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ドライで切ない青春譚

またなんだか難しいのを見てしまったなぁ・・・
という感じのオリジナル作品。
最終回だけはなんとなくわかったような気がするので、その感想を書こうと思う。

面白かった、そして切なかった。

この回は例外的にとても叙情的な演出がなされていて、どこか渋谷系のニアンスのあるインスト曲がBGMでかかり、ひたすらドライに環境音で押してきた今まで音響演出とは180度違って滅茶苦茶切ない。

{netabare}そういう音を背景に繰り広げられる長良と瑞穂が帰りついた世界は、まるで漂流などなかったのようなただの日常、と言うのもまた良い。
何よりそこにいたのは「もう一度友達になろう」と約束した希ではなく、約束を知らない希だったのは「やられた!」って感じで素晴らしい結末だった。何故ならそれがありそうな事、世界のリアル、に思えるから。

それでも、
元の世界では希は死んでいたのだから、約束の半分は(未だ叶わないながら)希が生きているこの世界なら果たされる可能性がある。そのほんの少しの希望も良かった。

もう一人の帰還者、瑞穂が瑞穂のままで戻っていたのはなによりだ。
長良が主人公、希がヒロイン、そしてこの瑞穂は同志。ダブルヒロインの片方ではなくて、主人公と同性のキャラクターとして配されても良い相棒役だから、忘れてちゃ話にならないのだけどね。

さてこのお話、たぶんハードコアSFに分類してしまえば何とかごまかせる気がするが、もう少し勇気を出して要約すれば次元漂流青春群像劇となるだろうか???

既にはてなマークの連発になるが、それも宜なるかなでストーリーの定石破りが甚だしいのだ。
いきなり学校ごとどこかに飛ばされ『漂流教室』を思わせるが、nyamazonのおかげで切迫感がない。
飛ばされた中学生たちは何らかの異能を発現させているが、異能バトルにはならない。
何より物語の中盤で元の世界に帰れないことがわかるとほぼ全員がそれを受け入れ帰らない。

と滅茶苦茶である。

それでいてお話の作りは比較的オーソドックスだ。
次元移動という離れ技をかましているが、基本は昔からよくある1話完結のオムニバス。初回いきなり最果ての島に飛ばされ、そこでのゴタゴタ(状況整理を兼ねた背景説明回)が終わった7話からはロードムービーで、賢者やら救世主やら希望や戦争や犬や猫が出てきて非常に寓話的。
ほら、なんか思い出すでしょ。

反対に音響は冒険的かつ先鋭的だった。
多分『SSSS. GRIDMAN』あたりからの流れだと思うが、BGMを廃しSEだけで押し通す演出は、この『Sonny Boy』で極まったように思う。つまりこれ以上やるとやりすぎになるくらい音楽を廃しているのだ。

まずOPが無い。
リアルな環境音だけで物語が進み、最後に銀杏Boysがかかってはじめて「あれっ?音楽って鳴ったっけ??」となる1話が象徴的で際たるものだ。そしてこんなキレた演出はこの回くらいだろうと思っていたら、OPはずっと無いしBGMもほぼ無し。むしろ挿入歌がかかる方が多かったくらい。

徹底的にドライで、それでいてウエットな部分はめちゃしっとりと。そういう意図だったのだろう。だから最終回のエンドロールは弾き語りになったのだ。←たまらなくエモいよね。{/netabare}

安易な感情移入を拒む乾いて硬質な物語。
それでいてどこか琴線に触れる湿度もある不思議な視聴感。

またなんだか難しいのを見てしまったなぁ・・・
でも、お勧めです。

投稿 : 2021/10/03
閲覧 : 46
サンキュー:

9

ネタバレ

byGar61324 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

分かりにくい

とにかく難しいので、しっかり見ないといけないアニメだと思います。
ただミステリアスな雰囲気だけでもそれなりに面白いです。
ストーリーというより小さなエピソードも楽しめます。
人を選ぶ作品なのは間違いないです。
世界観が強烈だけど意外と世界観や細かい設定や原理とかは気にする必要はなくてキャラクターを中心に見ていった方が良いのかもしれないですね。
ちなみに自分はこの作品を理解出来ている自信はないです。

投稿 : 2021/10/03
閲覧 : 55
サンキュー:

7

ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

【解説】このアニメの謎を解いてみた

今期のアニメで考察できそうなのは、この作品くらいなので、考察してみた。

第1話・第2話 舞台について考えてみた
{netabare}
まずは、世界観というか、この物語の舞台について考えてみる。

1.内面世界
夢や無意識の世界。現時点ではこれが一番説明しやすい(後述)。

2.異邦人(宇宙人、未来人、高次元人など)による世界
キャラクターたちが異邦人、または、異邦人によって作られた世界。

3.閉じた世界
実験などで隔離された空間で、外部は未来や荒廃した世界。観察している人物が存在する。

4.AI・量子コンピュータが作り出した世界
さいきんのオリジナルアニメには、この手のものが出てくるようになったので。

5.擬人化された世界
『はたらく細胞』のような体のなかの世界。


現時点では、1かな。ここまで見てきて、辻村深月の『冷たい校舎の時は止まる』の雰囲気を感じたから。このクラスの担任教師になにかがあって命を落とす。長良は現場を目撃したけど無視した。鳥はそれの比喩。原因を突き止めるため、指輪を嵌めていた女子生徒が、この世界を作り出した。

あとは、長良(軽巡洋艦)、瑞穂(水上機母艦)、朝風(駆逐艦)、明星(航空機)といった名前と、8/16という日付から、戦争に関係しそう。ただ、キャラの名前が謎解きのヒントになる可能性は低いと思う。
{/netabare}

第3話 生徒たちの内面世界か
{netabare}
考察が難しい。現時点では、こんな感じ。

長良が見つけるのは、生徒たちの内面世界。トイレは、闇を抱えている生徒がいることを表す。

現在いる場所は、瑞穂の内面と関係する。瑞穂は、祖母に頼めばなんでも手に入る裕福な生活をしていた。だけど、祖母が認知症になって対価を払う必要が出てきた。

失ったもの(または状況)→能力、向き合うもの→ルール、と考えると、炎のルールは、瑞穂が向き合うものだから、瑞穂がみんなと働くようになればなくなる。

長良は、本来、人の気持ちを汲み取る性格だったけど、なにかあって(身近な人を失ったか裏切られたか)、その性格を失ってしまう。失ったものは能力となり、人の心の扉を開く能力となった。

今回の、"仲間外れ外し"はルールなので、向き合うもの。視聴覚室と繋がった世界が瑞穂の内面世界で、暗幕に隠れた三人はシンクロしただけ。瑞穂がフリーズしなかったのは、能力のおかげ(満ち足りている)。長良と一緒に解決して、瑞穂は心が成長したから、視聴覚室と繋がった世界も消えた。

ほかの生徒の能力は説明しにくいけど、この方向で考察していこうと思う。さすがに、宇宙人が能力を与えて、指が光る奴と交信するとかはないだろう。
{/netabare}

