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「本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第3部(TVアニメ動画)」

総合得点
71.6
感想・評価
179
棚に入れた
687
ランキング
1275
★★★★☆ 3.6 (179)
物語
3.7
作画
3.4
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.6

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本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第3部の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

祝4期 正直言えばなぜ4期が来たのかわかりませんけど。

 4期がなんとWIT STUDIOで制作とのことでビックリしました。ただ、ひょっとしてNHKとかで完結までやってくれるの?という期待もあります。2部まで原作7巻分で3クールかな。合計33巻あります。あと12クールくらいあると完結しますかね?
 本当に3部以降どどんどん面白くなりますので、是非実現してほしいです。

 独自性と言う意味では、これ以降若干薄れてきます。本が中心ではなくなりますし、貴族に入ってローゼンマイン無双が始まります。学園パートに入りますが、凡百のなろう系の学園とは違い意味性が深いです。そして俺TUEEEとはほど遠いです。それだけにカタルシスが大きいストーリーになります。コミカルなパートも増えてきます。

 そして、面白いキャラがどんどん登場します。アンゲリカ、ハンネローレなどは最高です。なんといってもハルトムート、クラリッサがいいんですけど、それは4部以降ですね。

 でまあ、正直言うと今までのパートは、いいんですけど原作版の面白さがすべて引きだせているかな、という疑問はありました。世間的な評判もそれほど感じません。なので、なぜ4期なのかさっぱりわかりません。わかりませんが、WIT STUDIOですので、これから大事になる魔法パートの描写に期待です。






1話 マインちゃんの青髪のこの独特の髪の光沢…ツヤをみると、ああ下剋上来たなあという感じです。ついに金属活版にインクですか。粘土板や紙作り、コンテンツなどを経てついにここまで来ましたね。

{netabare}  本作は期待通りのストーリーではありますが、逆境があってそれを知恵と努力で跳ね返して行きながら、本作りが着実に進んで行くという王道ストーリーが本当に良くできています。

 貴族社会や庶民の暮らしの設定もいいし「ギルド」が本来の意味になっているし、価値観が必ずしも現代日本に迎合していないし。

 あとやっぱり「紙の本」いいですよね。本って、電子だと単なる「情報」ですけど、紙の本は「体験」ですからね。表紙のイラスト、重さ、紙の質感、そしてインクの匂いなどの五感にうったえます。そして読み終わった本の汚れ具合などが一緒に時間を共有した「自分の本」になりますし。
 それと紙をめくるという行為のせいか、脳みそでの記憶や体験する場所が電子と紙では違う気がします…今の時代だから本づくりのアニメ…いいと思います。

 作画がほぼ気にならないくらい続きが気になるアニメですね。とはいえちょっと良くなってきてます?

 今になって気が付いたんですけど、下剋上って「下の身分の者が上の身分のものを倒して権力をとること」ですから、最後はマインが…?それとも比喩なんでしょうか?{/netabare}


3話 ちょっとペースが速い?

{netabare} 3期見始めたら面白さが継続していましので原作を既刊分読了しました。ここから先も面白いのはわかってるのでもちろん継続視聴です。

 原作読むと指輪とかいろんな細かい部分に目が行きます。そういうところの設定の解説はこれからなんでしょう。ただ、テンポが上がった気がしますので、ついてこれない人を振り落とさないようにお願いしたいところです。デフォルメマインの説明で構いませんのでアニメの尺の不足分の説明はちゃんとお願いします。

 もちろん膨大な原作をアニメ化しようと思えば、いままでが丁寧過ぎたとは思いますけど、ここからまた面白くなるので是非品質を落とさないでアニメ化をお願いします。
 本作は3部とはいっていますが3期はまだ原作2部3冊目、通算で6巻部分なんですよね。本当の意味で3部を描くのは厳しそうですね。それとも2クール?{/netabare}

10話 あーここで終わりかあ。これから本番でどんどん面白いのに…

{netabare} 大いなる導入が終わって、この先の領主の養女という貴族としてのプロローグがあって、貴族院から女神の化身ですね。今のところ既刊29巻中の7巻ですか。8月に30巻です…もうちょっとですかね。あまりに面白くて一気読み…はできませんが、他のアニメを見ずに2週間位で読んでしまいました。
 今後、若干本づくりから主題ははずれるんですけど、異世界もののテンプレのようでテンプレでないかなり面白い話になるんですけど…ローゼマイン無双…見たかったなあ
 なろう系の異世界転生がパワーダウンしている中、もう1クールやったほうが継続性があった気がするんですけど大丈夫かなあ。

 本作は、作品的には「魔法のエフェクト」が感動を呼ぶのに非常に大事になるのに、本作の最終回はえっ?というレベルでしたね。今回作画は若干頑張りましたけど、どうもエフェクトが下手だなあ。ゾロリとか乱太郎の会社だからですかね。エフェクトは安価で効果的なのでぜひ研究してほしかったなあ。

 本作の総評は、うーん、私はもう原作勢で話を補完できるから楽しめました。が、読んでない人からするとどうなんでしょう?原作の中でマインの平民時代が突然終わる部分でドキドキするところではありますけど。

 ということで既に評価は出来ない状態なので、ストーリーとキャラを4にして、残りは評価せずの意味で3にしておきます。{/netabare}

投稿 : 2023/12/07
閲覧 : 304
サンキュー:

11

もっちょん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

家族ハートフル・コメディ

異世界アニメですが, ストーリーがしっかりしていて泣かされました。

投稿 : 2023/05/06
閲覧 : 72
サンキュー:

4

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

儚い家族編

初期から何があっても貴族の娘にはならないと
硬い決意があったがマインのニグイが思ったより
悪化し、このままニグイに侵され命を果てるか
貴族と契約し生き延びるか、究極の選択を迷い
マインは貴族と契約する。
契約したからには、マインのこれまでの家族は
家族として接してはいけないという
あそこがすごく涙した。

ルッツも、親子喧嘩はあったものの
将来の夢を家族に認められたのはよかった。
これからもマインの右腕ではあるだろう

投稿 : 2023/04/10
閲覧 : 77
サンキュー:

3

ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

油断したー!1期2期と同じ感覚で観てたら泣かされたー!

原作未読。3期は初鑑賞。

タイトルにも書いたけど、、
1期2期と同じように3期も本を作ることに一生懸命な
マインが迷惑をかけながら突っ走っていくんだろうな〜
という軽い気持ちで観始めたらやられましたw

泣きすぎて喉の奥は痛いし頭も痛いしと大惨事。
油断しすぎましたね、、

{netabare}3期でマインが乗り越えるべき1番の壁は
冬ごもりだろうしそれを長く描くのかな〜と思ってたら
冬ごもりのホームシックは確かに大変だったけど
そんなこと比にならない展開になってしまいました。

いよいよ神殿長が直接手を下しにくるとは。

その神殿長や貴族に魔力を使った攻撃をしたマインは
自分だけでなく家族や傍使いも死という処罰が下される
危ないところを今すぐジルヴェスターの養子になる事で
身分が上になり今回の件も相手が処分対象となる。

だけど養子の契約でのお約束3つの中に
今の家族と今後は家族として会うことを禁ずるとあり、
転生により1度本物の家族と引き離されてるマインは
これが2度目となりマインは死んだという事にされる。

新キャラのジルヴェスター、
とても素敵でマインの助っ人キャラではあるけど
貴族としての対応は甘やかすことなく残酷でしたね。

でもマインのみんなを救いたいという気持ちを
叶えさせてくれた人と考えるとやっぱいい人、、

にしても神官長がジルヴェスターの腹違いの弟
という事が最後に判明して驚き!!

