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「からかい上手の高木さん③(TVアニメ動画)」

総合得点
75.8
感想・評価
322
棚に入れた
960
ランキング
750
★★★★☆ 4.0 (322)
物語
4.0
作画
3.9
声優
4.1
音楽
3.9
キャラ
4.1

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からかい上手の高木さん③の感想・評価はどうでしたか?

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

再視聴。面白い作画がいい。ラブコメというよりノスタルジー。

 22年3月のレビューがちょっと頓珍漢だったので書き直します。本シリーズについて3期ずっと同じような展開なので「飽きた」と言われないうちに止めた方がいいのでは?というレビューにしていました。
 再視聴すると話をちゃんと見てませんでした。飽きて流し見してたんだと思います。

 やっぱり過小評価してました。自分の感情の動きで言えば、3期が一番かなという気がします。1期・2期とはまた違った評価をするべきかも。

 特に今まで若干感情が見えづらかった高木さんの感情を意図的にくめるような内容・演出になっている気がして、特に後半の高木さんからのアプローチがエモい…クリスマスくらいからグイグイ来てました。10話後半のヤキモチというかプレゼントについて会話しながら歩いているシーンが可愛かったです。

 ただ、ストーリーとして西方に成長がないというのは事実です。それと初めからバッドエンドが想像できない話だし、メタ的に言えば(元)があって公式も認めているという話を聞いていましたので、ラブコメの中の「ラブストーリー」としての評価がどうなのよ?と思います。

 感じたのは、ラブコメではなくノスタルジー的な何か、青春時代にやり残したものを取り戻した気になる作品ということかなと。

 小豆島のような閉じたコミュニティ…山間の村のような村社会でなく、海に囲まれて人口も多いある程度の街ではある感じの場所。
 イジメもなく成績成績でもなく、純朴な中学生の中で可愛いくて自分より少し大人の女の子とイチャイチャしたかった…という点で、感情が動いているのかなという気がします。あのカップル率は90年代かという感じですが田舎だとそうなの?ノスタルジーで言えば学生服と白いセーラー服もポイントでしょう。

 なお、小豆島は不思議なところで、うどん県の香川県なのに、うどんじゃなくてそうめんなんですよね。それと関西圏なのに濃厚でおいしい濃い口醤油を作っていてビックリします。そういう不思議な文化的な閉鎖性が小豆島の面白いところでもあります。小豆島にいって住宅街を歩いたことがあると、本作の雰囲気の再現性の高さがわかります。

 EDの作り方もそうですけど、やっぱりラブストーリーというより西方の立場になりたいと言う願望…感情移入ではなく…そういう物語の気がします。その視点で高木さんを見ているので、何か都合のいい人形に見えなくはないです。
 瞬きをしていない高木さんを見るとぎょろッとした目が非人間的に感じることがありました。(ときどきちゃんと瞬きはしてますが、こっちを見つめているシーンで瞬きがないと少々違和感を覚えることがありました)

 ここがまあ3期の特に後半で1・2期と比べて高木さんの内面が見えてきたので、どう受け取ればいいのかなあ…ちょっと計算高い小悪魔と見るのも面白いですが、やっぱり高木さんのネガティブな面があまりに見えないのが、この作品の欠点かなあ…

 全体的に評価はします。評価はしますけど、ラブコメとして評価すると首を傾げる作品です。気にせず見れば面白いんですけど…映画ももう一度見ます。


 なお、6話後半の文化祭のシーンの作画がすごかったです。全体的に高クオリティの作画でしたが、この6話(お化け屋敷のシーンかな)は本気で良かった。10話から12話は3話連続して高クオリティの作画だったと思います。
 シンエイ動画系のアニメータ(フリーの人がいるかもしれませんが)「僕ヤバ」も高クオリティだったし、しかも作品全体を通じての安定感がすごい。構図やボカシも素晴らしい、色彩もいいとかなり高レベルだと思います。



 評価は…うーん、ストーリーとキャラ…上記理由で最高ですと言いたいんですけど、やっぱりどこか自分の感情を乗っけられず、俯瞰した視線からのノスタルジーになっている点で4.5ずつにします。作画は言う事ないかも5点。声優は高橋李依さんに自分の名前「ねえ、○○」と言って欲しい。ED最高でした。5点。音楽は…EDはキャラソンでしたが、やはり評価すべきでしょう4.5。

投稿 : 2023/12/31
閲覧 : 354
サンキュー:

26

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ショートギャグの短編集

3期目でマンネリ、ネタ切れで息も絶え絶え。

西片と高木の関係が全く進展せずに、同じことを延々と繰り返す。
最終話でいきなり「長距離を走って愛を伝える」が始まったが、突然過ぎて付いて行けず。

2期最終話が結構纏まった終わりだったから、1期と2期での二人の関係が少しは変化して欲しかった。
新しい二人の関係を書けないなら3期は全くの蛇足で、やらない方が良かったかもしれない。

投稿 : 2023/12/06
閲覧 : 49
サンキュー:

2

ネタバレ

まあ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ちょっぴり感動

第3期は,からかい上手というよりは,全編通して大好き光線出しまくりだったような感じ.超朴念仁西方も,さすがに応えないわけにはいかないでしょう.
最後はちょっと感動しました.
こういう十代の純粋な恋愛モノ,時々観たくなります.
それにしても,高木さんの目が可愛すぎる・・・

投稿 : 2023/08/01
閲覧 : 66
サンキュー:

3

ネタバレ

カール さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

からかいもインフレ気味

原作未読。1期、2期、視聴済み

バトルものが抱える問題の一つが、
パワーインフレ。

多くの強敵と戦うにつれ成長し、
最終的には、
常人では達せない領域へ上り詰めてしまう。

高木さんのからかいスキルも
3期まで経験を重ねたことで、
少女のお遊びを超え、
別次元に達したように思われます。

「どうして高木さんがここに!?」
毎度驚かされている西片くんだが、
毎回その行動を先読みされている。

プロファイリングか、読心術か、
はたまた予知能力か。
西片くんの行動は、
100%高木さんに筒抜けなのである。

もはや、
からかいとは全く別のスキルを、
高木さんは習得している。

基本的にこの作品は、
西片くん視点で描かれています。

見た目は清楚でも、
勝ち気で積極的な女の子。
ときに大人っぽく見える高木さんは、
ミステリアスな存在に映るかもしれません。

しかし仮に、
この作品が高木さん視点で描かれた場合、

常に西片くんの動向を監視し、
次の言動を予測し、
行く先々で先回りし、
とどめを刺すために盗撮をし、

そういった、
かなりヤバめな
サイコな少女の物語となるかもしれません。


ありがとうございました。

投稿 : 2023/06/30
閲覧 : 84
サンキュー:

4

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ウィークポイント・ゲッター

自尊心 VS 自負心。

からかいは、気負い過ぎるプライドをチクリと突いて、ウイークポイントをストロングポイントに切り替えるハイテクニック。
そこにはちゃんとしたルールがあって、ちょっとだけ自尊心をくすぐり、ちょっとだけ自負心を軽くさせるのがセオリーです。

間違っても、容姿をあげつらったり、悪意を滲ませたりするのはミスリード。
そんな思惑は、高木さんレベルの手にかかれば、西片くんの横にも立てない破目になるでしょう。


~     ~     ~     ~


髙木さんにとっては "ハンカチ王子" にも見えた西片くんなのですから、なおのこと "上手を気を揉むからかい" だったはずです。

それを乙女心とひとくくりするなら、西片くんへの恋心をじっくりと観察して、男ぶりを磨き上げてほしいと思います。

二人がくりだすあの手この手の応酬は、キモチをグイっと乗せたり、ヒラリと躱(かわ)したりしながら、恋へと成就させていくさわやかなキャッチボール。

3クールにわたる高木さんの変化球は、西片くんをどれほど色めき立たせ、ストライクゾーンを広げたことでしょう。

それは、実のところ・・・髙木さんのリードのままは悔しいし、変に気遣われると、そこはプライドとしてどうなのか?と・・・。

とは言いつつ、いったいいつになったら、高木さんの構えたミットに燃えるストレートを投げ込むのかな?とヤキモキしながらの観戦はとても楽しかったです。

そんなわけで、西片くんのとんでもなワイルドピッチにも、サイン違いの逆ダマにも、神業対応するのが高木さんのキャッチング。

頭脳的な配球術も、軽やかなフットワークも、西片くんの球筋があんまり魅力的すぎて、どんなふうにでも応えますってキモチなんでしょうね。

 
~     ~     ~     ~


西片くんのリアクションが、予想外のファインプレーを見せる時に限って、髙木さんにはカウンターパンチならぬジャイアントキリング級のサプライズが訪れます。

それは、時を止めておきたいhappinessと、時を進めてみたくなるdesire(おねだり)とが、一瞬同居したかのような表情になる高木さんですからすぐに分かります。

西片くんは、どうしてそんな乙女心の萌(きざ)しにも、今ひとつ核心のコースを攻めきれないじれったいピッチング。
そもそも「100%片想い」が愛読書では、コーチングに全然役立ってないんじゃない?と勘ぐってしまいます。

だって、高木さんのプレイングは、漫画の主人公とは真逆をいくタイプなんです。
ゲームプランのしたたかさを見れば、片思い路線のままでは、イメージトレーニングには結びつきませんよね。

でも、右往左往するゲーム展開があるから、攻めどきの逆転満塁ホームラン(それともせめてポテンヒット?)の期待値をあげてしまう髙木さんなのでしょうね。

こんなにドキドキさせられるバッテリーには、球場いっぱいに陣取ったサポーター(視聴者)のリアリティをグイグイと刺激するはず。

ペナントレースの最終ゲーム、9回の裏ツーアウト満塁の場面で、ピッチングマウンドに立つ西片くん。
正面に構える高木さんのミットに、どんな球を投げ込むかと、ファンならなおさら目が離せませんね。


~     ~     ~     ~


からかいあって想いに触れ、からかわれて思いを重ねてきた西片くんと高木さん。
二人を見守るサブプレーヤーたちも、彼らを優しく見守るグラウンド装置も、とても素晴らしかったです。