第4話 現象学で考えてみた
{netabare}
前回考えた内面世界の考察は変わらないけど、フッサールの現象学を加えてみた。

1.現象学とは(説明は適当)
目の前にリンゴがあるとする。赤い色で甘い匂いもする。だけど、それは五感を働かせた人の認識で、リンゴが目の前にあるという証明にはならない(その人の意識のなかにリンゴがあるだけ)。現象学では、リンゴがあるかどうかを、エポケー(判断中止、一時的な保留)させ、なぜ、リンゴがあると認識したのかを考える。

リンゴを見た人が屋台のリンゴ飴を思い出すと、目の前のリンゴと意識のなかのリンゴにズレが生じる。どんなにリンゴ飴を思っても、目の前のリンゴがリンゴ飴に変わることはない。だから、目の前のリンゴは想像したリンゴではないと認識でき、リンゴがあると確信する。


2.このアニメの世界観
元の世界がエポケーされ、意識のなかの世界となった(元の世界は消えたわけではなく、一時的に隠れている状態)。暗幕や野球をする猿も、意識のなかの現象(現象を出現させる要因は、生徒の内面にある)。意識のなかの世界だから能力も持てる(いくらでも想像できる)。元の世界に戻れば、能力は消える、というか元々持っていない。元の世界がリンゴで、現在の世界がリンゴ飴って感じかな。


3.今回の野球について
これも同様に、審判を元の世界、ピッチャーや観客を現在の世界と考えればいい。意識の世界は、いくらでも改ざんできるけど、元の世界が変わることは決してない。そういったことの比喩だと思った。
元の世界にいない人が、現在の世界では存在することも考えられる。希や長良があやしそう。
{/netabare}

【考察】結末まで考えてみた
{netabare}
〇現象学で考察

「野球とはなに?」と問われれば、たいていは、ボールを投げてバットで打つ球技と答える。「野球」を現象学で考えてみる。まず、五感で捉えている「野球」をエポケーする(一時的に考えないようにする)。
そして、また「野球とはなに?」と問えば、例えば、Aは「ユニホームを汚しながら仲間と練習したのが野球」と答え、Bは「手作りのボールとバットで友達と遊んだのが野球」と答え、それぞれにとって違う「野球」が現れる。これを現象学で、還元と言う(たぶん)。

AがBの野球を見たら「あんなの野球じゃない」と争いになるけど、「野球」をエポケーして、お互いの意識のなかの「野球」を知れば歩み寄れる。

キャップにとっての野球は、猿のように楽しむのが野球なので、猿が出現した(元の世界はエポケーされ、意識の世界と考察中なので)。長良はその気持ちを理解できたから猿が見えた。
エースは周囲の期待に応えるのが野球で、楽しんではいない。楽しい気持ちは陰に隠れて灯りを照らさないと見えない。だから、楽しく野球をやっている人を見て落ち込む。能力は失ったものと考察中なので、エースは楽しく野球をやっていたときは水道の水もおいしく飲めた。


〇結末まで考えてみる

元の世界で、長良と希は親しく、希が故人だと仮定する。長良にとっての「世界」は希がいる世界。長良が世界を認識するときは、希がいる世界を意識してから、希のいない世界を五感で捉える。ズレがあるために、長良は自分がどこにいるのかわからなくなり、希がいない世界をエポケーして、(長良の)意識世界に閉じこもった。長良の意識世界だから、元の世界に戻るのも、長良しかできない。

希だけが世界のズレに気づいている。希のいない世界でも楽しく過ごせると希が導いて、長良の意識の世界と五感で捉える世界が一致して、元の世界に戻る。
{/netabare}

第5話 意識と無意識の世界
{netabare}
哲学と心理学で考察すると、とても面白い。

〇これまでの考察
元の世界で、長良と希は親しく、希は故人。長良は希のいない元の世界から、希がいる(長良の)意識世界に閉じこもった。希だけが世界のズレに気づいている(希はズレそのもの)。漂流しているのは長良の意識で、戻りたくない気持ちがあるので戻れない。希は長良を導く存在で、光の先に長良が戻るべき(これまでとは違う価値観の)世界がある。


〇ルールがあるのは超自我の世界
学校と孤島にはルールがあるので、フロイトの超自我だと思う。超自我は、しつけや道徳に関係する。生徒会が仕切っているのも、それっぽい。長良の意識世界なら、ルールは長良が親から受けたしつけ。暗幕や猿はルールではなく、意識に起こる現象。長良に心の変化があれば、新しい世界(意識)が出現する。


〇地下には無意識の世界がある
イドという本能や欲望の世界(無意識に存在)が出てくると思う。意識と無意識は、海に浮いた氷山で説明したりする(このアニメでは孤島)。孤島の地下に長良の無意識がある。海(無意識)から上がってきたあき先生は、長良にとっての欲望の象徴。朝風を利用して無意識に通じる穴を開けている。生徒たちはあき先生を信じているから無意識の世界に行く。もしくは、穴から何かが現れる。

 /\  意識 
/孤島\
――――――海
\地下/
 \/  無意識

{/netabare}

【考察】時系列で並べてみた
{netabare}
長良の家は、高火力(青い炎)で料理する上海(中華)料理のお店で、父親からは「店を手伝わないと飯抜き(対価)」と罰が与えられたり、雷を落とされる(叱られる)。長良は押し入れに逃げたりした……と仮定する。

時系列で並べてみる(考察も含む)。

1.長良が進路相談を受ける→2.希になにかがあり、長良が相当ショックを受ける→3.長良は意識(心)の世界に逃避→4.学校の屋上(意識世界)で、(上海の)雷が落ちる→5.学校が暗幕で覆われる(漂流したのは長良の意識で学校は動いていない)→6.超自我(父親のしつけ)に押しつぶされ、校舎も沈んでいく→7.希の導きで、新しい世界(意識)、孤島Aへ→8.孤島Aが燃えて、孤島Bへ→9.暗幕の現象を解決し、長良の心が成長→10.海(イド)からあき先生(抑圧された欲望の心)が現れる→11.ネズミの世界を解決し、超自我に縛られた心が解かれる→12.生徒たちに問い詰められ、上海の雷で、オレンジ色の空間に逃避→13.長良だけが孤島Aに逃避→14.希たちと合流し、遺物で孤島Bに戻る
{/netabare}

【考察】キャッチャーになりたいと思っている
{netabare}
『ライ麦畑でつかまえて』のネタバレがあるので注意。
長良の能力は二つあると思う。

1.雷が落ちる(叱られることの比喩だと思う)と、暗幕に覆われる
屋上で雷が落ちて、学校が暗幕に覆われ(第1話)、みんなに問い詰められ、上海の雷で(色は違うけど)暗幕に覆われた。

2.新しい世界(意識)を生む
以前の考察した意識、無意識に、前意識を追加する。前意識は、努力すれば意識できる領域。意識を学校や長良が新しく生む世界、前意識を孤島、無意識を孤島の地下や海の中とする。

