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「時光代理人 LINK CLICK(TVアニメ動画)」

総合得点
70.0
感想・評価
142
棚に入れた
465
ランキング
1604
★★★★☆ 3.6 (142)
物語
3.7
作画
3.5
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.5

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時光代理人 LINK CLICKの感想・評価はどうでしたか?

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

能力者たちのミステリーですね。最初はよくわからなかったものの、きちんと説明してくれるので、理解力が乏しい自分でもきちんと理解したうえで先に進むことができたので楽しく最後まで見ることができました。
まったくもって物語が収束してないので、Ⅱを引き続きみてみたいと思います。

投稿 : 2024/04/20
閲覧 : 9
サンキュー:

1

ネタバレ

おおかみ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

普通に面白かった

他の方のコメント見ましたが中国の作品なんですね。
結構ありがちに思えるけど良い人間ドラマの作品だったと記憶しています。
最期が特に良かった。

投稿 : 2024/04/20
閲覧 : 8
サンキュー:

0

ネタバレ

はちごー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

過大評価

どっかで見た展開、キャラのオンパレード。

投稿 : 2024/02/06
閲覧 : 82
サンキュー:

0

H さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もっと早く見ればよかった

ストーリー、作画、キャラクター、声優、音楽どれを取っても最高の作品だった。全て本当に素敵な作品だが、強いて挙げるなら音楽がとても魅力的だと感じた。空気感が場面に合っているのはもちろん、おしゃれで抜け感がありながら、1度聞けば忘れられないような耳に残るようなサウンドだ。YouTubeでも作業用BGMとしてアップされているので1度是非聞いてみてほしい。2期まで待ちきれない。

投稿 : 2023/11/13
閲覧 : 84
サンキュー:

0

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 – 過去を問うな。未来を聞くな。

2021年4月よりbilibili動画にて配信されたオリジナルアニメ
制作:瀾映画

依頼を受け写真を介して過去にタイムスリープする青年が連続殺人事件に巻き込まれていく


<メモ>
設定がおかしなところ↓もありましたが面白かったです。
・写真を撮った人物の精神にダイブするのにトキの身体が一緒に現代から消える
{netabare}どなたかの考察でトキとヒカルは同一人物なのではないかと書かれていて、それだとダイブ時に精神担当のトキの身体が消えるのも説明つくけれどリンは2人を認識しているからそれはないような {/netabare}
・精神にダイブするのに身体能力がトキのものになる(バスケや武術)
・防犯カメラの映像にダイブする時は精神ではなく本体が過去にスリープする
・両親が失踪したあと、幼いトキは1人で暮らしていたらしい
・死亡が確定している人物(地震)は助けてはいけないのに、生死が不明の場合(誘拐)は助けても良い


チョン・シャオシー/ルー・グアン ではなく、トキ/ヒカルという名にしてくれたので分かりやすかった。

真犯人不明、主人公が自分のせいで不幸になった人を助けられずに絶望、相棒と幼馴染の危機
という終わり方なので続編が気になります。

過去ではなく現在の人にダイブできるらしい真犯人は誰なのか?目的は?
両親の失踪は何か関係が?

中国では2期決定しているらしいのでぜひ日本でも放送お願いします。


トキが写真にダイブした時にダイブした人に同情し助けたいと行動することで、かえって不幸な結果になってしまうのがイライラする。
ヒカルにあれほど過去を変えてはいけないと言われているのに。
何があっても手出しをしない覚悟がない人はタイムスリープしてはいけない。

中国のお話なので家族の関係とか生活様式とか都会と田舎の違いとか良く分からなかったけど
海外の人が日本のアニメを観る時も同じだと思うので日本のアニメ好きになってくれてありがとう。


<主要登場人物>
・トキ/程小時(チョン・シャオシー):豊永利行
・ヒカル/陸光(ルー・グアン):櫻井孝宏

・リン/喬苓:古賀葵(チャオ・リン)  2人が経営する写真館の大家の娘 トキの幼馴染


<ストーリー>
失踪した両親の帰りを待つトキは友人のヒカルと「時光写真館」を経営し、それぞれの能力を生かし変わった依頼を受けていた。

地震で母や友達を失った人からの依頼
息子を誘拐された両親からの依頼
何十年も相手の父親から結婚を許してもらえない男からの依頼 など


トキ  写真の中にダイブし撮影者の精神に乗り移る能力
ヒカル 撮影の12時間以内のできごとを把握する能力

トキが写真にダイブし過去にあったできごとを確認し、ヒカルがこれから起こるであろうことを利用しながらトキを導き依頼や事件を解決している。

が、過去にダイブしたトキはほんのささいな改変をすることで未来が変わってしまう。
たとえば、ブラック企業に勤務するOLの変わりに母からのメールに「会いたい」と返信したことでOLは殺人事件に巻き込まれてしまう。

過去を改変したことで連続殺人犯の敵になったトキとヒカルの友人が誘拐されてしまう。
トキたちは犯人を捕まえることはできるのか?


22.6.4

投稿 : 2022/11/06
閲覧 : 281
サンキュー:

4

じょうのうち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

悪くない

良くもないが、悪くもない。どこかで見たような展開ばかりだが、王道は面白いから王道なのだ。
2期ありきの終わり方だったので何とも言えないが、あまりアニメとか見ない人には刺さったのではないだろうか。

投稿 : 2022/10/20
閲覧 : 192
サンキュー:

2

ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

過去を問うな。未来を聞くな。

中国のアニメをちゃんと観るのは初です。
主人公2人のデザインが今時でかっこいい感じだったので観てみることにしました。

言われなければ気付かないレベルではありますが,キャラクターデザインが日本のものとはテイストが違うと感じました。
原案は韓国のイラストレーターだそう。
中国の方じゃないんですね。

