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「転生王女と天才令嬢の魔法革命(TVアニメ動画)」

総合得点
72.9
感想・評価
339
棚に入れた
926
ランキング
1075
★★★★☆ 3.5 (339)
物語
3.2
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.5

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転生王女と天才令嬢の魔法革命の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ヘンゼル さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

物語の引きが少ない

異世界版百合作品……、と言うんでしょうか。
実際、最終話までちゃんと見ましたが百合要素以外は良くも悪くも捻られていないストーリーだなと感じましたね。

百合要素も正直、主人公とヒロインの公爵令嬢の関係性もあれ以上進むことはありえなさそうですし、進んだとしても恋愛のABCで言う、Cの手前ぐらいまで行ってしまっているので、それ以上あったとしても正直、気になる要素にはなりえません。

一般アニメでは限界があるのでね…。


そして百合要素に重きを置きすぎたのか、ストーリーとしてはかなり陳腐。

魔法が使えないが魔術具を生み出せる主人公の王女様と、魔法の腕は天才的だが自分を出すのが苦手な公爵令嬢が本作のメインキャラ。

世界観として魔法は精霊と契約した貴族だけのものという習わしがあり、貴族は平民を見下しているという。
そんな世界で王女でありながら魔法が使えない主人公アニスフィアが、たとえ貴族でなくても空が飛べる道具を作ろうと躍起になっている。

そんな中、王に断りもなく公爵令嬢の婚約を破棄し、男爵の娘と婚約する王子がいた……。

というような感じで序盤のほうこそ面白そう!と思わせる力はあるのですが、改めてまとめてみると貴族と平民の違いが魔法を行使できるか否か、というところとかどこかの下克上で見た設定ですし、何と言っても婚約破棄から始まるものであるため、かなり「なろう」寄りの話の作り方だなとも思いましたね。
良く言えば昨今の流行を抑えているとも言えますが、悪く言えば個性がないと思われても仕方がないかもな、と。


そして本作の最大の欠点。
それは「話を丸く収めすぎた」ことです。
そのせいで物語の引きがない。続きが気にならないのです。
本作の引きになる要素……、強いて言えばドラゴンの呪いくらいでしょうか。それ以外だと、うーん。

暴走した王子の処遇も、主人公と公爵令嬢との関係性も、空を飛べる道具を作りそれが完成したこととか、序盤から中盤にかけて主軸となっていた物語を楽しめる要素が悉く最終話で語りきられてしまっているんですよ。

話としてもパンチがないため、印象に残っているシーンはほぼ皆無といってもいいかもしれません。虚無に片足を突っ込んでいるアニメといってもいいかもしれませんね。

あまりに綺麗に終わりすぎているのってストーリー物の作品にとってはかなり致命的なんじゃないかな?
だって、アニメを見て原作を買う層って、本作を気に入った人、もしくは本作の続きがいち早く知りたい人に限られてくるわけじゃないですか。(持論ですいません)
本作はまさに、後者を減らすような作り方をしてしまっているな、と思いました。

私としても本作の最終話を観たとき、最初の感想が「え?完結?」でしたよ。
完結に疑問を抱いたのではなく、ストーリー物で原作も何冊か出ている作品であると知っていましたので、完結が早いなという意味で驚きましたよ。
それくらい綺麗に終わりすぎているんですよ。
だから本当に完結だと思った人もいるんじゃないでしょうか。


百合要素を異世界に持ってくるのは斬新だとは思いましたが、異世界の設定があまり捻られていないため、ストーリーにはあまり期待しないほうがいいかもしれません。驚きや感動もあまりないですし。

同じ百合要素が入っているリコリスリコイルの方が、本作よりストーリーの完成度、そして物語の引き、続きが気になる要素をちゃんと残しているため、どっちがより続編を見たいかは言うまでもないでしょう。

一応擁護すると作画は良かったです。だれること無く最終話まで迎えたのは昨今のアニメ業界では凄いことだと思います。
そして、本作が斬新であるのは確かなので、新しい物が見たいという方にはおすすめな作品かもしれません。

本作が気になった方はぜひ、一度観てみてはいかがでしょうか。

投稿 : 2024/03/19
閲覧 : 20
サンキュー:

1

ネタバレ

dossun さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニスとユフィの二人の相性がいい

視聴済み(計2週)

<よかったところ>
・キャラデザインが全体的にかわいい
・アニスとユフィのコンビ感の良さ
・お互いがお互いを思いやる優しい物語
・アニスの快活さの中に隠れた思いやりの心

<うーん>
なし

アニスとユフィのてえてえ感、非常に微笑ましく見れました。
魔法が使えないアニスと婚約破棄されたユフィとの魔法に関する発明、研究を進めていく物語です。
前半は、ユフィの傷心を癒やしつつ、アニスとアルガルドの婚約破棄についての真相がわかる内容、後半は、アルガルドの代わりに王位継承につくアニスを中心とした話になる内容となります。
アニス、アルガルドの戦闘シーンは作画の仕上がりが非常に高度な仕上がりであると共に、兄弟にある葛藤の部分を丁寧に描いてくれているところが非常に見ごたえがあります。
後半は、アニスの境遇を心配したユフィの献身的な思いが二人の関係をはぐくみ、幸せな展開へと向かっていきます。
貴族内のドロドロも垣間見れますが、二人の周囲には優しい心を持った人物たちがいるため、その優しい世界観に浸ってもらいたいです。

投稿 : 2024/03/02
閲覧 : 24
サンキュー:

1

ネタバレ

hige3 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

これはあかん。

序盤すごくいい入りで、面白そうだったのですが、後半に入るにつれて話が入ってこず、一度リタイア。

その後ゆっくりと見直して、やっぱり序盤すごい面白くて、見やすくて、手ごろで手軽な感じでした。が、後半にかけてやはり失速。一応最後まで見ましたが、最終2話くらいが一番見るのしんどかった…。

え!?これだけやってただの百合の話?という…。何かを誰かが改変したのですかね?ちょっと序盤これだけいい感じだったとは思えない失速ぶりでした。

投稿 : 2024/01/27
閲覧 : 135
サンキュー:

1

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

王女は空を自由に飛びたい、ついでに令嬢を奪ってみた

5歳の時に前世の記憶を呼び戻した王女、アニスフィア
彼女は空を飛びたいと願っていた...
だが、頑張っても低空飛行が精いっぱいだった
夜、魔力石を箒に埋め込んだおかげで飛べたのだが、その着地先が...

アニスフィア・ウィン・パレッティア=シュナ、ファルファ、エレメントさん
ユフィリア・マゼンタ=星ノ守千秋、平原陽桜莉(ブルリフ)
イリア・コーラル=ラビリン、星乃雲母、フラン、ましろ(スカプリ)
レイニ・シアン=乾心寿(着せ替え人形)、御影桜子(それでも歩~)

全てはユフィリアへの婚約破棄から始まる
そうなれば、レシピッピやエレメントさんと同じく『奪う』まで
ユフィリアをお持ち帰りして、『革命』を始めよう

2話
聖霊石の発明を見て驚いたユフィだった
魔法を使えないアニスにはこうするしか術はないのだった

3話
ユフィリアはもう帰る必要はない
だからもうここが貴女の家だ
アニスから剣を貰った。アルカンシェルという虹を...

4話
アニスはギルドに入っていたことが発覚
私が私であるために、彼女は往く
魔物の津波から守るために

5話
私は人を笑顔にするために魔法を使う
ただそんだけだ
これが私の
モ ナ ド バ ス タ ー

やっとこさドラゴンを叩き切ったのだが
最後の最後でドラゴンは呪いを...

6話
と言うわけで、呪いの専門家だという魔術師の所へやって来た二人
なんと、レイニを連れて来ただと...

7話
レイニはヴァンパイアの血があることが発覚
ならば力をコントロールしないと

9話
弟よ、アンタの行動
許しはしねえ
刃を向けた果ては...

サヨナラだ
生きて罪を償え

10話
そしてアニスは王を継承する
だがユフィリアは王にさせたくない
でも国には王が必要だ
私はただアニスの笑顔が見たいだけだから

11話
ユフィリアは精霊になろうとしている
そのまま王になるつもりだ
それはアニスを王にさせないため...
だが精霊になると記憶が無くなる...

でもこの国は壊せないじゃないかぁ...!

12話
これが最後の我儘だ
私とサシで勝負して...!
その結果は...

叶わなかった
願っていた魔法はユフィリアの方が強かった...

投稿 : 2024/01/05
閲覧 : 277
サンキュー:

6

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 – 理想の魔法使いになるために

鴉ぴえろ のライトノベル     キャラクター原案:きさらぎゆり
「小説家になろう」で2019年から2020年まで連載
制作:ディオメディア

魔法を使えない王女と精霊に愛された侯爵令嬢が共に手をとり未来を切り開いていくファンタジー


<メモ>
“なろう で 転生” 百合っていうのが他作品との差か?

王位継承権を放棄し自由奔放な行動で弟を追い込むアニスに共感できず。
魔石(魔薬)を飲み暴れるアニスにも共感できず。
女王にはなりなくないけど、王女であることには拘るというのも良くわからない。
さらに意味のない百合は気持ち悪い。

大好きだった姉と比べられることを悲しみ、「魔法科学」の研究で成果をだす姉を羨んだ弟は
魅了に騙され、貴族に利用され罪人になってしまった。
肩の荷を降ろして田舎でゆっくり過ごせていますように。


<主要登場人物>
・アニスフィア・ウィン・パレッティア:千本木彩花  パレッティア王国の第一王女 「狩猟の略奪姫」と呼ばれる
・ユフィリア・マゼンタ:石見舞菜香         公爵令嬢 次期国王アルガルドの元婚約者

・イリア・コーラル:加隈亜衣            アニスフィア専属侍女 アニスに対する言葉使いが辛辣
・アルガルド・ボナ・パレッティア:坂田将吾     アニスフィアの弟の王太子 ユフィリアとの婚約を破棄
・ティルティ・クラーレット:篠原侑         侯爵令嬢 「呪い」について研究
・レイニ・シアン:羊宮妃那             男爵令嬢(元平民) 体内にある魔石で魅了する


・オルファンス・イル・パレッティア:浜田賢二    国王
・グランツ・マゼンタ:坪井智浩           マゼンタ公爵家の当主 宰相 ユフィリアの父親

・リュミエル:釘宮理恵               精霊契約者


<ストーリー>
5歳の時に前世の記憶を思い出したパレッティア王国の第一王女アニスフィア(アニス)は魔法へのに憧れが強いが適正がなかったため王位継承権を放棄し「魔法科学(魔学)」の研究に勤しむ。
そんなアニスは前世で憧れた箒で空を飛ぶ実験中、制御に失敗し貴族学院の夜会に飛び込んでしまう。

そこではアニスの弟アルガルド(アル)が婚約者の侯爵令嬢ユフィリア(ユフィ)に婚約破棄を宣言していた。
ユフィには身に覚えのない男爵令嬢(元平民)レイニに対する虐めや暗殺を咎められたのだ。
状況を理解したアニスは「私が攫ってあげる」とユフィを連れて夜空へ飛び立つ。

公の場で王太子から婚約破棄をされたユフィの行く末を心配したアニスは
父である国王とユフィの父の宰相に自分が研究している「魔法化学」の助手にしたいと伝える。
こうしてユフィは公私共にパートナーとしてアニスを支えていくことになる。

アニスは魔物の素材欲しさに冒険者ギルドに登録していて(ゴールドランク)
冒険者ギルドから王都にドラゴンと魔物の大群が近づいていると招集がかかりユフィが同行する。
アニスの魔学とユフィの魔法で共闘し無事ドラゴンを倒すが、アニスはドラゴンから(呪い)知識を託される。

ユフィの婚約破棄の原因となったレイニにはヴァンパイアの血が流れており心臓にある魔石が無意識に魅了の能力を発揮していることがわかり
「呪い」の研究をしているティルティの協力で魔力をコントロールできるようなる。

ヴァンヴァイアの能力を知った貴族の企みで王太子のアルがアニスが住む離宮に保護されているレイニの心臓から魔石を奪い暴走し廃嫡となる。
そのためアニスは王位継承権を復権し次期 女王候補となる。
が、アニスは女性が好きなのに跡継ぎのため結婚をしなければならないし、今までのように大好きな魔学の研究をすることも、自由に街に出て市井の人と話すこともできなくなる。
さらに魔法を使えないアニスを蔑み、貴族だけに許されていた魔法の恩恵を平民にも与える魔学を快く思っていない貴族達との交流が増える。アニスにとって辛い日々が想像できた。

一方のルフィはアニスの自由と笑顔を守るため国王になどさせたくない。
そんなルフィの前に精霊契約者のリュミエルが現れ精霊と契約すれば初代の国王と同じように正当な王位継承権を乗り越えて新たな王になれると聞き精霊契約をする決意をする。

前世の記憶があるアニスは自分が転生したせいで本当の王女の存在が消えてしまったのではないかという罪悪感から王女ということに拘りがあることと、
精霊契約した者は不死となり長い時間をかけ記憶を失いやがて自身が精霊となると知り、ルフィにそんな重荷を背負わせたくないとアニスは反対する。

