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よふかしのうたの感想・評価はどうでしたか?
あと さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:今観てる
おしゃれな夜の街に幻想を抱いて夜更かしをする。眠れない夜に可愛い吸血鬼と街をぶらぶら徘徊する。
雰囲気は結構オシャレで作画もいい感じなんですけど、日常系やるならやるでキャラやストーリーもはっきりさせたらいいんですが、だいたい深夜にナズナちゃんと遊んでるだけでまとまりがなく結局これ何がしたいの???ってずっとふわふわしてるようで、なんとも言い難いアニメでした。おしゃれな雰囲気はあるのですが、中身があると言われると特にないですし、急なシリアス展開も中学生にやっているのを見てもなんだか白けてくる感じで、そもそも主人公が何がしたいかも最終話までつかめずにいたので、なんだか楽しめないのもそりゃあそうかなあ、と。可愛いキャラがいるだけで面白くなるわけでもないですし、なにか魅力があるというよりは吸血鬼というのがちょっと人と違うから惹かれたみたいな感じで、面白みも作り出すのも難しそうな感じ。
途中で切ってもう一度見返してみたのですが、正直切ってもいいかな…って感じで小気味よい会話劇でつまらないという印象はないものの面白い作品ではなかったですね。
やまげん さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
原作は読んでいない
吸血鬼が登場するという設定だけでなく、画の作り方などのアニメ的演出の面で、なんとなく物語シリーズを思い出させるアニメだった(ストーリーは物語シリーズとは全然似ていない)
作画とナズナのキャラ、声優さんの演技は良かったが、ストーリーは退屈で、作品としておもしろいかと言われるとうーんとなってしまう
{netabare}コウが夜に憧れのようなものを持つ気持ちはわからなくもないが、吸血鬼になりたい気持ちが全然わからなかった。しかも、コウがなぜ吸血鬼になりたいかを真剣に考え始めるのが12話からで、お前はバカなのかと思ってしまった
ただ、自分は、ストーリーなりキャラの思考や行動にある程度の合理性を求めてしまうのだけど、この作品は、14歳という少年の思春期のモヤモヤしたりふわふわした気持ちを前提にしているのだろうとも思う。そう考えたら、自分はこの作品の対象年齢外だったというだけのことなのかもしれない{/netabare}
PSvKf07387 さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ちょっと魅力を説明しづらいけどとても雰囲気が出てるアニメだと思います
あんま大っぴらに言うような事じゃないけど中学時代自分も夜家抜け出してぶらついたり友達のとこ行ったりしてたので共感できました
また主人公が学校行かなくなった理由やヒロインと同じ存在になりたいとめっちゃ軽く思ったり、人とズレてる所を自覚して悩んでたり普通の中学生っぽくて良いと思います
ヒロイン等女性陣も魅力的です
40代後半のおっさん さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
面白かったけど、人を選ぶかなと。原作者の作品がだがしかしとかも人を選ぶ感じだったので。
作画、声優、音楽ともに優秀だったと個人的には思います。
前述どおり癖が強いので万人受けはしないかなと。
ナズナちゃんかわいい・・・
ナポリタン さんの感想・評価
1.6
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
・・・・・よふかしのうたぁ~ン!!!
って感じの歌が耳について不快
作画はよかったけど画風が嫌い
主人公もヒロインもなんか擦り切れてて感情がないのでキャラクターにとにかく感情移入できない
吸血鬼の設定を都合よく改変してるのも駄目
オシャレでしょ?今までになかったでしょ?って感じで見せつけてくるけど
何も起きない日常系を見せられてるような感じ
3倍速でもテンポわるくて見るの苦痛だった
Yajue さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
独特な絵だなぁと思って見始めましたがキャラクターの魅力に引き込まれてすぐに好きになりました。
作画も綺麗でシナリオも毎話動いていき飽きさせることのない作品です。
夜更かしがテーマなので、普段の日常生活も見方を変えることで違ったものが見えてくるのではないか、というメッセージも感じ取れます。
「人間は誰しも病気みたいなものだから、各々がそれと上手く付き合っていけばよい」という作中でのセリフは現代人にも響く言葉なのではないかと思います。
全体を通して非常に見やすく、クオリティの高い作品なので、是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
U-yan さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
舞台は主に夜(夜中)。不登校の中学生の少年と吸血鬼の女の子による異種族ラブコメ。と前半は思っていました。キャラデザもちょい苦手だったせいか3.4話あたりで切りそうでした。でもね、中盤辺りから面白くなってきますよ。気付いたら後半は一気観してましたw
先ほども書きましたがキャラデザはちょい苦手です。
でも、夜の景色をとことん幻想的にする事で、主人公のよふかしに対する夢抱く想いを描いている感じがすごく素敵でした。
声優さんはとても良かった。というかメイン以外も結構豪華でしたね。
原作では続きがあるそうです。なんだかんだ2期が来たら観ますね。
kakelu さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
1話目ではそんなに面白さは感じなかったが尻上がりにどんどん面白くなっていった。
前半はラブコメ寄り、後半はバトルありきのシリアス寄り。
ほのぼのアニメでは設定上吸血鬼なだけで無害といったこともあるが、
今作の吸血鬼はしっかりと悪であり、世界観もしっかりしているところに凄く惹かれた。
一気見感想です。ありがとうございます。
作画はまるでシャフトのような個性があるが、
慣れれば寧ろ今作の雰囲気にピッタリに感じた。
音楽はOP、EDともにcreepy nuts!
最高です!!
特にOPの「堕天」が好きだった。
総評として、しっかり面白かった良作。
1話2話を乗り越えれば、完走すること間違いなし。
2期あるよね?続きが気になる!!
U さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ねこ太 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
思春期の中学生が平凡な日常から脱したい気持ちや
女性に対してどう向き合ったら良いのか
いろいろと中学生ならではの気持ちを上手に表現出来ていると思う。
吸血鬼たちも魅力的。
この先 主人公とナズナの恋の行方をみたいと素直に思ってしまった。
二期はまだあるかどうかはわからないらしく
円盤の売り上げは△らしいけど、
原作や国内外での配信人気はかなり大きいらしい
なので二期はくると思いたい。
ハウトゥーバトル さんの感想・評価
3.4
物語 : 1.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
死なない。の話
見たくせに「恐らく」という言葉を多用します
眠れない中学生が主人公です。私は今まで眠れないという感覚に陥ったことが無く、なんなら主人公のような悩みを持ったことがないために全く共感できないのですが、素直な感想としては「合わなかった」
主人公の気持ちは初っ端から意味が分からんので、私は「そういうもんだ」て思うようにしましたが、そのせいでなのか、全部の違和感が「ま、そういうもんだしね」という言葉で片付いてしまい、見終わったあと「ま、こういうもんだよね」という感覚が拭えません。そりゃ全部そう解釈してたらそうなるわな、て感じなんですけど。
私は高校の時から睡眠時間を削りまくっていて、今でも寝ようと思えば10時間以上寝れますし、寝るなと言わわれれば寝なくても大きな支障が出ないようなカラダになってます(自語)ので、睡眠に関して苦労したことがなく、物語の根本たる「夜の魅力」が理解できませんでした。だって夜は夜じゃんね?眠ってる人が大半だからそりゃ人はいないし、太陽は登ってないんだから暗いし。当たり前の事実をなぜそこまで過大評価出来るのか全く分かりません
が、1話を見た感じそこを中心に掘り下げるらしかったので私は「あ、そういうもんなんだな」と言ってしまえば考えるのをやめてしまったわけです。考えるのをやめた私なんて動画が見れないヨウツベのようなものであり、本来ならば絶対にしない選択なのですが、内容が内容ですし、かと言って切る要因に直接関わるようなものでも無いため、選択し見たわけです。
結果として最終話が終わった時に私は「ああ一貫してたなぁ悪い作品ではなさそうだなぁ」と感じました。本作のテーマ(1話)が理解共感できる人は恐らく楽しめる作品です。しかし、私のような「夜の魅力」がひとつも分からない人間は「そういうもんだ」と思わない限り、恐らく全く楽しめないでしょう。
とはいえ、共感できる人は恐らく楽しめるでしょうし、「そういうもんだ」と思ってしまえば大抵の人が楽しめるかもしれないような作品でしょうし、恐らく良い作品であると言えるのかもしれません。
が、やはり個人的に合わなかった。うん。本作好きな方、ごめんなさい。
見る際は是非「夜の魅力」を知ってから見ることを強くオススメします。私も知り次第見直したいです。
なんか本作までの流れがあるらしいです。(youtubeのコメント丸パクリです)
オードリー若林と南キャン山ちゃんがユニット「たりないふたり」結成して同名番組放送→ふたりに感銘を受けたCreepy Nuts(主に松永)が楽曲「たりないふたり」発表→それに気付いた若林がCreepy Nutsと交流を始める→Creepy Nutsが楽曲よふかしのうたを発表(MVには旧春日宅のむつみ荘やオードリーM1決勝の映像使用)→この曲に感銘を受けたコトヤマ先生が漫画よふかしのうたを連載開始→よふかしのうたがアニメ化しOP/ED共にCreepy Nutsが担当
だそう。すごいですね。漫画が出来るまでの経緯が壮大ですね。
ストーリー
{netabare}
女子に告白され断ったいざこざで学校が嫌になった主人公(コウ)は出会った吸血鬼(ナズナ)の生き方と夜に魅了され吸血鬼になろうとするものの、そのためにはナズナに恋をしなければならないらしく奮闘すると決めた。友人?(アキラとマサル)や探偵(餡子)や他の吸血鬼により意思が揺らぐが再度決意する。
告白を断れば関係ない女子からなんか言われるのもそういうもんです(まぁこれに関しては気持ちがわからないだけで実例は見たことあるので何とかなく分からなくもない感じですが)し、
それで学校が嫌になるのもそんなもんですし、
それで眠れないのもそういうもんですし、
それをきっかけ夜に特別感を見出すのもそういうもんですし、
なんかよくわかんないけど吸血鬼になりたいのもそういうもんですし、
自分の意思を持ってるくせに考えることを放棄しているのもそういうもんですし、
吸血して眷属にしたがるのもそういうことですし、
なんかやたらと身内で殺したがるのもそういうもんですし、
手が出てるのに話し合いで割と解決してしまうのもそういうもんですし、
吸血鬼になった自分が受け止められないのもそういうもんですし、
吸血鬼が眷属作りだと知れ渡ってるくせに朝日に弱いという可能性を最初から排除しているのもそういうもんですし、
探偵が個人情報どころか思いまで分かるのもそういうもんですし、
口約束で結構重大な事を決めてしまうのもそういうもんですし、
なんか急に我に返って自分の目的分からなくなってんのもそういうもんなんです。
全てはそういうもんです。一々「え!なんで!?」とか思った時点で本作はキリがなくなるので突っ込んではいけないのです。
でも流石に「俺なんで吸血鬼になりたいんだ...」て言い出した時は「お前がそう言ったからだろうが!!!!」とぶち切れそうになりましたが、「ま、中学生なんてこんなもんだよね」という仏もびっくりな寛容な心持ちで受け止めましたよ。果たして受け止めてるのか逃げてるのか分かりませんが。
吸血鬼女しかいないじゃんこれハーレムか!?と途中まで眉を潜めていたのですが、最後で安心しました。良かった男もいて。生存戦略なのね。
あとは概ね悪くないと思います。「人」の個性と価値観を主題にしたヒューマンドラマのような部類なので、好みが別れるとかではなく、一般受けの良いかもしれない作品です。
あと後半から時間飛ばしが雑くないですか?作者ちょっと疲れてきてますよねこの展開。いや脚本か?原作全く知らないので本当に知らないんです。
{/netabare}
本作で一番好きなシーンはOPです。めちゃくちゃ好き。3兆回ぐらい見た
「死なない」も良かったですね。あのEDの入り方も話題になってましたからね
なんか個人的に「シャフトとか幾原監督とか合いそうだな」て思いました。なんか夜の雰囲気とかシャフトとか合いそうですし、その他という意味が強ければ幾原監督スタイル(比喩とピクトグラムの多用)も合うんじゃないかなぁと思いましたが、別に本作がダメという訳では無いので悪しからず。
take_0(ゼロ) さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