意識  □◇〇(学校や新世界)
    ――――――
前意識  /\  ↑気づき 
    /孤島\ │
    ――――――海
無意識 \地下/
     \/  

前回、長良は元の世界に戻ろうとしたけど戻れなかった。長良は戻れないことを、孤島(前意識)で気づいた。その"気づき"によって、今回のネズミの世界(意識)が新しく生まれた。

赤いネズミが長良で、引っ越しが元の世界に戻ること。価値観を変えることで、引っ越しに成功した。価値観が変わった長良の意識にあるのが『ライ麦畑でつかまえて』なら、崖から落ちそうになる人を捕まえる役になりたいと思っている。光に向かってダッシュした希を捕まえたのも伏線になると思う。
{/netabare}

第6話 二つの世界のズレが原因かな
{netabare}
前半の終りで、ある程度の謎を明かすのは好印象。解釈はさらに難しくはなったけど。自分の考察に沿って整理してみる。

A.長良の意識世界(これまでの世界)
進路相談で教師が親身になってくれる→屋上で希が教科書を破いている→屋上のドアがあかない→雷が落ちて学校が暗幕に覆われる→(ハテノ)島に移動

B.長良が五感で捉えている世界(元の世界)
進路相談で教師が冷たい→屋上に希がいない(破れた教科書は希のものか?)→屋上のドアをあけて、学校を出る


〇現時点での解釈
現在の長良の意識で世界を知覚すると、心が壊れる(島が沈む)からあき先生は阻止しようとした。あき先生の妨害をくぐり抜け、AとBの世界を重ねよう(一致させよう)としたけど、希というズレがあったために成功しなかった。

元の世界は変えられないので、希は故人のまま。だから、長良の意識を変えて、(希がいない)世界の見方を変える。そのために、いままで意識世界で成長してきた。超自我はクリアしたけど、イド(無意識)が残っている。

映写室の世界に、希に関する記憶がある気がする。例えば、長良と希が海に行って楽しく過ごしたけど、その帰りに事故に遭った。その記憶を抑圧したから、現在は希を転校生としか見ていないし、希がいない元の世界も可能性の一つとして見ているだけ。
{/netabare}

【考察】8/16と時間についての解釈
{netabare}
意識世界では何に意識を向けるかによって、時間の流れ方も変わる。長良の場合は希で、8/16に希が命を落としたから、長良の意識世界では、8/16からの未来は存在せず過去しかない。学校は時間が戻る。

・夏服で進路相談(希がいる)は、意識の世界
・冬服で進路相談(希がいない)は、長良が五感で捉えている元の世界、意識のなかは8/16で止まったまま

希に関する記憶は無意識に抑圧されて、それを知っているのがあき先生。抑圧したまま元の世界に戻っても、長良の意識世界の時間は進まないので、あき先生は阻止した。

あき先生の正体は瑞穂かな。猫の餌を鳥に盗まれた瑞穂が火で追い払おうとして木に引火。それを長良が目撃。希は落ちた鳥を助けようとして犠牲になる。瑞穂の家は金持ちで校長が口止め。長良は耐えられず記憶を抑圧し、意識(心)の漂流が始まる。

抑圧しても意識に上がるので、耐えられるようあき先生の姿(中身は瑞穂)で現れた。過去にも校長によって心が漂流した生徒がいた。朝風は、そういう大人に抗う長良の心(朝風に憧れる気持ちから生まれた、ある意味コピー)。
{/netabare}

【考察】能力と思考実験の関係
{netabare}
今回のラストで、こうもり傘のコウモリ先輩が出てきた。哲学の思考実験に、『コウモリであるとはどのようなことか』がある。コウモリになるには、コウモリの身体や脳を持つ必要があるので、想像はできるけど知りようがない、という結論に至る。

やまびこ先輩は、これの犬版と思ったりした。ただ、パブロフの犬も考えられる。犬にチョコを与えては駄目なので、チョコの匂いで涎を垂らすのは、人間の脳を持った犬と考えられる。しゃべっている時点でそうだけど……。

やまびこ先輩は長良の弟(両親は離婚)かな。兄弟で思考実験をして、人間の脳を持つ犬が誕生するには五千年はかかると弟が答えた。
コウモリ先輩の隣にいたツノの人物がカブトムシ先輩なら『箱の中のカブトムシ』が該当する。

キャラクター(または能力)に思考実験が当てはまるなら、瑞穂は『シュレーディンガーの猫』、マグロ缶を頼んだのにちゅーるを運んだりして、箱をあけるまで中身がわからない。上海は『中国語の部屋』。ポニーは、『テセウスの船』かな。生徒会長を船に例えて、ポニーという部品を取り替えた。
{/netabare}

第7話 大人(親、教師)vs子供がありそう
{netabare}
元の世界は変えられないので、希は故人のまま。だから、長良の意識を変えて、(希がいない)世界の見方を変える。そのために、いままで意識世界で成長してきた、と考察中。

今回の話も、心の成長が描かれたと思う(細かいところは次の考察で)。長良の意識にあったのは、"救世主"になること。その考えが変わったので生徒たちも去った(意識から遠ざかった)。元の世界で起こったことを考えてみた。

8/16より前に火災事故があって、エース(犯人)、長良(目撃者)、希(犠牲者)とする。
エースの親は政治家で、ある国にきれいな水を提供する政策を打ち出していた。息子が放火犯になると、責任を問われ政策も実行されず、何千という人がきれいな水を飲めなくなる。長良は何千という人を助ける救世主のような立場に立たされる。

長良は8/16に学校に行って嘘の証言をし、その結果、心が漂流する。第2話のように、火災現場にいた瑞穂(猫を捜していた)を目撃して、そのことを校長に告げたのかも。

能力は親の職業と関係があるようにも思える。瑞穂は宅配業者、はやとは囲碁棋士、ヒカルの碁からの発想、対戦相手を分析もするだろうし……。能力については適当だけど、元の世界に戻ってから、大人(親、教師)vs子供という闘いはある気がしている。
{/netabare}

【考察】今回の話の細かいところの解釈
{netabare}
『天気の子』のレビューでも書いたけど、相手の考え方や物の見方を理解すると、その人の世界が見える。妖精が見える人を理解すると妖精が見えるし、陽菜を理解したから帆高は雲の上に行けた。

長良は、二つ星の食べる物を食べず、流れ星も信じなかった。洞窟のなかで二つ星が差し出した物を食べたから流れ星が見えた(二つ星の世界が見えた)。だけど、ラジダニのことを思い出して、長良が景色を上書きした。

おそらく、長良は希と一緒に流れ星を見ている。流れ星は命を落とした希を連想させるから、流れ星は命を奪うものに変わる。塔の世界は、コウモリ(と呼ばれた少年)と接したときにできた意識世界。彼は、周りからコウモリと馬鹿にされても気にしない人間。長良はコウモリと馬鹿にされたくない、疑問を持たずに周りと同じように行動する人間だから、指示に従って黙々と石を運ぶ世界ができている。

