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「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール(TVアニメ動画)」

総合得点
88.5
感想・評価
722
棚に入れた
3102
ランキング
105
★★★★★ 4.1 (722)
物語
4.1
作画
4.3
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
4.1

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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第2クールの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

もんちろー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

続くかなーって感じだね。

2期の最初は主人公グジグジしててうぜぇ…とはなる。
主人公の元気だったジュニアが機能してない!?ってショックを受け…旅立ち…髪も伸び筋肉も更にムキムキに。
街の暮らしに慣れてきたところで、ビッチエルフに見つかり、色々聞かされ、大学から推薦状が来る。
今回はやめとこーって思ってたら、2年ぶりのヒトガミに大学行けばED治るぜーって言われて行くことに。

何やかんやで仲間増えてって、自分は転生だけど、転移してきた人とも会う。(1期で主人公を殺した人の隣にいた女の子)
この先輩男なのに好きかも!?ってなってたら、幼馴染のエルフで、両思いに。
さぁヤルぞー!ってなったらやっぱりED…。

で、昔に出会った媚薬を思い人に飲まされやっと結ばれた。
それで、EDも治った。

幼馴染エルフちゃんも変装をやめ、結婚するんだってさ。
ってとこで終わり。

投稿 : 2024/01/26
閲覧 : 51
サンキュー:

1

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

本気の異世界転生アニメ。

【概要】

アニメーション制作:スタジオバインド
2021年10月4日 - 12月20日に放映された全12話+番外編1話のTVアニメ。

原作は、「小説家になろう」に連載されていたweb小説を改訂し、
KADOKAWAのMFブックスから刊行された、理不尽な孫の手によるライトノベル。
原作イラストは、シロタカが担当し、
『コミックフラッパー』にて、漫画家・フジカワユカによるコミカライズ版が連載中。

監督は、岡本学。

【あらすじ】

裕福な家の5人きょうだいの4番目の子供として生まれ、
趣味のパソコンに没頭して勉強をサボって受験に失敗したばかりに底辺高に進学することになり、
そこで不良にオモチャにされる酷いイジメで深い心の傷を負って引きこもるようになり、
心配する家族の声に耳を貸さず、社会復帰に踏み出す勇気もなく、
34歳になった太った無精髭のメガネ男は、亡くなった両親の葬式にも出席せずに、
自室で18禁行為に耽っていた(原作だと撮影した幼い姪の裸の写真)ところ、
兄姉弟に自室に踏み込まれ、パソコンのモニターは破壊、男は殴られて怪我。
そして、家を追い出され居眠りトラックに轢かれて死んでしまった。

元冒険者で容姿の整った夫婦とメイドが住む家庭の男の赤ん坊に転生した男は、
幼子に成長して、ここが剣と魔法の異世界であることに気づく。

魔法の天才とも言えるルーデウス・グレイラットに生まれ変わった元ニート男は、
子供からやり直せるのだからと本気を出して魔法の勉強をしっかりやろうとして、
ロキシーという美少女が師匠として雇われて魔法を教わって弟子を卒業したり、
長耳族の血をひく村の美少女のシルフィエットと仲良くなったり、
見た目は子供!頭脳は大人!な状態で、色々と刺激的な日常生活を送ったり、
貴族の家の顔は良いが乱暴者な令嬢エリスの住み込み家庭教師になったりして、
前世では人間関係を拒んで心が冷え切っていたのを埋め合わせるかのように、
愛情のある環境で幸せに暮らしていた。だが、それも長くは続かなかった。

10歳を迎えたルーデウスはエリスと共にフィットア領転移事件に巻き込まれて魔大陸に転移し、
そこで恐怖の対象である緑髪のスペルド族の戦士のルイジェルドに出会う。
ルーデウス、エリス、ルイジェルドの3人は、
冒険者パーティの「デッドエンド」を結成して旅費を稼ぎながら、
故郷である中央大陸アスラ王国のフィットア領を目指す。

旅路には色んな出会い・冒険があり、新たな力を手に入れていくルーデウス。
だが、ルーデウスは家族や故郷に何が起こったのか全く知らず、
その後に彼自身が待ち受ける人生も全く予想だにしないものであった。

【感想】

リア充になりたいしカッコつけたい男性心理が根底に描かれた、一人の転生者の悪戦苦闘の物語。

なろう原作にしては珍しく駆け足にもならずに、途中で誘拐事件のアクシデントもありましたが、
最初の7話をかけてルーデウス少年の故郷での幸福な時間をじっくり描いた後にて、
魔力災害による日常の喪失、そして故郷を遠く離れて流浪の旅をすることになった彼らの物語が今回。

ミリス神聖国がヴェネチアでシーローン王国がタイであるなど、
土地が変われば文化や風俗が変わる作り込みの良さは健在。岡本監督が原作者に初めて会った時に、
シーローン王国のアニメ版での民族設定をこうしたいと原作者の許可を求めたであるなど、
きちんとイメージがあってアウトプットしての作品の作り込みへの熱心さは流石というべきですか。

戦闘シーンではエフェクトや比喩的な演出を用いずに純粋に動きだけで
少女エリスや屈強な男ルイジェルドなどのキャラクターの殺陣(たて)の動きを、
個人差をつけて表現し切る技術力を含めて、アニメの作画(映像)のクオリティとは、
細かいところを疎かにしない丁寧な仕事に下支えされている裏付けがありますね。

敢えてオープニングアニメを作らずに、主題歌に本編を重ねるやりかたではありますが、
16話と番外編での主題歌時と一部のシーンが『ARIA』へのオマージュを連想させる作りであったり、
制作者たちのこうしたいが単なる模倣でなくてキャラクターを活き活きとさせる演出になっていて、
学ぶこととは真似ることである、これは『SHIROBAKO』での台詞ですが、
アニメを作ることはクリエイトするだけでなくて、上手い人を参考にすることでもあると、
このアニメを見ていて思い出しました。
(単なる偶然でオマージュではない可能性も無いとは言いませんが)

ストーリー面では、前世では引きこもることで家族と向き合うことから逃げ続けて関係が希薄になり、
最初は本気で心配してくれていた兄弟からも見捨てられて嫌われていった、
自分の殻に閉じこもることは、近しい人の気持ちを傷つける罪でもある。
その後悔を噛み締めながら、人はいきなり変われるものでもないですが、
前世での性根と性癖はそのままに、少しでも良い選択をしようとするルーデウス。
それが自分だけでなくて関わっていく人たちへの救いになるということ。

他人から見下されようがバカにされようが、
見下されている本人は知性が欠落したサンドバッグではなくて、
本人なりに傷ついたり悩んだりしている。
いわゆる弱者にカテゴライズされる側の人間の心理を作者が理解していて、
主人公を通してそれを描いた上で、転生後の経験からも色々学んだり考え抜いた末に、
心が救われる話を描きたいのが作者の思惑であるのですが、

『ダイの大冒険』での弱虫だった魔法使いのポップが、
ダイの最も頼れる相棒に成長する話が好きな人には受け入れやすい話であるかも?
(主人公の変態性が強いので人を選ぶ作品であることを否定はしませんが)

前世がクズニートと罵られたルーデウスだからこそ、今生での父・パウロのダメな部分に共感したり、
前世での父母とは親不孝のまま死別してしまった、その贖罪の意識から、
親子喧嘩をしてもきちんと目を見て話し合うことを選択しても最終的には和解したりで、
前世ではなれなかった自分に今度こそはなりたい、
やり直しの話としてシリアスな部分がきちんと形になっていますね。
(ルーデウスが見た目が息子でも中の人がオッサンなので、
 父・パウロが年下に思えて内心では上から目線ですが)

子供が親に自分の気持ちを言葉で伝えられない。
親は心配してても説明されないと子供の心を把握出来ない。
親子でお互いの気持ちが通じ合ってない心の距離感。
リアルの引きこもり問題に通じるメッセージがあったり、
濃いシナリオが印象的な2期でしたね。

そしてまた、ストーリーが大きく動き出します。
色んな出会い・別れ・再会に彩られたルーデウスの人生ですが、
将来の嫁候補がここまで3人登場していてハーレム的な物語に帰結するのですが、
主人公が痛い目にも遭うことも多く無双するわけでもないですので、
話が安っぽくならずに楽しめるのが良いですよね。所謂ニートの心理に寄り過ぎではありますが、
作者が本当に描きたいことに直結してる作品テーマですので、そこは仕方がないですね。
主人公の美点も欠点も含めた人格描写が作品を魅力的にしている部分ですので分離不可能ですね。


この次の2期では監督交代で変化している部分もあるということですが、
それによって評価の変化が自分にはあるかもしれませんが、
シリーズ物として、今度も観続けたい作品ではありました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2023/11/08
閲覧 : 125
サンキュー:

32

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

エリスクール<追記;エリスのゴブリン討伐><追記;第Ⅰ期再視聴>

フィットア領転移事件、あの魔力災害から1年。
中央大陸への帰路途上、魔大陸南端から再開です。

いきなりの謎キャラ、キシリカ・キシリス登場。
面白キャラなのか、重要キャラなのか、得体がしれません。
まあ、気持ち悪い幼女キャラには違いないですが。

ヒロイン三人娘の内、本クールはエリス一色です。
体も心も成長するエリス。
当初の印象が変化し、私はすっかりエリス推しです。

オルステッドとの邂逅。
敗北感が彼女をあの行動に駆り立てたんでしょう。
ワイルドなエリスの再登場が楽しみです。

一方のロキシーはすれ違い人生。
ちょっとした作者の悪意を感じます。
お楽しみは後からってことでしょうか。

故郷へ立ち寄ったロキシー。
両親の想いを素直に感じ、長年のわだかまりを払拭します。
感動のロキシー回、必見です。

シルフィと言えば、本クールのラストのみ登場。
変貌したシルフィがどことなくクールでかっこいい。
次クールでの活躍が予見できます。

とりあえず、故郷帰還まで。
何もかも失くしたルーデウスは、いまだ13歳。
この物語、まだまだこれからです。

<追記;エリスのゴブリン討伐>
{netabare}エリスが活躍する番外編です。
ゴブリン討伐はきっけに過ぎず、何かめんどくさいことに巻き込まれているような。
まあ、1話分のため詳細は語られずというところか。

とにかく、エリスがかっこいい。
あの気の強さといい、荒々しさといい。
エリスの真っすぐな気性が清々しいくらいです。

飛ぶように切り伏せるエリス。
剣技というより、まるで踊っているようでした。

ほぼエリスだから番外編になってるんでしょうね。
第2クールのどこら辺に当たるんだろう?
重要な伏線か枝葉なのかわかりません。
なぜエリスが嘘をついたのかも・・・。

第3クール以降しばらく出番のないエリス。
そんなエリスの姿を観れただけで満足でした。{/netabare}

<追記;第Ⅰ期再視聴>
{netabare}第Ⅱ期1話目を控えて、おさらいの意味でⅠ期を一気観しました。
一気に観ると、この物語に改めて魅せられます。

無職転生は、恋愛よりはむしろ家族を多く扱っています。
もちろんルーデウスの家族が中心ですが、他の登場人物にもスポットライトが当たっています。

例えば、ロキシー。
実の両親の元から飛び出し、ルーデウスの家庭教師へ。
その中で、家族の尊さを学び、20数年ぶりに両親の元へ。
そして、両親の気持ちを理解し、わだかまりが取れたよう。