おしゃれなキャラデザに反してストーリーはドラマ系です。
ジャンルとしてはサスペンスということで,時光写真館に事件に関する依頼が舞い込みます。
主役はトキとヒカルの2人で協力して調査に当たるというブロマンス。
だけど,スポットライトが1番当たるのはその事件の依頼者や事件に関わる人物だと感じました。
2人のこと―例えば2人が何故こんな力を持っているのかとか,どういう経緯で知り合って依頼を請け負う写真館を開くことになったのかとか―そういったことは描かれていません。
そういったこともあって,キャラのかっこよさを前面に押し出すスタイルではないところがキャラデザとギャップがあると感じました。
なので,若い人よりも意外と大人の方の方がうけるのではないかなと…。
わたしにとっては好きなジャンルではなかったのと,オチがどうにもスッキリしないことも多く,あまり物語の評価は高くできないなと考えていました。
{netabare}作中で過去を変えても分岐点で修正されて結局結末は変えられないということらしい。
つまり死んでしまった人を過去に戻って助けるとかはできないと…。
でもエマはトキのせいで死んでしまったみたいなので,トキの行動が悪い方には改変されるくせに良い方には改変できないってのは変な話だなと思いました。
過去に戻っても運命を変えられないのならトキが過去に行って起こした行動のせいでエマが死ぬってのはおかしいのでは…!?!?
最後はどういう風に終わるのかなと思っていたら,まだ物語は続くような感じで終わりを迎えてしまったので,{/netabare}物語の評価は取り敢えず保留とします。
本国で第2期をやることは決まっているので,第2期を観てそちらの結末次第でこちらの評価を考えようと思っています。
ただ心配なのは第2期を日本でちゃんと放送してくれるのか―というところです。
海外の小説だと途中の巻まで翻訳が出版されても,売り上げの見込みがないとオリジナルは本国で出版されているのに翻訳したものを日本で出版してくれないことも多くて続きが読めなくてがっかりすることがほんとに多いです。
アニメではそういうことが起こらないようにしてほしいけどなぁ。。

作画はとても良かったです。
最後まで崩れるようなこともなかったし,OP/EDのアニメーションも良いと思いました。
だけど,主要キャラクターの3人はなんでいつも同じ服を着ているの!?
同じ服を何着も持っているのかな(^-^;
あとやっぱり気になったのは背景が馴染みがないものということですね。
町並みや部屋の雰囲気もそうですし,中国も日本も漢字を使う国なので,他の国の人たちに比べれば背景の文字とかニュアンスは伝わるんですが,それでも何て書いてあるか分からないのはちょっぴりストレスでした。
あと,アニメには直接関係ないのですが簡体字にはどうにも胡散臭さのようなものを感じてしまうんですよね(^▽^;)

吹き替えの声優さんもキャラに合ってて違和感なく観れました★
特にトキはとてもマッチしてると思います。
アニメの声優さんに関しては日本の右に出るものはないんじゃないかと勝手に思っているけれど,吹き替えじゃなく字幕があればそっちも観てみたいと思いました。

わたしがこのアニメで1番好きなのは主題歌です♪
OPもEDもどちらもめっちゃかっこいいと思いました!!
中国のアニメだということは観る前から知っていたので主題歌は「中国語なのかな??」とか「中国の方が歌っているのかな??」とか思っていたんです。
だけど,思いっきり日本語なので「日本向けにOP/ED(アニメーションも曲も)作ったのかな!?」って思いつつ観ていたのですが,公式HPにアーティストの方が“原曲”とコメントされているので本国でも同じ曲でアーティストだけ違うようですね。
OP&EDもオリジナルの方を聴いてみたのですが,どちらも日本版の方がかっこいいと思います。
OPの方はアレンジが日本の方が良いと思いましたが,確かにオリジナルの方が物語には合っているなぁ。
EDに関してはアーティストさんの声が日本版の方がかっこいいと思いました。
でも,オリジナルの方でもやっぱり曲がかっこいいです!!
BGMもけっこう良かったと思います。

総合的には,中国のアニメもけっこう良いなと感じさせられたアニメでした☆
(ただ,音楽に★5をつけてしまったせいでそこまで好きなアニメじゃないのに平均満足度★4という高評価になってしまった。。)

投稿 : 2022/10/17
閲覧 : 181
サンキュー:

5

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

俺たちの店がオープンするよ!みんなチェックしてくれよなー!!

中華産アニメだが、たまに見る中華産にくらべて非常に出来がいい。
家族・子供に先祖や農村と都市部の格差社会等の中国産風味がよく、中国産アニメをみてる実感もある。
写真を使って、写真の時代・場所にタイムリープする力と写真の切り取られた前後の時間の出来事がわかる、面白い特殊能力の持ち主のバディ物。バディのコンビのバランスもとても良く、二人で依頼を解決しながら物語が進んでいく。
ストーリー構成はよくできていて伏線とその伏線回収のタイミングが絶妙。後半の展開は若干難しく不思議な所が残ったまま進んでいくが、最終話にその不思議と思ったところがなんとなく理解でき2期に続く。
おいっ2期かいっ!!ってなる。

最後ほのぼの綺麗に纏まって終わることを予想してただけに最後の展開が謎。その謎のための伏線らしきものは回収できず消化不良ではある。
しっくりした伏線回収をする2期期待。

100点中68点

投稿 : 2022/09/08
閲覧 : 210
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キャラがそのままチャイニーズ

背景や衣装や小物がチャイニーズ風というわけではなくて(というより、まんま現代チャイナなんだけど)、キャラが強烈にチャイニーズっぽくて「ほほう、これは見つけもの」と思ってしまいました。

続編が早く見たいと思って、思わずググってしまうほどには楽しめました。。
残念ながら本国でまだ二期放送されてないので、日本語版もまだ当分見れないみたいですが。

で、やっぱり思ったこと。

チャイナには義理人情は強烈にあるけど、やっぱりスポーツマンシップってないんじゃね?
チャイナには情欲・色欲はあるけど、恋愛はないんじゃね?(拳法対決で求婚の話も明らかにおかしい、というかズレてる)