コウモリ先輩→長良の心の住民、コウモリ少年→現実にいる人。
コウモリ少年を理解できたから、長良は逆方向に歩き出した(周りを気にせず行動する)。塔の世界を作り出したのは、長良の心なので、長良は申し訳なく思っている。長良は自分がどこにいるのかわかったのかも。

ネガティブをポジティブに変えるには、楽しかったときの記憶を思い出せばいい。長良にとっては野球だろう。そのときの日向の匂いを嗅げば、今後、落ち込むことがあっても立ち直れる。そして、長良が目指すのは、希の世界だと思う。
{/netabare}

【考察】漂流の原因を考えてみた
{netabare}
キャラクター紹介にエースがいないのは、長良=エースだからと仮定し、さらに、煙草の不始末による火災事故があり、長良(犯人)、希(犠牲者)、瑞穂(冤罪)とする。

長良の父親は政治家で(両親は離婚)、ある国にきれいな水を提供する政策を打ち出していた。火災事故の犯人が長良と知れたら、父親は責任を問われ、何千という人がきれいな水を飲めなくなる。

長良は救世主のような立場に立たされる。深読みすると、サブミナル効果を利用して、何者かが長良の潜在意識に『救世主になれ』と植え付けた。

長良は8/16に学校に行って、瑞穂(猫を捜していた)が火災現場にいたと校長に告げる。瑞穂は冤罪をかけられ、瑞穂のフィアンセ(?)の教師が罪をかぶり教師の職を辞する。希と瑞穂を犠牲にして救世主になったが、心が漂流する。

あき先生の正体が、抑圧された本当の瑞穂。あき先生は浮き上がる存在で、朝風はそれを押し返す存在。バランスが取れているので、長良は正常を保っていられる。

能力は親の職業か、将来なりたい職業のようにも思える。
瑞穂(宅配業者)、朝風(宇宙飛行士)、ラジダニ(SE)、明星(クリエイター)、ポニー(マジシャン)、キャップ(職人)、はやと(囲碁棋士)
上海は、長良の妹かな。妹にはエースだと嘘をついている。
{/netabare}

第8話 長良と希の話だと思う
{netabare}
視聴者を気にせず好き放題に作っている印象。こちらも好きなように解釈してみる。

元の世界(希は故人)は変えられないので、(希がいない)世界の見方を変える。そのために意識世界で成長してきた。長良(=エース)が起こした火災事故で希が犠牲になり、瑞穂が冤罪をかけられる(フィアンセが身代わり)。長良は罪を逃れたので父親の政策(数千の人がきれいな水を飲める)が実行され、救世主になったが、対価が見合わず心が漂流した。能力はなりたい職業と考察中。

今回は、長良(やまびこ)と希(こだま)の話で、希と接したときに出来た意識世界と解釈。希の命を奪ったから、5千年前の出来事のように遠ざけている。塔の世界は野球時代の記憶で、忘れたいミスがあるから2百年前。年数は意識から遠ざけている尺度。(ベルリンから帰国した)希の本来の外見は、こだまのほう。

戦争はタナトス。長良の心がタナトスに支配されて、命を絶とうとする気持ちが疫病となり、希の世界を破壊した。
希と瑞穂に関する記憶は無意識に抑圧している。瑞穂は冤罪だけで心の負担が重くないので、無意識から浮上し、あき先生の姿となって現れた。現在の瑞穂は、火を点けたことを謝る都合のいい瑞穂だから、彼女を見ても長良は正常でいられる。

『意識』  学校、ネズミの世界、塔の世界   火災事故の記憶
 ↑↓   意識に上がったり、前意識に戻ったりする  ↓
『前意識』 あき先生  やまびこ先輩         ↓抑圧
(検閲)   ↑      ↑            ↓
『無意識』 瑞 穂    長 良←←検閲を通って姿を変えれば意識に上がる
{/netabare}

【考察】前回の考察を少し変更
{netabare}
やまびこは長良の弟で、こだまは希。長良には、「後悔ばかり」と言えば「後悔の天才」とポジティブに返してくれる人が二人いた。一人は優秀な弟。だけど、弟は病で命を落とす(ゴミ袋放置の理由)。弟を失って長良は荒れて学校の窓ガラスを割ったりした。そのときに現れたのが希(外見はこだまのほう)。

戦争はタナトス。ここでのタナトスは、破壊と再生の、破壊かな。やまびこ先輩(弟)が破壊されて(疫病を患ったシーンが少しある)、やまびこ先輩(長良)となって再生した。再生のきっかけになったのが、希。
長良の心にある弟の世界に、希(こだま)が住むようになり、心も安定していたけど、希もまた失ってしまう。

弟が犬だったから、希は鳥になって再生かな。能力はなりたい職業と考察中なので、希は医者。
{/netabare}

【考察】長良を立ち直らせた希のセリフ
{netabare}
長良と希の関係や、漂流が二度目という考察をしてみる。

〇長良
家族構成は、長良、両親、弟(やまびこ先輩)、妹(上海)。弟は長良の理解者で、話しかければ応えるやまびこのような存在。

弟を失い(赤い結晶から血液のがん、白血病と推測)、長良の最初の漂流が始まり、学校で窓ガラスを割ったり素行が悪くなる。両親は離婚し、妹は父親に引き取られ、中国語を学ばされている。長良は山田から姓が変わる。

エースは、長良が理想とする息子や兄。妹には野球部でエースと嘘をついていた。汚れた水をきれいにする父親の政策(または事業)を、将来継ぐように言われている。エース(理想的な長良)の能力なので、長良自身はその職業を望んでいない。


〇希
現実世界の希は、生徒たちの悩みを聞いてくれる良き相談相手。能力のMはマインド。流れ星を眺めながら、長良が弟の話をすると、希が「ぼくが、きみのこだまになってあげるよ」と言って、最初の漂流が止まる。

将来、父親の仕事を継ぐ長良に、希は自信を持たせるために、"救世主"になることを勧めた。長良は希を信じて救世主になったが、心の傷を深めてしまった。

希は病気だった、と考察する人がいたけど、自分もそちらに傾きつつある。弟と希は、同じような性格で、病気も同じ白血病だったから、希を失ったあと、長良の二度目の漂流が始まった。こだまとやまびこの会話は、入院した希と長良の会話かも。エース(長良の理想)が見つけたこだまの遺物(救世主になる)では戻れなかった。毛玉(野球を楽しんだ気持ち)のほうで戻れる気がする。
{/netabare}

第9話 ユングの心理学で解釈してみた
{netabare}
〇これまでの考察
元の世界(希は故人)は変えられないので世界の見方を変える。そのために意識世界で成長してきた。長良には話せば答える"やまびこ"のような弟がいた。弟を白血病で失い、最初の漂流が始まるが、希に「きみのこだまになってあげるよ」と言われて止まる。父親の仕事(数千人にきれいな水を提供)を継ぐ長良に、希は"救世主"と言って励ます(Mはメシア)。

希も白血病で失い(前回は入院した希と長良の会話)、長良は煙草に手を出して火災事故を起こす。父親が責任を問われると水を提供できないので、瑞穂に罪を負わせた(フィアンセが身代わり)。数千人を救った救世主になるが、対価が見合わず二度目の漂流を始める。エースは長良の理想で現実にはいない、能力はなりたい職業と考察中。


