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「ブルーサーマル(アニメ映画)」

総合得点
75.5
感想・評価
22
棚に入れた
95
ランキング
742
★★★★★ 4.1 (22)
物語
4.0
作画
4.3
声優
4.1
音楽
3.8
キャラ
4.1

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ブルーサーマルの感想・評価はどうでしたか?

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

青い空、見慣れているようで、きっとそれは未知との遭遇

原作未読。本作のPVをたまたまYoutubeで視聴したためとりあえず見に行くかくらいの感覚で行ったんですが、想像以上に素晴らしい出会いでした。

お恥ずかしい話、私今作で初めてグライダーというものの存在を知りました。てかマジで最初「鳥人間」と一緒だた思ってたよ、全然違った・・・
作中での大会とか正直ルールのことはさっぱり分からんのですが、2時間くらいの間で何となく見てたらその辺は何んとなーくでは掴めてきました。
中身も思ってた以上にガッツリ体育系でビックリしました、こういうのってどっちかというと文化部系のモノだと思ってたので。でも途中でつるたまちゃんがドライバー失くした下りとかありましたけど、下手すりゃ命に直結するようなこういう競技は絶対遊び半分ではやれないし、あと金もかなりかかってそうだし、そう考えれば自ずとそりゃ厳しい環境にはなりますよね。

倉持先輩とつるたまちゃんの甘くてほろ苦い関係をはじめとする様々な人間模様がグライダーという競技を通して描かれていた本作、もちろんそこもかなり楽しませてはいただいたんですけども、一番共感できたのはつるたまちゃんの境遇と言いますか、大学で初めて今まで触れたことのないものに触れる感覚は自分も覚えがあるのでそこが一番理解できたような気がします。
普段生活してて空を飛ぶなんていう経験はまずないですし、グライダーやってる高校なんてあったとしてもほんの僅かでしょうから、まさに未知との遭遇みたいなもんですよね。
私自身は大学でウエイトリフティングをやっていて、当然高校までは触れたこともないし、ルールすらもよく分かってなかったような状況からだったので、この辺似たような感覚だろうなと思います。

話が逸れますが、重量挙げって実は一定のレベル以上の人たちまでいくと、かなり緻密な駆け引きとかありまして・・・。バーベルの重量って基本的に下がるってことは無いんですよね。
どういうことかと言いますと例えば、その階級(ウエイトリフティングにもボクシングのように階級があります)の参加者が3人いるとして、1番強い人は最高170kgまで挙げられる、真ん中の人は160kgまで、そして1番弱い人は130kgまでしか挙げられないとするじゃないですか。で、ウエイトリフティングって3回まで挙げられる権利があるんですけど、失敗したら当然記録は0になるので、ようは初めから自己ベストMAXから始める人っていないんですよね。130kgの人は大体110kgくらいからスタートさせて、2回目で120kg、3回目で130kgという感じです。
で、160kg挙げられる人のスタートが例えば125kgだとすると、既に2回挙げてる人が3回目挑戦するよりも先にその人が1回目の挑戦をしなきゃいけないっていうルールになるんですよ。要は自分が次にあげる重量以下の人がまだいる場合、そちらが優先されるといった感じ。この間、つまり一呼吸休憩を置くことが出来るんですよね。
さらにウエイトリフティングの面白いところは、例えば自己ベスト170kgの人が最初に140kgを設定していたとして、1回目仮に失敗してしまったとしても、2回目以降の重量を上げることが出来るんです。で、この重量を上げることで試技の順番がその都度前後したりするので、その間を利用して自分のリズムを整えたり、相手にプレッシャーを与えたり出来るんです。ただ重いもん挙げてるだけじゃねーんだなーって、感心したのを覚えてますね。

話がウエイトに行き過ぎましたが、つるたまちゃんも描かれていない場面でもこういう経験たくさんあったと思うんですよね。そういったところを想像しながら見ていたので、かなり作品に入り込めた気がします。

不満点としては、原作が5巻と短いからなのか、それとも映画に収める都合かは分かりませんが、つるたまちゃんの同期との交流や絡みの描写がやや不足気味に感じてしまったこと。せっかく面子は面白そうなキャラクターが揃っていただけに、そこが引っかかりとして残ります。
作画は劇場版としては普通に及第点といったところ。ただこれを新海監督の映像美でやればもっと素晴らしい作品に仕上がるだろうなーと妄想を膨らませていました。あの方はもっとこういうシンプルなシナリオ手掛けてくれよ本当に...

今年見た映画作品の中ではかなり上位でした。おススメです。

投稿 : 2022/10/02
閲覧 : 40
サンキュー:

3

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

長丁場でもダレない。

主人公のでしゃばり感は

まあ、超ポジティブってことで

全体を通して面白かったです。

おかげでお盆は退屈しなかったです。

投稿 : 2022/08/29
閲覧 : 59
サンキュー:

2

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

女子大生がグライダー部で青春劇。好感が持てる内容だけどダイジェスト感も否めず

大学の航空部(グライダー競技のサークル?)を舞台に主人公の女子大生、主人公に複雑な感情抱く姉、主人公の素質に惚れ込んだ先輩らの青春劇。

【良い点】
大学生のグライダー部という題材が珍しい。
グライターの仕組みや離陸の仕方など、門外漢な視聴者が知らなかった要素が沢山あって興味深かった。
競技ルールや専門性はざっくりしているが、大事なのは主人公が大空を飛ぶグライターの楽しさと青春劇にあり、そこはしっかり伝わる。
主人公がドライバー一本紛失した際、大事故の原因になりかねない!と部員全員で捜索するエピソードが印象的、墜落の危険と隣り合わせな競技の厳しさと、それを乗り越えた空への想いが描かれていた。
主人公が素直に空に魅せられ羽ばたいていく青春劇がスムーズで見やすかった。

大学生ならではの競技系サークル?活動の雰囲気をしっかり描けている。
主将中心にチーム組み、子供じゃ扱えないであろうグライターの整備運用、部員たちが大部屋で寝る合宿の非日常感など、高校生では味わえないような雰囲気がある。

主人公(女の子)つるたまちゃんは初心者だが天性の素質あり(エウレカセブンで言えばトラパーを捉えられる天才)、主将他の男子たちから期待される存在なので、姫…というわけてはないが、割とヒロインに都合の良い環境を満喫している。(これは良い意味)
頼れる倉持主将、つるたまの指導係に選ばれて当初ケンカばかりだが徐々に惹かれていく空知、OBの朝比奈、関西弁の嫌味ライバルだが結構いいやつな羽鳥など、色んなタイプのイケメンが、主人公に関わっていく。
やなやつ!やなやつ!タイプの空知君との微笑ましいラブコメ感や、終盤の倉持主将への想いなど、ロマンス面もあり。

どちらかというと主人公よりも、周囲のキャラたちの葛藤の方がちゃんと描かれていた。
妹であるつるたまに複雑な感情抱く姉、腹違いの妹が自分と違い自由奔放に生きている事へのわだかまりはよく分かる。
つるたまちゃんはサークル活動で物怖じせず皆に溶け込み愛される女の子だな?と何となく描かれているので説得力ある。
ここもあまりギスギスさせず、グライダーを通してすっとわだかまりが解けるため爽やか。
掘り下げは物足りないが、彼女たち特に姉は大人であり、またグライターを通して既に成長していた事が察せられるので、妹もまたグライダーで成長した姿を見て分かり合えたのは別に不自然じゃないと思った。

空を題材にしたアニメとして作画は申し分ない。
風に乗って飛ぶグライダーの魅力はちゃんと堪能できた。描写も多分丁寧。
また、つるたまちゃんのキャラデザが可愛い。
萌える美少女ではないが、愛嬌のある可愛らしさ。喜怒哀楽の感情描写も活き活きしている。

【悪い点】
尺不足に詰め込んでいる為か、展開が早くてタメや余韻が乏しく進行が淡泊。
ストーリーは見やすく分かり易いが、つるたまの心情の変化や成長の過程がビュンビュンすっ飛ばされていく感じ。
終盤王道な危機展開からハッピーエンド寄りは良いが、やはり展開が早すぎて余韻が残らない。

主人公に感情移入しづらい。イケメン男子複数と絡むが各々をどう思っているのか曖昧なまま展開していく。
良い子だなとは思うが、主人公としては弱かった。
天才設定も進行をスムーズにする以上の意義を見出せず。

つるたま含めてキャラの交流掘り下げが弱い。展開が早すぎるのが原因か。
姉の心情はよく分かるものの、直接姉妹で対峙して分かり合ったとは言い難く、何話もかける話を一瞬で終わらせた感じ。
男子勢も主将以外はあまり存在感示せていなかった。

グライダー競技が地味。
競技の過程でハラハラワクワクさせる程の盛り上がりは淡泊だった。

楽曲が地味。早すぎて淡泊な進行と合わせて、映画自体が地味な印象。
ここは余計な音響省いて大空の魅力表現したとも取れるが…

【総合評価】5~4点
どちらかというと面白かったし好感が持てる青春劇だけど、どうにも印象が弱い。
最低1クールは必要な内容を104分でダイジェスト進行したような映画だった。
それでも内容自体は良いし、つるたまちゃん可愛いので評価は普通に近い「良い」

投稿 : 2022/07/18
閲覧 : 75
サンキュー:

3

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

風に乗り青空を

東京の大学に進学した主人公、つるたまは都会でのキャンパスライフに憧れている女の子。
そんな最中、彼女のミスでグライダーの羽を破壊してしまい入るつもりもない体育船港部に入部する事に!!

この作品は「空」が舞台です。
乗り物には陸海空とありますが、私は空が1番好きです。
空を題材にしたアニメだと「IS」や「スカイガールズ」がありますが、どのアニメを見ても私は空を自由に飛んでみたいと昔から思っています。

つるたまは体験入部で先輩の倉持と一緒に空を飛びグライダーに感動します。
私もこの感動は解ります。

私は幼い頃に、父の当時働いていた会社の社長さんが息子さんと空軍ヘリの乗車体験チケットを購入したらしいのですが、息子さんが体調を崩したらしく、社長さんが父にチケットを譲ってくれて、父と空軍ヘリに乗りにいったのですが空から見る街はいつもと全然違う街の景色に太陽の光に反射する海面など新鮮で美しく今でも強く印象に残っています。

