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「Angel Beats!-エンジェルビーツ!(TVアニメ動画)」

総合得点
90.1
感想・評価
14630
棚に入れた
48143
ランキング
64
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Angel Beats!-エンジェルビーツ!の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

yut さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

死後の世界を書いた作品。まずまず面白かったが、設定にイマイチ説得力を感じなかった。天使(かなで)も浄化させたいならもっと方法があるような気がしたし(音無がやっているような方法の方が理解できる)。かなでと音無の心臓の時系列がよくわからない、かなでは随分先にこの世界に来ていたようだが?キャラは多いせいかベタなキャラ付け。TKだけちょっと面白かったが、謎のまま終わる。

投稿 : 2022/05/04
閲覧 : 174
サンキュー:

1

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

(死後は学園生活するしか)ないです。

 言わずと知れた有名なkey作品のアニメですね。全13話。key作品は全体的に苦手ですが、とりあえず全話見てみました。

 そしたら、あんまり面白くない、けど他の感動系よりはましかな、と思いました。

 良かったところ、{netabare}まず主人公・音無の過去です。妹の病死をきっかけに医者を目指すべく、必死に勉強しましたが、電車事故で亡くなりました。しかも死ぬ直前にドナーカードを書いて。そしてもう一つ、天使ちゃん(名前忘れた)が最後音無と別れる前、音無の心臓を移植して生きることができた、という事実です。はい、ここでタイトル回収されましたね。「エンジェルビーツ」、つまり「天使の鼓動」だというわけです。ここはすごいと思いましたし、素直に感動しました。{/netabare}

 次にいまいちだったところ、{netabare}やはりストーリーが支離滅裂です。登場人物たちが結局何がしたいのか終始よくわからないです。いろいろやってごちゃごちゃになってる感じがします。最後に出てきた謎のキャラ、この世界の謎もよくわからないまま終わったし、キャラが多すぎるがゆえか大半のキャラが自然消滅してしまい雑だな、と感じました。key作品ってやっぱり最後らへん、物語を収束させようと雑になっちゃうんですかね、、、2クールあればもっと掘り下げられて感情移入できたんじゃあないかと思っちゃいます。{/netabare}

 良い点・悪い点いろいろ書きましたが、感動系苦手な僕からしたらマシな方と思います。2クールあれば、って言いましたが逆に1クールだけの方が退屈せずに終われたからまあこれはこれで結果オーライ?でしょうね。
 
 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/04/27
閲覧 : 661
サンキュー:

39

daito さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

誰にでもオススメしたいアニメNO,1

この作品は僕が深夜アニメを観るようになったキッカケの作品です。
最初はSPECというドラマを録画してたんですけど、間違えて撮れてて笑

そしたら家族でドはまりしました。

そのとき思ったのです。
この作品はなんとなくアニメを観てきた僕と弟、アニメには無垢だった父、否定的だった母、みんなが認める作品なんだと!


僕も友達に勧めるときは必ずこの作品からです。
アニメあまり見ない方でも1クールで13話とかなり見やすいですし
なんと言っても笑えるのであきません^ー^
そしてたまにくる感動シーンにやられます。

唯一否を探すのであればたくさん出てくるキャラの過去を回収ができなかったこと。もちろんこのキャラ数で1クールなので仕方ないですが><

ともあれいろんなキャラの話が描かれていて音楽もけいおんやハルヒのようなバンド体制でとてもかっこいい作品です!

※ここからKey作品にはまる方も多いです。僕です。

投稿 : 2022/04/27
閲覧 : 157
サンキュー:

5

ネタバレ

御宅 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

Key×PAではまだマシな方

Charlotte 神様の中ではまだマシな方です。
ですが、脚本的には微妙です。
特に「天使の存在」にツッコミたくなります。
扱いが雑な上、主人公に惚れる意味もわからない。
恩人として見てきたのだろうが、最終回で視聴者を泣かせるため、後半に無理やり仲間にさせたようにしか見えない。だったら最初に戦う設定はいらなかったのでは?と思った。

音楽だけは相変わらず良いです。特に挿入歌の「alchemy」が本当に馬鹿みたいに良いです。実際に音楽の力で泣かされてる人も多いのではないでしょうか。

投稿 : 2022/04/12
閲覧 : 604
サンキュー:

14

デッカード さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ゆりっぺ可愛い

有名作なのに観てなかったので視聴。
あんな過去を持ってるのに強いゆりっぺかっこいい。好き。
ユイがライブシーンになるとLiSAの声になっててギャップがw
面白かったし感動したけど、最終回にちょっと詰め込みすぎかなぁ感、音無とかなで以外がどうなったかも知りたかった。

投稿 : 2022/03/18
閲覧 : 181
サンキュー:

8

青星アーツ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

凄く笑えました

キャラクターが多いけれど、脚本などの
配慮がされているため覚えやすく疑問を抱かず
に没入していけました。キャラもたくさんいて
どのキャラも生きているので、やりとりも面白くて
飽きずに見続けられました。
個性豊かなキャラの斬新な世界での交流は
魅力的だと思いますので見てみるといいと思います。
ギャグがとても面白いのは声優さんが本気で生きた
キャラを演じているからだと思い、☆5です。
ラストは唐突な事実発覚と同時に、次々と疑問がわいてきて
感動する余裕はあ有りませんでした。
評価の大半は笑えたことであり、感動と笑いの両立
は難しいのだろうと思います。