偏見かも知れんけど、シュタゲとかサクラダに比べて、その点がかなり気になってしまいました。
ま、二期待ちということで。

投稿 : 2022/08/24
閲覧 : 187
ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

過去を問うな。未来を聞くな。

 全12話。アニメオリジナル。

 結構楽しめました。面白かったです。サスペンスに緊張感あり、緩急もうまかったと思います。

 1話でガッと引き込まれ、それから3~5話でさらに引き込まれました。最初は事件を解決しつつ感情的なエピソードを交えるヴァイオレットエヴァーガーデンみたいな話だと思いましたが、話が進むにつれてサスペンス要素が増えてきました。

 後半になってくると目が離せず、何気ない話が伏線になってて後半で意味を持ってましたし、さらに9~12話になるといろんな話がつながってて、1話にもつながってくるというのが良かったですね!なんとかトキとヒカルの特殊能力をうまく使って犯人を追い詰めたりと、二転三転して良かったなと。

 12話で解決かと思いきや・・・あれ~?そこで終わり~!?と、めちゃくちゃ気になるところで終わるっていうね。。まあここまで来たら続きが気になるますね。でも2期はあるようなので楽しみに待っていようと思います。

 それに作画は全話安定して良かったです。3話のバスケのシーンとか特にヌルヌル動いてて良かったです。そしてOP、EDともにおしゃれで僕は結構好きですね。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/08/21
閲覧 : 318
サンキュー:

12

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

★★★☆

2022.8.1 ★★★☆(3.4) 1度目観賞評価

投稿 : 2022/08/01
閲覧 : 124
サンキュー:

0

マドラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

続きを頼む とても好きな作品だった

写真の中に入れる少年とその時のことを読みとる能力を持つ少年が過去に戻ってそのときの情報を抜き出し、それを依頼人に伝えるような話。

最初のほうはただ入って情報取ってきてよかったね。であったり少しでも違う行動をとると現実に影響を与えるよってところがわかるのだがそれでも過去を変えてしまうというようなことをしているだけではあった。

後半はかなり話が動いて面白くなってくる。あーそういう観点は抜けてたなぁと思いながら見れる後半とてもよかったと同時にラストはそうくるかと。いや私は結構好きなラストだけど続き頼むわ。

2022冬アニメでは個人的に一番面白かった。

投稿 : 2022/07/30
閲覧 : 131
サンキュー:

2

大貧民 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

良い作品だが、悲劇は辛い。

なかなか物語として良くできていて十分に人に勧められる作品。
SFサスペンスとして良くできている。
ただ、鬱なラストがどうにも苦手で、特に子供や女性が酷い目にあう話が無理だったりします。
このあたりは趣味嗜好だったりしますので、名作といわれたアレやコレも途中切りだったりします。

本作は深く味わいたい人にはお勧めできて、だだ娯楽を人生の一刻の清涼剤を求めてアニメを見ている私のような人にはお勧めしない。

投稿 : 2022/07/22
閲覧 : 149
サンキュー:

2

オカ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

個人的には好き

最近の中国アニメは良い
写真の中に入って過去の記憶や出来事に関わることができる能力者と写真から過去を覗ける能力者、二人の話。
アニメーションも良いし、ストーリーも面白く感動もある。
キャラも立ってるし、言うことなし。

最近の中国アニメは下手な日本のアニメより全然良い。
日本アニメも面白くないモノが増えてきてる今、近い将来アニメ大国としての地位を奪われるのではないだろか。

最後、あっと驚く展開で続きがとても気になる。。

賛否両論あるが個人的には好きな作品。

投稿 : 2022/06/13
閲覧 : 157
サンキュー:

4

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

代理人と当事者のはざま

CHINA発オリジナルアニメ


タイトルだけで録画することを決めて、後になってCHINAフルパッケージ製品と知りました。日本の声優さんは吹き替えってことですね。
これまでのCHINAアニメはお世辞にも良品があるとは言えなくて、面子重視や家族一門優遇などに代表される慣習だったり彼の国でどんなのがウケているのか比較文化視点で楽しむのが専らでした。予防線張って楽しむ感じ。愛してしまったらつらいもの…

そんで蓋開けてみたら面白かったです。全11話 + 番外編1話で12話分。※番外編は第6話に相当。
開幕毎度の止め画とお決まりフレーズに手抜きを感じてみたり、オープニング曲カクカクしたダンスの唐突感に溜息ついてみたりしたのは何を隠そう私ですが、完走する価値はあったかと思います。

【概要】
とりあえず主要キャスト3名
 トキ/程小時(チョン・チャオシー)
 ヒカル/陸光(ルー・グアン)
 リン/喬苓(チャオ・リン)

この三人が営む“時光写真館”には秘密があって…と、写真を撮った時間にその被写体に成り代わってダイブできますよという掴み。設定上過去改変のジレンマとの落としどころが物語のお楽しみポイントなんだろうと思います。
主役二人の名前をもじった作品タイトルや店名と思いきや、日本語の“時間”は中国語で“時光”と代替が効くみたいでそのまんま“時間写真館”“時間代理人”の意で取れそうです。ついでに中国語の“光”には『なにもない』が含まれてたりもするのでやや影のある印象を受けたタイトルでもありました。そんな事情を知ってか知らずかダークな基調で進行するサスペンスorミステリーとなってます。
ダイブはあくまで依頼を受けてのもの。大幅に改変しない程度に…ってこのへんは差配するヒカルの匙加減なのですが、ルールにのっとって過去に干渉していきます。