雲も本当に綿菓子みたいで私と同じ目線でフワフワしてるし、鳥も私より下を飛んでるしで凄く感動しました。
きっと初めての空はきっと感動すると思います。

つるたまには飛空士としての才能があるらしく先輩の倉持先輩は彼女に期待をします。

{netabare} しかし、つるたまは体育会系のノリにトラウマがあり入部を辞退しようとします。
理由をサークルを通じて恋をしたいからと……
そんな倉持先輩は彼氏を用意してくれました。
部に入って彼氏付きとは優良物件ですな!ってそんな訳あるかい!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)*ꠥ⁾⁾
人に決められた恋ほど詰まらない恋はないよ!{/netabare}

そんな訳で、彼氏役に白羽が立ったのは彼女が欲しいと話してた空知先輩……
空知先輩は倉持先輩に憧れているから了承する…………いいのか空知先輩よ……そんなよく解らない恋で……


作中で、つるたまがドライバーを預かるのですがドライバーを紛失します。
ドライバーを紛失……つるたまは弁償すると言います。

私も弁償かな?
ドライバーなんてすぐに買えるよ。
ドライバー1本なんて!と、私も思いますが、先輩達は怒ります。

{netabare} ドライバーを無くしたことにではなく……
無くした場所が、もしもグライダーの中で計算された重量を重心にして飛ぶグライダーがバランスを崩したり、機材に引っかかりでもしたら大惨事を招く可能性が出るからだそうです。 {/netabare}
これを聞いた時、凄くびっくりしました。

当然の事だけど最悪の事態を私は想定出来なかったし、空を飛ぶ事の危険性をあまく考えてしまってました。
学びでした。
楽しい乗り物だけど、危険な乗り物でもあるのですよね……

合宿では、つるたまの腹違いの姉である、ちづると再会しますが、2人の仲は険悪で……
でも、彼女は一方的につるたまを嫌ってる雰囲気もあって……

でも、私は作中では、このちづるの気持ちが何かよく解る気がしました。
つるたまは、誰とでも打ち解ける事がある。
自分をドンドン出せる女の子です。

一方、ちづるは
{netabare} 亡くなったお母さんの面影をちづるに見る父親の期待に答える事で精一杯で、甘えることも上手く出来なくて、つるたまのお母さんは彼女も受け入れようとして手を伸ばしてくれなくて、でも、変な意地があって上手く甘えられなかったりするんですよね。{/netabare}

私も昔から中々、自分を表にだせないので、自分を出す事の難しさって解ります。
自分を出さないと他人も自分を見せてはくれないのも解るけど、解ってても上手く出来ないって経験はよくあったので。

そう考えると、すぐに誰かと打ち解けるつるたまは凄いなぁ〜ってww
{netabare} でも、お姉ちゃんと一緒に飛ぶ機会があり、姉は妹の才能……いゃ……頑張りと本当の気持ちを認めてあげる事ができます。{/netabare}


朝比奈さんって方がいます。
彼は部活のOBで倉持先輩の実力を認めてくれて「約束」をしています。
最初は、朝比奈さんって凄く嫌な奴ってイメージがありました。

{netabare} いきなり、倉持先輩の気持ちを考えず海外に送り出したり、約束を武器に無理矢理に従わせてるような。
それでも、時には嫌な役を引き受けて鼓舞したり、約束はしっかり守る義理堅さもある人だと感じました。 {/netabare}

そんな、ある日の大会の最中に海外で倉持先輩の乗るグライダーが墜落したと連絡が来ます。
動揺を隠せない部員達に朝比奈さんは事態しようと提案します。
それでも、飛びたいと言うつるたま。

{netabare} 彼女と朝比奈さんの間で交わされている契約は優勝したら、つるたまの思い通りにしてくれる……
勝って、倉持先輩を探すために彼女は空を飛ぶ!

大会の中で飛ぶ順番を変えて欲しいと、そうすると4年生として大会に残り僅かしか出れない南葉先輩が飛べなくなるかもしれないけど飛ばして欲しいと……南葉先輩が出した答えは…… {/netabare}

スポーツをする人なら大会で成績を残したいし活躍したいってのは必ず誰でもあると思う。
断る事も出来ると思うし、それを断っても誰も責めないでしょう。

{netabare} でも、彼は自分の出番よりも活躍よりも……青凪大学体育会航空部としての優勝に賭ける。
例え優勝出来なくても、自分が活躍出来れば記憶にも記録にも残る。
多分彼は、そんなものよりチームとして優勝を選んだのです。 {/netabare}

つるたまのセンスもどれだけ彼女が頑張っているか、倉持先輩がどれだけ彼女に沢山の事を教えていたのを知っている。
だから、彼は優勝を信じて彼女を送り出す。

その結果は……

{netabare}優勝

つるたまは朝比奈さんと海外へ行き倉持先輩を探しに行きます。
そうして、彼女は倉持先輩が飛行した進路に乗り連絡が途絶えてしまう。
そんな彼女の耳に届く無線からの声は……

実は、先輩が飛ぶ前に倉持先輩のお母さんが亡くなられました。
正直、これは辛いですよね。
多分、倉持先輩はお母さんが居なくなって、全てを失ったのかなって。

お母さんが元気になる事を信じて頑張っていた。
グライダーは彼にとって大好きな乗り物だけど、そのグライダーで海外に行かされて、お母さんと引き離された……そうして、お母さんの死に目にも会えずにお別れする事に……

彼の大好きな物は、彼の大切な家族を奪ったように感じたのかもしれません。
だから、グライダーを墜落させ姿を眩ませた。
もぅ、乗りたくないから……
もしかしたら、お母さんの後を追うつもりだったのかもしれない……

だから、彼は、街で大きく進路を逸れたグライダーを見かけては走り出す。
誰かが自分と同じルートを飛んでいる……
そんな事が出来るセンスの持ち主は?