互いを思いやる2人だったが、ルフィの思いの方が勝ったようだ。
精霊契約をし王家の養子となったルフィが王位を継ぎアニスと共に
これまでの魔法と伝統を終わらせ、魔法を貴族の特権ではなく誰にでも使えるように未来を変えていく。


23.3.30

投稿 : 2023/10/27
閲覧 : 125
サンキュー:

3

ネタバレ

ahiro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

2023.10.14 視聴

投稿 : 2023/10/14
閲覧 : 84
サンキュー:

0

ネタバレ

ゆかたん半島 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

思ったよりは良かったかな

単調なアニメかなと思いつつ、レビューもまずまずだったため鑑賞させて頂きました。

作画はきれいです。7話あたりで少し作画に違和感を感じたが全体的には問題ないかと。
(7話 主人公: 王国王女アニスフィアとクラーレット侯爵家令嬢ティルティ・クラーレットの掛け合い時の遠近がおかしい)

キャラクターも主人公アニスフィア、ユフィリアともに可愛い。

魔法が使えないが、魔法が大好きな異端児の主人公に振り回されながらも、周囲を巻き込み、実力をつけて戦っていくストーリー。
戦闘シーンも悪くない。

しかし、転生王女って書いてある割には、転生感が全く感じられません。
別に転生じゃなくても良かったのでは?と。

はずれではないが、あたりでもない。
メイドが無職転生のリーリャに似てるような…
メイド的な強さでいえば、
かぐや様の早坂みたいな…
まっ、気になりませんね。

観ても後悔はないアニメです。

投稿 : 2023/09/27
閲覧 : 92
サンキュー:

2

ネタバレ

もんちろー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

百合ってます。

魔法を誰よりも愛してるのに魔法が使えない王女と、魔法も何もかも持っているのに何も持っていなかった天才令嬢。
天才令嬢は王女の弟と婚約してたけど、弟に婚約破棄され、しかも言われない罪を着せられ断罪寸前…ってとこに王女が現れ令嬢を攫って行った。
王女が令嬢を助手に!
女王は転生者で、魔法科学というものでドライヤーなりケトルなりを使っていたが世間には目立ちたくないので発表せず。
それを助手の令嬢に発表してもらおーう!的な感じで進んでだたんだけど、後半になると戦いや真面目な話も増えてきて、泣けるシーンもあった。

投稿 : 2023/07/27
閲覧 : 80
サンキュー:

1

ネタバレ

shitasama さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まあリコリコだな

声優のせいか…まぁリコリコてすな…
まぁ面白かった作画も崩れることも無く
ストーリーも良くてきている

百合ぽい所もまぁ良きです

面白いと思うな〜

投稿 : 2023/07/21
閲覧 : 96
サンキュー:

2

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

百合苦手でも大丈夫?

原作未読(2023.7)
「転生なろう系」の中では良質な作品(言い方!)。
百合作品が苦手な自分でも最後まで視聴できました。また、量産模造作品(言い方!)と違い何でも与えられた最強系ではなく、転生者としての罪悪感をも内包しつつ、転生世界で己の存在証明への葛藤や悩みを垣間見せる主人公の姿を通して作者には好感が持てます。
彼女達の決意と選択の結果どんな未来が待っているのかついつい夢を無くした古い地球人である自分はネガティブな想像をしてしまいがちですが、こんなにも世界は美しい・・・であってほしいですね。

私のツボ:弟君なぁ・・・

投稿 : 2023/07/17
閲覧 : 82
サンキュー:

4

ネタバレ

こま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

海外アニメファンからは第2のリコリコと言われていたが…

シリーズ累計発行部数は60万部を突破した人気作品。

リコリコ感があるのは1話だけでした…。

正直凄い期待してたんですが2話以降話しが進むにつれ国の問題、次期国王を姉弟のどちらにするのか?姉のアニスは優秀だが魔法が使えないし頭がオカシイと言われ、王になったら国が滅ぶのでは?とも、弟のアルはその姉と比べられ、特別な能力も無く王として相応しいのかが問題になり姉弟で殺し合いにまで発展すると言う…。
とにかくアルが自分の計画の為にアニスの周り含めてちょっかいを出し、その過程で現婚約者のレイニを殺しかけ、最後にはアニスと死闘を繰り広げる事に…。

ここまででも結構アレなんですが姉弟の死闘に決着がついた後の方も…。
弟が負けるんですがこれによってアニスが次期国王にほぼ決まりかけ、結婚相手は誰が良いかになり国の中枢のお年寄り達はアニスを、いやらしい目である部分を見て、これなら相手は誰でも喜ぶだろう的な事を言い年上でも構わないから探せと言う…。その2人に子供が生まれればその子供に王位を継がせればいいとも…。アニスは魔法が使えないからね。よくイリアに言う不敬はここでは使われなかった。
仮にも王女なんですけどね()

その後何やかんやあってユフィが王になると宣言、理由はアニスには自由でいて欲しい、悲しむ顔も見たくないだったかな?王になる為の条件が2つあるがその1つならユフィでも可能。
その方法が精霊契約者になる事だったが、精霊契約者になると不老不死になる事がある人物によって明かされる事に。
これにアニスは反対したが結果的には折れる事に。

一応この国には精霊信仰なるものがあり、魔法と精霊以外は認めない所謂宗教が存在してます。もちろんアニスの魔学、魔道具に対しても認めていないが、お金が絡むと1部は認める感じになる展開が…(苦笑)
それとアニスはユフィと2人でとはいえ、魔道具でドラゴン討伐に成功してるんだけどそれでも認めないって言うね…。ちなみに魔法を使えない子供が生まれた場合この国では容赦なく捨てます(スラム街とかに)。
王族、貴族辺りは確か例外だったかも。アニスが王女としてふつうにいますしね。

話しが進むにつれ百合(アニスとユフィ)である事も分かるように。個人的には軽い百合なら全然大丈夫なほう…だったが最終話見てビックリ‼️なんとディープ?フレンチ?キスを始める2人が…しかもベットで…。最後に何でソレ?と思いました…。
こんな感じだったので期待外れどころか斜め下の作品でした…。

キャラ的に良かったのは、はっちゃけアニス、見た目が若いアニス母親シルフィーヌ、アニスの侍女不敬のイリア、ヘンタイ?のティルティ、あうあう可愛い令嬢レイニ、娘を溺愛し過ぎレイニ父ドラグス。
キャラデザ、作画が素人目に見ても凄い良かったのは分かった作品だったんですけどね…。
個人的には軽い百合ラブコメで良かったのに。

最後に。アニメ1話視聴後にマンガを最新刊まで買いましたが、マンガはアニメよりもコメディ寄りになっていて読みやすいですね。
5巻までは買いましたけど不穏な感じは5巻から、4巻まではそんなにって感じで読みやすい。
アニメでカットされた部分(ドラゴンとか)の補完としても良い。
5巻もコメディ部分は良いんですけどね(背表紙とかも
あとはとにかく作画が凄く良いのでキャラが可愛く、女の子はエロく、コミカルに動き顔芸が面白いのもあって続きが気になる。
個人的にはマンガはオススメ。マンガアプリでも確か読めたはず。

投稿 : 2023/07/17
閲覧 : 133
サンキュー:

1

ネタバレ

cugOB72684 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

少年漫画✕百合

確かに百合の要素はしっかりあったけれど、話の内容としては激アツの少年漫画を見てる感覚だった。

物語前半では、自分の居場所を失ってしまったヒロインに主人公が手を差し伸べ、関係を深めて困難(ドラゴン)に立ち向かう様が描かれ、後半では、その逆で、自らの役割に押し殺されそうになっていた主人公をヒロインが救う。

こういうのでいいんだよ、こういうので。

アクションも動かすべきところをしっかり動かしてて見どころ満載だったし、本当にいい作品だったと思う。(ぶっちゃけ、リコリコに求めてたものが全部詰まった作品だったw)

難点をあげるとすると、やっぱり1クールで原作3巻は詰めすぎな点かな。展開上、必要な描写を入れるために箸休め回は出来なかったし、世界観に関する説明が最小限になってた分、没入感が足りなかったかなぁ。2クールでやってたら間違いなく神作だったと思う。

投稿 : 2023/07/06
閲覧 : 58
サンキュー:

1

ネタバレ

スイキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

異世界転生ものユリアニメ

異世界転生ものユリアニメ
王位継承問題で揉める内容

投稿 : 2023/07/04
閲覧 : 57
サンキュー:

1

ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルから想像される異世界転生、悪役令嬢ものではない

この作品の評価は今のところあまりよろしくない(コメント記入時2.9)

よろしくない理由は、おそらくタイトルから想像される展開、「異世界の王侯貴族として転生した私は、前世での知識を活かし、異世界の優秀な天才令嬢と協力して、異世界の魔法を大改良して、大活躍しました」と違うからだと思われる

つまり、甘いと思って食べたらしょっぱかったので美味しいとは思わなかったという話である

本作は、中世ヨーロッパ風の剣と魔法の世界に現代の価値観と知識を持つが魔法が使えない人(現代の普通の人)を魔法が使えることが王になる条件の一つである王族として転生させた場合、周囲にどういう(悪を含む)影響を与えるかを割と真面目に描いたものであり、案外話が重く俺ツエーといった爽快感はない

したがって、その需要と供給とのミスマッチ(タイトルで損をしている)によって評価を落としていると思われるものの、はじめからしょっぱいものだと思って観れば、普通の現代人が異世界に行ったらこんな苦労もありえるだろうとは思えたので、名作ではないけれど、もっと評価されていい作品だと思います

典型異世界なろう作品に飽きた方は是非!


(以下、ネタバレを含む本作を推す理由を追記)
{netabare} 私は主人公が「転生」者であることに意味がないとは思わない(また、これに意味を見出すかどうかが本作の評価にも繋がっていると思う)

なぜなら、彼女の異世界での価値観にとらわれない生き方は、現代人の自由な価値観に基づいたものであり、中世の封建的な価値観を持つ人からみれば破天荒だからだ

そして、彼女が自由気ままに生きているのは現代人だからであり、かつ、王族で王位継承者ではないというそれが許される境遇にあるからである。また、彼女が自由に生きていなければ、弟は自分の王位継承者としての役割に疑問を持つことはなかっただろう(したがって転生者であることに意味がある)

さらに、SAOのようにゲームの世界に入り込むパターンは、周囲の人間も中身は現代人なので価値観の相違から受けるカルチャーショックはない。しかし、転生した場合は、現代人がおらず異なる歴史を歩んだ「異世界」なのだから、むしろ価値観の相違がないとおかしいはずだ

この辺りの転生者が持つ考え方の「異質さ」を真面目に捉えた作品は少ない(そこが私の評価ポイント)
例えば、現代の知識を活かして様々な発明をしたとして、それを素直に受け入れるというのは、かなり精神的なハードルが高いはずなのに、あっさり受け入れられた上に賞賛されるのがテンプレ展開だ(この点、本作の「魔学」は、現代知識と異世界の価値観との擦り合せをしようとしているように見える)
しかし、わかりやすくいえば、現代にドラえもんが現れて、「どこでもドア」を出してきたときに、あなたは、その理解不能なものを潔く受け入れ、恐れることなく利用できるだろうか(明治時代に蒸気機関車を初めて見た人が近いか)
また、運送や人の移動に革命をもたらすこの道具は、これらに従事している人たちの職を奪い、これらの人たちの反発を招くだろうから、必ずしも快く受け入れられるとは限らない

確かに、本作は、きっちりとその辺を考えているのか?と問われると疑問ではあるが、この転生者がもつ異世界での「異質さ」をある程度真面目に考慮したところが他の典型なろう作品と違う点だろう

(以下、2023年5月15日追記)
もっというと、典型異世界なろう系は、ブラック企業だったりニートだったり現実世界で辛い思いをしてきた人が異世界で救われる話(カタルシス)だ
しかし、本作は、現実世界で救われなかったという背景がなく、異世界で現実を見せられて困難にぶち当たるという典型なろう作品とは真逆のパターンなので、典型作品が持つ爽快感がない
したがって、タイトルから現実逃避を期待したら、むしろ現実の厳しさをみせられるという見たくないものを見せられた結果となる
人間、予想外のことや見たくないものは、スルーするか理解するまで時間がかかるものだ
おそらくこれが、「転生設定要る?」の正体だと思われる

ただ、必ずしも転生が現実逃避の手段である必要はなく、創作は自由なのだから、本作のような展開があってもいいはずだ(もっとも、私も本作の展開が唐突だとは思う)

だから、視聴者側の期待と本作の内容がミスマッチであり、色眼鏡でさえ見なければ、他の典型異世界なろう作品と比べても、ここまで酷評される内容ではないと思う {/netabare}

投稿 : 2023/05/15
閲覧 : 188
サンキュー:

7

ネタバレ

ごる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

転生シリーズというより…百合アニメw

1話ごとのテンポが早いので、けっこう早いペースで全話見終わってしまいますw

前半の展開としては、弟との確執が描かれてます[ ’ω’ ]
後半は女王誕生までの話です( ⚆.⚆)
弟はラスボス的な扱いかなと思ってましたが、いともあっさりと1話で片付いてしまいましたw
後半の女王誕生は、アニスが全てを諦め女王になる決心をしたところで、突然現れたくぎゅうの入れ知恵によってそれを阻止するユフィとのバトルという感じですww

結局、転生というタイトルの割には最後の方で、アニスがユフィにのみ前世の記憶があるよって言っただけで、無理に転生付ける必要あったのかなと…:( ;´꒳`;)
そして、百合アニメでした( ゚∀゚)・∵ブハッ!!