-Cha sMIN- さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
視聴を始め、迷った末に
中をとばして
最終話近くを視聴
好き嫌いがわかれるでしょうか
物語評価4以上ある方が
数名いらっしゃる作品を
チョイスして視聴しています
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
眠れぬ不登校中2男子が初めて繰り出した深夜の世界にて、
出会った吸血鬼ナズナと共に夜更かししたり、
自分も吸血鬼にしてもらおうとナズナちゃんに恋しようしたりする。
同名連載コミック(未読)の連続アニメ化作品(全13話)
【物語 4.0点】
不良と“普通”の間のグレーゾーンを巧みに言語化。
この作品、字面にすると、どうしても非行少年の話に見えて伝えるのに難儀します。
主人公・夜守コウは学校にも行かず、露出の激しいヒロインと、夜の街を徘徊。
挙げ句、{netabare} 添い寝マッサージ店で無届けの未成年就労してみたり、
ラブホに女を連れ込んで?{/netabare} みたり。
ヴァンパアキラーが策を弄するまでもなく、補導案件ですw
ですが、夜の世界に身を委ねていると、
コウは、人間社会で普通でいるために皆が我慢している諸々を我慢しなかっただけ。
共感できる心情が多数掘り起こされ、それが作品特有の居心地の良さにつながっています。
主人公の世代設定から学園生活への折り合いが焦点になりますが、
第六話は社会人にとっても刺さる内容でした。
{netabare} 疲れ果てているのに上司の呼び出しに応じようとする白河さんを止めようとする件。
昔、辞めた会社で上司の無茶振り出社命令無視して、高速爆走した夜を思い出して、{/netabare} ウルッとくるものがありました。
人間やめて普通でいるくらいなら、まともじゃない自分を大事にした方が良いに決まっています。
……と、安心しきった所で、終盤、夜の吸血鬼の世界が如何に危険か?永遠が如何に退屈か?
コウがこのまま人間やめて良いのか?
{netabare} 吸血鬼になれる期限は一年{/netabare} など聞いてない契約詳細や現実を突きつけて自問させる構成も○。
グレ切らない塩梅もまた心地良かったです。
【作画 4.0点】
アニメーション制作・ライデンフィルム
目を引くのが背景のきらびやかに美化された夜の街並み。
深夜帯が未知の領域だった頃の憧れを思い出させてくれます。
色彩設計・滝沢 いずみ氏は『物語』シリーズのカラーデザインなども手掛けてきた色のプロ。
蛍光紫、グリーンなど極彩色を配し、夜の世界の非日常感を際立たせる。
ゆったりしたムードの中、稀に差し込まれるバトルアニメーション。
スピード感、部位欠損を伴うグロと、思い切りが良く、ここは吸血鬼の世界なのだと目が覚めます。
【キャラ 4.5点】
ヒロインの吸血鬼・七草 ナズナ。
まぐわうだの、ちちくるだの、{netabare} 先っぽだけだからだの、ズッコンバッコンのできちゃった婚{/netabare} だのw
大胆なファッション同様、自重しない下ネタは吸血鬼仲間からも呆れられる程。
ところが、いざ恋バナとなると{netabare} 恋愛学一生赤点レベル{/netabare} のポンコツぶりw
夜のフライト同様、アップダウンの激しい性格で、会話劇にリズムを生み出す。
ナズナちゃんと三角関係の様相を呈するコウの同級生女子の朝井 アキラ。
超早起きの破綻気味の生活サイクルで、夜更かし中のコウと早朝に鉢合わせる。
夜の街に出歩くのはいけないことで、朝早いと殊勝な心がけだと思われる。
これもまた世間体の欺瞞を突いたキャラ設定。
ナズナとアキラ。イカれた夜の世界と、真っ当な朝の世界。
早朝のせめぎあいを眺めながら思索にふけるのも楽しかったです。
【声優 4.5点】
ヒロイン・ナズナ役の雨宮 天さん。
セクハラオヤジ同然の?濁声までカバー。芸域の広さを改めて思い知らされました。
これならベテランになってからも、村の大ババ様役とかで貫禄を示してくれそうです。
ナズナちゃんの際どいボケにツッコむ夜守コウ役の佐藤 元さん。
メインどころを射止めるだけのキレの良さと心情を汲む繊細さを併せ持っています。
この春放送のTVアニメ版『君は放課後イムソニア』でも不眠症の主人公少年役を演じるそうで、そちらも楽しみです。
楽しい夜の世界に波乱をもたらす喫煙私立探偵・鶯 餡子(うぐいすあんこ)役の沢城 みゆきさん。
こちらも粘着質な濁声で脅しをかけてくる芸域の広さを見せる。
将来、天ちゃんとハードボイルド物とかで共演するのを見たいとか思ってみたり。
戸松 遥さん、喜多村 英梨さん、伊藤 静さん……。
ナズナの吸血鬼仲間のキャスト陣も男を誑(たぶら)かす外面を操る妙演で魅せる。
そんな豪華吸血鬼キャスト陣の中で、あざといロリ成分を提供するのが小繁縷(こはこべ)ミドリ役の大空 直美さん。
メイド喫茶ナンバーワンを射止めたという巧みな話術も再現。
吸血鬼コミュニティーを狂わせるだけでなく、私も眷属になってもいいかも?と魔が差しそうになったりw
蘿蔔(すずしろ)ハツカ役の和氣 あず未さん。{netabare} 性別の壁を超える{/netabare} ボクっ娘ボイスもハイレベルでした。
【音楽 4.0点】
劇伴担当は出羽 良彰氏。
夜のムードを壊さない静かなシンセの音色が程よいスパイス。
ですが命のやり取りをする場面ではギターを唸らせて踏み込んで来ます。
主題歌はOP「堕天」、ED「よふかしのうた」共にCreepy Nuts。
そもそも本作は「よふかしのうた」を元に構想されており、このタイアップEDは言わば“逆輸入”。
さらに、夜と、コウとナズナ二人のムードが極まった時に流れる「ロスタイム」も上々の挿入歌で、まさにCreepy Nuts無双。
勢いに乗じて?Creepy NutsのR-指定とDJ 松永のご両人はキャストとしても出演。
中々の話術で、{netabare} ナイトプールでナズナちゃんナンパしてましたw{/netabare}
えりりん908 さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
主人公の夜守コウ君は、中学2年生。
まだまだ夜遊び以前で、夜更かしするだけで、普通なら親御さんに怒られる年齢。
だが{netabare}、だからこそ、夜の街、夜の空気、夜の星空。
そんなものがいっそう魅力的に映るわけで。
{/netabare}しかし夜には魔物が潜んでいる。
それが、吸血鬼。
七草ナズナ。
夜にふさわしい怪しい存在。
でも実は、彼女は{netabare}とっても純情で。
下ネタ大好きなくせに。
恋バナが恥ずかしくて。
張り切ってコウ君に夜遊びを伝授したくても持ちネタがないってww
可愛いな、こんなギャップ感。
純情なビッチを演じる雨宮さんのCVが秀逸です。
そしてそれと同じぐらい、
超朝型、午前零時に起きて登校しちゃう朝井アキラちゃん、
それって完全に病んでます!