3期は養子契約終了後に「ありがとう存じます」と
貴族としての振る舞いでお見送りして終わるのですが
とてもとても酷な物語の始まり始まり、、
え!?ここで終わりなの!?という気持ちですw

契約し貴族になったマインが
周りとどう接しているのかは一切映ることなく。


それにしてもストーリー自体は
楽しい展開で好きなのですが、
個人的にあまり好まないトゥーリとデリアの出番が
めちゃくちゃ多くてちょっとだけ不満w
3期の話に必要不可欠なのは分かってるけど、、不満w
{/netabare}

〜キャラ&声優さんメモ〜
{netabare}
◇マイン(cv.井口裕香)
  主人公。本が大好き。巫女見習い。

◇ルッツ(cv.田村睦心)
  マインと仲良し。商人見習い。

◇ベンノ(cv.子安武人)
  商売の大先生。マインと口論できる仲。
  ルッツを雇ってくれている。

◇フェルディナンド(cv.速水奨)
  神官長。

◇ジルヴェスター(井上和彦)
  やんちゃな青色神官。神官長の兄。神殿長の甥。
  領主。マインを養子にする。

{/netabare}

投稿 : 2023/04/07
閲覧 : 106
サンキュー:

11

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

B. ネタバレ注意 – チーム・グーテンベルク発足

香月美夜の小説
2013年9月から2017年3月に「小説家になろう」に投稿 全5部677話で完結
制作:亜細亜堂

異世界に転生し、大好きな本を作るため持てる知識を使い逞しく生きる少女(中身は大人)の成長物語-3


<メモ>
前世で母親を大切にできなかったマインは今世の家族がとても大切でその家族を守るため別れを決心をするのが悲しい。

ダームエルもギュンターも弱すぎませんか。
口だけじゃなくちゃんとマインを守って欲しかった。

次は貴族の養女になったローゼマインの話、楽しみです。


<主要登場人物>
・ジルヴェスター:井上和彦   青色神官 {netabare} エーレンフェストの領主 {/netabare}
・ダームエル:梅原裕一郎    下級騎士 マインの護衛
・カルステッド:森川智之    騎士団長 {netabare} マインの養父 {/netabare}

・ベーゼヴァンス:星野充昭   神殿長
・ビンデバルト伯爵:茶風林   アーレンスバッハの貴族


<ストーリー>
秋の終わり冬ごもりの準備を始めるマイン。
神殿に持っていく下着や部屋着の準備資金を得るため本を売ることに。

本を売った事でインクの作り方を知っているマインはインク協会会長のヴォルフに狙われる。
インクの製法を売ることで争いをさけようとするが、ルッツが怪しい男に絡まれる。
インク協会以外にも
マインの魔力を欲するものや、
領主の承認を得て青色巫女見習いになったマインを利用して領主に取り入ろうと考える貴族も現れる可能性を考え
マインを守るためフェルディナンドは10歳になったら上級貴族で騎士団長のカルステッドの養女にすると決める。

マインを狙っている者たちから身を隠すように
予定より早く神殿に籠ることになったマインに護衛として騎士のダームエルがつくことになった。
ダームエルはトロンベ討伐の時にマインを危険に晒した貴族シキコーザを止められず処分された下級貴族。

マインはフェルディナンドと共に神殿で最も大事な儀式である奉納式で秋の収穫祭で持ち帰った小聖杯に魔力を満たす。
(小聖杯の魔力量により各地の収穫量が決まる?)

各地を廻る春の祈念式へ初めて会う青色神官のジルヴェスターが同行することになる。
祈念式終盤、マインが誘拐されそうになったり荷物を乗せた馬車が襲われたり
マインの廻りに危険が迫る。


マインは鍛冶工房の見習いヨハンの依頼を受けパトロンになり、金属活字を作成してもらうが、
活版印刷が始まれば歴史が変わるとフェルディナンドから貴族の養女になる10歳までは印刷を止めるよう助言される。
それならばと産まれたばかりの弟(カミル)のために絵本を作ろうと色インクの開発を始める。

神殿に捨て子が預けられる、ディルクと名付けデリア(マインの側仕え)が弟のようにかわいがる。
ある日ディルクが熱を出す、ディルクはマインと同じ身食いだったのだ。
その事を知った神殿長に騙されデリアはディルクをビンデバルト伯爵の養子にする契約をするが、実は従属契約だった。
貴族と従属契約したディルクを神殿に残す変わりにマインを連れて行こうとする神殿長と伯爵に魔法攻撃をしてしまう。

この少し前、門番のミスで領内に入れてしまった他領の貴族(=ビンデバルト伯爵)に誘拐されそうになったマインはジルヴェスターから
「いざという時のお守りだ、まずい状況になったら必ず助けてやる」と
首につけてもらった黒い石のついたネックレス(魔術具)に
ジルヴェスターに言われた通り血判を押したのだが
実はジルヴェスターはエーレンフェストの領主アウブ・エーレンフェストで、血判を押すことで養子となる契約が成立していたことで事態が収拾できた。

陰謀に巻き込まれたことで10歳をまたずにマインは領主の養女、ローゼマインとしての人生が始まる。
マインは死んだこととして扱われ、家族と会う時は貴族と平民として接しなければならなくなる。


第1部:兵士の娘
第2部:神殿の巫女見習い  ← 今作
第3部:領主の養女
第4部:貴族院の自称図書委員
第5部:女神の化身


22.7.13

投稿 : 2023/02/22
閲覧 : 107
サンキュー:

5

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

マインが選ばざるを得なかった決断の話。

【概要】

アニメーション制作:亜細亜堂
2022年4月12日 - 6月14日に放映された全10話のTVアニメ。

原作は、「小説家になろう」に連載し完結したweb小説を改訂し、
TOブックスから刊行されている、香月美夜による小説。
原作イラストは、椎名優が担当し、2期と3期にあたる『第二部 神殿の巫女見習い』は、
TOブックスの『コロナEX』とニコニコ静画の『comicコロナ』にて、
漫画家の鈴華の作画によるコミカライズ版がweb連載中。

監督は、本郷みつる。

【あらすじ】

異世界転生者で兵士の娘のマイン・5歳になった、元日本人の本須麗乃は、
前世で他の何よりも最優先で溺愛していた本が、
この世界では高価すぎて庶民が手を出せないものであることを知り、
ならば、自分で本をつくろうとしたのだが失敗続き。

前世で覚えたこの世界にはない雑学知識から作った商品で、
ギルベルタ商会に多大な利益をもたらし、
大旦那のベンノのもとで商いの心得を学びながら植物紙づくりに成功。

それと同時に、マインは平民でありながらも並外れた魔力の持ち主なのがわかり、
貴族社会といった権力機構から逃れることが不可能になり、
7歳で、生地であるエーレンフェストの神殿の巫女見習いとなったのだった。

本来なら貴族にしか許されない青い衣を認められた平民であることから、
マインは、貴族でありながらも神殿に追いやられた青色神官から疎まれ、
孤児院出身で青色神官に取り入って安泰を得ようとする考えの灰色神官からは、
子供で平民のマインが貴族と同じ地位にあることに対するやっかみを持たれて、
身分差をわきまえるよう青色神官から言われたり、嫌がらせをする者も存在したりだった。

マインはそれらにムキになることもなく、悲惨な状況の孤児院を改革したり、
貴族向けの高級品でない本(簡素ではあるがそれでも庶民からはまだ高い)
を様々な人の手を借りて完成させたり、自分のやりたいことを一つ一つ叶えていた。

「トロンベ討伐」 での巫女の仕事で同行することになったマインは、
そこで、平民出身のマインを見下す一人の騎士から、
強い悪意を向けられて危害にさらされる。

上司である神官長フェルディナンドらがかけつけて事なきを得たが、
この世界の身分社会の闇は思いの外深かったのだった。

その後、神官長に神殿の隠し部屋に呼ばれたマインは、
マインが有害な人物あるかどうかを判断するために、
薬と魔術具によって神官長とともにマインの記憶から構成された夢の世界に入り込む。
マインの夢の世界とは前世の記憶から構築された日本。
自分の知る世界の常識から遥かに進んでいる日本の建築や文化・教育に驚く神官長。

実家を思い浮かべたマインは二度と会えない前世の母親を前に、
自分が母親の愛情に気づかなかった親不孝な娘だったこと、
そして母を残して先に死んでしまったことに涙を流す。

