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「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final Season 浅き夢の暁(TVアニメ動画)」

総合得点
68.5
感想・評価
91
棚に入れた
396
ランキング
2008
★★★★☆ 3.6 (91)
物語
3.3
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.4

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マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final Season 浅き夢の暁の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「らしい」と言えば、「らしい」終わり方

 原作は未プレイ。
 シリーズ最終章ということで序盤などは真相説明編といったところ。
 ここで環 うい、里見 灯花、柊 ねむによる本シリーズの始まりが描かれる。
 面白いのはこの3人が魔法少女になるにあたって、魔法少女や魔女についてキュゥべえに
質問攻めにするところ。
 これまでは「魔法少女まどか☆マギカ」(以後、まどマギと表記)にしろ、マギアレコードに
しろ、登場する魔法少女の多くが魔法少女になった後で真相を知り、「騙された」という思いを
持ったのに対して、なんとも賢い対応。もっともそれでもまだ甘かったわけだが。

 話としては決着が付いた終わり方だが、原作ゲームのサービスがまだ続いていることからして、
オリジナルエンディングなのかな。
 だとすると、それなりにうまくまとめた感がある。
 もっともシリーズ全体の尺にこのキャラ数はやはり多すぎた感じで、扱いが雑に
なってしまったキャラが多々といった感じ。
 まあ、本作に限らず、スマホゲーム原作の作品には多いことだと思うけど。

 バッドエンドではないが、黒江やういなど、割と残念な結果になっているキャラもおり、
全体的にはビターな印象の終わり方。
 メタ的には2クール相当でなんとか終わらせるための去就とも言えそうだが、元ネタの
まどマギが鬱要素に溢れた作品だということからすると、世界観にマッチした去就とも言えるか。

 作品世界の強弱関係はよく分からないが、まどマギに較べて弱々しい魔法少女が多いのが
印象的で、主役の環 いろはからしてそんな感じ。
 もっともいろはに関しては、魔法少女としては弱いながらも、精神的強さはあり、更に仲間を
見つけ、ドッペルやコネクトにより自分なりの戦い方を見出した特殊な例といった印象。
 多くの弱々しい魔法少女を体現していた感があったのが黒江で、ある意味もう一人の
主人公とも言えそうな存在。
 そんな弱々しい魔法少女の健気さ、儚さが個人的には結構好きでした。

2022/07/02
2024/01/28 加筆・修正

投稿 : 2024/01/28
閲覧 : 132
サンキュー:

1

ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

魔法少女になってよかった

まどかマギカのテレビシリーズ、劇場版のネタバレも含むので閉じておきます。ゲームは遊んでいないマン。
{netabare}
マギレコ、ほんまテーマ大事にしてて良い。
ちょっと言葉遊びみたいで恥ずかしいですが、一連のシリーズの元祖であるまどかマギカは希望を抱く少女で終わりました。
叛逆はそれを対に欲望というか、まあ単語はなんでも良いんですが、まどかテレビシリーズで選んだ未来とは反対、と言って良い個人的な未来を選択しました。

そして、今作マギアレコードのいろはちゃんは、「絶望しない少女」とでも言えるでしょう。
希望を抱くのと絶望しないのは、全然違うことです。
みんなを助けたいというまどかの希望。
また助けられなかった…ここからやりなおそう!といういろはのガッツ。
さらに己の置かれたこの境遇に対して「私、魔法少女になれて良かった!」といういろは。
普通の女の子、このタイミングで良かったって言わない。
ういから託された黒江ちゃんが「これで魔法少女をやめられる」って魔女になっちゃって、妹たちも3人が全員死亡。
誰も助けられない。
それで内面の声に「やること間違ってたよね」と指摘されて、言うことが「魔法少女になれてよかった」。
ノータイムなのがすごい。
アニメの演出って、覚悟をのんびり見せちゃうことが多いです。
でも、覚悟が決まっていたのなら、本当はノータイムなはず。

「愛してその人を得ることは最上である。愛してその人を失うことはその次によい」ということもあるでしょう。
結末は不幸だったものの、確かにそこに大事なものがあった。
大事なものを全て失っても、それを知らないまま過ごす日々よりよかった。
大切な相手が亡くなった時、飼っていた犬を亡くした時。つらくても、それでも一緒にいられてよかった。
いろはちゃんは、そう考える。


いろはちゃんのノータイム覚悟に説得力を補強しているのは、シリーズの積み重ねです。
いろはちゃん、S1ラストでやちよさんの弱さを知ったあたりから、かなり明確に強さが描写されはじめます。
まずはS1ラスト、落ちながらの笑顔。死ぬかもしれない時に笑える女。
S2の帰還時には、強キャラやちよさんもいろはの前ではヒロイン状態。
S2最終話、鶴乃をもとに戻すのに失敗する場面では、やちよさんに対して、もはや母親並の包容力。
焦ったり嘆いたりは普通にするのですが、じゃあどうするのって選択の場面では迷っりしたことが少ない気がします。

ただ、普通はこういうアニメは「普通の女の子」の部分を本質とすることが多いので、いろはちゃんの覚悟ガン決まりにミスマッチを起こした人はいるかもしれません。
思えばまどかもほむらも、「普通の女の子」とは全く違う結末へ向かっていました。
とうてい等身大とは言えない、いろはちゃんの超人性は、まどマギシリーズの方向性を見るような気持ちがします。


そして黒江ちゃん、いろはちゃんと対になる、頑張れなかった子。
黒江ちゃんの「魔法少女をやめられる」。
いろはちゃんの「魔法少女になれてよかった」。
メインキャラではないかもしれませんが、メインテーマをになう女の子だと言えます。

{/netabare}

S2とS3の変則話数から予定外の進行だったのではないかとは思います。尺の使い方がおかしかったのでそこは減点として4.8点。
惜しい!!!