彼は走り出す。
もしかしたら、自分を追っているように彼には写ったのかもしれません……
だから、怖くなった……また、誰かを失うかもしれない……その悲しさは辛さは寂しさは、彼がよく知ってるから……

そうして、つるたまの無線に必至に言葉をかける倉持先輩……
その声に彼女の第一声は……

その後はEDで倉持先輩が帰ってきてました。
それは、つるたまと朝比奈さんの契約に基づいて、つるたまが連れ戻したのでしょうね。

そうして、時は流れ部室には…… {/netabare}
それは、倉持先輩があげた目標の実現の成果。


さて、この作品ですが、物語はテンポがよく進むけど少し駆け足かな?と思います。
作中で恋愛って言葉が出てきますが、あまり恋愛はありませんね。
ただ、恋と言う意味なら、つるたまは空とグライダーに恋してたのではないでしょうか?

後は、競技が少し説明不足かな?
グライダーの着陸の仕方や競技内容もそこまで詳しい説明がないので、私からみたら少し競技が理解出来なかった部分もありましたw

でも、中々面白く楽しめる映画でした(⸝⸝⸝´꒳`⸝⸝⸝)

投稿 : 2022/05/21
閲覧 : 133
サンキュー:

10

ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心を軽くして風に乗り群青の世界へ

この映画は私が今年見た映画の中でNo.1です。
2時間という限られた時間の中で、笑いや感動、そして大空の魅力を目いっぱいに感じることができます。
絶対にお勧めするアニメです。


『ブルーサーマル』とは、青空の下で発生する上昇気流のこと。
この気流にうまく乗ることができれば、グライダーは遥かに高い空を飛ぶことができます。
グライダーの操縦者にとっては、まさに「つかまえたら幸せになれる風」です。

この物語は、大学一年生の都留たまき(つるたま)がひょんなことから航空部に入部し、グライダーの操縦をとおして成長してゆく物語です。
しかし、成長してゆくのは、つるたまだけではありません。つるたまに関わった人たちは、何かしらつるたまの影響を受けて成長を遂げます。
見ていて気持ちが良くなるアニメでした。


つるたまは長崎県出身。方言丸出しで東京の大学生活を送っていますが、彼女の大学生活の目標は、恋をすること。
しかし、つるたまの行動がきっかけで航空部のグライダーが壊れてしまいます。
修理には数百万円かかります。とても学生が払いきれる額ではありません。
だからつるたまは航空部の雑用係をすることになります。
でも、倉持主将の操縦するグライダーに乗せてもらったことから、彼女は大空の魅力に取りつかれてしまいます。
そして…


ところで、つるたまはチビで丸っこい顔をしています。美人ではありません。
そして意見が合わない人とは、徹底的に口喧嘩します。
でも、いつの間にか口喧嘩した人とも親しくなります。
彼女には不思議な魅力があるのです。いつの間にか、彼女のもとには多くの人が集まるのです。
そして彼女のグライダーの操縦能力は…{netabare} まるでナウシカのように凄い!
彼女には風をよむ力があります。それは技術でも学問でもなく、持って生まれた勘です。{/netabare}


大空を飛行するときのBGMが最高に迫力ありました。
そして、SHE’S​ が歌う主題歌の「Blue Thermal」これも迫力があります。
作詞作曲を担当されたSHE’S​の井上竜馬さんは、つるたまが一瞬で心を奪われた空の景色を想像できるような軽やかで美しい世界をイメージされたそうです。


私は長崎県出身ですので、つるたまの方言丸出しの話し方が、とても親しみを感じました。方言を聞くと懐かしさを感じます。

このアニメは1クールにも編集可能ですので、ぜひともテレビでやってほしいですね。
そうすればもっともっと感動するでしょう。

投稿 : 2022/05/20
閲覧 : 195
サンキュー:

18

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

見たことのないモノ見てみたいな🎵

鈴与のCMの冒頭、
この映画の映像が使われていた。
この映画に鈴与が関わっていたらしい。
鈴与は静岡の大企業だけど
あのCMて静岡のローカルCMだっけ?
見たことのないモノ、見てみた〜いな〜🎵
てやつ。

(追記)関東の方でも放送してるらしい?

お話はファンタジーな部分が一切なく、
ヒロインが新しい事にチャレンジし
夢中になってく系の
オーソドックスなお話でまあ良かった。

投稿 : 2022/04/26
閲覧 : 98
サンキュー:

9

ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あまりの面白さに原作読破し聖地巡礼もしました!原作と全然違うので解説します!!