キャラデザインが魅力的。
セリフも、醸し出される雰囲気も素敵だし、
ちょっと病んだこと言うコウ君やナズナちゃんにいちいちドン引きするところも可愛い。
健全に病んでるJCを演じる花守さんのとぼけたCV最高!
それから、
恋バナが恥ずかしいナズナちゃんに恋バナを無理強いする
ニコさんたちが楽しいwww
力ずくってところ、大変面白かった!
戸松さん喜多村さん伊藤さん和気さん大空さんそれぞれが、役に寄り添って聞こえて。
いいですねこういうお互い裏を読みあう女子?トーク。
一歩間違えればバトルアニメになっちゃうところを、
絶妙に人間と吸血鬼の、恋のようでもあり違うようでもある、
そんなドラマに仕立てちゃうのが、なかなか技巧に長けてます。
吸血鬼ハンターも出て来て危うい展開なのに、
それでも。
夜の誘惑は果てしなくて。
闇の魅力を伝えてくれる、
満天の星空がすごく素敵!
恋を理解できなくて、それがきっかけで、
学校にも行けなくなってしまったコウ君が、
勘違いの恋ではなくて、
最後にナズナちゃんと、
ちゃんと恋に落ちること、
出来たんだよね?
{/netabare}違う?
わからなくても、まだきっと、いいんだよね。
ごる さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
だがしかしの作者のアニメとは思えないほど、180度真逆なアニメでしたw
主人公の中学生の経験にしては刺激的かつ微エロな内容になってます(°○°)
実際に〜ではなく雰囲気がって意味ですが(^^;)
アニメの表現もキャラクター以外のモブはほぼ登場せず、淡々とそのキャラ同士の掛け合いで、まるで物語シリーズのようなアニメの表現をしています(*^^*)
見ていて、すごい引き込まれるw
声優陣も豪華な面々です♪
これはもっと見てもらいたい作品です(*´∀`*)
時々出てくる、各キャラのフニフニした絵がかわいいです(*´`)
たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ato00 さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ほぼ前情報なしでの視聴です。
どこかで見た絵柄と思ったら、原作者が同じですか。
ヒロインナズナちゃんの目が逝っちゃってるじゃありませんか。
一体彼女は何を見てるんでしょう。
それともう一つ、ナズナちゃんの声が天さんですって。
低めのザックリ声の天さんは初めてです。
キャラに合わせる天さんの演技の幅に感心しました。
不登校中学生コウ君と破天荒吸血鬼ナズナちゃんのラブコメでいいのかな。
しかし、{netabare}コメディー要素が9割で、ラブ要素は終盤までは薄いです。
中でも、数少ないキスシーンは官能的で、とくにラストシーンは印象的でした。{/netabare}
ナズナちゃんが羽目を外して、コウ君が突っ込む。
こう書くと身も蓋もありませんが、この二人の間に流れる空気感が良いのです。
また、脇を固める連中も濃いこと。
人も吸血鬼も真面目なのかふざけているのか。
ただ、クールな笑いを取りに来てるのは確かです。
吸血鬼の話なので、物語はほぼ夜です。
それも、結構な深夜だから、闇が深い。
おどろおどろしくも陰湿な感じがぬぐえません。
ただ、会話がポップなので、総じて不思議な雰囲気を醸していました。
結局、何がしたかったんだろう。
しかし、何となく察しがつきます。
要は、あるがままであれってことかな。
グチグチ考えなくていいよ、肩の力を抜いて生きなって言われているような。
ともあれ、このアニメの魅力は圧倒的にナズナちゃんのキャラ力です。
茶目っ気のあるけばい目元。
引き裂けそうなやばい口元。
くるりっとした柔らかい髪。
妖艶なまでにエロい肢体。
下ネタは平気なのに恋バナに赤らめる頬。
私は終始、その愛らしさに魅せられていたように思います。
<余談;よふかしについて>
{netabare}夜更かしには縁遠い品行方正な私。
本作のアキラのように、未明に起床することが多いです。
そんな私でも、大学の5年間は夜更かしが日常でした。
たぶん、友人の影響が大きかったと思います。
だって、皆夜通し遊んでましたから。
夜更かしの歌として思い浮かべるのは、谷山浩子さんの二つの曲です。
ひとつは「眠れない夜」
眠れない夜をどうしよう
僕はため息つくばかり
眠れない夜に思い出す
僕は一人だってことを
一人で感じる夜のとばり。
暗闇の底に目を凝らしても何もない。
そんなことが妙に心地よかった記憶があります。
もうひとつは「星のマリオネット」
星が降るよ星が降るよ
私の心中を風が通るよ
一人が寂しいなんて
ただの病気さ
やっぱり夜更かしは結局一人なんです。
友人宅から帰る丑三つ時の田んぼ道。
今でも東名高速の金属音をはっきりと思い出します。{/netabare}
趙海如 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
全話を見たはずなのに、思い出せません。
そう言えば、なんか凄腕な探偵さんがいたような気が...
Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
この作品の原作は未読です。
キャラデザを見た瞬間「だがしかし」に似ているなぁ…と思ったら作者が一緒でした。
「だがしかし」の連載終了後にこの作品の連載を始めたようです。
「初めて夜に、誰にも言わずに外に出た。」
女子がニガテな中学2年生の夜守コウはただ今、なんとなく不登校中。
さらには、夜に眠れない日々が続いている。
そんなある日、コウは初めて夜に、誰にも言わずに外に出た。
夜風が気持ちよく、どこまでも自由で、昼間とちがう世界。コウは夜に居場所を見つける。
そこに突如、謎の美少女・七草ナズナが現れる。
彼女は、夜の住人・吸血鬼。
コウに、夜の楽しさを教えてくれるナズナ。
「今日に満足できるまで、夜ふかししてみろよ。少年」
夜に、そしてナズナに魅了されていくコウは、彼女に頼み込む。
「俺を吸血鬼にしてください」
ナズナは吸血鬼になる条件を教える。照れながら。それは……
「人が、吸血鬼に恋をすること!」
果たして恋を知らないコウは、ナズナと恋をして、晴れて吸血鬼になれるのか!?
ふたりぼっちの、特別な「よふかし」が始まる—
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
中学生の頃、夜遅くまで起きているとちょっと大人っぽい感じがしたのを何となく覚えています。
想えば小学生の時こそ親より早く寝ていましたが、中学にもなると親より私の方が遅くまで起きているのがしょっちゅうでした。
その頃、夜更かしのお供といえば専らラジオでしたね。
深夜1時から始まる「オールナイト〇ッポン」を聴くのが定番でした。
今では全然分かりませんが、当時はパーソナリティーが週ごとに違っており、どの曜日も面白いのでつい夢中になって聴いていたのを覚えています。
外に出たいという気持ちはゼロではありませんでしたが、アパートの構造上、玄関に最も近い場所に両親が寝ていたこと、そして3階だったこともあり、早々に断念していましたけれど…
普通に吸血鬼が日常に馴染んで生活している…
パッと見はビックリするかもですが、最近のアニメに登場する吸血鬼はペンシルバニア城にひっそりと住んでおり夜な夜な人を襲い、血を吸われたら吸血鬼になってしまうというモノとほぼ真逆の立ち位置のキャラが多いので、これだったら一緒に生活しても良いかな…などと思ってしまいます^^;
「月詠」、「となりの吸血鬼さん」、「亜人ちゃんは語りたい」などに登場する吸血鬼ならめっちゃウェルカムなんですけど…^^;
それと、嬉しいサプライズがあったのが起用されている声優さんが豪華絢爛だということです。
天ちゃん、ゆみりん、ハルカス、キタリエ、日笠さん、和氣あずみさんに、みゆきちが出てくるんですよ。
ノイタミナの作品って結構挑戦的な作品が多いイメージですが、この作品は王道ど真ん中の作品だったと思います。
特にヒロインを演じた天ちゃんと、主人公の幼馴染を演じたゆみりんは超が付くほど抜群でした。
そっかー、原作は未だ終わっていないんですね。
だから物語の結末も尻切れトンボ的に終わったのも納得です。
中途半端なアニオリでお茶を濁すよりは、こっちの方が個人的には嬉しいかな。
もしかすると第2期に繋がるという伏線も残りますしね^^
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは「堕天」
エンディングテーマは「よふかしのうた」
どちらもCreepy Nutsさんが歌っています。
1クール全13話の物語でした。
感想して振り返ってみるとしっかり堪能させて貰った気がします。
続き、来ないかなぁ…
「だがしかし」も続編があったので、こちらも続くと嬉しいんだけどな^^;
よこちゃん さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
第1話を観てこれは物語シリーズっぽい!と思いググったら、監督さん物語シリーズの監督もされた人。このキャラ動かないセリフメインで、飽きないようにカメラ視点を変えたり、背景を奇抜にしたり工夫してる。個人的な話で恐縮ですがキャラ動かないのにアニメにする必要性が疑問で、実際物語シリーズもほぼ視聴してレビューしましたが、評価あまり高くないです。何故あんなに人気なのかよく分かりません。
話が脱線しましたが、この手のアニメは話とキャラ勝負だと思いますが、まず第6話まで同じような話ばかりで面白くない。主人公コウが吸血鬼になりたいと思う気持ちが謎。幼馴染の女子が役割もよく分からない。ヒロイン吸血鬼ナズナの口の悪いキャラを推しの雨宮天が演じてるのが新鮮で、その要素だけ楽しんで観ました。
そして、第7話でOPに出てるキャラ達が一気に登場して少し面白くなったし、話も進み出した。遅すぎなんですよね、たぶんこのアニメ断念した人も多いと思います。バトル展開もあり終盤までさらに面白くなったが、1話余計な回がありスベったと思います。結局、オチはコウの気持ちの再確認で、あまり盛り上がらずでしたが、これから面白くなるのかなとは思いました。
ほぼ夜のシーンでありえない色の光だったり奇抜なんですが、幻想的な雰囲気でキャラが動かないので飽きないよう工夫してる感あり良かったです。キャラ絵は原作者が「だがしかし」の人で癖あります。可愛い美少女キャラもいますが、ヒロインのナズナが私はあまり可愛くなく(^^;)残念でした。
声優人は豪華ですので、余計にキャラを早く出していくべきだったと思います。やはり第6話までが残念です。
OPED挿入歌、Creepy Nutsに統一したのは良かったですね。オシャレ感あるし、少年サンデー連載で若い人狙ったんでしょうね。