エリスにしたって、家族は尊い。
転移事件によりエリスの家族は最悪の結末に。
唯一残ったルーデウスを家族と思い、彼を守るために修行へ。
その行動は唐突だけど、充分共感できます。

シルフィは転移事件により、アリエル第二王女の元へ。
ルーデウスへの想いは、徐々に強くなる一方。
また、アリエルに対しても家族と同等な感情を抱いているような気がします。

様々な人々の生が交錯する物語。
そんな彼ら彼女らが再会し、新たな友と出会い、家族になる。
そんな人々の成長や絆、苦悩や葛藤がこれからも描かれることでしょう。
どうもⅤ期くらいまでありそうな「無職転生」
楽しみでしょうがありません。{/netabare}

投稿 : 2023/07/20
閲覧 : 342
サンキュー:

42

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ここまで過去と向き合ったなろう作品を他に知らない

2クール目はかなり波乱に富んだ内容。のっけから主人公のルーデウスがあらぬ誤解から一人囚われになったり、離れ離れになった父親との再会も大喧嘩からの仲直り、その後も苦闘が続いたりと、コメディも挟みつつも基本的にシリアスな内容で、しかしながら見応え抜群でした。

個人的にはロキシーが結構好きだったので、いつになったら合流出来るのか、それどころかすれ違いの連続でやきもきさせられたものの、ロキシーの両親とのエピソードは心温まるものがありましたね。

それよりも2クール目はなんといってもエリス。1クールでの気の強さそのままに逞しく芯の強い感じで可愛さはもちろん頼もしさも併せ持っており、番外編での主人公としての活躍ぶりはこの1話だけでは勿体ないと思うほど。

それにしても、1クール以上にルーデウスの前世の男が登場しておりましたが、他のなろうだと転生した時点で無かった事のように殆ど言及しない中で、本作は喧嘩した父親パウロとの和解のくだりといい、2クール終盤といい、前世の自分に目を背ける事なく向き合うところに潔さを感じるといいますかストーリーの重みや説得力を増している印象。もうすぐ始まる2期が非常に楽しみです。

投稿 : 2023/06/26
閲覧 : 138
サンキュー:

15

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ツークール目も最高だった

特に16.17話のお父様との再開するところは 神回すぎました!
エリスの可愛さと成長が磨きがかかったのもいいひ
これから2期に繋がるところでどう言った展開になるのか非常にきになるところでございました!

投稿 : 2023/06/01
閲覧 : 92
サンキュー:

5

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

46歳の春だから~♪元祖転生ルーデウス♪

パパ~に~な~る~?♪

……ちなみに自分は年代的にリアタイ組ではなくて再放送組なのだこれでいいのだ(何の話?)

さて話を戻しまして
『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』(むしょくてんせい いせかいいったらほんきだす)は、理不尽な孫の手によるライトノベル作品『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』を原作としたテレビアニメ。
第2クールは同年10月から12月まで放送された。全23話で、Blu-ray第4巻には未放送の番外編が収録される。(wikipedia)

まずはおめでとうと言わせてくれたまえルーデウス君……いや、もう子ども扱いはやめにしようルーデウス。46歳、それとももう47歳になっているのだろうか?いずれにしろ50歳に到達する前の快挙達成に心から賛辞を贈りたい。それも現実世界なら冷たい目で見られるどころでは済まない年齢差のお相手、そこが異世界で本当に本当に良かった( ´ー`)y-~~

与太話はさておき本作は2期ではなく2クール目という扱いなのですね。1クール目と違い言わば「魔力災害」篇のような形で統一されているため物語の筋が通っていて見やすくもあります。
その中で更にシーンを分けるとしたら「獣人」篇、「父子の再会」篇、「シーローン王国」篇、「龍神オルステッド」篇、「別れと旅立ち」篇と言ったところでしょうか?(全部勝手につけた仮の名称です)結構イベント盛りだくさんで飽きさせない流れだったとも思います。

その中でのハイライトはやはり全篇通じて出会いと別れだったと個人的には思います。特にパウロとの再会、いや~やっぱこいつダメ親父でしたね~。そもそもおかしいのは(転生換算では)未だ10代前半のルーデウスよりも元Sランク冒険者のデニスの方を優先して探しているところですよね。実際ロキシー達もその経歴を理由に捜索を後回しにしてるのに、いくら妻だからとはいえ優先順位を間違えてるとしか思えません。相変わらずこいつの頭の中には剣と女(最近ではそれに加えて酒)のことしかないのでしょう。エリスやシルフィのことを揶揄したのも自分の頭の中がそうだからに違いありません。で、近くに侍らしていたえちえち格好の女性戦士のことをイジられたら逆ギレする始末。ですが注目、否定はしてないんですよね。まあどう考えてもヤることヤってますよねこいつがヤらないわけないですよね。女子の方も「団長っ……こ、こんなの……間違ってます……」とか言いながら腹の中では「計画通り」とか思ってそう。ちゃっかり娘の世話見て後釜狙ってるし。あーいやだいやだフケツフケツけしからんけしからん(個人の妄想です)
他にも魔力災害で他の人たちも転移させられていることに気づいてなかったルーファウスが魔族であるルイジェルドのために活動していることを知って「優先順位が間違っている」と揶揄してましたがいやそりゃあんたもだろと。先ほどの件にも繋がりますが、ええかっこして他人を救ってる暇があったら単身でも家族を探しに行けよとか思ったり。

パウロは知らなかったでしょうがルーデウスは言わば爆心地のど真ん中にいたようなもんですから遠くの町まで巻き込まれているという発想に思い至らなかったとしても不思議ではありません、そもそも自己最強の魔法をぶっ放すために人里離れたところにいたわけですから。ただエリスの方はうっすらと気づいていたようなので、何で教えたらへんかってんとは思いましたが。

最終的には諫められたとはいえパウロ自身の方から仲直りに行くのは良かったです。むしろルーデウスの方が人間出来すぎなシーンだとは思いましたが。もっとも彼の中身は実質アラフィフの成人男性なわけですからどちらかというと自分の方が兄貴分ぐらいの感覚なのかもしれませんね。
というかこのシーンがなければパウロはマジで男がいらないからルーデウスを遠くに追いやったクソエロ親父という評価で確定してましたよ。実際何だかんだ言って一回も会いに行ってませんでしたし、ほんっとギース様様ですよね。あ、でもそういえばギースってそもそもどうやって牢から逃げ出せたの?同じところにヤバい人さらいのボスみたいなんも一緒でしたよね?まさかあれも一緒に野に放った……?

しかしそれにしても街ごと人が転移してるにもかかわらず一度も気づかなかったというのはやはりちょっと不自然ですよね。一応「人さらいが多い」というのが伏線なのだとは思いますがこのレベルになるとギルドどうこう言う問題じゃなくいやがおうにも噂話の一つぐらいは聞きそうなもんですがね。
ただこの街ごとというのがミソで転移自体はむしろ善意だったのかなという気がしています。というのもあのままでは多くの人間はそのまま間違いなく死んでいたわけですから衝撃波から守るために転移させた、しかし場所設定まではできなかったためあのような悲劇となった、みたいなところじゃないかと推測してます。

1クールの時はあまりにもとっちらかった展開が個人的にはあまり評価できなかったのですが2クール目は素直に面白かったです。本来ならばお気に入り棚にいれたくなるほどの出来だったのですが1クール自体がもう一つだったということと、こんな低俗下ネタ満載のものをお気に入りだなんて方々から冷たい目で見られそうなので毅然とした態度で見送ることにします。これでいいのだ。
ただ既に確定している二期も楽しみにしてはいますが。

ところで魔大陸から船に乗る時、何故ルイジェルドだけ法外な値段を要求されたのでしょう?スペルド族だから?でも偽物ってことで通ってるんでしょ?原作では補完されてそうですがさすがにちょっと説明不足だったと思います。

それとエルフのお姉さんがどえらいヤ〇マンなのはエルフ=長寿=子供が産まれにくい→子供が欲しいから!とかいう設定だったりする?それとも単に性癖こじらせてるだけ?

投稿 : 2022/09/03
閲覧 : 184
サンキュー:

23

ネタバレ

ももも さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

来年の二期が待ち遠しい

一期。分割2クールの後半。

前半クールを見て、前世のトラウマはありつつも、
基本は過去は過去として
この世界で前向きに生きていく話かと思ってましたが
いい意味で予想とは違っていました。

人生に降りかかる苦渋、困難が前世の記憶とオーバーラップし、
人との繋がりを作ってきた今生を持ってそこを乗り越えてゆく
というのがクライマックスであったように思います。

転生モノで神の存在というのも本作で既に確立されていたんだなぁというか
思ったより物語にガッツリ絡んできそうで、
後発の作品を散々見てきただけに
本作的には不本意であろう食傷感がちょっとあったりもしましたが
この先物語がどう続いていくのか純粋に楽しみです。

------

『無職転生』内山夕実さん・加隈亜衣さんインタビュー。声をわざと枯らしてから収録する熱演ぶりが明らかに
https://dengekionline.com/articles/99374/

投稿 : 2022/08/07
閲覧 : 126
サンキュー:

12

ネタバレ

神谷 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感想

無職転生

感想!

この作品を見て驚いたこと。
それはこの作画の綺麗さ、無論なんというか、無職転生なんて女の子のチヤホヤされていい子いい子される話なんだろとまとめスレを読んでいたのでそこまで期待もしてなかった。
ところが見てみると違う。

なんだこれ、今のアニメって凄いと思ってしまった。ねりに練られたストーリー。特に次から次に成功体験的なことが起こるのはとても良かった。

ここから感想です
まずこの作品の面白いところは三十代のニートが異世界に転生して、才能が与えられること。
30歳のニートが転生して、能力を与えられることがあげられる。
徐々に難関というものが与えられ、それをクリアしていく王道ファンタジー。
そして物語中盤、主人公は絶望に叩きつけられ、絶望を解決することでエリスと恋人関係になる。
努力した後にエリスというヒロインが与えられる構図で、しっかりとした物語上の構図もある。
 
この構図って最初チヤホヤされてそのまま終わるのかと思ってたんですけど最後に障害を与えてるんで、言うほどひどくないです
なろうの最終兵器『無職転生』と巷では呼ばれています。その名前通り構図上は女の子にチヤホヤされるものではなく努力して女の子を勝ち取るものになってしまっている。

この点からして、なろう小説は転生を加えただけで構造は昔のファンタジーとほとんど変わりがない。

例えば転すらも、本好きの下剋上も、ログホライゾンなんてNHK、オーバーロードも、全て異世界転生という物を加えただけで既存のファンタジー作品と違いないです。ちゃんとしたテーマがあるってこと。

この点からしてなろう小説では異世界転生物しか受けないジャンと思っている人は、このわかりやすい小道具を理解した方がいいです。

なろう小説では異世界転生したというテンプレを当てはめるだけで、成功する可能性があるということです

ただ批判として挙げられるのはガラパゴス化することですが、これには反論があります。
まず王道ファンタジーの転生したらスライムだった件は3000万部売れています。
つまりなろう小説だけで3000万部も売れているということになるのです。ガラパゴス化現象は起こってないといえるようです。