投稿 : 2023/05/14
閲覧 : 70
サンキュー:

2

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえず簡単な感想

 原作は未読。
 序盤、メインキャラの一人であるユフィことユフィリア・マゼンタの状況が最近増えてきた
悪役令嬢ものを思わせるようなもの。
 ここでユフィを救いに来たのは悪役令嬢もののイケメン男子ではなく、快活な少女である
アニスことアニスフィア・ウィン・パレッティアということで、二人のキャラの特徴、関係性、
更に本作が百合ものであることがうまいこと表現されている。

 以後、中盤まではアニスが話を引っ張っているような印象で、彼女の明るさが作品そのものの
雰囲気をも作り出しているような感じ。
 ここまではタイトルにある「革命」とは、アニスとユフィの魔学研究による産業革命的な
ものを指すのかなと思っていたが、後半以降の展開を見るに原作者がやりたかったのは政治・
社会体制を変えていく革命の方だったみたい。
 個人的には政治劇、歴史劇は割と好きだったりするのだが、本作に関しては展開の重さが
キャラの魅力を削いでしまったような印象で、ちょっと勿体無い。
 あとアニスとユフィの活動だが、結果的には国民のためのものになったようだが、始まりは
能動的なものではなく、行き詰まっていたパレッティア王国を救うためのなし崩し的な行動で
ある点で、観ていてカタルシスを得にくいものにしているような。

 ちなみにアニスの現代社会からの転生者であるという出自は「魔学研究との関連性にもっと
大きな影響があっても良いかな」と思った。
 無駄とまでは言わないが、転生設定がなくても話自体は成立してしまう感じ。

2023/05/14

投稿 : 2023/05/14
閲覧 : 69
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2

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llil さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

高クオリティ

いろんな要素含む当作ですが非常にバランスの良いでき
唯、戦闘シーンにおけるチープさは拭えない
では他にハイライトの当たる要素が何処かと言われれば
首を傾げる他ない
とはいえ
異形のなろう系アニメ蔓延る今じゃ
安定する作品
演出面はディオメディア直近の作品から見る通り
細部やエフェクトの良さがあった

オーバーリアクションがなかった
酷い作品いっぱいあったから違和感を忘れていたね

投稿 : 2023/05/10
閲覧 : 64
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1

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何も考えずに気楽に見よう(真剣にみるとご飯の上に生クリームをかけるような気持ち悪さ)

視聴完了
全12話

ジャンル
ファンタジー
(一応異世界転生だが、転生がマイナスに働いている)

設定
(世界観やアニメが始まる前の時点での状況)
魔物がいて剣と魔法がある世界。
とある王国が舞台で、その国では魔法が使えることが家族のステータス。
主人公はその世界の王女だが、転生者であるが故に魔法が使えず、周囲からも期待されていなかったため、自ら王位継承権を捨て、科学と魔法の理論を組み合わせた魔学の研究に没頭する。

ストーリー展開
ある伯爵が主人公の弟を利用し出世を目指すが、王女がその計画の途中不意に現れたドラゴンから力をもらった(呪いらしいが)ことにより、伯爵の建てたチャーム作戦や、王子強化作戦は崩壊。結果王子は廃嫡となり王女が唯一の後継者へ。
しかし弟子であり天才公爵令嬢ユフィに、本当は王になりたくないことをみぬかれ、血統はないが溢れる才能から精霊契約を行える立場となり、その資格により王家に養子入りする。
王女と公爵令嬢お互いに相手を思いやり自分を犠牲にしようとするため、決闘で決めることに。結果は公爵令嬢が勝利。
最後公爵令嬢王は伝統を破壊し革命を起こした、
というナレーションで終了。

感想
総評40点

よかった点
キャラ、ストーリー展開
悪かった点
設定
レビュー
本編が始まった後の展開はテンポも良く、明るく楽しげなキャラと相まってすごくいい感じ。

と思ったのだが、そのストーリーの根本となる設定があまり良くない。
剣と魔法の世界で、ドラゴンレベルの魔物がなんの前触れもなく街の近くまで襲撃してくるような世界観なのに、魔法が強い人が権力を持つって。
それじゃあ王様とか高位貴族がドラゴンとか危険な魔物と戦うのかな。その戦いで死んでしまったら国の運営どうするんだろう?
この魔法至上主義は貴族の思想だけでなく施作にも反映されているらしく、魔力を持たない王女の排斥だけでなく、魔力を持つ平民の貴族化や持たない平民への差別も広がっており、これをなんとかするために王子は動いている。のだが、そもそも主人公は王女であり、その親は当然王と王妃。王は情に厚いけど責務は果たす性格らしく、王妃は賢く優しくすごくできる人なイメージ。
そんなキャラたちがこの惨状をほっといているのである。しかも王子の話だと全王は改革に乗り出して失敗したらしい。その時点でいいキャラでテンポよく進むストーリーがすごくチグハグに感じられてしまう。

王子が失脚した後に王女が挨拶回りしていた有力貴族たちもマジでゴミの集まり。胸くそなセリフしか吐かない。
どんだけ国の根管部分が腐ってるんだよ。

また、王妃が他の貴族たちに迎合しようとしてるのも気に入らない。これも作中で王女(王の子)であり、守ってきたものを受け継ぐためみたいな話をしていたのだが、なぜ王がその現状を守ってきたのかがわからないから意味不明。しかも公爵令嬢王はその現状をぶち壊したらしいし。
最初にも書いたが、設定がご都合主義すぎて真剣に考えるとどうにも気持ちが悪い作品だった。
真剣に見なければ面白い。

最後に、終盤公爵令嬢が王に立候補し、親友に相談した際、親友が全てを捨て2人で旅に出ようか、と相談するのだが、ほんとうにそれでよかった。
むしろ追放になった王子と実はまだ繋がっていて公爵令嬢とヴァンパイアっ娘と何か裏がありそうなメイドと革命で腐った貴族は掃除。で良かった。

投稿 : 2023/04/20
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2

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しろくま さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

ビジュは良かったけどストーリーが薄味すぎ

百合興味ないやと思ってたけど絵は最高で、キャラや声もよく全体的にそこそこ名作の予感が中盤まではしていた。ストーリーが終盤までは悪くない気がしていたけど最終的に終わってみると中身があったとは言えない相当薄味だった。
ちゃんとストーリーがあって2クール以上やってたら名作になってた感じがしなくもない雰囲気があったので残念。
百合興味ないけど最終的にユフィがそうなったのは経緯があるから理解はしやすく抵抗感はなかった。
キャラアニメとしてみるならありなのかもしれない?けどキャラアニメはギャグ以外は好きじゃない自分には合わなかった

投稿 : 2023/04/08
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-gin- さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バトルありのレズファンタジー

物語の進行自体はテンポよく進んでいくので作品としては見やすいとは思いますが、視聴者が次も見たくなるように気になるとこで次回といった進行なので、一気見する人以外には少しストレスになる場合も?

音楽性に関しては特に、お?となるようなとこもないですが作画とキャラに関してはかなり良いものと言えます。とりあえず全体的にキャラが可愛いですね。
戦闘時の作画も、激しい動きがあるわけではないですがエフェクトや魔法の表現が綺麗なのでそこは見どころでもあります。

全体的な作品としては、レズものが抵抗なければかなり良い感じだと思いますが、一点不服に思う部分として作品の設定上、メインの二人のその後がどうなったのか描かれなかったのが残念ですね。

せっかく寿命のくだりを入れたならそのあと、どうなったのかアニメしか見てない視聴者だとすごくモヤモヤしたものが残ると思います。

なのでネタバレになりますが、ここで補足として書かせてもらいます。
結局アニスとユフィが決闘し、負けたアニスはユフィの精霊契約を承諾します。
その後、王位継承権を得たユフィが王になりアニスは、今まで変わらず発明を続けるってとこで終わるのですが、じゃあ精霊契約したユフィは不老不死になって、歳をとった未来では孤独にユフィだけ生きていくのかって疑問が残るのですが、原作の小説から抜粋すると、未来ではアニスもドラゴンの力と同化してしまい結果的に不老不死になり、その先の未来もアニスとユフィは一緒に生きているというオチがあります。

あとなぜだかレイニとイリアの二人もその後生き続けており四人はずっと一緒のままでした。
恐らくレイニのヴァンパイアとしての力の影響かと思いますが。
イリアもレイニに吸血されていましたし、関係しているかも?
そうなるとアニスの弟であるアルも生きていてもおかしくないですね。


以上になります。
まぁ作品としては、普通に楽しめるものとなっているので
僕としては良推し認定とします。

投稿 : 2023/04/02
閲覧 : 196
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5

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てたい さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なんとまぁあれやね

はい。ちゃんと見たで。
絵はめっちゃ綺麗ない?
出てくるキャラ達も可愛いやん。

みんな誰が好きやった?俺は、ティルティやわ。笑
あの人をゴミみたいな目で見る感じたまらんな。
変な性癖生まれそうやったわ。一瞬俺M気質あるんか思ったわ。笑

けどなんやかんや、アニス普通に可愛い。
アニスとユフィどっちかって言われたら、アニスかな。
これは意見分かれるで。ほんまに笑

やけどな、百合やん?おもっくそ百合やん?
最終話のキスシーンいる?
あれは無くても良かったんちゃうん?と思ったんやけども。
まぁやんや言うてもしゃーないわな。笑

おおきに。ほなまた。

投稿 : 2023/04/02
閲覧 : 106
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5

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テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

空と虹

転生者であるアニスは魔法が大好きな女の子だけど……魔法が使えない女の子。
だから、アニスは魔法と化学を合体させた魔学と言う力で空を飛ぶ!

簡単に言うなら「化学と魔術が交差する時!物語が始まる!」って奴ですよ。

彼女は自分のやりたい放題で伸び伸びと生きています。
自分が好きな事をしたくて王族でありながら王位継承権を放棄する。

いいですね!
自分がやりたい事を全力で出来るってのは素敵な事ですねww
見てて楽しいです。

で、王位継承権は弟のアルが継ぐ事になるんですが……
コイツがまた我儘で……
まっ、気持ちは解るかな。
望みもしない政略結婚……
誰かの敷いたレールの上を歩くのは楽だけど生きていく上では息苦しい。
好きな人をくらい選ばせてくれよってのも解るよ。

でも、それは我儘だ。
そして、その我儘を通す為に婚約者であるユフィリアを利用しちゃダメだよ。
ユフィリアと婚約破棄をしたいが為にユフィリアに身に覚えのない悪意を押し付けて人前で陥れて泣かせてさ、彼女の友達にも無理やり協力させてさ。

結局、気に入らなかったんだ全て……
姉が王位継承権を破棄して棚ぼたの様な王位継承権も、魔法が使えなくて本来なら否定されるべき姉は魔学なんて功績を残し認められてることも、好きな事をしてる姉や文句言いながらも姉を評価してる父達も、婚約者すら選べない事も……

逆に言うとユフィリアは立派だよ。
彼女はアルが好きでもなくて多分王族のポジションなんて二の次三の次なんだろうね。
国民の為に寄り良い国になればと想い貴族としての勤めを果たそうとしてたんだよね。

こうした決意って中々出来ないよ。
気持ちとしてはアルの方が言い分も解ります。
やり方は最低だけど、自分がその立場に立つと私はその立場から逃げちゃいそう……
だから私にアルを否定出来る部分はやり方だけかもしれません。

でも、だからこそ、ユフィリアは立派です。
貴族としての勤めを果たそうとする生き方はホントにカッコイイ生き方ではないでしょうか?
アルは彼女の気持ちも理解してなければ、自分と向き合おとしてくれるユフィリアと向き合おとしたのでしょうか?
彼女自身を見ようとしたのでしょうか?

納得出来なくても、そうした簡単な事すら出来ないアルに婚約破棄を言い出す権利なんかない!