物語シリーズが好きな人は面白いのかなと思います。私は第7話までは観てねとしか言えません。
2023年1月1日
パンツ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
物語としては、学校に行きたくない主人公が夜更かしをし街をぶらついていたら吸血鬼と出会いわくわくする日常をおくる。
出羽良彰さんの劇伴が非常に素晴らしいので
雰囲気としては最高の物に仕上がってます。
この方に雰囲気を楽しむアニメの劇伴を作ったら右に出る者いませんね。
好きだった方はぜひ「ふらいんぐういっち」という作品もおすすめです。
ソース さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:----
正直今作はあまりストーリーに大きな起伏が無いため退屈するかなと思っていた。
しかし、自分が実体験で味わったのと同じような、こっそり家を抜け出したときの深夜の独特の雰囲気,背徳感を今作は充分に醸し出せていたと感じたので全話普通に見れた。
Creepy Nutsは普通に良かったと思う。
nyaro さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
1話 夜とは大人の世界。少年がどう成長するんでしょうか。期待枠です。
{netabare} 情報が無くても分かる「だがしかし」の作者の絵柄です。ということは、この作者の最大の特徴は「女性の内面は描けない」ということです。「だがしかし」でほたるはしゃべるだけしゃべりますが、結局内面を見せません。あのグルグルの目は、ほたるの時からおもっていましたが、内面がない非人間性なんだと思います。
セックスの話は顔を赤らめないで、恋愛の話は恥ずかしい。14歳なのに女性がわからない、性に興味がない。非常に現代的ですね。これは痛い人には痛いと思います。世代が近い人からは共感を得るんでしょうか。
ノイタミナ枠ですから、この辺りにテーマ性は見出せそうですね。夜の世界とはすなわち「大人の世界」のアナロジーです。新橋的な酔っ払いも出ていましたね。あのシーンがつまり自分たちは大人とは違う側にいるということでしょう。
つまり、大人の世界を少年が知る話なんでしょう。吸血姫は成長はしません。「だがしかし」の結末は知りませんが、ほたる同様少年の前を通り過ぎるだけでしょう。ちょっとフリクリのハルコの雰囲気もありました。
それにしてもいい夜空、背景でした。少年が見る夜の世界は不思議な色がついています。それは現実でもあり現実ではない世界で未知の世界ということでしょうか。空を飛ぶというのは飛翔でもあり、また地に足がつかない不安でもあります。
ナズナさん、肉体はエロかったです。だけど、内面がないのでエロく感じない。それはあの瞳のせいなのか、言動のせいなのか。
本作の結論がどうなるにせよ、いいところに目を付けましたね。令和の14歳はエヴァのシンジと違い、性に興味がもてない。自己肯定感がないのではなく、自分自身が理解できない感じです。さてどういう話になるか楽しみです。実は成長を否定したりして。それはそれで面白そうです。 {/netabare}
2話 吸血=〇ックス。EDに多分全部何かを込めている。
{netabare} まあ、セックスとか伏字にするようなものでもないですが、題名なので慎みました。
あれ、化物語?という感じでスタートしました。ちょっとメタ的な虚構感を出したいんでしょうか。EDとか見るとそんな感じもあります。
それは良いとして、なるほど吸血はセックスのアナロジーという感じなんですね。年上のビッチ女…というより食事のためなら「パパ活女」という感じでしょうか。いや、EDとかみるともっと直接ですね。風俗嬢的です。恋愛には照れてしまうという感情が非常に納得できます。
私はどうも魅力的な売春婦キャラにメチャメチャ弱いので、ナズナさんが一気に気に入ってしまいました。照れると急にナズナさんがエロく見えるのが不思議です。
EDはすごかったですね。ちょっと信じられないくらいのクオリティでした。美術面でもそうですけど、テーマ性がフルフルで込められている感じです。
EDではナズナのエロをあえて強調しています。「泡」はソープ嬢的ともいえるし、直接そうでなくてもそういった場面を連想させます。ナズナの本来の生き方を表しているのでしょう。ペットボトルやグラスが溢れでていましたね。露骨なアナロジーですね。
レモンは何でしょうね。甘酸っぱさの象徴でしょうか。レモンの花子言葉は「誠実な愛」らしいです。それがグルグル回っていたし、レモンから汁が溢れています。
ナズナさんが、作り物の街を破壊する存在なのはわかりました。イスは普通は権力の象徴ですけど…どうでしょう。光が当たっているのでそういう意味はありそうですが、あまり権力的なイスにも見えません。この辺りが思いっきり何かを象徴していましたね。単純に見れば既存の社会、価値観の破壊者ですが、どうでしょうね。今後どうなるかちょっと楽しみです。
で、売春婦との恋愛ドラマは悲恋が多いですよね。まあ、吸血姫は直接売春婦ではないですが、住む世界が違う…うーん。少年マンガだからどうでしょう。子供になって遊ぶというのも無邪気に見えて欠落や寂しさですからね。しかもその遊び道具がトランシーバー…おもちゃのコミュニケーションツール…まだまだ気持ちの伝え方が子供だ、ということでしょう。
いずれ少年が成長すると、やっぱりフリクリみたいに目の前を通り過ぎて行くんでしょうか。他の女性キャラも出るみたいだからどうでしょうね?
あおりと俯瞰の画面がある作品は作画技術に自信がある証拠でしょう。安心して見られます。
で、新キャラでましたね。彼女と最後くっついてナズナとは…になるとまさにフリクリですがどうでしょうね?
