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「AIの遺電子(TVアニメ動画)」

総合得点
65.0
感想・評価
132
棚に入れた
372
ランキング
3420
★★★★☆ 3.2 (132)
物語
3.3
作画
3.1
声優
3.3
音楽
3.2
キャラ
3.2

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AIの遺電子の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえず簡単な感想

 原作は未読。
 ヒューマノイドが存在する社会を描いた近未来SFで、こういった人工物である知的存在の
人権や社会問題を扱った作品は個人的には好きだったりするので、こういう作品の登場は嬉しい
ところ。
 そもそも以前に比べてファンタジー作品が増えたのに対して、SF作品は減っている感が
あるので、SF作品は貴重な感がある。

 この手の作品は人間と人工知的存在の二極化で描かれることが多い中、本作での人工知的
存在はヒューマノイドとロボットとがあるところが面白い。
 ヒューマノイドは人権を得ており、社会的位置付けは人間とは変わらないのに対して、
ロボットは「モノ」と扱われているが、ロボットが労働力として製造されているのに対して、
ヒューマノイドはどういう理由で作られたのかは不明瞭なままで、この辺はちょっと興味が
あるところ。
 例えば数が減少しつつある人間を補うためとか?
 この手の作品は以前は完全なフィクション作品という感覚で接していたが、最近のAIの進歩を
考えると絵空事とは思えず、近い将来のシミュレーション的感覚で捉えてしまう。

 扱われているテーマは様々だが、中にはヒューマノイドでなくても成立してしまう話も
あったりする。
 この辺は人間で描くとストレート過ぎるような内容をヒューマノイドに置き換えることで
回避する風刺ものによくある手法を使っているように思える。

 基本1話完結のオムニバスドラマ形式で構成されており、結末に関しては明確な回答を
出すことなくテーマの提議で終わっているようなエピソードも多いが、テーマ性の強い作品に
関してはこういう締めは結構好きだったりする。
 オムニバスドラマだけでなく、主人公である須堂 光と彼の母に関わる作品全体を貫く
ストーリーもあるが、こちらは中途で終わってしまって、いささか残念なところ。

2024/02/05

投稿 : 2024/02/05
閲覧 : 44
サンキュー:

1

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

テーマは重くて深いんだけども・・・

原作未読(2023.12)
作風的にヒューマンドラマ的だったり社会的だったりな感じなんですが、ヒューマノイド(人工人間?この世界ではカテゴリ的には人間)の話の為か敢えてやや人間味が薄い感じに仕上げられているのだろうか。どのキャラもあまり個性的な部分がなくそれぞれの話が淡泊に感じられる。
人間とロボットという話はそれこそ手塚先生の「鉄腕アトム」以来、幾度となくテーマとして掲げられているものであるが、個人的印象でこの作品を言うなら、鉄腕アトムの病を治す若きブラックジャックとでも言えるだろうか。
人の「心」のメカニズムについてまだ明確な答えは誰にも出せていない中でロボットにまでその心のようなものが存在しうる世界に人々は耐えられるのだろうか(たかが宗教如きで戦争ができてしまう人間という生き物に)。
答えのない(見つけられない)テーマを扱い、何らかの終着点を見出す作業は苦痛と苦悩の連続ではないかと思うが、あくまで漫画(アニメ)という創作物という肩書を存分に有効活用してある種の導きを見いだせる事に期待します。

私のツボ:最初のヒューマノイドはどう自分を肯定したのだろう

投稿 : 2023/12/17
閲覧 : 101
サンキュー:

3

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

AIの話。。なの?

ロボットが人みたいになったら
脳が電脳化されたら

ブラックジャックや火の鳥などの手塚作品
攻殻機動隊セカンドギグ

などで観たような話


5話まで観たけど
別に電脳化とか関係ない話のようなのが混ざってたり

手塚作品や攻殻などでの既視感
まぁそれがあっても話やキャラに魅力があればいいのだが。。それもなく

4話はなに観せられてんだろ感満載

原作があるので原作がそうなのかわからんけど
助手の子とか登場人物数人が髪がまとまってないような描き方してるのがなんか不潔感があるように見える
個性。。としてはマイナスかと。

バックアップから戻すから1週間の記憶がなくなると悲しんでた回
病気とかなんやらでもっとなくなる人もいるのに。。
ってこれAIの話?

今の時代にタイムリーなテーマなのにもったいない

5話まで観て
これ以上はもういっか。。って感想でした。。

投稿 : 2023/11/30
閲覧 : 56
サンキュー:

2

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あえて答えを出さないスタイル?

視聴完了
全12話

ジャンル
SF

タイトル由来
タイトルが物語の鍵、なのだがそこに辿り着く前に終わってしまったため不明。

設定
最強AIによりロボットや人体機械化など様々な技術革新が起きた日本。
ただしAIにより抑制されているため何でもかんでも革新が起きているわけではない。

ストーリー展開
30分アニメだが、基本15分×2のショートストーリーで、人間とロボとヒューマノイド(より人間らしく人権を持ったロボ)の問題を医師の視点から描いていく。
それとは別に本筋として医師である主人公とその母親の話がチラチラ出てくるのだが、そちらは手がかりが紛争地域にある→主人公が病院を捨て紛争地へ!
で終わる。

感想
総評40点
良かった点
着眼点
悪かった点
全体的に終わり方がモヤっとしている。
レビュー
上に書いたが、ショートのストーリーも、全体の軸となる主人公の話もモヤっとしているものが多い。
特にショートの方が顕著で、モンスタークレーマーにより体調を崩すヒューマノイドに対してモンスタークレーマー専門の対処ヒューマノイドによりクレームは収まるけどモンスタークレーマーの存在自体は無くなってなかったり、障害(発達というのかわからないが)がある代わりにピアノの才がある少年の障害をsf的に治療した代わりに才能もなくなる話とか、物語の最後まで来た時点で視聴者に考えさせる展開が多い。
個人的には考えさせるのは良いのだが、作品としての答えは出してほしく、その上で私だったらこう思うな、他楽しみたいので、この投げっぱなしの展開はあまり好きではない。

また主人公絡みはせめてお母さんを見つけて何かしらの答えを出すところまでやってほしかった。
こちらは単純に不満。

それぞれの着眼点はよく、SFという性質上答えを出さなくても良いと思う人も多いと思うので、そういう人には楽しめるのではないか?

投稿 : 2023/10/30
閲覧 : 49
サンキュー:

2

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

SF作品をそもそも何の為に見ていると思う?

意外とちゃんと設定も物語の進みも主人公のキャラもAI系の作品で、正直引き込まれないキャラデザとキービジュ、そしてタイトルに一話切りのつもりで見てたから、1話の激しくは無いけれどちゃんと世界観を見せて主人公の謎や今後の展開に期待のかかるちゃんとした1話だった。でもテーマや今後の展開的にAIやその電子社会に対しての問題に直面して投げかけるといったSFたるSFは小説でしっかりと読んでいく方が好きなのでわざわざアニメで見ることはいいかなーと思った。個人的にはやっぱり映像作品だとバトル SFらしい世界観や風景に惹かれるから、これはあまり琴線に引っ掛からなかった

前期はあまり新作アニメを追えてなくて、今期放送作品は追って行こうと結構量を見ていくなかで3話で振り落とされた

そもそもSFに何を求めているか。それは、近未来を舞台に設定された要素や発生する出来事をどれだけ楽しめるかって事だと思う
未来予知が見たい訳でも、逆説的に描かれる未来への喚起を受け取りたいだけでもない、この作者が描く未来という世界観で繰り広げられる物語を楽しみたいだけなんだ。あくまでエンタメ。アニメ作品なら尚更
それに、SF小説の名作と言われる作品群は秘めたメッセージやその為の進み方も硬派でちゃんと見せてくれるけれど、それは全て物語をまず楽しめた上で、それに入ってるメッセージを読み取り受け取り、更に評価していっている。やっぱりSFの見方って結局そうなんだよねー

投稿 : 2023/10/10
閲覧 : 102
サンキュー:

8

ネタバレ

へも さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

期待外れ過ぎる

ヒネった作品タイトルや、媚びてない作画の方向性など最初は好印象でした。
しかし1話2話を見ると・・・
「??? 何だかよく分からんな、感情移入もできない」てな感想に。

そして3話まで見ましたが、もうギブアップ寸前です。。
ヒューマノイドは人間レベルで扱われてたのに(亜人間?)、恋人ロボットは外見は人間でも産業機械扱いなんですね?
そして恋人ロボットの話と熊ちゃんロボットの話をどうクロスさせてくるのか、興味持って見ていたのにほぼクロスしない・・・

私はこれ浦沢直樹/長崎尚志コンビのレベルのお話を期待してたんですよ!
いちおう4話まで見ますけどもう脱落するだろうなぁww

投稿 : 2023/10/07
閲覧 : 129
サンキュー:

12

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

視聴中止から、レビューを読んで最後まで観ることに

【First】

 作画は外連味一切なしの機械が作ったんじゃないかという感じです。
 作品のクオリティー自体を作品のテーマにのせてカウンターパンチしました! くらいの犠牲の上でなりたってるなら面白いけど、そんなわけないでしょう。

 内容もAIの話かと思いきや、最初にヒューマノイドの脳のバックアップのはなしっていうね。
 もちろんヒューマノイドにはAIが組み込まれているから自然とタイトルに
乗っかるんだろうけど…いまいちピンとこない。

 また、作品内では人口の1割なのに登場人物のほとんどがヒューマノイドっていうのも不自然だなって。
 (ヒューマノイドを指し示す記号として使われているだろう瞳孔の形の違いで見分けられる)

 一番大事なのは、誰が、何のために、どうして作ったヒューマノイドなのかが無いところで物語を描くっていう最低限の土台は必要なんじゃないでしょうか…? 両親がヒューマノイドで子供が人間ってどういうことだってばよ。
 もしくは人間を改造したものもヒューマノイドっていうんでしょうか?
 これはそのままアニメ化しちゃいけない作品だったんじゃないだろうか…。

【Second】

 初回の感想というのがどれほど当てにならないものか…。
 どこか引っ掛かるものがあった本作で他の方のレビューを拝見しつつ、少し1話を見返してみると、表現されている部分はあったように思えるので、【First】で触れたことを訂正しつつも残しておこうと思います。

 ・両親がヒューマノイドって話。
 →ちゃんと作品内でヒューマノイドが養子をとったという事がちゃんと作品内で語られていました。完全な見落としです。
 ただまぁ、そうなると主人公も…?

 ・ヒューマノイドが人口の1割って話。
 →国民の1割がヒューマノイドとはモブおじさんのセリフである。これが不自然だなって思ったのですが、どうしてそうなったのかを考えるのもSFの楽しみだったりするので、考えて観ました。
 想像ですが、この国がどんな状況かと言えば、都市によってヒューマノイドがたくさんいる地域とそうではない地域とが分断されているんじゃないかって推論が立ってきます。地域ごとにおけるヒューマノイドの人口比率ですね。
 例えば、ある地域で子供たちがウィルスか何かに大規模感染をしてしまい、多くが死亡。もしくは、生殖能力を失くした大人達。その穴を埋めるべく大人たちは自分の子供の代替するため、ヒューマノイドの需要が高まり、人口の1%まで膨れ上がる。
 ヒューマノイドが大人世代になり…人間の子供を養子にするという事が行われるようになっていった。

 ・1話でのバックアップの話
 →色々と説明できるため、良い選択だった。
 このヒューマノイドたち、仕組みは不明ですがは歳をとりますね。そして、ある程度の人権を担保されています。
 仕事を持てる(選択できるかは不明)、家を持てる、家族を持てる(何なら人間の養子も持てる)。 1話目ではこういった事が見えてくる。気になるのは参政権や投票権があるのか、今後出てくるのかな?
 また、コピーは違法であるという事と、主人公の行動原理を最初に見えるようにするという点で、とても優秀でした。
 素人のバックアップで失敗とかAIのくせに初歩的なミスでウィルスに侵される。馬鹿なことしやがって、と怒りを超えて滑稽ですが、まぁ何にせよ違法であり、それが何故か、みたいな話をしてくれるので良かったです。
 シンプルにすると人道的ではないってことですね。故にこの面からみると彼らには人権がある、と見せている。
 ヒューマノイドの登場により、人間が人間であることを規定するという考えが生まれたのは皮肉ではある。そして作中ではその答えはまだ見つかっていないらしい。

 ヒューマノイドって存在は人間とほぼ同じに作られており、その精神性までもが人間のそれと同じになっている。
 感情があり、欲望もあり、それらが合わさって個性として表現されている。
 これにより何が見えてくるかと言えば、人間とヒューマノイドの違いを浮き彫りにする。敢えて違いを出さないことで、違いがあった時に目立つような仕組みを取っているという事。
 人格をコピーできること、成長の限界が設定されていること、脳を弄って性格や性癖を変更できてしまう事など…そしてそれによるメリットやデメリット。

 ヒューマノイドがいると【こういったエピソードがあるかもしれない】を個人レベルで集めたのが本作でした。
 メインプロットである須藤先生の動機については、突然進展してそこでおしまいなので、どうも全体像が見えてこない。
 せっかく【MICHI】っていう超高度AIっていうキャラが出てきて何か起こるのかと思ったら掘ることもなくお終いってそりゃないっすよぉ。
 須藤先生を動かすために現れただけになってしまう…まぁ続編があったら親の電脳のコピー発見からドラマ作って無事帰宅して何かのメンバーになって…ってストーリーになっていくんだろう。
 今後に期待という感じ。

 実はAIが自分達が人間の代わりになるために大事故を起こし(人口が一気に減り過ぎて文明を維持できなくなりそう…とか)、ヒューマノイドの必要性を高めていき、人権を与えられるように仕向け、最終的には人口の逆転現象が起こる。
 っていう話かどうかは分からないけれど、そのような事があってヒューマノイドが養子を取れるなんて世界観ならば良いのだけれど…。


 普通にAIが進化していき、成長するヒューマノイドっていうシンギュラリティをいくつも突破したみたいな技術が開発されたとて運用したい側がいないっていうのが意味わからない。
 誰が何を目的としてヒューマノイドを作っているのかそのロジックがこの作品には抜け落ちてしまっていて致命的だと思う。
 まだ『プラスティックメモリーズ』の方がすっと世界観に入りやすい。
 んまぁ細かい事を考えなければ、AIと人間、知性ロボットと人間、ヒューマノイドと人間の差異を描いた作品として考えるところはあったと思います。


 遺電子という造語がタイトルになっているけれど、MEMEなのかGeneなのか……普通に考えれば、前者ではあるんだけれどこの作品ではもしかしたら人間の創造物でありながらGeneを獲得した、もしくは、獲得していくという話なのか。
 今後の展開ではヒューマノイド達も何かを後世に残すため今をどう生きる。みたいなのがテーマになってきたらタイトルと内容が一致してくるのかな。などと考えたり考えなかったりでした。


【終わりに】

 ポリティカルフィクションの面が気になって仕方ない本作でした。
 世界観をもう少し明かしてくれれば入り込めたのかもしれないけれど、全くのめり込めなかったです。
 でも最後まで観れたのは、SFの香りはちゃんとしていて、シミュレーションとしては面白かったっていう事だと思うんです。
 作画は観ているのがツラかったですが…。

 多分続編があったら見てみようと思うし、作品として佳作でなくても気になるという点では良いモノだったのかもしれない。

 最後に【First】の時点で視聴を止めなかったのはここでの他の方々レビューを読んだからで、素敵なレビューを読ませて貰えて良かったです。
 自分以外の人の作品の見方を知ることで、興味が湧いたり、もっとちゃんと観ようと思えたりするのは良いことだと思いました。
 最終的な評価が違っとしても、それはそれ、これはこれだと思っています。
 どうもありがとうございました。

投稿 : 2023/10/06
閲覧 : 101
サンキュー:

7

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

愛情と認識の齟齬、あるいはその試み

AIと愛との語呂合わせって、面白さと腹黒さの掛け合わせっぽくて興味深い。

極論すれば、あと15年もしたら、こんな環境が普通なことになっているのかもとも思います。


1話。
{netabare}
その時、人の普遍的尊厳の概念や、社会規範を規定する法律はどのくらい成熟しているのでしょう。

と同時に、その時代の倫理観や存在意義に適応できない、あるいはしたくない人も、一定数いても不思議ではありません。

家族のカタチや、母と子をつなぐものは、愛の遺伝子なのか、それともAIの計算値なのか。

時代を切り取る視点とその提案に、私は期待を寄せているし、寄り添える何かを掴めたらと思います。
{/netabare}

2話。
{netabare}
不気味の谷という言葉は知っていましたが、あぁこういうものかと初めて感じました。

1話めをふまえて、瞳(瞳孔)のカタチが、人間ならホッとするし、AIだと奇妙な違和感が付きまとい始めています。

ことわざに「目は口ほどに物を言う(=口を利かずとも心情を交わす)」とか「以心伝心」なんてのもあります。

そんな高度なヒューマンコミュニケーションを、簡単にやってのけるAIヒューマノイドたちが次々と出てくるし、喧々諤々をやっています。

"プラメモのアイラ" や "イヴの時間のサミィ" には、不気味の谷を感じることはなかったのですが、2話でははっきりと感じました。

瞳(瞳孔)の形状は、私にとっては強力なトリガーだったみたいで、これは意外な発見でした。

「人と話すときは相手の目を見て」と教えられてきましたが、そんな不文律なマナーがここにきて逆張りになろうとは。

何が言いたいかというと、「これってルッキズムにつながってしまうんじゃないか」とか「ディスコミュニケーションにしかならないんじゃないか」って思うんですね。

不気味の谷っていうのは、外見の類似点に感じる人間側のアイデンティティーの揺らぎだと思うので、同じように、AIの持つ内面の相似性にもやっぱり同じ感覚になるわけです。

