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「転生王女と天才令嬢の魔法革命(TVアニメ動画)」

総合得点
61.9
感想・評価
296
棚に入れた
505
ランキング
4736
★★★☆☆ 2.7 (296)
物語
2.6
作画
2.9
声優
2.8
音楽
2.7
キャラ
2.7

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転生王女と天才令嬢の魔法革命の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

空と虹

転生者であるアニスは魔法が大好きな女の子だけど……魔法が使えない女の子。
だから、アニスは魔法と化学を合体させた魔学と言う力で空を飛ぶ!

簡単に言うなら「化学と魔術が交差する時!物語が始まる!」って奴ですよ。

彼女は自分のやりたい放題で伸び伸びと生きています。
自分が好きな事をしたくて王族でありながら王位継承権を放棄する。

いいですね!
自分がやりたい事を全力で出来るってのは素敵な事ですねww
見てて楽しいです。

で、王位継承権は弟のアルが継ぐ事になるんですが……
コイツがまた我儘で……
まっ、気持ちは解るかな。
望みもしない政略結婚……
誰かの敷いたレールの上を歩くのは楽だけど生きていく上では息苦しい。
好きな人をくらい選ばせてくれよってのも解るよ。

でも、それは我儘だ。
そして、その我儘を通す為に婚約者であるユフィリアを利用しちゃダメだよ。
ユフィリアと婚約破棄をしたいが為にユフィリアに身に覚えのない悪意を押し付けて人前で陥れて泣かせてさ、彼女の友達にも無理やり協力させてさ。

結局、気に入らなかったんだ全て……
姉が王位継承権を破棄して棚ぼたの様な王位継承権も、魔法が使えなくて本来なら否定されるべき姉は魔学なんて功績を残し認められてることも、好きな事をしてる姉や文句言いながらも姉を評価してる父達も、婚約者すら選べない事も……

逆に言うとユフィリアは立派だよ。
彼女はアルが好きでもなくて多分王族のポジションなんて二の次三の次なんだろうね。
国民の為に寄り良い国になればと想い貴族としての勤めを果たそうとしてたんだよね。

こうした決意って中々出来ないよ。
気持ちとしてはアルの方が言い分も解ります。
やり方は最低だけど、自分がその立場に立つと私はその立場から逃げちゃいそう……
だから私にアルを否定出来る部分はやり方だけかもしれません。

でも、だからこそ、ユフィリアは立派です。
貴族としての勤めを果たそうとする生き方はホントにカッコイイ生き方ではないでしょうか?
アルは彼女の気持ちも理解してなければ、自分と向き合おとしてくれるユフィリアと向き合おとしたのでしょうか?
彼女自身を見ようとしたのでしょうか?

納得出来なくても、そうした簡単な事すら出来ないアルに婚約破棄を言い出す権利なんかない!

でも、婚約破棄で良かったかもね。
こんな最低男とかさ。
で、アルが新しく婚約者として選んだのがレイニですね。
レイニ……こんな最低男のどこがいいのかな?
恋は盲目なのか、アルを愛してるのか……

私なら全然ユフィリアが婚約者で問題ないけどなぁ〜即OKですよ!
え?誰ですか?ユフィリアが嫌がるよとか今思った人はwwww

そんな中に偶然窓から飛び出して地べたに顔面HITして登場の姉アニス……この子……いつも何か決まらないよねww
で、彼女があの最悪な場所から連れ出してくれた。

最初はアニスの行動や発言にも引き気味だったユフィリアも段々とアニスを認めてゆく。
アニスはさぁ、国王には毎回怒られてるけど、アニスがアニスで良かったなぁ〜と思います。

こう言う子だから、あの場からユフィを救い出せたし、こう言う子だから自分の事もユフィの事も考えた提案が出来たんだと思います。

国王もさ、普段はアニスに怒ってばかりでアニスの「魔法の使えない子の子供なんか」って発言に国王が「孫の顔をみたいと言う親心が解らんのか」って言葉を聞いて素敵なお父さんだなぁ〜と思いました。

この世界は魔法が全てでアニスは魔法が使えなくて、それでも魔法なんて使えなくても、そんな王家の面子とかも気にしない、しっかり娘として彼女を見ている。
娘として娘の幸せを願える優しいお父さんだと思いました。

ユフィの父は立派なお父さんだね。
彼女を娘としてしっかりと見てるんだなぁ〜と感じました。
多分、ユフィとお父さんは今までこんな会話して来なかったのかな?
1番傷ついたのはユフィだからこそ、そう言う気持ちを考えての言葉だったのかな?と思います。
少しはユフィも気持ちが楽になったかな?

アニスとユフィの実験はww
箒で飛ぶ時の「手を離さいでくださいね」のやり取りは子供の自転車乗る練習の時のシーンを思い出すww
あぁ言うのって自転車でも支えてくれてるから走れるけど、振り向いて1人だと気づくと不安になりパニックになり転ぶのですが、箒も同じなんですねww

ユフィための魔道具……「アルカンシェル」この作品のOPも確か……
この魔道具はのアニスがユフィの事を沢山考えて創った魔道具で、この時のアニスのユフィへの魔法の感想を聞いて少し感じたのは……

アニスはもしかしたら「魔法」を好きになったのは「ユフィの綺麗な魔法」に憧れてたのが彼女の魔法への憧れであり魔学の始まりなのかな?と感じました。


VSドラゴン

アニスが冒険者登録をしていた事に驚くユフィ。
アニスは国の危機に立ち上がりその危機の現況であるドラゴン討伐をする事になり、アニスを説得しようとするもアニスの意思は固く、ユフィはドラゴン討伐へ行くなら一緒に行くと言い出す。

アニスって冒険者としては優秀だけど、やっぱりドラゴンって圧倒的で苦戦を強いられる。

ユフィは怖くなっただと思う。
アニスは1度ドラゴンに撃ち落とされてしまったし、もしもの時に彼女を失ってしまう事が……

だからこその提案、1人ではなく2人の戦い。
転生したアニスの戦闘センスと、天才令嬢の知識とサポートでドラゴンと戦っていく。
そして彼女はドラゴンの力と呪いを得ることになる。

戦闘シーンはそう長くはないけど一手がド派手な印象かな?
ドラゴンの後ろに回り込むシーンや魔力を切るシーンは印象的な一撃かな?と思います。


レイニは吸血鬼だった……
しかし、彼女は自分が吸血鬼だと言う事も知らずアルが彼女に興味を持ったのは彼女が意識してない間に出ていた「魅了」の力だったのです。

「魅了」の力は相当強いみたいで……
アニスが面倒を見る事になりますが……
レイニはユフィと因縁があったけど…
けど、ユフィは全てを理解してくれる。


ユフィが受けた心の疵ってのは大きくはあったと思うけど、レイニを責めなかったのは彼女は自分の事よりもレイニの事を考えた結果だと思う。
仮にユフィが怒ったとしてもそれは当然でレイニはそれを受け入れたとは思う。

けど、ユフィは自分よりもショックを受けてる人の事を優先して理解した上で会話して考えられる優しさと強さがある女の子なんだと思いました。

アニス達が不在中にレイニ達は襲撃を受ける……襲撃犯は時期国王のアル……彼は右手でレイニの身体を貫き彼女の身体を引き裂き吸血鬼の力を手にしたのです。

そこに駆けつけて来たアニスとユフィ。

国を掌握する為にヴァンパイアの力を手にしたアルと弟を止めるために姉として立ち上がるアニスの姉弟喧嘩が始まる。

アルの言い分はさ凄く自分勝手だと思う。

姉と比較されて「アニスに魔法の才能があれば」なんて他者の言葉を気にやんだ。
そう言う事を言われるのは辛いよね………
それは解るよ……才能ある人が居て努力を重ねても届かなくて努力を見て貰えず掻き消されてしまう…………

けどさ、それは仕方ないんだよ。
それでも努力を続けてさ、いつか国王がアルで良かったとおもって貰える様な王になればいいじゃん。
そんな風に言うやつが居なくなるまで努力を重ねるしかないんだよ。
簡単な事じゃないけど、だからこそ価値がある!
頑張る価値はあったんだよ。


アル「この世界は魔法が全てなんだよ」

今はそうかも知れないけどさ、アニスを見なよ!
魔法が全ての世界で魔法を使えなくて、それでも努力して、周り(国民達)が少しづつ考え方を変えて認めようとしてるんじゃないの?

それには気づいていたのでしょう?
結局、怖かった。
自分が姉を認めてしまいそうで認めてしまったら自分の全てを自分で否定してしまいそうで、認められなかったんでしょうね。


アル「平民を人とは思わない貴族、平民を称え貴族の位を授けようとして貴族の氾濫が起きた」

凄いよ。
平民を称えた人は……
結果、氾濫が起きた?
けど、そんな風に国を変えようと動いた人が居てその事は誇る事じゃないの?
私には国を変えたいけど氾濫が怖いって足踏みしてるようにしか見えないよ。

ちゃんと努力はしてたの?
氾濫が起きない方法とか考えたりしたのかな?
氾濫は怖いのは解る……
けど、1人で背負い込まなくていいのよ!
それこそ周りを頼るべきだったんじゃないの?
それが国をよくしていくんじゃないの?


自分には「何にも秀でず何も出来ない、努力を重ねても努力すれば手が届く程度の事しか出来ない」

私も何1つ秀でた物はありません。
だから、解るその自分の無力さや情けなさ、、、他人を羨んでしまう醜さも……

でもさ、努力すれば手の届く程度の事が出来たんでしょう?
それが凄いことだよ。
それがアルの武器なんだよ。
思い描けばよかったんだよ!
国をよくする誇らしい王になる為に!
努力を積み重ねたら手が届いたかもしれないじゃん。


2人の過去……
アニスとアルが城を抜け出して魔物に襲われてしまう……
けど、その後に「アニスがアルを殺そうとした」そうした噂が流れ初めて、噂を止めようとして王位継承権を捨てた。
アルに危害を加えませんって意思表示を……

でも、アルも本当は王位継承権なんて欲しくなかったんだと思うんです。
ただ、仲のいい姉弟で居たかった。

でも、姉が王位継承権を捨てたらアル1人が王候補になり負担が掛かり始めたのだと思う。

周りの期待に答えないと、俺がなんとかしないと、そんな恐怖や不安が幼い頃から彼にのしかかったのではないでしょうか?
そして、姉が才能を開花させて焦りが出てしまった。

アル「寄り良い物を否定して伝統ばかり固執する」

これはね……新しい事をする事は誰もが怖くて踏み出せない、伝統通りにすれば安定はするけど進歩はないです。
伝統は素晴らしい事かもしれませんが、踏み出せない人や国には新しい未来はないと思います。

「誰かを想える人は王には相応しくないと罵られるんだ」

なんでだろうね。
魔法が全てだからかな?
でも、私は「誰かを想える人」が王には相応しいと思う。
才能なんてなくてもいい。
1番大事な物は「思いやり」民の気持ちを考え民の気持ちに寄り添える王が私は相応しいと考えます。

才能なくても、国は王だけが運営するわけではないし、他の才能がある人達と協力すればいいだけだよ。
それこそ、アニスの話す「人と人が手をとりあえる王様」ではないでしょうか?
誰だって何だって1人で背負い込まなくていい!
協力していけばいいんです。


アルの「産まれて来なければ良かった」ってセリフを聞いて私は涙が出てきてしまいました。

アルのした事はどんな理由があっても許される事ではないけど、そこまで追い込まれて居たんだって…………
他人を傷つけて、迷惑を掛けて、好き放題して……

1人で何年も抱え続けて、やっと抱えてきた不安を言葉にして、最後に出た言葉がこれで……
結局は全てが自分が産まれた事を否定して自分を責めてさ……
きっと、もっと早くにアニスと言葉を交わしてたらこんな事に、こんな気持ちにならなかったのかな?っておもいます。


アニス「私がこの世界で普通で居られたら貴方はこんなにも苦しまなかったのに……守っあげられなくてごめんね。」

このセリフも来るものがありますね。
結局、この姉弟は優しいんだ……
2人に元々悪い所なんてなくて…………
あの日の噂が元で2人の気持ちは距離を取り始めた。

多分、悪いのはあの日の噂なんだとか何かのせいにすれば楽になれる事もあると思う。
けど、2人は周りを責める事も誰かを責める事もなく最終的にはお互いを責める訳じゃなくて、自分を責めて……

産まれてこなければとか、普通に生まれてたらとか、自分を責めるのが見てて凄く不器用に見えて……

傷つきながらも、こんなやり方しか出来ない姉と弟を見てるのが凄く辛くて私は涙がボロボロ出ました。

やっと分かり合えたのにアルは辺境の地へ飛ばされて一緒には居られなくて……
でも、アルはいい目つきになった。
スッキリした感じが伝わりました。

結局、何が悪かったのかな?
私はね。
アルがした数々の事は間違えだと断言する!
でも、気持ちが解る部分も多くあって、その上でもやっぱりアルの間違えは許されない事だよ。

アニスだって……あの日のアルを拒絶しちゃったけどさ、それも含めて、周りの人がアニスやアルをしっかり見て考えて気にかけてあげたら、こんな事にはならなかったんじゃない?