【ざっくり感想】
基本数話で一括りのエピソードが重め。“情愛”“哀感”が沁み出ていて視聴後は良い意味での疲労感を伴います。シリアステイストな物語だと“ストーリー進行”と“キャラの行動言動”の説得力が重要となります。前者については申し分ないです。まばらなエピソードが繋がってくる構成も見事でした。後者については少し引いた目で見る必要があります。CNINESEの行動原理が随所に見られ日本人視点だと違和感を覚える箇所多々。“悪い”とか“変”とかではなく“違う”なのです。
日本版制作スタッフは頑張ってたと思いますよ。もう少し劇中文字情報の日本語字幕を隙間なくやってくれたらと注文はありますが、原曲のアレンジもわりと日本人が好むテイストだったと思います。
{netabare}※個人的には第6話の拳法達人師範に挑む回のキャスティングに涙ちょちょ切れそうになりました。師範役に千葉繁さん。言わずと知れた世紀末救世主伝説のナレーションは語り草となってます。拳法回でこの人か!と嬉しい驚き。さらに挑む側の青年の老いた役には石丸博也さん。この方の吹き替えあってのジャッキーでした。世代ドストライクです。{/netabare}


1クール使って楽しむネタバレ厳禁仕様のため続きは直接どうぞ!
自分は繰り返し視聴しましたよ。良く練られた脚本。一本取られました。



※ネタバレ所感

■時代は巡る
判断は歴史に委ねますが、リアルでは中国恒大集団の債務不履行をもってバブルが弾けたと思ってます。高度成長の恩恵もあればひずみも極大化した頃合い。
大きな時代のうねりと変化を目の当たりにしてきたと思うのですが、ふと立ち止まって回顧してみたくなる心境にマッチしそうなエピソードが大半でした。学生時代や会社創業期などを題材に

 苦労したり貧しかったりしたけど幸せだったあの頃

みたいな原体験がそこかしこかにあるのでしょう。日本でも80年代に「俺たち都会で大事な何かを失くしちまったね」な曲がありましたけどそんな感じ。現代日本にはそのまま当てはまりはしません。
大きい変化はあっても変わらない大切なものを再認識するのは普遍的な事柄ですので一概に合わないとは言いませんが、時代の空気感の切り取りの点でCHINA仕様というのはあると思われます。

■比較文化的なとこ
しっくりこないやりとりは演出の稚拙さというより異文化の側面があるように思えます。例えば第8話↓
{netabare}タピオカ店経営夫妻の子供が誘拐された件。ざっと
・占いで出店日や場所を決める夫。それを受け入れる妻。
 →風水大事だもん。細木数子の比じゃないくらい影響ある社会
・「お前の先祖だから言うことを聞け」で素直に従う犯人
 →一族一門への無条件の肯定は許容される。一方で他人には…ってやつ

もう少し科学的調査して出店しようよとか、そんなんでひるむ凶悪犯ってありえねーとかにはならないのです。もちろん関係なくやる人はやるんでしょうが、大事にしたいCHINESEの道徳観念に訴えていると見れば納得もします。{/netabare}


■改変への向き合い方

ネタバレ込みの雑感。トキとヒカルとでのスタンスに違いがあることが物語を豊かにしてました。

{netabare}けっこう無自覚に仕事始めたトキが変えられない過去に心を痛めるあたりから終盤に突入していきます。ご法度の過去改変に挑みシュタインゲートに辿り着けるのかー?って煽りからのあの結末はやられましたね。良い意味で。
バッドエンドなんでしょうが、続きが気になるしかけ。続編あったら確実に視聴すると思います。{/netabare}



※最後に

{netabare}「俺たちの店がオープンするよ。みんなチェックしてくれよな。ルー・グアンも何か言えよ」
「あ、はぁ…見てくれ。よろしく」{/netabare}

{netabare}これは中華アニメ新時代の宣言とメンツが邪魔して素直に「見てください」とはいかないお年頃って感じですかね。経済と同じようにディズニーや日本アニメと肩を並べるようになれば掌を返すかわかりませんが歴史が決めることでしょう。
大事なことなんですが、表現の自由にかなり制約のある社会では単発ヒットはあってもソフトものが根付くかどうかはかなり懐疑的です。競争者が増えることは長い目で見れば良い流れだとは思いますので今後に期待します。第二のジャッキーよカモン!{/netabare}



視聴時期:2022年1月~2022年3月 リアタイ

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2022.03.30 初稿

投稿 : 2022/06/12
閲覧 : 425
サンキュー:

23

アニメ好き さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

テンポが凄まじく、非常に面白い

ヒューマンドラマとサスペンスが非常に巧く融合した作品。6話まで毎話滝のように泣いた。スリルでも情緒面でも胸を打つ作品である。

中国で製作されており、アニメスタッフは中国だが、背景芸術や音楽には日本の有名スタッフも起用するなど、文化や国を超えた意欲作。

一話の起承転結は凄まじく、二話ではうってかわって優しく深い物語を持ってくるなど、視聴者を飽きさせない工夫がある。

実際の事件や震災を取り扱うなど、社会問題やリアルな人間の心に迫る描写があり、各話の登場人物に強く引き込まれた。

正義感が強く暴走しがちな主人公も、彼ならではの繊細さや力強さが描かれ、最終的にとても気に入った。

吹き替えも実力ある声優が起用されており、自然な演技に感情移入できた。
二期も日本語吹き替え版が製作されることを強く願う。

投稿 : 2022/05/28
閲覧 : 136
サンキュー:

5

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

偏見はあかん!