長崎出身の大学1年生女子、都留たまき(通称つるたま)が上京し、青凪大学体育会航空部の面々やグライダーと出会い、仲間やライバル達と共に切磋琢磨しながらグライダーパイロットとして成長していくスポ根青春群像劇
年1でテレビ放送している「鳥人間」の方ではなくウインチや飛行機で牽引して飛ばし、スピードを競うのが「グライダー」です
タイトルの『ブルーサーマル』とは目印になる雲が無い快晴の青空の中で、捕まえる事が非常に困難な上昇気流の事
つるたまはこの『ブルーサーマル』を捕まえるセンスを徐々に開花させていきます


原作は小沢かな先生の漫画で全5巻で完結済み
正確には打ち切りに遭ってます;
アニメ映画公開に合わせて連載された、つるたまを航空部に引き込んだ張本人である倉持先輩の過去を掘り下げたスピンオフ『FIRST FLIGHT』が全1巻で完結済み
つるたまをマンツーマンで指導する空知先輩との日々を題材にした番外編的な読み切りも1本あります


元々東映が2016年頃にテレビシリーズとして企画した作品に脚本の高橋ナツコ経由で『東京マグニチュード8.0』で縁のあった橘正紀監督にオファーが入ったそうな
しかしながら企画は頓挫してしまい数年の空白を経て2020年頃に劇場版として再始動しました
そんな経緯もあって原作5巻分を約100分にまとめるという荒業を成し遂げています
この映画を観た方々からは「内容が駆け足過ぎる」という感想が散見されますが自分はそうは思わず「ただただテンポの良い作品だなー」と感じました
その点を後ほど細かくネタバレ込みで解説します


東映は元々新しい試みをしたいとの思惑から外部プロダクションに制作を依頼するつもりで、『ルパン三世』ばっか作ってるイメージから脱却を図りたい老舗のテレコムがこれに応えた形になった様です
劇中では実に1年の出来事が消化される為、四季折々の風景が特に空模様を中心にして美麗な背景美術で描き出され、それだけでも観応えあります
またグライダーは3DCGで起こしたレイアウトをノリダーこと橋本敬史が中心となって2D作画に描き直すという手の込みよう
ディティールの少ないグライダーは3DCGだと味気なくなりがちなのでそれをカバーするためだそうでメカ作画のなんたるかを考えさせられます
音楽は全編フィルムスコアリングで特に上空のシークエンスでは金管楽器がメインの劇伴が爽やかな"滑空"の様子を彩る
主題歌と挿入歌を手掛けたSHE'Sの爽やかな歌声、ホーンセクションの軽快なメロディライン、縦ノリのリズムもこの劇伴達と調和が取れてる
つるたま役は声優初挑戦の堀田真由が努めるがアフレコ前にわざわざ実写映画の様に読み合わせをしたというだけあってナチュラルな芝居に仕上がっています
その芝居に表情豊かなつるたまのアニメーションが載ると良い意味でギャップがあってより一層つるたまというキャラが魅力的に感じます


ここまででかなり丁寧に作り込まれた作品である事がお判り頂けると思います
自分は爽やかな作品世界に浸れた感動の勢いのまま、主な舞台である埼玉県熊谷市に聖地巡礼に行ったり、原作も全て読破してしまいました
そこで気付いたのですが、この映画はだいぶ原作とは違います
以下からはネタバレ込みでその違いを細かく解説します


{netabare}
まず先述の通り原作は端的に連載打ち切りを喰らっていて、最終第5巻の中盤から散々広げた風呂敷をほぼ畳まず唐突に終わりを迎えます
映画では関東大会が省略され全国大会のみ描写されてますが原作ではこの関東大会の最中、その結果やそれ以降の全国大会は一切描かれずに卒業し社会人となった面々と全国大会の優勝旗だけが最終回で描写されてるんですね
この様に原作が唐突に終わりを迎えている故に、映画を駆け足に感じた方々の違和感の正体とはアニメスタッフがシナリオ制作に苦心した結果なんだと思います


原作5巻分を約100分にまとめるという都合上、カットされたエピソードがあります
コンテ撮の編集で実に50分は削ったと監督は仰ってますが、明白に原作にあって映画に無いエピソードはつるたまの初ソロフライトです
原作では重要なエピソードとして描かれていて、このエピソードのラストでつるたまが事故を起こしかけるという彼女や彼女を取り巻く面々にとって一つの転機となる出来事です
しかし映画では点描、尚且つつるたまは無事に初ソロフライトを成功させてます
このエピソードは当初全カットの予定でしたが原作者小沢かな先生やグライダー監修の丸山毅氏からグライダーパイロットにとっての通過儀礼なので、という希望で点描という形にして残される事になったそうです


その一方で映画で追加された描写もあります
冒頭の長崎を旅立つシークエンスとクライマックスの全国大会以降はほぼ全てがオリジナルなんです
原作でつるたまの複雑な家庭環境は矢野お姉ちゃんを通して徐々に明かされていきますが映画ではつるたまの実の母の人物像はこの冒頭に集約されています


その他にも映画があくまでつるたま目線になる様に朝比奈さんの過去や空知先輩に兄弟がいるという描写はオミットされました
朝比奈さんは天才的な素質を持つ同期を世界大会に送り届ける空港までの道中で交通事故に巻き込まれ死亡させてしまい、自身も足に後遺症を抱えています
そんな悲劇があった故に自分と親友の果たせなかった夢を倉持先輩に背負わせているのです
空知先輩には兄と弟がいて、兄は倉持先輩を体育会航空部に引き込むキッカケとなった人物で『FIRST FLIGHT』に登場します
弟は空知先輩をグライダーの世界から引き離してパイロットになる夢に専念させようと画策するトリックスターで、原作終盤につるたまが2年生に進学すると新入生として登場します