精神が同調してマインの感情と一体化していて涙を流した神官長は、
マインを非常識ではあるが悪意はなく、知識は領地にとてつもなく有益であると判断。

マインは、前世で自分を育ててくれたシングルマザーの母親に恩を返させなかった分、
この世界で自分を愛してくれている家族の、父・ギュンター、母・エーファ、姉のトゥーリを、
大切にしようと心に誓うのだった。

【感想】

連載漫画の『第二部 神殿の巫女見習い』は中盤であり、
別の漫画家によって同時連載されている、『第三部 領主の養女』
の開始までの第二部の残りをビジュアル化ということで興味深く観ることが出来ました。
ちなみに、『第四部 貴族院の自称図書委員』も更に別の漫画家で同時進行しています。
何故そうなったかと言うと、普通に連載していたら20年かかるそうだからです。

貴族や神殿内部の者たちから敵意を向けられて、用心せざるを得なくなったマインですが、
敵意を向けて害をなす相手に対して誠意を持った話し合いで何とかしましょう!
なんて全く通用しない世界。

まして人権や民主主義の概念がない中世の価値観の世界では権力者=ルールであり、
上に立つ者個人の資質によって組織が健全化もすれば腐敗もする。

神殿がおかしくなってるのも、最高権力者である神殿長が、
上位貴族出身の嫡流でありながら統治者に必須の魔力量では落ちこぼれであり、
家を継げずに神職に追いやられて、立場への不満と貴族へのコンプレックスから、
神殿内では絶対権力者として悪事を重ねていて、実家が太い上に諌めても無駄。

そんなところに、魔力の塊であり、幼い年齢なのに利発な小娘のマインが現れて、
自堕落と欲望に生きてきた50歳男の神殿長の劣等感を最高に刺激して憎悪を募らせる。

紫髪の灰色巫女のイェニーも、彼女が神殿長に仕える愛人であったり悪事に協力もしていて、
かつての同じ青色巫女に仕えていた同僚たちがマインのもとで綺麗なままでいるのに対して、
汚れてしまった自分との違いに腹を立てたり、
そのイェニーが、マインの側仕えであるデリアの将来あり得たかもしれない姿であったり、

悪役も生まれつきの悪人というのではなくて、流されて人格に歪みが生じたとも言え、
後日の話になりますが、後継者教育の失敗で暗愚な領主が将来誕生するところを、
マインの提案で更生ルートに変更しよう、ダメなら廃嫡しよう!という話がありまして、

自分で自分の悪いところに向き合って反省することの大切さ、
それが出来なかった者の末路としての愚者になる。
自助努力をせずにこんな人間になっちゃいけませんよ!

単に悪人というだけでなくて、
ちょっとしたボタンの掛け違いで別の生き方もあったのではないか?
と思えるところで、この作品の人物造形は面白いと思います。

その歪みとは大人になってからでは人に言われて直せるものではなくて、
歪んだ輩に吹っかけられた面倒事を解決するには、権力と武力で黙らせる!
原作者の思想がハッキリしているのが清々しくもありますね。

ただ、家族と仲良く暮らしていたいだけなのに、
魔力量の多さゆえに、マインにとって辛い決断をしなくてはいけない。
それは、貴族社会から発生する人間の悪意を相手にするには避けられないことであり、
マインの下剋上=マインが理不尽から自分や大切な家族を守るために、
力を手に入れないといけない理由が切実に語られた、
アニメ第三部(原作では第二部後半)でありましたね。

騙されて神殿長に加担したデリアへの罰が重すぎるという主張もありますが、
罰をヘタに軽くした進言をマインがすると死刑の決定が覆らないから、
わざと中途半端に重くしたっぽいですね。

デリアは神殿長に騙されてマインたちを裏切った形になったとはいえ、元の原作を読むと、

『行動を許したわけではないから。それは忘れないでちょうだい』

のマインの台詞にあるとおりに、罪は罰できっちり償わなければならない思想の話。
『身分をわきまえよ!』はアニメの第二部で使われた台詞ですが、
神殿長と協力者全員への死罪を宣告した領主に対する落とし所として、
最大限の減刑をしたのが、デリアへの扱いっぽいです。

それを見て納得するかは視聴者にもよりますが、ここは身分が絶対の世界でして、
例えば、神官長の筆頭側仕えのアルノー(オカッパとニキビの彼)が、
私怨で神官長にばれないとようにフランとマインに対して、
一見はそうは見えない形での嫌がらせを繰り返していたのですが、
アルノーの心の底の悪意を知った神官長によって、
これからも悪意の行動を続けて災いの火種になる(実際になってた)として、
デリアのようなわかりやすい罪がなくとも、極刑同然の処分をされています。
権力者の胸三寸で、罪がなくても都合が悪ければ平民を切り捨てるのすら当たり前にある価値観。

現代の日本の人権意識がなくて、司法に対する考え方も違う。
罪人であれば身内でも幽閉や極刑に躊躇が必要ない貴族社会でもあります。

現代日本とは違う文化や習慣や価値観の世界として設定を作っていて、
そこに文明品で変化をもたらそうとしているマインは明らかに異物。
そのマインでもこの世界で生きて行くのには、
貴族や既得権益との衝突でいろいろと大変だという話ですね。

作品に対して人それぞれ、いろんな考え方がありますが、
執筆当時に幼い子供もを持つ母親の価値観から創造された作品のアニメとして、
例えば家族の話であったり他のアニメとは違った楽しみがいろいろ得られたと自分は思います。

アニメはここで一区切りですが、また続きを観ることが出来たら良いなと思える内容でした。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2022/12/16
閲覧 : 172
サンキュー:

24

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

どこかの「成上がり」よりもよっぽど成上がっているようで・・・w。

いや、向こうの作品も楽しんで観させてもらっているので、茶化すのはあまりよろしくなかったですね、失礼をしました。

と、思ったりしている中で、ふと思ったのです。
「下克上」ねぇ・・・と。

原作未読の私としては、この第3期で大分成上がった感はあるけど、タイトルが「下克上」という事は、もうひとのぼり、ふたのぼりあるのかなぁと推察したわけです。

何故なら、ですね。
「下克上」って言うのは一般的には、下の者が上の者にとって代わるってことを意味するわけですよ。
今作では、大分引き上げられはしましたけど、とってかわった訳では無いですからね、この後も「誰か(何か)」にとって代わる展開があるのかなぁと、今後の物語に期待してしまった訳です。


さてと、どうでもいいようなオープニングトークをしてしまいましたが、今作はなかなかに展開が賑やかでした。
細かな物語の内容には触れないようにしたいのですが、マインのメインの目的である本作りも足踏みポイントはありますが進捗し、周囲の人間関係も広がり、深まっていきます。
また、マインに襲い掛かる不穏な空気もどんどん色濃くなっていきました。
ここら辺、正直いうと観ていて随分ストレスを感じました。
敵対する勢力にもヘイトが溜まり、イライラしていたところだったのですが、とある形でこの問題は解決しました。
ただ、この代償にマインは自身にとってかけがえのない、大切な、大きなものを失ってしまいます。
物語を追っていく中では、まぁ、やむを得ない選択という事になるのでしょうが、その心情は察するに余りあります。

と言った物語が大きく動く中で・・・、いや、大きくはなっていないのか・・・、賑やかに動く中で、かな。
私自身としては、今後の物語も気になったりしている訳です。

2期のレビューでは「だいぶマインに慣れた」的事を言っていましたが、やっぱり本質的には苦手意識があります(私個人の感想です)。
可愛らしいと思う時もあるのですが、幼女(少女)の成りをしての大人っぽい判断や、1人語りの中にそこはかとないグロテスクさを感じてしまうのです。
あと、暴走前の様子もあまり得意ではありません。

ですが、やっぱり・・・。
今後のストーリーは気になるのですよ。
どうやら原作の方はだいぶストックがある様子ですね。

今期の終わり方は、一応、落ち着いた形にはなっているようなのですが、今後はあるんでしょうかね。
苦手意識はあるものの、ストーリーが気になる作品でした。


次回作があれば、私はきっと観てしまうと思います。

皆さま、機会がありましたら、ご覧くださいませ。

投稿 : 2022/10/13
閲覧 : 119
サンキュー:

7

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

オッス!オラマイン! 今度は本の市場を開拓すっぞ!(でもホントはプリキュアになりたい...)☞だがそれは叶ったッ...!!けど...