投稿 : 2023/11/17
閲覧 : 272
サンキュー:

1

Kivat_Bat さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

1人も名前覚えられなかった

1期のレビューにも書いたが、キャラに魅力がない。
声優の無駄使いとは、このことである。
緑のルー大柴とか何なん。

ストーリーもつまらない。くどい。

2期で良かったと思えた、原作5人の登場、激しい戦闘シーンが皆無であり、良い点が一つも見つからなかった。

それと、結局なぜこの世界線だけこんな事になってたのか不明だったな。

投稿 : 2023/09/19
閲覧 : 54
サンキュー:

0

ネタバレ

カール さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

過度の親切というのは悪事とおなじだというからな 司馬遼太郎「竜馬がゆく」より

ゲーム未プレイ。

結論から申しますと、
目もあてられない相当ひどいBAD ENDです。

まどマギもいわばBAD ENDですが、
主人公の犠牲によって、
最強の敵は倒され、
救われる命もありました。

しかし、本作品は何も救われない。
多大なる犠牲を払い、
それでも仲間と力を合わせ、
ラスボスを見事倒したことで、

振り出しに戻る。

最終話の締めは、
荒廃した町並みを背に、
「お手柄だよ」と、
キュゥべえから労いのお言葉をいただく。

真のラスボスは健在である。

どうしてこうなったのか?

元々主人公は、
妹の病気を治すために、
魔法少女の契約を結んだ。

いざ魔法少女になったものの、
戦闘は苦労の連続。
その現場を妹とその友人二人に見られ、
魔法少女の苛酷な運命を知られてしまう。

そして今度は、
妹たちが主人公を救うため、
魔法少女の契約を結ぶ。

妹たちの願いは、
主人公の魔女化を防ぐこと。
ずたぼろになって戦わなくていい世界。
魔法少女の解放を掲げる。

だがそれには、
一般人や魔法少女の犠牲が必要。
大切な主人公を救うため、
妹たちは狂気の計画を実行しだす。

全ては主人公のためではあるが、
心優しい主人公は、
犠牲者の存在は受け入れられない。

当初は互いのために魔法少女になったのに、
いつしかその想いがが重荷になって、
お互いが戦うことになる。

この上なく悲劇であり、
犠牲となって巻き込まれる人々からすれば、
この上なく大迷惑な話である。

正直、
どちらかが妥協すれば
必要最小限の犠牲で終わった話だったのが、

双方どちらも折れず、
あらん限りの力でぶつかり合うものだから、
大災害並みに街を壊滅させ、
多くの人命も奪われる羽目に。

ではそこまでして、
最後に残ったものは何なのか?

これが何も無いのである。

魔法少女は解放されることなく、
また今日から、
魔女にならないように、
魔女を狩る生活が始まる。

物語の最期は、
嬉しそうなキュゥべえに対し、
険しい顔の主人公。

これは制作側と視聴者を表現した
コントラストなのだろうか?

とりあえず、
「BAD ENDにしてやろう」
という、強い意気込みは感じた。

もし、
この作品から学ぶものがあるとすれば、

人に親切にするのは、ほどほどに。
そんな感じ。


「人間はね、自分が困らない程度内で、
なるべく人に親切がしてみたいものだ」

夏目漱石「三四郎」より


ありがとうございました。

投稿 : 2023/09/10
閲覧 : 69
サンキュー:

1

ネタバレ

う り さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

誰も知らない、私たちの記録

ゲームは未プレイ。

キャラ多っ!!!!!!って思いました。
1~3期まで見たけど、1期は面白かった。
当初(?)の噂によって現れる化け物の話は見ていて面白かった。
だけどだんだんと話しが訳が分からない方に進んでいった気が・・・。
見終わってなんだろう・・・。
特別面白いわけでもないし特別つまらないわけでもないが
なんだかモヤモヤが残っている。
{netabare} 死にすぎで悲しくなった。
無駄な死じゃない?大丈夫か?? {/netabare}

見ていてテンションが上がったのは
{netabare} まどマギのキャラが出てきたことかね。
ここで出てくるのか!とは思ったけれど・・・
マミさんの扱いが雑というかあれでよかった?
デザインはすごくお美しかったです!! {/netabare}

投稿 : 2022/10/14
閲覧 : 90
サンキュー:

1

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

願い、その向こうに――

この作品の原作ゲームは未プレイですが、「魔法少女まどか☆マギカ」という冠名を持つ作品なので、外伝についてもTVアニメ第1期と第2期は視聴済です。


願いの成就とひきかえに、人知れず戦い続ける魔法少女たち。
しかし環いろはは、自分の願いを忘れてしまっていた。

『魔法少女になった時、私は何を願ったんだっけ?』

日常の中にぽっかりと空いた穴。
失われてしまった大切ななにか。
理由もわからないまま、戦いつづける毎日……。

そんなとき、魔法少女たちの間で噂が流れはじめる。

『神浜に行けば、魔法少女は救われる』

魔法少女とウワサの集まる街、神浜市。
失われた願いを求める、環いろはの物語がはじまる――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思うこと…

この物語の展開と顛末は、本当に作り手の皆さまが完遂させたかったモノなのでしょうか。
原作未プレイなので、物語について云々言えるとは思いません。
でも、いくつか気になる点があったのも事実です。

まず尺について…
第2期が全8話、第3期が全4話という構成が気になります。
全3期という枠については、きっと当初計画通りなんだろうと思います。

ですが、今回の第2期と第3期を足すと、ちょうど1クール分の尺になるんですよね。
もしかすると大幅に物語の尺が削られた結果、今回のような構成になったのではないでしょうか。
第3期の全4話のうち、これまでのダイジェストに1話Aパートをまるまる使っているんです。