あんな噂、子供のアニスが聞いたら怖くなるし噂の誤解を解きたくもなるよ。
その結果、アニスに辛い選択をさせて、アルを歪ませたんじゃないの?と思いました。

アルが追放されて王位継承権が復活したアニス…………
けど、アニスには思う所がある……それを察したユフィとレイニも力になろうとするも「あんまり関係ないし」と言われるけど、関係ないってのも言われると辛いよね。

他にもアニスも心配してくれる人が沢山居て、その人達にも解るくらいにアニスは無理をしてる事に気がついて……それでもアニスは弱音を吐かなくて。

彼女は魔学を捨てようとしてました。
国民はアニスが大好きだけど、それは今のアニスが好きなわけで……

王女になるには今の自由を手放さなきゃいけない訳で……そんな彼女は彼女らしくあれるのだろうか……それは彼女にとって本心から幸せなんだろうか?

王位継承権が復活した彼女は精霊進行派の爺達との会談は、なんだこの嫌味な爺達……
平気で嫌味を言うわ、魔学はいけない?貴族だけに許された魔法恩恵を平民が手にするのは貴族や王族を陥れる事になる?

自分達の事ばかりしか考えてない爺ばかりじゃん。
平民が魔学で魔法を使えるようになるのに不満があるだけじゃん。
そんな所詮与えられた魔法なんかに胡座をかいて自分の立場を守るために必至な奴らがアニスが自ら手にした魔学を否定する権利なんかないよ。
アニスも何も言わないけど、言われっぱなしでいいの?と思いました。

話を聞いてると吐き気がするレベルで嫌味、セクハラ、パワハラの最低発言しかなくて、こんか最低な奴らがこの国のお偉いさんなのかと思うとなんだろ……情けない……同じ国民なら恥ずかしい。
アルが言っていた意味が少し解る様なシーンでした。

そこで、ユフィは1つ大きな決意をする!
彼女が精霊契約をし王女になると言い出す。
そして精霊契約を真実を知るも彼女の決意は変わらず……

契約後に不老不死……
多分、不老不死ってリアルヤバい……死なない死ねないは……不老不死って結局永遠に生きれるけど、例えば事故にあっても身体がペチャンコになっても激痛と共に生き続けたり、病気になると下手したら永遠に病気で苦しんだり、大切な人はドンドン寿命が来て自分だけが取り残されていく……

正直メリットよりデメリットが大きい気がする。
最後には精霊になるらしいけど……わからない精霊はなんだろ?妖精さん?


アニスはそれにショックを受けてしまう。
「アニス様が王になるのは許せないのです。」この言葉は貴族がアニスが魔法を使えない事で信用を得られない点やアニスが望まない王にならないでいいようにとか色々な意味の込められた優しい意味を持つ言葉なんだけど……

アニスはそれがショックだった……
精霊契約をして自分の変わり王になろうとするユフィ……

アニスにとっての王は……
彼女は認められなくても、この国の王女であり……それをユフィに奪われるたら自分には何の価値もない。

人を魔法の有無でしか判断出来ないクソ貴族の住む国だとしても……それは先祖代々、父や母が守ってきた国で、苦しくて悩んでも手を差し伸べられても、王女である事は捨てられなくて……

私もティルティが言うように、こんな魔法でしか人を認められない様な国なんて滅びろ!捨てちゃえ!って思うんだ。

でも、アニスは知ってるんだ、そんな救えない国だろうと、国民は皆優しくて、父や母やアルが今日まで大切にしてきたのを近場で1番見てきて、アニス自身が楽しく幸せに暮らしてきた国でもあるから。
貴族はゴミでも国には素敵な場所や人も沢山沢山あってやっぱり捨てられないんだと思う。

彼女は王族で魔法が使えなかった事にショックだったんだと思う。
アニスの「この国の王女で父と母の娘で、私を要らない子にしないで」って言葉聞いて思った。

彼女は魔法を使えない事実を知った時に父と母の娘じゃない様に思えたのかな?って。
現に、それをアニスはユフィが吐き出していたので……

そして、アニスの「父と母が守ってきた国を私が壊したくない。」ってセリフも魔法が使えない自分が、それを壊してしまうかもしれない事が怖かったのかな?とも。

だから、彼女は魔学を生みだした。
魔法……魔学が使える事が父と母の娘である証なんだと考えたのかな?と……
魔法は使えないけど、魔学は使えるよ。だから要らない子にしないでって……
その一心で頑張ってきたのかな?

そして、アルが生まれてアルが魔法が使えるから王になって貰えると思ったのかな。
だから、魔法が使えなくても要らない子にはならない。

けど、アルが居ない今、もしもユフィが養子にきて父と母の娘になると、王の立場も娘の立場も奪われてしまうような気がしたのかな?と思います。

ユフィの提案って素敵な事だと思う。
大切な人を思って出来る決断やそうまでして大切な人に夢を叶えて欲しい、大切な人に幸せになって欲しいって優しい気持ちはホントに素敵だと思う。
アニスは家族や友達に恵まれてるのを感じます。

けど、アニスもユフィが大切だからユフィを犠牲にしたくない。って気持ちも解る。
友達を犠牲にして得る夢に価値はあるのだろうか?
その夢を喜べるのだろうか?
色々と考えてしまう。
大切な人であればある程に。

だからアニスはユフィに「勝負」を挑む。
お互いの為にお互いを思う優しさと優しさがぶつかる勝負を。

王にしたくない者も全てを捧げたくない者の戦い。

2人の言葉のぶつけ合いは本当にお互いの事が大切に思ってる事が伝わります。
そうまでして幸せを願える相手が居て、幸せを願ってくれる人がいる事は幸せですね。
優しい者同士だから譲れななくて負けられなくて大切だからこの勝たなきゃいけない戦い。

結果は…………

この戦いを終えて。
私は凄く安心しました。
ずっと弱音を吐かずに「大丈夫」と言ってきたアニスが不安や不満を吐き出した事が……
中々、そう言う事って言い出せない事が多かったんだろうし、吐き出すきかいがあったのは本当に良かったなぁ〜と。

父と母にも抱えてきた不安や申し訳なさについてお話出来てさ、お父さんとお母さんと本心から話しが出来て聴けて。

そして、アニスの秘密。
転生王女、前世の記憶を持っている。
彼女は本来のアニスから転生者の自分がアニスの身体を奪ったのではと考えていたみたいで……
まっ、これもユフィの言う通りですよね。

前世の記憶か……例え前世の記憶を持っててもアニスはアニスで、他の誰でもないよね。
私も転生するなら魔法の世界がいいなぁw
私ら転生したら前世の記憶は欲しいかな……良い記憶ばかりではないけど忘れたくない記憶も人も居るからww

アニスも環境的に記憶は引け目を感じたのかもしれませが、多分アニスは大丈夫だと思う。
ユフィがそう言ってくれたからきっと。

そして彼女達が掲げた新しい国の姿は素敵な物でした。
アニスとユフィの不老不死の話は良かったなぁ〜
最後のナレーションをよく聞いたら不老不死の件がどうなるのが予想出来るのも素敵な演出かな?と思いました。

最後は百合化したwww
でも、素敵な関係だと私は思いました。

今期で1番泣けたかも。
こう言う話しも私は弱いみたいたい。

すみません、めちゃくちゃ長くなって自分でもビックリしてます(*꒪꒫꒪)

投稿 : 2023/03/30
閲覧 : 53
サンキュー:

6

ネタバレ

カミリス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

打ち切りみたいな最終回

原作ファンにとってはうれしくも微妙な構成でした。


{netabare} 弟のアルガルドとの決闘から、ユフィリアの女王即位までの流れがものすごく簡潔に描かれていて、原作ファンとしてはここら辺の葛藤は一番丁寧にやってほしかったところなので非常に残念でした。まさか3巻の内容を1話にまとめるとは・・・。「ハジマリの魔法」の部分を映像で見れたのは嬉しかったですが、空中戦を省いたり、なによりそこにたどり着くまでの流れをすべてカットしているのでせっかくのいいシーンが非常に陳腐なものになっています。思い出したかのように急に百合要素の描写を増やしたり、原作知らない人はものすごく置いてけぼりな最終回だったと思います。 {/netabare}

まるで原作の宣伝のような作りをしているので、興味を持った方は原作を手に取ってもらえたらと思いますが、アニメが面白くないと手に取られにくいだろうし、原作ファンにとっては序盤が丁寧な作りだっただけに残念な最期だったのでそういった面も含めて微妙と言わざるを得ないアニメでした。

投稿 : 2023/03/29
閲覧 : 43
サンキュー:

2

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

百合系ファンタジー作品

タイトルの令嬢の部分で最近わりと流行っている悪役令嬢ものかなと思っていましたが、リコリコっぽい百合系の作品でしたね。

主人公であるアニスの明るくかつ行動的なキャラが良く、1話でのもう一人の主人公ユフィリアの婚約破棄されたくだりで乱入するところとかナイスタイミングで掴みとしてはバッチリだったかなと。

主人公サイドのほんのりとしていながら徐々に増していく百合な感じが良かった一方で重苦しい感じの内容もあって、そこのあたりがちと苦手だったかな。

いろいろありましたが、最終回での二人が幸せになって大団円になるラストはとても良かったです。まさかユフィの方が積極的になるとは当初は思いもしなかったですね。

投稿 : 2023/03/29
閲覧 : 38
サンキュー:

4

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

転天革命~綺麗にまとまっている。美しい世界の話。

【First impression】

 原作はまったくもって知らないです。
 ただ、脚本がなんと『俺ガイル』の原作者の渡航さん。
 転生モノで似たような設定の作品が多いなか、1話で登場人物の紹介をするのはどの作品でもありますが、説明的になりすぎず、キャラを魅力的に魅せることに成功している。
 また、2話目への引きも良い。
 そしてまた2話目にはこれはこういうテーゼですよーって分かりやすい。
 ハイスピードの1話に対して、まったりスタートの2話これは続けて観ると緩急が素晴らしいです。

 難しいコンテではなく、作画を大変にしすぎない制作の姿勢はストーリーで見せる方向性なのかもしれないですね。
 とはいえ、キャラの崩れもほとんど見受けられないので、とても安心して見る事ができますね。

 最後まで楽しませていただきます。

【second impression】

 今期ナンバーワンかもしれん。
 ヴィンランドサガ2もあるけど、あっちは作画の良さが一段上な印象だけど、逆に省エネなレイアウトに対して表情の演出最高です。総作監様だか作監様か分かりませんが素晴らしい仕事していると思います。
 なにより、話の構成と脚本が良いです盛り上がってまいりましたあああ!!
 ラノベタイトルで少し様子見の人は覗いてみて欲しいし、門外漢ですってかたもちょっとだけでも触れてみて欲しいなと…。
 とはいえ、超絶作画ではないので、あしからず。

 11話クライマックスへの期待感爆上がりです。

【Staff】

 原作者         鴉ぴえろ
 シリーズ構成/脚本    渡航
 監督          玉木慎吾
 演出          草川啓造
 総作画監督       井出直美/松本麻友子/石川雅一             

 Firstでも書いてありますが、この作品の原作は全く知らないので、軽くググりました。小説家になろうからライトノベルになり、マンガ化とアニメ化するという流れのようです。この作品の内容がどのレベルまで再構築されているのか分かりません、とはいえ、ちょっと原作も気になりましたので、なろうの方で読んでみたいと思います。
 んで、シリーズ構成とメインで脚本を書いているのが、渡航さんですね。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の原作者でもあり、『ガーリッシュナンバー』や『クオリディア・コード』でシリーズ構成、脚本を経験しアニメ業界へ進出しつつも俺ガイルの続編を出版している感じです。正直言ってファンです。今作は渡航風味を薄くしてあります。本来の彼の作風を知っていると、原作を大事にしている感じがして、とても好印象です。

 監督は玉木慎吾さんで演出も担当していました。もとは作画畑の方のようでしたので、絵コンテも描いていますね。全体的に作画に負担をかけない構図であったり、変に難しいカットを作らないように気を付けている雰囲気が感じ取れました。これは手抜きではなく、色々なバランスを調整するという監督のお仕事で、素晴らしいチューニングだったと思います。
 というのも、基本的に作画監督の名前が海外で、日本国内のマンパワーをあまり使えない、という制約を最初からある程度予想できていたからなのかもしれません。そうするとまぁプロデューサーの手腕も云々と話が広がってしまうので深堀はせず、閑話休題とします。
 こちらの監督は演出もしておりますね。また演出さんでいくと、各話数で違う人が立っていますが個人的に6話と11話を担当した草川啓造さんが素敵でした。監督の玉木さんの師匠なのかな? 分かりませんが、『あひるの空』で総監督をしています。その時の監督が今回の監督の玉木さんという所を見ると、師弟関係かどうかはさておき、影響下にあるとは思います。
 んで、何が素敵かって、本当に表情の演技がグンバツです。コミカルもシリアスもイケる。細かい動き、例えば髪の揺れ戻しなども丁寧ですね。
 次いで、総作画監督です。基本的には3人でした。
 丁寧な演出に超絶丁寧な作画が乗っており、しっかりとまとまった作品に仕上がっています。アップの作画は本当に見事ですし、アクションの作画やエフェクトも良かったです。