やっと作れた本
後は市場を確立するだけなのだが、それを狙う輩が...

森を治す際、あの膨大な魔力を見られたからなあ
それと血がトロンベに反応するのも見られたから

しかし、彼女はまだ変身できず、こちらが先に3期をする羽目に...
何故深夜はサイバーに襲われないのだろうか...

27話
{netabare}またやって来る冬
吹雪で神殿に来られなくなったら困るから、準備してくれ
せやな、もう本の製造過程は出来上がってるから
まずフリーダに売りました
小金貨1枚と大金貨8枚は高い...

そんな中、今度は金属活字を作って貰おうか
長いけど解説するのかよwww

本は順調に売り出したが、インク協会が動き出した...
そろそろマインの知識を狙ってくるか...
安全の確保のため、冬の前に早めに神殿に入ることに
それが家族のためだから...{/netabare}

28話
{netabare}中々家族に会えない
ホームシックが日々強くなっていくマイン
そんな中、養女になるなんて、嫌だ
まーた魔力が吐き出されてる...

だが10歳まで甘えられる、それまで家族と甘えておけ
そう言ったフェルディナンドだった

29話 らんが目覚めたその後
マインに護衛がつくようになった
その後金属活字もできたのだが、貴族側に動きが...
冬も過ぎたのに、まだ家には帰れない
だから、養子になるしか生き残れる選択肢はないと両親に言った
また泣いたマイン
10歳になりたくない...

祈念式の当日、新たな青色神官が...
奴はジルベスタ―{/netabare}

30話
{netabare}式の当日、あの神官は空から落下して来やがったwww
しかもマインを揶揄ってるし、そりゃあ身喰いも吐き出すわ

そんな中、泊まっていた屋敷に賊が襲撃してきたのだが、目的の口封じのため、自ら自決した模様

移動中、今度は荷物に闇の魔法が発生
犯人は逃げた模様
その魔法は食い止めたのだが、マインは魔力を吐き出してしまい、あの苦い薬を飲むことに
(まあ、レシピッピが奪われた料理よりマシか...){/netabare}

31話
{netabare}そろそろマインの力や頭脳を狙ってもおかしくない状況になってきた
そんな中、母さんが出産
でも2年間しか顔を見れない...
その後デリアは神殿長に情報を流した中、身食いの子を探していた{/netabare}

32話
{netabare}今度は赤ん坊が孤児院に捨てられていたってことで世話をすることに
そしてインク作りが始まったのだが、試行錯誤の連続だった
その後、デリアは神殿長に連絡した後、あの赤ん坊に湿疹が...{/netabare}

33話
{netabare}この赤ん坊はミルクを与えれば湿疹は治まる模様
この件をフェルディナンドに見せに行って、身喰いだと発覚
それで他の貴族に養子として出そうと言うのだがデリアは反対して...{/netabare}

34話
{netabare}赤ん坊は養子に出させて貰った
全ては怒っていた神殿長だった
その後偽造書類で街に入って来た貴族がマインを...
折角インクが黒くならない方法を見つけたって言うのに...{/netabare}

35話 マインがらんの技を使ってる...!
{netabare}今日のマインキレッキレだね~
姉貴を攫った盗賊を心臓握りで食い止め、神殿に乗り込んできた貴族に向かい撃ったマイン(指輪はめればグミ弾撃てるんだ。いやこれバリカッターブレイズだろwww)
だが、身喰いのディルクまでも使いやがった神殿長
「頑張ってもグミ弾一つか...」

マイン「ブチィ!」
神殿長が持っていた石で魔力を全て吸収できるとでも?
許容量を超えたから石がぶっ壊れた

しかし、最後を決めるのは隠れて見ていたフェルディナンド
この一騎打ち、手出し無用...!!
なら私は盾を張る
全ては養女になったとしても家族を守るために...{/netabare}

36話
{netabare}ジルベスターの介入によってこの場を収めることになった
あの神殿長と貴族は、極刑ZOYwww
その代わり、彼とは既に契約を終わらせていた...あの黒色結晶にマインの血を塗ったから
これでマインは家族と、おさらばだ...(例え会えなくても家族は忘れない...それがマインの祝福){/netabare}

そしてこの次は...

投稿 : 2022/09/17
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5

菊門ミルク大臣 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:----

ずっと狙われてる

能力を発揮すればする程目をつけられて
ずっと狙われてる、そんな展開でちょっと微妙。

1期や2期程何かを打ち立てる事もなくこれまでの延長線上の成果という感じなので地味。
耐え忍ぶ時間が長過ぎた。

領主そんなに凄い権限あるならもっと早く手を打てたのでは?
とか思わないこともない。

もうちょっと魔法頑張って欲しかったかも。
色付きの線がピュンピュンしてるだけで迫力に欠ける。

続きがあっても無くてもいい終わり方でした。

投稿 : 2022/08/29
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4

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異世界で生きるということ

原作未読 全10話

第3部なので先に1部・2部を見ることをオススメします。

異世界転生ものですが他の作品と違うのは冒険者で最初から強かったり、能力が高く次第に発揮しながら敵を倒すというお話ではないというところです。

決して派手ではない作品ですが、その分じっくりとお話を観ることができました。

本作りはかなり進んでいきましたね。どんな本になるのか楽しみですね。

それ以外はマインにはかなり過酷なお話となっています。
{netabare}
大司教がとうとう捕まりました。良かった良かった。

でもそれによって家族との別れはこちらももらい泣きしてしまいました。会えないわけではないけれど、もう気軽に一緒にいることできないのは辛いですね。
{/netabare}
それでも前を向いて一生懸命に生きているマインを応援したくなりますね。

お話は切りがいいところで終わっています。まだまだ続きがありそうですが、ここで終わってもいい感じでした。

OPは東山奈央さん、EDは坂本真綾さんが歌っています。

最後に、私も本好きですが主に漫画なので、ここでいう本好きとは違いますよねw

投稿 : 2022/08/27
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24

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

そもそもこの子いくつの時に転生したんだっけ?

『本好きの下剋上』(ほんずきのげこくじょう)は、香月美夜による日本の小説。正式名称は『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』。
第3期は2022年4月から6月まで放送された(wikipedia)

もう三期ですか、結構早い部類なんじゃないでしょうか。大きな括りとしては「異世界転生」ものなんですが、主人公がある種のチートでありながらもハンデも背負っているという珍しいタイプなので単純な無双ものではありません。前二期分では肉体的ハンデにより苦悩することが多かった主人公のマインですが、今回三期においてはどちらかというと地位的なハンデにより謀略に巻き込まれることになります。そして、ラストも予定調和的なめでたしめでたしといったことにはならず、あくまで本作の舞台である「中世ヨーロッパ風」世界に即した平民と貴族との身分差の中でのギリギリの妥協点によって問題が解消されることになるため、ややカタルシスに欠ける結果となります。
こういうのを見てると本作はどちらかというとマインの悲劇のヒロイン「風」物語なのかなあという気がします。メインプロット自体は製本関係の方なのでしょうが、テーマ或いはコンセプト自体は逆境の中奮闘する少女の物語になってるんじゃないでしょうか。

ただ、タイトルにも書きましたが確かこの子もある程度年齢いってからの転生でしたよね?調べてみると大学卒業後ですか……普通に考えると22~23歳頃ってことですよね。時折見せる慈愛に満ちたような目は事実上大人として成熟しているからこそ出せるものなのでしょうが、その一方で家族に対する依存が少し強すぎる気がしました。この時のマインは8歳でしょうから、確かにその年齢の子供なら当然の感覚でしょうが、前世合わせるともうアラサーなわけじゃないですか、なのでその事が頭の片隅にチラついてしまって素直に受け取れずにどうしてももやもやしてしまいましたw