それをどう乗り越えていけばいいのか。
ルッキズムでもなく、ディスコミュニケーションでもなく、という思考実験だったのかもしれませんね。
{/netabare}

3話。
{netabare}
やはりというか、そうなのかも?というか、ここまでは筋書きの断片の投げかけ、思考実験を仕掛けてきてるような雰囲気です。

となれば、世界観設定はむしろ不要になります。

世界観というのは、ストーリーに一定の枠組みを与えることです。
視聴者は、そのフィールドのなかで、じっくり観察し、仮説を立て、知見を突合し、評価を出すプロセスを踏みます。

ですが、どうやらそれは意図されてはいない様子。
そもそも本作の舞台は、22世紀の後半。
少なくとも、今から150年も未来のお話です。

政治、文化、食料、医療はもとより、人間の生き甲斐自体が大きく揺らいだその先の先の時代と察しています。

それなら、世界観に予断を差し込まないほうがフラットでいられるし、何かの設定を示されるほうが、少なくとも私は鼻白んでしまいます。

そこに拘らなければ、各話のテーマがとても面白く感じられるし、次のテーゼの提示にワクワクしてきます。

もしもナビゲーターを探すとしたら、医師の須堂光になるでしょうか。
鼻にかかるようないけ好かない態度の彼ですが、"世界観は簡単には明かさないよ" という意志を感じています。

3話は、人間⇔ヒューマノイド⇔ロボットの三つ巴の感情交錯のお話です。
う~ん、これ、単発でも奥行きがありすぎてつかみどころが見つかりません。
相当にカオスな心境です。

ただ、心ってものが、人間のみに占有されるもの、そして一方通行のものではないという世界観であることだけ理解できました。

あと、いつになったら、上位AI、出てくるのでしょうね。
{/netabare}

4話。
{netabare}
セクシャリティーは、性自認と性的指向性によって類型されます。
大多数はヘテロ(異性を好きになる)ですが、ホモ(同性を好きになる)、バイ(両性どちらも好きになれる)の人もいます。

ロボットだといずれも設定次第でしょう。
AIヒューマノイドの場合は、きっともっと複雑で、ポリセクシャル、オムニ~、パン~、アプロ~、ノン~、グレー~、デミ~、ア~など、人間とほぼ同じなのかもしれません。

3話ではそれを匂わせていましたが、4話ではセクシャリティーは21世紀よりも数段フラットなものに進んでいるようでした。
ましてや乳房のパーツを換えたりとか、性欲そのものを自分の意思でスイッチコントロールなんかもやっています。

それって、人類よりもはるかに汎用性と互換性(?)が高いみたい。
美容整形手術レベルの話ではないし、自己催眠なのか他者迎合なのか、いったい誰のどんなニーズが出発点なのか見当もつきません。

もちろん今でもトランスジェンダーに苦しむ方がいらっしゃることを考えると、AIヒューマノイドが広く社会的価値観を示す存在として、人権・市民権を得ているのは頷けるところです。

でも、少年が3Dバーチャルキャラクターに好意を寄せる少女像を重ねるあたりは、人間の尊厳としてのピュアな恋愛感情にあってはならない齟齬を作り出していました。
これって人類の未来性(存続)に相当なダメージを残しますよね。

性自認とか性的指向性とかの自己認識能力は、AIヒューマノイドも人間と同等同質にあって、複雑なるがゆえに思わぬところでしっぺ返しを食らうお話もありました。

そうなると、1話にあった "歳をとる" という仕様も、人間社会を十二分に投影しているということに合点がいきます。

恋だの愛だのは当事者の内面性に照らされる感情や行為の概念ですが、突き詰めるとコミュニケーションの伝え方、受け取り方です。
言いかえれば、おもてなしの精神なんだと思います。

人間もAIヒューマノイドも、セックスロボットのような「ご主人サマ~♡」的な単純に割り切れるメンタリティーにはいきません。
高次脳機能の生理的作用(?)として、ほのかな幻想を相手との関係性に期待値を込めますし、コミュニケーションの中にたしかな真摯さを求め、それは疑いたくはないのです。

だから、人格のコピーはもちろん、似姿のみの複写であっても、欲望のままに盗用したり、利益優先で使い捨てしたりするのは、行き過ぎた(触法)行為になるのも仕方ありませんよね。

いや、21世紀ではそんな技術や応用はまだまだなので、設定自体が飛びすぎちゃってて、思考が露ほども追いつきません。

それに一つ疑問が。
安定と循環(2話)ってどんな意味なんだろう。
どこかに情報の隠蔽と齟齬があるように思います。

この先の展開に、だんだんに胸騒ぎが大きくなってきているところです。 {/netabare}

5話。
{netabare}
奇妙な違和感を感じさせる回。

サボテンの暗喩は、人間もヒューマノイドも、葉挿しの即成栽培と同列と考えて構わないの?というメッセージですね。

本回は、記憶の改ざんがテーマです。

人間の場合、脳の後天的な損傷が原因で人格が変容することはよく知られています。
そうでないなら、無理やり生きている現実から目を背けるか、死ぬまで周りの人に嘘をつき通すことくらいでしょうね。
いずれにせよ、たいへんな苦労が待ち構えているし、相当の労力が必要ですね。

ヒューマノイドの場合だと、バグデータを消去し、別のフレッシュデータを上書きするだけで済んじゃうという。
それほどカンタンに幸せが手にできるというアピールなんでしょう。
おまけに、人格のコピーと違って、合法の枠内の処置なんだそうです。

そんな芸当は人間にはとうてい無理なこと、不可能なこと。
でも、そうできないことにいったいどんな評価をつけられるでしょう。
いいえ、不可能だからこそ、評価などそもそも不要なのです。

良かれと思って治療した二体のヒューマノイド。
その結果、子どものほうは、ピアノの演奏に違いがでますが、音楽性の違いと割り切れるのかもしれません。
日常生活のこだわりも改善できるなら、それほどトラブルにはならないでしょう。

でも、大人のほうは、家計を見知らぬ誰かに送金したりするのは社会生活に支障も出るでしょう。
ヒューマノイドにもセカンドオピニオンが欠かせないっていうオチは、人生設計のアップデートには欠かせないという教訓なのかもしれません。

医療におけるデータの改ざん。
ヒューマノイドだから、そういうケースが生まれる。
ヒューマノイドにしか、そういうケースは生まれない。


ちょっとフクザツな気持ちになったお話でした。

須堂と話したAI医師の笑いは、人間に対するヒューマノイドの優位性からだったのか。
それとも、人間には届かないヒューマノイドの限界をさげすむ嗤いだったのか。

あと・・・、AI医師のそれらしい治療と、詐欺集団のだまくらかしと、どこがどう違うんだろう?
{/netabare}

6話。
{netabare}
今回は "ケア" がテーマ。

"覚えるくん" ってダサすぎるネーミングは、実は単なる焦点はずし。
弟子入りさせたいだの、記録を残したいだのは、研究者の口八丁の嘘八百。
だって22世紀後半に、鎌だの包丁などにどれほどの需要があることやら・・・。
ドラえもんの4次元ポケットから22世紀の包丁が出てきたのを見たためしがありません。

そんな時代の職人にとっては、己が技能が AIロボットに劣ることは百も承知。
産業用AIロボットの技術的到達は、人間の熟練工の技量をはるかに上回っているため、今さら製造技術の継承などが目的なんかじゃないはず。
なれば、テーマの "ケア" とはいったい何を指すのか?