投稿 : 2022/03/06
閲覧 : 215
サンキュー:

7

ネタバレ

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

全体的に暗い

笑えるギャグシ-ンもあるけど {netabare}(スローでリプレイは反則だろw){/netabare}全体的になんとなく暗い雰囲気がただよってたな。やっぱり死後の世界が舞台だからかな。

{netabare} 最後は皆成仏できて{/netabare}良かったね。ナンマイダブ

投稿 : 2022/02/26
閲覧 : 258
サンキュー:

11

てんてん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感情が揺さぶられる

名作です。
10年以上前に暇だったのでなんの予備知識もなく、どうせただのドタバタラブコメディーだろうと軽い気持ちで観てしまった記憶があります。ストーリーが進んでいくうちに不意に心臓をえぐられるような衝撃を受けて観終わった後には心臓の部分が空っぽになってしまったような感覚は今でも忘れられません。それから再度トライする勇気というか覚悟がなかったのでそのままにしていたんですけど、意を決して先日再びトライしました。
あくまで個人的な感想ですが、観終わった後感動というよりも切なくて胸が苦しくなる、そしてしばらく引きずる、でも自分も一生懸命生きようと勇気をもらえる、そんなアニメ。

投稿 : 2022/02/25
閲覧 : 235
サンキュー:

3

ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

個人記録

実は1度、ゆりっぺのあの感じが自分には合わなくて
1話目の途中で中断したことがあるのですが、、
再度チャレンジして大正解でした!!

なんですこの面白い展開からのあの最終回!
既に死んだ世界だというのに
人生について考えさせられるストーリーでした。

ちょいちょい放り込まれてるギャグ要素も程よかったです。
個人的にはテストシーンの大山くんとか好きw

不完全燃焼だったのは、
最終回で全員分の過去が明かされず
謎な人は謎なまま消えてしまった事ですかね。
TKなんやねんっっっ!www
、、それでも高評価になる作品でした。

投稿 : 2022/02/12
閲覧 : 225
サンキュー:

7

ウィスタリア さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最後が残念

声優さんが豪華だし、ストーリーも途中まではしっかり作りこまれていたのに、最後は突然終わってしまった感じで残念です。いろいろ未消化です。

投稿 : 2022/02/10
閲覧 : 202
サンキュー:

1

ネタバレ

しんくに さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

......

見ると後悔するアニメ

物語の構成,ギャグ要素,終わり方,曲,すべてが最高
特に,物語のクライマックスからは涙の連続で,見終わるとすべてが無気力になる.
物語が終わったことを信じたくないような,ロスが大きく感じられる,見ると後悔するアニメ.

投稿 : 2022/01/29
閲覧 : 274
サンキュー:

6

ネタバレ

梨の妖精 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

key作品初体験でした

自分の好きなピーエーワークスの作品ということで視聴しました。この作品はkey作品という事もあり、他のPAオリジナルアニメとはだいぶ雰囲気が違いますね。

ギャルゲー的な絵柄もちょっと人を選ぶかもしれません。

ストーリーも面白いのですが、笑いのツボが大変自分と合っていたようで、所々に入ってくるギャグがとても面白かったです(笑)

若干気になるのは尺の問題なのか、なんだかいつの間にかキャラ同士が親密になってるように感じる事がありました(音無君とかなで、日向とユイなど)

別に仲が良いのは伝わるんですが、お互いに恋愛感情があるようには見えなかったので…

ただキャラ数多い割にはみんなキャラが立ってて、キャラ覚えるのが苦手な自分でも覚えるのは全然苦労しなかったです。

自分は死っていうものが凄く怖いと思ってしまうのですが、もしも死の先にこんな世界が本当にあったなら、凄く素敵だなって思いますし、世界観はとても好きです。

どのキャラも色んな後悔を持っていたけど、最終的にみんな自分の人生に満足して消えていけたので、良いラストだったなと思いました。自分はハッピーエンドが好きなので。

あとPAのアニメって背景や人物が凄く綺麗なイメージだったのですが、今作はバトルシーンの作画がかっこよくて、こういうのも描けるのかと新鮮でした。

初めてのkey作品だったのですが、これを機に他の作品も観てみようと思いました。

おすすめの作品です♪

投稿 : 2022/01/18
閲覧 : 211
サンキュー:

10

ネタバレ

ほうたる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おもしろい!