でも、婚約破棄で良かったかもね。
こんな最低男とかさ。
で、アルが新しく婚約者として選んだのがレイニですね。
レイニ……こんな最低男のどこがいいのかな?
恋は盲目なのか、アルを愛してるのか……

私なら全然ユフィリアが婚約者で問題ないけどなぁ〜即OKですよ!
え?誰ですか?ユフィリアが嫌がるよとか今思った人はwwww

そんな中に偶然窓から飛び出して地べたに顔面HITして登場の姉アニス……この子……いつも何か決まらないよねww
で、彼女があの最悪な場所から連れ出してくれた。

最初はアニスの行動や発言にも引き気味だったユフィリアも段々とアニスを認めてゆく。
アニスはさぁ、国王には毎回怒られてるけど、アニスがアニスで良かったなぁ〜と思います。

こう言う子だから、あの場からユフィを救い出せたし、こう言う子だから自分の事もユフィの事も考えた提案が出来たんだと思います。

国王もさ、普段はアニスに怒ってばかりでアニスの「魔法の使えない子の子供なんか」って発言に国王が「孫の顔をみたいと言う親心が解らんのか」って言葉を聞いて素敵なお父さんだなぁ〜と思いました。

この世界は魔法が全てでアニスは魔法が使えなくて、それでも魔法なんて使えなくても、そんな王家の面子とかも気にしない、しっかり娘として彼女を見ている。
娘として娘の幸せを願える優しいお父さんだと思いました。

ユフィの父は立派なお父さんだね。
彼女を娘としてしっかりと見てるんだなぁ〜と感じました。
多分、ユフィとお父さんは今までこんな会話して来なかったのかな?
1番傷ついたのはユフィだからこそ、そう言う気持ちを考えての言葉だったのかな?と思います。
少しはユフィも気持ちが楽になったかな?

アニスとユフィの実験はww
箒で飛ぶ時の「手を離さいでくださいね」のやり取りは子供の自転車乗る練習の時のシーンを思い出すww
あぁ言うのって自転車でも支えてくれてるから走れるけど、振り向いて1人だと気づくと不安になりパニックになり転ぶのですが、箒も同じなんですねww

ユフィための魔道具……「アルカンシェル」この作品のOPも確か……
この魔道具はのアニスがユフィの事を沢山考えて創った魔道具で、この時のアニスのユフィへの魔法の感想を聞いて少し感じたのは……

アニスはもしかしたら「魔法」を好きになったのは「ユフィの綺麗な魔法」に憧れてたのが彼女の魔法への憧れであり魔学の始まりなのかな?と感じました。


VSドラゴン

アニスが冒険者登録をしていた事に驚くユフィ。
アニスは国の危機に立ち上がりその危機の現況であるドラゴン討伐をする事になり、アニスを説得しようとするもアニスの意思は固く、ユフィはドラゴン討伐へ行くなら一緒に行くと言い出す。

アニスって冒険者としては優秀だけど、やっぱりドラゴンって圧倒的で苦戦を強いられる。

ユフィは怖くなっただと思う。
アニスは1度ドラゴンに撃ち落とされてしまったし、もしもの時に彼女を失ってしまう事が……

だからこその提案、1人ではなく2人の戦い。
転生したアニスの戦闘センスと、天才令嬢の知識とサポートでドラゴンと戦っていく。
そして彼女はドラゴンの力と呪いを得ることになる。

戦闘シーンはそう長くはないけど一手がド派手な印象かな?
ドラゴンの後ろに回り込むシーンや魔力を切るシーンは印象的な一撃かな?と思います。


レイニは吸血鬼だった……
しかし、彼女は自分が吸血鬼だと言う事も知らずアルが彼女に興味を持ったのは彼女が意識してない間に出ていた「魅了」の力だったのです。

「魅了」の力は相当強いみたいで……
アニスが面倒を見る事になりますが……
レイニはユフィと因縁があったけど…
けど、ユフィは全てを理解してくれる。


ユフィが受けた心の疵ってのは大きくはあったと思うけど、レイニを責めなかったのは彼女は自分の事よりもレイニの事を考えた結果だと思う。
仮にユフィが怒ったとしてもそれは当然でレイニはそれを受け入れたとは思う。

けど、ユフィは自分よりもショックを受けてる人の事を優先して理解した上で会話して考えられる優しさと強さがある女の子なんだと思いました。

アニス達が不在中にレイニ達は襲撃を受ける……襲撃犯は時期国王のアル……彼は右手でレイニの身体を貫き彼女の身体を引き裂き吸血鬼の力を手にしたのです。

そこに駆けつけて来たアニスとユフィ。

国を掌握する為にヴァンパイアの力を手にしたアルと弟を止めるために姉として立ち上がるアニスの姉弟喧嘩が始まる。

アルの言い分はさ凄く自分勝手だと思う。

姉と比較されて「アニスに魔法の才能があれば」なんて他者の言葉を気にやんだ。
そう言う事を言われるのは辛いよね………
それは解るよ……才能ある人が居て努力を重ねても届かなくて努力を見て貰えず掻き消されてしまう…………

けどさ、それは仕方ないんだよ。
それでも努力を続けてさ、いつか国王がアルで良かったとおもって貰える様な王になればいいじゃん。
そんな風に言うやつが居なくなるまで努力を重ねるしかないんだよ。
簡単な事じゃないけど、だからこそ価値がある!
頑張る価値はあったんだよ。


アル「この世界は魔法が全てなんだよ」

今はそうかも知れないけどさ、アニスを見なよ!
魔法が全ての世界で魔法を使えなくて、それでも努力して、周り(国民達)が少しづつ考え方を変えて認めようとしてるんじゃないの?

それには気づいていたのでしょう?
結局、怖かった。
自分が姉を認めてしまいそうで認めてしまったら自分の全てを自分で否定してしまいそうで、認められなかったんでしょうね。


アル「平民を人とは思わない貴族、平民を称え貴族の位を授けようとして貴族の氾濫が起きた」

凄いよ。
平民を称えた人は……
結果、氾濫が起きた?
けど、そんな風に国を変えようと動いた人が居てその事は誇る事じゃないの?
私には国を変えたいけど氾濫が怖いって足踏みしてるようにしか見えないよ。

ちゃんと努力はしてたの?
氾濫が起きない方法とか考えたりしたのかな?
氾濫は怖いのは解る……
けど、1人で背負い込まなくていいのよ!
それこそ周りを頼るべきだったんじゃないの?
それが国をよくしていくんじゃないの?


自分には「何にも秀でず何も出来ない、努力を重ねても努力すれば手が届く程度の事しか出来ない」

私も何1つ秀でた物はありません。
だから、解るその自分の無力さや情けなさ、、、他人を羨んでしまう醜さも……

でもさ、努力すれば手の届く程度の事が出来たんでしょう?
それが凄いことだよ。
それがアルの武器なんだよ。
思い描けばよかったんだよ!
国をよくする誇らしい王になる為に!
努力を積み重ねたら手が届いたかもしれないじゃん。


2人の過去……
アニスとアルが城を抜け出して魔物に襲われてしまう……
けど、その後に「アニスがアルを殺そうとした」そうした噂が流れ初めて、噂を止めようとして王位継承権を捨てた。
アルに危害を加えませんって意思表示を……

でも、アルも本当は王位継承権なんて欲しくなかったんだと思うんです。
ただ、仲のいい姉弟で居たかった。

でも、姉が王位継承権を捨てたらアル1人が王候補になり負担が掛かり始めたのだと思う。

周りの期待に答えないと、俺がなんとかしないと、そんな恐怖や不安が幼い頃から彼にのしかかったのではないでしょうか?
そして、姉が才能を開花させて焦りが出てしまった。

アル「寄り良い物を否定して伝統ばかり固執する」

これはね……新しい事をする事は誰もが怖くて踏み出せない、伝統通りにすれば安定はするけど進歩はないです。
伝統は素晴らしい事かもしれませんが、踏み出せない人や国には新しい未来はないと思います。

「誰かを想える人は王には相応しくないと罵られるんだ」

なんでだろうね。
魔法が全てだからかな?
でも、私は「誰かを想える人」が王には相応しいと思う。
才能なんてなくてもいい。
1番大事な物は「思いやり」民の気持ちを考え民の気持ちに寄り添える王が私は相応しいと考えます。

才能なくても、国は王だけが運営するわけではないし、他の才能がある人達と協力すればいいだけだよ。
それこそ、アニスの話す「人と人が手をとりあえる王様」ではないでしょうか?
誰だって何だって1人で背負い込まなくていい!
協力していけばいいんです。


アルの「産まれて来なければ良かった」ってセリフを聞いて私は涙が出てきてしまいました。

アルのした事はどんな理由があっても許される事ではないけど、そこまで追い込まれて居たんだって…………
他人を傷つけて、迷惑を掛けて、好き放題して……

1人で何年も抱え続けて、やっと抱えてきた不安を言葉にして、最後に出た言葉がこれで……
結局は全てが自分が産まれた事を否定して自分を責めてさ……
きっと、もっと早くにアニスと言葉を交わしてたらこんな事に、こんな気持ちにならなかったのかな?っておもいます。


アニス「私がこの世界で普通で居られたら貴方はこんなにも苦しまなかったのに……守っあげられなくてごめんね。」

このセリフも来るものがありますね。
結局、この姉弟は優しいんだ……
2人に元々悪い所なんてなくて…………
あの日の噂が元で2人の気持ちは距離を取り始めた。

多分、悪いのはあの日の噂なんだとか何かのせいにすれば楽になれる事もあると思う。
けど、2人は周りを責める事も誰かを責める事もなく最終的にはお互いを責める訳じゃなくて、自分を責めて……

産まれてこなければとか、普通に生まれてたらとか、自分を責めるのが見てて凄く不器用に見えて……

傷つきながらも、こんなやり方しか出来ない姉と弟を見てるのが凄く辛くて私は涙がボロボロ出ました。

やっと分かり合えたのにアルは辺境の地へ飛ばされて一緒には居られなくて……
でも、アルはいい目つきになった。
スッキリした感じが伝わりました。

結局、何が悪かったのかな?
私はね。
アルがした数々の事は間違えだと断言する!
でも、気持ちが解る部分も多くあって、その上でもやっぱりアルの間違えは許されない事だよ。

アニスだって……あの日のアルを拒絶しちゃったけどさ、それも含めて、周りの人がアニスやアルをしっかり見て考えて気にかけてあげたら、こんな事にはならなかったんじゃない?

あんな噂、子供のアニスが聞いたら怖くなるし噂の誤解を解きたくもなるよ。
その結果、アニスに辛い選択をさせて、アルを歪ませたんじゃないの?と思いました。

アルが追放されて王位継承権が復活したアニス…………
けど、アニスには思う所がある……それを察したユフィとレイニも力になろうとするも「あんまり関係ないし」と言われるけど、関係ないってのも言われると辛いよね。

他にもアニスも心配してくれる人が沢山居て、その人達にも解るくらいにアニスは無理をしてる事に気がついて……それでもアニスは弱音を吐かなくて。

彼女は魔学を捨てようとしてました。
国民はアニスが大好きだけど、それは今のアニスが好きなわけで……

王女になるには今の自由を手放さなきゃいけない訳で……そんな彼女は彼女らしくあれるのだろうか……それは彼女にとって本心から幸せなんだろうか?

王位継承権が復活した彼女は精霊進行派の爺達との会談は、なんだこの嫌味な爺達……
平気で嫌味を言うわ、魔学はいけない?貴族だけに許された魔法恩恵を平民が手にするのは貴族や王族を陥れる事になる?

自分達の事ばかりしか考えてない爺ばかりじゃん。
平民が魔学で魔法を使えるようになるのに不満があるだけじゃん。
そんな所詮与えられた魔法なんかに胡座をかいて自分の立場を守るために必至な奴らがアニスが自ら手にした魔学を否定する権利なんかないよ。
アニスも何も言わないけど、言われっぱなしでいいの?と思いました。

話を聞いてると吐き気がするレベルで嫌味、セクハラ、パワハラの最低発言しかなくて、こんか最低な奴らがこの国のお偉いさんなのかと思うとなんだろ……情けない……同じ国民なら恥ずかしい。
アルが言っていた意味が少し解る様なシーンでした。

そこで、ユフィは1つ大きな決意をする!
彼女が精霊契約をし王女になると言い出す。
そして精霊契約を真実を知るも彼女の決意は変わらず……

契約後に不老不死……
多分、不老不死ってリアルヤバい……死なない死ねないは……不老不死って結局永遠に生きれるけど、例えば事故にあっても身体がペチャンコになっても激痛と共に生き続けたり、病気になると下手したら永遠に病気で苦しんだり、大切な人はドンドン寿命が来て自分だけが取り残されていく……

正直メリットよりデメリットが大きい気がする。
最後には精霊になるらしいけど……わからない精霊はなんだろ?妖精さん?