そもそも原作の倉持先輩は青凪の全国大会団体優勝を掲げておきながら個人としての実績しか残さず卒業を迎え、つるたまの2年目が始まる、という矛盾を孕んでいるのですが映画は1年間に物語が集約されているが故に倉持先輩の公約は達成されているという最良の道を辿っています


また、羽鳥の過去も原作では細かく語られてます
映画では霧ヶ峰の青阪戦で阪南館の秘密兵器として羽鳥は顔を見せてますが原作では唐突に新人戦で初登場し、散々強キャラ感を出した割につるたまの才能に打ち負かされてしまうという咬ませ犬っぷりですw
実は羽鳥は中学からグライダーを経験しているエリートで、逆に言うとグライダー以外の取り柄が無く、あんな性格なので友達もいないという寂しい人であることが明かされます
だからグライダーでつるたまに負けたことがショックでデイリーの表彰をボイコットしてしまったんですね


これら周辺人物の掘り下げを映画に盛り込んでしまうと観客の没入感やつるたまへの感情移入が他の人物に目移りしてしまうので削って大正解でしたでしょう
そもそも原作は群像劇として広げるつもりだったのか細かい設定が大量にあり、それらが連載打ち切りによりほぼ手付かずのまま投げ出されてしまっています
それらを取捨選択して約100分にまとめたんですからこの映画の脚本は凄く良く出来てるんですよ


一番大きな変更点はなんといってもドイツで墜落した倉持先輩が原作ではそのまま死去したとされてる所を映画では生還しており失踪しただけだった事に改変したところですね
これについては小沢かな先生自身もご納得の上で改変した様です
ラストのつるたまと倉持先輩の無線でのプロポーズの様なやり取りは原作ではドイツに旅立つ前にされる、二人にとってほぼ最後の会話だったのですが、映画は生還していた倉持先輩との会話にする事でハッピーエンドのサゲとしてるわけです
確かにグライダーは危険なスポーツですがグライダーの楽しさを伝えるはずの作品で若者が命を落とす、というのは頂けないですよね
原作では倉持先輩、朝日奈の同期、空知先輩の高校時代の友人と3人もの若者がグライダー事故で死んでます・・・いくらなんでも人殺し過ぎ・・・
そうでなくても倉持母は病死しますからね
ちなみに原作第1話の1ページ目でドイツの空の青さに涙するつるたまが描かれているので打ち切りでもそうでなくても倉持先輩が死去する事は予定調和だったという事と思われます
かなり前向きな捉え方をしても原作はハッピーエンドとは考え難いですね


原作はグライダーの魅力よりもつるたまを中心とした恋模様に漫画としての面白さを注いでいる事が見受けられるのですが、映画のつるたまは倉持先輩でも空知先輩でもなく「空に恋してる」様に描かれています
そんなつるたまのひたむきさに本人が意図せずとも倉持先輩も空知先輩も、羽鳥ですらも惹かれていく・・・というのが映画の狙いになってます
原作は恋愛像が古典的というか、刺さる人には刺さるんでしょうけど観ていてより気持ちが良いのは映画の方ではないかと思います
原作はつるたま以外にも室井さんと成原くん、矢野お姉ちゃんと倉持先輩といった具合に男女の恋愛関係を描写することに注力しています
これは『FIRST FLIGHT』にも引き継がれているので小沢先生が本当に描きたいのは実のところ恋愛ってことなんじゃないでしょうか?


また、映画の方が登場人物が総じて清々しくなっています
これに関しては原作の前半がかなり迷走してて、中盤ぐらいでキャラが固まってくるのでその中盤以降を基準にしたと思われます
序盤の部活勧誘の時にディスカスの翼を破損させてしまったつるたまに対し原作の空知先輩は胸ぐらを掴んで迫ってくるんです
いくら高価なディスカスを壊されたとはいえ自分のミスを棚に上げて新入生女子の胸ぐらを掴む空知先輩はいくらなんでもガラ悪すぎですw


また、つるたまがディス工のドライバーを紛失するシークエンスですが映画ではツナギのポケットに穴が空いて不可抗力的に失くしてますが、原作ではそのまんま失くしたとされています
この件に機体班の班長、相原先輩は映画では丁寧に事の重大さを説明し、全員でドライバーの捜索をします
しかし原作では「グライダーなめんな」と言ってキレ散らかし、つるたま1人にドライバーを探させます
それだけ相原先輩が真剣という事なんですがついこの間はいったばかりの新入生にそこまでの責任を追わせるのはちょっと理不尽ですよね
映画と原作では体育会航空部がホワイト企業とブラック企業ぐらい対応が違うと思いますw
これも観ていて気持ちが良いのは映画版でしょう


また、つるたまがヒロインとしてより魅力的に思えるようになる工夫もあって、つるたまが興奮するとすぐ方言が出てくる方言女子要素は映画の方が強調されてます
原作だとこの方言要素はあまり安定してないです
キャラとして魅力的なのは映画の方でしょう