1期のOP、大原ゆい子さんの「言わないけどね」には惹き込まれました。
EDもたくさんの楽曲が歌われて、工夫も凝らされていました。
高橋季依さんの涼やかな声に中てられた方も多かったのではないでしょうか。

からかい上手とは "好きこそものの上手なれ" の気持ちです。
何事も、好きであってこそ上手になる。
いまは遅々と感じても、ときに未熟だと凹んでも、本当に好きならばゲームの流れを捉える熱量は尽きないはず。

西片くんへのからかいを上手にと努めてきた高木さんのスタンスは、まずはそこがスタートなんですね。
目の前の勝ち負けよりも、口に語らい、手のひらを重ねるひとつ一つのサインの交換に、シンパシー(共感)とエンパシー(思いやり)に心をときめかせていたのでしょうね。

いつか、二人のからかいがからかいでなくなる "ここぞの勝負どころ" が巡ってきます。
ゲームセットの日は、晴れて紳士淑女なステディを始められる記念日にきっとしたい二人なはず。

からかいの先に見えてくるのは、二人だけの世界に通じていく "好き上手" 。
そのときのお作法は、からかいとは違う言葉で表現するのが相応しいでしょうね。

もしも4クールがあるのなら、新しいゲームプランがトッピングされていることでしょう。
ペア&パートナーになった二人もほんわかとしたイメージで微笑ましいのですが、トリオ&ファミリーになっていく彼らもにぎやかで楽しそうです。


~    ~    ~    ~


二人の初々しさがブーストする瞬間にきゅんageするのは、実は西片くんのリアクションにトキメクからなんです。
西片くんは、本当はからかい下手じゃなくて、ちゃんとしたからかわれ上手なんですね。

女心を漏れなく下からすくい取る西片くんの絶妙なハンドリング。
万一トンネルしちゃっても、最後までフォローに奔走する西片くん。
男性の方、この意味、分かっていらっしゃいますよね?


もちろん、忘れてはいけないことなのですが、実は、高木さんにもウィークポイントはちゃんとあります。
それは、そもそも最初に惚れたのは高木さんのほうだということ。
その弱みを西片くんに隠しながら、隠しきれないところです。


西片くんの愛読書「100%片想い」は、当然、高木さんも読み込んでいるわけで・・・。
漫画に憧れていた恋バナを、「100%両想い」へとステップアップしていく二人のやり取りは、観ていて本当に楽しかったです。

私はそれを見届けたいがために作品を追いかけてきたようなものです。
劇場版で一区切りとなった本作ですが、コミックには「その後の二人」が描かれています。

はたしてどんなシーソーゲームを魅せてくれるのか。
ご興味のある方は是非 getして、お読みになってくださいませ、ね。


PS

ウィークポイント・ゲッターの意味は、弱みも引け目も負い目も全部ひっくるめて自分のもの、お互いの絆にするという意味です。

西片くん、グッジョブ!
髙木さんも、グッジョブ!

投稿 : 2023/05/03
閲覧 : 160
サンキュー:

13

ヒロインコレクター さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

楽しめました

今までは常に高木さんのペースでしたがそうでないところがいつもより多かったです
最終回のラストはよかった

投稿 : 2023/03/29
閲覧 : 88
サンキュー:

0

りょん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

最初こそ奇をてらいつつ...。

正直、1話や2話で見るのをやめようか迷うくらい、最初のほうは奇をてらっていた。

その一方で、後半にかけてしっかりといつもの高木さんに戻った感じ。
というよりも、いつもよりも良かったかもしれない。

高木さんの音楽は1期のOPが至高すぎるため何とも言えないが、いつも通り良い感じのOPであったと思う。

投稿 : 2023/02/04
閲覧 : 104
サンキュー:

2

さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

マンネリ

3期ものあいだずっと同じことを繰り返していた印象。
変わらない良さが日常系に求められているとはいえ、流石に退屈に感じた。

投稿 : 2023/01/05
閲覧 : 88
サンキュー:

2

ネタバレ

yut さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

西片がかわいい

高木さんがいよいよ積極的。文化祭の展開はやや読めたか。西片がかわいい。

投稿 : 2022/12/16
閲覧 : 74
サンキュー:

1

けん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いい

高木さんかわい

投稿 : 2022/12/13
閲覧 : 53
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

微笑ましい純恋コメディー

      == ご注意 ==

感想やなく、あらすじ紹介みたいになってしもてます
      =========



【五つ子の恋愛レース】の映画を観に行った時に、劇場の壁に貼ってあった上演予告ポスターを見たのがきっかけでした。
(最近、この高木さんってよう見るなぁ。映画になるぐらいやねんから、おもろいんやろうなぁ)って軽い感じに思ってました。
ちょうど五つ子ロスになってたんで(これでも観とくか・・・)気分でしたが、見事にロスカバーしてくれてまんまとニヤキュントラップにハマってしまいました。

男女の立場は逆ですが(子供ん時は、たしかに好きな子にちょっかいかけてたなぁ)ってのを思い出します。
ありとあらゆるシチュエーションで高木さんが攻撃を仕掛けます。
それを西片が防御・・・仕切れないですけどね(笑)
そんな二人のやりとりが、なんとも微笑ましくてそして愛おしいです。

キャッチコピーのとおりニヤキュンになってしまいます。
このたび映画版の円盤がリリースされたんで、あらためてTV版をおかわりしてみました。



日常系ラブコメっていうんでしょうか?
一話あたりに3~4のエピソードで構成されています。
ひとつひとつのエピソードにオチがついて決着するのですが、そのエピソードが他のエピソードに絡んだりしてくるのでぼぉ~っと観るより、ある程度ニヤキュンするぐらいのハマり具合で観ることをお勧めします。
そんな可愛いやり取りで、二人の距離が徐々に縮まっていくのがいい感じなんです。
とくにシーズンごとのラストはキュン度が増すエピソードになってるので大好きです。


シーズン1{netabare} のラストでは、西片からもらったささいな手紙に、いつもクールな高木さんがうれしくてベッドの上で脚をバタバタさせて喜びます。
そこに高木さん(CV:高橋李依さん)が歌う、往年の名曲Every Little Thingの[出逢った頃のように]がかぶさってきます。
歌詞がストーリーにすごく刺さっててもうたまりません。
身体に電流が流れてきてしびれてきます。
高木さんの仕草が可愛すぎてキュン死してしまいそうです。
このシーンで映画を観ることを決めました。{/netabare}


{netabare} 季節は進み{/netabare} シーズン2{netabare} で二人は2年生になります。
みたび隣どうしの席になり”林間学校”で、おっさん世代にはお馴染みのオクラホマミクサー伝説を経て高木さんの積極度は増し増しになっていきます。
友達キャラの木村曰く「高木さんも人気あるから・・・」なのに西片オンリーですからね。
いやぁ〜、こんな可愛くて優しくて頭のいい子に惚れられてみたいもんです。
ちなみにこの木村ってヤツ、見かけはモッさいのにおいしいシーンでめっちゃえぇヤツになります。

この作品って、楽しくて微笑ましいのがメインなのですが”約束”から”夏祭り”にかけては感動を届けてくれます。
1年生の夏休みでは、西片の自転車二人乗り練習で学校で会えない時間を埋めていましたが、この夏は夏祭りデートで二人の距離をさらに縮めます。
大原ゆい子さんの[君と光]が、クライマックスを盛り上げてくれて目汁を誘います。
ここら辺りからニヤキュンでノスタルジックな気分に浸れるのだけでなく、おっさんでものめり込んでいけるような純恋なエピソードが増えていきます。{/netabare}


{netabare} 高木さんの歌姫:大原ゆい子さんも出演するOPで{/netabare} シーズン3{netabare} の幕が上ります。

夏祭りでさらに距離を縮めた二人の関係は、相変わらず微笑ましく進んでいきます。
しかし背後では、エピソード・シーン・セリフなどのひとつひとつに伏線がはられて重みが増していきますので観る方もますます引き込まれていきます。
一話目からしてそういうとこがあるので油断はできませんが、まぁ別に伏線回収する目的で観るような作品ではないので楽しんで観ればよいかと思います。
シーズン1・2と比較しても真ん中あたりのエピソードでも感動させてきます。
ハッピーエンドになることは”苦手なもの”で確定してしまってるのですが、ますます二人から目が離せなくなります。

”文化祭”での2年2組の出し物は、明るく元気な天然っ子・ミナ、真面目な空回りっ子・ユカリ、眠そうなクールっ子・サナエの三人娘が、プロデュースするお芝居=ロミ代とジュリ夫。
いつもはお笑いパートの三人も絡むし、浜口・北条ペアはチョロっと和ませてくれます。
お芝居での二人のアドリブは、田辺先生をも泣かすほどの好演技になりました。
眠そうでクールな月本先生が田辺先生に送る視線も温かいです。
脇キャラにもスポットが当たるこういう回って個人的にけっこう好きです。
その後の打ち上げで、アドリブのセリフを評する高木さんはガッツリ攻めてきてます。
鈍感な西片もそろそろ高木さんの気持ちに気づきつつあるのかな。

ラブコメ必須イベント“クリスマス”に二人は、クリスマス限定カップル特典付き映画[100%片思い]を観に行きます。
本来なら特典が欲しい100肩ファンの西片が誘うべきなのですが、カップルというのにこだわって誘うことができません。
高木さんも『好きな人と一緒にクリスマスを過ごしたい』との思いが強いせいか、勇気が出せずなかなか誘うことができません。
でも、高木さんのお互いのお勧めDVDを紹介するというファインプレーによって無事誘うことができました。
さすが高木さん!しっかりしろよ西片(笑)
映画館で、今度は西片の珍プレーで無事カップル特典をもらうことができました。
わざわざフェリーに乗って岡山まで出かけた甲斐がありましたね。
100肩は小豆島では上演してなかったのかな?
それともイルミネーションがたくさん灯る都会でカップル度を上げたかったのかな?
観終わったあとの街ブラで、映画のキュン子のマネをして西片をからかう高木さんが可愛いです。
しかし、最後に映画ではなかったセリフで、西片のハートを射抜きます。
で、そのタイミングでツリーのイルミネーション点灯、舞い落ち始めた雪、かぶさる歌姫の[サンタになりたい]・・・神演出です!
今回は西片も逆襲に転じます。
「いつも、手、冷たそうだったから・・・」と手袋のプレゼント。
ちゃんと高木さんのことを見ていたんですね。
高木さんの目も潤んでいます。
3回目の視聴ですが、私の目からも熱いものがこぼれ落ちてきました。
目汁が止まりません (TдT)
ブランド物とかでカッコつけるのではなく、相手を思いやるモノがいいプレゼントなんだと、中学生に教えられた素敵な回でした。
年甲斐もなくクリスマスが待ち遠しくなりました。