すぐに中国アニメだと気付き期待出来ないなと思った。と言うのも少し前に初めて観た中国アニメが、全く面白くなく、作画や音楽も酷くて、所詮中国のアニメはこのクオリティーかと思ってたから…

偏見を持ってすみませんでした。時光代理人とても面白かったです。写真に入り込み撮影者になる、私がタイムリープもの好きな事もあり、第一話から面白い、1日で一気観してしまいました(^^;
多少わかりづらい所はあるんですが(私の理解力の無さかも)伏線も上手く貼っていて、特に終盤は手に汗にぎる展開になり、第1話からの伏線に驚きました。

作画はすごく良いと言う訳でもないが、中国っぽい街並み、看板やSNS等も中国語(たぶん)、家の中や料理も中国風、カラオケ店の個室も日本にはない作りで中国はそうなのかと面白かった。こだわりを感じたので作画4.0にしました。キャラ絵も違和感はなかったです。

音楽はOPもEDも結構オシャレだなと思いました。よい場面で入る挿入歌もなかなか良かったです。

2022年冬クールでは、ハコヅメと同じくダークホースではないかと。一つ残念なのはすごく中途半端な結末、2期がないと怒りますよ!
日本も異世界アニメとか同じような作品ばかり作ってたら、中国に追い抜かされるかもと思ってしまいました。

細かい所気にする方は合わないかもしれませんが、ぜひお勧めしたいアニメです。

投稿 : 2022/05/18
閲覧 : 229
サンキュー:

10

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

話は面白いが.....

中国アニメ

感想
中国産のアニメなので、合わないかな?などと思いながら観たけれど、なかなかどうして、作画は良くないけど話は面白いと思いました。
二人の青年の能力により、写真の中に入りその写真の当時の世界に干渉できてしまう話。
過去を改変してはならないというルールのなか、人の命に係わる依頼によっては過去改変してしまうこともあって、観ててハラハラドキドキもさせられて面白かったです。
序盤に出て来た依頼人が、終盤で登場して話に繋がる展開もあったりと、なかなかに凝った演出だったりで、ほうって感心させられる場面もあって良かったです。
只、最終話 なにあれ!
投げっぱなしジャーマンかよ!
めっちゃ良い所でぶつ切り終了とか!
流石に視聴者舐めとんのか!と。
あれはナイわ~ 
マジ引くわ~(デート・ア・ライブ)

投稿 : 2022/05/16
閲覧 : 291
サンキュー:

11

ネタバレ

スイキ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

中国発アニメ

中国発アニメ
写真に入り世界に干渉する能力者の話


中国人の生活スタイルや思考が感じられ新鮮

いも虫入り春巻き
「出前は何が入ってるかわからない」
「安全なものが食べたかったら自分で作るべきだろう」
この思考はアニメだけにとどまってほしいね…
実際に遭遇したらトラウマもの…

2話まで視聴

投稿 : 2022/05/06
閲覧 : 176
サンキュー:

0

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

後味

全12話

何かと評判?の中国発アニメ作品です。

キャラの名前や背景に中国を思わせる雰囲気があります。

お話は、写真から「12時間以内の出来事を把握する」能力のヒカル、「写真の中に入り行動できる能力」のトキがタッグを組んで、過去に何かを後悔するようなクライアントの依頼を解決するお話です。

1話で観て、観るのをやめようと思いましたが、みなさんのレビューを読んで続きを観てみました。
{netabare}
解決したあと、いきなりクライアントが殺されるって後味が悪かったので3週間ほど観ていませんでした。
最後まで観たらこの出来事も伏線でしたね。
{/netabare}
1〜3話で1つのお話、終盤はあるお話から発展して大きな事件に巻き込まれます。

写真の中の出来事は過去のことなので基本的に変えることができません。

心が締め付けられるような切ないお話が多かったですね。{netabare}(ラーメン・武術・地震・誘拐){/netabare}

2期ありきの終わり方でしたでしたが、ただ最後は後味の悪い終わり方でした。

{netabare}(殺人鬼は主人公たちと違った能力みたいでしたが、ちょっと酷かったですね){/netabare}

OPはbicaso feat Gen Kakonさん、EDはbicaso feat EAERANさんが歌っています。

最後に、このままでは後味悪いままに終わるので日本で2期があれば観てみたいですね。

投稿 : 2022/04/19
閲覧 : 250
サンキュー:

15

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

中国系アニメ

視聴完了

今まで何作か中国制作のアニメを見たけど、全部最終回で唐突な展開になって終わる。
2期日本でやるのかもわかんないし、中身が面白い分余計気になる。
金輪際完結していない中国系アニメは見ません!

何はともあれ当作品、最後の最後以外はとても面白い。
写真に入る能力を持つ主人公と、写真に写っていない情報を把握できる相棒が、いろんな人の依頼で写真に入りことを成す話。
2人の心情として過去は変えないこととしているので、基本的にできることはコピー作業だけ、と思いきや、いろんな方法で未来を変えないように影響を及ぼしていく。
基本各話(2話になるものもあるが)完結だが、実は最初に写真にダイブしたことが最後まで関連していたり、これまで主人公がダイブしてきた経験で最後説得したり、とかなら上手い構成、だったのだが最後が・・・

後半までは出てこないが、この作品には主人公たちの敵となる連続殺人犯が出てくる。殺人犯とのバトルが最後の見どころシーン。実際写真に入る能力を活用したヒットアンドアウェイ戦法はなかなか見事。その結果捕まえた殺人犯は当初から怪しまれていた金髪の役員。
しかしその役員は自動車事故で半身不随となっていた、が元気に暴れ回り、最後はまた会おう的なことを言っている。
これが最終話後の話。
とりあえず敵も倒し、ハッピーエンドかと思いきや、最初のダイブの時に余計なことをしたせいで運命を変えてしまった女性エマは救うため主人公は再びダイブする。

写真の世界でエマはこれまでの人生を悔い自殺しようとしていた。そこに現れる主人公、これまでダイブしてきた経験をもとに説得、エマは自殺を思いとどまり崖から一歩離れ、
た瞬間にエマは殺人犯に体を乗っ取られそのまま崖の下へ。さらに相棒も現実世界で刺されていた、というところで終わり。

そもそも正体もよくわからない殺人犯の中身、戻ってくるの早すぎる!!!
あのままエマを助けてハッピーエンドで良かったし、未来を変えさせたくないんだったら橋が崩れ落ちて終わりでよかったのに。

本当に本当に最後が残念でしょうがない作品だった。

投稿 : 2022/04/14
閲覧 : 210
サンキュー:

6

ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

第一話のLAST10秒と第十二話の一部分が無ければ自信をもって推薦できる物語

これは中国のWebアニメです。
トキとヒカルの2人が経営する写真館には、特別な依頼が毎回あります。
トキとヒカルは特殊な超能力を持っており、その能力を用いて依頼内容を遂行するのですが、その能力は私たちに全くなじみのないものでした。

でも、このアニメの魅力は、その超能力の内容だけではありません。
人間の心の弱さ、温かさ、それをしっかりと描いています。


第一話ではエマという女性が登場します。
彼女は、仕事をするために貧しい地方から大都市へ出てきたようです。
毎晩遅くまで働いて、家に帰るのはいつも深夜。帰ったら直ぐに寝るだけの生活。
豊かな大都市で暮らす彼女は孤独でした。

物語の途中から、私はトキやヒカルよりもエマのことが気がかりになりました。
「彼女には幸せになってほしい」 いつの間にかそう思いながら視聴してたのです。
きっと彼女の姿が東京に出てきた頃の私と被ったのでしょう。
そして終盤、心温まる出来事がありました。それが凄く感動します。
但し、LAST10秒の出来事さえなければ…。唯一それが悔やまれます。
{netabare}
LAST10秒の原因は、トキが思いやりでメッセを送ったためです。彼は無意識で未来を改変したようです。
おそらく原作者は、過去を変える事の影響が思いもよらぬ結果につながることを、第一話で伝えたかったのでしょう。
そう考えると奥が深い物語です。でも、どうせならばハッピーエンドにしてほしかった。せっかくの感動が後味の悪いものに変わってしまいました。{/netabare}


第二話では、夏(ナツ)と林貞(リン・ジェン)が登場します。
これも二人の心が描かれています。二人の友情物語のようです。{netabare}
二人は学生の頃からの親友でした。
二人で開いたラーメン店は、二人の名前からとった「林夏麺館」、ささやかな店でしたが、二人とも幸せでした。

しかし、人気が出て店が大きくなると、二人の仲が悪くなります。
林貞は原点を大切にしていましたが、夏は店の発展が重要と考えたためです。
そして、林貞は看板料理のレシピを夏に教えることなく店を去ります。
だから夏は林貞を恨みます。
でも、実は…{netabare}学生の頃に看板料理のレシピの重要な調味料を思いついたのは、夏だったのです。{/netabare}
夏はそんな大切なことも忘れるほど仕事に忙殺されていたのです。

心にゆとりがなかったので大切な友達と別れることになったと、夏はようやく気づくのです。
最後、二人が仲直りできて良かったです。

但し、夏が大切なことに気づいたときの衝撃と後悔の念が、あまり感じられませんでした。そこが凄く残念です。
{netabare}例えば、第八で写真館の大家のリンが「ごめんなさい」と、しみじみと謝りますが、夏も同じようにしみじみとした口調で謝ってほしかった。そうすれば、もっと感動したはずなのに…と思いました。{/netabare}{/netabare}


第三話~第四話
今回の依頼は、伝えられなかった想いを伝える仕事です。
依頼人の想いを伝える行為は、過去を改変する可能性が高く、本来は依頼を受けないのですが、ヒカルは何故か今回の依頼を受けました。
そして、第四話の最後で何故依頼を受けたのかが明らかになったとき、思わず鳥肌が立ちました。
{netabare}
バスケ部の補欠だった依頼人の陳瀟(チェン・シャオ)に憑依したトキは、勝ってはいけない試合で勝ってしまいます。
過去を大きく改変したことで責任を痛感したトキでしたが、ヒカルから「分岐点さえ変えなければ問題ない」と言われて、ひと安心。
そして、バスケ部キャプテンへの感謝の言葉を伝え、依頼人が想いを寄せる女性へ想いを伝え、そして依頼人の母へ感謝の言葉を伝えるのですが…

こんなに過去を改変しても「問題ない」と返答するヒカルに対して、トキは得体のしれない違和感を感じます。
そして今日が2008年5月12日だと依頼人の母から教えられたとき、トキは忌まわしい過去を思い出して驚嘆するのです。
{netabare}
私達日本人は、2011年3月11日と言われると、多くの人が東日本大震災を思い出します。
中国では2008年5月12日に四川大地震があり、死者・行方不明者合わせて9万人以上の方が亡くなったのです。
ヒカルの言う分岐点とは四川大地震のことでした。
トキが依頼人の想いを伝えた人たちは、全て亡くなる運命だったのです。

おそらくヒカルは写真を見た瞬間に、彼らの亡くなる情景も見てしまったのでしょう。
仕事とはいえ、地獄のような光景を見るのは相当つらいと思います。{/netabare}{/netabare}


第五話
これは第四話の続きです。トキは一人でも多くの人を助けようとするのですが…
それは過去を改変することを意味しています。やってはいけないことです。

でも、依頼人の母親だけは何としてでも助けたい…。トキは覚悟を決めて行動します。
しかし…、{netabare}結局、助けられたのはトキの方でした。
依頼人の母親は、いつも自分よりも子供を大切に思っていました。それが母親なのです。

そして依頼が完了した後、依頼人の左手薬指には結婚指輪がついてました。未来が改変されたようです。
もしかしてトキは、あの少女を助けたのかも…。そう思いたいですね。{/netabare}


第六話は、好きな女性との結婚を認めてもらうために、何十年もの間、女性の父親に戦いを挑み続ける男性の依頼です。{netabare}
女性の父親は格闘家。自分より強い男でないと娘との結婚は許さない頑固者です。
その女性の父親は誰にも見切れない奥義を持っているため、勝てる人は誰もいません。
トキはいつもの正義感から、つい頑張りすぎるのですが…、それでも勝てません。