〇影(シャドー)
ユングの心理学で解釈すれば、もう一人の自分(影)との戦い。影を倒したけど、影を失うと、その影の持ち主も生きてはいけない。影は必要不可欠な存在。長良にとっては希で、瑞穂は祖母、鮭茶漬けでは鮭。

影を失った者の末路を朝風に教えるために、あき先生が仕向けた気もする。朝風は能力で、長良の記憶(漂流の原因)を抑圧していると思うので。希(影)を失った長良を助けるには、抑圧を解放し、長良が変わる必要がある。解放すると心に負担がかかるので、そういう意味で希はお荷物。ただ、長良の心は成長して、受け入れられる状態にありそう。
{/netabare}

【考察】瑞穂について考えてみた
{netabare}
ラジダニのゲームは一つだけで、コピーは、長良の心の中のイメージ(心象)と考えている。人物についても、長良と接点があった人が長良の心のなかに現れる。希、瑞穂、朝風のセリフは、長良の心の葛藤かな。

塔の人は野球のメンバーで、忘れたいミス(石を落としたのが、ボールを落とすに該当)があるから2百年前の出来事のように意識から遠ざけている。誠二とはおもちゃの銃で遊んだ仲。学校で命を絶った誠二を生徒たちが遠巻きに見ているとき、希がそばに寄って、抱きかかえたりした。鳥はその比喩かな。つらい記憶なので何千年前。そう考えると、心の奥底に向かっている気がしてくる。

漂流の原因に火が関係しそうなので、火災事故と考察中。花火は目立つので、こっそり吸った煙草の不始末が原因。現実世界の瑞穂は、周囲から疎ましく見られ冤罪をかけられやすい存在だった。第2話のように長良がぽつりと言ったことを周囲が勝手に解釈して、火災事故の犯人にされてしまった。

現在の瑞穂は、火を点けて謝罪する、長良にとっては都合のいい瑞穂。ただし、外見は同じ。あき先生の正体が本来の瑞穂で、その姿が現れないよう朝風が押さえている。だからそばを離れない。
{/netabare}

【考察】瑞穂は、長良の母親か?
{netabare}
長良は、五感では母親を捉えているけど、(心を安定させるため)意識のなかでは母親を瑞穂に変えている。故人である希が意識世界では存在するのと似た感じ。意識世界の瑞穂は母親だから結婚しているが、現実の瑞穂は結婚していない。

母親は祖母がいないと何もできずゴミ放置。三匹の猫は、三人の子供に家事をやらせている比喩。意識世界では兄は明星、弟(故人)はやまびこ先輩、妹は上海に変わる。

漂流前(この時点で漂流していると考察している)から能力を持っている人を推測すると、オーロラを出したのは明星、三億円は瑞穂、雷は上海。さらに、ヴォイスの声も聞こえていたから、ヴォイスを父親と考えると、漂流前は家族が能力を持っていた、となる。時系列で考えてみる。

1.8/16に病院で希が息を引きとる。現実は変えられないので、長良は意識世界のなかで希と出会ったときに戻る(リバース)。第1話の屋上のシーンが漂流前で、学校は8/16から時が進まず、長良の家族(父親は除く)が能力を持つ。

2.上海の雷で学校が暗幕に覆われ、生徒たちも能力を持つ。

こう考えると、ヴォイス(父)に対抗するために能力を持ったような気がしてくる。
長良の意識世界に入り込めるのは、長良を理解している人だけ。候補としては妹。あき先生の正体を妹にしようか、検討中。
{/netabare}

【考察】家族全員同級生か?
{netabare}
長良の母親は、祖母がいないと何もできない、という問題を抱え、息子である長良も悩んでいる。長良が悩むのは、親子というタテの関係があるからで、母親を同級生の瑞穂にして(もちろん、意識世界で)、ヨコの関係に変えると長良の問題ではなくなる。アドラーの心理学を参考に考えてみた。

仮定だが、長良には兄妹がいて、兄に対しては劣等感を抱き、妹にはエースと嘘をついて見栄を張る。これらもタテの関係から発生する問題だから、兄妹も同級生にする。兄は明星か朝風。

父親はヴォイスと考えたけど、誠二のほうが考察が進む。父親は弟の病気を治すため宗教にはまった。弟(白猫のさくら)を祭壇に載せているのを母親(瑞穂)が止めようとした。さくらはコピーの能力を持ち、コピーは同じものを返すから、やまびこと似ている。やまびこ先輩は弟と考察中。さくらとやまびこ先輩はどちらも弟だから会話ができる。

三匹の猫が長良の兄妹として、さらに深読みする。こだまがくしゃみしたときの鼻水と、とら猫の鼻水を一致させる。こだまは希と考察中。現実世界の希は故人だけど、意識世界の希は長良の妹で、現実世界では生きている。危ない状態だけど、やまびこ先輩は「まだ間に合う」と言っている。

長良には双子の弟(やまびこ)と妹(こだま)がいて、弟は白血病で他界。妹も同じ病気だが、弟で移植がうまくいかなかったから、妹も諦めている状態。妹を救うには長良の意識を変える必要がある。そのために、親子兄妹といったタテの関係を、家族全員同級生というヨコの関係に変えた……といった感じで今後は考察していこうと思う。
{/netabare}

【考察】猫の名前は、放浪するあの映画から
{netabare}
猫の名前は『男はつらいよ』からだと思う。放浪しているのは寅さんだから、漂流している長良がとら。漂流から戻ってくるのを待っているのが、妹のさくら。げんは兄かな。長良(とら)、妹(さくら)、兄(げん)、弟(やまびこ)。

長良には、双子の弟と妹がいて、二人とも白血病を患い、やまびこのような弟が他界。妹も危ない状態で、父や兄が神の力で治そうと妹を連れ出す。『止めたいが、父や兄には逆らえないので従うしかない』、考え方と行動が一致せず、心が不安定になる(漂流)。救世主のような希に出会い「きみのこだまになってあげる」と言われる。『希のような人がいるなら、妹を神にゆだねるのは正しい』、行動を変えずに、考え方を変えることで心が安定する。

希も白血病で、息を引き取る前に「本当の世界に戻って」と言い残すが、二度目の漂流。卒業式のころに神にすがっても妹は助からないと気づき、バベルの塔を逆に歩くころから考え方を変える。タテの関係では父や兄に逆らえないから、意識世界で家族全員を同級生にして、現実に立ち向かう。考え方と行動が一致して、長良(とら)は漂流から戻り、妹(さくら)を父や兄から取り返し、治療を受けて回復する結末。
{/netabare}

第10話 瑞穂の能力について考えてみた
{netabare}
〇これまでの考察
長良の家族(仮定)にキャラをあてはめて考察する。
長良(とら、エース)、妹(さくら、上海)、兄(げん、明星)、弟(やまびこ)、母(瑞穂)、父(誠二)