えぇ!西片がモテてる?
そんな”2月14日”のバレンタインデー。
登校した西片の下駄箱には3個のチョコレート。
高木さんのいつものからかいだと思い「高木さんめぇ〜」となる西片ですが、よく見ると文化祭の活躍に感化された後輩からのチョコでした。
鈍感な西片でも、チョコのことは高木さんに秘密にしてた方がいいと思い必死に隠そうとします。
いつもの高木さんなら速攻見破ってからかい攻撃に転じるとこですが、今日の高木さんはなぜかそうしません。
合間に三人娘と中井・真野ペアの和みコーナーを挟み、西片も秘密を打ち明けようと覚悟を決めるのですが、高木さんはあえて避けようとするぐらいです。
そして下駄箱チョコの後輩たちが西片の教室にやってきます。
西片は後輩たちに受け取れないとチョコを返します。
『おぉ!西片カッコえぇ〜!』と思ってたら後輩たちの勘違いってオチでした。
合間に今度は浜口・北条ペアが和ませてくれます。
高木さんにチョコを貰えなかった西片はトボトボと一人で下校し、いつもの神社で高木さんの自転車を見つけます。
その頃、高木さんは社殿の横で『チョコはやっぱり今日渡すべきだ』と決意して、西片にLINE・・・やなくRAINします。
近くで鳴った着信音に顔を向けるとそこに西片の姿が。
気まずい雰囲気を破るように、ポツリポツリとお互いの胸のモヤモヤを打ち明けていきます。
ヤキモチを妬いてた高木さんが可愛くて、おかしな言い方ですが高木さんの女の子度がどんどん増していってます。
最後に浜口がホワイトデーに北条に告白することを決意します。
それに西片も巻き込まれていくのですが、ヘタレ同士のこの二人、果たして告白することはできるのでしょうか?

高木さんへの気持ちに気づきつつある西片ですが、ホワイトデーは『こちらから仕掛けていける絶好のイベント』とその気持ちを振り払おうとします。
そこで高木さん攻撃に西片クエストを作って仕掛けます。
作戦はなんとかうまくいったようなんですが、親戚の結婚式に行ってる高木さんがフェリーの欠航のため”3月14日”中に、戻れなくなってしまいました。
告白しなくてよくなった、今日一日からかわれないで済むとニヤリとする西片ですが、やっぱり寂しそうです。
ちょっとしたアクシデントで西片クエストを手に入れた三人娘は、ウキウキと楽しみながら謎を解いていきます。
一方、北条に告白すると息巻いていた浜口ですが、北条もまんざらではない様子だったのに結局告白できず改めてヘタレということを自覚するのでした。
高木さんからの『午後の便で帰れそう』とのRAINに『じゃあまた明日』と返事をする西片ですが、木村が図書室に返却してきた本を見て高木さんの自分に対する想いに気が付きます。
走れ西片![風見鶏を見つけて]を背中に聴きながら高木さんを見つけるんだ!
たとえチョコのお返しを車に踏み潰されようとも、足がもつれてなんども転んで傷だらけになろうとも。
三人娘も陰ながら応援してるぞ!
一話目で高木さんが夢で聞いたセリフとは違うかも知れないけど、なんとか追いついて言ったセリフは西片にヘタレさを感じさせませんでした。
『ボロボロになってしまったお返しだから渡せない』と言う西片に、高木さんが「お返しなら貰ったよ。西片の気持ち・・・受け取ったから。ありがとう・・・」と応えて手をとるシーンは、陳腐な安ドラマのキスシーンなんか比べもんにならないぐらいのいいシーンです。
目汁のおかわりいただきました (TдT)

超早咲きの桜をバックに春の幕を下ろした二人は、[はじまりの夏]を感じながら中学最後の夏という{/netabare} 劇場{netabare} の幕を上げるのです。{/netabare}



映画館にこの作品を観に行ったとき、自分と同年齢ぐらいのご夫婦、30歳ぐらいの男性おひとり様、OLらしきお姉さん二人連れ、高校生なカップル、中学生っぽい三人娘など、性別・年令問わずいろいろな人を見かけて、あらためてこの作品の幅広い人気を感じました。
(リアルではこんな〈純恋〉って難しいから、高木さんと西片に思いを託しているのかな)と思いました。
かくいう私はそうなんですけどね(笑)

投稿 : 2022/11/25
閲覧 : 73
ネタバレ

パンツ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

良かったですが…

1話、2話だけ演出に壮大感があり受け付けなく一時断念していましたが、3話からは、1期、2期と変わらない素朴さがあり良かったです。
5、6話がとても良かったため、以降が少し物足りなく感じてしまいました。
12話のラストシーンで高橋李依さんによるcover曲オレンジレンジの花が挿入歌としてありましたが、あのシーンはインストやサントラなど曲だけの方がよかったと思います。

投稿 : 2022/10/20
閲覧 : 212
サンキュー:

4

ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

大人びた中学生

人気作の3期目。
毎度、高木さんにからかわれる西片くん。
いつか高木さんに仕返しをしようと頑張る西片くんであった。

本当だったら、1期・2期と順番にレビューを書くつもりでした。
しかし、dアニメストアの配信では3期のみ(2022年8月10日現在)。
まぁ、3期目からでも楽しめるので、あまり気にしないでレビューを書く事にします。

西片くんは高木さんに惚れていますね。
照れ隠しで強がる場面が多いです。
高木さんの仕草にドキッとする瞬間も。
西片くんの初恋は、元高木さんという結末で決着するでしょう。

片や、高木さんも西片くんに惚れていますね。
1期・2期と比べると、西片くんへのアプローチが積極的。
気の無い相手だったら放置しています。
積極的に西片くんに話しかける高木さん。
クラスメイトがカップル認定するのも頷けます。

クリスマスの映画館デート・バレンタインデー・ホワイトデーなど恋愛イベントが目白押し。
でも、私が気になったのは文化祭での演劇ですね。
文化祭は学生の特権です。
クリスマスなどの行事は大人になってからでもありますからね。
お姫様の高木さんと臨時勇者の西片くん。
西片くんのアドリブセリフも良かったですが、高木さんの反応もいいです。
学生らしいピュアなやり取りでした。

高木さんの結末は元高木さんという漫画があるので分かります。
本作品は、そこにたどり着くまでの行程。
からかうのも、からかわれるのも愛情の裏返しでしょう。
高木さんと西片くんの末長い幸せを祈っております。

投稿 : 2022/08/20
閲覧 : 167
サンキュー:

25

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

もう答えはそこにある!

1期目から繰り返し言うけど西片、君自身は気づいていないかもしれないが君はもう勝利者なんだよ!

……以上、終わり。

中井&真野ちゃん、浜口&北条さんは見ていて楽しいのと、ミナ/ユカリ/サナエの三人組はひたすら微笑ましいです。

あと木村くん、君は本当にイイ奴だ!

投稿 : 2022/08/01
閲覧 : 281
サンキュー:

29

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

軽くなるラブコメ

高木さん3期。
ほぼ二人の微笑ましいやりとりを眺める作品。
少しずつ少しずつ距離を縮めていく二人。3期ではからかいよりラブが増えていました。

改めて考えてみると本作のような作品は珍しいのかもしれません。
ラブコメは基本 恋が実るまでの過程を面白可笑しく魅せ、結末までが一つのパッケージだと鑑みます。

からかい上手の元高木さんという作品もあり(原作もありますが)、多くの視聴者は結末を知っているうえで観ていると思います。スペクタクルな展開を期待せず、日常にあるような緩急の少ない物語で満足できるのが、今のアニメ視聴者の感覚なのかもしれません。かつてのラブコメは「とらドラ」などのように、様々な過程を見せ、恋が実るまでの物語を重厚に演出することに重きを置いていたと考えます。

昨今では、重い作品を敬遠するきらいがあるのかもしれません。
社会全体としてもソフトに進んで早幾数年、気軽に視聴できるものが好まれる時代だと鑑みます。早送りで観ている人もなかにはいるみたいですね。これからのラブコメはさらにライトになる傾向にあるのかもしれません。

投稿 : 2022/07/22
閲覧 : 445
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22

ネタバレ

ころころ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

からかい上手と言うよりはあざとかわいい!