正直これまでのダイジェストなんて不要だったと思います。
だから、欠落した穴に無理矢理詰め込んだ感が否めないんですよね。

それに、物語の展開的に魔法少女に救いの手が差し伸べられないのにも気になりました。
原作ゲームをプレイしている方々は、これまでスマホの画面のみで展開されてきた物語が、どの様にアニメ化されるかは気になるところだと思います。

お気に入りのシーンがどんな風にアニメ化されるのかな…とか。

ですが、wikiをチラ見したところ、原作ゲームの物語とは結構展開が異なっていると記載されていました。
原作ゲームで登場した場面でキャラが登場しなかったり、結末も異なるそうです。

これを見て腑に落ちたことがありました。
最終章は出演者が勢揃いした展開が繰り広げられると思っていました。
ですが、蓋を開けたら違っていました。
個人的には見たかったキャラが見れなかったのが残念に思いました。

こんな事を考えていると、作り手が本当に作りたかった作品と違ったんじゃないかな…
と思えてくるのも仕方ないのかなと思えてきましたんです。

本当に作りたかった作品って、プレイヤーの心をブーストさせ、未プレイの方にも多数新規で始めて貰うことだったのではないでしょうか。
今回の3部作が上記に該当するかと問われると、正直答えに窮します。

見どころが無い、と言っている訳ではありません。
シャフトさんならではのアニメのクオリティは満喫できましたし、声優さんの演技にだって熱が感じられました。
でも、きっと本懐は遂げられなかったのかな…と邪推してしまう内容だったと思いました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

エンディングテーマは、ClariS×TrySailさんによる「オルゴール」
既に何度も繰り返し来ている楽曲です。
このコラボは個人的に新鮮に感じました。

1クール全4話の物語でした。
ゲームとしてはサービスが終了していないようなので、エンディングがアニオリとなるのは仕方ないと思っています。
ですが、第1話のAパートを過去放送のダイジェストで使用しつつも、残りの外伝本編はやたら展開が早かったように思います。
うーん…視聴したことによる満足感はあるのですが、個人的にはもう少し違う顛末の方が良かった気がしてなりません。

投稿 : 2022/08/20
閲覧 : 177
サンキュー:

9

ネタバレ

どどめ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

まるで最終回みたいだな…えっ、終わったん…!?

もうずっと苦痛に思いながらも耐え忍び、どうにか惰性で見見続けた1期2期
今回FINALってことで気乗りしないながらも最後の力を振り絞って視聴

1話でここにきでやっと面白く??と思ったのも束の間、その後の超絶急展開に完全ポカーン
何話もかけて描くべきの期待→絶望→立ち直りみたいな展開が数分の間にコロコロするので作中キャラたちが盛り上がってるところにまったくもって感情移入できない
思春期少女を題材にしてるからといって、情緒不安定すぎてもはや狂気な上、登場人物多すぎるのにいまいちみんなキャラ薄く、というか一人一人に割いてる時間と説明不足?でいちいち、それでこれ誰だっけ?てなる

そして、まさか4話で終わるとは思っていなかったので、ポカーンとしながら意味分かんないけど最終回みたいな雰囲気漂わせてんなと思ってたら、本当にそのまま終わってしまった

何これ??
作画も雑だし、完全にやる気なかったよね……
1クールまるまる使わず4話で終わってくれたのが唯一の救いか

無印まどマギは私史上トップを争う好きなアニメなので、同じ名前を使わないでほしい……本当に残念。

投稿 : 2022/07/24
閲覧 : 154
サンキュー:

2

ネタバレ

猫太郎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

打ち明けられられる少女の本心はマギレコストーリーの賜物、しかし後半ほど首を傾げる展開

この4話で今までのマギレコの物語のクライマックスが描かれるわけですが、なんというか今までマギレコよりは面白いけど駆け足の展開を理解するために視聴者に求められるハードルが高く、終盤の尺の使い方に難があるというのが感想です。

1期、2期今までのキャラクターに関する伏線が回収され、様々キャラクターが内に秘めた思いや過去を打ち明け、そして思いを託したり、あるいは誰かを救って力尽きて散ってしまったりとこの辺りの胸に刺さる展開は今までの少女の苦労や思いが転機を迎えたストーリーの中で実った瞬間であり、少女の思いをかけがえのないものとして描写するまどマギらしい展開ですごく良かったと思います。

ただ逆を言うと盛り上がったのはそこまで、やはりというか最後は少女達の思いは虚しく運命は進むべき道に淡々と進んでしまう、原作のストーリー以上に結局は何も避けられないという風にいつものまどマギクオリティです。

終盤になる程、どんどん駆け足になるという意味で物語が加速していくわけですが、最後は詰め込みすぎてなかなかの超展開になるのでアプリ版とか1期、2期を見直してキャラクターとその関係を理解しておかないと展開に置いてけぼりを喰らいます。

原作とは随分と着地点が違うので意見が2つに割れそうな終わり方かなと思います。ただ個人的には前述の通り展開が強引なのでこの終わり方はナシ派です。

投稿 : 2022/07/23
閲覧 : 131
サンキュー:

1

ネタバレ

梨花はわたくしのもの さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ご都合主義を否定するためにご都合主義を使ってしまった末路

2時間、全4話構成というやや特殊な構成のラストシーズン。
正直なところ全部通しての完成度は微妙な部類です。駆け足気味な展開とキャラの扱いが雑過ぎて、一応終わったのは良いもののもやもやしました。

