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「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(アニメ映画)」

総合得点
74.6
感想・評価
61
棚に入れた
254
ランキング
872
★★★★★ 4.1 (61)
物語
3.7
作画
4.4
声優
4.0
音楽
4.1
キャラ
4.1

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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

そして配管工は銀幕を駆ける

もう素晴らしいとしか言いようが無かった
そしてまさかの続編がッ...!

投稿 : 2024/03/11
閲覧 : 27
サンキュー:

2

もっちょん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こういのでいいんだよ

 ゲームの作品をアニメにしましただと, ユアーストーリーという悪夢を思い出す。
 視聴者が求めているのは変に原作改変したストーリでなく, ゲームをやっていたノスタルジーに浸ることができる場面を随所に散りばめることである。
この作品では, マリオブラザーズ, ドンキーコング, マリオカートのシーンというように楽しかったゲームのシーンが散りばめられており良かったと思う。
 ただちょっと, 時代の流れ的なポリコレに配慮した, ヒロインは守られているだけではないというような描写があったが, ピーチ姫も主人公になってる作品もあるし, これはこれでありかと思った。
 まとめると, この手のゲームをアニメしました系の作品は原作リスペクトがあれば, 成功すると思う。

投稿 : 2024/02/03
閲覧 : 36
サンキュー:

6

dossun さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いや、感動した

24年1月2日視聴済み。

<よかったこと>
・とにかくきれいな映像美
・マリオと宮野さんのキャラがいいマッチング
・ドンキーコングも出てくる
・クッパの個性が強い
・マリオシリーズのコンテンツを組み合わせてるバランスの良さ
・マリオと家族のだんらん笑

<わるかったこと>
なし

とにかく映像美がよかったです。
続編作ってほしいなんて思いますが、流れ的に難しいそうですね。

投稿 : 2024/01/31
閲覧 : 21
サンキュー:

1

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルなし

マリオの設定を使った何の捻りもないド定番王道すぎるストーリー

大人から子供まで楽しめるのはたしかだけど…

誰もが好きなゲームのキャラを使ってCG頑張っただけ。
ストーリーは何の捻りも無い誰でも考え付くようなストーリー。

何回も見たいとは思わない。

投稿 : 2024/01/31
閲覧 : 41
サンキュー:

0

テングタケ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

童心に帰って楽しめました

私はセガ派だったので(ソニックの映画は観てません)、スーパーマリオは初代しかやったことないんですが、それでも十分ハラハラドキドキ楽しむことができました。
今のCG技術はすごいですね!本当にCGでできた世界があるかのようです。
ヴィランのクッパが凄い強そうで、しかもピアノ弾いて熱唱してしまうところが笑えました。
あの光る星人間は何だったんでしょう。なんかすごく物語から浮いてましたけど。
スーパーマリオの時代に子供だった世代(私とか)から今現在の子供たちまで、広い世代に安心して楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/01/29
閲覧 : 27
サンキュー:

1

ねるる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

お子様にもオススメな迫力満点の映像美!マリオブラザーズの大冒険を描くお話

2023年公開、上映時間93分。

おなじみのマリオとルイージが、大冒険を繰り広げるお話。

興行成績130億超の大ヒットした今作がAmazonプライムで見れるということで何となく視聴しましたが、想像より面白かった。

なんと言っても作画が凄かった。よく動くし迫力満点。劇場で見たら更に凄かったんだろうなと。自分がゲームで操作していたキャラクター達が物凄く動くし喋る、その事実になんだか感動すらしました。

キャラクター達も魅力的。
ピーチ姫がとても頼りがいある強い女性として描かれているのが印象的でした。元々の設定なのか、今の時代柄なのか分かりませんが、守られる女ではない感じがかっこよかった。
クッパも最高。最強最悪と謳われてますが、可愛らしいギャップがあって魅力に溢れてました。

文句なしの映像クオリティと、キャラクターの良さ、そしてテンポ感のいいストーリーとギャグ感。
サクサク見たい現代人にはぴったりの作品と思います。
約1時間半で終わることもあり、小さいお子さんでも集中して見れると思います。ご家族での視聴にもオススメな映画です。

投稿 : 2024/01/17
閲覧 : 67
サンキュー:

10

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これ以上ないくらいマリオの世界

アマプラで視聴しました、世界で大ヒットしただけあって凄いCG技術でしたね
何より最初から最後まで本当に細かいところまでマリオ愛にあふれた作りに好感が持てました、本当にマリオが好きじゃないとこれだけ世界観を大事にした作品は作れない、ゲームのアニメ化としてはこれ以上なく素晴らしい作品ですね
ストーリーは子ども向けだけどいい映画でした!