先に「悲劇のヒロイン「風」物語」と書きましたが、確かに多くの悪者がマインを傷つけようとしてくるその一方で(イケメンの)救う神も山ほど登場し、挙句の果てには結果的に上級貴族の養子へと華麗にステップアップするわけなんですから何というか一々心から感動できないというかこそばゆいんですよねwお前なんだかんだ言って良い人生送ってやがんなってどうしても思っちゃうwだって実質この人アラサーなんですからwこれでより貧しいところに行ったりとか隷属契約させられるとかなら同情の余地もあるのですが、これでは「お貴族様の生活ってたいへん~、やれやれだよ ^^;」みたいな自逆風自慢に見えてしまいますw

こうやって見てるとマイン様って実はあんまり人間が出来てないというか、うがった視点なのは百も承知なのですがデリアに対する仕打ちもアレちょっと酷いよなって思っちゃいました。
彼女は貴族の愛人になりたいという強い欲望を持っていたのに、結果としてはもう戻りたくないと思っていた孤児院から「一生」出られなくなる羽目に。マイン様これぶっちゃけずっと彼女のこと嫌いだったんじゃねーの?って思わざるを得ませんでしたw勿論デリア自身がそもそも神殿長のスパイでありそのことが結果として今回の騒動を巻き起こしましたし、また孤児院も以前とは違って綺麗になった上にデリアにとって大切な存在となっていたディルクと一緒にいるよう図らってくれたというように表向きには見えますが、にしても「一生」ってw結果的にデリアが一番避けたかったことを「恩赦」として与えたのがものすっごい皮肉だと思いますw

皮肉ついでにいえば神殿長の傍仕えイェニーさん。同じクリスティーネの元側仕えであるヴィルマとロジーナがマインのもとで昔のような生活が送れている一方で彼女だけが神殿長の元であんなことやこんなことをさせられてる嫉妬が爆発しマインを陥れようとしたわけですがあえなく失敗。まあ気持ちはわからなくもないですが嫉妬は身を滅ぼすという教訓としてはアリだったと思います。

とはいえマイン自身も身内に甘すぎるきらいがありますし、ある意味ではシキコーザの母親と同じ命運を辿る危険もあるんじゃないかという気がしました。まあ本作の作風上そういう展開はあったとしてもそんなに彼女に不利益に働くような描写はしないでしょうが。

投稿 : 2022/08/20
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13

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作はまだまだ続くけど、ある程度満足感を得られる締めの第3部

アニメ的には「第3部」となっていますが、原作でいうと第二部「神殿の巫女見習いⅣ」(第7巻)の終わりまでに相当するお話です。

キャラクターデザインにはかなりクセがあります。慣れないという向きもあるかとは思いますが「しょんぼりへにょん」しているマインはかわいいです。

ちなみに第1部はそのまま第一部「兵士の娘Ⅰ~Ⅲ」に、第2部は第二部「神殿の巫女見習い」の途中までに相当します。

本作を楽しもうと思うと、きちんと第一部冒頭から観た方が良いと思いますのでまだの方はここでさようなら…。



『本好きの下剋上』全体でも「家族」は大きなテーマの一つとして描かれていると思いますが、特にこのアニメ第三部では前世での母親の回想なども交えて、転生後のマインと家族の絆やそれ以外にも家族に関して思い起こさせる様々なエピソードが多く語られます。

またメインストーリー「本作り」に関しても、印刷に関わるさまざまな技術開発が進展しますし、既得権益との軋轢などもしっかりと描かれていきます。

そして第1部、第2部に比べるととりわけ派手な魔法による戦闘描写も増えていきます。

ストーリーとして「まだまだこれから」という辺りを臭わせつつも、作品の区切りとして綺麗な最終回を迎えているので第1~3部を通して観るとそれなりの満足感を得られる良作となっています。

私としては、他人にもけっこうお勧めできると思うアニメです。

投稿 : 2022/08/18
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24

ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイミングずれました

春アニメとして放送された本作品。
第3期。
短めの話数でしたが、途中断念していたので・・。
最終話が泣けるという評判だったので、見ちゃいました。
まあ、1期、2期もずっと見ていましたので。
3期は全体的に面白い場面がなく、退屈なシリーズという感想。
最後は綺麗に終わってくれましたけどね。

続編あるんでしょうか?
原作が好きな方には良いと思うんですけど。
アニメから入った人には、今後もずっと見たいか?と言われると、
悩んじゃいますね。
じっくりゆったりこの雰囲気を楽しみたいという方には良いと思うけどね。

投稿 : 2022/08/18
閲覧 : 121
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12

らぶしゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ハズレなし!

このシリーズは安定して面白く観れる。
中でもこの三作目は涙無しでは見れない。
戦闘シーンも物凄く少ないが良い雰囲気を出し、
その辺のバトルアニメより良いと感じた。
次も是非期待したい。

投稿 : 2022/08/12
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6

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

家族との別れ

原作:なろう 未読

感想

この3期は全10話と少し短かったですね。
マインを毛嫌いする神殿長がやっと退場です。
最初から嫌なキャラだったし、ず~っと不穏の種だったので、今回、その不安がやっとかめ解消されてやれやれですよ。
ていうか、めっちゃスッキリしました。
確か沙汰を下したジルヴェスターの叔父だったと思うけど、ホントに処刑しちゃったんですかね?知らんけど。

本作りの方では、活版印刷や色インクの開発だったりと、少しづつではあるけど進んでますね。

最終話では、家族との別れ。
ココは号泣でした。間空けて3回リピートしたけど、3回ともです><
前世での母親との件で悔いがあり、マインにしたら家族が一番大事なんですから、この別れは辛かったと思います。でも、大切だからこそ、家族の安全のための別れなのでしゃーなしです。
でも、貴族になり、名前も変わり、家族として接することができなくなったとしても、二度と会えない訳じゃないんですよね。それだけが唯一の救いでした。

僕的には、この作品結構好きな部類なので、このまま早過ぎず、ゆっくり過ぎずのペースで進んで欲しいです。
結構人気ある作品みたいなので、端折らず、丁寧に原作通り最後までアニメで見せて欲しいのが望みです。
本音を言うと、作画の良い制作会社だったら、もっと人気も評価も高かったんじゃないかと、少し残念に思うところはありますががが。
まぁ なんにせよ 原作最後までアニメ化されることが1番ですけどね(苦笑)
この3期も面白かったです。

投稿 : 2022/08/10
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24

ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

え。。そこで終わるんか~いw 

 
現代の知恵で旧世界を便利にしたり稼いだりするところが好きで気に入ってます。

キャラの絵的には、最初ちょっと苦手でしたが、ここぞのシーンはちゃんと描いてて、2期ではむしろマインフェチと思えた時さえもあったりw
(cvも好きな井口裕香さんなので)

まあ、設定や展開は、ご都合とかなんで?とか、キリがないので気にせず楽しむ事にしてますw

楽しみにしていた3期だったし、先が気になる展開で、ほうほう、ふんふん・・と毎話楽しみに観ていたのですが・・10話で終わり・・拍子抜けというか・・ざんねんです。

~{netabare}
今期は神殿長の悪事が明るみに出て処罰されるのは胸のすく想い思いではありましたが、マインが家族の元を離れざるを得ないなど、闇展開が多かったかな。もっと昇格して、もっと本を作り出し易く工夫するんじゃないかと期待します。

というか・・
3期に限った事じゃないのですが、愛人契約とか貴族たちがゲスすぎw
なろう系ということで、そういう方面のスパイスを入れるのは売れるためには仕方ないと理解はしていますが、まあ素直な感想ということで。
{/netabare}~

原作は完結してるっぽいし、まさかここで終劇じゃあないですよね。

wikiをチラ見したらネタバレオンパレードなのでご注意を。

ここは大人しく続きを待ちましょう。。

投稿 : 2022/08/09
閲覧 : 115
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15

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

マインの決断は家族を守るための苦渋の選択

第三クールは、マイン達の発明する印刷技術がさらに進歩する話です。
そして最後は、家族の温かさ、大切さを十分に味わうことができます。
マインの新たな旅立ちで、物語は完結します。