主題歌は文句無し、話の落とし所も悪くなかったです。1話は10章の回想部分をほぼ再現していましたし、ソシャゲ本家で叩かれていた環いろはの歪な理想主義を否定する展開は自然にストーリーに落とし込めており、いろはのそんな考え方と食い違った価値観を持つ黒江を救えなかったという展開は素直に好きと言えます。
ただ、いろはの立ち直り方雑じゃないですか。みかづき荘の面々にちょっと声掛けられただけでいろは即復帰とか。いろはが鋼のメンタルの持ち主だとしても少々ご都合主義でした。
アリナやももこ、マミさんの扱いも悲惨。特にマミさんソシャゲで叩かれていた以上に酷い末路なんですが。ホーリー化して軽くぶっ飛ばされた後フェードアウトですよ。しかもソシャゲと違い見滝原組全滅。散々マギウスに利用された挙句これとかマミさん浮かばれませんよ。
アリナはソシャゲでもイカれた死生観の持ち主であり、元から自分の描くディストピアに全部を引きずり込もうとする迷惑キャラですが、アニメだと背景が不明だからぽっと出の変なラスボスに。ちなみに全人類魔法少女化してえ、ってのはアニメオリジナルです。
ももこは出番無さ過ぎでアニメ勢には感情移入不能だと思います。
しかもキャラを無駄に殺し過ぎ。本家オマージュと考えても舐めてんの?って思います。あちらはそれぞれのキャラクターの願いや想いが交錯し、それらを私欲に塗れたキュウべぇによって理不尽に手玉に取られ、翻弄された末路という点で何杯でもご飯が食べられる濃密な描写だったのですが、こっちは安易に泣かせたいから殺しましたって感じがして好きじゃないです。

作画は今までのアニレコと比べても微妙。キャラの顔の崩れ方半端無いです。戦闘描写もこの章は控えめで特筆することは無いです。

とどめは中途半端にナルトみたいな展開でいきなりドッペルを懐柔し、謎パワーで勝ちましたというソシャゲのストーリーに負けず劣らずのご都合主義……。

結局ご都合主義を潰すためにご都合主義を使ってしまっているので、バッドエンドにしたいがためにここまで改変しなくても良かったと思うんですよね。
わたしとしてはソシャゲの方がまだ綺麗に纏まっていて好みでした。

投稿 : 2022/05/04
閲覧 : 255
サンキュー:

3

テングタケ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

いやもう、何が何だか

2期が8話で本作が4話。どんな事情があったのでしょう。
結局どんな話なのか完全に(完全には、でなくて)理解できませんでした。
登場人物を半分、あるいは更に半分にして、前半のつまらない噂巡りをスッパリ切り捨てて、いろは勢対マギウス軍団に絞って1クールにまとめれば、面白くなったかもしれないしならなかったかも…。
今になって思えば、2期のまどか達の活躍はファンサービスと言うかテコ入れ感凄いな。

投稿 : 2022/04/30
閲覧 : 237
サンキュー:

2

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

お疲れ様

いちおう春アニメのシーズンでの放送なのだが。
2期が8話で終ってしまい、その続きだったのか?
2時間、一挙4話を放送して終了。
うーん何と言おうか、なんだかうまく畳みました感が強い。
1期、2期と見てきたが、最初からこれくらいテンポ良くやってくれれば良かったんじゃない?
Finalシーズンに限って言えば、まずまずの出来だと思うんですが。
{netabare}
惜しいのは最後までワルプルギスの夜の姿が見られなかったこと。
まあ、あちらは本編のほむら達が相手をするんだけど。
{/netabare}
全体通して、見滝ケ原の魔女の登場は不要だった気がするなあ・・

投稿 : 2022/04/13
閲覧 : 227
サンキュー:

3

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2022.4.13

2022.4.13

投稿 : 2022/04/13
閲覧 : 167
サンキュー:

0

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

自分の正しさを信じ込んで意固地になればなるほどに、幸せは遠さがっていくものだ

先ず結末を先に書くと、未だアニメ化されていないし恐らく今後もされることはない『魔法少女かずみ☆マギカ』や『魔法少女すずね☆マギカ』と同じビターエンドであった。他外伝も網羅した私好みな結末ではあるんだけども本作に関しては、なんというか徒労感がすごい(笑)
「お前シーズン1も2も酷評してるのに最期まで観るなんて実は好きだろ(笑)」とか煽られそうではありますが、いきましょうかマギアレコードシリーズ最期のレビュー。

【ここが熱い!:毒を食らわば皿まで】
前作は柊ねむが里見灯花に隠し事を打ち明けようとしたところで終わったのは覚えているだろうか。まあ忘れていても冒頭10分は1st~2ndの総集に充てられていたので思い出しやすい。柊ねむによりマギウスという組織の誕生とそれに関わる灯花とねむ、そして環いろはと環ういの過去が明かされる。
{netabare}いろはは不治の病に侵された妹のために、ういはそのために魔女との戦いに身を投じなければならなくなった姉を救うためにインキュベーターと魔法少女の契約を結んでいた。そしてういの病室仲間だった灯花とねむはとても頭が良く、願いごととしてこんな策略を思い付いていた。
「私たちの願い3つでキュウべえの機能を奪えばいい。魔法少女の穢れを“回収”して魔力に“変換”し、その魔力をエネルギーとして“具現化”してさらに回収と変換を行う。そうすればいろはお姉さまだけでなく全ての魔法少女のソウルジェムに穢れが溜まることはない」と。
しかしその目論見は失敗した。「穢れの回収」を担当したういは2人の想定を外して急速に穢れを溜め込み、魔女になってしまう。その魔女こそがエンブリオ・イヴでありマギウスの魔法少女救済計画の中核。灯花は因果が切れた影響で忘れていたが、彼女らは自分の友達を贄に全ての魔法少女を救おうとしていたのである。{/netabare}
かなり面白い過去話だ。キュウべえの能力をそんな風に捉えて利用し、『魔法少女まどか☆マギカ』の円環の理以外で魔法少女を救う方法を示すとは……素直に感心してしまった。まどかマギカのスピンオフ、その物語の発起として不足ない舞台設定であろう。
ただそれも友達────{netabare}環うい{/netabare}を犠牲にしていたことを思い出すことで改心して止まるんだろうな、とタカを括っていた。
{netabare}しかし2人は止まらなかった。灯花が環姉妹の記憶を喪っていたからこそ彼女らの所業は環姉妹の安否関係無く全ての魔法少女を救うためであり、その信念に嘘偽りも勘違いもない。他の犠牲が出るという過ちを、そして友達を犠牲にしているという過ちを背負い、改めて魔法少女救済計画の完遂を誓ったのである。{/netabare}
異なる正義が対立する熱い展開。それがシリーズのトータルで考えれば2クール終盤という遅さでようやく拝むことができる。