さてここからは完全に僕の持論で主観になります。文学の復興の鍵は、ライトノベルをどう扱うにかかっていると私は思います。
 まずそもそも文学というものは古臭くて受けません。間違いありません。例えば日本が帝国主義にでも戻らない限り、復興することはないでしょう。
 なので、これから時代は古い物を扱うのではなく、こういった新しい異世界転生ものやラノベという物を活用して売り上げを回復していくという選択が良いでしょう。
 
 実はこのラノベ・なろう小説というのは子供にはあまりウケてなく主に中学生、高校生向けのターゲットをしてます

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/角川つばさ文庫

角川つばさ文庫は、自動車をターゲットにしてますが、絵がアニメ調のものが多くなっているのはご存知でしょうか?

 https://tsubasabunko.jp/product/321603000359.html
 君の名は、の角川つばさ文庫バージョン

 https://www.ten-sura.com/news/novel/novel-kids/news/post/6447
 転生したらスライムだった件児童書

 このように、今後の角川の在り方としてはどれだけオタク層以外の子供を引き込めるかにかかっており、その戦略としてあげれるのは漫画とは違う方向性に挙げられる方針だと思います

 ★なろうのように

 なろう小説のように、誰でも作品を評価でき、人気になった物を後から書籍化する、この方針で売れた物を過激なシーンなどを排除して、児童書にする。
 要するに評価のやり方をもっと誰でも投票できるようにして、できるだけ小説作りを編集者なしで作っていくという事です。私はこのやり方、この方針でやっていくべきだと感じています。

 では、その理由を私の主観で解説したいと思います。

 ①ジャンプ作品であった出来事

 まずジャンプ作品であった出来事を解説したいと思います。
 進撃の巨人の作者がジャンプに持っていったところ、ワンピースやNARUTOをもってこいなどと相手もされなかったが、結果的に他誌に持って行ったところ大成功。
 バクマンでもジャンプの体制が明らかになっている通り、手塚治虫が立てた漫画家と編集者制度そのものに問題点があり、例えば、編集者と作者の好みが違った場合、たとえ作者が売れる物を売れると思っていても編集者が違うと言えばそれで押し通すことができてしまう。それで主人公の真城の秋人が編集者と対立してしまうという点。
なぜこうなったかというと、漫画創設時には漫画という物を大衆は知らずにいたため、何が売れるものかはわからなかったため、もちろん編集者が言うことが全てでした。
 しかしこれだけ娯楽が多様化してくると、一般人の評価でも、作品を育てることは可能であり、時として一般人の感覚と誌面の感覚が一致しないという点が挙げられる。ジャンプ黄金期が終わりを向けて、子供向けアニメが衰退したのはもちろん、長期連載などが終了したのもあるが、この一般大衆と乖離した編集者の価値観という側面も否定しきれないという点です。
 そこで、漫画もアニメも小説も、みんなで選びたい物を選ぶというやり方で選んで、保守的な体制をあらためて変えていく、そういうことが必要になってくるのだと思います。
 
 ★

 この小説家になろうのシステムは悪く言えばガラパゴス化を生み出してしまう物ですが、よく言えばアメリカンドリームで誰にでもチャンスを与えられる、作ることができるということです。
 資本主義の原理は競争と自由。つまり自由に挑戦する権利を与えられるから発展するシステムで。
 古臭い賞なんてものは廃止してしまって、メジャーリーグとマイナーリーグを作ってWeb上で観客の投票で決めてしまう、編集者の存在しない体制というものをここに示しているのが可能性として非常に面白い。その点、それで選ばれた無職転生やソードアートオンラインなどは、評価されるべきなのでは?と私は思っています

で、角川つばさ文庫のように児童書でアニメの絵が使われてきているので、どんどんライトノベルもミッドノベルやヘビーノベル、ライト文芸なども作っていくと今ある批判点も消えると思います。無論表現規制派の言うことを聞いてるわけではなくここにあるのは商品を増やすという選択肢です。

 その一環としてまずシステム作りの変更をする。古い体制を終わらせて新しい体制を作り上げると言うのが重要となってくるのでは?となります

投稿 : 2022/06/25
閲覧 : 149
サンキュー:

9

ネタバレ

脳トレ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

掘り下げるほど高まる「おまいう」感

<12~15話>
作画は非常に高水準で安定しているのだが戦闘シーンの動きが剣の初心者から達人まで、みな似たような動かし方と演出なせいで個々の違いや凄味が薄くなっている。種族ごとの生活様式の描き分けなどはしっかりしているので余計に気になる。
話やキャラも1クール目と変わらず。魔王を倒すとか元の世界に戻るとか、物語の主軸となる動機がなくどこに向かっている話なのかピンとこないので、作中でどんなに凄いイベントが起きてもいまいち物語としての起伏にかける。
14話にしてルディにようやくまともな正義感が芽生えてきたかと思えば人助けをしたその直後に助けた子供の裸を覗きそれを笑えるネタとして扱う。キャラを掘り下げるほどルディの、そして制作側の性暴力に対する認識・倫理観の欠如が浮き彫りになる残念な作品。またルイジェルドが人を殺すことであんなに揉めていたのに、いつの間にかルディもそれを受け入れてしまっている雑なキャラ描写。

<16~17話>
トラウマ描写について
{netabare}パウロと再会して早々責められたルディがいじめのフラッシュバックを起こす展開がかなり唐突で強引。2話以降ここまで一切触れられてなかったのでてっきりもうトラウマは克服したとばかり思っていたのだが。裸で晒し者にされた記憶というなら14話で獣族に全裸で監禁された場面の方がよっぽど状況が近いだろう。冤罪で投獄されてもまったく動じずネタをかます余裕すらあったのに、パウロの全く筋違いな八つ当たりで急に動揺する流れに説得力がない。そしてそんなパウロを止めようともせず、自分と同じ被災者であるルディ(しかも彼らからすれば11際の子供)に冷たい態度をとる周囲の大人たちも不自然。表面的な絵面をなぞらえて過去のトラウマと結びつけるための無理やりな演出にしか見えない。{/netabare}
第一クールで口喧嘩した時もそうだがパウロを極端に愚かな人間にすることで相対的にルディが知的で正当であるように見せているだけの幼稚な手法。

そして何度も言うが、ルディは自分がいじめられた記憶は何十年たっても、それこそ肉体が生まれ変わっても尚消えない魂の傷として残っているのに、自分がこれまでしてきた性暴力が同じように相手を一生傷つけ苦しめる行為だという事に全く思い至っていない。自分の加害を棚に上げる…どころか認識すらしていないのだ。
{netabare}「俺がこんなに落ち込んでいるのにこいつは何で能天気に、楽しそうに、無神経に、ヘラヘラ話していられるんだ」
女がレイプされてもネタで済ませ、ヘラヘラ笑いながら子供相手に痴漢や覗きの性加害を繰り返している奴がこれを言うのだ。ここまで完璧な「お前が言うな」もそうそうないだろう。
被害者意識だけ一丁前の痴漢とレイプ魔のなれ合いを「親子の感動エピソード」として見せられても醜悪なだけである。{/netabare}

魔力災害について
{netabare}ルディ達だけでなく領土丸ごと?が消失したとんでもない事件だったと発覚したが、それ程の大災害だったならいくら遠いとはいえ旅して行ける、人が交流している海外(魔大陸)にも情報は伝わるのではないか。
{/netabare}

<18話>
ロキシーの里帰り&前回と違いまっとうな親子のエピソード
改めて、土地や種族毎に異なる文化・風習をビジュアルだけで語ってみせる世界観の描き込みぶりは素晴らしい。{netabare}念話という特殊能力とそれにまつわるロキシーの想いをセリフ説明ではなくエピソードでしっかり描いた話運びも良かった。ベタな船酔いネタやミグルド族の長寿ネタも素直に笑えたしオチの下ネタも比較的抑えた描写にとどめて今回の話の雰囲気を壊さないようバランスに気を使っていたように思う。(何よりルディの性犯罪とは違ってこちらは大人同士の合意による行為である){/netabare}
この話だけ見ればいたって上質なファンタジーものである。もはや転生や主人公の存在の方がいらない要素に感じる。

<19~20話>
家族との再会&クズ同士の小競り合い。{netabare}この話でもパックスを分かりやすく悪者にすることで相対的にルディが上げられているがやってることは同じ性加害。パックスのセクハラは女性から嫌われ避けられる行為として描かれる一方で、ルディやパウロの性加害は何故か被害者から慕われるという何とも都合のいいくだらない話。
たとえ視聴者が共感できないような悪人同士の戦いでも、スリリングな騙し合いやハッとさせられるトリック、工夫を凝らしたバトルなど何かしらの見どころがあれば楽しめるが。今回のエピソードはそこに至る展開も適当、旅の目的のはずの家族との再会も淡泊。ピンチ打開の切欠となったフィギュアネタはおそらくこのアニメで初めて?現代のオタク知識が役に立つ場面だったと思うのだがキャストオフはまだしも「ほくろを乳首に見立てるエロス」はさっぱり意味が分からない。ロキシーとそういう場面があったわけでもないしフェチズムとしても納得もドン引きもできない中途半端なものでカタルシスも面白さもない。

そもそもほくろがどうこう以前にパンツ一丁の状態が恥かしいという当たり前の感覚が完全にすっぽ抜けている。しかもそれを「裸にひん剥かれてトラウマになった」という奴が理解していないのはどういう訳なのか。第一クールの感想でも語った通り、常識や正義感はあっても女の人権という概念だけが抜け落ちているからだろう。

ルイジェルド人形は人助けとセットで布教することで彼への偏見を払拭するという立派な目的があり本人にもそれを説明している。
今回のキーアイテムとなったロキシー人形はたんなる気晴らし、趣味で作ったものでありその内容もザノバが熱く語った通りいたる部分に性的強調を施し本人に無許可で裸まで造形された間接的な性加害である。
男の方は尊厳を取り戻すため、女の方は面白おかしく尊厳を弄ばれ、人形の扱い一つとってみても女性蔑視が透けて見える。{/netabare}

アイシャについて
{netabare}敵に捕まっていただけなのに、自分を毛嫌いしていた妹から何故かあっさり兄として認められる空っぽな展開。さらにそのアイシャ自身が「変態の魔の手から逃れるため」に「自分の体を売りに」ルディとの同行を望むという破綻した言動をとる。そして子供に手を出し続けるクズが常識人ぶってそれを窘める。なぜこうも一貫性のないキャラ描写を繰り返せるのか。

意味不明だったパウロの不倫&ダブル懐妊も、この文字通り毛色の違う妹キャラを侍らせるために入れたんだろう。ルディの未来のハーレムのバリエーションの為にゼニスは夫の不倫レイプを許し被害者母娘と仲良く子育てするというバカげた展開になったのだろう。とことん女を舐め切った作品である。{/netabare}

<21話>
恐らく物語上かなり重要なポジションのキャラと初遭遇・戦闘する話なのに、ルディの行動があまりにも馬鹿すぎて盛り上がるどころか怒りすら湧いてしまった。
{netabare}一年以上も命がけの旅を共にした仲間の異常な様子に気付かない、その仲間の忠告を無視してベラベラ相手に話しかける、ヒトガミとの関係を問われて驚いたり怪しんだりもせずあっさり認める等々…迂闊なんてものではない、いくらなんでも馬鹿すぎる。これまで様々な思考・策略( )を張り巡らせていたはずのルディがそれこそ「唐突に」空気の読めない危機察知能力ゼロの間抜けになる。作者は誰かしらを馬鹿に描く以外に物語を動かす方法を知らないのだろうか。