【Review】

 この作品は【転生×百合バディ】ものですかね。
 タイトルにある転生の文字は舞台装置であってもテーマではないですね。まぁ転生モノは大体そういうものなので、あまり気にしないのが良いかと思います。
 が! 今作の舞台装置はネガティブな使い方をしているので、これまでの異世界もののいきなり魔法使えて無双する、などの主人公ムーブとは違いますし、転生した所からのスタートではなのです、
 この世界では魔法を使える事を貴族の特権としているのですが、主人公は魔法が使えません。そのため王位継承権を早々に放棄し、弟に譲っているっていう場面設定からスタートします。

~キャラ~ 略称でご紹介
 本人つまり今作の主人公であるアニスは魔法が使えないからと言って諦めて腐るのではなく、魔学って名前をつけた研究をし、魔力的なものがなくても誰でも使えるように…という考えのネガティブな要素があっても負けずにポジティブに頑張る人っていう事が一話目で分かります。キャラの魅力が一話目でちゃんと紹介されていて良い脚本と演出で良作の予感を感じ取りました。
 この魔法を使えない欠点が転生した因果と結びついている点は新しいですし、本当だったらそうだよな、などと何が本当だったらなのか分からないですが、思ってしまいまして何となく説得力を感じてしまいました。
 転生モノのマナーとしては元のいた世界の知識などを駆使して無双するというお決まりのパターンで、そこはツッコんではいけませんみたいな雰囲気ですが、今作ではむしろ逆なんですね。

 さて、今作のヒロイン…というかもう一人の主人公? であるユフィはアニスの弟で次期国王の婚約者として登場します。つまり次期王妃。こちらは文武両道、才色兼備で非の打ち所がない公爵令嬢で魔法の天才です。
 一見マイナスの要素がないのがマイナスな気がしますが、彼女の表面は常にノブレスオブリージュを徹底していて、それが原因…で深く傷つくことになってしまう。
 それを救ったのが主人公でありまして、この関係性は私的にはヒロインだと思っています。

 んで、物語をドーンと展開させていくのが、主人公の弟であり、ヒロインの婚約者でもあるアル君です。
 君付けは姉のアニス様がしていたので、アル君までが名前でOKだって噂で聞きました。さて彼の一話では何やらいつもイライラしています。
 次期国王だというのにこのストレス抱えてまっせっていう雰囲気がちゃんと演出されているし演技されているのがもうね、このアニメが高得点になる所以なのです。んでこれがその後ちゃんと回収されるっていうその場その場で回されている脚本じゃない所も高得点なのです。
 どうしてなのかっていうのはちゃんと本編で分かりやすく語られているのでまだ観ていない方は是非にって感じです。

 脇役達はどうなんじゃって?
 主人公の侍女や友人、親なども出てきますが、女性のキャラのキャラデザは良いですね~性格を捉えていますね。
 とはいえ、あまりキャラの深堀っていうのは特にされてはいません。ですが、感情の表現がされているのでキャラがどういう性格なのかを推し量るだったり想像するだったりができています。この辺りは本当に演出さんや総作監さんの能力の高さなのかなって思います。脚本、絵コンテからしっかり指示されている可能性もありますが、その場合はちゃんとキャラの心情を把握している監督の解釈の度合いだったりそれを伝える能力だったりが高かったって事なのかもしれませんね。
 手を抜いたなと唯一感じたのは悪役として登場した親子のキャラです。暗躍する舞台装置ですが、キャラクターデザイン違う人なのかなー? と思ってしまいました。とはいえ、役割としては重要ですが、魅力を引き出す必要性としは薄いと感じるので、蜥蜴の尻尾をきるならこの辺りだったとすると英断だったと思いました。

~ドラマチックな展開

 紹介した3人をメインにして物語は進んでいきます。それぞれに立場があり、想いがあり、思いやりがあります。
 こうしたかった、ああしたかった。こうしたい、ああしたい。迷いがあり、決断がある。
 そして、ちゃんと終わりがある。このまとまった感が何ともいえない気持ち良さになっていて、ここにはカタルシスが存在しています。
 このレビューの冒頭【second impression】で11話目で興奮して追記してしまったほど、この溜めこみが上手いのでカタルシスが効いてくるんですー。
 ストーリーよりも生き方を描くドラマを見せる方向性なので、詰め込んでいる感じがあってもそんなに気にならなかったです。

 ああ、楽しかったよぉ。もっとアニスの活躍を―――活発な姿を観ていたい。そんな気になってしまうそんな素敵な作品でした。


【おわりに】 

 原作読んでみたくなりましたぁ。
 渡航だから上手いのか、原作者が良かったのか果たしてどっちなのか…どちらにせよ。生み出した人が神なわけで、原作者の鴉ぴえろさんには感謝するしかないです。
 今期は画のちからにキャラの魅力をひきだせなかった作品がちらほら…ありましたが、こんなに上手くいっている作品も珍しいなと本当に思いました。
 なによりも、割と省エネで制作されているのにも関わらずって点がポイント高め。いや手を抜いているってことはないので、本当にいい意味でって事です。

 唯一気になったのは背景かなー。自然は絵具たっちで良いんですが、木製の家具のテクスチャーがつやっぽすぎてブックわけで浮いて見える不自然感がどうしても気になってしまってしまいましたね。

 最近ではリコリス…は省エネではないですが、キャラの魅力を出せていて成功した事例だなって。世界観ちょっとついていけてないので、まだ最後まで観れていないのですが…。そういえば、あれも百合バディのもですな。
 そろそろ本格的なオジサンバディのもを期待しています。
 メタルギアのスネークとオタコンみたいな(笑)

 ここまで長く読んでくれてありがとうござます。
 では、よしなに。

投稿 : 2023/03/28
閲覧 : 120
サンキュー:

4

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たなか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

OQ?百合?ファンタジー

なろうとはいえアニメスタッフの罪が深い。
原作者は怒っていい、と思ったけどまだマシな方か。

アルくん編を折り返しまでに済ませるかまたは姉弟対決ラストなら良かったような。百合オチで締めたいがために圧縮しすぎて完全に破綻してる。とても1クールで済む内容ではないのに前半のんびりしすぎたシリーズ構成の罪。これなら京アニばりに原作私物化してアニオリでまとめた方が良かったのでは。

王宮百合ファンタジーとは…
王宮→女キャラが映らない場面を端折り過ぎて破綻
百合→イチャイチャ少なめと思えば唐突にベタベタを差し込む
ファンタジー→バトルもあんまり…

11

うん、いろいろと欲張り過ぎだろう。異種婚姻譚の寿命ガーをやるにしてもポッと出の新キャラでやられてもねえってなるわなあ。リュミにはユフィに精霊契約をやらせるメリットがあるのか。というか娘が人間止めるぞォーってな局面で親のグランツがほぼ蚊帳の外ってのもどうなの?事前に相談もされてたようだし話し合いの現場にもいるのにね。うんまあおっさんに割く尺はないんだよね。

そんでもうキャラ崩壊もいいとこのアニスさん。自分のわがままのために人外にまでなろうとするユフィに対してのアレはなんなの?継承権放棄で正当化して誤魔化して目を逸らしていた自己の無能さと向き合うはめになった辛さってのもまあわかる。王族に固執するってのも解消されることのないコンプレックスからくる卑屈さゆえに縋るしかない唯一のアイデンティティなんでしょう。いやでもみんなだいすきユフィーリアさんがトチ狂って人外になるとか言い出したらその場でブン殴ってでも止めるでしょうよ。ティルティはもうみすずにしかみえない。

ザ・詰め込みすぎ。

投稿 : 2023/03/28
閲覧 : 84
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2

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ZZZxq38369 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

なんか最終回は気持ち悪かった。

投稿 : 2023/03/26
閲覧 : 50
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1

ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アニメ12話で、ようやく物語がスタートした感、でしょうか

原作小説は未読。
漫画の方は、単行本になっている分で既読。

ざっくり感想を書いてしまうと、
前半と後半で評価が大きく変わってしまう出来だったな~と

{netabare}
前半は婚約破棄~ユフィ保護~ドラゴン戦になりますが、
物語の展開やアニスの破天荒さで勢いがあって
次が気になる位には楽しみにしておりました。

後半は・・・というと、
・王位継承問題をめぐる、アルガルドの行動
・その後のアニスの心の内
・精霊契約者 etc
どちらかといえば、シリアスで暗くなりがちな流れで
11話12話はまとめてみないと耐えられないように感じました。

物語としては、アニメで描かれた部分というのは、
最初の大きな一歩という感じになっていて、
ドラゴンの呪いや精霊契約、アニスが転生者であること等は
今後に影響を及ぼしていく物であると思います。

そういった意味では、
アニメとしては12話では全然足りてない、
どこか消化不良的な印象は拭えない感想です。

続きをアニメ化してもらえるならば
是非観てみたいと思える出来だったと思います。
円盤に手が出るか?といえば・・・
前半は買っても良い、後半は手が出ない、そんな感じです。

原作小説に手が伸びるか?と言われると、正直厳しいですね。
まだ未採点が、
「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間に~」の方が断然気になります。
(というか既に手を出しています){/netabare}

投稿 : 2023/03/26
閲覧 : 29
サンキュー:

0

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アジオフライ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

このサイトでは結構評判が悪くてびっくり

 ただまあ,アニスフィアの「転生」要素が非常に薄い上に,ユフィリアの「天才」性もよく分からなかったですし,「魔法革命」は一向に語られませんでしたね.こういう分かりやすいタイトルが,内容を的確に言い表せていない状態は,決して褒められたものではないと思います.


//////////////////////////
・転生要素がほとんどない
{netabare} 主人公・アニスフィアは,前世の記憶があるいわゆる「転生者」です.…がこの設定,作中ではほとんど触れられることがありません(魔道具が現代日本の家電に酷似しているくらい).というか,作者自身が「転生前の人格は作中で描写するつもりがない」と公言しているとのこと.しかし正直なところ,そのこだわりが作品を面白くしたとは思えませんでした.むしろ転生前の描写を排したために,魔薬を服用したりドラゴンの魔石を取り入れたりと,人間でないモノになってまで魔法使いになろうとするアニスフィアの危うさを裏付ける動機が弱くなり,感情移入しづらくなってしまったように思います.もしその動機を転生前の人格に求めるべきでないのだとしたら,そもそも「異世界転生」のフォーマットに則るべきではないでしょう.
 作者はこのこだわりについて,「確定した話をしてしまうと,読者の想像の幅を制限することになる」と説明していますが,多分ファンとしても,ある程度情報を提示した方が想像しやすいのではないかと思います.「実はTSものではないか」というあらぬ疑いもかけられている現状,転生前の人格に一切触れない作劇は正しいとは言い難いのではないでしょうか.{/netabare}

・内容がシチュエーションありき
{netabare} この作品の序盤は,アニスフィアとユフィリアの親密度を上げるエピソードを,それなりに時間をかけて描写しているため,展開がスローペースで悪く言えば退屈です.ところが中盤以降になると,結構ハイペースで物語が進んでいきます.しかしそれらは描きたいシーンをプロットに書き起こした状態にとどまっていて,それらを繋ぐ論理が欠けています.
 例えば5話,国を簡単に滅ぼせるはずのドラゴンは,アニスフィアとユフィリアの友情パワーを描くために,ほとんど被害らしい被害が描写されないまま倒されます.例えば7話,魔法省からの追求を跳ね返すために設計された飛行用魔道具は,アニスフィアとユフィリアの友情パワーを描くだけで,その開発過程の一切がオミットされています.基本シチュエーションありきで積み重ねはなく,この作品の中盤以降の内容は薄いと思います.{/netabare}

・個人の感情優先の国政描写
{netabare} 終盤,アルガルドが失脚したことでアニスフィアが唯一の王位継承権保持者になりましたが,浮かない顔をし始めた彼女に理解が追いつきませんでした.ユフィリアは彼女に魔学研究を続けさせるため,突如飛び出した「精霊契約」という新設定で彼女を救うことを考えますが,アニスフィアが魔法にこだわる理由が不明瞭なので,イマイチ登場人物の心情がピンときませんでした.それどころか,アニスフィアは最終回で,転生して「真のアニスフィア」を消してしまったかもしれない罪悪感から,王女としての自分に固執していたことを語り出します.それなら王位継承権は捨てるべきじゃないし,公務を放り出して素材集めに奔走するのも違うと思います.この辺りも,シチュエーションありきの作劇によって物語が歪んでしまった所為なのかな,と感じました.
 また作中ではたびたび,貴族と平民の格差が取り沙汰されてきました.ですがこの作品の内容は,アニスフィアとユフィリアなど,主要人物の個人的な感情に焦点を当てているに過ぎず,貴族にしても平民にしても,その社会を満足に描けているとは思えませんでした.そもそも王位継承の如何を,個人の感情ベースで議論すること自体ナンセンスだと思います.{/netabare}

・百合アニメとして
{netabare} この作品のキャッチコピーは「王宮百合ファンタジー」であり,王宮ファンタジーとしての是非はこれまで述べた通りでしたが,百合ファンタジーとしても突出した出来ではないと思います.メインカップリングよりもサブカップリングの方が先にキスをしている点.王位継承権に関するゴタゴタで,作品の雰囲気が百合と関係ない方向で暗くなっている点.親密度上昇のシチュエーションがだいたい会話ベースな点.百合として…というか,恋愛劇として,盛り上げ方が巧くないな,と全編通して感じました.{/netabare}

・そういえば
{netabare} この作品のシリーズ構成・渡航氏の代表作『やはり俺の青春ラブコメは間違っている.』も,1期の段階では青春ラブコメですらなかったのを思い出しました.氏に限った話ではないですが,「続編に期待」はあまり好ましい状態ではないと思います.