アニスはそれにショックを受けてしまう。
「アニス様が王になるのは許せないのです。」この言葉は貴族がアニスが魔法を使えない事で信用を得られない点やアニスが望まない王にならないでいいようにとか色々な意味の込められた優しい意味を持つ言葉なんだけど……

アニスはそれがショックだった……
精霊契約をして自分の変わり王になろうとするユフィ……

アニスにとっての王は……
彼女は認められなくても、この国の王女であり……それをユフィに奪われるたら自分には何の価値もない。

人を魔法の有無でしか判断出来ないクソ貴族の住む国だとしても……それは先祖代々、父や母が守ってきた国で、苦しくて悩んでも手を差し伸べられても、王女である事は捨てられなくて……

私もティルティが言うように、こんな魔法でしか人を認められない様な国なんて滅びろ!捨てちゃえ!って思うんだ。

でも、アニスは知ってるんだ、そんな救えない国だろうと、国民は皆優しくて、父や母やアルが今日まで大切にしてきたのを近場で1番見てきて、アニス自身が楽しく幸せに暮らしてきた国でもあるから。
貴族はゴミでも国には素敵な場所や人も沢山沢山あってやっぱり捨てられないんだと思う。

彼女は王族で魔法が使えなかった事にショックだったんだと思う。
アニスの「この国の王女で父と母の娘で、私を要らない子にしないで」って言葉聞いて思った。

彼女は魔法を使えない事実を知った時に父と母の娘じゃない様に思えたのかな?って。
現に、それをアニスはユフィが吐き出していたので……

そして、アニスの「父と母が守ってきた国を私が壊したくない。」ってセリフも魔法が使えない自分が、それを壊してしまうかもしれない事が怖かったのかな?とも。

だから、彼女は魔学を生みだした。
魔法……魔学が使える事が父と母の娘である証なんだと考えたのかな?と……
魔法は使えないけど、魔学は使えるよ。だから要らない子にしないでって……
その一心で頑張ってきたのかな?

そして、アルが生まれてアルが魔法が使えるから王になって貰えると思ったのかな。
だから、魔法が使えなくても要らない子にはならない。

けど、アルが居ない今、もしもユフィが養子にきて父と母の娘になると、王の立場も娘の立場も奪われてしまうような気がしたのかな?と思います。

ユフィの提案って素敵な事だと思う。
大切な人を思って出来る決断やそうまでして大切な人に夢を叶えて欲しい、大切な人に幸せになって欲しいって優しい気持ちはホントに素敵だと思う。
アニスは家族や友達に恵まれてるのを感じます。

けど、アニスもユフィが大切だからユフィを犠牲にしたくない。って気持ちも解る。
友達を犠牲にして得る夢に価値はあるのだろうか?
その夢を喜べるのだろうか?
色々と考えてしまう。
大切な人であればある程に。

だからアニスはユフィに「勝負」を挑む。
お互いの為にお互いを思う優しさと優しさがぶつかる勝負を。

王にしたくない者も全てを捧げたくない者の戦い。

2人の言葉のぶつけ合いは本当にお互いの事が大切に思ってる事が伝わります。
そうまでして幸せを願える相手が居て、幸せを願ってくれる人がいる事は幸せですね。
優しい者同士だから譲れななくて負けられなくて大切だからこの勝たなきゃいけない戦い。

結果は…………

この戦いを終えて。
私は凄く安心しました。
ずっと弱音を吐かずに「大丈夫」と言ってきたアニスが不安や不満を吐き出した事が……
中々、そう言う事って言い出せない事が多かったんだろうし、吐き出すきかいがあったのは本当に良かったなぁ〜と。

父と母にも抱えてきた不安や申し訳なさについてお話出来てさ、お父さんとお母さんと本心から話しが出来て聴けて。

そして、アニスの秘密。
転生王女、前世の記憶を持っている。
彼女は本来のアニスから転生者の自分がアニスの身体を奪ったのではと考えていたみたいで……
まっ、これもユフィの言う通りですよね。

前世の記憶か……例え前世の記憶を持っててもアニスはアニスで、他の誰でもないよね。
私も転生するなら魔法の世界がいいなぁw
私ら転生したら前世の記憶は欲しいかな……良い記憶ばかりではないけど忘れたくない記憶も人も居るからww

アニスも環境的に記憶は引け目を感じたのかもしれませが、多分アニスは大丈夫だと思う。
ユフィがそう言ってくれたからきっと。

そして彼女達が掲げた新しい国の姿は素敵な物でした。
アニスとユフィの不老不死の話は良かったなぁ〜
最後のナレーションをよく聞いたら不老不死の件がどうなるのが予想出来るのも素敵な演出かな?と思いました。

最後は百合化したwww
でも、素敵な関係だと私は思いました。

今期で1番泣けたかも。
こう言う話しも私は弱いみたいたい。

すみません、めちゃくちゃ長くなって自分でもビックリしてます(*꒪꒫꒪)

投稿 : 2023/03/30
閲覧 : 144
サンキュー:

17

ネタバレ

カミリス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

打ち切りみたいな最終回

原作ファンにとってはうれしくも微妙な構成でした。


{netabare} 弟のアルガルドとの決闘から、ユフィリアの女王即位までの流れがものすごく簡潔に描かれていて、原作ファンとしてはここら辺の葛藤は一番丁寧にやってほしかったところなので非常に残念でした。まさか3巻の内容を1話にまとめるとは・・・。「ハジマリの魔法」の部分を映像で見れたのは嬉しかったですが、空中戦を省いたり、なによりそこにたどり着くまでの流れをすべてカットしているのでせっかくのいいシーンが非常に陳腐なものになっています。思い出したかのように急に百合要素の描写を増やしたり、原作知らない人はものすごく置いてけぼりな最終回だったと思います。 {/netabare}

まるで原作の宣伝のような作りをしているので、興味を持った方は原作を手に取ってもらえたらと思いますが、アニメが面白くないと手に取られにくいだろうし、原作ファンにとっては序盤が丁寧な作りだっただけに残念な最期だったのでそういった面も含めて微妙と言わざるを得ないアニメでした。

投稿 : 2023/03/29
閲覧 : 122
サンキュー:

5

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

百合系ファンタジー作品

タイトルの令嬢の部分で最近わりと流行っている悪役令嬢ものかなと思っていましたが、リコリコっぽい百合系の作品でしたね。

主人公であるアニスの明るくかつ行動的なキャラが良く、1話でのもう一人の主人公ユフィリアの婚約破棄されたくだりで乱入するところとかナイスタイミングで掴みとしてはバッチリだったかなと。

主人公サイドのほんのりとしていながら徐々に増していく百合な感じが良かった一方で重苦しい感じの内容もあって、そこのあたりがちと苦手だったかな。

いろいろありましたが、最終回での二人が幸せになって大団円になるラストはとても良かったです。まさかユフィの方が積極的になるとは当初は思いもしなかったですね。

投稿 : 2023/03/29
閲覧 : 93
サンキュー:

8

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

転天革命~綺麗にまとまっている。美しい世界の話。

【First impression】

 原作はまったくもって知らないです。
 ただ、脚本がなんと『俺ガイル』の原作者の渡航さん。
 転生モノで似たような設定の作品が多いなか、1話で登場人物の紹介をするのはどの作品でもありますが、説明的になりすぎず、キャラを魅力的に魅せることに成功している。
 また、2話目への引きも良い。
 そしてまた2話目にはこれはこういうテーゼですよーって分かりやすい。
 ハイスピードの1話に対して、まったりスタートの2話これは続けて観ると緩急が素晴らしいです。

 難しいコンテではなく、作画を大変にしすぎない制作の姿勢はストーリーで見せる方向性なのかもしれないですね。
 とはいえ、キャラの崩れもほとんど見受けられないので、とても安心して見る事ができますね。

 最後まで楽しませていただきます。

【second impression】

 今期ナンバーワンかもしれん。
 ヴィンランドサガ2もあるけど、あっちは作画の良さが一段上な印象だけど、逆に省エネなレイアウトに対して表情の演出最高です。総作監様だか作監様か分かりませんが素晴らしい仕事していると思います。
 なにより、話の構成と脚本が良いです盛り上がってまいりましたあああ!!
 ラノベタイトルで少し様子見の人は覗いてみて欲しいし、門外漢ですってかたもちょっとだけでも触れてみて欲しいなと…。
 とはいえ、超絶作画ではないので、あしからず。

 11話クライマックスへの期待感爆上がりです。

【Staff】

 原作者         鴉ぴえろ
 シリーズ構成/脚本    渡航
 監督          玉木慎吾
 演出          草川啓造
 総作画監督       井出直美/松本麻友子/石川雅一             

 Firstでも書いてありますが、この作品の原作は全く知らないので、軽くググりました。小説家になろうからライトノベルになり、マンガ化とアニメ化するという流れのようです。この作品の内容がどのレベルまで再構築されているのか分かりません、とはいえ、ちょっと原作も気になりましたので、なろうの方で読んでみたいと思います。
 んで、シリーズ構成とメインで脚本を書いているのが、渡航さんですね。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の原作者でもあり、『ガーリッシュナンバー』や『クオリディア・コード』でシリーズ構成、脚本を経験しアニメ業界へ進出しつつも俺ガイルの続編を出版している感じです。正直言ってファンです。今作は渡航風味を薄くしてあります。本来の彼の作風を知っていると、原作を大事にしている感じがして、とても好印象です。

 監督は玉木慎吾さんで演出も担当していました。もとは作画畑の方のようでしたので、絵コンテも描いていますね。全体的に作画に負担をかけない構図であったり、変に難しいカットを作らないように気を付けている雰囲気が感じ取れました。これは手抜きではなく、色々なバランスを調整するという監督のお仕事で、素晴らしいチューニングだったと思います。
 というのも、基本的に作画監督の名前が海外で、日本国内のマンパワーをあまり使えない、という制約を最初からある程度予想できていたからなのかもしれません。そうするとまぁプロデューサーの手腕も云々と話が広がってしまうので深堀はせず、閑話休題とします。
 こちらの監督は演出もしておりますね。また演出さんでいくと、各話数で違う人が立っていますが個人的に6話と11話を担当した草川啓造さんが素敵でした。監督の玉木さんの師匠なのかな? 分かりませんが、『あひるの空』で総監督をしています。その時の監督が今回の監督の玉木さんという所を見ると、師弟関係かどうかはさておき、影響下にあるとは思います。
 んで、何が素敵かって、本当に表情の演技がグンバツです。コミカルもシリアスもイケる。細かい動き、例えば髪の揺れ戻しなども丁寧ですね。
 次いで、総作画監督です。基本的には3人でした。
 丁寧な演出に超絶丁寧な作画が乗っており、しっかりとまとまった作品に仕上がっています。アップの作画は本当に見事ですし、アクションの作画やエフェクトも良かったです。

【Review】

 この作品は【転生×百合バディ】ものですかね。
 タイトルにある転生の文字は舞台装置であってもテーマではないですね。まぁ転生モノは大体そういうものなので、あまり気にしないのが良いかと思います。
 が! 今作の舞台装置はネガティブな使い方をしているので、これまでの異世界もののいきなり魔法使えて無双する、などの主人公ムーブとは違いますし、転生した所からのスタートではなのです、
 この世界では魔法を使える事を貴族の特権としているのですが、主人公は魔法が使えません。そのため王位継承権を早々に放棄し、弟に譲っているっていう場面設定からスタートします。

~キャラ~ 略称でご紹介
 本人つまり今作の主人公であるアニスは魔法が使えないからと言って諦めて腐るのではなく、魔学って名前をつけた研究をし、魔力的なものがなくても誰でも使えるように…という考えのネガティブな要素があっても負けずにポジティブに頑張る人っていう事が一話目で分かります。キャラの魅力が一話目でちゃんと紹介されていて良い脚本と演出で良作の予感を感じ取りました。
 この魔法を使えない欠点が転生した因果と結びついている点は新しいですし、本当だったらそうだよな、などと何が本当だったらなのか分からないですが、思ってしまいまして何となく説得力を感じてしまいました。
 転生モノのマナーとしては元のいた世界の知識などを駆使して無双するというお決まりのパターンで、そこはツッコんではいけませんみたいな雰囲気ですが、今作ではむしろ逆なんですね。

 さて、今作のヒロイン…というかもう一人の主人公? であるユフィはアニスの弟で次期国王の婚約者として登場します。つまり次期王妃。こちらは文武両道、才色兼備で非の打ち所がない公爵令嬢で魔法の天才です。
 一見マイナスの要素がないのがマイナスな気がしますが、彼女の表面は常にノブレスオブリージュを徹底していて、それが原因…で深く傷つくことになってしまう。
 それを救ったのが主人公でありまして、この関係性は私的にはヒロインだと思っています。

 んで、物語をドーンと展開させていくのが、主人公の弟であり、ヒロインの婚約者でもあるアル君です。
 君付けは姉のアニス様がしていたので、アル君までが名前でOKだって噂で聞きました。さて彼の一話では何やらいつもイライラしています。
 次期国王だというのにこのストレス抱えてまっせっていう雰囲気がちゃんと演出されているし演技されているのがもうね、このアニメが高得点になる所以なのです。んでこれがその後ちゃんと回収されるっていうその場その場で回されている脚本じゃない所も高得点なのです。
 どうしてなのかっていうのはちゃんと本編で分かりやすく語られているのでまだ観ていない方は是非にって感じです。

 脇役達はどうなんじゃって?
 主人公の侍女や友人、親なども出てきますが、女性のキャラのキャラデザは良いですね~性格を捉えていますね。
 とはいえ、あまりキャラの深堀っていうのは特にされてはいません。ですが、感情の表現がされているのでキャラがどういう性格なのかを推し量るだったり想像するだったりができています。この辺りは本当に演出さんや総作監さんの能力の高さなのかなって思います。脚本、絵コンテからしっかり指示されている可能性もありますが、その場合はちゃんとキャラの心情を把握している監督の解釈の度合いだったりそれを伝える能力だったりが高かったって事なのかもしれませんね。
 手を抜いたなと唯一感じたのは悪役として登場した親子のキャラです。暗躍する舞台装置ですが、キャラクターデザイン違う人なのかなー? と思ってしまいました。とはいえ、役割としては重要ですが、魅力を引き出す必要性としは薄いと感じるので、蜥蜴の尻尾をきるならこの辺りだったとすると英断だったと思いました。