とにかく2話、素晴らしいストーリーと演出、EDには感動しました。視聴は決定ですね。 {/netabare}
3話 生々しすぎて正視に堪えない、という人がいても不思議じゃない感じです。
{netabare} 改めてOPじっくり見ると、OPのイチジクの葉ですけど、恥ずかしいものを隠すの意味があります。りんごは禁断の果実でもあり、誘惑でもあります。まあ、そういう話ですね。吸血で友達の前でそういうのやめてとか。いつもやってるの?とか。EDもそうでしたが、本作は全編にわたってアナロジーがちりばめられています。
3話の副題が「いっぱい出たね」ですし。
アキラと再会した後の、ナズナとの布団のシーンもまさにその行為のアナロジーですし。女の友達と数回あうだけで、俺の事好きとか思春期過ぎるでしょう。なんでもラブ。セリフの通りですね。主人公はナズナを好きになるために一緒にいたのに、アキラにも期待する。主人公のマインドはやはり幼いです。
で、友達とは何か、なぜ連絡を取らなかったのか、か。そして、学校の存在意義…か。やっぱり既存の社会に対する価値観もテーマなんでしょうか。吸血姫は異質な存在…すべて破壊するもの。夜とは反社会。セックスは隠すべきもの。
なぜナズナが怒っているのか想像ができない。友達の定義。解答が言葉にならないと何も理解できない主人公。ゼロかイチかの解答を必要とする。現代的ですね。思春期の肉体と精神のモヤモヤに解答が欲しい。そして誰かとつながりたい。生々しすぎます。本作に本能的感情的に反発する人も出てくるのでは?
これは難しい話ですね。テーマを深掘りするほど訳がわからなくなる沼にはまりそうです。どう展開しどう畳むのでしょうか。
それにしてもアキラちゃん、ふくらはぎ…腓腹筋、ヒラメ筋が発達しすぎですね。3:42を見てください。ナズナが夜の女でなよっとしているのとは対照的です。スポーツやっている設定かな。この辺りの対比にテーマ性を集約して絵で見せたのだとすれば作画はものすごく優秀ですね。
追記 あれ?肩幅も広いし…アキラって名前って…ひょっとして男…にしては胸あるよね???ただ、髪型とか、顔の造形とか…んん?腰から下の骨格と子供のころの足が内股なのは女性的なんだけど…ただ、瞳と睫毛がなあ…
幼馴染の性別は疑えの原則が発動?名前が中性的だし…うーん。ブルーピリオドの1話ではちょっと騙されたしなあと思ったら声優さんが??? {/netabare}
4話 今のところずっと言葉遊びです。アキラが出てきたので飽きてはいません。が、単調になりつつありますね。
{netabare} なんか「14歳すぎ」ですね。見ているのがすごく恥ずかしいです。思春期のモノローグ。キスがどうとか性行為とか好きとか嫌いとか。手が触れるだけで恥ずかしいとか。
遊ぶとか寝るの意味をどうとるかとか。少年誌だから暗喩で終わるんでしょうけど、問題は内面にどこまで踏み込めるかです。ナズナさんは舞台装置なので、もちろんコウの内面です。アキラまで行ければなおいいですね。
せっかく恋愛と性行為の対比をしているわけですけど、今のままだと寸止めドキドキで終わるんでしょうか。少年誌だから限界あるし、そのための吸血姫ですからね。
とはいえ、朝井アキラちゃんを出すことで設定の理解は進んでいます。結局、朝井アキラちゃんは思いっきり巨乳少女そのままでしたね。男だったら面白かったのに…と思いつつも、アキラが求めているのは友情問題、孤独などはあるみたいですね。
恋愛ゲームのシーン面白かったです。プレステだし。萌えをメタ的にギャグにしているし…
視聴継続して、また新キャラが出てきたり方向性が分かってきた辺りでレビューすると思います。 {/netabare}
5話 エロすぎ笑った。なお、彼女に元カレとの〇〇〇について聞いてはいけません。聞きたくても我慢しましょう。
{netabare} あるいは彼女が風〇嬢だったらどうしますか?それで生活していたんだけどなあ、と言われたら。
いや最高でしたね。「楽しいのもストレス」というのも良かったし、なんかNTR…ではないですけど、彼女の昔の性体験を聞くようなドキドキ感。それが風俗勤めとか…
男心と思春期の性欲。すごい話です。なんとなく思春期に引き戻されたような感覚がとてもいいです。
あとナズナちゃんのエロさって肌の色?{/netabare}
6話 非日常とはなにか?変性意識状態を良く描けていました。
{netabare} 会社員の日常のしんどさ。会社の仕事が日常生活に精神的に喰いこんできます。さらに白河さんの場合深夜の呼び出しがありました。彼女に必要なのは非日常でした。
その非日常の最たるものがナイトプールですね。プールというのは水が大量にある、というだけで不思議な場所です。そこに深夜、半裸の男女がいて、妖しい照明に、更にお酒も入って…さらに塩素の匂いなども相まって、普段の意識とは全く異なる世界です。これは催眠にかかっているようなものですね。
そこでナンパをしていた男2人が思いのほかいい人というか普通の人というのも注目ポイントでしょう。解放によって性格が変わるんでしょう。また、解放することが苦手なコウ君がナイトプールで一人だけ日常から抜け出ていなかったのも描写として優れていました。
そして、学校のプールに真夏に忍び込んで遊ぶ。これもまた、中学生くらいのときにやる非日常です。中学生のコウくんにとってナイトプールは場所が異質すぎて解放感よりも警戒感なんでしょうね。むしろ中学校のプールくらいのほうが、コウくんの非日常にとっては、リラックスできるのでしょう。ナズナちゃんと2人きりになれますし。
思春期のコウくんと白河さん、そしてナイトプールの2人組。それぞれの日常と非日常。ストーリー展開も見せ方もとても素晴らしかったと思います。
これを見ると本作のいう夜更かしは「変性意識状態」についてを描いているということがわかります。変性意識状態というのは、ググって貰えればわかります。(ウィキの説明はたいしたことがないので、変性意識-盆踊りとか変性意識-音楽、変性意識-登山とかでググってみてください。)
意図してか図らずもなのかわかりませんが、非日常の中に身を置くと自己肯定感につながるそうです。その一方で宗教的なトランス状態に陥り、洗脳にかかったりもするみたいです。要するに薬物ですね。
そういうところを掬い上げたこの6話は、非日常の大切さ、人間というものが非常に良く描けていました。
レジャーや遊び、そして違う人と話すこと。これの有効性も表現できていたと思います。
つらい現実もあり、NTR的なモヤモヤ、エロスもあって、何か人の心をざわざわさせる回でした。かなりの人の心に刺さるのではないでしょうか。生々しすぎて正視できない人がいても不思議ではないですね。
なお、アキラちゃんはもう出てこないとなると、それぞれのキャラはゲストキャラ?となるとゲストで1テーマがあるんでしょうか。アキラちゃんの回では友情と男女…と短絡的に読み取っていましたが、描かれている内容はもう一度確認しておいた方がよさそうですね。
追記 「変性意識」ですが、ググり方は「変性意識-ハレとケ」…でもいいですね。ハレとケ…つまり共同体も祭りもなくなった現代人が生き残るためには?という、非日常という生存戦略をアニメという形で見せてくれている感じがあります。
それとナズナちゃんの家がいわゆるミニマリスト的な感じなのも含意がありそうですね。モノを持つこと、持たないことの意味も考えたほうが良さそうです。 {/netabare}
7話 あー展開してしまいましたね。ストーリの進行を慌てた感じです。これはちょっと嫌な予感がします。
{netabare} 人間が増えて行く分にはよかったんですけど、吸血姫かあ…答えが全部ではないですけどセリフで語られてしまいましたね。せっかくの文学的なモヤモヤがあったのにちょっともったいないですね。
吸血鬼同士の会話に女のテクニック的なものがありましたけど、やっぱり実際にコウくんを外で順番にナンパ(死語?)してほしかったなあ。
ちょっと作者があきちゃったんですかね?それともこの退廃的な雰囲気が少年マンガでは受け入れられないので、分かりやすくしちゃった?