【悪いところ】
・マリオとルイージは途中までシナリオ的にもアクション的にも冴えなくてピーチのほうが主役っぽかった、最後にいいところだけ持って行った
・これだけキャラクター勢ぞろいなのにあの人気者が出ない
「オレだよ、ワリオだよ!!」
・・・違います。
めっちゃ綺麗だから激かわヨッシーを今か今かと待っていたら出てこなくて本当にガッカリ
・物語性があまりなく、悪を退治して囚われの姫役のルイージを救出するというファミリー向けな作りは悪く言えば無難で、映画やドラマ、アニメなどエンタメを数多く見ている人ほど退屈に感じるかもしれません
・マリオのゲームはあまりにも有名すぎて、ゲームある程度知っている人なら最後の展開の{netabare} ボロボロになって負けそうになるけどスターを取ってクッパにとどめを刺して逆転勝利すること(ピーチじゃなくてルイージだったのは意外、どうせならピーチが最後まで主役でも良かったかも) {/netabare}は予想通りすぎて、ちょっとひねりが欲しいかも

【良いところはとても多い】
・マリオの世界観をとても大事にしたシナリオと、忠実に再現したとても美しいCG
・任天堂というよりハリウッド映画ような掛け合いとリズムが小気味いい
・2Dマリオのステージやマリオカートのショートカットなどゲームのテイストを上手に物語の中に入れてきている
・キャラクターの表情や動作が細部まで手抜きがなく、さりげない仕草までしっかり描かれていてキャラクターに愛着が持てること
・ルイージ、ドンキー、クッパのキャラはゲームのイメージ通り、ピーチはディズニーのプリンセスっぽいキャラ付けでマリオはハリウッド映画の主役っぽいキャラ付けでちょっとゲームのイメージとは違うかな?

ピーチ姫が{netabare} 「私がみんなを守ります」と勇ましく決めてるときに、キノコ王国国民達の「可愛い僕たちをお救いください」はツボった
姫様ってみんなに守ってもらうイメージだけど、姫様が国民を守るんですね
{/netabare}

投稿 : 2024/01/05
閲覧 : 126
サンキュー:

14

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

子供から大人まで楽しめると思います

なんも考えなくてよさげなのをチョイスして、脳みそを一休み。
マリオは1と3のみプレイでスーファミ以降は派生作品を含めて
やってません。

【作品概要】
ニューヨークで配管工を生業にしているマリオ&ルイージ。
独立して会社を立ち上げるものの周囲の目は冷ややか。
そんな中、地価の水道配管が破裂し、水浸しになる事件が発生。
これはみんなを助けて名を売るチャンスとマリオBroは
現場に向かいますが、そのさなか謎の土管に吸い込まれ、
キノコ王国(スーパーマリオの世界)へ…。

【作品に対する感想】
1985年から40年近く続く作品。
初期の頃の作品を中心にいろんな要素を詰め込んでおり、
マリオが好きだったことがある人なら
きっと楽しめる作品だと思います。

映像はムチャクチャ綺麗。
この辺は流石です。
難しく考えず、ノリで楽しんじゃえばいいエンターテインメント。
作品に哲学や考察を求める人には多分合わないと思います(^^;

1)物語
 マリオを異世界転生ものにしちゃいました。
 今世界でパッとしない主人公 ⇒ 異世界でヒーロー
 この辺は最近のアニメの流行りを踏襲したんでしょうか。
 この設定は親近感を持たせるのには良かったかと思います。

 またドンキーコングなど任天堂の多作品からのゲストキャラもおり
 好きな人にとってはわくわく感あったんではないでしょうか。
 0.5up♪

2)作画
 オールCGですが、ま~よく動く動く。
 1up♪

 若干スト2やエヴァのオマージュと思える動きがあったのは
 多分ご愛敬。

 平面的なマリオの世界(今のやつは違うんでしょうか?)を
 上手いこと立体にしてたのは流石です。
 0.5up♪

3)声優
 クッパの方のヤンデレ気味の弾き語り
 なかなかの美声でした。
 1up♪

4)音楽
 初代を含め懐メロがオケで演奏されるだけで
 うずうずしますね。
 あのピコピコ音がすっごいゴージャスになってました。
 1up♪

5)キャラ
 ピーチ姫がすっごいアグレッシブ(^^;
 ファイアピーチになったりでやりたい放題。
 もうクッパにさらわれても、マリオを待たずに自分で
 脱出すればいいんじゃないかな?笑

 最後の方でアナ雪のエルザっぽくなってたのは多分ご愛敬。
 0.5up♪

投稿 : 2024/01/04
閲覧 : 52
サンキュー:

11

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

何も言うことがないくらい完成された映画だった。
導入の作画での盛り上げ、ファン層を狙った意図的な構図、現実からファンタジーへの引き込み、キャラごとの小ネタ等、成功するために必要なあらゆる要素を入れ込み、クッパのピーチ姫に対する思いを色付けして映画に色を付けている。
これといった破綻もなく楽しんでみることができた。
しかし、視聴後に何か残ったかといわれると、特に何もない。
マリオの映画だったという感想が出るだけだ。
優れた映画でも引き込まれるものもあればそうでないものもある。
この映画は後者だった。好みの問題もあるかもしれないが、余韻やスリル感が足りなかいのもまた一因ではないかと思った。
ブランドに傷をつけかねないネタや大きく外れた独自解釈が無いのは正しいが、一つの映画の視点で見るときれいに纏まって口を挟む隙が無いのは話を広げにくい。
実はその役目を果たすのは{netabare}ルマリー(よろずやチコ)にあったのかもしれないが、未知のネタだったのでなんかヤバイこと言ってて面白いくらいの感じ方だった。{/netabare}
もしかしたら、余韻やスリルが足りないのではなく自分のマリオブランドに対する知識が足りなかっただけなのかもしれない。
だとしたらファンムービーとしては適切で、これ以上ないくらいのお手本な映画だと思うので、やっぱり私からはこれ以上何も言うことはできない。

蛇足
{netabare}マリオに関係がないと思われる「Holding Out For A Hero」の使いどころが良くて劇伴で一番印象に残った{/netabare}

投稿 : 2024/01/04
閲覧 : 35
サンキュー:

2

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

批評家は低評価で一般に大人気…が本作の本質を表している。

 やっぱり3DCGはアメリカですねえ…すごいです。特にモンスターズインクやミニオンズのようなキャラものをやらせると、とてつもない映像を作ります。本作は、さらに少しリアルよりの街と人間のCGとゲーム世界のCGを融合させていました。この点では、日本では到底マネできないクオリティです。

 で、本作について一時期「評論家の評価は低くて、一般の評価は高い。評論はあてにならない」という言説をネット上で見ましたが、私はその状況がまさにこの映画そのものだと思います。

 大衆化作品=人気のある映画が出来のいい映画とは限らないというのはありえます。それは時間というフィルターを通して何年、十数年、何十年先に残る内容があるかです。あるいは見た人間を考えさせる、悩ませる、余韻を残す、成長させるかです。
 もちろん評論家によって視点は違うし、評価が間違っている場合もあるでしょう。だからこそ、文章で自分がどういうポイントをどう見たから評価したかを言語化するわけです。

 アニメ人気の栄枯盛衰を知っている日本のアニメファンなら「評価は低いけど、人気はある」という意味は分かるのではないでしょうか?何年か前に見たはまったはずの大人気作品を思い出さなくなっていることはありませんか?一方で今でも古い作品で記憶に残り名前が出てくる作品もあるでしょう。

 本作はエンタメの内容としてはゲーム世界の映像化につきます。逆に言えばそれ以外がありません。
 この作品でバッドエンドを心配する人はいますか?伏線があってどんでん返しがあるでしょうか?ルイージと死別する可能性は?ピーチ姫がクッパに寝取らる映画になるでしょうか?配管工という職業差別を中心に社会の分断を描いていたでしょうか?要するにそう言うことです。ポリコレうんざりというのもあるでしょう。

 要するにもっと映像がすごい映画が出てくれば、この作品である必要がないというのが「評価」です。映画史上で置き換え可能ということです。


 エンタメとしては配管工としてのキャラを描き、不思議の国のアリスのような導入をしたこと、マリオ土管を初めマリオゲームのギミックを非常にうまく見せたこと、他のゲームも上手に見せたことは、エンタメとしては素晴らしいと思います。

 ピーチ姫がちょっと可愛くなかったかなあ…という気はします。その辺がアメリカ人との美的センスの違いでしょうか。

 作画は文句なく5です。ストーリーは舞台設定を評価して3.5。キャラは奥行はほぼゼロですがゲームの映像化を評価して4。その他は3です。


 アマプラ配信のタイミング、素晴らしいです。

投稿 : 2023/12/30
閲覧 : 112
サンキュー:

13

nas さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これ以上はないくらいマリオ

最高。もうこれ以上は無理じゃないか?ってレベルでマリオだった。キャラクター物の映画化としては今まででベストだと思う、すげーよ。あっこれ見たことある奴がずっと続いて楽しすぎる。あとやっぱBGMが強い、強すぎる、映像がめちゃくちゃ良いところにマリオ楽曲を惜しみなくというか全部入りくらいの勢いで使ってきてるからテンションが上がり続ける。最高に楽しかった。
4DXで見たけどアトラクション感もあっていい選択だったな

投稿 : 2023/11/18
閲覧 : 34
サンキュー:

2

ネタバレ

メガマインド さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

異世界マリオ

4DXで絶対観たほうがいい


マリオのアクションシーンは4DXみてこそより楽しめます。

ストーリーはないかと聞かれたらあると答える。

マリオは土管で異世界に飛ばされてはぐれたルイージを助けるのが目的だが

結果的に

落ち目な状態から助けを求められ、チャンスを手に入れ、相手に認められて

いく

ギャラクシークエストに通じるものを感じさせられる。

シンプルだがとてもかっこいい、力強いストーリーだ。

他に言いたいことひとついうとクッパ軍団が有能に描かれていてよかった。
トゲゾー甲羅の絶望感、有能具合が素晴らしい

マリオでエモーショナルを感じさせるのは僕がマリオが好きだから

かもしれない。




MCUのように続編がとても望まれる


マリオをやってきた人なら、あっこれ!!マリオのゲームでみたことあると
感じ、興奮すること間違いなしでしょう!!