・以下ただの愚痴
 『リコリコ』は百合版『仮面ライダービルド』だとする意見が結構ありましたが,個人的には『転天』の方が『ビルド』だと思います.『リコリコ』は『キョウリュウジャー』で,『ぼざろ』が『エグエイド』.{/netabare}

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 55
サンキュー:

4

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

転生変人王女が天才悪役令嬢をさらって、魔法革命を起こすおはなし?。。@1話目

公式情報は©2023 鴉ぴえろ・きさらぎゆり/KADOKAWA/転天製作委員会
{netabare}
公式のINTRODUCTION
{netabare}
パレッティア王国王女、アニスフィア・ウィン・パレッティアには前世の記憶がある。 魔法が当たり前に存在する世界に転生し、魔法使いに憧れるアニスフィアが夢見たのは、魔法で空を飛ぶという、破天荒で非常識なことだった。けれど、なぜか魔法が使えないアニスフィアは日夜、キテレツ王女とあだ名されながら、怪しげな研究に明け暮れるはめに。 ある夜、お手製魔女箒で空へ飛び立ったアニスフィア。暴走する箒が飛び込んだのは、貴族学院の夜会。そこでは、魔法の天才と噂される完璧公爵令嬢ユフィリアが、アニスフィアの弟・アルガルド王子から婚約破棄を宣言されているところだった。声もなく流されるユフィリアの涙を見たアニスフィアはそっと手を差し伸べる。 ──この魔法はあなたの笑顔のために。2人の少女が未来を切り開く、「転生×天才」魔法ファンタジー!
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:鴉ぴえろ「転生王女と天才令嬢の魔法革命」(ファンタジア文庫刊)
キャラクター原案:きさらぎゆり
監督:玉木慎吾
シリーズ構成:渡航
キャラクターデザイン:井出直美 
クリーチャーデザイン:宮澤努
イメージボード:益田賢治
美術設定:滝口勝久
美術監督:細井友保
色彩設計:林由稀
撮影監督:伊藤康行
オフライン編集:小島俊彦
音響監督:立石弥生
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:日向萌
音楽制作:KADOKAWA
アニメーション制作:ディオメディア

主題歌
OP:「アルカンシェ」花たん
ED:「Only for you」アニスフィア・ウィン・パレッティア(CV:千本木彩花)、ユフィリア・マゼンタ(CV:石見舞菜香)
{/netabare}
キャスト{netabare}
アニスフィア・ウィン・パレッティア:千本木彩花
ユフィリア・マゼンタ:石見舞菜香
イリア・コーラル:加隈亜衣
アルガルド・ボナ・パレッティア:坂田将吾
レイニ・シアン:羊宮妃那
ティルティ・クラーレット:篠原侑
{/netabare}
{/netabare}

1話ずつの感想



第一話「王女と令嬢の魔法革命」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
前世の記憶を持つ王女、アニスフィアは魔法で空を飛ぶという夢のため、日夜怪しげな研究に勤しんでいた。ある夜、アニスはお手製魔女箒の試験飛行で、貴族学院の夜会に飛び込んでしまう。そこでは、天才公爵令嬢のユフィリアが王子アルガルドから婚約破棄をつきつけられていて!?
{/netabare}
感想
{netabare}
王族なのに魔法が使えないアニスフィア(アニス)は実は転生者で
箒で空を飛ぶ夢のため、魔法科学の研究をしながら
冒険者になって魔物を倒して素材集めしたりの、変人なお姫様^^

ある晩、箒の試験飛行をしてたら、コントロールを失って
弟の王太子アルガルド(アル)の通ってた貴族学院の
卒業祝いの夜会に突っ込んじゃった。。

そして、そこでは
いい子なんだけど、気が強すぎてアルから嫌われたユフィリア(ユフィ)が
婚約破棄宣言されたばかり。。

そんな、ドロドロな状況を察したアニスは
ユフィを箒でさらって、王様とユフィのお父さんのグランツ公爵に会い
ユフィを私に下さいって、お願いするつもりみたい^^



今回は、とくにアニスのキャラと設定紹介みたいな感じで
アニスは変人王女だけど、いつも明るくていい感じ^^

ついでにユフィは、なろう系小説に出てくる
良い悪役令嬢その物ってゆう感じの少女で
今回のおはなしではよく分からなかったけど、
あらすじとか見ると魔法も得意みたい。。

アニスはユフィをさらって、自分のものにするみたいなこと言ってたけど
来週のタイトルを見たら、結婚とかじゃなく助手にするつもりかも^^

1話目はちょっと変わってて
どんなおはなしになるかも想像できないから、これからが楽しみかな。。

ただ転生要素が必要ないような気がしたけど、これから関係してくるのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第二話「趣味と実益の助手獲得」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
夜会で婚約破棄をつきつけられたユフィリアを強引に連れ出したアニスフィア。王宮に連れていくと、それぞれの父の前で、消沈するユフィリアの名誉回復のために、自身の助手とすることを宣言。ついでに、一緒に暮らすことまで決めてしまい!? そして、二人の奇妙な同棲生活が始まろうとしていた……
{/netabare}
感想
{netabare}
アニスがユフィを連れて、父王のところに行くと
ちょうど宰相でユフィのお父さんがいて、事情を説明すると
ダメ娘に振り回される王様が、アニスを叱りながらしっかり親バカで
今までユフィに冷たく接してたユフィ父が、やさしくなった^^

そして、ユフィを自分の部屋に連れてって
魔学で作った道具とかを見せ、添い寝してユフィをなぐさめた。。



ざっとそんな感じのおはなしだったけど
ユフィを助手にするメリットとか説明しながら
百合な好みを隠しきれないユフィと王様のかけ合いがおかしかったし
テンポも良かった☆


そして、コメディだけじゃなく
とつぜん婚約解消されたユフィのショックや、ユフィ父の娘を思う気もち。。

王様も、孫を見たいとか思ってたり、叱りながらでも
アニスのことを大事に思ってるのが伝わってきた。。

それからユフィを大事に思うアニスの思いも
今までつらい思いをしてきたユフィの気持ちを分かってあげて
抱き寄せたところとか、うるうるするところもいっぱいあった☆


アニスの転生要素は
湯沸かしポットとかの魔道具のアイデアに生かされてたみたい^^

そして、魔法を使えるのは王家の血筋をひく者だけで
ふつうの民は魔法を使えないから、アニスの発明が世に出たら
庶民も魔法と同じようなことができるようになって
王や貴族の権威が下がるとか、これからの伏線にもなってたみたい。。


明るくつっぱしるアニスと、彼女を尊敬しながらも引くマジメなユフィ。。
2人は何となく「リコリス・リコイル」の千束とたきなを思い出させるけど
ムリな設定とかもないし、ただの百合系コメディかと思ってたら
ジーンとするおはなしもあって、もしかして今期1番になるかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第三話「憧憬と追憶の虹霓魔剣」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
アニスフィアとユフィリアの共同生活が始まってしばらく。だが、ユフィリアは新しい環境、新しい仕事、そして、新しい立場に未だ慣れず、アニスフィアに振り回されっぱなしで、なんだか元気がない様子。そんなユフィリアのために、アニスフィアは専用の魔道具を作ろうと言い出して……
{/netabare}
感想
{netabare}
元気のないユフィのために、アニスは専用の魔道具を作るおはなしで
テンポはちょっと悪く感じたけど、今まで大事にしてたものが消えた上
いい人だけど、ただの脳筋にしか見えないアニスと
分かりえないユフィのさびしさとかが伝わってきた。。

そこにグイグイ来るアニスに引きながら
ユフィにもアニスの温かい気持ちとか
アニスに冷ややかな態度だけどかばう発言をするイリアの思いが
少しずつ伝わってきて、いいおはなしだったと思う^^


あと、国の中で、保守派と改革派が争ってるみたいだったけど
その話がどうからんでくるか、ってゆうのが気になるかな。
{/netabare}
{/netabare}
第四話「姫様と迷子の決意表明」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
新生活の気疲れからか体調を崩してしまうユフィリアだったが、アニスフィアの優しい看病と温かな言葉に心が軽くなっていく。そんなある日、イリアから自身の過去とアニスフィアの真意を語りかけられ、ユフィリアは自身の目指すべき姿をおぼろげながら見つけ始めていた。しかし、そこへ冒険者ギルドからの思わぬ急報が飛び込んできて……
{/netabare}
感想
{netabare}
前半は、先回の続きで、ユフィがアニスに魅かれていくおはなしかな。。

王妃としての人生を期待されてたユフィは、型にはまることしかできず
自分から行動することが難しかったけど、イリアにそう指摘されて
イリアもそうだったけど、アニスにひろってもらって
王女のアニスをバカにするような事でも言える、型破りな人になれたって聞き
悩むことは悪いことじゃないって気がついたみたい。。


そんなところに
ドラゴンが現れ、魔物たちのスタンピードがはじまったってゆう知らせが届き
アニスは高位の冒険者として、魔石を手に入れるために向かうことにした。。

そんなアニスについて、ユフィもいっしょに行くことにした。。


そして謹慎してた王子は
姉のアニスの方が有能だってゆうコンプレックスをはねのけるために
スタンピードを止める騎士団に参加する許可を求めて、王様に直訴。。

自分が王としてふさわしいことを証明しようとしたんだと思うんだけど
そこにアニスが、ユフィといっしょにドラゴンの方に向かった
ってゆう知らせが入って、自分のジャマをしようとするアニスに
対抗意識を持ったみたい。。



前半は、温かいおはなしだったけど
後半は、アル王子のコンプレックスとか、思惑が見えたりして
なんだかギスギスしてきたみたいで、イヤな感じだったかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第五話「魔薬と魔剣の魔竜討伐」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
冒険者ギルドからもたらされた魔物のスタンピード、そしてドラゴン出現の急報。王都の危機を前に、アニスフィアとユフィリアは戦場へと飛び立った。順調に魔物の掃討を続けていたアニスたちだったが、そこへドラゴンが現れる。絶望的戦力差にもかかわらず、立ち向かうアニスだったが……
{/netabare}
感想
{netabare}
アニスとユフィのドラゴン退治のおはなし。。

スタンピードに間に合って、魔獣におそわれそうになってる冒険者を
空から飛び降りる勢いで魔獣を真っ二つにして助けるアニス。。

ユフィを置いて
魔薬を飲み、ちょっと狂暴になってドラゴンに向かってくアニス。。

1人でドラゴンに向かってくアニスもかっこよかったけど
ドラゴンには、自分の魔剣も歯が立たず、やられて落ちるアニスを
助けようと走るユフィのあせる気持ちが伝わって、うるうるしてきた。。

そして、魔法使いになりたいから魔石が必要って言ってるアニスが
本当は、みんなを守りたい思いで戦ってるって知って
自分もいっしょに戦おうってするユフィ。。

ユフィは魔法にくわしくって、ドラゴンの弱点が翼だって見抜き
そこをアニスが攻撃。。

地上に落としたけど、ドラゴンのファイアーボールを避けようとして
自分が避けたら、後ろで戦ってる人たちまで消えるって知って
魔剣の出力を最大にして切ろうとするアニスと支えるユフィ。。

ファイアーボールを切る勢いで、ドラゴンまで切り倒すところは熱かった☆

でも近づいたら、死にかけたドラゴンが呪いをかけてきたのは
魂に刻み付ける、みたいなこと言ってたけどアレって何だったのかな?


あと、けっきょくアルは活躍の機会もなかったと思うから
何となくかわいそうな気がしないでもないんだけど
戦いに行ってたら、きっと死んだと思うから、まあ、良かったのかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第六話「破談と魅了の真相究明」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ドラゴンの魔石を手に入れたアニスフィアたちは新たな技術開発のために、共同研究者であり、悪友でもあるティルティの元へ向かう。またしても破天荒で常識はずれな研究にうっきうきわっくわくのアニスフィアだったが、一方その頃、王宮ではユフィリアの婚約破棄について調べが進められていて……
{/netabare}
感想
{netabare}
アニスは共同研究者のティルティのところに行って
ドラゴンの魔石についての相談をした。。

ティルティは、魔法を使うと精神がおかしくなるんだけど
それが呪いみたいだから、呪いの研究を始めた感じかな。。

それでアニスは
魔石の力を取り込むために刺青を入れてもらったみたいなんだけど
もしかしてその顔料って魔石を砕いて作ったものなのかも?