2話
・気配
高木さん、先回りする
・持ち物検査
「先生には敬語を使いなさい」
高木さんの体育着に触れない西片。体育着の下に、西片が貸してた漫画
「西片先生は甘いねえ」
・図書委員
「好きだよ」
と〇〇が言った。
「今日の本以外は全部おおすめかな。あのセリフが本にないってバレちゃうし」
・夕日
西片、海まで走る。
「真っ赤だよ」
「夕日が。」
「西片の方が真っ赤だけど笑」
「西片と夕日見られて良かった」

投稿 : 2022/07/11
閲覧 : 148
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5

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何だかんだいつも一緒、これすでに両思い

 高木さんに振り回される西片のお話、3作目、見てて飽きない中学生らしいコメディなお話です。その他のキャラも要所要所に存在感を示しているです。

 中でも特に好きだったのは、雪だるまの話と、犬の散歩、最後のホワイトデーのお話ですかねです。犬とじゃれ合う西方が、子供らしくていい感じで高木さんがカメラに収めるのも納得できたです。
 ホワイトデーで当日高木さんが帰れなくなったとき、サプライズを用意するも予想外の出来事に奮闘する西方の行動が、良かったです。それに答える高木さんもいい感じだと思ったです。

 西方が特に中学生らしい純情さが、特に出ていたのがいい感じで好きです。また、高木さんもそんな西方を思いを明らかに寄せていながらも、本人にはどこかはっきり示すようで、示さないのか?積極的ときに大胆な面を見せていても微妙な感じが、またいいです。

投稿 : 2022/07/06
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10

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ホップ ステップ そんでステップ

原作未読


3期めということでご新規さんは1期からどうぞ。
私個人としてはちょい飽きました。若干修正変化はあるものの、ホップ→ステップ…ときて次ジャンプかしら?と思いきやもう一回違う足でステップした感じ。
CMで毎度やってた公開ネタバレの影響あるかもわかりません。

 1 (元)高木さん…と二人の未来がわかっている
 2 今夏(2022年)劇場版公開…とピーク後ろ倒しがわかっている

結末(未来)提示されてるので“付き合う(ピーク)まではいかないんけど進展くらいはあるやも”との勝手な期待値をもって臨んだ3期。そういう作風だと言われりゃ反論はできませんが。
中継ぎでいくら良い仕事をしても年俸で先発・抑えに適わんのと一緒ですね。評価は1期(3.7点)2期(4.0点)ときて3期(3.7点)としてます。野球でいえば試合を壊してないし、アニメとして物語的に上積みもある。興行の実行計画としても正しい。導き出せるのは

 この世界観を気に入ってるか否か

中学生男女の微笑ましいやりとりでほっこりするなりニヤリとするを楽しむ日常劇を3期まで観ておいて「飽きた」というのも無粋この上ありませんがそういうことです。
以下は3期めの気づき箇所です

【季節感】
 ざっくり2期は夏で3期は冬。季節ならではの盛り上がりイベントがありました。ただしそれは予想の範囲内。違う足でステップしたと評した理由です。

【土地勘】
 特定の地名が出てきました。瀬戸内の持つイメージが良い方向に働いてます。海が見える教室で机並べて同じ月日を過ごしてる二人も良いのですが、隣町に遠征する校外イベントもちらほら出てきます。
きちんと一年生二年生と年次を重ねて行動範囲が広がっていることがわかります。


別作品で瀬戸内を物語の舞台に選んだ理由を“懐かしさを呼び起こす土地柄”とされてたアニメ監督さんのコメントを聞いたことがあります。西片や高木さんに在りし日の自分が見えるかもしれません。
その昔。夏と冬の間に置かれた春と秋って中途半端だけど知らないうちに心動いちゃう季節だよね~って曲がありました。夏冬の盛り上がりイベントを経て桜舞う季節に3期は幕を閉じました。

 {netabare}このころはなんとなく 心楽しくて
 知らないうちに 誰かを
 好きになったりします{/netabare}

となるかどうか、続きは劇場版で! 私は配信待ちかなぁ。



※ネタバレ所感

■今期のおうた

もはや風物詩となった毎話の名曲カバー。今回のラインナップはこちら↓

{netabare}① 夢で逢えたら/大瀧詠一(1976年)※いろんな人がカバー
②③Over Drive/JUDY AND MARY(1995年)
⓸⑤ひまわりの約束/秦基博(2014年)
⑥ 学園天国/フィンガー5(1974年)※いろんな人がカバー
⑦⑧じょいふる/いきものがかり(2009年)
⑨ サンタが町にやってくる/スタンダード曲
⑩⑪スノーマジックファンタジー/SEKAI NO OWARI(2014年)
⑫ 花/ORANGE RANGE(2004年){/netabare}

第1話のエンディング曲は予想とビンゴでした! だがそこまで。以降は外しまくりです。

{netabare}なお選曲について自分にはイマイチでした。大ヒットナンバーに隠れて、そのアーティストのファンが歓喜しそうな選曲だった1期。2期はヒット曲ばかりでイマイチだったんだけど思い入れのある曲がきて轟沈したのと1期EDを持ってくる変化球を評価。
実際に1期のレビューでジュディマリ『Over Drive』ではなく『自転車』持ってくるセンスがナイス!と激賞しといたから3期第2話ではしご外されましたよ。自分自身もセンス抜群とは言いませんが今回の選曲ぶりとは相性悪かったみたいです。救いはセカオワっすね。
なんと言いましょうか。ラブソングで「好きだ」「I love you」を連発したらつまらないじゃない。直接ではないけどどう見ても好きなことがわかる言葉回しがオサレなのよ。そもそもそういった作風じゃん。今回ので言えば文化祭回で⑥『学園天国』ってありきたり過ぎるチョイスってことなんです。今度3年生になる二人ですが卒業で『3月9日』持ってきたらきっと残念がると思います。{/netabare}


■今期のご両人

{netabare}“銀座No.1が転生したら…”が高木さんとは以前とあるレビュアーさんが言っていて頷いたものです。タイトルにもある高木さんその人をまずはご紹介といった趣きの第1期。2期は西片もしっかり出張ってきてラブ要素増えましたよ、っと。
ほぼ100%相手の考えてることわかっているとなにかと楽でしょうね。そこふまえて西片への好意を持っている高木さんですから選球眼は良いのでしょう。いい娘といい坊やだから我々も安心できます。
そんな高木さんでもほぼ100%相手の行動を制御できない(しようとしない)ので物語に嫌味はないですね。不可抗力要素が残ってますからたまにキュンとなれます。{/netabare}

{netabare}着目したいのは攻守ともレベルの高さが見える高木さんでしょうか。1期のサムネ(2022年4月現在)にも代表されるあの首の角度と上目遣いは攻撃力高めです。よくよく見ると西片にしか使ってないのでライバルへの魔除けにもなりますし、これ重要なんですが女子の敵を作りません。
3期では高木さんと西片以外のクラスメイトとの絡みも増えてました。気さくに対応しつつも嫌味なく一線を引けるポジショニングも秀逸ですね。つくづく思います。なんでこの娘中学生なんだろう、と。{/netabare}

{netabare}西片は一歩ずつ大人の階段登ってる感じ。男女の性差で精神年齢女子上めなのはしゃーないしそこ突っ込むのも無粋ではありますがこういった関係性の作品多いですよね。
中学生なら手探りながらでももう少し恋愛や性欲模索するでしょうに。どうも未成熟な♂を甘やかしてくれる理想の♀的な構図が世に溢れていて食傷気味です。マッチョ志向流行らんのかな。{/netabare}



視聴時期:2022年1月~2022年3月 リアタイ

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2022.04.16 初稿

投稿 : 2022/06/19
閲覧 : 422
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36

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

「からかいバトルの最終局面」とは…?

詳細は1、2期でも観てください。

高木さんと西片のイチャイチャからかいコメディ第3弾です。

なんて言うんでしょう。1、2期とも正直、高木さんと西片のからかいバトルのやり取りは、飽きているんですよね。それでも、急所を押さえてグッと掴まれる展開があるので、終わってみれば素敵な作品だったなという印象を残すんです。

そして、なんといっても高木さんのCV、高橋李依さんのヒロイン声。透明感がありながら、ちょっと意地悪しちゃう中学生女子を見事に演じているので、これだけも高木さんが好きになるのは否めません。

そんな3期の初回も、その意味では前作、前々作を見事に踏襲している立ち上がりでした。

ただ、この3期はPVで「からかいバトルは最終局面に――。」とありました。お?ということは、4期は「からかい上手の(元)高木さん」なのかしら?

=====初回視聴後、所感です。
{netabare}
荒唐無稽なはじまり。かと思いきや、これ、西片の夢でしたー。

で、どこから始まるのかなと思ったら、2期最終回の夏祭りデートの後から。うんうん、そこからでいいんですよ。変に飛ばしたり時系列を巻き戻したりしなくて。

おとぼけ女子トリオも健在。小原好美さんも、その後、人気作に恵まれて(「かぐや様」「無職転生」)、すっかり声の存在感が出ていますね。

で、最後は高木さんの夢オチ。うん、まあ平常運転の「からかい上手の高木さん」だねえと思ったら、EDで持っていかれました。

なんと鈴木雅之「夢で逢えたら」の高木さんカバー。

いやもう、参りました。この内容で、その曲。さすがです、高木さんめ。
{/netabare}
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
まるで「トムとジェリー」を彷彿とさせるような、劇伴とマッチした無声演出。おい、見てるか? 賢者の弟子! 無声演出っていうのは、こうやってやるんですよ。

で、高木さんと西片の無声ドラマに続いて、ズッコケ3人娘も無声演出。かと思いきや、最後に小原好美さんの声で「どうしたの、ゆかりちゃん」。

この切り替わりも見事。

後半は、西片のランニング。文字通り、きゅんとなる憎いストーリーにBGMがりえりーで爆風スランプ「Runner」。さらに畳み掛けるようにEDがジュディマリ「Over Drive」。

制作スタッフが、全力で面白い作品を作ろうという意気込みを感じます。そういう作品は、やっぱり評価に値しますよね。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
飽きてるんですよ。イチャコラからかいコメディ自体はね。

でも、クリティカルにキュンとさせるシーンとか、高木さんの好き好きビームにあてられると、やっぱり良いなあと思わさせられるんですよね。

そして、イチャコラに胃もたれしそうになるタイミングで、おとぼけ女子トリオのエピソード。これがまた、ほっこりさせられるんですよね。ここちゃんのおバカキャラも可愛いし。

ていうことで、満足度は高いってことなんですよね。
{/netabare}
=====追記です。
{netabare}
なんか観る気にならずに録画したまま積んでいて、そのまま次クールが始まってしまったという感じです。

で、なんか完結編の劇場版が今日(6/10)から公開されたそうで、ということは、この3期では従来どおり、ただただ西片がからかわれ続けるだけということが確定ってことですよね…

じゃあ、これは断念して劇場版が配信されるのを待ちますわ。

劇場まで足を運ぶ気にもなれませんしね…
{/netabare}

投稿 : 2022/06/10
閲覧 : 338
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12

ファルコーニ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

高木さん、勝負しないかい?←これ、天才的発明

大人気シリーズの第3期。この作品は西片と高木さんの掛け合いで話のほとんどが構成されていて、本来ならばすぐネタ切れになりそうな構図ではある。しかし、この作者は実に上手い。これは天賦の才だと思う。
「高木さん、勝負しないかい?」と西片は何かにつけて勝負を挑み、それをきっかけに物語が展開していく。