投稿 : 2023/09/27
閲覧 : 81
サンキュー:

8

ネタバレ

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

エンタメ性の高さだよなぁ…やっぱり

シナリオ云々抜きにして考えると、演出面や細かい小ネタまでやっぱりゲームファンを唸らせるような工夫が出来てる。それだけじゃなくて単純にシナリオの完成度も高く、王道ながら盛り上がる工夫が出来ていて単純明快で見ていてカタルシスのある内容になっている。アクションの派手さや疾走感、BGMまでエンタメ性に富んだ作品だと思う。

オリジナル設定に関しては賛否あるだろうけど、マリオが人間臭い感じになっているのは親近感湧いたしピーチ姫もキノピオたちと見た目が違う理由にある程度納得出来る所があって悪くはなかったと思う。

投稿 : 2023/07/05
閲覧 : 64
サンキュー:

4

lumy さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

日本発海外制作。

訳あって2回見ました。
1回目は、「おもしろいエンタメ映画だったな~」という
感想で、レビューを書こうと思わなかったのですが、
2回目は、無性にレビューを書きたくなりました。
それは、ゼルダの伝説ティアーズオブキングダムの発売を
前後に挟んでの鑑賞だったからです。

それまで、任天堂社長の宮本氏や、作曲家の近藤氏のことを
よく知らないまま、いちユーザーとしてマリオを嗜む程度
でしたが、
ゼルダの伝説にまつわる同氏らの関わり方や世界観を
知る機会があり、
マリオの生みの親である同氏らの考え方が分かった後に
本作を観ると、
この映画は、映画なのに、すごくゲームっぽいことが分かります。

ストーリーの進行やイルミネーションスタジオの遊びも
楽しめますが、
最初から最後まで、マリオのゲームをしている感覚があります。
そして、ユーザーがプレイしたことがあるゲームについては、
ことさらにゲームのスーパーリメイクである感覚を覚えます。
(スーパーマリオブラザーズシリーズ、マリオカートなどなど)

ニンテンドーダイレクトで宮本氏が
嬉し気に、自信をもって本作を紹介していましたが、
これは、宮本氏が考えるマリオから外れていないという表れ
なんだと思います。
それぐらい、宮本氏が満足している。
だから、ゲーム好きは見に行って損はない、そういうことです。

また、音楽も近藤氏が監修に入っていますので、
ただオーケストラになっただけじゃなくて、
マリオ特有の疾走感が感じられ、
映画自体も長くはないですが、鑑賞時間の体感はあっという間でした。

いやあ、任天堂はすごい。
スクエニはFFでこけたけど、
任天堂は、ちゃんと任天堂ブランドを守りました。

しばらく、任天堂ブランドは安心して遊ぶことでできそうです。
(ちなみに、ティアキンは、時間がないのでプレイしていませんw)

投稿 : 2023/06/10
閲覧 : 172
サンキュー:

15

しゅん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

4DXで視聴
【物語の評価】
【作画の評価】
【声優の評価】
あのピノキオがスネ夫の方の関さん?
【音楽の評価】
【キャラの評価】
【感想】

投稿 : 2023/06/05
閲覧 : 76
サンキュー:

0

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2Dと3Dでは、「これ本当に同じ映画?」と思えるぐらい印象が違う

この作品、とても楽しみにしていたので前売券を購入していました。
しかし、運悪く鑑賞日がちょうど会員デーで前売券よりも200円も安い。
これじゃ、赤字じゃん・・・。
と、言うわけで最初に2Dを観て、後日、3Dも観ちゃいました。


そこで驚いたのは、2Dと3Dでは、印象がぜんぜん違うことです。
「これ本当に同じ映画?」と思えるぐらいです。

最初に観たのは2Dです。
お馴染みのキャラ達が動いて喋って・・・。
しかし、ゲームの中でよく見慣れ"すぎ"ているキャラ達のせいなんでしょうか・・・。
どことなくゲームのプロモーションビデオのように感じられるんです。
そのため、ちょっと冷静に観てしまう私がいて、もうちょとなんだけどなぁって印象。

一方、3Dでは、その印象ががらっと変わります。
なに、これ面白い!
まるで私もゲームの中に入り込んだような感覚でわくわくどきどきがとまりません。
最初の2Dのときよりも夢中になってしまいました。
むむむ、恐るべし3D!

■まとめ

そう言えば、私、まだクッパ倒したことないんですよねぇ・・・。
今からピーチ姫を助けにいかなきゃ!