演出も盛り上がりを削いでいる。冒頭で何度も「唐突に~」と具体的な映像付きで全滅のピンチを示唆しているので全く唐突さはない。かといって様々な要素が絡み合って冒頭のシーンに至る、というような盛り上がりもない。「これからこういう事が起こります」と前振りされて何の起伏も無く前フリ通りのことが起きただけなので面白くも何ともない。ルディがサクッと死んでサクッと生き返って、本人も「まぁ仕方ないか」くらいの軽い反応なので突然の主人公の死という一大イベントなのに緊迫感さえゼロ。今後も起こるだろうピンチの緊張感まで削ぐ酷い内容。終盤に入ってから何を見せたい話なのかどんどん意味が分からなくなっている。{/netabare}

<22話>
帰郷と別れの話
{netabare}ルイジェルドとの別れ
さも感動的な場面のように見せていたが状況を俯瞰してみれば、「子供に手を出す40過ぎの犯罪者」が最後までその正体を隠したまま「子供だけは絶対守る」というルイジェルドの信念を利用したというゲスな話である。罪悪感どころか相手を騙していた自覚すらなく感傷に浸ってみせるルディの神経を疑う。

エリスとの別れ
前述のシーンと同じく。「子供に手を出す40過ぎの犯罪者」が最後までその正体を隠したまま15歳の娘と肉体関係を持ち、その後置いて行かれてビービー泣きわめくというしょうもないラスト。こんな話を哀愁めいた演出で見せられてどうしろというのか。
そもそもルディはひとりよがりの独断でシルフィーを何年も故郷に置き去りにした挙句エリスに鞍替えしているのである。それを忘れて(というかコレもまた認識すらしていないのか)彼女に捨てられて可哀そうな僕、みたいに被害者ヅラ出来る神経を疑う。{/netabare}

<23話>
いじけたルディが再起する話
{netabare}ここにきてまたいじめ被害の話を蒸し返してきたがその内容が現状と全然関連がない、むしろ生前の正義感やいじめられて傷ついた様子を詳細に描いて見せたことでその後の性加害の数々と更に整合性が取れなくなっている。自分は無理やり裸にされて今でも傷ついてるのに、何故あんな楽しそうに関係ない子供の服を剥ぎ取って興奮してるのか、それを軽いジョークとして描けるのか。他人の痛みが分からない自己中のおっさんの異常行動を延々と見せつけて何を伝えたいのか、理解できない。{/netabare}

生前の両親について
{netabare}てっきり理解のない親のせいで余計にルディが心を閉ざした~みたいな話かと思っていたら、むしろ息子を励まし学校側にきちんと責任を求める至って普通の両親である。そんな親に寄生し続けて最後は葬式にも出ず、姪の盗撮映像でオナニーしていたのが生前の人生だ。異世界に転生して大冒険の中で初めてできた彼女にフラれたのが現状。状況が重なるどころか何一つかすりもしていない。
剣と魔法の世界を外にも出れなかった引きこもりとは思えないほど図太く無神経に渡り歩いてきたルディが、被害者ぶりたい時だけトラウマを引っ張り出して弱者アピールしているだけである。{/netabare}

ルディの再起について
{netabare}パウロに信頼を裏切られたゼニスに対して、不倫相手とその子供を受け入れろと正論ぶって諭していた奴が
女子供に性暴力をくりかえし妊娠・出産・育児に至るまであらゆる女の尊厳と命を軽んじてきた奴が
自分の失恋(しかも勘違い)にはビービー泣いて悲劇の主人公を気取ってみせる。心底くだらない話だと思う。

その他にもエリスが別れを選んだ理由も話の前後繋がっておらず全く理由になってない。ルディに助けられてばかりというがむしろ戦闘で大した活躍もなくちょっと前にルディの迂闊な行動でパーティー全滅の憂き目にあっている。生き返ったのも敵の気まぐれ、偶々だ。そんな簡単に死ぬルディと生きてまた再開できる確証もない、再会したとしてその時にルディがまだ自分を想っていてくれる保証もない、むしろ独断で相手を置き去りにしたわけだから諦められてる可能性が高いだろう。また何をもってして「ルディに相応しい自分」とするのかも判然としない、パッと思いつくだけでもツッコみ所だらけで言動が滅茶苦茶だ。
ルディが失意から立ち上がる切欠になったゼニスとの記憶も前半のトラウマの流れと特に関係なし。ここまで23話の尺を使っても特に母親への想いも描いて来なかった(どころか隙あらば意味のない女性軽視を垂れ流す有様)なくせに見せ場を作るために取ってつけたような安い親子愛をねじ込んでくるチャチな演出。しかもこれが最終回、大冒険の末の最後の盛り上がりなのである。これだけの莫大なエネルギーを注ぎ込んで作られた作品で最後に語られるのが「性犯罪者のクズ中年の失恋、それでも頑張る僕」なのである。だから何なんだとしか言いようがない。{/netabare}

総評
最後まで評価は好転せず、物語を牽引する目的もなく主人公をはじめキャラの描写もブレブレ。女子供への性暴力を下ネタと言い換えて誤魔化す性犯罪者の幼稚な自己愛と女性蔑視を延々垂れ流すだけのしょうもない作品だった。

投稿 : 2022/06/05
閲覧 : 352
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10

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uQcus51094 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

本格異世界モノ!

原作未読。

1期2期をまとめてみました。
王道というか本格的な異世界転生モノでした。
ドラクエにはまった人間としては、「こういうのが異世界ものだよな!」って感じです。

異世界に飛ばされて、チート級の力がありながら、苦労して成長していく話です。
最近の異世界チートものとは全然別物なので、そのあたりに飽きてきた人はよいかも

ただ下ネタがまあまあ多いので嫌いな人は厳しいかも…
戦闘シーンはすごい動いていてよかったです。

ただ無職設定は必要…?そこまでいきていなかった気がします
主人公がパウロより年上だったときは衝撃だった

{netabare}
異世界にとばされて、チートくさい能力がありながらもよい師匠に恵まれて成長していくのが王道らしくていいですね。

ロキシーはもうちょっと出てきて活躍してほしかった。
結局主人公との絡みは序盤だけでしたね…
このあたりから下ネタがまあまあひどい

エリスのあたりはどうなるかと思いきや、最後の方ではあんな感じになり、お互いに成長したなあって感じですね

2期に入って、ようやく冒険スタートという感じです。
色々な事件を解決してようやく父親と再会しますが、けんか別れになるあたりもリアルでよかったです。

最後の方では世界の根幹にかかわる話が出てきましたが、ほとんど触れられず終わってしまいましたね。

シルフィはどこにいったんだ、と思ってたら最後でてきましたね。
母の居場所も分かったし、ようやく折り返し地点というところでしょうか。

まだまだ続きそうですが、続編に期待です!

{/netabare}

投稿 : 2022/05/03
閲覧 : 141
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6

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DNpZi11830 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今季どころか、今年のアニメトップ3に入る

無職転生。
無職の30代おっさんが、家を追い出されて車にひかれ、異世界に転生するお話。
原作はなろうのやつだけ読んでる
第1クール目は作画が良いって感じで、なろうで読んでた時と同じ気持ちで、良く出来た設定だが、序盤はつまんないなって気持ちだった。
だが、第1クール目後半から第2クール目の魔大陸の冒険はとても面白い。砂漠地帯や変わった街、そしてミリス大陸の獣人の村、人間の支配圏どれも特色のある街なみで最高。
欠点は、エロ要素ぐらいだ。

12話 ロリ大帝キシリカ
ルイジェルドとの意見の対立とか、ルーデウスの自己犠牲はとても良かった。魔界大帝キリシカも出てきた、予見眼強いな。

13話 変態は嫌いよ//という感想。
エロ要素多かったので感想はなし。

第14話 THEバトル
手に汗を握るバトルはすごく良く作画も良かった。おじいちゃん(泣)

第15話 これが親目線なのかも
エリスの成長が見れてとても良かった。ギレーヌと対比させて、人は成長するんですっていうの最高。7大列強の話も出てきて良かった。修業の作画も良き。神回やな。

第16話 神回を超えた神回
パウロとの再会、他の人が転移したから救助をしていたパウロ、魔大陸の奥地に転移して波乱万丈な旅をしたルーデウス、それぞれ苦労した中偶然出会う。
パウロはルーデウスが誰も探さず遊び歩いてると思いルーデウスの苦労も知らず、怒る。パウロの気持ちもわかるが、ルーデウスが可哀想。

第17話 先週の神回を超えた神回をさらに超えた神回だった!(超サイヤ人3みたいな言い方)
パウロの旅のシーンで泣けたし、パウロが自分がクズだと自覚するシーンがあって良かった。ギース、ナイス。お店の人もナイスだ、ルーデウスとパウロが仲直り出来るきっかけを与えたのは。真の再会に泣けた。ルイジェルドが子供の事を言うところも良かった。
ギースはルーデウスらしき人を見つけたからあえて捕まったのかな?、なろう版にはないからよくわからない。

第18話 神回=ロキシー回
ミグルド族は基本念話で会話してるらしく、ロキシーはテレパシーが伝わらないらしい。それで疎外感があったそう。
子供にいなくなってほしいって思ってる親なんていないとは言わないけど、そうそういないよってわけではないかもしれないけど、少なくともロキシーの親はそう思ってないはずだよ。
ロキシー達が抱き合って泣くシーンは僕も泣いてしまった。50年後とか言ってるとこは長命種なんだなって思った。


第19話 ため回≠神回 無色転生×ため回=神回
ため回だった。第7クズ王子がクズで、バカってとこが面白かった。王級魔法陣がなんかすごかった。
ノルン派だけどアイシャが可愛いかった。
ザノバ編の第七王子見たときの反応楽しみになったわ。

第20話 ルディ師匠は天才
シーロン王国の神子、第3王子ザノバ登場。イメージするアキバに居そうなオタクの人感あって良かった。ロキシーフィギュアの紹介面白かった。
全体的にちょっと駆け足で雑になっていたが、まあ面白かった。

第21話 やばすぎた…
ルディたちが七大列強2位は龍神だなとフラグを立てながら赤竜山脈を歩いてると、謎の男が現れる。
今回は映画並みの戦闘作画で脳がバグった。ルイジェルドの戦闘。ルディ戦闘のと迫力がやばい。
胸の穴のぽっかり、面白かった。
ターニングポイント2という題名通り重要な回なんで、いつか来るであろう2期3期を見終わった後にまたみてね。

第22話 ルディが苦しむ=最高
前回の龍神との戦闘後なんとか生き残ったルディたちはグレイラット領に戻る。
ルイジェルドの別れ悲しかった。魔大陸に転移して生き残れたのは、ヒトガミおかげなわけなくルイジェルドおかげなのである。
ルイジェルドと別れてから、領地のキャンプがあるとこにやってくる。エリスは悲報を伝えられたのにがまんしてた様子に成長を感じれてよかった。15歳になったエリスとやって翌日、ルディはエリスの切った髪と置手紙を見る。
ルディは、1話の中で二人の冒険仲間失ってマジでつらいと思う。
エリス目線書かなかったのは、マジ当たりよ。