結局はハッピーエンドとなりますが、疑問が2つあります。

女性の父親が最後に「孫は外国で試合にでるほどの腕がある。祖父を倒せない者を、そんな孫の父親として認められんからなぁ」とヒカルに告げました。
ということは、依頼人と女性とは既に結婚していて子供もいる。ただ単に父親に認めてもらいたいために長年戦いを挑んでいたようです。

もう一つは、第六話は番外編とのことですが、どこが番外編なのか不明です。
この第六話があったから第八話での展開ができたのです。
これは中国での放送時の状況がわからないので、何とも言えません。{/netabare}


第七話~第八話
3年前に行方不明になった子供を捜す依頼です。{netabare}
子供の父親は3年間、ずっと子供を捜し続けていました。子供の母親はショックのあまり気がおかしくなってました。子供を想う両親の愛情が、子供を失った悲しみがしっかりと伝わってきます。
あの時、もう少し子供にかまっていれば行方不明にならずに済んだ。父親も母親も、3年間ずっと後悔し続けています。

そして、写真館の大家であるリンの後悔…自分を責め続ける気持ちも、痛いほど伝わってきます。
リンは学生の頃、その子供を知っていました。「あの時、声をかけていたならば、あの子は無事だったかもしれない」と、リンも後悔し続けていました。

トキは持ち前の正義感から懸命に協力します。
そして… LAST5秒はすさまじい衝撃がありました。{netabare}
なんと、第一話とつながったのです。エマの事件を依頼されたのです。{/netabare}{/netabare}

第九話~第十二話
ヒカルは警察からのエマの事件に対する捜査依頼を受けようとしません。
それどころか、エマの写真をトキに見せないようにしました。
それはヒカルの思いやりです。
{netabare}
エマが死んだことをトキが知れば、トキは自分が過去を変えたせいでエマを死なせたことに気づきます。そして激しく後悔して自分を責め続けるはずです。
おそらくヒカルは、そんなトキの姿を見たくなかったのでしょう。
{/netabare}
しかし、大学時代の友人の依頼を受けたことで、{netabare}エマを殺した犯人と接点ができ、やはり犯人と対決することになります。
トキはいつも無意識に過去を改変します。
良かれと思ってやったことで、{/netabare}今度は大学時代の友人が危険な目に会います。
{netabare}
エマを殺した犯人。それは金髪の男のようでしたが、その裏に潜む真の犯人。
それは、トキやヒカルと同じ能力を持っているようです。
人に憑依して殺人を犯しているようです。
そして…{/netabare}


この物語はすごく良いのですが、最後の一歩が全然納得できません。
第一話にしても第十二話にしても、原作者はハッピーエンドにすることができたはずです。
この2話がハッピーエンドならば、誰にでも胸を張って推薦できる内容でした。
最終話、私はエマが助かることをずっと祈りながら見てたのです。

第三話から第五話や、第七話から第八話は、胸が熱くなるほど感動するのですが、
第一話のLAST10秒と第十二話のほんの一部分がどうしても好きになれません。

なぜ明るい未来を描くことができないのか…と、つくづく思います。


中国のアニメは、近年驚くほど進歩しています。
作画や音楽、キャラクター、物語だけではなく、人の心を丁寧に描いています。
心が描かれているアニメは、どこの国がつくったものであれ感動します。
それだけに残念でたまりませんでした。

投稿 : 2022/04/14
閲覧 : 934
サンキュー:

33

ネタバレ

クソアニメの魔女 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最凶の敵の影

中国アニメです。これまでの中国・韓国アニメは取っ付きにくいor既存作品の丸パクリで面白いけど癖が強いか単純につまらないかのどちらかでしたが、これはそうした欠点を比較的感じさせない作りになっています。
設定はユニークで写真の中に潜り込める主人公がその能力を活かして依頼人の願いを遂行するというものです。
作画もかなり良い部類。特にOPの作画は神がかっています。
脚本もそれぞれのキャラクターを丁寧に描写しており、高い完成度です。3、4、5話の出来は同期のアニメと比べても抜きん出ていると思わされました。

中国語の主題歌、挿入歌や馴染みの薄い作中の文化については相変わらず取っ付きにくい部分もありますが、そうした欠点を差し引いてもトータルの出来は素晴らしいものです。

最後まで観て
次が気になるところで終わりました。ネタバレになるので詳しくは語りませんが、2期もやるようなので楽しみに待っています。

投稿 : 2022/04/13
閲覧 : 266
サンキュー:

8

ネタバレ

Jeanne さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ダークホース

中国のWebアニメ 全12話

写真を見て何が起こるのか読み取ることのできる能力を持ったヒカルと写真の中にいる人物として行動することのできる能力を持ったトキが様々な人からの依頼をこなしていく中で、とある事件を追っていくことになるサスペンス物です。

中華アニメは今まで完走できたことがなかったので0話切りしていましたが、ニコニコ動画で見た1話で引き込まれ全話視聴しました。
全話視聴しての感想は、予想以上の面白さで驚きました。

本作で秀逸だと思ったのは写真に入った場合のルール設定です。
過去に戻って過去を追体験することはできるけど、基本的には過去に起こったことを改変してはいけないというルールがあります。
多少の過去改変した場合の影響はヒカルが把握しているので、写真の中にいるトキはヒカルの指示通りに動くことになります。
それでも予定外の行動をするとヒカルも把握できない未来に改変される場合があります。
また、人の死や災害といった大きな出来事は改変することができないので、トキはこの後どうなるのか分かっているのに何もできない自分に苦悩することになります。
もしも、過去に戻って何でも改変できるならここまで面白くはならなかったと思うので秀逸な設定だと思いました。

毎話の引きが良かったこともあり、次回を見るのが楽しみな作品でした。
一番好きだったのはバスケ部のエピソードです。
家族愛、友情、恋愛と盛りだくさんでしたが、しっかりと感動できました。
最後は、1話のエピソードをそれまでのエピソードも交えながら綺麗にまとめたと見せかけてのどんでん返しだったので驚きました。