この下らない勝負というのも、中学生の男子ならやりそうだなと思わせられるものがある。

6月には映画の公開を控える。今回の3期はクライマックスを思わせる描写もあり、2人の関係性がかなり進んでいるのは間違いない。
冬の物語を中心に、この3期は何度も最終回クラスの骨太エピソードがあった。この冬クールにおいては圧倒的No.1と思える作品。

投稿 : 2022/06/05
閲覧 : 160
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8

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

嫁キャラ高木さん

珍しく漫画持ってて大好きな作品。

★ハマった経緯
2018年冬アニメ1期を偶然夜中に酒飲みながらテレビつけたらやってて面白いと思った(この頃深夜アニメの存在すら知らなかった)。

毎週観てハマってしまい漫画買いに行く。

原作者の山本崇一朗自体にハマり他の数作品の漫画も集め出す。

2020年夏ごろ長男が深夜アニメにハマり、私もハマる。そして、2期もある事に気付くが、1期と共に配信サービス終了していた。

某有名動画サイトでアップロードされていて、1期2期ほとんど観れた(違法ですねすみません)。

まぁ、こんな具合で3期を楽しみにしてました。
やっぱりアニメも面白いですね。
内容はよくいそうな男子中学生西方が、隣の席の高木さんにからかわれる話。それに加え中学生の薄目のラブコメをほどよく足している感じ。

高木さんの声優さんりえりーがイメージ通りで良い。少し大人びていて、西方をからかい喜び、たまーに西方の優しさに胸キュンするが、西方に気づかれないように振舞う。非常に可愛いキャラで何人かいる私の嫁キャラのひとりなんですよ。
対して西方の声優さん梶裕貴も良い。THE男子中学生感がよく出ている。高木さんをからかって逆襲しようと策を練るが、内容がしょうもなくすぐ高木さんに見破られる。高木さんに少し好意があるが、照れが勝ってしまい何も起こせないチキンで面白いキャラです。

OPは大原ゆい子、EDは高木さん声で名曲をカバー、2話ごとに曲が変わります。これは1期から変わらずで、特にEDは次はどの曲かと楽しみになります。

1話、2.3個のエピソードで構成され、基本は原作に忠実なんですが、細かい所をいじってる。あと、1話まるまるアニオリ回もあり、原作勢もアニメ勢も楽しめる内容になってます。魅力のあるサブキャラも多く、サブキャラしか出ないエピソードもあります。女の子キャラは全員可愛いです。
 
悪い点をあげるならば、高木さんと西方しか出ないエピソードも多く、からかいメインで、大した事件は起こらないので、まったりしすぎて人によっては面白さが分からないかもしれません。1話観てダメならずっとノリは変わらないので、視聴断念になるでしょう。

すごく好きな作品なので、多くの人に観てもらいたいですね。絶賛お勧めします!6月には映画も放映予定です。

最後に現在、2022年春クールに山本崇一朗の作品、
「くノ一ツバキの胸の内」が放送中、また同年夏クールで「それでも歩は寄せてくる」が放送予定です。どちらの作品も面白いですよ^_^

投稿 : 2022/06/03
閲覧 : 215
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27

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

・・・いやはや、お可愛らしい事でw

本日は2022.5.26なり。

次は映画だそうですねw


高木さんのかわいらしさに負けて、観続けてきましたが、もし映画で一区切りがつくとしたら・・・、いい頃合いかもしれません(個人の感想です)。

大好きな作品なのですが、序盤は西片君の子供っぽさ(幼さ)に「おぃおぃ西片くんよ、いい加減にしなさいよ」とモヤモヤ(少しイライラ)しながらの視聴でした。

もっとも、ガラリと雰囲気が変わって、西片君が積極的になり、ガンガン、ラブラブのラブラブコメディになってしまったりしたら、それはそれで文句言っちゃうんですがね。

楽しみにしていた作品だったので、自分の妙な所感にビックリしてしまいましたが、まぁ、自分自身に余裕がなくなってきているのかもしれませんし、オッサンの目にはヤッパリ眩しすぎるのかもしれませんwww。


そんな中で少しペースを変えたり、気分を変えたりしてくれたのがサブキャラ達でした。
今回はサブキャラの皆さんも、それなりに「いい感じ」のカップルもおられましたね。こちらの方は高木さん西片くんよりはノーマルなお付き合いの形ででしたので、フツーに興味深く見守らせていただきましたw(キモーwww)
中井くんと真野さんは順調な感じでしたね~。
浜口くんと北条さんはもうワンステップといったところでしょうか。
私的には、北条さんがなかなかにかわいらしく、印象に残ったかな。
あの独特の編み込んだ髪型もお好みでした。

いずれにしても微笑ましい事です。

そして、若干、イライラ、もやもやしていた私にとっての一服の清涼剤となったのは、ミナ、ユカリ、サナエのガールズトリオでした。
この三人にはポイントポイントで私的には大変助けられました。
残念ながら、彼女達には彼氏彼女的なお話はまだのようですが…、その分、賑わしとして十分空気を変えてもらいました。
映画版では、そんな話しもあるといいねwこの娘達にも。


はてさて、
最終的には、西片くんと高木さんの関係にも少し発展の兆し(高木さんの願いが叶う兆し)が見えてきましたね。

あとは、映画で・・・という事になるのでしょうか。



ちょっと、色々と書いてしまいましたが、
やっぱりそれなりに楽しんで観ている訳でして、ま、オッサンがああだこうだとやきもきさせられるところを鑑みると・・・、

「くそーからかい上手の高木さんめ~~~~」

ってとこでしょうか。

ここに、作品にからかわれているおっさんが一人って事です・・・。



ああ、そうそう、
今回の作品、作画もきれいでしたが、
いろいろとコストをかけていらっしゃるようで、EDのバリエーションがすごかったですね。
長く愛されてきた作品ってこともあるし、映画に弾みをつけようって気概もあったのかもしれませんが、シチュエーションにあったEDとEDソング、素晴らしかったですね。



さて、映画を楽しみにしながら、機会があったら、もう一度③を観てみましょうかね。
2回目なら、もう少し落ち着いて観れるかもなぁ・・・。


皆さまも機会がありましたら、ぜひご覧くださいませ。
イライラ、もやもや、背中のあたりがくすぐったくなるかもしれませんよw

投稿 : 2022/05/27
閲覧 : 228
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23

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

積極的な高木さん

原作未読 全12話
(からかい上手の元高木さん既読済)

3期です。1期から観たほうが関係性が分かると思います。

1期・2期と同じく1話で3~5エピソード、高木さんの西片くんへのアプローチが更に積極的でしたね。

関係性はかなり深まっていると思いますので、いつどんなタイミングで付き合うのかが焦点でした。

まぁ実質付き合っているのと同じですがwもう少しキュンキュンさせてほしかったですねw

何故、高木さんがそんなに西片のことが好きなのかもっと知りたかったです。

元高木さんのキャラが出てくるのが嬉しいですね。{netabare} (2人の娘さんですがw){/netabare}

次は劇場版が発表されました。6月10日公開です。もっと進展しているといいですね。

1・2期と同じくOPは大原ゆい子さん、EDは高木さん役の高橋李依さん、各話に合わせた昔のJPOP曲をカバーしています。

最後に、この作品の原作者「山本崇一朗」さんの作品、「くノ一ツバキの胸の内」は春期、「それでも歩は寄せてくる」は夏期と立て続けに放送されます。何かあったんですかねw どちらも原作既読なので楽しみです。

投稿 : 2022/05/26
閲覧 : 230
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28

つきひちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作品として素晴らしいと思う

3期目 1クール

小豆島の中学生二人の恋のお話。
ガツガツの恋愛というよりは、子供らしさのある恋愛がとても良かったと思う。

タイトルの通り、隣の席の高木さんがからかってくるのだけれど、思わせぶりね態度だったりしたのがこのクールくらいからは匂わせがすごい。

早く幸せになって欲しいなぁ。と思いながら見てました。

久しぶりの高得点の理由は、
製作側の作品に掛けられている情熱のようなもの。

高木さんの微妙な心情の変化を、絶妙なタッチで表現してくる描写と声優さんの表現力が素晴らしい。
毎回のエンディングの歌も心地よい。

劇場版が公開されるようですが、凄く期待してしまいます。
からかい上手の元高木さん。も見たいなぁ。

投稿 : 2022/05/22
閲覧 : 143
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8

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

三期

相変わらず微笑ましい。

投稿 : 2022/05/20
閲覧 : 126
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6

ネタバレ

クラッチ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高

安定したおもしろかった。

投稿 : 2022/05/14
閲覧 : 128
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4

ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

西片、覚醒!・・・か?