シリアスと笑いを散りばめた良作アニメ。特に10話は感動した。

投稿 : 2022/01/18
閲覧 : 172
サンキュー:

2

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

そもそも設定自体が切なくて悲しい。

今更観たので作画は仕方ありませんね。でも評判通りの名作でした。
青春を謳歌できず若くして命を落とした少年少女達が集まる謎の世界。
そこではいくら死んでも生き返ってしまう(死んでるんだがw)一見夢のような世界だが、生前の記憶にある心残りを達成し心が満たされると消えてしまうという世界です。成仏って事ですかね。だらだらと永遠にそこで暮らすか、そこで出会った仲間と別れてでも満たされて消えるか・・・。そんな設定なのにコメディ要素もあります。今となってはキャラデザインに抵抗ある人もいるかもしれません。私もそうでした。でも音楽、キャラの個性、声優さんも素晴らしい作品です。個人的には笑えるのに泣くほど悲しい作品はあまり観た事がないかもしれません。

投稿 : 2022/01/15
閲覧 : 205
サンキュー:

5

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ユーモアと歌は絶品

『Angel Beats!』(エンジェル ビーツ)は、P.A.WORKS制作による日本のオリジナルテレビアニメ作品。全13話+特別編2話。略称は「AB!」、「AB」など。 キャッチコピーは「――神への復讐。その最前線」。(wikipediaより)

{netabare}おそらくだがこの作品は主人公とヒロインの関係性とおおまかな舞台設定だけを先に決めて作り始めたものなんじゃないか。その中で適当に散りばめた個性的キャラが動くままに任せようとしたのではないか、という印象を受けた。そうでなければ2クールを予定していたのだろう。(ゲーム化自体はどうやら後の模様。しかも頓挫した?)

更に言えば、ユイにはもともと特殊な設定が込められていた痕跡が見受けられる。まず彼女のコスチュームはまるで悪魔のようであり、天使との対比を伺わせる。またいくらか彼女だけ特別な描写が二三差し込まれていたことように記憶している。
結局それらは最後まで回収されることなく終わったが、ユイverの歌も多数用意されていたことから初めはもっと重要な役回りがあったんじゃないか。リーダーの仲村「ゆり」と名前が似ていることにも意味があったのかもしれない。

最終回に音無とかなでの関係性が発覚した時にはさすがにハッとさせられたが、それだけだ。というか、このラストではむしろ音無にとっては悔いを残す結果となりあまり良いものとはいえない。成仏する理由があるとすれば、「もうかなでのいないこの世界に残ってもしかたがない」というネガティブなもので、他のキャラとは一線を画してしまっている。
というよりも、いくらなんでも音無の動機が実質不純すぎる。他のメンバーを成仏させたといえば聞こえはいいが、ようは体よく二人だけの世界にするために邪魔者を消していったに過ぎない。

さらに作品の尺の関係上だろう、他のキャラは知らない間に消えていた。ガルデモのモブメンバーの方がまだイベントがあったほどだ。最終回に二人のラブロマンスをやりたいがためのあおりを受けた形となっている。

ゆりのかなでに対する認識も天使と言ったり人間と言ったり散漫であり、最初の「わたしは天使じゃないわ」を言わせたいために天使扱いしてたとしか思えない。

全体を通じてとっちらかった印象が強いが「平成22年度(第14回)文化庁メディア芸術祭アニメーション部門/長編(劇場公開、テレビアニメ、OVA)の審査委員会推薦作品」には選ばれているらしい。個人的にはユーモアセンスと歌は高く評価できるがストーリーとしてはあまり評価していない。ただ、見たら損かと言われればそんなことはなく、あまり深く考えずに見さえすればかなり上質な娯楽作品となっていることは事実だ。 {/netabare}

投稿 : 2022/01/06
閲覧 : 215
サンキュー:

5

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

感動するには、ちょっとね?

【概要】

アニメーション制作:P.A.WORKS
2010年4月2日 - 6月25日に放映された全13話+特別編2話のTVアニメ。

監督は、岸誠二。

【あらすじ】

主人公の音無が目を覚ますと、見知らぬ学校の敷地にいて真夜中だった。

「ようこそ、死んでたまるか戦線へ」

そこにはライフルを構える少女・仲村ゆりがいた。
ゆりの説明によると、ここは死後の世界で何もしなければ神様に消される。
だから、その神様に逆らう武装組織“死んだ世界戦線”が活動しているとのこと。
そして、新たにこの世界に迷い込んだ音無を戦線に勧誘するのだった。

話が荒唐無稽過ぎて信用しなかった音無は無関心に校庭に立ち去ると、
仲村ゆりにライフルで狙われていた、“天使”と呼ばれる少女に話しかけた。
彼女が言うには、

・自分は天使ではなくて生徒会長。
・この世界の人間は全員死んでる。

皆グルになって自分をからかっていると苛立った音無が証明を求めると、
生徒会長は突如右手に剣を出して音無の心臓の位置を突き刺した。

次に音無が目覚めると空は明るく、保健室のベットの上。
血まみれで穴の空いたシャツがあり、確かに刺されたのだが無傷。
実際には肉体は損傷するし苦痛もあるのだが時間が経てば元通り。
本当にここは、既に死んでるから人間がそこから死ぬことがない世界だった。

なりゆきから音無は戦線に入り、授業を受けるなど学園生活を送りながら、
この世界の摂理を司る神の手下だと思われる天使(=生徒会長)を相手に、
戦うことになるのだった。