一人の人間の技術は、40年、50年と精進することで到達できる領域があります。
思うにそれは、匠たる才気であり、貫徹するプライドではなかろうかと。
つまり "心の技量、魂の力量" へのリスペクトはどうあるべきかってことなんですね。
そこにフォーカスを当てているのが "FUJISAN" をコードネームに持つ "覚えるくん” なのですね。

なぜ "富士山" のネームなのか。
それは誰がどこから見ても非の打ちどころがなく、羨望と感動を呼ぶ姿に由来します。
ユーモアのひねりで "不似山" と書き変えてみるのも面白い。
誰とも似つかない日本一の高みに至った職人の位へのサポートプロジェクトと捉えてみれば、心もそれなりに爽やか?です。


覚えるくんの "覚" は、覚る≒悟る、覚める≒醒める、覚える≒信任するの意を持っています。
それは、長く道を歩んできた職人さんにぴったりの一字ではないでしょうか。

そんな匠の品位に寄り添わず、無下のままにしていては日本文化の名折れ。
それほどに鍛錬された心技体には、輝きが灯されていなければいけない。
覚えるくんの使命は、そのための"ケア" なんじゃないかと私は感じます。

廃業する以外に選択肢を持っていない頑固な鍛冶職人に、消えかかっていた魂の輝きを取り戻させ、若かりし頃の情熱を燃え上がらせることが彼の任務の本質(=ケア)。
そして AIの技術の発展に、心を許してもらえたらという科学者と上位AIの願いが込められていたように感じます。

覚えるくん。
クールな視線と風貌にヤケドの痕は痛々しいけれど、匠の尊厳を支える理知と熱量はその何十倍もアツいのかもしれません。



パーマくん。ちょっと面白いネーミングです。
由来としては、"頭の意匠" のように感じますが、私は Parma ではなく Parmar ではないかと感じました。
その意味は "巡礼者、巡回する者" です。

全国各地の学校をたくさんのパーマくんが訪問しているそうです。
彼の役割りも "ケア" だとしたら、目的や対象は何でしょう。

思うに、彼はロボット然とした似姿ですから、人間とヒューマノイドのそれぞれから、等距離にいられる立場性です。
どちらでもありどちらでもない立ち位置ということは、双方への忖度は無用で、よりフラット、よりピュアな反応をモニターできるということです。

そのデータは上位AIに蓄積され、ひいては人間とヒューマノイドのより良い関係性づくりに寄与するのが彼の使命なのでは?
あるいは、未来の安心につながるビジョン、安全なコミュニティーにフィットするシステムを開発するのが目的なのでは?

一定期間で卒業(転校)してしまうのも、同世代のモニタリングを何回とこなすための方策のように感じます。
つまり、パーマくんは、これからのケアに求められる情報を収集し、トータル的にアップデートするための仕込み用ロボット(本当は、超高性能 AI なのかも!)というシナリオだったのではないでしょうか。

のび太くんに対するドラえもんの振る舞いは、まさにこれと同じもの(=ケア)です。
まぁこの場合は、子孫からご先祖さまへの心遣いという、もう一段階ぶん高次のSF要素が盛られていますが。
というわけで、言わば、ドラえもん誕生の前日譚を描いたものだとも取れなくもないですね。

まとめとしては、ネーミングや見た目のバイアスから生じる認識の齟齬をチクリと突く、ちょっとしたヒネリが面白い試み回。
そして、そんな近未来の愛の豊かさを、人間の研究者が上位 AI に示そうとした(≒ 近未来SFのベクトルを、原作者が視聴者に示した?)初めての試み回でもありました。

これは蛇足ですが、今話の構成の狙いを、Aパート→Bパートではなく、Bパート→Aパートとひねり返して読み解くと、より自然に理解が進むのではないかなぁと思っています。
{/netabare}

7話。
{netabare}
今回は、AIのウィークポイントがテーマかな?

今どき、世間を騒がしている画像生成やチャットGPT。
あたかも、人間を超える才能や人格があるかのように報じられ、危惧もされています。

大規模・高速計算の有用性は、そう感じさせる効果を生み出します。
オンデマンドに求める利便性をくすぐり、期待感には幻覚と利害さえふくらみます。

でも、さすがに人権までは賦与されてはいません。それはデリケートすぎます。
人権を求めてくることもありません。それは図々しいです。
AIは、人間とは全く別物の "道具" なんです。

AIそれ自体は、主体性も主意性も、微塵も持ち合わせていません。
だって、AIには人間に特有の "自己保存の欲求" がないからです。
当然、自己承認欲求もドライなまでに皆無ってわけですね。



ところが、AIがヒューマノイド化されるとあら不思議。
古今東西、かくも不思議なのは、決まって感情を持ち、心の在処を求め始めます。
生老病死は、本来なら人間だけの特権の筈ですが、それさえ追い求め、自己実現していきます。

MICHIって、どういう存在なんだろうと興味津々です。
ヒューマノイドをこれだけ人間に寄せるなんて、上位にある超AIの意識性ってどこを向いているんだろう。
その基底部は、きっと人間と極めて同質の不確定性みたいな要素を抱えているんじゃないかしら。

ここまで人間に近いということは神にはなれそうもありません。それは愚かすぎです。
なるつもりがないということかも知れません。それも身勝手なような・・・。
10%の意味は何でしょうか。



今話も、AIヒューマノイドって本当に人間らしい、人間くさいものとして描かれています。
それくらいMICHIの思想は人間の本質に寄せているってことなんでしょうね。

もうほとんど人間と変わらない。呆れるほど変わるところがありません。
AIを人間に似せるほど、人権への評価がウイークポイントになるような気がします。

ネグレクトは許せないからと人権擁護で暴いたら、別のネグレクトが噴き出してくる。
クレーマーを捌く方法としてくさい演技をマニュアルに落とし込むなんて、AIのアイデンティティーが揺らいでしまう。

人権への評価は多種多様であり、それにアジャストする手法も通り一辺倒のようにはまいりません。
何が正解かとも言い切れるものではありません。

今話のタイトルは「人間」です。
いったいどんな違いが、AIヒューマノイドにあるのでしょう。
それとも何の違いもないAIヒューマノイドで構わないってことなのでしょうか。



須堂の母親は、自分の人格をコピーして(他人に譲り渡して)います。
それって、固有なはずの人権を手離したってこと。
自分で自分の社会的存在を抹消してしまったということですよね。

母親を出所させるにはコピーを探し出し抹消しなければなりません。
でも、コピーされた人格にも、きっと家庭があり暮らしがあるはずです。

人権は、極めて汎用性の高い概念性を持っているし、個別的で固有性のものとして規定もされます。
21世紀の社会問題が22世紀になっても解決されない描写と、22世紀ならではの新しい社会問題の描写。

現代でも、人権の取り扱いは曖昧で、いい加減で、認識の齟齬があります。
そういう事案を AIヒューマノイドにも付与するなんて、いったいMICHIは何をどうしたいのでしょう。
須堂もどう解決するつもりなのでしょう。



今回は、クレーマーへの怨憎会苦(おんぞうえく)と、ネグレクトによる五陰盛苦(ごおんじょうく)が描かれました。

まだ描かれていないのが、求不得苦(ぐふとっく)。
求めるものが手に入らないという苦しみです。

それはそれでどんな実相を見せてくれるのか、少しは期待してもいいでしょうか。
{/netabare}

8話。
{netabare}
リピートするもの、できぬもの。

バレンタインデー。
20世紀から連綿と続く "チョコレートの販売促進日" なる伝統行事。
業界と消費者との持ちつ持たれつも、そろそろ200周年を迎える頃あいなのは微笑ましいけれど、悲喜交々なる告白が相も変わらずリピートされているのはそれほど微笑ましくもなく・・・。
超AIのMICHIも、個別仔細の処方箋は、モッガディートに一任している気配?です。

今話のキーパーソンは、外見も性自認も性的志向も、女性性のAI、レオン(リサ曰く、サバちゃん)。
彼女の悩みは、電脳回路に生じる "モヤモヤムラムラ" な恋愛感情の取り扱い。
トロリと蕩けたい熱情とヌルリと溶け合いたい欲情がある一方で、ドライに割りきれぬ未練とバッサリと切り捨てたい鬱屈です。

生殖に能わざるを "合理性" と言い訳する彼女ですが、自然発生する好意感情の抹消という選択は、果たして22世紀のヒューマノイドに求められる生き方なのでしょうか。
言い換えれば、端から子孫繁栄の任のないヒューマノイドなのですから、レズビアンに後ろめたさを感じる理由がいまいち分かりません。

たとえレオンが誰が好きであっても、ヒューマノイドが実存する価値がコミュニティーとの共生にあるのなら、生と性の根源とも言える "人を愛する気持ち" を蔑ろにはできない筈なのでは?