第23話 ルディのやってきたこと
最終回らしくみんな出てきた。ルイジェルドにある呪い(髪)が減って一人でいても大丈夫な様子、成長したエリスの短髪のかっこよさ、どっちもルディのおかげである。
ロキシーはロり大帝に家族を探してもらってるよ。ルデイなら大丈夫って言ってくれてるよ。
だから立ち上がるんだルディ。ほかのみんなは大災害という悲劇を乗り越え働いてる。
お前を守ってくれた親はもういないんだ。例えお前が悪くなくても
いつまでも無職で引きこもってられないぞ。
ゼニスはベガリット大陸の迷宮に転移したそうだ。ロり大帝様の魔眼ですら見えないらしい、お前が行ってゼニスの安否を確かめろ。悲劇を起こす前に(願望)
白い髪で目隠しをしている、フィッツはお前を尊敬してるぞ。
立ち上がれその沼を使って、世間に名を知らしめせ
  "泥沼のルーデウス"という名を。

急に変なこと言ってごめん。

投稿 : 2022/04/28
閲覧 : 281
サンキュー:

26

ネタバレ

上杉達也 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おすすめ

1クール目とかわらず良いできだったと思います。
多少こちらのほうが端折り方が雑には感じられましたが、他作品に比べたら相当いい作品でしたと。

OPEDの使い方。作画の粗さがほぼほぼない。ストーリー間の違和感のなさ。などなど、よく読み込んで作ったんだな~と勝手に思っています。


続きを期待しています。
おすすめ作品でした。

投稿 : 2022/04/23
閲覧 : 136
サンキュー:

7

ネタバレ

たかたか・・ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

1期は、エロ系?2期は、シリアス系?

一気見をしました。

1期は、エロ系要素満載でしたが、2期の後半は、自分と
向き合い、前向きに進もうとする所で、終わってしまいました。

自分も、引きこもり時期が、少しあったので、気持ちが、よくわかります。(最愛の彼女を失った時でしたが・・)

目標を見つけて、どん底から、這い上がった時、
成長した自分を褒めてあげて下さい。

お世話に、なった方々へ感謝の心を持ち、困った方々を助けてあげて下さい。そうすれば、自分が成長したと思う時が来ると思います。

人生は、この繰り返しだと、自分は、思っていますけどね。

3期もあると思いますので、自分と重ねて見ていきたいと思います。

投稿 : 2022/04/19
閲覧 : 131
サンキュー:

7

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異世界アニメとしてはまあまあ面白い

背景美術の作り込みは1期と同じく相変わらず頑張ってはいる。。。しかし、面白いか?と聞かれると「卒のないアニメ」という評価でしかなく、これといって目新しさはない。

投稿 : 2022/04/05
閲覧 : 360
サンキュー:

18

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

突き抜けようと頑張ってるが…

2クール目の方がキャラも出てきたし、物語も動いてきて面白かった
アニメーションも分割なので、より気合いが入っており、複数あった戦闘描写はどれも高クオリティで、エフェクトだったり斬撃はカメラワークがしっかりしていて、高品質なアニメという事には変わりなかった

で、内容。2クール目の方が面白かった理由は、色々なキャラが出てきてワクワクしたのもあるし、メインのキャラ、特にパウロとの再開はそういう展開にしてくるかと思う部分もあって楽しめた。解決法も、何か事件が~とかでは無く、ルーデウス(前世の男)という設定をしっかり活かして、前世の男の成長も伺えて良い

でも少し緩急の付け方が独特で、唐突な展開でビックリさせよう、意外性のある展開にしようという作者の意図が透けてるにも関わらず特別突き抜けてる訳でもないから若干辛い部分はあったけど、まぁその方向の内容も大体は面白いので許容範囲

良くも悪くも初期に作られた教科書的に作品で、王道を通しつつも、作者がそれじゃウケないと分かっているからこそ、あえて意外性のある展開にしている作品と感じた。でも結局は王道の内の少し外れた展開止まり。分かりやすく言うなら、優等生が頑張って不良を演じてて、たまに面白いこともあるけれど滑ることもある。そんな感じ
特にロキシーフィギュアのくだりはそう感じた。別に普通の展開が描けると思うのになんでこういう展開にするのか、観ていて疑問だった

まぁストーリーは無難に面白いし、キャラの描き方や世界観の広げ方も上手いしで、充分に楽しめた作品
ただまぁ、特別印象的な心動かされるシーンやセリフは無く、そういうセンスあるセリフや展開があればもっとハマれたと思う作品かな

投稿 : 2022/04/04
閲覧 : 161
サンキュー:

16

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえずの簡単な感想

 原作は未読。
 魔大陸に飛ばされたルーデウス・グレイラットとエリス・ボレアス・グレイラットら
デッドエンドのフィットア領への帰還の旅が話の主軸となっているため、俄然冒険ものとしての
側面が強くなった。
 必然的にアクション・バトル要素も強まった結果、エンタメ性はより増した感じ。
 またルーデウスとロキシー・ミグルディアのすれ違いなど、旅という要素をプロットに
うまく落とし込んでいる感もある。
 デッドエンドが旅する土地の景観、風俗、文化の描写なども楽しいものだったが、こういった
セリフを必要としない部分に関して、OPの枠内で描写するなど、時間短縮的にもなかなか
上手い試みだったような。
 この時に流れるOP曲も頻繁に変更する力の入れ様が素晴らしい。

 「旅は人を成長させる」とよく言うが、そのために前作以上に成長譚的色合いを強く感じる。
 これはルーデウスやエリスといった少年少女だけでなく、ルイジェルド・スペルディアの
ような大人も同様。
 もっともルーデウスの本当の意味での成長は最終話でようやくといった感じだったが。

 成長する大人という点ではルーデウスの父のパウロもそんな感じで、本作においては
ルーデウスとパウロの再会後の衝突と和解が一つのハイライトだったように思える。
 このルーデウスとパウロ以外にも、ルーデウスとリーリャ、アイシャ・グレイラット母子、
ロキシーと両親であるロイン、ロカリー、あるいはギレーヌ・デドルディアと兄のギュエスと
いった具合に家族の絆がよく描かれていた感があり、これがルーデウスの転生前の両親との
関係性や、最終話においてルーデウスが母ゼニスを救うための動き始めた部分などにうまく
リンクしていた感じ。

 作画は相変わらず良い。

2022/03/30

投稿 : 2022/03/30
閲覧 : 141
サンキュー:

6

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

目覚め、一歩、

 1期後半ですねー。ここまでで全23話です。

 第2クールもめちゃくちゃ面白かったです。冒険モノになってからの緊張感、立ちはだかる困難が沢山あって良いですね。

 杉田智和さんの心の声が良い味出してますね。ギャグ・シリアスの両方でもちゃんと場の雰囲気に合ってる。ふざけ具合・緊張感のどちらにも対応できるのが良い。

 印象に残ったところ↓

 16話、親子喧嘩の話はグッときました。パウロ、最初は「ひどい・・・」と思ったけど、家族や行方不明者を探すために日々苦労し、精神を疲弊してたんですね。ルーデウスも人生をやり直してるとはいえ、まだまだ精神は子供。前世で人と向き合うことを拒絶してたから人の気持ちをわからずにいる。どちらも未熟だった。
 でも、17話で、ちゃんとお互いの成長が垣間見れて嬉しかった。お互いの気持ちを理解して共に歩む。現実でもそうだけど、これがどれほど難しいことか。「人と向き合う、理解することの大切さ」をひしひしと感じた、すばらしいエピソードでした。

 で、続く18話も家族愛のお話でしたね。ロキシーの親がね、、、良い人なんですよ、、、。

 ルイジェルド、エリスの別れも印象的。寂しがっていたルーデウスが前世にできなかった「自分から踏み出す」ことをやってのけた。これからの成長が楽しみ。

 とまあ、全体的にギャグ・シリアスのバランスが抜群であり、大満足な話ばかりでした。しかも相変わらず作画・バトルシーン・音楽などがずば抜けてます。続きも期待してます(もちろん焦らずに高クオリティを維持してほしいです)。

 で、評価なんですけど・・・一応高評価してますが正直この時点ではうまく決めきれません。なぜって、まだこの時点では全体の一部でしかなく、おそらく最後まで見ないと正当な評価は下せないから。
 まだ謎は多いです。残りの家族・ゼニスの居場所は?シルフィエットはどこ?ヒトガミって?オルステッドって何者?今回の転移事件の発端は?・・・などと、挙げたらキリがありません。だから今の時点ではこの評価、最後まで見てやっと判断、といったところでしょうか。

 こういうのって最後まで見ないと評価できない話、途中でも評価できる話にパターンが別れます。前者は「進撃の巨人」、「新劇場版ヱヴァンゲリヲン」。後者は日常系の多く、ジョジョの部ごと、ハンターハンターの編ごと、など。無職転生に関しては前者だと思います。
 前者は、その場その場の展開だけを見て評価を下すのは、いささか安直なのでは?と最近思った次第です。伏線の回収、最初ダメだったキャラが最後には立派な人物になってる、、、といったことが多々ありますからね、これも最後までしっかり見て判断したいですね。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/03/16
閲覧 : 306
サンキュー:

46

ネタバレ

天石 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

旅の感動と残酷さを丁寧に作られている作品。

一期の後半から旅が始まっていたが、今作はその区切りと新たなお話の始まりを描く。

まず、一期後半から開始された旅だが、仲間と少しずつ信頼を結んでいくことになる。
3人の物語は最後まで飽きの来ない仕上がりになっている。
ただ、命は軽い。力のないものは搾取される、生きるための汚さをしっかり表現できており、無事に話が進んでくれと願う自分がいた。

17話の再開では、旅の目的とは別のベクトルで明かされる残酷な世界。
災害という恐怖を思い出してしまう、リアリティがあった。
そして、人は簡単に出会うことはできない。

すれ違いをするに決まっている。
ロキシーとは全くをもって会えてないところは評価できる。

また、一期一会の旅。
最後は仲間とも別れてしまう。
目的はあるにしろ、綺麗な形で終わることは難しい。
その切なさを残しつつも各々道を歩んでいく。

2期が楽しみだ。

見てて、キノの旅のような気分で見てしまった。
世界観なのだろうか?
BGMかな。

アニメの構成やまとめ方はきれいだと思う。
作画だけは4を付けた。
悪くないが、時々起こる粗さはもったいなさを感じる。
個人的には最近見たアニメで高評価であった。

投稿 : 2022/03/10
閲覧 : 143
サンキュー:

5

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

説得力を持たせる事

 
 1クール目からの続きになっています。
 
 
 17話『再会』を観たところでのレビュー。
 今回途中でいったんレビューを書きたくなったのは、17話目がとても良い演出だったから。

 細かい演出により視線を誘導し、見せ場でいかんなく発揮されるアニメの表現力。一回見て、もう一度見直したくなるほど。
 一回目では気づけない所や、一回目でうなった演出の前後が気になる。そこに至るまでのルートが洗練されています。