【ココも熱い:「わからないよ」を貫いた主人公】
{netabare}そんな2人を止めようとする環いろは。前作レビューにも書いたが彼女はマギウスの計画を阻むに相応しいエビデンス(根拠)が無い。しかしパッション(情熱)だけは最終話にしてようやく私たちに示してくれた。いろはと灯花の会話を振り返ってみる。
「持ってる時間が増えただけで、お姉ちゃんが幸せになれると思う?」
「……少ないより……ずっとマシだよ?」
「そうだよ……そうなんだよ……だからずっと一緒にいてよ……1秒でも長く一緒にいてよ……! お姉ちゃん本当は『世界中の魔法少女が救われる』とか……よくわかんないよ……もう、これ以上勝手にいなくならないでよ……お姉ちゃんを置いて行かないでよっ!! 1秒でも長く、2人の大好きなお姉ちゃんでいさせて……」
いやほんと、ようやく環いろはという主人公が理解できて胸のつかえが取れた感じだ。
いろはの「わからない」は「どうでもいい」の言い換えだ。本当は彼女のドッペル──心の闇の部分──が魔法少女救済計画の意義を理解しており、ここぞという場面で主人格を揺さぶってきた。
邪魔をしてはいけない。何もせず縋れば自分だけでなく皆の寿命が延びるのに、と。
しかしそれ以上に妹のういや妹分の灯花やねむと共に過ごすことの方が大事で、そのためになら魔法少女全体の問題なんて捨てられるし妹たちにも捨ててほしい。「妹のういの病気を治す」という願いは「妹たちと共に過ごす時間を延ばしたい」からこその願い。そのために魔法少女になった主人公だと解るからこそ“魔法少女の救済よりも妹”という最初は不気味にさえ思えたスタンスに初めて共感できる。
そして灯花とねむも大好きな姉────いろはと一緒にいたいのが本音だ。魔法少女救済計画はイヴとワルプルギスの夜を融合させ、その余波で神浜市を吹き飛ばすことで達成されるものだ。そんな多くの犠牲を出した者と出さない者とでは大きな隔たりが生まれ、共に道を歩むことは叶わなくなる。その本音を主人公が引き出すことで異なる正義の対立────いや、姉を想う妹と妹を想う姉の対立に決着が着くのである。 {/netabare}

【でもココがひどい:皆の総意が感じられない】
{netabare}しかしいろは以外の魔法少女の「救済を蹴る理由」は遂にハッキリと示されることはなかった。
「妹たちと1秒でも長く一緒にいたい。救済という悪業で遠くにいかないでほしい」という気持ち・意見は飽くまでも環いろは唯1人のものであり、それが皆の総意というわけでは絶対あり得ない。
七海やちよ。貴女は「誰も犠牲にしたくない」と言ってここまで来たが、マギウスの計画を阻止して元鞘に納めるということは今後もメルやかなえのような魔法少女システムによる犠牲者を出すことになる。その容易に考えられる未来から目を背けてはいないだろうか?
由比鶴野。君は一度は魔法少女そのものに絶望し、マギウスの野望を叶えるためにいろはたちと戦った。それは確かに不本意なことだったかも知れないが、その絶望は正直なものだったのではないのか?その不安や焦りはいろはたちと手を取り合うだけで解消されるものなのか?
フェリシアとさな。君たちは「運命が変えられなかったとしても最後にいたい場所はマギウスじゃない」として、いろはたちの下に帰ってきた。そして鶴野も取り戻した。そこで止まらないのは何故だ?いろはが望まなくとも君たちは少しでもいろはややちよと共に過ごす時間を延ばしたいとは考えないのか?
主要なキャラクターだけでもこのくらい問いかけたいことがある。それらが解消されないくらい、やはりキャラクターの掘り下げに乏しい。
このシリーズはタイトル通り今作が最終作だ。1stから2ndまで登場した全ての魔法少女が物語を締め括る最期の戦いに臨む。しかし主人公以外の魔法少女の戦う理由が曖昧なことで、その展開がなんだかバトルヒロインアニメの最終話の様式にただ従っているだけのように思えていまいち盛り上がらない。
モブに至っては事情も知らずにやちよたちの味方をしてしまっている。恐らくエンブリオ・イヴは只の魔女、両脇に乗ってる灯花とねむはその口づけを受けて操られた被害者か何かだと思って戦ってくれたのだろう。事情を細部まで知ればマギウスの方に味方する魔法少女も必ずそれなりに出てきたと思われるが、尺の都合上、そこまで事態を混迷させるわけにはいかなかったようだ。
皆の気持ちが1つにまとまっていないのにあたかもまとまっているかのような、そんな違和感も感じさせるラストバトルになってしまっていた。 {/netabare}