~ドラマチックな展開

 紹介した3人をメインにして物語は進んでいきます。それぞれに立場があり、想いがあり、思いやりがあります。
 こうしたかった、ああしたかった。こうしたい、ああしたい。迷いがあり、決断がある。
 そして、ちゃんと終わりがある。このまとまった感が何ともいえない気持ち良さになっていて、ここにはカタルシスが存在しています。
 このレビューの冒頭【second impression】で11話目で興奮して追記してしまったほど、この溜めこみが上手いのでカタルシスが効いてくるんですー。
 ストーリーよりも生き方を描くドラマを見せる方向性なので、詰め込んでいる感じがあってもそんなに気にならなかったです。

 ああ、楽しかったよぉ。もっとアニスの活躍を―――活発な姿を観ていたい。そんな気になってしまうそんな素敵な作品でした。


【おわりに】 

 原作読んでみたくなりましたぁ。
 渡航だから上手いのか、原作者が良かったのか果たしてどっちなのか…どちらにせよ。生み出した人が神なわけで、原作者の鴉ぴえろさんには感謝するしかないです。
 今期は画のちからにキャラの魅力をひきだせなかった作品がちらほら…ありましたが、こんなに上手くいっている作品も珍しいなと本当に思いました。
 なによりも、割と省エネで制作されているのにも関わらずって点がポイント高め。いや手を抜いているってことはないので、本当にいい意味でって事です。

 唯一気になったのは背景かなー。自然は絵具たっちで良いんですが、木製の家具のテクスチャーがつやっぽすぎてブックわけで浮いて見える不自然感がどうしても気になってしまってしまいましたね。

 最近ではリコリス…は省エネではないですが、キャラの魅力を出せていて成功した事例だなって。世界観ちょっとついていけてないので、まだ最後まで観れていないのですが…。そういえば、あれも百合バディのもですな。
 そろそろ本格的なオジサンバディのもを期待しています。
 メタルギアのスネークとオタコンみたいな(笑)

 ここまで長く読んでくれてありがとうござます。
 では、よしなに。

投稿 : 2023/03/28
閲覧 : 181
サンキュー:

5

ネタバレ

ZZZxq38369 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

なんか最終回は気持ち悪かった。

投稿 : 2023/03/26
閲覧 : 98
サンキュー:

1

ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アニメ12話で、ようやく物語がスタートした感、でしょうか

原作小説は未読。
漫画の方は、単行本になっている分で既読。

ざっくり感想を書いてしまうと、
前半と後半で評価が大きく変わってしまう出来だったな~と

{netabare}
前半は婚約破棄~ユフィ保護~ドラゴン戦になりますが、
物語の展開やアニスの破天荒さで勢いがあって
次が気になる位には楽しみにしておりました。

後半は・・・というと、
・王位継承問題をめぐる、アルガルドの行動
・その後のアニスの心の内
・精霊契約者 etc
どちらかといえば、シリアスで暗くなりがちな流れで
11話12話はまとめてみないと耐えられないように感じました。

物語としては、アニメで描かれた部分というのは、
最初の大きな一歩という感じになっていて、
ドラゴンの呪いや精霊契約、アニスが転生者であること等は
今後に影響を及ぼしていく物であると思います。

そういった意味では、
アニメとしては12話では全然足りてない、
どこか消化不良的な印象は拭えない感想です。

続きをアニメ化してもらえるならば
是非観てみたいと思える出来だったと思います。
円盤に手が出るか?といえば・・・
前半は買っても良い、後半は手が出ない、そんな感じです。

原作小説に手が伸びるか?と言われると、正直厳しいですね。
まだ未採点が、
「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間に~」の方が断然気になります。
(というか既に手を出しています){/netabare}

投稿 : 2023/03/26
閲覧 : 94
サンキュー:

7

ネタバレ

アジオフライ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

このサイトでは結構評判が悪くてびっくり

 ただまあ,アニスフィアの「転生」要素が非常に薄い上に,ユフィリアの「天才」性もよく分からなかったですし,「魔法革命」は一向に語られませんでしたね.こういう分かりやすいタイトルが,内容を的確に言い表せていない状態は,決して褒められたものではないと思います.


//////////////////////////
・転生要素がほとんどない
{netabare} 主人公・アニスフィアは,前世の記憶があるいわゆる「転生者」です.…がこの設定,作中ではほとんど触れられることがありません(魔道具が現代日本の家電に酷似しているくらい).というか,作者自身が「転生前の人格は作中で描写するつもりがない」と公言しているとのこと.しかし正直なところ,そのこだわりが作品を面白くしたとは思えませんでした.むしろ転生前の描写を排したために,魔薬を服用したりドラゴンの魔石を取り入れたりと,人間でないモノになってまで魔法使いになろうとするアニスフィアの危うさを裏付ける動機が弱くなり,感情移入しづらくなってしまったように思います.もしその動機を転生前の人格に求めるべきでないのだとしたら,そもそも「異世界転生」のフォーマットに則るべきではないでしょう.
 作者はこのこだわりについて,「確定した話をしてしまうと,読者の想像の幅を制限することになる」と説明していますが,多分ファンとしても,ある程度情報を提示した方が想像しやすいのではないかと思います.「実はTSものではないか」というあらぬ疑いもかけられている現状,転生前の人格に一切触れない作劇は正しいとは言い難いのではないでしょうか.{/netabare}

・内容がシチュエーションありき
{netabare} この作品の序盤は,アニスフィアとユフィリアの親密度を上げるエピソードを,それなりに時間をかけて描写しているため,展開がスローペースで悪く言えば退屈です.ところが中盤以降になると,結構ハイペースで物語が進んでいきます.しかしそれらは描きたいシーンをプロットに書き起こした状態にとどまっていて,それらを繋ぐ論理が欠けています.
 例えば5話,国を簡単に滅ぼせるはずのドラゴンは,アニスフィアとユフィリアの友情パワーを描くために,ほとんど被害らしい被害が描写されないまま倒されます.例えば7話,魔法省からの追求を跳ね返すために設計された飛行用魔道具は,アニスフィアとユフィリアの友情パワーを描くだけで,その開発過程の一切がオミットされています.基本シチュエーションありきで積み重ねはなく,この作品の中盤以降の内容は薄いと思います.{/netabare}

・個人の感情優先の国政描写
{netabare} 終盤,アルガルドが失脚したことでアニスフィアが唯一の王位継承権保持者になりましたが,浮かない顔をし始めた彼女に理解が追いつきませんでした.ユフィリアは彼女に魔学研究を続けさせるため,突如飛び出した「精霊契約」という新設定で彼女を救うことを考えますが,アニスフィアが魔法にこだわる理由が不明瞭なので,イマイチ登場人物の心情がピンときませんでした.それどころか,アニスフィアは最終回で,転生して「真のアニスフィア」を消してしまったかもしれない罪悪感から,王女としての自分に固執していたことを語り出します.それなら王位継承権は捨てるべきじゃないし,公務を放り出して素材集めに奔走するのも違うと思います.この辺りも,シチュエーションありきの作劇によって物語が歪んでしまった所為なのかな,と感じました.
 また作中ではたびたび,貴族と平民の格差が取り沙汰されてきました.ですがこの作品の内容は,アニスフィアとユフィリアなど,主要人物の個人的な感情に焦点を当てているに過ぎず,貴族にしても平民にしても,その社会を満足に描けているとは思えませんでした.そもそも王位継承の如何を,個人の感情ベースで議論すること自体ナンセンスだと思います.{/netabare}

・百合アニメとして
{netabare} この作品のキャッチコピーは「王宮百合ファンタジー」であり,王宮ファンタジーとしての是非はこれまで述べた通りでしたが,百合ファンタジーとしても突出した出来ではないと思います.メインカップリングよりもサブカップリングの方が先にキスをしている点.王位継承権に関するゴタゴタで,作品の雰囲気が百合と関係ない方向で暗くなっている点.親密度上昇のシチュエーションがだいたい会話ベースな点.百合として…というか,恋愛劇として,盛り上げ方が巧くないな,と全編通して感じました.{/netabare}

・そういえば
{netabare} この作品のシリーズ構成・渡航氏の代表作『やはり俺の青春ラブコメは間違っている.』も,1期の段階では青春ラブコメですらなかったのを思い出しました.氏に限った話ではないですが,「続編に期待」はあまり好ましい状態ではないと思います.

・以下ただの愚痴
 『リコリコ』は百合版『仮面ライダービルド』だとする意見が結構ありましたが,個人的には『転天』の方が『ビルド』だと思います.『リコリコ』は『キョウリュウジャー』で,『ぼざろ』が『エグエイド』.{/netabare}

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 122
サンキュー:

7

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

転生変人王女が天才悪役令嬢をさらって、魔法革命を起こすおはなし?。。@1話目

公式情報は©2023 鴉ぴえろ・きさらぎゆり/KADOKAWA/転天製作委員会
{netabare}
公式のINTRODUCTION
{netabare}
パレッティア王国王女、アニスフィア・ウィン・パレッティアには前世の記憶がある。 魔法が当たり前に存在する世界に転生し、魔法使いに憧れるアニスフィアが夢見たのは、魔法で空を飛ぶという、破天荒で非常識なことだった。けれど、なぜか魔法が使えないアニスフィアは日夜、キテレツ王女とあだ名されながら、怪しげな研究に明け暮れるはめに。 ある夜、お手製魔女箒で空へ飛び立ったアニスフィア。暴走する箒が飛び込んだのは、貴族学院の夜会。そこでは、魔法の天才と噂される完璧公爵令嬢ユフィリアが、アニスフィアの弟・アルガルド王子から婚約破棄を宣言されているところだった。声もなく流されるユフィリアの涙を見たアニスフィアはそっと手を差し伸べる。 ──この魔法はあなたの笑顔のために。2人の少女が未来を切り開く、「転生×天才」魔法ファンタジー!
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:鴉ぴえろ「転生王女と天才令嬢の魔法革命」(ファンタジア文庫刊)
キャラクター原案:きさらぎゆり
監督:玉木慎吾
シリーズ構成:渡航
キャラクターデザイン:井出直美 
クリーチャーデザイン:宮澤努
イメージボード:益田賢治
美術設定:滝口勝久
美術監督:細井友保
色彩設計:林由稀
撮影監督:伊藤康行
オフライン編集:小島俊彦
音響監督:立石弥生
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:日向萌
音楽制作:KADOKAWA
アニメーション制作:ディオメディア

主題歌
OP:「アルカンシェ」花たん
ED:「Only for you」アニスフィア・ウィン・パレッティア(CV:千本木彩花)、ユフィリア・マゼンタ(CV:石見舞菜香)
{/netabare}
キャスト{netabare}
アニスフィア・ウィン・パレッティア:千本木彩花
ユフィリア・マゼンタ:石見舞菜香
イリア・コーラル:加隈亜衣
アルガルド・ボナ・パレッティア:坂田将吾
レイニ・シアン:羊宮妃那
ティルティ・クラーレット:篠原侑
{/netabare}
{/netabare}

1話ずつの感想



第一話「王女と令嬢の魔法革命」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
前世の記憶を持つ王女、アニスフィアは魔法で空を飛ぶという夢のため、日夜怪しげな研究に勤しんでいた。ある夜、アニスはお手製魔女箒の試験飛行で、貴族学院の夜会に飛び込んでしまう。そこでは、天才公爵令嬢のユフィリアが王子アルガルドから婚約破棄をつきつけられていて!?
{/netabare}
感想
{netabare}
王族なのに魔法が使えないアニスフィア(アニス)は実は転生者で
箒で空を飛ぶ夢のため、魔法科学の研究をしながら
冒険者になって魔物を倒して素材集めしたりの、変人なお姫様^^

ある晩、箒の試験飛行をしてたら、コントロールを失って
弟の王太子アルガルド(アル)の通ってた貴族学院の
卒業祝いの夜会に突っ込んじゃった。。

そして、そこでは
いい子なんだけど、気が強すぎてアルから嫌われたユフィリア(ユフィ)が
婚約破棄宣言されたばかり。。

そんな、ドロドロな状況を察したアニスは
ユフィを箒でさらって、王様とユフィのお父さんのグランツ公爵に会い
ユフィを私に下さいって、お願いするつもりみたい^^



今回は、とくにアニスのキャラと設定紹介みたいな感じで
アニスは変人王女だけど、いつも明るくていい感じ^^

ついでにユフィは、なろう系小説に出てくる
良い悪役令嬢その物ってゆう感じの少女で
今回のおはなしではよく分からなかったけど、
あらすじとか見ると魔法も得意みたい。。