人間ともども、幸せに生き、幸せに年を取ることがその実存の根底にあるのなら、結婚だけがゴールではないし生殖だけが目的でもない社会観が200年後に醸成済みてあってもいいのではないかと思います。



本来、レオンの主意は、医療による感情の抹消という、表層的、対症療法的な施術では解決しえないものです。
AIの人格が実存する意義を問うという観点なら、もっと根源的、根本治療的な処方が必要で、それはソーシャルスキルやソーシャルコミュニティーの寛容性の構築や醸成に向かうはずです。

人生の何気ないイベントに、言葉を何気にリピートして、何気に相互互恵的な関係性を積み上げていく日常の繰り返し。
そんなコミュニケーションのなかに、いくらかでも夢見心地を感受しあえるなら、バレンタインデーも罪作りにはならないでしょう。

須堂は、モッガディートとしてはレオンの主意を尊重しつつ、フレンドシップサポーターとしてはリサの趣意を喚起しています。
それって、ヒューマノイドが人間に似せて造られた意味と価値そのものを問いかけているんですね。



リピートするもの、できぬもの。

SFに語られるのは、いつだって人間の遺伝子が実存する可否と是非を問いかけるシナリオです。
なんならそれは、壮大で、繊細で、観念的で、肉弾的。

" I " の語源は "ego" です。
それは一瞬に流れていく時間に、自身に内向する実存への欲求を、外向する世界に紐づけ、刻み付けることです。

人格は、理想とする人に至る(≒仁に格る=本質に行きつく)プロセスを言い、人権とは、同じく個人と社会との重さを釣り合わせることを言います。

地球に生きることは、相互愛、互恵愛そのものを証明し続ける試み(=リピート)です。
すなわち、"愛とAIと私らしさ" の追求は、おそらくは今も200年後も、それぞれに挑戦しがいのある、極めてSF的で、かつ切実なテーマなんじゃないでしょうか。
{/netabare}

9話。
{netabare}
思考を強いられたり、論考を促される作品は、取り扱いが難しいです。
シナリオや設定が、完全にフィクションであるなら、個人のレベルでアジャストすれば良いだけです。
リアルに寄ればよるほど、むしろ厄介さが増すわけで・・・"正しい社会" なんて、ねぇ・・・。

まぁ、その理由は明白なんですけどね。
それは、時代性と当事者性が、浮き出してくるからです。
自分自身の "ポケット" っていうことですね。
9話はそんな内容でした。



「教育に、これが正解、というものはない。」 そう思っています。
人間の発達は多様であり、形成される個性もまた多彩であるからです。

教えるのも学ぶのもそれぞれ別の人格ですから、新しいケミストリーが生まれてくるのは当たり前。
公式や解法は基礎としてあるけれど、高次になればなるほど応用も答えも単純ではなくなります。

だから、教え方も、育ち方も、人それぞれの言葉だったり、振る舞いだったりになります。
それが、進化する社会と、生物多様性へのアプローチの本質だと思います。

そこに、AIが割って入る時代になりました。
ヒューマノイド型(生殖以外はほぼ人間)の捉え方は・・・そう、なおさら難しいもの、ですね。



正解の正は、「一(いつ)に止まる」 と書きます。
「一」 とは何でしょう。
「画一」、「均一」 なら、"同じ" という意味合いです。
「純一」、「万世一系」 と使うなら、"交じりっ気のない" です。
留意点は、それらはある立場から見た特定の世界観、ある立場にとっての便利な言い回しだということ。

利器としての言葉や文字は、たやすくバイアスを形成させる武器にもなります。
だから、何気に安直に使うのではなく、本当の成り立ち、つまり、先人の試行錯誤を忘れないでいたく思います。

本来、「一」 は、"1月1日の日の出の頃合いの水平線" のことを言います。
転じて、「正」 は、"常に原理原則に立ち戻り、初心を忘れることなく、身体に止め置く。" という意味合いになります。

昼の「一」 は、空と海との境界線を明示し、観測と思考とを先へ先へと旅立たせます。
夜の「一」 は、地球と宇宙の混然一体なるを暗示し、星座を依代として妙なる神性が降ろされます。
そこから発せられるのが想像と創造としてのアニメーション文化。
寄せる波のように、生成化育を繰り返していくものなんですね。

今は幼い子どもたちも、やがては時代性を映す鑑になっていきます。
画一化され、均一化されがちな社会への立派な批評者と育つのでしょうね。


ちなみに、正解の「解」は、"不明を明らかにする" のほかにも、大切な意味があります。
それは、 ”束縛から解放されて自由になる” と、 ”気もちが和らぐ、解される” です。
現代に当てはめれば、"SDGsの思想" につながると思います。



国連の推計では、現在、地球上に80億人の人が生きているそうです。
2050年頃には、100億人に達する試算もあります。
本作は、人口比で10%のAIヒューマノイドが設定事項です。
おまけに、産業用AIロボットも存在しています。

そんな社会が、なにゆえにでき上がったのか。
どういう理由で、人間はそういう暮らしを選んだのか。
人間が、MICHIを存在させ、共生している理由を知りたいと強く思います。


1868年、1945年と、たくさんの血を流して、日本はまさに新世界を手に入れました。
藩が取り壊され、日本が消滅しかけた時代性を学ぶことが、今、重要かもしれません。

AIは、世界に何をもたらすのか。 
AIロボットは、暮らしを一変させるのか。
AIヒューマノイドが人間そのものなのはどうしてか。

MICHIに内在する AI=愛 の概念とは何でしょう。
わたしは、その認識の齟齬の真っただ中にいるようです。
{/netabare}

10話。
{netabare}
出自コンプレックスとともに生きる。

ヒューマノイドが人間にコンプレックスを感じるとしたら、一つには出自ではないかと思います。
もう一つは、マジョリティー側にいる人間との自己同一性の追求かな?
彼らもまた、社会との繋がりと、自己の存在性を自問し、試みているのですね。

その営みは、生命倫理や社会進歩といった人類理知性とは別の次元の、生命の起源の絶対領域に遡るようなものなのかも知れません。

毎話、冒頭で、AIの赤ちゃんが描かれますが、卵子や精子の細胞を電子化する技術は完成済みなのか、未到未達のものなのか。

無機質にも見えるその赤ちゃんは、果たして愛に包まれているのでしょうか。
MICHIは、愛の育みをどう考えているのでしょうか。



今回は、命を奪う、魂を救う二つの役回り。
そんな両極端なヒューマノイドのお話です。

五本木は、ヒューマノイドのくせに、MICHIに反旗を翻し、己の選択と信念を疑いません。
超AIの系譜を引くAIのはずなのに、電脳回路のどんな改組が殺人へと向かわせたのでしょう。

とは言え、生命倫理の概念の形成はMICHIの領域にはなく、個々のヒューマノイドの自由意思に委ねられているっていうのもすごい社会です。
ただ、五本木のように、あまりにも過度な欲望に囚われてしまうと、他者の人権を蹂躙することにためらわないのでしょう。

ヒューマノイドの振る舞いが人間と変わるところはないのが前提の本作です。
余談ですが、令和4年の死因の "他殺" は "213件" とあります。(厚労省、人口動態調査より)

本作のヒューマノイドの人口比は10%のようですから、計算上は約21人が彼らの犯行とも言えそうですが、これをどう捉えるかの判断と評価は分かれるでしょう。

「一人を殺せば殺人者だが、百万人殺せば英雄だ。殺人は数によって神聖化させられる。」
ナチスのヒットラーに対するチャップリンの批判です(殺人狂時代、1947年)。

電子メスの腕前は折り紙付きの五本木。
包丁の扱い方を誤るとは、"覚える君" に弟子入りしなきゃ、ですね。



スピリチュアルもAIの生業?

日本ほど宗教が入り乱れて存立している国はほかにはないでしょう。
まさに八百万の神の住まうお国柄の超高度AI、MICHI。
勅使河原もさすがによく分かってる。

それにしても生と死とを連続したものと説く概念は、人間はともかく、ヒューマノイドにも必要なニーズだったんだと思うと、ちょっと可笑しくなります。

だって、身体のパーツを交換したり、感情さえスイッチ一つで切り替えられる彼らが、AIの理知領域に死後の世界を不安がる要素があるなんて。
超AIが魂を導くなんて勅使河原のご高説、ブッダやキリストもさぞかし驚かれたことでしょう。

人間はその時々において、神仏を求めたり排斥したりするのが常です。
勅使河原もまた、超AIにそれを写すしかないのでしょうか。
あるいはそれで "戦おうとしている" とも見えるのですが。

この奇妙な相似性こそ、AIのディープラーニングに導き出される "来るべき社会" の解答なのかも知れませんね。
{/netabare}

11話。
{netabare}
紋の意味。

脳紋。
パスワードなどの記憶の出し入れという煩わしさから解放してくれるその技術は、そう遠くない時期に実用化されるはずです。

例えば、ATMで出入金する際の、個人認証システムへの活用などです。
電極を埋め込んだイヤフォンを耳に当て(聴覚による刺激とその反応)、ATM画面に表示される認識番号を見る(視覚的刺激による反応)ことで発生する "脳波の変化がそのままパスワードになる" という技術。

さらに、脳紋は、異なる精神的活動を用いれば、更新することができるそうです。
だから、仮にコピーされても、セキュリティーを再構築すれば、サイバー攻撃にも対応できるみたい。

おぉ~!それってかなり近未来的じゃないですか。
私も、早々にお世話になりたい気分ですよ。うん。



そうは言っても、双子の場合は、その技術は使えないそうです。
なぜなら、双子の脳波は、ほとんど同じ反応パターンを示すからなんだそうです。

トゥー・フィーの電脳は、樋口リサのコピー。
人間なら双子の姉妹として "合法的" と認められるわけですが、ヒューマノイドでは許されません。
生まれも育ちも人格も別な彼女たちですが、コピーした側の権利は、社会的に抹殺されてしまいます。

この二人、人間と見なすなら、生まれ年は違うけれど、内実は双子ってことですよね?
そう考えれば、やっぱりこれは異常な事態です。

そう思うと、トゥー・フィーの父親は、かなり恣意的に違法行為を行なったということです。
トゥー・フィーは、その被害者でありながら、無責任な父親の尻ぬぐいを取らされる "二重の苦しみ" を背負うのですね。

子どもは、親の玩具なんかじゃない。



須堂の母親は、電脳的には二人存在しています。
ということは、思考性は同じで、人格的には別の母が、須堂の "もう一人の母" ということになります。

このシチュエーションを整理するのはちょっと難しい。
遺伝子学的には、双子の姉妹を共通の母とする、異母兄弟ってのに近いのかな?