【感想】

2000年代前半に数多くのアダルトゲームファンを泣かせた、
麻枝准による原作・脚本のオリジナルアニメ。
後に全年齢を対象としたゲームが発売されています。

最新作アニメの「神様になった日」が不評ですが、
過去作のABは、あにこれ基準ですと“泣ける”“笑える”という、
極めて高評価の名作扱いですので観てみました。

戦線のリーダーである仲村ゆりは、
SOS団の団長の涼宮ハルヒのオマージュキャラに見えますし、
(綾波レイとホシノ・ルリ程度の類似性)
“天使”のキャラ付けは長門有希に若干似ている。
他にもガールズバンド要素を入れてみたり、
時代に合わせて過去にやってなかったことを取り入れながら、
ヒット作を生み出したいという意欲が見られますね。

第1話といえば、どんなアニメでも作中でも指折りのクオリティになるのが普通ですが、
このアニメでは原画マン50人以上つぎ込んだのは正気じゃないな…?
ガルデモのライブシーンなどのクオリティを出すのに、
どれだけお金かけてるんだろ?と不安になるレベルですね。
ただ、TVアニメでは原画人数の多さは、
タスク管理が腐ってる証明にしかならない一面があります。

「ああ…間に合わなかったんだな…って察せられるよね…」

初っ端から綱渡り的なPAの制作現場が目に浮かぶようですね。

このアニメは死後の世界の学園を舞台にしたモラトリウムに浸ったギャグまみれの日常。
膨大なおバカなキャラによるワチャワチャとした賑やかさが好きな人は好きでしょうが、
つまらないネタを絶叫とノリツッコミの勢いで押し切ってる気がして、
個人的には全く笑えなかったり。

特に、目的達成のためにの生徒会長に全教科0点を取らせるための答案すり替え話。
体当たりコントというのでしょうか?
「CLANNAD」の春原陽平が大量増殖したような笑いのノリが個人的には凄く苦手。
ていうか自分は麻枝准のギャグで笑ったことが一度もありません。
「神様になった日」の麻雀回で笑える人なら毎回が爆笑の渦でしょうけどね。

更には特別篇の 「Hell's Kitchen」 では死んでも死なない世界とはいえ、
ギャグまじりに人間にガソリンぶっかけて火を点けて粉々になるシーンがあって、
あの事件の影響で自分がセンシティブ過ぎるのかもですが、
死をネタにした不謹慎ギャグの見せ方の一部に、いい気持ちが全くしませんな。

皆でワイワイ無茶苦茶をやっているのが楽しい、所謂雰囲気で笑うものかもですけどね、

そのしょーもないギャグ(主観)と対になってるのが泣けると評判のシリアスパート。
難病、障害、悲劇などで生前に散々を理不尽を舐めさせられた死者たちの物語。
彼ら彼女らの心のドラマが視聴者の心を鷲掴みにした感じですかな。

でも、自分は泣けませんでした。
死者の世界という物語の性質上、成仏がテーマになってますから、
その未練として不幸な人生が不可欠な設定であり、
高校生くらいには理不尽に抗うキャラの心が美しくて心に刺さるのでしょうが、
成人しちゃっているとちょっときつい。

未練を浮き彫りにして自分の心を満足させるという内向きの話になっていまして、
コミュニケーションという点では誰かと誰かの心が触れ合ってこうなったという話が、
麻枝准のシナリオがエロゲ構文から離れてないですね。

主人公の行動の選択が世界を変えるトリガーで、各キャラの不幸はイベント。
例えば、ゆりの生前の家族は不幸を助長するためのイベントキャラでありますし、
別の話では相変わらず美少女を車椅子に乗せて男が介護しているカットがある。
あ、これ?CLANNADで見た話の焼き直しだぞ!などなど、
こうすれば、哀れんで感動するだろういう作為がパターン化していて、
それぞれが提供された情報からふくらませる余地がなかったり、
また既視感で没入できないのですよね。

更には、1クールで全部を片付けるにはコントに尺を取りすぎた上に、
扱う人数が多すぎるために過去も語られないままに、顛末が雑に処理されたキャラが殆ど。
各キャラの人生も感情もシナリオの装置なんですよね。
有名な、「俺が結婚してやんよ!」にしても伏線と呼べるものがなく、
唐突感の強さに、感動するよりは字面の酷さに笑いどころになってしまいました。

他にも、話に決着をつけるために終盤に伏線もなく急展開にしてボスキャラを片付けるなど、
麻枝准はエロゲのシナリオライターとしては通用していても、
TVシリーズをやり遂げるには、ペースの配分が上手くなく粗さが目立ち、
自分の作家性とは別に、脚本家として技術的に学ぶ部分があるのではないか?
11年前の作品に対して言うのもおかしいことですが、そう思いました。