【ココもひどい:雑に積み上がった死体】
{netabare}最期にこの作品に対して嫌悪した部分は登場人物を7人も殺してしまった所だ。
「おいおい、以前に『シナリオが生温い』って書いたのお前だろ」とつっこまれるかも知れないが、あれは飽くまでも『魔法少女まどか☆マギカ』と比較した場合の所感であるし、比較した上で書いていいなら殆ど死に方が雑なのだ。まるで佐倉杏子の自爆魔法が魔法少女間で流行ってるのかとツッコみたくなるくらいにソウルジェムがよくわからない理由でパリンパリンと自壊していく。確かに神浜市内では魔女化で死ななくなっているためもう1つの死因であるジェムの破壊を描くしかないのだが、1stも2ndも劇中で死者を描かなかったのに3rdで急にそこまでして「犠牲」を描く意味があったのか私には些か疑問である。「魔法少女が死にまくるのがまどマギらしい」と勘違いしている輩が制作に入っていたのだろうか?
とくに酷いのが灯花とねむであろう。最終話Bパート、アリナの唐突な再登場からの「全人類魔法少女化計画」。そのためにせっかく止まったイヴがアリナと融合して再起動してしまう。そんな雑な展開を止めるために「1秒でも長く一緒にいる」と誓い合ったばかりの姉妹が爆速で引き離されることになるのである。
しかも2人の犠牲で死なない(笑) 再生して再び飛翔しワルプルギスに向かうアリナイヴ。彼女を倒すのはういの「回収」の力で魔力を集めたいろはと自身の固有魔法が「仲間の希望を受け継ぐ」魔法だと気づいたやちよによる合体魔法だった────これ、どうして灯花とねむが特攻した後だったんだろうなぁ……?{/netabare}


【他キャラ評価】
黒江
彼女はいろはたちの歪んだ側面を露にするキャラクターだったのかも知れない。
魔法少女は正義の味方。魔法少女は弱い人々を助ける。魔法少女はお互いに助け合って強い敵に立ち向かう────これが環いろはを始めとする「善」の魔法少女の基本的な考えだ。だからこそ自分たちが助かるために他者を犠牲にするマギウスを許せず戦う、というシナリオにこのシリーズはなっている。
しかし当然、そんなことが出来ない魔法少女もいる。いやむしろそれが『魔法少女まどか☆マギカ』では大半を占めていると言っていい。それが解っているからこそ私はいろはたちの行動に不満があるし、制作陣もそんな彼女らに花持たせるばかりはしたくなかったのだろう。
{netabare}「黒江さん、私と一緒に魔法少女になろう」
いろはが紡いだこの言葉は「善」になりきれてない魔法少女に響き、善に目覚めさせる希望・救済の言葉だ。
しかし絶対に「善」になれない魔法少女には一転、呪いの言葉となる。{/netabare}
{netabare}「……ねぇ環さん。私はいつまで魔法少女を続けないといけないの?」
綺麗事では救えない命がある。彼女はそれを自らの魔女化で示した。
これ自体はとても良い悲劇なのだが、その後すぐにやちよたちに励まされて復活するいろはも合わせると色々な意味を込めて「黒江ェ……」と呟かずにはいられない。 {/netabare}

【総評】
1st、2ndとやる毎に評価を落としてからの最終作。これ以上どんなク◯アニメになってしまうのかとヒヤヒヤしたものだが、観終わってみればそんなに悪くなかったのが驚きだ。
作画がややヘタれていること、前作から続くキャラクターの掘り下げ不足を引きずったことを除けばちゃんと物語のクライマックスとして「異なる正義の対立」を持ってきていたのが良点。マギウスの圧倒的ともいえる功利主義に対抗する「意見」や「気持ち」を主人公にはようやく持たせることも達成し、ある意味で気持ち良く終幕した作品だと言えるだろう。最終話Bパートが余計な内容にも感じたが。
それだけに本作そのものの評価ではないのだが1st、2ndの不出来が痛い。とくに1stは本作と比較してもやはり尺をムダ遣いしているようにしか見えず、終わってみれば要らない登場人物が多すぎた。まどかたち見滝原の魔法少女がその最たる例だろう。
{netabare}本作ではワルプルギスの夜と戦っていたまどかたちだが、その場面はほんの2、3カットを描くに留まっていた。そしていろはたちの戦いが終わる一方で暁美ほむらが紫の光に包まれて消える。時間遡行だ。まどかたちは5人が揃い、神浜市の新魔法少女と関わるという奇跡の巡り合わせを起こしても最終的には彼女らの援助を一切受けられずにワルプルギスに敗北してしまったのだ。結局、本作はほむらの歩んできた時間軸の1つに過ぎないものとして描かれている。原作ファンにとってはあまりにも無意味な描写だ。このような扱いをするくらいなら初めから登場させずにオリジナルキャラを掘り下げた方が物語としてより完成していた筈である。{/netabare}
{netabare}一方で神浜魔法少女も深刻だ。マギウス側にアリナ・グレイというとんでもない反乱分子がいたことで結果的にマギウスと戦った魔法少女が正しいことが証明されたが、それでも彼女らにドッペルシステムに代わるような術はない。「手を繋ぐ」「弱い者は弱いまま支え合う」といった曖昧な精神論で魔法少女は今後も魔女になるその時まで戦い続けるしかないという、他外伝と同じような結末を辿ってしまった。{/netabare}
『魔法少女まどか☆マギカ』ではまどかの母・鹿目詢子がこんな台詞を言っていたのを覚えているだろうか。
「悔しいけどね。正しいことだけ積み上げていけばハッピーエンドが手に入るってわけじゃない。むしろみんながみんな、自分の正しさを信じ込んで意固地になればなるほどに、幸せって遠ざかってくもんなんだよ」
この忠告・教訓を体現したかのようなアニメ『マギアレコード』のシナリオ。成し遂げられなかった魔法少女システムへの「叛逆」、考え無しな正義を貫いた結果「死ぬしかない」というやるせない結末は悲劇としては中々の良作に仕上がっていて、全体としては2クールの冗長さ・低クオリティによる失望感もあったが、それでも完走した甲斐もあったと感じさせてくれた。

投稿 : 2022/04/11
閲覧 : 298
サンキュー:

3

やまげん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ぽかーん

原作ゲームはプレイしていたが、このFinalSeasonにあたる部分はプレイせずにやめてしまっていたので、この部分は内容を知らなかった。

良かったor悪かった、という感想ではなく、最後がよくわからなかったというのが率直な感想。久しぶりに、ぽかーんとなった最終回だった。最終話の前半まではついていけていたのだが…