ちなみに原作でもあまり掘り下げられず放置されてしまった要素として、一見すると体育会系じゃない倉持先輩や室井さんが体育会航空部でやっていけてるのは実は倉持先輩は剣道道場の孫、室井さんは空手部の出身という意外な一面があったからという事になってます
これだけはオミットされてしまったのが実に惜しい要素でしたねw
また「鳥人間」こと航空研究会と体育会航空部との因縁も原作ではチラっと垣間見ることが出来ます


余談ですが原作最終回では社会人になった主要人物が倉持先輩を慈しみながら登場します
空知先輩はジェット旅客機の副パイロットデビュー、成原くんはプロカメラマン、室井さんは空港のグランドスタッフ、矢野お姉ちゃんはブルーインパルス入りが噂される自衛隊の戦闘機パイロット、そしてつるたまは朝比奈さんとドイツへ・・・
そんな中で羽鳥はエアレースパイロットになってますw
原作の完結は2018年ですからその頃はまだエアレースが盛んでしたね
今は大きな大会が無くなってしまいました・・・


ぶっちゃけ原作は多方向に手を広げている割に打ち切りのせいもあって中途半端な作品である一方、約100分の単発映画として、しかも丁寧に完成させたアニメスタッフは正しく評価されるべきだと自分は思います
{/netabare}

投稿 : 2022/04/18
閲覧 : 308
サンキュー:

6

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

青春、恋愛、そして、青い大空!

青春、恋愛、そして、青い大空が舞台ときたら、これはもう観るしかない作品です。
とても面白かったです。


■少し駆け足ですが、よくまとまっている

少し駆け足でしたが、逆によくまとまっていたなと感心もさせられてしまいました。
と、言うのは、多少話が飛び飛びなのですが、迷子にならず、全然、大丈夫なんです。
それもそのはず。
監督は、『プリンセス・プリンシパル』や『東京マグニチュード8.0』の橘正紀さん。
この2つの作品も同様の印象を受けます。
心情の掘り下げは最小限にとどめ、淡々と物語が展開します。
でも、そのおかげで、どろどろしくなったり、くどくどしくなったりしないのです。
そのため、物語が変に重くなりすぎず、観終わった後の印象がとても軽やかです。


■グライダーってなんだろう?

グライダーって、普通の人は馴染みがないですよね。
当然、知識も無いと思います。
でも、そんなことは全然気にならないぐらい分かりやすくて話に集中できました。

むしろ、この作品を観に行った人は、好奇心の方が強かったと思います。
つまり、「グライダーってなんだろう?」にわくわくしていたのではないでしょうか?
私もその一人です。
そして、この作品は、そんな好奇心をとても満たしてくれるものでした。
「やっぱり、大空っていいな!」って、素直に思わせてくれます。


■まとめ

映画と言う短い尺の中で、とても満足させてくれる作品でした。
物語の途中で、「えー、もう残り時間少ないよ、どうするの?」と思わされます。
それだけ、駆け足なんです。
でも、大丈夫、ちゃんと最後は、綺麗に完結するのです。
そして、観終わった後もとても爽やかな気持ちにもさせてくれます。

私は、観に行ってよかったと思えた作品でした。

投稿 : 2022/04/03
閲覧 : 143
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18

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

緻密に構築された空間で満喫する上々のフライト体験

グライダーにかける青春模様を描いた漫画『ブルーサーマル―青凪大学体育会航空部―』(未読)を原作にした劇場アニメ作品。

【物語 4.0点】
飛ばし気味だが、何で魅せたいか整理はできており、後味は爽やか。

原作コミック5巻分を1本にまとめたとのことで、
例えば{netabare}倉持と朝比奈の過去{/netabare}など説明不足も感じる。
が、”ブルーサーマル”を本当の意味でタイトル回収して締めくくるまで駆け抜けたいなどの熱意は伝わって来る。

感覚的な部分も多いグライダー競技の解説も、要点は押さえたので、
後は実際に映画館で飛んで、考えるより感じろというスパルタぶりw
ですが、プロット自体は明快なスポ根で、
鑑賞者を誘導する構成は考え抜かれている。
身を委ねて、風を捉えれば、感動、感涙まで突き抜けることも可能。
私も青空が涙で滲むまでは行きました。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・TELECOM

緻密。

エンジンもプロペラもないグライダーの飛行体験を鑑賞者とどう共有するのか?
本作は流線背景などの漫画的な嘘は付かず、
徹底的にリアリティを突き詰めることで心躍るフライト映像を実現。

背景美術も、3Dモデルを組み、
飛行シーンでは衛星データ等で高度、方向を算出した上で、
コックピットから見える風景を正確に再現したとのこと。

この計算し尽くされた空間を手描きで構築された白いグライダーが舞う。
臨場感溢れる飛行体験でもあり、上質なアート体験でもある。

私のお気に入りは、霧ヶ峰の山岳滑翔にて、グライダーの動きに合わせて、
背景の山岳風景が遠近3段階それぞれのスピードで回転スクロールするカット。


圧巻の飛行映像を土台に、専門用語等を押さえた競技展開、青春ドラマがスパイスされることで、
目には見えない上昇気流が確かに掴めるのは驚異的。


それでいて主人公・つるたまの多彩な顔芸など遊ぶ所はしっかり遊んでいる。
(学食のうどんをすする、つるたま。美味しそうでしたw)