中華アニメに抵抗がある方でも見やすい作品だと思うのでお勧めです。

投稿 : 2022/04/10
閲覧 : 125
サンキュー:

6

ネタバレ

kabaj31 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

代理人。

2話は、ちょっとした伏線のスパイスが効いていてよく出来てるお話でした。
過度な期待をしなければぼちぼち楽しめそうです。

■追記
視聴完了。

12話。
あれ? こんな終わり方?
これは2期があるのかもしれません。
たぶん、あるでしょう。

全体的に、故郷を大事にしましょうって話が多かったかな。
その意味では、2話のラーメン回が特に良かったと思いました。
ストーリーの展開として面白いと思ったのは、
3話のバスケ回でのEDの引きです。
入ったら勝っちゃうよ? 勝っちゃったら過去が変わっちゃうよ? いいの?
みたいな部分の引きが良かった。
余談ですが、亜偶っていうアニメでもキャラがバスケをやってたけど、
中国人ってバスケ好きなのかな?
話を戻して、{netabare}勝ったところで、もっと変えられない現実が明らかになって、{/netabare}
その辺のストーリー展開がよくできてるなと思いました。

OPは謎の腕ダンスで、独特な感じでした。
たまに流れる挿入歌が、中国語なので、
何を歌ってるのかサッパリ分からず、意味が分かれば
もっと良かったんだろうなと思いました。

なんとなく1話か2話完結型で、ほっこりする様な話だけで十分な気がするけど
続きは {netabare}ガッツリとした能力バトルのお話になるのかな。{/netabare}
設定があやふやになりそうで若干不安ですが、続きがあるなら見たいと思います。

投稿 : 2022/04/07
閲覧 : 221
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

異文化 微妙で絶大なる感動の差異

話の流れとしては、結構面白い…

ただ、やっぱり、中国製アニメ。
感覚的に全てが「現代日本」とは 微妙にズレていて…
本当に微妙なズレが、いたるところに存在していて…
完全な共感が得られない。

時間を題材にした話は…
過去と現在と未来を共有した上で、感動が深まる訳ですから、
そのズレは深いと…

完全な日本制作なら、心底から楽しめたのでは… 残念です。

投稿 : 2022/04/05
閲覧 : 189

ソース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:----

中国アニメも侮れなくなってきたか

色々ツッコミたくなる回はあったりしたけれども、毎話引きが良いためしっかりと全話見れて楽しめた。

ラストにはびっくり

投稿 : 2022/04/03
閲覧 : 156
サンキュー:

4

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

音楽よい

BGM良いですね~、そのために見ていた気がします

音楽のフューチャーファンクと言われてもピンとこないでしょうが、
シティーポップを今風にした音くらいに思ってればいいです
聴けばレトロさが感じられるはず

>『AKIRA』の未来的なイメージから浮かんだ「フューチャー」というワードに
>達郎さんのイメージである「ファンク」を合わせた造語が定着していった
これがフューチャーファンクの根源で音楽系YouTuberから広まったのです
https://www.youtube.com/watch?v=Qm509gYHAe0
見よこの再生数!達郎の嫁!
この映像のセーラーサターンがフューチャーファンク動画のひな型となり、
このジャンルにはアニメ映像のサンプリングをするのだと定着していったのです
シティーポップの再燃した理由もこういう音楽が起源なんですねー


OPはタッティングというダンスの手技で通称タットダンスと呼ばれます
同じ中華アニメのOPからどうぞ
https://www.youtube.com/watch?v=1EHobULX--U
↑0:52「動く、動く」は見よう


作品はちょい面白かったがあまり印象に残りませんでした
それでも最終回は以外でしたね

投稿 : 2022/03/31
閲覧 : 147
サンキュー:

4

ネタバレ

学生 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

異文化アニメ

日本アニメの文脈ではあるけども
そこで描写されているものは完全に中国だからとても新鮮
ストーリーも作画も水準は高い

投稿 : 2022/03/30
閲覧 : 149
サンキュー:

2

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

最終回は面白かった

英語曲を多用して、中華色を薄めようとしても題材が中華中華してる。
今まで見た中華アニメの中ではレベルが高いかな。
特別な能力を持った人間が自分たちだけだと思っていたのか…

投稿 : 2022/03/30
閲覧 : 131
サンキュー:

3

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時光代理人 LINK CLICKのストーリー・あらすじ

繁華街の一角に佇む「時光写真館」。 そのさびれたドアの奥には、 特殊な能力を持った2人の男がいた――。 写真館を経営するのはトキ(程小時)とヒカル(陸光)。 トキの幼馴染・リン(喬苓)を通じて顧客から舞い込む依頼を遂行すべく、 「撮影者の意識にリンクし、 写真の世界に入ることができる能力」を持つトキと、 「その写真の撮影後12時間の出来事を把握できる能力」を持つヒカルはコンビを組み、 過去を引きずるクライアントからの依頼を解決していく。 『絶対に過去の改変をしてはならない』ルールのもと依頼を遂行していた二人だが、 正義感の強いトキはつい過去に干渉してしまい、 その行動はやがて少しずつ未来を変えていく――。(TVアニメ動画『時光代理人 LINK CLICK』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年冬アニメ

声優・キャラクター

トキ/程小時(チョン・シャオシー):豊永利行
ヒカル/陸光(ルー・グアン):櫻井孝宏
リン/喬苓(チャオ・リン):古賀葵

スタッフ

監督・脚本:李豪凌/リー・ハオリン
キャラクターデザイン原案:INPLICK
キャラクターデザイン:LAN、 黄思萌/ホワン・スーモン、 熊丹/ション・ダン
演出・総作画監督:LAN
美術監督:丹治匠、 朝見知弥
撮影監督:山条裕香
音楽:天門、 yuma yamaguchi、 av4ln
アニメーション制作:瀾映画
日本版製作:株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ 株式会社アニプレックス

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