マインは活版印刷技術、そしていろんな色のついたインクを発明します。
発明により文明が発達し経済も成長します。

但し、既得権益で商売していた人たちは、マインのことを良く思いません。
なぜならば、彼らの生活基盤がマインによって壊されることになるためです。
さらには、マインの膨大な知識を独り占めしようと思う者も現れます。
そんな人たちは、なりふり構わぬ行動にでます。

貴族にとって平民を殺すのは虫を殺すのと同じようなものです。罪悪感など全くありません。
そのため、ある事件が起こります。マインの家族が危険にさらされます。

家族を守るために、マインは、ある決断をしなければなりませんでした。
それはマインにとって、とてもつらい決断でしたが、家族を守るにはその方法しかありません。

マインは決して贅沢をしたいためにその決断をしたわけではありません。
マインのことをあまり知らない方は、マインがどんどん出世して裕福になるので、うらやましがる人も多いでしょう。

でも、マインはどんなに貧乏でも絶対に家族と離れたくなかった。
しかし、自分のために家族が殺されることは絶対に嫌だった。

マインは家族を最も大切にしていたのです。


原作では、まだまだ続きますが、区切りが良いので、残念ながらアニメではここで終わることになったようです。

マインのその後の活躍を見たい方は、ぜひ原作を読んでください。
原作を読むと涙がでるほど感動するシーンが何箇所もあります。
それにアニメではカットされている部分が結構ありますので、原作を最初から読まれると、新たな感動が湧き起こると思います。

投稿 : 2022/08/09
閲覧 : 334
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33

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ルネッサンスの足音

【感想】
一部二部が楽しめたのでこれも楽しめました、まだまだ話は続きそうですが、3部は終わり方がスッキリしていて区切りがついた感じしますね
1部と比べると人間的に成長したマイン、ここまで視聴してきた人なら安心して視聴できます

今回は少し本を作るというメインの話から遠回りして、面倒な貴族の話が多いのでちょっと歯がゆい感じはします
でも面倒な部分を省略せずにちゃんと決着をつけようとするところや、都合のいい展開よりも都合の悪い展開を描こうとするのは好印象です

マインがやっていることは活版印刷の発明なので、世界観は中世~近世くらい(15~16世紀くらい)の欧州の設定なのでしょうか
文明の設定がしっかりしていて、この時代にはないでしょってものが出てこないのがいいところ
それから中世~近世くらいの欧州階級社会の面倒くささってこんな感じなのかなって思った

マインは本のことになると周り見えなくなってテンション高すぎるし見境なくなるのが私はちょっと苦手ですが、
家族が一番大事っていうことをところどころで確認していくのはいいと思いました
家族との別れはかなり切なかったです
家族が心の支えだったマインにとって苦渋の決断だと思うので、また一回り大人になったマインが4部では見られるのでしょうか?

順調に進んでいく部分と、障害になる部分のバランスが良くて、様々な障害に苦労はするけど着実にやりたいことに向かって進んでいくところが面白いです
視聴に少し忍耐がいる作品でじっくり物語を楽しみたい人にはお勧めできるアニメです、まさに「本が好き」な人向けの作品といえるかもです

投稿 : 2022/07/11
閲覧 : 185
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34

ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

そっちじゃ無い感じ・・・

2022/07/10 初投稿

1期はマインが中世ヨーロッパ風世界で現代の知識を生かし様々な革新的発明をしていく話ですごく面白く感じました。

2期は神殿に入り,そこでの人間関係が話のメインになり,面白さが激減・・・

3期は貴族の謀略の対象になったり,どうでもいい戦闘シーンがあったり,盛大に迷走している感じ・・・面白く無いのを通り越して不愉快かも。

タイトルに「下克上」とあるので,平民のマインが{netabare}領主の養女になる当たりは,迷走では無く既定路線なのでしょうが{/netabare}自分としては,進むべき道はそっちじゃ無い感がかなり強かったです。
インクの開発とかのエピソードは面白かったんだけどなー

あ,マインがインクの色の変化の原因を究明したがるハイディに対して,「結果が分かれば,原因は分かる必要は無い」的な発言をしたのにはかなり失望しました。
完全に1期とは別物・・・

投稿 : 2022/07/10
閲覧 : 221
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18

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なにもかも吹っ切り前に進め

さあ、三部の始まりです。
といっても、わずか10話であっさり終了。
ひょっとして、つなぎのお話ですか?

本期はあまりストーリーが進まなかった気がします。
本作りも含めてね。
もちろん、活版印刷とかあったりして、それなりですが。
本格的な本作りはまだまだ先になりそうです。

今回のメインは家族との別れかな。
自立の方向に行ってこその本作り。
家族の存在が一種の足枷になっていたような。
そこからの脱却は話を進展させるためは必要なことです。

というか、いい加減マイン成長しろよと思って観ていました。
そもそも、前世は20歳代でしょ。
もうすでに家族離れしている年代。
いつまでも家族愛に執着するのには違和感がありました。

さて、邪魔者の神殿長も消えたし、これからは青色巫女の真価発揮かな。
どうも、ここから楽しくなるようだし。
マインの挑戦はまだまだつづきます。

投稿 : 2022/07/09
閲覧 : 125
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20

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

普通のなろうなら、ここから1話目が始まる。

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
知識無双系の異世界転生モノでは、現時点では、最も優れたシリーズだと思います。

ストーリーが非常にゆっくりしたテンポで進み、爽快感も薄い作風なので、好みは分かれるでしょうが、私は、大好物です。

1期から3期まで失速することなく、4期も充分に楽しめる余白がまだまだあるなんて、とても稀有な作品だと思います。

ゆっくりしたアニメを求めている方には、オススメです。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
最終話は、少し泣きそうになった。それくらい、感動した。

愛する家族との別れ。死別ではないが、永久の別れにも近い。

この展開が感動的なのは、2期の最終話が効いている。転生前の家族との突然の別れによる後悔。だからこそ、新しい家族との幸せな日々を誓った。

それすら、今回、奪われる。周りの思惑により、理不尽に。

でも今回は、最後の1歩は自分で踏み出した。転生前は母とケンカ別れしたが、今回はちゃんと感謝と愛情を伝えられた。そこが、転生前との違い。成長。

マインは、辛い別れをしつつも、それでも自分の夢に向かって突き進む。しかし、これまで「自分だけの夢」だった本作りは、愛する家族(弟)のためであり、街を発展させる(家族を守る)ためにもなった。

強大な魔力と豊富な知識を持ち、有力な貴族の養女になった(権力を手にした)マイン。ステータスだけなら、その辺のなろう主人公と変わらない。

でも、マインはそれを望んだわけではなく、喜んでいるわけでもなく、涙の中で選択したに過ぎない。本作を貫く「どうしようもない現実に抗う」姿が、今期も色濃く出ていた。

普通のなろう系作品は、強くてニューゲームがデフォだから、ここから1話目が始まり、無双し、異世界を蹂躙するだろう(逆に言えば、通常のエピソード0くらいのストーリーを、3期もかけて丁寧に描いているのが、本作最大の魅力)。

さあ、4期マインはどうだろうか。まあ、泣いて怒って笑って、悩みながらも一歩一歩進んでいくのだろう。是非、マインの旅を最後まで見届けたい。
{/netabare}

投稿 : 2022/07/08
閲覧 : 183
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26

Dave さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

高いポテンシャルながら限られた予算での、奇跡の3期目

ちょっと遅くなってしまってけれど、よくぞ映像化を続けてくれたと感謝したい。この作品の魅力は、何と言ってもその良く練られたシナリオだと思います。現在に生きる本中毒の女性が中世ヨーロッパ的な異世界に転生して、本が手に入らないなら自分で・・・という話ですが、プロットの緻密さとブレずに「本を作りたい」という方向性で、あふれかえる異世界転生ものとは一線を画す本作。

原作もそれなりに人気があるようですし、ノーマークだった知人に勧めてハマる人も多く、ポテンシャルの高い作品なのですが、惜しむらくは予算の都合か作画が追い付いていない。これは1期の時点から変わらずの泣き所で、まあ今さら「京都アニメーション」だの「P.A. WORKS」だのに交代して、ものすごい美人のマインとかすごい美しい城下町とかになっても混乱するでしょうから仕方がないのかもしれませんが、やはり惜しいです。なんか、最高級和牛で素人が作った牛丼みたいな、プロが調理したら絶対美味しいのに!っていう悔しさ。

さて、神殿に入って貴族たちとの絡みが出始めた第3期も、ストーリーはおもしろかったです。本づくりの方はグーテンベルグの一歩手前で停滞気味ですが、これは今後に期待。や、しかしThe story to be told is over…っていう不穏なメッセージが気になりますね。一応、最後の最後にTo be continued… ってなってますが、貴族になったローゼマインも是非アニメにしてほしいです。急いでもらわないと、マインと同じくらいの年だったうちの娘が大人になっちゃうよ!