【キャラ 4.0点】
明るく前向きで元気だけが取り柄と思われた主人公ヒロインが、
優れた感覚を持つ、凄い初心者だった。
そんな主人公など認められない系のサークルの先輩男子とか、
マウント取ってくる他学のライバル男子とか、
まぁ、どうせ、良き強敵(とも)になっていくんだろうけど。
エースはあからさまに秘密を抱え、どうせ、終盤、波乱要素になるんだろうけど。

などなどスポ根王道セットが一式揃っていますので、
スポーツ物視聴経験があれば、馴染みの薄い競技でも視界は良好です。


主人公・つるたま、こと、都留 たまき。
過去や{netabare}姉との確執{/netabare}といった暗部も設定されるが、
それでも前向きで、自然に利他に走る、
{netabare}姉{/netabare}が嫉妬するくらい眩しい主人公の陽性を際立たせるのに使われる。

つるたまは、風をつかむのも、他人の心をつかむのも、幸せをつかむのも上手い。
ハイペースなシナリオを駆け抜ける主人公キャラは原動力でした。


【声優 4.0点】
主人公つるたま役には女優・堀田 真由さんをオーディションで選出。
意中のナチュラルボイスを活かそうとスタッフも本人も奮闘。
声優初挑戦かつ、関西人に長崎弁のコミカルを表現させる無茶振りも、
つるたまの母役で、長崎県人の津田 匠子さんのサポート等で乗り切ったとのこと。

結果、私も終始、明るく楽しく、青春ドラマを完走できました。
タレント俳優を広告塔だけのお客さん扱いせず、熱意を持って起用、ディレクションすること。
周囲の声優さんとのコミュニケーション&フォローもあること。
”ちゃんとした声優”じゃなくてもOKな諸条件だと、つくづく感じます。


主役とトライアングルの様相を呈するエース・倉持役に島﨑 信長さん。
ツンデレな先輩男子・空知役に榎木 淳弥さん。
など脇は声優陣が固め、傷口を晒す演技も含め盤石。
ノッブか?えのじゅんか?どちらのイケボが良いか?
うどんをもう一杯すすりながら徹底審議すべき問題ですw


【音楽 4.0点】
劇伴担当は海田 庄吾氏。
雄大なトランペットのアレンジが、滑翔の高揚感をアシスト♪

ED主題歌はSHE'S「Blue Thermal」
フルート等の生楽器が踊るにぎやかなアレンジが大空のスケール感を想起させる上向きソング♪
他に挿入歌バラードもあり。


【感想】
体育会系に少なからずアレルギー反応がある私。
本作も、やれ規律だ、掛け声だと暑苦しいですw
が、グライダーの場合、事故は命に関わるため、
体育会系要素も根性論ではなく安全の必要性からと納得したので、
私も無事に滑り出すことができました。

ま、最後は結局、気合とパッションなんですけどねw


とにかく飛行シーンは素晴らしいので、是非とも劇場で体感して欲しいところですが、
上映館が余りにも少なすぎるよー(泣)

投稿 : 2022/04/03
閲覧 : 295
サンキュー:

15

リアム・ギャラガー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

話を広げすぎたことが敗因

「ばらかもん」「プリンセス・プリンシパル」の橘正紀監督。制作会社は「テレコム・アニメーションフィルム」になります。

あるきっかけから体育会系航空部に入部した主人公が、主将の操縦するグライダーで飛び、空に魅了される…といった物語です。

青春ものとしてはまぁまぁといった感じになります。主人公の成長過程、掘り下げが少し雑な印象。登場人物との関係性も浅く描かれているので、何が主人公の糧になったのかがイマイチピンと来なかった。話を多方面に広げすぎており、どれも回収することができず全て中途半端になってしまった。

投稿 : 2022/04/03
閲覧 : 72
サンキュー:

3

DNpZi11830 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/11/29
閲覧 : 1

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/11/19
閲覧 : 1

クラーリィ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/10/29
閲覧 : 1

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/10/10
閲覧 : 1

ネムネムサラダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/09/23
閲覧 : 1

ツークツワンク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/08/18
閲覧 : 5

M.M.M さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/07/22
閲覧 : 5

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/05/26
閲覧 : 9

おみや さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/04/07
閲覧 : 12

KANO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/04/04
閲覧 : 22

しむらうしろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/04/03
閲覧 : 11

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ブルーサーマルのストーリー・あらすじ

高校時代、バレーボール一筋で頑張ってきた都留たまき。サークル活動や恋愛などで充実した、“普通の大学生活”に憧れ長崎から上京するも、入学早々とある事故でグライダーを傷つけてしまう。その弁償のために“体育会航空部”の雑用係をすることに。思い描いていた大学生活とはかけ離れた環境に不満を抱いていたが…、主将である倉持の操縦するグライダーで初めて《空》へ飛び立った瞬間から、一面に広がるその美しさに魅了されていく。
「もっとたくさん飛びたい!」とだんだん《空》の世界に夢中になっていくたまき。
彼女の天真爛漫な性格は周りを明るく照らし、気づけば、共に練習に励む先輩の空知や同期との間にも固い絆が生まれていくのであった。(アニメ映画『ブルーサーマル』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2022年3月4日

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