それで今回のメインのおはなしは、アルの婚約破棄の原因調査で
レイニの話を聞いた人が、みんな彼女の肩を持つ謎の解明で
ドラゴンの刺青を入れたアニスは
彼女の心臓に魅了の魔石があることを発見したの。。

その事はアル王子も知ってて利用してたのかな。。

それにアニスが気づいたことに感づいて
何かしかけてこようとしてるみたい。。
ってゆうところでオシマイ。。



ドラゴンの魔石は大きかったから
これを体に埋め込むとしたら、大変なんじゃない?って思ってたら
そんなに沢山じゃなくってもいいのかな?

あと、ドラゴンの呪いは「知識」みたいなことを言ってたけどそれが呪い?
何か、この世の秘密とか、そんなことなのかな?
それにしてはアニスは、あんまり深刻になってなかったみたいだけど。。
{/netabare}
{/netabare}
第七話「開祖と助手の魔学講演」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
保護観察と魅了の力の研究のため、離宮で暮らすことになったレイニ。アニスフィアとティルティはレイニの能力について調べ始める。二人の気の置けないやりとりを目の当たりにしたユフィリアは心中にもやもやしたものを抱えていた。そんな折、アニスフィアと対立関係にある魔法省から講演の依頼が舞い込み、ユフィリアは……
{/netabare}
感想
{netabare}
前半は、レイニをティルティのところに連れてって事情を話すと
ティルがヴァンパイアの話をし出して、レイニがその子孫じゃないか?
ってゆう事になって、レイニを覚醒させ
レイニは魅了をコントロールできるようになった。。

そのときユフィは、アニスとティルの仲の良さを嫉妬の目で見てたみたいで
それに気づいたティルは、ユフィと2人だけになって
アニスといっしょにいることの覚悟を求めた。。

そして後半、覚醒したレイニが
魔力不足からイリアの血を吸わせてもらうことになった話とかあったけど
メインは魔法省からの要請で、講演会をすることになるおはなし。。

講演ってゆうのは名ばかりで
実は、ドラゴン素材を取り上げるための口実作りのためだって知ったユフィは
自分が講演の中心になり、ドラゴン素材で作る魔法道具で経済がよくなること
魔法道具は精霊信仰をないがしろにするモノじゃないって強調。。

講演は成功して幕を閉じた、ってゆうおはなし。。



今回のおはなしは、ユフィがアニスとともに歩む決意をした
ってゆうおはなしだったみたい。。

レイニの謎もとけ、ちょっと変わった能力を持つキャラが仲間に加わって
これから面白くなってきそう。。


あと、ティルがユフィと2人で話をした時に思ったんだけど
このおはなしって、アニスが男子の方がスッキリするんじゃない?って。。

それなのに女子キャラにしたのは、原作者の人が百合系のおはなしが好きか
そっちの方がウケるって思ったからかは分からないけど
アニスって転生前はもしかして、男性だったのかも?って思って
ググったりしてみたら、原作者ははっきりさせるつもりはないみたい。。

でもアニスが、冒険好きだったり、女子の方が好きそうとかって考えたら
裏にそうゆう設定があってもおかしくないかも^^


そう言えばタイトルに「革命」って入ってるけど
今回の講演で、貴族たちが魔道具に関心を持つようになって
世界が変わる、とかなのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第八話「怪物と凡愚の魔法定義」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
魔法省での講演を無事終えたアニスフィアたち。その慰労を兼ねた立食パーティーの最中、離宮の危機を知らせる警報装置が鳴り響く。離宮へ急行したアニスフィアとユフィリアだったが、そこには悲惨な光景が広がっていた。心臓を貫かれ、血みどろのレイニ。倒れ伏すイリア。そして返り血を浴びるアルガルドの姿が……
{/netabare}
感想
{netabare}
王子がアニスの家を襲って、サイレンが鳴り
急いで向かおうとしたアニスが、魔法省の大臣や役人たち引きとめられ
捕まりそうになったのをティルが逃がしてくれて、ユフィと家に着くと
王子が心臓から魔石を取り出したあとで、レイニが死にかけてた。。

王子はアニスに劣等感を持っていて
ヴァンパイアになるためにレイニを襲ったみたい、ってゆうおはなし。。



王子が貴族が支配する国を変えたい、って思うのはステキでいいな
って思ったんだけど、それならアニスといっしょに行動した方がいいのに
ただの劣等感で、仲間のはずのお姉さんまで殺そうとするなんて
目的がぜんぜん正義のためじゃなくって、ただのザコキャラでガッカリ。。

これならアニスが、あっさり王子を倒して終わりそうな気がするんだけど
もしかしてこのおはなしって、10話完結だったりするのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第九話「姉弟と誰がための王冠」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
レイニらを必死で治療するユフィリアが見つめる中、アニスフィアとアルガルドの戦いは苛烈さを増していた。自らをヴァンパイアへと変えたアルガルド相手に苦戦するアニスフィアだったが、弟の凶行を止めるべく、命を奪う覚悟を決め、必殺の一撃を放つ。王女と王子。愛憎渦巻く姉弟の戦いに決着がつこうとしていた……
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじ↑のおはなしで、戦ったけど王子は負けて
アニスがトドメを刺そうとしたところをユフィに止められ
王子は国を追われて辺境に行かされることに。。ってゆうおはなし。。



はじめ、王子が何を言いたいのかよく分からなかったけど
結局王子は、アニスといっしょに、この偏狭な国を変えたかったのに
アニスが自分だけ王位継承権を放棄して逃げたのが恨めしかったから
事件を起こして、自分が殺されて終わりにしようと思ったってゆうこと?

別に、頭がおかしくなってたわけじゃなくって
本心ではお姉さんのアニスのことが好きで
自分たちの権益のために動いた大臣たちを道連れにしたのはよかったけど
レイニを殺さなくっても良かった気がした。。
{/netabare}
{/netabare}
第十話「諦観と激情の王位継承」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
アルガルドが王都を去り、唯一の王位継承者となったアニスフィアは次期女王として立つべく活動を開始する。そんなアニスフィアの臣下として、助手として支えていこうと決意を新たにするユフィリア。しかし、すっかり片付けられてしまった魔学の研究室や無理して微笑む姿を見て、ユフィリアの胸中には迷いが産まれていた……
{/netabare}
感想
{netabare}
アニスを愛するユフィ目線のおはなし。。

王家を守るために ムリして女王になって男の人と結婚して
魔学をあきらめようとするアニスを何とかしてあげたいって悩むユフィの前に
精霊契約者のリュミが現れて。。ってゆうおはなし。。



アニスが、自由が無くなる前にユフィと街に出てデートってゆう感じで
ユフィの気持ちは分かるけど、王になるのがイヤなら逃げればいいし
それがイヤなら自分が王になって苦労するしかない
ってゆうのはしょうがないと思う。

他に方法があるとしたら、1回自分が王になって、王政をやめて
民主主義にするとかしたらいいかも。。

ただ、アニスが王になるのに反対する人もいるからリュミが現れたのかな?


今回は最終回前に、ちょっとまとめくらいの感じで
とくにおもしろいところもなかったみたい。。
{/netabare}
{/netabare}
第十一話「失意と決意の精霊契約」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
精霊契約者リュミとの邂逅を経て、新たな王として立つ決意を固めたユフィリア。アニスフィアの夢と笑顔を守りたい一心のユフィリアだったが、精霊契約には隠された真実があった。愛しい存在と己の拠り所を失ってしまう事実を知ったアニスフィアはその重さに耐えきれず、冷たい雨が降りしきる城下へと逃げ出して……
{/netabare}
感想
{netabare}
精霊と契約して王になるって決めたユフィだったけど
精霊と契約した者は、人間の感情や思い出を失くしていって
やがて自分も精霊になるって聞いて、アニスがそれを止めるおはなし。。


ユフィは、アニスを自由にしたいと思って決めたことだったけど
アニスは、自分がいらない子になるのはイヤだから
王位を継ごうとしてるみたい。。

アニスがその場を逃げ出し、ユフィがティルのところに迎えに来て
2人で話し合い、戦って決めることにしたってゆうおはなし。。



複雑なアニスの気持ちはよく分からなかったけど
アルガルドが跡を継いでたら、自分はいらない子で我慢しようとしてた
ってゆうことだったのかな?

まあ、先回も書いたけど、日本みたく立憲君主制の国にして
政治はほかの人たちにまかせるようにしたら
王様は少しは趣味の研究とかして暮らせるようになるんじゃないかな?

転生者だったら、それくらいのアイデアを思いついても良さそう☆彡


あと、2人の決闘?だけど、次回で最終回だからすぐ終わるよね?
どうなるのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第十二話「彼女と彼女の魔法革命」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
「私は、貴方を王にしたくなどない」「私は、貴方にすべてを奉げさせたくない」 イリアらが固唾を飲んで見守る中、アニスフィアとユフィリア、二人の少女が互いの信念を懸けて対峙する。想い合うが故に譲れない二人。渾身の一撃を放つアニスフィアに全霊でもって応えるユフィリア。その勝負の行く末は……
{/netabare}
感想
{netabare}
アニスとユフィの勝負は、圧倒的なユフィの勝ちで
結局、ユフィが精霊契約して王女になり
今までの時代を終わらせるユフィと、新しい時代をはじめさせるアニスが
2人で国を治めることになって、メデタシメデタシってゆう感じかな。。



すごくハッピーエンドで、あれ?2人が戦った意味があった?って^^

アニスは、ユフィのため、みたいなこと言ってたけど
本当は負けて「全力を尽くしたけどダメだった」
って自分に言い聞かせたかっただけだったのかも?


あと、精霊になると、記憶がなくなっていって、永遠に生きるみたいだけど
それと前世の記憶がなくなって、永遠に生まれ変わっていくのとどう違うの?

感情が薄くなって、孤独になってくって言ってたけど
感情が無くなるなら、孤独も感じなくなりそうなんだけど。。

それに、ユフィが精霊になっても
ほかにも精霊がいるし、先輩のリュミもいるしで
孤独って言っても、それほど孤独じゃない気がする^^


それと、この2人だと子孫は残せなくって
結局王家は途絶えるんじゃないのかな?って思ったけど
アニスが死んだら、ユフィがひとりでずっと国を治めるってゆうこと?

それとも結局、誰かを養子にもらえばいいだけなのかな?

王家の問題は取りあえず先延ばしになっただけで
解決してない気がするんだけど
時代が変わったから、王家はどうでもいいのかな?
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。


転生前の記憶がちょっとあるけど、魔法が使えない王女が
魔法の天才って呼ばれる公爵令嬢といっしょに
魔力がないと、みんなに認めてもらえない国を変えていくおはなし
になるのかな?


はじめのうちは軽い感じで、テンポも良かったんだけど
後半は、こじらせキャラどうしのゴチャゴチャになってきて
ちょっと共感しにくくて
はじめ思ってたのと、何かちがう感じだったみたい。。


それでも、ちょっといいおはなしや、コメディ要素も多かったし
作画がわりと良かったから、なろう系にしてはいい方かも?


百合系が好きな人にはいいのかも?








.

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 202
サンキュー:

24

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

上っ面だけ良いように装った作品

最終話まで視聴完了

アニスの言動に関しては他の方々と思ってる事はほぼ同じです。
王になりたくないというのはまあわからなくはない。
でもざっくり言えばアニスが好き放題やってきた結果、王を継ぐという状況になっているわけで…
それなのに結婚したくない王になりたくないですよって感じ出すし、ユフィの提案(良いか悪いかは置いといて)に対しては個性を奪わないでと言い出すし、「は?こいつなんなの?」とマジで思ったわ。
ユフィの優しさや気遣いをヒステリックにあしらうなよ。
ここまで良い関係になってきたのに台無しじゃん。
自分がユフィの立場ならショックで凹むかブチ切れるかだな。

追放されたアルガルド可哀想。
だいたい現王の子供2人しか居ないんだから貴重な王位継承者を追放しちゃ駄目だろって思うけど。

で、何でアニスとユフィはバトルしてるの?
アルガルドの時といい王家のいざこざをバトルで解決しなきゃ気が済まんのか。
精霊と契約すれば王になれるというのも謎だし、終盤のストーリー雑すぎませんかね。


最終話、一応丸く収まってユフィからアニスにキスをしたのが唐突すぎ。
頬を赤らめてるしいきなり発情しちゃった?w
というのはさておき、ユフィがアニスを慕ってたのはわかるけど恋愛感情があったとは思えない。
ユフィの状況的に恋してる事を表に出せないとしても、ユフィがアニスに恋をしている事を視聴者に見せておかなければならなかった。
見てる側からすれば恋愛部分の積み重ねがほぼゼロの状態なのに、一気に100近くまで上がった状況を見せられてもついていけません。
百合は特に好きじゃないけどこんなのが百合とは認めたくないね(何様)
制作サイドはやが君を10回以上見て欲しい(笑)

申し訳程度にもならない転生要素。
最後になって前世の記憶があるとアニスがユフィに打ち明けてたけどそれだけ。
前世の情報は全く無し。性別すらわからない。
転生したという設定が「アニスが抱えている秘密」という役割でしかないわけで、これなら「悲しい過去がある」とか「実は○○だった」とか何でもいいでしょうに。
打ち明けるだけに留めるくらいなら打ち明ける必要無かったと思う。
クソつまらない転生アニメでも主人公が前世の記憶を活かしてるのに、このアニメはそれすらやらない。
ユフィの天才ぶりは出てこないからどこが天才なのか全くわからないし、魔法革命はアニメの後の話らしいしタイトルに入ってる転生・天才・魔法革命どれも全然出てこないじゃん。
タイトル詐欺と言われても仕方ないのでは。