投稿 : 2022/07/07
閲覧 : 121
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10

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

相変らずの、ハウス名作劇場のような、なろう

相変らずの、ハウス名作劇場のような、なろう系。
女性の異世界転生で視点が女性だった所は若干薄まり、知識で下克上をしていく所が、マインの魔力の話が中心になってしまい、更に階級社会的な話の展開が多くなってしまう。家族愛に関してはハウス名作劇場的で安定してる。
最終的に遠山の金さん?水戸黄門?等の時代劇展開ではあったが、楽しく見れた。
10話であったが区切りのいい所で終って、続きもあれば見たいと思う作品。

100点中76点

投稿 : 2022/07/07
閲覧 : 108
サンキュー:

5

og3jar さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

わくわくどきどき

最速dアニメストアで見終わりました。

今期一番楽しかったアニメです。マインの周りの変化が大きいです。
作者さんのオーディオコメンタリー観ました。子育てしながら書いてたんですね。

次も楽しみにしています。

投稿 : 2022/07/07
閲覧 : 102
サンキュー:

5

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

新SFスーパー英雄(?)列伝33

待望の3部です。
本作りも進み、ついに活版印刷まで来ましたが、ここまでくると、個人の趣味を大きく上回り、経済、社会に与える影響が無視できなってしまいますね。
これが、もっと時間をかけて進むのならいいんですけど、マインの知識により明らかに急ピッチで開発が進み、既得権益を置かされてしまう側の反発、マインの知識を独占することで大きな利益を狙うものなど、マインを身に危険が迫る展開となりましたね。
まあ、遅かれ早かれこうなることは予想された訳なんですけど
「オレ(私)スゲー」
で終わらず、きっちりと描いているのは好感が持てます。

が、その分今までと違い鬱というか暗い展開が続くことで、1期や2期のような楽しい展開が減って、評価が低い形になったしまったかもしれないです。
マイン、そしてマインの大切な家族や周囲の人を助けるためにマインがとった行動が、まさにタイトルにもある
「手段を択ばない下剋上」
となった訳ですが、それは家族と別れるという辛い決断を伴う形になったのが、辛いですね。
今回10話と短いですが、ここで終わるのもこの展開なら納得できます。
この先続編を制作するかどうかもわかりませんが、もしあるならぜひ観たいと思います。

おまけ
それにしても、辛い決断でしたね(うんうん)
まさか、皆を助けるためにすぐあにこれに登録しなければならなくなってしまうなんて(えっ?)
あにこれに登録・・・それは普通の生活を捨て、アニメオタクとなる事を選択するものであった(違)
トゥーリ
「あにこれに登録したら、もう本名で呼べないの?そんなのイヤ!」
神殿長
「わ、私を処分しようとするのか」
フェルディナンド
「あたなたあにこれにネタを書きすぎた(えっ?)天地人を連れていけ(ま、待ってくれ~)」

って、誰の話だ、これ。

投稿 : 2022/07/06
閲覧 : 135
サンキュー:

14

lucido さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

残念

1期を見たのが3期はじまる前。
1期の最初を我慢しながら見て、後半はおもしろく感じたから2期まで一気見。
その期待をそのままに3期みたら1期よりひどい。

まず主人公の精神年齢は転生前じゃないの?
そして本が好きだから紙の作り方とか化学とかなんでも知ってるの?
普通の転生ものはスマホだったりゲーム知識を駆使するから理解できるけど、
教科書読んだだけで覚えられるレベル超えてる。

あまりにも視聴者の心情無視のストーリーに最終回手前で我慢の限界きてしまいました。

投稿 : 2022/07/04
閲覧 : 93
サンキュー:

3

ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アイ・マイ・ミー・マイン

寒さが厳しい冬を神殿で過ごすための準備をしていたマイン。
マインの作った絵本のインクについて、既得権益を持っているインク協会に目を付けられる。
安全を確保するためにマインは神殿に籠るのであった。

本好きの下剋上の世界での本と言えば、羊皮紙を使った本。
私達が普段から目にしている本は植物紙で作られます。
動物を狩る事から羊皮紙にするまで、手間のかかる作業。
植物紙は製法さえ分かったら大量生産できる品物。
既得権益を持っている貴族側から見たら、マインの存在は邪魔なのでしょうね。
一時的ではありますが、神官長のフェルディナンドから本の制作を中止させられます。

でも、本作りに情熱を持っているマイン。
鍛冶工房のヨハンのパトロンになり金属活字を頼んだり、多色のインクの研究をハイディに頼んだりと、本作りの再開のための布石を打っています。
まだまだ幼い弟でも理解できるような本を作ろうと頑張るマイン。
本の事しか考えていないより、家族を大切にする心を持っている事に安心感が持てます。

終盤は悪役となる神殿長が登場。
他領の貴族と通じてマインを売り飛ばそうとします。
マインは抵抗しますが、体は子供。
魔力の制御もできないので、危ない場面となります。
そしてマインは大きな決断をして、自らの将来を決める事となります。

3期は全10話。
1期・2期と比べると話数は少ないですね。
でも、丁度いい区切りで終わります。
補足があるのであればOVAなどで補えばいいですし、特に問題は無いでしょう。

ツイッターでフォローしている人からのリツイートで知ったのですが、
監督である本郷みつるさんがアニメ制作会社を退職。
本好きのファンから見たら、残念な事でしょう。
アニメの制作会社を取るか、監督を選ぶのか、中々難しい問題です。
本好き4期を制作するのは、キビシイ状況だと言えそうです。

私は、アニメ化するのは、この辺で終わりにした方がいいと考えます。
その先の展開をしりたいのであれば、ラノベや小説家になろうを直接読んだ方が早いですからね。
貴族院での生活や神々への祈りの詠唱などは、アニメには向かないと思います。
マインを中心とした家族、神殿、貴族、国家などへの影響は大きい物があります。
神への祈りが大切な世界。
マインの神がかった能力の開花はお預けです。
とりあえず、アニメ化の作業をした皆様方、お疲れさまでした。

投稿 : 2022/07/02
閲覧 : 129
サンキュー:

20

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

紙(神)に祈りをY 3期

紙(神)に祈りをY
OP/EDは、中の人として、登場するのかな?

最後に総集編2話はらなかったかな・・・

37話
{netabare}
ジルベスターは領主で神官長の腹違い兄と判明。

そして、家族を守る為にジルベスターの養女になることに。
まずは、カルステッドの亡き第三夫人ローゼマリーの娘の
ローゼマインと改名。
ここは、辻褄合わせなご都合は仕方なし。

神殿長が領主の叔父だから権力を振るってたの納得。
でも、死刑。
アーレンスバッハのお爺ちゃんも死刑かな?

次回から、上級貴族ローゼマイン様になるけど、
カルステッドの亡き第三夫人の親族が騒ぎそうな予感。
{/netabare}

36話
{netabare}
神殿長、デリアは、処刑ルートでは?

アーレンスバッハのお爺ちゃんは、
外交上、処刑でき無そうだけど。

マインは、ジルベスターの養女確定ルート入ったけど、
正体は領主様だよ?
マイン凄い出世だなー
{/netabare}

35話
{netabare}
デリア、浅はかなり・・・
神殿長、身喰いだとわかって養子縁組したのに、
まぁ、灰色巫女見習いじゃ、そんな知識ないよね。

そして、マインとトゥーリを攫ったのも神殿長が招いた
他領の貴族かな?