<2022/1/20 初投稿>
1、2期視聴済みです。

2話まで見ました。
安定のニヤニヤ♪

特に2話は高木さんの隠し包丁的なアピールがよし!
EDは「OVER DRIVE」
1期「自転車」に続くジュディマリ
ジュディマリの軽快で爽やかな曲調は本当に高木さんの世界観に良く合ってる。

<2022/2/5 追記>
5話まで見ました。
ネタバレしない範囲でエピソードいくつか振り返ってみまーす。

1話
『握力のやつ』
西片くんの{netabare}夢オチ{/netabare}
2期のラストエピソードをちょっと混ぜ込んだりしてます。

『日焼け』
高木さんの世界観、空気感が蘇ってきました。ウォーミングアップにちょうどいい。

『新学期』
こちらは高木さんの{netabare}夢オチ{/netabare}。
こちらもやはり2期のあのシーンがモチーフです。
目が覚めて、部屋の窓を開けて、満面の笑顔の高木さん。
晩夏の朝の空気がなんとも心地よさげ

2話
『気配』
無声でお送りする。

『図書委員』
音読の態で西片に気づかれないように{netabare}告白する{/netabare}高木さん♪

『夕陽』
{netabare}西片と一緒に夕陽{/netabare}が見たくて、おつかい終わってから海までの道を自転車で爆走する高木さん♪

3話
『雨』
西片ナイス判断!
この時も高木さんの異常なまでの鋭すぎる対西片洞察力が発揮されてましたけど、これは洞察力というより半分高木さんの願望だったんじゃないかな。
そして{netabare}高木さん{/netabare}の嬉しさが爆ぜてましたね。
スキップ♪スキップ♪
あと雨の描写が地味に良い
雨で湿った土の匂いまでしてきそう

4話
『お弁当』
木村は食中毒で休みって普通に言われてたけど、割とよくあることなのかw

『夜』
{netabare}高木さん{/netabare}がドキッとしてましたね
こういう回が特に良い。

5話
冒頭から{netabare}セーラー服の{/netabare}ちーちゃん出てて、最初状況がよく飲み込めなくてびっくりしましたが。
見た目は母親似、性格は父親似なんですねぇ

『役決め』
これはもしかしたらラブコメによくある流れになるのかな?
例えば{netabare}木村がセリフを覚えられないとかで王子様が西片に変更になる{/netabare}という感じの。
それとも木村、食中毒なったりして笑。
それにしても{netabare}「西片が王子様の役に選ばれたら西方の勝ちでいいよ」{/netabare}とかもう露骨な高木さん笑

そして『釣り』
「ぎゅっ」ってなってた。。

<2022/2/12 追記>
6話見ました
まるまる『文化祭』ですよ
青春ですよ

木村は{netabare}食い過ぎ{/netabare}の方でしたか 笑
でも期待を裏切らない木村。
2期の最終話といい良い仕事するなー 笑。

そして演劇
{netabare}転びそうになる高木さんを飛び込んで助ける西片。
王子が西片に替わってることに気がついて感激の高木さん!
アドリブで公開告白{/netabare}みたいになってるし。
最高の{netabare}笑顔{/netabare}でしたね

3期最大の盛り上がりでした。
見てて嬉しくなるアニメは良いアニメ

なお、EDは学園天国でした
ノリノリで終わり。

<2022/2/26 追記>
第8話
寄り道四種が微笑ましい

そして
「いいな、真野ちゃん」
高木さんの鋭く温かい洞察力よ

最後は「いっつも大切なとこで勇気出ないなぁ」と言いつつ{netabare}がんばった高木さん{/netabare}がいじらしい

<2022/3/13 追記>
第10話『相談』
これは可愛いやきもち

<2022/5/8 追記>
最終話もリアタイで見たのだけど、レビュー更新忘れてました。

第11話『2月14日』
1話丸ごとバレンタインのお話。
前回「相談」から続いて、{netabare}自分の中の「やきもち」{/netabare}に葛藤する高木さん。
学校のシーンの「高木さんの眼の表情」に注目です。

第12話『3月14日』
最終回です。
なんかもうあれですね。
本人たちは「付き合ってない」のに、既にクラス公認 笑

第2話『図書委員』、{netabare}「高木さん告白」{/netabare}の真実に辿り着いた西片!
高木さんに鍛えられて賢くなったのかも笑

といろんな意味で覚醒したかもしれない西片くん。
ラストは走って走って。
追いついて。

映画ではどうなるのでしょう?

投稿 : 2022/05/08
閲覧 : 545
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43

ネタバレ

とーよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

【提案】おふたりはいい加減付き合ってみてはどうでしょうか?

からかい上手の高木さん③(2022年冬アニメ)

山本崇一朗さん原作の人気漫画でアニメは3期目となります。
本作の3期放送発表と同時に映画化も発表されてびっくりした
のは私だけではない筈。さらには同原作クノ一ツバキの胸の内
が春アニメ、それでも歩は寄せてくるが夏アニメとして放送が
決定しており、本年はアニメ化3本、映画化1本と山本先生の
当たり年となっております。巡り合わせなんですね。

今回の3期視聴にあたり、1期は基本のからかいバトル(一方的
でバトルとは言わないかw)、2期はぐいぐいと高木さんの攻勢
を前面に、最後はアニメオリジナルストーリーでの締めくくりで
からかい上手の高木さんというアニメ作品としては1期、2期で
全てをやり尽くしたんじゃないかと個人的に思ってました。他の
作品で言うと私の勝手な見解ですが、ウマ娘2期があれだけ盛り
上がったから次回作は(3期が制作されたとしたら)果たしてどう
なるのかなと言ったところです。でも、3期やって欲しいけどw

本作高木さん3期はどうなるのかと思いつつ、まー、原作ファン
で漫画を全巻所持している身としてはリアタイで見ないとねって
ことで見始めました。

OP曲は前作から引き続き大原ゆい子さんが担当されています。
「まっすぐ」良い曲です。ちなみに当該曲のゆい子さんのMVは
高木さんの舞台の小豆島で撮影されています。聖地巡礼クリップ
にもなっています(笑)MVは曲の世界観を表現するものですから
当然と言えば当然かもしれませんが。OP曲は高木さんの心情を
1期から作詞されて歌われていますが、今回はさすがに3期目と
あって高木さんの熱い想いが随所に感じられる歌詞になってます。
OPアニメーションも高木さんの舞台の小豆島。名産オリーブ、
ハート型の葉っぱも出てきましたがこれは2番の歌詞にあります。
アニメ制作がシンエイ動画ってことでどこでもドアも友情出演。
ついでにゆい子さん御本人まで登場と凝った作りになってます。
ただ、りんごとりゲームとフェリー船上での帽子が飛ぶシーンは
3期本編に出て来なかったので劇場で回収ってことでしょうか。

ED曲は前作までを踏襲して高木さん役のりえりーによる懐メロ
カバー。どんな曲がセレクトされるのか楽しみでもありますね。

各話感想とか独り言(ネタバレ)
1話
{netabare}しょっぱな、クラスのみんなが居眠りしてるのは
夢落ちの導入なんですね。さすがに寝過ぎだよねって思ったw
夢で始まってりえりーのEDカバー曲、大瀧詠一さんの名曲、
夢で逢えたらで終わりました。お互いの夢でも逢えるなんて
二人は本当に素敵なことね♪{/netabare}
2話
{netabare}2話の始まりは何とサイレント。チャップリンか
トムとジェリーか。でも、サイレントなのに喋ってるセリフが
分かる不思議w持ち物検査は相変わらず手玉に取られてるなw
将来、西片は体育の先生になるんだよねー。まさに予行演習だ。
あ、サナエのお姉さんの月本先生出てきた。って、高木さんの
告白良いなー。こんなセリフないけどだって。二人で見る海の
夕陽がきれい。西片も赤いけど高木さんも赤いね。{/netabare}
3話
{netabare}好きな男の子が自分を気に掛けてくれて戻ってきて
くれた。濡れるから一緒に帰ろうと誘ってくれた。これは心から
嬉しい筈だよね。 {/netabare}
4話
{netabare}UFOっているんだね。だから、ラムちゃんやるんだ。
でも、うる星は見るか分からないけど。銭湯のシーンでは自動的に
脳内で神田川が再生されたわw暗いから送っていくよ。照れもなく
西片から自然に出たセリフ。やっぱ優しいなー。もっと早く言葉に
出来るシーンがあれば、勝負は西片の勝ちだったかな。{/netabare}
5話
{netabare}うわ!元高木さんからちーちゃん登場。CVは宮本さん
なんだー。これ、元高木さんのアニメ化フラグでしょ。超絶期待しま
すよ。後ろに貼ってある習字は未来。こちらでも時代を示唆してます。
って、ちーちゃんのお弁当の包みが4話の高木さんの使ってたお弁当
包みって良いね。親子で受け継がれてる。そして、現在の高木さんが
西片にもし料理を食べてもらう機会があれば、美味しいピーマン料理
を食べさせてあげるねって言ったけど、元高木さんで美味しく食べて
もらってるんだよねー。来年、元高木さんアニメ化決定!(予想w)
釣り。萌ました。西片が池に落ちそうになった時の高木さんの速さ。
その後の西片の背後からギュッと抱きしめるのと我に返った時の西片
からの離れ方の反応。可愛いすぎて死ねるw{/netabare}
6話
{netabare}丸っと1話オリジナルの文化祭!厳密に言うと他の原作
エピソードも混ざってるけど。姫を助ける王子様。釣りの時の貸しを
返した格好だけど、2人とも頭より身体が先に動いてる。これは凄い。
高木さんもまさかの西片登場で満面の笑顔☆そしてアドリブ演技とは
いえ、好きな人から面と向かって愛の奇跡なんて言われた日にはもう。
2人の出会ったあの春の日は。高木さん、文化祭の出し物ってことを
忘れてるでしょw文化祭打ち上げのカラオケパートから高木さんの歌
(りえりーカバー)で締めるエンドは良いですね。学園天国とは思いも
しませんでしたが(笑){/netabare}
7話
{netabare}西片、どんだけ犬好きなんだよw犬を散歩させる西片と
西片を散歩させる高木さんが素敵♪放課後の学校はカップルだらけ。
いや、ちょっと多すぎでしょ。でも、下校しないで残って他愛も無い
話をするのが楽しいのは分かる。一緒にいるだけで良い。懐かしやw
ところで手編みは男の憧れでベタだけど世の中にイベントとして存在
してるのかな?周りでも聞いたことないけど手編みが出来る方は男女
問わず尊敬します。って、近いよ高木さん!犬で始まり犬で終わった
回でした。{/netabare}
8話
{netabare}同じシチュでの寄り道4本。それぞれ特徴が出てて面白い
ですね。西片はいつも通り、浜口のヘタレは親近感を覚え、真野ちゃん
の苦労は良く分かるけど、中井も実はちゃんとポイントは押さえてる。
3人組は笑わせてもらいました。ところでこちらの415階段は小豆島
に実在してるそうです。段数はこんなに無い(ノートも無い)そうですが
眺望は本当に素敵なところだとか。レンタルDVDの一緒に見ようよ。
あれだけ攻めてるのにこちらは勇気出なかったって不思議なものですね。{/netabare}
9話
{netabare}文化祭に続いて素敵なオリジナル回(同様に他の原作エピも
混ざってます)これは誰が何と言おうとデート。映画を見にフェリーで
内地(倉敷?)までって中学生の2人にはちょっとした小旅行気分かな。
カップルの西片ですは中学生らしくて微笑ましい。こちらは爆笑です。
西片に可愛いと思って欲しくては女の子の本音だよね。ライト点灯の
演出も素敵でした。でもその後の手袋に繋げるのにホワイトクリスマス
ってのは瀬戸内では厳しいのでは。ま、手袋を西片から貰った時の高木
さんの表情見たら吹き飛びましたが。ただのクリスマスプレゼントじゃ
ないよ。誰にもアドバイス聞かず、普段の高木さんの様子を気に掛けて
恐らく一生懸命選んだ手袋。ピンクの女性モノって事で買うのもきっと
恥ずかしかったことでしょう。グッジョブ西片!高木さんからの手編み
のマフラーも同じくらいの気持ちが詰まってるよ。{/netabare}
10話
{netabare}お正月早々出逢えるなんて、これは春から縁起が良いぞ♪
おっと高木さんしっかり手袋してるね。西片もマフラーしてるけど。
雪だるまの時はちゃんと手袋を別なのに変えてるね。当然、汚したく
ないもん。あら?良く考えたら雪だるま一緒に作って共同作業じゃん。
北条さんからの相談、西片のことを良く知ってるからこそ高木さんは
つらいかも。(って、せっかくの内緒事でも西片だと高木さんに筒抜け
になるから困るわw)高木さんのからかいと意地悪は違うよー。はい、
視聴者分かってますよ{/netabare}
11話
{netabare}みんなドキドキバレンタイン。2月14日が煮干しの日は
知らなかった。後の高木さんネタも煮干しで考えること同じでワロタw
好きな人の下駄箱に3っもチョコレートが入ってたら動揺するよねー。
西片はモテるタイプじゃないと思ってた(失礼)のに私以外の他の娘から
3っもチョコが。流石の高木さんも女の子。普段見掛けない顔を覗かせ
ました。語呂の8080は笑ったけど。西片ならバレバレって読むわw
心晴れ晴れ。最後は当日にチョコレート渡せて良かったね、高木さん。
そう言えば、西片の想像で高木さんが勝ってる場面は今回初めて見たw{/netabare}
12話(最終回)
{netabare}西片も3月14日中にお返しが出来て良かった。好きって
告白よりも実際、遠くまで会いに来てくれて会いたかったからって一言
が非常に突き刺さりました。2期の最後は、西片から高木さんの片手を
取っての手繋ぎだけど、今期最後は高木さんから両手を取っての手繋ぎ。
まさに倍返し。3期だけで言っても1話の桜吹雪とリンクしてますね。
1話では桜吹雪の中、手を繋ぐ直前に高木さんの夢が覚めちゃったけど
最終回は、現実の桜吹雪の中で見事に西片の手を取ることが出来ました。
そういえば、西片クエストも評価しないとですね。良く考えたものです。
西片クエストを実際に遊べるサイトがあるので皆さんもチャレンジして
はどうでしょう。私は挫折しました。ムズイ。。。{/netabare}