 脚本、絵コンテ、演出が良い。
 その17話で絵コンテを書いているのが、あの長井龍雪だったから驚きだ。いや納得ともいえるんですが。
 洗練された脚本もすごいし、絵コンテに起こした時に割ったであろうコマの使い方がすごく良いです。
なんで、パウロが髭を触るカットをアップにしたのか。それは心象を映しているからだ、そして、その後の展開まで彼の顔がようやく移った時の表情を印象的に魅せるためのレイアウトです。
 バーの店長が横目で見た先にルディとパウロがいるのは時間経過を表現していて、その結果として重苦しい雰囲気を演出されている。
 それらを一瞬で表現するあのカットは素晴らしい。
 情報量の多さをセリフで説明せず描写で説明していくのは変に間をおかないので、とてもその世界に入り込めます。
 っていうか見入ってしまいます。


【レビュー】
 2クール目終わりまして。
 輪廻転生はソクラテス、プラトンなどの哲学者も持っていた考え方だそうですね。まぁ人生一回キリで終わるよりも、生まれ変わってもう一度人として生きたいと願うのは人生を楽しく乗り切った人たちには当たり前にもっていて良い思考だろうと思います。
 さて今作の主人公ルーデウス君の前世はどうだったのかというと、もう人生なんてやりたくないと思えるほどに弱者の立場になってしまった人間だろう。
 【努力をしていない】と強者の立場から物事を押し付けるには、育ちの環境や才能、運、というどうしようもない違いを考慮していない暴論のように思える。
 前世で彼がどうしてイジメられるようになってしまったのかは推し量るしかないのだけれど、イジメる側にとっては些末なことでしかない事の方が多いのではないでしょうか。
 何が発端だったかなんて当人たちですら思い出せにない事だってあるのではないか、それ程に理不尽なものだったりする。
 彼にとって転生はやり直すチャンスでもあり、もう一度あのツライ日々を体験しなければないかもしれない恐怖でもある。
 この作品ではその部分もちゃんと描いているし、そうならないように今度は努力するんだという行動もまた描いている。
 努力の歳月をすっ飛ばしているので、感じ取れる人と取れない人に分かれてしまうのは、想像力の差で、カラオケで歌っている人の間奏を飛ばしてしまう人には理解できないかもしれません(笑)

 また、転生して特にお金持ちの家に生まれた訳でもないのは明らか(本来は~)、彼の家の周りには他の家が見当たらない。これは街の中で暮らすほど裕福ではない事、でも家政婦を雇うことはできてある程度食べ物に困ることも無い程度の中級クラスの家庭。ここは前世と同じくらいの境遇になっているのも描かれている。
 
 要するに1期の前半パートでは転生してもう一度があるなら、というのを前世との格差を無しにした形で成長を描いていて、負の面と折り合いを付けていく物語なのではないでしょうか。
 もちろん、大人としての思考力を手にしているという点においてはズルいように見えるかもしれませんが、それがなかったら、この作品で見せたい物語としての面白さがなくなってしまうので本末転倒ですね。

 2クール目は序盤で成長していく過程を描き、ターニングポイントで強制的に魔大陸に転移させられてしまいました。そして、故郷を目指すため旅をするという物語。
 ここで登場するのが、前パートから一緒に生活をしているエリス。
 彼女は主人公と一緒に転移させられてしまった。
 そして、魔大陸では恐れられている、スペルド族のルイジェルド。
 1期の段階から人間の間では伝承のようにスペルド族の危険性が繰り返し語り継がれている描写があったので、突然出てきた割にはなんとなく、一緒に旅をすることになる違和感はない。また、「子供を大切にする」という一族を通じてある倫理観を前面に押し出してはいるが、そこには倫理観よりも大きなリスクが存在しているように視聴者には感じられる。
 しかし、話が進むにつれ、彼のバックグラウンドを垣間見ることにより説得力が付いてくる、それはストーリー上でも散りばめられており、悪党の命よりも子供の安全を優先するなど、こちらの倫理観の想定とは違うベクトルで動いている。それを目の当たりにして主人公が動揺するシーンは視聴者と重なる。納得してしまうのは、そういう経験はどこか我々の世界のなかでも共通の意識となっていることに気づくからだ。
 国や地域、性別などにより考え方が変わってくるし、宗教によっても倫理観、死生観など変わってくる。
 みんな違ってみんな良いと平和ボケしている私達日本人には少し胸を打たれる瞬間だったように思える。この辺りは別に世界のニュースとか見てても時折打たれて、ぼへぇ~っとなって遠い世界の事だと脳内で処理をしつつストレスを貯めこまないように自己防衛を働くわけですが。。。
 とまぁそのような説得力をストーリー上で行いつつ、その迫力を演出している描写も手抜きがない。
 
 説得力といえば、雨期になると森のなかが水没し橋の上での生活を余儀なくされる【大森林】では雨期の最中は移動がこんなので、雨が上がり、水が引いたらまた旅を再開する。それまでつかの間の余暇のような時間が流れる。それも雨が止み、水が引き、土が顔を出す頃、旅立つ事になる。
 どれくらいの高さまで水没していたのかが、木の色味の違いで視聴者に分かるように描いている。そしてそれが高すぎて驚かされ、納得させられる。
 何にって異世界なんだってことにだ。
 水位が分かる描写を入れることで、リアリティーラインを上げつつスケールのでかさが逆に異世界だという証明であるという説得力がそこにはある。

 こういう細かい描写が油断なく入っているので、そのディティールに舌を巻くしかないのである。

 オープニングの素晴らしさ。
 曲が良いというのもそうだと思うんだけれど、言いたいのはそこじゃない。
 当然オープニングなので、セリフはなく音楽が流れている。絵は毎回違うものになっており、状況の点描が繰り返され、アバンのような役割を果たしている。ここに、本編では語り切れない描写を入れてくるのだけれど、視聴者に想像させ、考えさせ、理解させることを目的にしており、絵から読み取れる情報量が非常に多いのが特徴。
 コンテが素晴らしい。こんなアニメ初めて見たし、なかなか出来ることじゃないと思われる。
 監督なのか誰が絵コンテを切ったのか分からないけれど、間違いなく天才の所業だと思われます。

 乗り越える、辛かった日々を。
 それは消して忘れることではなく。
 決して見てみぬふりをする、のではなく。
 正面から立ち向かうことでしか解決の糸口は見つからない。

 独りで一人の人が歩いて乗り越えていく、そのカタルシスを描いている作品で今後も続いていくだろうけれど、私は彼の行く末を見届けたいと感じずにはいられない。


 背景が良い、作画が良い。もちろんそうだけれど、それ以上のこだわりが詰まった噛めば噛むほどおいしい。そんな作品でした。

 今後も期待大なので満点で次回を待ちます。
 それではよしなに。

投稿 : 2022/02/06
閲覧 : 200
サンキュー:

9

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福松 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:今観てる

評判通り素晴らしい→傑作の誕生

第二十話まで視聴しました。
あにこれで評判が良く、いいレヴューが沢山あって書くのに気が引けていましたが、少しだけ書きたいと思います。
とにかく風景に力が入っていて綺麗、前世のおっさんがちょくちょく出てきて、ちゃんと影響を及ぼしているなど、さすが転生物の元祖と呼ばれているだけはあります。進行もテンポはいいけど丁寧で好感が持てます。天変地異の原因を探り悪者を打倒するといったヒロイックな方向に走らず、地道に家族を探す、というのがとても気に入りました。
OPの時間を物語の進行に使うなど、尺が足りねーんだよ!という制作陣の心の叫びが聞こえるようです。
微エロ描写は気にならない程度のものです。
今回は前世での経験がしっかりと生かされた回でした。第三皇子がまさか同志だったとは笑えます。しかも巫女ってw 後半でアイシャの話し相手にエリスがなっていた光景を見ると、パーティや仲間に女性がいることの心強さを感じます。百貨店やショッピングモールに行くときに女性や子供と一緒に行く時の心強さに近い感覚を覚えました。男だけだと、迷子に声をかけるのもはばかられますからね。話は戻りますが、こうゆう展開は変なハーレムを作るより、よっぽど共感できます。
最後もアイシャを安易に仲間に加えるのではなく、いい話風に贈り物をしつつ、実は自己弁護しているという展開に、よく練られているなあと感心しきりです。最後の最後はちょっと驚きました。
どうか帰りの道も無事でありますように。

2021-1217追記
第二十一話を視聴、すみません、備忘録です。
世界最強の男にルーデウスが殺され、男(龍神オルステッド)はヒトガミへの伝言をルーデウスに命じました。「ヒトガミ、お前を殺す」と。
銀さんの出番が多くてとても楽しいです。
ルーデウスとエリスのシーンですが、無意味なエロアニメで無意味なエロシーンを無理やり視聴させられることを多数経験した身としては、「これなんだよ!」と心から思いました。違いは必然性と心情でしょうか。

2021-1226追記
第二十二話を視聴、ルイジェルドはスペルド族の呪いの真実を知り、苦悩しつつも希望を持ちます。
ルディの故郷に到着、同時にルイジェルドとの別れ。また会おう。
ディレーヌおよびエリスの従者アルフォンスと再会。アスラ王国の現状説明。大きなものを一気に受け止めたエリス、酷な決断を迫られます。心の整理をつけるためか、ルディに同衾を迫るエリス、短気です。エリスの決断は旅。呆然とするしかないルディ、ようやく涙を流しました。
今回も実に丁寧に心情を描いていて、まさに本領発揮だと思います。派手なアクションを求めている方には辛いでしょうが、こういう回もある、ってことで。

2022-0108追記
第二十三話を視聴、最近、焚火にはまっています。半分仕事であるために時間不足に拍車がかかっているのが辛いところですが。ディレーヌがジャヒー様に見える私の目は腐っています。大帝もねw
再建と汗、震災後を思い出さざるを得ませんし、制作陣も意図しているのでしょうね。辛いけど希望を持ちたいです。
って、OPだけでこれかよ! 凄すぎるでしょ。
銀さんの本気泣きは初めて聴きました。プロだ。当たり前ですが。見せつけられるっていうのはこうゆうことだなーって。
髪の毛などの演出が素晴らしいです。ルディ、中身は大人なんだからしっかりしろよ、という感情を視聴者の中にうまく引き出してきます。「人生には流れに身を任せる時期もあるんだよ」って言いたいです。もちろん、一番大切なのは自分自身の心身です。日にち薬というものもあるけど、キャンプの実情を考えたら、まずは動くべき。唯物論的思考が求められます。徐々に獲得していく流れになると思うけど、どう見せてくれるのかな。
ルイジェルドの微笑み、エリスの宣言(共に実に良い作画)、非常に丁寧に描かれています。こんなん、他の異世界アニメと比較するのは不可能です。格違いを超えています。
おい、御者、手袋くらいしろよ、基本だろ、って笑わせてくれます。
旭川の件を始めとして、贋作者(原作者に訂正)の想いがストレートに伝わってきます。そして「魔界大帝、お前、何してんねん」というシーンを挟むバランス感覚にしびれます。出てきたそれぞれに伏線が張られていると予想しています。なお、名乗りは聞き取れませんでした。まあ、それでいいのです。今後の各作品において、じゃー姫口調が一人でも増える事を本気で願っています。秋アニメではもう一人いましたね。誰だっけ・・・。あれも意味がありましたね。もう老人化していて自分で書いたことをすぐに忘れます。
あ、思い出した! 86のフレデリカだ!
「みーえたーぞー」は、是非とも「見えたのじゃー」にしてほしかったですw
リーリャとアイシャはミリシオンに到着しパウロと再会。母親ゼニスはとある結界内に居ることが示唆されました。ちょ、大帝のポーズw ベガリット大陸の迷宮都市ラパン。聞くだけでワクワクするし、世界の広さを表現できています。いつの間にか陛下呼びしてるのも、いい感じに飛躍してます。魔界大帝が狂言回し? て、え? さらばなの? 西部劇の草玉のパロディ。いちいち細かい点で笑わせてくれる実に良質なエンターテインメントです。しかし、ちゃんと草玉の陰で消えてる所がヤバさを感じますね。
やらなくていい、がんばらなくていい、というのは実に重要なメッセージです。昔、「Media is Message」という言葉が流行りましたが、その真実性は現在でも損なわれていないので、新聞・民放各社のかじ取り役の人達には「それで君たちの責任を全うしていると思っているのか」と強く問い質したいです。完全に無職転生に食われている事すら知らない、という哀れな状況ですね。
以上、矛盾したことを書いていますが、私の中では整合性が取れています。ここはそれを語る場ではないので、プロフにいつかまとめます。
さて、また外しました。唯物論的解決ではなく、真逆でした。人が何かから立ち直るのには幾つかの方法があり、今回のも十分にあり得るものでした。もう予想はよそうかな。
次回はお正月休みみたいで現状の私にとっては助かっています。86も休みだし、めっちゃ助かっています。あにこれに残る目途が立ちます。一個一個頑張りたいと思います。あ、あまり頑張りませんけどw でも、事実として少しずつ努力を継続することで状況は改善に向かってはいます。計画では新作を観始めるのも時間の問題、となってきています。