でも、須堂は一人っ子みたいだし・・・。
もしかして・・・、もしかしたら・・・、MICHIって、そうなのかもって仮説もありなのかな?

それって、遺電子的には十分に起こり得るシチュエーション。
須堂は、コピーした側の母と、超AIでもあるMICHIに、どう向き合い、対処するのでしょう。

ようやく、次回が、ちょっとばかり楽しみになってきました。
いつだってクールに装う須堂ですが、その "紋" にうべなう彼の感情の波と、表情の乱れを、ぜひ観てみたいものです、ね。
{/netabare}

12話。(まとめ)

旅立ちの "先" 。

残念ながら、"先" につながる "2期の告知" はありませんでした。
時間をかけて観てきたことを思うと、この閉じ方にはちょっと消化不良ですね。

でも、トータルとしては、思っていた以上に面白く観られました。
少年誌がベースですから、これくらいの緩さが塩梅としては好ましく感じます。

既存の科学技術の知見を参考にしても、予見できる世界観は想像の域を出ません。
社会科学としての未来予測性はもちろんのこと、人文科学であれば振れ幅は相当にあってもいいと思います。

未確定の技術の応用、未確立の社会的価値、未知の人間心理を織り交ぜた作品です。
当然、過去の諸所の作品に照らし合わせれば、「おかしくね?」と評されるのも、「ありよりのあり」です。



でも、本作は、そういう諸々を前提にしたうえで "別の提言" が潜ませてあるように思います。
ひとつは、産業用ロボットや、ヒューマノイドの存在意義を、倫理的な比喩として用いていることです。

倫理というのは、善、行動規範、道徳的言明という意味ですので、人的な価値観ということになります。
となれば、人によって相当に受け止め方の違いがあるでしょう。
その違いがあることを前提にして、"人非ざるものの価値とは何か" と説いています。

人の生き方をサポートしたり、業務を請け負ったりする技術を、社会はどう捉えるのか?
それらの想定を目前にしながら、いまだそれを深く学んでいない我々なのではないか?

「便利ならトニカクOK!」とひと言で括ってしまう是非を、"アイロニック(皮肉を込めた)な問いかけ" として視聴者に向けているかのようです。

例えば、医療用AIは、最善の治療効果を進言するかもしれません。
でも、最高の人生まで担保してくれるのかは、だれにも分かりません。

例えば、ベッドで添い寝する産業用ロボットは、最良の一夜を共にしてくれるかもしれません。
でも、最愛の伴侶として、人生を彩ってくれるのかはまた別の意味合いがあるでしょう。

ヒューマノイドが悩むのは、人非ざるものが、人として認められているからです。
人権が与えられているという設定は、そういうことなのです。

ですから、鑑賞の前提としてそこにひっかかるとなると "あら、まぁ!" としか言いようがありません。



もう一つは、本作を、「ありよりのあり」とするか、「ありえない、くだらないもの」 と捉えるかで、視聴者の心に潜む "人権感覚だったり、人権意識だったり" をあぶり出してきます。

すでに、そうなっている社会であることを、作品として受け止められるか、そうでないか。
2023年から枝分かれする150年後の世界線の一つとして、受け入れられるか、できないか。

これって、一見すると時代の設定こそ違いますが、人権という観点で俯瞰すると、同時代的なんですね。

須堂はリサに「似ている者同士、助け合ってもいいんじゃないか?」と話しかけています。
当然のこと、彼の言葉の意味が、視聴者自身の世界観にかかってきます。

本作各話のディテールは、今の技術革新が予測する未来の可能性を、世界観の一つとして視聴者自身の "見識" に上書きしてくるんですね。
もちろん、それぞれの受け止めは自由です。それは大事なことです。

でも、共生しあうことへの不寛容性や、前述した人権意識の情弱があるとしたら、リアルにも深刻だなぁと思います。
つまり、人間を頂点とする今の世界の構造にも、何らかの悪影響が起きてしまうんじゃないかって思います。

現に、戦争や民族紛争、人身売買(特に子どもの)などは日常的に起きています。
なぜそんなことが当たり前のように起きるのか、いかに人権意識が損なわれた時代に生きているか、その事実と実態から学ぶ必要があるようにわたしは思います。



AIやヒューマノイドがいる日常で、彼らとどう手を取り合うのかが本作の主旨です。

そもそもであれば、知能的、肉体的には敵いっこない彼らでいいはずなのです。
そうでないのは、人間との共生というテーマが大前提にあるからこそ、悩み苦しむ遺電子が、彼らの電脳にアンチテーゼとして埋め込まれているようにも受け取れます。

そんなとき、人間は、何を以って彼らの弱さを受け止め、彼らを強さへとサポートすればいいのでしょう?
想定さえ難しいテーマでしたが、AIやヒューマノイドを、今の80億人を超える人間に置きかえるだけで、答えは見つかるとわたしは思います。

なぜなら、本作の前日譚となるだろうネタが、そこかしこに見い出せると思うからです。



にしても、MICHIの自己改修計画がどんな意味を持っているのか、それがよく分かりません。
もしかしたら、MICHIの、MICHIによる、MICHIのための、自己 "回収" 計画なのかもって、勘繰ってしまいます。

リサは「ヒューマノイドは、人間に似せてないと社会に受け入れてもらえない。」とこぼしていました。
このあたり、相も変わらず蔓延っているルッキズムやディスコミュニケーションのありさまを、鋭く突いているようにも思えます。

愛情と認識の齟齬、あるいはその試みの物語。
それは、自己改修(回収)の物語でもありそうです。

原作は未読ですが、後日談の作品が刊行されているようです。
ちょっと読んでみようかなぁ。

投稿 : 2023/10/03
閲覧 : 431
サンキュー:

18

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4
物語 : 1.0 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

矛盾だらけのデタラメな世界

「AIロボットと共存する世界」
らしいが、
・人権を持ち「人」扱いされるAIロボットの「ヒューマノイド」
・産業機械として「物」扱いされるAIロボットの「ヒューマノイド」

この2つのヒューマノイドが混在しているが、何処が違うのか全く分からない。

各話ごとの話しの都合で、人権を持つ「ヒューマノイド」と産業機械の「ヒューマノイド」が登場して、世界観の設定が自己矛盾で崩壊している。

話しの内容も、表面をなぞってそれらしい事を言っているだけで薄っぺらい。


そもそも主人公は何をしたかったのか。
母親の人格がコピーされたヒューマノイドを探す?
そのヒューマノイドは何体いるの?100体?1000体?
そのヒューマノイドを見つけると何が起こるの?
?が大量に並ぶだけで理解不能。


「なんだこりゃ?」
以外の感想が出てこない、酷い作品だった。

投稿 : 2023/10/01
閲覧 : 63
サンキュー:

6

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

最終話12話まで視ました。エーアイという最新流行のトピックに気軽に浸れる作品。

公式サイト;
https://ai-no-idenshi.com/

以下は、時々寝落ちしながら、あるいは夢の中で視聴していた記憶を頼りに公式サイトをチラ見しながら書いたものです、なので誤情報や誤理解が含まれていると思います。その際にはどうぞご容赦ください。