見終わって。いやー、原作好きなんですが、見事にこのショートマンガを
昇華して素晴らしいアニメ作品に仕上げたスタッフの皆さんに脱帽です。
ワンパターンで飽きたの声も理解出来ますが、1期、2期とは別の面白さ
がありました。アニメだからこそ表現の出来る部分があって、今回は特に
高木さんにしろ西片にしろ中学生の思春期の恋心をかなり掘り下げて表現
されていたかと思います。(逆にこれが原作から離れすぎてダメだとの声も
聞こえて来ましたが。)西片もそろそろ自分のほのかな恋心に気付きそうな
気配もあり、最終回では流石に今までの高木さんの好きはからかいではない
と分かったようだし(だから居ても立っても居られなくて高木さんに会いに
行ったんだよね。以降、やっぱりからかいかよと思い直したり忘れたりする
なよw)今度こそ劇場版ではっきりと方がつくのかな。あー、見に行かねば。

3期のテーマは何だったんだろう。2期は間違いなく手を繋ぐことでした。
(2期のキービジュアルから西片は高木さんの手を見ていたし。)他の方の
レビューで走ることではとの御意見がありましたが、そうかもしれませんね。
釣りの時も文化祭の時もお互いに走り寄った。途中でRunnerをBGMで海
まで走る話もありましたね。そして、最後は高木さんに会いに走る。本当の
ところは分かりませんが、兎にも角にも2人の距離はゼロセンチメートルで
間違いないかと思います。劇場版がどういうお話か分かりませんが、最後と
言わず、3年生の夏以降から卒業までを気が早いですが、4期としてやって
いただいて、アニメの中で告白して付き合っての正式なカップルになって
欲しいですね。(世間的には既に付き合ってる公認のカップルですけどねw)

【2022年1月からリアタイ視聴。5月初投稿 修正済み】

投稿 : 2022/05/04
閲覧 : 201
サンキュー:

32

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あざとさ増し増し高木さん

『からかい上手の高木さん』(からかいじょうずのたかぎさん)は、山本崇一朗による日本の漫画作品。
第3期『からかい上手の高木さん3』は、ネット局が従来のTOKYO MX・読売テレビなどから毎日放送・TBS系列に移行・全国ネットに昇格し、2022年1月から3月まで同系列の『スーパーアニメイズム』枠ほかにて放送された。(wikipedia)

もはや苗字さん系のパイオニアにしてレジェンドと言っても過言ではなくなってきた作品の三期。彼女の登場以降数多のフォロワーが産まれてきましたが未だその座を脅かすほどの勢いのある作品は登場していないのはではないでしょうか。次点にようやく古見さん辺り?

もっとも過去には「涼宮ハルヒの憂鬱」などというフルネームさんがおりましたし、さらに遡れば『じゃりン子チエ』『エスパー魔美』『あさりちゃん』などという錚々たるガチレジェンド達は有らせられるものの、案外本当に「苗字さん」系って無くないですか?気づいてないだけ?「はいからさん」……は、あれ苗字じゃないですよね?『GS美神』は敬称略ですし……うーん、ちょっとわからないです。教えて、一休さ~ん!

それはさておき、レビュータイトルにも書きましたが彼女本当にあざとくなってきてません?一期の頃はもっと子供っぽく微笑ましい「からかい」方をしてたような気がするんですが、回を重ねるにつれ段々と「からかい」というより「あざとい」感じになってきたように感じます。こんなに女をちらつかせるような子じゃなかったと記憶してるんですがね、彼女。あんまりにも西片くんが照れ屋さんなんで強行突破の糸口を探しているのでしょうか。

高木さんガチ勢の中には西片きゅんこそ至高にして至宝という方も少なくないと思われますが、かくいうわたくし自身も本音のところ今の時代中学二年にしては貴重ともいえる彼の天使のような純朴さが汚されやしないかと毎回ひやひやしながら観ておりました。
とはいえ実際問題、彼女ちょっくら自分に自信ありすぎじゃないですか?絶対自分が可愛いってこと知ってるでしょ。その上「え、まって。西片絶対わたしのこと好きやん~wwww」とか思ってそう。じゃないとあんな「からかい」できます?実は原作の最初期あたりの高木さんってもっときつい目つきをしていて、どちらかというとギャル的な子を想定していたんだと思います。もっともすぐに今のようなくりっと大きなおめめになりましたが、多分当初は本当の意味で素朴な男子を揶揄う感じにするつもりだったんじゃないかと。それがいつの頃からか両想い的な伏線が見え隠れし始めたかと思うと高木さんがぐいぐい行き始めたんですよね。

(追記・レビュー後一巻からちょっと読み直してみたんですが……わりと初めからちらつかせてましたねwおっかしいな~、記憶と違う(;´Д`)ギャル的なからかいというのは合ってたんですが。
回を重ねるごとに高木さんが大人びていく反面、西片くんは子供っぽくなってる感がありますがアニメはこっちがベースなのでその印象が強いのかも。逆に言うと原作最初の頃は割と普通の中学生っぽいですね。)

高木さんってハイスペ女子にしては珍しく自分の方が優位に立てる男子に目を付けてますよね。現実なら彼女みたいな美人で大人びた子は年上あたりに恋するような気がします。まあ田舎すぎて対抗馬がいないというのはありそうですが。
でもあんなからかい方って本命にはむしろ出来ないんじゃないでしょうか?自分が相手よりも絶対的上位に立っているという自覚があるからこそできるからかい方な気がします。ローカーストの男子としては強く出るわけにもいかないし本気にするわけにもいかないしかといって飽きられるのも嫌だし……と、危うく非モテ陰キャの悲哀が漂う作品になるところでした。

一方で実際に高木さんがそれなりのハイカースト男子相手に今のようなあざとい「からかい」をやってたら他の女子達からしこたま嫌われるだろうなという気はします。
これは相手が西片きゅんのような人畜無害な天使相手だからこそ成立する……いや、まてよ?そういや高木さんって、女子達からも「高木ちゃん」と苗字呼ばわりされてるんですよね。うーん……やはりそこはかとない壁のようなものを感じます。表には出しませんが、やはり他の女子達も内心では疎んじてるのかも。でもこれ真野ちゃんも北条さんもですよね、オトコの存在を匂わせる女子は嫌われるんでしょうか。

そもそもの話として相手がハイカースト男子ならお得意の「からかい」が通用するかどうか自体微妙なところでしょう。割と簡単に転がされるんじゃないでしょうか、未来の娘を笑ってられません。案外彼女、実はめちゃくちゃプライドが高くてそういう力関係が低い位置にいるのが耐えられないから安パイの西片きゅんを選んだのかも。映画を誘う時「肝心なところで勇気がでない」と嘆いておられましたが、万が一断られなんかしたらプライドズタズタですもんね~。
どうです西片くん?ここはいっちょ月本さんあたりに近づいてみては?あの子も陸上部みたいですし案外話し合うかもしれませんよ。北条さんとちょっと話しただけで焼きもち焼く高木さんはどうなってしまうんでしょうかね。たまには彼女の方をやきもきさせるのもアリかもしれませんよ。
(余談ですけど、ミナちゃんにしろサナエちゃんにしろ、ああいう色恋にまーったく興味がないってタイプに限ってある日突然しれっと恋人作ってたりする現象、あれ何なんでしょうかね?で、ユカリちゃんみたく恋愛に憧れてる子がなかなか出来ないのは。やっぱり恋に恋しちゃうとシチュエーションとかにこだわりすぎて贅沢になるからでしょうかね?)