アニスはユフィをさらって、自分のものにするみたいなこと言ってたけど
来週のタイトルを見たら、結婚とかじゃなく助手にするつもりかも^^

1話目はちょっと変わってて
どんなおはなしになるかも想像できないから、これからが楽しみかな。。

ただ転生要素が必要ないような気がしたけど、これから関係してくるのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第二話「趣味と実益の助手獲得」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
夜会で婚約破棄をつきつけられたユフィリアを強引に連れ出したアニスフィア。王宮に連れていくと、それぞれの父の前で、消沈するユフィリアの名誉回復のために、自身の助手とすることを宣言。ついでに、一緒に暮らすことまで決めてしまい!? そして、二人の奇妙な同棲生活が始まろうとしていた……
{/netabare}
感想
{netabare}
アニスがユフィを連れて、父王のところに行くと
ちょうど宰相でユフィのお父さんがいて、事情を説明すると
ダメ娘に振り回される王様が、アニスを叱りながらしっかり親バカで
今までユフィに冷たく接してたユフィ父が、やさしくなった^^

そして、ユフィを自分の部屋に連れてって
魔学で作った道具とかを見せ、添い寝してユフィをなぐさめた。。



ざっとそんな感じのおはなしだったけど
ユフィを助手にするメリットとか説明しながら
百合な好みを隠しきれないユフィと王様のかけ合いがおかしかったし
テンポも良かった☆


そして、コメディだけじゃなく
とつぜん婚約解消されたユフィのショックや、ユフィ父の娘を思う気もち。。

王様も、孫を見たいとか思ってたり、叱りながらでも
アニスのことを大事に思ってるのが伝わってきた。。

それからユフィを大事に思うアニスの思いも
今までつらい思いをしてきたユフィの気持ちを分かってあげて
抱き寄せたところとか、うるうるするところもいっぱいあった☆


アニスの転生要素は
湯沸かしポットとかの魔道具のアイデアに生かされてたみたい^^

そして、魔法を使えるのは王家の血筋をひく者だけで
ふつうの民は魔法を使えないから、アニスの発明が世に出たら
庶民も魔法と同じようなことができるようになって
王や貴族の権威が下がるとか、これからの伏線にもなってたみたい。。


明るくつっぱしるアニスと、彼女を尊敬しながらも引くマジメなユフィ。。
2人は何となく「リコリス・リコイル」の千束とたきなを思い出させるけど
ムリな設定とかもないし、ただの百合系コメディかと思ってたら
ジーンとするおはなしもあって、もしかして今期1番になるかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第三話「憧憬と追憶の虹霓魔剣」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
アニスフィアとユフィリアの共同生活が始まってしばらく。だが、ユフィリアは新しい環境、新しい仕事、そして、新しい立場に未だ慣れず、アニスフィアに振り回されっぱなしで、なんだか元気がない様子。そんなユフィリアのために、アニスフィアは専用の魔道具を作ろうと言い出して……
{/netabare}
感想
{netabare}
元気のないユフィのために、アニスは専用の魔道具を作るおはなしで
テンポはちょっと悪く感じたけど、今まで大事にしてたものが消えた上
いい人だけど、ただの脳筋にしか見えないアニスと
分かりえないユフィのさびしさとかが伝わってきた。。

そこにグイグイ来るアニスに引きながら
ユフィにもアニスの温かい気持ちとか
アニスに冷ややかな態度だけどかばう発言をするイリアの思いが
少しずつ伝わってきて、いいおはなしだったと思う^^


あと、国の中で、保守派と改革派が争ってるみたいだったけど
その話がどうからんでくるか、ってゆうのが気になるかな。
{/netabare}
{/netabare}
第四話「姫様と迷子の決意表明」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
新生活の気疲れからか体調を崩してしまうユフィリアだったが、アニスフィアの優しい看病と温かな言葉に心が軽くなっていく。そんなある日、イリアから自身の過去とアニスフィアの真意を語りかけられ、ユフィリアは自身の目指すべき姿をおぼろげながら見つけ始めていた。しかし、そこへ冒険者ギルドからの思わぬ急報が飛び込んできて……
{/netabare}
感想
{netabare}
前半は、先回の続きで、ユフィがアニスに魅かれていくおはなしかな。。

王妃としての人生を期待されてたユフィは、型にはまることしかできず
自分から行動することが難しかったけど、イリアにそう指摘されて
イリアもそうだったけど、アニスにひろってもらって
王女のアニスをバカにするような事でも言える、型破りな人になれたって聞き
悩むことは悪いことじゃないって気がついたみたい。。


そんなところに
ドラゴンが現れ、魔物たちのスタンピードがはじまったってゆう知らせが届き
アニスは高位の冒険者として、魔石を手に入れるために向かうことにした。。

そんなアニスについて、ユフィもいっしょに行くことにした。。


そして謹慎してた王子は
姉のアニスの方が有能だってゆうコンプレックスをはねのけるために
スタンピードを止める騎士団に参加する許可を求めて、王様に直訴。。

自分が王としてふさわしいことを証明しようとしたんだと思うんだけど
そこにアニスが、ユフィといっしょにドラゴンの方に向かった
ってゆう知らせが入って、自分のジャマをしようとするアニスに
対抗意識を持ったみたい。。



前半は、温かいおはなしだったけど
後半は、アル王子のコンプレックスとか、思惑が見えたりして
なんだかギスギスしてきたみたいで、イヤな感じだったかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第五話「魔薬と魔剣の魔竜討伐」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
冒険者ギルドからもたらされた魔物のスタンピード、そしてドラゴン出現の急報。王都の危機を前に、アニスフィアとユフィリアは戦場へと飛び立った。順調に魔物の掃討を続けていたアニスたちだったが、そこへドラゴンが現れる。絶望的戦力差にもかかわらず、立ち向かうアニスだったが……
{/netabare}
感想
{netabare}
アニスとユフィのドラゴン退治のおはなし。。

スタンピードに間に合って、魔獣におそわれそうになってる冒険者を
空から飛び降りる勢いで魔獣を真っ二つにして助けるアニス。。

ユフィを置いて
魔薬を飲み、ちょっと狂暴になってドラゴンに向かってくアニス。。

1人でドラゴンに向かってくアニスもかっこよかったけど
ドラゴンには、自分の魔剣も歯が立たず、やられて落ちるアニスを
助けようと走るユフィのあせる気持ちが伝わって、うるうるしてきた。。

そして、魔法使いになりたいから魔石が必要って言ってるアニスが
本当は、みんなを守りたい思いで戦ってるって知って
自分もいっしょに戦おうってするユフィ。。

ユフィは魔法にくわしくって、ドラゴンの弱点が翼だって見抜き
そこをアニスが攻撃。。

地上に落としたけど、ドラゴンのファイアーボールを避けようとして
自分が避けたら、後ろで戦ってる人たちまで消えるって知って
魔剣の出力を最大にして切ろうとするアニスと支えるユフィ。。

ファイアーボールを切る勢いで、ドラゴンまで切り倒すところは熱かった☆

でも近づいたら、死にかけたドラゴンが呪いをかけてきたのは
魂に刻み付ける、みたいなこと言ってたけどアレって何だったのかな?


あと、けっきょくアルは活躍の機会もなかったと思うから
何となくかわいそうな気がしないでもないんだけど
戦いに行ってたら、きっと死んだと思うから、まあ、良かったのかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第六話「破談と魅了の真相究明」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ドラゴンの魔石を手に入れたアニスフィアたちは新たな技術開発のために、共同研究者であり、悪友でもあるティルティの元へ向かう。またしても破天荒で常識はずれな研究にうっきうきわっくわくのアニスフィアだったが、一方その頃、王宮ではユフィリアの婚約破棄について調べが進められていて……
{/netabare}
感想
{netabare}
アニスは共同研究者のティルティのところに行って
ドラゴンの魔石についての相談をした。。

ティルティは、魔法を使うと精神がおかしくなるんだけど
それが呪いみたいだから、呪いの研究を始めた感じかな。。

それでアニスは
魔石の力を取り込むために刺青を入れてもらったみたいなんだけど
もしかしてその顔料って魔石を砕いて作ったものなのかも?


それで今回のメインのおはなしは、アルの婚約破棄の原因調査で
レイニの話を聞いた人が、みんな彼女の肩を持つ謎の解明で
ドラゴンの刺青を入れたアニスは
彼女の心臓に魅了の魔石があることを発見したの。。

その事はアル王子も知ってて利用してたのかな。。

それにアニスが気づいたことに感づいて
何かしかけてこようとしてるみたい。。
ってゆうところでオシマイ。。



ドラゴンの魔石は大きかったから
これを体に埋め込むとしたら、大変なんじゃない?って思ってたら
そんなに沢山じゃなくってもいいのかな?

あと、ドラゴンの呪いは「知識」みたいなことを言ってたけどそれが呪い?
何か、この世の秘密とか、そんなことなのかな?
それにしてはアニスは、あんまり深刻になってなかったみたいだけど。。
{/netabare}
{/netabare}
第七話「開祖と助手の魔学講演」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
保護観察と魅了の力の研究のため、離宮で暮らすことになったレイニ。アニスフィアとティルティはレイニの能力について調べ始める。二人の気の置けないやりとりを目の当たりにしたユフィリアは心中にもやもやしたものを抱えていた。そんな折、アニスフィアと対立関係にある魔法省から講演の依頼が舞い込み、ユフィリアは……
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感想
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前半は、レイニをティルティのところに連れてって事情を話すと
ティルがヴァンパイアの話をし出して、レイニがその子孫じゃないか?
ってゆう事になって、レイニを覚醒させ
レイニは魅了をコントロールできるようになった。。

そのときユフィは、アニスとティルの仲の良さを嫉妬の目で見てたみたいで
それに気づいたティルは、ユフィと2人だけになって
アニスといっしょにいることの覚悟を求めた。。

そして後半、覚醒したレイニが
魔力不足からイリアの血を吸わせてもらうことになった話とかあったけど
メインは魔法省からの要請で、講演会をすることになるおはなし。。

講演ってゆうのは名ばかりで
実は、ドラゴン素材を取り上げるための口実作りのためだって知ったユフィは
自分が講演の中心になり、ドラゴン素材で作る魔法道具で経済がよくなること
魔法道具は精霊信仰をないがしろにするモノじゃないって強調。。

講演は成功して幕を閉じた、ってゆうおはなし。。



今回のおはなしは、ユフィがアニスとともに歩む決意をした
ってゆうおはなしだったみたい。。

レイニの謎もとけ、ちょっと変わった能力を持つキャラが仲間に加わって
これから面白くなってきそう。。


あと、ティルがユフィと2人で話をした時に思ったんだけど
このおはなしって、アニスが男子の方がスッキリするんじゃない?って。。

それなのに女子キャラにしたのは、原作者の人が百合系のおはなしが好きか
そっちの方がウケるって思ったからかは分からないけど
アニスって転生前はもしかして、男性だったのかも?って思って
ググったりしてみたら、原作者ははっきりさせるつもりはないみたい。。

でもアニスが、冒険好きだったり、女子の方が好きそうとかって考えたら
裏にそうゆう設定があってもおかしくないかも^^


そう言えばタイトルに「革命」って入ってるけど
今回の講演で、貴族たちが魔道具に関心を持つようになって
世界が変わる、とかなのかな?
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第八話「怪物と凡愚の魔法定義」
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公式のあらすじ
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魔法省での講演を無事終えたアニスフィアたち。その慰労を兼ねた立食パーティーの最中、離宮の危機を知らせる警報装置が鳴り響く。離宮へ急行したアニスフィアとユフィリアだったが、そこには悲惨な光景が広がっていた。心臓を貫かれ、血みどろのレイニ。倒れ伏すイリア。そして返り血を浴びるアルガルドの姿が……
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感想
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王子がアニスの家を襲って、サイレンが鳴り
急いで向かおうとしたアニスが、魔法省の大臣や役人たち引きとめられ
捕まりそうになったのをティルが逃がしてくれて、ユフィと家に着くと
王子が心臓から魔石を取り出したあとで、レイニが死にかけてた。。

王子はアニスに劣等感を持っていて
ヴァンパイアになるためにレイニを襲ったみたい、ってゆうおはなし。。



王子が貴族が支配する国を変えたい、って思うのはステキでいいな
って思ったんだけど、それならアニスといっしょに行動した方がいいのに
ただの劣等感で、仲間のはずのお姉さんまで殺そうとするなんて
目的がぜんぜん正義のためじゃなくって、ただのザコキャラでガッカリ。。

これならアニスが、あっさり王子を倒して終わりそうな気がするんだけど
もしかしてこのおはなしって、10話完結だったりするのかな?
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第九話「姉弟と誰がための王冠」
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公式のあらすじ
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レイニらを必死で治療するユフィリアが見つめる中、アニスフィアとアルガルドの戦いは苛烈さを増していた。自らをヴァンパイアへと変えたアルガルド相手に苦戦するアニスフィアだったが、弟の凶行を止めるべく、命を奪う覚悟を決め、必殺の一撃を放つ。王女と王子。愛憎渦巻く姉弟の戦いに決着がつこうとしていた……
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじ↑のおはなしで、戦ったけど王子は負けて
アニスがトドメを刺そうとしたところをユフィに止められ
王子は国を追われて辺境に行かされることに。。ってゆうおはなし。。



はじめ、王子が何を言いたいのかよく分からなかったけど
結局王子は、アニスといっしょに、この偏狭な国を変えたかったのに
アニスが自分だけ王位継承権を放棄して逃げたのが恨めしかったから
事件を起こして、自分が殺されて終わりにしようと思ったってゆうこと?