2022-0121追記、評価確定(甘めです)、前追記の誤字訂正追加、タイトル追加
検索して、以上の2クールで第一期は完結、第二期はとある個人の方の予想だと2023年1月~2024年10月のどこかだろうとのことでした。
実に素晴らしい物を見せて頂きました。わざわざこの作品のためにスタジオを立ち上げたとのこと、本気度が伝わります。
間違いなくアニメ史に残る大傑作の誕生です。ほぼリアルタイムで観れて幸せでした。

投稿 : 2022/01/21
閲覧 : 369
サンキュー:

36

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まつまつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

異世界での本気を見せてもらいました

第2クールはルーデウス達の暮らすフィットア領に魔力により人々が世界各地に飛ばされる転移災害が起こり、ルーデウスとエリスも魔大陸に飛ばされ、そこで出会ったスペルド族のルイジェルドと出会い共に元のフィットア領へ帰還するまでの話。

全編大原ゆい子さんが手掛けた楽曲が使われていますが、どの曲もこの作品に合っていてとても素晴らしいと思います。
特にEDの風と行く道が本編視聴後に流れると涙腺が緩みました。
変わらないで欲しかった日常、だけど現実は変わりゆく、強く生きて行かなくてはいけない。ルーデウスとその仲間、家族達の思いが伝わってくるような感じがしました。


そしてパウロとの再会から和解、別れ、ルイジェルド、エリスとの別れ泣かせてくれます。
この旅を通してデッドエンドの3人は本当に成長しました。

34歳の引き籠りが転生して人生をやり直す。
体は子どもでも34歳の知識を持ち、多言語を習得する恵まれた頭脳と無詠唱魔術という優れた才能を持ちつつも努力は続け、エリスを故郷に連れて帰る為に考えを巡らす。
でも自分より強い相手もいるし、失敗もする、何でも思い通りにいかない展開がリアリティがあってとても良かった。
元々が引き籠りで自信の無い人間だった訳なので、いくら頑張ろうとしても失敗すれば卑屈にる時があるのは仕方がない事だと思います。
それでも転生して、必死に人生をやり直そうとする前世の男の気持ちが凄い伝わって来た気がします。

最終話で前世の男が引き籠った理由が出てきますが、平気で横入りをする不良達を注意した事でいじめられた事が原因でした。
元々は正義感が強く優しい人間だったのでしょうが、引き籠ってしまう事で、両親に余計な心配をかけてしまっている事、そんな自分を変えれない悔しさ等何とかしたくても引くに引けない状況に陥ってしまっていたのだろうと感じました。

エリスと一夜を共にして人生の絶頂を迎えた後の突然の別れ。
正に天国と地獄です。前世では女の子、そもそも人ともまともに会話した事も無く、34歳童貞の初体験です。
そりゃあ天にも昇る気持ちだったろうに、突然いなくなれば自分の力不足だったのかと不安にもなるだろうし、どん底の気分で再び引き籠りたくもなるでしょう。
でも、ロキシーやシルフィーもルーデウスの事を尊敬し信じていましたし、グレイラット家での楽しかった幼少期の日々を思い起こし、ゼニスを探さなければと再び奮起し旅を再開する所で話は終わります。

転生した人生で家族から愛されていた事を思い出し、その事により前世でも両親や家族だけは自分の事を心から心配し応援してくれていた事にも気付くきっかけになりました。
これだけでも前世の男はルーデウスグレイラットとして人生のやり直しを見事に出来たのかなと思います。

それだけでは無くエリスも手のつけようの無い暴君から、人間的に見違える程成長し、彼に感謝をし愛する人の為に強くなろうと決心をするまでになりました。

また、ルイジェルドもスペルド族に付された負のイメージを払拭する努力をし、実際に払拭されつつある状況にまで変えてくれた事で呪いから解き放たれ前向きに生きるきっかけをルーデウスが与えてくれました。

この2人を成長させた事も大きな功績でした。

ルーデウスのエロ要素も、まぁ前世が引き籠りの中年ですし思春期真っ只中の年頃だと色々妄想してしまう方がある意味現実味があるでしょう。
むしろ良く気持ちをセーブしていたと思います。

なろう系作品の中でもかなり優れた内容だと思います。
作画、音楽、ストーリーどれも素晴らしく今期の作品の中では一番放送を楽しみにしていました。

原作の最期まで映像化してくれる事を切に願いたいです。

投稿 : 2022/01/19
閲覧 : 196
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24

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ぽよお さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

完成度がすごい

投稿 : 2022/01/16
閲覧 : 137
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7

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クソアニメの魔女 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

正直言ってやや微妙

異世界無双が多数を占めるなろう関連作では異質な、正統ファンタジー作品の2クール目です。11話までの振り返りはしないので、1クール目を観てから視聴することを強く推奨します。

チート特典とかではなく、最初から才能自体はあるものの自分の努力で力を開拓していくのが他のなろうファンタジーとの明確な差異であり魅力の一つ。下手なご都合主義に頼らず、しっかりとした過程を踏んでストーリーが進むのはなろうというよりはロードス島戦記やアルスラーン戦記に通ずるものがあります。

ストーリーは基本的にファンタジー的なものではなく、基本的には86と同様、人と人とのエピソードを展開に起こす、いわゆるヒューマンドラマの傾向が強いです。様々な問題や仲間との衝突を経て、ルーデウスたちが成長していくところが、この作品の醍醐味でしょう。
パウロとルーデウスの再会を描く16、17話は特にその点において秀でていたと思います。

難点は序盤から続く下ネタとファンタジーらしい展開が少なく、エンタメ性に乏しいという点でしょうか。真新しさも薄め。よくある展開で纏まってるので意外性はほぼ無い。最新話までそんな調子ではあります。

下ネタ要素についてはルーデウスの前世要素が足を引っ張り、彼に愛着を持ち難い要因になり得るかと。私は物語を楽しむ上で過剰に描写されるこの要素はちょっと要らないかと思っています。

もう一つのエンタメ性の低さですが、このアニメは基本大真面目にシリアスなストーリーを展開していくので、ギャグ要素などは少なくケレン味には欠けます。世界観自体もよく低評価されるなろう関連作と大差無く、良く言えば分かりやすい、悪く言えばありきたりです。
結局のところこの作品も他と同様、あくまでキャラクターの強い魅力で魅せているので、そちらを重視していればこうした点は気にはなり難いでしょう。
戦闘シーン自体は滑らかなものの、相手はちんけな悪人やモンスターばかりでしっかりとした敵対勢力との対立は現状しておらず、数自体も少ないのでバトル作品として楽しむのも正直微妙なところです。ルーデウスが強いという設定はこのせいでそこまで活かされてはいないです。
しかも強い割に格下相手によく窮地に追い込まれるのでカタルシスとはとにかく無縁。そこまで異世界無双作品に反目しなくても、とは思います。

あとは展開の意外性には乏しい。まあそうなるやろ、な展開が多く、他作品と比べて新展開になっても驚きはそこまでないです。意外なのは20話に出て来たロキシーフィギュアのエピソードくらいですかね。まあその分脱線とかはしないので一種の安心感はあります。

作画や音楽は全体的に良質。作画は時々角つきますが、気になるというレベルではないでしょう。

個人的にはヒューマンドラマとしては傑作、ファンタジーとしては現状佳作といった評価です。

21話視聴
作画は確かに凄かったですが、戦闘に入るまでの流れがちょっと酷い。実力者のルイジェルドやエリスがびびり、魔眼も異常をきたすような明らかにヤバい奴に気さくに話し掛けるルーデウスに違和感がありました。
結果圧倒的な実力差に屈して殺されかけたわけですし、シーロン王国の時からそうですが、ルーデウスは得体の知れない奴相手にいくらなんでも不用意に立ち回り過ぎな気がします。結果論ですが、ヒトガミのことを喋らなかったらあの様子からしてオルステッドにはおそらく襲われなかったでしょうし、スルーする選択も十分できたはず。
慎重ではなくなった代わりに迂闊さが目立つようになったりと、本来ならプラス要素になるはずのルーデウスの成長要素がずっと裏目に出ている気がします。






私のレビューについて言及している方のレビューを拝見しました。

アニメはアニメで楽しんでいるので原作見ろと言われても困ります。しかもまだそこまで思い入れも無いので。
伏線ばら撒いてるんですとかまだ序の口だとかも、伏線を回収する先の話がどんなものかも知らないので知ったことではありません。この作品のレビューに限りませんが、私はあくまで今の話までを見て良いところ、悪いところを純粋に評価しています。
3歩進んで2歩下がる。そういうストーリーを軸にした作品があるのも知っていますし、レビューはまだしていないですがその手の作品も評価してはいます。無職の一部が自分の肌に合わないことを素直にレビューしているに過ぎません。
あと、頭空っぽのご都合主義作品だけ楽しんでれば良いだとか、そうやって他人の好みを貶すのは感心しませんね。
私のレビューに対して言っていることは分かるところもありますが、好きな作品を単純に貶してくるだけなのは正直言ってカチンときました。

このアニメにしっかりとした設定やストーリーラインがあるのは認めています。
実際、私は無職をそれなりに難点はあるとは思いつつも、面白い作品だとは思っています。
戦闘メインではないこともここまでの話を観て大体把握しているつもりなのです。このレビューでは戦闘単体の評価をしているだけです。私自身、戦闘描写のある作品では主人公と魅力あるライバルとの名勝負を期待するので、そこも肌に合わなかった部分ではあります。

自分の評価が完璧なものではないことも理解しているので、いちいち揚げ足を取ってこなくても結構です。

全話見て
似たような御涙頂戴の話の繰り返しで正直飽きてきました。ちょっとうだうだやりすぎですかね。ルーデウスがスペック的に強い割には力を持て余しているし、いちいち過去のトラウマをフラッシュバックさせてウジウジしまくるのでいい加減癪に障る。それだけでなく一度終わった種類のトラウマでさえ何度も何度も蒸し返してウダウダやるのでそこがキツい。そうした短所を補うために賢いかと言えば別に賢くもないし。風の噂で聞いたんですけど、今後も教訓も活かさず同じ失敗を繰り返してうじうじするんですよね。別にうじうじするのは良いんですけど、一度失敗したことを繰り返すのはただの愚か者ですよ。

投稿 : 2022/01/10
閲覧 : 362
サンキュー:

14

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プクミン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ルイジェルド、かっこいい!!