投稿 : 2023/06/03
閲覧 : 184
サンキュー:

15

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

マリオとルイージは最高の兄弟

マリオの世界を知っているほど楽しめます。色んなマリオ作品のリスペクトを感じますね。キャラの特徴をよく押さえられていて良かったです。クッパの手下達、ピーチとクッパの関係性、トゲゾーの気性、ドンキーコングの性格なども見所でしたが、特に私はルイージマンションをよくやり込んでいたのでルイージのシーンは結構見物でした。クッパはスターを所持していても使えないのですね(笑)まさしく選ばれし者だけ使えるスーパースターということですね!
それにしても見終わった後の現実に戻ってきた虚無感が半端ないですね…。
後、あのキノピオ、ウィスパーの声にしか聞こえませんでした(笑)

投稿 : 2023/05/27
閲覧 : 97
ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

確かに社会的メッセージは皆無

世界的にもはやTVゲームの代名詞である「任天堂」のメインキャラクター「スーパーマリオ」を題材にした日米合作のアニメ映画。
アニメ制作は「怪盗グルー」シリーズや「シング」などの3DCGアニメーションを手がけるイルミネーションスタジオで、配給はユニバーサルピクチャーズです。

内容ですが、基本的にお子様向けのギャグアクション映画であり、ゲームでお馴染みのシチュエーションが多々登場して、しかも3DCGはハイクオリティ。非常に満足のいく内容だと思います。

去年オープンしたユニバーサルスタジオジャパンと、今年4月からアメリカハリウッドでもオープンした「ニンテンドーワールド」の宣伝も兼ねた巨大プロジェクトで、大々的な宣伝効果もありアメリカ国内外で大ヒットしています。

なのでこういった映画は「娯楽」以外の要素はなく、「作家性」や「アート性」はほぼありません。

ディズニーやピクサーなどにある「その時代に合わせたメッセージ性」が皆無なので、評論家受けしないのは納得です。というか、ゲーム原作なので当たり前だと思います。

映画ドラえもんや映画クレヨンしんちゃんなどのお子様向けなのでカップルで見たり、大人が一人で鑑賞するにはきついかもしれませんが、子供を持つファミリー層には十分楽しめる娯楽映画になってますので、ぜひ劇場で見てください。

投稿 : 2023/05/18
閲覧 : 154
サンキュー:

6

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作ゲームへのリスペクトと娯楽性申し分なし。見所多く内容もあるけれど、もう一声欲しかった感も

不朽の名作ゲームの3本目のアニメ化。93分。
アメリカのブルックリン出身の配管工兄弟が、異世界のキノコ王国でピーチ姫やドンキーコングらと共に、大魔王クッパと戦う。

【良い点】
落ちこぼれ気味な主人公兄弟が挫折や紆余曲折経て大活躍してヒーローとなる、1988年のコメディ映画「ツインズ」を彷彿とする良き王道。
ゲームプレーヤーのトライ&エラーした達成感と、落ちこぼれ主人公のサクセスストーリーを上手く合わせた。
ツインズ同様、兄弟愛も尊し。

ラテン(イタリア)系のコミカルで陽気なノリ、敵のクッパもピーチ姫に恋する可愛げあるなど、安心して見られる優しい作風。
何気に不殺作品、クッパがノコノコを炎で粛清するシーンで骨になって生きてたり、クッパもちび化して捕虜になったり多分誰も死んでない。

ピーチ姫がただ攫われる無力なヒロインではなく、勇ましく立ち向かう強いヒロインなのも良い。
女性が強いヒーローなのはプリキュアやセーラームーンなど意外と日本作品に多く、アメリカヒーローには少ない印象?
強くてカッコイイ女性ヒーロー(ヒロインではない。ヒロインはルイージが担った)を取り入れた日米合作作品として良く出来ていた。
ヒロインのルイージもちゃんと活躍して見せ場あり。

作中で修行パートあったのも日本の少年漫画ぽい。近年だと鬼滅の刃とか。
アメリカでもロッキーとか修行パートあるけれど、こういう娯楽作品や冒険バトル中に主人公が修行する展開は珍しいのでは。
この修行パートで、原作ゲームの何度もミスしながら諦めずトライして上手くなっていく達成感を表現出来ていた。

スーパーマリオをはじめとするシリーズのネタを随所に活かした展開も見応え十分。
タヌキマリオが活躍したり、キラー大砲や毒キノコでピンチになったり、原作ゲームの世界観を見事に再現していた。
土管やブロックやアイテムの数々、キノコ王国のリフトなどのテクノロジーも、異世界ファンタジー感とゲームリスペクトを両立していて非常に良かった。
…ファミコンのスーパーマリオで(このリフトって何で空中に浮いてるの?と子供心に疑問だったのが、ああなるほどリフトってこうなってたのね、と)
ユニークにしてファンタスティック、こうした描写の数々だけで面白かった。
これにマリオカートでのカーチェイスも良かった。