CLANNADとの違いはシナリオの質ではなくて、
沢山のキャラクターの話を話数かけて全部詰め込みきれたかどうかですけどね。

泣けるアニメと泣けないアニメの違い。
個人的には、登場人物を理解して自分の人生と重ねて共感できる部分があると泣けます。
それが、このアニメでは家族を守れなかった後悔だの普遍的でない悲劇の上に、
その悲劇が見世物となって物語が成り立っていますね。
それでもそれを見世物ではなくて人間の物語として肉付けるのを可能にするのは、
観た者の心に喜怒哀楽のキャラの感情を刻みつける作画芝居の表現力かな。
このアニメに関しては表情などはテンプレの域を出てなかったかと思います。

作中で最も重い話である、音無の死に際を描いた9話にしても、
音無と一緒に電車のトンネル崩落事故に巻き込まれて、
救助を待つ乗客の心の変化を目や表情で丁寧に描いていれば、
話の最後の行動だけでなく心で感動シーンを盛り上げれていたものの、
そこまでの表現技術力が無かったのが残念かなと思いました。

シーンごとに見ると歌や台詞などで感動できるようになっているのですが、
全体で見るとバカとシリアスと振れ幅が両極端で等価でごちゃごちゃしていたり、
また、自分は登場人物が死ぬ物語に忌避感は無いのですがそれも描き方次第であり、
生命の喜びや精神的なつながりを丁寧に描くものを好む傾向がありますので
こちらは個人的には感動作品としてそれほど刺さらないアニメではありました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2021/10/31
閲覧 : 500
サンキュー:

51

ドララララ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

順応性を高めなさい。あるがままを受け止めるの。

ゆりっぺは、人生おいて大事なことを教えてくれた。
あるがままを受け止めなくては、この世界は生き抜けないのだ。

投稿 : 2021/10/26
閲覧 : 236
サンキュー:

4

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良い

オープニングが印象的で、ストーリーも全体的に良く、楽しんで観れました。

個人的にはもうちょっと話数を増やして、もっと物語を盛り上げてくれれば更に良かったのですが、それを言うのは贅沢なのかもしれません。

投稿 : 2021/10/23
閲覧 : 239
サンキュー:

9

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

美少女ゲームの脱構築

様々な要素を1クールに詰め込み過ぎたせいでとりわけ後半が超展開となり放映直後は賛美両論もあったが、その世界観設定自体は決して悪くなく、作画、音楽は今見ても第一級の極めて優れた出来である。本作のひとつの特徴として従来のKey作品をはじめとする美少女ゲーム的な「泣き」と「笑い」の快楽原則構造を脱構築するかのような展開が挙げられる。ある意味で本作のドラマツルギーは美少女ゲームのそれというよりも、むしろ日常系4コマ漫画のそれに近いように思える。それゆえに本作はある種の美少女ゲーム批評的な側面を持っており、また同時に美少女ゲーム的な「セカイ」から日常系的な「つながり」へと遷移したゼロ年代的想像力の総括的な側面をも持ち合わせた作品と言える。

投稿 : 2021/10/22
閲覧 : 262
サンキュー:

7

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

寒暖差注意報!さんざん笑わせおいて、かなりシリアス・・・

「Angel Beats!」・・・そもそも意味は?
天使の意味は早々に分かります。
では、Beatsの意味は?音楽系のことでしょうか?
この意味が分かった時、切なくなる、そんな物語です。

サクッと一気観できるほど面白い作品でした。
で、話は、もう、めちゃくちゃ(笑)
1話目からは訳わからないけど笑えます。
2話目からは訳わかってもめちゃくちゃです。

とにかく面白い!
・・・だけど、めちゃくちゃシリアスなんです。

シリアスな話は、重くなりすぎない程度にささやかなギャグを入れる。
それが普通だと思っていたのですが、この話は本当に違います。
とにかくギャグがぶっ飛んでいます。
なぜなら人が空の彼方までぶっ飛んでいくのですから、そのくらいです。

逆にシリアスも結構なものなのです。
そもそも、なぜみんなこんな場所に居るのかってことからしてシリアスなのです。

寒暖差注意です。
つまり、ギャグとシリアスの振れ幅がものすごく大きい作品です。
ここまで、ギャグにもシリアスにも極振りした作品はめずらしいです。
これは、何かを試されているのでしょうか!?


この作品は、人生について問いかけてきます。
自分の人生は、
・どんなに納得していなくても
・普通の当たり前の幸せすらも送れていなかったとしても
・どんなに短かったとしても
・結果的にどのような人生であったとしても
自分にとっては、たった一度のものです。
納得できないからと抗ったり、捨ててしまうものではありません。

エンディング曲「一番の宝物」の歌詞にこんな一節があります。
「声が聞こえるよ 死んではいけないと
 例え辛くても 闇に閉ざされていても
 心の奥には 明かりが灯ってるよ」

死んで生まれ変わったら、幸せになれるのでしょうか?
そんなのは幻想だと、この物語は言います。
なぜなら、それはもう他のだれかの人生なのだからと。
自分の人生ではないのだからと。

だから、死んではいけないのです。捨ててはいけないのです。
どんな状況であっても、自分の人生を大切にしてほしい。
生きることは素晴らしい。
この物語は、そう言い残して幕を閉じていきます。