無職転生2期
12話~23話

1期では、ルーデウスが転生してから強くなって、魔力災害に巻き込まれ、一緒にいたエリスを元の地まで送り届けようというところで終わった。
この2期では、そんなエリスを元いた地まで旅をする話。

内容としては、バトルシーンが増え、メインキャラがどのぐらい強いのか等が何となく分かるようになってくる。
また、離れ離れとなった家族との再会や、目的を果たすためにどうすれば最善かと苦悩するシーンも見どころかなと。

気になった点は、ところどころの話のタイトル。
19話の『ルート選択』21話の『ターニングポイント2』等。
1期でも8話に『ターニングポイント1』とあったけど、そういう回なのかな~?ぐらいにしか思ってなかったけど、『2』まであると意味深に思えてしまう。

ちなみにお気に入りの回は21話の『ターニングポイント2』
{netabare}ルイジェルドでさえオルステッドにダメージを与えられず、エリスに至っては時間稼ぎにすらならなかったが、ルーデウスは不意打ち気味とは言えダメージを与え、2激目は相手に技?も使わせ魔力量にも驚いていた。もし万全の状態で杖も使っていたらどうなったんだろうか?{/netabare}

他にも獣人族に捕まり理不尽な言動等を受けたり、{netabare}父親パウロとの再会時にも喜ばれるどころか、期待され過ぎて雑に扱われたりと、{/netabare}正直ルーデウスは相当苦労していたのに、腐らず居られたのは周りの人が良かったのか、ルーデウスが父親の事を信頼していたからだろうか?
1期よりも心理描写が強く描かれており、本当に良く出来ていると思いました。

見終わった感想は、大満足であった。
ルーデウスとエリスを必ず元の場所まで連れて行くというルイジェルドの強い意思。
長年、悪い事には加担しない、子供は見捨てず助けると言った強い信念があるものの{netabare}ルーデウスを信頼し、身勝手な行動は取らず、自分のプライドを捨ててまでも献身的な行動に出たルイジェルドは漢!!絶対に勝てないと分かっていても、ルーデウスとエリスを守るために、オルステッドに立ち向かうところも凄かった。{/netabare}
長い旅も終わり一段落したし、未解決な部分が多々あり、これからの物語にも期待を持たせてくれる。
{netabare}オルステッドの「まだ知り合ってない」が謎過ぎた。{/netabare}

一応目的も果たし、ルーデウスがこの後どうするかも気になるところ。
後、未だ見つかっていない人達も気になるところ。
{netabare}1期では結構出番もあったエリスのお爺さんが死んだのと、父母が亡くなっていたのは驚いた。{/netabare}

大変良い作品でした!!
続編楽しみにしていますっ!!

投稿 : 2022/01/05
閲覧 : 174
サンキュー:

20

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よ! さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

作り手の気合いを感じる

私は原作既読のなろう民です。
無職転生一期の後半が終わりました。
ここまで観て皆さんはどのような感想を抱いたのでしょうか?
あにこれでの評価は秋シーズン2位だったようですね。まあ、序盤はまだそんなに面白い要素が少ない作品なので、こんなもんでしょう。
私個人の感想としては、作画気合い入ってんなー、戦闘シーンやべーな、でした。
この作品の提供元であるスタジオバインドは、無職転生をアニメ化する為だけに立ち上げられた会社だそうです。その情報一つ取っても、原作小説への思い入れがかなり強い人々が集まって作っていると推測されます。
その作品愛は随所に見て取れます。
原作を読んだ者としては、原作にかなり忠実だなと感じました。
それから背景の描き込みが凄いですね!ファンタジーの世界観をアニメで表現するには背景がとても大事。
その一枚一枚の背景が、これどんだけ時間費やしたんだろ?というような素晴らしい出来です。
あと、戦闘シーンのスピード感、半端ないですね。原作を読んでいた時に自分の頭の中に描いていた戦闘シーンのずっと上行ってますわ(笑)

原作にはなかった、元の世界の自分のエピソードが新たに挿入されていましたが、あれは良い改編だなと感じました。ルーデウスの人間性は、確かにああいった背景があったのだろうなと想像できる人柄ですが、原作ではその辺の描写が足りてなかったので。
ここまで登場した人物の多くは、この物語で重要な役割を持っています。
彼らが今後どう動くのか、楽しみですね。

どう動くのか、ワタシ知ってますけど!
二期はよ!

投稿 : 2022/01/01
閲覧 : 143
サンキュー:

9

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たつや さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ストーリーよし、作画よし、異世界モノの頂点。

ストーリーもアニメーションも最高峰で素晴らしかった!めっちゃ先が気になるのでまた近いうちにアニメやってほしい!!

↧各話の感想
12話 9p 13話 8p 14話 9p 15話 8p
16話 9p 無職転生第16話見た。自分的には頑張ったけど他人には理解されやんこと。よく考えてみればわかったんやけど自分のことで精一杯でほんまに気が回らなくて自分が悪い所もあるなって思ったり、でもやっぱりそこまでボロクソに言われる筋合いわないわって怒り湧いたり。今このタイミングで見れて良かった。
17話 10p 17話も良かった。むしろ17話の方が、親子の「真の再会」って感じられて良かった。AパートBパート共に文句なし。ちゃんと仲直りできてよかったね。
18話 9p 19話 8p
20話 8p ちょっと話が強引すぎた?あとオタク感強すぎ、でもアイシャ可愛い、最後はいい話でまとめてる。ルディ 「好きな人のものを身近に置いておくと、安心するものです」アイシャ「なんか、わかった気がします!」ってセリフめっちゃ好き。
21話 9pターニングポイント2。掴み完璧。仲間か大切な人が殺されるのかと予想していたが、まさかの主人公死亡展開に驚いた。でも最終的には仮面の女(ナナホシ)の一声によってオルステッドに治癒魔術で助けられたそう。なぜ助けたんだろう?ここにすごい伏線を感じる。7大列強の二番目に当たるオルステッド、傍らにいたナナホシ(仮面の女)、人神など、まだまだ分からないことだらけではあるが、これからも楽しんで観ていきたい。
22話 10p ルーデウスの故郷に到着。想定通り魔力災害によって町は荒廃状態、そこに昔の自分を重ねる。そして故郷に着いたということはルイジェルドとの別れも意味する。正直スペルド族の汚名を最後まで返上できず、これからの努力次第だと言うことで終わらせたのはルーデウスの公約違反だとは思ったが、さようなら、また会おうということで。そしてギレーヌとも再会。だが喜びもつかの間、お父さんお母さんおじいちゃんみんな死んでおり、ボレアス家のために有名な家の妾になれという現実。1人にさせてくれ。その夜、エリスはルーデウスの所に行き、ルーデウスを誘惑。そのままラブシーンに突入。これはさすがに予想していなかったのでびっくり。「ルーデウスの子猫が欲しいにゃん」は反則すぎ笑ルーデウスも見事初体験を果たし意気揚々と朝を迎えるが、エリスの姿がない。「今の私じゃ、ルーデウスと釣り合わない」と手紙を残し、ギレーヌとともに旅に出たのだという。ルーデウスは泣き喚く。これが現実。現実はいつだって厳しい。なかなか唐突な展開が多くて見入ってしまった。体感5分
23話 8p 過去の回想入れたり、過去の自分と照らし合わせるんはいいんやけど、それが果たして要るのか、効果があるのかなぁと少し思った。ゼニスどこにいるんやろなぁ
あと最後にシルフィでてきてびっくりした!

総合評価:105(点)÷12(話)×10=87.5(点)

投稿 : 2021/12/31
閲覧 : 161
サンキュー:

12

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

[23話目まで視ました]第3クールを心待ちにしています。

公式サイト; https://mushokutensei.jp/#top

本作は、クオリティが高くまた物語もしっかりしていて、素晴らしい見応えの作品です。名作であることは間違いがないでしょう。第3クールを心待ちにしています。

投稿 : 2021/12/30
閲覧 : 147
サンキュー:

18

ネタバレ

ナンカ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

回を重ねて更に面白い

先クールも書いたけれど無駄なエロさえ無ければ満点なんだけどなあ。惜しい。
年頃の子どもと一緒には恥ずかしくて見られない。ルーデウスがどんどん成長していって
最後良いとこで終わるので3期も非常に楽しみ。

投稿 : 2021/12/30
閲覧 : 135
サンキュー:

8

ネタバレ

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

無職転生 2期

2021.12.26 視聴完了。

魔大陸に転移してしまったルーデウスとエリス。
スペルド族のルイジェルドを仲間に加え
パーティーを組んで旅をする。

1期とは雰囲気は変わりますが面白かったですね。
個人的には、このアニメはめちゃくちゃ刺さって痛い。
1期で父パウロとやりあったシーンもそうだし
2期でもパウロにルーデウスが
楽しそうに旅している姿をとがめられる。
「なぜ気づかなかった」
「お前ならもっと上手くやれたはずだ」と責められる。
ルーデウスは
「思い至りませんでした」とこたえるのみ。
似たような経験を昔したなと思う。
思い出すと記憶の中の傷から血がふき出しそうだから
あまり掘り起こしたくないが
気付かないことは悪ですか?
9割の人が気付くのならまあ納得できる。
5割の人が気付くレベルなら五分五分じゃないか。
そして過去を変えることはできないのに
責め立てる意味がわからない。
作者自身が体験をもとに書いているのかなと思ってみたりしました。
それくらいこのシーンは真に迫っていました。

まだゼニスと娘が行方不明なので
エリスの件を含めて続きが楽しみですね。

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 192
サンキュー:

21

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まだまだ続く

面白くて原作買ってしまった。

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 148
サンキュー:

12

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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第2クールのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第2クールのストーリー・あらすじ

「俺は、この異世界で本気だす!」34歳・童貞・無職の引きこもりニート男。両親の葬儀の日に家を追い出された瞬間、トラックに轢かれ命を落としてしまう。目覚めると、なんと剣と魔法の異世界で赤ん坊に生まれ変わっていた!ゴミクズのように生きてきた男は、少年・ルーデウスとして異世界で本気をだして生きていく事を誓う。フィットア領転移事件で魔大陸に転移後、冒険者パーティ「デッドエンド」を結成し、魔大陸最南端の港町・ウェンポートに到着したルーデウスたち。ルーデウスは「魔界大帝キリシカ」と出会い新たな力を手に入れる。魔力災害に巻き込まれた家族や仲間の行方はー。「人生やり直し」ファンタジー、再始動!(TVアニメ動画『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年秋アニメ

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