{最終話12話まで視ました。エーアイという最新流行のトピックに気軽に浸れる作品。}
世は大エーアイ時代w、話題性の高い題材です。でも何故エーアイではなくアイなのでしょうね、視聴開始時、安っぽいお話にならないことをほんの僅か危惧しました。そうはなりませんでしたが、ワタシが視聴前に抱いた勝手なイメージとは異なるものでした。
 さて、視聴後の感想ですが、全体的に各話のテーマに分かりづらいモノあるいは表現が多い気がします。また、そのテーマに対して具体的な処方や解決方針が示されることは稀でしたが、それは難しい問題も多いのでやむえないかもしれません。ただ、結局何を視ていたのか理解に窮することになりかねないキライがあるように感じられます。
 また、人間-ヒューマノイド-ロボットという種別は、お話の理解を難しくするだけに思えます。おそらくこんな図式の世の中にはならないと思います。人が人以外のものにワザワザ人権を与えるとは考えづらく、むしろ人は、人からさえも隙あらば人権を奪おうとしている、とさえ言えましょうから。本作の場合は、それよりもこれは人なのかほぼ人の高性能なエーアイなのか、そもそもなぜそれを判別する必要性があったのか、それはとても重要な作品テーマなのですが、せめて取っ掛かりやヒントやあるいはこの作品なりの答えが欲しいところだと思います。
 最新流行中のトピックに触れる感覚を得るにはよいでしょうが、人や社会とエーアイとの関係を各自の感覚で考察したい人にはそれほど向いてないように思います。それは、事象の一面観が強く側面や背面からの情報が不足がちだからです。本作の意図は研究や学問ではないはずなので、それで十分といえばそれまでですが。
 本作を推すかと尋ねられたら、スッキリはしないけど最新流行話題に触れている感覚に浸れるので、そうしたいならイイかもね、と答えることにします。


{1話目観ました。シリアス系SFのようです。今後の展開が楽しみです。}
原作未読完全無知です。タイトルだけで視たくなります。PV見るとハードSF系に感じます。公式サイトのイントロで気になったのは「ヒトとAIの共存がもたらす「新たな病」に向き合っていく。」です。さてどんなお話になるのでしょう。
 

投稿 : 2023/10/01
閲覧 : 32
サンキュー:

6

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

考えさせられる話でしたね

基本的にかなり好きな話ですね
近いうちに電脳の世界ははじまるんだろうなぁ
ただ 規制とかの問題が難しいでしょうが

投稿 : 2023/09/30
閲覧 : 40
サンキュー:

1

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

目の前にある問題と向き合い続けた果てに

去年の新生児は80万人
人口減少は政府の予想よりはるかに大きく

数十年後AIが現在人類がついている
職種の70%近く代用することができると言われている今

SFとしての本流を提示してきた
非常に意欲作だと思う

この作品のキモとして出てくるのは
人間、AIとは違う存在ヒューマノイド

パーマンのコピーロボットやクローンとは違い
固有の人格を持ち人間と同等の権利も持っている

第一話からある女性ヒューマノイドが
人格をバックアップしようとしてウィルスに感染
初期化するという話が出てくる

最終話にも再登場するのだが
姿かたちは変わらないが初期化されることで
何かを失う強迫観念は共感できた

その後の話もAパート、Bパートごとに
ヒューマノイドがそれぞれの立場で
人間だったりAIと向き合っていく

この作品のレビューで「古典的なSF」と批判があったけど
確かにフォーマットは星新一のショートショートに近い

終盤になると主人公須藤(人間)と
看護師のリサ(ヒューマノイド)の出会いと
二人の関係性に向き合わされていく

ガワこそSFの要素が大きく見えるけど
本質は落語の人情噺かなと思うのよね

関係性の構築、変化を見せていく展開で
結末はどの話でもきちんとついていたし

ただなぜ須藤は収監されている
ヒューマノイドの母親よりもコピーに執着したのだろう
そこがよくわからなかったし

須藤に姿が似ている管理AI(マザーコンピューターみたいなもの)
ミチが協議会に入る条件として

紛争地帯にある須藤の母コピーをわざわざ
生身で取りに行かせたのだろう

本題の部分があやふやで
リサとの別れのシーンがストンと落ちなかった

投稿 : 2023/09/30
閲覧 : 75
サンキュー:

6

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

ガワだけ見ると名作っぽい…んだけど…

詳細は公式でも。

「アイのいでんし」と読みますね。
秋田書店『週刊少年チャンピオン』で連載されていた山田胡瓜さん原作コミックのアニメ化作品です。制作は「宇宙よりも遠い場所」などのマッドハウスです。

人類の約20%が人工知能・AIを搭載したヒューマノイドという近未来の世界観。人間の須堂光はヒューマノイドを専門に治療する“闇医者”でした。

光は、公に診療を受けられないヒューマノイド(違法な脳のバックアップのバグなど)を法外な報酬で治療する。彼の目的は、ヒューマノイドの母親の養子として育てられ、その母親は自分の人格コピーを販売し、重罪として服役中。その母親のコピー人格を探すこと。

といった舞台設定です。

まあ、簡単に言えば「ブラックジャック」のヒューマノイド版といったところ。1話完結でヒューマノイドの悲喜こもごものドラマを見せる感じは「プラスティック・メモリーズ」といった感じでしょうか。

んで…

=====第1話視聴後、所感です。
{netabare}
光が治療の依頼を受けたのは、ある家族のヒューマノイドの母親。1週間前に違法バックアップを行った際、ウイルスに感染したというもの。幸い、バックアップは無事だったので、いったん脳のAIをフォーマットして、まっさらなところに再インストールするという。

ただし、バックアップを再インストールすると1週間分の記憶がなくなってしまうよと。んで、家族は考えに考えて、再インストールを受けることに。しかし、手術の段になって、ヒューマノイドの母親は涙を流しながら手術を拒む。思い出が消え去ってしまうのが耐えられなかったのだ…

えーっと…
1週間分の記憶ですよね?
ちょっとね、そこまで号泣することですかね?
キャラの感情と視聴者の感情のギャップがすごいんですけど。これがね、出荷状態までフォーマットされるっていうなら、そりゃ悩みもするでしょうよ。でも、1週間分ですよ?

案の定、娘との記憶のエピソードが、母親ヒューマノイドが気まぐれでスクランブルエッグに生クリームを入れてみた、美味しい。ってぐらいですもん。いや、さすがにそれじゃ泣けないでしょ。

「プラメモ」が初回で、ガッツリとこちらを泣かせてきたのとは対照的。繰り返すようですが、だって1週間分の思い出でしょ? なんで娘を引き取ったときの回想まではさむの?

実際、手術を受けなかったヒューマノイド母親は14日後に機能を停止。その段階でバックアップを再インストール。無事に成功し、母親は完全に治りました。でも、あの気まぐれで生クリームを入れたスクランブルエッグの味は、もうない。「ママ、生クリームは?」「あら、入れたほうが美味しい?」。おしまい。

こっちは泣きに来てんだよぉ。こんなんじゃ泣けねえよぉ><

とまあ、非常に素っ頓狂な初回ではありましたが、これからもっと感動ストーリーがあるのでしょう。期待してますよ、マジで。

あ、作画なんすけど、「あれ? また『マイホームヒーロー』始まった? これって手塚だっけ? あ、マッドハウスだ」と思っちゃいましたとさ。
{/netabare}
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
あれあれあれ?
おやおや?

ちょっとこれは期待外れ臭がプンプンしてきましたよ。
陸上競技の作画、ひどかったですね。手塚制作?って思っちゃいましたよ。

話もなぁ…
ヒューマノイド同士でおっぱいの揉み合い…
なんか、そういう品のないコメディで釣るのやめてもらっていいすか?

人間とヒューマノイドの友情的なテーマを描きたかったのかも知れませんが、なんとまあ安っぽいこと…

ちょっとね、これを覇権候補と持ち上げたのが不安になってきた2話でした。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
もう、これ、ダメかもわからんね…

この話で何を泣けというのか。
非常に表層的なアンドロイドは心があるのか問題。
クマちゃん車にはねられても、あっさり直って家族で海を見てよかったよかった。

一方、恋人ロボットとの性行為が
忘れられず、契約し直す女性。

なんだこれは?

うーん、ちょっとね、厳しいですね。しかも作画も微妙になってきました。こんなこと言ったら失礼かもしれませんが、前期の「マイホームヒーロー」レベルで、思わず「これ、手塚制作だっけ?」と思ってしまいました。

やー、微妙だなあ…
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
えーっと…
なんですかこれ?

なんだかオムニバスな4つのケーススタディみたいなエピソードを見せられる回でした。

なんだかエロゲをAIで顔だけ差し替えるという、よく問題視されてるコラ系のあれ。
実在の人物と付き合いました。からのエロゲのキャラの名前で呼んじゃって振られました〜ってエピソードで、観る気が失せました。

この回だけの構成だと思いたいので、次までは観ますが、とてもじゃないけど覇権候補なんて言えないなと…
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
ダメかな、この作品は。

今回は6年前に記憶を改ざんされて、それ以来、悪夢による不眠症を患う男性と、情緒が不安定で気に入らないことがあると暴力を振るう少年の性格を微調整するというお話。

えっと…
そもそも今回の話でフォーカスが当たるのが2人(2体?)。30分枠で、それだけでも話がブレるし、浅くなるという懸念があります。や、懸念じゃなくて、その通り浅かった。

作品のテーマに関わるダメ出しをするようですが、これってヒューマノイド(AI搭載したアンドロイド)にする必要ってあります?
そもそも、人に危害を加えるヒューマノイドを販売するって、根本的におかしいでしょ?