まとめ

2人の会話シーンやバトルシーンの入れておけば感やキスシーンの取って付けた感が強い

物理的に近い距離で良い感じに会話させる
キスシーン入れる
転生とかバトルとかとりあえずぶっ込む

それによって「お前ら嬉しいだろ?こういうのが好きなんだろ?」という感じに思えてしまう。
タック二階堂さんが「アニメファンを舐めきって作ったとしか思えない出来」と書いてますが自分もそう思います。(そこに至るまでの道筋は違うとは思いますが)

ツイッター見ると評判は良さげなようで…
感じ方は自由なので高評価する事を否定はしないが共感はできないなぁ。
ストーリーや設定を軽視して、上っ面の良さやとりあえずのイチャイチャや唐突なキスシーンとかで気を引くようなアニメは増えて欲しくないなと思う次第です。
ストーリーの流れがあるのだからピンポイントに入れれば良いってものではない。
上っ面の良さという部分だとスパイ教室も近いものがある(最終話見たら感想書きます)

テンプレ設定とはいえストーリーは破綻してない冰剣の魔術師の方がもしかしたらマシなんじゃないですかね…

作画と声優は良かったので平均値は高いが印象的には2.0前後。

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10話まで視聴

公式的には王宮百合ファンタジーという事だが自分は百合だと思ってない。
百合の定義は人それぞれだろうし、友情の結びつきが強ければ百合だという見方もあるので私の基準です。
片思いでも両思いでもいいので恋愛感情が無いと百合じゃないと思っています。
比較されがちなリコリコも百合と思ってません。
この作品もリコリコもバディものだと思ってます。
自分の中で百合作品と言えば「やが君」とか「あだしま」です。


それはともかく、話の展開は他の方も書いてますが百合を強調しすぎなんだろうなと。
ほぼ2人のやり取りだけで終わってしまう話があったりで退屈。
かと思いきやがっつりバトルしたりと極端というんでしょうかね。
リコリコはAパートでキャラのやり取りを見せてBパートでバトルをして2人の絆が深まってくという見せ方だったのでわかりやすかったと思う。

こっちはなんか上っ面だけなんすよねー
2人を近い距離で会話させておけば食い付くだろという作りに感じました。
アニスとユフィの絆が深まってるとあまり感じない。
見た目やキャラが良いのである程度話題になるのはわかりますがね。作画は良いし。

流石なろうという感じの都合の良さも感じる。
アルガルドはその犠牲者という感じで不憫ですな。
王位継承問題をバトルで解決なんかしなくていいのにな。
アニスとユフィの絆が十分深まった所でアニスが王位継承の壁にぶつかって、ユフィが支えるみたいな展開にでもしておけば良いエピソードになるんじゃないの?と思うが。

7話の講演シーンでアニスからユフィに交代した所は良かった。
こういうコンビプレーをもっと増やしてればなぁ。

転生王女なのに転生について説明無いのはタイトル詐欺ですかね?
見落としてるかもしれんけど。
前世は何者だったのか、どの世界から転生してきたのかとかそれくらいは説明して欲しい。
ユフィの天才という部分も強調されてないのでどこが天才なのかわからない。
魔法科学を編み出したりバトルで無双するアニスの方が天才なのでは…
転生とか天才とか活かさないのならタイトルに入れなくていいよ。


上手く表現できないのだが極端に言うと、「はい百合だよ~、はいバトルだよ~、はい新キャラだよ~どうだ?嬉しいでしょ?」って言われながら見てる気分かな…。
作り込みがいまいちなあたり、なろうアニメらしくはある。

評価は最終話視聴後に。

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 140
サンキュー:

5

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

結構真面目な内容でした。でも何か空気作りがおかしい。確かにCMでは百合ファンタジーと言っていたのですが…

1話感想 3.7 なろう系の婚約破棄系ってことでしょうか。なかなか面白い

なろう系の流行りは日々移り変わりますが、かなり長いこと女性向けの婚約破棄系とやらがトップだった時代が続いていた印象があります。
今でも全然トップなのでしょうか。

婚約破棄系とやら、あまり見ていないのですが主人公が婚約破棄されてからなんやかんやあってざまぁする、男向けが追放系なら女向けが婚約破棄系、というジャンルみたいですね。
なんか良くわかりませんが。

まあ追放系も、一度ざまぁしたら以後やることが無くてネタ切れするのでは? と思っていますが、婚約破棄系も同じじゃないのかな?
でも婚約破棄は置いといて色々やったりして長く続けるのでしょうか。

婚約破棄云々言いましたが、本作は主人公ではなくヒロインが婚約破棄されてそれを主人公が拾うという流れなのでやっぱり婚約破棄系であ無いのかもしれません。
じゃあ何系でしょうね。

主人公は作中では説明していませんがタイトルから転生した王女らしいですね。
魔法に憧れていた主人公は魔法の世界にやってきたが魔法が使えないので科学知識を使って魔法を再現しようとする、という内容かな?
作画も良好でクオリティが高く、内容もちゃんとしていて面白そうに思えました。
単純に何系、とくくれないということはそれだけ複雑ということでしょう。
これはポイント高めです。
見続けたいですね。

全話感想 3.8
ううーん、結構、語りたくなる内容かもしれません。
正直、ちょっと変で手放しに楽しめる内容ではありませんでした。
何が変か。空気作りが変なんですよ。

本作、かなり真面目な内容でした。
転生した王女はその事実を隠していて、魔法にあこがれてでも魔法が使えなくて、魔法の研究に没頭して新たな学問まで起こして… と色々重い。
凡人の弟からは嫉妬されたり。
公女の方は基本流されるだけですが王女に救われて以後王女の為に、という感じでしょうか。

そうしたキャラの環境、心情などがしっかり描かれた真面目な内容なのですが… その割にはキャラの行動がいちいち唐突で変に感じられる。

真面目に見ていいの? 見ちゃいけないの? というのがわからない、といったところでしょうか。

バカにしているわけではなく、物語を楽しむなら前提というのがあるはずなんですよ。例えばGガンダムを見るなら『生身でガンダムとは戦えない、こんなのリアルじゃない』、とか言い出したら、楽しめないわけです。
こういう世界観だ、と前提で受け入れる必要がある。

百合なら百合で、女の子同士でイチャイチャするのが当たり前、という空気が欲しかった。
確かにCMでは『百合ファンタジー』と言っていたのですが、ずーっと真面目な内容で来て、最後に急に百合展開が入るんですね。唐突にねじ込まれる百合、という印象になってしまう。

え、じゃあユフィリアがアル君の婚約者にされていたのって、悲劇なんじゃないですか? だって本来百合だった人が、男と結婚させられそうになっていたんだから。

女同士で子供が作れる世界なのか、とかも問題でしょうし、王族が後継者を残さないのは問題なわけで。
果たして百合ファンタジーをやっていて良い世界観なのか? とか。
真面目な宮廷陰謀劇をやっていて、最後に百合をねじ込まれても…。
という感じで、ちぐはぐな空気の作り方が没入感を妨げました。

まあ、何も考えず可愛い女の子達がちゅーしてて可愛い、と思っておけば良いのでしょうけれどね。


ただ、ここに違和感を覚えるのも、百合が奇異なものであるという差別なのかな、とかも考えました。
アニスが王子だったら、特に違和感は無いはずです。

でも女同士は友情なのか愛情なのかはわかりにくい。
友情だけを表現し、男を出さないことで描くソフトな百合作品が多くて、ガチ百合作品は珍しかったので…。


しかしこの、『百合なら、百合が楽しめる空気が欲しい』というのは差別的な考えなのかな? とも考えてしまいました。

こう考えるのは百合が奇異なものだと思っているからこそで、そう思っていなければ唐突に百合がねじ込まれてもなんとも思わないはずだ。
現に男女だったら違和感が無いんじゃないわけで…。

別に同性愛を差別したいとは全く思っていないのですが、かといって同性愛を特殊だと全く思わないのも不可能で、なかなか難しい問題だな、とか考えさせられました。

投稿 : 2023/03/24
閲覧 : 74
サンキュー:

2

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

第1話がピークになってしまう革命

主人公アニスの破天荒な性格を見せ
ラストで魔法学校卒業パーティーで
アニスの弟で次期王候補のアルに断罪される
ユフィを連れ去っていくシーンが一番インパクトあった

その後はアニスの魔学についての話
アルがユフィを断罪してレイニを婚約者に据える理由と
要素自体は出てくるけれど

本題である革命を起こす機運が盛り上がらなかったのは致命的
最終回にそれなりの回答はしているけど
取ってつけた感が半端なく感じた

百合ファンタジーというキャッチコピーも
最終盤の王位継承と精霊契約の下りで見せていくが
それまでの距離感が遠くて急に親しい間柄になったなと

ジオメディアで渡航先生作品なので
個人的には信者寄りの立ち位置なんだけど
それを差し引いてもこの作品はダメダメ

アニスの侍女でなにやら裏があるイリヤ
アニスの旧友で呪いの研究をしているティルティ
アルに利用されたバンパイアのハーフで
無意識に魅了をしていたレイニ

サブキャラクターをうまく使えば魔法革命が
もっと強調できる内容になったのに

アルのアニスに対する絶望と
強い王になるために手段を選ばない部分が表に出るから
庶民にも魔法の活用をと急に言われてもと

一番ダメなのは魔学をしっかりと説明しきれていないところ

アニスは前世の知識を加えて
この世界で異質なアイテムを作り出している

ここまでは良かったがその後はよく分からない論文を出すだけ
魔学による実際の効果に具体性がないから

反対派が陰謀を駆使してアニスを追い落とす道理が
説得力無くて神輿に担がれたアルとの協力関係も
一方的にバランスが悪すぎる

なろうの中では比較的良識的な作品だし
やりようによって新たなジャンルとして切り開けていただけに
残念な気持ちが大変強い

投稿 : 2023/03/23
閲覧 : 34
サンキュー:

5

ネタバレ

damedame さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.3
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 1.5 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

マウントを取る人の頭はすっからかん

8話までは☆4つだったけど、9話みたら評価爆下がり。
まず、王位継承者である弟(15歳)と王位継承権を放棄した姉(17歳)の対決から始まる。
通常こういう場合は喧嘩両成敗、しかも姉弟げんか、殺し合いにまで発展したが、誰も死んでない。

何故王位継承者が追放されて放棄した姉がおとがめなしなんだろう?
むしろアニスが投獄された方がストーリーに厚みが出た。
普通の考えでは王位継承者が当然身分は高い訳だし、姉は2つも年上だ。ユフィー(15歳)の婚約破棄にしても、弟君の方が遙かに説得力があり姉のばかさ加減がみっともない。

百合ものは男は排除すべきものなのか?

アニスが大嫌いになった。
ユフィーは何処が天才なのか?ただの人形じゃん。言われるがまま。
革命を起こす?レイニに対しても処分が甘すぎる。

弟君の正論が響く。自分勝手な姉を持つと大変だね。

陰実の姉は超ブラコンだったのと対照的。

ストーリーが破綻している。なんでもかんでも女の子は正義。男は悪ていうステレオタイプが気持ち悪い。

要するに姉が弟の同級生の女子を次々奪い取っていく話?
弟への愛情より弟の同級生女子への愛情が上なんでしょう。

陰実との比較になりますが、クレアとシド(シャドウ)の姉弟関係
ではクレアのブラコンぶりが炸裂してますが、その実シドもシスコン
なんですよね。悪魔憑きを治しててあげたり、誘拐されたクレアを助けて
上げたり、クレアには一切口答えできない。おちゃめなところが有りました。これ姉弟では一般的です。
女性に口でも力でも勝てないのは幼い弟です。

10話視聴感想
百合ものでもこの作品好きだったんだけど
なんで王位継承でこんなに揉めるの?
女の子同士でイチャイチャするならまだしも、ウダウダぐちゃぐちゃ
は見苦しい。変な精霊まで出てきて、丸く収めようとしているのが
あざとい。

揉めるぐらいなら王子戻せば良いじゃん。
王子のことはどうでも良いみたいでしらける。

11話感想
見ていて気が滅入る回。
お姫様にはなりたいけど、世継ぎを産むのは嫌。
男と結婚なんて絶対嫌。王位継承権はうれしいけど。
とんでもわがまま回。
お姫様(シンデレラ)シンドローム(症候群)+「こじらせ」

一言で言えば
マウントは取りたいけど責任は取りたくない。
でしょ。

ここで出すのもなんだけど、鬼滅でも妹のために命をかける
兄の姿がある。アニスは何故弟をかばわないんだ?
血をわけた肉親でしょ。最初に出会う年の近い異性だよ。
作者には姉弟、兄弟、姉妹いないのかな。

12話最終話
ユフィーが女王になり、アニスとキスして終わり。
まああざとくまとめましたね。もはや勝手にせいよ。
世界は自分たちで回ってると本気で思ってる気の毒な二人。
こんな人達が指導者?不老不死?
絶対そこの国には行きたくない。