{netabare}
サブヒロインのゆりをはじめ登場人物たちは、最初はそれに気づきません。
正確には、生きている時も死んでからもそれに気づきませんでした。
そして、自分の人生に納得できずに抗い続けてきたのです。
しかし、この場所にいると言うことは、既に死んでいると言うこと。
もう、生きることは叶わないのです。
であるなら、せめて自分の人生は、自分のものだったと納得するしかないのです。
登場人物たちは、物語を通じてそれに気づいていきます。
そして、最後は、本当に納得してそれぞれの人生を締めくくっていくのです。
{/netabare}

告知のキャラデザからはこう言う話とは、想像ができませんでした・・・。

ところで、一瞬、いや、その後も「涼〇ハ〇ヒ」?
と思わなくもなかったですが、そんなことはどうでも良いことにしましょう。
きっと、学園課外活動統率系キャラは、やっぱりこう言う感じが面白いです。
こう言うキャラが観たいんだなとあらためて実感させてくれました。

投稿 : 2021/09/22
閲覧 : 344
サンキュー:

22

ネタバレ

秋川 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

涙なし笑いなし

死後の世界で学園生活?意味不明。視聴者が混乱している間にも進むつまらないコメディ展開に辟易。成仏と言うんですかねあれただ楽になりたいがために自分を納得させてるようにしか見えない。何も感動しない。それとキャラが多すぎます。銀魂に憧れたんですかねなぜ評判が良いのか最後まで分かりませんでした。

投稿 : 2021/09/15
閲覧 : 309
サンキュー:

7

ネタバレ

gkm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメの第一印象は音楽で決まることがわかるいい作品

物語は説明不足によるつまらなさ、おかしさが散見されるためはっきりいって面白くない。魅力あふれるキャラの悲壮感や絶望感を利用して、物語を面白く展開している風を装っている。やはり今見ても、メディアミックスを意識しすぎて失敗した作品という印象は払拭されることのない作品だった。

{netabare}
一番印象に残っていた「俺が結婚してやんよ」というセリフがやはりあまりにも唐突で、今見てもクエスチョンが頭に浮かぶシーンだったし、感想書いてる途中に今思い出したらやっぱり笑えた。
{/netabare}

でもこの作品の素晴らしいところは音楽だ。ガルデモの歌うシーンは10年以上経った今でも印象に残っている。空に舞い上がる食券のなんと儚く切ないのか。

作品を見返したところガルデモのメインボーカルがあっという間に昇天(というより転生)していてびっくりした。もっと作品に関わっていたように記憶していたが、さすがの岩沢さんだった。

翼の生えた天使から始まるオープニングもノスタルジックで良い。BGMもワクワクする曲が多くほんとに良い。

ダイヤの原石が原石のまま終わってしまったABという作品だが、今後も名曲を生み出した作品として取り沙汰されるような、後世にも生き残っていくような作品となるのではと思わずにはいられない。

投稿 : 2021/08/23
閲覧 : 287
サンキュー:

8

ネタバレ

ガッキー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

本当に感動した

こんなにも感動して息上がるほど泣いたのは久しぶりでした。(なんなら初めてかもしれない)
主人公がとても素晴らしい人格の持ち主で、その他の登場人物も皆個性豊かで魅力溢れるキャラが多く、このキャラたちが必死になにかに向かって真剣に向き合い闘おうとする姿勢は勿論、主人公の話が所々で自分と重なる場面があり共感したせいで他の人の何倍も感動し泣いた自信があります。
最初は泣かないかなと思っていましたが、あまりにも自分の過去の境遇と共鳴して涙が溢れ出て涙をこらえるなんておこがましいと思うほどに素晴らしい作品でした!
本当に素敵な作品に出逢えたなと思いました。
このアニメに欠点なんてないと、私は本気で思っています!

投稿 : 2021/08/17
閲覧 : 225
サンキュー:

8

ネタバレ

テングタケ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

いろいろ支離滅裂でした

死後の世界で天使と戦う、というあらすじには惹かれるものがあったんですが、シリアスなものを期待したのに1話からコメディータッチでがっかりしました。
話としては面白くなかったですが、ネットで検索できる考察サイト(アンチサイド)を楽しむためには必要な時間投資だったかなと。
少なくとも、涙腺を刺激するような場面は皆無でした。
いいところが2点ありました。
・OPのピアノのイントロ
・登場人物が成仏するとき、光に包まれてフワ~っと消えたりせず、突然消滅するところ。これはいい演出だと思いました。

投稿 : 2021/08/05
閲覧 : 283
サンキュー:

7

ネタバレ

ゆ〜ふぉるど さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感動

死後の世界でのお話です。
ここに出てくるキャラは皆、何かしらの未練を残して死んだ者たちです。
音無は、それぞれのキャラの未練を果たし無事消滅するよう取り組みましたが、
特にユイの消滅の場面は感動しましたね。
結婚するという夢を日向に叶えられてよかったですね ; _ ;
卒業式のあとには、かなでも音無にドナーの感謝をして消滅し、
音無は1人だけ残されて話は終わります。

音無のその後のストーリーを描いた、
ANOTHER EPILOGUE もぜひ見てください!