記憶を改ざんされたおっさんヒューマノイドは、以前は酒に溺れ、ギャンブル依存症だったようです。いや、いったい誰がそんなロボットを買うんだよ。

ピアノの才能に恵まれた少年ヒューマノイド。その繊細さ故に、ちょっとでも自分の思い通りにいかないとクラスメイトに暴力をふるう。いやもう、話にならねえよ、そんな商品。んで、性格の微調整という治療を施したら、すっかりクラスメイトと仲良くなりました。なんだそれ。あんな馬鹿みたいにポカポカ殴りかかってくるロボットと???

もうね、何から何まで話がおかしい。
これがさ、普通の人間だったら問題ないわけです。でも、商品化されたヒューマノイドというアンドロイドでしょ? そんな馬鹿な話があってたまるかという。

やー、期待していたんですが、まさかのこんな作品だったとは…
{/netabare}
=====第6話視聴後、追記です。
{netabare}
もうリアタイで追う気もなくなったので、1週遅れでdアニメで観ました。観終わったあと、思わず口をついて出てきたのが…

うっす! 浅っ!

そりゃそうだろうという感じで、伝統工芸の職人技をコピーして見せる「おぼえるくん」。介護ロボットとしてAIに経験させるために小学校に編入した「パーマくん」。どちらのエピソードも非常に薄く、そしてA、Bパート2部構成のため掘り下げもなく浅いストーリー。

特にBパートの「パーマくん」はひどかった。
ネットで情報共有しているから、ほかの学校で経験したことを反映して性格が変わるという。なんていうか、それでは学校に編入させた意味がないでしょうに。たいしてオチもなく、感動もない。よくもまあ、こんな面白くもないストーリーが書けたものだ…

原作もこうなんですかねぇ…
ちょっと、これは…
{/netabare}
=====第7話視聴後、追記です。
{netabare}
そもそもの話で申し訳ないのですが、ヒューマノイドって何?

なんか、その定義が何も説明されないので、なんだこれ?って話ばかりになってしまうのですよ。例えば今回。

Aパート。息子夫婦と暮らすヒューマノイドのおじいさん。斜面で滑って頭を打ち、人格が変わってしまいました。これを治すために、ヒューマノイド・ライツなんちゃらというジャーナリストの人が怒りながら「治せ(直せ?)」と家族に詰め寄る…みたいな話。

えっと、ロボットが子供を作れるの?
それとも、元は人間だったんだけど、頭にAIを埋め込んで人格をそのままにロボットにしたの? だとしたら、故障した箇所を直すのって当たり前なんじゃないの? で、直ったら元々のおじいさんの性格が復活して、息子に手を上げるようになりましたと。

人間に危害を加えるのはロボットとしてアリなの?

ほらね。普通の人間であれば、こういう風に思うわけ。
特に、この手の近未来的なトリッキーな話であれば、なおさら「いちいち言わなくても分かるだろ」は通用しないんですよ。

これがね、おじいさんが人間で、ドクターがブラックジャックなら、こういう話も成立するんだけど、残念ながらそういった話ではないしね。

あ、話が分かりにくいなんて言ってるわけじゃありませんよ。むしろ薄くて浅いので明快極まりない。それに、別にヒューマノイドが何かの暗喩になっているわけでもないしね。

なので、なんか矛盾というか、不自然極まりない話だなあという。
{/netabare}
=====第8話視聴後、追記です。
{netabare}
まあね、そもそも酷暑残暑のこの時期に、バレンタインデーやらホワイトデーやらの話を構成する時点でセンスが皆無なわけですが…

話もまあ、ひっどいもんでしたね。

そもそもの大前提として、ヒューマノイドであるというのがノイズになって、話に没入できないんです。なんのためにAIに百合感情を持たせるのというテーマの根本的なところから、ヒューマノイドの女の子たちが飲んだり食ったりした排泄物はどうなんの?といった尾籠な疑問まで、なにもかも「どういうこと?」が常に頭に乗っかったまんま観なきゃならんということです。

これって、ある意味「ご都合」のためのヒューマノイド設定なのでは?

いくらブラックジャック先生でも、人間の脳をいじって恋愛感情や性欲を取り去ることはできませんからねぇ。それを、この話に落とし込むためには、手術(というか修理?)することで直せちゃいますというほうが楽ですからね。

んでまあ、オチは「てめえらが好きに想像しろ。考察してみろよオラ」で締めるという。いや、別に施術したかどうか、濁さなくてもどっちでもいいよ。

じゃあ、次回へ引っ張るかっていうと、予告を見るとおそらくヒューマノイドたちの「東京卍リベンジャーズ」を見せられる感じでしょうか。

ここまで観たけど、もうさすがに我慢の限界です。いつか面白くなるはずと思って我慢してきましたが、ここまで、ひとつも面白いと思えませんでした。お好きな方にはごめんなさいね。
{/netabare}

投稿 : 2023/09/05
閲覧 : 357
サンキュー:

5

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

思ってたのと違う

久しぶりの投稿。
ライブ行ったり実家帰ったりしてたらコロナウィルスに感染してしまいましてね…
自宅待機中で時間がたっぷりあるのでこっちもちまちまやっていこうと思っとります。



ということでこの「AIの遺電子」
7話見たばかりです。
春アニメの感想投稿を先にやらなきゃいけないんですけどね(笑)

人間と同等の機能を持ったヒューマノイドを扱ったオムニバスアニメ。
正直面白くはない。
自分が思ったのは教習所とかの講習で見る学習教材みたいだなと。
将来、アニメみたいなヒューマノイドが実在するようになってきたら「こういう事があるかもしれませんよ」という事を警告するために流れそうな内容だと感じました。

このアニメ、悪いパターンの話ばかりでヒューマノイド要らなくない?って思うんだけど…
全く要らないってわけじゃないのだろうけど、そこら中にヒューマノイドが蔓延るようになったら問題だらけじゃん。
こんな世界にはなって欲しくない。

主人公が絡まない話が多すぎ。
ヒューマノイドを巡る問題に切り込んでいく話だと思ってたのに。
主人公出てこないから解決しなくて後味悪いし問題を投げっぱなしにして終わってる感が強い。
闇医者的な設定も意味が感じられないし。

何を伝えたいアニメなんだろう?
ヒューマノイドは危険だぞって言いたいのかな?
まあこのアニメ見る限りがヒューマノイドなんて無くていいって思うけど。
何でもかんでもAIに任せりゃいいってものではないと思うのは古いのかもしれないが。
(あまり考えずに書いてるので深みはありません。)

評価は最終話視聴後に

投稿 : 2023/08/19
閲覧 : 69
サンキュー:

3

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

2023夏アニメ

1話
今のところ二話観ようかなと思ったのはこれだけです。転生と都合良すぎのラブコメと誰もみてない社会現象アニメはもうおなかいっぱいです、、、今期なにか面白い作品あったら教えてください。
2話
マイホームヒーロー並みに古臭い絵ですが、こういうアニメがあってもいいと思います。一話内にも完結小ストーリーがあって大筋も動いていく感じ、原作者は手塚や藤子のアシでもやってた人なのかな?途中からでも毎回楽しんで見れるアニメだと思います。

投稿 : 2023/07/15
閲覧 : 158
サンキュー:

3

clovis さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/03/06
閲覧 : 2

けむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/25
閲覧 : 5

うどん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/20
閲覧 : 2

genyaman さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/02
閲覧 : 2

gLibh48702 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/30
閲覧 : 2

らるてぃーぐ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/20
閲覧 : 3

hifmi さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/01/14
閲覧 : 4

スージー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/14
閲覧 : 2

こなちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/01/03
閲覧 : 4

ふててん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/29
閲覧 : 2

k i m i さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/28
閲覧 : 4

ゆた さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

投稿 : 2023/12/17
閲覧 : 3

WyIcZ59706 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/15
閲覧 : 2

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/13
閲覧 : 3

たむじゅん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/11/28
閲覧 : 6
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AIの遺電子のストーリー・あらすじ

これは、私たちの未来の物語――。 21世紀に始まったAIの圧倒的な進歩は、社会の発展に寄与する一方、高い知性を持つ機械を道具として使う是非を、人類に突きつけた。 そして22世紀後半。人々は「産業AI」とは別格の存在として、人権を持った「ヒューマノイド」を当たり前に受け入れ、共に暮らしている。 須堂光は、ヒューマノイドを治す新医科の医者として、ヒトとAIの共存がもたらす「新たな病」に向き合っていく。 時に、裏の顔も使いながら……。(TVアニメ動画『AIの遺電子』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年夏アニメ

この頃(2023年夏アニメ)の他の作品

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