もういちど見直せばわかるのかもしれないが、見直す気が起きないので、結局、あんまり良くなかったということなのかもしれない。

投稿 : 2022/04/10
閲覧 : 185
サンキュー:

4

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

誰も知らない

最初で簡単にこれまでのあらすじの説明をしてくれます。
ファイルなので、これまでの噂やチビきゅーべぇの正体なども明かされます。

結局、この物語に悪役はそんなにいなかったんですね。
彼女達には何気ない幸せの日常があって……それが崩れ去りそうになる。

だから、日常を大切な家族を守る為に……

大切な妹を助けたくて魔法少女になった少女を助けたくて魔法少女になる妹達。

皮肉にもそれが悲劇の始まり……

志しも正しいし途中までは成功してたけど大き過ぎる力は抑えられなかった結果彼女達は間違えてしまった。
それでも、1人の姉を助けようとし続けた。
失敗した世界で全てが……間違った救済

日常って本当簡単に崩れちゃいます。
幸せって何かを得る事です。
彼女達は出会う事で沢山の記憶や傷や時間や関係性を得る。

不幸って何かを失う事です。
彼女達は失った物を取り戻そうとしただけですが、結果は……むしろ後戻りの出来ない状態になる。

そうして、記憶を取り戻した。
トウカといろはは再会し、ネムもまた再会し彼女から聞かれたのは、彼女達の計画の全貌を知る事になります。

その結果……トウカとネムは無理やりに、いろはとウイがの気持ちを勝手に背追い込もうとする。
彼女達は誰かを犠牲して自分を救おうとはしない……
それなら、自分達がやらなきゃ!

いろはもウイも望んで無くても……
2人は本当にいろは達が好きなんですね。
そうまでしても救いたかった……
2人がしないから……自分達が代わりに……
本人達の気持ちを知っていても守ろうと……

でも、そんな押し付けられた幸せなんて必要ない。
いろはが望んだ幸せも、ウイが望ん幸せも、そんなものじゃない。

だから、トウカとネムを止めなきゃいけない!
それが、いろはとウイの気持ち

いろはは、2人を止めようするけど……結界に閉じ込められる。
いろはを守ろうと張られた結界は……いろはの前では壁でしかなくて……

そんな結界の中で、いろははウイと再会する。
お互いに幸せでいて欲しかった……たったそれだけの人なら当たり前にある気持ち……
それだけだったのに、こんなに大事になってしまった…………

そうして、ウイから、2人を止めて欲しいと託され結界から出してくれる。

妹に背中を押され彼女は戦いに行く。
間違った道を行こうと妹を連れ戻す為にお姉ちゃんとして。

クロエさんの話。

誰もが自分の事が精一杯です。
彼女は昔出会った魔法少女にグリーフシードを分けてあげられなかった事を罪悪感として感じていたのです。

もしかしたら、一緒に協力して魔女を倒す為に共闘すれば、罪悪感はなかったのかもしれません。
それでも、力のない彼女は自分の事で精一杯だった。

だから、いろはが眩しかった。
一緒に頑張ろう、貴女を助けたい、そう言ってくれる彼女が強くみえたのかもしれない。

クロエさんは、気づくべきだった。
最後の瞬間に……
いろはが強くあれたのは何故ですか?
クロエさんになくて、いろはにあったもの……

大前提ですが、人は1人では生きられません。
いろはは、いつだって仲間を助けて仲間に助けられて逆境を乗り越えてきました。

誰かが居れば不安にも押しつぶされないよ!

これって本当にその通りで不安って必ず募ります。
でも、誰かが居れば乗り越えられる事もあるし、助け合える、話を聞いてもらうだけでも心は救われる。

不安や悩みがなくなる事はないかもしれません。
でも、負の感情を軽減したり解決の糸口を見いだせるかもしれない。

いろはが強くあれたのは……妹達や仲間の支えがあったからです。
クロエさんも、それに気づけていたら……

そうして、いろはは絶望へと誘われる……
でも、仲間が助けにきてくれる。
頼もしいですね。
ここから反撃開始!

いろはは、トウカとネムに追いつく。
そうして2人を止めようとする

いろは「持ってる時間が増えただけでお姉ちゃんが幸せになれると思う?」

知らない人達の犠牲で出来た時間。
いろは以外の神浜の魔法少女が吹き飛んでしまったあとの世界

大切な妹達が居ない時間……仲間がいない時間

その時間が、どれだけ伸びようと、どれほどの価値があるのでしょうか……
誰かと一緒に居られる限られた時間の方が……お姉ちゃんとして居られる時間の方が有意義ではないでしょうか?

だから、このセリフは1番印象に残りました。

最後は、ういの回収する力と仲間の希望を受け継ぐ力……大切な人達の沢山の気持ちが詰まった一撃でFinish

この物語を見て思ったのは、人って力を得ても無力ですが、力を合わせて協力する事で莫大な力になると言う事です。
魔法少女達が協力して戦ったり、救出したりしてるのをみるとそう感じました。

結局、ウイは妹達は戻らなかった。

きっと、いろははウイ達と再会する日が来ます。
自分達が居なくなった後なんて悲しい噂を残そうとしていた彼女達に提案した万年桜の噂。
桜の下の椅子には1つの空席があった。
いつかその席に座るのは……でも!その前に!