まだ明かされていない謎も多かったですが、
終盤はスッキリまとまってくれました。
こんな感動できたアニメに出会えて良かったです!

投稿 : 2021/07/05
閲覧 : 414
サンキュー:

25

sakima さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大満足

シリアスとコメディがうまく組み合わさっている。
見る人によっては2クールにするべきだったとかいう人もいるが、自分にとっては最高のアニメ。

投稿 : 2021/07/03
閲覧 : 406
サンキュー:

11

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ゆp さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

脚本、とにかく脚本…

観終わった感想として1番最初に来たのは、
「結局何がしたかったんだ…?」でした。動機も目的もフワフワで登場人物の言動にもイライラがありました。「死」について深く関わっていく話なのかなと思ったら、ギャグ感覚で死を扱ってるんじゃないかと思うシーンもありました。
泣けるアニメとしても有名ですがあまり自分には刺さりませんでした。唐突な展開、ベタな流れ、とにかく感動シーンは安っぽかったです。
主人公は稀に見るクズでした。誰を1番最初に成仏させるかという話ぬなった時に、
「ユイでいいんじゃないか?好き勝手やって満足してそうだから〜」人をなんだと思ってるんでしょうね。最終話では戦線メンバーを皆成仏させた後に自分はヒロインと世界に残りたい!!それで結局ヒロインは成仏していって1人で発狂してるシーンはお笑いかと思いました。
キャラ、設定、音楽はいいのに脚本が全てをぶっ壊していました。

尺不足とも言われてるけどそれより前に直せる所がいっぱいあるなと思う作品でした。

投稿 : 2021/06/18
閲覧 : 318
サンキュー:

10

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ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いまやLiSAデビュー作として名高い

アニオタデビュー時代にあにこれランキングを参考に視聴し、恐る恐る感想を書いた作品


2020年7月~9月 地上波再放送

なんでいまさら!?感はありますがなんとなく久々の視聴。
相変わらずOPのピアノイントロは琴線に触れますね。

内容もさることながら、音楽良いっす。
音楽繋がりでいえば、歌姫LiSAのメジャーデビュー作と言ったほうが視聴モチベーション上がる方もいるかもしれません。劇中ガールズバンド「Girls Dead Monster(ガルデモ)」の2代目ボーカル・ユイ役の歌唱パートを担当しておりました。

和訳すれば“天使の鼓動”。その意味が明らかになるまでわずか1クール。
視聴を避ける理由はないと考えます。


なお、しょっぱい初期レビューは以下↓
------------
2017.12.18記

{netabare}死後の世界で学園生活?
成仏しないように戦う?
アホばかりの戦線メンバー?

元の世界に思いを残したまま若くして死んでしまった者たちの物語。
設定/キャラ/ストーリーがよく言えば斬新、悪く言えばメチャクチャだなというところからスタート。ただOPED曲が素晴らしく、Beatsというくらいなので音楽を軸に据えるのかなと思いながら観てました。実際、ガルデモの演奏シーンは曲の良さと作画の良さも相まって強く惹きこまれました。
前半はとことんおバカで熱いメンツが意味があるんだかないんだかわからないようなしょうもない戦いを繰り広げるギャグ展開です。
1クール完結と短めですし、あえて2,3話観て切る理由もないのであれば、最後まで観てほしいですね。

ギャグ一辺倒の展開から{netabare}岩沢の消失を機に{/netabare}シリアス要素が入ってきます。

この世に残した未練と簡単に言っても最初は想像だに出来なかった視聴者にたいして、具体的にこうだ!と提示してみせることで、おバカなキャラたちにもこんなつらい背景があったのね、と一気に感情移入させる作りになっていてうまいと思いました。
そして、この学園の仕組みを理解してからの音無の行動や、天使ちゃんのキャラが明らかになるところ、クライマックスに向けての緊迫感その他もろもろ畳みかける展開も良かったです。


ただ、、、そうね、、、惜しいっ! そうです、惜しいんです。
尺が短いので強引に収めたとかではないんです。
逆に力技を使わなかった分、多数登場した魅力的なキャラ達の掘り下げが間に合わず消化不良に終わったとか、展開にもう少し説明なり伏線がほしかったとか、2クールあれば解決できそうな事柄ばかり。


学生の頃と比較して、時間に限りがある社会人ともなると、1クールものは取っつきやすいので視聴するにあたっての間口が広がるといったメリットがある一方で、どうしても物語の深みには期待しづらいといったデメリットとセットになるんです。そんなことを考えさせられもしました。


いずれにせよ、サクッと観れる良作には変わりありません。
ぜひ、どうぞ


-----
2018.08.16 +0.2
《配点を修正》

当初、キャラの掘り下げが足りないと感じた本作ですが、あらためて観ると主要人物達の生前描写は最低限なされており、説明不足というほどではありません。

作り手の伝えたいことは伝わりました。
----- {/netabare}


視聴時期:2017年11月

-------


2017.12.18 初稿
2018.08.16 配点修正
2020.09.19 タイトル修正/追記
2121.06.06 修正

投稿 : 2021/06/06
閲覧 : 1107
サンキュー:

72

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Howell さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

10年も経っていたなんて…

良い作品だったなと言う感覚が残っていただけで内容を忘れてしまったので観返した。

物語:言うまでもなく神作品
声優:音無の回想シーンの神谷さんの演技でやられました。加えて現在あまり活動されていない声優さんも役に合っていると感じました。キャスティング込みで高評価。
キャラ:類似作品がないので評価が難しいけど作品自体が良いので高評価
作画:今見ると…だけど製作時期を考えると十分。
音楽:物語もだけど麻枝准さんは凄い。強いて言えばユイの歌唱シーン。キタエリとLiSAでは流石に違和感が大きい。

観返してツッコミたい所が少し
{netabare}参加したての音無にいきなり生前の話をするゆりっぺ。流石にそんな重い話されても…ってなりそう。まぁ序盤から観てる側的にはなんのこっちゃの連続なので許せる範囲。ゆりっぺの話のお陰で岩沢が消滅するシーンが物語のトリガーになったことが観ててわかるし必要なタイミングだったのかなとは思う。
次に直井。NPCとはい一般生徒を虐殺していたのに音無に諭されて?次の話しでは戦線と普通に行動している。ここで理屈っぽくウダウダやっても枠に収まらないので仕方ないけどこの世界で神になると思うにはそれなりに理由があったはずなので、せめてこの世界に留まる意味は掘り下げてほしかった。 {/netabare}

総評:良作過ぎて書くことがない。

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関係ない最近のアニメへの愚痴
{netabare}観返して思ったのがやっぱり昔のアニメの方が面白い。「過去は蓄積で今はシーズンで比較するから」とか言う人がいるけど、昔は1シーズン殆どの作品を観ていたけどここ数年は続きものを見るだけ新作は青田買いするけれど擦り倒されたAIや転生ものだったり作画や声優が良いだけで脚本が終わってるものが多くつまらない…{/netabare}
ただ今期(21-4~6)は"ある意味"良かった。
ODD TAXI とかスーパーカブとか妙に生々しくて好み別れるし、Vivyや不滅のあなたへとか面白いけど少年少女に受けるものではなさそうだったり本当に"ある意味"良かった。
NEtflixのオリジナルアニメ的な作風が来るのかな?

投稿 : 2021/06/04
閲覧 : 217
サンキュー:

6

シロクロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

うるっときた......(´TωT`)

またまた自分の好みにめちゃくちゃ合ったアニメを見つけてしまった...。キャラが個性的でまた、そのやり取りの中のギャグがめちゃくちゃ笑える!ストーリーは少し難しくて最初は理解できなかったけど段々分かるようになる。とにかく、感動シーンに流れる音楽がまじで涙腺崩壊しにきてる。そのシーンだけでもやばいのに音楽が足されるだけで😭とてもいい作品に出会えた!!

投稿 : 2021/05/26
閲覧 : 191
サンキュー:

9

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Angel Beats!-エンジェルビーツ!のストーリー・あらすじ

森に囲まれた丘陵地にある、生徒総数2000名を越える全寮制のとある学園。一見するとごく普通の生徒らが生活を送っている学園だが、そこは死後の世界だった。現世で理不尽な人生を体験し、青春時代をまともに送れずに死んだ者はこの世界に送られ、あらかじめ用意されたエキストラの生徒達と共に学園で楽しい青春時代を過ごす内に未練を無くし、消滅(成仏)し、転生する。しかし、転生することを拒む人々がいた。少女・ゆりをリーダーとする「死んだ世界戦線(以降、戦線)」は、理不尽な人生を強いた神への復讐を目的とし、死ぬことのないこの世界で、学校の秩序を守る「天使」と日夜戦いを繰り広げていた。生前の記憶を失った少年・音無は、戦線のメンバーと行動を共にするが、次第にこの世界の真実を知ることとなる。(TVアニメ動画『Angel Beats!-エンジェルビーツ!』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2010年春アニメ
制作会社
ピーエーワークス
公式サイト
www.angelbeats.jp/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/Angel_Beats!
主題歌
≪OP≫Lia『My Soul,Your Beats!』≪ED≫多田葵『Brave Song』
挿入歌
Girls Dead Monster『Crow Song』、Girls Dead Monster『Alchemy』、Girls Dead Monster『My Song』、Girls Dead Monster『Thousand Enemies』、Girls Dead Monster『Shine Days』、Girls Dead Monster『一番の宝物~Yui final ver.~』、Girls Dead Monster『一番の宝物 (Original Version)』

声優・キャラクター

神谷浩史、櫻井浩美、花澤香菜、喜多村英梨、木村良平、水島大宙、高木俊、斎藤楓子、牧野由依、増田裕生、Michael Rivas、徳本英一郎、小林由美子、東地宏樹、沢城みゆき、松浦チエ、阿澄佳奈、加藤英美里

スタッフ

原作:麻枝准、キャラクター原案:Na-Ga、 監督:岸誠二、脚本:麻枝准、キャラクターデザイン・総作画監督:平田雄三、音響監督:飯田里樹

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