映像はスーパーマリオの世界観を魅力的に再現しており期待以上。ピーチ姫も可愛かった。
楽曲は原作ゲーム懐かしのメロディーを要所に活かしており良し。

【悪い点】
良い点とも裏腹だけど、全般にノリが軽いためか、あまり感情揺さぶられるような印象的な場面が無い。
この点はマリオは主人公というよりも、ゲームプレーヤーが操るゲームキャラ的な感じであながち悪いわけではない?
やはり良い点と裏腹、落ちこぼれ主人公のサクセスストーリーとして見ても、トントン拍子で物足りず。
ここら辺がいわゆる「内容が薄い」?
一応ちゃんと描かれてはいても、深堀りよりもアクションゲーム的な軽快さ重視故か、ドラマ的な深みは物足りなかった。

アクション展開も満遍なくハラハラドキドキさせるものの、あまり絶体絶命!みたいなピンチが無いのでアッサリした印象。

マリオとピーチにラブコメ感が希薄。
まあ別に求めてないかもだけど、折角ならロマンスも見たかった。

クッパにしても、ピーチへの想いとか掘り下げていればもう少し深みが出たのに勿体無い。

楽曲については概ね良かったものの、もっとあざとくファミコン音楽多用した方が良かった。

タヌキマリオについては、地蔵マリオも見たかった。
まあアメリカ人にタヌキはともかくタヌキが地蔵に化けるネタは分からなのでしゃーないのか。

【総合評価】7~8点
スーパーマリオの娯楽映画としては申し分なく良かった一方で、玄人?の評価が辛目?なのも何となく分かる。
本作はスーパーマリオという楽しいゲームを娯楽映画にしたもので、内容や深みは求めていないのでこれで良し。
…ただその上で欲を言うと、あと一声心に刺さるような何かがあれば名作だったが一歩物足りない。
評価はやや良い寄りではあるがそれは厳しく見た場合。
「とても良い」と評するに値する。

投稿 : 2023/05/10
閲覧 : 110
サンキュー:

4

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

コンテンツに対する愛は感じた。でも、それだけ。

{netabare}
全世界で大ヒットしてるらしいアニメ映画...。
期待が大きすぎたというのもあるかもだけど、正直かなり期待外れ。
よく言えば原作理解があり、随所に小ネタも散りばめられている愛のある映画。
悪く言えば、ファンが喜びそうなものを詰め込んだだけで、中身が一切ない映画。
アクションシーンが良ければ、ゲームの要素の再現が完璧であれば、それだけで十分という人向けの映画かな...。
話の良さに重きを置く人にはお勧めしない映画。

海外のアニメ会社でアニメ化という不安要素があった割には、ゲームと比較しての違和感がある描写は一切なく、マリオの世界観を崩さずにいい感じに映画として補強で来ていたと思う。
何ならそこまで原作に忠実にしなくてもいいのにというレベル。
正直無理やりゲームマリオらしいパルクール的なものをわざわざ映画であそこまで直接的に描く意味はなかったと思うw
アイテムやキノコでの巨大化、青甲羅とかちょっと忠実すぎて映画として自然じゃないなぁと感じた部分はある。
けど、マリオカートが自然に話に組み込まれてるのはすごい上手いなぁと思った。
まあ多少の違和感があれどゲームの映像化という観点で見れば完璧な映画だった。

ただ、内容の良さに期待するとがっかりする。
何もかもが薄っぺらい。
まあ、原作からしてクッパを倒してピーチを救うだけの内容だし仕方ない部分はあるんだろうけどね。
ゲームとは違って救出するのはルイージでピーチはむしろ救いに行く側だけどw
あとはダイジェスト感が残念だったかなぁ。
マリオがピーチのお目にかかる流れも、認められて一緒に旅に出る流れも急。
キノコ王国に進軍中だったのに、ドンキーコングと同盟の帰路で、唐突に攻めてくるクッパ軍。
ぽっと出のマリオに対してやけに執着心を持ってるクッパ。
映画として見るとうーんってなるシーンが無駄に多く。
クッパとマリオの直接対峙が最終決戦時と言うのも、クッパを撃破した時のカタルシスを削いでいたように感じる...。
世界観もこじんまりとしているように感じた。
原作再現の方に力を入れてて、ストーリーは二の次なのかな。

見た後に良かったなぁとはならない映画だったけど、少なくともエンタメとしてはいい出来だとは思う。
{/netabare}

投稿 : 2023/05/09
閲覧 : 105
サンキュー:

4

Kumara さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

マリオをプレイしたことや実況見たことがあるなら是非

なんといっても、作中に流れるBGMが良かった
聞いたことのある音楽のアレンジBGMが流れるたびに興奮し、勢いで最後まで楽しめた

また、作中には任天堂のゲームの小ネタが多き含まれており、ゲームをよりプレイしてきた人ほどより楽しめる映画だと感じた

私自身、BGMで一番テンションが上がったため、後日配信で見ようと考えている人は是非映画館の贅沢な音響の元楽しんでほしいと思う

投稿 : 2023/05/03
閲覧 : 66
サンキュー:

4

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

良くできた劇場版アニメですが、何も残らない

世界中で一番知名度があるかもしれない兄弟、マリオブラザーズの物語。
スーパーマリオブラザーズのゲームそのもの。
マリオの世界というか、ゲームをやったことある人なら、
登場するキャラクターに喜ぶだろうし、
ゲームのあのコースだとか、あの面だとか、非常に楽しめるのではないか。
製作はイルミネーションというスタジオ。
怪盗グルー/ミニオンズを製作しているだけあって、
動きは言うことない。
これで画面をゲームのごとくキャラが動き回るのだから、
見ていて楽しくないはずがない。
究極のエンタメ映画というか、なんだかUSJあたりのアトラクションでやってくれても良いのではと思ってしまった。
逆に言うと、作品の芸術性とか、ストーリーに感動するようなことは皆無。
見て終わったら、後には何も無いなあ・・。
世界で大ヒットするのも分かる気がしますが、
純粋な作品としての評価はどうなんでしょう。

投稿 : 2023/05/02
閲覧 : 114
サンキュー:

6

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

世界史上最大級のヒットを飛ばす異世界アニメ🍄

あらゆる物をヌメヌメ、ネバネバに加工しちゃうハリウッド特殊効果の黒魔術により、
菌糸塗れにされてしまったコレジャナイ悪夢の実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』から30年。
3DCG作品として制作された劇場版アニメ映画。


【物語 4.0点】
『ドンキーコング』などアーケードゲームの主役だった初期のマリオはリアル世界寄りの都市民。
ファミコン版『スーパーマリオブラザーズ』以降のマリオはファンタジー世界寄りの冒険家。

例えばゲームを映像化する際に難儀する設定の谷間、ツッコミどころ。
本作は弱点を上手くシナリオ化、ネタ化することでエンタメ性を高めています。

あらすじはNYブルックリン在住の配管工・マリオ兄弟が、地下の土管から異世界に迷い込む。
大魔王クッパから弟ルイージや、プリンセス・ピーチが治めるキノコ王国を守る。

親父に認められず、現実世界で、やっぱり自分は何もできないのか?とくすぶっていた若者マリオが、異世界で何にでもなれる力を得る。
『マリオブラザーズ』が『スーパーマリオブラザーズ』になるまでの物語。
「勇気を持って前に進めば誰もがスーパーマリオになれる」(←日本語版マリオ役・宮野 真守さん談。コメントもイケメン過ぎます👍)

マリオを操作し、難所や強敵相手に何度もトライ&エラーを繰り返しクリアするゲーム性。
これを不屈の異世界冒険譚として昇華することで、忍耐という作品テーマに変換。

それでいて映倫区分G(全年齢対象)
ハリウッド映画も長尺化傾向が続く中、本作は上映時間92分と膀胱にも優しく理想的。
一度出した小物はネタとしてキッチリ回収する米国アニメの伝統芸との絡みも小気味好い。

随所に仕込まれたマリオネタにクスリとできる程度の思い入れは必要。
ですが私は久しぶりに童心に戻って、はしゃぐことができた。
世界的ヒットも頷ける優良なアトラクション・ムービーだと好感しました。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・ILLUMINATION

上記の実写映画のトラウマもあってか、自社の知的所有権(IP)のメディアミックス展開には非常に慎重な任天堂。
本作ではキャラクターを重視するスタジオ、原作ゲーム愛のある監督スタッフを厳選。
その上で『マリオ』生みの親であるゲームクリエイター宮本 茂氏を始め、任天堂スタッフも積極的に作品に関与。

このゲーム原作作品もまた、特徴的なキャラの動き、やたら空中で動く床にちくわブロックなどのステージやアイテムのギミックを映像に盛り込み、ファンの心をくすぐりにかかる。
凡庸な映像化作品では、ウケを狙っているけど何か違うが多発。
ですが、本作の場合は任天堂のチェックもあってか、それが本当にないです。


私はアトラクション性を最大化するため4DX/3Dで鑑賞。
4Dの方は『マリオカート』の振動と風の臨場感を堪能したければベターくらい。

一方で3Dは絶対チョイスした方が良いと思いました。
3D効果自体は飛び出し控え目、奥行き重視。3DSレベルの平凡な出来。
ですがアスレチック要素の立体視で得られるキャラとの一体感は得難い物があります。
私は意外と横スクロールアクションの再現シーンで、立体視の恩恵をより感じました。


NYブルックリンの街並み描写で感じたのは地下インフラの老朽化。
日本も明治以来の水道管破裂が懸念されたりと大概ですが、NYの方はさらに年季が入っており配管工も大忙しですw
忘れ去られた都市の地下に開いた異界の出入り口から災厄がもたらされても驚けません。
同様の描写が『すずめの戸締まり』の東京地下でもありました。
東京もNYも抱える内憂は共通しているようです。