作画も良いだけに、つまらんもん作ったな。
今期最悪。
マウントの取り合いをする、頭すっからかんの人達のすっからかん
の物語。

投稿 : 2023/03/23
閲覧 : 276
サンキュー:

7

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

百合なら何でも尊いって人にはいいんじゃないでしょうか。

詳細は略。

地獄の「なろう17番勝負」の第3弾です。
鴉ぴえろさん原作、脚本は「俺ガイル」の渡航氏、制作はディオメディアです。

渡航氏とディオメディア、なろう異世界転生モノという組み合わせは、「聖女の魔力は万能です」「異世界薬局」に続いて3作目かな、知らんけど。

だいぶこなれてきたんですかね。
なろう異世界転生モノの作り方は、これが今のところの最適解といった感じ。適度に転生を匂わせ、キャラの魅力を見せてから話を進めましょうといった工夫が感じられます。

ただまあ、初回はストーリーが絶望的に面白くない…

ま、ここから何らかの動きが出てきて、転生王女(CV:千本木彩花さん)と天才令嬢(CV:石見舞菜香さん)との百合風味なバディものになっていくのでしょう。

えっと、タイトルが出てこない…
ちょっと検索検索。
(この間、約10分)
あ、そうそう。「処刑少女の生きる道(ヴァージンロード)」っぽい感じがしなくもなくもない。

とりあえず3話までは様子見しますね。

=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
いよいよ本領発揮というところでしょうか。
やー、これでまた今期も「アニユフィてえてえ~ぶひぶひぶひ~」ってなキモオタが大量発生するのでしょうね。ディオメディアもそのへん分かっているのか、アニスとユフィのキャラデザは絶対に崩さないという強い意志を感じます。

でも、この2話もたいしたことやってないんですよね。
婚約破棄されたユフィを助手として迎え入れることに決めました。お互いの父親を説得しました。工房を案内して一緒のベッドで寝ました。
以上。

とりあえず、僕はアニスと国王の掛け合いがちょっと面白かったというぐらい。もちろん百合展開が尊いとも思ってないですし。

何クールやるつもりなんだろ…
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
いやはや、この「百合ブーム」の流れをどこまで読んでいたか分かりませんが、「リコリコ」のヒットを読んで、この方向性にしたのなら見事なマーケティングと言わざるを得ないですね。

キャラの可愛さを全面に押し出すため、とにかくアップの多用。まあ、作画的にも顔のアップを多用するほうがラクというのもありますが…

ストーリーをガシガシ進めるよりも、アニユフィのイチャコラを長回しで見せたほうが受けるという作り。そのため、ストーリーが遅々として進まない。良い言い方をすれば、1話に無理くり詰め込まず、ゆったりと進めているといった感じです。悪く言えば退屈。

あえてのことなのか、ぜんぜん本筋に入っていかないで、匂わせるだけですからね。まさか、ここまで弟王子がぜんぜん出てこねえとは思ってもみませんでしたよ。

まあ、良くも悪くも“バズる”ことを狙ったアニメですわね。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
この程度の展開を、1話まるまる使ってやることなのでしょうか。
展開が遅いにもほどがありますよ。

無駄で露骨な百合百合シーンを長々と見せるから、こういう牛歩のようなテンポになるんだと思います。

ま、話自体もドラゴンが来ましたよ、ゴールドランクの冒険者である姫様が直々に討伐に出張りますよってなことだけですからね。

うーん、微妙だなぁ…
{/netabare}
=====第7話視聴後、追記です。
{netabare}
なんとなく癪なのですが、渡航氏脚本の回はそれなりに面白いんですよね。前回とかね。で、今回は別の方(王雀孫さん?ワン・ジャクソンさんとお読みするのかな)。原作との差異がわからないのでなんとも言えないのですが、ただただ会話劇に終始する退屈な展開でした。

ここまで観てきて、やはりストーリーに大きな起伏がないのが面白いと言い切れないところなんですよね…

で、この作品を観ていて感じたのは、僕はあんまり百合というものが好きではないのかもしれないということです。
{/netabare}
=====第9話視聴後、追記です。
{netabare}
で、満を持しての渡航脚本回です。おそらく、中盤の決めの回なのでしょう。アルくんが放逐されて、いったんのフィナーレという感じ。

ただ、いろいろとここまでが不足してきたせいか、なんの感動もない。
正直、壮大で派手な姉弟ゲンカでしかない。

結局、シスコンの馬鹿な弟が部下の悪だくみに乗せられただけですよね。まあ、百合要素を強調したおかげで、昨今のトレンドには乗った感じではありますが、素直に面白いとは言い難いというか、百合を前面に押し出す弊害でストーリーが薄くなっている印象です。
{/netabare}
=====第10話視聴後、追記です。
{netabare}
懸念通り、弟との決着のあとはたいした話ではなかったですね。
アニスが女王になることが事実上決まり、絵では分かりませんが笑顔がさみしげだったという。

で、アニスに女王になってほしくないと駄々をこねるユフィ。
おやっさんにお願いに行ったとき、なんとまあ都合のいいことに精霊契約者のリュミエルが会いに来ましたよという。

「アニスが本心から笑えなくなってしまうから」という、なんとも幼稚くさい理由で女王になることを反対するユフィ。まあ、そうなるようにわざわざ街の道具屋に行って、市民から慕われている王女様というシーンを見せるわけなんですけどね。

とまあ、このように結論から逆算してキャラを散りばめるという、伏線としては下の下というシナリオ。

そのへん、制作陣もわかっているのか、こんな終盤でテコ入れに新キャラ→釘宮理恵ボイスを追加投入というところでしょうか。

正直、面白くないですね。
{/netabare}
=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}
ユフィが精霊契約して人間でなくなり、王位継承権を自分が手にすることで、アニスが女王にならなくて済むように画策しました。

それに対し、アニスは「私から王族であることを奪わないで!」と。よろしい、ならば戦争だ。

は?

いやあ、どこで判断を間違えたかなぁ。
ここで切ってもしょうがないじゃないですか。いつか面白くなるだろうと、ここまで来たけれども右肩下がりで面白くなくなっていく本作。

切り時を間違えたなぁ…
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
ストーリーを重視するアニメ視聴者層には決しておすすめできないですね。

この作品は、アニメには萌えしか求めない。美少女同士の百合百合がとにかく尊いんだブヒブヒという人に向いているのかもしれないです。

それぐらいストーリーがスッカスカ。いったい、原作の何巻分を1クールでやったんでしょうか。なんていうか、シリーズ構成の方が「売れるジャンルはこれ(百合)。内容なんてどーでもいい。俺は『俺ガイル』で疲れたから、頭を使わないで作れるアニメでひと稼ぎしたい」とアニメファンを舐めきって作ったとしか思えない出来でした。

最終話も23分とは思えない長さ。冗長で、薄く引き伸ばしたストーリー。「リコリコ」も酷い脚本でしたが、同じ百合ジャンルで五十歩百歩。

そろそろ、作り手が手を抜いても売り上げが読めるような作品を迎合するのはやめたほうがいいと思います。
{/netabare}

投稿 : 2023/03/23
閲覧 : 369
サンキュー:

5

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

百合感強め

天才令嬢を助けた所は良かったけど、私はあなたがすべてみたいな世界観になってきた。ファンタジーとかバトルものかと思いましたが、百合感満載で最後の最後に断念しました。

投稿 : 2023/03/23
閲覧 : 30
サンキュー:

2

ネタバレ

梨花はわたくしのもの さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

緩やかに国の破滅に向かってて草

小説家になろう原作のアニメ。
話は大まかに悪役令嬢と男性向け異世界転生のハイブリット。悪役令嬢のストーリーから攻略対象となるヒーローを削除し、代わりに女性キャラのアニスフィアを据えた形になります。
継承権を放棄し、自由奔放にしている主人公アニスフィアの性格はリコリコの錦木千束ほぼそのままと考えてもらって構わないと思います。現代世界の回想から彼女はおそらく異世界転生者であり、その知識を活かした魔学で文化の発展に尽力したいという夢を持っています。あとユフィリアにガチ恋しているような描写があります。
ヒロインであるユフィリアは良くも悪くも真面目系。こちらはリコリコの井ノ上たきなとは別物です。暴虐の限りを尽くすアニスフィアの弟、アルガルドに婚約破棄されたのをきっかけに自分の在り方について葛藤してしまいますが、アニスフィアとの出会いを期に、何物にも縛られない彼女に憧れ、惹かれていきます。
最新話である4話までを見ると、ゆっくりな展開ゆえに人物描写は巧みであり、登場人物に感情移入しやすい作りになっています。特に葛藤するユフィリアの描写には力が入っていますね。
悪い点は話のテンポの悪さ。異世界迷宮リスペクトかな。人物描写に注力し過ぎたのが災いしてか、肝心の話がなかなか進まない。これに関して、ユフィリアの掘り下げに丸々使った2、3話は顕著だと思います。
4話で強敵とされるドラゴン出現という新展開こそありますが、この話も半分くらいはユフィリアの描写に充てていました。

5話で展開が動くとなお良いとは思います。

8話まで
ユフィリアを掘り下げ過ぎてアルガルドをなかなか出さなかったのがちょっと悪い方向に行ってるかな。彼とアニスフィアの対立描写も足りない。アニスとの軋轢や慢性化する国内の歪なカースト制度への不満から生まれた、彼の国を吸血鬼の力で統一するという苛烈な思想は世界観にも大きく関わってくるはずなのにここまであまり深掘りしていないのは謎。
なんか百合物語だからアルガルドは出さなくて良いとか言われたりしてるけど、実際ユフィリアが話の核になってくれてるかと言われたらアルガルドたちが起こした事件の火付け役程度の役回りだし、アルガルドより重要性が低いと言わざるを得ないです。
現にアルガルドとの決戦に入ってもいまいち影薄いし、なんならサブキャラのレイニの方がキーマンになっちゃってる。
アニスもアニスでユフィリア関連が枷になって本領を発揮できてない印象。ユフィリアにばっか目を向けるんじゃなくて、彼女の魅力の大部分が詰まっているであろう魔学へのアプローチとかも演説回以外でも1話じっくりかけた形でもっと見たかった。要するにDr.STONEみたいに一から試行錯誤して発明品を作る回とか。彼女とアルガルドの関係についても同様にしっかりしたストーリーが欲しい。
何より思想を貫くべく立ちはだかってくるアルガルドに自分なりの解答をもって対峙するアニスフィアっていう本来ならクソ熱いシーンに8話から入ったのに問題点が目立つせいで物足りないのが個人的な感想になります。

9話
アルガルドとの決着回。
この話自体は良いんだけど案の定アルガルドの掘り下げは弱いまま。これまでの話で一応台詞で説明はされてるから話の流れの理解だけはできるけど彼の出番が少な過ぎて動機が薄っぺらくみえてしまうので大部分を想像で補完するしかないのが辛いところ。

メインヒロインのはずのユフィリアももっと良い活躍のさせ方があったと思う。これだと、演説以外だと常に状況に流されているプラスαのキャラでしかない。あの役回りなら当事者であるレイニやイリアにもできるからいる意味はあまり無かった。
実のところアニスとユフィの絡み自体、ユフィリアの独白が話の大部分を占めていたせいで多くないし、ユフィリアはアニスフィアとアルガルドの兄弟間の問題に関してはほとんど蚊帳の外だったから安易に首を突っ込めるだけの説得力も無い。
問題の渦中にいたレイニやアニスに十分な理解のあるイリアならともかく、積み重ねが薄いユフィリアを仲裁役に選んだ理由がメインヒロインであること以外に見当たらなかった。