神殿長、そろそろ処刑されそう。
{/netabare}

34話
{netabare}
ディルク、身喰いと判明。
しかも、少し強めの中級貴族ほどの魔力を持つと・・・

神官長の良いアドバイスを活かし、
マインが貴族になった際に、庇護下に置けるか?

神殿長にバレルのが先か?
{/netabare}

33話
{netabare}
マイン誘拐計画と本の変人×インクの変人の邂逅。

マイン工房(地獄)へようこそ???
{/netabare}

30話~32話
{netabare}
ダームウェル、正式にマインの護衛騎士に。
ダームウェルの考え方の甘さを指摘したフェルディナンドは、
ダームウェル高評価ってことでよいかな?

そして、カルステッドがお供として登場した青色神官は、
中の人、井上和彦さん(強そう)。
カルステッドに命令できる時点で、神官長と同格か
それ以上の上級貴族は確定だね。

ベンノさんは、また胃が痛くなる事案あったようで…
{/netabare}

29話
{netabare}
ダームウェル、どうやら処刑は回避できた模様。
しかし、見習い騎士降格の上、マインの護衛騎士とは、
ヨハンに続き、地獄道への第一歩?
{/netabare}

28話
{netabare}
ヨハン、幼女(マイン)にパトロン懇願。
これ、ヨハン、地獄への第一歩な感じ。

ベンノさんは、父親というか、親戚の叔父さんか、
歳の離れた兄的存在でいいね。

そして、既得権益さまは、マイン攫いに来る展開?
{/netabare}

投稿 : 2022/06/29
閲覧 : 146
サンキュー:

3

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

第4部が早く視たいです。

公式サイト;
http://booklove-anime.jp/

第2部までは視聴済みです。以下私の感想は重大なwネタバレを含みます。
{netabare}
第3部のまとめは、家族の登場機会が第4部以降はほとんどなくなるということなのでしょうか。お話を進めるに辺り、本筋(本を作るという意味でもw)を進めるに当たって、関係のない人物との交流の記述を増やす訳にはいかないので、お話を作る上での意図はそんなところなのかなぁぁ、と思いました。もちろん、出版事業に領主のお墨付きをもらったので、拍車が掛かることは間違いがないでしょう。今後どんな風に下剋上になるのか楽しみです。
{/netabare}
というわけで、第4部が早く視たいです。

投稿 : 2022/06/27
閲覧 : 100
サンキュー:

10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

本好きのためのビブリア・ファンタジー 転換の章・第3期開幕!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期と第2期は視聴済です。
wikiをチラ見した情報によると、原作は全5部677話で完結しているそうですが、今回アニメ化されたのは第2部までみたいです。

ということは、この物語には先がある、と言事ですよね^^
まだまだ続きの楽しみな作品です。


誰もが本を読める世界へ――!

神殿の青色巫女見習いになったマインは、ルッツやトゥーリ、孤児院の子供たちと共に、子供用の聖典絵本を作った。
マインの本への情熱は高まるばかり。ヨハンやハイディにグーテンベルクの称号を与え、次なる目標・活版印刷を目指す。

だが、そんなマインの行く手に暗雲が立ちこめる。
強大な魔力と不思議な知識をもつマインに利用価値を見出した貴族や、マインに恨みをもつ貴族が、マインを密かに狙っていたのだ。

安全のため、マインには護衛騎士がつくことになった。
さらに、フェルディナンドはマインに、貴族であるカルステッドの養女になるようにと命ずる。
それはマインの身を守るための命令だったが、大切な家族と離れたくないマインは受け入れることができない。

そんな中、マインの家族に新しい命が誕生する。
エーファがカミルを出産。マインは姉となったのだ。
そして、神殿では身食いの捨て子、ディルクを育てることに。側仕え見習いのデリアはディルクを家族同然に可愛がるようになる。

守りたいものが増える中、マインを狙う魔の手はすぐ近くまで迫っていた。
マインはどうなってしまうのか!?

公式HPのINTRODUCTIONをを引用させて頂きました。

異世界モノの中でも安定的な面白さに定評のある作品だと認識しています。
華やかさや派手さといった異世界モノらしさの要素は少なめなのですが、地に足のついた生活と、未来の知識や技術を活かした本作りを始めとする数々の文明開化、そして家族をとても大切に扱っているのが人気の秘密なんじゃないか、と個人的には思っています。

ですが、今回は「転換の章」と題するだけあって、順風満帆な文明開化を見れたのはほんの少しだけ…
あとは、雲行きの怪しい展開が続いて…最後に爆発しちゃった、という感じでしょうか。

この展開は既定路線だったかもしれません。
でも、やっぱり寂しさを感じずにはいられませんでした。

どの世界でも、妬みややっかみという負の感情は無くならないんですね。
かくいう自分の心の中から消せるものでもありませんけれど…

マインを取り巻く状況はこれから大きく変化することになります。
マインの祝福が多くの人々の幸せの下支えになってくれることを願ってやみません。

オープニングテーマは、奈央ぼうの「あの日のことば」
エンディングテーマは、坂本真綾さんによる「言葉にできない」
改めて思ったこと…奈央ぼうの透き通る声質がこの作品の雰囲気にピッタリ、ということです。
聞いていて耳が喜んでいたような感じが良きでした。

1クール全10話の物語でした。
少し尺の短さを感じましたが、物語の展開上、キリが良かったのでしょう。
そして今回もラストのテロップは「to be continued…」でしたね。
続編の制作発表を楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2022/06/26
閲覧 : 142
サンキュー:

19

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本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第3部のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第3部のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第3部のストーリー・あらすじ

誰もが本を読める世界へ 神殿の青色巫女見習いになったマインは、ルッツやトゥーリ、孤児院の子供たちと共に、子供用の聖典絵本を作った。 マインの本への情熱は高まるばかり。ヨハンやハイディにグーテンベルクの称号を与え、次なる目標・活版印刷を目指す。 だが、そんなマインの行く手に暗雲が立ちこめる。 強大な魔力と不思議な知識をもつマインに利用価値を見出した貴族や、マインに恨みをもつ貴族が、マインを密かに狙っていたのだ。 安全のため、マインには護衛騎士がつくことになった。 さらに、フェルディナンドはマインに、貴族であるカルステッドの養女になるようにと命ずる。 それはマインの身を守るための命令だったが、大切な家族と離れたくないマインは受け入れることができない。 そんな中、マインの家族に新しい命が誕生する。 エーファがカミルを出産。マインは姉となったのだ。 そして、神殿では身食いの捨て子、ディルクを育てることに。側仕え見習いのデリアはディルクを家族同然に可愛がるようになる。 守りたいものが増える中、マインを狙う魔の手はすぐ近くまで迫っていた。 マインはどうなってしまうのか!?
(TVアニメ動画『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第3部』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年春アニメ

声優・キャラクター

マイン:井口裕香
フェルディナンド:速水奨
ジルヴェスター:井上和彦
カルステッド:森川智之
ダームエル:梅原裕一郎
ルッツ:田村睦心
ベンノ:子安武人
トゥーリ:中島愛
ギュンター:小山剛志
エーファ:折笠富美子
オットー:日野聡
コリンナ:衣川里佳
マルク:前野智昭
フリーダ:内田彩
ギル:三瓶由布子
フラン:狩野翔
デリア:都丸ちよ
ロジーナ:鈴木みのり
ヴィルマ:安野希世乃

スタッフ

原作:『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』TOブックス刊)著者:香月美夜/イラスト:椎名 優
監督:本郷みつる
シリーズ構成・脚本:國澤真理子
キャラクターデザイン:柳田義明、海谷敏久、松苗はる香
総作画監督:遠藤江美子、大竹紀子
プロップデザイン:ヒラタリョウ
美術監督:木下了香
美術設定:天田俊貴
色彩設定:一瀬美代子
撮影監督:北村直樹
編集:長坂智樹
音響監督:渡辺 淳
音響効果:倉橋裕宗
音響制作:岡村信治
音楽:未知瑠
音楽制作:フライングドッグ
アニメーション制作:亜細亜堂

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