まあ身も蓋も無いことを言えば結局のところ本作もよくある男子向けラブコメの文脈にあるわけで、そりゃ特に女子側は何があっても一途であってくれないと困るわけなんですが、あえてリアル路線に考えるとどうなるんでしょう。
バレンタインの回で高木さんは事前に西片くんがチョコ三つ貰ってたのを知ってたわけですが、その後の女心がイマイチよくわかりません。自分の男がモテるというのは価値が認められてるとの現れでもありますからむしろ得意になっても良いところでは?というか一つだけならともかくいきなり三つもだなんて彼女の慧眼をもってすれば一目でおかしいことに気づくでしょうに。実際視聴者からすればあのシーンなんて出オチさながらのオチバレっぷりでしたし。高木さんともあろうお方が何というイージーミスでしょう、やはり恋は目を曇らせちゃうようです。ですが幸か不幸か、柴崎くんのようなイケメンなら犬役しようが何役しようがモテますが、西片くんのような冴えない男子が映えまくる演出決めてカッコいいとこ見せつけたところで女子はだ~~~れひとり見向き一つしないもんなんですよね、普通は。あれ?何故だろう涙でてきた……おや?そこのあなたも?(´;д;`)

実際のところ西片くんが初めからハイスペだったりしたら浮気リスクや略奪リスクなんかもありますが、ポジション的には高尾くんや木村くんと同一線上にいるわけじゃないですか、何を心配することがあるのでしょう(失礼)。対して高木さんは文化祭の演劇でオーディションもないままヒロイン役に抜擢され異論もないという完全なるクラスの花形ポジション。うがった見方をすれば一種のいじめという可能性もありますが、まあこの作品上では無いですよね。あるとしたら木村くんの方。
それで西片くんが他の女子にでれでれしたり調子乗ったりしたらわかりますけど、それ以前の話で嫉妬しちゃってる。ものすっごい独占欲が強い子なのかもしれませんね。その一方でそのことをすぐ反省するというか、自己嫌悪しちゃうというある種成熟した精神も持っている。割と人生しんどそうなタイプなのかも。

一見すると二人は不釣り合いな格差カップルで、どちらかというと西片くんの方が高木さんに(飽きられないためという意味でも、スペックを上げるという意味でも)近づいていかなければならないところだと思うんですが、描写的に二人の仲は暗黙の了解みたいなとこあるんで外からみてるより作品の内側ではお似合いのカップル扱いなのかも。正直高木さんは恋してるが故に西片くんが過剰にキラキラして見えてるだけと思ってたんですが必ずしもそうでないのかもしれません。
実際最終回の西片くんは大長編のび太さながらの主人公っぷりでしたしね。日頃走りこんでる割によくコケるなこいつとは思いましたが。

そういう意味から言えば、高木さんもこちらが思ってるより自分に自信があるわけではないのかもしれません。だとすればチョコを見つけて狼狽えたのも理解できます。西片くんが誰を選ぶかはわかりませんもんね。ヘンにからかいまくってることが仇となってる可能性もあります。表向きには西片くん、あれ嫌がってますもんね。それでも尚止められないのは愛情故か一種の性癖か……少なくとも彼がドMで本当は嬉しがってると思っているわけではないようです。もしそう考えていたのなら「からかい」続けりゃ気持ちをずっと自分に向けていられると思うでしょうから。

スピンオフとはいえ他作品の「元高木さん」への言及なので一部隠します。
{netabare}
結果的に二人は結婚することになるんですが、そのまま直行でゴールを決めたのか紆余曲折あったのかは少し気になるところではあります。高木さんの西片くんに対する想いは明白ですが、西片くんの方は実はまだ微妙なんですよね。彼の精神面はまだ幼さが残っているので、今のままの関係を選択する可能性は充分あります、というか現状そうです。
実は西片くん、大人になると結構見た目立派になるんですよね。高木さんへの反発心から始めた筋トレ等が功を成してるようで体育教師へとなれるまでに至ります。そういう意味からいえば高木さんもそううかうかしてられないわけなんですよ、今度は本当に西片くんのことを好きになる女子が現れても不思議じゃなくなってきてますから。
一方それは西片くんからしても同じというか、他の男子が高木さんに目を付けないわけがないんです、普通は。幸いにも彼女は……というより彼女「も」互いのつかず離れずの関係性に居心地の良さを感じてる節があるんで、西片くんがはっきりした態度を示さないこと自体は今のところマイナス要素ではなさそうですが、恋のライバルが現れたあたりからどうなるか見物です。見物なんですが……この作品のコンセプトにはあってないんで描写されることはないでしょうね。

いずれにしろ結果的に西片くんは高木さんに成長させてもらったと言っていいでしょうから、ある意味互いにウィンウィンの関係になったと思います。結果的に若くして幸せな家庭を築くことができたのですからこれ以上望むべくもないでしょう。
ところでこれ単純な疑問なんですが中学の体育教師ってそんなに稼げるんですか?元高木さん、どう見ても専業主婦ですよね?田舎の家賃が安いとしても娘一人かかえて共働きなしでもやっていけるものなのでしょうか?

{/netabare}

残りは細かい点を少々。

・三期にもなって今更ですが何気に一番気になってるのが高尾くんの存在。何故に「高」尾?あまりキャラの登場しないこの作品でなんでわざわざ「高」木さんとややかぶりする名前つけようと思ったんでしょうね?適当につけたんでしょうがそれでも気づくやろ普通……まあいずれ何かの役に立てばというつもりで出席番号の近い名前をあえてつけたということにしときましょうか。でもちょっとキャラ描写に悪意ありすぎひん?

・先にそれとなく触れましたが木村くんについて。文化祭演芸の「ブタ」王子、「カエル」って感じがしないからブタ?木村くんに失礼すぎやろ。もう中学生なんだからその辺のTPOわきまえましょう。というか先生がそれとなく注意せえよ、何のためのコワモテだよ。

・415段だから「良い恋」ねえ……4151どころか1151でもさすがに段数多すぎだからそうしたのでしょうか。でもそれなら411段にして「良いI(愛)」の方が良くないですか?415だったら「良い子」の方が先にきそう。いやまあ、いくらなんでも細かすぎる話ではありますが。

ま、こんなとこでしょうか。さすがに空地への不法侵入なんかを咎めだしたらドラえもんディスってんの?ってことになりますし。そんな恐ろしいこと出来ませんし。

本作も三期ということで、ちゃんと視聴者を飽きさせないよう結構趣向を凝らしているように感じました。正直原作では見た覚えのない起伏ある内容の話が多かったような気がします。ただまあ、ちょっとあざとすぎではありますよね。高木さんだけでなくアニメスタッフも。EDとか毎度毎度明らかにアラサー以降世代狙い撃ちにしてるますもんね。一番若くて2014年の曲、一番古くて1974年とかwまあ「夢で逢えたら」も「学園天国」も定番中のド定番の大名曲ではありますが、案外市場調査したらアラ還世代も本作を支持してるとでたから、ということなのかも。

それではこの辺で本作のレビューを終えたいと思います。
おそまつさんでした。

投稿 : 2022/05/04
閲覧 : 191
サンキュー:

11

ネタバレ

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

終わってみれば、中学生の微笑ましいラブコメでした。

小学館ゲッサンで連載していた、山本 崇一朗による漫画作品が原作です。

大好きな男子、西片にストーカーのごときちょっかいをかけまくる女の子。
それが、からかいじょうずな高木さんだったんですね。

{netabare}バレンタインの日に、高木さんに勝負を仕掛けるために、早く登校した西片。
そこで下駄箱に下級生からのチョコが入っているのに気づき、そのまま教室に行くと、いつもはこんな時間に登校しない高木さんが既にいて、黒板を掃除していたという、まさに修羅場絵図w{/netabare}

原作では、作品の地域を明確にしていないけど、アニメでは原作者の出生地の小豆島土庄町となっています。
これ、二人が映画館に行くのに、フェリーに乗ったので初めて気づいたんですがw
小豆島土庄町では、聖地スポットとして、PRしているようですね。

それにしても、西片の鈍感ぶりは、まさに王道のラブコメ主人公でしたw
終わってみれば、中学生の微笑ましいラブコメでした。

投稿 : 2022/04/21
閲覧 : 207
サンキュー:

22

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からかい上手の高木さん③のストーリー・あらすじ

「からかい」が縮める、二人の距離――。 2022年、見守りたい初恋が、ここにある。 とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに、何かとからかわれる男の子・西片。 高木さんをからかい返そうと策を練るも、いつも高木さんに見透かされてしまう。 どうにかして、高木さんにひと泡吹かそうと奮闘する日々…。 移ろうものは季節だけではなく、西片の心にも…? 一方、優勢とみられた高木さんにも、ゆらぐ事態が―? スキを見るか、スキを見せるか― ニヤキュン指数100%の「からかいバトル」、 いよいよ最終ラウンドに…!?
(TVアニメ動画『からかい上手の高木さん③』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年冬アニメ

声優・キャラクター

高木さん:高橋李依
西片:梶裕貴
ミナ:小原好美
ユカリ:M・A・O
サナエ:小倉唯
中井:内田雄馬
真野:小岩井ことり
高尾:岡本信彦
木村:落合福嗣
浜口:内山昂輝
北条:悠木碧
田辺先生:田所陽向

スタッフ

原作:山本崇一朗『からかい上手の高木さん』『あしたは土曜日』(小学館「ゲッサン」刊)
監督:赤城博昭
脚本:福田裕子、伊丹あき、加藤還一
キャラクターデザイン:髙野 綾
総作画監督:茂木琢次、近藤奈都子、岡 昭彦、小野田将人、高野 綾
音楽:堤 博明
アニメーション制作:シンエイ動画

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