長良には、白血病で危険な状態の妹がいる。長良は、『病院で治すのが正しいから(考え方)、病院に連れていく(行動)』としたいが、父と兄は神の力で治そうと宗教団体に連れていこうとする。父や兄に逆らえないから、『病院で治すのが正しいけど、宗教団体に連れていく』となり、考え方と行動が一致せず、心が不安定になる(漂流)。

不安定を解消するには、どちらかを変える必要があるが、行動を変えるのは困難。そこに、救世主のような希が現れたことで、『病院で治すのが正しい』→『神の力で治そう』と考え方が変わり、心が安定する。

救世主のような希も、白血病で助からず、『神の力で治そう』を疑い、心が不安定になる。父や兄というタテの関係が行動の妨げになるので、意識世界で家族全員を同級生にして現実に立ち向かい、『病院で治すのが正しいから、病院に連れていく』と一致させ、妹を救い出す結末。
妹(さくら)は漂流の原因の一つであるが、妹を助けるには、漂流は必要だった。


〇意識の流れ
サブタイトルは、宮沢賢治の『春と修羅』から。この作品に関係するのが、心理学者ウィリアム・ジェームズの『意識の流れ』。意識は、ブツブツに切れた状態ではなく、川の流れのように連なっているもの、といった感じかな。いままで、色々な場所に移り変わったのも、すべて意識の流れで繋がっている、と言いたいのかも。


〇エロスとタナトス
あき先生はエロスで、朝風がタナトス(戦争)。こだま(希)と戦争という関係だから好きになれず、希を助けなかった。深読みすると、あき先生が妹で、朝風が弟(故人)かも。二つのものは双子を示すと思う。古代ローマの双子の像もあったし。ただ、最終回を見たあとで解釈が変わりそう。


〇瑞穂の能力
ニャマゾンの能力は猫のもの。瑞穂がいつも注文したから瑞穂の能力に見えた。瑞穂は蘇生させる能力。例えば、生きた魚を注文して料理すると、魚が生き返る。それを確かめるためニワトリで実験した。長良たちから向かって右が瑞穂で、左が長良。両方に刃を入れた(両方に血がある)ところ、瑞穂のほうだけ生き返った。

この能力を持った理由は、瑞穂が母親(瑞穂=母親ではなく、役割を演じている感じ)で、息子(長良にとっては弟)を失ったから。
{/netabare}

【考察】いろいろ深読みしてみる
{netabare}
考察を簡単にまとめると、長良が妹を助けるために、意識世界で家族を同級生にして、考え方と行動を一致させる、という話。自分の考察を補強するために、いろいろ深読みしてみる。

〇長良と朝風
卒業式が終わったあと、勢いよく門を出る朝風が、希を好きとは思えない。好きなら希の机のそばにいると思う。だから、エースと同じように長良の分身とする。エースは理想的な長良で現実にはいない。朝風は、長良のマイナス面。マイナス面を解決するには、現実の朝風を必要とするから心のなかにいる。

〇あき先生の役割
あき先生は、考え方と行動が一致しない生徒をキャンプで鍛えた。骨折は、相手にされない朝風についていくという矛盾を抱え、スマホを捨てたときに解消した。朝風は、希のようになれないと認めたとき。ウニは『ハリネズミのジレンマ』、近づきすぎると(嫌われて)傷つく。

あき先生は生きる手助けをするエロス(愛の神でもある)。崖の世界は、命を奪えても、命を救えないタナトスの世界だったから、希を助けられなかった。朝風(長良の分身)が、希のように考え方と行動が一致したから、希とさよならしたとも考えられそう。

〇やまびこ先輩の言う「あのとき」と「このこと」
「あのとき」は卒業式を終えて門を出たときで、「このこと」は漂流の原因がさくら(妹)、ということ。このことに気づいて朝風に声をかけて協力を求めていたら、その時点で妹を助けられた。
{/netabare}

【考察】意識から無意識に変えてみる
{netabare}
意識世界と考えたのを、無意識に変えてみる。ただし、学校だけはほかと違う気がするので、意識としておく。

・学校(意識)……双子の弟と妹が入学を楽しみにして、8/16に弟が他界したから静止?
・ハテノ島(前意識、努力で意識できる領域)……山と木があり、弟と希と考察中
・この世界(無意識)……待ち合わせた希と時間のズレがあったり、時間の流れが違う?


意識   逃げる    学校(8/16で静止?)  考え方
‐‐‐‐‐↑‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐↓‐
前意識   /\     /\
     /山びこ(弟) /\木だま(希)  
    ――――――――――――――――――――――ハテノ島
    スカート 毛玉 マウス 芋虫 コピー? コンパス
‐‐‐‐‐↑‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐↓‐‐ 
無意識  暗幕  猿  ネズミ 塔  映写室   希
‐‐‐‐‐↑‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐↓‐‐ 
身体  視・聴覚 嗅覚 触覚? 味覚 記憶・脳?
‐‐‐‐‐↑‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐↓‐‐ 
世界  妹に叱られる            一致する行動


攻略した世界や能力遺物は、身体(主に五感)に関係すると思う。暗幕は、最初、"視聴覚"室だったので、視覚と聴覚。猿の野球の遺物は毛玉なので嗅覚。ネズミの世界はマウスになったので触覚。塔の世界で、長良がヒメにあげた芋虫が遺物なら味覚となる。映写室が視覚のような気もするが、記録があるので、脳ではないかと思う。

例えば、現実世界で妹(上海と考察中)に大声で叱られる(雷はその比喩)と、怒った顔と声が視覚と聴覚を刺激し、暗幕の世界から遺物のスカートとなり、"逃げる"と意識する。
希のコンパスは、考え方と行動を一致させるもの。告白したい(意識)→コンパス(前意識)→希(無意識)→言葉を発する(身体)→告白する(世界)

静止すべきもの(世界?)が動いて、動くべきものが静止して、逆転している気がしている。ヴォイスのメガネが逆さメガネだと逆転の逆転で、ヴォイスだけが世界を正しく見ている。あき先生にメガネを奪ってほしい。
{/netabare}

【考察】心の世界を、本当の世界と思っている
{netabare}
長良は、心の世界を、本当の世界と思い、異世界を漂流していると考えている。「ここは本当の世界ではない!」と叫んだ瞬間に、現実世界(外界)に切り替わるのかも。

心は見えないが、心の世界では、身体や世界(外界)が見えなくなる。映写室を通ったときだけ逆転して、身体や世界が表に出てきた。心(生徒たち)は見えないのが正しい気もする(外界の人からは見えていない)。卒業式は、現実世界が本当の世界と気づく機会だったけど、コピーとこじつけたから、また心の世界に戻ってしまった。

意識(学校)―前意識(ハテノ島)―無意識(塔などの世界)―身体(見えない)―世界(見えない)

現実世界の長良の意識は静止、自発的になにもしない状態で、命じられたら動くだけ。だから、意識→……世界といった流れはなく、世界→……前意識という流れしかない。

心の世界では、身体と世界(外界)は見えない。見えないけど何かが起きて、(無意識で)塔の世界やネズミの世界が現れる。そして、能力遺物をハテノ島(前意識)に運ぶ、ということがくり返される。