メインストーリーも終わっただろうし、あと3話どうするんだろう。

10話
登場人物の思考、行動が幼稚過ぎる。この話はアニスの自由奔放な気質が完全に裏目に出た形になる。
当作品より評価が低いはずの冰剣の登場人物の方がキャラクターとしての完成度が高いと思わせるくらいにはこのエピソードでのキャラクターのものの考え方は酷いです。なんでみんな精神的にアルガルドとの決着前よりも退化してるんだ。
アニスフィアがアルガルドを止めたことで王位継承者がいなくなったので、現状王位を継承できるのは一回放棄はしているものの、王族の血を引いているアニスだけなのになんで嫌々な雰囲気丸出しで仕方なく継ぎますみたいな幼稚なことやってんのか理解できません。アルガルドの時と同様、アニス自身がこの状況を作ったくせに嫌々やるとか無責任にも程がある。アルガルドがキレたのはそういうとこだぞ。まるで成長してない。
これまでの話を見る限り、アニスフィアは覚悟を決めたからアルガルドを国に仇なす存在だと見做し、排除したんでしょ?じゃあ残された唯一の王族の子孫として課せられた責務を果たさなきゃダメだと思うんですが。
それに反発するように国の行く末を決めかねない重大な話に持ち出すべきじゃない甘ったるい理想論をどいつもこいつも振り翳して冷静な立場で正論を述べているユフィリアに強要してくるのが本気で意味不明。これに関してはユフィリアは完全に被害者だと思う。
10話時点でユフィリアの考え方が合理性の面では一番の安牌なのに、ティルティやイリアがユフィリアに対して言っていることは中身や現実味が伴ってない感情論でしかなく、話の流れではなんか論破しちゃってますが実際はユフィリアを説得するために提示しなければならない、アニスが王にならずに済むための代替案も無いままに正論を言っているユフィリアを頭ごなしに否定しているに過ぎず全く論破できてないです。
正しいことだけが良いこととは限らない、とかじゃなくてこれはアニスが一度決めたことへの筋を通す通さないの話だから。良い話風に見せて論点をすり替えようとするな。
自分のやったことの尻拭いもできないならアニスがアルガルドのやり方に口出す権利なんて無いです。アルガルドの目指す結末や実際にやらかしたことは立派な悪なので擁護こそしかねますが、スタンスがブレまくりなアニスより、曲がりなりにも最後まで国を想って突き進んでいった彼の考え方の方がよっぽど筋が通ってます。
そもそも王になるとアニスの自由が完全に無くなるってどこソース?別にアニス一人で国を全部支えろとか言われてるんじゃないんだし、それこそ補佐役として優秀な人材であろうユフィリアに細かな政策のことなんて結構な割合で投げて、自分は王になったことで得られる信頼や人材を活かして得意な魔学を広めて国の発展に尽力するとか、色々やりようがあるでしょ。
このように王位継承後にも彼女らしいことができる道はたくさんあるはずなのに、アニスが先の人生を不幸だと決めつけて一人で全部抱え込んで自滅しようとする理由が分からない。
唐突にぶっ込まれた精霊術師リュミエルのくだりもかなり酷い。ファンタジーを悪い嘘の使い方で利用してしまっており、とんでもなく悪辣なご都合主義になっている。
精霊と契約したら血筋とか関係無く王になれるとか最高に意味分からん。そんなんだったら才能さえあれば極論精霊と契約するだけでどんな馬の骨でも王位を簒奪することができるわけで、この事実が明るみに出ればあれだけ登場人物たちが大事だと強調してきた王家の血の価値が地に堕ちるというこれまでと矛盾した話になるんですが。これはしっかりまとまっていたはずのアルガルドの話すら茶番になりうる明らかなクソ設定です。アルガルドは王族の血を引いていたがゆえにあれだけ苦しんでいたのに、この設定はそれを根本的に否定してしまっています。

アルガルドの話は空きまくっている行間さえ読み切れれば面白かったのに、王位継承の話は客観性を求められる政治の話では無縁であるべきな幼稚な感情論ばかりで理解しても個人的にですが面白くないです。

11話
弟を醜い後継者争いから解放するために王位継承権を放棄→わかる
アルガルドを止めるために戦う決意を固める→まあわかる
話の流れから読み取って、王女になる決意を固めてアルガルドを倒したのにいざ継承するとなると嫌々なの丸出し→???
結婚したくない、個性取られたくない→?????

カタルシス不足のさきっちょまでたっぷりの鬱展開はとりあえず置いとくとして、アニスに王女やる気無いのダダ漏れかつ結婚したくないだのアイデンティティ奪わないでだののわがままを抱えたり喚いたりするのがまあ酷い。これ自体は納得できる理屈が伴ってればそのキャラクターの色を出せるんだけど、アニスの場合は10話からずっと心理描写がごちゃごちゃでなんで王位に固執するかに説得力が全く無いから面白くなりようがないです。
こうしたアニスの心理描写の変遷は人間に元来ある矛盾した感情表現を描きたかったのかもしれませんが、それにしても脈絡が無い。こんなよく分からない展開にするならアニスを邪魔する貴族たちを踏み越えていく方がずっと良い。
精霊契約の問題点は10話と同じ。才能あるなら誰でもなれる可能性があるので誰が犠牲になるかでゴタゴタする意味がわからない。長生きしたい人間にやらせれば誰も不幸にならないのではないでしょうか。
しかも最後はまた戦って黙らせますって流石にワンパターン。異世界薬局かな。
暴力で相手を黙らせるって最終手段なのに何回も頼るとか蛮族にも劣る。話が通じないだろうドラゴンや百歩譲って異形の力を得て暴走したアルガルドなら戦うのは分かりますが、話し合う余地のあるアニスとユフィの決着はもうちょっと別の形にならんかったんかな。

12話
そもそもこの継承者問題のこじれってアニスフィアが簡単に予想できることについて後先考えずに強引に自分のやりたいことを押し進めていったのが全ての元凶なんですよね。このことが終始枷になってアニスの自業自得だろって結論に至るから感情移入できない。
王位継承者がいなくなったらそりゃ唯一継承権を持っているアニスがやらなきゃいけなくなるわけだし、そんな猿でも分かることを見越しておらず、結果自棄になって自己犠牲で収めりゃ解決って考えに至るのはあまりに無責任。ぶっちゃけやる気無いやつに統治されるのはアルガルドの独裁政治と悪辣さのレベルは変わらないですからね。
てか他の人も言ってるんですが、なんで世継ぎが少ないんだ。普通このようなトラブルになってもリカバリできるようにあらかじめ子供は多めにこさえとくでしょ。しかも現国王であるアニスの親父が常に王宮内が何かしらのことで揉めてるのに緊張感無いの丸出しかつ、そのことについてあまり深刻に触れてないのが無能さを際立たせてる。お前の詰めが甘いからアニスは苦しんでんだぞ。
挙句ユフィが精霊契約をしてバレッティア王国最後の王になり、王国が緩やかな破滅を迎えることが示唆されました。散々百合百合した末に次代を担う子供を作らないで破滅を受け入れるとかまともな王の考え方じゃない。たまに見る魔法でふた○りになって子作りしろとかのふざけた考えの方がまだまともに見えるくらいにこの結末は酷い。ハッピーエンドに見せかけたメリーバッドエンドです。
王政の描写はヴィンランド・サガやキングダムの完全下位互換と言っても遜色ない。なろう特有の浅いなんちゃって王政じゃあれらみたいな駆け引きができるわけないし、王政の深掘りには手を出すべきじゃなかった。この辺りは同じなろうでも現実主義勇者の方がまだ見られるレベル。
百合ジャンルと考えると転生者設定が邪魔になってる。アニスの前世の性別が分からないから百合と呼んでいいのか怪しい。中身が男性だったら仮に精神が肉体に引っ張られていたとしても百合とは言い難いと思う。元ニューハーフとかならこれまでにあまり無い斬新さも相まってかなりアリだと思うんだけど、この作品はそこまで深く考えた話ではなさそうではあります。この辺りはかなり繊細で取り扱うのが難しい題材になっていますし。
まあ、どの道最低でも前世の性別については触れるべきだった。転生者設定は前世の性別関連に限らず深掘りせず軽く流してるだけで終わってるし、12話かけてこの程度の描写なら無くても良い。百合恋愛に切り込む心理描写も同様に浅いから唐突にキスする流れになっててたまげました。せめてやが君くらい濃厚な描写が無いと百合アニメとは言えないかな。

10話からの失速具合を踏まえると、今期の中では正直下から数えた方が早いレベルだと思います。

投稿 : 2023/03/23
閲覧 : 244
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7

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あぁ流川 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

世界が変わったリコリコ

魔法の国もの
金髪ヒロインの演技がリコリスのちさととよく似てる、どうも声優は違う模様。
世界が変わったリコリコとして見てる。
このクール、みんな微妙の中でとうやら一番の予感。
エロ枠が覇権じゃないしなあ、あやとらはさすがに…百合もどうかと思うが。

5話まで
ここまでアニスフィアの正体は転生者なんてくだりまったく触れてこないけど転生王女なんてタイトル付いてる訳で、回収伏線をどんどん貼っているんだろうな。
6話
婚約破棄された娘と寝取った娘を百合の手込めにするアニスフィア、修羅場だw
完走しました
最終回でさらっと転生した事を話しタイトル回収、それより百合が…完全に百合が爆発しとるw

投稿 : 2023/03/23
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サンキュー:

2

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ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

王女は空を自由に飛びたい、ついでに令嬢を奪ってみた

5歳の時に前世の記憶を呼び戻した王女、アニスフィア
彼女は空を飛びたいと願っていた...
だが、頑張っても低空飛行が精いっぱいだった
夜、魔力石を箒に埋め込んだおかげで飛べたのだが、その着地先が...

アニスフィア・ウィン・パレッティア=シュナ、ファルファ、エレメントさん
ユフィリア・マゼンタ=星ノ守千秋、平原陽桜莉(ブルリフ)
イリア・コーラル=ラビリン、星乃雲母、フラン、ましろ(スカプリ)
レイニ・シアン=乾心寿(着せ替え人形)、御影桜子(それでも歩~)

全てはユフィリアへの婚約破棄から始まる
そうなれば、レシピッピやエレメントさんと同じく『奪う』まで
ユフィリアをお持ち帰りして、『革命』を始めよう

2話
聖霊石の発明を見て驚いたユフィだった
魔法を使えないアニスにはこうするしか術はないのだった

3話
ユフィリアはもう帰る必要はない
だからもうここが貴女の家だ
アニスから剣を貰った。アルカンシェルという虹を...

4話
アニスはギルドに入っていたことが発覚
私が私であるために、彼女は往く
魔物の津波から守るために

5話
私は人を笑顔にするために魔法を使う
ただそんだけだ
これが私の
モ ナ ド バ ス タ ー

やっとこさドラゴンを叩き切ったのだが
最後の最後でドラゴンは呪いを...

6話
と言うわけで、呪いの専門家だという魔術師の所へやって来た二人
なんと、レイニを連れて来ただと...

7話
レイニはヴァンパイアの血があることが発覚
ならば力をコントロールしないと

9話
弟よ、アンタの行動
許しはしねえ
刃を向けた果ては...

サヨナラだ
生きて罪を償え

10話
そしてアニスは王を継承する
だがユフィリアは王にさせたくない
でも国には王が必要だ
私はただアニスの笑顔が見たいだけだから

11話
ユフィリアは精霊になろうとしている
そのまま王になるつもりだ
それはアニスを王にさせないため...
だが精霊になると記憶が無くなる...

でもこの国は壊せないじゃないかぁ...!

12話
これが最後の我儘だ
私とサシで勝負して...!
その結果は...

叶わなかった
願っていた魔法はユフィリアの方が強かった...

投稿 : 2023/03/23
閲覧 : 167
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5

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Rye さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:今観てる

物語の面白さや深みが出れば…

YouTubeにてプレミア公開された時に1話を見ましたが、作画良し、声優良し、キャラの可愛さ良し、百合成分良しでかなり冬で期待しているアニメです!
しかも、終わり方もすごく次の話数に向けてワクワクするような終わり方だったのでとても楽しみにしています!冬クールのダークホースになって欲しいという期待も込めて!




追記
最新話まで見ましたが、物語の内容的には中々あまり見えてこないものがありますが、この作品がアニスとユフィの関係の変化をとても丁寧に描きたいと思っているんだなということはひしひしと感じます。この作品はキャラがとても魅力的でたっているのが良い所だなと思います。まず、アニスは可愛くて面白くて最高だし、ユフィは可愛くて物語が進んでいくにつれて、感情表現豊かになり、可愛くなっていきますし、イリアはアニスに出会ってからなのか、とても心優しい素晴らしいキャラで、この作品には本当に愛されるべきキャラがいるなという印象です。
ここに物語の内容の面白さも入ってこればかなり良作になるのですが、そうなってくれるかどうかまだ分からないので今後に期待したいところです。このようなキャラの魅力があるアニメなので、可愛いキャラや百合が見たい人にはとてもおすすめの作品だと思います。

投稿 : 2023/03/21
閲覧 : 133
サンキュー:

2

ウイング さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/30
閲覧 : 0

えふ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/30
閲覧 : 5

番長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/30
閲覧 : 0

ゆー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/29
閲覧 : 0

a さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/29
閲覧 : 0

さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/29
閲覧 : 9

ゅず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/28
閲覧 : 0

yuichiro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/28
閲覧 : 0

ソース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2023/03/28
閲覧 : 0

べんちゃん☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/27
閲覧 : 0

k i m i さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/27
閲覧 : 0
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転生王女と天才令嬢の魔法革命のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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転生王女と天才令嬢の魔法革命のストーリー・あらすじ

パレッティア王国王女、アニスフィア・ウィン・パレッティアには前世の記憶がある。 魔法が当たり前に存在する世界に転生し、魔法使いに憧れるアニスフィアが夢見たのは、魔法で空を飛ぶという、破天荒で非常識なことだった。けれど、なぜか魔法が使えないアニスフィアは日夜、キテレツ王女とあだ名されながら、怪しげな研究に明け暮れるはめに。 ある夜、お手製魔女箒で空へ飛び立ったアニスフィア。暴走する箒が飛び込んだのは、貴族学院の夜会。そこでは、魔法の天才と噂される完璧公爵令嬢ユフィリアが、アニスフィアの弟・アルガルド王子から婚約破棄を宣言されているところだった。声もなく流されるユフィリアの涙を見たアニスフィアはそっと手を差し伸べる。 ──この魔法はあなたの笑顔のために。2人の少女が未来を切り開く、「転生×天才」魔法ファンタジー! (TVアニメ動画『転生王女と天才令嬢の魔法革命』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年冬アニメ

この頃(2023年冬アニメ)の他の作品

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