【キャラ 4.0点】
挑戦的な描写が目立ったのがプリンセス・ピーチ。
座してクッパに蹂躙されるのを待たずに積極行動する勇猛果敢ぶり。

でも考えてみればピーチ姫は仮にも一国のリーダー。
統治能力は当然あるはずですし、ゲーム版にて毎回無抵抗でクッパに攫われたように見えたのは描写が飛ばされていただけなのでしょう、きっと。

アイテムを駆使しつつ立ち回りも派手だったピーチ姫。
振り返ればピーチ姫も『スーパーマリオUSA』ではカブやらヘイホーやらぶん投げていたわけで。
流れで{netabare} マリオ{/netabare} をぶん投げても何ら不思議ではありませんw

さらにはキノコ王国で、おびただしいキノピオたちを束ねる、たった一人の人間・ピーチ姫。
この奇々怪々にも、{netabare} ピーチ姫は幼い頃に土管を通ってこの異世界にやって来て、キノピオたちに育てられたと{/netabare} キャラ設定を掘り下げて来ました。
その上でのマリオとの関係も、恋仲というより、異世界転移の記憶を共有する戦友といった感じ。

キャラ解像度アップは世界征服とピーチ姫を狙うラスボス・クッパも同様。
ピーチ姫に一途に恋して空回りする痛い描写を増量することで、
悪逆非道だが何処か憎めない。むしろかわいいと自称するキノピオたちより余程かわいらしいw
絶妙なブレンドで、キャラクター価値を保全。

ピーチ姫とクッパの新境地により、ピーチ姫救出に飽きた原作ファンも新鮮な気持ちで挑むことができます。


その他、マリオと長男坊の憂鬱を共有するけど、やはり相容れないドンキーコング。
クッパ様のピーチ姫溺愛妄想に律儀に付き合う腹心・カメック。
などなど脇に至るまで“マリオ劇団”は快調♪

ただヨッシーやワリオなど出番が無かったキャラも残されました。
もっともそこはエンドロール後に{netabare} ヨッシーのたまご?が割れるカット{/netabare} を見るに、
続編やる気満々なので希望は持てます。


【声優 4.0点】
日本語版を鑑賞。

英語の台詞を翻訳した“日本語吹替版”ではありません。
英語版とは別にもう一冊、日本語の台詞で脚本した“日本語版”。
こうなると映画吹替経験よりも、キャラクターを提供するアニメ声優の出番です。

前向きな声質でムードも明るくした主人公マリオ役の宮野 真守さん。
芸術的な怖がりっぷりを悲鳴で再現したルイージ役の畠中 祐さん。

メインだけでなく、マリオの親友を自称し、フライパンを駆使した贈賄が小賢しい異端のキノピオを演じた関 智一さん。
{netabare} ピーチ姫への痛いラブソングの熱唱{/netabare} も笑えるサイコパスだったクッパ役の三宅 健太さん。
ベテランが熟練技で脇を固める盤石の布陣。

その中で異彩を放ったのがルマリー(よろずやチコ)を演じた子役の山根 あんさん。
クッパに囚われ絶望する生贄たちに{netabare} 「唯一の希望、それは死による解放さ」{/netabare} などと無邪気な虚無をバラ撒き追い打ちをかける。
まったく『すずめの戸締まり』ダイジン役から立て続けに幼気な少女に毒を吐かせおってw
日本の将来は虚無の真っ暗闇ですねw
やはり『すずめ』と『マリオ』。日米は地下の奥深~い所でつながっている?のですw


【音楽 4.0点】
劇伴担当はブライアン・タイラー氏。
安定感のあるオーケストラを土台に、時にゲーム版BGMや8bit風アレンジも交える遊び心でアトラクションを盛り上げる。

意外な所では、マリオがアスレチック・ステージに初挑戦する際に挿入された{netabare} 「Holding Out for a Hero」{/netabare}
聞いた時は何でまたwと面食らいましたが、終わってみれば不屈と忍耐の主題にマッチした歌詞世界。
何より『マリオ』が波に乗っていった80年代前半に、
欧米でヒットして、日本でもドラマ主題歌として流行した本曲。
世界の人々があの頃を共有できる適材適所の選曲でした。

投稿 : 2023/04/29
閲覧 : 574
サンキュー:

17

kuroneko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2024/04/14
閲覧 : 0

Metamon! さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/04/08
閲覧 : 0

Ricky さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/27
閲覧 : 7

ドビー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/04
閲覧 : 1

ナツメ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/07
閲覧 : 2

まかろん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/05
閲覧 : 3

pikotan さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/04
閲覧 : 3
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのストーリー・あらすじ

任天堂の人気ゲーム「スーパーマリオ」の世界を原作とした3DCGアニメーション映画。
ニューヨークで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージ。
謎の土管で迷いこんだのは、魔法に満ちた新世界。
はなればなれになってしまった兄弟が、絆の力で世界の危機に立ち向かう。(アニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2023年4月28日

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