塔を逆に歩くのは意識的(自発的)だから静止が解除された(解除中は二つ星は生き返らない※)と考えると、ニワトリの実験も解釈が変わってくる。長良が自発的に注文したニワトリは静止が解除され、瑞穂は解除されないニワトリとなる。そうすると、瑞穂の能力は蘇生ではなくなり、能力不明となる。
※意識が途切れると静止状態に戻り二つ星が復活するから「二つ星によろしく」と長良は言った。
{/netabare}

第11話 衝撃的な最終回になると思う
{netabare}
元の世界は変わらないので、(希のいない)世界の見方を変える、そのために長良の心のなかで鍛えてきた、と考察してきたけど、その雰囲気が少し出てきた気がした。

まず、明星は命を絶とうとした長良の心。卒業式はその葛藤があったけど、希によって救われた。こだまの遺物をセットした箱舟が、元の世界に戻ったら、(現実の)長良は命を絶っていた。やまびこが「彼女の選択を正すべきだった」と言っていて、希=こだまと考えると、希は(病が重くなり)命を絶っていた。戦争はやはりタナトスで、勲章は命を絶ってきた人の数を言っていると思う。

長良は心の世界に閉じこもって、希を止められなかった。崖が崩れて落ちていく希を、朝風が救えなかったことと繋がる。おまえ(長良)のせいだと書かれたポストカードの差出人は、朝風でも誰でも、(長良の心だから)長良となる。長良は希とまだ形のない未来を、この世界で作ろうとしていた。
{/netabare}

【考察】現実世界の出来事を推測(前編)
{netabare}
最終回の予想にもなると思うので、現実世界の出来事を推測してみる。

双子は伏線があるので、長良には双子の弟と妹がいる。残り1話なので、妹は元気としておく。瑞穂だけ一緒に戻るのは、母親をヨコの関係(同級生)と見方を変えるため。現実世界[現]と心の世界[心]とに分け、漂流が始まるまでを時系列で考えてみる。表裏一体なので、[現]で起きたことは[心]に反映される。

[現]8/16、白血病だった弟の最期を見たくない長良は『弟が危ないのに学校に行く』と矛盾した行動をとるが、長良は選挙の集計係でポニーを生徒会長にする考えがあり、『学校に行く』が正当化される。

屋上に行き、教科書を破る希に出会う。屋上で、妹から連絡をもらい、弟が他界したと知る。どんな考えも正当化できず、心が不安定になり、心の世界を本当の世界と思いこむ。弟のそばにいなかった兄に対し、「お兄ちゃんのバカ」と妹が叱る。

[心]学校静止、家族を同級生にする。母親→瑞穂となり三億円(治療費?)を能力で出す。選挙の不正を明星がやったことにして(弟が見たかった)オーロラを出す。ここまでが漂流前。妹→上海の雷で学校が暗幕に覆われ、漂流開始。

希が漂流の原因とするより、漂流中だったから希を止められなかったとするほうが、やまびこの語りとも一致すると思う。
{/netabare}

【考察】現実世界の出来事を推測(後編)
{netabare}
前回の続きで、漂流後の現実世界を推測してみる。
(補足)最初の心の世界は屋上。現実と変わらないから本当の世界と思う。そのつぎが学校と続き、徐々に異世界のような景色に変わっていく。

[現]希が転校してきて、長良を連れまわす→[心]希に引っ張られ、ハテノ島へ
[現]希が「こだまになってあげる」と言う→[心]後述の命日のとき、こだまとして現れる
[現]長良の両親が離婚         →[心]瑞穂の指から指輪が消える
[現]希が命を絶つ           →[心]ハテノ島の木が燃える

第3話~第5話は、長良の成長過程だと思う。第6話の卒業式は、長良が命を絶とうとして、心のなかの希や妹が止めた感じかな。あき先生も「世界が終わる」と言って阻止しようとした。あき先生に正体があるなら妹。白猫と白衣で(強引に)繋げた。卒業後、妹(上海)に見栄を張る長良(エース)は意識から遠ざかる。妹は骨折としてふたたび現れる。

第7話以降は、弟と希の1年目、2年目の命日で、その人を思い返している。
(1年目)
第7話(塔の世界)……二つ星が弟に該当、オーロラや流れ星から弟は南極に行きたかった。それが寒そうな世界に繋がる。自分を責める日でもあるので、漂流被害者の会が長良を責めた。
第8話(祝祭の森)……こだまが希に該当、同じ病気を患った人がいる病院? 希を止めなかった後悔を表す。

(2年目)
第9話(南極?)……誠二は父親を表す。命日なので離婚した父親を訪ねると、長良以上にひどい生活。妹は足を骨折してベッドで寝ている状態。
第10話(崖の世界)……希が心に描いた場所かな。空っぽの生徒は、二年間の長良を表す。希と親しかった妹から遺品を渡され、それが現実に戻る気持ちを高めた?
{/netabare}

【考察まとめ】このアニメは何を見せたかったのか
{netabare}
〇物語の舞台
マインドワンダリング(心ここにあらず)になった長良の心の側から描かれた物語だと思う(wanderは"さまよう")。
コインの裏側をずっと見せられたようなもので、時間の流れは違うけど、物語は表側(最終回でまとめて出てくると思う)と同じように進んでいる。


〇哲学・心理学
各話には、哲学や心理学が絡んでいる。『ソフィーの世界』みたいなのを作りたかったのか、長良の家に哲学書がたくさんあるのか。以下、サールとアームストロングは合っていると思う。
第1話(アドラー)、第2話(フェスティンガー)、第3話(フッサール)、第4話(サール)、第5話(アームストロング)、第6話(デカルト?)、第7話(サルトル?)、第8話(ヘーゲル、キルケゴール、サルトル)、第9話(ユング)、第10話(ジェームズ、ヘーゲル)、第11話(キルケゴール?)


〇ストーリー
唯一、視聴者が理解できるのが最終回のストーリー。以下の三つは必要と考えている。
1.命を絶つ希を、長良が止められなかったこと
2.弟を失ったことで、長良が心の世界に閉じこもったこと
3.親の問題(離婚)を、長良の問題と考えたこと

これら三つも唐突で難しいと思う。だから、希がこだまと同じセリフを言うシーンがあれば、視聴者も理解でき、泣きアニメにもなると思う。

あらすじを考えてみた。
弟を失って心の世界に閉じこもる長良に、希はそこから出してあげようと考えた。だけど、長良は希の言うことを何でもきく、受け身の人間になり、飛び立つ邪魔をしてしまう。希も病が重くなり、自分の心境を描いたポストカードを長良に送る。それを見た長良は不安を感じつつも、希を信じて、過ちを犯すとは思わなかった。さらに、両親の離婚問題に関わってしまい、希に会いに行かなかった。希は、病が重くなったり、長良に対して責任を感じたのもあって命を絶つ。