別に、頭がおかしくなってたわけじゃなくって
本心ではお姉さんのアニスのことが好きで
自分たちの権益のために動いた大臣たちを道連れにしたのはよかったけど
レイニを殺さなくっても良かった気がした。。
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第十話「諦観と激情の王位継承」
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公式のあらすじ
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アルガルドが王都を去り、唯一の王位継承者となったアニスフィアは次期女王として立つべく活動を開始する。そんなアニスフィアの臣下として、助手として支えていこうと決意を新たにするユフィリア。しかし、すっかり片付けられてしまった魔学の研究室や無理して微笑む姿を見て、ユフィリアの胸中には迷いが産まれていた……
{/netabare}
感想
{netabare}
アニスを愛するユフィ目線のおはなし。。

王家を守るために ムリして女王になって男の人と結婚して
魔学をあきらめようとするアニスを何とかしてあげたいって悩むユフィの前に
精霊契約者のリュミが現れて。。ってゆうおはなし。。



アニスが、自由が無くなる前にユフィと街に出てデートってゆう感じで
ユフィの気持ちは分かるけど、王になるのがイヤなら逃げればいいし
それがイヤなら自分が王になって苦労するしかない
ってゆうのはしょうがないと思う。

他に方法があるとしたら、1回自分が王になって、王政をやめて
民主主義にするとかしたらいいかも。。

ただ、アニスが王になるのに反対する人もいるからリュミが現れたのかな?


今回は最終回前に、ちょっとまとめくらいの感じで
とくにおもしろいところもなかったみたい。。
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第十一話「失意と決意の精霊契約」
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公式のあらすじ
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精霊契約者リュミとの邂逅を経て、新たな王として立つ決意を固めたユフィリア。アニスフィアの夢と笑顔を守りたい一心のユフィリアだったが、精霊契約には隠された真実があった。愛しい存在と己の拠り所を失ってしまう事実を知ったアニスフィアはその重さに耐えきれず、冷たい雨が降りしきる城下へと逃げ出して……
{/netabare}
感想
{netabare}
精霊と契約して王になるって決めたユフィだったけど
精霊と契約した者は、人間の感情や思い出を失くしていって
やがて自分も精霊になるって聞いて、アニスがそれを止めるおはなし。。


ユフィは、アニスを自由にしたいと思って決めたことだったけど
アニスは、自分がいらない子になるのはイヤだから
王位を継ごうとしてるみたい。。

アニスがその場を逃げ出し、ユフィがティルのところに迎えに来て
2人で話し合い、戦って決めることにしたってゆうおはなし。。



複雑なアニスの気持ちはよく分からなかったけど
アルガルドが跡を継いでたら、自分はいらない子で我慢しようとしてた
ってゆうことだったのかな?

まあ、先回も書いたけど、日本みたく立憲君主制の国にして
政治はほかの人たちにまかせるようにしたら
王様は少しは趣味の研究とかして暮らせるようになるんじゃないかな?

転生者だったら、それくらいのアイデアを思いついても良さそう☆彡


あと、2人の決闘?だけど、次回で最終回だからすぐ終わるよね?
どうなるのかな?
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第十二話「彼女と彼女の魔法革命」
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公式のあらすじ
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「私は、貴方を王にしたくなどない」「私は、貴方にすべてを奉げさせたくない」 イリアらが固唾を飲んで見守る中、アニスフィアとユフィリア、二人の少女が互いの信念を懸けて対峙する。想い合うが故に譲れない二人。渾身の一撃を放つアニスフィアに全霊でもって応えるユフィリア。その勝負の行く末は……
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感想
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アニスとユフィの勝負は、圧倒的なユフィの勝ちで
結局、ユフィが精霊契約して王女になり
今までの時代を終わらせるユフィと、新しい時代をはじめさせるアニスが
2人で国を治めることになって、メデタシメデタシってゆう感じかな。。



すごくハッピーエンドで、あれ?2人が戦った意味があった?って^^

アニスは、ユフィのため、みたいなこと言ってたけど
本当は負けて「全力を尽くしたけどダメだった」
って自分に言い聞かせたかっただけだったのかも?


あと、精霊になると、記憶がなくなっていって、永遠に生きるみたいだけど
それと前世の記憶がなくなって、永遠に生まれ変わっていくのとどう違うの?

感情が薄くなって、孤独になってくって言ってたけど
感情が無くなるなら、孤独も感じなくなりそうなんだけど。。

それに、ユフィが精霊になっても
ほかにも精霊がいるし、先輩のリュミもいるしで
孤独って言っても、それほど孤独じゃない気がする^^


それと、この2人だと子孫は残せなくって
結局王家は途絶えるんじゃないのかな?って思ったけど
アニスが死んだら、ユフィがひとりでずっと国を治めるってゆうこと?

それとも結局、誰かを養子にもらえばいいだけなのかな?

王家の問題は取りあえず先延ばしになっただけで
解決してない気がするんだけど
時代が変わったから、王家はどうでもいいのかな?
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見おわって。。


転生前の記憶がちょっとあるけど、魔法が使えない王女が
魔法の天才って呼ばれる公爵令嬢といっしょに
魔力がないと、みんなに認めてもらえない国を変えていくおはなし
になるのかな?


はじめのうちは軽い感じで、テンポも良かったんだけど
後半は、こじらせキャラどうしのゴチャゴチャになってきて
ちょっと共感しにくくて
はじめ思ってたのと、何かちがう感じだったみたい。。


それでも、ちょっといいおはなしや、コメディ要素も多かったし
作画がわりと良かったから、なろう系にしてはいい方かも?


百合系が好きな人にはいいのかも?








.

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 289
サンキュー:

39

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

上っ面だけ良いように装った作品

最終話まで視聴完了

アニスの言動に関しては他の方々と思ってる事はほぼ同じです。
王になりたくないというのはまあわからなくはない。
でもざっくり言えばアニスが好き放題やってきた結果、王を継ぐという状況になっているわけで…
それなのに結婚したくない王になりたくないですよって感じ出すし、ユフィの提案(良いか悪いかは置いといて)に対しては個性を奪わないでと言い出すし、「は?こいつなんなの?」とマジで思ったわ。
ユフィの優しさや気遣いをヒステリックにあしらうなよ。
ここまで良い関係になってきたのに台無しじゃん。
自分がユフィの立場ならショックで凹むかブチ切れるかだな。

追放されたアルガルド可哀想。
だいたい現王の子供2人しか居ないんだから貴重な王位継承者を追放しちゃ駄目だろって思うけど。

で、何でアニスとユフィはバトルしてるの?
アルガルドの時といい王家のいざこざをバトルで解決しなきゃ気が済まんのか。
精霊と契約すれば王になれるというのも謎だし、終盤のストーリー雑すぎませんかね。


最終話、一応丸く収まってユフィからアニスにキスをしたのが唐突すぎ。
頬を赤らめてるしいきなり発情しちゃった?w
というのはさておき、ユフィがアニスを慕ってたのはわかるけど恋愛感情があったとは思えない。
ユフィの状況的に恋してる事を表に出せないとしても、ユフィがアニスに恋をしている事を視聴者に見せておかなければならなかった。
見てる側からすれば恋愛部分の積み重ねがほぼゼロの状態なのに、一気に100近くまで上がった状況を見せられてもついていけません。
百合は特に好きじゃないけどこんなのが百合とは認めたくないね(何様)
制作サイドはやが君を10回以上見て欲しい(笑)

申し訳程度にもならない転生要素。
最後になって前世の記憶があるとアニスがユフィに打ち明けてたけどそれだけ。
前世の情報は全く無し。性別すらわからない。
転生したという設定が「アニスが抱えている秘密」という役割でしかないわけで、これなら「悲しい過去がある」とか「実は○○だった」とか何でもいいでしょうに。
打ち明けるだけに留めるくらいなら打ち明ける必要無かったと思う。
クソつまらない転生アニメでも主人公が前世の記憶を活かしてるのに、このアニメはそれすらやらない。
ユフィの天才ぶりは出てこないからどこが天才なのか全くわからないし、魔法革命はアニメの後の話らしいしタイトルに入ってる転生・天才・魔法革命どれも全然出てこないじゃん。
タイトル詐欺と言われても仕方ないのでは。


まとめ

2人の会話シーンやバトルシーンの入れておけば感やキスシーンの取って付けた感が強い

物理的に近い距離で良い感じに会話させる
キスシーン入れる
転生とかバトルとかとりあえずぶっ込む

それによって「お前ら嬉しいだろ?こういうのが好きなんだろ?」という感じに思えてしまう。
タック二階堂さんが「アニメファンを舐めきって作ったとしか思えない出来」と書いてますが自分もそう思います。(そこに至るまでの道筋は違うとは思いますが)

ツイッター見ると評判は良さげなようで…
感じ方は自由なので高評価する事を否定はしないが共感はできないなぁ。
ストーリーや設定を軽視して、上っ面の良さやとりあえずのイチャイチャや唐突なキスシーンとかで気を引くようなアニメは増えて欲しくないなと思う次第です。
ストーリーの流れがあるのだからピンポイントに入れれば良いってものではない。
上っ面の良さという部分だとスパイ教室も近いものがある(最終話見たら感想書きます)

テンプレ設定とはいえストーリーは破綻してない冰剣の魔術師の方がもしかしたらマシなんじゃないですかね…

作画と声優は良かったので平均値は高いが印象的には2.0前後。

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10話まで視聴

公式的には王宮百合ファンタジーという事だが自分は百合だと思ってない。
百合の定義は人それぞれだろうし、友情の結びつきが強ければ百合だという見方もあるので私の基準です。
片思いでも両思いでもいいので恋愛感情が無いと百合じゃないと思っています。
比較されがちなリコリコも百合と思ってません。
この作品もリコリコもバディものだと思ってます。
自分の中で百合作品と言えば「やが君」とか「あだしま」です。


それはともかく、話の展開は他の方も書いてますが百合を強調しすぎなんだろうなと。
ほぼ2人のやり取りだけで終わってしまう話があったりで退屈。
かと思いきやがっつりバトルしたりと極端というんでしょうかね。
リコリコはAパートでキャラのやり取りを見せてBパートでバトルをして2人の絆が深まってくという見せ方だったのでわかりやすかったと思う。

こっちはなんか上っ面だけなんすよねー
2人を近い距離で会話させておけば食い付くだろという作りに感じました。
アニスとユフィの絆が深まってるとあまり感じない。
見た目やキャラが良いのである程度話題になるのはわかりますがね。作画は良いし。

流石なろうという感じの都合の良さも感じる。
アルガルドはその犠牲者という感じで不憫ですな。
王位継承問題をバトルで解決なんかしなくていいのにな。
アニスとユフィの絆が十分深まった所でアニスが王位継承の壁にぶつかって、ユフィが支えるみたいな展開にでもしておけば良いエピソードになるんじゃないの?と思うが。

7話の講演シーンでアニスからユフィに交代した所は良かった。
こういうコンビプレーをもっと増やしてればなぁ。

転生王女なのに転生について説明無いのはタイトル詐欺ですかね?
見落としてるかもしれんけど。
前世は何者だったのか、どの世界から転生してきたのかとかそれくらいは説明して欲しい。
ユフィの天才という部分も強調されてないのでどこが天才なのかわからない。
魔法科学を編み出したりバトルで無双するアニスの方が天才なのでは…
転生とか天才とか活かさないのならタイトルに入れなくていいよ。


上手く表現できないのだが極端に言うと、「はい百合だよ~、はいバトルだよ~、はい新キャラだよ~どうだ?嬉しいでしょ?」って言われながら見てる気分かな…。
作り込みがいまいちなあたり、なろうアニメらしくはある。

評価は最終話視聴後に。

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 718
サンキュー:

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転生王女と天才令嬢の魔法革命のストーリー・あらすじ

パレッティア王国王女、アニスフィア・ウィン・パレッティアには前世の記憶がある。 魔法が当たり前に存在する世界に転生し、魔法使いに憧れるアニスフィアが夢見たのは、魔法で空を飛ぶという、破天荒で非常識なことだった。けれど、なぜか魔法が使えないアニスフィアは日夜、キテレツ王女とあだ名されながら、怪しげな研究に明け暮れるはめに。 ある夜、お手製魔女箒で空へ飛び立ったアニスフィア。暴走する箒が飛び込んだのは、貴族学院の夜会。そこでは、魔法の天才と噂される完璧公爵令嬢ユフィリアが、アニスフィアの弟・アルガルド王子から婚約破棄を宣言されているところだった。声もなく流されるユフィリアの涙を見たアニスフィアはそっと手を差し伸べる。 ──この魔法はあなたの笑顔のために。2人の少女が未来を切り開く、「転生×天才」魔法ファンタジー! (TVアニメ動画『転生王女と天才令嬢の魔法革命』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年冬アニメ

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