最後の感じだと吸血鬼化にタイムリミットがあるんでしょうか。
それにしても、不思議な街だなあとおもってましたけど、今回って海浜幕張?の幕張メッセ周辺?まあ、いろいろお世話になった場所なので何となく記憶にあります。
あれって京葉線の高架っぽいですよね。で、ラウンジ的な場所の背景にあったのはメッセの国際展示場に見えました。あの最後にいた場所は近隣のホテルのラウンジかスイートルームの一部かなにか?
ただ、初めの喫煙所ですけど、駅は海浜幕張ではないと思いますので、隣の新習志野辺りなんですかね?確認してませんけど。{/netabare}
8話 感覚的情緒的なものが、思考的観念的になった?
{netabare} 1年っていうのは、どうでしょう。受験までの日数のアナロジーでしょうか。中学生の大人になるまでの悩みですから、当然タイムリミットはあるでしょうね。となると、本作はやっぱりフリクリエンドな気がしてきました。
ナズナちゃんが「好きになる」という気持ちがわかったらどうでしょうね。旧来の価値観だと目の前からいなくなるのが正解です。つまり、最後の事件としてあの吸血鬼との抗争の末、吸血鬼になれなくても命は助けるけどみんないなくなるとか記憶をなくすとか?
期限がついたということは、ナズナちゃんは彼を眷属にしないし、彼の前から去ってゆくのが一番濃厚ですね。
ナズナちゃんは、おいしい血をすう…つまり、メリットがあるから近くにいます。いっぽうでコウくんは現状から逃げたいのでナズナちゃんにすがります。この関係が崩れないと成長がないです。既存の価値観を崩すということで、工夫がある終わり方になると面白いのですが、どうなるんでしょうか?
キャラ的には「だがしかし」の焼き直しになりそうな配置になってしまいました。原作者は多分女性の描写が苦手なんでしょうね。ホタルちゃんほどではないですけど、ナズナちゃんの内面も非常に単純だし、他の吸血鬼はステレオタイプのビッチあるいは婚活女子だし。
となると「だがしかし」の最終回のがっかり感を再現するんでしょうか。少年向けだからしょうがないとはいえ、唐突というか無理やりすぎでしたね。
全体的な構造が非常にわかりやすくなってしまいました。極めて思考的観念的になって行きつつあります。夜更かしの感情的感覚的情緒的な話から、どんどんわかりやすく思春期の悩みを見せてしまっています。特に7話以降で当初の幻想的な訳の分からない話の中のモヤモヤ感が急速に薄れつつあります。
話展開させないで、最後突然ナズナちゃんがいなくなる、みたいな感じがよかったかなあという気もします。まあ好みの問題ですけど。{/netabare}
最終話 他の吸血鬼が出てから、急に面白くなくなったと思います。
吸血鬼になると人を殺すか眷属にするか、あるいは我慢するという設定が足枷になって、畳めなくなった感じですね。原作がどうなっているのかしりませんが、アニメ版のオープンエンディング、つまり今後の事は視聴者に委ねる、というのは、狙った結末ではなく畳めなくなったのでなんとかソフトランディングを狙った風に見えました。
コウくんの吸血鬼になる=人を殺すか渇望に耐えるという悩みがどこかに行ってしまいましたね。物語を展開させるために吸血鬼の部分をクローズアップさせたのが、破綻を生んだ気がします。
前半は、吸血鬼になるには恋愛というきっかけが必要で、なった後は、他人の性や欲望が無ければ生きられない、という大人の世界=夜の世界のアナロジーで、酔っ払いとか会社員のおねーさんとかで大人の世界の厳しさと、アキラちゃんで友情などもかなりいい感じだったと思います。
うまく思春期を描いていたのに、物語の中心が吸血鬼設定に移行したことで、視点がブレた気がします。
他の吸血鬼が出てから、急に面白くなくなったと思います。狙いも演出も悪くなかっただけに竜頭蛇尾感がすごくて、残念な結果でした。
うにゃ@ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
だがしかし同様で作者の絵が好きなのだが、七草がトガヒミコに被る。
中学生が夜を一人で内緒に外出する楽しみというのは理解でき、懐かしい。
恋、友達、やりたいこと等と思春期ネタを中心に話は展開していく。前半は夜の眷属はリスクない感じだが、後半は吸血鬼のリスクに近い話も出てくる。ただ眷属についてなど謎は開示されないままの謎も多く、最後まで謎のまま。
作画はとてもよい。OPEDも良い。
星見キク関連は13話にはいらなかったかなと思った。
100点中75点
STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
tt さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
よふかしのうたのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
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