ここからは少し解釈を入れる。
弟がジェンガが好きだったのを、一年目の命日のときに思い返し、塔の世界になる。二年目は南極を思い返し、骨折した妹を助けたことで、生きている人のほうが大事と考え方が大きく変わる。

希の一年目の命日は、病院にいたころを思い返す。崖の世界は、長良の心のなかにある希の心。そこには深い傷があり、空っぽの長良がいる。飛べなくなった長良が希の心の傷となっていた。それを取り除くことは、希の願いを叶えることで、長良は心ここにあらずから抜け出す。二年目の希の命日に、希が一緒に歩きたかった外の世界に長良はたどり着く。

一緒に外の世界を歩きたかった希と、それを叶えてやれなかった長良、そのシーンというより、そのすれ違い感を、このアニメが一番見せたいところかな。
{/netabare}

最終話 いつものオリジナルアニメだった
{netabare}
Aパートが終わったとき嫌な予感しかしなかった。結局、謎を放置したまま終わるいつものオリジナルアニメだった。大切な人が復活したけど忘れてしまうのは『ワンエグ』と同じパターン。考察で考えた物語はオリジナル作品として、どこかに投稿しようと思う。

この作品で、哲学の知識が増えたのはよかったと思う。とくに現象学を知ったのは大きいと思う。現象学を使ったアニメ作品は今後も出てくるのではないかと思う。

最後に一つ考察すると、キャラの名前が電車の名前なのは、電車を乗り換えるように、希から瑞穂に乗り換えるってことだった、とか。
{/netabare}

【解説】このアニメの謎を解いてみた
{netabare}
各話の謎には哲学が絡んでいる。合っていると思う順に並べてみた。

〇アームストロング(第5話)
アームストロングは、唯一名前が出てくる哲学者。アームストロングには、『現代普遍論争入門』という著書がある。著書の内容ではなく、普遍論争が関係すると思う。
長良が名前だけの救世主なのか、本当に元の世界に戻してくれるのか、生徒たちの間で論争になったことを指すと思う。

〇サール(第4話)
サールは意識についての特徴を考えた哲学者。キャップの長話はサールの哲学で説明できる。サールと猿をかけたのは言うまでもない。以下、説明は適当。
人と話しているとき、あれも話したい、これも話したいという気持ちになったりする。『あれもこれも』を意識に上げてしゃべっていると、また、あれも話したい、これも話したいという気持ちになる。そのようにして話が長くなっていく。

〇ヘーゲルとキルケゴール(ほぼ全話)
赤と青の描写が多かったと思うが、赤はヘーゲルで、青がキルケゴール。これは『ソフィーの世界』からの引用だと思う。適当に説明すると、ヘーゲルはすべてを一つとする考え方、キルケ―ゴールはその逆で、一つ一つが貴重な存在という考え方。
わかりやすいのが、希がヌシを釣ろうとしたシーン。赤いウキでヌシを釣ろうとしたのが、ヘーゲル。水の中(暗かったけど海なので青)で、ヌシの正体が魚の集団だったことが、キルケゴールとなる。瑞穂のものを盗んだときの青い炎や希の赤いセーターも同じ。ほかにも赤と青はあるので、同じように考えれば、少しは謎が解けると思う。

〇フェスティンガー(第2話)
生徒たちは『働く』という行動を変えられない状態(炎が出たり、元の世界に戻れるかわからない)にいて、対価が見合わず心が不安定になったが、「働くのも楽しい」「体を動かすのは気持ちがいい」と考え方を変えて心を安定させた。見合わない対価を、物ではなく心で満たした。それができない三人は暗幕に隠れてしまった。

〇フッサール(第3話)
暗幕の現象は、フッサールの現象学だと思う。いるかいないかわからない三人をエポケー(一時的に考えないようにする)して、三人を詳しく知ることで暗幕の世界(彼らの世界)に入れた。本当は出たいことを理解し助けてあげた。

〇ジム・ローン(第7話)
名言集からの引用かな。該当しそうなのを挙げてみる。
『運命を一夜で変えることはできないが、あなたが進む方向を変えることは一夜でできる。』
『大人がアリを踏みつけて歩いているとき、子供はアリをじっくり観察している。』

〇サルトル(第8話)
『ソフィーの世界』におけるサルトルの説明が、やまびことこだまに該当すると思う。あとは、希と会うのに遅刻したのが、サルトルの『存在と無』のなかにある15分の遅刻だと思う。

〇ユング(第9話)、ジェームズ(第10話)
以前、説明したので省略。

ヘーゲル(第6話)、キルケゴール(第11話)
赤い遺物をセットした箱舟をひとつのまとまりと考えれば、第6話はヘーゲルだろう。第11話はキルケゴールのように思える。

〇カント(第1話)、ハイデガー(最終話)
第1話をカントとすれば、英知界(可想界とも言う。理性で認識する世界)にいたと解釈もできる。元の世界は、感覚界(知覚で認識する世界)。

いままであたりまえのようにあったものが突然なくなると、その存在が強く感じられる、というのがハイデガーの哲学(説明は適当)。電車がなくなったら困りはするが、車を使えばいい。だけど、人間は代わりがいない。最終話はそういうことを言いたかったのかなあ。


改めて、このアニメを考えてみる。
まず、多世界解釈なので、希がいる世界といない世界が同時に存在する。長良も多世界の住人だから、長良もたくさんいる。長良が観測したら世界が増えるわけではない。希がいない世界がオリジナルで、長良たちはコピーだからその世界には戻れない。英知界でもイデア界でもいいが、そこでコピーから唯一無二のオリジナルへと変わり、希のいる世界へと戻った。
{/netabare}

投稿 : 2021/10/03
閲覧 : 1477
サンキュー:

9

ネタバレ

うおお さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

雰囲気が癖になる
なかなか難解な設定が練り込まれているので考察しながら見ると面白い
人によって色んな解釈があると思う

投稿 : 2021/10/03
閲覧 : 54
サンキュー:

3

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Sonny Boy サニーボーイのストーリー・あらすじ

長い長い夏休みも半ばを過ぎた8月16日。学校に集まっていた中学3年生・長良〈ながら〉たちは突然、思いも寄らない事態に巻き込まれていた。長良自身はもちろんのこと、謎の転校生・希〈のぞみ〉や瑞穂〈みずほ〉、朝風〈あさかぜ〉ら、36人のクラスメイトとともに、学校が異次元に漂流してしまったのだ。しかも彼らは、漂流と同時にさまざまな《能力》を入手。人知を越えた能力に大喜びし、好き勝手に暴れ回る者もいれば、リーダーとして他の生徒たちを統率しようとする者も、元の世界に戻るための方法を必死で探す者もいる。渦巻く不信や抑えきれない嫉妬、そして支配欲からくる対立。次々と巻き起こる不可解な事態を前に、少年少女たちは突如として、サバイバル生活に放り込まれてしまう。果たして長良たちはこの世界を攻略し、無事に元の世界に帰ることができるのだろうか……?
(TVアニメ動画『Sonny Boy サニーボーイ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年夏アニメ

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