最後に決意を込め睨みつける、いろはの姿がありました。
彼女にはまだやるべき事がある。

最後にマギレコの本はアルティメットマドカと何者かにより閉じられます。
多分、ほむらかな?
本編の劇場版が控えてるから、物語はそちらに引き継がれるって意味なんでしょうね。

最後の誰も知らないって語りがけは切なく感じました。
この戦いは……沢山の犠牲や気持ちが行き交った戦いなのに誰も知らない……ってのは……

ただ、いろはは忘れないそうなので彼女が背負っていくのかもしれませんね。
ここから、彼女がどう動くのか見てみたいですが、Finalですからねw

本編劇場版に出てたから⤴︎︎⤴︎︎だけど、ほむらが時間移動してたからないかw

全体的に、少し駆け足気味だったから、6話構成くらいで、もっと展開に余韻に浸る時間が欲しかった気もしますwが、やっぱり面白いですねw

投稿 : 2022/04/07
閲覧 : 305
サンキュー:

4

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

2期よりは良かった。

前4話一挙放送という中途半端なFinal Season。
というか2ndが全8話だったし、作画が追い付かなくて延期した感じなんですかね。2期の最後の方作画死んでたし。

{netabare}
もはや2期何やってたかあまり覚えてなかったけど、見やすい構成になっていておいていかれることはなかった。
最初のうい、ねむ、灯火の過去回想は面白かったかな?
理論立てて魔女化への対策を練る話はいい切り口だったと思う。頭のいいキャラが考察していくのは見ていて楽しいし。
そこからの失敗→主人公らの記憶喪失につながるという流れもまあ説得力あった。

そのあとのVSマギウスはまあ、可もなく不可もなく。2期とは違って不快になる要素はなかったけど、結局街をフッ飛ばして魔法少女を守るってなるとなんかなぁって感想になる。普通にマギウスが実は正論で主人公もマギウスと共闘みたいな展開で良かったんじゃないかなってなる。
序盤の回想でマギウスの正当性を見せた後にこの展開はちょっと。

で、最後は結局何で解決したのかよくわからなかった。仲間を受け継ぐ力ってなんだったのか。ゲームやったらわかるんだろうけど、ソシャゲには興味ないので...。
とはいえストーリーに関して言えばそこまで引っかかる所はなかった。

ただ、キャラの扱いは少し雑だったかな。やちよとか完全に空気になってたし、アリナグレイは最後まで嫌いなキャラだった。
あと、2期でまどか達出す意味あった...?
やっぱ完全に別物としてやったほうが良かったのでは。

↓メモ
{netabare}
1/4 ☆9
何だこのシスコンw 人の願い勝手に教えるなや。
頭いいキャラが考察するの好きだわ。ほむらポジション。
何でもありじゃんw
いやまあほむらやまどかの願いも何でもありな感じだしね。
意外にも面白かった。

2/4 ☆7
てかマギウス正論じゃん。これOPあるってことはあれか。
夏に12話でやる予定だったけど4話分間に合わなかった感じ?
最後の方作画死んでたし。
忘れる対象が謎だな。全魔法少女に告ぐ。みたまかわいいな。

3/4 ☆6
何で街を破壊しようという発想になる。
てかまどか達どうせ出ないならなんで2期で登場させたんですかね。
アリナがうざすぎる。やちよどこ行ったの...
主人公クロエペアなのねw

4/4 ☆4
いろはこわ。うーんこのアリナとかいうキャラ...w
やちよ空気すぎだろ。??? 何が起こった? えっ。
{netabare}
{/netabare}

投稿 : 2022/04/05
閲覧 : 255
サンキュー:

3

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

全ては人工魔女を止めるために

まだ続くこの世界
今度もまたウワサが蔓延るのか?

いやそうじゃない、いろはの過去を思い出そう
妹のために魔法少女となったいろはだが、既に病院に発生した魔女を見かけたのが、人工魔女で魔女を駆逐しようとした計画の発端だった

きゅうベエの力を持って魔法少女となったが、あまりにも穢れが多すぎたため、ういは暴走し、世界から記憶が抜き落ちてしまった。その魂は小さいきゅうベエに...
それに伴い、人工魔女も生成された

その後1期2期と繋がっていく

最大の誤算だったのは、この計画で「弱い」魔法少女が集まってしまったことだ
彼女らは舞台にすら上がれない
只々怒りを口にするだけの存在だった

だからこそ灯火はワルプルギスの夜を吸収しようと動き出す...
多くの魔法少女達を魔女に変えようとも...

ういの結界内に封印されたいろはだったが、ういの想いを汲んで脱出
向かった先に黒江が...もうドッペルになりかけてる...
彼女の過去も重かった、組んだ魔法少女が弱かったから
もし私があの子と手を組んでいたら、変わっていたか?

手を差し出したのはいろはだった。しかし黒江は拒絶し魔女に...
もう、殺めるしかなかったいろはだった

だが、悲しみを背負って前に行くしかない。
後ろには三日月荘の面々がいるから...

多くの魔法少女によって人工魔女を止めることには成功したが、まだ終わっていなかった

投稿 : 2022/04/04
閲覧 : 168
サンキュー:

1

Ricky さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/26
閲覧 : 18

こなちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2023/12/27
閲覧 : 4

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/03
閲覧 : 6

dbman さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/10/11
閲覧 : 9

彩華凛 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/09/24
閲覧 : 7

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/07/24
閲覧 : 7

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/07/23
閲覧 : 10

Chris さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/31
閲覧 : 10

ひじけん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/08
閲覧 : 9

ぴす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/01/13
閲覧 : 16

なまはげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/01/08
閲覧 : 11

v31vv5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/12/17
閲覧 : 8

zhtoR41019 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/11/14
閲覧 : 11
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マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final Season 浅き夢の暁のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final Season 浅き夢の暁のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final Season 浅き夢の暁のストーリー・あらすじ

2021年末の放送を予定しておりましたTVアニメ「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final SEASON-浅き夢の暁-」につきまして、制作上の都合により、放送時期を2022年春に変更させていただくこととなりました。詳細な放送スケジュールに関しましては、アニメ公式サイト・公式Twitter等でご案内いたします。楽しみにしていただいておりますファンの皆様には御迷惑、御心配をお掛けする事となり大変申し訳ございません。何卒御理解の程、宜しくお願い申し上げます。(TVアニメ動画『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final Season 浅き夢の暁』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年春アニメ

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